人狼議事


191 The wonderful world -7 days of MORI-

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― スクランブル交差点・上空 ―

[脱落した魂の残滓たちに呼び掛けて、それに応える声もいくつか。
その中で、一際。輝く声色の者がおりました。

僕は、嬉しさについ口角を上げます。]

それでは。
このようなミッションは、いかがでしょうか。

[ぼやけた僕の姿が、指を鳴らせば。
反応をくれた方の持つ端末――本来は脱落者にはもうメールを受信する権利は無いはずのそれが、
再び、着信の音を刻むでしょう。]


――――――――――
From:Composer
subject:脱落者へのミッション

モリ区のコンポーザーを倒せ
猶予はあと3日
ゲーム終了と同時に消滅

        コンポーザーより
――――――――――


そのミッションは、挑戦したい人だけ挑戦してください。
クリアしてもしなくても、脱落者の皆さんはいずれ消滅してしまうでしょう。

コンポーザーとは、UGの管理者。
それを倒すことができれば、全ての権限を得ることができます。
生き返ることも、エントリー料を取り戻すことも、思いのまま。

……そしてそれは、一時的にUGよりも次元の高い空間にいる、
消え行く寸前のあなたたちにしかできないことなのです。

[――そう説明しておきますが。
僕を倒すことができるという、奇跡を起こす方が現れるというのは、さて。
どれだけ低い確率の、出来事なのでしょうね。]


サイキックも、パートナー契約も、
完全に消滅するまではまだ生きているはずです。

持てるものを全て使って、挑戦してください。

[――できるものなら。

そう、試すような声色で言い切ると、
僕のぼやけた姿は上空から姿を消すでしょう。

そして、僕が現れる位置は、1の上空。
僕と戦うには、まず姿を捉えるところから始めなくてはなりませんが、
期待には応えてくれるでしょうか?*

1.ミタマ電機 2.ロイヤルホテル九曜]


メモを貼った。


[ゆらり…
    ゆらり…

ゲームの盤面から零れ落ちた姿が。
魂の残滓が。
陽炎のように、その場にたゆたう。

ゲーム開始、5日目
眠る男を抱えた影が、ゆっくりと輪郭を集め、
その場に人としての形を成す。]


[虚ろな表情の少年。
少し長い癖っ毛が、揺らめくようにふわふわと揺れる。

ただ、その瞳にはまだ光は宿らない。


消え行く魂へ語りかける声が、
その少年に言葉として認識されるまでには…
まだ少し、時間が必要な様だった。**]


メモを貼った。


 ぶえっくし


[起きた。いや、どこで?
 でも、起きた。なんでか寒い。
 寒いなんて、感じられるのか?ブラシーボかもしれない。
 でもやっぱ寒い。]

 ――……

[
 なんで、近くに存在があれば、手を伸ばして、ぎゅーっと抱き込んだ。
 ああ、ぬくいなぁ。すやすや。*]


なんかまちがえた


[ふわり…
  ふわり…
意識が揺れる。

ここは、何処なのだろうか。
自分は、誰なんだろうか。

覚えているのは、目の前で光る銀の刃。
振るう男の、晴れやかな笑顔。

こちらを見ていた瞳。
ガラス越しの瞳。
ガラス玉の様な瞳。

とても、とても大事なことを
伝えていたような気がするのだけど。
声は遠く…意識は彼方に引き離されて…]


……………。

[ 散逸しそうになった意識が、
何かに、ぎゅっと固められた。

これはとても大事なもの。
冷たくしては駄目なもの。
ひんやりとした何かを、暖めるように包み込み
うっすらと目を開く。]


…………輝にい?

[目に光が戻り、北見圭一の自我が再形成される。
それと共に、目の前の人物を認識し…
ほっぺたを、加減しながらぺちぺち。
反応を伺った*]


んあ?


[ぺちぺちされた。
 うっすら目を開く。
ああ、あったかいやつだ。

 なんかあまり認識しないうちに、またぎゅーっと抱き込んだ。
 基本、甘えたがりだった。

 でも、もちろん、声を出せば、それが圭一であること、認識はすぐにできる。]

 おお?
 あれ?俺、死んだ、はず?

