人狼議事


155 【身内】砂煙の村

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【人】 伝道師 チャールズ

[教会に戻り、坊主の座っていた椅子へと進み。置かれたままの菓子の山を見下ろして、肩を竦めて溜息を吐く。
――これを買ったのも、自分が手伝いをして得た駄賃だろうに。食えも飲めもせん癖に、ともう一度溜息を吐いたのなら、木製の椅子へと腰かける。

ポケットへと手を突っ込んだまま、眼前にある十字架をぼんやりと見つめて。時計も何もないこの教会には、何の音も響かない。
自分は酒も飲めば博打も打つし、煙草も吸えば行きずりの女と寝たりだってする。
だけれどこうして静かな教会の中、祈りを捧げるのは嫌いじゃあない――だからこうして、ここに居るんだ。]

 ……クソが。祈りくらい……落ち着いてさせろ。

[閉じた目を開き、一人小さく舌を打つ。チラチラと頭を過る、こっちを睨む坊主のいつもよりも少し赤かった頬(>>4)に――割り切りは良い方だと、これでも自負していたんだが。

なァにが、"またきてもいーの"、だ。手土産だけ置いて行きやがって、礼の一つもせんような薄情者とでも思っていたのか。
――思考の中でもそんな"建前"を並べてしまうのは、大人の狡い所だろうが。]

(18) 2015/04/09(Thu) 14時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ……はあぁ。何だってあんな……男の、餓鬼に。

[調子を狂わせられないとならんのか。
からかいやがって、餓鬼が生意気な事を。次に会ったらどう仕返してやったモンか。
……あの顔さえ見なかったら。そう呆れることも、出来たんだろうが。

目も眩むような美女――百歩譲って美少女ならば、喜んで狂わせられてやるのだが。
あの坊主には豊満な胸も無ければ、ケツだって張りの良いモンじゃあ無いだろうに。
声だって、女の鈴のような声とは程遠い――あぁだがあの変な歌は悪くは……いや、そうじゃあねェだろう。]

 …………。

[この歳で、あんな乳臭い餓鬼に翻弄される羽目になるとは誰が考えもしただろう。どうせこんなものは一時的なものだとわかってはいるのに。

……そう、一時的なもの。
あの歳の頃の餓鬼には良くある事だ。これからもう少し歳を食えば、すぐにまた気も変わるに違いない。]

(19) 2015/04/09(Thu) 14時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ……一服してくるか。

[きっとまだ、酒が残っているに違いない。
すっかり酔いの醒めた頭でそんな言い訳を並べつつ、菓子は椅子の上へと置いたまま、ひとまず教会の外へと向かった。]

(20) 2015/04/09(Thu) 14時頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2015/04/09(Thu) 14時半頃


【人】 伝道師 チャールズ

[教会を出て、いつものように裏手の方へと向かおうとするも。先程通った時とは明らかに雰囲気の変わった広場の様子につい、足が止まる。
ある者は喚き、ある者はまるで何かに怯えるように。そしてある者は、何かを探すように広場のベンチの下などを覗き込む――どう見ても、"普通"じゃあない。

自分はずっと、教会の中に居たものだから。少年が少女を"消した"所など、目撃していようはずも無く。]

 騒がしいな。……ん?

[広場の出口に消えていく、数人の村人達。その中心に居るらしいのは、金髪の少年(>>2)。
しかしそれよりも自分の目に留まったのは、床に無造作に落ちた一つの籠(>>8)――見覚えがあるどころじゃあない。つい先程まで目にしていた、あの籠だ。
地面に散らばってはいたものの、中身もそっくりそのまま……さっきと、同じ。

ギョッとして辺りを見回してみるも、その籠の持ち主は見当たらない。広場を抜けて行った者達は、もう既に道の彼方。
落ち着かない心境で眉を寄せ、しかし兎にも角にも一先ずは、落ちた籠を拾い。近くに居た奴を適当に捕まえれば、何かあったのかと尋ねてみる事にする。]

(34) 2015/04/09(Thu) 18時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ――……消えた?
 ありゃ迷信じゃあ……、

