105 CLUB【_Ground】
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……俺の幸せ?
[いま異国語を聞いた。 きょと、と不思議そうな顔をして、目隠しの下で閉じた瞼が震える]
……俺は、ニンゲンが愛すために、ニンゲンを幸せにするためにつくられたんですよ?
[戸惑った顔に、不思議そうな顔は変わる。 握り返された手を感じながら、自分の認識とのズレを訴える]
どんなことされても文句言わねーし、言えねーし。違うんですか?
[見上げる顔は、髪をかき混ぜられて再び下がる。 しばしおとなしくしたあと、釈然としない顔で、フーに手を広げた]
……ごほーび。
[撫でて、ハグして、それからついでにちょっと熱の解放をやさしめに手伝ってほしい。 直接言えるほど無垢ではないため、そんな意味を一言にまとめておいた**]
(6) 2013/12/19(Thu) 02時頃
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―雨の一週間前、フーと―
ふ、ふ。
[>>@6幸せ、と繰り返す男の声に、吐息混じりの笑いが落ちる。 困った顔のまま、拗ねたようにフーの首に手を絡めて]
……幸せはゴシュジンサマに喜んでもらうことだって、あんたらが教えるくせに。
[彼のいつもよりも滑らかな指通りの髪を、くしゃとかき乱す]
ね。 俺らの幸せって、なんですか?研究員さん?
[揶揄する口調で、泣きそうなくすくす笑いを落とした*]
(61) 2013/12/19(Thu) 16時頃
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―雨の日、広間にて―
[ボールを背もたれに、ぼんやりと宙を見上げる生き物が独り。 膝の上に辞書を置いて、なにやら考え事をしていたが]
うぷすっ
[>>42虎が走ってくるのが見えて、慌ててボールから離れた。 ころころにゃあにゃあ、あー、楽しそうだ]
……うーん
[いろいろ考えつつ、もふんとやわらかな絨毯に倒れ込んで。 いつもどおりごろついていれば、フーの声が聞こえて>>@22]
!
[憂いを忘れて、飛び起きた]
(68) 2013/12/19(Thu) 16時頃
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マジ?マジで?
[絵本を見て、本当に読んでいいのかときらきらした目で喜ぶ。 恐らく、カメラの前では見せたことのないいつもよりもずっと素直な反応。
触ったら消えるのではないかと言わんばかりに恐る恐る手を伸ばして、ぎゅうと大事そうに4冊抱え込んで]
……
[>>@23続いた言葉に、ぴくんと肩が跳ねた]
(69) 2013/12/19(Thu) 16時半頃
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[落とされたその言葉に、取り残されたような不安が、すっと差し込んだ。 絵本を抱きしめていた手が、いつもより冷たい気がする。 この一週間、なにやらそわついた二人のことはなんとなく察してしまっていたけども 改めて聞いてしまえば、それは不安から現実へと途端に姿を変える。 周囲の祝福の声にああ、そうだ言わないと、と。
案外童顔な真顔は、一瞬。すぐに笑いで塗りつぶしてから]
……ぁ
[ふる、と唇が震えた。
>>64チアキの明るい声を聞いたあと、きゅっと唇を噛んで]
(72) 2013/12/19(Thu) 16時半頃
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……おめでとう!よかったですねえ?
[にっこりと、その場にいた二人に、明るい声を投げた]
(73) 2013/12/19(Thu) 16時半頃
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[もひゅん、と抱えていた本を床に下ろして、壁にもたれ掛かる。 適当に開いた本は、絵の綺麗な絵本で。
アナグマは、自分の年だと、死ぬのが、そう遠くはないことも、知っていました。
そんな一節を指でなぞりながら、端末にひとこと、ふたこと言葉を落とした]
(75) 2013/12/19(Thu) 16時半頃
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ん?
