24 ロスト・バタフライ
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[フィリップとロビンが交わす言葉が耳に届いたとしても それに注意を向けられぬまま。]
そんな――…。 ママ……、もしかして……。
[一人小さく震えるように囁いている。]
うん……。
[>>2:229 フィリップから誘われれば。 心此処に在らずといった眸も色が戻り。
埋葬に向かうのなら共について行く心算――**]
(0) 2011/01/28(Fri) 02時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/01/28(Fri) 02時頃
―― 何処かわからない場所 ――
まったく、フィルの奴
ちゃんとした説明もなく、人にあんな物を飲ますとは
こういうのは、もっとちゃんと話をした後
こうする意味を言ってから、でしょうに
殺しますよ、まったく
[暗く、深い場所。ここには来た事がある。私に対する、力が渦巻く場所だ。怒りや苦しみ、悲しみや恐怖。死と生の狭間の国]
…――――
あの姉妹は、無事に彼の岸に渡ったろうか
[墓守の姉妹。参拝する者もいない墓場の住人達が、唯一感じる事の出来た者。イーラの炎が、この墓地にいる事を許していた者達。私が唯一、排除する必要が無いと思った者達。同胞二人の手により、きっとこちらに来るはずなのだ。]
謝っておかないと、な
…――――
[軽く頭を書きながら、死と生の狭間から世界を見る。私の元々いた場所だ、どんな者より、ここの事が良くわかる。]
愚か者
[私の体を抱き、泣く女の姿があり。頭が痛くなる思いだった。私には、彼女に関する記憶などない。だからこそ、その想いの重さがどういう物なのか、理解出来ないのだが。]
…――――
私は煩いのが嫌いだと、そう言ったはずなのに
… …… ………
お嬢様方に何かしたら、皆殺しにしてやる
女子供に暴力的な行為をする者には、地獄の業火ですら温い
地獄から這い出してでも、その体を引き裂き、切り刻んでやる
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― 回想 ―
どうして…… 此処まで酷く……。
[フィリップ達とサイモンの遺体を改めて 内部から燃えたような惨状に顔は蒼ざめる。]
うん……。 悪霊が一人だけなら……。
[>>9 子供、ペラジーに親切だったトニー あの子の仕業とは思えないのは同じ意見で。
でも、悪霊の数はと思うと――。
霧の中、進む先は見えぬような暗澹たる気分に。 言葉は自然と少なくなっていった。]
(76) 2011/01/28(Fri) 22時頃
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[焦げて死んだサイモンの遺体も 既に冷たい骸へと変じている。
アイリスの手に触れた時、 サイモンの遺体は一瞬震えたように見えるだろうけど それ以上の変化は起きず。]
……。
[できる範囲で埋葬を手伝う。 死者には祈る以外何もできないけど――。 只、鎮魂の祈りを捧げた。]
(77) 2011/01/28(Fri) 22時頃
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[>>29 トニーの言葉に 女は蒼ざめた顔をゆるくそちらに向ける。]
トニーくらいの年齢だと――…。 まだ、わからないこともあるから……。
うん、だめとかそういうのとは違うと思うの。 サイモンの死に涙を流すほど……。
深く知り合ってもいないでしょ?
