15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
― 廊下 ―
[待って、と声がする]
『いやよ、すぐに終わるって言ったじゃない』
[待って、と声がする]
『いやよ、わたしと一緒に行くんでしょう?』
[待って、と声がする]
『いやよ、立ち止まらないで』
『わたしだけのセシル』
[異形の声がする]
[異形を共食(たべ)るのに飽きたのか]
[宿主を喰らおうとする異形が]
[それに突き動かされるように、マーゴの追う声が聞こえても。
立ち止まらない。
立ち止まれない]
[妹を、連れていかなければいけないから]
[狂った機械は]
[嗚呼、それでも少しだけ人の心を残していたのか]
[妹が機嫌を損ねることを知りつつも、一度だけ、立ち止まった。
長い廊下。
そこに、よく響く声で問う]
――では、
貴女も一緒に逝きますか…?
マーゴ。
マーガレット。
[共に生きるという選択肢は、もう、どこにも無いのだけれど――]
[共に死ぬという選択肢なら、まだ、選ぶことができるはずで――]
[歩いてきた道を引き返す。
妹は、異形はそれに怒り、すぐにでも内側から宿主の身体を喰らおうとする。
内側から破壊されてゆく、機械は。
完全に壊れてしまう前に、マーゴの手を取ることができたのだろうか*]
|
―古城・一室―
[ヨナが、フィルには見えないラルフと話をしている間。 ただ静かにそこにいた訳だけど。
『町を出る』
そう聞こえてゆっくり視線を上げた。 一瞬影が過ぎったように霞む視界に目を瞬けば、それは消え。]
……――行きたいのか
[そう、皆が皆、死んでく訳じゃない。 けれど、外と死はかなり、イコールに近い。
でも、
……それも当然の帰結なのかも知れない。]
(3) 2010/07/23(Fri) 07時頃
|
|
[ヨナの心(きかい)が壊れて、もう彼岸にいっているのか、 ラルフの体(きかい)が壊れても、まだ此岸にいるのか、
解らなくなる静かな時間を、異形の声を遠く聞きながら。]
……どっちにしろ ここはもう、良いな
[死を紡がないのが、本当の意味で答えなら。 ラルフの、遺体との面会はもう終わりだ。]
戻って、考えると良い、……どうしたいか
(4) 2010/07/23(Fri) 07時頃
|
|
大概の場合、
……どうやっても、大丈夫
[細めた目は猫のよう。
ヨナが部屋を出るならぽふと頭を撫でて。]
決まったら、後で 良ければ……教えて
[きっとあいつが待っていて、迎えに来てくれるんだろうって。 そう、思おうとして**]
(5) 2010/07/23(Fri) 07時頃
|
─回廊─
[ぼんやりと。ぼんやりと。
視界に入るひとたちと。
棘を揺らすシィラを見ていた。
紅が落ちる毎に、自分を構築するモノが崩れてゆく。
『糧』がほしいと何かが啼く。
けれど]
……ダメ。
[小さく呟く]
……『ボク』が、さいごって、決めたんだから。
[そう、声に出して。
ああ、ダメだなあ、と思う。
その瞬間までは、と思っていたのに]
……最後に、私、戻っちゃう……ね。
[浮かぶのは苦笑、そして──紅が、散る]
[紅の羽が膨れ上がって乱舞した後]
[残ったのは、紅い羽の山と]
[翡翠色のペンダントが、ふたつ]
[そして、その傍らに佇んで。
紅の山をほっとしたような面持ちで見つめている。
白い翼の少女がひとり]
……ごめんね、ソフィ。
私、最後まで、あなたでいられなかったよ。
もう少し、だったのに。
[そう言って、わらう。
それから、コリーンの方を、見た]
……違うよ。
『ソフィア』は、ずっと前に消えてしまっていたの。
今、羽になったのは、ただの残骸なの。
[死したものの死を受け入れらず。
宿した異形がなした事が認められず。
映す事で、偽る事で。
仮初にその存在を維持しようとしていたものの、骸]
[こちらに駆けてくるホリーの姿が見える]
……そう言えば、まだ、怒ってる、かな?
