281 緋桜奇譚−忌−
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おっと、占われてた。
まあ、いいけれど初日に占うならせめて宣言欲しかったなあ。
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もうちょっと早めに、ってことね。
まあ、墓下で実況動画していてもいいのだけれど。
紅組、がんばれ〜。
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バトル村なのにバトルしなかったぜ!
[ポップコーンとコーラを用意し、実況態勢。]
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ー夕方・自宅ー
ええと……あったあった。
[自宅に戻り、段ボール詰めされた荷物の中でも特に厳重に封詰めした中から、所有認可が降りた数少ない品物の一段を取り出す。
符陣の構築に必要な三七二十一枚の鏡と竹竿、あるだけの符印、それに]
こんなところにあったか、照妖鑑。 よかった、なくなってなくて。これを紛失したら尋常の咎では済まんからな…
[他とは違う、一際強い妖力を秘めた鏡を取り出してきて表面を磨き、一息つく。 スマホから動画サイトに接続してアオちゃんのチャンネルを開くと、ライブ配信は続いていただろうか。そこに映っているのはアバターだったかもしれないが、鏡で映し出すと青い燐光を纏った人外の姿が映し出される]
(14) 2020/10/04(Sun) 15時半頃
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人でないのは分かっていたが…獣や器物が変じたわけでもないのか。 まあ…どちらにせよアオちゃんとやら、こいつだけなら一度きり呪殺できる。
恨むなよ?恨むなら軽軽に、衆目に己の身を晒したことを恨み、申し開きがあるなら十王の前でするがいい。
[いずれにせよ放置はできない相手。 鏡越しに映ったスマホの中の妖の姿、ちょうど胸の部分に、呪印を刻んだ釘を撃ち込むように叩き込む。
動画の中で妖が胸を抑え苦しむ様子が見えるとともに、しばらくして視聴者からのコメントが滝のように流れ始めただろうか。
そのまま二度、三度打ち付けると、妖の影は倒れ、動かなくなった。 それをみて、鏡を鞄にしまいこむ。その頃には外はもう暗くなっていたかもしれない]
(15) 2020/10/04(Sun) 15時半頃
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さて、相手がこいつだけならこれで済む話だが…
[本命は別にいるのだろう。彼女のチャンネルは目を通していなかったが、京に妖気が立ち込める>>13までには時間はそうかからなかったはず。]
……どうやら、いよいよ面倒な本命がお越しらしい。
[ため息をつき、三度寺の方へ向かうことにした**]
(16) 2020/10/04(Sun) 15時半頃
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蒼い人外の姿ってどんな姿なんだろうね???
本体スマホだけど。
/*
さりげなく詠唱破棄とかやってる
なんか漫画とかアニメに被れてるでしょうSHINOちゃん。
ははぁ、なるほどそう来た。
[時刻は夕刻。
突然の破壊は、鞄の中のほかの電子端末にも一斉にだ。
これが呪詛の類であるならば、思い浮かぶ顔はひとつ。]
[緋桜の前。
にたあと笑うなり、男の姿は胸を押さえて苦しみだす。
それは、画面の中の『アオちゃん』も同様。
わざとらしいほどに。
分かりやすく大げさに。
苦しみ悶えて地に倒れ、大量のコメントが大騒ぎをしだしたところで唐突に、中継は途切れる。]
『……感謝するよ。150年前よりの因縁の君。』
[落ちたスマホの画面にその文字が映し出され。
次の瞬間、呪詛により他の機器共々、完全に破壊される。]
/*
アバター苦しんでいたんならたぶん演技だよ!
呪詛が実際苦しいとしてもね、本体スマホだから!
