88 めざせリア充村3
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――最前線――
[刃を振るう。舞った血潮は吹雪いて体中に降りかかる。 それは黒いマントに飛び散るが、ほとんど見えはしないだろう。
ヤニクが配属されたのはハローシィ国だったから、さすがに敵国の象徴色の赤を纏うわけにもいかなくて、妥協点として黒にした。 最前線で双剣を振るい、斬っても刺しても倒れないヤニクの名前は、少しずつではあるが知られるようになっていた。]
足りねぇな……こんなんじゃ。
[三年間の年月で得たのは、兵士としての腕前と。 ――人を斬っても、その傷を見ても、治そうと動かなくなった心。]
(4) 2013/06/27(Thu) 00時半頃
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……げぇ、奥にいったな……
[周囲が一段落ついたところで立ちあがり、剣を納める。 背中に一本矢が突き刺さっている。誰だか、大した腕前だ。]
めんど、くっせ!
[言いながら矢を抜いて、地面に向かって投げつけた。]
(5) 2013/06/27(Thu) 00時半頃
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―― 実験室 ――
[ミナカタが入るのを許されたのは全てが始まってから。
ポプラは制御室にいるが立ち入り禁止だといわれ、
ああ彼女の姿を見ることもかなわないのか、と。
火の消えたような研究所は
あの時よりも冷たく、寒い。]
――何を、俺に、しろと、いうんだ……
[眼が覚めたらケアをしてやれと命じられたが
目覚めた彼らに、何と言葉をかけろというのだろう。]
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[大物をしとめる必要はない。そもそもそこまでの力もなかった。 ヤニクの仕事は雑魚の戦意喪失が主たるもの。 ただでさえ"死神"とすら呼ばれるヤニクがその黒装束で戦地に降り立てば、一般兵の戦意などたかが知れている。 囮役をすることもあったけれど、残念なことに最近はなかなか来てくれない。]
……悪く思うな、よ。
[足元に転がる躯に声をかける。 事前の情報が正しければ、すぐに次の部隊が到着するだろう。]
(13) 2013/06/27(Thu) 00時半頃
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[戦う姿。
計測と予測の上に作られたシュミレーションだとしても。
あれがあの子たちの未来なのか。
日頃目をそらしていた現実が突きつけられる。]
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[名前を呼ばれれば>>16振り返る。 敵を総崩れにさせた要がここに一人。]
オスカー。お疲れ。
[駆けよって自分より背の高くなった彼を見上げつつ、剣は片手で押えて、あえて少し彼から遠ざけるのはオスカーが気を使わなくていいようにとの配慮。]
怪我してねぇ? あと……なんだ、そいつも無事?
[彼に宿るもう一つの"何か"の安否も合わせて尋ねながら、彼に促されるがままに、並んで拠点へと向かう。]
(18) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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そうだったな。 今回は出てこなくて助かったぜ。
[オスカーの言葉に頷いて、ちらりと彼の首の後ろへと視線を向ける。 そこに宿る"キィ"というものについては、複雑な思いを多く抱いてはいるけれど。 それがなければ"今の"オスカーとは一緒にいられなかったと思えば、赦してやるという気分ではある。]
そうそれ、キィ。 大丈夫ならいいんだけどさ。
[軽口を叩きつつ拠点へと足を踏み入れる。 ザワザワと人は遠ざかるけれど、そんなことには慣れていた。]
(30) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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ああ……――
[モニターから視線を落とした。
響く声が痛々しい。
どこまでが彼らの思考で、どこまでが調整されているのかは
知る由もないが、これは、きっと。]
……すまない、ライジ。
[昨晩のこと。あんなことをしなければ、言わなければ。
彼はこんなことを考えなかったのではないだろうか。
これではまるであの時の、彼の危惧と同じ。]
……俺が、そう簡単に死ぬかよ……
お前より酷い化け物ども相手でも、
きっちり生き残ってきたんだぞ……
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[命じられて>>34少し姿勢をただした。 色々思うところはあるけれど、人前だったし、もう慣れた。]
担当部隊は撤退。半数ほど屠った。 あそこの戦線は崩れた。当面は立て直せないと思う。
[チアキに同じように淡々と返す。 敬語はどうにもうまく使えるようにならなかったので、もう諦めている。 注意されれば、しぶしぶ言いなおすけど。]
(35) 2013/06/27(Thu) 01時半頃
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――拠点:チアキへ報告前――
魔法使い、な……
[行く先の知れない旧友たちも何名もいる。 彼らはこの国に来ていないのだから――何名かは考えるまでもなく、敵国にいるのだろう。きっと。
そんな事を考えながら報告を終える。]
ん? ピンク?
