人狼議事


190 【身内村】宇宙奇病村

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


[『親父』と呼ぶその声が。
エスペラントにも届いていた。]

 ああ――

 ははは ははははは。

[己は宇宙の藻屑になると理解した以上に泣きたい心地がした。
しかし、涙声も涙も、この機械の体には無い。
幸せな一生である。
長い命だった。

通信が圏外となったか、皆の声が途絶えた。
それでは、おそらくこちらの笑い声もまた届かない。]


[気がつくと、薄桃色の水の中にいた。
周囲には無数の白い星が漂っている。]

(ああRemdaだ)

[どくん、どくん、と脈打つ音がする。
自分のものか。それとも、この海の。この星の――Pavr=opetyそのものの?
いずれにせよ、心地良かった。熱くも寒くもない。あらゆる重力を感じない。目を閉じる。何もかもが遠く懐かしいような気持ちになって、自然と涙が溢れた。]

(――、誰?)

[心の呼びかけに応える声はない。少なくとも、今は。
ワレンチナはわずかの心細さに薄く目を開き、再び薄桃色の宇宙を見た。
遠い水面の編み模様は、あたかも張り巡らされた血管のようにも見えた。もしも、産まれる前に見える世界があるならば――子宮の内側から見る風景は、きっとこんな感じなんじゃないだろうか。そんな事を考えながら――
ワレンチナは再び目を閉じると、深い無意識の中へと沈んでいった。]


機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

2016/05/20(Fri) 00時半頃


夢を見ている。


 
[――もしも、ワクラバがワレンチナの端末を開いたなら。

まず、『ワクラバへ』というタイトルで、中身もまた『ワクラバへ』という一行のみが記載されたテキストデータが、最前面に開かれたままになっているだろう。

ファイル一覧の一番目立つ位置には『Remda』と名付けられたフォルダがあり、その中にはRemdaを始祖としたPavr=opetyの生態分布及び進化過程の仮説論文等がまとめられている。

整然としたそれらファイルの中に、ひとつ、手描きの画像メモが残されている。
字はひどく汚く、走り書きといった体の文面。
所々妙な図などを交えながら、つらつらと連ねられている。その内容は。]


・雌雄及び生殖器官を持たない水棲生物が繁殖期になると自然にほぼすべての個体が雌型となり妊娠出産する→その変異の核となるのは経口摂取されたRemdaである
・クラゲで検証済み。一応。要再検証
・少なくとも一定のPavr=opety水域における生態系において、remdaは全ての生物に共通する完全な受精卵としての機能を果たし、母体(下線。矢印が飛び、その先に『雌雄は問わないが形式上こう表現する』の補足)のほぼ完全なクローンとして成長する※視認したのみだが

(白い球体を食べる魚、その隣には小さい魚の落書き。
あまり上手とは言えない)

→RemdaがPavr=opety外で作用することが認められる場合
 クローン生産の効率化
 性染色体との掛け合わせによって性別その他特性を付与した新時代の生体を誕生させる等遺伝子工学に大いに貢献する可能性←倫理にうるさい連中はどう言うか
 生体だけでなく例えば原子炉等に投げ込んだ場合、非常に効率的なエネルギー循環装置となる可能性

 『こう在ろう』とする種の本能に呼応する?
  あるいは子の成長を願う母親のように?
 →繁殖期ゆえに『種を残せる』雌型への変化を呼び起こしたか、単純に雌型にさせるだけか?


(ぐるぐるとペンを動かしたらしい渦状の筆跡。)
(狭い範囲に無造作にトントンとペンを打ち付けたらしい筆跡。)

・ともかくRemdaの成分分析 精細な検査が必要
・Remdaが星の核ならば、何故星自身が生物を繁殖させる?
・我が星における進化論の一説――宇宙からきたバクテリアが海に落ちて変異を起こし、現在の生態系を作った――の、バクテリアは、Remdaである可能性?
・生殖機能を持たない人間もまた妊娠可能か?定着するのは内臓のどの部分か。
・僕の場合は?きちんとした男が産まれるのか それともまた成り損ないか?

