191 The wonderful world -7 days of MORI-
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7日目。
死神のゲーム、その最終日の幕を開けるのは、やはりメールの着信音と手のひらのタイマー。
生と死の狭間で、どのような結末が導かれるのか。
――――――――――
From:Game master
subject:緊急指令<7>
最も天空に近い場所にて待つ
事件の主犯に引導を渡せ
リミットは300分
しくじったら殉職
死神より
――――――――――
(#0) 2016/06/17(Fri) 05時頃
[その日、MORIスカイタワーは「緊急改装」という名目で、
一般の客は入れないように人払いがされている。
タワー入り口には、大型ノイズ<ステゴ>が、番人のように立ち塞がる。
中に入ってエレベーターに乗れば、1分ほどで“最も天空に近い場所”へ辿り着けるだろう。>>0:615]
(#1) 2016/06/17(Fri) 05時半頃
/*
Tips:ノイズ<ステゴ>
ゾウ型の大型ノイズ。
長く太い鼻を鞭のようにして攻撃してくるほか、
地響きを起こして体勢を崩してくる。
(#2) 2016/06/17(Fri) 05時半頃
―6日目・Barメメント―
[お菓子は全部食べきれなかったので、これはそのまま皿を残して。
テーブルの上のものをざっくりと片付ける。
チーズと生ハムは二人で食べつくしました。]
………。
[少し考え、ウーロン茶を飲んでいたグラスを取り出し、ビールサーバーの前へ。
黄金色の液体がグラスに注がれ、白く弾ける泡が広がる。
それを一気に呷ってから、ソファで熟睡する皆方の隣へ座った。]
最後の晩餐が、菓子につまみにハーゴンダッツ。
ワインの代わりにビールだなんて…なんか、俺達らしいよな。
[眠る皆方の眉間を、人差し指で伸ばしながらくすりと笑う。
最後だからと口にしたビールの緩い酩酊感は、微かにふわりと頭の中を暖かくして。
それがとても心地よい。]
戦ってやられたら終わり。
戦わず、隠れていても終わり。
消えなくも、コンポーザーを倒せなかったら終わり。
それなら…
もう、精一杯やるっきゃねえ。
そうだよな。輝にい。
[ふわふわした感覚に誘われて、そのまま目を閉じる。
心の隅で、日付が進みはじめる音がする。
次に目を開けたらきっと…それが、最後の運命の日。**]
―回想:昨日の話―
[飛ぶ幼馴染の背が、翻る銀髪が、
何だかひどく頼もしく思えて、ふと、何だか涙が出そうになりました。
唇を引き結んで、僕は、祈ります。
早く、倒れて、と。
早く、明日になって、と。]
[その願いが叶ったのか、
程なくして、数多の攻撃に耐え兼ねたノイズは倒れることとなったでしょう。
ほぅ、と、僕は息をついて、じっと手を見ます。
その手に、もう、タイマーはありません。
ふわり、と飛んできた幼馴染に笑いかけて、
そして、僕は、彼を、近くの路地裏へと引き寄せたと思います。
ちらほら見えた参加者たちの前でするような話ではありませんでしたし、
少しだけ、ほんの少しだけ、彼を疲労困憊しているらしい人たちから遠ざけたかったのです。]
[そうして、話って何、と、
僕の顔を覗き込んできた彼を、じ、と見据えて、]
歯、食いしばって、ね……!
