人狼議事


172 ― 恋文 ―

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【人】 紅客連盟 イスルギ

— 喫茶店「ラブ・レター」 —

マスター、ここだけの話だ。
僕にはなりたいものがあった。
 

(2) 2015/10/22(Thu) 23時頃

【人】 紅客連盟 イスルギ

マスターは誰かを好きになったことがあるか?
夜も眠れないほど好きになったことが?

僕は僕自身を恋愛に向く人間と思ったことが無い。
なぜならば僕には決定的なものが欠けていたからなんだ。

(3) 2015/10/22(Thu) 23時頃

【人】 紅客連盟 イスルギ

少なくとも僕は僕自身のことを、そう評価していた。
だからやればできると言いながら、一つの事を最後までつらぬくことができなかった。

と、思っていたんだけどね。
どうやら、自己評価に最近ズレが生じてきたんだ。

(4) 2015/10/22(Thu) 23時半頃

【人】 紅客連盟 イスルギ

この手紙に返事をするには、もう少し時間がかかるようだよ。

一生一人ぼっちはさびしい、か……。

(5) 2015/10/22(Thu) 23時半頃

【人】 紅客連盟 イスルギ

ところでこれを見てくれよマスター、かっこよいと思わないかい?
黒い鹿なんているんだね、初めて知ったよ。

ん?だってこれだけリアルに描かれているんだから、見て描いたに違いないんだろうな。

(6) 2015/10/22(Thu) 23時半頃

【人】 紅客連盟 イスルギ

……実は僕も黒い鹿を探しにいってみたけど、いなかった。

(7) 2015/10/22(Thu) 23時半頃

【人】 紅客連盟 イスルギ

ところでマスター、あの人はワタヌキ風花って名前なのか?
……ん?ああ、サラダのドレッシングは和風でお願いするよ。

(8) 2015/10/22(Thu) 23時半頃

[今日も今日とてラブ・レターにやってきた。
扉を開けた陽香の目元は少し赤かったかもしれない。]

こんばんは…。
マスター、コアントローコーヒー……お願いします。

[少し声色を明るくしようと努めたが、そんなに上手く出来なかった気がする。

いつもの席に座った。今日の気分は凄く最悪。そんな気持ちを和らげるためにも、重たい体をこの喫茶店まで運んだのだ。]

(ここに来れば……)

[ここに来れば、元気になれると思ったけど。やっぱり気持ちは晴れない。]


[実は、今日の稽古でやってしまったのだ。
原因は私だ。そんな事は分かっている。

それはほんの一時間前に遡る。
稽古の進行中。自分がネックだと思っているシーンに差し掛かった時]

”……愛してます。”

「………………。」

…ん…?セリフ……。


[自分が「愛してます」と言えば相手役の男の子が「僕もだ。」という流れになっている。なのに彼は不機嫌な顔で突っ立ているのだ。周りの部員たちも不穏な空気を感じ取って何も言わないでいる。]


[私は何となく嫌な予感がして、冷や汗をかいた。]

……どうしたの?

「言えない。」

え?

「そんな気持ちがこもってないセリフに、何が言えるんだよ。」

[私の芝居が不完全だから、彼はセリフを言いたくないというのだ。
相手役の男の子は、学校でもモテるし彼女も居る。きっと私より断然「恋」や「愛」を知っているのだろう。だから、陽香のそれっぽい演技に嫌気がさしたのだ。]

「もう本番が迫ってるのに、そんなんで最優秀賞取れるかよ」

………………。

「三年の先輩方は、これで卒業なんだぞ。主役のお前がそんなんで良いのかよ。」

…………っ…………。


[そんな事、言われなくったって分かってる。出来ないのは自分が一番分かっている。でも、私は「恋」をときめきをまだ知らない。でも、そんなの言い訳にならない。]

「お前、それで女優目指してるって……どの口が言えんだよ。」

…………っ……、

[そんな時、先輩が間入ってくれて、本日の稽古はお開きになった。集中稽古が続いて、部員全員が疲労気味なのを早く帰って休息を取るのと、主役の2人は頭を冷やせと言われた。

みんなに、相手役の男の子に迷惑掛けている。何も出来ない自分が、悔しくて。悔しくて。涙が滲む。
私は逃げるように、部室を後にした。]


[そして、今に至る。]

(もう……だめだ……私。)

[マスターが近づいてくる気配がしたので、下手くそな笑顔でコアントローコーヒーを受け取る。
すると、添えられていたのは”薄い桃色”、”オレンジ色”、”空色”の封筒。]

マスター…これ…!

[こんなに沢山のお手紙。マスターは、にこにこしながらカウンターへ戻る。
文通を相手からのお返事か。はたまた新しい相手からのお手紙だろうが、今誰かの手紙を読める心境だろうか。

でも、このカラフルな便箋の柔らかい色達に。少しよれちゃってる封筒に、少しだけ口元が緩んだ。
私はまず、よれよれの薄い桃色の封筒を手に取った。
そっと中から取り出し、目を通すと”右肩上がり”の文字。]

(あっ……コアントローの人だ!)

