人狼議事


184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】

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視点: 人


カリュクス6人が投票した。
ニコラス1人が投票した。
リツ1人が投票した。

カリュクスは村人の手により処刑された。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?


全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

もるもっと 2016/03/06(Sun) 05時半頃


【人】 許婚 ニコラス

[現れた道を阻む姿。誰なのか見上げることもしない。それでも、その声>>3:182を聞けば……誰なのか分かるのだが、どうやらとても冷静ではない男はそれすら推測する余裕がない。
だから、妨害する足を無視して進もうとしただろう。]


ぅ、るさ……ッげほ!ゲホッ!!……は、…ララ……ララ……!

[恐らくその声も、既におかしくなっているだろう。喉がうまく機能しないのだ。むせて止まっている間だろうか?


────一瞬、ヒヤッとしたものが背に触れた。

背だけじゃない、足もか?
……まさか、皮膚を浸透し骨と反応していくとは夢にも思わず。かかった皮膚は火傷したように爛れていたが、その痛み"程度"では男は止まらない。]


……ッ、が!…ぁ"あ"ぁああぁ!!!!げ、ほッ!

[恐らく男が身悶えたのには少しだけ時間差があったか。チクリとした痛み。今のはなんの液体だ?ブチリと肉を裂く音が聞こえた。いや聞こえたなんてものじゃない。これは背中が背中に何か背中が背骨が背骨が背骨背骨ががががが!!!!!!]

(0) purin3 2016/03/06(Sun) 06時頃

【人】 許婚 ニコラス



あ"ぁああぁ"あ"あ"あぁあ"あぁ!!!!!

[すっかり穴の空いた喉から血液が漏れるのも気にせず、叫ぶ。うつ伏せだったその体が跳ね、踊り、横向きに倒れる姿、叫ぶ声。……皮肉なことにどれも嫌いなものだ。

フッ化水素酸は弱酸ではあるが、体内においてカルシウムイオンと大きく反応する。つまり、骨まで到達してからでないと反応しない。────骨と勢い良く反応し、出来たものは?

肉をブチブチと裂き、結晶針となって男を襲う。

どれくらいの量が掛けられたのかは知らないが、恐らく背も足も もはや皮膚の役目も肉の役目も果たしていない。骨も露出していたか?

その後他の男>3:*49が来たとしても、まさしくこの男はきっと痛みに悶え苦しみ、何も分からない。馬乗りになるのなら、横向きのこの姿はきっと乗りにくいだろう。……仰向けにでもされてしまったか?

それならば痛みに苦しむ顔がよく見えただろう。

(1) purin3 2016/03/06(Sun) 06時頃

【人】 許婚 ニコラス



恐らく彼がナイフを振り下ろすにも構わずに、彼の顔を掴み退かそうとしたはずだ。その力は、男の意識はないにも関わらず きっと先程の渾身の一撃より強い。退かせたのなら、すぐに横向きに変わる。嗚呼、背中がつくとさらに痛むのだ。

それでも相手はナイフを止めないか?

それならばきっと、反応し過ぎて脆くなった骨は鈍い音など立てずに簡単に砕けてしまうだろうよ。]


あ"ぁああぁ"あ"あ"……ゲホッ、ごほッ…ああぁ"あ"あ……!!!ララぁ"…ッ、は……り、ぜ……ラ、ら……らラ……

[前後不覚。最早意識と呼べる意識はない。

その頃には肉の塊と化していたか?
それでも呼ぶのは、愛する妻と娘の名。


…男は絶命するその時まで、その瞳を閉じるその瞬間まで。その名を、呼び続けた。]*

(2) purin3 2016/03/06(Sun) 06時頃

天のお告げ (村建て人)

[男の叫びが完全に消えた頃。きっと、愉快そうな笑いが響いただろう。]

(#0) 2016/03/06(Sun) 06時頃


天のお告げ (村建て人)

[その音と共に、ガチャン!と大きな金属音が響く。音の出所を探れば、きっとそれが赤い扉からだと気付くだろう。

赤い扉を開ければ?


────開けた途端、全員の意識がそこで途切れる。

きっと目が覚めれば君たちの世界では7日間が経過していて、その間君たちは死んだように眠り続けていた、と聞かされるだろう。

場所は恐らく、君たちの世界の病院ではないかね?監禁されてた少女は突然の様子に戸惑いもするかもしれない。
あの場で受けたはずの傷も、失ったものも全てもと通り。

全て夢だったのか?
いいや、それから君たちは気付くのだ。


"Gifts for you."────記念品を貴方に。

そう血文字で書かれた紙。
そのすぐそばには、罪歴が綺麗に白紙になったあの資料。写真を見る限りきみのものだ。

(#1) 2016/03/06(Sun) 06時頃


天のお告げ (村建て人)

それからその間に挟み込むように、赤い肉片が。


傲慢には、君の功績を讃え片目の空いた首を。
色欲には、君が撃ち抜いた左太腿を。
憤怒には、あれほど欲しがっていた右腕を。
暴食には、腹部の臓器を。
嫉妬には、右腕と対になる左腕を。
怠惰には、……怠惰な君には素敵なプレゼント。その形は心臓のようだ。


────白紙になった罪歴の一行目。

****年 ニコラ・ド・フォンブリューヌを集団で殺害目的で暴行、致死。]*

(#2) 2016/03/06(Sun) 06時頃


【人】 墓守 ヨーランダ

―回想・憤怒の部屋―

[グスグスといつまでも無様にも症状は涙を零す。
彼が慰めてくれる言葉も、自分の体が穢されてしまったかもしれないという杞憂の前にはただただ申し訳なくて、居た堪れない。>>3:146>>3:147]

(ああ……だめよ、だめ。私の身体の全てはケイイチ様のものなのに、他の男に奪われてしまっただなんてどうやって罪を償えばいいの?それとも償う事すら許されないのかしら。私はやっぱり、捨てられる、のね……)

[少女の脳裏には絶望と恐れしか浮かばない。……だというのに、抱きしめた彼のぬくもりに縋ってしまうのだ。何か柔らかいものが目の淵に触れれば、ピクリと体を振るわせた。]

あ……え……っ、ひあ!?

