263 ― 地球からの手紙 ―
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カミジャーに4人が投票した。
アーサーに1人が投票した。
カミジャーは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
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[風に揺れる手紙をしーさーは見上げていた。 それは明確に「文字」で、 ただしくしーさーに向けて綴られていた。
顔も知らぬ誰かが、 こえも、祈りも知らぬしーさーのために]
(0) 茄子 2019/04/23(Tue) 23時半頃
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……不思議なポスト?
[あくる日、同じ病院に入院している患者――少女だ――と話している時。 そんな単語が彼女の口から漏れた。 そこに手紙を入れれば、どんな遠くの場所にも、 知らない人のところにも、手紙が届くのだという。
彼女はそんな不思議について半信半疑だった、が。 出した手紙に返事が来たので、信じるようになったという]
(1) Akatsuki-sm 2019/04/24(Wed) 00時頃
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[私が本来住んでいる場所より遠くの街>>1:29の病院でそんな噂が聞けた、ということは。 私のもとに舞い込んだ手紙の差出人との距離やいかほどか。 メールならかんたんに地球の裏側にも届く。しかしそうでないものだったら?
考えてはみるが、実際訊ねてみるかはまた別の話だ。 プライバシーを不用意に侵害しても良くはないでしょう?
――ともあれ。 私は彼女に別れを告げると、病院の外に出て、 おおきな建物から離れたところにある緑化されたところで携帯端末の電源をつけた]
(2) Akatsuki-sm 2019/04/24(Wed) 00時頃
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……ふむ。 不思議なポストっていうのはこう、ありふれた噂話なのかな……、
[神話には類型パターンがある、とか、 夫の書斎にあった本で読んだ覚えはあるが。 不思議な話についてはどうなのだろう。
そうして。 端末の画面を気が付けばなぞりながら、舞い込んでいた宛先不明のメールの返事の仕方について考える。 送信履歴に残っていたメールには悩みはある、と書いてあった。 おそらく記憶がないために周りの思うような自分になれない――ということだったのだろう。 今、その悩みは解消されたも同然であるが、 見知らぬその人が抱える悩みは、こんな、砂に書かれて波に消された絵のようなものではあるまい。
それでも。 胸に浮かんだ温かい気持ちが消えないうちに、 便箋に比べれば小さな画面に文字を綴っていく]
(3) Akatsuki-sm 2019/04/24(Wed) 00時頃
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[己に欠けたものを持ち得る他者を求めることが恋ならば 全てを満たした完全な存在を想う者は、 その器に何も持ち合わせていないのだろうか?]
(4) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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[生まれも才能も秀でた部分は何一つ無くとも、 嘆く不幸も降り掛かったことのなかった少年は ある日、人生を変えるような出会いをすることになる。
“ソレ”は科学と研究者達の愛し子 人々は口々にその名前を口にし、直ぐに夢中になった。
中でも彼にとっては、とても大きな出来事だ。 衝撃の後に感じたのは恥、そして無力感だった。 まるで自分がちっぽけでどうしようもなくて、 何の取り柄もない醜い生き物かのような。
未だ十代の狭い世界で生きる彼にとってそれは 初めての忘れられない感覚だった。]
(5) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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[少年の胸を満たしたものに甘さは見当たらなく、 故に感情の名前を理解するまでには時間が掛かって、 彼はその間に、いかに存在が人間に近いのか 個としての自我を確立しているのか、 ファンという立場からゆっくりと知っていくことになる。
そして、気づいてしまったその時、 まるで自分が一人きりになってしまったような気分になった。]
(6) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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[彼は割り切ることが出来なかった。 その存在をアニメーションのキャラクターのような非実在とは どうしても認識出来なかった。
彼は理不尽を覚えた。 科学に作られどその手を離れて自ら歩き出した者を 想うことが何故人間を愛することと違うのかと。
彼は理解していた。 遥か古くの時代のこと。一部の人間、一部の民族は 信仰対象、或いはその使いとされる者を両性として描いたという。 まるで神のように性別も持たず生まれたかの者は 個として愛される為に作られたわけではないと。]
(7) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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[愛を謡い誰かの手を握ることは無い。 一方的な感情を認めた便箋すら、実体の無い躰をすり抜ける。 電脳世界を通じ送られた「ファン」からのメッセージ 読むことは可能だとしても、 その生みの親達は不必要な言葉を排除するだろう。
いや、例えその目に触れることがあったとしても 受け入れられることなど決して有り得ないのだ。]
(8) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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[そんな気持ちを不思議が届け、見つけた誰かが拾い上げた。]
(9) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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えっ、……二人で?
