88 めざせリア充村3
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― 廃墟と成り果てた研究所 ―
[聳えていた建物は見る影もなく、瓦礫の山と化していた。 その中で、ぽかりと沈下した地面の底。
制御するものを失くした、壊れかけの電子基盤を前に、 小さな影がカプセルに腰かけて座っている。 カプセルの膜は、開いていた。 中は、空。]
―― 。
[その眼は虚空を見つめていただろうか。 壊れた自動人形のように、時折途切れ途切れの音を紡ぐ。**]
(2) 2013/06/27(Thu) 00時頃
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―― 実験室 ――
[ミナカタが入るのを許されたのは全てが始まってから。
ポプラは制御室にいるが立ち入り禁止だといわれ、
ああ彼女の姿を見ることもかなわないのか、と。
火の消えたような研究所は
あの時よりも冷たく、寒い。]
――何を、俺に、しろと、いうんだ……
[眼が覚めたらケアをしてやれと命じられたが
目覚めた彼らに、何と言葉をかけろというのだろう。]
[戦う姿。
計測と予測の上に作られたシュミレーションだとしても。
あれがあの子たちの未来なのか。
日頃目をそらしていた現実が突きつけられる。]
ああ……――
[モニターから視線を落とした。
響く声が痛々しい。
どこまでが彼らの思考で、どこまでが調整されているのかは
知る由もないが、これは、きっと。]
……すまない、ライジ。
[昨晩のこと。あんなことをしなければ、言わなければ。
彼はこんなことを考えなかったのではないだろうか。
これではまるであの時の、彼の危惧と同じ。]
……俺が、そう簡単に死ぬかよ……
お前より酷い化け物ども相手でも、
きっちり生き残ってきたんだぞ……
[戦いに、拷問に、殺人に。
彼らの力は使われている。
戦うのも、人を殺めるのも、
自分が口出しできることではないけれど。
――組まれたプログラムに誘導される先が見えて
一人、モニターの前で顔を歪める。
どこまでも悪趣味な実験は、まだ始まったばかり。]
……ひでぇ、な。
[複数設置されたモニターは、各地の様子を映し出す。
残忍に戦う姿も、互いを殺そうとする姿も。
彼らは――今なにを考えているのだろう。
それは画面ではわからない。
一つの画面でケイトが死んだか。
ビーッという音と共に、
画面に表示さらた彼女の名前が赤から黒へと変わる。]
……死んだら、起きる、だったな。
[カプセルの中眠るケイトはまだ目を覚ます様子はない。
いっそ目覚めないで欲しかった。
なんと言葉をかければいいのか、
まだ、見つけることができていない。]
[もう一つ死体ができる。
死んだヤニクはなにを思って殺され、
殺したモニカはなにを思って殺したのか。]
――こんなことを、して……
[何をしたいのか、と問うのは愚問なのだろう。
彼らが見たいものはここまででもたくさん見れた。
計測の結果の能力の伸び代予測。
それを使う各自のセンスと戦闘力。
極限状態に置かれた彼らが取る行動。
他にももっと――壊れた時の反応すら、
ただただ冷静に彼らは観察したがっているのだ。
そして実験は続く。
次は誰が死ぬのだろうか。]
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.... ..1 ....43 ―― . ....
[罅割れた機械音が廃墟に響いた。]
(426) 2013/06/29(Sat) 00時頃
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