人狼議事


24 ロスト・バタフライ

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[アイリスの問いには、にー。と笑って。]

 おいらを殺さないなら
 ぺラジーが死ぬかもね?

[声音は囁くみたい。聞こえるか聞こえないか。]


 ── 濡れ衣着せてくる相手、
      このまま、ほおっておけないもん。

[それは、ひどくひどく、あっさりとした物言いで]


[ そう言ったこどもの足元から、じわりと影が滲む。 ]

[ 影が重なるぺラジーの体温を奪いとるのは子どもの影 ]

[ 人に触れられても死人にまで成らない体温は 

  ──人から墓守りの姉妹から
   体温を血の熱を奪って、そこに存在しているから。 ]


[使ったばっかだから、あんま力でないかもなあ。

過ぎる思考は言葉にはせず]

[足元、蠢く影だけでは、命奪うまでは届かないか。

へらりと笑って、ぺラジーが、
覚悟もって動くのなら、それに応じるつもりで──
黒い目は見えぬ目を、*微笑んで見つめる*。]


メモを貼った。


メモを貼った。


―― 湖畔に浮かぶ小船 ――

 ……

[常と変わらない。
 周囲を包むのは白闇と舞い踊る数々の蝶。
 最後に覚えているのは掌にあった温もり。]

 そう。

[なんでも無いように見下ろしながら呟いた。
 視線の先には二つの身体。]

 生きて、いたのね。

[おぼろげだった感覚すら、
 失って初めて知る霧の中の幻のよう。]



 ずうっと信じられなかった。
 私と姉さんは随分と前に―――

[双眸を伏せ、深く息を吸い込んだ。
 それもきっと、夢幻。
 感覚、と誤認する何かが残っているだけ。]

 世界に見放されたその瞬間から。
 死んでいるものだと、思っていたから。

[薄っすら浮かぶ笑みは何処か幸せそうにも見えた。]



 失う事が愛しくなる日が来るなんて思わなかった。
 本当に――――

[そっと開く二つの眸。
 薄い笑みは確かな言葉を象った。]

 ありがとう。

[自身の生涯を閉じた原因に対しての、
 不器用な言を。]



 でも。

[繋ぐ言葉に、微か翳る眸。
 視線は二つの身体から離れ、陸の白闇へと。]

 叶うのなら、彼らにも。
 愛しい、と思える最後がありますように。

[そ、と両手を胸元で組んでは]

 神様―――

[存在など何時の日からか否定していただけの
 存在へと願う、夢現。]



 ……

[ゆらり辺りを探る幽鬼の眸。
 その姿は、あるだろうか。]

 ――――、姉さん。

[名を呼ぶ声は、微かに震えていた。]


[沈んでいた意識がゆらりと覚醒する]

 よー、らんだ

[拙い声色で名を呼んだ。
 そう、と妹の傍に佇む様に
 この幽世だけで明確化する輪郭]

 おはよう。

[いつものような挨拶を向けて、淡く微笑む。
 いつまでも一緒だと、その約束を果たしてくれた妹へ
 喜びとほんの少しの切なさを湛えながら]


[姉の声を聞けば其方へ視線を向けた。
 綻ぶのは永久の願いが叶ったせいか。]

 おはよう。

[何時ものように。
 或いはそれが最後のように。]

 具合は、どう?

[軽い調子で尋ねるのは、
 此の白闇には何処か不釣合いだった。]



 うん。

[両手を軽く回して、頭を軽く回して]

 悪くない。
 むしろ、身体が軽いわね。

[長年の柵から解き放たれた身体は、
 軋むことなく、自由に動く。
 それが霊体ということを除いては、ごく普通の所作。]

 ヨーランダに、触れられるの、かしら。

[少しの不安を伴って、伸ばす指先。
 そ、と妹の頬を擽るか]



 そう。

[姉の言葉に微笑を見せる。
 体の具合を確かめる姉を見つめたまま]

 ―――、良かった。

[しみじみと呟いた。
 姉の指先が頬へと伸びると]

 ……

[緊張した面持ちで其れを受け入れる、が。
 確かに触れている筈なのに。
 触れられている感触を得る事は無かった。]



[―――感覚が、……無い。]

 え?

