人狼議事


45 哀染桜 〜届かなかったこの想い〜

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[また1人、2人。
その場から人が消える。
翠はそれを見止めてから、一度銀と橙へ、微笑んだ]

もう、一人じゃなくなるね。
…よかった。

[橙から、そっと手を離す。離した手は少し冷えた感覚。
けれど青年は、今はその手を伸ばすことはない*]


[でもね。




わかるけど、やっぱり駄目なのかも。]


[彼女はまた、嘘をつく。
けれど、自身の幸せを、孤独を埋めてくれようとする、その気持ちに対しては、心から嬉しく思う。


ありがとうの言葉に、のせた気持ちと。
肯定も、否定も示さない、その言葉が本当に示す意味は。


せめて、負担が増えぬ様に。


少なくとも、今は、まだ… ]


[人には、幸せであれと思うのに。

あの人にだけ、そう思えないのは何故だろう。
彼と別れた時には、切に彼の幸せを願った筈だったのに。

彼が死んだと聞いて、そんな思いはかき消えてしまった。




祈れない。願えない。
どうしようも無く、自分勝手なこの想いは。

それだけ、彼と共に在りたかったという気持ちの裏返し。
死んだと聞き、もう、絶対に叶わないと、わかったからこその。]



あいたい…


ぽつり、呟いて、俯いた。**



 …………。

[ゆるり、辺りに視線を向ける。
どうやら宙に浮いている、らしい。]

 ここは…
 同じ、場所……?

[相変わらず聞こえてくる、桜の呼び声。
自分は、桜そのものにでも、なってしまったのだろうか*]


[そうだ、最後に話しかけてくれたあの人は、自身が幽霊だ、と言っていた。
傷はいつか癒えると、言葉をくれた。でも、だとしたら、]

 ………貴方がここに居るのは、どうして?

[あの時見た涙の粒は、胸に秘める何かが零れ落ちる様だった。
彼の言う事が本当なら――…]

 思いだけは、消える事なんてないの、かな。

[今なら理解する事が出来る。
声も届かないし、誰にも認知されない存在は、辛い。
それを、何年も……と考えると……。

彼の為に泣きたいと思っても、今は泣く事も出来なかった。
歯痒さを感じながら、桜の樹の元に集まるヒトの間を、ふわりと*漂う*]


[人の気配…いや、魂の気配が増えたその場。
青年は、そっとそこから少しだけ、離れる。

僅かに離れた場所から桜を見れば、綻ぶ蕾は、涙色]

……

[会いたかった。伝えたかった。気付きたかった。
全て、過去形。

気持ちは波紋のように、広がっては静かに消える。
大きくも揺れ、小さくも揺れ。
形は長く、保たないそれ。
花弁、ひらり落ちる様に悲しさと愛しさの表裏を見る。

青年は、自分の願いを口にしない。
口にしても願っても、もう叶わないと知っているから*]


[手先に感じて居た温かさが離れて行くのを感じた。]


                  ────…。

[女は手を伸ばす事はしない。
 男の裡に在る静かな希みを感じて居るから。

 冷えた様に感じる手をぎゅっと握って耐える。]


[拒絶、では無いが、結果的に、同じ事になるのだろうと予感して、先刻迄感じて居た充足感は再び孤独へと変わる。
 それでも、女が再び温もりを求める事は無い。


                    ────怖いから。]


[自我が残って居るから人は分かたれるのか。
 ならば、それを手放して仕舞えば。
 皆の心に空いた虚(うろ)に、自分を流しこんで仕舞えば。

 個は無くとも其処に存在し続けられるのだろうか───?]


[初めて手に入れた温もりは喪って仕舞った。自らの過ちで。
 そして今、ひとつになれたと感じて居た存在も錯覚だったと知る。

 三度目に手を伸ばす勇気は、女には無い。



     女の心のカタチを定める境界は薄れ、気配は桜に沁む。
     誰にも気付かれない程度に、少しずつ、少しずつ──。*]


新たに増えた"仲間"の中にも、空気に溶けて沁むようにと、願う──。**


メモを貼った。


…桜…さくら……

[かすかに音に乗せて呟く言の葉は
異国の詩に似る]


[奏者の魂は、完全に桜に飲まれて……――。
花弁舞う中、淡い姿で、その場にある。

もう、完全にあの人へ届かなくなったと悟れば、
儚い笑みを浮かべて、ヴァイオリンを構えた。

同じように桜に呑まれた魂と。
もうすぐ桜に呑まれようとする人と。
見えるけれど、奏者から語る言葉はなく。
ゆっくりと、愛器を歌わせ始める。
それだけが、その魂に残されたことだとばかり。]


メモを貼った。


[おそらくは、この場において、言葉より雄弁な音色。
奏でるのは――……愛の悲しみ。

対になる曲≪愛の喜び≫は、二度と奏でることもなく、
この場において誰の心にも響かない。
そう、思わさせるような切なさを秘めて。]


[青年はじっと手を見る。
確かに一度は手にしたぬくもり。
そっと離したそれ。

そして彼女は知っている。
お互いの境界線など、最初からない。
お互いは、別の存在。

それは最初から判りきっていたことで
夢の中では滲むように曖昧。

桜はその揺らぎを逃がさない]


 さくら。

[呟く。

 命が消える前の、か細く吐き出された吐息の様に、空気を震わせるだけの、ちいさな声。]


[ひらり。はらり。
零れる花弁は悲しみと喜びの表裏。

奏でられる音楽のまま、桜は人の悲しみを
花弁を以って現す。

そっと手に取る桜。
望んでもいいのだろうか。
望まなかった罪は、それを許すか]


 さくら。

[ふたたび、零れる。

 視線は、蒼白の花弁でなく、掌の上の薄紅を見る。]


[青年は薄紅の花弁を手にしたまま。
やわいそれは、けれど色を失うことはない]

……。
俺の、望みは……もう……

[目を閉じて。つむりをふるり。
さくりと足跡は桜に向ける]

……。
俺の言葉も、望みも。
もう、君のもの。

[差し出した手には薄紅桜。
対となるそれに、手は伸ばされる]


[そっと、指を曲げて薄紅色を閉じ込めた。]


 わたしにも、だれかにあたえることが、できる?


[されど、悲しみと喜びは表裏一体。
悲しみが深くなればなるほど……―――。
その裏の感情を、人は求めるものなのかもしれない。


死は生への始まり。
過去の想いは、次の想いへの肥やしになり輪廻は巡る。
そんな答えも、あるのかもしれない……と。
奏者は昏い眼に、映る光景に思う。

もし、この音が、真に魂を震わすことが
できるのならば……―――。
そっと何かの後押すように、ヴァイオリンは悲しみを歌い続ける。]


[伸ばされた手に向けて、女は最後の勇気を振り絞った。]

 あなたの想いを、まもるよ。


うけとって くれるなら。

[伸ばした手は、女性の手を、確かに取る]


もう、魂があっても、なくても。
俺は、ここにいたい……

[彼女の隣。互いにすれ違う魂のいろ。
触れた指先から、ひらりと零れる薄紅桜]


君の隣に、いたい。

[伝えることも、気付くこともできなかった青年。
青白い光は、また、足りないものを補うようにざわめいて]



 ――――……、

[気付けば、言葉を発する事すら出来なくなっていた。

聞こえてくる旋律に意識を委ね、そのまま―――**]


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