41 アンデッドスクール・リローデッド
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人
狼
墓
少
霊
全
サイラスに4人が投票した。
ベネットに1人が投票した。
サイラスは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
村人達は自らの過ちに気付いた。
人狼達は最後の食事を済ませると、新たな犠牲者を求めて無人の村を立ち去っていった。
奏者 セシルは、メモを貼った。
りおん 2011/12/12(Mon) 23時頃
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[田原教諭の姿が少し遠くに見える。 胸にじくじくとする気持ちを抱えながら、敢えて彼を見ないようにした。
田原は、少し友達感覚が強すぎるきらいはあるが、良い教師だ。 授業も田原の気さくな雑談は他の先生より楽しく思えて、出来るだけ寝ないようにしていた。 こんな状況にあっても個人である事よりも、彼は教師である事を貫き続けた。 そんな彼だから、レティーシャは田原教諭へ好感を持っていた]
…せんせ。
[今更指が震える。 もし、自分がローズマリーを止めようとせず、加勢すれば、恐らくこれからの展開は違った模様を見せたはずだ。 けれどそれが出来ない。 足がすくんで、動く事が出来ない。 甘い誘惑が胸を渦巻いていて、彼を助けに行く事が出来なかった]
(0) horse 2011/12/12(Mon) 23時頃
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[階下に広がるゾンビたちに、目を奪われる。 見覚えのある色を、顔を探そうとして――怖くなってやめた。 投げた太刀の行方は知らない。 ただ、あいつならとれるだろう、と根拠のない確信をして目線で追うことはしなかった。
リボルバー、使い方など知らないけれど持ち上げる]
(1) birdman 2011/12/12(Mon) 23時頃
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[噛みしめた唇は血の気を失って、そして力を離してもすぐには色は戻らないだろう。 その唇を中途半端に持ち上げた。ローズの方に銃口を向けようとして]
そういう、わけだから。 センセを助けるのは なし にして。
[呟く声は小さい。聞こえても、聞こえなくとも――というよりは声量を意識できていないようだった]
(2) birdman 2011/12/12(Mon) 23時頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
birdman 2011/12/12(Mon) 23時半頃
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[あと少し、その姿が見えそうだったのに。 どうして、振り返るレティーシャの表情は見えない。 呟いたコーネリア>>2のその声音は耳に届くことはなく]
…………っ!
[再び滑り落ちたレディスミスは、廊下をくるくると弧を描いて回った。]
(3) oranje 2011/12/12(Mon) 23時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
sainos 2011/12/12(Mon) 23時半頃
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──ッ!
[後ろから田原の気配と殺気。 振り向いた眼前に、まっすぐに振り上げられた田原の…刀。 それは、寸分たがわずに「ベネット」の体の首、半分ほどめりこんだ]
テ、メェ………
[首に刀を林ながら、ぐっと掴む田原の刀。 そして、目の端に入りこむのは、コーネリアが放った大太刀]
ゴクロウ、サン……!
[それを逆の手で受け取り……返し手で、鞘のまま思い切り田原の体を殴りつける]
[弧を描きながらコチラに飛んでくる大太刀。 回りながら鞘から抜けたそれは、あつらえたかのようにお互いの間に突き刺さ
(4) 香菱 2011/12/12(Mon) 23時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
香菱 2011/12/12(Mon) 23時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
りおん 2011/12/12(Mon) 23時半頃
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[田原の体を殴りつけようとした拍子に、 首にめりこんだ刀も抜け落ち、田原の手の中に戻る。
アンデッドの目はルビーのような色をたたえ、 殺意色を持って彼を見る]
……ソウイヤ、セシルもオマエを相当嫌ってたナ…… イイゼ、殺しテヤル。 セシルにゃ借りがアル。その借リの為にも、ナ。
[「いろは」という名前。それだけが、唯一の借り。
アンデッドが手にする大太刀。ヴェスが使っていたのと同様のそれは、まだ人の血を知らぬように。そして、なんともその場に不似合いなほど、白く輝いて]
(5) 香菱 2011/12/12(Mon) 23時半頃
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…ッ
[ローズマリーの手にしていた銃が、廊下を滑ってゆく。 それを暫く見つめてしまった後、彼女の元へと駆けて行って。 涙が出るのを精一杯我慢した顔のままで、ローズマリーの手を引こうと、手を伸ばした]
(6) horse 2011/12/12(Mon) 23時半頃
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[鬼を切る刀は、まさに鬼の首に突き刺さる。 全体重をかけてそれを引き、首をはねようとした瞬間。人にあらざる力で刃を掴まれる。 視界に入るはコーネリアの投げる大太刀。
瞬間、衝撃と骨の砕ける音が身体に。殴りつけられて目の前が赤く染まる。
それでも執念で、刃を引き抜こうと。]
――――ぁぁぁぁぁっっ!!!!
[残る力を全てこめて、目の前の怪物を蹴る。
蹴った衝撃で、相手の首が千切れることを期待して。]
(7) sainos 2011/12/12(Mon) 23時半頃
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[そして刀は引き抜かれ、しかし敵は目前でまだ立っていた。
もう一度。
もう一度。
もう一度。
相手の武器のほうが尺が長い。勝てそうもない戦いだが、それでも]
意地があんだよぉ!!!俺にもなぁ!!!!
[もう一度刀を振り上げ、切りかかる。]
(8) sainos 2011/12/12(Mon) 23時半頃
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[伸ばされる手>>6を、茫然としたまま受け入れる。彼女の表情の意味は、コーネリアの零した声は、駆けていく田原の足音は。その先にいる者は。 少女はその全てを知らず、ただ双眸を虚空へ向ける。]
(どうして?)
[呟いた声は最早声にすらならず]
(9) oranje 2011/12/12(Mon) 23時半頃
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ツマンネェ意地ダナァ、クケケケケケ!
[振り上げられた刀は今度はいろはの肩から下を切り落とした。ブシャリと血が噴出す その噴出した血が零れ落ちる先は、逆の手にもった大太刀]
俺ハその正直ナホウがスキダゼェ。 キレイゴトばっかいってるヨカ、男前ダゼ、せ、ン、セ。
[大太刀を軽々と片手で持ち上げる。 確かに重い刀だが、アンデッドの体力であればもてないこともない
きらめいた田原の刀とカウンダーになるように、 彼に思い切り大太刀を振り下ろした]
(10) 香菱 2011/12/12(Mon) 23時半頃
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…ごめん…なさい ごめんなさい、ごめん…ごめ…っ
[ただ謝罪を繰り返しながら、無我夢中でローズマリーを彼らから引き離す。 涙がぼろぼろと溢れてきて止まらなかった。 嗚咽を抑えながら、謝るべき対象に聞こえるはずもない言葉を何度も何度も口にして]
(11) horse 2011/12/12(Mon) 23時半頃
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[鼓動など打たれていないはずなのに、くるしい。 緊張が脳を圧迫する。>>3銃が落ちていく音が妙に反響して脳みそに届いた。 >>7悲鳴か、叫び声なのか。 見ないようにしようと思っていたのに、視線が泳ぐ。捉える。 鼓舞するような叫び>>8に眉は寄った]
(12) birdman 2011/12/12(Mon) 23時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
香菱 2011/12/12(Mon) 23時半頃
牧人 リンダは、メモを貼った。
mayumayu 2011/12/12(Mon) 23時半頃
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[ぎらり、といやらしく輝く刃は田原の腕ごと身体を両断する。
視界が徐々に下がっていく、いやこれは――――
落ちていく?
