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【人】 消防隊長 トルドヴィン[主が指差した方向は扉>>0] (1) 2013/05/17(Fri) 00時頃 |
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【人】 消防隊長 トルドヴィン[警戒はするが、 (4) 2013/05/17(Fri) 00時頃 |
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─ 霊界 ─
[ケヴィンと、しっかり手を繋いだまま。
やがて、人の世に関与できない世界へ辿り着く。
懐かしさはあまり感じなかった。
なにせ、前回は半年足らずしかいなかったのだから。]
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― 霊界 ―
[3年ぶりだが、ここにいた時間の方がその倍くらい長かった。
目を開けて、しばし。]
……おはよう。
[目覚めの挨拶から、が正しいだろうか。]
─ 霊界 ─
[こんな所で迷ったら洒落にならないから、
と言い訳をつけることにより、兄と手を繋ぐ事に成功中。]
………ん。
[人の世から魂は離れたが、
気がつけばグァイナの村の中に立っていた。]
― 霊界 ―
ぁ。 あ おはよ う … ?
[気怠く心地良い眠気の残る体を起こし、
重い瞼を瞬かせながら。
ほんの短い時間失っていただけで、
随分久しぶりに感じる自らの声を聞く。
ここは何処だろうか…と思い悩む、一瞬。
記憶は、寝室で握った
ドリベルの手を覚えているのが最期。
辺りをゆっくりと見回す。
すると、そこは、やはり、
グァイナ村に在る愛しき我が家の寝室だった。]
[更に歩けば、グァイナの村の中にいた。
魔物はもうすべて退治されたのか、思ったよりも静かだった。]
さ、帰ろうか。
[手を引き、自宅へ向かおうとする。]
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【人】 消防隊長 トルドヴィン[牛乳には2人とも頷いた>>7>>9のを確認する] (15) 2013/05/17(Fri) 00時半頃 |
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[周囲をきょろきょろと見回している。
ここは本当に自分たちの村なのだろうか。
全く同じに見えて違ったりしないか。
或いは、誰かが居やしないかと。]
あ、うん。……帰ろう。
[手を引かれ、子供に戻ったように兄についていく。]
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[窓の外は、どうやら、
夜から朝にかけてが移り変わる頃合い。
肉体の全てが黒玉病に犯され、
最期、心臓が停止した時間より少し後だった。
佇み見下ろした寝台の上には
まだぼんやりとした曙を受けて
虚ろに煌めく黒石の破片。
部分的にはまるで
砂のよう粉のように細かく砕けてしまっているが、
それは確かに男の肉体であった物の、残骸。]
……おはようございます。エル。
[まだ半分寝ているサミュエルの顔は肌色に戻っていて。
数日ぶりに耳で聞いた声は、もう二度と
聞けないと思っていたもので。
思わずぎゅう、と抱きついた。]
[やけにキョロキョロする弟の姿に、おかしいような、微笑ましいような気持ちになり、口元に拳をあて、少しだけ噴きだした。]
何探してるのかな。
[時折、弟と同じ方を見てみながら。
やがて自宅まで辿り着けば、玄関を───すり抜けることになるのだろうか。]
ただいま。
[誰もいるはずがないのだが、つい、クセのように呟いた。]
ドリー …… !
[ふ、と。気付けば。
傍らにはドリベルの姿。
咄嗟に両腕を伸ばして彼を引き寄せ
強く確かに抱きしめた。
その体から硬さは失せ、
生身の人の体のように柔らかく温かい。]
ドリー。ドリー。
すごいね。
また こうして 名前を呼べる。
[嬉しくて。何度も、彼の名を呼び。]
あー……いやいや。
[挙動不審になっているのが見つかって、誤魔化しながらも、たまに村の中の様子を伺っている。
自宅についても、玄関の扉は開けられなかったから、兄の後ろをすり抜ける形になって…]
……おかえり。
[背後から、つぶやきに返事を返す。]
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ん?
[背後からの返事に振り返り]
ならケヴィンも……おかえり。
[チュッと、小さな音を立ててキスをした。
テーブルを見れば、パンはまだそこにあった。
そういえばチアキはだいぶ負傷していたようだったので、きっと、少し休んでから来るのだろうと。]
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[最後に触れた時。
少し癖のついた髪も固くなってしまっていたけれど。
今は動くたびに揺れるのが見える。]
……はい…はい!