[そいつの話では、何やらあの中心に居た少年がどこぞの誰かを"消して"、しまったらしい。
一体、どういう事なのか。
この村の奴らは確かに、皆手袋を付けて人に触れんように過ごしているのは知っている。
自分とて、それに疑問は抱かなかったが――心から、信じていた訳じゃあない。
そりゃあそうだろう。本当に触れば消えると言うのなら、この村の村人達はどうやって子を成して来たと言うのだと。まさかキャベツの芽から生まれたり、鳥が運んできた訳でもあるまいし。

しかし、聞いた話はどうにも嘘には思えなくて。口々にその話を噂する人の声を聞きながら、誰が知った顔でも居ないモンかとふとあたりを見回した。*]

(35) 2015/04/09(Thu) 18時頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2015/04/09(Thu) 18時頃


伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2015/04/09(Thu) 18時頃


【人】 伝道師 チャールズ

[あれから暫くの間、目当ても無しに籠を片手に広場をぶらついてみるも。見知った顔も、顔の持ち主も結局見付けられずに。
募る不安を掻き消そうと、近くを通りがかった奴に"消えた奴"の特徴を聞き――そいつが若い女と知れば、内心でほんの少しだけ安堵した。

広場に屈み、指の先で足元の砂を摘み。指を開けばサラリと落ちて、地面に、あるいは風へと流されていくこの砂粒が――もしかすると人間だったものの欠片かもしれないなんて、何ともゾッとする話じゃあないか。]

 ………、ん。

[そんな時。遠くから聞こえてきた覚えのある音に、ふと顔を上げ。金属の擦れ合う音は耳障りではあったけれど、長く聞いていれば慣れたもので。
長く深く吐いた息は、呆れと――それと、少しの安堵と。膝に手をつき立ち上がろうとしたのなら、服の引かれる感触(>>40)にもう一度溜息を混じらせ、苦笑を向けた。]

 ……坊主。"かご"、じゃあねェだろう。
 大事なお使いの籠を放っぽって、どこ行ってた。

[顔を背け視線だけをこっちに向ける坊主に、眉を持ち上げて。立ち上がって坊主の方へと向き直り、上げた眉をぐいと下げて、上から見下ろすように呆れの篭った視線を向ける。]

(41) 2015/04/09(Thu) 21時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[――無事だったか……と。そんな一言は口には出さない。
村人達に、誰かが触れられて"消えた"と聞いた時。何が真っ先に頭に浮かんだか、なんて。

代わりに持った籠を目の前に掲げ、軽く背を屈めて背けられた坊主の顔を掴んでこっちを向かせる。
何を考えているかは知らんが、礼も言えん坊主には、素直に渡すわけが無いだろう。]

 お前さんが籠を落としたんだ。そして俺はそれを、拾った。
 "返して"、の前に何か言う事があるだろう……ん?

[ぶらぶらと坊主の目前で籠を揺らしてみせつつ。坊主の手じゃあ、籠を奪う事など出来んだろうから。
万一飛び掛かって来たとしても、流石に餓鬼に負ける気はしない。

そうして返事を待つまでの間。脳裏を過る、さっきの一件からは目を瞑り、"いつもと同じ"ように坊主を見つめる。
――こいつがどういうつもりだろうと、自分は何も変えるつもりはない。変わるつもりも、ありはしない。
あぁ、だが籠に入った白百合は土で汚れてしまっていたから……教会のものと、変えてやるくらいはしてやっても、いいが。]

(42) 2015/04/09(Thu) 21時頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2015/04/09(Thu) 21時頃


伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2015/04/09(Thu) 21時頃


【人】 伝道師 チャールズ

[揺れる籠を目で追いながら、不服そうにこっちを睨む坊主に薄く目を細める。関係無いとは随分じゃあないか、心配したなど口が裂けても言うつもりはないが、それでもこうして籠を拾ってやったのは事実だってのに。

ただの一言、"ありがとう"と。そう言えば良いものを――いつもなら、俺が言う前に素直に言って来るんだが。いつにも増して生意気な坊主には、まだまだ籠は返してやらん。]

