171 獣[せんせい]と少女
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[大好き、なんて。短くて簡単な言葉。 思い付いた時に、いつだって口に出せるよね。>>13
…あぁ、でも。 すぐ言葉にしないと、いつか言い損ねてしまうって、 この時のあたしは、全く考えもしなかった。
錆びた鈴は、綺麗な音色を奏でない。>>3:335 ――…少しずつ、声を失っていくということを。
伝えたい気持ちは、伝えたいと思った時に。>>3:340 単純だけれど、大切なこと。
あたしが身をもってそれを学ぶまで、… 残された時間は、あと僅か。]*
(20) 螢 2015/10/17(Sat) 03時頃
|
|
― 草原で ―
[一度街で宿を取り、邪魔になる荷物を預けて外へ。
夜の草原を、空高く輝く星々が明るく照らす。 ――ねぇ、あなたたちも世界のどこかで、 この星を見上げていたりするのかな。
ブローリンの言ったとおり、遠い南のこの地でも、 オリオンの三ツ星は記憶と違わぬ輝きを見せる。 クルクルと踊りながら、口遊むのはきらきら星。
空の星に負けぬよう、色とりどりの火花を散らして。 青、黄、白に紫、草原に光の花が咲く。>>6
旅立ちの日に見たコスモスの花畑に着想を得て、 細かい作業の苦手なあたしが、一生懸命練習したもの。]
(37) 螢 2015/10/17(Sat) 16時半頃
|
|
―回想・誰がために花は咲く―
[新たに知ったユージンの力。 バチバチ音を鳴らす雷をどうしてくれよう。
色々と頭を悩ませてみたものの、 がっこうには酷い嵐が来たり、 雷自体が落ちることはなかったから… 知識不足も祟って、考えることを放棄。]
(38) 螢 2015/10/17(Sat) 16時半頃
|
|
……まずは、ユージンの真似っこから!
[盟約の時に見た、碧く美しい光を思い出して、 試しに手へ意識を集中させてみたものの。
何百年と生きた彼でさえ練習を必要とした力。 当然、上手く扱えるはずもなくて、]
“――…ぷすん“
[最初は、小さな何かが閃いただけ。 何だろうと思う間もなく消え去った。>>6]
(39) 螢 2015/10/17(Sat) 16時半頃
|
|
……こ、 こんなんじゃ なぁぁぁい!!
[癇癪を起して思わず叫んだら、 全身がバリバリと発光したものだから、 驚いて隣にいたユージンに飛びついた失敗も。 (普通の人相手だったら感電させてた!)]
(40) 螢 2015/10/17(Sat) 16時半頃
|
|
[この力でユージンを笑顔にしたい、 と考えた時に、浮かんできたのがあの花畑。
いつかのコスモスみたいな花を咲かせたい、 コツを教えてと、暇を見つけてはねだって 暫くしたら、彼からも隠れて練習を重ね。
初めて成功したのは思いがけないタイミング、 貝殻の首飾りを貰った時だったから驚いたけど。
これは意図してやったんだって、 見栄を張ったのも…バレてたんじゃないかな。]
(41) 螢 2015/10/17(Sat) 16時半頃
|
|
[完成した花火を自慢するあたしを抱きしめて、 一緒に成功を喜んでくれたユージン。>>7]
ありがと、ユージン! お礼を言うのはあたしの方。 …だって成功したのは、あなたのおかげだもの!
あのね、 あたし、ユージンからたくさん貰ってるよ。 一緒に旅して、毎日新しいことに出会って、 我儘たくさん聞いて貰って、楽しいことばかり。
(42) 螢 2015/10/17(Sat) 16時半頃
|
|
あたしが毎日笑顔でいられるのは、 あなたが隣に、いてくれる、か、r…
[なんだか、言葉にしたら急に恥ずかしくなってきて。
語尾はだんだん小さく、言い切れぬままに。 顔も真っ赤だったけど、 …抱きしめてるユージンには、見えないよね?
ただ、辺りに散り続ける花火だけが、>>7 あたしの気持ちを正直に代弁していたと思う。
――あなたのことが大好きなんだ、って。]*
(43) 螢 2015/10/17(Sat) 16時半頃
|
|
―現在・草原で―
[竜巻で掘った穴は大きかったはずだけれど、>>19 それでもユージンにとっては小さかった様子。]
もう、そんなじゃダメ!下手くそ!! そんなんじゃキツネも逃げちゃうよ!
『俺は隠れるほうが得意』ですって?>>2:391 もう、嘘ばっかり! 角見えてるぅ!ピカピカ光ってる〜〜〜!
[…実際は、光ってなんかいなかったけれど。
盟約の日に言ってくれた冗談の声真似をして、 笑いながら、グイグイと穴に押し込める。]
(44) 螢 2015/10/17(Sat) 17時頃
|
|
[ようやく通りかかったキツネが一匹。 警戒させないよう、ゆっくりと穴から顔を出してみる。
興味を引くことに成功したのか、 そろりそろりと寄ってきたキツネに、 ユージンが手を伸ばしてみたけれど…、]
あぁ〜…逃げちゃった。 ユージン、大丈夫?
