88 めざせリア充村3
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墓
少
霊
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ポプラに1人が投票した。
ナユタに8人が投票した。
ナユタは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
志乃が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ポプラ、ソフィア、オスカー、リッキィ、ライジ、チアキ、モニカの7名。
/*
【本日の吊りはポプラ[[who]]です。】
【本日の襲撃はモニカ[[who]]です。】
(#0) 2013/07/01(Mon) 00時頃
/*
………。
【本日の吊りはオスカー[[who]]です。】
(#1) 2013/07/01(Mon) 00時頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/07/01(Mon) 00時頃
|
[チチ、と僅かに電子音が鳴る。 壊れたはずの画面に、いくつかの数字の羅列。]
(0) 2013/07/01(Mon) 00時頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/07/01(Mon) 00時頃
|
[包帯を巻き直そうかと思ったけれど、 おそらく似たような結果にしかならない。]
……消毒は、ちゃんとしてね。 手が動かなくなったら困るから。
[聞こえた声に目線を逸らして。 結局あたりさわりの言葉を返すだけで、 今度こそ立ち去るだろう。]
(1) 2013/07/01(Mon) 00時頃
|
|
……うん。
[ソフィアの言葉に、少しだけ微妙な顔をして頷く。 優しい手は、うっかり誰かを思いだしそうになった。
ヤニクになんで素直にありがとうと言えなかったのだろう。 志乃になんでもっと早くに話すことが出来なかったのだろう。
思うと、なんだか先程のストレスとは違うものが込み上げて…… 酷く、落ち着かなかった**]
(2) 2013/07/01(Mon) 00時半頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/07/01(Mon) 00時半頃
|
モニカ、
[何をすべきなのか。
少し考え込む間は沈黙を落とす。 床を転がる弾丸のひとつを眺め。 眠るオスカーの姿を眺め。
何も取り戻せなかった。 何も作り出せなかった。 傍に在ってくれた“仲間”さえも失った。
残るのは、モニカだけ。 なら、]
この国を、俺を…裏切ってくれないか?
(3) 2013/07/01(Mon) 00時半頃
|
|
……、どういう…こと?
[危険をさらすことにならないだろうか? いや、ライジは何か考えのあっての上で、そう言っているのだろう。 けれど、国を裏切れ、ライジを裏切れと…。]
…分かった。 けど、ライジ。 具体的にはどういうのを考えているの? 私は…。無茶させたくない。 出来ることは、やっておきたい…。
(4) 2013/07/01(Mon) 01時頃
|
|
こいつを連れて、青へ行け。
[オスカーを視線で示し、 改めてモニカの顔を見た。
この拠点はもう長くは持たないだろう。 防衛に徹するという決断によって、 陣営内の士気は確実に下がっている。
援軍が到着するまで、 護り抜けるか否かさえ解らない状態だ。
オスカーの意識が無い事を確かめて、 そんな話をモニカに。]
そのまま、青に加われ。 その方が…お前はきっと長く生きられる。
オスカーと一緒に。
(5) 2013/07/01(Mon) 01時頃
|
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[ふるふると首を振る。 その方が、長く生きられるかもしれない、けれど――。 それじゃ、ライジは?]
…ライジ、ライジはどうするの?
青の方も。 向こうに入れてください、はいそうですか、じゃないと思うよ。
[不死身殺しをした者だ。 そう簡単に入れてもらえるわけではないだろう。 むしろ、死に行くような行為に近いと思った。]
…ライジ、裏切る、のが、これがいいの?
(6) 2013/07/01(Mon) 01時頃
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お前な……、
[モニカを見つめる顔がが思わず緩む。 少し、笑ってしまった。
足元に転がる銃弾を拾い上げ、 眠っているオスカーの胸元辺りへ投げつける。
ただの鉛弾だ。 彼に傷ひとつつけることなく、 再びカラカラと転がり落ちるだけだった。]
このままだとさ、 俺はこいつを殺さなきゃなんねぇじゃん。 それ、モニカは嫌だろ?邪魔するだろ? そうなると、 俺はモニカも殺さなきゃ。
[勘弁してくれ、と。 はは、と乾いた笑いを落としてやや俯く。]
(7) 2013/07/01(Mon) 01時半頃
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…うん、ごめん…
[俯くライジの頭を届く限りでわしゃわしゃと撫でただろうか]
オスカー連れて…出ていくよ。 起きたら、でいいよね。
……ごめんなさい。 [裏切ることに対して、ライジを裏切ることに対して]
(8) 2013/07/01(Mon) 01時半頃
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ああ。 今回だけ、見逃してやる。
[頭を撫でられる。 なんだか、懐かしい感覚。 胸の奥が苦しくなるような。
込み上げた情緒に甘えて、 モニカの頭もわしゃわしゃと掻き回す。]
いや。謝るのは俺だよな。 ごめんな、最後まで護ってやれなくて。
[危険性のある状況へ、 彼女を放り出してしまう事になるわけで。
青軍が、両手上げて投降する亡命者を、 戦力になり得る“魔法使い”を、 むざむざと殺すような真似はしない事を 祈り、信じるしかない。**]
(9) 2013/07/01(Mon) 01時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/07/01(Mon) 02時頃
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――ゴホッ
[>>7 胸元に鉛弾を叩きつけられ衝撃で咳が出た。 咳は連続して、瞼を薄らと開けるとライジとモニカの姿――]
……ゴホッ。 しんど……眠い……あれ……。
[左眼が、見えない――]
(10) 2013/07/01(Mon) 07時頃
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うにゃ。 [撫でていたら、ライジからわしゃわしゃと撫でられる。 くしゃくしゃにされるまま]
ライジ、ごめんね。
[そう言って。 オスカーが目が覚めるまでこの部屋にいるつもり**]
(11) 2013/07/01(Mon) 07時頃
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[重たい左腕を上げ、瞼の上から左眼に触れると――コツリ。 硬い石の様な感触があった]
ああ……。
[その状態は良く知っていた。 イカロスが太陽に近づきすぎて羽根が溶けてしまったように、 異形に近づいた者は惹き寄せられてしまう。
かつてオリジナルがそうなっていた――らしい――ように、 オスカーの左眼も白い鉱石となっていた]
(12) 2013/07/01(Mon) 07時頃
|
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[左眼を瞑りながら、二人の話を聞いていたオスカーはのろのろと手を挙げた]
それ、多分、無理――。 モニカは『英雄』を殺したから……。
[沢山の『英雄』を殺したオスカーがニュリクティ共和国に受け入れられないように、モニカもまた受け入れられることはないだろう。 表向きは受け入れても、戦後になって公開処刑と言うのも考えられる]
逃げるなら、第三国……だよ。 でも二人だと厳しいから――。
[どちらにせよチアキたちに助けを求めるのが最善ではあった**]
(13) 2013/07/01(Mon) 07時半頃
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[身動ぐ気配を感じて、ベッドへと視線を。 オスカーがようやく目覚めたようで。
彼の話を聞き、浅く肩を竦ませる。
第三国への亡命についてを考える。 軍所属の兵器たる“魔法使い”の受け入れは、周辺国と戦火に在る二国との均衡状態を崩すきっかけにもなりかねない。政治的な判断で、元の国へ引き渡される可能性も高い。
面倒事がつきまとうのは、 どの道を選んでも同じ、か。]
モニカが、一人にならなければ良い。 お前が、 二人にとっての最善を考えてやれ。
[中立国へ逃げる…―それが安易に叶うなら、 俺はきっと皆連れてとっくに軍は捨てていた。 それは青も…チアキも、同じなんじゃないだろうか。**]
(14) 2013/07/01(Mon) 08時半頃
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[定時連絡の時間はいつだったか。 チアキはああ言っていたが、 “死神”を失ったお偉方が“悪魔”を むざむざ捨てるようなことをするとは思えない。 たとえそれが死体であっても。]
……。
[立て続けに死を見たせいか、嫌なことを考えた。 溜息を吐いて自分の天幕に向かって歩く。 声がかかるまでは休むつもりで。**]
(15) 2013/07/01(Mon) 10時頃
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モニカ、おはよう。
[>>11 言葉を紡ぎ終え、モニカの方を向いて挨拶をする。 >>14 次にライジの方を向くと、眉根を下げた]
僕はモニカを護るよ。もう魔女にしないって決めたんだ。
[こんな身体だけどね、と付け加えると左の瞼を見開いた。 そこにあるのは項と同じ白い鉱石。 在る違和感はないが、見えない状態ではそれが逆に違和感となっていた]
ライジは……このまま共和国と一緒に…………一緒に来ないの?
[国のために命を捧げる、のだろうか。 世界のどこかには市井で秘かに暮らせるところがあるかもしれないのに――]
(16) 2013/07/01(Mon) 10時頃
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[その後いくつか会話した後、拠点の外に出るならばモニカについていくことだろう**]
(17) 2013/07/01(Mon) 10時頃
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“炎の魔女”を失うのは惜しくない。 モニカを、よろしく頼む。
[戦場での二つ名など捨て、 モニカが、人間の女の子として 幸せに生きられる事を願う。
オスカーの目を見つめ、肯いた。]
俺の代わりはいくらでも居るらしいから。 それなら俺が最期までやるよ。ここで、戦争を。
[俺が、俺たちが逃げれば、 きっと次の“俺たちのような誰か”が 同じように苦しむ事になるだけで 何も変わらないだろう。 戦争にしろ、“魔法使い”の実験にしろ。
幸い、俺にはもう、何も無い。*]
(18) 2013/07/01(Mon) 12時半頃
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[オスカーには赤茶のマントを貸してやる。 赤の陣営内で誰かに姿を見られても、 その格好で“炎の魔女”と一緒なら そう訝られる事も無いだろう。
逆に、モニカからは、 ニュリクティに属する証の全てを剥奪する。]
モニカ、オスカー、またな。
[別れの挨拶を済ませ、 この場で彼らを見送った。**]
(19) 2013/07/01(Mon) 12時半頃
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あ、うん…おはよう。
[>>16 オスカーが起きたので挨拶を返す。 オスカーとライジのやり取りを聞いていただろうか。 ライジにニュルクティに属する証を渡す。 しばしそれを眺めたのち]
…出るならなるべく、早い方がいいね。 準備したらここを出よう。
[と、オスカーへそう言って。 いつ、また戦いがくるか分からないから。 出る時にライジへ]
また、ね。
[手を振って戸をぱたん]
(20) 2013/07/01(Mon) 12時半頃
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ー拠点・自室ー [外にて、オスカーへ少し自室へ寄りたいとお願いしただろう。 自室へと軽く会話して向かった**]
(21) 2013/07/01(Mon) 12時半頃
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……ライジは、――……。
[優しかった、そして不器用だった。 自分の幸せを求めても良いだろうに――]
……生き延びたら、追っておいでよ。
[リッキィも誘って、どこかへと。 >>19 赤茶のマントを受け取り羽織ると立ち上がる。 膝がまだ少し笑っているけれど、なんとか持って欲しい]
ライジ、健やかで――。
[敢えて武運は祈らない。 >>20 そのまま手を振って別れを終えるとモニカとともにライジの部屋を後にした]
(22) 2013/07/01(Mon) 17時頃
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―共和国拠点・モニカの部屋―
[>>21 モニカの部屋により、ふぁーと間抜けな顔をしてみていた。 戦場とは言え女の子の部屋は緊張するものだった――**]
(23) 2013/07/01(Mon) 17時頃
|
|
ー拠点・自室ー [自室へ着いて予備の白シャツと黒ズボンを出してオスカーをみると間抜けな顔をしていた]
………。
[色々ありすぎて頭の中でぐるぐると考えていたが、その顔をみて、悪戯心がむずり。 身長180cmのオスカーへ…6 1:背伸びして頬をつねる 2:届かなかったので顎をぺちりする 3:届きそうもないので脇腹くすぐる 4:なんか悔しげに足を踏む 5:後ろへ向いてと強制的に押して膝かっくん← 6:その前に気づかれた!!]