[妹の身体をすり抜けるわけではないのに
 触れているのに、感触がない。]

 なんで

[ぺたぺたと妹の頬を、髪を、手で辿っても
 得られることのない――其れは
 死の代償なのか]

 ―――ッ

[こんなに近くにいるのに、遠い。
 もどかしさが胸を附く]



 ……

[姉も同様なのだろうか。
 眸から互いに窺い知るのは隠せぬ動揺。
 頬を、髪を、辿られればそれだけ膨れ上がる。]

 ………姉さん。

[相手の感触を得られない恐怖から
 少しでも逃れようと両腕を伸ばす。]

 ―――ッ

[強く、抱き締めようと―――*]



 ―――。

 傍に、
 傍にいるから。

 だから…――

[抱きしめる、だけど、感覚の無い寄り添いは
 虚しさすらも、齎すもので。]

 大丈夫よ、大丈夫。
 私はヨーランダの傍に、いる から。

[それは自分に言い聞かせるかのような、*言で*]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 歌い手 コリーン

[悲しみのあまり、何時の間にか気を失っていたようでした。
 誰かの腕に抱き抱えられて運ばれているのを、どこかぼんやりと覚えています。

 指先がシーツの上で縺れて。
 再びロバートを失ってしまった悲しみに沈む心。

 もうこのまま、死んでしまいたい。

 大きな悲しみに疲れ切ってしまったわたくしは、
 そんな事さえ、考えていました]

(7) 2011/01/29(Sat) 10時頃

──夜、寝室──

[互いに対立するように対峙する二名の足元、
重なった影がざわりと色の濃さを増した。

──どちらのから、とも、判別しがたいざわめき。

攻撃の対象に選ばれた、
その本人以外には理解できないだろう
身体がら血を、熱を、命そのものを奪われる感覚。

何もせずに居ればそのまま、死に至る影。]


 おいらは死にたくない。

[笑み浮かべたままぺラジーに告げる言葉]



 死にたくないから。
 殺されない
 そのためになら、

 人も、殺すよ。

[とん、と歩を踏んで、抱きかかえた鞄から、小型のナイフ取り出して、そのまま体当たりする。小さなナイフ、胸に刺しても──赤が散ることはない。]


[──それは、影が、血を吸っているからであれど、]

[他の者の目に、赤い血を流さぬ身体は、どう映るだろう。]


 ─── おやすみ

[告げる声音と同時ざわり 影がざわめくのにあわせる様にか
金色の蝶がひらりと舞い込み]


 ──…っ!

[その光に導かれるようにか、
ぺラジーの手が、トニーの喉に伸びて、
子どもの細い喉を絞めた。]


 か、はっ

[体躯は子ども。痩せ細った身体は、
女の腕でも強く締めれば──折れそうなくらい。
瞠る目は、水晶玉のブレスレットを黒い瞳に映しこんで──]


[ ざわり ]

   [ 縺れる二人の足元で 影が大きく波打ち
     蝙蝠の片羽のかたちの黒色が ]

       [ 二人ともを、包むように、呑み込んだ ]



[ 一瞬、周りの目からすべてが覆い隠され ]

 [ ご きん ]


  [ 黒い闇の中から。骨の折れる嫌な音がして ]


【人】 歌い手 コリーン

 …………ぇ?

[そんなわたくしの心を引き戻したのは。

 わたくしを置いて、眠りに付いたはずのあの人の聲]

 ――――…ろ、ばーと?

