193 ―星崩祭の手紙―
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[店もすっかり落ち着いて、客足も緩くなって来た頃。道
行く人は興奮気味に変わってゆく空を見上げ騒ぎ立てている。
暇を弄ぶワタシは店のテーブルにベッタリと張り付き、テーブルの下で足をゆらゆらと揺らしていた]
あーあ、お手紙もっと送りたかったな…ワタシが送ったお手紙達…届いたのかな、ちゃんと宇宙へ行けたのかなぁー
[お客さんが来ても上の空。だって手紙の行方と、送ってくれたかもしれないワタシへのお返事が気になるんだもの。
テーブルの上に小さな星貝を並べて指で弾いて遊んでいると、奥からお母さんが何かを持ってきた]
これはなあに?機械?
この星にも機械があるの?
[四角い形状のソレは、真ん中に真ん丸の網目模様がついていて、角には1本の細長い角が生えていた。
お母さんは幾つか並んでいるボタンを押した。]
…わぁ!声が聞こえるわ!
誰の声かしら…
[雑音に混じって聞こえる人の声。
聞いたこともない単語で会話をしていたり、子供たちが騒ぐ声が聞こえたり。まるでこの星じゃない所の会話みたい]
「この機械はね、貴方の本当のお父さんが貴方と一緒に此処に置いていった物なのよ。
星崩祭の前夜祭。他の星より早く波が来るここではその波に乗って流れてきた他の星の声が聞こえるの。」
えっ…どうしてお父さんがそんなものを……?
「さあ…お母さんにはわからないわ。
でもきっと…そうね、貴方に届けたかったのかもしれないわ。」
[ワタシはお母さんのその言葉に、バッと機械を振り返ると両手で掴んで耳元に近づける。
様々な声が流れる中で、聞こえるかもしれない。お父さんの声を探して]
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『――― エフ、起きて?』
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(18) 2016/07/19(Tue) 23時頃
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[ 柄にも無く、 跳ね起きた、横には。 彼女では無く、少女が、いた。 ]
(19) 2016/07/19(Tue) 23時頃
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[ ―― 明日は 星崩祭。
窓の外、街のすべてが装飾され、 電子機器から聞こえる音声も、祭の話題で持ちきりだ。 少女の姿を捉え、数度瞬いた後、 緩慢に起き上がる男を怪訝そうに見つつも、 いつも通り、少女は腕に軽く触れる。 ]
(20) 2016/07/19(Tue) 23時頃
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「明日の準備は、出来た?」 「あんまりくたびれた格好だと、母さん拗ねちゃうよ」
[ 大丈夫だ、との 声 の代わりに、 少女の頭を、ぽん、と 撫でた。
家の前、今日はカプセルが無かったらしいが。 まあ、広い宇宙だから。 明日には 彼女への話題が何かしら届いているだろうと、 男は ゆぅるり 構えていて。
反対に 少女の表情は、曇っている。 ]
(23) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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「ねえ」 「母さん、来ると思う?」 「他の星に、ふらっと行っちゃったり、しない?」
[ 男から見て、少女は。 しっかりしている、とは思っているが。 まだ親に守られるべきこどもなのだ。 不安でない方が、おかしいのかもしれない。 ]
(24) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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[ カプセルの隣。 机に置かれている小瓶に詰まった星々。 "食え、美味いぞ"と伝えながら、 一つを少女に手渡して。 残りは、明日会う彼女のために残しておこう。
男も、少女も そして彼女も。 生態系のずれた身体だから、 周りの人間が表現するような、"美味しい"とは、 少し、異なるところがあるのかもしれない。 でも、味は感じずとも、 成分は細かく分からずとも、 香りは、確かにあるから。
だから、美味しいに結びつくのだろう。 男もそうだし、きっと彼女も、少女もそうだ。 ]
(25) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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[ 空いている片手で。 代わりに口で遊ぶのは、煙草一本。 男の、いつも。]
"大丈夫だろ" "きっと待ちきれなくて、もう来てる"
[ 星を口に入れた少女の瞳が、瞬く。 男の手はもう離れてしまって、 少女には触れていないから、念こそ飛ばないが、
「なんでそんなことわかるの?」 とか、 言いたがってそうな、そんな 顔。 その答えを、つまらない男は、 少女に教えてなんてやらない。 ]
(26) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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[ 準備、とはいえ。 そんな大きな荷物があるわけでもなし。 今日もまた、男はペンを取る。
少女か、彼女に伝えるためか。 あるいは、男自身が、楽しいからか。 もしくは、両方 か。
理由は、うまく表現が出来ない。 それでも男は、文字で遠くへ意思を繋げる。 ]
(33) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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[ 暗闇の元、装飾された街から。 カプセルを、何処かの星へと飛ばす。
"語る"言葉が少ない、不器用な男は、 少女とともに、彼女とともに。 暗闇の向こう、 外に焦がれた彼女が、 何時か願った星の波を、見るのだろう。 ]
(36) 2016/07/20(Wed) 00時半頃
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