4 監獄病淫 -医師達の狩場-
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―4階・廊下―
[真っ暗な廊下を彷徨っていると、遠くから足音と懐中電灯の光がやって来た。 咄嗟に曲がり角に身を隠すが、ひらめく白衣は彼女の目に留まったかも知れない。 どことなく不思議な歩き方をしているように見えるが、見たことのない顔である。 もう少し慎重にいけばよかったかとも悔やみつつ、先程の情事の名残か、ばれたならば強引に口を塞げばいいかと獰猛な面も己に囁きかける。]
(――ま、バレる前に堂々といけばいいわよね。 よし。)
お疲れ様、見回り?
[意を決すると、見回りらしきナースに声をかけた。]
(389) 2010/03/05(Fri) 02時頃
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[そうして見回りを続けていれば、 懐中電灯が照らす明かりの中に影>>386が見えて]
……きゃっ!
[思わず小さな悲鳴を上げてしまい、その拍子に後ろへよろめいた。]
(390) 2010/03/05(Fri) 02時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/03/05(Fri) 02時頃
助手 ゲイルは、長老の孫 マーゴにいつもの涼しげな笑顔で挨拶をする。
2010/03/05(Fri) 02時頃
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[どうやら、声をかける前に見つかっていたらしい。 小さな悲鳴とともによろける影。 その姿を見つければ、思わず駆け寄って]
ごめんなさい、大丈夫かしら?
[転んでやいないかと心配そうな顔を向けた。]
(391) 2010/03/05(Fri) 02時頃
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[プリシラは、ノックスがただの検査入院だと教えて呉れるだろう。 勿論、彼女たちだけの約束を口外することはなく。]
……そう。
[思案げに佇んでいれば、プリシラから怒られた。 もう消灯は過ぎたから部屋に戻れと謂う。]
……はい。
[素直に肯いて、病室までの薄暗い廊下を歩き出した]
(392) 2010/03/05(Fri) 02時頃
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[よろめいた拍子に、ぺたんと尻餅をついて。 心配そうに駆け寄ってくる相手に、顔の前で両手を振って]
い、いえ…。驚いた私が悪いので……。
[大丈夫です、とバツが悪そうに言うと、慌てて立ち上がる。]
(393) 2010/03/05(Fri) 02時頃
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[マーゴが尻餅をつくと、落ちて転がった懐中電灯の明かりに照らされて、何も着けていない秘部が明らかになる。 駆けつけたゲイルもそれはしっかり目撃していた。 それに気付いていない様子のマーゴが立ち上がる様子を見ながら、目を丸くして]
……貴女。
[ただそれだけ、ぽつりと呟いた]
(394) 2010/03/05(Fri) 02時半頃
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[スカートの中を見られたことには気付かずに。 裾を直しながら、落とした懐中電灯を拾っていると、女の呟く声が聞こえて]
……はい?
[懐中電灯を拾おうと、屈んだ姿勢で顔を上げ見つめる。]
(395) 2010/03/05(Fri) 02時半頃
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[気付いていない様子のマーゴに、ばつがわるそうに視線を彷徨わせると、言いにくそうにして]
見えちゃったんだけど。そこ。
[ちらりと視線でそこを示した。
疑問を口にしながらも、徐々に驚きは冷め、思考が回るようになってきた。おそらくは、何かの事情があったのか、趣味なのか――あるいは、と同僚の顔がよぎる。 いずれにせよ、面白いものを見たものだとまた彼女の中の獣は舌なめずりをして。]
(396) 2010/03/05(Fri) 02時半頃
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―― 廊下 ――
……。
[部屋に戻ろうと思ったが、 懐中電灯の明かりが揺れている。 今看護師に見つかったら、また怒られる。
仕方なく、人影が消えるまで壁の影に身を潜ませた]
(397) 2010/03/05(Fri) 02時半頃
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みえ……?
[女の言葉に、見る見るうちに顔が強張り青ざめる。]
あ、あの……これは違うんですっ。
[首をふるふると左右に振ると羞恥で真っ白になった頭で、 しどろもどろに違うと何度か説明にならない説明を繰り返す。]
お、お願いします……。 なんでもしますから、このことは誰にも、謂わないで…。
[目の前の女に縋るようにそう謂って、 嫌がられなければその手を取るだろうか。]
(398) 2010/03/05(Fri) 02時半頃
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[顔を真っ赤にしながら意味の通らないことを並べ立てる様子に、趣味でやっている訳ではないなと可能性を一つ潰す。恐らくは、何か外因があってのことだろう。 縋りつく彼女の手を取ると、優しげに微笑んで]
えぇ。黙っているわ。 こんな「趣味」、誰にも知られたくないものね?