最後に脳裏に浮かんだのは。
後には、斜めに真っ二つの人の身体。ひとのからだ。]
(13) sainos 2011/12/12(Mon) 23時半頃
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サイラスは、もう瞳に何も映さない
sainos 2011/12/12(Mon) 23時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
sainos 2011/12/13(Tue) 00時頃
童話作家 ネルは、メモを貼った。
birdman 2011/12/13(Tue) 00時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
香菱 2011/12/13(Tue) 00時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
香菱 2011/12/13(Tue) 00時頃
童話作家 ネルは、メモを貼った。
birdman 2011/12/13(Tue) 00時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
sainos 2011/12/13(Tue) 00時頃
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[勢いのまま扉を開けて。 入った先は、さっきまで居た書庫だった。 扉を閉めると、古い本の臭いが肺に広がる気がする。
ここに居たのはほんのちょっと前だったのに。 その時と今では、余りにも状況が変わりすぎてしまった。 それなのに何も変わらない本たちが、少し羨ましくも思えて。 頭のなかが、ぐるぐるとする]
…マリー、ちゃん。
ここに…隠れてて。
[搾り出すように言葉を発する。 書庫という関係上、この部屋に窓は無い。 扉さえちゃんと閉めておけば、カラスの侵入は防げる事だろう]
(14) horse 2011/12/13(Tue) 00時頃
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[レティーシャに手を引かれ、入った部屋は先ほどの書庫だった。少し薄暗く、埃っぽい部屋に入れば途端に膝をつく。 もう、満足に立っていることもできそうにない。
隠れてて、と彼女は言った>>14。 一緒に行くと伸ばした腕はその手には届かない。]
……レティ、さん。
[彼女が書庫の扉を離れれば、蹲るようにその部屋の中に、一人**]
(15) oranje 2011/12/13(Tue) 00時半頃
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……。
[憔悴しきった様子のローズマリーを見やる。 何かを言いかけて、しかし途中で止めた。 この状況で何を言えばいいのか、何を言っても嘘になるような気がした]
…。 ちょっと、行ってくる。
[顔を見ないように、廊下へ出ようとする。 本当なら放っておくのは怖かった。 田原は見殺しにしたのに、いや、それだからこそかもしれないけれど。 セシルに言われたからだけじゃない、レティーシャ自身、ローズマリーには生きていて欲しかった。 けれど、連れて行くわけには行かず。 大丈夫というように笑おうとして、けど結局泣いてるような表情しか出来ず。 それ以上言葉をかけないまま、扉を閉めた]
(16) horse 2011/12/13(Tue) 00時半頃
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― 2階・廊下 ―
[ローズマリーを書庫に置いて、階段の方を目指す。 カラスが何羽か入り込んでいたが、警戒しすぎて動きを止める訳にはいかなかった。 途中で一羽のカラスに襲われそうになって、バランスを崩して床へ転げる]
…ッ
[しかし、即座に起き上がって、また駆け出して。 きゅっと唇を噛んで、指の背で唇をなぞる。 そうしてる瞬間だけは、交わされた口付けが蘇ってくる気がした。 最初に見えた人影はコーネリアか、ベネット――アンデッドか。 いずれにせよ、軽く息を整えてから、涙をぐいっと乱暴に拭って顔をあげた]
(17) horse 2011/12/13(Tue) 03時半頃
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…会わせてよ。 なんでも、ええから…もう、セシルに…会わせて…ッ
[なりふりも構わずに懇願する。 セシルが生きてるなんて、信じたかったから、信じたくなかった。 一旦それを信じてしまえば、こうやって離れてる時間が、どんどんと不安になってしまうのが分かりきっていたから。 だから、早く教えて欲しいと祈るような気持ちでたずねる。 場所さえ教えてもらえれば、道筋がいくら危険だろうが、真っ直ぐに向かうつもりで**]
(18) horse 2011/12/13(Tue) 03時半頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
ginlime 2011/12/13(Tue) 20時頃
親方 ダンは、メモをはがした。
ginlime 2011/12/13(Tue) 20時頃
親方 ダンは、メモを貼った。
ginlime 2011/12/13(Tue) 20時半頃
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[田原を切り捨てた彩葉はゲラゲラと高笑いを一つ。 くだらない。ヒトには「自分で道を切り開け」などとご大層なことを言うのに自分は切り開く以前の問題ではないか、と]
ソンナ体タラクで、よくベネットに説教シタモンダ。 出直しテキナ。って、ムリか。クケケケ。
[その首に野太刀を振り下ろす。 ざくりと果物を切りおとすかのように胴体から離れたその首。 それを掴み上げ、ぐちゃりと歯を立てる。 さて、次にすることは、まずは約束を守ろうか]
…おう、コーネリア。 アイツラ、ドコにイルカ知ってるカイ?
[後ろから自分に野太刀を投げた元・人間に問う]
(19) 香菱 2011/12/13(Tue) 21時頃
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[死んだのか、殺したのか。 主語のつかない問いが脳を占める。
倒れる教師の体をみて、一瞬浮かんだ思いはなんだったのだろう。それを追究するより先に――噛み締めた唇から溢れた赤が、思考を奪う。とろけそうな歪んだ視界に翻弄される。
銃を下ろした。先ほど駆けていった人間は二人、怪物と同数。ちらと視線を走らせて、廊下の先を指差した]
あっち。 あの扉――でも、すぐに出てくるよ すごく 会いたそうだったから [血みどろの姿に微か眉を寄せるが何も言わず]
(20) birdman 2011/12/13(Tue) 21時半頃
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[ケケ。セシルの拒否と肯定の苦しさが心底心地よい]
……アイツの場所、わかったゼ。 連れて行ってやったら、楽シイ、こと、に……ナル……
…グ、ゲ………
[痛みを知らないアンデッドが、妙なだるさを感じて頭を抑える。 セシルがぶちまけたウィルスが、少なからずこのアンデッドにも作用しているようで]
……アノヤロウ…、ヤッパ……
[やめろといわれてもやめるものか。 あの二人を食って発狂しちまえばいい。 苦々しく思いながら、やはりあの女は連れて行くべきだろう。腹いせに。
あの女二人が出てきたらこちらに気づくように… 大体ヒトの匂いがするトビラに向けて 銃弾を一発、撃ち放つ]
(21) 香菱 2011/12/13(Tue) 22時頃
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…オマエ、ドースンノ。
[薬莢の匂いがこもる。 逆手に持った田原の首から零れる血液を舐めながら、 自分が勝手にアンデッドにした少年に問う]
ベネットに合わせろツッテモモウ同化シチマッタカラナァ。 会わセルニモ会わセテヤレネェワ。 ソレニ……
[ふと気付いて、妙なことを口走っていると気付く。 あぁ、そうか。ヒトだったことを思い出したは反動か]
……オマエが「ベネット」を殺さナイ約束を守れッテンナラ、俺はこのまんま死ナナイこトにシテヤンヨ。
(22) 香菱 2011/12/13(Tue) 22時頃
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[しのぶからも「案外良いやつ」なんていわれた。 人臭くなったものだ。我ながら。 だからといって人を食う欲求や、子供じみた思考が消えるわけではなかったが。
さてその後、レティやマリー達にセシルの居場所を教えるに至るだろう。 ゾンビがいるかどうかもわからない地下。 彼女ら無事にセシルに会えただろうか?
その後の彼女らは、もう興味はない。 生きようが死のうが、勝手にするといい。
セシルが彼女らを食うところをみれなかったのは残念だが、 ウィルスが蔓延しかかっているこの場に長居するわけにもいかない]
(23) 香菱 2011/12/13(Tue) 22時半頃
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[>>22胡乱気に見]
「死なないことにしてやる」 ……なんて言う割には死にたそうにも見えなかったけど。
[先ほど食い破った指に視線を移す] どうせ、このまま腐ってくんでしょ。 意志のあるだけのゾンビだっていうし。 せっかくだから、腐るまで彩葉が約束破らないか見てる
(24) birdman 2011/12/13(Tue) 23時頃
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あの子たちにセシルの場所教えるん、だよね その間にちょっと、いってくる。
大事なもの忘れた。
(25) birdman 2011/12/13(Tue) 23時頃
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腐るかドーカはシラネーナ。 もう少し俺のウィルスでもいれてミッカ? 着いてクルナラ着いテクルでもカマワネェよ。
[>>25ダイジなものを、という彼を留めたりはしない]
(26) 香菱 2011/12/13(Tue) 23時頃
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― アンデッドから話を聞いた後 ―
[一度書庫に戻ろうとした所で、窓の向こう、上空に何かが見えた。 少し遠くて分かりにくいが、ヘリコプターか何かだろうか? 何と無くこの屋敷を気にしているように見えた]
…軍、とか?
[救援活動か、あるいはただの偵察か… 分からないけれど、少なくとも街の外ではヘリを使う程度の余裕はあるようだ。 しかし今は余り注意を向けずに書庫へと足を向ける。
中に入ると、ローズマリーにおおよその事を伝えた。 自分が田原教諭を見殺しにした事、階下にはゾンビが居る事、自分はセシルに会いに行くと言う事。 手短に話した後、努めて視線を冷たくしながら、問いかける]
(27) horse 2011/12/13(Tue) 23時頃
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…マリーちゃんは、どうする? 着いてくる? それとも、ここに居る?