[オスカーのつぶやいた言葉>>38には首をかしげ。 よそ見をするなと怒られたかもしれない。]
(41) 2013/06/27(Thu) 01時半頃
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[報告を終えて拠点へ足を踏み出した。 人々の中を歩くと、それとなく避けられて道ができる。 ひそひそとささやかれる声、それですむだけ昔よりは良い。 何よりここには衣食住の保障があって、仲間がいて――]
……リッキィ。
[残りの隊の面々も戻ってきていただろうか。 金の色の髪を目印に彼女の姿>>20を見つけて、駆け寄った。]
よかった、無事か。 怪我、ねぇよな? あ、チアキには報告しといたから。
[傷を見て心は動かなくなったけれど、親しい人ならやはり痛くなるのは変わらなかった。 いらぬ世話だろうけれど彼女の様子をうかがった。**]
(44) 2013/06/27(Thu) 01時半頃
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――拠点内――
[リッキィと少し話をしてから、今度は拠点内の奥の方へと動く。]
腹減ったな……
[呟いて、次に進むための食事をする。 干した魚と薄目のスープ、それと乾いたパンをワインに浸してかじりつつ腹を満たす。 食が豊かなハローシィ国は、こんな場所で出てくる食べ物もそれなりに豊か。 供給品には干し肉もあったけれど、戦線に出るようになってからは肉は口にしなくなっていた。]
……ごちそ、さま。
[片付けようとしていると、顔見知りの伝令がこちらに近づいていることに気がついた。**]
(57) 2013/06/27(Thu) 09時頃
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[伝令はヤニクの耳に囁く。 少しだけ先に教えてくれる。
半年ほど前に、負傷した彼を助けた、それだけ。 ヤニクにとっては自分の血を少し消費しただけのこと。それだけ。 軍服によく合う青みを帯びた髪と目の色が誰かを思い出したから、それだけの気まぐれ。
強力な魔法使いが出た、と聞いて、その中に知っている魔法があって、紺の目はゆると動いた。 思い出すのは二年半前のこと。 それから記憶に妙に鮮やかに残る三年前のこと。]
わかった。
[頷いて、早く本来の伝達相手に行くように急かしながら、残り少しのワインを飲み干した。]
(83) 2013/06/27(Thu) 13時頃
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――二年ほど前――
[研究所から出たのは、ミナカタが死んでから半年ほど後だった。 ライジが殺した、と聞いていた。 面会に行っても彼から否定の言葉はなかっただろうが、それ以上は問うことはしなかった。
彼が死んでから綻びていくように壊れていく研究所から、ハローシィ国へと連れてこられて。 情報はすでに渡されていたのだろう、軍部では実験ではなく、戦い方だけを叩き込まれた。
文字通り血反吐に塗れるような、一人だけの苛烈な訓練。 同じ国に所属した旧友とは会うことができていたけれど、そうではない面々の行方は知らないまま。 黒い上着を渡されて、初めて出た戦場で――腹を切り裂いて、そこから噴き出す赤がヤニクの血と同じ色で、なのにいつまでたってもパックリ開いた傷が治らないことに。 わかっていたはずなのに、違和感と不安と、絶望を覚えた。]
(86) 2013/06/27(Thu) 13時半頃
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――現在:拠点地――
[ここは首都のルーチシェより寒い。 マントをひらめかせながら拠点の外れまで歩いていく。
二国間の緊張が高まっている。本格的に衝突が始まる、戦線が開く。 ここにチアキをはじめとして、ヤニクもリッキィも、ソフィアも――そしてオスカーも投じられているのがその証。]
……いやだな。
[紺色は揺らいで、遥か遠くにあるニュリクティ国の拠点地まで見渡すかのように。 先ほどの魔法使いの報告を思い出す。
――殺せるか? と己に問いかける。 殺せない。殺すにはあの日々が幸せすぎて。 けれども、どうしても――死にたくない。 そのためなら、彼らを傷つけてもいいぐらい。
死を考えた時の相反する感情の源がわからないまま、しばらくその場で目を閉じる。**]
(89) 2013/06/27(Thu) 14時頃