(24) 2013/07/01(Mon) 18時半頃
|
|
[悪戯しようと、ととっと近づいて、気づいたオスカーと視線が合っただろうか。 あるいは感じたか、予測をしてたかもしれない]
……。
[悪戯心があっても時と場所大事← とりあえず着替えたいので]
後ろ向いて?着替えたいの。
[とすごくいい笑顔で言った。 自室へ寄ったのは汚れてる服をどうにかしたかったのと、持っていくものがあったからだ 後ろ向いてくれたら着替えるつもり**]
(25) 2013/07/01(Mon) 19時頃
|
|
[まさか悪戯されようとしていたとは考えておらず――]
え、うん。ごめん。
[>>25 素直に後ろを見るがマフラーがないので項に居るキィがちらりと見れば着替えが見えてしまうだろう**]
(26) 2013/07/01(Mon) 19時半頃
|
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[後ろへ向いたので、追剥した服を脱いで予備の服へともぞもぞと着替える。]
…?
[視線を感じて手を止めてオスカーを見るが、彼はちゃんと後ろを、背をこちらに向けている。 …気のせいだったのだろうか?
首を傾げてつつ、もぞもぞと着替えて、追剥した服は全力でゴミ箱に押し込んでおく。 事情が事情といえど、いえども…。
が、―――視線を感じるのは本当に気のせい?]
(27) 2013/07/01(Mon) 20時半頃
|
|
[すぐさまに声をかけはせず、物置の籠から薬瓶1つ開けて飲んで―――口を押えた。
小さく呟きを思わず漏らす。
オスカーに聞こえたかどうかはいざ知れず。 それほど苦い。 凄く苦いが、心臓の痛みを抑えられるので飲む。 あまりお世話になりたくない薬。 だって苦いもの。
それでも飲むのは、心配されたくないからだ。
そして傍らにある色違いのピアス>>3:152を懐にいれて戻って後ろからぽぷりと抱きついた。]
終わったよ、行こう?
[早く、外へ、外へ。誰も気づかれなうちに、気づかないうちにと、そう言いたげに声をかけただろう**]
(28) 2013/07/01(Mon) 20時半頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/07/01(Mon) 21時頃
|
(ほら、またじゃないか。 ミナカタも、ヤニクも、志乃も。 俺が余計な期待をした途端、みんないなくなる。 何度繰り返せば分かるのだろう。何度繰り返せば諦められるのだろう。
ただの操り人形になれば、きっと楽だと分かっているのに。
何を俺は期待しているんだろう)
………………
(志乃の唄が、耳を離れない。 志乃の最期の言葉が、消えない)
(29) 2013/07/01(Mon) 21時頃
|
|
(もう与えられることのない一滴じゃ
喉が渇くだけなのに)
(30) 2013/07/01(Mon) 21時頃
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[お偉方に“英雄殺し”を捜索しろと言われたので、うちの部隊からは捜索に人員は割けませんと言ったら殴られた。 じゃあ特殊部隊から出して下さいと言ったらまた殴られた。 どうせ敵の交渉か報告かでそのうち消息は分かりますよと言ったらまた殴られそうになったので、避けたら余計殴られた。
踏みにじられた手をぼんやり見る。 痛くないなあ。やばいなあ]
(31) 2013/07/01(Mon) 21時頃
|
|
……なんで他部隊にまで俺が人員割かなきゃいけないんだよ。 むかつく……。
[自分の天幕に戻ると、がり、と後頭部をかきむしる。 褒めてくれない暴力は、嫌いだ]
ねえ、ヤニ……、
[顔を上げ、いつものように部下を呼びつけようとして ……顔を歪める。
どれだけ馬鹿なんだ、俺は]
……リッキィは?
[誤魔化すように、姿の見えない部下の所在を近くの部下に尋ねた]
(32) 2013/07/01(Mon) 21時頃
|
|
[モニカとオスカーが出て行き、 この部屋がとてつもなく広く感じた。 手狭で不便だったはずの建物そのものも。
そして、俺は独りなのだと実感した。
右の掌で頬へと触れながら、 窓の外を眺める。]
俺は…………
…………どうすれば良かった?
[――――先生。*]
(33) 2013/07/01(Mon) 21時頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/07/01(Mon) 21時頃
|
[>>27 キィの眼はモニカが振り向けば閉じ、またあちらを向けば薄く開く。 まるで達磨さんがころんだをしているようにこそこそと。 ほら、覗きはロマンじゃないか。
>>28 着替え終わったのを見れば振り向いて良いか尋ね、ダメと言われた。 何かを飲んでいる風だったが、あれは何なのだろう。
何かを懐に入れた後抱きつかれると漸く一心地。 早く出ようと言う言葉に頷き、見えない左側の手でモニカの右手を取った]
……行こうか。
[そのまま手を――引っ張られながら拠点の外へと出ていったことだろう**]
(34) 2013/07/01(Mon) 21時半頃
|
|
― 戦場・前線 ―
[結局、俺はここに立つ。
出掛ける間際、ナユタに声をかけ、 声が返ってこない事に溜息を落とした。 当然の事だとそれを受け入れ。 彼の冷たい頬を軽く撫でてから出陣した。
そして、今は、 拠点の防衛を担うポイントの 粗い造りの見張り櫓の上に居る。
見渡す限り、焼け野が原。 開戦の直後だったか、モニカがここに 炎の獣を放っていたのを思い出した。]
(35) 2013/07/01(Mon) 22時頃
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|
[指令が出なければただ時間をもてあます。 外をふらついても遠巻きに視線を投げられるだけなら、 狭い天幕にいた方がずっと楽だ。
私物を入れている箱の底から、 少し端の寄れた封筒を引っ張り出す。
かわいらしい筆跡で書かれた秘密のお茶会の知らせは、 灰にしてしまった手紙の中で、 唯一残してある最初の一通。
端を持って破ろうとして、 結局できずに胸に抱いたまま丸くなった。
押し付ければ、左手がまた痛み出す。]
(36) 2013/07/01(Mon) 22時頃
|
|
[青い兵に肩を叩かれた。反射的に振り払ったら睨まれた。 聞けば、チアキが探しているとの事で。 小さく頷けば上官の天幕へと足を向ける。 目前にした所でそういえば戻ってから着替えてなかったのをおもいだしたけれど、 恐らく何も言われないだろうとそのまま声もかけずにずかずかと入り込む。]
……探してるって聞いたんだけど。
[殴られたようなあとがある彼を見つめれば、ほんの少しだけ眉を跳ねさせて。 包帯のありかも訊ねただろう。 何も言われなければ、手当てするつもりのようだ。]
(37) 2013/07/01(Mon) 22時半頃
|
|
[リッキィの声がして、天幕に足音高く入ってくる彼女に視線を向けて 戦場に行ったときのままの姿に、少し眉をあげる。 挨拶をしない不遜さよりも、その姿のほうが気になった。
彼女の心の内を表してるよう、で]
うん、探してた。 包帯……?ああ、いいよ。そんなの。痛くないし。あは。
(38) 2013/07/01(Mon) 22時半頃
|
|
それよりさ。リッキィ、黒い服持ってる? ああ、いやいいや。これで。
[言って、クローゼットから長めの黒いコートを取り出す。 前を閉めれば、身長差のため黒いワンピースのようになってしまうかもしれない。 有無を言わさず押し付けると、自身もコートを羽織りながら勝手に話を進めていく]
ソフィアのとこ、行こ。 多分、すぐ時間なくなるし……。
[言って、立ち上がる。 その顔は、どこか空虚な無表情で]
ヤニクの火葬、するからさ。
(39) 2013/07/01(Mon) 22時半頃
|
|
−道中− [幸い、防衛体制だからか、誰かに会うということはなく、かといって誰もいないわけではない。
けれど、私の姿を見ても、誰も気に留めずに今すべきことに動いている。 オスカーの手を引っ張って拠点の外へと出て行った。 しばらくすれば、拠点の明かりはもう見えなくなって]
…これで、良かったのかな…。
[拠点があった方向を見てぽつりとつぶやいて。 ライジを1人にしてよかったのだろうか? こんなこと、してよかったんだろうか。 かと言って、オスカーが居なくなったら…多分――。 悪い方向へと思考してしまいがちで、忘れるかのように、彼の手を握った。]
(40) 2013/07/01(Mon) 22時半頃
|
|
―王国の拠点への道中―
[共和国の拠点を出るのは然程難しいことではなかった。 やはりモニカの名前やライジから渡されたマントのお陰だろう。
大変なのは道中だった。 前線を展開している箇所や街道、開けた場所を避けながら進むと遠回りに山の中、森の中を進む。 体力の落ちている状態ではその過程は酷だった。 度々膝を折っては休憩することになっただろう――]
(41) 2013/07/01(Mon) 22時半頃
|
|
[歩きながら、何かしら話しただろうか。 オスカーの体調に合わせて、休み休みに進む。 何度かの休憩のときに、あ、と思い出して]
オスカー、手出して?
[手を差し伸べれば、オスカーの掌に紺色のピアスが転がるだろう。]
あげる。会ったら渡そうと思ってたから。
[そう言って耳元で小さく囁いて色違いのを見せただろう。 鉱山で見つけた石でちょっとした贈り物。 技術部に無理矢理お願いした物代である。代金は暖房もといお茶会だ。]
(42) 2013/07/01(Mon) 23時頃
|
|
[良くない、と反論しようとした所で黒いコートを押し付けられて。 チアキがコートを羽織るのを見つめながら大人しく話を聞き進めれば]
…………、わかっ、た。
[上から黒のコートを同じように羽織れば全身が黒に包まれて。 ………袖は適当にまくって、裾はなるべく引きずらないように注意しながらチアキの後に続いた。]
(43) 2013/07/01(Mon) 23時頃
|
|
これ……は?
