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メモを貼った。
[結局、手紙を残す事は無く
ベルナデットの手を引いて接続を受けるべく一度待機室へ。
其処で流れる機械音声。
頷き、周囲を見渡した]
それでは、
[各々の反応を受けとめて
誘導されるまま、接続を受ける。
気が狂いそうな長い間、じわじわと脳裏が侵されていくのを感じた。
過ぎた性欲を規制された地上
例えば子孫繁栄以外の性的興奮は全て規制されるわけで
其処には各々のフェチズムも含まれている。
異常性欲から、変態性欲、性的趣向は多種多様
本来、個々の内に秘められるはずの不適切な性欲が
男の身に流れ――――――――――数時間後]
――――っは、はぁ……はッ、
[メインルームに続く扉が開くと、
額に汗浮かべた男が、よろめきながら個室へと向かう姿が
一度待機室のモニタに映る。
全力疾走後のような、荒い吐息を繰り返しながら]
今の、 私に 近づくな
[ベルナデットには、短く告げる低く擦れた声を向けた**]
![]() | 【人】 見習い医師 スティーブン―廊下― (0) 2011/04/21(Thu) 07時半頃 |
![]() | 【人】 見習い医師 スティーブン[共に戻るは待機室か、 (1) 2011/04/21(Thu) 08時頃 |
![]() | 【人】 見習い医師 スティーブンいや、詫びることはない。 (3) 2011/04/21(Thu) 08時頃 |
![]() | 【人】 見習い医師 スティーブン[待機室で、食事などをとったこともあろうか。 (4) 2011/04/21(Thu) 08時頃 |
メモを貼った。
![]() | 【人】 見習い医師 スティーブン[時計は止まらない。 (5) 2011/04/21(Thu) 08時頃 |
![]() | 【人】 見習い医師 スティーブン
(6) 2011/04/21(Thu) 08時頃 |
![]() | 【人】 見習い医師 スティーブン―仮眠後:個室11― (7) 2011/04/21(Thu) 08時半頃 |
![]() | 【人】 見習い医師 スティーブン…は。 (8) 2011/04/21(Thu) 09時頃 |
![]() | 【人】 見習い医師 スティーブン[常の格好になれば (9) 2011/04/21(Thu) 09時頃 |
[疲労。徒労。
そんな言葉に、こちらは息を吐き出すしかない。
彼が本当はどうしたかったのか
自分は一言も聞いていないのだから]
…服を着る時間くらい、くださいませんか。
[腕を取った男から僅か視線をそらし、息を吐き出す。
羽織っているものといえばジャケット一枚。
そのままの姿で連れて行く気なのだろうか。
とにかく、一度部屋へと戻り身の支度を済ませる。
シャワーを浴びて、服を着替えるその途中、
肌の上に残る桜色に僅かに指を沿えて息を吐き出す。
あとで、改めてラルフにはきちんと謝らなくてはと心に決め
それから部屋を出た]
[男は、部屋の外で待っていたのだろう。
これ以上変な気を起こさせないつもりなのか。
手を引かれたまま待機室へと向かう。
聴こえるアナウンスに、微かに不安を覚えた。
それは、これから先のことよりも常に監視され続けることに対するもの。
アナウンスが天井から落ちてきたタイミングが、余りに良すぎて。
最後に、皆と交わした言葉はどんなものだったか。
ただ、ラルフにはとにかく謝ったことだけは事実]
[とたたん、と軽い足音が二つ。
チャールズの接続が終わる頃現れた二匹の鼠。
そして、おいていった鍵が二つ。
終わったのだろう、起き上がったチャールズに声をかけようとして]
…チャールズ様。
[その細い声は、待機室に届いたかもしれない。
選びかねたその手は、ただ二つの鍵を握り締めるだけだった**]
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![]() | 【人】 見習い医師 スティーブン―待機室:現在― (15) 2011/04/21(Thu) 18時半頃 |
![]() | 【人】 見習い医師 スティーブン―現在:待機部屋― (18) 2011/04/21(Thu) 19時頃 |
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―接続前―
[己の内心を告げぬまま、
彼女に命じるだけでは伝わろうはずも無い。
男の本質を知らぬままであると、苦い気持ちが浮かぶ。
聖人ではないのだ
ただの男があちらへ行けばどうなる事か]
服を着る必要があるのなら、どうぞ。
[薄笑いを浮かべて告げてみる
意味合いが通じたかどうかはわからない。
ベルナデットが身を清めて出てくるまで、
部屋の外で待つ事にした。
結果として、どのような格好で出てきたのやら]
[殴れといわれていたらしい
ただ、苦い笑いを浮かべて首を振った]
伝言を、よろしく頼みますよ。
本当は手紙をと思ったのですが、間に合いませんで。
[ラルフからかけられた言葉
――――ええ、お先に
真の地獄の門を潜らせて頂きましょう。
あちら側で会う事があれば、また。
[そう告げて、背を向ける。
その後の青年と少女の遣り取りが終われば
接続前に今一度声をかけ]
ベルナデット、本当に……彼を残して私の管理者となる事に異論はないのですね?