[>>76微妙な顔をしたテッドに、顔をあげて小首を傾ぐ。 絵本を指でなぞるのをやめないまま]
もっと喜んでくださいよお。 幸せにしてくれる奴ができたんですからあ。
[いつもどおりの甘い猫なで声で、テッドに笑いかける]
そのまんまのあんたを選んでくれる奴がいたんでしょう?おめでとう。 よかったですね、なんにも心配することはないですよ?
[いつもよりも早口で、いつもよりも饒舌に。 二人の名前を呼べぬまま、へらりと笑って]
(77) 2013/12/19(Thu) 16時半頃
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わ、っ
[>>80へらへら笑って煮え切らぬ様子を眺めていたが いきなり頭を撫でられて、焦った声が出る。
絵本が床に落ちた音がした]
え、なん、なんですかあ?
[じたばたしたあと、少しばかり情けなく歪んだ顔でテッドを見上げて。 心底困ったような音を、発した**]
(83) 2013/12/19(Thu) 17時頃
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[>>84テッドの眉間の皺を眺めながら、はあと分かったようなそうでないような声を返す]
………。
[やがて、その手が離れてぐしりと乱れた髪を自分で撫でた。 黙ってしまって、またなにやら考え事を始め
と。]
あ、
[短い通信に、顔を上げる。 言葉は返さず、ただこつこつと爪で通信機を叩いて返事の代わりとした。
広間のみんなを少しだけ見回して、もたもたと立ち上がる。 音もなく扉をくぐり、ため息を噛み殺した]
(109) 2013/12/19(Thu) 20時半頃
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[本を戻して、立ち上がって。 廊下を歩いていたときに聞こえた、チアキの声に思わず足が止まった]
ちあ……?
[普段聞いたことのないような叫びに、だが自分が行くのも違うと感じて。 それでも大丈夫かと彷徨いているうち、気が付くと時間が経っていた]
……
[会ったら謝ろう。うん。 通信機に小さくはいと落として、心に決めた]
(110) 2013/12/19(Thu) 20時半頃
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[そろそろ食事の時間なのだけども。 膝を抱えて、自室に閉じ籠りながら思う。 正直、ちゃんと笑える自信がない。
宙を見ながら、床に落ちる毛布にくるまって。 それでも、最後なのだからと。
通信機に恐る恐る触れて、小さな言葉を落とした]
(126) 2013/12/19(Thu) 21時半頃
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[イアンからの返事に、聞こえないと言わんばかりに毛布を被る。 あー、なんか泣きそうだ。ダッセェ]
……ん。
[もそ、と端末を手繰り寄せれば、ティーからの通信が入っていて。 よくよく察しのいい生き物は、毛布の砦から手を伸ばして目隠しを手に取った]
(146) 2013/12/19(Thu) 23時頃
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忙しいんじゃねーんですか?
[どーぞ、と部屋の中に招き入れる声を発した後、続いたのはそんな言葉。 待たせた謝罪をしようと思っていたのだが、つい口に出せずに遠回りをしてしまう。
血の色の目を布で隠した状態で、毛布の上に律儀に正座をして いつもよりも軽薄そうにへらりと笑って]
……怒ってます?
[ちょっとだけ、おずおずと]
(152) 2013/12/19(Thu) 23時頃
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いそがしーのに幼稚な嘘に付き合わせた辺り。
[>>@86疑問符に、簡潔な答えを返して。 あー、と小さく唸った]
そっか、終わったんですねえ。 しあわせになってくればいいんですけども。 俺は割りとイアンもテッド嫌いじゃねーし楽しくやれてましたし二人ともいいやつなんできっとあっちでもうまくやれるんだろーなー。よかったですねえ。
[と、ここまで若干棒読みで一気に言ってから。 あー、とまた唸る。 自分のいまの心境とずれたことしか、口にできない]
……ん。ハグ。
[だから、言語化をちょっと一回諦めておいた]
(187) 2013/12/20(Fri) 00時半頃
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……製造過程で欠陥でもあったんじゃねーですか?
