156 王立勇者養成学校【飛び入り様募集中】
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、ミツボシ、ヤニク、ホリー、ミーム、オスカー、フィリップ、ゆり、ドナルドの8名。
[不意に辺りの空気が変わる。
空模様や、周囲の空気が、匂いが、そして辺りの魔物の気配が強く濃くなる。
その気配は、おそらく優れた者なら察する事は出来るかもしれない。
ただ、違和感のようなものだけが漂う。
何かに気が付く頃には、その島が何かの結界に囚われていた。
遠方との通信手段は封じられ、転移魔法もまた封じられる…。
魔王を知る者なら、きっと察する。
魔王の呪いに近いほど強力な結界は、引率教師達の能力を極限まで下げ切ってしまうだろう。
教師が戦線に立つ事が不可能なまでに能力が低下すれば、紛れ込んだ魔族達はようやく動き出す。
次世代を担う勇者とその仲間達を狙い澄ましたように…**]
(#0) 2015/04/24(Fri) 01時頃
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二人とも、頼もしかったよ。 ありがとうね。
[剣を鞘に納め、うさぎを抱えながらキャンプ場まで歩いてゆく。 他のグループは既に到着してしまっているだろう。噛まれた場所の応急処置も後でやらないと。 オスカーはちゃんとフィリップを見つける事が出来ただろうか。まだ来ていない様なことになっていなければ良いのだけれど。
色々な事を考えつつ歩いているうちに、目的地には到着するだろう*]
(0) 2015/04/24(Fri) 01時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/04/24(Fri) 01時頃
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[やっぱり、少しは緊張していたのだ。 先生の姿が見えて、ぶんぶんと手を振るとそのことを実感する。 安全なところまで帰ってきたのだと、肩から少し力が抜けるような感じ。 ――――だったはずなのだが]
……むむむ? なんか、変なのです……?
[ぞくりと寒気がした。思わずぶるっと体を震わせる。数時間前には、ユリが帽子がほしいと暑がっていた>>1:49。そんな気候が嘘のように]
勇者様、ユリちゃん……なんか、寒い、です……?
[いつでも天真爛漫なミームにしては珍しい、不安げな声音で。 そう言って、二人の顔を見上げた**]
(1) 2015/04/24(Fri) 01時半頃
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[薪を探しに言ったオスカー>>1:274へは]
お願いですから、あんまり遠くまで行かないでくださいよー!
[念を押すように森へ向かう背に声をかけて調理台の準備をする。 と、他のチームも続けて戻ってきたのによっこらしょと立ちあがって]
はい、お帰りなさい。
[手を振るミーム>>1:280へは手を挙げて応え、 ミツボシ達のチームの姿が見えれば]
これは驚きましたね。 初日から豪華なごはんになりそ……
[ふ、と言葉を止める。 また、あの時>>1:@9のような悪寒を感じたのだ。
どくんと心臓が一つ大きく跳ねる。 身に流れる別の血が、気のせいではないと告げる]
(@0) 2015/04/24(Fri) 01時半頃
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ミームは、その悪寒が、気温の変化によるものではなく、魔物の色濃い気配のせいだとは、まだ気づかずに。**
2015/04/24(Fri) 01時半頃
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…う、ですね。
[それを気取られぬように言葉を続けて]
すみませんが、後は皆さんでキャンプの準備をしてください。
[焦りを感じているのが滲んでしまっているのは自覚しながら、 生徒達から少し離れて巡視用の水晶を手に取った]
(@1) 2015/04/24(Fri) 01時半頃
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…なぜ、ここであんな強い意志を感じるのか。 ここにはそんな存在、いる筈が。
[とにかく、他の教師と連絡を取らなければ。 通信手段も担う水晶を操作し、まずはパルックへ繋ごうとする。
映ったのは、赤だった。 繁吹く血だと気づいたのは止めた息を飲み込んでからのこと]
(@2) 2015/04/24(Fri) 01時半頃
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お、おい! パルック!!!ぱる……ちょっと!