[眉根を寄せて、心配して顔を覗き込み、 優しく手を取ったのも一瞬。]
大の男が!こんなことで泣かないっ!
[涙目になった彼の両頬をつねって引っ張り説教。]
(45) 螢 2015/10/17(Sat) 17時頃
|
|
仕方ないから、あたしがコツを教えてあげる。
動物たちはね、心を映す鏡なの。 こっちが怖がってたら、それが相手にも伝わっちゃう。
おいで、あたしと一緒にいたら楽しいよ、って 全力で表現しなきゃ!心を開くの!
何かを恐れながら伸ばした手は、… 相手もきっと、不安にさせちゃうんだよ。
[つねっていた手を離して、 じっとユージンの瞳を見つめながら。]
(46) 螢 2015/10/17(Sat) 17時頃
|
|
ねぇ、ユージン。
――…あなたは一体、何を怖がっているの?
[陽の直接射さぬ穴の中、翳って見える金色に問う。
あなたの過去を、あたしは知らない。 雷の力を恐ろしいものと決めつけたり、 時折自信がない様子を見せるけれど。>>2:399
大きくて、強くて優しい人なのに、 どうしてそんなに、自信がないの。 どうしてそんなに、後ろ向きなの。
怯えた獣のようにも見えるあなたは、 その瞳の奥に、…一体何を、隠しているの?]*
(47) 螢 2015/10/17(Sat) 17時半頃
|
|
[ぎゅっと握り込まれる拳。>>48 問いかければ俯き、言い淀む。>>49
相手は自分の心を映す鏡。 それはあたし達だって同じこと。 だから普段は笑顔を心掛けているけれど、 この時ばかりは、あたしの瞳も不安に揺れた。
怯える動物に出会った時と同じ。 焦って、追い込み過ぎないように、 ユージンが決意を固めるまでは、 口を挟まず、静かに待ち続ける。]
(53) 螢 2015/10/18(Sun) 00時半頃
|
|
[やがて、途切れ途切れに語られる物語。>>50 彼の故郷。周囲との関係。 強大な力の解放と、その結果。]
……ごめんね。
[こわいと呟き、抱き寄せたユージンに>>51 まず、最初にかけた言葉。]
あたし、ユージンのこと、何も知らなかった。 そんなことがあったなんて…思いもしなかった。
だから盟約を交わす時なんか、 変なこと気にするんだな、って笑ったの。
いつも優しくて温かいユージンだから、 雷なんて意外だったし、弱気なのが、おかしくて…
(54) 螢 2015/10/18(Sun) 00時半頃
|
|
……でも。 怖かったよね。 …怖い、よね。
壊しちゃうのも、殺しちゃうのも、 あたしがユージンと同じ立場だったら きっと、怖くて仕方がない。
誰かを傷付けたくなくて、 自分からは手を伸ばすのだって…、
[恐怖と戦う彼を抱きしめてあげたい。 そう願っても、この小さな身では叶え難くて。]
(55) 螢 2015/10/18(Sun) 00時半頃
|
|
[暖かな腕に抱かれたまま、 ユージンの服をぎゅっと握る。
彼を想い、知らず零れた一粒の涙が、 いつかの日みたいに胸元へ落ちた。
――あぁ、本当に。 あたしはいつも、自分のことばかりだ。]
(56) 螢 2015/10/18(Sun) 00時半頃
|
|
[それでも、と言い募るユージンの、 信じる気持ちを後押しするように。>>52]
大丈夫だよ、ユージン。 雷の木は、きっとまだ生きてる。
もし枯れてたって、…大丈夫。
[いつものように、何の根拠もないくせに、 大丈夫、と繰り返し言い聞かせる。
腕を解かれればまた、金色を見上げて、]
(57) 螢 2015/10/18(Sun) 00時半頃
|
|
行こう、ユージン。 一緒に行こう。
それがどんなところでも、 あたしは、あなたと一緒に行きたい。
…美味しい雷の実。絶対、食べようね。
[優しく手を伸ばし、そっと頬に触れながら。 その願いに、心からの笑顔で応じよう。 …ちょっと泣いてたなんて、ばれませんように。
角を避けて、こつりと額同士をくっつける。]
(58) 螢 2015/10/18(Sun) 00時半頃
|
|
[…け れ ど。次の瞬間。
目の端に動く影を捉え、慌てて身を引く。 ……っ!!キツネに見られてた?!!]
し、しっかりしてよね、もう! それ食べるまで、あたし死ねないんだから!
[もうずっと二人きりで旅をしているから、 あなたは知らないだろうけれど。
あたしが涙を見せるのも、 ごめんねなんて素直に謝るのも、 あなたの前でだけなんだ。
…ただ、この照れだけは。 払拭にまだまだ、時間がかかりそうです。]*
(59) 螢 2015/10/18(Sun) 00時半頃
|
|
―幕間・鳴神の村―
ふーん、面白ーい!