[>>42 手のひらの上に載せられたピアスに目を瞬かせ、モニカの方を見やった。 戦場で装飾品を手に入れるのは苦労したことだろう]
うん、うん。ありがとう――
[モニカを抱きしめ、頭を撫でながら出るのは感謝の言葉だった。 囁かれた言葉には頷きを返し、地面に膝を下ろした]
今、着けて欲しいな――。
[そうして指示された方の耳に適当なサイズの孔を開けるだろう]
(44) 2013/07/01(Mon) 23時頃
|
|
[ソフィアの天幕の前まで行くと、人払いをしてしまう。 怪訝な顔をした部下たちに、適当に能力者同士で欠員についての内密な話し合いがあるとか理由をでっち上げて]
……ソフィア、いる?
…定時連絡の時間だけど、オスカーから連絡がない、から。
…………時間が…なくなる前に、ヤニク、を
[言葉は、途中不自然に途切れた。 喉が詰まったように、何も言えない。
人の唇って、こんなふうに震えるんだなって。 そんなことを、どこか遠くで自分を眺めてる気分で思う]
……行こ?
[やっと紡いだ言葉は、酷く頼りなく震えていた]
(45) 2013/07/01(Mon) 23時頃
|
|
[声がかかって、のそりと体を起こす。 くしゃくしゃになった手紙を箱の中に押し込んで、 外に出ると、黒い服を着た二人が立っていた。]
……なかったんだ…そっ、か。
[連絡がなかったと聞けば、目線を伏せた。 震える声に頷いて、 倣うようにコートを引っ掛けて外に出る。]
…オスカーの天幕にあるから。
[行こう、と。]
(46) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
|
|
[抱き締められて、頭を撫でられて感謝の言葉をもらって 嬉しそうに笑った。 よかった、喜んでくれて。]
ん…?うん…。
[右に、と、もごもごと言いつつ、孔をあけてもらいつける。 オスカーは?と首傾げ]
…つけないの?
[と尋ねてみた。]
(47) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
|
|
[オスカーから連絡が無い、なんて聞いていなかったリッキィは眉間に少しだけ皺を寄せて。 それでも、口を挟まずに、チアキの震えた声には気がつかないフリをして。]
[場所を聞けば、一つ頷き。そのまま一番後ろをついて歩いただろうか。]
(48) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
|
|
ん、それじゃ――
[左耳に孔をあけて首を横に]
着けて?
[23にもなって甘えてみる]
(49) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
|
|
[黒い三人組はやけに目立っただろうが、 チアキが共にいるおかげか誰も声をかけてくることもなく。
途中、主のいないオスカーの天幕へと入って、 首を保存していた箱を手にする。 中を確認すれば、氷はすっかり融けていた。
送る場所は人目につかない方がいいだろうと、 拠点から少し離れた森の中を提案して。
その場所までの間、何か会話はあっただろうか。 辿り着けば地面に箱を置いて、蓋を開けた。]
(50) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
|
|
[二人が別れの挨拶をするようなら、 それが終わるまで待って。
くすねてきた油で、火葬の準備をする。*]
(51) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
|
|
[甘えてくるオスカーにくすりと笑い]
うん、着ける。 [付けてあげるのが、ちょっと緊張してこくこく頷いてお返事。]
着けたよ
[上手く付けられてるだろうか?]
(52) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
|
|
[オスカーの天幕にと聞けば、頷いて。 ソフィアに言葉少なに尋ねながら、やがて箱を手にするソフィアを見る。]
…………
[そっと、箱の表面を撫でた。
森の中へという提案には頷いて、ソフィアを先頭にして歩く。 やがて、たどり着いた先でポケットを探り マッチを取り出す
火をつける前に、箱を開けられて少しだけびくりとする。 自分独りでは、その小さな箱を開けて会う勇気はなかったから、ソフィアが開けてくれてよかったのかも知れない]
…………ごめん、なさい。
[小さな謝罪は、風に溶けた]
(53) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
|
|
[誰も居ないであろう、少し離れた森の中。 滅多に人が寄り付く場所では無いため、怪しがられる事も不思議がられる事も無いだろう。 この辺りでいいか、と一番最初に歩みを止めたのは誰だったか。 ソフィアが箱を地面に置いた。>>50 ………恐らく、これの中に居るのだろう、彼が。 自然にリッキィの足は箱の近くへと寄り、膝を折ると蓋が外された箱の中身を呆然と見つめる。]
………、
[触れようと手を伸ばせば、その指はそっと頬に触れて。 数刻前に止まったはずの涙は再び落ち始める。 あぁ、本当に]
(死んじゃった、……もう、二度と会えないのか…) ………なら、――――
[指先から感じられる温度は、とても、冷たかった。]
(54) 2013/07/01(Mon) 23時半頃
|
|
[時間だ、と呼ばれるまではずっとそのまま。 いや、時間だと言われても中々離れなかったかもしれない。]
[見送る準備の手伝いはあまりできなかったかもしれないけれど、指示を出されればその通りに動いただろうか。 そして、上がる煙を見つめ]
………そのうち、そっちに行くから。
[小さく、小さく呟いた。]
(55) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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[>>52 着けられた感覚に違和感はなく、自分で見ることはできないが確かにそこに在る感覚があった]
うん、大丈夫――ありがとう。
[にこりと微笑み、また抱き寄せた。 それからまた少し休憩して――王国軍の拠点に着いたのは、ヤニクを弔っている最中だったろうか]
(56) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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[箱の中は、入れる時と同じ。 焼き焦げて落ちた首は生前の面影を どれくらい残していただろうか。
膝をついて頬に触れているリッキィ>>54を見て、 掠れ消え行く声>>53を聞く。
自分はかける言葉はない。 かけられる言葉もない。
ただ黙って、許される限りの別離の時を見守って。 やがて時間となれば、リッキィの背を叩いて促した。
箱の中に油をかける。 火を入れるのはチアキの役目だっただろうか。]
(57) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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[もっと話がしたい。 ありがとうを言い忘れてるんだ。
笑わなくてもいいって教えてもらったのに、俺はやめられなかったね。 折角心配してくれたのにごめん。 また手を怪我したんだ。きっとお前のほうが痛そうな顔して心配してくれるんだろうな]
……ごめん。
[それらを言葉にすることはなく、ただ手を握り締める。 リッキィがヤニクの焼け落ちた頭部に触れているのを見たが、自分にはその権利はないように思えた。
本当は、自分もそうしたかったくせに]
(58) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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[煙があがり、消えるまでの間。 現れた人影>>56に目を見開いて。 共にモニカがいると気付けば更に。
それから気まずげに視線を逸らした。]
(59) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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リッキィ。
[ソフィアに促される彼女に、自分も促して しばらく、無言で佇む。
火を落とす。
その表情は、きっと酷いものだっただろう。 だから、俯いて隠す。 いつからか、ついた癖。誰にも、本音を隠して圧し殺して
……そうして、いま何が残っているのだろうか]
(60) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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ソフィア、リッキィ。
[火の前に立ったまま、小さな声で二人に呼びかける]
……いつかさ。また、昔みたいな日が来るのかな。
ソフィアがクッキー焼いてくれて、コーヒーも淹れてくれてさ。 でもコーヒー豆わかんないから、リッキィが教えてやっててさ。 僕が横から茶々入れて……
[ふつり。 言葉は途切れた]
(61) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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[すっと、背筋を伸ばす。 その癖は、命令を出すときのもの]
……お偉方から、千枚刃に出撃要請がかかった。 重要拠点を、能力者が消えた今のうちに叩きたいんだそうだ。
恐らく、あちらは雷神を投下してきている。 …魔女は、行方不明になってるらしい。
…………リッキィ。
ライジを、殺せる?
(62) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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[>>56王国軍の拠点に着いて、どうやら弔っている最中に来たようだ。 人影を見れば分かる。ヤニクを弔っているんだと。]
…、下がってるよ。
[と、オスカーにそう小さく声をかけて、とっとっ、と一歩ニ歩と下がる。]
(63) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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[ふと、人の気配がしてそちらに目を向ける]
オス、カー?
[まず、その長身が目に入って、それから]
……モニカ。
[息を、飲んだ]
(64) 2013/07/02(Tue) 00時頃
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[燃えている箱を見て、それが何を示しているかは分かっていた。 >>59 視線を逸らしたソフィアを追うことはない――]
やぁ、先に弔っていたんだね――。
[声を掛けながら、ガサリ――木々を掻き分けて近づいて行く。 >>63 傍にモニカが居たのは見て取れたことだろう]
ところでチアキ――僕ってもう戦死者入りしてる?
[ソフィアが視線を逸らしてしまったので、代わりにチアキに尋ねることにした。]
(65) 2013/07/02(Tue) 00時半頃
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[来るよ、とは言葉に音にする事ができずに黙って、俯いて。 チアキの言葉通りを送っていた日々は、もうそんなにも遠い出来事なのだと実感すると、俯いたまま。]
……私に、直々のご指名、か。 期待されてるのか、それとも危ない道具の処理か。
[雷神の投下の可能性。魔女の行方不明。 なる程、それなら今以外ベストなタイミングは無いだろう。 息を吸って、はいて。焼けた匂いが、した。]
ご命令とあれば。 チアキ、そんな聞き方しないで「命令」して。 じゃないと、きっと……
[それでも迷って、動揺して、手にかけられないかもしれないけれど。 それだったら、自分が死ぬだけだと、少し前の兄の去り際を思い出した。 静かに、上官の言葉を待つ。]
(66) 2013/07/02(Tue) 00時半頃
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……。 [黙ったまま、オスカーの傍についていく。 こんなタイミングで着くとは思わなかった。
…こんな時に来なければ。 何か問われれば、こちらも静かに口を開くつもりでいる。]
(67) 2013/07/02(Tue) 00時半頃
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……チアキ、
[>>61名前を呼んで、その先は出なかった。
肯定なんてできなかった。 否定なんてしたくなかった。 だってそれは、夢見てたこと。
一人じゃクッキーなんて作れない。 一緒に作ろうって言った人はもういない。 今度、コーヒーの作り方を教えてくれるって言った人は。
やがて、「上官」としてのチアキの声がした。 リッキィへの問い>>62に僅かに肩を揺らして。 オスカー達が現れたのはその直後だったか。]
(68) 2013/07/02(Tue) 00時半頃
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[噂をすれば、なんとやらか。 チアキの視線の先を辿ればそこには話題になっていた魔女とオスカーが。]
……連絡、来てないっていうから………生きて、たんだ。
[喜んでいいのか、モニカと共に居る理由を問いただせばいいのか。 微妙な表情をしていた。]
(69) 2013/07/02(Tue) 00時半頃
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[ああ、困らせてしまったな。 目を伏せて、首を振る。
謝ることはしなかった。 謝れば、それが無理なことだと強調してしまうから]
……では、“千枚刃”リッキィ。 “雷神”を、討ち取ってくることを、命じる。
[リッキィの言葉通り、命令を下す。 そうすることで。命令した方の責任に、なるといい。 そんな思いで
オスカーたちの姿が見えたのは、その後か]
(70) 2013/07/02(Tue) 00時半頃
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残念ながら。今から捜索隊を無理矢理出すところだ。
[>>65オスカーに答えて、そうして じっと、モニカを見る。
訊きたいことは、無限にあったが、ともかくいま一番の疑問を口にしようとして]
それで、その……
[魔女と呼ぶか、モニカと呼ぶかで、一瞬の間]
……彼女は、なぜここに?
