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さっっっっむうううううううい!!!!!
[ あたたかかった宿主が急激に冷え込んでいく。こごえる。いてつく。刺胞がもげる。いやだ。
まったくあっさりと、宇宙を漂うクラゲは、考えるのをやめた。]
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【人】 消防隊長 トルドヴィン― 談話室 ― (4) 2020/09/01(Tue) 00時半頃 |
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【人】 消防隊長 トルドヴィン[名前を呼ぶ声>>6の方に顔を向けると、肩に軽く触れられる感触と共に、燻んだ瞳と目があった。] (12) 2020/09/01(Tue) 12時半頃 |
【人】 消防隊長 トルドヴィン[そうして、人が集まってきた頃。 (13) 2020/09/01(Tue) 12時半頃 |
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やあやあ、オレオレ。オレだよ。ちょっと風邪ひいちゃって顔の形とか刺胞の具合とか、見違えたと思うけど、オレなの。じつは黒塗りの移民船と事故っちゃってさ。示談にお金が必要だから百万ほど貸してほしいんだ…
[ かつて別の船で犠牲者に呼びかけたときの手口を、記憶に新しい猫にしかける夢を見る。冷たく凍りついた知能は夢の続きを見ることもなく、やがてまた、ノンレム睡眠に移り変わって行くだろう。]
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【人】 消防隊長 トルドヴィン[なんで、と声を上げる少女>>20に視線をやる。] (21) 2020/09/01(Tue) 21時頃 |
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【人】 消防隊長 トルドヴィン ……そうか。 (38) 2020/09/01(Tue) 23時頃 |
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【人】 消防隊長 トルドヴィン わからない。 (47) 2020/09/01(Tue) 23時頃 |
【人】 消防隊長 トルドヴィン[蜜を持っているか>>46、と問われれば目を瞬いて、頷く。] (48) 2020/09/01(Tue) 23時頃 |
【人】 消防隊長 トルドヴィン[やはりどこか頼りない様子で近付いてくるシルク>>51に腕を貸しつつ。] (57) 2020/09/02(Wed) 00時頃 |
【人】 消防隊長 トルドヴィン[すっかり蜜の溶けたコーヒーを少しずつ、噛むように飲みながら。 (63) 2020/09/02(Wed) 01時頃 |
【人】 消防隊長 トルドヴィン[そう名指しして、一口コーヒーを飲む。 (64) 2020/09/02(Wed) 01時頃 |
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【人】 消防隊長 トルドヴィン ……これだけ甘くすれば、流石にな。 (80) 2020/09/02(Wed) 09時頃 |
【人】 消防隊長 トルドヴィン そうだな、肯定もできない。 (81) 2020/09/02(Wed) 09時頃 |
【人】 消防隊長 トルドヴィン[何故ミタシュについていかなかったのか>>71、と問われると、少し困ったように眉を下げた。まさか一枚絵のように見られていたなど、思いもしていない。] (82) 2020/09/02(Wed) 09時頃 |
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[宇宙をいく船の中で、
小さく青石洗剤が擦れる音がある。]
[それらは、夜に入っていた洗濯機を壊され
負荷に耐え切れずに変色したものだった。
それらは、部屋に来たものに拾い集められ
談話室に運ばれた。
それらは、一度
浮遊種と言われる者の手にとられ
また、別の義体の少女に受け渡された。]
[それらは、一晩、談話室においてあっても
清掃ボットに片づけられることはなかった。]
[それらは、青色洗剤と呼称される存在に
生命があると定義した場合、
「死体」と呼べるものであったが
その青石洗剤らは、
ヒト種に近いものと同じ扱いは受けなかった。]
[青石洗剤の「死体」は、
片づけられるべきもの、
遠ざけられるべきものとしては
扱われなかった。
それは、やはり、「人」と姿があまりにも
大きく異なるが故であっただろう。]
[その結果として、集められた動かぬものは、
浮遊種や少女と、共にあることになった。]
[もはや、その選択をした理由は
「心」は、青色洗剤に届くことはないけれど。]
[いくら、そこに身体(いれもの)が存在しようとも、
変色した小石に、何かが届くことはない。
元々、翻訳を通さなければ、
小石にとっては、
理解不能の存在だった。
そして、翻訳機能は失われている。]
[誰にとっても、正しく意思なき「物」が、
そこには転がるだけだった。]
【人】 消防隊長 トルドヴィン[男は、これまでほとんど語らなかったワクラバの話を黙って聞いていた。案外喋るな、と思いながら。 (109) 2020/09/02(Wed) 21時頃 |
[ある意味でそれらは、人扱いされないことで
この船の中で役目を果たす機会を
与えられた、ともいえるだろう。
"寄り添う"機会を。
その身体は「遺品」になった。]
[それは、もはや意思を持った存在としての
対等な扱いとは言えないだろうけれど、
洗剤になることで、健康を守れるように
香りを出すことで、精神を安らげられるように。
話さなくなったことで、
以前との差異を比較できるものになった。
比較することで、「失われた」ことを
認識することができるものになった。]
[結局意思を伝える術のないモノを
どう使用するのかは、
結局のところどこまで行っても、
断絶を隔てない、生存者たちにしか
できないことだった。]
[もはや説明もできない青石洗剤の死亡理由を推測し、
それを、推理のてことして誘導に使うことも。]
[その行いを否定することも肯定することも、
もはや、転がるだけの石には不可能なことだった。
伝達の方法は、もはや失われている。]
[そこには、ただ、
断絶だけが確かなものとしてある*。]
【人】 消防隊長 トルドヴィン[気の毒に。>>97 (110) 2020/09/02(Wed) 21時頃 |
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