[首を傾げるのにそう告げて。]
(78) 2011/01/28(Fri) 22時頃
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[でも、ママ――。
もし、この死者と出会える森の中の墓所。 此処へ自発的に訪れていたとしたら。
欠けた記憶に、不安が過ぎり心が震える。]
涙って、自然と溢れると思うの。 止めようとしても……。
大切な人だと特に。
[ぽつり掠れた声で呟く。
霧ではない眸に滲む涙で視界が不確かになる。 堪えないと零れ落ちそうな其れを拭う。
ロビンとフィリップが別行動をするのなら それを見送り、小屋へと戻った。]
(79) 2011/01/28(Fri) 22時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/01/28(Fri) 22時頃
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― 朝 ―
[再び訪れた霧の中の夜――。 疲れた心と身体を癒すように眠る。
夢見ぬ眠りを覚ましたのは>>45の声。]
えっ、――… どうしてなの。
[動かぬロビンとそれに縋り付く女性の姿。 サイモンとは異なるけど、死は其処にあって。
小さな違和感を感じていた人の死に茫然となる。]
(83) 2011/01/28(Fri) 22時頃
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ああ イライラする ああ イライラする…――――
皆殺しだ みなごろしだ ミナゴロシダ…――――
[私の魂は、無数の負の感情の集合だ。器の中にあるのなら、まだ幾らか抑止されたろう負の感情。そいつは、魂のみの存在になり、歯止めが無くなったかのように。]
憎い 苦しい 羨ましい 煩わしい 煩い…――――
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[その場で凍りつきながらも >>80 トニーからの報告に背筋が震える。]
おねーさんたちって――。 此処の管理人の姉妹の、こと?
起きてこないみたい、って……。
[生きてと、この墓所に訪れた人々へ祈った姉妹 その二人の死をトニーの言葉に感じて。
身体を両手で抱くようにして目を伏せる。]
(85) 2011/01/28(Fri) 22時頃
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ん…―――― ?
[ニールの様子が、何やらおかしい。こちらの声を聞いたような、そんな反応をするのだ。]
貴様等、一度黙れ
[渦巻く憎悪の声が、集約し。私の元に、私が戻る。]
やーい、つるぴかー
[確認しようと試みた]
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[ロビンを焦げた匂いと同じと語るペラジー 彼は遺体を見にも埋葬にも行かなかったのに、
匂いに敏感な彼女なりに何かを感じているのかもと 今は心に留めた。]
え、何か聴こえた?
[ニールの>>84に目を瞬かせて。 耳をすますも女の耳には何も届かない。]
死者の声…と……か…。 ……悪霊の声?
[>>90 死者と出会えるこの森の不思議さに そういう声が聞こえる事もあるのだろうと思うけど。
それでも、悪霊の声が彼に聞こえるなら。 近くにそれらが存在してる事で、怯えるよう。]
(91) 2011/01/28(Fri) 22時半頃
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お、どうやら伝わるようだ
ニール様が怒った
[ふ、私頭いいなー。この話題だったら、すぐにわかるものな]
ミスターつるぴか 神の御告げを言い渡すー
フィリップの頭を一発、ハリセンするが良いー
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悪霊を滅ぼし、て。 ……あの姉妹は、そう…言っていたものね……。
[>>88 姉妹が言う滅ぼせとは そういう事なのだろう、か。 でも、それは元の世界に戻る代償として 酷く重いものかもしれず、口は重く言葉は掠れる。
フィリップの何か判る事については ゆるく首を左右に振った。]
ううん、あたしには――。 でも、ニールが何かの声を聞いた、みたい。
見えないけど……何かいるかも。
[辺りを探るように見渡した。]
(96) 2011/01/28(Fri) 22時半頃
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[失礼の言葉には、驚いたけど。 そして、彼の褐色の頭を思わずじっと 事実か否か確認するために見てしまったけど。
それは黙して語らず。]
ニールにしか聴こえない声。 何者なのかは、わからないのね。
その響くは一人なのかしら?
[小さくても情報にはなりそうで。]
(99) 2011/01/28(Fri) 23時頃
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こいつめっ こいつめっ
[フィルを踏んだり殴ったり。勿論実際触る事は出来ないが]
君は、ちゃんと説明もしないで、勝手な事をしやがってっ
せーさいだ、てっけんせーさいだっ
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[>>100 呟きには眸を伏せる。 判らないと言う様に。]
でも、滅ぼすのが――…
――…なら。 それはとても辛いことかも……。
[ニールの同一人物の声に、頷きつつつ。 フィリップがロビンの遺体を抱きかかえて 出て行くのを見送った**]
(108) 2011/01/28(Fri) 23時半頃
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あー、ニール様
意味は解らずとも良いから、伝言を頼みますよ
「ナハト却下」
こう言うだけで良い
このままだと、色々拙いのですよ
[ころん、と横になった。ああ、もう、ぐちゃぐちゃだ。それもこれも、皆フィルが悪い、ちゃんと説明しないからだ]
ありがとう御座います、ニール様
[あの短い言葉で伝わるかなー、と想いつつも。]
ついでに、コリーンお嬢様を暖かい所におねがい出来ません?