(下手なクラゲの落書き。)


[他、端末には。

膨大な量の過去の進化論の研究データ。
今回の探査で撮り溜めたであろうRemdaを中心とした映像、画像、その他分析結果等の研究用データ一式。
ワレンチナを含め、複数人の学者達が整然と並ぶ写真。
そのうちの二人と、ワレンチナ。三人だけの写真。
数人の男女――友人達あるいは恋人達か――の写真。
船員それぞれの簡素な経歴と、顔画像の入ったデータ。

が、入っている。
ワクラバがこれらの一部、あるいは全てを確かめることがなくとも。]


― 生物学系雑誌『Foundation』XXX号 ―

[『特集:不思議な隣人たち』ボムビークス種研究の第一人者、Vanallen教授へのインタビューより]

――ボムビークス種の特徴についてお話しいただけますか。
はい。大きな特徴として『繭』と呼ばれるものにて出生、成長していく事と、性別が後天的に決定される事が上げられます。
『繭』は二つありますが、まず彼らが出生する小さな繭の話から。
半径20mほどの楕円形で、表面は保温性の高い繊維で覆われています。内部は培養液のようなもので満たされていると考えられ――ああ、何と言っても宇宙に一つだけしか存在しないものですので、内部を開けて見るわけにもいかないため外部からの分析結果による予測となりますが――まず、繭の中に一定の周期で核が発生します。それは中央から外側へ向けてゆっくりと移動しながら細胞分裂を繰り返しhuman型を形作り外周部に到達する。そうすると、表面の繊維に包まれるような形で出生されるのです。
そうして出生された後、三年が経過すると表面から繊維が自壊し始め、ようやく彼らは小さな繭の外へと出ることが出来るのです。


さて、小さな繭から出てもまだ彼らは外の世界に触れる事はできません。次に彼らは大きな繭と呼ばれる施設で生育されることになります。
小さな繭を中心として建てられた、人類がボムビークスを育てるための施設。徹底的に管理された環境で彼らは成長していくこととなります。なぜそこまでするかというと、大きな繭から一歩でも外に出ると彼らはすぐに病に侵され死んでしまうほど体が弱いのです。育成の過程で免疫をつける処置をしなければ、大きな繭の外に出ることはできませんし、大きな繭がなければ彼らは繭が自壊した後に死滅する運命でしょう。
彼らの育成には多大なエネルギーを必要としますが、それに消費したものよりも多くの物を返してくれます。その脆弱な肉体と引き換えに彼らは高度な知性を持っています。我々がいわゆる天才と呼ぶ者達と比べてても遜色のない知性を持っており、科学者として名を刻んでいる者も多く居ることはみなさんもご存知だと思います。


彼らが我々にもたらした研究結果や技術はそれこそ金額に換算するのも馬鹿らしいほどの物となっています。差別主義者や彼らの能力に嫉妬する者は『人類に庇護されなけれ生きることもできない寄生虫』などと言ったりもしますが、共生や互恵関係と呼ぶのが正しいと思いますね。
また、彼らは我々人類にとって非常に美しい、愛らしいと感じさせる容貌をしています。色彩の薄さも彼らの神秘性を増すのに一役買っており、『生きた芸術品』と呼ぶものもいるくらいです。もちろん、それが良いことばかりではなく、誘拐されて出生数の少ない希少性も相まって、特に成人前の場合は高額で取引されたり、宗教団体に神代として祀り上げられているなんて事もありますが。
過去の彼らは現在ほど肉体が脆弱ではありませんでした。人類の庇護を受けるに従って、より庇護を受けやすい形に適応していったのが現在の彼らです。
もっとも、彼らがより人類からより手厚い庇護を受けられるように適応していったのか、それとも彼らが人類の庇護なしには生きられないように人類が適応させたのか、どちらなのかはわかりません。当時の記録にアクセスする権限がありませんので。


