278 冷たい校舎村8
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キーンコーンカーンコーン…………
(#0) 2020/06/20(Sat) 00時頃
──午後8時50分
時間はいつだって誰しもに平等に進む。
日が昇り、落ちて、校舎は二度目の夜を迎えた。
今なお終わらない文化祭を、
君たちは楽しんでいる頃だろうか。
忍び寄る夜は今日も凍てつくように寒く厳しい。
(#1) 2020/06/20(Sat) 00時頃
そして、四度目のチャイムが響いたとき、
また二人、この校舎からいなくなる。
綿津見まなと愛宮心乃が見当たらない。
(#2) 2020/06/20(Sat) 00時頃
夢はいつか覚めるものだって、そんなのずっと知ってるよ。
[ 夢から覚める瞬間が嫌いだった。
でも、あたしは、あんまり怒るってしないから、
天井を見上げる顔が不機嫌とか、
そういうことは、ない。
ぼんやりしていた視界と、頭と、
そういうものがだんだん綺麗になっていくような感覚。
ベッドの中でのびをしたあたしの脚も、腕も、
至って綺麗なもので、
部屋の中の寒さをちゃんと伝えてくる。 ]
[ ……二度寝しよう。とか、思ったんだけど、
寝返りを打った目線の先、ぴかぴか光ってる。
何がってほら、
あたしたち現代っ子の文明の利器ですよ。
あたしは映えに弱いにんげんで、
歩きスマホもできないけど、まあ、見るよね。
そういう風に生きてきました。フツーに。 ]
はーい もしもしあたし。
フツーじゃない日常なんて最高だと思いませんか?
クラスメートの事件だよ、びっくりだね。
[ 通信切断。やめよう。
あたしは作品が好きだけど、
ひとの死に様を笑う趣味はちょっとない。
ましてやついさっきの、リアルすぎる夢で、
一緒にシチューを食べて、隣で寝てたあのこが、
"そう"だったなんてちょっと処理が追いつかない。
文化祭みたいな浮かれ気分に、
すぐなれたら苦労しない。 ]
[ 綿津見さんちがそこそこフツーでよかったのは、
お父さんもお母さんも、
夢のマイホームを建てるときに、
交通の便を考慮し尽くした ってとこにも、
あるんだろうな。
病院までも徒歩で行けるそこに、あたしは、
……ちょっとふたりに説明する時間がありながらも、
すぐ、そこに向かっていたと思う。
防寒対策はしっかりね。
返しそびれた夢のマフラー、
今度はあたしのをしっかり巻くよ。
赤いそれは、血なんて物騒なものじゃなくて、
ついさっきまで話していたあたたかい色だ。 ]
これから会いに行こうと思えるほどには
あなたがすきだよ。ほんとう。
……フジュンでは、あるかもしれないけれど。
拝啓 しおりちゃん
あなたは夢に逃げたかったの。
それとも 現実でなければどこでもよかった?
─── おかけになった電話番号は
現在電波が ……… *
─── 病院前 ───
[ 完全に息があがっていた。運動不足ですね。
勉強してばっかりだからしょうがないんですよ。
現実世界ってほんとなんなんだろうね!
ぜえはあ言いながら、冬の冷たい空気を吸い込んで、
冷たすぎて噎せてる。あまりにつらい。
長めのマフラーはちょっと絡まっている。
ホラーはめいっぱい怖がった後楽しむのが良い、
なんて感じのあたしは、
そのまま入り口に入ろうとして、 ]
…… きたなかきゃくほんだいせんせー。
[ やっほーって、手を振る……
って、気分ではなかったから、手をあげた。
マフラーが首に絡まったまま言う台詞じゃないって?
真夜中の病院へようこそ、こんばんは。
また会いましたね。
かっこわらいは付けられなかった。
夢から覚めた後って、どうしても、
元気出ませんから、あたし。 ]*
TO:紫織さん
------------------------------------
おーい、早く起きれー!(-"-)
------------------------------------
[ 夢の世界じゃない世界なら
こんなに簡単に送れるのにな。 ]
[ ぴぴぴ。 ]
[ 通信良好。 ]
[ (笑) ]
[ あーちゃんの親と、ワタリさんと、
あーちゃんが死んでくれたおかげで
幸せになって喜んでるおれはクズ。
ケロっとした顔でおれに優しくする
兄と母と父もゴミ。
あーちゃんももっとクソガキだったら
今も平和に生きてたのかなぁ? ]
[ いま、ウソつきが一人死にかけてるし
そんなに簡単にいかないか。(笑)。 ]
── 現在:病院前 ──
[ 送信。……送信成功。
あの校舎の中とは違って、
メールを送るのは簡単だった。
あ、ここ病院だからまずかった?
まだ入る前だから許してほしい。と思う。
一酸化炭素中毒。っていう手段で、
紫織は自殺を図ったらしい。
漫画とか映画とかで結構聞く死因だった。
メールを打つ指先は冷たい。震える。 ]
[ ぼんやりしてたら遠くから人が走ってきて
夜中に元気な人居るな。とか、考えていたら
クラスメイトだった。手があげられる。 ]
おっはあ、ワダツミちゃん。
チョーさむいね。
[ いつもならウェイウェイ×気がするまでするけど
そんな気分じゃないので、笑い掛けるだけ。
スマイルは0円だしね。
よくわかんない?おれも。
右手にスマホ、左手にコンポタだから
手をあげるのも厳しいものだし。 ]
紫織さん、ヤバいねー。
[ ヤバい。っていうのが
紫織の容態についてなのか、
自殺を図った事実についてなのか、
郁斗には分からなかった。
っていうか、本当に。……本当は。
考えたくないんだけれどなあ。って、感じ。 ]
……てか、超マフラー絡まってるじゃん!
急ぎすぎでしょ、フツーに。
[ 焦るよね。分かる。
まあ、焦ったところでなんも出来ねえけど。
って、声に出すほど郁斗はひどくない。
スマホしまって片手のままで
絡まりを解こうと……してみようとする。
コンポタ?そのままだよ。
だってまだ飲み終わってねーし。
さっきぶり。夢の世界ぶり。また会ったね。 ]*
-- 現在/→病院 --
[ 雪は降ってないけど、12月の末らしく寒かった。
風を切って自転車を漕げば、
髪が思いのまま広がってなびくし、
覆われていない顔や指先から体温が奪われる。
さむいなあ、つめたいなあ。
千夏はとっても悲しい。
どうして紫織は自殺を選んだのか。とか。
どうして千夏は精神世界に居られなかったのか。とか。
どうして、どうしてなんでしょうね。 ]
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