さっき、ヘリが向こうに居てるのが見えた。 ここに人が居るって分かったら、助けてくれるかもしれん。 出来たらマリーちゃんには…助かって欲しい。 せやけど、私は一緒には行かれへんから…
[言いながら、廊下の途中で拾ったレディスミスを、コトリと床に置く。 気休め程度だろうが、ゾンビが来ても抵抗が出来るように]
(28) horse 2011/12/13(Tue) 23時頃
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[>>26階段を下りながら一言、肩越しに返す]
あー 考えとく!
[彩葉のウイルスを入れたら、あんなふうになるのだろうか。 強そうなのは別にいいと思うけど、あの喋り方になるのは嫌だなあと暢気に考えながら。 うぞうぞ動くゾンビたちをかき分けながら一階の廊下を進む。 何故か知らないけれど、床に臥せって痙攣を繰り返すゾンビの数が進むにつれて多くなるようだった。そのうちの一体を踏みつけ、落ちていた片手を摘み食いしながら、ある客室の扉を開いた。
ベッドの上には、やはり猫のしたいがある。 これっぽっちも殺戮のかけらを思わせない、染まらなかった毛皮を撫でて抱き上げた。四肢が力なく垂れるのも構わずに、腕の中に収めて、再び廊下へ出る。 真っ直ぐ階上へは戻らずに寄り道をした]
(29) birdman 2011/12/13(Tue) 23時半頃
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― 書庫 ―
[扉が開く音>>27にすら、反応は示せなかった。 レティーシャから伝えられた事実を一つ一つ飲み込むには気力が少なくて、それでもかき集めて必死に飲んだ。一つ一つ、己がまだ生きている証拠として。]
ゾンビ、たくさんいるんですよね。 レティさんの背中は誰が守るんです?
[床に置かれたレディスミスを拾い上げて微かに微笑んだ。彼女を日常に戻したいからとここまで生きたのだから、セシルと会うそのときまでは、せめて]
一緒に、いさせてください。
[身体を奮い立たせるように一度床に手をつき、立ち上がる。レティーシャから少し離れて、後ろからついていこうと]
(30) oranje 2011/12/13(Tue) 23時半頃
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―食堂 前―
[バリケードの、欠片ならあった。 扉は開け放されている――と言うよりは、吹き飛ばされたように蝶番から外れ、床に落ちている。他に散らばる邪魔なかけらを踏み越えて、食堂の入り口に立つ。
窓の向こうからか何か気配を感じ、少し視線を向けた後]
タカハシ ごめん、助けてくれた、お返し。してない。
……あの、さ。 [口を開いたものの、何も言葉は出てこなかった。]
(31) birdman 2011/12/13(Tue) 23時半頃
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[ふいに背を翻し、その場から駆けた。視界が揺らぐのは、濁るのは、アンチウイルスのせいだけではなかったのかもしれないけれど。
自分が似たような存在になってしまえば、通路の邪魔なゾンビを蹴り飛ばすのに遠慮は無かった。両手は猫でふさがれつつも、アンデッドのもとへ向かった]
(32) birdman 2011/12/13(Tue) 23時半頃
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[彼女の返答がどうであろうと、やるべき事はたった一つだった。 けれど、振り返って、ふっと力なく笑いかけて]
…うん、ありがと。
[短い言葉をかける。
本当は、予想出来ていた。 こういう言い方をすれば、恐らく彼女は自らの意思で来てくれるだろう事を。 そうなれば、最悪でもセシルの元へ行くまでは自決は選ばないだろうという事も。 そのずるさにほんの少し心を曇らせて。 ゾンビに襲われない為だと自分に言い訳しながら、道中は殆ど喋らずに移動する。
果たして地下室に着くまでに、どれくらい時間がかかっただろうか? 地上と違って湿ったような空気を肌に感じると、妙に気持ちがざわざわする]
― 書庫→廊下→地下 ―
(33) horse 2011/12/13(Tue) 23時半頃
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ナニ、そのネコ。
[「ベネット」が始めて彼を見たときも抱いていた猫。 死んでいるのだろうか?当面の弁当の予定か?]
…俺も忘れ物がアッテネ。 あの女ドモがセシルんとこイッタラ…取りに行クツモリ。
[外からヘリコプターの音が聞こえる。 ココを始末しにきた軍隊だろうか?]
ナンカキタナー。ドウスッカナ。
(34) 香菱 2011/12/13(Tue) 23時半頃
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猫は猫だよ。名前も、ねこ。 墓、作る約束があんの。
……食べないでよ。 [アンデッドの視線から猫を守るように半身ずらした。 アンデッドの忘れ物、という言葉にはどこか不穏な空気を感じつつも追及はしなかった。]
いっまごろ…………。遅いよ。 [もう一度、口の中で「遅い」と繰り返す] テレビの中継かもしれないけど、さ。どっちにしろ、おそいよ。
もともと塀に囲まれてたし、地上からは脱出できなさそ。 アンデッドさん、空飛べたりはしないすか。しないよね。
(35) birdman 2011/12/14(Wed) 00時頃
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― 廊下 → 地下へ ―
[前方を歩くレティーシャの背を見つめる。いつも、彼女の背中を見ていた。この屋敷に来たすぐ後にも、メイド服のファスナを上げるためにその背に回った。 交わす言葉は何もない。ただ手に持った銃を今或る力全てで握り締めた。
地下室へ向かうその道は、随分と長く感じられる。幸いにもゾンビと遭遇することはなかった。それならば、もうここにいる理由すらないというのに、レティーシャから目が離せない。]
ここが、地下……
[ぽつりと零す。ひんやりとした空気が足元を掬ったような気がした。]
(36) oranje 2011/12/14(Wed) 00時頃
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[空飛べるかという問いには笑って]
シナイすネー。俺も二本足のイキモノなんデネ。 テイウカ空飛んだら狙撃サレンダロ。 アト俺、ネコなんてクワネーヨ。
……ココナ、地下がアンダヨ。 「忘れ物」が未練残さナクナッタラ、 ソコカラ失礼スリャーイイハナシサ。
ケケ。近くマデいクカ? キットオモシロイモンがあるゼ? アノヤロウ、ヤッカイなウィルス巻きやガッタカラスグニャーイケナイケドナ。
(37) 香菱 2011/12/14(Wed) 00時頃
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|
― いつか ―
――…
[誰かに呼ばれた気がして、俯いていた顔をあげた。
そこにはいつもの屋上の景色。 午後の授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。 高橋はイヤホンを外して、しばしその音に聴き入った。]
――童[わらべ]は折りぬ、野中の薔薇 折られて哀れ、清らの――――
[呟くような歌声は、扉の軋む音に遮られた。]
『何してんだ高橋。――そろそろ行くぞ』
(38) sakaki 2011/12/14(Wed) 00時頃
|
|
幼馴染の呼ぶ声に、ああ、と答えて立ち上がった。 扉の前まで歩み、ふと振り返る。]
『どうしたよ、何か気にかかることでもあるか?』
――いや…名前を、呼ばれたような気がした。
『名前?――誰にだよ、誰もいないじゃん。』
[心地良い風が吹く。空は晴れ、柔らかな日差しが注ぎ。]
―――『友達』。
[答えて、再び歩みを進める。 ぽつり、と、零れたひとしずくはすぐに風にかき消えた。
やがて階段を降りる二つの足音が響き、軋む扉はゆっくりと閉じて――]
(39) sakaki 2011/12/14(Wed) 00時頃
|
|
*
[二度と、開くことはない。]
*
(40) sakaki 2011/12/14(Wed) 00時頃
|
|
[カチャン…何か音が聞こえた…。顔を上げる…。]
レティ…?ローズちゃん…?
[匂いがする…声を抑え、静かに息を潜めて隅に丸くなり隠れるように。]
(少しだけ。少しだけ意識をはっきり……。早く、ウイルスが早く効いて…。早く死ね…俺、早く死ね…。)
(41) りおん 2011/12/14(Wed) 00時頃
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|
― 地下 ―
[ここまで辿り着く間、何かを話す事は出来なかった。 胸を渦巻く感情は恐怖とも期待ともつかぬもので。 この場まで来る為、犠牲としたものを思い浮かべそうになって。 唇に指の背を当てる、半ば癖になりつつある動作を自然と行った。 そうする事で落ち着けると信じて]
…セシル?
[やや置いてから、遠慮がちに名前を呼ぶ。 叫びたいけど出来ないのは、返事が来なかった時が怖いからだ。 一度ローズマリーの方を振り返って、奥へ進もうと促す]
(42) horse 2011/12/14(Wed) 00時半頃
|
|
[猫を食わないという言葉には、少し腕の力を弱めた。]
……忘れ物、って、 [レティーシャと、彼女に伝えた言葉を思い出す。 ついで脳に反響した言葉。やめて、と拒絶する音。
ぱちり、瞬き一つと考える間があいて] 悪趣味 ってよく言われない?