[確認を取ったのだった。
返答がどうであれ、結果として彼女と共に地獄の門を潜る]
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― メインルーム:個室001号室 ―
[眠りに落ちる寸前まで、コリーンの気配を側に感じていた
……ゆ、め……。
[夢の中では胃袋に限界など無いかのようだった。現実に帰れば、既に空っぽになった胃が食べ物を求めている。身に注がれ続ける「暴食」がその欲求を加速させる]
何か……食べ物……。
[ベッドから起き上がると、コリーンの姿は無かった。それを心細いと思う余裕もなく、台所へと歩き出す]
―→ メインルーム:台所 ―
―通路―
[個室にたどり着く前に崩れ落ちる。
床に蹲り、苦悶の表情を浮かべ、両腕で身を抑える仕草]
っは、……駄目だ だめ
[首を振る。
低く擦れた声で、言い聞かせるような言葉]
−接続前−
…。
[着る必要、というその言葉を思い出して息を吐き出した。
生憎、今のところは露出を好む嗜好はない。
ラルフに散々謝ったまでは良かったが]
…、え
[契約、その一言に頬に朱がのぼる。春のいろ。
一つ二つ、考えるような間があいて、無言のままかすかに首を縦に振る。
恥ずかしいと思うその反面、彼が来る頃の自分はどうなっているのかと
幾らか不安にも感じていた。
チャールズの問いかけに確かに頷いた。
そも、自分とラルフの間に恋愛感情はなく
そこにあるものといえば契約の一つだけであったから]
−通路−
[彼の部屋の鍵は、この手の中。
近づくな、といわれたのである程度の距離は保っていたが]
…チャールズ様。
[大丈夫か、と問えるはずはない。
大丈夫であるはずがないのだ。
いくらなんでもそこまで無神経には、なれない。
彼との間合いを詰めながら、ただ見守ることしか出来ない]
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― 通路 ―
[台所へ向かおうと個室を出た。ちょうどチャールズ
……チャールズさん?
接続されたの? もうそんな時間……?
[いったいどれだけの時間寝ていたのだろうかと、不安に思いながら、うずくまる彼に声をかけた。食欲に支配された思考にも、誰かを心配するような感情は湧くのだと気付いた]
―通路―
――――…駄目、だ
[流れ込む慾は止まる事が無い。
男の脳裏が染められていく]
…………
[かけられた声に返す事も無く。
よろよろと
柔らかな壁伝いに立ち上がる。
黒檀色の焦点は合わず]
嗚呼
[視線の先に、
薄っすらと笑みを浮かべて手を差し伸べる]
助けてくれないか
…部屋まで、もう少しですから。
[手に握った鍵の音を立てる。
視点があっていないように見えた。
幾らか表情は険しくなったが、
聞こえた別の声に顔を上げる]
…貴方は
[先達て接続された少年。暴食の子。
管理者とは一緒ではないのかと思っている間に
子供へと伸ばされる手]
チャールズ様。
[声は、幾らか険しい。
手を伸ばしたことまでは止めるべきか迷い]
[黒檀色が名を呼ぶ側へ向けられる]
……邪魔をする気か
私に溜まる慾を、解放させぬ心算だとでも?
[情欲を瞳にうつし、地を這うような呪いの声音]
お前は、管理者だろう?
ならばすべきは、子供を捕らえて私の前に差し出す事だ。
[助けて、と手を伸ばされ
チャールズさん、大丈夫……?
[ベルナデット
…いいえ。
私の仕事は、貴方を管理することです。
貴方に、生贄を捧げる祭司ではありません。
[はっきりと口にする。
それから、トニーのほうへと視線を向けた]
大丈夫、まだ少し慣れていらっしゃらないだけ。
…それよりも、何処かへ行くつもりだったの?
コリーンさんは、一緒じゃないのね。
[チャールズの興味はトニーから逸れることはなさそうだ。
だから、逆にトニーの意識を別の場所に向かわせようと]
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