145 来る年への道標
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
アイライトさんの演奏は素晴らしい。まさに言葉も出ませんでした!(開き直り)
[人は後悔と共に生きる事もある……――それが人生《ライブ・オア・デス》……**]
[星間詩人《ポエティック・インタ−ステラ−》アンタレス……**]
|
─ 廊下 ─
[展望ラウンジに入るより少し前、 ずらりと小窓の並んだ場所でポーラは一度立ち止まりました。 星から星へ、うまひつじ号はゆっくりと確実に渡っていきます。 窓の外には暗い宇宙に光る星。 ぽつりぽつりと流れ行くそれらに、ポーラは少しの間見とれたのです]
クオデイ・オカヨフから、スラグ・ライムへ。 ルート23より向かいます……。
[ぽつと呟いたのは、聞く者のない案内。 案内といっても、もう既に船は乗客を降ろしているのでしょうから、星先案内にもなりそうにありません。 やがてポーラは、静かに息を吐いてラウンジの扉を開きました]
(1) 2015/01/11(Sun) 15時頃
|
|
─ ラウンジ ─
[通い慣れた感のあるラウンジが、常よりもしんとして感じられるのは人が随分と減ってしまったせいでしょう。 見る限りポーラの他には二人きり、それも会話の声もありませんでした。
一人は端末に視線を落とし、一人はそれを見ていたようでした。 アイライトと視線が交われば、ポーラはにこりと少しはにかんだように微笑みました。 昨日の演奏の感動、その奏者への尊敬と思いがけないほど感動してしまったことに対する少しの照れと。それらをないまぜにして、アイライトに礼を送るのです]
(2) 2015/01/11(Sun) 15時頃
|
―回想・ブルー・フォレスト到着前―
《次は、ブルー・フォレスト、ブルーフォレスト…》
…わいは!?
[それは、数日前に遡る。通りかかったエフが去り、客室へと戻っていった後。自身は客室へは戻らず、廊下で暫く星を眺めていると、船内のアナウンスが流れ始めた。
磁気嵐の影響で、宇宙船の航宙路は随分と変わったようだ。客室へ戻り、小さな鞄を背負う。]
……そうけ…。
[結局、アイライトの演奏を聴く事は出来なかった。
思いがけず早く故郷へ戻れる嬉しさと、期待を高めた綺麗な音を耳にする事が出来なかった残念さと。両方の気持ちを荷物と一緒に抱きかかえて、エントランスを目指す。]
ちょぺっとの旅んだばって、
この船の人達ば、い人だったべなぁ…
[この広い宇宙でも、また何処かですれ違う事は有るだろうか。想いを巡らせながら、並んで到着予告が表示されていたインフォメーションウィンドウを見上げて]
…”アース”…
[エフとアンタレスが帰るという、蒼い惑星の名を呟く。
水の中に町が眠るという――自分にとっては未知の星。]
(アンタレスさは客室でいっつが荷造りばしとったけんど、
エフさはどしてたべな…?)
[彼が戻っていった客室の扉を叩けば、一言ぐらい挨拶を交わせただろうか?
船内で幾度か同じ時間を過ごした、彼の事を思い返す。
ゆるやかな笑みを浮かべて話すけれど、その真っ黒なコートのように心の奥は覗けないような。
何処かふわふわとした存在に見えた人。]
エフさも、まじる人さ所まで、きーつけて…へばな!
[挨拶のタイミングが合わなくても、きっと空に呟くだろう。
彼がきちんと”故郷”に帰る事が出来れば、きっともう会う事は無いのだけれど。無事の到着を祈り、ウマヒツジ15号を下りていったのだった。**]
―回想・了―
→ブルー・フォレスト―
[そうして辿りついた、小さな蒼い彗星《ブルー・フォレスト》。
この季節は降雪が著しく、ウマヒツジ15号も碇泊の際に少し雪を被った事だろう。水玉宇宙服を雪まみれにしながら、母親に聞いた病院まで駆け込んで…]
じさま!じさまは…!?
[病室の扉を開けると、――其処には…
…何時もと変わらない祖父が、暢気に茶を啜っておりました。
喉につっかえた餅は難なく取れ、すっかり調子を取り戻した相手は、「さしない!」なんて声を上げて。
...は、へたり込みながらも、息を吐く。]
おら、ほんとね、ぶったまげたべ…!?
[暫く言い合った後、寝台の端に用意された椅子に腰掛けて。
都会でした仕事の事。帰りの宇宙船で聞いた、未知の星の話。
空から降る雪のように、次から次へと話を積もらすのだった。
――貴方が何時か、何処かの星で。
”ラシーヌ・ポール”という灯籠を見かける事があれば、其れは蒼い彗星《ブルー・フォレスト》の小さな職人が作った物かもしれない。**]
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る