[彼の『舐めて良い?』という言葉と共に、眼球が欠けた眼光の奥に温かいものが当たった>>3:148。痛みはないが、飛び出ている糸の先のようなものが舐められているのわかった。……それは眼球に繋がっていた筋肉と神経の一部だったのだろう。]

ケイイチ様……気持ち悪く、ないのですか……?だって、こんな……こんな、目玉のない恐ろしい顔だなんて……っ、あ……

(3) もるもっと 2016/03/06(Sun) 08時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[彼の舌が眼孔を犯していく。眼球があった場所の奥を舐められるだなんて、そうそうない経験に違いない。彼が気持ち悪がるどころか『おいしい』と言い出すのを聞けば少女は戸惑いながらも、従順に彼の愛撫を受け入れるのだった]

あ……の、ケイイチ様……っ、当たって、ます……

[やがて抱き合う彼の下腹部の熱を感じれば、少女は恥ずかしさに顔を覆いたくなってしまう。けれどそれは許されず、彼に目の窪みを舌で犯されながら、あっさりとまたワンピースを脱がされてしまうだろう。もうそれは既にワンピースと呼ぶよりはただの布きれも同然。]

ふ、ぁ……

[彼の手が少女の柔らかな双丘を揉みしだけば甘い声が漏れる。目が見えない分、触られるところ全てが研ぎ澄まされているかのようだ。そうして睦みあっていれば、少女の手は自然と彼の熱へと伸びて、布に圧迫されて苦しげにしている熱を解放するだろう。指先で愛おしげに撫でたなら、彼の怒張は少し腰を浮かせればいつでも受け入れられるほどに育てようと、懸命に。]

(4) もるもっと 2016/03/06(Sun) 08時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ


はい……どこでも、お好きな場所をお求めください。
ケイイチ様にだったら、喜んで私の全てを差し上げます……。どこが欲しいですか?

[彼の優しいキスを受け入れながら熱を育てていれば、ふと少女の左手が取られた。
そして、かり、と左手の薬指の走る痛み]

――!

[これ、と甘噛みをする彼の舌先に少し驚くも……次の瞬間には、花が咲いたような微笑みを見せた(もっとも、眼球もない状態で血まみれの顔だったから、見る者が見れば卒倒しかねないほど恐ろしい笑顔だっただろうが)]

嬉しいです……ケイイチ様。
指輪よりも素敵な印を、私に刻んでくださるのですか……?ああ、あぁ……っ、なんて幸せなことでしょう!

[盲目の少女は歓喜にまたむせび泣く。彼に抱き付いては、その唇に、頬に、少女からキスをした事だろう。……しかし、その前に少女ははた、と思い出したように口を開いた]

(5) もるもっと 2016/03/06(Sun) 08時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ


あの……あの、ケイイチ様。もしよろしければ……
私に印を刻む前に教えてほしいことがあるのです。……だって、私はあなたに全てを捧げるのですから――

[そして少女は投げかける。おそらく、今の彼には全く意味が分からないであろう問いかけを。]

ケイイチ様……"昨日"は西暦何年の何月何日でしたか?
あと……ケイイチ様が住んでいらっしゃるご自宅の住所が知りたいです。
 

(6) もるもっと 2016/03/06(Sun) 08時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

―終息―

[蹴り飛ばされた痛みなど吹き飛んでいた>>3:179
そんなことよりも、暗闇の向こうから愛おしい人のうめき声が聞こえたなら>>3:173、それが少女を激昂させた]

(やらなきゃやられる……そうよ……!この男に情けなんか与える者ですか!)

[臆病だった少女が、わずかな勇気を見せた瞬間。
――それは誰かを殺す決意をした瞬間でもあった>>3:172

振り下ろしたナイフが何かを突き刺せば、酷く醜い悲鳴が聞こえた>>3:179。それを聞けばやってやった!という換気で少女の体は打ち震える。……それと同時に、手に残った肉を切り裂いた感触に背筋が凍った。]

っ、きゃぁぁっ!

