人狼議事


15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時

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【人】 長老の孫 マーゴ

[縺れて倒れた足が震えるのは痛みの所為ではなかった。
じわりと、紺の瞳が潤む。]


 ベネット…




   ―――…助けて、

[震える声で、掠れた声で助けを求めるのはベネットの名へ。
今、マーゴを殺そうとしている相手に、
けれども山刀を持っている目の前の相手にしか
縋ることしかできなくて。]

(2) 2010/07/22(Thu) 00時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[耳の、直ぐ傍で風を凪ぐ音が響く。
自分がどうなったのか理解できぬままに
紺の瞳から、光が消える。]


 ―――……ぁ、


[ゆったりと波打っていた黒髪が
はらはらと舞い、床へと落ちていく。

くらりと、身体が傾く。
ベネットに次いでマーゴの身体も床へと倒れた。]

(8) 2010/07/22(Thu) 00時頃

[ただ微笑みながら、手を差し伸べる。

“それ”には、気がついていたのかもしれない。
けれど、避けることは出来なかっただろう。

その為には ころさなく ては、
いけなかったから。

焼けるような熱が、幾度も幾度も躯を貫いて。

左腕は鈍色の砂となって零れ落ち、
砂の混じった血を吐きながら、倒れ伏していく。]


[ 見開く青、濁りない水の色 綺麗な色 ]


       [「泣かないで」]


[ 言葉は音にならない ]


[左肩から斜めに裂いたように、砂と崩れて半壊した体は

けれど一度だけはっきりと

その青を見つめて、首を振った。]


      [ 「いずみが みえる から」 ]


[ ゆっくりと口唇が動いて、そして意識は遠ざかる ]


[ 当たり前に頷くだろう問い ]

[ けれど ]


  [ その肉体という機械に、言葉は既に届かない ]  


[闇に飲まれ落ち込んだ自我は、どこへ向かうのだろう
――かつて、心は脳に宿るのだと、言った学者がいた。]

[ならば滅び行く肉体と共に、
自我は消えるはずなのに]

[それはどうしようもなく囚われて]


マーゴは、目覚めぬまま横たえられ、閉ざされた目尻からは涙が滲んでいた。

2010/07/22(Thu) 01時頃





[ 形代を探し始める**]


メモを貼った。


―城内の一室―

[アリーシャが起きて部屋を出た少し後。
少女の瞳もぱちりと開かれる。
いつの間にか寝かして貰っていたベッドを降りて。]

あら?

[そして、ベッドに横たわるままの自分の姿を見つける。]


[様々な場所で多様な声。
穢い思いか、醜い争いか。
血生臭い惨状が繰り広げられていることなど、少女には関係の無いことであった。
純粋な翠はただ、横たわる自分自身を見つめて黙っている。

まるでこの壊れた世界に取り残されたような感覚。]



…………。



[自分自身の傍に、大人しく座っている少女の姿。
六感のあるものになら見えるのだろうか。
普通には、目に映ることはない。]


あなたは誰?
私はポーチュラカというの。

あなたはなんだか私にそっくり。
あなたは私のお姉さん?
そうだったら素敵なのだけど。

[くすくすと笑う声だけは、空気を震わせて城の中を舞い響く。

その冷たい躯が自分のものだとは思っていないようで
お友達になれないかしらと、無邪気に少女は少女へ微笑んでいた。]




ねえ、私にそっくりなあなた。
あなたは昔を……。

ごめんなさい、なんでもないの。

いいわ、いいの。
あなたが知っているはずがない。
もし知っていても。


私は知りたくないのだわ。
 
 


 ―泉―


         ―――…なかないで、

 [ぽちゃり]

[泉に水滴が落ちる、
それは大樹の葉から零れ落ちた露]


[薄れた青年の姿は、大樹に重なるように佇んでいた。
瞳のあせた砂色は本来の樫色を取り戻し、
左腕も生身の人の形をしていた。

――最も、その腕が何をも為すことが出来ないのは変わらない]


[まだ少し茫洋としている。
身に残るのは、漠然とした無力感と罪悪感]

  ――……、ぁ

[少女のくすくすと響く笑い声が、
随分とはっきりと感じられた――その名前を知っている]


                ……ポーチュラカ?