 ほォう?此の期に及んで脅すつもりか……、っと。

 ――……坊主。

[そうして"悪戯"と称して倒れ込んでくる坊主には、ほんの少しだけ背筋がひやりとする。
カソックに手袋と、肌が露出してるのは首から上だけだと分かっているし、そもそもいつもならこんな事くらいで驚いたりもせんのだが。

先程、広場で聞いた事を思い出す。連れられて行った少年に触れ、"消えて"しまった人間の話を。
思わず、剥き出しになった坊主の手首に視線をやってしまったのは無意識の事――鎖で繋がれた手首が"消えて"いない事に安堵しただなんて、認めたくもない。
だから呼んだ声が僅かに咎めるようになってしまったのも、仕方のない事だろう。

――そして。]

(45) 2015/04/10(Fri) 00時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[  ―― ゴツン !

大きく鳴った拳骨の音が、辺りに小気味よく響く。坊主は呻きの一つも上げたかも知れんが、それは自業自得だろう。
小さく鼻を鳴らし、坊主の顔へと手を当てたのならその身体を引っぺがして。
頭の上に籠を乗せてやれば、落とさんようにじっとしてるしか無いだろう――コブが出来たのなら、少し痛んだかもしれんがね。]

 あんまり生意気な事を言ってんじゃあねェ。
 ……礼も言えんような餓鬼は、"嫌いになるぞ"。

[頭の籠が本当に落ちたら面倒なモンで、軽く手は添えたまま。顔を近づけ声を低め、先の坊主の言葉を真似て、忠告するように坊主に告げる。
――まぁ先にも言った通り、本当に嫌いになるなら忠告なんざせんもんだ。だが、坊主が脅してくるのなら、こっちも精々脅しをかけてやろうじゃあないか。

そうしてまた、ん?と坊主の返事を促す。
……痛みでそれどころじゃあない?そんな事は知った事か。
坊主がちゃんと礼を言ったのなら、頭を撫でてやってもいいんだが――言わんのなら、本当に"嫌いになった"ようにそっぽを向いてみようかね。]

(46) 2015/04/10(Fri) 00時頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2015/04/10(Fri) 00時頃


【人】 伝道師 チャールズ

[拳に伝わる鈍い感触と、坊主の目に飛び散る星(>>61)を目を細めて眺めつつ。身体を引き剥がされ、頭に籠を乗せてこっちを睨んでも何の迫力もありはしない。
拳骨を落とす刹那、どうにも傷付いたような顔を向けられた気もしたが……しかしそれも、お前さんが悪いんだろうと。

そうして仕返しに掛けてやった脅しの言葉は、予想以上に功を奏したようで。
……少し効果があり過ぎたか、とそう思ったのは、坊主の目から痛み以外の涙が溢れてからの事。]

 ――ん?嫌か。ならちゃんと……、おい。

[求めてるのは礼だってのに、詫びを口にする坊主に苦笑を向けて。"ごめんなさいじゃあ無くてありがとうだ"、と続けようとした言葉は、坊主の頬を伝う涙の雨に飲み込まれた。

……そんなに必死に泣く事か。自分は同じ事を言う癖に、いざ自分が言われたら嫌だ嫌だと駄々をこねて――まったく、餓鬼はこう我儘だから苦手なんだ。
礼と、詫びと。本人ももう、どっちを言っているのか分からんのだろう。
必死なのは分かるものの、そんな心の篭らん礼も詫びも、受け取るつもりなんざありはしないが。]

(71) 2015/04/10(Fri) 12時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ……あー、分かった分かった。分かったから、泣くな坊主。泣き止め。
 ったく……これだから餓鬼は。泣けば済むと思いやがる。

[困惑と呆れを顔に滲ませ、溜息と共に片手を上げ。伸ばされた腕(>>62)には、息を吐きながら半歩だけ坊主に近付いてやる。剥がした距離は戻ったろうから、後は抱き付こうが好きにすればいいと。

坊主が抱きついてきたのなら、また息を吐いて頭に乗った籠を退かし。コツンと一度、拳骨を落とした場所を小突いてから、軽く頭を撫でてやった。]

