255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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[握りしめてくる手をそっと握り返してやり、
大丈夫と微笑みかける。
縋れるモノはただ自分だけ。
心の枷は次第に作られ、枷から伸びる鎖が繋がったよ。
体を貫き穿つモノは楔となり、
薬により溺れる身を深き洞へと沈みこませるかのように]
ノッカ、初めてで気持ちいいなんて……
きっと自分と、相性がいいのですよ
これはねーー
[囁くように、呟くように、蝕むように。
偏執的な愛を囁いて、反対の手もしかりと捕らえて逃げられぬように手を結べば、
また一つ鎖が繋がりがんじがらめ]
もっと気持ちよくし差し上げますよ
ずっと、ずっとね?
[そうして自分はノッカ穿つケダモノを動かしてい。
その動きは遅く、焦らすように内側から支配するように、
まずは僅か腰を引いては突き入れて、
突き入れては奥でケダモノを振り回して媚肉を擦りつけ、
己の住処を変えていく**]
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……あ、?! え、そうだったの……兄さん、 ごめんなさい
[しまった。と申し訳なさを顔に。 思わず、しゅんっとしてしまって。その後すぐ それから、山羊の頭が来たとかあったって確認をとる。 ふるっと肩が震えたのは、怖さゆえか>>4:190
衣服の話になれば、首を振って]
(4) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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…うん。欲しかった ほら、兄さん、ああいうの好みかなって。 気にするよ、素敵な下着だったら 気分が上昇するし。
[あなたが、酷い事をいうから。 心が落ち込んだ。>>4:198なんていえないから。 もうひとつの真実も話す。
でも、兄さんが選んでくれたのなら 嬉しいかなって小さなはにかみをのせたのだけど]
(5) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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みせる相手? そんなのいないんだよなあ
[思わず、下を向いてしまうのは 恋人のいない、妹の反応だろう。兄さんめえと恨めし気 薄気味悪い男については、ちょっと怖いが私は知らず 発つ前に、挨拶をなんていうけど。 その事に対しては不自然なほど指摘せず]
(6) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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[世間体なんてよくわからない。 ただ、普段と違う兄さんの言葉にそうなの。って 奮発にかんしては気にしなくていいのに。と心の中で思う。 兄さんったら、変なの。っていうのはもう言わなかった
けど、義母の名を発する店長の妻に 兄の口から、笑みが消えるのがみえて。
そっと目を逸らした]
(7) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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[聞こえてきたのは、 こわい声だ。睨まれて唇の笑みは消える。 ごめんなさいって、かぼそく。怒らないでってお願い。 冷静さの欠如を、不快だったと聡い妹は気づく
そうだねって誤魔化すように。
でも、でも]
(8) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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[たくさんのお肉、 兄さんは、いやだったようにも 感じたけど、でも、席についてくれた。 お茶を用意したり、野菜を次足したり、色々あるのだけど。 衣類を持ってこなければ、という声にそうだねって
兄さんに、頷きつつ。]
大事なものとかももってきたいかも 何かあると不安だしさ。
[――とられたら。 どうしようなんて、そんな考え かえるグッズ、ぬいぐるみとかも手元に欲しく]
(9) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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うん、そうしよ 兄さんも家にあるもので必要なのとかあるでしょ
よろしくお願いします
[慌てて、兄さんと一緒に頭を下げれば 店長はいいよ、いいよとかるい。いつもの長話がないぶん。 ずっとずっとスムーズだ。口を閉じろと言われれば 私は黙っただろう。けどそれは加速を促す
だから、この穏やかな時間は貴重だった>>4:204]
(10) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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[――そう、表面上は穏やかに]
(11) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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[農園暮らし、あの頃はとても楽しかった。 あの頃は何もしらなかった。兄さんの口に肉が吸いこまれる どうかなってどきどきわくわく。今はあの頃に近い
そんな気がする。父さんと母さんと― 兄さんと
ああ、そうだ。そうだって気づく。 けどその事実にお口をチャックして、見守った。 おいしい肉は、あの頃とは味が違うけど、やっぱり美味しく
良かった。>>209兄さんも気に入ったんだ]
(12) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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ほんと、美味しい? よかった、やっぱり素材がいいんだね。
[――兄さんが、大好きなもので作ったから。 兄さんが、作った罪で作ったから
兄さんが望んだ、とおり
うれしい、うれしいなと顔がほころぶ]
(13) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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山羊さんさまさまだね
[これは山羊だよ。>>4:208]
(14) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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[貴方が、食べたのは
―――人のではなく
『山羊』の肉だから]
(15) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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いいんだよ、 私は兄さんがいっぱい食べている姿がすき
兄さんが、食べてくれたらそれで
[いいんだって思う。 大きくなれなかった方がいい。 大きくなりたくなかった、知らなかった事を知る前。 幼く、小さく、無知だったころのようにまんま
ああだけど、その言葉が]
(16) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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え――――
[私に突き刺さる。 貴方がなくしたものを理解する。>>4:214 息を飲んだ、だけど。彼があまりに幼いから、手はのびた。 ゆっくり笑みを作る。彼の為に作ったお肉を差し出す
―――アナタの、かえるばしょ]
もう、そんなにがっついたら駄目だよ
(17) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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………みんなで?