[>>@101からかうような口調に、ぼそりとそれだけ答えた。 ちょっとふて腐れていた顔を見せていたのは、要求を口にするまでの僅かな間。
床に座るこちらへ歩み寄る音が、静かな室内に転がる]
、ん
[髪を撫でられ、ぴくんと震えた。 与えられる温もりにすりよって、息を吐いて
ついでに、彼の服の肩の辺りをかぷりと噛んでおく。 からかいへのお返しである]
(204) 2013/12/20(Fri) 01時半頃
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……二人とも、しあわせになれますか。
[ややあって、もそもそと呟く。 顔をぎゅっとティーの肩口に押し付けて、止まりそうな泣きそうな息を吸って、吐いて]
……すみません、ティーにこれ訊いても、しかたねーですね。
[困らせる以外に意味のない問いだと気が付いて、口を閉ざした。 代わりに、彼の背中に手を回す。 甘えるのよりも、もっと切実な思いの籠った手つきで、彼の背中に手を置いて。
彼の泣きそうな顔なんて、当然知らないけども 自分のほうにさらに抱き寄せ、頬擦りをしておいた]
(205) 2013/12/20(Fri) 01時半頃
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[ティーの答えに、希望的観測だなあ、と思いながらも、それでもこっくりと頷く。 そう信じれば、幾らか楽になって。 はふ、とため息と共に、やっと愚痴が言えるようになった]
……置いてかれるのって、やなもんですねえ。 このまんま独りだって気分になるし、なんで選ばれなかったんだろうかって思ったら、しんどいし。 もー、二度と味わいたくねーよクソッタレー。
[なんて、わざと軽い調子で愚痴を言うのは、過剰な心配をかけまいとして。 だけど、一旦口に出してしまえば、それを止めることがなかなか難しい]
……あー、でもあれですね。 例え次、運よく俺が買われても。んで、しあわせになれても。 結局、俺らはニンゲンより長生きだから、置いてかれるんですよねえ。
[余計なことまで口走ってしまったことには、すぐに気が付いたけども。 出してしまった言葉はどうしようもない。
肩を噛んでいた口を離して、顎を彼の肩にのせて。 誤魔化すように、首筋にちゅうを落とした]
(224) 2013/12/20(Fri) 02時頃
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[>>@120背中を撫でる手が温かくて、甘えてきゅうと首筋に吸い付く。 痕になったかどうかは分からないまま、口を離して息を吐いて]
……川に行きたい。
[ぽつ、と呟いた]
海でも、いい。
置いていかれそうになったら、そこで溺死するんです。
[>>@118体を離すとき、こめかみにキスを落とされて 少しだけ、笑んだ]
(234) 2013/12/20(Fri) 03時頃
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川も海も、見たことねーから、わかんねーです。
けど、きっと。俺がどこにいったか、わかんなくしてくれるでしょうから。
[>>@129ふ、と。泡のように言ってから、絡み付くように絞め殺すように、ティーの喉にまた唇を寄せて。
無自覚に踏みにじり傷付けた彼に微笑んでから、離れた]
……困らせてすみません、ね。
[そろそろ自分ばかり構ってるわけにもいくまい。 出ていきやすいように適正距離を取って、ティーを解放した*]
(248) 2013/12/20(Fri) 07時頃
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[ティーが出ていくのを、耳だけで感じて ひら、と控えめに手を振った。
口元に手をやり、それを喉に滑らせて。 日だまりのような温もりの名残を惜しむように、目隠しもそのまましばし座っていた]
……ん、
[それを止めたのは、端末が震えたのを感じて。 衣擦れの音をたてて目隠しを取り、そこに残された文字を読む]
(362) 2013/12/20(Fri) 23時半頃
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[一回では理解できなかった。 だから、もう一度読んだ。 三回読んで、やっと理解した]
……らしい、ですねえ。
[簡潔で、必要なことだけを書いた言葉に、ぽつと呟いて]
(363) 2013/12/20(Fri) 23時半頃
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