――教授はどちらだと思われますか?
それを公の場で言っちゃうと大変な事になりますからねー(笑)
さて、話は変わりますが彼らが性別を持たずに生まれてきて後天的に性別が決まる、というのはよく知られた話ですね。
彼らは同種では交配することが出来ず、外部にパートナーを求めるわけで、その過程でパートナーに合わせて性別が定まるわけです。具体的に何が性別の確定に影響をあたえるのか、その際心身にどのような変化が起こっているのかは現在も研究中となっておりますが、彼らは子供の遺伝子にあまり影響を与えない事がわかっています。知能が高かったり、外見が良かったりなんてことはありますが、基本的にはパートナーの種族特性を引き継ぎます。ボムビークス自体は『繭』から出生するわけで、自らを繁殖する必要がないのかもしれませんね。


では、なぜ彼らは性別を選択するのか。彼らは、繭の情報の一部をバックアップとして他種族に刻んでいるのでは、という仮説が立てられています。彼らは、性別も生物としての本能も関わらない真実の愛を求めているのだ、なんてロマンチックな説もありますね。僕もこの説嫌いじゃないです(笑)
ああ、そうだ、僕独自の研究ですが。彼らの恋愛観についてお話しましょうか。彼らは年上をパートナーに選ぶことが多く見られ、これは彼らが繭から出生し両親が存在しないことに起因して……
・・・
・・

(ページ上部に、Vanallen 教授と彼に肩を抱かれ恥ずかしげにピースサインをする白衣を着た小柄な女性の写真)


― 夢のなか ―

[Pavr=opetyに向かう船内。
医務室にて作業をしながらアシモフと語り合う。その内容は『繭』を見るためにXi=Lingをアシモフが訪れた時の話。
一作業を終えた後は、整備室へと向かいミツボシのメンテナンスを行う。タイミングを合わせて顔を出しに来た、ヤンファの語るOllovaの研究結果を聞きながらミツボシの少しずれた相槌を楽しむ。
食堂へ向かう途中、会話をしてるワクラバとエスペラントに遭遇。ワクラバに封筒を手渡しして、三人で食堂へ向かうことを提案。
食堂ではイースターとナユタも混ざり、食事を取る。キノコとプリントークで盛り上がった。
食後は倉庫へ向かう。大きな水槽の前で彼女は待っていて、Pavr=opetyの海やそこに生息する生物について語り合う一時を過ごす]



[そんな夢を見た]


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

-倉庫-

[電力は大変貴重なものでしたので、ワタシは倉庫の片隅に座っておりまし。
あれだけ賑やかだった船内はいつの間にか静けさに包まれ、寒々とした気配に押し潰されてしまいそうに思えます。
皆様の疲労もピークに達しようとしていました。疲れを知らないワタシこそが今動くべきだったのですが、ワタシには、この船のことは、
いえ、ワタシを取り巻くなにもかもがわからないのです。

エスペラント様が居なくなった時。ワタシはにいますと言葉にしました。なのに、エスペラント様は暗い星空のなかに吸い込まれてしまいました。
皆様がエスペラント様を助けようとする間も、ワタシは見ていることしか出来なかったのです。
誰も彼も一人にしないためには、ワタシは、皆様の出来るあらゆることを出来なくてはいけないのです。

矛盾しています。

誰も彼もを一人にしないために作られたのに、なぜワタシはなにもできないのでしょうか?

無力感という機能は、ワタシから電力以外の動力を奪っていきます]

(14) 2016/05/20(Fri) 22時頃

[とくん。
そんな音を聞いた気がする。
その鼓動の音は甘い夢から引き戻す。
夢から醒めた夢の中。
だけれども、こちらの夢はただ見るだけのものではなく。
明晰夢に近いのだろうか、意思が動きとなって反映される]

[ゆっくりと体が浮上していく]


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

>>15

ワタシはここにいます。

[物思いに沈んでいたからでしょうか? 不意のワクラバ様の声に驚きました。視覚を繋ぎ、体のあちこちにエネルギー巡らせ、ワタシは立ち上がりました。
立ち上がると、生体部品のいくつかが強張っているのがわかりました。そのままにしておくわけにもいかず、ワタシは小さく伸びをしました。体を動かすと、それだけでいくつかの機能が付随して起動します沈んでいただけの思考が泡のように浮かび上がります]

ワクラバ様、いかがなさいましたか?

