人狼議事


76 ─いつか、薔薇の木の下で。

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……。あ。

[エリアスを抱いてから覚えがない。
浮ぶ意識は妙に鮮明。そして、軽い

まだ空は暗く、月は動かない
絡んだ蔦が解けたような]





ここは寒いね。





小さくぽつりと


[人の気配がする。
もう薔薇が抜けた夢の中ではわからない]

…誰。ブレンダ?

[何故その名前がすぐにでてきたかも、
わからないけれど]





君はだあれ?




[細い手首が宙を彷徨う。]


サイラス。

ブレンダ?そこにいるのは。

[延ばされた手、取ろうと手を伸ばし返して]





サイラス、
ああ、サイラス



ごめん ね。



[泣き声]


[手は触れられただろうか。
聞こえる泣き声に眉を下げ]

…なんで、謝る?お前が何をした?

俺は、何も知らない、よ。ブレンダ。

[その手に触れられたなら、そっと引き寄せようと]


知らないから



ごめんね。僕は知ってる。
でも、僕は、



綺麗に咲きたかったんだ。

[そうしたら、愛してもらえるかもと]


手に力はないから、すぐに絡み取られる。


[一度は咲いた薔薇の花、
引き寄せた手は枯れ枝の様。
そっとそのまま、胸元に引き寄せ]

咲きたかった?あぁ、あの薔薇。
花は咲くためにあるんだから。

愛されたかった?
…そうだね。人は愛されないと、いけない。

[その髪を手で梳く。
今、何故か彼を離せない。

記憶にある、薔薇に触れた手触りとは違うのに]





僕に触らなくていいよ。
君が本当に求めている人を知っている。

[それは本当。
薔薇の意識の中で感じていた。]

ね、僕はこの身体に相応しく、
ここにあるべき。

[失ってしまったひとときの夢。
そのあとには燃えかすしか残らないような]


メモを貼った。


メモを貼った。


ヤニクのこと?
あぁ、薔薇はそんなことまで晒すんだ。

[触らないでいいといわれても
手は彼を離したりはせず]

お前がここに相応しいなんて思わない。
…ごめんな。痛かったと思う。

[自分が彼を抱いたことは知っている。
薄ぼんやりと戻る薔薇の記憶]

ロシェもエリアス先輩も。
皆、痛かった、かな。



そうだよ。
僕は薔薇であって、薔薇でなくなった抜け殻。
ここで起こるだろうことを知って止めなかった。

[痛いには首を振って。]

いいや、とても幸せだった





痛いのは君じゃない?


好きでもない人を抱いて、操られて






可哀想なサイラス。




[掠れた声はあの時と同じ。]


…幸せ?本当に?
泣いていたのに。

[さっきの泣いていた子はまだその涙の後を留めるか

つと、手はその頬にすべり]

でも、痛くなかったならよかった。


俺は…痛かった、けど。
ブレンダや…エリアス先輩に比べれば。
痛くない。

[ヤニクを傷つけたくない、汚したくないとだけ願っていたのだから。

エゴの為に抱いた薔薇やエリアスに顔向けができないのは自分の方で

ヤニクが持っただろう痛みが、今はただ苦しい]




俺は、可哀想じゃないよ。




[傷つけた人たちを思えば]




そう、優しいんだね。


[目を眩しげに細めて。
 細い手首の先、指は、その髪を摘んだ。]

 でも、その優しさは、
 君の好きな人には残酷なんじゃないかな。


……ヤニクには嫌われたかな。
仕方ないよ。どうすればいいのか、わからなさすぎた。

ずっと、甘えてただけだったから。

[髪に触れる手に目を閉じる。
泣きそうな顔はうつむくようにして彼には見せない]

だから、もう、いいんだ。



 嫌われたの?
 ああ、それは、

 やっぱりサイラス、かわいそうに…。

[嫌われたと聞けば、やっと、髪を愛おしそうに撫でた。
 枯葉色の眸は、澱んだままだけど、
 俯く人の背も撫でて]


【人】 さすらい人 ヤニク

…………フフ。

[耳元で嗤うその声は、恐ろしく妖艶で。
ノックスの白い肌に唇を一つ、落とし]

ねえ、少し……疲れたから……
どこかの部屋で、休もう?

[クスクスと悪戯っぽく笑いながらしなだれかかり。
空いている部屋の一つへ、誘うだろう。
今は主のいないその部屋で。
ベッドまで手を引いて]

(7) 2013/03/29(Fri) 20時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2013/03/29(Fri) 20時半頃


俺の薔薇、多分、ヤニクにいっちまったからさ。
俺が何をしてたか、気づくよ、きっと。

[好きで、大事で、汚したくなかったのに。
どうしていいかわからなくて。
だから、傷つけないようにと思った結果だ。

頼るだけで無知だった一匹の猫、自嘲は重い。]

…いいよ。他の人と幸せになってくれンならさ。


俺もブレンダを可哀想って思ったんだよ。同じ。

[肩も震わせず、ただぽつり、水滴がひとつだけ]



 ――……本当に、そう思うの?

[自嘲をこぼす人に、
 乾燥した肌、皺を寄せて口元をあげ。]

 本当に、そう思う?
 もし、それを知っても彼がいいって言ったら?

 君はきっと、彼の元にいくよね。


 僕のことで、泣いちゃ駄目だよ。
 そう、僕は、もう、

 これでいいんだ。

[心内、
 サイラスは許されることを知っている。
 そう、その触り心地のいい金糸が、
 男らしい、骨格が、
 空や、海の青さを連想させる眸が・・・・・・。]

 君は愛されるよ。
 大丈夫。君は許される。愛される。

 保証するよ。

[羨ましさに。目を細めた。]


【人】 さすらい人 ヤニク

ねえ……寂しいんです。
足りないんです。

[ベッドサイドに腰を下して。
潤んだ瞳がノックスを見つめる]

足りない、の……
だから。
……埋めて?

[部屋の中には、既に眩暈がするほどの薔薇の臭気に満ちていた。
口元は弧を描き、赤い舌が唇を潤す。
抵抗されなければそのままベッドの中へと、誘い]

(8) 2013/03/29(Fri) 21時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

ねえ。頂戴。
私を埋めて。
私の空白を、貴方で。

[薔薇を通して知る彼の眠り。
心の空白に根を張った黒薔薇は、其処に大輪を咲かそうと栄養を欲する。
それは彼を求めるヤニクの心とも同調し、更に強く膨れ上がる]

[響く衣擦れの音。
薄暗い部屋の中、未だ情事の跡が色濃く残る肌が露にされていく]

…………来て。

[いつからか、その瞳に既に理性はなく。
欲望に溺れた色がノックスを見つめて。
心を埋める為。薔薇を咲かすための熱をひたすらに欲した]

(9) 2013/03/29(Fri) 21時頃

[ブレンダの言葉に、僅か苦笑いを浮かべ。
彼をぎゅ、と抱き寄せた。

薔薇を愛せて幸せ、といったのは、嘘ではなかったから]

やさしいのはブレンダもだよ。
うん、ヤニクが許してくれるなら、許されたい。


…薔薇は。いつ咲くんだろう?
咲いたら、時間はまた元に戻るのか


[抱き寄せた腕に、困ったように。
 目を伏せて、そっと、胸を押す。]

 ――・・・・・・君は許されるよ。
 それは確かだけど・・・。

 でも、本当に、ヤニク先輩…を大事に思っているなら。
 僕をこうやって抱き寄せるのは、やめたほうがいい。

[押しても、自分の力では離せないけれど。]

 きっと、
 彼は、君にそれを望まないから…。

[それはわかるのだと。]


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