[涙で滲む世界の向こうに居たのは、
 わたくしを置いて行ってしまったロバートの姿で]

(8) 2011/01/29(Sat) 10時頃

[ どさり ]

      [ 部屋の中に横たわるものは ふたつ ]


[ ありえぬ方向に、首のねじれた子どもの身体と ]

[ 胸にナイフを突き刺されても赤を零さぬ 少女の身体**。]


【人】 歌い手 コリーン

 ロバート…っ、ロバートっ!!

[頭が痛いと、すこしいらついた様に謂うその人へ。
 しがみ付く様に、わたくしは腕を伸ばすのでした]

(9) 2011/01/29(Sat) 10時頃

メモを貼った。


【人】 歌い手 コリーン

[抱きしめてくれる腕が、嬉しい。
 その温もりが、愛しい]

 だって、だって……。

[泣きじゃくりながら、その胸へと頬を埋めます。
 彼が静寂を好む事を知っていながらも、感情はとめどなく溢れて。
 わたくしはロバートの腕の中で、再び身を包む優しい温もりに、嬉しさを隠す事が出来ず泣いてしまうのでした]

(14) 2011/01/29(Sat) 11時頃

【人】 歌い手 コリーン

 ひゃ…っ。

[頬を温かい何かが触れるのを感じて、
 思わずもれてしまう、声。

 枯れることはないだろうと思っていた涙は一瞬で止まり、
 わたくしの頬はそれが何であったのかを知り、赤く林檎のように熟れるでしょうか]

(16) 2011/01/29(Sat) 12時頃

【人】 歌い手 コリーン

 …………。

[恥ずかしさに、言葉を失ってしまったかのように。
 わたくしはロバートの言葉に頷きます]

 でも……。
 あなたが生きていて、良かった。
 本当に、良かった。

[仮令亡者であったとしても。
 彼の魂が今傍にある。それだけでわたくしの心は、歓喜に震えるのです。
 実際に神という存在がいるのならば。
 わたくしはその足に口接けても構わないと思えるほどに、
 この奇跡に魂を震わせるのでした]

(17) 2011/01/29(Sat) 12時頃

【人】 歌い手 コリーン

[問う、聲。
 わたくしはふるりと首を振ります。

 ロバートから齎されるもので、わたくしが厭う物等何一つとしてないのですから]

 ロバート……。
 愛しています。あなたの記憶が戻らなくとも、ずっと、ずっと。
 この想いは変わることなく、永久に。

[淡く微笑み、誓いの言葉を捧げて。
 わたくしは、彼の手に頬寄せながら、ゆっくりと瞳を閉じるのでした]

(19) 2011/01/29(Sat) 12時半頃

【人】 歌い手 コリーン

[雨のように口接けは優しく降ってきました。
 その一つ一つを、わたくしはうっとりと受け止めて、
 最後に長い長い、口接けを交します。

 それは触れるだけのもの。
 だけど、今までで一番優しく愛しいもの]

 あなたはロバートです。
 あなたが判らなくとも、わたくしには判ります。

 記憶を失おうとも、魂を偽ることはできません。

[良いかと問う言葉に、これが答えになるのか判りません。

 だけど、わたくしの欠けた魂が震えるほどに惹かれるのは彼しかありえず。その事が、彼が彼である証なのだと、わたくしは十分に理解していました]

(21) 2011/01/29(Sat) 13時頃

【人】 歌い手 コリーン

 それこそがわたくしの望み。
 あなたの焔に焼かれるのであれば、それはどんなに幸せな事でしょう。

[最上の幸福のさなかに、彼の手によって齎される死。
 それはどんな極上のアペリティフも敵わない甘美を、わたくしにくれるのでしょう。

 ふわり、と。
 わたくしは微笑みます。少女のように、淡雪の如き笑みを]

 わたくしはなんて幸せ者なのでしょうね。
 あなたに再びこうして逢えただけでも、奇跡だと言うのに。
 あなたの手で、果てる事が出来るのですから。

(23) 2011/01/29(Sat) 13時頃

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