[瞬き、目を丸くした少年のベッドの脇には その友人と恋人となった少女が立っている。
祝いの場で向けられた嫉妬も知らない彼の友は 屈託無く笑って、「心配だって言うから」と ごくごく普通の返答をした。
痛々しげに白く覆われた足を見る少女の表情は、 向けられた気遣いの言葉は、 入院当初、学校が終わりすぐに見舞いに来た 彼女の恋人の見せたものに酷似している。]
(10) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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……そっか、
[驚いたような顔のまま、少年は静かに呟いて]
(11) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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ありがとう、二人とも
[緩んだ笑みを浮かべることが出来た。]
(12) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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[友と少女の姿に知らない筈の貴男と愛する人を重ね いつか幼い子が抱える恋を想って きっと何処か類似した気持ちを持ったキミに会いたくなり 変った自分のように貴女が良い方向に進むことを祈り 今度は純粋にただただ貴方と語り合ってみたくなって
そんな経験をあなたにもして欲しいと願い、 風が飛ばした獅子の絵を脳裏に描いた。]
(13) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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[少年の端末が新しくなり、その足が帰路につけるまで 未だ多くの時間が掛かるだろう。
けれど。 病室に舞い込んだ風は優しく爽やかに 其処に孤独を思わせる冷たさは無かった。]*
(14) clade 2019/04/24(Wed) 00時半頃
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いつもいつも最後に思うのはこうしてお目にかかれていることがひろーい世界のささやかな奇跡であり、この間にもそれはあちこちで生まれているとは素晴らしいなということです。 私みたいなニッチな生き物を寛容にも受け入れてくれるTPOに拍手をしたいと思いますが手がありませんので思考のみで失礼します。 さてさてはみなみなさま、再び数奇なことで交差することが叶いましたらぜひよしなにお願いします。 何かと交差する瞬間こそ、私が敬愛するカドさんともっとも近しくなれるときでありますので。 さようならさようなら、みなさまの行く末にたくさんの素晴らしいカドがありますように。
(15) Somosomo 2019/04/24(Wed) 19時半頃
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── それから ──
[少女はコンコン、と「ましん」を叩きます。 うんともすんとも言わなくなったそれは きっとまた、壊れてしまったのかもしれません
だってふーさんの発明ですから。 いつも欠陥だらけ、なのです。
少女は大変に残念そうな顔をしています。 だって手元にはお返事できていない手紙たち。
特に「こころのなかで」お手紙を書いてすらいない 三毛猫のおともだちには、どうしても!どうしても! お手紙を返したかったものですから。]
(16) ししゃもん 2019/04/24(Wed) 20時頃
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[ふーさんだって悔しかったことでしょう。 だって、そのお友だちからのお手紙は 発明品の成功を祝うものだったのですから。 壊れました、なんてお手紙、 きっとどうしようか思案し尽くしてしまった筈で。
それでもふーさんは友へと手紙を書くのでしょう ふわふわの掌の少女とは違って 角ばった指は万年筆を握ることができるんですもの!]
(17) ししゃもん 2019/04/24(Wed) 20時頃
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[茶色の封筒、茶色の紙。 まるで森の木々を思わせるような色合いの手紙に 少女は一枚きらきらとした葉っぱを入れてあげました。
朝露に濡れたわけでもないのに ずっときらきらと輝いている美しい緑。
かつて宇宙船の艇長さんに送った濃緑の葉。 彼はそれを珍しい、と言ってくれたから。 もしかしたら喜んでもらえるかもしれないなって 少女は親愛なる友のことを思い描いて、贈るのです。]*
(18) ししゃもん 2019/04/24(Wed) 20時頃
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[親族のもめ事を片付けて、帰途につく――その前に]
見送りはいいよ、少しこの辺りを散歩してから戻るから。 せっかく来たのだし、景色も見ていきたいんだ。
[この辺りでも、水があたたかくなる季節。 ゆらゆらと、その感触を味わって]
うん?