(71) 2013/07/02(Tue) 00時半頃
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了解しました。
[指をきっちりと揃えて、背筋を伸ばして、チアキの瞳を見つめてはっきりと返事を。 ほんの少しだけ震えていたけれど、大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせて腕を下げる。 黒いコートにはもしかしたら鉄の匂いが移ってしまったかもしれない、けれど今、それをどうする事も出来なくて軽く畳んで返す。]
………ありがとう、チアキ。ごめん。
[彼らが到着したのは、恐らくその後。 二人の姿を見つけて声を漏らして。何でこんな場所に居たのかは気になったけれど。]
…後で、話し聞かせて。それじゃ、行ってきます。
[踵を拠点の方へと。]
(72) 2013/07/02(Tue) 00時半頃
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[>>67 モニカが傍に来ればその手を握った]
うん、残念ながら。
[>>69 今にも倒れそうなのは秘密にして、冗談混じりにそう告げる]
リッキィ――ライジは"最期まで"共和国に残るって。 左腕も失っていたし――遠くない内に"どこぞの馬の骨ともしれないやつ"に討ち取られるかも、ね。
[>>70 先のチアキの言葉は微かに聞こえてた。 ライジの様子をリッキィに伝えれば、彼女はどうするだろうか]
(73) 2013/07/02(Tue) 00時半頃
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捜索隊だなんて大げさだな。
[>>71 恐らくは断れなかったのだろうが――自分はそれほど有益な駒でもないはずだが……はて? 答えが見つかるはずもない]
"モニカ"とはD地区で接触・交戦し引き分け。 目を覚ましたのが遅かったから共和国の拠点まで連れていかれたけど――
[ひらりと共和国軍の羽織るマントをはためかせた]
"ライジ"の希望もあり――
(74) 2013/07/02(Tue) 01時頃
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―戦場・最前線― [兵は少し、連れてこられただろうか。 居たとしても戦力にはならない、いわば特攻隊に近い装備でリッキィと共にここへ立っていた。 青い軍服は綺麗な物へと取替えられていて。 遠くから見れば、誰だか判別できなくても、兵が攻めて来たと分かるだろう。 見渡す限り、地面は火に焼かれた後があって。 その理由を彼女が知るわけもないけれど、少しだけ先ほどの焦げた匂いを思い出した。 足ががくがくと震えている兵達を見ると、瞼を閉じて声をあげる。]
……これより、行動へと移る。 怯むな、恐れるな。前だけを見て………進め。
[それは、攻撃開始の合図。 金糸が風に浮かび上がる。瞼を上げれば碧眼が見えたと同時に、 風の刃が容赦なく敵を襲いはじめた。]
(75) 2013/07/02(Tue) 01時頃
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|
[一拍の間を置き――]
僕はモニカを連れて他の国へ行くことにした。 二度とモニカを魔女になんてしない。
だから――手伝ってくれないか?
[それは亡命の片棒を担いでくれという頼み]
(76) 2013/07/02(Tue) 01時頃
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―少し前・森の中―
………、わざわざ教えてくれてありがとう。 でも大丈夫だよ。 …………私が負ければ、オスカーの言う通りになるかもしれないけれど。 それに、簡単にライジ兄は死なない。
[既に、オスカーには背を向けていただろうか>>73。 ピタリと足を止めると、一気に言葉を紡いで。 兄は簡単に死なないと、それだけ伝えるとまた歩きだした。*]
(77) 2013/07/02(Tue) 01時頃
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……。
[その手を握られて、オスカーを見て、チアキを見る チアキの視線が痛い。 「彼女」と呼ばれて、一瞬私が答えるべきか悩む。 オスカーの言葉を聞いて、反応をうかがっている。
ここで、何か喋ればいいのだろうけども。 …やはり、ヤニクを殺したの事にきにしている。 あのあと、どうしたかも。]
(78) 2013/07/02(Tue) 01時頃
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|
[モニカとヤニクのことについては、 自分から告げるつもりはなく。 だからこそ先の報告でもヤニクの死については、 結果しか報告していなかった。]
チアキ…どうする?
[オスカーの一連の話を聞いて、 チアキに尋ねる。
国営軍事局占領都方面独立混成部隊隊長なんて 長ったらしい肩書きを背負ったどこかの上官様ではなくて、 ただのチアキに。]
(79) 2013/07/02(Tue) 01時頃
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― 戦場・最前線 ―
[見張り櫓のてっぺんで、空を見ていた。 過去へ、未来へ、思いを馳せて。 現在が抜け落ちた頭は空っぽだった。
志乃の歌を聞きたいと思ったが、 彼女はもうここには…どこにも…居ないから 代わりに軍医に持たされた薬を飲む。
錠剤を奥歯ですり潰して飲み込みながら、 青の兵隊がやってくる様を見下ろして。]
さて。覚悟決めて………生きるか。
[上着の裾を翻し、櫓を下りる。 手近な兵に、応戦の指示を渡しながら。]
(80) 2013/07/02(Tue) 01時頃
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[>>72コートを受け取り、頷く。 血濡れた軍服は、彼女がいまどこにいるのかを示していた]
お偉方は、英雄殺しを失いたくないらしい。 ことに、いま赤の能力者が減った状況では、一人でも確保して潰しにかかりたいようで。
[リッキィの背中を見送った後、>>74オスカーに答えて
はためく共和国の紋章と、亡命の頼みと、……懐かしい名前に 深い、ため息を吐く]
……らいにぃは、ほんと。 優しいよ。
[小さな独り言]
……俺に、亡命の手助けをしろと? ……オスカー、俺が誰だか分かって言ってる?
[俺の立場を]
(81) 2013/07/02(Tue) 01時頃
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ん、そうだね――。
[>>77 続けれらる言葉は口の動きだけで――リッキィがそれを読み取れたかはわからない]
(82) 2013/07/02(Tue) 01時頃
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[一般の兵達の命じたのは、 最低限の応戦。そして防衛。
鉄製の盾で道を閉鎖しその内側で構え、 そこを破られる危険性が見えれば その時はじめて攻撃に出るようにと。
犠牲を出す事を良しとはしないが、 少数の犠牲を払ってでも、 多数は生き延びろ。
そうして整えた陣形。 戦場に出るのは、俺ひとり。
風の刃(>>75)は、 早速、何枚かの盾を裂いたが、 兵達は素早く隊列を組み直す。上出来だ。]
(83) 2013/07/02(Tue) 01時頃
|
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[赤い色を切り伏せて、斬り伏せて。 無心で斬りつけて、敵を散らして。盾で壁を築いても無駄だと知らせるように刃を振るう。 恐らく、こうやって派手に能力者だと示せば雷神は自らか、若しくは出撃命令を受けて出てくるだろう。 ……赤の能力者は、もう彼一人となってしまったから。]
恐れずに、進め。 覚悟を決めて、後ろには決して退くな。
[独り言のように、うわ言のように呟く。 さぁ、雷神様は千枚刃を止めに、立ちはだかるのか。]
(84) 2013/07/02(Tue) 01時半頃
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|
ふぅん……でも、僕は殲滅戦には興味がないから――。
[やっぱりその命令も蹴るだろう。 魔法使いにしか殺すことができない厄介な存在は軍の中においても命令を聞かない厄介な存在だった]
ま、居るってだけで効果があるんだろうね――。
[ふむりと頷きまっすぐにチアキに視線を返す]
"チアキ"、だよ。 "悪夢"でもない、一部隊の隊長でもない。 キィに名前をつけてくれた"チアキ"にお願いする。
(85) 2013/07/02(Tue) 01時半頃
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|
[研究所での仲間として――]
手伝って欲しい。 出来なければ、このまま見逃して欲しい。
[捜索は打ち切り、自分のことは戦死扱いにしてくれればよかった]
――まぁ、ライジは王国に亡命させろって言ってたけど、 戦後にきっと謀殺されちゃうでしょ?
[恐らくきっとそうなるだろう]
(86) 2013/07/02(Tue) 01時半頃
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[睨める前方に、小柄な“魔法使い”。
ああ。そうか。 俺が、俺の願いを、潰すのか。
どうか生きて欲しいと切実に願った妹。 敵として向い来る青の風使い。
……――次の一撃が赤に迫る前に、と、 前へと駈け出しつつ、 右手を振るって、雷を撃つ。
掌から地面に水平に伸びる光は、 敵兵を何人かまとめて薙ぎ払うだろう。]
(87) 2013/07/02(Tue) 01時半頃
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[怖くないわけでは無い。苦しくないわけでは無い。 ……殺める、覚悟があるわけでも無い。それでも攻撃の手を休める事は無かった。 ある程度盾の壁を破る事ができたなら、そのまま突入しようとした、その時。 青白い光に、辺りに轟く雷鳴。咄嗟に回避行動を取った。 当然避けることの出来ない青いポーンの多くが倒れていて。]
…………、ライジ兄。 あのね、オスカーがモニカを連れてこっちに来た。 ライジ兄が最後まで戦う事も知ってる。
[こつり、こつりと靴を鳴らして雷神へと接近する。 途中赤が攻撃を仕掛けてくれば、それを容赦なく斬り伏せるだろう。 大きな声を出さなくても会話ができるような、細かい表情まで見れるような距離まで足を進める。 息を、吸う。口を、開いた。]
(88) 2013/07/02(Tue) 01時半頃
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[>>79ソフィアの問う声は、きっと“俺”ではなく、“僕”に訊いている。 そして、オスカーもそうだ]
……肩書きが重ければ重いほど、背負う命も責任も多くなる。
[しばらくの沈黙の後、のろのろと口を開く]
国家の全てを背負った王は、民のためにどんな汚いことでもやるでしょ?