 嫌なら、最初から生意気な事を言ってんじゃあねェ。
 お前さんがちゃあんといい子にしてりゃ、嫌わんでおいてやる。

[口調はそれは、面倒臭そうなものだったろうが――あぁ、実際餓鬼の子守は面倒臭い。今だってそうだ、何でこんな道の往来で、びーびー泣く餓鬼を宥めんとならんのだ。
それでも、泣きやんで貰わんと困るモンで。撫でる手だけは少しだけ優しくしてやったが……この様子だと、気付かんだろうが。]

(72) 2015/04/10(Fri) 12時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[そうしていれば、坊主は少しは落ち着いてくれたろうか。道行く人は、俺が泣かせたとそんな目でこっちを見るだろうから、それにもまたうんざりしつつ。
ある程度坊主が落ち着けば、またふと身体を離そうと。その際に、涙で濡れた顔を手袋を嵌めた指で、乱暴に拭うくらいはしてやったろうが。]

 土が付いただろう、百合を変えてやる。
 今度は籠を落とすなよ。……腕を上げろ、坊主。

[再度、坊主の前で籠を揺らし。大人しく片腕を上げたなら、籠の持ち手を腕と鎖に通して坊主の肩に掛けてやる。
その際に、花粉が落ちて汚れた百合は籠から引き抜き。百合を抱えながら煙草を一本口へと咥え、火を付けたのなら百合の代わりとばかりに片腕を差し出した。]

 ほれ、行くぞ。……もう泣かんでくれよ。
 これ以上、変な目で見られるのは御免だ。

[差し出した腕を軽く揺らし、鎖を指に引っ掛けて。百合を片手にまた来た道を戻ろうと、進みだす。
もっとも、坊主が進もうとしなければ。出した足を止めて、振り返りはしただろうが。]

(73) 2015/04/10(Fri) 12時頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2015/04/10(Fri) 12時頃


【人】 伝道師 チャールズ

[またひとつ落とされた謝罪の言葉(>>74)にはうんざりしつつ。ごめんなさいじゃあ無いんだと、言ってやらんと分からんのか。
一歩近づけば、胴へと回される腕肩を竦める。なるべくぞんざいにならんように頭を撫でてやりつつ、不安そうに問われた問い(>>75)には眉を寄せて頷いた――あぁ、この餓鬼が。俺の服で鼻水拭きやがった。]

 ならんならん。ならんから泣き止め。
 ……はぁ。何だって俺がこんな……、あぁクソ、ベタベタにしたな!

[擦り寄る坊主に呆れつつ、涙で汚れた服の事は、肩を落として諦める事にして。それでも恨みがましく坊主の鼻を一度摘んでやったなら、呻きのひとつでも上がれば少し気が晴れるんだが。

籠を片手に猫でも撫でるように、坊主の頭の後ろを撫でてやり。
抱きついたまま徐々に落ち着いていく坊主には、何とかなったかとほっと安堵の一息を吐く。
まったく餓鬼の癇癪は、本当に厄介なことこの上ない。]

(83) 2015/04/10(Fri) 16時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

[そうして落ち着いた坊主を引き剥がし、籠を肩に掛けてやり。離れ難そうな声を出されれば、少しだけ気まずくはあるものの、乱暴に涙を拭ってやればそれも不満気なモンに変わってくれる。

今度は素直に飛んできた礼には、目を細めて満足そうに頷いて。それでも残った涙を長い袖で拭きつつ呟かれた言葉(>>76)には、少しばかりきょとんとしてしまったが。]

 何を今更……そりゃあもう慣れたからいいんだよ。
 だがお前さんが泣いてりゃ、どう見ても俺が泣かせたって思われる。

[――事実、泣かせたのは自分なのだが。しかしあくまで坊主のせいだと、そういう体で話を進める。
そりゃあそうだ、今回にしても自分は籠を拾っただけだ。一人で勝手に拗ねて、いじけて、言い返されて泣いたのは坊主が悪いだろう。
"居辛くなるのは御免なんだ"、と。腕にかかる体重には気付かんフリをして、視線は前へと向けたまま、腕を引くように歩き出した。]

(84) 2015/04/10(Fri) 16時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 …………。

