263 ― 地球からの手紙 ―
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[植木鉢には小さな芽が生えた。花が咲くと手紙では言っていたが、どんな花が咲くのだろうか。最初の葉を見ただけでは、イワノフには検討が付かない。
植木鉢の前に翳すように、ひとつの封筒を持ち上げる。 古い友人からの手紙だ。 誤配されたはずの手紙の返事が、友人から届いた。
友人は、「何故住所を知っているんだ?」と散々不思議がっていた。聞けば、気付いたら家の中におちていたらしい。
機械嫌いの古い友人は、今は山奥に住んでいるらしい。住所は教えてくれた。]
(26) y_hyuga 2019/04/24(Wed) 21時頃
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…………。
[葉っぱの地図を頼りに、該当の地形を探してみたが船のメインでも検索不可能だった。虹の根っこをヒントに検索を重ねてみたが分からない。そういう名前の山や、丘のふもとの可能性がある。
覗き込んだ乗組員が、虹の根っこと言う言葉を見て、「御伽噺ですか」と微笑んだ。
虹の根っこには宝物が埋まっている。そんな御伽噺は聞いた事があった。
手紙に書かれた虹が本物の虹だとしたら。
本当にずっとずっと遠い場所からこれは届いたのかもしれないなぁとふと、思った。]
(27) y_hyuga 2019/04/24(Wed) 21時頃
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[それからも、色々と手紙を書いた。 万年筆のインクもそろそろ無くなる。随分とたくさん手紙を送ったものだなと考えた。
古い友人とも細々とした文通が続いている。山の話は興味深い。 息子夫婦にも手紙を送った。ひとつの願いを添えて。
書き終えた手紙を投函する為に持った。
そして、机の上にずっとずっと置きっぱなしの封筒を見た。 ゆらりと封筒は揺れている。 見えない手が届けようかと封筒を突いているような動き。 ライラックの模様が入った封筒。宛名は、妻の名前になっている。]
(28) y_hyuga 2019/04/24(Wed) 21時頃
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それは、いいんだよ。 俺が直接持って行くから。
[死んだら、俺をエリザと同じ墓に入れてくれ。その際に、机の上にある彼女宛の封筒を一緒に入れてくれ。
封筒の中身はなに? と息子が聞くものだから、母さんへの恋文だよと言ったら、素敵だねと返された。
いつ妻の所に行くか分からないが、彼女はきっと待っていてくれるだろう。
あの笑顔で、あの声で。 思い出すだけで、胸がざわめく。
封筒の揺れが収まるのを確認し、イワノフは郵便局へと向かった。]**
(29) y_hyuga 2019/04/24(Wed) 21時頃
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