やっかいな……あれ、か。ゾンビが倒れてるのって、それかあ。 目がちらちらすんのも、それか。 そのウイルス、薄くなるの分かるの? 安全になった、ら、行く。どうせそこ行かなきゃ逃げれないし。
[そうは言いつつも、壁に体を預けた。痛みとは離れた体が、二度目の死に対して発する信号を気付くことはない]
(43) birdman 2011/12/14(Wed) 00時半頃
|
|
[くちゅり…もう一度自分の腕の傷口を弄り、肉を毟る。 一度だけ、自分が切り捨てて、牢屋の外に放り投げた腕を見る。]
オ腹…スイタ…ち…がう…。 早く…。
[ウイルスは、和音の効き目は確かめたはずだった。 間違いなく鼠のゾンビは死んだ。足りないのはきっと量。 だから、時間が経てば、きっと死ぬ。]
問題は…どれが…早いか…。
(44) りおん 2011/12/14(Wed) 00時半頃
|
|
― 地下 ―
[かすかに聞こえるのは、吐く息と足音か。 振り返るレティーシャ>>42との距離を詰める。促すような視線に、深く一つ、頷いた。]
……セシルさん、いらっしゃるのでしょう?
[久しぶりに出した声は掠れていたが、その声ははっきりと彼がそこにいることを求めて発される。 足はゆるゆると、けれど確実に前へ、前へと。]
(45) oranje 2011/12/14(Wed) 00時半頃
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セシルは、声を出さず、物音立てず、唯一の腕で口元を抑えて、時を待つ。
りおん 2011/12/14(Wed) 00時半頃
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セシル…?
[やはり遠慮がちに、小さく問いかける。 むくむくと湧き出る感情を殺そうと、唇を噛みながら、奥へと進み]
…!
[床に何かが転がっているのが見える。 ハッキリとは分からないが、あれは人間の腕ではないだろうか?]
セ…シル……?
[かすれがちに、祈るように名前を呼んだ]
(46) horse 2011/12/14(Wed) 00時半頃
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[カツン、足が止まった。転がる腕をはっきりと捕らえれば顔は強張る。
そして双眸が見つめる先、誰かがそこに、居る。 無意識にレディスミスを握ったその手を、抱きしめるように胸元に引き寄せた。]
……レティさん
[空いた手を彼女の背>>46に添える。己が体温を伝えるように]
ここにいらっしゃったのですね、セシル、さん。
[そこに居るのは、よく知る彼だと。目を背けたくともその事実は変わらない。]
(47) oranje 2011/12/14(Wed) 00時半頃
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[牢屋の中、すぐ近くまで来ている彼女達の匂いに鼻が動く。 ごくり…唾液を飲み込む音が、すぐそこまで聞こえた。]
…………―――――。
[ただ、それでもただ無言で乗り切ろうと…。 わずかに唾液を飲み込む音が、静かな空間に響くかもしれないけれど。]
(48) りおん 2011/12/14(Wed) 00時半頃
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[だが、声をかけられれば、振り向くことなく。]
逃げろと言ったはずだ…。 日常に戻れると、もどれと…。 君達は君達を守る人たちに生かされているんだ…。 君達は幸せに、日常にもどらなければ、ここで死んだ人間は誰一人報われない…。
[そう言いながら、指で牢屋の外、机の上の小瓶を指差した。 顔は変わらず壁に向けたまま…。]
そこにあるのは、対アンデッドウイルス用の毒薬だ。 上にもどって、高いところから撒けば、地上のゾンビくらいはなんとかなる…。
[最も、アンデッドウイルスを直接注ぎ込まれた自分。 この異常な耐久性から察するに、いろはにはきっと効き目はない。]
君達の代わりに生きたかった人達もいる…そんな命を、頼むから無駄にしないでくれ…。 君達は、俺の願いどおり、その手を汚さずにここまで生き残れたのだろう?
(49) りおん 2011/12/14(Wed) 00時半頃
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[声が聞こえると、身体がぴくりと動いた。 駆け寄りたいけど少しだけ、足がすくむようで]
…私、は… 自分の為に、先生、見殺しにしてもうたよ…?
それに… 帰るんやったら、セシルも一緒やないと…嫌やもん。
[まぶたの裏に、母親の姿がちらりと浮かぶ。 安否も分からないが、もし無事ならば、自分の事を心配してくれているだろう。 遠くに住んでる父親も、もしかしたら心を痛めてるのかもしれない。 けれど、それらを振り切るように首を振って。 牢の扉へと、ゆっくり近づく]
(50) horse 2011/12/14(Wed) 01時頃
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近づくなっ!
[匂いが、惑わせる。 心を、命を、腹を、口元を…。]
見殺しじゃない…俺が、手を汚すなって言ったから、 それを守っただけだろ? お前が何か罪を感じているなら、俺が持っておいてやる。 だから…帰れ…。
[自分の名前が出てきていても、そこには反応しない。 自分には関係のないことだと、関係のない世界だと。]
(51) りおん 2011/12/14(Wed) 01時頃
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―――ッ!
[微かに聞こえた>>48唾液を飲み込むその音。彼は振り向かず、整然と言葉を紡ぐ>>49けれど その姿はどこか、玄関ホールのソファに座っていたヴェスパタインのそれに重なって]
レティさん、待って……
[近づくレティーシャ>>50に声をかけ、その横に一歩踏み入れる。落とす双眸に力はないが、声音は先程よりもはっきりしていた。]
セシルさん、貴方を ……戻すことは、叶いませんか。
[落ちている腕と、セシルの姿を交互に見る。この推測があっているのならば、彼は]
(52) oranje 2011/12/14(Wed) 01時頃
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[大声に身体をすくませる。 両手をぎゅっと合わせて、何かに耐えるように胸元に当てた]
…違う。 そうやない…そうやないの…! た、田原先生…を、見殺しに、したら… …会わせてくれるて、言われて、せやから…!
[声が震える。 あの優しい田原は、自分の所為で殺されてしまった。 その事実を思い出すと、押し潰されるような圧迫感を感じた。 涙が出ないように、必死で唇を噛む]
私… 帰られへんもん…!
(53) horse 2011/12/14(Wed) 01時頃
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[ローズマリーが自分の状態を理解したことを察すれば、一つだけ笑って]
あぁ、試してみた。 治療できるはずだった…しかし、所詮は机上の空論。 アンデッドウイルスのみを排除することには成功した…。
だが……アンデッドウイルスで動いている死者からアンデッドウイルスを取り除けば、物言わぬ死者にもどるだけ。
[頑なに帰らぬと告げるレティーの声に呆れながらも]
たった一度くらい俺の我侭を聞いてくれてもいいだろう? 大きな線引きが出来ている。その鉄格子を境にね。 日常にもどれる可能性がある人間と、もう二度とその境の向こうにもどれぬ人間。
(54) りおん 2011/12/14(Wed) 01時半頃
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……そう、ですか……
[セシルの返答>>54に唇を噛んで俯いた。もう、陽の下を歩くことは叶わぬことだと頭の中では理解する。 何度も口を開いては閉じ、言葉を探せずに、黙ってレティーシャ>>53の腕をそっと掴んだ。]
レティさん、帰りましょう。 ……いえ、帰るんです。
[セシルも共に連れ帰りたい、そう思う気持ちは彼女と変わらない。それでも現実はそう上手くいかない。 ならば憎まれようが、恨まれようが、傷つけられようが。彼女を連れて帰ることだけを今は考え]
(55) oranje 2011/12/14(Wed) 01時半頃
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…嫌。
[ぽたりと涙が毀れた]
嫌、いや… セシルが居らんかったら、そんなん要らんもん…
…せ、セシルは、私が居らんくても、ええかもしれんけど。 私は…私には、セシルしか要らんの…
[よろけるように、少しずつ足を進める。 今を逃せばもう二度と会えないと分かっているから、引く事は出来なかった]
(56) horse 2011/12/14(Wed) 01時半頃
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…帰らへん。
[ローズマリーの言葉に、ただ首を横に振った。 顔を向けることは出来ない。 もし彼女の方を見てしまえば、惑いが生まれそうで]
だって。 …だって、セシルはここに居るのに。 喋れるのに、近づいたら、触る事も出来るのに。 なんで…置いていかな、あかんの?