[水の上に、何か揺れているように見えた]
(19) roku 2019/04/24(Wed) 20時頃
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[水面から顔を出す。風に泳ぐ細長い布のような、紙のような、その形には見覚えがあった]
……うん。
[そこに刻まれた文字は、以前見たものよりも眩く感じられる]
うん。 ……だいじょうぶ、届いたよ。
[吹き渡る風もまた、あたたかい。 長い触角を揺らして、存分に空の香りを楽しんだ**]
(20) roku 2019/04/24(Wed) 20時頃
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[それから森はまた「いつもの森」へと戻りました 静かで、おだやかで、光と影だけが移り変わる森。
それでもいつしか少女は空を眺めるのが日課になりました 木漏れ日の間から、空を飛ぶものを探します。 それは「宇宙船」であり「紙飛行機」。 彼女と、大きな世界を結ぶ、すばらしいものたち。
それからぴんと立てた大きな耳で もしかしたら森の奥の物音を聞いたのかもしれません
ふーさんは言いました この世界はいろいろな大きな世界とつながっているよと それはふーさんが「住んでいた」国もそう。 そして、親愛なる友が「住んでいる」国もそう。
だから、もしかしたら気ままに旅に出た三毛猫が 森のどこかに現れるのかもしれないよって いつかその時を、ずっとずっと、待ち侘びているのです]
(21) ししゃもん 2019/04/24(Wed) 20時半頃
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[あれから暫くして。 ふーさんはまた何かを作っているようでした。 今度はなんだか木の板みたいな形をした、なにかです。 でも表面はつるつるで、まるで氷の張った泉みたい。 それでいて、黒い氷は触っても、ちっとも冷たくないのです
「これはなあに」
少女はふーさんに聞きました。
ふーさんは答えたのでしょう。 それがふーさんの暮らしていた国では ずっと、ずっと昔からある便利な道具のひとつだと
──── いまはもう、その国のどこにもないもの。
もしかしたら、ふーさんの居た世界とよく似た国では、 よく似た道具でお手紙のやり取りをしていたりするかも、しれないんですけどね ?]
(22) ししゃもん 2019/04/24(Wed) 20時半頃
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[やがて完成すれば不思議な音が聞こえるのでしょう それは森の音じゃない どこかの世界の音 黒かった氷は虹色に輝いて 誰かの姿を映します
ちいさな世界と おおきな世界は きっとそのとき、つながるのでしょう
もちろんふーさんのことですから この完成品だっていつ壊れるかはわかりませんけど。]
(23) ししゃもん 2019/04/24(Wed) 20時半頃
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[それでも。
少女はその小さな板に向かって話しかけるでしょう ちいさな世界の音を どこか遠くに伝えるために。
その板の向こうに「誰」がいたのかはわかりません。 それでも、もしかしたら届いたかもしれませんね。
ちいさな、ちいさな、少女の声が。]
(24) ししゃもん 2019/04/24(Wed) 20時半頃
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はじめまして。 わたし、ミタシュっていうの。 あなたは、だれかしら。 **
(25) ししゃもん 2019/04/24(Wed) 20時半頃
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[植木鉢には小さな芽が生えた。花が咲くと手紙では言っていたが、どんな花が咲くのだろうか。最初の葉を見ただけでは、イワノフには検討が付かない。
植木鉢の前に翳すように、ひとつの封筒を持ち上げる。 古い友人からの手紙だ。 誤配されたはずの手紙の返事が、友人から届いた。
友人は、「何故住所を知っているんだ?」と散々不思議がっていた。聞けば、気付いたら家の中におちていたらしい。
機械嫌いの古い友人は、今は山奥に住んでいるらしい。住所は教えてくれた。]
(26) y_hyuga 2019/04/24(Wed) 21時頃
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…………。
[葉っぱの地図を頼りに、該当の地形を探してみたが船のメインでも検索不可能だった。虹の根っこをヒントに検索を重ねてみたが分からない。そういう名前の山や、丘のふもとの可能性がある。
覗き込んだ乗組員が、虹の根っこと言う言葉を見て、「御伽噺ですか」と微笑んだ。
虹の根っこには宝物が埋まっている。そんな御伽噺は聞いた事があった。
手紙に書かれた虹が本物の虹だとしたら。
本当にずっとずっと遠い場所からこれは届いたのかもしれないなぁとふと、思った。]
(27) y_hyuga 2019/04/24(Wed) 21時頃