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[戦いに、拷問に、殺人に。
彼らの力は使われている。
戦うのも、人を殺めるのも、
自分が口出しできることではないけれど。
――組まれたプログラムに誘導される先が見えて
一人、モニターの前で顔を歪める。
どこまでも悪趣味な実験は、まだ始まったばかり。]
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[昔よりは笑うようになった。 拗ねたり、文句を言ったりしない。 周りを見て考えるように、大切な人に、気を使えるように。 ――辛い時こそ、笑うように。
それが誰を模しているのかは、考えるまでもなくわかっている。 ただ模しているだけで、彼と同じ事はできていないということも。]
――代わりにお前が居れば、良かった。
[風に薄茶の髪をさらしながら呟いた結果はあまりに棒読みで。 本心ではない事に改めて気がついてしまい、苦い顔をする。 彼の方がずっと良いのに。 皆を支えてくれただろうに。]
(103) 2013/06/27(Thu) 17時頃
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行くか。
[魔法使いについての伝令はきっとチアキにも伝わっただろう。 ふらりと再び足は彼のいる方へと向く。
途中で誰かと会えば合流して、昔とは違う顔で"上官"をしている彼の所へと。]
(104) 2013/06/27(Thu) 17時頃
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[呼びかけられて>>111探し人を見つける。 無表情でチアキがこちらを見つめてくる間に、彼の手から血が滴る>>102のには気がついてしまう。 下手くそ。隠すならもっとうまく隠せ。]
……それはなんだ。
[相変わらずの不穏な笑みを浮かべるチアキへ手を伸ばす。 昔も今も、どうしてチアキはこんな顔ばかりするのだろう。 ――それとも今も、昔と同じ気持ちで笑っているのだろうか。]
(116) 2013/06/27(Thu) 18時頃
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配置変更は、了解。 返答待ってる。
[どうしてとか何故とか、そんなことは尋ねない。 簡潔に返すと、それ以上チアキが何も言わなければ身を翻して立ち去った。]
(117) 2013/06/27(Thu) 18時頃
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――少し前:拠点――
[リッキィは怪我もなさそうで、向けられた笑顔>>118にはヤニクも心配そうな顔はやめて笑みを返す。 チアキに言われたことを尋ねられて、全部を話すのは躊躇われた。]
いつものチアキだった。 次はもう少し頑張れ、だとさ。
[結局そんな答えにしかならず、半ば無意識に自分の耳をいじる。 冷たい鋏の感覚は、もはや慣れてしまったけれど、リッキィに言う必要はないと思う。]
(123) 2013/06/27(Thu) 18時半頃
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[チアキのところから立ち去って、もう一度命令が来るのを待っている。 配置変更の理由は推定するまでもなく。 "魔法使い"のせいだろう、何人かは敵国に行っていたらしい。 どんな思いで彼らが戦っているのかは、ヤニクがわかるはずもなかったし、どんな立場で戦っているかも、わからなかったけれど。]
――痛ぇ顔、してねぇといいけど。
[ぼやいて、何となく空を見上げる。 切り取られていない空。研究所で見ていたよりずっと広い。 それなのになぜだろう、あの時の空の方がずっと好きだった。 夕日だって今は好きなだけ見られるけれど、あの時見た赤い光だけのほうがずっとずっと綺麗だったと思う。
そんな思考で歩みを鈍らせながら、視界に入った知ってる人影>>155に足を止めた。]
ソフィア、チアキの話聞いた?
(156) 2013/06/27(Thu) 21時頃
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おう。組むの久しぶりだな。 ちょっとは上手になったのか。
[笑いながら、昔を揶揄するような口調で問いかける。 ソフィアの実力なんてとっくに認めている。 これはほんの軽口、昔と同じ距離をとれるような冗談。]
準備は出来てるか?