[わざと予想とは逆のことを口にする。 相手がどんな反応を返すにしろ、すぐに笑って冗談だと撤回するも、すぐに声を落として]
けれど「なんでもします」なんて軽々しく言うものじゃないわ。 私が男だったらどうするの? それとも――本当に何でもしてくれるのかしら。
[試すように、低い声で問いかけた。]
(399) 2010/03/05(Fri) 02時半頃
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[優しげな女の声と笑顔に、ほっとしたように大きく息を吐こうとして、続く言葉に顔をまたも強張らせて]
趣味じゃありません!私、こんなこと……。
[両の瞳には大粒の涙が浮かび、撤回されるまでぼろぼろと涙を零し続けるだろう。]
だって、こんな事…他の人に知られたら、もうお仕事できない……。 だから…黙っていてくれるなら……。
[頬を伝う涙を手で拭い、泣きじゃくりながら。 相手の意図など気付きもせずに、こくりと頷いた。]
(400) 2010/03/05(Fri) 03時頃
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あらら、ごめんなさい? 軽い冗談のつもりだったのよ。
[あっさりと涙を零してしまったことに少し驚くと、軽く抱きしめて宥めるように撫でてやる。 涙が落ち着いたなら、腕の中にすっぽり収まった彼女の耳元で、囁くように優しく問いかけた。]
趣味じゃないなら、どうしてこんな格好しているの? 彼氏さんの趣味かしら。
[優しく声をかけながらも、マーゴが頷くのを見届ければ密かに口元を上げて]
そうねぇ……じゃあ、もう一度そこ、見せてくれる?
[自分のバッグを探りながら、あくまで優しい声で問いかけた。]
(401) 2010/03/05(Fri) 03時頃
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……。
[身を潜ませて、いたが 懐中電灯の明かりが動く気配がないことに訝しみ 少しだけ、少しだけ距離を縮めた。
宵の病院の廊下に幽かに響く女二人の話し声。 声は鮮明ではなく、闇の所為で何をしているかも分からない。]
(402) 2010/03/05(Fri) 03時頃
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[抱きしめて撫でられると、その温もりに落ち着いたのか、 涙も自然に止まる。 すみません…と、子供のように泣いてしまった自分が恥ずかしく、恐縮したようにその腕を出ようとして]
彼氏って言うか……好きな人の……。
[言葉を濁しながらも、頷く。 女からの欲求には、思わず一歩後退って。]
え、でも……。
[逡巡しつつも、まるで優しい声に誘導されるように]
見せればその……誰にも謂わないで、いてくれますか?
(403) 2010/03/05(Fri) 03時頃
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好きな人?
[その言葉を耳ざとく拾うと、ぱっと目を輝かせて]
あら、いいわね。 どんな人か聞いてもいいかしら?
[まるで思春期の噂話のように、声を弾ませて問いかけた。 要求に逡巡する様をじっと見つめ、再度の問いかけには確り頷いて]
ええ。ただしその裾を、自分で持って、ね?
[右手はバッグの中で蠢きながら、それを悟られぬように頬を撫でて要求した。]
(404) 2010/03/05(Fri) 03時頃
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[女の言葉にヨーランダの顔が浮かぶが、 さすがにそれを口にするのは憚られて。 ごめんなさいと、やんわりと拒絶するだろうか。]
……あまり、じっと…見ないで……。
[羞恥に耐えるように唇を噛み、きゅっと目を閉じて。 意を決するとスカートの裾を握り、するすると上げていく。]
(405) 2010/03/05(Fri) 03時半頃
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ま、そういう趣味の方だものね。 言いにくいのも分かるわ。
[小さく苦笑を浮かべて、拒絶されればあっさりと退いた。 恥ずかしそうに目を閉じながら、やがて秘部が再び露出されると愉しげに目を細め]
良く見えないわ、もっと腰を突き出して?
[更に恥ずかしいポーズを取らせるように要求する。]
(406) 2010/03/05(Fri) 03時半頃
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[怒られるとか、怒られないとか、そんな次元ではない気がする。 懐中電灯が仄かに浮かび上がらせる女性のシルエット。 どんどん夜は更けていく。
くぁ、と欠伸を噛み殺して 口元を押さえ、眉を寄せた。
病室に帰れないじゃない、と そんなことを思いながら、
夜の廊下で二人の話し声。 懐中電灯を持っているから一人は看護師で間違いないが 一体何をしているのだろう?]