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なるほど。随分派手にやっているものだ。
[シノと名乗る女の配信もチャンネル登録はしていたが、寺の住職らしき男が殺害されるのも、移動中にスマホで確認した。]
どうやら余裕はないらしいが…さて、きちんと符陣を構築する余裕があるものか。
(32) 2020/10/04(Sun) 20時頃
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[寺の側にたどり着くと、符陣の構築にかかる。 事前に見つけておいた盛り上がった石を中央に、 寺全体はさすがに無理としても、寺の入口を囲むように鏡を結わえ付けた竿を正方形状に立て掛ける。 中央に盛り上がった石舞台がくるように作業を進める。
小一時間ほど過ぎる頃にはあらかたの舞台は整っていただろうか]
…後はまあ、こちらに気づくものがあれば良いが…
[先ほどの配信が人ならざるものも目にするところなら、結界を破るか守るかに関わらず、誰かは来るだろう。 直に挑むには少々分が悪いと、しばし待つことにした*]
(33) 2020/10/04(Sun) 20時頃
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アオちゃんやべえと言って警告してくれる妖だかなんだかな人は、あまりにやさしいのではないだろうか。
サラちゃんありがとう〜
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金魚ちゃん可愛いなあ。
金魚ちゃんだけ会えなかったんだ。
恐怖にプルプルしている所なんて絶対に動画映えするのに。
/*
←この顔で言っていると危ない人みたいだ(今更)
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さて。
[陣は敷いたものの、相手が出てこなければこれはあまり意味がないものだ。なので、基本相手を釣り出して中に誘い込む形になるのだが…]
ま、そううまくもいかんか。
[騒ぎを聞きつけて誰か来るだろうかと思ったが、今のところはまだらしい。 代わりに、寺の方から>>47妖が何体か向かってくるのが見えた]
仕方ない。こちらから出向いていくしかないか。
[手にしていた五色の旗を振りあげると、辺りに雷鳴が轟き渡る。陣の内側に張り巡らされた鏡が金色の雷光を反射し、稲光と轟音が響き、一匹の妖を焼いた。
もう一度振りあげると再び陣の中を雷が駆け巡り、別の妖に雷が落ちる。
そうして、数体の妖を焼いてしまうと、中央の台座を降りて寺の中へ向かうことにした]
(56) 2020/10/04(Sun) 23時頃
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六道珍皇寺の住職を殺して桜に血を吸わせ、 冥界への扉を開こうとする不届きもの…
中にいるな?
十王の代わりに、お前の罪を詳らかにするためやって来た。 姿を見せよ。
[寺の中に踏み込み、声を上げて誰か出てくるかとうかがう*]
(57) 2020/10/04(Sun) 23時頃
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あら〜^
怒るナツミちゃんかわい。
流されるしかない京助君もかわいいよ。大変だね。
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配信は見ていたが、やはりお前か…
[住職を動画内で殺害した時点で分かってはいたが、緋桜を散らせ、日本刀を手に>>65現れた姿を見て溜息をつく。もちろんこちらもチャンネル登録済みだ]
アオちゃんだけでなくSHINOちゃんねるの方もこの手合いとは。 全くもって度し難い。 事が成ったら、後で十王には動画配信者はもう全員地獄行きにするよう提言しておこう…
[一人そう決意を新たに、指先に符を挟む。九字の印を指先に結びながら、取り出した祭剣に符印を通じて退魔の雷の力を纏わせた]
(70) 2020/10/05(Mon) 00時半頃
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そうだ、冥府の秩序を守るため十王に遣わされた。
名前を知る必要はない。 私も、お前の目的に興味はない。
[記憶があり、使役される身でなければ、あるいは彼女の行いに興味を抱く事もあったかもしれない。けれど、今はもう済んだ話だ]
…行くぞ!
[気を込めると祭剣から稲妻が迸り、辺りに雷鳴が響き渡る。 そのまま距離を詰め、志乃に向けて斬りかかった**]
(71) 2020/10/05(Mon) 00時半頃
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雨宮志乃?
聞かない名だ。仮の名なら無理もないが…… 十王を全員倒し、だと? それはそれで小気味良いような……
いや、戯れ言を。それほどの力を持つものがそうそういてたまるか。
[冥府の王達の名を全く知らぬわけでもないだろうに、ハッタリにしては大きく出すぎている。 その点に少々気味の悪さを感じはしたが、他に来るものもない一対一なら、何に気を使う必要もない。 最初から出し惜しみせずに飛ばす。
(82) 2020/10/05(Mon) 14時頃
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[祭剣を振るえば、その度に雷が生まれ、龍のようにうねり狂いながら放たれる。 辺りには耳をつんざく轟きが響き、寺の瓦がかち割れていく。 それでも、相手もまだまだ本気でなどないのだろうが]
その剣も…由縁ないものではなさそうだが…ッ。
[桜の花弁が触れると、功夫にて蓄えた霊気が些か吸われるのがわかる。 眉をひそめつつ、なおも迸る雷に合わせて斬り込んでいく**]
(83) 2020/10/05(Mon) 14時頃
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『おはこんにちばんは〜。
AIアオちゃんです。
本日の天気を予想します。
赤い桜吹雪時々雷、嵐の予感。
ところにより血の雨が降るかもしれません〜』
『皆さま〜録画をお忘れなく〜
成り行きが、主張がどうなろうとも。
人の身ならば、生きている間。
二度は目にできない大スペクタクルですよ〜』
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