ずっと。 …一緒に居てくれるって、言うて、くれたのに… …傍に居りたいのに。
(57) horse 2011/12/14(Wed) 01時半頃
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…あほか…。
[頭を掻く、困ったように、イラつく様に…。]
うちかて、離れるのは嫌にきまっとるやろ。 本音で言えば、ローズちゃんとレティと一緒にいたいに決まってる。 二人とも愛しているからな…。 でも、2人とも愛しているからこそ前を見て、俺に出来なかったことをやって欲しい。 俺には二度と出来ない事を、代わりにやって欲しいんだ。 だから……。
[帰れとは言えずに、押し黙る。]
(58) りおん 2011/12/14(Wed) 01時半頃
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セシルは、つらいのはお前だけじゃねぇよ…。と呟いて
りおん 2011/12/14(Wed) 01時半頃
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帰るんです!……帰るの!
[レティーシャの姿はいつもより更に小さく見えた。毀れる涙が胸に響いて、苦しい。その気持ちが痛いほどわかるから、彼女の意のままにしたいとすら思えるのに。腕を離す手は緩まない。]
……レティさん。 セシルさんが、セシルさんでいられるうちに お願いします、あたしを、恨んでもいいから
[先の続かない沈黙>>58に、涙を堪えるので精一杯だった。]
さようなら、セシルさん。 私ね、
[レティーシャを引き摺ってでも部屋を出ようとするその前に、唇を動かして]
(59) oranje 2011/12/14(Wed) 01時半頃
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[突如立ち上がり、二人にぐっと近づいた。 距離は一瞬で近くなる。]
レティー……ローズ…
[格子から手を伸ばして、二人の姿を探しながら]
(60) りおん 2011/12/14(Wed) 02時頃
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…ッ 嫌…!
[ローズマリーに引きずられようとするが、それを振り切って]
そんなん、わかっとるわ…! でも、セシルかて私の気持ち分かってるやろ!?
大体…だいたい、あんたはいっつもいっつも。 意地悪やし、嘘吐きやし! 人のこと弄ぶ癖に、半端に優しくして期待させて! 堂々と二股宣言するし、挙句に勝手にこんな事になって…!
[ぽろぽろと涙が零れ落ちる。 けれど、セシルの姿が見えないのが嫌で、溢れるものをその都度拭い]
それでも、私は。 …傍に居りたい。
(61) horse 2011/12/14(Wed) 02時頃
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[伏せた顔は上げない。視線は下を向いたまま…]
うん…離れたくない…。 でも、二人とも選べないんだ……。 ア イ シ テ ル でも…俺は君の事を……喰いたいんだ
[口を大きく開けて、その首筋に…]
(62) りおん 2011/12/14(Wed) 02時頃
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っぁ……!
[手を振り払われ後方に転ぶ。その衝撃で一つ、涙が床に落ちた。]
レティさん、……レティさん! だって、セシルさんは!!
[立ち上がったセシル>>60にびくりと反応し、それでも弾かれたように立ち上がってレティーシャの横へと戻る。 ゾンビは、人の血肉を求める。それは学校内で見た光景。推測は当たっていた、それならばセシルは]
―――……
[声は出ず、ただセシル>>62の身体からレティーシャを守ろうと手を伸ばして]
(63) oranje 2011/12/14(Wed) 02時頃
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―過去・二人の兄の死の直後―
[因子を持たぬ人間が、意思持つゾンビになることなどありえない。 彼の家族は因子を持っていたのだから、本来であれば因子を持っていたのだろう。 だから、きっと彼も因子を持って生まれたはずだった…。]
『セシル…この銃を使いなさい。 お兄ちゃん達を助けるには、これで一度眠ってもらって、おじい様が寝ているときに逃がすしかないの。 撃つ前にはこの紙を…いい?ちゃんと読むの。これで、あなたは実験の後継者になるわ…。 この銃は大きな音が鳴るだけ。だから大丈夫よ。迷わず撃ちなさい。』
[母の言葉を信じて撃った。血塗れの兄二人を見下ろして、不思議に思った。 本当に兄は生きているのだろうかと。 その夜、二人の兄の葬儀がひっそりと行われた。 二人が燃えていく様を見て、初めて納得した。 兄を殺したのは自分、そして、二人の命を無駄にしないために、その実験を完成させなければいけないと。
2人の兄は父と母の実の子で、フォロー家の正当な血筋。 セシルは…正当なフォローの血を持たぬゆえに、その血は因子を持たず…。]
(64) りおん 2011/12/14(Wed) 02時頃
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…私の。 身も、心も、血も、肉も、魂も。 全部セシルにあげる。 全部セシルのものにして欲しい。
…あはは。 こんだけセシルを好きな人、私しか出てけぇへんかもしれんよ?
[それが彼自身の意に沿うものでなくとも。 彼の居ない世界に生きていくには、大切なものを貰いすぎた。 手を伸ばすローズマリーを押しのけるように、セシルの方へと身を近づける]
ごめん、マリーちゃん。 …せめて…そこの、毒薬を…
[最後の最後に、勝手を押し付けようとする。 自分が居なくなれば、それを出来るのはローズマリーしか居ないだろうから]
(65) horse 2011/12/14(Wed) 02時頃
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レティー?愛シテル…イッパイ、アイシテル…。
俺ノ腹デ、一緒ニ…ズット、永遠ニ……。
[ケラケラと、笑いながら、泣きながら、満足そうに、不満そうに 幸せそうに、後悔ばかりの……そんな表情で。
貪る、喰らう、抉る、舌で、目で、命を堪能する。
因子を持たぬ彼が、ゾンビのまま意思を持つことはありえない。 伝えたい言葉を伝えられるなどありえない。 でも、それが起きたのなら、それはきっと…愛の奇跡。 彼ならそんな風に笑ってみせる…。 これが幸せなハッピーエンドだったのなら…**]
(66) りおん 2011/12/14(Wed) 02時半頃
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[首から肉を貪りながら、真っ赤な瞳はローズマリーを捉える。 一度だけ笑みを向ければ、軽く手で招くように呼び掛け。]
同ジクライ…ローズヲ愛シテル…一緒ハ…イヤ? 君ノ道、希望、救イ、アルノ?
[がじり、むしゃり、ローズマリーを見つめて、 今はもう、ただ嬉しそうに、求めるように笑いかけ**]
(67) りおん 2011/12/14(Wed) 02時半頃
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[レティーシャに、己の言葉は届かない。 置いていかれそうになっている彼女を引き止めることで、一粒でも涙が増えてしまうのか。 その迷いは、一つ身体の反応を鈍らせて]
―――……っ!
[セシルに吸い寄せられるように、その身体は離れていった。もうこちらを振り返ることもきっとない。
羨ましい、悲しい、辛い、悔しい。 ――それでも、]
(置いていかれるのは、あたしだけでいい)
(68) oranje 2011/12/14(Wed) 02時半頃
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…うん。
[涙がこぼれ落ちる。 それは身を引き裂く痛みからか、一つになれる幸せか、あるいは他の何かか。 力が抜けつつある腕をなんとか伸ばして、抱きしめようとする。 まるで赤子をあやすように、もう泣かないで欲しくて]
私…も、愛…して……
[ずっと言おうと思って、でも恥ずかしくて、大切すぎて言えなかった言葉を、やっと口にする。 身を抉る鋭い痛みに、どうしても身体が反応する。 声をあげないように必死で耐えてるうちに、段々とその痛覚もぼやけてくる。 この身体がゾンビの仲間入りする事と、食われつくす事と、どちらの方が早いのだろうか? もう既に視界はかすんでいて、セシルの顔が良く分からない事だけが、寂しかった]
… ……
[何かを言おうと口を動かすが、声にならない。 周囲の事も、よく分からなくなってきた。ただ、自分を食む音だけは妙に耳について。 愛しい人と一つになれる喜びを抱いたまま、レティーシャの意識は闇へと落ちた**]
(69) horse 2011/12/14(Wed) 02時半頃
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[背後にあった毒薬の壜に手を伸ばす。これ以上置いていかれる人が増えてはいけない。自分が死ぬのは、この毒薬で屋敷の周辺にいるゾンビを葬ってからでも遅くはない。
今すぐにでも会いたい人がいる。大好きで、どうしようもなく愛している人がいる。飛び込めばすぐに楽になれるのに、そこから手を招く死の誘惑>>67から、敢えて目を逸らして。]
あたしは貴方なんか、あなたなんか――!!