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[それからも、色々と手紙を書いた。 万年筆のインクもそろそろ無くなる。随分とたくさん手紙を送ったものだなと考えた。
古い友人とも細々とした文通が続いている。山の話は興味深い。 息子夫婦にも手紙を送った。ひとつの願いを添えて。
書き終えた手紙を投函する為に持った。
そして、机の上にずっとずっと置きっぱなしの封筒を見た。 ゆらりと封筒は揺れている。 見えない手が届けようかと封筒を突いているような動き。 ライラックの模様が入った封筒。宛名は、妻の名前になっている。]
(28) y_hyuga 2019/04/24(Wed) 21時頃
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それは、いいんだよ。 俺が直接持って行くから。
[死んだら、俺をエリザと同じ墓に入れてくれ。その際に、机の上にある彼女宛の封筒を一緒に入れてくれ。
封筒の中身はなに? と息子が聞くものだから、母さんへの恋文だよと言ったら、素敵だねと返された。
いつ妻の所に行くか分からないが、彼女はきっと待っていてくれるだろう。
あの笑顔で、あの声で。 思い出すだけで、胸がざわめく。
封筒の揺れが収まるのを確認し、イワノフは郵便局へと向かった。]**
(29) y_hyuga 2019/04/24(Wed) 21時頃
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[松葉杖を使用した歩行が可能になった頃、 院内の電波の使用が許された区画にて。 新しくなった端末を手に彼は、そんなメールを送信する。 あのアプリケーションを再びインストールしたことで、 メールBOXに残る二通を閲覧し、返信を書くに至ることが出来た。
──余談だが、内一名にあまりに堂々と名乗られたことで 思わず本名を記載していたことに今更気づいて笑ったりもした──
しかし、短い期間言葉を交わした二名の相手は今どうしているか 少年のように現在でもメールを受け取れる状態にあるのか 不可抗力とはいえ、長い間返さなかったのだから アンインストールしていてもおかしくはない。]
(30) clade 2019/04/24(Wed) 22時半頃
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[理解はしていても、行動を起こしたかった。 いつか退院を果たし、家に帰ることが出来たのなら 別れを告げるような内容を送った二人へも きっと彼は同じように文を認める。]
(31) clade 2019/04/24(Wed) 22時半頃
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あー…… 早く、治らないかなぁ
[また友達と皆で遊びに行きたい。 絵を描きたい、君の歌を聴きたい メールで、手紙で、あの人達とまた。
少年は若く、やりたいことが沢山ある。
呟きに含むのは憂いや不満ではなく 未来を思う浮ついた期待と楽しみと。 未だ帰宅は遠くとも、その気持ちは病院には不似合いな程に。]
(32) clade 2019/04/24(Wed) 22時半頃
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[少年と他者の差異は、その気持ちが過去になるまで変わらない 想いが成就することは無く、 幾人もの友が幸せになる様を傍で見続けることになるだろう。
けれど彼は、目の前にあり届かない幸福を受け入れられた。 自分の感情に前向きになろうという意志が生まれた。
電子の海で産声をあげた存在を目にしたあの瞬間のように、 顔も知らない誰かに届けられた想いによって、 確かに何かが変わったのだ。]*
(33) clade 2019/04/24(Wed) 22時半頃
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それは あれからすこしだけ きょう がおわったころ。
(34) anbito 2019/04/24(Wed) 22時半頃
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[ケトゥートゥは、もじ少しかけるように、なりました。 せんがいっぱいの、もじも、ちょっとだけおぼえたし ふしぎなえと思っていた、かたかな、もおぼえたし おてまるには『、』うつのも、おぼえました。 ちっちゃい『っ』も、もうかきわすれたりしません。
どのくらいの、きょうがおわったのかはわかりません。 ケトゥートゥのところは、いつも、きょうしかありません。 でも、なんども、きょうがおわって たぶんだけど、ケトゥートゥもすこしだけ おとなになったんじゃないかって思います。]
(35) anbito 2019/04/24(Wed) 22時半頃
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[いまは、ちょっとだけあつくて なつのにおいがたくさんします。 桜もはっぱをたくさんひろげて、元気にかぜにゆれています。]
おてまる、書こな!
