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【人】 受付 アイリス――Schwarzer Sarg (0) 2011/07/24(Sun) 00時頃 |
【人】 受付 アイリス……あれ? (1) 2011/07/24(Sun) 00時頃 |
【人】 受付 アイリス[辰次に、無慈悲な刃は降り注ぐ。 (5) 2011/07/24(Sun) 00時頃 |
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─ 暫し前、… ─
…やっ、べ……!!
[戦場は無理矢理、メイド喫茶へと移される。
細かい遮蔽物の多いこのステージはただでさえ苦手だというのに、
しかもアイリスの超必殺は、この場所限定。
自分の辰次は攻防一体のスピード特化型。
大振りの重量級相手にはかなりの強さを誇るけれど、広範囲爆撃型のアイリスとは相性が悪すぎる。
ヤンファとカリュクスの援護を受けても、ダメージは着実に蓄積して…]
[咄嗟に苦し紛れに放った辻風も、殺到する蝶の群れを相殺しきれない。
目の前が赤く染まる。
あぁ、いつもそうだ…結局、俺って……]
…痛、ぇ………
[キラキラと輝く電子信号の流れ。
天の川のようなその中を、気がつけば漂っていた。
身体中痛くて、それ以外の感覚はひどく遠い。
ボロボロの着物一枚の姿は、リアルの自分に少し近くなっていたけど、
元々、辰次は自分に似てるから使ってたんだからあんまり変わんねぇや。
ちょっと身長が足りなくて、シッポ頭が少し長めなだけくらい。]
【人】 受付 アイリス[カリュクスはこちらの言葉に対してはどう応じてくるのか。 (65) 2011/07/24(Sun) 10時頃 |
…ゴメン、な……
[遠くなる意識の中で、泣きそうな声が聞こえたような気がして…
気がつけば神社の参道に居たのは、自分の亡骸がそこに葬られたからなのだろうか?
ぼんやりとそこに佇む姿は、和装だからか何故か周りにしっくりと溶け込んでいる。]
―夜の海岸―
おまえの、かちだ …――
[隕石の降り注ぐ中、ひらめく死神の鎌。
もう、動けない。
身を切り裂く刃に、それでも戦士は笑った。]
…へ?
なにこれ?
[福引券10枚渡されて、きょとんとした。
どうやら、戦闘不能後の観戦モードでもNPCの一部は反応するみたい。]
(しにたくないと、思っていたはずなのにな…)
[倒れた男の唇が満足気に笑っていたことを
死神と呼ばれた男は知るだろうか。
そうして意識は沈む。]
…… ぁ?
[気がつけば、男は己の肉体の横に立っていた。
データの塊でしかないそれを
肉体と呼んで良いのかはわからないが。]
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…うぉぉぉ……なにこれ、ラインナップすげぇぇ!!!
まいど季節イベントには気合入ってるけど、景品充実しすぎてんだろ!!
[福引屋に並ぶ景品に、思わず目がキラキラ。]
おばちゃーん、とりあえず一枚ー!
[39をひいてみた。]
…しんだら、こうなんのか…
[自分を見下ろすというのも不思議な気がする。
自分と言っても、キャラクターだが。
見下ろす男は、服装だけは"ガストン"だったが
ずっと細身だった。
フードを後ろへおろし、ぼさぼさ頭をかいて]
ほんとに、俺が死んだみたい だ…
[呟いて、苦い顔をした。
倒れるように眠っているズリエルへ手を伸ばすが]
…触れない、か。そりゃそうか…
ズリエル… ありがと、な。
["終わった"男には、ずっと渦巻いていた
理由のない苛立ちや攻撃衝動はなくなっていた。
ダメージの痛みも、体中の違和感もなく。
ただ、仲間たちへの申し訳なさはあったのだが。]
…も…なんも、できねえや…
[倒れる二つの身体の横へ座り込み
見守っていた。
小鬼は此方に気付いているのか、そうでないのか。
眼の前で手を振ってやればぴくりとはしたのだが。]
[ヤンファがやってくれば目を細めただけ。
あの、身を焦がすほどの憎悪はなんだったのだろう。
邪魔で仕方なくて、殺したくて…
記憶にぞっとして、左腕を握りしめた。]
… あー… ごめんな。
こわかった、ろ。
…なんでああなったか、俺も、わかんねえけど…
[きっとこの声も届かないのだろうが。
ズリエルの傍らに腰掛けた小さな姿に謝罪した。]
[飛んできた夏祭りのお知らせ。
イベントごとには興味はあったが
死亡した自分には参加はできないだろう。
残念に思いながら
拾えないチラシを覗き込んでいた。
ズリエルが目を覚まし、その顔色が幾分か
ましになっていることにホッとして]
… いーよ、そんなの。
ほっといてくれれば。
[ガストンの身体はボロボロで痛々しいかもしれないが
あの傷は全部自分から仕掛けてもらったものだ。
自業自得だろ、と投げやりに吐き捨てた。]
……
["ガストン"が波に流されていく。
ガストンは、終わった。
そして自分は、もう出られないのだろうか。
このまま、中途半端にここに、閉じ込められるのか。
嫌な想像に顔を歪めるが
其れ以上のことは何もできない。]
…グロリアとか…ラルフ、とか。
ゲイルも… どっかに、いんのかな。
[放送によると、辰次もらしいが。
会えるのかもわからないが
ひとまず誰かに会えそうなのは…
考えて、目を閉じる。
次の瞬間、男は神社にいた。]
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[まさか最初に目撃するのは、ヴェラのパンツを確認するベネットだと、誰が考えただろうか。]
………… アンタ………
[こいつに自分はやられたのか。
いや、トドメはズリエルではあったが。
表情はとても複雑な物。]
…へんたいだー。
[人形のパンツに拘るベネットに、思わず棒読みで掛ける声。
いや、多分届かないんだろうけど。]
… そういうまつりなのか?
[動揺のあまりひどい勘違いした。]
ナユタも、浴衣なのか。
意外と似合うんだな。
[そして目を逸らした。]
[ベネットはフィギュアが好きで
パンツを確認するのが信条らしい。
ひどい情報をインプットしつつ]
くじびきか…
[羨ましげに見ていると
NPCから差し出されるチケット。]
いいのか?もう俺は、HP残ってないんだが…
…ってか、アンタらは俺がみえんのか。
[死後(でいいよな?)初めて
自分にちゃんと反応してくれる存在に
ちょっと感動してしまった。]
…ヤンファは、どうだったんだろうな…
[謝罪したとき、
グロリアたちがどうしているかは
わかっていないようだったものの、
此方の声が、少しでも届いていたのだろうか。]
おばちゃん、くじ引かせてくれ。
[どこかで見たような手を持った
白いおばさんに話しかける。
声に応えてくれるのがNPCとはいえ
ちょっと嬉しい。
その正体になんて、気付かず。]
[景品だと渡されたのは、
30.たまこちゃんのすぺさる団子[[1d 30]]
31.ロクヨン・ヤンファアイドルバージョンリアルフィギュア
49.ロクヨン都市伝説集
の三つ。]
……ラインナップ考えたの、誰だ……
[団子はおいしそうだが。
フィギュアは使い道がない。
飾る場所もないし…]
ベネットだったら…
こういうのも、パンツ覗くのか…
[へんたいだ。
中の人の性別は知らないし。]
[都市伝説集を開いてみる。]
…… え。
…… マジ?
…… 都市伝説…だよ、な…?
[思わず周囲を見回し、肩を震わせた。]
【人】 受付 アイリス―メイド喫茶― (138) 2011/07/24(Sun) 22時半頃 |
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