[パルックを手にかけた者の姿は、べったりと付着した赤い色で見えはしない。 ただわかるのは、彼の命が潰えた…かもしれないということと、 赤く染まったままの水晶が、何も映さなくなったということ。
―まるで、そこに込められた魔力が力を失ったかのように]
なんてこと…だ。
[こうしてはいられない。 転移魔法でパルックの元へと移動を試みようと手を上げ… やがてがっくりとうなだれてその手を落とし、そのままがっくりと倒れこんで]
(@3) 2015/04/24(Fri) 01時半頃
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― 無人島 ―
さて、頑張って焚き木あつめなくちゃ! どの位持っとけばいいんだろ。
[遭遇した敵を斬り捨てて、本格的な焚き木集めが始まる。 基本的に、燃え易い折れ枝が中心となるが。 いっそ、手の届く位置なら、枝を斬ってもよさそうだろうか]
よし、それじゃあ…… 。
[少し遠くの地面に運よく転がってた枝を拾おうとした時。 その異変は起こる]
(2) 2015/04/24(Fri) 01時半頃
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[空模様が豹変する。自然的な時間の摂理じゃない>>#0]
……これは……。
[周囲の空気が変質し、魔物の気配は色濃くなるのを感じる。 奇妙な違和感に、肌さす嫌な空気]
(3) 2015/04/24(Fri) 01時半頃
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……早く戻らなくちゃ。
[奇妙な異常事態が起きた事は間違いないだろう。 だから、キャンプ地に戻る為に、足を踏み出そうとした]
……え この気配。
[すぐ近くから、強力な魔物の気配がした。そして…]
(4) 2015/04/24(Fri) 01時半頃
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― 入り江地帯 キャンプ地 ―
[走る、いや、逃げる。背中から追いかけてくる敵から。 時折、その豪腕が繰り出す爪の一撃をギリギリで避けながら、逃げる。 何故戦わないのか。強いからだ。
バキバキと、森の木々が背後でへし折れてる。
その追い立てる音から逃げ、漸くキャンプ地が見える]
(5) 2015/04/24(Fri) 01時半頃
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[キャンプ地には、丁度皆が戻っている頃だろう。 異変にどんな反応をみせているだろうか。 そしてミカエルにも異変が起きるコトなど露知らず。
キャンプ地の近い場所にある、小岩が砕かれる音と共に。
少し離れた場所から、底冷えする雄叫びと、剣戟の音が響きだす]
(6) 2015/04/24(Fri) 01時半頃
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[戦闘を始めたのは、この距離なら誰かが着てくれると思ったからだ。 誰かがすぐ来る事を信じて、魔物の豪腕を避けて剣を放つが手応えが薄い]
…助けて!!
こんなの学士科の僕ひとりじゃ殺されちゃう!!
[血の様に赤い毛並みをした、太い腕が掠めた。 明らかに血に餓えてる瞳が、聞き付けた生徒を睨みすえる。
それは突進するだけで木々を圧し折る様な、巨大な熊型モンスターだ。 そしてその強さはヴァンパイア以上で。生徒ひとりではとてもムリな魔物だ*]
(7) 2015/04/24(Fri) 01時半頃
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あ、ああああ、ぁ…… ぐっ
[強烈な重力でおさえつけられているような感覚、 そして、全身から力が抜かれてゆくのに声を殺して呻く。
引率教師の身から魔力が急激に失していくのは、 きっと生徒たちにも伝わるだろう]
ばか、な。
[抜け落ちる魔力を繋ぎとめようとして手を握り締めるが、 その力も弱く―。
しばらくは、肩を上下させて荒い呼吸を繰り返すばかり]
(@4) 2015/04/24(Fri) 01時半頃
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[助けて>>7と聞こえる声に、頭を振りながら立ちあがり]
オスカーの声が。 …たすけ、なくては。
[そちらに向かおうとするが、身体が動かない。 生徒達のところへ戻ったところでがっくりと膝をおり、 崩れ落ちるように地に手をついた]
(@5) 2015/04/24(Fri) 02時頃
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みなさん、集まってください。
[肩で息をしながら、弱弱しい声を上げる]
いいですか、よく聞いてください。 強烈な結界が発動したようです。 私も…おそらく他の教師達もみな力を吸われ、 封じられてしまいました。
こんなことができるのは、私の知る限りでは… Aランク以上の魔族か、その力を借りた何者か。
魔物も力を増していることでしょう。 ……心して、助けに向かってください。 くれぐれも無理な深追いはしないように。
[生徒達へオスカーの援護を頼んで、すまないと頭を下げた**]
(@6) 2015/04/24(Fri) 02時頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2015/04/24(Fri) 02時頃
調律師 ミケは、メモを貼った。
2015/04/24(Fri) 02時頃
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―回想― ホリー! …っ、この!