[私は、傷心していたもの忘れて、夢中で読み出した。]


[その手紙を読んでいると、ぽろぽろと涙が零れる。でも視界が遮られて読めなくなるので、袖で目元を拭って。

手紙に書かれた言葉は、新鮮で、優しくて。
会ったことのない自分に対して、この言葉一つ一つを、考えて書いてくれたのかなと思うと、心がどんどん温かくてなって。
それに、2人だけの秘密を共有してるみていで、ドキドキした。

文字に見え隠れする、彼の楽しげな気遣いに思わず笑みが零れた。]

…豊田さんって…どんな人だろう……。

会ってみたいな……。

[胸が苦しい。この人ともっと話がしたい。この人をもっと知りたい。
でも、高校生は相手にしてくれないかもしれない。もし実際に会ったら、思ってた人物と違くて、文通もなかったこことにされるかもしれない。
いや、そんな風に思う人ではない気がする。

なんだこれ、嬉しいと不安のドキドキがごちゃまぜだ。]


[まるで、夜の海みたい。闇が深くてちょっと怖いのに、キラキラ星が……あれ?]

……あれ?

[思い出したように、私はスクール鞄の中から一枚の”絵葉書”をそっと取りだした。
目を閉じた女の子が、桃色の風に吹かれて、キラキラ星が煌めく何も見えない海に足を浸からせている絵。以前、もらっていた大切な絵葉書。
この絵は、何となく今の自分に似ている気がする。

”恋をしている女の子”。

自分はもしかして。]

(私……もしかして……。)

[いや、ちょっと落ち着こう。私、今ちょっと混乱してる。
何度か深呼吸して、よれよれの薄い桃色の便箋に目を落とせば、やはり胸の中には”ドキドキ”が残ってて、思い切り口元が緩んでしまった。

恋をするって、なんだか楽しくて、なんだか嬉しくて、なんだか不安で、でも、心は温かい。]


[お返事を書こう。なんて書こう。胸がドキドキ。
よし、いったん落ち着こう。]

お腹空いた。
パンケーキ、食べてみよう。……たっぷりのはちみつを……、ん?

[手紙が書かれていた、おすすめのはちみつたっぷりパンケーキ。まだ自分のおすすめが無いから、まずは豊田さんのおすすめを食べてみようとすれば、携帯のメール着信ランプが主張している。]

あ……、

[相手役の男の子からだ。何だろう。また、何か言われるのかな。
怖いけど、私は大きく息をはいてメール画面を開いた。]


[そこには、部活の時言い過ぎた事の謝罪と、今から2人で自主稽古しよう、学校近くの公園で待ってるとの事が書かれていた。]

今から?

[豊田さんにお返事を書きたい。
だけど、部活の事も解決しなきゃ。それに、今の私だったらあのセリフが言える気がするのだ。
私はコアントローコーヒーを飲み干して]

また来ます!

[会計する際、和紙様な色合いの「レターセット」が目に入る。私は目をぱちぱちさせて、]

マスター!これも下さい!

[茜色、萌黄色、山吹色を選んで会計した。
このレターセットでお返事書いたら、きっと楽しいはず。]


[そして、公園で相手役の男の子に会って、さっきのシーンをやってみれば、不思議と楽にセリフが出てきて。男の子も満足そうに、「できんじゃん」と笑っていた。
きっと、彼は励ますつもりで敢えてきつい事を言ったのだろう。そう思えば、申し訳なさと、嬉しさで、また泣いた。

家に帰ってきて、残り2つの手紙を読んだ。

最初に、とても綺麗なオレンジ色の綺麗な封筒。これ機械で作ってるんだよね。手作りの手紙なら、感動だ。
内容は、名前の由来の手紙のお返事だった。
両親の事を褒められて、自分の事も褒められてる気がして、嬉しくなった。]

……石……動く?……イスルギ……かな?珍しい名前。

[確か、演劇コンクールの中部地方代表が石動高校だったような。]


[それから、空色の封筒を開けた。
作曲家募集の人だ。曲を頼むわけではないのに、書いてしまって気を悪くしてないかな?と不安だったが。その気さくな文章に、安堵した。]

良かった、スランプぬけられそうなんだ…。

ふんふん……歌も歌って曲も作るのかぁ。凄いな〜。

[好きな事、夢中になれる事を大切にして下さいと書いてあった。]

恋人みたいに……か。ふふっ……。

[うん、私はやっぱりお芝居大好きだ。大変な事や、嫌な事もあるけど。
結局、お芝居の事ばかり考えている。まだまだ、演技はヘッタクソだけど。]

歌……聞いてみたいな。「ラブ・レター」でライブとかやってくれないかな?

[そういう設備がなかったらやはり無理なのだろうか。]


[陽香は、机の上の封筒を眺めながら]

会ってみたいな……。

[文通は楽しい。続けたいと思う。でも、書いてくれた人たちに会ってみたい。
そんな風に思った。

陽香はペンを手に取って、お返事をかき始めた。]


[その日以来、ラブ・レターには行くことが出来ないでいた。
本番が来週に控えて、学校に泊りがけの稽古の日々が続いた。
噛み合ってきた芝居に、仕上げをするため皆頑張っている。]

(ああ……ラブ・レターのコアントローコーヒーが飲みたい……。)

[コンクール会場も遠方なので、帰ってからじゃないときっとあの店にはいけないのだろう。
部員と寝床を共にする中。窓から見える、星空を眺めていた。

豊田さんは、今は何をしているだろう考えながら、眠りについた。]


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