45 哀染桜 〜届かなかったこの想い〜
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[ぴん、と弦を弾く音。 それに続くみたいに曲が変わった。静かに耳を傾けて、時々隣のエリアスの様子を伺い見る。]
なんか、気持ちいいなー。
[つないだ手、ぶらぶら揺らしつつ。 音楽が聞こえる、暖か過ぎも寒過ぎもしない桜の木の真下。 静かな夜を、数人と過ごす。 本当にこのまま、ここに居られたらいいのに。]
(35) 2012/03/14(Wed) 23時頃
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のぞむ…さん。
[変わった響きだなと思い、一度声に出してみた。 東洋の名前だろうか。 くすのき、は上手く発音できる自信が無い。 なら、名前でいいかな、などと思考を巡らす。
>>19好きに呼んでと云う彼の顔は、何故だか強張っている様に見えた。 気を遣わせてしまっているのかもと思い、今になって、繋がる指先からちょっぴり緊張が奔る。]
(36) 2012/03/14(Wed) 23時頃
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あの…、のぞむさんは、 ここが夢の世界だと思いますか?
私には……なんだか、あの樹が私を呼んでいるような、 そんな気がしてならないんです。 さっきも、幻聴の様なものが聞こえて、怖くて…
[ふ、と桜を見る。 梢が揺れる様は、誰かを手招いているようにも感じた*]
(37) 2012/03/14(Wed) 23時頃
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[飛んだ花弁を目で追うと、ひとりの青年の姿が目に止まった。]
…………。
[その姿を見て、眉を顰める。]
(38) 2012/03/14(Wed) 23時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/14(Wed) 23時頃
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[哀れ野ばらは童に手折られ、傷みや嘆きも届かぬまま ……――と、締め括り曲は途切れる。]
―――……。
[無言で女を見、そして差し出すのは白のハンカチーフ。 棘は彼には届かぬのに、同じく痛めた野バラには刺さる。
慰めの言葉を、野バラは持たない。 同じ香りで同朋を慰めるに似て、音で共感を示すだけ。 そして、戯れに風で花弁が触れ合うように、 こうして露を拭う布を差し出す位。]
(39) 2012/03/14(Wed) 23時頃
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[視線を感じて深緑を向ける。 自分を見ているのか、それとも他をみているのか。
もう、空虚な笑みも浮かばない。 それすらも個性と思うももう遅い。 口端が、わずかに表情を笑顔に見せよう]
(40) 2012/03/14(Wed) 23時頃
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……怖くはないのか?
[消えようとしている男に声をかける。
尤もこれが夢であるなら、愚問以外の何物でもないが。 しかし、夢とするにはあまりにも鮮明で。
けれど現実とするには、あまりにも曖昧すぎる……。]
(41) 2012/03/14(Wed) 23時半頃
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[桜に近寄って来た銀糸の女が、ふっと、空気に溶ける様に消えた。]
────…!!
[女の両眼が驚愕に見開かれる。]
(42) 2012/03/14(Wed) 23時半頃
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どうして──?
[ざわ──…ッ
叉、空気がぞろりと蠢いた。 女の視線の先で、桜の蕾がふたつ、みっつと、綻んで行く。]
(43) 2012/03/14(Wed) 23時半頃
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そう、そう、のぞむ。 別に、さんはなくてもいいよ。
[のん、じゃなかったら、何でもいい。 彼女が選んだ呼び名がストレートなものだったから、強ばりはすっと溶けてった。]
(44) 2012/03/14(Wed) 23時半頃
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夢の世界……
[うーん、と首をひねる。 正直、夢ではないのではないか、と疑い始めてはいるのだけれど。 けれど、夢でなかったら、一体何だ。]
あの樹が呼んでる? あの桜? 僕には聞こえてないけど。
[でも、怖くて、という女の子の手を、気のせいだと離すほど野暮じゃない。 ぶらつかせていたのをまたしっかりと握って、確かめて。]
ねえ、エリアスは、ここが夢じゃなかったら、何だと思うの? 天国? 地獄? それとも知ってる街の、どこかなのかな。
[薄あおい桜を見上げる。 ざわつく梢に、誰を呼んでいるの、と心の中だけで問いかけた。]
(45) 2012/03/14(Wed) 23時半頃
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何が。怖いんですか?