[ホリーの援護へと向かおうとした矢先>>1:248、蔦で束縛した魔物の抵抗が予想以上に激しく、蔦を解かれる直前、魔物が蔦を抜けるより先に取り出したクナイで兎の頭を射貫く]
ヤニク…! よかった無事で
[そのせいもありヤニクへ迫る魔物への対応が遅れたが>>1:253、ホリーのおかげで最悪の事態は避けられた>>1:260]
(8) 2015/04/24(Fri) 02時半頃
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[残り一匹、ヤニクの呪文を受け>>1:270、ホリーを援護しつつも>>1:277、全ての兎を倒した事を確認すれば安堵のため息をついて]
なんとかなった…皆お疲れ様 ごめんね。勇者学科の私がもっとしっかりしないといけないのに…
[万全の状態ならば、ここまで苦戦もしなかっただろう。 あの時、見栄を張らず大人しく治療をしてもらっていれば… 後悔とともに拳を強く握りしめる]
(9) 2015/04/24(Fri) 02時半頃
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うん。急ごう。他のみんなは到着してるかも
[二人に頷きながらも今はともかく先へ 倒した兎を一匹持ち上げると、二人と共にキャンプ地へと急いだ*]
(10) 2015/04/24(Fri) 02時半頃
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[鳥肉を言われた場所へ運んで、次の事を考えていた。 言われた通りテントを張るのも構わないが、そうなると完全にキャンプだ。 とてもじゃないが、勇者を育てるための実地訓練とは思えない。]
これなら、家に来ていた先生達の方が厳しかったかもしれないな。
[ボヤくように呟いて、先に運んであった自分の荷物から携帯食料やマントを取り出した。 マントを羽織りながら、もう一度振り返った。]
やはり僕は単独行動の方が……? なんだ、空気が重い……。
[早急に輪から離れてやろうかと考えていたタイミングで感じた妙な違和感。 それから、急に近くはないが、少し離れた位置から感じる魔物の気配が濃くなった気がする。]
……イヤな予感がする。
(11) 2015/04/24(Fri) 03時頃
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―キャンプ地― ――!?
[キャンプ地に着いてどのくらい経った頃か。突然の空気の豹変>>#0]
ぐっ、なに、これ…
[突然の事態に苦しげに真紅を押さえる 駆け寄った者が居れば真紅の中に三ツ星紋が浮かび上がっているのが見えたかもしれない]
(12) 2015/04/24(Fri) 03時頃
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[感じた気配に一瞬単独行動への決意が薄まる。 恐怖…そう、感じたのは、躊躇したのは恐怖だった。]
………――――
[ぼそり、もう一言だけ呟いて、腰に挿した剣の柄を握りしめた時、森の奥からこちらに近づいて来る何かの気配を感じてそちらに意識を集中した。]
襲撃…?足音、早いな………。
[さらに意識を集中した時に、ようやく聞こえた>>7助けを呼ぶ声。 耳にその声と音が聞こえた時には既に駆け出していた。 ミカエル先生が動く気配を感じなかったし、パルック先生が来る気配も感じない。 しかし、そんなことはどうでもよかった。
集まれと言ったミカエル先生の声は既に届かぬ距離まで駆けていた。]
(13) 2015/04/24(Fri) 03時頃
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[魔を見破る三ツ星紋。齢18にして里の次期頭首に任命される切っ掛けにもなった退魔の力
痛みが治まる頃には三ツ星紋も消え、真紅を動かしてヤニクの姿を探す キャンプ地まで来る途中、あの時見えたものは――**]
(14) 2015/04/24(Fri) 03時頃
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ファイアボール!
(15) 2015/04/24(Fri) 03時頃
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[オスカーのいる場所に辿り着くのに、1着は誰にも譲らない。
剣は既に抜いていて、その柄で目の前の邪魔になる木や草は全部伐り倒し、最短の一直線で向かったのだから。
それが例え、彼の双子の妹であるホリーであっても、その役目は譲らない。 なぜなら……]
そこの熊公、僕の友人に何をしている? 死にたいんだったら、僕が殺してやるから、その醜くて臭い息を僕の友人の前で吐くのをヤメろ。
[相手が誰だとか知ったことではないし、どうでもいい事だ。 僕はやると決めた事はやり遂げると決めている。
その僕が決めたのだから、オスカーが無事な事は決まっている事で、あの熊が僕の手で殺される事は既に確定しているのだ。**]
ちょうど他の種類の肉が欲しかったんだ。 魔物が僕の糧になれるのだから、有難く死ね。
(16) 2015/04/24(Fri) 03時頃
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[やっとこさ兎を捕らえ、帰ってきてみたら。 なんだか様子がおかしい。 ……モンスターやら何やらの騒ぎになっていたらしい]
……くっ…… また、かよ……。
[そう言っていると。ふと、杖が、反応している。気がした。 どうやら、その"異変"を感じ取っている……らしい。 そして、その紅い宝石に眼を通すと……その眼が一瞬にして強ばる。]
……まさか……。あいつが。
[……信じられない。という表情。]
(17) 2015/04/24(Fri) 03時半頃
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この騒ぎは……
……コウ。 お前が……元凶か……っ!!
[苦々しく、絞り出すような声を上げ。その声は、誰に届くか**]
(18) 2015/04/24(Fri) 03時半頃
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