[名前を呼ばれる幸せと、
再び触れ合える喜びに震えて。]
……よか、った。
[死してからも、共にいられることに。
少しだけ、泣いた。]
…………ただいま。
[不意打ちに言葉を失いつつ、呟いた。]
……こうして見ると、何も変わっていないな。
[最後に作ったパンも、残された料理も。
自分たちが出かけた時のままだ。
少し離れただけなのに、何故か懐かしい気がする。
台所に、食卓に、寝室……まで思い至って。]
……ホレーショー。
そういえば、ベッド、つなげたまま……
[遺品整理に来られて見つけられてしまったらば。
……バレてしまわないだろうか。不安そうな顔。]
ここでも、ずっと一緒に居られる ?
[この世界の事は解らない。
なんたって死ぬのは初めての経験だ。
抱きしめたドリベルの背を撫で、
涙をこぼす目元へと唇を寄せて。
ちゃんと動く、温かな舌先で少し、舐めた。
幽霊に体温があるのかどうか…と
少し疑問が頭を過ぎったが。確かに感じられる。]
散歩の約束。ちゃんと守れるね。
よかった。
[視線を向ける、現に遺してきた板。
そこにはまだ約束の言葉が残っている。]
[おそらくまだ1日程しか経っていないだろうに、やけに懐かしさを覚える室内に、ゆっくり視線を巡らせていると]
え?
[ベッド。
そういえば……と、口を開いたまま、赤くなる。]
いや、そこは……。
おまえの腕が動かなかったから、看病の為に、って……
…………。
[誰にそう言い訳をするのかと。
聞こえないじゃないかと。
左手はまだしっかり繋いだまま、右手で顔を覆った。]
……………………。
なるほど な。
[看病の為だったと、誰かが思ってくれるだろう。
そうだ、きっとそうに違いない。
出かける前にはちゃんと片付けておかなければならないんだな、という教訓は得たが、次に生かせる機会はあるのか。ないだろう。
そしてじたばたしても、ベッドの位置は直せない。
触れようと試してみても、すり抜ける。]
………諦めよう。
[騒いでも仕方がないので、悟った目になっている。
手は繋いだままで。]
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……離れるつもりはありません。
[一度目の時はどうだったろう。
気にもとめていなかったからはっきりとしないが。
例え離されそうになったとしても、
言う通りにするつもりはない。]
……散歩…楽しみにしてたんです…
…ちゃんと案内して…くださいね。
[直に触れることはできないけれど、
目に見える形で残されている約束に胸が温かくなる。
舐められたのに驚いて、
涙はひっこんでしまっていたけれど。]
………まぁ、その時は、その時で。
[ケヴィンの、何か悟ったような目に、諦めが肝心だなと嘆息し、笑う。
死を前にして、朦朧とした意識のまま、攻芸達の目の前でケヴィンに口付けてしまったことは、残念なことに覚えていないようだ。]
…………。
[繋いだままの手を、緩く引く。]
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【人】 消防隊長 トルドヴィン[ゼリーがトレイル>>21>>23と差し出されるのを見て] (25) 2013/05/17(Fri) 01時半頃 |
[ぽんぽんと軽くベッドを叩いてみる。
毛布がめくれあがることはないが、上には乗れそうだ。]
……よし、寝てしまおうか。
[ベッドに横になって。
兄にも来い、と手招き。**]
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【人】 消防隊長 トルドヴィン[板に伸ばすと思っていた手が自分を撫でて眼を丸くする。 (29) 2013/05/17(Fri) 01時半頃 |
あっ!
[言い訳を並べているうちに、弟は寝室へ行ってしまった。]
あーぁ……。
[また、顔を手で覆って、そちらへと向かう。
無意識に扉を閉めようとしたが、手が空振った。
しかし、どうせ見えないのだから、開いていても閉まっていても変わりないかと、小さく笑って**]
【人】 消防隊長 トルドヴィン[トレイルの視線>>28がちらりと見えて、 (32) 2013/05/17(Fri) 02時頃 |
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【人】 消防隊長 トルドヴィン[昨日のシチューは (34) 2013/05/17(Fri) 02時頃 |
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[思い出すのは数年前の日々。
何とかドリベルを得ようと苦心した日々。
あれも、今にして思うと幸せな日々だった。
舐めた涙の味にそっと微笑い。
抱いた腕に力を込めて。
躊躇なく重ねた唇から伝う
ドリベルの熱を愛する。
今度は、新たな存在になった彼を欲しがり。
更に深い繋がりを求めて…―*]
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