[その自覚はあったらしい]


 つーか。
 その、ごめんよ。

 俺が死んだから、お前、死んだんだよな。

[圭一がルイに殺されたことは、知らなかった。
 だから、あくまで、自分がまきこんだと思った。

 そして、そう思えば、ごめんな、とまたぎゅうっとして、ややめそっとした声を出す。]

 お前を殺したくなかったなぁ。




…俺だよ。圭一だ。

[皆方は、目は開いたがまだぼんやりしている様子。
ぎゅーっと抱きついてくる姿に、子供の頃は立場が逆だったなぁとか少し感慨深い気分。驚かせないよう、抑えた声で囁いた。]

………。



……違うよ。
あの日、俺も、死んだから。
どっちが先とか、そんなの…わからないし。

[もしあの時、自分が生きていれば。
光球で相手を排除していれば。
皆方の傷を抑え続けてその日を超えられたかもしれない。
それもすべて、終わった話。]

それを言うなら、原因を作ったの…俺だし。
最初にもっと力を込めて…鮫に攻撃できていれば。
輝にいだって…


だから…輝にいの所為じゃ、ない。
俺だって…輝にいを死なせたくはなかったよ。

[声に含まれる湿度に、宥める様に背中をとんとん。
昔、泣きべそをかいていた時、母親や皆方自身にされたように。
宥めるようにふわりと撫でた。]


 はい?

[ 圭一の答えに声色が変わった。]

 なに?お前も死んだ?
 なんで?

[首傾げ。だって、あの時、こいつが死ぬような要因あったか?と。]




[背中をとん、とん、とん、と撫でる手。
 だが、身体を起こすと、眉を寄せて圭一を見る]

 どういうことだ?

[自分がドジって死んだ。だから圭一も道連れにした、ど思ったわけだ。
 だけど、違う、らしい。

 とすれば、それはどういうことか?]

 死神から殺されたのか?
 でも、沙音ちゃんや幾何ちゃんがお前殺したりは、
 しない気がする。

[そう考えを口にしながら、可能性を考えて、
 一つ思い出した、でも、いや、ない、と頭を振った。]




―――んー…あれは多分、刺されたのかな。

感覚は麻痺ってたけど、包丁、見えたし
なんか、ごすって響いたから…

[少し、困ったように苦笑を浮かべて。
淡々と、自分の死んだときについてを口にする。]


幾何ちゃんや沙音君は、俺達を助けてくれたじゃないか。
紀陸君だよ。
向坂先生の、相方の子。

[最期のあの時、麻痺していたので痛みはなにも感じなかった。
ただ、静かに命の炎が消えるのを自覚しただけ。
静かに、その刃と笑顔を眺めていた。]

「来る」ならもっと後の日だと思っていたから。
…油断、した。




[圭一の顛末をきく。
 段々と不機嫌になってきた。
 そして、聞こえると、すごく眼つきは悪くなっていた。]

 わかった。
 アイツ、ぶっ殺す。

[物騒になったようです。]




[そんな決心をしたとき、ちょうど、ミッションは聞こえてきただろうか。
 その内容を理解するために静聴してから]

 ふぅん。
 じゃ、お前を生き返らせるのも、
 そして、あいつをぶっ殺すのもお手の物ってやつか。

[完全に、うちの子になにしてくれたのさ、保護者モード発動中だった。]



……はい。落ち着いて。
予想はついてたけど、落ち着こう。
それに……

[自分の話を聞いて不機嫌になる皆方。
予想はできていたので、今度はぱんぱんと暴れ馬を宥めるように背中を叩く。]



[ある意味、絶妙のタイミングで虚ろなる存在が知覚できた。
新たなるミッションについて…携帯が、地上に居た頃おなじみの指令を下す。]


輝にい!ミッションだ!
なんか、敗者復活戦みたいなの、あるみたいだぜ。
マジかよ。

[内容にはすかさず反応。
受けるかどうか?
もちろん、受けるに決まっていると表情が語っていた。
そして、物騒な顔になった皆方の肩のツボをぎゅっと押す。]


それは、一旦置いておこう?

……最終日とかに…もし、可視化される点数がわかって。
輝にいのが足りないとわかったりしたら。

俺だって、選んだかもしれない。
選ばなかったとは言い切れない…から。

[そのまま、ぐにぐにと肩を揉んだ。]


 ま、こんぽーざ、とか興味ないけどよ。
 お前生き帰らせて、

 アイツが一番嫌がることをしてやる。
 
[ふっふっふ、と邪悪な笑みとオーラを浮かべる。
 甥っ子可愛い叔父さんを舐めるなよ。と。]


まぁ、俺も向こうも生き返ったら、デコピンくらいはしてやるけどな。




 はあ?
 何を置いておくっていうのさ。
 もちろん、殺す。



ん…輝にいの気持ちはよくわかった。
それはそれで有難いけど。
生き返ってからやっちまったら、それ犯罪だから。

[肩をぽんぽんぽんぽん]

ところで、コンポーザーってどこにいるんだろう。
[あからさまに話題をすりかえた。]




 犯罪ぃ?
 それ、今更じゃねぇか?

[コンポーザーの話題になると、さすがみその場所を探すが
 正直、心の中はあきらかに凶悪なものが渦巻いていた。]


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