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【人】 新製品 モナリザ『閉鎖空間内で"宇宙クラゲ"と寄生されていない宇宙人の数が同数となった場合、昼間でも宿主を操って捕食を行うことが確認されている。』 (4) 2020/09/03(Thu) 00時半頃 |
【人】 新製品 モナリザそういうもの、とはデータを疑うことに対してでしょうか。 (5) 2020/09/03(Thu) 00時半頃 |
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【人】 新製品 モナリザ私に感情は組み込まれておりません。 (12) 2020/09/03(Thu) 01時頃 |
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【人】 新製品 モナリザ――まだ昨晩の談話室―― (35) 2020/09/03(Thu) 08時半頃 |
【人】 新製品 モナリザアーサー氏。 (36) 2020/09/03(Thu) 08時半頃 |
【人】 新製品 モナリザ[呼び止め、後を追いながらも、ヒューマノイドはすぐには本題に触れず。 (37) 2020/09/03(Thu) 08時半頃 |
【人】 新製品 モナリザ昨日、残人数は8名でした。 (38) 2020/09/03(Thu) 09時頃 |
【人】 新製品 モナリザ私はずっと、スプスプイ様がたが殺害された理由は、コータ技師を犠牲にしてでも、宇宙クラゲを見つける可能性を排除したいのだと思っていました。 (39) 2020/09/03(Thu) 09時頃 |
【人】 新製品 モナリザあの晩、スプスプイ様がたはワクラバ氏に分隊を預けに行かれました。 (40) 2020/09/03(Thu) 09時頃 |
【人】 新製品 モナリザお伝えしたかった件は、以上です。 (41) 2020/09/03(Thu) 09時半頃 |
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― 回想・夜が明ける前の談話室 ―
[ モナリザ
前提
つまり、"そこ"にモナリザ自身も該当することを彼女は知らない。触れる勇気が出ないまま、頷く。]
わかっ 、た。
[ 叶うなら、言葉を尽くしたかった。
結論はまだ出ていない。それはモナリザと交わした言葉もまた、少ないからだ。
しかし四桁の数字は既に終わりを示しつつある。己の"足"では、もう進まねば間に合わない。
――今日もまた、終わりの夜が訪れる。]
はな し、 を しよ、 う。
[ 明日の話をする。数日前までなら己と同じくらい軽かった言葉が、今は腰から繋がる枷より重かった。
それでも願うように頷きを返し、窓に手をつく。押し出した勢いで、皆のいる部屋の外へと前進を始めた。]
[ 無言で佇むアーサー
モナリザ
浮きかけた手を戻すトルドウィン
手の先にいたミタシュ
周囲を見ているワクラバ
すべてが瞳の中を流れて行く。
留まることは、できない。]
[ これまで
これからもそうであるというだけの話だ。
視線はいつも下を向き、先を行く皆の背を見る。
止まることを助けてくれた腕
誰かの隣人であることが許されないのは、
既に理解していたことだった。
ただひとつ、
ラックの上にあるコーヒーにだけ手を伸ばして部屋を出た。
何か言おうと思って振り返ったが、
狭い喉に言葉が押し寄せて、何ひとつ音にできなかった。]*
[ 約束を交わした。
ひとつ。周りに優しくすること。
ひとつ。命を大切にすること。
ひとつ。ながく、誰かの傍にいないこと。
はじまりの日から数年が過ぎた。
見送りに並んだ皆の頭には、己に似た白が目立っていた。]
[ 優しさの中で生きている。]
― 回想・夜が訪れる前の自室 ―
[ ひとつ目のドアを開いた。スライドした先の空間に身体を滑り込ませる。
ふたつ目のドアを開けることはせず、壁へ背を押し当てるように腕を弾いた。背後のジェットパックが軋むような音を立てる。
ひとつ目のドアが閉じて廊下の光が遮られても、手元を見失うことはない
……。
[ フェイスカバーを外した。
辺りの空気が微かに濁り、甘酸っぱい匂いが広がった……はずだ。己にとっては空気が晴れ、匂いが薄まるだけの行為。
縁の汚れたカップに視線を落とす。]
たし か、 に うす 、い ね。
[ 口に含んだそれは、一絞りの蜜の甘さが際立っていた。コーヒー本来の苦味がどこか遠くに感じる。
確かに飲みやすくはあると、数度、カップを傾けた。]
[ 蜜を持っていなかったら、どうしてと問えただろう。
淹れたコーヒーがとびきり濃かったら、反応の多寡が理由になったかもしれない。
しかし、どちらもそうではなかった。
だからトルドウィン
彼の閉じられた目
その傍らにはやはり、小柄な少女
…… ぼく、 は、
はなれた く なかっ、 た よ。
[ 小さな空間に溢れたのは、誰にも届くことのない思いだ。
家族
形も、知識も、何もかも。多くのことを教えてくれた。
何もできない無力な己だけど、このまま研究が進んだら何か力になれるかもしれないと思っていた。
なりたいと思っていた――なりたかった。]
……。
[ 無言が満ちる。
少女を信じると言った時の表情
…――大切な者の傍にいないのは、
そうできない理由があるからだ。
あの時、己はそう、思ったのだ。]
[ コータと話して、
コータがコータのまま、コータでなくなったことを知った。
その上で、境界線が曖昧であるとも思った
宇宙クラゲは狡猾なのだと言う。
意識は完全に乗っ取られ、元には戻らないらしい。
先人たちが鳴らす警鐘を疑うつもりは欠片もない。
――託されたこと
――溢れた無念
答えが出た後のことだ。
あの時、彼を以前のコータだと信じる者はいなかった。
狡猾な宇宙クラゲの偽装だろう。それで済む話だ。
けれど、もしも。
もしも、すべてを奪われた上で、元の人格が僅かでも宇宙クラゲ自身に影響を及ぼすとするのなら。
理由
[ それを誰か
……どうしても、できなかったけれど。
今もそれが真実だなんて半分も信じていない。
それでも新たに生まれた疑念
いつの間にか、カップは空になっていた。
無言でふたつ目の扉を開くと、重力のない世界へ戻った。
五度目のコーヒーは、甘くて苦い。]*
[ 誰か
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【人】 新製品 モナリザ[朝を迎えてヒューマノイドは、そう思考していた。 (78) 2020/09/03(Thu) 22時半頃 |
【人】 新製品 モナリザ[だが、立ち止まっていても仕方ない。 (79) 2020/09/03(Thu) 22時半頃 |
【人】 新製品 モナリザ――談話室―― (80) 2020/09/03(Thu) 22時半頃 |
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【人】 新製品 モナリザ[昨夜、朝が来たら話を聞きたいと言って別れたシルク少年は、命を絶たれてしまった。 (87) 2020/09/04(Fri) 00時頃 |
【人】 新製品 モナリザ足りない。 (88) 2020/09/04(Fri) 00時頃 |
【人】 新製品 モナリザ私がシルク様に懸念を抱くきっかけとなったのが、トルドヴィン様のお言葉でした。 (89) 2020/09/04(Fri) 00時頃 |
【人】 新製品 モナリザどうすれば……一体どうすればよいのでしょう。 (90) 2020/09/04(Fri) 00時頃 |
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