[しかしそれに浸っている暇もなく、今度は間近で銃声が響いた。
銃社会の現代アメリカで生きる少女にとって、銃声は何よりも恐怖の対象である。思わず飛び退いて、その音から逃れようとしたことだろう。そのおかげで、六発撃った銃弾のうち外れた二発の跳弾にも当たらずに済んだようだ>>3:174。そしてさらには別の場所から撃たれた銃弾にも、当たらずに済んだらしい>>3:178]

鳴り響く銃声の弾幕の中で、少女は怯えたままその場にへたり込んでいた。
すると、愛おしい人の声が近づいてきた。]

(7) もるもっと 2016/03/06(Sun) 09時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ


あ……あ……ケイイチ様……っ、お怪我は、お怪我はないですか……っ

[勢いよく倒れこむようにして抱き付いてきた彼を、少女は全身で受け止める>>3:175。先ほど拝借してしまったナイフは、騒動の衝撃で遠く離れた床に転がってしまって少女では探すことが出来なかった。そして彼と共に、その場を離れて壁際へと移動したことだろう。]

こわい……今何が起こっているのですか……あの狂ったように笑っている人は誰ですか……

[遠くで、尋常でないほどの絶叫が響く>>0>>1
その後には狂ったように笑う男の声まで響いてきた>3:*49>3:*50
少女は、今は盲目で良かったかもしれない。
きっとこの光景は、見てしまっていたら一生の心の傷となって残っただろう。
そうでなくとも、男の最後の断末魔は、いつまでもいつまでも、少女の脳裏に焼き付いて離れなかったそうだ>>2

――それから、しばらくして。

全ては終息したようだ。]
 

(8) もるもっと 2016/03/06(Sun) 09時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[どこからともなくまた不気味な声が響いた後に>*0、ガチャン、とどこかで錠の落ちる音がした>>#1
目には見えないが、賢い少女は彼とのしばしの別れの時間がきた事を悟る。

少女は未だに立ち上がれずにいた。
本当ならあの強欲な男を屠った後は、傲慢な女にも復讐をしてやろうと思っていたのだが、今はそんなことよりも目の前の彼の腕のぬくもりを離したくなかったらしい。]

ケイイチ様……私の全てはあなたのものです。
必ずあなたの元に……私を"届け"ます。だから……待っていてください。絶対ですよ……?

[ぎゅうと抱きしめて、彼の胸板に額を擦り寄せた。]**

(9) もるもっと 2016/03/06(Sun) 09時半頃

【人】 看板娘 櫻子

うぐっ────!!!

[相手を蹴りあげようとしたものだから、容易く相手の足で腹を押されバランスを崩す。
呻きながら突き飛ばされ、尻餅をついてはゲホゲホと咳き込んでいた。
そうしているうちに、憤怒の男が強欲の男へと襲いかかり乱闘が始まっている。
ふ、と口元のみで嗤いながら手の甲でそれを拭い、すいと彼らから離れていく。
しくしくと蹴られた腹が痛むが、そうした相手が苦しみ死ぬのならば僥倖!]

[怠惰の男に劇物を渡せば(>>165)ぼやかれた。
なので僅かに眉を顰め、床を示し、軽く拾う仕草。ここで拾ったのだと。
正確にはここで得られたのではなく手前の扉だが、それはまあ良い。
暴食の男にナイフを渡せばはしゃいでいた(>>*48)
狂ったようなこの言動が本性か、それとも本当に狂ってしまったか?と片眉を跳ねさせる。
しかし、それでも直ぐに笑みを浮かべて頷いてはその場を離れ行く。

遠くから、笑みを湛えて彼らの凶行を見守っていた。
流石に色欲の男の銃弾の音には肩を跳ねさせたが、それにもやがて慣れていく。
強欲の男から発せられる音は、耳に心地よい音楽のようであった]*

(10) yumeneko16 2016/03/06(Sun) 13時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 銃を構える手は掴まれてしまった(>>4:180)が、それで相手の方向はわかった。逸らされる前に何とか二発、逸らされながら四発撃ち込んだ。

ああ、シングルアクションとはなんと不便な過去の産物なんだ。実弾武器ならせめて連射機能つきのものを寄越しやがれ。

相手から貰っていた一撃が響いており、命中箇所を目で確認することは出来なかったが、幾らか当たった様だ。]

  大丈……、夫じゃ、ねー……、
    一旦……、退く……ッ

[ 彼から離れ、少女を連れて──否、立つこともままならなかったために、連れて貰って移動した(>>8)。その中途、別の銃声(>>4:178)が何発か聴こえたが、こちらに当たることはなく。

壁際に背を預け、ずるずると腰を下ろし。少女のか細い身体を腕の中に閉じ込めて、気分が回復するのを待った。

それにはかなりの時間を要してしまった。
死から逃れようとする男の一撃とは、かくも強いものなのか。]

(11) nagaren 2016/03/06(Sun) 13時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 狂ったような声は誰かと問われれば、]

  ……あー、あの声。お前と一緒で、
  死体見て悲鳴あげて尻餅ついてた男だ
  あいつがあんな本性隠してたなんてなァ

[ 至極愉しげに返し、肩を震わせた。

繰り返される名"瑠花"が誰か知らないが、
余程大切な者なのだろう。
きっとかけがえの無い存在に違いない。

──自身にとっての、この少女の様な。
まさか、こんな所で出逢えるとは。
抱き締める力をきゅ、とこめる。
触れられる。温もりも鼓動も伝わってくる。

何度も殺したけれど、
殺されてしまったけれど、
彼女はそう、確かに"生きていた"。]

(12) nagaren 2016/03/06(Sun) 13時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 目眩状態より回復してから、
視界に認めたソレ(>>1)は殆どただの肉の塊。
背骨が草食恐竜のように突出して異様だ。

苦しげに横向きになろうとばかりもがき、
そしてナイフを突き刺す男と同じく
愛おしい者の名を呼び続けている(>>2)。

哀れみも同情もなく。
ただ、美しくて可愛らしい、と。
まだ必死に"生きている"から尊く感じ。
最期の一瞬まで、瞳で愛でていたが。]