[みんなで。なんて、そんな 私は手を震わせ、匙を器にのせる。肉が嘲笑うようで 涙を浮かべる彼に愕然とした。私の望む家族は
貴方が、望む家族と違う]
(18) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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[全ては遮られた>>4:218]
あ。あ
兄さんまって外はあぶな
[戸口に向かう兄は目が覚めたようだ。 いいところだったのに。ううん、これでよかった。 けど、あせる兄に、何処が火事かもわからないって告げ
制止しようとする。だが―――>>4:220]
(19) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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え
[兄を追いかけるはずが 肩を掴まれた。
―――しあわせは。
対価は>>4:221>>4:222降りかかる]
(20) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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兄さんっ
[店長の弟さんが肩を掴む お前はこっちだと、手をひっぱられる。 店長は、奥さんは―――起きない。今は眠っていて。 2階の、寝室に。ひっぱられる。
この人は……]
[店長の弟さんじゃない]
(21) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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[店長と、奥さんを呼ぶけど 眼を覚ますことはない。助けてって必死に抵抗する。 兄さん、兄さん――、いやっと怖さに悲鳴をあげ続けた。 でも、兄は此処にいない>>4:224
兄にとって、私は大事じゃないから 兄にとって一番大切なのは]
(22) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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[蟲籠から逃れた蝶が ――ひらひらと舞うようで。 手が煩い口を、押えようとするのに気づき、噛みついた。 急いで2階の一室、物置に入る。直ぐに鍵をかけ ドアを椅子でふさいだ。どんどんと叩く音
ひぃっと声を震わせて、必死で
兄にメールを送ろうとした]
『兄さん――――助けて』
[兄さん。――。兄さん。 なのに、携帯が電波障害を起こしているのか 孤児院が燃えているせいか、回線がパンクしているのか。
メールが送れなくて、何度も送信失敗と出た]
(23) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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………いや、兄さん。兄さんっ
[――自警団に連絡することも 電波が届かず繋がらず。
漸く、兄の元にメールが届くのは
はやくて早朝だろう]
(24) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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『たすけて』 『兄さんっ』
『今、花屋の二階にいる』
『怖い――』
『しらない人が、いる』
(25) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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『男のひとが―――』
(26) 2018/12/08(Sat) 11時半頃
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[早朝、一階には 倒れた花屋夫婦と、消えた鉢植え。鍋のあとがあっただろう 証拠を全部持ち去った。それは約束が果たせなくなる その事を、嫌った男の指示。二階の物置部屋は
固くかたく閉ざされて―――]
(27) 2018/12/08(Sat) 12時頃
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―朝―
[同じ頃、サッカーボールが、 公園の銅像の髭のような、ものを蹴っ飛ばしたと。
火事の興奮さめやらぬ少年が、やってしまったのだという 街でおこった2件の火事の方が重要で。
傷みを訴える人たちの方が、大事で
――ああ、でも、これはあの連中の像だ。]
(28) 2018/12/08(Sat) 12時頃
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[だから、 子どもを守るために 子ども以外の犯人が必要だ――]
『この像の作者は誰だ』**
(29) 2018/12/08(Sat) 12時頃
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― 陽だまりパン工房 ―
[血だまりの中、いやいやと首を振って。
嘘だ嘘だって。
でも、誰かが私を呼ぶ声が聞こえる。
懐かしい、その呼び名。
懐かしい――あの人がいた頃の、呼び名]
セイルズ、さん……
[呆然として焦点の合わなかった目が合わさる。
セイルズさんを視界に入れて。
縋るように見上げた]
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