[戦慄く唇を噛んで、少女は一人、地下から逃げ出した**]
(70) oranje 2011/12/14(Wed) 02時半頃
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[バリ、ボリ、ガリ、それは、彼の意思がそうさせているのか、 黙々と、涙をこぼしながら食み続ける。] ア イ シ テ ル レティー…骨マデ、美味しい…。
[もう笑みなんか、わからない。でも、ローズマリーの否定する言葉にガンッと牢屋を叩いて。 でも、物欲しそうに見つめて…。] ア イ シ テ ル ン ダ 待ッテ、喰ベタインダ……。
[縋るように伸ばした手は空を切った。]
(71) りおん 2011/12/14(Wed) 08時半頃
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ケ、クケケ……
[セシル達のやりとりが聞こえる。 消え失せそうな意識と、塗り潰していくもう一つの鈍い朱い意識と。
そして、腹が減るような咀嚼音]
……始まっタカナ。 クケケ、下行くカァ。
[えげつない笑みを浮かべてネルへと促す。 セシルがレティを食う場面に遭遇できるか否か]
(72) 香菱 2011/12/14(Wed) 20時頃
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[何やら外は騒がしい。 ゾンビの音ではなく、それは生きた人が立てる音。
軍が、救出……という割には何故ピンポでここに来るかは知らないが、 どうやらここの惨劇もこれまでらしい]
次、行くカ。その前に持っテクモン、忘れネェヨウニネ。
サーテこのカラダは何処マデモツカナー。
(73) 香菱 2011/12/14(Wed) 20時頃
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オレのシュミはサイコーにヨロシイヨ? 涙デルゼ、お前。センス良い悪趣味サ。
セシルはハンパな感染シヤガッタカラナ、 オレのウイルスシカツイテナイお前ナラヘーキヘーキ。
[ヘラヘラ笑ってコーネリアに返す>>44 そして彼を伴いニオイの元…セシルの地下牢へと向かうつもり]
(74) 香菱 2011/12/14(Wed) 20時半頃
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[脳で反響する赤い音だけでは、大体の出来事を想像するしかできない。それでも、地下でのことを想像するのには十分だった。 屋敷の外からは騒然とした気配が伝わってきた。恐らく外からしてみたら、屋敷は静まり返っているように思えるのだろう。玄関へと一度だけ視線を向けた。あの扉から出ても保護はされない。排除はされる。最後に頭を振った]
……出来るだけ、持たせてよ。からだ。 いろはとベネットが同化してるって聞いても、 その外見はベネットのもんだから。
うん、地下、だっけ。いく。
[>>74軽く保証されてもその軽さゆえに信じきれないが、確かめる方法も何もなく。 曖昧に頷いておいた。別に自分が倒れても、改めて死んでも、なにもないだろう。それが少し、心を楽にさせた。
>>70地下から逃げた女の子とは、道が重なることがあったのだろうか。]
(75) birdman 2011/12/14(Wed) 20時半頃
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―屋敷の中で・決着のついた後―
[不確かとなってゆく体>>7:+36のままで、斬り捨てられた田原>>13を見つめる。 どれほど時間が経ったのだろう。 行き交う人々もいただろうが、今、この場には誰もいない。 「いろは」も、コーネリアも、ローズマリーも、レティーシャも。 命あるものは……いや、実体として動けるものは、誰もいない。 この時はすでに各々が辿る運命を、終えた後のことだったのかもしれない。 やがて、彼を見下ろしている事に咎めを感じ、男はその場に座り込んだ]
……悔しい、ですよね。
[生徒に見殺しにされたことではなくて。 教え子を守りたいという教師の意思>>7:80を、貫き通せなかったことが。 男は、幽界の煙草とライター>>4:+12を、田原の傍にそっと添えた。 彼が喫煙者か否かはともかく、何かを供えずにはいられなかった。 散った男に冥福を。弔辞の代わりに、己の決意を]
(76) ginlime 2011/12/14(Wed) 21時半頃
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……俺は、一度学園に戻るつもりです。 もしかしたら、生き残っている生徒がいるかもしれませんから。 それに……俺の居場所は、そこだけですしね。
[この屋敷へと向かう時。 リスクと計りをかける>>2:298ことで、目を瞑ってしまった生徒たち。 戻らなければ。例え実体のない体であっても。消えつつある存在であっても。 男を、今の男へと、導いてくれたあの場所へ]
もし、学園にいらした際は、また一杯やりましょう。 俺たちが飲める酒があって……お互いその時まで、「存在」を保てていたら。
[逝人としての感性ゆえか。 屋敷で行われている――――もしくは、すでに行われた出来事は、男はきっと把握していたことだろう。 その上で、自身の居場所はここではないと、屋敷を後にしたのだった。 なぜかやたらと懐かれた、実体のない熊を従えて]
(77) ginlime 2011/12/14(Wed) 21時半頃
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―屋敷から出て・変わり果てたこの街で―
[死者のたむろする車道を歩く。 右も、左も、この街の全てが、生を失ったものばかり。 無残と化した歩く躯か、未来を奪われた逝人か。
死んだ。死んだ。死に絶えた。 誰も、彼も、男も……そして、この街で生を営んでいた、あなたの大切な人達、も。 笑い、泣き、ささやかな会話を交わし、時には孤独を、時には誰かを愛おしく感じさせてくれたこの街は、今は全てが失われ、『悲しみ』さえもが残ることを許されず。 ただ、時折上る光の柱>>4:+13>>4:+14>>4:+15が、新たな消滅を示すのみ……。
……いや、違う。 代わりに聞こえるのは機械音。外部からの侵入者。 バラバラバラと聞こえてくるのは、上空を舞うヘリ>>27の音か。 ならば、タタタタタッと響くのは、一体何の音なのだろう]
(78) ginlime 2011/12/14(Wed) 21時半頃
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……止めてください。
[その光景を目の当たりにし、力なく、立ち止まる。 遠く、遠くの道路の先で、赤い花が、散っている。 砕かれ、飛び散り、咲き散っていく亡者の抜け殻。 街に踏み込んだ者達が放つ自動小銃の弾丸により。 タタタタタッ。タタタタタッ。 タタタタタッ。タタタタタッ]
これ以上は、もう、止めてください……。
[進軍する歩兵。兵士達を乗せ死者を踏み砕き近づくバン。 彼らの歩むその後ろには、累々と積み重なる躯の山。 見るも、無残な姿となって。 彼らの登場が、何かの引き金となったのだろうか。逝人達が光と化す。 次から次に。無数に連なり、光となって消えていく魂。 全てを根こそぎ食らう救出者の群れに、絶叫した]
(79) ginlime 2011/12/14(Wed) 21時半頃
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――――俺達の街を、これ以上!!