メモを貼った。


【人】 長老の孫 マーゴ

[泣き声が聞こえる。誰かが泣いている。
―――…泣かないで。
そう言っているのに、
別れを悲しんで泣いて謝ってくれている。
顔も、声も、名前だって思い出せない。
大事な人、だった筈なのに。

―――…泣かないで。
泣けば、命が削れてしまうから。
―――…泣かないで。
何もしてこなかった私への報いなのだから。

―――…泣かないで。
泣くほど哀しいのなら…

どうして置いていこうとするの…?]

[その人は泣いて、泣き果てて 衰弱して死んでしまった。
私は……その人の為に泣くことができなかった。
泣けば死んでしまうと 知ってしまったから。]

(46) 2010/07/22(Thu) 02時頃

 ―泉―

 フィル……

[泉に見入るフィルの姿、
それはかすかに見覚えのある記憶に重なる光景―――

彼はいつも何を見ていたのだろう。

さわり、と枝葉を震わせた大樹から、葉の一片が落ちた]


翠の葉は、泉の水面に、幾重も幾重も波紋をつくる――**


【人】 長老の孫 マーゴ

[刃に削がれた黒髪は長さがまばらになり
短いものは顎のラインにまで短く薙がれていた。
睫毛がひくりと動いて、薄らと紺の瞳が開く。]

 ―――……

[近くで音が聞こえる。
なにかの、音。

焦点は結ばれず、ただ虚空を見つめ続け。]

(48) 2010/07/22(Thu) 02時半頃

メモを貼った。


【人】 長老の孫 マーゴ

>>49
[音のする方向を探して紺の瞳が虚ろに彷徨う。
ぼやけた輪郭線、それが人の形だとわかると
肩が震えて見る見ると表情は泣き出しそうなものに歪み]

 ……………ぃ

[音がする、違う――…これは、声。
聞こえるのはガストンの語るような口調ではなく]

(51) 2010/07/22(Thu) 02時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ


  め な さい…

 …ごめ な…さい…
     ごめんな さい…

[責める声、幻の声、露になった耳に届くのはその声だけ]

 ……ごめんなさい、

        ごめんなさい… ごめんなさい…

[何を問われても震えて掠れた声で。
何かの幻影に囚われてしまったかのように、
壊れたテープのように同じ謝罪の言葉を繰り返すだけ。
或いは―――…心が、壊されてしまったのか。

今にも泣き出しそうなその瞳から涙が落ちることはなかった。**]

(52) 2010/07/22(Thu) 02時半頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2010/07/22(Thu) 03時頃


【人】 長老の孫 マーゴ

[謝罪の声はガストンに運ばれ、
何処かの部屋に入るころには掠れて途絶えた。
―――代わりに乾いた咳が、零れる。
震えていた指先がぎゅう、と縋るように
ガストンが被る熊の毛皮を握り締めた。]

 ――――… ……

[言葉が、言葉にならない。
代わりに熊を握って 離さない。]

(56) 2010/07/22(Thu) 03時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

― 城内・小部屋 ―
[何処に運び込まれたのか、
おろされた身体も、熊を握る指先も震えていた。
不安と怯えの入り混じった紺の瞳がガストンを見上げる。]

 ―――…

[何か言おうとして、また咳き込んだ。]


  … ……の?


[水を受け取って、けれども直ぐには口をつけない。
ラメトリーに辿り着いたばかりの時のように、
飲んでいいのか窺うように不安げに瞳が揺れた。]

(59) 2010/07/22(Thu) 03時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[飲むことを許されたのならこくり、こくりと。
喉の渇きを潤すように与えられた水をゆっくり飲み干した。]

 ―――… …

[謝礼の言葉は零れない。
それに勝る不安に今は囚われていて]


 ―――…あなたは…わたしをころさないの…?