それでこの地域の人達はみんな、 雷のこと、イナヅマって呼ぶのね。
[草原の街から少し離れた村に滞在した時のこと。
一面に広がる稲穂、風にそよぐ黄金の波。 珍しいことに、その畑の足元は水浸し。]
(64) 螢 2015/10/18(Sun) 01時半頃
|
|
神様… そっかぁ、実りの神様、かぁ…。
お話 聞かせてくれてありがと、おじさん!
[ザクザクと稲を刈り取る合間に顔を上げ、 とある村人が、この地域の伝承を語ってくれた。
時折こうして、旅先で出会った人の話を聞く。 食べ物や習慣だけでなく、信仰などの文化も違って、 どこで何を聞いても、驚くことばかり。
この話はそのうち、ユージンに聞かせてあげよう。 そんなことを思いながら手を振って、別れを告げた。]
(65) 螢 2015/10/18(Sun) 01時半頃
|
|
待って、ユージン! 今行くから!
[出立の準備を終えた彼に声をかけられ、 慌てて駆け寄り、前を歩く広い背に抱きつく。
長い長い南下の旅。 この地はどこまで続いているんだろう。 改めて、世界の広さを思う。
向かう先には山が連なり、 霧深い渓谷が見え隠れ。>>2:333
…そう。目的の場所まで、あと少し。>>49]**
(66) 螢 2015/10/18(Sun) 01時半頃
|
|
[照れ隠しに叫んでしまったけれど、 恐らく彼にもそれと知れてしまっただろう。>>106 さも愉快そうに笑うのだから、容易に想像できてしまう。]
う、うるさ…っ、 …ひゃっ?!
[否定の言葉を紡ぎかけてすぐ、優しく引き寄せられる。
どうしよう、どうしよう、 顔も身体も火が出るみたいに熱くて、 心臓はドキドキしてるし、頭の中も真っ白で、 …え、返事?でも、でも、]
(117) 螢 2015/10/18(Sun) 21時頃
|
|
[咄嗟のことに、動くこともできなくて。 自分でも把握しきれない混乱の中、 息を詰め、すとんとその胸に収まった。
――…やだ、やだやだ、 あたし、一体どうしちゃったんだろう。 ユージンが抱きしめてくれるのなんて、 いつものこと、なのに。…なんか。いつもと違う。]
(118) 螢 2015/10/18(Sun) 21時頃
|
|
[がっこうにいた時のあたしは、幼く世間知らずで、 恋って言葉は知っていても、概念が理解できぬまま。
――…でもきっと、とうの昔に恋に落ちてた。
大好きだった他の少女や先生には感じたことのない、 時々、恥ずかしくて逃げ出したくなるこの気持ちが、 これが、恋なんだって。この時やっと気付いたの。
ユージンは、生まれた時から傍にいて、 ずっと面倒を見てくれていた人。
…だからたぶん、すぐには気付けなかったんだ。]
(119) 螢 2015/10/18(Sun) 21時頃
|
|
[こっちの気持ちなどお構いなしに、 ちらりと表情を窺ったユージンは無邪気なもの。
キツネを見つめる瞳はキラキラと翳りもなく。>>106 自分を信じて手を伸ばすその横顔が、 いつもよりずぅっと、格好良くて――]
(120) 螢 2015/10/18(Sun) 21時頃
|
|
………あ。
[――…ごめん。前言撤回。
盛大に噛まれて叫ぶのを見れば、やれやれと首を振る。 こちらを見下ろす涙目に、あたしもジト目を返した。>>108]
〜〜〜っ! 気合が足りないッ!!
[そら見ていろと言わんばかりに、 自信満々、勢い込んで腕を前に出したけれど。]
(121) 螢 2015/10/18(Sun) 21時半頃
|
|
ったああぁぁぁあーーー!!?
(122) 螢 2015/10/18(Sun) 21時半頃
|
|
[当然、攻撃の意思ありと見做され反撃された。 いくら少女が自然に愛される生き物であったとて、 この反応は、至極当然のことである。]
い、いつもは…! こんなじゃないんだからね…!!
[じわじわと痛む右手を庇いながら、 同じく涙目でユージンを睨み付けたのだった。]
(123) 螢 2015/10/18(Sun) 21時半頃
|
|
―イナヅマの伝承―
[黄金に輝く稲穂の海、 その中心に通る一本の田舎道をゆく。]
ねぇ、ユージン。 面白い話を教えてあげる。
この地域ね、今でこそこんなに豊かだけれど、 昔は、畑に向かない荒れ野だったんだって。 耕して苗を植えても、全然育たないの。
それで困ったご先祖様達は、 とある神様にお願いしたんだ。
“私たちに恵みの雨を、 実りの種を授けて下さい”って。
(141) 螢 2015/10/19(Mon) 00時頃
|
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る