  ( ……あーあ、 )

[ …──やがて絶命すれば、興味が薄れた。
物言わぬ死体は好まないのだ。
それでも完全に失わなかったのは、普通ならとっくに死んでいる筈の所を不思議な力の延命により長く楽しめたことと。
理由を終ぞ知ることはなかったが、死に場所はここではないと足掻く一人の男の生への渇望が、余りに強かった故だろう。
扉の開く音がするまでの数秒ほどは、その屍を眺めていた。]

(13) nagaren 2016/03/06(Sun) 13時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ


  ……二度と逢いたかねーぞ

[ 不快な犯人の声(>*0)にはごく小さく漏らした。聞かれて再び攫われては堪らない。

尤も、この皆より未来を生きる男は赤い扉の先がどこに繋がっているものかと疑っている。
出た先でまた似たような題が課されるのではないか、などと。それでも一難去ったことは理解してホッと息を吐いた。

腕の中の少女が何か言えば(>>9)、]

  あぁ? 届けるも何も……、
  ……んー、俺様は気が短ぇんだ
  手続きとかあるなら早くしてくれよ

[ 解放ののちに連れ帰る気でいる男は、引越しのことだと思ったらしい。擦り寄せられた頭に呑気にキスをして。]

  じゃ、行くか?

[ 立ち上がり、手を繋ぎ。買い物に行くような気軽さで、赤い扉に足を向けた。]

(14) nagaren 2016/03/06(Sun) 13時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

─回想─
[ 裸に剥いた彼女の胸の感触を楽しんでいれば、反応した下半身が暴かれ、手による奉仕を受ける(>>4)。腰が浮かされれば膨らみが近付いてきたので、ぱふりと顔を埋めた。柔らかい。

すべすべの手に撫でられるのは心地よい。熱い吐息が漏れ、たまに自らも腰を揺らして擦り付ける。何度出したか忘れたが、また彼女を欲してむくむくと天を仰いでいた。]

  はぁ……ヨーランダの手、きもちー

[ 暗くてよく見えないのが残念だ。赤黒く張り詰めたグロテスクな男性器が少女の小さな白い手に包まれる光景は、かなり視覚的興奮が大きいものだろう。

まあ、それがない今でもこの少女と睦み合っているだけで先端からだらだらと涎が先走り、懸命に動かされる細い指先を汚してしまっていたが。]

(15) nagaren 2016/03/06(Sun) 20時頃

【人】 学園特警 ケイイチ


  へー、俺様になら良いんだ

[ 彼女の一部が欲しいと言えば、喜んで全てを差し上げると返事が戻った(>>5)。あの男と自分が違うのは当然だが、自身に捧げることを厭わない彼女の様子に愛おしさが増す。

左手を取り、先走りを乱雑に拭ってから、薬指を口に含んで、欲しい場所として「コレ」と示した。あんまり美味しそうなものだから、つい歯なぞ当てたり。]

  ……ああぁぁ、かわいー

[ 見る者によっては卒倒するかも知れないという花の微笑みは暗くて拝むことが出来なかったが、喜んでいるのが感じ取れればそう唸る様に言った。

目玉を取るのと、指を切断するのと、どちらが痛いのだろう。きっとどちらも死にたくなるくらい痛い筈なのに、嫌がる様子もなく受け入れてくれる。こんな存在、可愛くない訳がない。]

(16) nagaren 2016/03/06(Sun) 20時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 咽び泣きながら抱きつかれれば、腰に腕を回し、贈られるキスを受け入れる。見えないだろうが、その表情はとても穏やかなものだった。

待てずにこちらからしてばかりだから、相手からされるのは初めてだっただろう。身は爛れながらも初心な心を持つ少女の、ちょっぴり大胆な行動に、微笑っていた。

そうしながらも、抱き締めた相手は裸体。興奮もまた抑えられないものになってくる。そも、こいつが抑えようとした試しは殆どないが。今もまた例に漏れずするりと腿を撫でながらデリケートな部分に手を伸ばし──……]

  あ? 昨日は、えーと……、
  2160年2月22日だったよーな?
    住所は、東京都千代田区***

[ 手を伸ばしたところで日付と住所を訊ねられた。「何で今?」と思いつつ。素直に全て答えて、他にも何かあればきっと教えただろう。]

(17) nagaren 2016/03/06(Sun) 20時頃

【人】 学園特警 ケイイチ


  …なぁ、俺は早くお前が欲しい
  ここに手ぇついて、薬指以外引っ込めて

[ 教え終われば、焦れったそうに呟いて一旦体を離し、先に薬指を頂いてしまおうと手を床につけさせる。歯で噛み切れたら良いのだが、そんなに強靭な顎は持っていない。やはりナイフに頼ることにした。

床についた手が狙いの指だけ伸ばされたのを触れて確認できたら、トス、と近くに刃を突き立て。]

  ……いくぞ

[ 薬指の二関節と第三関節の間目掛けて、勢いよく刃を倒した。
ゴリ、と鈍い音が響く。硬くて抵抗を覚えたが体重を載せて一気に倒しきれば、手が逃げない限り繋がりは断たれただろう。
床にころんと転がる小さな彼女の一部を拾い上げることができたなら、彼女を褒めるのだ。]