[耐えられなかった。 ウイルスに虐殺された者たちが、新たに蹂躙されていく姿に。 耐えられなかった。 救いだとは分かっていても、全てが一掃されてゆく喪失に。 けれど、男の叫びはいつだって空しいもの。 目の前にいた、街人だった者達が、粉みじんとなり赤く散る。 男と熊を素通りし、一路この道を突き進む、勇猛なる兵士達。 そんな彼らの1人から、すれ違い際に傍受した通信]
『こちらβ! 意思保有型と接触。戦闘を開始する!』
[きっと、男のようにウイルスに半端な耐性を持つ者が、他にも存在していたのだろう。 『意思保有型』そうか、己はかつてそう呼ばれる存在だったのか。 リンダの父が知っているなら、その存在は、当然彼らも知っているはず。 対策も、知っている。壁を作ったものならば。 おそらく、白いプロテクターで完全防備を固めているのも、感染者の返り血を明確に視認するため――――]
(80) ginlime 2011/12/14(Wed) 21時半頃
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[兵士達の一群が抜けた後。残されたのは、動くもののない荒野。 砕かれた死者はもう、動かない。この世に残された魂達も、見捨てたように消え絶えた。 背後ではまだ、続いている。 タタタタタッ。タタタタタッと音がする。 この街を救うために――――この街を、破壊する。 ここでないどこかに大切な人がいるであろう、彼らもきっと、命を賭して]
これが、現実なんですか。なんて、救いのない……。
[男は、空を見上げて喘ぐ。 その脳裏には、神に挑んだ教え子の声が。 そうだ。彼は言っていたのだ。男の半分も生きていない彼が。 『俺が世界の理をかえてやる』>>5:+23……と。 挑もうとしたのだ。勇敢に]
神様…………。
[ヘリが、編隊を組んで飛んでいく。男をすり抜けた軍人達が、道路を通じ、一路屋敷へと突き進む。 それがいつかは分からない。 けれど……やがて彼らはその歩みのまま、屋敷へと踏み入っていくことだろう]
(81) ginlime 2011/12/14(Wed) 21時半頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
ginlime 2011/12/14(Wed) 21時半頃
ベネットは、帰り道。また戻ったら**
香菱 2011/12/14(Wed) 22時頃
ベネットは、家の鍵忘れた。寒い。
香菱 2011/12/14(Wed) 22時半頃
ソフィアは、ジョヴァンニって誰ぞ。序盤に、ね。
bloody 2011/12/14(Wed) 23時半頃
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― 玄関ホール ―
[どさり、と鈍く何かが床に倒れる音が響く。 あと少し、あと一歩で玄関の扉に手が掛かるその前で、振るわれたゾンビの腕に身体は斃れた。 そこに群がるように、動きの鈍いゾンビたちが襲い掛かってくる。]
(もうすこし、だったのに)
[横たわる床の振動で、何か大きなものが近づいてきていることはわかっていた。それは新たなゾンビの襲来か、或いは誰かの助けか――
少女の胸にしっかりと抱かれたのは、地下から持ち出した壜。ゾンビに全て喰われてしまう前に、その壜を誰かに託すために。 首筋に走った痛みはやがて、血が逆流するように身体の中を駆け巡る。ぞわりと、己の中に這入って来たのは、ナニモノなのだろう。]
(82) oranje 2011/12/15(Thu) 00時半頃
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―――……ぁ……
[遠く、ゾンビでない誰かが屋敷の中を歩いている。淡い金色の髪――コーネリアと、もう一人。田原の背中の向こうに見えた]
(ばーれー、さん)
[田原が叫んだ、彼の名前。こちらからはその後姿しか見えない。やはり彼がと、気がついたそれはあまりにも遅すぎた。]
(あなたが、あなたが――!!)
[首元から滴り落ちるのは、何だろう。最早痛覚も意思も、殆ど存在しない。今、屍となりかけた少女はゾンビを振り切るように上半身を起こすと、その手の中の壜を思い切り彼らに向かって投げる。
その軌跡を追うその前に、その双眸は光を失った**]
(83) oranje 2011/12/15(Thu) 00時半頃
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―屋敷から離れ・再び蹂躙されるこの街で―
[男は、空を見上げている>>81。 光と化した無数の命を、無限に飲み込む天を仰ぐ。 周囲は一面赤い花。アスファルトに散る、砕けた人と未来の残骸。 屋敷を遠く背にしたまま、一面に広がる光景が、壁に描かれた絵を想起させる。 そうだ。男はあの絵を見ていた。あれは、屋敷を出る>>77直前のこと。 虚ろな視界が、抜け殻となった暁が散らばる2階の一室に向けられて。 そこには、壁に描かれた赤い絵が>>6:95>>6:101>>6:104。
男には、それが何を描いたものなのかまでは、分からなかった。 まして、平穏な時に約束した>>1:-38、コーネリアが描いた『白血球』の絵>>7:*28などとは。 ただ、悲しいモチーフだとは、感じたはずだ。 救いの断たれた、先のない、男にとっては絶望を暗示させる未来図。 死体の折り重なるこの街の風景が、かつて見た赤一色で築かれた世界と同化して。 慈悲を求めた哀願の瞳が、感情の炎に焼かれて崩れ。 男は、天のさらに奥へと向かって、怒声を放ったのだった]
(84) ginlime 2011/12/15(Thu) 21時頃
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神がぁっ!! これが貴様の決めた結末か!!
[指を突き立て、目を見開き。怒りをたぎらせ天に問う。 だとしたら、なんと非情で、なんと理不尽。 認めない。認めない。そんな運命など受け入れない。 かつて教え子が放った決意>>5:+23が、男の胸に伝播する。 セシルは、神を殺そうとした。大切な人の未来を望み。 ならば、己は一体どうする? この無情な現実が、神の定めた道だとするならば]
俺は絶対に認めはしない。神がぁ!! 俺と勝負しろ!!
[自身でも何を口にしているのか分からないまま、男は感情のままに戦いを挑む。 いるかどうかも分からぬ神に、逆らうことを決意する。 世界の理に対する挑戦。無知で、無謀で、罪深い挑発]
(85) ginlime 2011/12/15(Thu) 21時頃
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俺は、貴様の思い通りにはならない。貴様の決定には従わない。 貴様の決めた理に抗い、決して貴様の御許などに向かいはしない。
どうだ!? 悔しいか!? 悔しかったら、俺を消滅させてみろ!!
俺が消滅したら俺の負け。 だが、この街に俺が存在し続けることができたなら……俺の勝ち。 仮に貴様が存在するなら、この戦いを受けてみろ!! もし、俺が負けたなら、どんな辛苦でも受け入れよう。 だが……俺が勝ったなら。 貴様が負けを認めるまで勝ち続けることができたなら……。
[暫時、息を静寂。 男は、続けた望みの言葉に、全ての感情をぶちまけた]
(86) ginlime 2011/12/15(Thu) 21時頃
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この街を、満たしていた平穏を……俺たちに返してくれ!!
[儚い言葉しか持てない男の、一方的な宣戦布告。 神に挑んだ教え子に倣い、虚ろな体で吠え叫ぶ。
タタタタタッ。タタタタタッと音がする。 そう遠くもないどこかでなおも、街の破壊は続いている。 止められない。止められない。 この破壊は、止められない。
やがて、男は腕を下ろすと、躯の積まれたアスファルトの上を、目的の場を目指して歩きだす。 神への問いかけに対する答えは、当然、返ってはこなかった**]
―屋敷から離れ・再び蹂躙されるこの街で・了―
(87) ginlime 2011/12/15(Thu) 21時頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
ginlime 2011/12/15(Thu) 21時頃
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[さて…コーネリアをつれて地下室へと向かう途中のこと。 既にウィルスにより死したゾンビ、まだそのウィルスに抗うゾンビ。
元凶たるアンデッドが、まさに玄関ホールに至った時、 まだ事切れないゾンビが集まっている>>82ものを見つけ。 それが、アーヴィングと知れるまでにそう時間はかからない。
元凶はただただ、冷酷な笑みだけを浮かべて彼女を見ていた。ただ、見ていただけ。
アーヴィングが、>>83アンデッド、とこちらを認識したのは恐らくゾンビウィルスに冒されてからのこと。 このアンデッドは、口元にいびつに笑みを浮かべたまま、 その光景を見ていただけで]
(88) 香菱 2011/12/15(Thu) 23時頃
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ベネットは、一人言と表発言間違えて絶望した
香菱 2011/12/15(Thu) 23時頃
レティーシャは、ベネットの頭を撫でた。
horse 2011/12/15(Thu) 23時頃
セシルは、ベネットを慰める振りをした。
りおん 2011/12/15(Thu) 23時頃
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グ、ゲ………!?