[歩きながら、聞こえてきた坊主の言葉に返事は返さない。花を脇に抱えて手で煙草を挟み、困ったように空を見上げるだけだ。

――何だって、この餓鬼はそう俺に花を渡したがるのか。
花を付ける自分を想像して寒気すら覚えてつつ、此の期に及んで悪戯を仕掛けて来ようとしているのなら大したモンだと――]

 ……阿保か。
 そういう言葉は、お前さんと年の近い可愛い女の子に言ってやれ。……こんなオッサンじゃあ無くな。

[しかし、その"理由"とやらが坊主の口から語られれば(>>77)。煙の混じった息を深く深く吐いて、何とも言えん顔を坊主へと向けた。

まったく今日は、どれだけ呆れさせれば気が済むんだか。今日一日の坊主の言動を思い返せば、軽く頭痛がして来やがる。
どうせこう言った所で、この坊主は聞かんのだろう事は――組んだ腕に押し付けられた、その赤らんだ顔を見れば、想像に難く無い。]

(85) 2015/04/10(Fri) 16時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ――……坊主。

[さて、どうしたモンか。恐らくは、言ってやるべきなのだろう。
指に煙草を挟んだ手の親指で眉間を押さえながら、数秒悩んだ後に坊主を呼べば、軽く顔を逸らして次の言葉を考える。

坊主は男で、俺も男。悪いが自分は、男に走る趣味は欠片もない――いいケツをした、柔らかい女が好きなモンでね。
坊主のこれもきっと、餓鬼特有の勘違いなんだろう。その歳だ、憧れやらを"そういう気持ち"と勘違いする事も、良くある事だ――自分が憧れられるような性格をしてるとは思えんがね。

ここで腕を振り払い、その事実を告げてやるべきなのだろう。――あるいはもう一つ、坊主の勘違いが解けるまで、そのゴッコ遊びに"付き合って"やる道もあるが……そいつは、御免だ。何が哀しくてこんな男の餓鬼と。

――だから。]

(86) 2015/04/10(Fri) 16時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ……お前さんは、俺にどうして欲しいんだ。

[言ってしまってから、ひくりと口元がひくつく。自分は一体、何を言っているのかと。
つい一瞬前に、自分で否定したばかりだろうに!

あぁ、まったく。
一番の大馬鹿者は……俺か。]

(87) 2015/04/10(Fri) 16時半頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2015/04/10(Fri) 16時半頃


【人】 伝道師 チャールズ

[困惑した様な坊主の目から逃げるように視線を外し、眉を寄せて遠くを眺め。
文句を垂れる坊主の正論(>>91)には、ぎろりと睨みを向けつつ……嫌いになると言われた理由を考えんのか、この餓鬼は。
先の坊主の言葉(>>92)には、"いらんと言って欲しいなら言ってやるぞ"、と。
目を逸らしたまま言ったモンでその後の反応は分からなかった――餓鬼が無理して笑う所なんざ、見ても何もいい気分がしない。

今日一番の失言に内心頭を抱えつつ、丸く見開かれた坊主の目(>>93)に視線を掠めさせて。
あぁまったく、忌々しい。何だって自分はあんな事を言ってしまったんだろう。
坊主の期待に応える気なんて、自分にはこれっぽっちも無い。……筈だ。
それなのに、下手に期待を持たせるような事は、たとえ勘違いだったとしても酷だろうに。

それとも、応えてやるつもりか――いや、それは御免だ。目の前に居るのが美女なら、腰でも抱いて了承の言葉も吐いたろうが……何度見ても、隣に居るのは貧相な男の餓鬼が一人。
しかし、掴まれた腕は終ぞ振り払う事ら出来ずに――全く忌々しい。
坊主に向けた言葉をそのまま、胸中で自分に投げかけていれば、唐突に引かれた手に体勢を崩す。]

(96) 2015/04/10(Fri) 21時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 …………。

[返答はまたも、無し。出来なかった、と言ってもいい。いつものように、"からかうんじゃあない"と言ってやれれば、それで良かった筈なんだが。それが言えなかったのは……坊主が決して、からかっているわけじゃあないと思い知らされてしまった後だからか。