[ついからかってしまった事を思い出し。
もしそうだったなら、それだけは]
……失敗しちゃった、かな……。
[小さな声で、そう呟いた**]
[それはぴしりとひび割れて、キラキラ壊れていきました。
鉱石の身体は無数の塵となり、キラキラ大気に消えていきました。
残ったのはただ、大事な手帳に書き連ねた、彼の生きた記録だけ。]
[いえ、もう一つ。
左手首の腕時計。自動巻きの古いアンティーク。
時を刻み続けるそれを、飛蝗鼠が拾い上げます。
銀色のバンドを首にかけ、飛蝗鼠はぴょんぴょんと、目指す場所へと跳ねました。
大事な大事なお願いを、かなえてあげるためだけに。]
|
>>8
……――そ、か そこ…見えるんだな
ヨナには、……いや
[心が先に壊れた人間を何人も見て来た。 死者が生者を連れて行くのも。]
何でも、ない
[送り出した数は、
計り知れない。]
(13) 2010/07/23(Fri) 09時頃
|
[ぴょん
ぴょん
かちゃり
時折コケて転がりながら、ヨナの居場所を探しています。]
飛蝗鼠の姿で、出てきたヨナにぴょんと飛び乗ろうとしました。(偶数なら失敗ころころ93
…ヨナ。
[呼ぶ声が届くかは判らないけれど、腕時計をさし出して見上げます。]
きみのお願い、まだ覚えてる?
[クスリと小さく、笑う声。]
そう…全部食べられてしまわない方法。
…ちゃんと、考えていたんだよ。
ソレに耳を当てて聴いてごらん?
ぼくの、しんぞうのおと。
全部食べられてしまわないように、半分その中に隠したんだ。
[時を刻み続ける機械に寄せて、僕は優しい嘘をつく。]
ずっと君の傍に居させてくれたら。君の手首に居られたら。
僕はずっと、止まらずに、そこで生きていられるんだ。
[腕時計は自動巻きのアンティーク。半永久的に時を刻み続ける。
手にしたものが、止まらぬ限り。]
うん。
辛いことも、苦しいことも、
楽しかったことも、よかったことも。
みんな、聞かせて?
半分、食べてあげるから。
[耳元でカチカチと、機械は時を刻み続ける。]
君の望む限りずっと、そばにいるよ。
[その重みが、刻み続ける音が、一緒に生きていられる証。]
だから、泣かないでとは言わない。
泣きたいときは、僕に聞かせて?
うん、辛いことや嫌なこと、苦しいことは半分に。
いいことはきっと倍になるかもね。
[クスリとまた、小さく笑う声。
抱きしめてあげることは出来なくても、きっとそばにいることはできるから。
飛蝗鼠はぴょんと、ヨナの肩へと乗りました。]
―生命の泉―
[ ぽちゃり ]
[割れる] [割れる]
[水面に映る姿は、割れる]
[溢れでる清らかな源、生命の泉]
[異形の大樹は、泉に与えられ生かされ、泉を護り生かす]
[それは命を繋ぐ水]
[ ここにあることが彼の願いの証 ]
[触れることができなくても、
想いを伝える言葉がなくても、
抱きしめる腕がなくても、
傍にいられなくても]
[けれど、
そこに生じた矛盾《バグ》、相反するもう一つの想い]
[ ―――銃声が響き、水面を揺らした ]
[彼の影は――亡霊は、
ただヨナの傍らに寄り添っている。**]
|
―廊下―
[ラルフを寝かした部屋を出てすぐの事。 不意に現れた小さな異形、ついこの間の百目蛇を思い出す。
アンティークの腕時計、飛蝗鼠からヨナの手に移るのを。 マーゴに刃物を振り上げて、苦しんでいたのも思い出す。 ヨナがベネットに話し掛けるらしい様は、ラルフの時と似て。
……彼も死んだのか?
けれど何故、ヨナにはそれが解るのか。
手首に巻かれる時計はずっと大切にされて来たのだろう。 こんな世界でも歯車(しんぞう)が止まらずに動く。]
(30) 2010/07/23(Fri) 12時半頃
|
|
>>24>>25 [振り返ったヨナの眸は。]
…………――ん
[虚を突かれる位の透明さで。 狂気に濁っては見えないまま、今にも儚い。
生きてくれているなら、と、本当に願ってしまうのは。]
俺は ちゃんと生きてるし ……生きるよ
最後まで生きる、 覚悟をしたから
(33) 2010/07/23(Fri) 13時頃
|
1
2
3
4
5
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る