[マリーの持っていたウィルスが、モロにきいたらしい。 アンデッドは、その薬品を浴びた瞬間、猛烈に苦しんで
そして……一瞬だけ、瞳の色を、人のそれへと姿を変えた]
……… 「アーヴィン、グ、さ……]
(89) 香菱 2011/12/15(Thu) 23時半頃
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「……ご、め………」
[小さな呟きは、誰に聞こえるわけでもない。 聞かせるためのものでもない。
しかし、その唇からもれた音は、 間違いなく「ベネット」のもので]
「ご、め……」
[それは、アーヴィングだけではなく、この屋敷の全てへの謝罪。 自分がふがいなかったから。 自分が弱かったから。
そんな、青春のような若者特有の弱さをどうにかしたところで、このアンデッドがどうにかなるわけでもない。 再び、意識が戻ることには既に完全に「いろは」と同化した姿あそこにあって]
(90) 香菱 2011/12/15(Thu) 23時半頃
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……。メンドウなもん、ひっかけやがって、 コノ、アマ。
[苦々しそうに、けれど体力を消耗したようなアンデッド。 既に先の短いローズマリーを侮蔑色の目で見下ろすと]
ケケ。人ッテヤツは…勝手なイキモノダカラナ。 その結果ガ俺ダトオモエバイイ。
[人に限ったことではないが、命を食い生きるイキモノが 命を失ったものに殺される。 それはなんとも皮肉な一場面だったろう。
不死の象徴のようなアンデッドは、 一度こみ上げてきた笑いを、 呪う様な声でこの屋敷にぶちまけた。
死ね、と、ただソレだけを込めて] この
(91) 香菱 2011/12/15(Thu) 23時半頃
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ナァ、コーネリア。 次は……ドウシヨウ、ナァ……
[どこのニンゲンを食い尽くしてやろうか。 楽しみはまだまだ尽きない。 呪いを漂わせるアンデッドは、もう次の獲物を欲しがっているようだった。
既に軍により制圧寸前のこの街だが、 元凶は終に絶たれることはない。
軍の調査によれば、地下牢には少女の生首と、それとは対照的に首だけを失った若い遺体が転がっていたという。 特に首を失った遺体は、普通の死体とはことなり… 半分ゾンビに冒されながらも人を保っていた部分も多い、 ひどく不思議なものだったという]
(92) 香菱 2011/12/15(Thu) 23時半頃
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[その遺体がフォロー家のものだったということは、 軍の中でも一部しか知り得ない情報だっただろう。 そして、そのフォローの末裔を手にかけたものが、 ゾンビの元締めだったということも、 調査はつきつつも混乱を恐れてかやはり公表されることはなかった。 極秘の実験やその産物を世に広めるわけにはいかない。 驚く程静かに、ひそかに。世間からは隠匿され、消された事件となったようだ。
そして次の惨劇は再び起こるのだろう。 長い時を生きたアンデッドが再び腹を減らす頃。 まずは小さな、しかし残酷を極めた猟奇事件を皮切りに。
余談だが…このアンデッドの隣にコーネリアがいたかは定かではない。 ただ、このアンデッドがかつて人であったという証は、 最後まで彼を手にかけなかったこと。 たった一つの約束だけは、律儀に守っていたのだが、 そんなことは誰も知る由もなく**]
(93) 香菱 2011/12/15(Thu) 23時半頃
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[――――それは、彼が倒れてどれくらいの時間がたったか。
音がなくなったこの屋敷に、靴音が響く。 そこに在るかつて命あったものを、踏み散らしながら、生ある靴音は屋敷の中に押し寄せる。
彼らは、男の死体を見て、それが動いていないかを確認すると、他の死体同様、廃棄のための処理を行うだろう。]
(94) sainos 2011/12/16(Fri) 00時頃
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[彼らが男の身体だったものを粗雑に持ち上げたとき。
――――かつん。
男の身体にまとわりついた布切れから、何かが落ちる。 その落ちた何かに彼らは気づくだろうか。
誰か、気づいてくれないだろうか。
レモン味の、飴玉。]
(95) sainos 2011/12/16(Fri) 00時頃
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――――。
[どこかで、つぶやいた声が、した。]
(96) sainos 2011/12/16(Fri) 00時頃
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[蜂蜜色は―― あたたかい、日差しの色。 やわらかく、甘い色。 ふわ、と揺れてしまえば綿菓子の様。]
(97) birdman 2011/12/16(Fri) 00時頃
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ラルフは、ネルにむぎゅうした。
sakaki 2011/12/16(Fri) 00時頃
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― ―
[頭皮とその下の肉ごと、ずる、と腐って落ちた。髪の色はもう、蜂蜜色だなんて言えないくらいくすんで、絡まって、数も少なく垂れ下がる。 内臓はとっくにどろどろと液体のようになった。もう必要のない、呼吸の代わりのように、時々、喉の奥から競りあがって唇から溢れて落ちていく。赤黒いを通り越して黒い、その液体は異臭を放ちながら地面に染み込んでいった。
ここまで腐ってしまえば立ち上がることも出来ない。 所々肉のそげた腕で、指で、もがくように地面を引っ掻く。 また欲求に負けたのか、自身の指を齧り取りながら、白く濁りきった瞳孔を揺らした。]
っ ――――…… ……ぁ
[酸素を求めるように喘ぐ唇は、何か告げようとした思いがあったのだろうか。 それすらも定かではなく、ただ黒い液体と腐りきった指の肉を流す。
意識もしないまま迎えた1度目の死、色々なものと引き換えに手に入れた2度目の生は何を与えてくれたのか。腐り落ちていく体の部位を眺めながら、足を引き摺る日々は何だったのか。]
(98) birdman 2011/12/16(Fri) 00時頃
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[濁った眼球を動かせば、ぷつ、と音がして液体が溢れてきた。萎んでいく眼球と、眼窩から流れた腐った液体。液量など無いに等しいもので、濡れたのは茶色の顔面とその下の地面ぐらいなものだった。
信じた綺麗なものの世界から離れて生きてまで確かめようとしたもの、それすら確かめられることなく、動く死体は腐り落ちていった。地面に染み込んだ腐液は、しばらく、その悪臭と跡を残すことだろう。けれど、それすら、薄れていって最後には何も残るものは無い。]
(99) birdman 2011/12/16(Fri) 00時頃
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ネルは、タカハシをぎゅうした。
birdman 2011/12/16(Fri) 00時頃
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[少女はゆっくりと立ち上がる。 壜が描いた軌跡は、どこへ向かっただろう。あの紙飛行機>>0:1と同じで、己が手放したの物の行き先はわからない。]
(……ここは、寒い)
[周りにはゾンビの姿はない。 ここはどこだろう、歩き出そうとしたところで、誰かの声が聞こえた気がした。名前を呼ばれた、気がした。何を言っているのかも最早聞こえないのに、泣き出しそうな自分がいる。]
(どうして、悲しいんだろう)
[少女はやがて、引き寄せられるように進んでいく。その先に、何があるのか。まだそれはわからずに]
(100) oranje 2011/12/16(Fri) 00時半頃
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[ナア と少ししゃがれた声。 白い、野良にしては綺麗な毛並みは 蹲る様に、黒い塊の傍に座った。
そこは約束通りの中庭でもない、じめついた場所ではあったが。 地面に広がる腐液に触れようとも、その毛皮は汚れずに。 白い猫はちいさく、いちどだけ喉を鳴らした**]
(101) birdman 2011/12/16(Fri) 00時半頃
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―いつか未来・夜の、この職員室で―
『先生。1人だけなんですか?』
[入ってくるなり口にした男子生徒に向けて、私は え? と周囲を見渡した。 暗がりの中に燈るデスクトップライトは、私のところしか照らしていない。 みんな、いつの間に帰ってしまったんだろう。 時計を見て、ため息をつく。 教師になって3年目。 慣れた気になって先送りにしてきた小テストと資料の作成は、まだ、当分終わりそうにない]
みたいね。遅くまで、お疲れ様。
[資料室のキーを返しに来た、生徒会に所属している彼は、『……1人で、怖くないんですか?』なんて、不安げに視線を周りに走らせている。 別に。どうして? と聞いてみたら]
『だって、あの話があるじゃないですか』
(102) ginlime 2011/12/16(Fri) 01時頃
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『職員室で1人で居残りしていた教師が――――』
[……だって。 シャラップ。彼に立てた人差し指を突き出して、その先を受け継いであげる]
熊を連れた大男の幽霊と出くわして、でしょ?
[その話なら、知っている。 幽霊が何をしてくるのか。どんな表情をしているのか。 そこら辺は曖昧で、話す人によってまちまちだけど。 『熊と大男』。不思議とそのカップリングは、乱れることなく伝わっている。 何かよく分からないけど、都市伝説ってそんなものだ。 そう。所詮は都市伝説。私は、幽霊なんて、信じない。 そうはっきりと告げてあげたのに、彼はまだ不安げで]
『でも、何か信憑性があるじゃないですか。 ほら。大昔に起こったあの事件の犠牲者で、って……痛っ!!』
(103) ginlime 2011/12/16(Fri) 01時頃
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だったら、なんで熊がいるのよ。
[余計なこと言ってきたから、こつん、と手にしたファイルの角で小突いてやった。 その話は、決して解禁じゃない。 年配の教師だったらなおさら。若い私にだって、その位の分別はある。 軽々しく口にしちゃいけない。 ずっと昔に起こった事件についてと。今もなお――――]
そんなことより。先生ももうすぐ終わるから。 あなたも、用事がすんだらすぐ帰る!
[まっ、いっか。それ以上のことは考えない。 悲しい話は、これでお終い。今は目先の仕事が大事。 これが終わったら、繁華街によってラーメンでも食べに行こうかな。 そんなことを考えながら、職員室を出ていく生徒の背中に、呼びかけた]
――――――――また、あした**。
―いつか未来・夜の、この職員室で・了―
(104) ginlime 2011/12/16(Fri) 01時頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
ginlime 2011/12/16(Fri) 01時頃
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