[なんまいも、なんまいも、ケトゥートゥがおてまるにはっぱを使うから おとなに「だめだよなくなっちゃうよ」っていわれていて なのでケトゥートゥはあれから、少しずつ はっぱを集めて、だいじにないないしていました。 はると、なつと、あきと、ふゆのはっぱをあつめました。
これでたくさん、おてまる書けるなって。 ケトゥートゥは、がんばるぞって、思っています。
ゆっくりだけど、いちまいずつ。 書こうなって思います。]
(36) anbito 2019/04/24(Wed) 22時半頃
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[おぼろげな記憶の中の私がことばを受け取っていた。 それを知って浮かんだ気持ちをどうことばにしようか?]
(37) Akatsuki-sm 2019/04/24(Wed) 23時頃
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[今度は何事も異常なく自宅へ帰ることができた。 ただいま、と一声かければ、薄暗い玄関でぱん、と音が鳴った。 なんてことはないただのクラッカーだ。 サプライズとして用意した服は最初に私が戻ってきた時に使い切ってしまったので、 仕方なく今回のサプライズはこれにしたとのこと。 ……そういえばそんなこともあった気がする。
驚く私を見る夫の笑みはどこか眩しく映る。 そう、間違いなく私はこの人が好きなのだ。 良く言えば無邪気、悪く言えば子供っぽい。 そんなところも含めて]
(38) Akatsuki-sm 2019/04/24(Wed) 23時頃
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[私が入院している間、手紙が一通と、 ――夫曰くの面白いもの、が舞い込んでいたという。 文字がつらつらと書かれた葉っぱ、と、桜の押し花。 文字を解読したところ私の名前らしきものが書いてあったので、 私宛てだと判断したとのこと]
手紙……。
[小さな端末ごしにやりとりしていただけではなかった、ということに、 胸の奥がくすぐられるような思いがする。 ちょっと豪華な夕食(どこかに注文をしたらしい)を終えるとすぐに自分の部屋に向かった]
(39) Akatsuki-sm 2019/04/24(Wed) 23時頃
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[もはや別のひとの部屋に踏み入っているという感覚は、ない。 ただ、ベッド脇に置かれた糸と編みかけの何か、だとか、 引き出しの中の奇妙な折り目が付いた質のいい紙、だとか、 そういうこまごまとしたものだけが違和感を醸し出していた。 私は確かにしばらくの間、この部屋にいたらしい。
質のいい紙を手に取って、折り目に沿って、折れば、 紙飛行機の形になった。 それからまた紙を広げて中の文字を読む。目で辿る。 その時私の中に、思いが、堰を切ったように流れてくる感覚があった。 空っぽだったという、少し前の私が抱えていたもの、残していったもの]
(40) Akatsuki-sm 2019/04/24(Wed) 23時頃
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[……おかえりなさい、私]
(41) Akatsuki-sm 2019/04/24(Wed) 23時頃
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[便箋に、花びらといっしょにおさめた手紙をベランダに置いて、 何気なく動向を見守ってみる。 が、私のもとにけとぅーとぅいわくの「ぶわわ」は現れなかった、というか、 風がぶわっと吹いて思わず瞬きをした直後にはもう、 便箋は飛んでいってしまっていた。 配達人さんはやはり風を巻き起こすほど大忙しではなかろうか]
(42) Akatsuki-sm 2019/04/24(Wed) 23時半頃
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― 数日後・とある技術研究所 ―
そうか……実用化はまだ先か……
[あからさまに落ち込んだ様子で耳をぺたりと伏せる。 成人雄猫として頼りない姿を見せたくはないが、気落ちするのは避けられなかった。
試用期間の終了は唐突なものだった。 アポイントもなしに業者が事務所にやってきて、機械を回収してしまったのだ。 確かにそういう契約で業務は請け負ったが、実際に別れの時がくると、予想していたより寂しさが大きかった。 一か月もなかったと思うのだが、手紙やあぷりけーしょんでのやり取りは、実に我が心を温めていたのだと思い知る。]