[尋ねながら作戦決行までの時間は後どの位だろうかと考える。 多分、もうすぐ立てと命令が来るのだろう。]
(162) 2013/06/27(Thu) 21時半頃
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遠慮しとく。俺の練習にならねぇだろ。
[手を持ち上げて浮かべたソフィアの笑みは>>168今では少なくなってしまったもの。 その貴重な笑顔に笑い返して、彼女の頭を適当に撫でた。]
俺もだいたい準備できてる、け、ど……
[言いかけて、言葉を切る。 ヤニクも聞いていないのだから、ソフィアもきっとチアキからは聞かされていないだろう。 現れた"魔法使い"のことは。
全く知らずに鉢合わせるよりは良いだろうと、小声で伝えた。]
(169) 2013/06/27(Thu) 22時頃
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ちょっ……痛ぇだろ、おい。
[ボスリと放たれたソフィアの拳は、体重が乗っていなくてそれほど痛くはないけれど。 別のところが少し痛んで抗議の声を上げる。 続けられた彼女の呟きには、]
……そか。頑張れ。
[ソフィアの言葉に笑みを浮かべたまま口調を鈍らせた。 覚悟。それはあるような、ないような。 彼らと戦う覚悟、戻りたいという気持ち。 どちらも中途半端で、ぐらぐらと揺れる思考は答えを一つに示してくれないけれど。]
(177) 2013/06/27(Thu) 23時頃
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あー……ちょっとだけ、待ってろ。 すぐ合流するから。
[ソフィアにはそう告げて、拠点地の中へ逆走する。 少し前までいた場所の近くへ行って、姿を探す。 右を、左を。人の中に埋もれそうな彼女を探す。]
――リッキィ。
[名前を呼べばこちらを振り向いてくれただろうか。 彼女は何か話しかけようとしたかもしれないが、それを聞く前に抱きしめた。 なるべく優しく、柔らかく。]
(178) 2013/06/27(Thu) 23時頃
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[一言だけささやいてから、手を放す。 ソフィアを待たせてしまっていたから、足早に先ほどまで話していた場所に戻って。]
待たせた。 そろそろ行けって言われるだろ、行こうぜ。
[からりと笑って、歩き出した。 向かう先は――最前線。 きっとそこに"魔法使い"達がいる。]
(180) 2013/06/27(Thu) 23時頃
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――目的地付近――
[指定されていた目的地にたどり着くのはそれほど苦労はしなかった。 兵がいるような場所はほとんど通ったりしなかったし、出くわしてもヤニクが囮と盾になり、ソフィアが死角から攻撃していく。 少し勘が良い兵士がいれば二人の正体には気がつけたかもしれないが、それはもう遅く。とっくに遅く。]
このへんか――ソフィア、何か見えるか。
[兵士はほとんど近くにはいなかった。 失われたというよりは、もともと連れてきていない。 何より、二人の能力を存分に使うには、下手な足手まといは必要ない。 ――下手に味方に恐怖されても面倒だし。
紺の眼で周囲を見回して――ぎりぎり見える範囲に、ぽつんと佇む影を>>172見つけた。]
(188) 2013/06/27(Thu) 23時頃
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[燃え上がる狼>>196が見えた。]
……間違いなくそうだよなあ。 めんどくせぇなあ。 そもそもお前、魔法使いに近づけねぇだろ。 ……っつーか、遭遇ポイントミスったなこれ。
[ヤニクはまだしもソフィアは間違いなくゲリラ戦向きだった、こんなに開けた場所>>194で出くわしても困るだけ。 剣の片方はくるりと回して鞘に収める。 しばし考えてから、もう片方も収めることにした。]
ソフィアお前さぁ…… ちょっと怖い思いするのとすげぇ怖い思いするのと。 どっちがいい?
[詳細は伏せて尋ねた。 詳細どころか何も明らかにしていないというツッコミは受けない。]
(198) 2013/06/27(Thu) 23時半頃
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大人数じゃないだろうな、相手は実質二人だけだ。 ……俺との相性悪ぃわ、断っとく。
[タイマン戦は二人とも得意なはずだけれど、相手が相手なので話は別。]
ようし、その勇気買った。 ……文句言うなよ?
[だんだんと近づいてくる人影。 その数は二つ、というかこの距離なら名前も言える。 ソフィアの返答に笑って、彼女の肩を抱き寄せてから、腰をかがめて抱きしめた。 もちろん甘い言葉をささやくわけではなく、そのまま胴体を抱えて肩の上。]
走るから捕まってろ。 多少揺れるのと熱いのはガマンってことで。
[「すげぇ方」を選んだ彼女が悪い。 もっとも、ここまではどちらも同じなのだけど。]
(206) 2013/06/27(Thu) 23時半頃
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