ともすれば触れてしまいそうな距離には内心ギクリとしつつも、それ以上に狼狽させられたのが、坊主のその泣き笑いのような顔だなんて。坊主に苛ついているのか自分に苛ついているのか、既にそれも分からんくなりながら続いた言葉に舌を打った。]

 ……ハ、生意気言うな。ミルクしか飲めん餓鬼が。
 それに……、後悔するのは、お前さんの方だろうよ。

[後悔させない、だなんて。よくもまぁ、そんな事が軽々しく言えるモンだ。
ふかした煙を吐きながら、眉を寄せて軽く目を伏せて。そう、この先後悔するのなら、自分ではなく坊主の方だろう。
花の十代、まだまだ若い一番元気のあるその時期に。こんなオッサンに現を抜かして、そのうち後悔する事は目に見えている。
今は良くとも、一年、二年後。あるいは五年後に、やめておけばよかったとそう後悔するに違いないんだ。]

(97) 2015/04/10(Fri) 21時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[自分はもう、この歳だ。未だ妻も取らずに独り身で気楽に生きている身だから、たかだか数年付き合ってやっても良いけれど。
しかし坊主のその数年と、自分のその数年は――まるで重さが、違うだろうに。
頭に浮かぶのは、そんな言い訳と、建前ばかり。]

 ……泣くなと言ったろうが……はあぁ。

[次第にゆっくりと、そしてついには止まってしまった坊主に引き止められるように足を止めて。振り返れば、そこにはまたも涙を流す坊主の姿。

その姿に、大きく一つ舌を打ち。本当によく泣く餓鬼だとうんざり顔を顰めたまま、絡められた腕を振り払い、触れる鎖をぐいと強く引く。]

 ――……勝手にしろ。今までだって勝手にしてた癖に、何を今更。
 ただし、絶対に触るんじゃあねェぞ。……いいな?

[吐いた呆れの息は、坊主に対してか――自分に、対してか。最後に一つ念を押すのは忘れずに、坊主の頭を抱き締めるように腕を回す。]

(98) 2015/04/10(Fri) 21時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[あぁ、本当に。自分は一体何をしている。今日何度目になるだろうその疑問に情けなく眉を下げつつも、坊主が泣き止むまでは仕方がないからこうしてやろう。
それにしても、不毛な事だ。例え側に居たとしても、キスも出来なけりゃセックスなんて以ての外だ。それどころか、手を握る事も出来んと言うのに。
そう、先程の騒ぎを思い返し。この呪われた村で、側にいる事に果たしてどれだけの意味があるのだろう。]

 約束が守れんのなら、二度と来るな。
 分かったか……ん?

[それでも、どうして。冷たく突き放す事が出来ないのだろうと。
お前さんの勘違いだ、そういうつもりなら二度と顔を見せるんじゃあねェ――そう、言ってやるつもりだったのに。

坊主がその約束を了承すれば、表情は緩めないまま一度髪をくしゃりとかき混ぜる。了承せんかったのなら……ならこの話は終わりだと離れようとすれば、きっと了承するだろう。
再び鎖を引き、教会へと向かいつつ。腕を掴みたいのなら――それこそ今更だ、好きにすればいい。]

(99) 2015/04/10(Fri) 21時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[教会の扉を開ければ、坊主を中に入れて扉を閉め。相変わらず人気のない教会に苦笑しつつも、坊主の手を払い手にした百合を代わりに坊主の腕に挟ませれば、窓際の花瓶の元へと向かう。
花瓶に刺された二輪の白百合のうち、小さい方を抜き取り、近くの棚から取り出した布を茎に巻き。坊主がその間どうしているかは知らんが、兎も角坊主の元へと戻って行く。]

 ……どうした、くれるんじゃあねェのか。

[花を片手に、ん、と手を差し出して。坊主が百合を差し出したのなら、肩を竦めてそれを受け取る。
差し出さんのならさも面倒臭そうに、坊主の前で手をぶらぶら振って、百合を催促しただろうが――何の為に、さっきその百合を返したと思っているんだか。

そうして手にした、綺麗な方の百合を代わりに腕に挟ませたのなら、小さく鼻を鳴らして坊主の頭を指で弾いた。]