  よく頑張ったなぁ……!
    偉い、偉い。ちょー愛してる

[ 血の滴るそれを握ったまま抱き付いて、沢山キスを贈っただろう。勿論それに収まる筈がなく、押し倒して交わり、飽きもせずまたナイフで"壊した"に違いない。]

(18) nagaren 2016/03/06(Sun) 20時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ …──彼女をこの手で壊したのは七度目だろうか、最早定かではない。
自身はというと、仕返しはおろか抵抗による怪我すら貰っていなくて、無傷だっただろう。

だからという訳ではないのだが。
まだ目覚めぬ少女の隣でナイフを床に刺し、手を置いた。

普段怪我は負わせる側、負わされる事などあまりないものだから、少し緊張する。]

  ……すー、はー……、

[ 深呼吸をしてから、一思いに刃を倒し、
ゴリ、二度目の音が響く。
自身の左手の薬指を彼女と同じく断った。]

  いいいいってぇ……!!

[ そして悶絶。激痛はすぐ痺れへと変わった。
よく彼女はこんなの耐えたものだと。自ら望んだものだと。胸がきゅんと締め付けられたことだろう。]

(19) nagaren 2016/03/06(Sun) 20時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 視覚は暗さに慣れてきた頃。
痛みに涙の滲む目で、眠る少女を見下ろせば。]

  …………好きだなぁ、

[ 意図せず想いが優しい音となって溢れる。
こんなこと、これまでなかっただろう。

彼女の詰めて短くなった薬指の位置に、
今切断したばかりの自身の指を置いて。
彼女の薬指をきゅ、と握りしめて。
目覚めを待つのだった。*]

(20) nagaren 2016/03/06(Sun) 20時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

―回想―

[少女は手でのご奉仕も慣れた物。けれどズボンを寛げて彼の熱に直接触れた時の胸の高まりは、今までになかった物でもあった。彼が『気持ちいい』と零してくれるのなら、それは少女にとってはご褒美。]

ふふ……。
はい、ケイイチ様が、良いです。ケイイチ様じゃないと嫌……

[何度も口にする、彼への自己犠牲。口にする度に彼が喜んでくれて『かわいい』と言ってくれるのなら、少女は何度でも身を捧げて、何度でも命を落とそう。自分の左手の薬指だって、彼の物になるのならこれ程嬉しいことはない。
裸のまま抱き付いて、自ら進んで彼にキスをして、先ほど怖い思いをした分、思いっきり甘えていたようだ。]

――トーキョート、チヨダク……

[そして少女が尋ねれば、彼は素直に応えてくれたようだ。賢い少女は一言一句、しっかり聞き漏らさずに暗記する。そうすれば、安心したようにほっと溜息をついた。]

(21) もるもっと 2016/03/06(Sun) 21時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[やがて焦れた彼にねだられたのなら、少女は言われたとおり四つん這いになって床に手をついた。そして『いくぞ』という掛け声の後]

あ……っ、あ"あぁっ!!

[まず最初に負荷がかかったところの指の骨が折れて、その後は綺麗に切断できたようだ。痛みで気を遠のきそうだったが、すぐに出きしめられて褒められればまた微笑みを浮かべる]

嬉しいです……ケイイチ様……ん……っ、ぁ!

[四つん這いの姿勢からころんと床に転がされれば、すぐに体の中に彼が入ってくる。少女の中は相変わらず男の形に馴染んでいて、そこは他の者と立ち入りを許していないことが彼には分かっただろう。
そうしてまた、少女の中が彼の熱に満たされる頃には、また少女は絶命したのだった。]

(22) もるもっと 2016/03/06(Sun) 21時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ



――ん。……。

[少女の幕が再び開く。しかし何度目覚めても、少女が再び目を開けることはない。開ける為の目が、もうないからだ。]

ケイイチ様……、……?

[そして目が覚めた少女に与えられたプレゼントを聞けば、自分の左手の薬指を動かそうとして驚くことだろう。少女の手に対して彼のそれはだいぶ大きかったが、だからこそ、実感も大きかったというものだ。少女は愛おしい人の指が木津ついてしまったことを憂いながらも、また一つ、彼とのつながりが出来たことを喜ぶのだった。*]

(23) もるもっと 2016/03/06(Sun) 21時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[また、響く声(>>*0)
そうね、御機嫌ようと笑みを浮かべよう。
次に出会ったならばその姿引き摺り出し、お前を罪人と示してやると。
それを言葉にすることはないが、不敵に笑いながら赤い扉────鍵の開いた音がした方へと向かうのだ。

其れから、誰がその扉を開けたか。
自分であったかもしれぬし、他の者だったのかもしれぬ。
意識が途切れるその前後を、娘は明確には覚えておらず────]

(24) yumeneko16 2016/03/06(Sun) 21時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[目覚めたのは、見知らぬ部屋。
見知らぬ天井。
着ている衣服は着替えさせられ、清潔な木綿の入院着となっていた。
清潔さの中に薬品の匂いが混じった空気が流れている。
ここは何処だろう、と目を瞬かせて体を起こした。
如何やら、病院の個室のよう。
古ぼけたカーテンの隙間から、暫く見る事が無かった陽の光が射し込んでくる。

────あれは、夢?]

あ、あ……………。
私……………っ!

[話せる。舌がある。目を見開き両手で口元を押さえてはその事に歓喜して涙が滲む。
あれは悪夢だったのだ。
なんて酷い────悪夢。
長く細く息を吐き出すと、娘はそっと誰かを呼ぼうと辺りを見渡し────そして気付いた。
微かに混じる血の臭い。
見覚えのある"資料"
その資料に手を伸ばし捲ってみれば]

(25) yumeneko16 2016/03/06(Sun) 21時半頃

【人】 看板娘 櫻子

きゃあああああああああ!!!!!