(43) tomming 2019/04/24(Wed) 23時半頃
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[機械を回収された後になって、鮮やかな緑の葉が入った手紙が送られてきた。 あの手紙に返信を送ることができないのは、実に残念に思う。 せめて、の思いで葉っぱは押し花という方法で保存を試みた。
鉄と煉瓦で埋め尽くされた街で生まれ育った吾輩は、こんなに立派な葉を見たことなどなかった。 草花は建物の隙間から顔を出す程度で、「森」というものは――さぞ大きく、生命力に満ちたところなのだろう。]
(44) tomming 2019/04/24(Wed) 23時半頃
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それで、どんな用件だ? 追加のモニター業務はいくらでも受け付けるが。
[そうではない、と技術者の人間は首を振る。 貸していた機械に追加の通知があったが、これは個人情報だから。と。 ぱらりと差し出された紙片には、メッセージが印刷されていた。]
…………、 ……これは、貰っても?
[もちろん、と答えるや否や、はむりと紙片を受け取る。 これもまた、貴重品だ。]
はあ……返事を送ることもできんのは、なんとも歯がゆい。 開発を急いでくれたまえ、吾輩の返事を待っている学徒がいるのだよ。
[てしてしてし、とテーブルを叩いて急かしてみせた。 開発と言うものが容易ではないことは、発明家の友を見て知っているが、それでもこうして目の前に可能性を示されると、気が逸るのは仕方がないと思う。]
(45) tomming 2019/04/24(Wed) 23時半頃
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手紙技術もそうだが……交通もそうだ。 荷物がいけるなら猫の一匹ぐらいなら、遠くの街にも……。
……なに?窓もない狭い部屋で一昼夜?しかも極寒に酷暑? それは気が狂ってしまうな……。
[発明というものは、本当にままならないようだ。 それでも、いつか。 手元に残った手紙を夢の種にして、更なる冒険を思い描くのだった。**]
(46) tomming 2019/04/24(Wed) 23時半頃
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[あなたへ届きますように。 空へ託した吹き流しにのせた言葉は、 確かに祈りと感じた誰かの言葉>>3:-21とよく似ていた。
この爪は紙飛行機を折れやしないけれど、 この牙もライオンなんかに並ぶべくもなく弱いけれど、 それでも、しーさーは走ることだけは誰折茂出来る]
(47) 茄子 2019/04/24(Wed) 23時半頃
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── そして ──
え……?
[不思議を調べ、少年は以前より端末を使う時間が増えた。
あの日何気なく選びだしたアプリケーションが、 既に管理されておらず、使用出来ない筈だと まずインストール出来ることがおかしいと知るのは
彼が学生として復帰してから暫く後のことだった。]*
(48) clade 2019/04/25(Thu) 00時頃
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[走り続けることは出来る。 走って、はしって、 ずっと、ずっと考えている。 この「きれいなもの」たぢが、 きっと届きますように。間違いなく届きますように。 かみさまの使いを、はたせますように。
時には転ぶときもあるかもしれない。 けれど怪我なんてしない。 大丈夫、とはっぱを揺らせば きっと虹のねっこならばその意味は通じるだろう]
(49) 茄子 2019/04/25(Thu) 00時頃
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[これは「おしごと」で「いのり」だ。 誰かに誰かの「こえ」を届けること。 誇り、なんて難しいことは考えないけれど 嬉しい、は知っているから。
地球を見守るあったかいかみさまの視線。 それは、どこでも、どこまでも届くから]
(50) 茄子 2019/04/25(Thu) 00時頃
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かみさま、 かみさま
走ればきっと みんなにいいことがあります
それを知っています だから走ります
みんなに いいことがありますように!
