239 ―星間の手紙―
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……ぜーったいどやされる だってあの兄ぃだよ スパルタにきまってんじゃん
[実際その教官の指導がスパルタだったかはさておいて 女にとってその人はそうであったらしい。
同僚達のまあまあどうどうとなだめる声に項垂れながら 女は少し昔に返した通信を見返した。]
(129) sane 2018/05/01(Tue) 22時頃
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[しばらくやりとりをみつめたあと。 はあ、と溜息を深くついた。
見れば宙は相変わらず、 キャンディやそのほかの人々を包んでいる。]
……とりあえず、早退するいいわけをかんがえとこ。
[ためいき、ひとつ。 平和なようで、平和ではない日常の中。
今までとはちがってそれを楽しむように、 女は肩の力を抜いた**]
(130) sane 2018/05/01(Tue) 22時頃
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―― いつかの未来 / 海の星で ――
[青、青、青。 眼下に広がる紺碧の海。 クリスマスとの約束を果たすために 男は、戦闘機を走らせる]
ステラ、すげーな海って。 俺はじめて見たぜ。
[“膝”の上に、彼女を乗せて 男は“満面の笑みを浮かべた”のだった]
(131) gurik0 2018/05/01(Tue) 22時半頃
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……ようし。 よく掴まってろよ、ステラ。
[操縦桿を、絶妙のタイミングで切り返す。 宙返り、そして急降下の後の急上昇。
目まぐるしく空の青と海の青が入れ替わる。 並みの操縦士では、空間把握をすることすら ままならない圧倒的なテクニック。
身体は変わっても この脳味噌が全部覚えている]
(132) gurik0 2018/05/01(Tue) 22時半頃
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[“男の口”が、得意げに歪んだ。 キャンディが買ってくれたそれは、 なかなかに男の身体に馴染んでいる]
……綺麗だ。
[呟いて、眼下の景色を見つめる。
片手で操縦桿を握り、 そっとステラの頭を撫でた。
やっと男は実感する]
(133) gurik0 2018/05/01(Tue) 22時半頃
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[――― 宇宙《ソラ》に、帰ってきたのだ**]
(134) gurik0 2018/05/01(Tue) 22時半頃
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フェルゼは、エスペラントの頭を撫でた。
wallander 2018/05/01(Tue) 22時半頃
お散歩隊長 アシモフは、メモを貼った。
Arianrhod 2018/05/01(Tue) 22時半頃
お散歩隊長 アシモフは、メモを貼った。
Arianrhod 2018/05/01(Tue) 22時半頃
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[パパの方へ向かいながら、思う。 彼の話を振り返る限り、どうやらフェルゼは、 かつてクリスマスが問うた「海を見たことがあるか」という問いの答えを別の誰かに送ってしまったらしい。 だが、地球という星の遠景として、あるいは絵の中の光景として、 見たことがあるというのが答えなんだろう。 ならば思うことは、]
(135) Akatsuki-sm 2018/05/01(Tue) 23時頃
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[独り言のつもりだった。 だが、ばたばたしてこの時まだ録音停止ボタンを押しておらず。 直後慌てて録音を停止しさらに送信までした。
後にこのうっかりに気付きけっこう恥ずかしい思いをするかは、 フェルゼがこれをどう受け取るかしだい……になるだろうか*]
(136) Akatsuki-sm 2018/05/01(Tue) 23時頃
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[初日からエースパイロットの首根っこつかんで怒鳴りつけたことで、一躍鬼教官の噂は広まった。 ちゃんと考えて動く奴には優しいんだ本当だ。
だがしばらくの後、訓練生たちの間にまた別の噂が流れ、混乱を来すことになる。 曰く、あの赤鬼が、デレッデレの顔で誰かに電話をしていたと]
ん?ああ、食堂が改装中だって話はしたね。 嬉しいけど、いいのか? リザのお弁当が食べられるなんて、そりゃ嬉しいよ。 じゃあ、待ってる。近くまで来たら、また知らせてくれ。迎えに出るよ。
[左手には白く滑らかな金属の指輪、妻帯者であるらしいとは知れ渡っている。 奥さん相手にはあんな声出すんだ……と、雷を落とされたことのある教え子のひとりは、遠い目で語ったという]
(137) roku 2018/05/01(Tue) 23時頃
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[輸送船で空賊に遭遇した後、宙域警備隊のパイロットと顔を合わせる機会があった。 空を、星を、人々を守る誇りに満ちた若者たちの顔を見て、誰にも傷ついて欲しくないという気持ちが強くなった。
誰も命を落とさぬように、無事に愛する人の元へ帰れるように。 自分の長所が冷静さであるならば、それを皆を守るために役立てたいと思った。
だから、命を粗末にする者には容赦しない。 大胆さも思い切りも必要だ、でも勇気と無謀を履き違えてはならない。 守りたいひとが居るのなら、自分を犠牲にしてはならない。 そのためには感情をコントロールして、規律を――]
……って言ったんだがな、俺は。
[新たな『訓練生』のメッセージ>>-277を受信して、頭を抱える。 空には、伸びやかな軌跡を残して舞う、銀色の訓練機ひとつ]
(138) roku 2018/05/01(Tue) 23時頃
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[彼が帰着したなら、水槽の頭に拳骨のひとつもくれてやろう。 キャンディの贈り物のせいで、よりいっそう回りの良くなった口に、言い訳する暇も与えてやるものか]
――おかえり、ピスティオ。
[見上げるのは、どこまでも続く青い、青い空**]
(139) roku 2018/05/01(Tue) 23時頃
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[長い長い夢を見たような時間の後、 お互いやることがあるからと彼とは一旦別れ。 それを見計らったようにルシフェルからの着信の知らせ。
『あたしがあんたから逃げた通路で』>>-265 それを聞いてぎくりとしたし、 同時に、私がそうだと知っていても気さくに話してくれる 彼女の優しさに大いに感謝しつつ廊下を歩いて行く。
ふよんふよん、耳が揺れる。 真っ白な光で薄暗い通路を照らしながら一歩、また一歩。
まだ目が慣れておらず、窓辺の人影に気付くのは遅れ。>>126 久しぶり、の声のする方へほんの僅か、駆け出した。>>127]
(140) 鯖 2018/05/01(Tue) 23時頃
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キャンディおねえちゃん!!
(141) 鯖 2018/05/01(Tue) 23時頃
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[ぎゅう、と抱き締めれば返って来る腕の感触。 女性にしては力強いそれも、 私からすればとてもとてもうれしいもの。
綻んだ空気と腕の中で、あ。と呟いたのは、 めっと怒るのを忘れてしまったのを思い出したからで。
何でもないですと誤魔化して、 叶うなら膝に乗ったり、髪を弄って貰いながら、>>125 楽しい楽しいがーるずとーくとやらを開催しましょうか。]*
(142) 鯖 2018/05/01(Tue) 23時頃
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― それはきっと、遠くない未来 ―
[はろー、はろー。 私はステラ=ラスタ=テスラ=イースター。 私は今、大切な人のお膝で空を飛んでいます。>>13
見渡す限り一面の紺碧の海。視線を上げれば爽やかな空。 私の白も染められているでしょうか。 それとも、青に浮かぶ雲のようになっているでしょうか。]
私も初めてです。
……あ、時間があったら、ですけど、 こっそりどこかに降りて海で遊びませんか?
[この戦闘機もこっそり借りたらしいから、 着陸が出来るかも疑わしいけれど、楽しいことは沢山がいい。 それに駄目だったとしても、またいつか来ればいい。
未来を約束出来るなんて、私はなんて幸せでしょう。]
(143) 鯖 2018/05/01(Tue) 23時半頃
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[操縦桿を握る手を見て、>>132 期待するように耳がふんわりと浮かび。]
ひゃあ!!
……わぁ、わぁ、わぁ!! すごいですね、流石はピスティオさんです!
[適当な場所に掴まっていれば世界が変わり、回転する。 体に掛かる強烈なGもなんのその。 どうやら操縦士としての適性がある私には、 どれだけ激しい操縦でも楽しいアトラクションのようだった。]
(144) 鯖 2018/05/01(Tue) 23時半頃
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[通信をする声もどこか朗らかで、>>133 まるで昔の彼がそのまま戻って来たようだった。 彼自身があまり好ましくないと思っていた機械の体も、 私はこっそり覚えていようと思っている。
だってあれも確かにあなただから。 私が否定してしまうなんて、出来ません。]
ええ、綺麗です。 こんなにも綺麗な光景を、 大好きなピスティオさんのお膝で見られるなんて幸せです。
[ぴこぴこと耳が揺れて、満足げに唇が上向く。 けど、私はもっと我が儘なので。 次は私の運転する船に乗ってくださいねとおねだりをした。]
(145) 鯖 2018/05/01(Tue) 23時半頃
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[ はろー、はろー。
今日も私は元気です。**]
(146) 鯖 2018/05/01(Tue) 23時半頃
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― そして、いつかの未来 ―
[この海の星アクアマリンで空を飛ぶ機械を見ることは大変稀である。 絶対数が少ないから。 戦闘機が常日頃飛び交うほど物騒でもないし。
その、大変稀な状況が今目の前に広がっていた。>>131 最初は驚いたけど、しだいにもしかして……と思い始めた。 かつてクリスマスにひとつ約束をした青年を知っている。 “パイロットとしての超絶テクニックを見せてやる”と。>>2:-20
そう、つまりこれは、クリスマスがずっと夢みて、期待に胸膨らませてきた光景なのだと、 実感する頃には空飛ぶ機械――戦闘機は派手な動きを見せていた。 交差する空《青》と海《青》の間を縫うような宙返り。 急降下したかと思えば機首はたちまち持ち上がりびゅーんと上に飛ぶ]
(147) Akatsuki-sm 2018/05/02(Wed) 00時頃
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す……すっごい……。
[すごすぎて言葉を失うとはこういうことか。 ぽかーんとしていたがやがて、「ルシフェル」からのシステムメッセージで我に返った]
(148) Akatsuki-sm 2018/05/02(Wed) 00時頃
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[すぐにメッセージを送り返した後、 果たしてピスティオから見えるだろうか、と思いながら、 大きく手を振った。その場でジャンプした。
海の星の太陽は戦闘機もまばゆく照らしていた]
(149) Akatsuki-sm 2018/05/02(Wed) 00時頃
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[今日も他人の部屋で目を覚ます。 寝ぼけたまま地下7階に向かうと、水汲み場で顔を洗う。 そしておもむろに服を脱ぐと、そのまま頭から水を浴びた。
実は最初はわざわざ部屋に水を持ち帰り、シャワー室をつかっていたのだが、どうせ一人しかいないなら直に浴びた方が早いしすっきりすることに気が付いてしまったのだ。 トイレでは今でも循環水が使われているが、シャワーをすべての部屋に設置するほど水は豊富ではないらしい。
タオルで身体を拭くと、新しい服に着替え、そのまま食べれそうなものをショッピングモールへ漁りに行く。
今日は何か甘いものが食べたい。 やはりフリーズドライされたクッキーを探し出すと、水を汲んで、部屋に戻り、部屋の茶葉でコーヒー…の香りがする茶を入れて、ソファで一息つく。]
(150) wallander 2018/05/02(Wed) 00時頃
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[――その後、クリスマスは絵を描いた。 かつて家族で「エデン」に行った際に買った絵を描くためのソフトを用いて。 ホライゾンブルーの空をバックに、紺碧の海の下を、 戦闘機が飛ぶ光景と、それを眺める自分。
同じような構図の絵は昔描いたことがある。 今も他の絵>>4:45とともにアルバムに保存してある。 かつてのその絵は、いつか来るかもしれないその時を夢見て描いたものだったが、 この絵は違う。現実に見た光景を思い起こして描いたもの。
そうしてその絵のデータはピスティオやステラに送ったけれど、 クリスマスの部屋にもちゃんと、ずっと大事に飾っておくことにしたのだった**]
(151) Akatsuki-sm 2018/05/02(Wed) 00時頃
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[まったく優雅な生活だ。 世界から断絶されているし、一つシステムの歯車が狂えばすべてが駄目になるけれど。
それでも、あれだけはきっと動き続ける。 あれだけが、ずっと、僕のこころを満たしてくれる。
いや、ルシフェルが、じゃない。 その向こうに居る、宇宙で暮らす人々が、だ。 宇宙で、孤独で、必死で、頑張って暮らす人々が流す短いメッセージに、僕のこころは救われている。
そして、自分も、そんなメッセージが流せたらいいと思う。 こんなところにいるのに、友達になってくれた彼女のような、そんなメッセージを流したい。]
(152) wallander 2018/05/02(Wed) 00時頃
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[食事を終えると、日課の時間だ。 1階へと向かい、ルシフェルを起動させた。 小さくマイクへ話し出す。]
こんにちは、クリスマス…
(153) wallander 2018/05/02(Wed) 00時頃
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アンタレスは、リザを抱き締めた。
roku 2018/05/02(Wed) 00時頃
アシモフ
……Arianrhod様
ピスティオ=エスペラント
……gurik0様
クリスマス
……Akatsuki-sm様
アンタレス
……roku様
ステラ=ラスタ=テスラ=イースター
……鯖様
モナ・リザ
……めいこ様
フェルゼ
……wallander様
(#5) 2018/05/02(Wed) 00時頃
Thank you!
(#6) 2018/05/02(Wed) 00時頃
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(154) さねきち 2018/05/02(Wed) 00時頃
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――星間通信ソフト ルシフェル デス 未読 ガ ■ 件 アリマス ――……
(155) さねきち 2018/05/02(Wed) 00時頃
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● 。
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―――…・ ・星間の手紙 ・ ・ …――
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END
(#7) 2018/05/02(Wed) 00時頃
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