(407) 2010/03/05(Fri) 03時半頃
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つ、突き出すってどうすれば……?
[雑誌のグラビアすら見たことがないせいか、 要求にどう答えて良いか判らない。 困ったように女を見つめると、少しだけ身体を反らして 秘部を晒して]
こ、こうでしょうか……?
[見知らぬ女に自分の秘部を晒すという背徳感に、 いつしか秘部からは甘い蜜が溢れ始めている。]
(408) 2010/03/05(Fri) 03時半頃
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ふふ、いい格好よ そのままじっとしててね…?
[マーゴがそれに従ったのを見れば、にやりと笑みを浮かべてバッグからデジカメを取り出し、その卑猥な姿をシャッターに納めた。]
[パシャパシャパシャパシャ]
[16連射。鋭いフラッシュが廊下で光を炸裂させる。]
(409) 2010/03/05(Fri) 03時半頃
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……え
[突然、廊下を刹那刹那明るくするフラッシュがたかれ その光に浮き上がらせたのは、 白衣の天使、とすら思っていたマーゴの ―――痴態。]
な……
[カメラのフラッシュだとか 撮っているのが誰だとか そんなことまで頭が回らない。
ただ、刹那に浮き上がった彼女の痴態が それが後姿であっても、瞳に焼き付いていた。]
(410) 2010/03/05(Fri) 03時半頃
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[フラッシュに目が眩んで、スカートの裾を握る手が離れ、落ちる。 何が起きたのか判らずに、光に眩んだ目を何度も瞬かせて]
…え? 今のは、いったい……?
[デジカメを手に持つ女を、呆然と見詰めて。]
(411) 2010/03/05(Fri) 03時半頃
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[マーゴの痴態を収めたデジカメはすぐに白衣のポケットへ収めると、秘部の蜜を指で掬ってちろりと味見して、したり顔]
だから言ったでしょ? 軽々しく何でもするなんて、言うものじゃないって。 私は病院内にいるから。このデータ、欲しいなら探してごらんなさい?
[そこまで告げ、立ち上がろうとしたところで、立ち尽くす女性の姿>>410――39 奇数:が目に入った。 偶数:は暗闇の中、見逃した。]
(412) 2010/03/05(Fri) 03時半頃
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――!!
[5階へ戻ろうと踵を返すと、 こちらに目を奪われている女性と目が合った。 淡いアッシュピンクの髪は、珍しいからよく覚えている――]
見たわね。
[ピッパの姿を認めると、すぐさま駆け出しその姿を追いかけた。 見られたからには、逃がしはしないと。]
(413) 2010/03/05(Fri) 04時頃
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ちょ
[逃げ出した。]
……。
[観念した。 咄嗟に逃げたものの、此方には逃げる理由が無かった。 深夜のホールで立ち止まり、くるりと振り向くと]
何、してたの? ゲイルせんせ。
(414) 2010/03/05(Fri) 04時頃
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ど、どうしてこんな事……。
[ぺたりと座り込み、ショックで女の声も聴こえないのか、 顔を両手で覆い、泣き始める。]
お願いです、返して……。 さっきの写真…返してください……。
[立ち上がろうとする白衣の背中に、涙に濡れた声を掛ける。 自分の痴態を他に見ていた者がいることなど、気付かぬままに。]
(415) 2010/03/05(Fri) 04時頃
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[突然駆け出した背中を、追いかける事も出来ずに見送って。
廊下の端に座り込んだまま、あのデータが放出される事を考えると、 恐怖に身体を抱きしめ、ただただ震えるばかり。]
(416) 2010/03/05(Fri) 04時頃
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>>414
[思いの他すぐに立ち止まったことに安堵の息を吐くと、ふ、と笑みを漏らし]
……ちょっとね。 イケナイ遊びを教えてたの。
そっちこそ、こんな時間に覗きとはいい趣味してるじゃない。 ――お互い、会ってはいけない時に会ってしまったわね。
[こちらも思わず追いかけたものの、思えば相手も咎められるべき事をしていると思い出し、小さく苦笑した。]
(417) 2010/03/05(Fri) 04時頃
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……。
不良なのは私よりも先生だと、思う、よ?
[確かにパジャマ姿の患者がうろつく時間ではないのだが]
病室に帰ろうと思ったら道塞がれてた。 だから、仕方なく。
[のんびりと答えた後で、一寸低い声で問う]
……マーゴを、脅す、気? あの子を怖がらせる人は、私は、許さない。
(418) 2010/03/05(Fri) 04時頃
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