[思い切り叫び、そのまま"倒れこむ事にした"
目を閉じ気絶した振りをしていれば、バタバタと辺りが慌ただしくなる。
「櫻子お嬢様?!」「うわっ?!誰がこんな事……」「ひっ?!異人の首?!」「お嬢様、気を確かに!!」
そんな風に幾人か、医者やら使用人やらが駆け付けてくる気配に────全てを下賤な彼らに任せて、娘は臆病な小鳥のように演じてみせよう。
目を覚まして、再び虚ろな男と目と空洞が合えばふらりと倒れて見せ、いやいやと魘されてみせるのだ。
きっと、きっと。
────この首は"誰かの悪戯"で無かった事にできるだろうと]*

(26) yumeneko16 2016/03/06(Sun) 21時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ


 ふふ……わかりました。

[何も知らない彼に、少女は本当のことを打ち明けるつもりはなかった>>14。彼のぬくもりを抱きしめたまま、秘密の誓いを立てる。
彼にとってはこの扉を出ればすぐの事。
少女にとっては、何百年も先の事。
それでも少女は約束したのだ。『必ず』と]

 はい。いきましょう。

[そして少女は彼と手を繋いだまま、盲目の少女は扉まで導かれたのだろう。
最後まで彼の指先を強く握りしめたまま。*]

(27) もるもっと 2016/03/06(Sun) 22時頃

【人】 許婚 ニコラス

[男の体は、始め人形部屋で作りかけの人形の前で倒れている姿で発見された。
突然のことに驚きながらも、声を上げることの叶わない侍女は顔色を変えて 執事の元へと報告をしに行く。

それから…彼の妻のいる寝室ではなく、簡易的な応接室に備え付けられたベッドへ。
それから執事は、掛かりつけの医師へと文を取った。

それからのことは流れるように早い。

未だ"病院"というものは普及しておらず、医者が屋敷に留まり容態を見る。だからこそ、彼が死んだ時もすぐに発見されたのだ。


────そう、少し目を離した隙に。

その間に、当主はすっかりその姿を変えていたのだ。

部屋に漂う鉄の香り。赤く染まったベッド。首が無い、左足が無い、両腕がない、臓器に至ってはごっそりと抜けている。身体中は血だらけで、寝間着を着せていたはずがその服は倒れた初日のスーツに似ている。
背中から足にかけての皮膚は爛れ、腹はぐちゃぐちゃに裂かれ、それから幾つかの銃創。


────きっと、すぐに警察に連絡したはずだ。容疑者も無くなった部位も見つかることはなく。ただ、この男が犯した罪は警察の介入で全て明るみに出るのだろう。]*

(28) purin3 2016/03/06(Sun) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

── 強欲を襲う ──

[彼は僕らが帰るための鍵だ。
彼は殺されても当然の罪を犯した。
彼は今僕にでも襲える。
彼を今僕が襲う必要がある。

だから彼に手を下すのは、
僕らにとって当然の、
       ──僕らに認められた権利だ。

背中を向いて這っていく彼に謎の液体をかける青年(>>4:182>4:*47 リツ)。
彼に液体がかかり彼が叫んだ(>>0 ニコラ)のを見て今がチャンスだとばかりに飛びかかった。
飛び跳ねる気味の悪い身体(>>1 ニコラ)も、
自分が液体まみれになる事も気にせず。

無理やり馬乗りになれば苦しソうにもがく彼の顔がよく見えた。
勿論、そんな事はどうだって良かったけど。
僕の服は他の人達に比べて乱れてはいなかったから、すぐに液体が皮膚に触れる事は無かっただろう。]

(29) rity52 2016/03/07(Mon) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

[けれど僕の服が液体を吸い込んでじきに皮膚を濡らしていったなら、
その液体──フッ化水素の毒が皮膚から浸透し、骨が侵されていったんだろう。
勿論彼とはその度合いが天と地ほど違ったのかもしレないけど、
全く薄められていない純粋なフッ化水素は体の組織を崩壊し痛みを感じさせる。

気持ち悪い。
  お腹が痛い。
    身体が痺れる。
       血が口から零れ落ちる。]

アっ!?ヒ、ヒぎ、ぁぱ!ァヒャギゃぱァアアァハアハイァアげぽッ…クハァア!!!!!!!

[早く彼を黙らせて、その身体を思いのままに操りたいのにどうも上手くいかない。
彼に頭を掴まれて(>>2 ニコラ)ぐらりと視界が揺れる。
一体どこからこんな力が湧いてくるのだろう。
もうとっくに死んでしまってもおかしくないのに。
けれどそれは僕も同じ。
いつもなら辞めてしまう──いや、そもそもやらないであろうその行為を止める術を知らなかった。]

(30) rity52 2016/03/07(Mon) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

[彼を殺そうと思えば思うほど、
その刃を彼に突き立てれば突き立てるほど、
僕には彼が彼女≪瑠花≫に見えて来るんダ。]

(殺さなきゃ。殺さなきゃ。
早くここから出るんだ。
他の人の物にしてはいけない。
瑠花に早く会いたい。
瑠花、愛してる。愛してるよ。
これは瑠花?
そうか瑠花なんだ。
早く僕だケを見て。
僕の名前を呼んで。
その瞳に僕だけを写して。)