[お決まりの忠告が届いたか、そうでないか。
それよりも先に、僕は、彼の頬に向かって、拳を叩きつけたと思います。]
―とある日の少年と幼馴染の母の話―
[確か、中学の頃の話です。
音流くん、と、僕の名前を呼ぶ声に振り向けば、
そこにあったのは、久方ぶりに見る、幼馴染のお母さんの顔でした。
僕が覚えていた彼女の姿とは違って、
そこかしこに解れや汚れのある、質素な服装ではありましたが、
けれども、にこやかな、優しげな雰囲気は変わっていませんでしたので、
僕は、立ち止まって、ルイのお母さんの話を聞いたのです。
曰く、僕らの家族も、神を信じるべきだ、と。
文明も、学問も、富も――筆も、本も棄てて、
ただ、自然のままに、神の声に聞き入るのが幸せだ、と。
そう、彼女は言ったのです。]
[多分、その少し前の僕なら、
その幸せそうな笑顔に気圧されて、
それを受け入れもしませんが、強く否定もしなかったでしょう。
けれども、丁度、その前の日に、
僕は、母の話を聞いていたものですから。
昔ながらの友人の変わり果てた姿に、
母がなにやら悲しんでいるのは気づいていたので、
生意気な中学生は、彼の母親に、こう、言い返したのでした。]
[ 「あなたは、僕らを幸せにしたいなんて、
これっぽっちも思ってないでしょう。」
「僕らの気持ちなんて考えてない。
ただ、自分が満足して、浸りたいだけなんじゃないですか。」
「あなたの幸せが、僕らにとっての幸せだなんて、
勝手に決めつけないでください。」
子供の反論に、彼女は、ひどくつまらなさそうな顔をして、背を向けたのを覚えています。
それから先、ルイのお母さんを見かけることがなかったのは、
生意気な子供に、自分の言葉が伝わるわけがないと見切りをつけたのか、
或いは、他の理由だったのかは知りえません、が。]
―回想:終わりの路地裏にて―
[なるほど、と、何か、ピースがはまったような。
きっと、あの時、母は今の僕と似た心持だったのかもしれない、と。
今になって、僕はその感覚を理解し得ました。
昔からの友人が変わってしまったことに対する、失望や悲しみ。
何より、それを止められなかった、自分を責める気持ち。
ないまぜになったそれらが、のどの奥につっかえて、
ひどく、苦しくて、息すらもできなくなるような感覚に陥るのです。]
ルイ、って。
お母さんと、――君のお母さんと一緒だね。
……僕の幸せなんて、何にも、考えてない。
[かくして、僕は、じんじんと痛む拳を押さえて、
はぁ、と、息を――ため息を吐いて、
疑問符だらけの顔でこちらを見据える彼を、睨みつけたのでした。*]
── 7th day?:スクランブル交差点 ──
[ 深い、深い、海の底から、
光の届く水面まで引き上げられるみたいに、
意識を、取り戻す感覚。
海に行った記憶なんて、ない、けど。]
……── !!
[ 浅く取り戻しかけた覚醒途中の頭に、
途端に、記憶 が、蘇り、流れ込んできて、
きっとおれは、息をするのも忘れて、
勢い良く身体を起こした。また、雑踏の中。
きみは?*]
── 巻き戻し:6th day ──
[ きみが、拳を握りしめるのが、見えた。]
……?
[ きみの名を、呼ぼうとしたんだったか。
話があるんじゃないの? って、
そりゃもう、素直に待ち構えていたら、
歯を食いしばれ、ときた。
どういうこと?]
── 記憶:■の喪失 ──
……かーさん。
[ 記憶の中の母さんは、いつも、
空っぽの部屋の窓際にいて、
たまに、おれが声をかけると、
いつもにこにこと笑って、振り返った。
中学に上がって少ししたころ、
卒業前にはちんちくりんだった制服に、
おれは、”着られてる”って感じで、
とうに親戚には愛想をつかされた父さんたちが、
たまに、”見捨てるには惜しい”かつての知人に、
声をかけたりしているのも、知っていた。]
母さんたちの幸せに、
カンケーないひと巻き込まないでよ……。
[ 両親が、かつてお隣さんだったきみたち家族に、
そういう気もちを抱いているのも、知ってた。
”とてもよい人たちだったのに 残念だなあ”
っていう、言葉の意味とか、
包丁もない台所とか、鍵をかけたことのない玄関とか、
うちとよその家が、どう違うのかとか、
いつもうちに満ち満ちている幸福は、
たぶん、ふつうのソレじゃない、とか。
そのころのおれは、だいたい理解していて、
おれの言葉なんて届かない世界にいるひとに、
疲れた声を投げかけてみたけれど、]
「 きっとまだ、気づけないだけね 」
[ いつか届くわ。今はあのひとたちの分も祈りましょう。
と微笑んだ母に、なにも言わないで。
確か、それが、最後の”おねだり”で、
おれの声さえ届かない世界のあんたの声は、
たぶん、この世のどこにも響きやしない、って、
思った記憶は、すごく、遠くて、他人のモノみたいで、]
[ ── どうして、おれは、口をつぐんだんだろう?]