……だから、出来ることなら。俺のとこに来ないで欲しかった。
俺を信用しないで、欲しかった。
[ぐしゃり。髪を乱す。 火はもう、消えていた]
(89) 2013/07/02(Tue) 01時半頃
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|
だけど……だけどさ。 ここで、部下を呼んだら。
僕、きっと一生後悔することが、増えるんだろうな……。
[幸せを願ってくれた人。 無理してないかと見ていてくれた人。 きっと、悲しませてしまうのだろうなと、思うと。
手を繋いだときの温もりが、手に甦って]
あ゛ーーー……!!もう……。 ほんっっっっと、ライジは、優しいよ。 俺が、悩むの。知ってるくせに、さぁぁぁ……。 なんなのらいにぃは僕のこと嫌いなの?わざとなの?もおおおお……。
[抑えた癇癪に近いが、違う何かで呟く。 がりがりと激しく後頭部をかきむしって]
(90) 2013/07/02(Tue) 01時半頃
|
|
…………とりあえず、そのマント脱いで。 そんで、そんで…………
[ぎゅうと目を瞑る]
……占領地区までだ。
“チアキ”が、できるのは。 そこまで。
(91) 2013/07/02(Tue) 01時半頃
|
|
ライジ兄を殺す覚悟ができないまま、ここに立ってる。 殺したく、無い。
[なるべく平坦に聞こえるように音を出して。 兄の顔を見上げた碧眼は揺れていた]
(92) 2013/07/02(Tue) 01時半頃
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|
[一般兵たちには、俺の背後を護らせる。 不必要に前に出て死に急ぐ者は少ない。 “魔法使い”にぶつけるには、 彼らはあまりに非力だから。
俺の視界には、焼け野が原と、 電撃に崩れ落ちる青の兵隊たち。 それから、“千枚刃”と呼ばれる風使い、か。
彼女の前に居るのは、 効率良く青を薙ぎ払う “雷神”と呼ばれる赤の魔法使い。
ただ。それだけ。だけど。
彼女との距離が縮まり、声を聞いて、 傍で剣を振り上げた青を殺してから、 動きを止めた。]
(93) 2013/07/02(Tue) 02時頃
|
|
必要なのはさ、 殺す覚悟でも死ぬ覚悟でも無いよ。
お前、生きる覚悟は出来てんの?
[揺れる瞳を見下ろして。 纏わり付く雷の名残である光を払ってから 彼女の金に輝く髪を撫でる。
戦場に相応しくない光景ではあるものの、 その手付きにも、声にも、 揺らぎも迷いもない。]
(94) 2013/07/02(Tue) 02時頃
|
|
[チアキの葛藤を見て、頷き――]
知って、るよ―― さっき、知ったから――
[ライジも独りで背負おうとしていた。 そしてそれを助けることは、できないのだ]
信用するさ。だって――
[コツリを項を叩く。 キョロキョロと周囲を見ていた陶器のように白い眼がチアキの方を向くと、甲高い金属を打ち鳴らすような音が漏れた]
子どもは嘘を見抜くのが、得意なんだよ。
[チアキにとってはほんの気まぐれだったかもしれない。 しかし、名づけられたことはキィにとって生まれ、自我を持た時以上に衝撃的な出来ごとだった――]
(95) 2013/07/02(Tue) 02時頃
|
|
ありがとう――。
[>>91 苦しみながら、それでも助けてくれるチアキに微笑みを向ける。
マントを脱ぎ、モニカに渡せば綺麗に消してくれるだろう。 モニカの共和国の軍人である証拠は全てライジに剥奪されていた。 軽装の二人――オスカーは暗くてよく分からないかもしれないが薄い膜のような外骨格で身体を覆っているだけなのだが――すぐにでも、出立はできるだろう]
(96) 2013/07/02(Tue) 02時頃
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[ぼやき叫びながら後頭部を乱すチアキ>>90は、 昔のチアキに見えた。 自分はこんな風に癇癪を起こす姿を見たことはなかったが。
モニカに青の服が必要であるなら、自分のものを渡すつもりで。 しばし、その場のやり取りを眺めているだろう。**]
(97) 2013/07/02(Tue) 02時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/07/02(Tue) 02時頃
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生きる、覚悟は分からない。 私は、いつ死んでもいいとは思ってる。生かすために。 ……説得力、無いけれど。
[その声に揺れも惑いも迷いも無い。 懐かしい感覚には>>94抵抗する事無く目を細める]
死んで欲しくない人がいる。 だから、その人が死なない道を選ぼうって、この場所に立った時から決めてた。
[戦場に似合わない穏やかな会話。青い兵の攻撃の手は既に止まっていただろう。 壊滅状態に近いせいもあっただろうけれど、リッキィの行動に驚いて動きが止まっているのが大半。]
(98) 2013/07/02(Tue) 02時頃
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だから、お願いがある。
[碧眼が元の茶色に戻っていく。それは戦う気はもう無いとの、意思表示。 兄なら、お願いの意味を分かってくれるだろうから、これ以上は口には出さなかった。]
(99) 2013/07/02(Tue) 02時頃
|
|
[呆然と成り行きを眺めるのは赤も同じ。
俺もまた、静かにリッキィの言葉を聞き、 瞳の色が変化する様を眺めた。
お願い、と言い出す彼女に、 溜息をひとつ。]
………
[髪を撫でていた右手を下ろし、 指先を擦って雷電の花を創る。 細やかな光の糸を編んだ花を。]
(100) 2013/07/02(Tue) 02時半頃
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|
[キィの言葉は分からない。 ただ、甲高く鳴くそれは、自我があるのだなとそう思った時、名前をつけるのは自然なことだった。 幻想の生き物がいるということは、チアキに取ってごく当たり前なことに思えたのだ。 それは、自身の幻想の能力のせいか、それともそういう思考だから能力が使えるのかはわからないが]
……オスカー、モニカ、キィ。 行こう。補給品運搬用のトンネルがある。
[近付き、闇夜に紛れて彼らを連れ出そうとする。 はたと、オスカーに近付いたときあることに気が付いて]
……オスカー、その目は?
[白い石を、じっと見つめた]
(101) 2013/07/02(Tue) 02時半頃
|
|
[数歩退き、彼女との間に距離を取る。
右手を振るうと、 花は砕けて電気の矢となり、飛ぶ。
それらは全てが彼女を避けて、 遠く遠くへ飛んでいった。
もう一度溜息を落とし、踵を返す。
戦意の無い者に応戦する必要は無いと。]
(102) 2013/07/02(Tue) 02時半頃
|
|
[有名人の彼らが目立たぬよう、自分とソフィアの青の服を二人に渡す。 薄暗い黄昏時。遠目からは誰かは分からないだろう。
そうしてその場を離れる前に、膝を付き。 持ってきた袋に、ヤニクの灰を入れた。
骨と灰になった彼は、随分と軽かった]
……ソフィア。オスカーたちについていっても、いいんだよ?
[トンネルに向かう途中、ぽつりと呟いて じっと、ソフィアの顔を見る**]
(103) 2013/07/02(Tue) 02時半頃
|
|
うん、分かった。 行こう、モニカ――。
[>>101 チアキの言葉を受けてモニカに手を差し伸べ、手を掴むとともに歩み出す。 キィは断続的に高い音を出し、返事をした。
>>97 ソフィアの方を見やり、視線を逸らされていなければ話しかけただろう]
ちょっと、近づきすぎたみたい。 変質しちゃった。
[チアキの問いかけにはあっさりと割りと重大なことを言ってのけた]
(104) 2013/07/02(Tue) 03時頃
|
|
[>>103 服を受け取ればそれを着こんだ。 少なくともこれで占領地区までは行けるだろう――あとは二人の力があれば国境を抜けるのは容易いだろう]
……ソフィアもおいで。
[>>103 モニカの手を握る反対の手をソフィアに差し伸べた]
(105) 2013/07/02(Tue) 03時頃
|
|
[その様子を"目"はじっと見ていた。
"目"の名前は「朔」――盗賊組合と長く対立をしてきた暗殺組織の人間だった。 暗殺組織はかつて盗賊組合に抗争で負け、日陰の組織となっていた。
片や軍に召し抱えられた組織。 片や忌み嫌われ蔑まされる組織。
盗賊組合の"不祥事"を処分すれば、暗殺組織が成り替わることもできるだろう。 "目"はにたりと笑みを浮かべ、"右腕"に報を飛ばす。
"右腕"は報を受けると両腕を抱き、立ち上がった――。 "右腕"の名前は「明之進」。 その手には希少金属を魔法の力で精錬して作られた刀"明星"が握られていた]
(106) 2013/07/02(Tue) 03時半頃
|
|
[モニカに自分の軍服を着せれば、 顔を知らない誰かが見れば特殊隊に勘違いするかもしれない。 二人を見送るために歩く。
オスカーの手がこちらへ向けられて。>>105 チアキがこちらを見ていた。>>103]
……うん。ありがと。 でもいいや、ここにいる。
[小さく笑って、首を横に振った。**]
(107) 2013/07/02(Tue) 08時半頃
|
|
ん。 [>>96 マントを受け取って。 話からして燃やせば良いのだろう。 ぱちりと音がすれば、火はたちまちマントを焼き尽くして炭になる。 同じように、自分もロングコートを脱いで、燃やした。]
ん、ソフィア。 [受け取る際に小さく彼女へ囁き]
…ありがとう。
[と、受け取ってその場で軍服を着込んだだろう**]
(108) 2013/07/02(Tue) 12時半頃
|
|
[服を渡す時、モニカの言葉には小さく首を振って。]
気をつけてね。
[道中の無事を祈る声を。]
(109) 2013/07/02(Tue) 16時頃
|
|
[トンネルへと、人目を避けて歩いていく。 >>107首を振るソフィアを、じっと見て]
……もう戦わなくてもいいかも知れないんだよ? どこか静かなとこで、暮らせるかもしれない。 本当にいいの?
[それは希望的予測でしかなかったけど。 包帯を巻いた手を握りながら、尋ねる。
やがて、トンネルの入口につく。 そこまでの道のりを見ていたのは、>>106ほんの僅かな人間]
(110) 2013/07/02(Tue) 16時頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/07/02(Tue) 16時頃
|
……モニカ、一つ訊いてもいい?