[簡単に砕けてしまう骨は僕の物になっていく実感が無くて、
もっとガリガリと、ゴリゴリと削りたい。
削りたいんだ。
瑠花の骨は真っ白で綺麗だったなぁ。
骨を見たい、見たいよ。]

(31) rity52 2016/03/07(Mon) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

[愛を何度もうなされる様に呟いて、口から血を零して神経も侵されて、
それでも自分の目的が果たされるまデ、
意識を保っていただろう。

彼の叫びが聞こえなくなれば──もっとも僕には聞こえていなかったけれど、また奇妙な笑い声が聞こえた(>*0 カリュクス)。
途端響く大きな金属音(>>#0)。
何を確かめるでも無く、その扉へあの強欲の男性がシていた様に(>>4:181 ニック)這って向かおう。
既に誰かが開けた扉にずるずると進む形になっただろうか。
意識は途切れ、次に戻った時には大学の近くの大きな病院にいた。]

(32) rity52 2016/03/07(Mon) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

── 元の世界へと戻る ──

[真っ白な天井は今迄見ていた景色より余程偽りの世界の様に彼には見えた。
あれ程痛んだ筈の身体はもうどこも痛くない。
何が夢で、何が本当なのか。
彼はは何時の間にか気を失ってもう7日も眠ってしまっていたらしい事を知らされる。
其れは本当に起こった事。
では先程まで見ていたアの悪夢の様な世界は?
其の名の通り、悪夢だったとでも言うのだろうか。

ふと視線を辺りに写すと赤黒く染まった文字で書かれた紙が目に入った。
──彼の心臓がどくり、と音を立てる。
其の隣にあったのは見覚えのある資料。
あの場所で見た物と同じもの。
そして其れを開けば見飽きた彼自身の顔。
そう此れは、彼の資料。
罪歴は天井と同じ様、白で塗り潰されていた。
もう其処には何も書かれていない。

       ──否、其れだけではない。]

(33) rity52 2016/03/07(Mon) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

[真っ白な天井。
       真っ白な罪歴。
真っ赤な血文字。
       真っ赤な肉片。

僕が殺した瑠花は何処へ行ってしまったの?
僕が彼女を愛した証は何処に放られてしまったの?
違う、違うんだ。
僕はアレを罪だなんて思ってない。
消して欲しかった訳じゃない。
この世界に戻って来たかった、それだけなんだ。
どうして?
どうして僕をひとりにするの?
僕はどうしたらいいの?
瑠花、瑠花──…。
愛しい僕の瑠花。
君はこの世界にはもういないのに、
僕の身体の中にももういないの?
僕の身体の糧となっているんでしょう?
ねぇ、そうでしょう?]

(34) rity52 2016/03/07(Mon) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

[お願い、いなくならないで。
瑠花、君の事を僕はワすれれたくない。
生きている限り君と一緒にいたいんだ。
君と永遠でありたいんだ。
あの日の君は本当に素敵だった≪美味しかった≫よ。

嗚呼、君が見た景色を僕は共有したかった。
君の瞳を口にしたらきっと君の見た景色が頭に広がるんじゃないかって。
馬鹿みたいな話だけど僕はそんな世界を夢見てたんだよ。

なのに、あれ…あれ?
"僕 は 瑠 花 を 殺 し た"?
違う、嘘だ。そんな筈はない。
僕は殺してない。殺したのは彼奴だ。
僕の形をした彼奴だ。
他の誰が分からなくても僕は分かる。
僕は殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない殺してない。]

(35) rity52 2016/03/07(Mon) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

[この罪歴は何?これも彼奴がやった事だろう?
僕じゃない、僕は悪くない、悪くないんだ。
僕は殺してない。
アレ?ジャアナンデ僕ガ彼ヲ殺シタ時ノ事ヲ覚エテイル?]

…っ!ぅく、ぁ゛ぁ゛ぁぁああ゛ぁぁぁあぁあ!!!
イヤダァ、イヤダァ………何デ……僕ハ悪ク……ナイ、
僕ガ殺シタノハ彼奴ジャナイ、瑠花ダ…瑠花ダヨ…違ウ…コンナ罪認メナイ認メナイ認メナ゛イ゛ッッ!!!!!

[僕は殺してない。
いや、僕が殺した?
全部全部僕のセい?
そんなのは嘘だ。嘘に決まってる。
ダって、だって────……。

力任せに肉片を投げ入れたのは病室のゴミ箱。
けれどこんな場所に置いておいたら見つかッてしまうだろう。
僕はその時なんと言えばいい?
あぁ、そうだ山奥にでも棄てれば良いんだ。]

(36) rity52 2016/03/07(Mon) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

[煩い脳内は酷い頭痛を寄越してくる。
僕は病室のシーツを力任せに破って叫んだ。

"二重人格ノ次ハ狂ッタ振リ!!"
頭に響く声は自分の声そのもの。
心の奥底では自分で自分を嗤っている。
けれどそれだって仕方ないだろう?
僕があれだけの想いを詰め込んだ行為≪犯罪≫が僕の手による物だっタと、もう誰も、何も証明してくれないのだから。
僕がその行為をしたのはそう……正に夢の中の出来事であったカの様。
家に戻ってももう彼女に会う事は出来ないんだろうか、
あの美しく白い骨を見る事は叶わないのだろうか。
そのかラだを思い出す事しか赦されないのだろうか。
それを考えて男はまたより一層狂うのだ。
       ──演技などではなく、本当の意味で。]