(16) 2016/05/20(Fri) 22時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

>>17

メンテナンスは、必要です。ワタシは壊れています。
ワタシは、誰も一人にしないために作られたのに。
ヤンファ様にも、シルク様にも、ワレンチナ様にも、エスペラント様にも、付き添う事が出来ませんでした。

[何故でしょうか、気が付いたらワタシは、ワタシが隠していたことの一部を言葉にしていました。ずっとしこりになっていた言葉にならない機能が、今は作動しなかったのです]

ワタシは看取るために作られたと、自己を定義しています。
機能不全を起こしています。

(18) 2016/05/20(Fri) 22時半頃

― 2週間前と2日前 / コンピュータルーム / 薄れ行く意識の中 ―

[あらゆるところが焼けて病んでいた、皮膚も喉も肺も目も。呼吸はままならない。酸素でできた毒がとげとげしく突き刺さり、意識はすでに混濁の中だった]

[けれども存外に冷静だった。彼らを前に私が冷静さを損なうわけにはいかず、冷静を装い続けた。それが偽りの冷静であっても、そう振る舞ううちに本当のことになる。なんてことはない、私はまだ若い彼らと同じ一人の弱い人間だ。彼らがいるからこそ、私は頼りがいのある人物として振る舞えただけにすぎない――]

[あとはただ朽ちていくだけの暗闇の中。私にできることはもうない]


[後悔はない。
私はただただ自分に忠実だった。
今も昔も、死が遠ざけられてゆくにつれ、世界は倦怠感に満ちてゆく。みんなが幸せで、それ以上にない世界。そんな世界にうんざりして、曾祖父のボウリング場に入り浸った。実に楽しい脱落だった]

[それからここまで、私はずっと楽しく生きてきた。
したいことをした、なすべきと思ったことをした。誰かを従えることなく、また誰かに従うこともなかった。苦しみもしたし、いくらかの破滅だってあった。それでも私は思うままに生きてきた]

[だから――後悔はない。されど、心残りはある]


[仮に私がベストを尽くしたとしても、私の仕事たる、船を維持して無事クルーを送り届ける、その任務を見届けられないのは。
今となっては、皆の無事を祈る以外に何もできないというのは。
それにOllova。一文節くらい、彼らの文学に影響を与えたかった。
それだけが心残りだった]

――なんだ、意外に、多いな……。

[機械の駆動音と喘鳴ばかりの暗闇に、かすかな一言が浮かび上がっては、散った]


[初めは、しっかりとした大人の方だという印象でした。
行きの船の中での印象もそれから変わることはありませんでしたが、一緒にお茶をしながら話した時、少し不思議な感じを受けた事を覚えています。
それが始まりだったのかもしれません]

[大きく変わったのはあの時でしょうか、食堂で『女らしさ』の話をした時。
問いかけに答える彼女の目に翳ったのは、何だったのでしょうか。
その時にボクの中でこの女性のそばにいたい、支えてあげたいという気持ちが大きくなっていったのです。
研究の協力者としてボクが選ばれれば良いなとか、そんな他愛もないことを考えたりして。
話の流れの中で彼女にボクの事を好ましいと思っているかを聞きました。
少し冗談めかして、悪い答えが返ってこないように、卑怯にもそんな聞き方で]


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[ワクラバ様に言われるままに、椅子に座りました。クッションが効いているといわれた通り、その椅子はワタシの足の内側の潤滑油の流れを作って、阻害することはありませんでした。

何を、治していただけば良いのでしょうか?
ワクラバ様の問いに、ワタシはしばし迷ってしまいました。
ワタシは壊れています、作られた目的を達成できず、皆様の役に立ってもいません。
何らかの機能が阻害して、言うべきことを言葉にしてもいません。

黙ってしまっていては、メンテナンスのやりようがないのです]

わかりません。

[迷いましたが、ワタシはそう言葉にしました]

ですが、ワタシはワタシが作られた目的を達成できず、皆様のお役にも立てず、ここにいるだけです。
壊れているのだと、判断します。

(20) 2016/05/20(Fri) 23時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[これ、とワクラバ様が鳴らした音は、不思議なものでした。聞いたことのない、自然のものでもない音がなにかを伝えるでもなく続いています。ふと、一部の機能がその音に吸い寄せられているのを感じました。その音は、ワタシの無力感や恐怖という機能を通り越して、或いは、同調して、ワタシを引き付けました。それの呼び名を、ワタシは知りませんでした。
その音の波が確認できるわけでもないのに、視線は自然とスピーカーに向きました]