(100) 2015/04/10(Fri) 21時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 お前さんくらいの歳の餓鬼に、貰いっぱなしなのはオッサンも癪なモンでね。……"交換"だ。

[くるりと踵を返し、近くの棚の上に置かれた缶詰の袋の隣に花粉の落ちたその百合を置いて。見栄が悪いから、教会に飾るわけにもいかんから――仕方ない、部屋に飾るしかないだろうと。
そうして袋を一つ持ち、先程置き去りにした菓子の山へと向かい。一つ一つぞんざいな手付きで、袋の中へと詰め始める。

最初に言った"交換"と、今言った"交換"と。さて同じ言葉でも意味が違うと、この坊主は気付いたモンか……まぁ、餓鬼だ。どうせ気付かんだろうがね。]

(101) 2015/04/10(Fri) 21時頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2015/04/10(Fri) 21時頃


【人】 伝道師 チャールズ

[自分の舌打ちひとつにいちいち身体を震わせる坊主の様子には、何でそこまで、とかすかな苛立ちが募る。こうも中途半端な対応を返されれば、心中穏やかじゃあ無いだろうに。
"後悔してもいい"――そう言う坊主(>>104)は、まるで後悔するわけが無いとでも言っているようで。
何だって餓鬼はこう、無駄に自信があるんだか。先の事より今を取れる、その無鉄砲さが実に鬱陶しく……そして少しだけ、羨ましい。

乱雑に抱いた胸の中、告げた言葉を坊主がどう取ったのかは分からんものの。黙り込んだ坊主(>>105)の頭を撫でながら、ひとつひとつ建前が崩れていく感覚に目眩がする。
年を追うごとに、何の理由も無く行動を起こせなくなっていく。何かするには、もっともらしい理由と建前を用意せんとならなくなっていく。この餓鬼みたいに、ただ自分の気持ちだけで突っ走るような事は――自分にはもう、出来ん。]

(115) 2015/04/11(Sat) 12時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ………。

["優しい"と。そう言う坊主の言葉には、またも答える事が出来なかった。
自分が優しくない事なんざ、自分が一番良く知っている。今だってそうだ、一見優しいように見えるかもしれんが、その実やっていることは……酷く、酷なこと。
それはこの坊主が一番知っているだろうから――その言葉を、言葉通りには受け取れずに。]

 ……いい子だ。

[引き攣れ頷く声に、静かに告げて。了承されたんだからとっとと腕を離しても良かったんだが、未だ腕は坊主の背に。
ここは先程と違い、教会だ。自分と坊主の他には誰も居やせんから――"人前で泣かれたら面子が立たない"という建前はもう、使えない。
ただ単に、"坊主の泣き顔はあまり見たくは無いから"と。そんな理由すら掲げられん自分は、少しすれば腕を離すしか無いんだ。

鎖を引けば、絡められる腕に少しだけ肩の力を抜く。回されたそれはいつもよりもずっと弱々しいものだったから、目を閉じて眉を寄せてしまいつつ。
指の代わりに、鎖に指を絡めながら。そのまま鎖を辿り、裾に埋もれた坊主の手首を、ほんの一瞬だけ軽く握った。]

(116) 2015/04/11(Sat) 12時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[教会の扉を潜る際、告げた言葉はどうやら聞こえてしまったらしい。隣の坊主の息が止まるのを感じれば、あぁまたひとつ塞がれた逃げ道に心が騒つく。
こうしてひとつひとつ逃げ道を失って、建前も全て崩れ去っていった先には果たして何が残るのか。その頃にはもう――坊主はきっと、居ないだろうに。]

 ――……あぁ、クソ。

[花に布を巻きながら、自分がまだ煙草を咥えたままな事に気付く。教会では吸わんと決めているのに、どうやら自分は思った以上に動揺していたらしい。
情けないような、悔しいような。自分への呆れと侮蔑を含んだ息を吐いて近くの紙コップに花瓶の水を入れ、中に煙草を放り込んで火を消して。