[ベネットが刃を振るった理由がわからない。
ターリャの名を思い出すことは今はとてもできなくて。
だから、ラメトリーに居る皆が決めたことなのだと、
今のマーゴはそう思っていて。]

[そう思っているのに、
ガストンの熊を握る手は彼がここからいなくなることに、
独りになることに怯えて握ったものを離そうとしなかった。**]

(60) 2010/07/22(Thu) 03時半頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2010/07/22(Thu) 04時頃


【人】 長老の孫 マーゴ


 ―――…ころさ、ないの…?

[ガストンは事情を知らないのだろうか。
不思議そうに見上げた瞳は哀しげに伏せられる。]


 なら、どうして…?


[ざんばらに切れた髪は首元の直ぐ傍まで。
誰かの制止がなければ、確実に薙がれていた。
聞こうにも彼から遠ざけられてしまっては、
その答えを聞くことができず]

(84) 2010/07/22(Thu) 11時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ


 …生きることを許されないって…
 言われたのだと…思ったの…

[毛皮を握っていた力が緩む。
距離の近づく影を見上げる顔は今にも泣きそうなのに、
紺の瞳が涙で潤むことはもうなかった。]

 何もできなかった…
 ううん…何もしてこなかった…

 歌うこともできない…ものを書くことも…
 誰かを思うことだって…、……

 ただ…生きるためだけに生きている…
 ――…私に与えられた…報いだろうと…
 

(85) 2010/07/22(Thu) 11時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[殺させないと語るガストンを見つめる瞳から
不安の色が消えることはない。
人を信じてもいい…頼ってもいいのかもしれない、と
ここに来て、少しずつ解け始めていた心は
薙ぐ音と共に壊されて閉ざされてしまった。]

 どうして…あなたは…私を生かすの…?

[諭すような口調にも安堵の様子を見せることはできず
ガストンへと浮かべるのは不思議そうな表情、
互いに名乗った、それだけの関係なのに。]

 …彼は…
  また私をころしに…くるのかしら…

[殺されかけたのに、ベネットを恨むことはできず
尚、彼に生きて欲しいと願うこの心は何なのか。
答えが見えずに、またさわりと騒ぐ胸元に
少し苦しげにその箇所を押さえた。**]

(87) 2010/07/22(Thu) 12時頃

 ―泉―

[竜の少女が虚空を見上げる。
その時、泉の水面に映る大樹の枝は、青年の形に揺らいでいた。
水の中に手を差し入れたその幻影は一瞬のこと]

                 ――……なかないで

[青に触れ、青に囁く]

[竜の少女に気づけば、
小さく笑みを浮かべたけれど、

それはただ揺れる枝葉のざわめき]


竜の少女が泉を見れば、水面は再び一瞬の幻影を映すだろう



    [ ――泣かないで、

                      泣かないで、 と ]


[ゆらめく水に、幾度も幾度も
繰り返し、手を差し入れるのだけれど、
水の雫をすくうことも、触れることも出来ない。
その腕はやはり無力で]


  ―――……、

[名を呼ぶ声に、姿なき気配は
少し困ったような表情を浮かべて消える]


 ―語られなかった“約束”の話―

[果たされなかった約束が、ある]

[友達は今も、人を喰らっているのだろうか
せめてその自我が、残っていなければいいと思う]
 

 [あの日]


[青白く光り輝く空は、とても綺麗だった。]


[それは水の中から太陽を――本物の太陽を見上げたような色。
物知りの友達はチェレンコフ光みたいだ、と言っていた。

その空からふる灰は、風花のよう。
溶けることなく街を白く、白く埋め尽くして]


            [――そして終焉が訪れた]


[その灰の微細な粒子を体内に取り入れた人々は、
異常なスピードで、異形へと変化していった。

朝には談笑していた相手が、夕方には異形となって襲ってくる。
異形となった者は、必ず人を――そして同じ異形をも襲った。
元が人だからなのか、あるいはその灰のせいなのか、わからない。

住人全てが異形化して、街が滅んだ例を他に知らない。]


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