(51) 茄子 2019/04/25(Thu) 00時頃
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[おてまる、たくさん並べて たくさんごめんなーって思いながら、めをつむりました。
ぶわわ
ってなって、おてまるなくなったのを めをあけてみたら、はっぱがゆれてて 「だいじょうぶ」っていってるみたいで よかったなーって、ケトゥートゥはちょっと安心でした。]
(52) anbito 2019/04/25(Thu) 00時頃
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[そしてさいごに。 いちまい、はっぱに、かきました。
とおい、とおい、ほんとうにとおい。
あなたのところに届くかもしれません。]
(53) anbito 2019/04/25(Thu) 00時頃
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─ 森に春がくるころ ─
[幾つかの季節が巡ったかもしれないし もしかしたら巡らなかったかもしれないある日に ひらりと飛んできたのは一枚のはっぱ >>-68
森のものよりも柔らかく あたたかくて どこか遠くのところからきっと飛んできたもの]
おて……ま、お手紙! ママ、パパ、お手紙が来た!
[少女は拙い文字で書かれたはっぱのお手紙を ひらりひらりと振っています。
ねえその頃には ふーさんの「ましん」は直っていましたか?
でもね、そのとき思ったんです。 「わたしも、自分の文字で書いてみよう」って。]
(54) ししゃもん 2019/04/25(Thu) 00時頃
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【おてまる】
ケトゥートゥからのおてまるです。
ケトゥートゥは、もっともっとおとなになったら。 みんなのところにいってみたいなって、思います。
おてまるくれた、みんなのところに。 おてまる届いた、みんなのところに。
いってみたいなって、思います。
(55) anbito 2019/04/25(Thu) 00時頃
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[お手紙をくれたひとはちいさな子どもなのでしょうか ケトゥートゥと名乗るひとからのお手紙は 拙いながらもがんばって文字を書いたのだろうと そんなふうに想像ができましたから。
少女は、わたしも書いてみたいなって ほんのちょっとそう思ったんです。
書くまでにはやっぱり一生懸命練習をしました あなたからもらった春のお花の種を植えたら あっという間にぐんぐん育って 文字が書けるようになるころには きれいな花をさかせておりました。
だから、ほんのちょっとだけ お返事までには時間が掛かってしまったのでしょうね]
(56) ししゃもん 2019/04/25(Thu) 00時頃
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[きっと桜色の綺麗な便箋に、 あなたよりももっともっと拙い文字で 森の奥から手紙が届いたことでしょう。]*
(57) ししゃもん 2019/04/25(Thu) 00時頃
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[あなたのそばで うぶごえがきこえたらそれは──]**
(58) anbito 2019/04/25(Thu) 00時頃
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─ 地球からの手紙 ─
[おともだちも増えた 先生もできた。 少女はきっと 以前よりもずっとしあわせで 眩しい眩しい光に目を細めながら 今日も、だれかを。なにかを。待っているのです。]
おぼえているの。 あなたのこと、ずっと。
[木漏れ日の下で手をのばすと ふわふわとした指先の毛がそよ風に揺れる
きっと、奇跡は起こるのよ。
だって、この「地球」では 不思議なことが起こるんですもの
ほら、だから再び胸の前に戻した少女の掌には 待ち焦がれていた 望んでいた 紙飛行機がひとつ]**
(59) ししゃもん 2019/04/25(Thu) 00時頃
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[実は夫との結婚記念日の旅行も兼ねている、というのは省きつつの連絡は、 とっくに届いたころだろう。 書を捨てよ、で始まる詩もあるけれど、 旅行に必要なものと、便箋と、ペンと、携帯端末と、 忘れちゃいけない、黒と見まごう深い深い青の糸で編んだセーターと、 様々な色を組み合わせた虹のようなテーブルクロスもカバンに詰めて、 私は夫と宇宙港のある街に向かう。
もしも道中素敵な景色を見つけたら、 また、手紙やメールを書こう**]
(60) Akatsuki-sm 2019/04/25(Thu) 00時頃
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