差し出された白百合の花を、妙に改まった(>>107)に、"何を改まってんだ"、と苦笑を浮かべつつも受け取って。
花粉が落ちて花弁もよれた花ではなく、ちゃんとはりのある綺麗な百合を持つ坊主には少しだけほっとした。
形だけの文句(>>108)は聞き流して、浮かんだ笑みには眉を寄せ――その顔は、酷く好かんかったモンで、坊主の鼻をぎゅっと摘んでやりながら。]

(117) 2015/04/11(Sat) 12時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 期待はするな、と言っただろう。
 餓鬼がそんな顔してんじゃあねェよ。泣きたきゃ泣け、笑いたきゃ笑え。

 ……あぁでも、俺の前では泣くな。扱いがわからん。

[ぐりぐりと鼻を揺らしつつ、支離滅裂な注文を押し付けて。じゃあどうすればいいのかと聞かれれば、知らん、と一言答えただろうが。
期待されたいのか、されたくないのか――応えたいのか、応えたくないのか。答えが例え心の奥底で出ていたとしても、それを認めるにはまだまだ時間と勇気が足りない。

そうして菓子を詰めていれば、近付いてきた坊主に――坊主の問いに、怪訝そうな顔を向けて。菓子を詰める手を止め、視線を上に向けて坊主の言葉を反芻する。
一体、何の話だろうか。話し方から、何かの比喩なんだろうが、それが何なのかが自分にはまったく分からない。
それとも、この坊主の事だから。本当に食い物の話をしているのだろうか。]

(118) 2015/04/11(Sat) 12時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 食わん。……が、どうだろうな。
 食うなって言われりゃ、誰だってそれが実物以上に魅力的に見えちまうモンだ。

[視線を菓子へと戻し、そんな言葉を零す。
そう、神の言いつけを破り、蛇にそそのかされて果実を口にした者達のように。ひとたび禁じられてしまえば、人の心は容易くその果実に捕らえられてしまうのだろう。
どんな味なのか、歯ごたえなのか、香りなのか。日が経つにつれてその想いが、更にその果実を魅力的に見せてしまうのだろう――自分の命すらも、投げ出しても良いと思う程に。

そう、まるで今の自分のようじゃあないか。菓子を詰め終えた袋を眺め、そう思う。
食ってはならない、食うものかと。食う理由などないのだと目を背ければ背ける程に、じわじわと心を絡め取られていく自分のよう。]

(119) 2015/04/11(Sat) 12時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ――……坊主は食うのか。
 その果実とやらを……いや、お前さんは食いそうだな。

[手を離し、手にした花弁はその場に落とし。坊主の最後の問いには答えないまま――質問の意図がわからん以上、答えようがない――代わりの質問を口にする。
付け足した言葉には、呆れを込めて。何故だろうか、この坊主はそれを食べてしまうような、そんな気が、したモンで。
あぁ、でもそれは……俺も人の事は、言えんかも知れんな。

順調に、順調に。ひとつひとつ失われていく逃げ道と、重ねられていく失態と。
今でも頭を抱えて自分を殴り飛ばしてはやりたいけれど、あぁそう……そろそろ、慣れてきた。]

(120) 2015/04/11(Sat) 12時頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2015/04/11(Sat) 12時半頃


【人】 伝道師 チャールズ

[鼻をつまみながら、素っ頓狂な呻きを上げる坊主(>>122)を見下ろして。さっきまで泣いていやがったくせに、その反応が愉快で愉快で、ついつい手に力が籠ってしまう。
歯を剥き出して睨み付けてくる坊主には、口を歪めて鼻を鳴らして。
"泣きたい気分にならなきゃいいんだよ"、と。少しばかり無茶な事を言ってやった。

本当なら、泣かせてやるのがいいんだろうが。しかしどうにも、泣いてる餓鬼の扱いが分からんモンでね。]

 ……泣き虫が。
 だがもしも、そいつを食って俺が死んじまっても、墓の前では泣くなよ。

[からかうように言われた(>>123)モンだから、こっちもまた軽口を返す。
今朝、雑貨屋に行く前のような。何年も続けてきたようなこんなやり取りが戻ってきた事に、内心少しホッとしながら。
――それでも、その時とは確実に違う坊主の表情に。またひとつざわりと、胸を引っ掻かれながら。]

(126) 2015/04/11(Sat) 17時頃

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