.
── 巻き戻し:6th day ──
[ なにかがぶつかった、って感じ。
はじめてひとに殴られた感想なんて、
頭のついてこなかった一瞬じゃ、たぶん、そんな感じで、
頬骨のあたりが熱いぞ、という感覚と一緒に、
ようやく、驚愕の事実が追いついてくる。
── きみがひとを殴った!
驚きはそこにあった。
恐らくおれは、ポカン、としていて。
恐ろしく「失望した」って顔のきみに、
率直に言えば、恐怖した。
きみに、か。
きみが尋常じゃなく怒っているらしい、ということにか、
それが、どちらだったにせよ、
きみの言葉が、すぐに頭に入ってこないくらいには。]
[ ── さて、きみの声を、言葉として、
頭の中に取り込んでみても、はて、
なんだか、ばらばらとなってしまって、
やっぱりおれは、ただただ”意味がわからない”って顔で、
きみを見つめ返していたのだと思う。けど。]
── おれは、ただ、ネルに生き返ってほしくて。
[ きみを、ありとあらゆる脅威から、
今度こそ、遠ざけなければいけないと思った。]
── ネルも、がんばって、生き返ろうって、言ったから。
[ ゲームのルールの中に、生きただけだと思うのだ。
この世界で、おれが、きみのためにできること、
探していたし、できることはなんだってしたいと思った。]
[ なにが、かはわからないけれど、
きみの反応か、きみの言葉か、なにか、
なんだか、ひどく恐ろしくて、
── きみのためなら、なんだってする。
その思いにのっとって、このゲームのルールの中で、
正しく、ゴールを目指していたはずのおれは、
ゲーム6日目、終盤を迎えてとうとう、
きみの様子を伺うように、眉を下げて尋ねることになる。]
……おれ、なんか、おかしいこと、言ってる?
[ 口にしてようやく知る。ああ、そうだ。
記憶が、過去の自分が、
理解できなくても、違和感だらけでも、
ふつうの幸せはうちにはなかったよ、って、
そのことだけは、きっと、知っていた。*]
[拳に、確かな手応え。思わず怒鳴はほくそ笑む。
しかし、猫が火達磨になったのも一瞬のこと。
“猫だった物体”は、炎の中で千変万化を繰り返して。
やがて巨大なクマへと変化した]
……はっ、マジかよ。
本気の一撃をぶちかましてやったっていうのに。
[乾いた笑いが漏れて。
やばい、敵わねえかもしれねえ。
圧倒的な実力差を、びりびりと肌に感じる]
―――――ッ!
[クマの剛腕が、怒鳴の眼前に迫った。
咄嗟にバックステップで避ける。
緩慢な動きのそれは、怒鳴の頬を掠めた。
つ、と赤い線が引かれて。
そこから、ぽたぽたと血液が流れ落ちる]
わざと、手加減しやがったな。
[血を拭うこともせず、怒鳴はクマを睨みつけた]
……何もかもが気に食わねえ。
[その声には、怨嗟の響きさえあった]
ソウルの統合により産まれる概念……だァ?
[コイツは。命を、何だと思っているのかと。
コンポーザーの回答に、怒りが込み上げてきて]
テメエのいう“ゲーム”とやらに参加しているのはな。
俺みてえな、小悪党だけじゃねえんだよ。
[怒鳴の声が、震えた]
泥棒のくせして、世間知らずで優しい女もいれば。
ムカつくけど職務に熱心な、正義感溢れる警官もいる。
[今までのことを思い出すように]
女助けるためにヤクザに喧嘩売った兄ちゃんもいれば。
若くして亡くなった、学生のカップルだっていやがった。
[とめどなく思いは溢れて]
人畜無害そうな顔して口の悪い、鳥と飼い主もいれば。
相棒を生き返らせるためには犠牲も厭わない男もいた。
[視線を、小津に向けて]
そして―――
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