あの人、一人じゃ可哀想だから
神様のお告げ、で御座いますよ
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[トニーとペラジーが交わす言葉を すこし離れた位置で聞いている。
匂い――。]
あたしはお日様?
[>>106 ペラジーの言葉に。 自らの匂いをすんと嗅いでみて。] トニーは土の……?
[共に埋葬には向かったのに。 それに、此処は死者に逢える墓所もあるのに。
目を数度瞬かせた。]
(146) 2011/01/29(Sat) 01時頃
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[トニーとペラジーの言葉――。 土の匂いは埋葬を先程体験した身としては 確かに死を連想したけど。
トニーの身体は動いている。 死んだら冷たくなって動かない、鼓動も音を止めてしまう。]
トニーは生きている、よね……? [でも、どうして。
そんな言葉を言われてどうして笑っていられるの? 不自然なまま代わらぬトニーの表情。
一歩、二人の方へと近寄って。]
(147) 2011/01/29(Sat) 01時頃
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――悪霊を滅ぼさないと 此処から出られないって管理人の姉妹は言ったけど。
そのために悪霊を滅ぼさないといけないみたいなの。
トニーは此処から―― 悪霊を滅ぼして、出たい?
[ゆっくりと言葉を紡ぎ問う。]
(149) 2011/01/29(Sat) 01時頃
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[ペラジーが真面目な顔でトニーに問う言葉 匂いが重なるのは確かにそうはないとは思う。
彼女がトニーを表現する言葉は――。
まるでトニーを悪霊か それに近しいものと感じているよう。]
ペラジー……、ペラジーは……。 トニーが悪霊だと、思うの?
[二人を交互に見詰めてから、 言葉を搾り出すようにして尋ねる。]
(153) 2011/01/29(Sat) 01時半頃
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――… ううん。
[>>155の問いには緩く首を振った。 その褐色の肌は死んだようには見えない。
昨日みたニールの褐色の肌から 血が抜けたように蒼白に変じた肌の方が よほど死人に近かった。
逃げないようなら 肌の暖かさを感じようとするように
ゆるくトニーの頬に手を伸ばして。]
(157) 2011/01/29(Sat) 01時半頃
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うん、生きていたい。 ママに逢いたいもの。
でも、もし――。 誰かを……まで……しないといけないのなら。 わからない……。 死ぬのは嫌だけど、……。 ……、わからない。
[失ったママの記憶に、此処を訪れた事実。 それは儚い望みかもしれないけど。
生きて――。 そう鼓動は告げてはいる。
でも、心は千切れるように乱れて。]
(161) 2011/01/29(Sat) 01時半頃
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霧で冷えたみたい。 暖炉の火に当たったほうがいいかも。
……。
[触れた肌は 子供にしては冷たく感じたけど。
死者の冷たさかと言われると違う。
ペラジーの匂いも 目の見えぬ彼女の五感の補完として発達したのなら それを否定するのも憚られて。]
(162) 2011/01/29(Sat) 02時頃
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[終わりは唐突に
されど当然のように訪れるもの。
命が消える瞬間は覚えてはいないけれど
握り合った手の感覚だけは確かだった。]
ん…―――
[目を開くと見慣れた光景が広がっている。
唯、違うのは自分が生者か死者かということだけ]
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時間――…。 どうして、それが判るの?
[傾いだ首は子供のそれ。 所々で感じた違和感が警鐘を鳴らす。
でも、選択はまだできないまま。]
(164) 2011/01/29(Sat) 02時頃
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