[すっと。 視線をそれまで向けなかった彼女へと向ける。 その目は、どこか冷えていて。静かで]
ヤニクを殺したのは……モニカだよね。
[それは、質問ではなく確認だった。
ヤニクの“焼け落ちた”首。あんなことができるのは、知ってる限り一人しかいない]
……責めるつもりはないよ。
けど、次会ったときは きっと、迷わず君を殺す。 オスカーも同じだ。
……だから、もう会わないでおこう。
(111) 2013/07/02(Tue) 16時頃
|
|
[今だって。もしも青の兵の目があれば迷わずモニカを拘束していただろう。 場合によっては、殺害もあり得た。
人の目がなくとも、もしも志乃の言葉がなければ、迷わずモニカとオスカーを裏切者として処分していただろう。
だから、これは考えられる限りの要素が偶然積み重なった結果]
……どうか幸せに。
[その幸運に感謝しながら、いまはただ彼らの幸せを祈る。 自分がこの国を捨てられない代わりに、オスカーたちは幸せになってくれるといい。
希望を託すような気持ちで、祈った。
久しぶりの感情だった]
(112) 2013/07/02(Tue) 16時頃
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…チアキやリッキィを置いてまで、 あたしは行く理由はないから。
[オスカーやモニカと共にここを離れたとして、 きっと後悔するだろうから。 仮に静かな暮らしを得られたとしても、 その平穏を甘受できない気がきた。]
オスカーほど便利じゃないけどさ、 適当にこき使ってよ。
[ね、と言い切って話題を止めた。]
(113) 2013/07/02(Tue) 16時半頃
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[モニカへ確認するチアキ>>111は、 こちらが言わずともやはり気づいていたようで。 再会を望まない、別れの言を耳にする。]
二人とも元気でね。
[こちらともまた、会わない方が二人にとってはいいのだろう。 またねの代わりに手を出して、握手を別れの挨拶に。
(114) 2013/07/02(Tue) 16時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/07/02(Tue) 16時半頃
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そう……無理しちゃダメだよ。
[>>107 眉根を下げて手を振る。 囁かれた言葉には苦笑を浮かべるしかなかったが――]
モニカ、行こうか。
[トンネルに足を踏み入れ、振りかえる――]
チアキも、ソフィアも、元気でね。 リッキィにも、戻ってきたら――。
[伝えて欲しいと頼み、薄暗いトンネルの中へと足を踏み入れた**]
(115) 2013/07/02(Tue) 17時頃
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[トンネルの中に足を踏み入れた彼らの背中を見送る。 手にした遺灰の袋を、ぎゅうと握って
深い、ため息を吐いた]
……
[二人の背中が消えた辺りで、こちらも背を向ける。 そうして、空を見た]
戦争は嫌だ、平和でいたい。 たったそれだけなんだよね。みんな。
でも、さ。 研究所に居たときから、みんな分かってるはずなんだよ。
平和ってのはさ。何もしなければ手に入る“安物”じゃないんだ。
(116) 2013/07/02(Tue) 17時半頃
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数えきれないほどの人の数えきれないほどの努力が大前提
莫大な汗と血を使って土台を固め 膨大な知恵と財産を使って柱を作り 想像すら及ばない量の命を積み重ねて積み重ねて……
そうしてやっと得られた、殺しあわずとも生きていけるだけの地位と知恵。 その上で初めて選ぶことのできる、最高の“贅沢”。それが平和だ。
何もしなければ、食われるだけ。 ねじ伏せられ、踏みにじられ 平和どころか人権の一欠片さえ手に入らない。
(117) 2013/07/02(Tue) 17時半頃
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……そうして、大事なものを なにひとつ、守れない。
[自分は、その贅沢を求めることすらできなかった。 望むことすら疲れていた。 だから、いま。僕の手は大切な人達の血にまみれているのだ。
気が付いた時にはもう、後戻りするには遅すぎて 肩にのし掛かるものは大きすぎた]
……戻ろう、ソフィア。
[せめて、二人が
平和な未来で生きられますように]
(118) 2013/07/02(Tue) 17時半頃
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[苦笑でもなんでも、最後に見るのは笑みがいい。 これが死出の別れでないのなら尚更。]
伝えるよ。
[オスカーに頷いて、 モニカからも何かあるようなら、同様に。 手を振って、小さくなる背を見送る。 闇の中にその姿が溶けて見えなくなるまで。
背中越しに流れてくる声に、自嘲めいた笑みを落とした。]
(119) 2013/07/02(Tue) 18時半頃
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……あたしは気づいてなかったよ。
[吐息に混ぜて、小さく。
研究所という籠に囲われ、 気まぐれのように与えられた平穏の中でぬくぬくと。 籠が壊れて外の世界に投げ出されて 与えられていたものの稀有さを知った。
何もしなければ、願うだけではだめなのだと、 失ってから気づいて。
それを知っていた人は、 だから人の負の感情を見たがらなかったのだろうか。]
(120) 2013/07/02(Tue) 18時半頃
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…そだね。 あんまりいないと変に思われるかもだし。
[何も見えなくなったトンネルを最後に数秒見つめて、 チアキの後を追った。]
(121) 2013/07/02(Tue) 18時半頃
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[飛んでくる電気の矢を避けるつもりは無かったけれど、ぎゅっと目を瞑った。 すぐに痛みがくるだろうと、覚悟をして手を握った。 それでも、いくら待っても痛みは無い。 ゆっくりと瞼を上げれば、少し離れたライジの姿が見れただろう。 ………願いがそう簡単に聞き入れられない事は分かっていた。 分かっていても少しだけ落胆したようなどこか安心したような息をはいて。]
ライジ兄こそ、生きる覚悟はできてるの? できてないから、そっちに居るの?
それとも、生きるために雷を使うの? ………生きるために力を使うなら、敵国の王国認定A級能力者を逃しちゃ、
[乾いた破裂音。鉛玉はライジに当たる事無く油断していた赤色を貫いただろうか。]
駄目なんじゃないの?
(122) 2013/07/02(Tue) 19時頃
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うん、ソフィアも気を付けて。
[>>109 首を振ったのを見て、そう言う。 また会えることを祈りつつ]
(123) 2013/07/02(Tue) 19時半頃
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[これでいいのだろうか、良かったのだろうか?
ライジを残して――。リッキィも、チアキも、ソフィアを残して。 ケイト、ヤニク、志乃、ナユタ――。
こうしている間にもまた、誰かがいなくなる現実の中。
本当に? もう魔女じゃなくていいの? 焼かなくて、殺さなくていいの? 皆は?
…いいのかな、私たちだけ行っていいのかな? けれど、今、手を握っている人を。 彼を失いたくなくて、離れたくなくて―――。 ぎゅっと握る。]
[やがて、トンネルの入り口についた>>110]
(124) 2013/07/02(Tue) 19時半頃
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[ぽんとソフィアの頭を撫でると、少し眉を下げて微笑んだ。
共に拠点へ戻ると、リッキィはとっくに出撃した後だった]
……
[帰ってきてほしいと思う反面、彼女が帰ってくるということは高い確率で、雷神を討ち取ってくるということで。
それでも、ただただ、帰ってきてくれと思う]
(125) 2013/07/02(Tue) 20時頃
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…そうだよ。 [>>111チアキの方に向いて、静かに答える。 静かに。 責めるつもりはない、次会ったら――の言葉に]
そうだね。 …それでも。 [焼きたくなかった、というのを飲み込む。 これは言い訳だ。]
…ごめんね。
[謝って済むことではなくても、謝って。]
(126) 2013/07/02(Tue) 20時頃
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うん、ソフィアも…チアキも元気でね。
[ソフィアの手を握って握手を。>>114 行こうと言われれば、トンネルへと足を踏み入れて、オスカーと共に振り返る。 そしてうす暗いトンネルの中へと踏み入れて行った]
(127) 2013/07/02(Tue) 20時頃
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……リッキィが帰ってきたら、伝えないとな。
[ああ、そうだ。オスカーの捜索隊を出さないと。 ふと、やるべきことを思い出した。腑抜けてる場合じゃない。
オスカーの形だけの捜索隊は、悪夢お手製の偵察機を利用することになるだろう。 人員が割けない状況なのだから、ちょうどいい言い訳になる。
そうして、適当なとこで死亡報告をすれば、もうできることはない]
(128) 2013/07/02(Tue) 20時頃
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……ああ、そうだ。 ソフィア、……俺が預かっててもいい?
[遺灰の詰まった袋を示し、静かに問う。 ヤニクだったそれは、小さな皮袋に行儀よく収まっていて
なんだか無性に切なかった]
(129) 2013/07/02(Tue) 20時頃
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[日は既に暮れて、黄昏。 薄闇に呑まれる焼け野が原を進み、 自陣営へと戻る途中。
背後からの破裂音に反応するより早く、 中身を失い風に揺らいでいた左袖が 鉛弾に撃ち抜かれてはためいた。
右手を握って、解くと、 そこには眩い電気の塊。
振り向きざまに放ったそれは、 的確にリッキィの手元を狙ったが。さて。
向き直った時、 そこに居るのは、誰だ? 俺の妹か?青の魔法使いか?]
(130) 2013/07/02(Tue) 20時頃
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覚悟決めなきゃ生きらんねぇよ。 [生きて来られなかっただろう。今日まで。
多くを殺して多くを殺され、 失い続ける二年半だった。
名乗りを上げるからには、 彼女はハローシィ王国認定能力者として その言葉を俺に投げているのだろう。
なら、俺達の距離感はこれが正しい。
適切な攻撃射程を意識して、 彼女と向き合う。]
(131) 2013/07/02(Tue) 20時頃
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[リッキィの部隊はすでに赤と交戦に入っているようだった。 前線の方向、少しずつ色を変えていく空を眺める。 ただ、待っているしかできないのは歯痒い。]
うん。チアキが持ってて。
[チアキ>>129にひとつ頷いて、 小声で付け足した。]
(132) 2013/07/02(Tue) 20時半頃
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[小声に頷いて、共に少しの間空を見る。 やるべきことに急かされて、すぐに歩こうとしたけど、 ふと、置いてあった補給物資を見て、塩の塊を手に取り、ネジを回す。 包帯から滲む赤が、塩を汚した。 痛みはなかった]
……ソフィア。 後でさ。コーヒー淹れてよ。豆ないけど。あは。
[なんて、誤魔化すように笑って。 ぽおんと、ソフィアに向かって塩を投げる。
そうして、踵を返して天幕へと戻って行った。
くるり。塩は、ソフィアの元につくころには、愛らしい三月うさぎに]
(133) 2013/07/02(Tue) 21時頃
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[ライジの左袖が風に揺れるのと同時に、右の手首に痛みが走った。 衝撃にか、痛みにか。耐えられず銀色は茜色の空を舞う。それを拾う事無く、左手で手首を撫でる。少しの、間。]
そう。それじゃ、ライジ兄が……… 『雷神』のライジが、『生きる』ために『この場』ですべき事は、何?
[風が頬を撫で、金糸を浚う。 その風は焼け野を駆け巡り、そして]
敵前逃亡をする事?それとも、亡命する?ねぇライジ兄。二人が生き残る事は、できないよね?
[鉄を壁を切り裂く。国のためでは無い、自分のために。仲間のために。] [生かしたい、誰かのために。]
[茜空に兄の背中、思い出すのは甘えん坊リッキィが笑いながら手を握って、帰る姿。 兄も自分も泥だらけで。一瞬だけ、風の勢いがゆるんだ。]
(134) 2013/07/02(Tue) 21時半頃
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[それでも、青い色が自分だけになっていても、赤い色にいくら攻撃されても。 攻める事をやめない、青の魔法使い、千枚刃のリッキィの姿が。]
(135) 2013/07/02(Tue) 21時半頃
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―補給路内部―
[補給路に使われているトンネルは入り口こそ狭かったものの本道に入ると荷馬車が通り、場所によってはトロッコが走る区域も存在した。 そこから何ヵ所も枝分かれした出入口が存在し、各拠点の近くで口開いている]
ふわぁ、すごいね。
[オスカーは初めて通る補給路に感嘆の声をあげながら、モニカと手を繋ぎながら占領地区に向けて歩いていた。 自陣営の補給通路なので緊張感の欠片もかった]
(136) 2013/07/02(Tue) 21時半頃
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リッキィが戻ってきたら淹れよっか。
[豆がなくて何をどう淹れるつもりなのか。 それでも頷き返す。]
だからそれまでに、ちゃんとそれ換えてね。
[赤の割合がじわじわと増えている手を示して、 真っ白な、ところどころに赤の斑点模様をつけた 三月うさぎを抱きかかえる。
そのうち塩の塊に戻ってしまうのだろうけれど。 耳の部分を軽く撫でて、 うさぎを抱えてゆっくりと天幕へと戻る。]
(137) 2013/07/02(Tue) 21時半頃
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[覚悟ってのは、重いな。
二人で生きてはやれないし、 二人で死んでもやれない。
風の流れを感じて、 後方に建つ見張り櫓に雷を撃つ。 焼けて崩れる木材が風の刃の動きを阻み 鉄壁の数枚を護ったが、 それでも赤の被害は甚大だ。
左腕を損ねてバランスの取りづらい身で 前方へ駆け込みながら右手を大きく振る。
始まったばかりの夜に光が走り、 風を繰り出す“千枚刃”の周囲へ降り注いだ。 天から落ちるてリッキィを取り囲む細い稲妻の鳥籠は、 彼女の動きを止められただろうか。]
(138) 2013/07/02(Tue) 21時半頃
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[油断もあった。 疲労による集中力の低下もあった。 何よりも"武器に対しては無敵"だと思い込んでいた]
[――ヒュッ]
[何台目かの荷馬車とすれ違った時、従者の右手が横に振られた。 キィの眼で見えたのは金属の光沢。 煌めくそれに――いつもと同じように鉄の装甲を展開した]
(139) 2013/07/02(Tue) 21時半頃
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[――視界の後ろ半分が突然黒に染まった]
え……?
[キィが大気を切り裂くような、文字通りの金切り聲をあげる。 斬られる体験は初めてで、眼を深くまで裂かれたキィの痛みがオスカーにも伝わってきて――]
(140) 2013/07/02(Tue) 22時頃
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[時代が悪いのか、立場が悪いのか。 結局、一緒に居たいとどれだけ願っても、共にあることはできない。 それは、研究所に居たときから分かった事。そして、ここに立ってから痛いぐらいに痛感した事。]
[太陽は顔を引っ込めて、くらく、こわい夜がやってくる。 それでも無心に、いや無心であろうと努力して切り刻む。 ある程度の戦力は削れただろうか、残りの青と赤がどれだけ居たか。 残っていても無傷である者は居ないに等しかっただろう。 それでも、やめる事は無い。]
っ、
[天からの青白い光が彼女を閉じ込める。 気がついた時にはもう遅く、右手で籠に触れればバチリ、と音を立てながら中の鳥を逃がすまいと衝撃を与えただろうか。 出ようにも、出れる場所が無い。彼女の動きが止まってしまうのも、自然なことだった。]
(141) 2013/07/02(Tue) 22時頃
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あ゛あっ――あ゛あ゛あ゛あ゛あっあぁ゛――
[無様な叫び声を上げた。
その間も右肩を斬り裂かれ――返す刃が背中を裂いた。 オスカーは鉄を強制的に貪食する。 逆に言えばそれ以外の物は吸収できなかった。 それでも、金や銀で造られた武器ならば鉄を貫くことは出来なかっただろう。 かつての研究員が達した答えは単純にして明快――鉄よりも密度も剛性も高い金属で武器を作り、『英雄』に持たせればいい]
(142) 2013/07/02(Tue) 22時頃
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[痛い、痛い――死にそうな程に痛い。
それでも振り返ろうと身体が動くのは戦場での習慣があったからだろうか。 見える右眼で見えたのは襲撃者が煌めきを振り抜こうとする瞬間――その切っ先はモニカに向けられていた]
[トンッ――]
[モニカと繋いでいた手でそのままモニカの身体を押し退けるようと力をこめた。
次の瞬間――左肘から先の感覚が失われた。 モニカの右手の中にはオスカーの肘から先の左腕が握られていただろう]
(143) 2013/07/02(Tue) 22時頃
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嫌だなぁ……絶対に俺、殺される。 母さんに。
[走る途中に落とす呟きは、 風の唸りに掻き消えたかもしれない。
何があっても誰に恨まれても憎まれても、 親友を亡くしても、妹を手に掛けても… それでも生きて、生き延びて、 最期まで足掻こうと決めたのに。
こんな馬鹿げた悲しみの連鎖なんて、 断ち切ってやろうと思ったのに。
覚悟していたはずなのに。]
(144) 2013/07/02(Tue) 22時頃
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[光の籠を一気に狭めてしまえば、 中に閉じ込められた小鳥はすぐに死ぬ。
なのに、強張る右手はその決断を躊躇い、 雷の具現化を持続させるためだけに 能力を放出し続けている。]
リッキィ、
[籠の傍に立ち、 ただ、彼女の名を呼ぶ事しか出来ない。]
(145) 2013/07/02(Tue) 22時頃
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|
もー、リッキィもソフィアもみんなして。わかったよ。
[>>137ソフィアの手の怪我への言及に苦笑して それでも、リッキィが帰ってくるまでそれも待とうと思う。
きっと、そう長くはかからないだろうから。
どちらが死ぬにしても、生きるにしても。 能力者同士の戦闘は、持久戦は少ない。
そう、どちらが死ぬにしても、だ]
……………
[無言で、歩く]
(146) 2013/07/02(Tue) 22時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/07/02(Tue) 22時頃
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[頭の中で警鐘が最大限鳴り響く。 傷口を鉄で塞ぐが身体から抜け出た体液は少なくはない。 相対し、襲撃者を睨み付けると襲撃者は口を開いた]
『チアキ殿からの要請だ、お生命頂戴申し上げる』
[思考が止まる。 先ほど送り出してくれたチアキが――? 仲間が――? ――う、そだ……]
……モニカ、逃げろ。遠くに逃げろ。
[煌めきが再び輝いた――。 煌めきは装甲を展開していた喉笛を貫き、項のキィも同時に貫いた。 喉に熱が溢れ出す。 それでも――貫いた刀を持つ手を掴み……鋸にした鉄で削ぎ落とした*]
(147) 2013/07/02(Tue) 22時半頃
|
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[夜は、あまり好きではなかった。
なんとなく重い雰囲気になるし、母さんがひどく落ち込んで父さんがそれを慰めて。 小さい妹達はどうしたの?と首を傾げてリッキィに問い、弟達はライジ兄は?と。
夜は、あまり好きでは無い。なにも、見えなくなるから。]
(148) 2013/07/02(Tue) 22時半頃
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[―――――青白い光がリッキィを照らす。月明かりより強い光で。 状況は、動かない。捕まえてしまえば銃を持たない自分なんて、簡単にどうにでも出来るのに。
兄はそれをしない。…多分、彼女が同じ立場でもできないだろう。 けれど、そうも言ってられないはず。
籠の中で手を伸ばす。どんなに弾かれてもどんなに痛みが走っても。]
らいじ兄、ライジ兄。
(何を、言っていいのかわからない。けれど、)
ライジ、兄……
(この状況で、どんな事をしても生きて欲しいと伝えるのは、)
[残酷、なのかもしれない。]
(149) 2013/07/02(Tue) 22時半頃
|
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―ハッターラビット―
[ソフィアの腕に抱かれたうさぎの頭には、麦わらが巻き付けてある。 今は三月じゃないからおとなしくしてるけど、三月だと走り回ったり飛び回ったり大変だからね。 ソフィアはらっきぃだ]
ワインはいかがかな?レディ。
[くひくひと鼻を動かしながら、親切そうに、ワインもないのに言ってみたりして。
それから、大きな耳をぴくり、ぴくり]
君の時計はちゃんと今が何年かわかるかい? ところで、キングが何をやらかしたって?
[ぴくり]
(150) 2013/07/02(Tue) 22時半頃
|
|
[それでも、伝えたい事を全部込めて名前を呼んだ。 沢山のありがとうと、沢山のごめんと、ほんの少しの冗談と文句。]
[伝わる事が無いと分かっていても、それでも、彼女にできたのは兄の名を呼ぶ事、だけ。]
(151) 2013/07/02(Tue) 22時半頃
|
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−補給部内部− [補給路のトンネルはとんとんと足音が響く。 入口こそ狭かったが、補給路いわれてるように通り、荷馬車、あるいはトロッコが通る広さがある。 そこからいくつもの場所に枝分かれした出入り口が存在している。]
うん、そういうのあったんだ。 凄い…。
[>>136オスカーの感嘆な声に、そう感想を述べた。 そういうのは通ったことがなかったから、きょろきょろと通り過ぎてく荷馬車を見たり、周りをみながらついていく。 迷わないかなと、緊張しながらオスカーの手、左手を握る。]
(152) 2013/07/02(Tue) 22時半頃
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[右腕が痺れる。 籠を持続させるのはもう限界だろう。 逡巡を引き伸ばした末、 息を呑み、唇を引き結んで、 妹を包む籠へと向かい一歩踏み出す。
この鳥籠を解いてやる事は出来ない。 それが、たまらなく悲しかった。
ゆっくりと右手に拳を握ると、 それをきっかけに籠は小さく狭くなり リッキィを強い光と痛みで追い詰めようと。]
リッキィ、
やっぱ俺……お前の兄ちゃんはやめらんねぇ。 すげ………………苦し、…、
[結局は、情けないダメな兄の顔で、 妹の生命を奪う光で、彼女を、包み込んだ。]
(153) 2013/07/02(Tue) 22時半頃
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|
――オスカー!? [風が切る音がした気がした。 次の瞬間には、オスカーが叫び、声に火を出そうと繋いでいない手で火の塊を出した瞬間]
[トンッ―――]
[強い力で体を押し出され―― 後ろへ後ろへと押し出されて、そのまま壁にぶつかる。]
―ぽたり、ぽたり ぽたり、ぽたり―――
[液が地面に滴り落ちる音。 見慣れた、赤い 紅い血が、鉄の臭いがして服を赤に染める]
(154) 2013/07/02(Tue) 22時半頃
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[リッキィは、弟妹たちの中でも、 ひときわ手のかからない子だった。と思う。 少なくとも俺にとっては。
もっとワガママ聞いてやれば良かった、 もっと甘やかしてやれば良かった、 もっと愛せば良かった、 もっと愛していると伝えれば良かった、 もっと一緒に過ごせば良かった、 もっと、 もっと、
こんなふうになって尚、 兄と呼んでくれる声に、 押し殺していた心を撫でられて。
息も出来ないくらいに苦しい。]
(155) 2013/07/02(Tue) 22時半頃
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ぅ…ぁ… [そこにはオスカーはいなくて、左腕だけが残る。 一体、何が―、何が――。 頭がぐるぐる、オスカーが、オスカーが、いない。 どこ?どこに?]
[オスカーの姿は私が先ほどいた場所の所にいて。 襲撃者の声が聞こえ、逃げろと、遠くへ逃げろと、オスカーの声が聞こえる。 逃げればいいのに、足が動かない。 動けない。]
[ザッシュ――]
[そして傍に居た襲撃者がオスカーの喉を貫いた。 目の前で、殺される。]
(156) 2013/07/02(Tue) 22時半頃
|
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オ…スカー?
[手を離す。 何か口を動かしてるのが見える。 ごろんと、左腕が地面に落ちて立ち上がる。 襲撃者は刀を再び構えてこちらへと歩いていくのが見えた。 そして―― 魔女は囁く。]
おいで、(狼さん)"火焔"――
[火の塊は燃える狼となって、襲撃者の腕を噛み千切った。 刀を転がる音を掻き消し、叫ぶ襲撃者の声がこだまする。 腕は狼の口の中で炭となり、ぼろぼろと床に落ちた。 叫びを楽しげに聞きながら、刀が転がったソレを拾う。 狼がさらに牙を向こうとして、やめろと示すと足元へとやってくる。]
(157) 2013/07/02(Tue) 23時頃
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[ぴこぴこと耳を動かして喋る子を撫でながら、 自分の天幕へ。 寝台に背中をあずけて、帽子うさぎを膝に乗せる。]
ありがとう、ぜひ。 だけどできたらコーヒーの方がいいかなぁ。
[どこかお調子者じみた音に返す。 ――そういえばチアキって紅茶党じゃなかったっけ?
あたしの時計は動いてるよ。 あなたのキングはすぐに怪我をしちゃうから。
うさぎを通してチアキが聞いているかもしれないが、 帽子の上に顎を乗せてうさぎ相手にお喋りを。 喋っていないと、秒針が進むのがやけに遅く感じたから。]
(158) 2013/07/02(Tue) 23時頃
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ねぇ、君。さっき、誰の要望だって言っていたのかな?
[ニコリと笑うが、目が笑ってない。 名前を言わなければ火焔に、もう片方の腕を噛み千切って炭化させて。 それでも言わなければ――― さらに足を、右、左、火焔に噛み千切って炭化させる。 まだ言わなければ刀を目に突き立てて、目を抉り取る。 ぐりぐりと、ぐりぐりと。かき回して抉り取る。 もう片方も抉り取る。
ようやくチアキどのと、声を聴けた声には、致命所以外、もう切れる場所がなかった。 焼いて火を塞いで出血をふさいだから。 ――とても、長い地獄を味わえたことだろう。]
(159) 2013/07/02(Tue) 23時頃
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う、ぐ……っ………!
[鳥篭が小さくなっていく。 痛みと熱はあっちこっちに広がっていって、やがて痛みさえも感じなくなってしまって。 いたい、痛いと訴えてしまいそうに、声を上げそうになるのを必死で飲み込む。 それでも、少しだけ声は漏れた。 光が、強くなっていく。 眩しいくらいの、目があけていられない程の光。 それでも、兄の顔を見続けようと必死に目をこらす。
……光の中で、苦しがっている兄の声が聞こえた。 音の方へ手を伸ばす。触れられた、だろうか。]
(160) 2013/07/02(Tue) 23時頃
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[すっっと目を細める。 ゆっくりと微笑み] そう…ありがとう。つらかったでしょう? もう大丈夫。
私の可愛い――赤猫が慰めてくれるわ。
[にゃぁっと鳴き声がした気がした。 そして襲撃者は赤い炎に包まれた。]
(161) 2013/07/02(Tue) 23時頃
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………う――――よ、―――兄。
[……少し前までは、ミナカタを殺した事を許せなかった。 だからライジ兄の安否をどうでも良いと蹴ったし、兄を目の前にしても強くあろうと。そう思っていた。 それでも心の奥底では、生きていて欲しいと、兄妹の関係であり続けたいと。 口には出せなかったけれど、嬉しかった。安心した。 だから、]
大好き、だよ、愛し、て、た。
[いつかの兄のように笑って、頬をなでようとして。小さな小さな声で伝えようとした。
…………光が収まれば、糸が切れた人形のように膝からバサリと地面へ倒れこんでゆく。 金色は、頬を涙で濡らしながら、笑っていた。*]
(162) 2013/07/02(Tue) 23時頃
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|
[ずっと名前を付けてなかった、狼と猫。 名前を付けると、意思をもつかもしれない――そんな不思議な理由で付けずにいた。
狼―火焔は補給部内部のトンネルにいる人、人間を噛んでいく。 近づく者はすべて、腕や肩、足、など噛まれて噛まれたところから火が尽きて、全身へと燃えていく。 一方猫―、赤猫は気まぐれに荷台へ飛び乗り、飛び乗った荷台を燃える尾で、燃える毛で放火する。 たちまち、トンネル内部は火の海になるだろうか。]
(163) 2013/07/02(Tue) 23時頃
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|
[具現化持続の限界を迎えつつある光は 端から綻び、夜に溶けていく。
崩れる光はか細い糸のようになっても 苦しげな声を漏らすリッキィを抱き続ける。
伸ばされた手を引き、 痛みと熱しか与えない光の膜越しに リッキィの小さな身体を強く抱きしめて。
頬を撫でてくれる手に、 言葉に、声に、肯いて。]
愛してる。
ずっと、これからも、 ………生き続ける限り、ずっと。
[腕の中で崩れる身体は確かに支えて、 光の失せた闇の中、ひどく掠れた声で呟いた。]
(164) 2013/07/02(Tue) 23時頃
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―ハッターラビット―
コーヒー?残念、席がないよ。
[盗聴機能もなければコントロールする意思もないうさぎは、ぱたぱた耳を動かして]
いやいや、時計は止まったよ。最高級のバターだったんだがね。
[悲しげに首を振ってみたり]
キングが怪我をしたって?怪我がキングをしたって? ふうむ、猫が燃えると、燃えるが猫というくらい妙な命題だ。
[鼻をくひくひ]
ところでソフィアちゃん、コーヒーは炭で淹れてはいけないらしいよ?
[ひげをぴくぴく]
ついでにキングは現在不感症なので痛みはないらしい。
(165) 2013/07/02(Tue) 23時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/07/02(Tue) 23時半頃
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[遠くに行ってしまったのは届かないからいけなかったが。 燃やすものは燃やして、燃やすものがなくなれば2匹は戻ってくる。 2匹に頭を撫でてやると、火を吹き消されたように、姿がふっと消えた。]
(166) 2013/07/02(Tue) 23時半頃
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―――――。 [何もなくなって、何もなくなった。 何もかも。 今ここにあるものも。 ゆらりゆらりと、オスカーの亡骸へと近寄る。
掌から花びらを、ひらりひらりと落とす。 落として、オスカーの肌を少しずつ焼いていって。 そして、ぐちゃりと音を立てて肉辺を掴む。]
(167) 2013/07/02(Tue) 23時半頃
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ぐちゃくっちゃ、ぐっちゃ、ペチャゴキッ、ベキっ、 [嫌な音が響く。]
グチャ、バギッ、ガリガリ
[砕く音が響く]
ジュウゥゥ… [焼く音]
べっちゃ、クッチャ、ガツガツ、グチャ [何か、食べる音――。]
(168) 2013/07/02(Tue) 23時半頃
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[光が消えてしまえば、 焼け野が原には暗い夜が落ちた。
青の残兵が数人この場から逃げ去ったが、 それを追うつもりは無く。 リッキィの…愛しい妹の身体を抱いて、 長い時間、その場で打ち拉がれる。
軋む。 胸の奥が。 頭の芯が。 ギシギシと、ギシギシと。]
(169) 2013/07/02(Tue) 23時半頃
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ごくりごくり、ズルズル
[何か飲む、啜る音がしてようやく音は止まる。]
(170) 2013/07/02(Tue) 23時半頃
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それは残念。
[コーヒーの話。バターの話。 マッドラビットの話に耳を傾ける。 炭でコーヒーを淹れた覚えなんてないけども。
ひくひくしている鼻をつつく。 うさぎはいつまでこの形でいられるんだろう。]
痛みを感じなくても痛いんだよ。
[帽子を指先で軽く弾いた。]
(171) 2013/07/02(Tue) 23時半頃
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…っは、あはははははははは ねぇ、オスカー聞こえる? 聞こえるよね、一緒にいるんだもの。
ねぇオスカー
ずっと一緒よ?
死んでも、ずっと―――。 [血塗れの手で残った左腕を抱いて、嬉しそうな笑みを浮かべるモニカ。 手の甲に頬ずりして、嬉しそうに]
今度は私が、食べちゃうね。 たまにはいいでしょ?
[にぃっと笑い]
いただきます―
(172) 2013/07/02(Tue) 23時半頃
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−補給部内部− [トントン トントン]
[トンネル内部を歩いていく。 来た道をゆっくりとゆっくりと戻る。 靴の音だけ響く。 1人分だけの靴音が。
赤い紅い花びらが燃えて、散らしながら、ゆっくりと歩いていく。 やがて見えてくるだろう。 先ほどきた王国の拠点が。 外はすでに夜――。]
(173) 2013/07/02(Tue) 23時半頃
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…夜か。 [夜はいい。 火が目立つから。
青い軍服を紅く染めた魔女はゆらりゆらりと、拠点へと目指して、花びらを握りしめて取り込んでいくだろう。]
(174) 2013/07/02(Tue) 23時半頃
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[ようやくリッキィを腕から離し、 地面に横たわらせ。
痺れる右腕で呼ぶ落雷の光で、 肉体を焼いて無へと帰す。 その雷鳴は夜の静けさ割って響く。
閃光が失せた後に残るのは、灰。 一握の灰を、 持っていたすべての錠剤と併せて飲んで。
赤の防衛線の内側へは戻らず、 ふら、と荒野を歩み出した。*]
(175) 2013/07/03(Wed) 00時頃
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[黒いコートをクローゼットに戻して、包帯はほどいてしまって
ヤニクの灰を志乃のうさぎの横に置いたとき
駆け込んできたのは、二人の兵士だった]
(176) 2013/07/03(Wed) 00時頃
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…………。
[顔をあげる。 外の気配が落ち着かない。
外の様子を窺いに立ち上がる。 うさぎは、塩の塊に戻っていた。]
(177) 2013/07/03(Wed) 00時頃
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[二つの報告が、その日の夜チアキに伝えられた。
雷神抹殺の失敗と、補給路の被害。 千枚刃の死亡と、裏切り者の抹殺。
リッキィと、オスカーの死
それを、部隊長は。 眉ひとつ動かさずに、聞いていた]
…………
[そうして、響いたのは 二発の銃声]
(178) 2013/07/03(Wed) 00時頃
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...e .. 6 .n..d..66 ―― . ...ad.
[風が止んだ。鐘の音が消える。 ジジ、と乾いた音が罅割れた電子版から漏れた。]
(179) 2013/07/03(Wed) 00時頃
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またじゃないか。
[部下が退室していないのに、静かになった独りの天幕内。 頬杖をついたチアキは、呟く]
(180) 2013/07/03(Wed) 00時頃
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……あは、あっははは、
あー……、おっかしい。 ほんっっっと、可笑しいなあ……!!
なんでさ、なんでこんな、こんなことになるのかなああぁあぁ!!!!
(181) 2013/07/03(Wed) 00時頃
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