[首をかしげて問い返す]
…もし、俺達が一つの夢にいるのなら 消えても、夢から覚めるだけ。
貴方は怖いんですか? もう、何かを失った後なのに。
[それは、橙色がいうように 皆、誰かの欠片であるのだという思いから。 だから、包帯の男が失ったものを知る訳はないのだが]
(46) 2012/03/14(Wed) 23時半頃
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俺は…もうなくしてしまった。 探す為に、桜に問うたけど。答えは、ない。
だけど、気付いたことがあるんだ。 だから、消えてもいいと 思う。
[消えるなんて、非常識だ。ここが現実であれば。 けれど、今自分は不思議と目覚めを望んでいない]
(47) 2012/03/14(Wed) 23時半頃
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[彼女の涙を見ても気付かなかった 自分は、愛されていたんだと。
ずっと自分を苛ましていた涙は 一番求めた答えを示していたのに
それはもうなくしてしまったもの。 なくして、初めてわかったもの]
(48) 2012/03/14(Wed) 23時半頃
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[蒼い花弁が一層存在感を増した。 ぞくりと肌粟立つ不気味さと同時に、美しさも感じて。
女は意味もなく、ぎゅ。と携帯を握った。
銀糸は目を覚ましたのだろうか。携帯に触れて落ち着きを取り戻した女が最初に考えたのはそんな事。 ならば矢張り此処は、夢路の集う場所なのだろうか。 現実感のない風景の中、思考は同じ所を何度も回る。]
(49) 2012/03/14(Wed) 23時半頃
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[零れる涙を今度は拭うこともせず。 ただ音色を聞いていた。
ヴァイオリンが歌うことを止め、奏者が差し出す白いハンカチを少し躊躇ってから受け取る。>>39]
ありがとうございます。
素敵な、演奏だったので。
[涙の理由をそう言い訳して、礼と共に涙をそれで拭った。 溢れる感情も涙も止まらない。
半分は事実だったけれど。 音の欠片が、心にあるからだと奏者には分かっているのかもしれないと、ぼんやり思う。]
(50) 2012/03/14(Wed) 23時半頃
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未練があるから怖いんでしょう。 もう、未練がなければ…
何も、怖くないんですよ。
[また、薄い笑みを一つ零す]
(51) 2012/03/14(Wed) 23時半頃
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[>>27厭だ。叉ヴァイオリンの音。 何故あの人は弾くのだろう。
こんなに辛いのに。 こんなに哀しいのに。
やめてと願っても、意志とは関係無く弦は掻き鳴らされる。]
(52) 2012/03/14(Wed) 23時半頃
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[素敵な演奏……。 その感想に、唇の端を微かに持ち上げて見せる。 受け取られた白が、水を吸うのを見詰める。]
――……もしかしたら この共感を水のように、桜は吸っているのかもしれないね。
[ふっと、そんなヴィジョンがよぎるのは、 桜の花びらが、そのような感情を連想させる色 だったからかもしれない。]
吸い尽くされたら、さて、どうなるんだろう。
[『未練は、もうない』と紡ぐ黒髪の青年に視線を向ける。 それはまるで、すべてを吸い尽くされたようにも、聴こえたから。]
(53) 2012/03/14(Wed) 23時半頃
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────〜〜…ッ
や、めて。
[喉の奥から、声を搾り出す。 泣いて仕舞えと拐かす音に気道を塞がれて。今にも零れ落ちそうな涙を榛色いっぱいに浮かべて。
涙と共に湧き出す、出会ってから別れを告げられる迄の、思い出して仕舞えば一層辛さが増すだけの、残酷な記憶に耐えた。]
(54) 2012/03/15(Thu) 00時頃
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[演奏が止んでも、女の涙は止まらない。 堰を切って溢れ出した思い出が女を責め苛む。
厭だ、厭だ、厭だ、イヤだ───。]
ひ と り は い や ──
(55) 2012/03/15(Thu) 00時頃
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ごめんね…。でも、傍にいるよ。
[桜は声を震わせる。ふと視線を橙色に向ける。
手から零れた薄紅の花弁。 やわらかい風にのりそっと橙色の彼女に舞い落ちる]
伝えたかったもの…君に、伝えるよ。
[君が俺であるなら。 いつか誰か、君が誰かに伝えられるように]
愛してる。本当に。
[誰に呟いた言葉だろう。静かな、やわらかい声。 呟きが空気に溶けるのと 青年の姿がそこから消えるのと。 それは殆ど同時のこと
ひらり。分身のように舞い落ちる、ほんの数枚の薄紅桜*]
(56) 2012/03/15(Thu) 00時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/15(Thu) 00時頃
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夢なら。
夢から覚めるだけなら、怖くない……か。 そりゃ、確かにそうだ。
[口端を歪めて笑う。]
(57) 2012/03/15(Thu) 00時頃
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桜が、吸っている……。
[奏者の言葉>>53を繰り返し、涙で濡れた顔のまま桜を見上げる。 本当に、この共感――感情を吸っているのだろうか。
この、哀しくて切なくて叫びたい気持ちを、共感して。 吸っているから、この桜は悲しい蒼白い色をしているのか。
奏者の視線の先に気付き、つられるように黒髪の青年へと視線を向けた。]
(58) 2012/03/15(Thu) 00時頃
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[女の肩口に舞い降りた春を告げる桜色。 視線を其処へ遣った隙に聞こえて来た、やわらかな声。
愛してる。本当に。 (愛してた。本当に。)]
でも、伝えられなかったの──……ッ、ッく、
待っ、て──…
(59) 2012/03/15(Thu) 00時頃
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なぁ………。
[気まぐれに。 名を聞いてみようと思ったが。]
…………。
[訊ねる前に、深緑色の男の姿は消えていた。]
………ハッ、ひどい夢だ。
[桜に凭れ、天を仰ぐ。]
(60) 2012/03/15(Thu) 00時頃
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[そして、奏者の昏い眼は、やめてと叫んでいた女を映す。]
僕がヴァイオリン《想い》を歌えないなら 僕は僕でなくなってしまう。
ひとりで在るよりも、僕は僕で居られないことを厭う。
[それでもこの音《想い》を厭われるならば、 どうすればいいのだろう。否、答えは判っている。 判っていたから……―――。 しかし桜は、まだ その時を奏者には与えてはくれない。
――……まるで、その音で、もっと水《想い》を注げとばかり。
小さく紡ぐ言の葉は、黒髪の男の別れの歌に遮られ、 きっと榛色の眸の女には届かない。]
(61) 2012/03/15(Thu) 00時頃
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[青年の輪郭が揺らいだのを見て、女は咄嗟に携帯を握った侭の右手を伸ばした。
女の手は、青年の空の手を確かに掴み。]
(62) 2012/03/15(Thu) 00時頃
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[ふわり。 風に目を閉じた。]
(63) 2012/03/15(Thu) 00時頃
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[其の侭、ふっ。と、夜気に掻き消えた。
後に残ったのは、"最初の幹への衝突で既に壊れて居た"、もう動かなくなった携帯だけ───。**]
(64) 2012/03/15(Thu) 00時頃
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