(21) 2016/05/20(Fri) 23時半頃

[『君を好ましく思っているよ。とってもね』]

[ボクの中で何かのスイッチが入った、そんな感覚でした。
そう応えてくれるだろうと、予測していた答え。
それでも、心臓が大きく脈打つのがわかりました。
胸の奥がじわりと熱くなるのを感じ、それが高まる鼓動と共に全身に広がっていく。
そういう意味の好ましいではない、ということが理解っていながらも心身の異常を抑えることはできませんでした]


[もしボクが男の子になったら。
あんな告白じみた問いかけをこの船旅でするとは、その直前まで自分でも思っていませんでした。
船旅も終わり、そのままそれぞれの星に帰る。
もしまた会えたのなら、そんな風に思っていました。
そう思っていたはずなのに、ボクは彼女に自分の気持ちを押し付けたんです。
それは危機的状況に見舞われていたからでしょうか、それとも未知の病による影響でしょうか]

[でも、それは、心の奥に秘めていた本当の気持ち]


[浮上していくにつれて、周囲の色は薄まっていく。
ふと不思議な感覚がして、動きを止めた。
誰かがいるような、そんな感じが。
見渡してみても自分以外居ないし、もし誰かがいたとしてもこれは自分が見ているただの夢だ]

[それでも、鈍い水流に沈められないように逆らう。
例えそれが独りよがりな考えだとしても。
もしこの場にいるのが彼女ならば、一人で寂しくないように。
彼はその場にふわりふわりとたゆたっていた]


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

>>22

関係、あるのでしょうか。

あるのだと思います。

皆様がもしも、自分の意志ではなく、何らかの機能でワタシと接してくださっているのなら、やはりそこに違いはあるのでしょうか、そう思ったのです。
皆様とともにいることで作られたいくつもの機能も、皆様とは違うものなのでしょうか? あの時、そう思ったのです。

ワクラバ様に名付けていただいた、あの照れという機能も、プラグラムにすぎないのでしょうか? そう思ったのです。

このような疑問を抱くこと自体が、ワタシの機能不全の原因なのかもしれません

(24) 2016/05/21(Sat) 00時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

>>23

……はい。

(25) 2016/05/21(Sat) 00時半頃


『ね。経つ前に結婚しない?』

[枕に横向きに頭を預けた女性が、隣で仰向けになっているワレンチナにそう零した。
ワレンチナは横目で彼女を見る。緩慢に視線を中に漂わせたのち、起き上がり、前髪を掻き上げた。二人とも、衣服は身につけていない。]

『急だね』
『だって。最低でも数ヶ月、下手したら2年くらい会えなくなるでしょ』
『慣れてるでしょ?僕が長く戻らないのは』
『そうだけど……んー』

[女性がシーツの中で身じろぎする。]


『子どもほしいの。ティナの精細胞作って人工授精させる』


[瞬間、ワレンチナの動きがぴたりと止まった。
額に当てていた手がシーツの上に降りる。]


[今や同性婚は珍しいものではなく、地域階級種族を問わず自由に行うことができる。しかし遺伝子操作によって同性同士の子どもを作る場合、婚姻届はもとより、他にもそれなりの認証や準備が必要だった。]

『だから……急だね』
『うーん。そろそろかな?みたいな。ずっと考えてたけど』
『……』
『やなの?帰ってきた時、子どもが産まれてたら』

[寝転がったままの女性が、いたずらっぽくくすくす笑う。

ワレンチナは彼女を肩越しに見ようとして、しかし視線をどこか遠くに置いたまま。振り返ることなく、ベッドの上で長く細く息を吐いた。]


『嫌だな。寒気がする』


[普段のワレンチナからはあまり想像のつかない、恐ろしく冷たい声音だった。]


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:ミツボシ 解除する

生存者
(3人 0促)

ミツボシ
12回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.062 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび