240 光と闇の夢幻神楽
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黒い風が哭いてる――
[黄泉比良坂から吹き込んでくるもの。 それがこの大地に吹き荒れていた黒い風の正体だった。]
(60) 2018/05/17(Thu) 07時頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2018/05/17(Thu) 12時頃
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くっ、かくなる上は、
[間もなく始まりを告げようとする《盂蘭盆》。黄泉比良坂と現世が繋がれば、力無き者は淘汰されることは明白で―――――]
(61) 2018/05/17(Thu) 12時頃
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この身を犠牲にしてでも現世《せかい》は守りやす――――
[割れた《穢夷》(もの)を元に戻すことは容易では無いけれど。 自らの身体を接着剤《ぼんど》がわりに使えば、食い止める事は出来るか、あるいは。]
(62) 2018/05/17(Thu) 12時半頃
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お節介して悪いな、いらん心配だったか。 ま、それでもお前のこと止めるのは変わんねえな。
[杞憂と知っても、盂蘭盆は防がなければならないのだから**]
(63) 2018/05/17(Thu) 19時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2018/05/17(Thu) 19時頃
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ま、それでも。 お礼は言っとくわ。
ありがとうね。
[そう言って微笑んだ表情に邪気は無く。]
(64) 2018/05/17(Thu) 19時半頃
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……
[刃を一振り。 清浄なる風が、黒い風の一端を押しとどめる。]
犠牲は感心しないな。 そういうものは、もう十分だろう。
[刃を振るうたびに、舞い散る花弁。 それは、世を守らんとする彼らに活力を与える。]
(65) 2018/05/17(Thu) 21時半頃
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ま、そこだけは同感ね。
[黒い風に立ち向かうは清浄なる風。 ああ、どこか遠くから。
音が聞こえる。 そんな気がしていた。]
(66) 2018/05/17(Thu) 21時半頃
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六ノ型―――
[ぶわ、と花びらが舞いあがる。 一枚一枚が光を放ち、反射する。]
――幻月!
[刃によって生み出される月光の軌跡は、もう一つの実体を持つ像を映し出す。 まったく同時に描かれる太刀筋による満月。 それが挟み撃ちのように迫った。]
(67) 2018/05/17(Thu) 21時半頃
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まったく……お前は、時と場所さえ違わなければ、とはたまに思うよ。
[少しだけ苦笑を漏らした。]
(68) 2018/05/17(Thu) 21時半頃
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――っ
[余裕を見て、回避する。 そんな戦闘スタイルだったせいか。
幻の月を回避する事は叶わず。 右腕で斬撃を受け止めつつ。]
まだ、足りないわね。 早く無垢に至らないと。
私には勝てないわ。
[そう言って笑うと。 いつの間にか、《神刀・叢雲》が近くまで来ていて。]
(69) 2018/05/17(Thu) 21時半頃
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《葛城》掩殺術――四ツ刃十文字
[見よう見まね。 それでも。
《神刀》の補助があれば。 ある程度の威力は保証されるだろうと。]
っと、そうね。 出来れば仲間として出会いたかったわ――
(70) 2018/05/17(Thu) 21時半頃
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それは―――
[目を見開く。 見誤るはずもない。それは、間違いなく――]
……っ
[見慣れた技術。 見きれぬはずもない。 しかし、威力までは殺しきれず、節々に裂傷が生まれる。
圧倒的な神刀の威力。 それを目の当たりにして、女は]
……ふ
(71) 2018/05/17(Thu) 22時頃
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ふふ……っ
[笑っていた。 不敵なそれでもなく、高揚に突き動かされるわけでもなく。 ただ純粋に、楽しげに笑っていた。]
でも残念。 それはできそうにないものね。
[す、と刃を構え、直線に切り込む。]
(72) 2018/05/17(Thu) 22時頃
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七ノ型・嫦娥
[ほんの僅かでも切っ先が触れれば、そこから生気を抉り斬る。 切り取った分は、己の力へと吸収する。
本来は微々たる効果。 だが]
やれるか?枇杷。
[この場にその手の術に長けた者がいる場合、その限りではないかもしれない。]
(73) 2018/05/17(Thu) 22時頃
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[やはり、借りた技に本来の主では無い武器ならば致命傷へは至らず。 最後は《神弓》を手に取っていた。
そして、彼女の言葉に同じように微笑んでいた。]
そうね、私と貴女の道はどこまでも違う。 きっと世界が変わっても――
(74) 2018/05/17(Thu) 22時半頃
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面白い。
全て吸いきれるというのならば。 試してみるがいいわ――
[自身を手助けしてくれる。 そんな気配を感じていた。
一人はもちろん梅子で。 そしてもう一人……]
来てくれたのね、貴方も。
[“統べるもの” その存在を確かに感じていた。]
(75) 2018/05/17(Thu) 22時半頃
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八ノ型・春雷。
[刃をかたどった気が浮かび上がり、無軌道を描き襲い掛かる。 その表情は今までの険しいものとは違う、遊びに興じる幼子のよう。]
世界が変わっても、どこまでも交わらないのなら。 いつまでも、戦って《遊んで》いられるね。
(76) 2018/05/17(Thu) 22時半頃
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そうね。 それは素敵だわ。
[終わらない《夢幻》の戦い。 無軌道に飛んでくる気を次々と《神弓》で撃ち落としていく。
だからだろうか。 どこからか聞こえてくる。 《神楽》に気がつかないのは――]
(77) 2018/05/17(Thu) 22時半頃
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[しゃらん] [鈴の音が聞こえる。 桜吹雪の奥から。 それを当然の如くと捉える剣姫の剣は、その軌跡は舞うが如く。]
九ノ型・空鏡
[掲げた剣は天を指し、澄んだ月が一層強い光が周囲を昼間のように照らす。]
此拠りこの地は神座。 魂鎮めの儀にございます。
(78) 2018/05/17(Thu) 22時半頃
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黄泉の風よ、私に力を――
[目の前の面々へと《神弓》を掲げ。 それに黄泉比良坂の力が集まっていく。
それはまさに。 神代の力。
その結晶が今――顕現しようとしているのだ。]
(79) 2018/05/17(Thu) 23時頃
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感謝しよう。 こと此処に至って、ようやく私は"剣を振るえるのが楽しい"と思えたようだ。 使命感ではなく、私がそうありたいとな。
[世界も自身もいなくなるかもしれない。 そんな境地に立ち、神器と相対して、ようやくそう思えた。 そのことにふと笑い。]
ならば、剣も応えてくれるだろう。 夢幻のその先を、私に示してくれる。
(80) 2018/05/17(Thu) 23時頃
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…………光が。
[剣の力に導かれ、あたり一面が昼間のように明るくなる。(>>78)]
(81) 2018/05/17(Thu) 23時頃
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そう――
[彼女の言葉には笑って応じていた。
そう、負けるはずがない。 この力が続く限り。
黄泉の力――が。]
(82) 2018/05/17(Thu) 23時頃
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あぁ、英雄殿。 頼みがある。いや、すべきことかな。
[視線は外さぬまま、近くにいるであろう男に声をかける。]
お前は、因果を砕け。 なに、大地を割ることに比べたら躊躇はあるまい?
[こともなげに言ってのけ、眦に力を入れる。]
(83) 2018/05/17(Thu) 23時頃
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……往くぞ。
(84) 2018/05/17(Thu) 23時頃
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――――――壱拾ノ型・天上天華 瑞花清明 ! !
[舞い降りるは月の光。 山全体を覆い隠すほどの極光が、妃奈子目掛け撃ち落とされた。]
(85) 2018/05/17(Thu) 23時頃
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今こそ、あっしは精算《つぐない》をしなくちゃならねぇ。
[《大殲》の折り、自らが割った《穢夷》(おったつみ)。 それを償うための時間。その為に《須佐之男》の力を眠らせて、今日まで生きてきた。]
(86) 2018/05/17(Thu) 23時頃
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――――あっしは因果を砕いて、《穢夷》としてこの世界を護る。
[主水は《須佐之男》の力を借り、自らを弾(ぎせい)にして散ろうという心算である。]
(87) 2018/05/17(Thu) 23時頃
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――打ち返せ、八咫鏡!
[呼応するように光を放つ《神弓》 果たして……勝ったのは。]
(88) 2018/05/17(Thu) 23時頃
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かわいい子供の為なら よろこんで。
麝香 一、 沈香 一、 丁子 五十、 甘松 一 竜脳 半、 錦を十二
調合 菖蒲薬玉
[>>73 七ノ型・嫦娥に神速の作業で合わせたのは、端午の節供に飾る邪気や不浄を払うための薬玉飾り。姫児にも贈るにふさわしいだろう。紙吹雪とともに、彼女の技を増幅させる。]
(89) 2018/05/17(Thu) 23時頃
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