(37) rity52 2016/03/07(Mon) 01時半頃

【人】 看板娘 櫻子

──傲慢な娘は──

[あの後、娘はその罪を問われはしなかったものの、妙な難癖をつけられる娘だと火浦の厄介者扱いされていた。
確かに、あれが娘の罪とはされなかったとしても、それだけの事をされる何か、恨まれる何かがあるのでは無いか────と、勘繰られての事である。

とんでもない!と突っ撥ねた所で、所詮娘は女だ。
その時代の女はまだまだ社会的に弱い。
どんなに気が強くても、どんなに家柄が良くても、どんなに美しくても。
天刑病にて子を作らずとする娘に貰い手は無く、嫁にも行けず子を成す事もない女は無価値だ。
それでも火浦の娘だからと、女一人でも生きていけるような環境を整えてやろうとしていたのに、このような厄介ごとを抱え込んで。

娘は主張する。「私のせいではありませんわ!?」
だが、厄介者の娘の言うことなど、男たちは聞き入れる筈もない。
どんなに娘が家族を愛し、兄を愛し、その血筋を護らんと必死であったのか。それこそ、己の手を汚してまでしていたのに。
それを男たちは理解もせぬ。知りもせぬ。そして娘は、それを伝える術もなかったのだ]

(38) yumeneko16 2016/03/07(Mon) 02時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[娘は追い払われるように、ある家の妾にされた。
嫁ぐのではなく妾、である。それも大層娘には不服であったが、子供を産まないと決められた娘には抵抗できなかった。
妾になった相手は余命幾ばくも無いよぼよぼの老人だ。父親より余程年が上であるのに、娘を見初めたのだと言う。呆れたものだ。

では夜は、と言えば────節くれだった乾いた指先が、娘の艶やかな肢体を撫で擽っていく。
悍ましい。悍ましい、穢らわしい!!
まるで娘の若いエキスを吸い取りたいかのように、乳房を揉み赤子のように乳首を吸い、全身を臭い舌でねっとりと味わい、秘められた谷底も其処から湧き出る泉も小さな果実も、全てが暴かれていく]

(39) yumeneko16 2016/03/07(Mon) 02時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[娘には抵抗する術もない。
────枯れ木のような体をして、相手はそれでも男だった。力では、敵いようがない。
屈辱に涙しながら、反応してしまう体を恨んで────毎晩、そうして体を嬲られていたのだ。
時に、無理やり男根を口に捩込まれる。噛み切ってやろうかと思ったが、そんな事をして────火浦の家名に泥を塗ってはならない。妾ですら出もどりかと言われてはならない、言われたくはない。
だから必死に奉仕して、そして不浄の孔を暴かれるのだ。
暴かれ貫かれ揺らされ注ぎ込まれ。
こんな屈辱に耐えてまで、正妻の妬む視線をはねのけてまで、変態的行為を甘んじて受け入れてまで、娘はそれでも護ろうとした。
自身の大切な家族を、家を。然し────]

(40) yumeneko16 2016/03/07(Mon) 02時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[震災で、火浦の家は火に巻かれた。
家族は皆、行方が知れぬと聞かされて、止めるのも聞かずに駆け出した。
焼け崩れた火浦の屋敷を見て、膝から崩れ落ちる。
そうして放心している娘を、3人の暴漢が襲ったそうだ。

あゝ。
あの時、死ねば良かったのは自分ではないか。
どんなに薬を得ても、治らぬ。
自分の価値は、元には戻らぬ。
子を成してはならぬとされて時から自分は無価値だ。
それに火浦の血を残してはならないとはあんまりだ]

(41) yumeneko16 2016/03/07(Mon) 02時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[火浦の家は途絶えた。
家は焼け、皆死んだ。娘に至っては嬲られた後のその死体はどこに消えたか。
娘の護ってきた大切なものは皆消えた。

────遠く、遠く。
ケラケラと笑う狂った女は、あの娘であったのか。
それすらもう、定かでは無い]*

(42) yumeneko16 2016/03/07(Mon) 02時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 愛おしい少女が漏らす反応は酷く男を煽る。喘ぎ、震える身体、溢れる涙。苦痛も快楽ももっと与えて、色んな彼女が見たくなる。

優しくて、何でも許して、受け入れてくれる。
怒りのまま壊しても、興味のまま壊しても。
これ迄そんな存在、誰ひとりいなかったから。
いるわけなかった。普通は気分を損ねたらそこで関係はお終い。壊したら二度なんてない。

そう、それが普通のこと。

目覚めた少女の綺麗な手が、薬指だけ不恰好に長い。それでも彼女が喜んでくれれば、男も笑みを浮かべる。

女の子なら指輪の方が普通は嬉しいだろうに。]

  ………………。

[ 普通なら切断した指はくっついたりしない。ましてや他人の指がまるで生えたかのようにぴったりと。

そも、人は何度も生き返らない。この幸せが長く続かないこと、きっと理解していた。賢い少女ならば、自身よりもっと深く、とは推測の域を出ないけれど。

でもまだ気付かないフリをして。彼女と手を繋いで白い部屋へのんびりむかう(>>23)。束の間の幸福を噛み締める。それは赤い扉を潜る時も(>>27)。不恰好な指同士を絡めて。*]

(43) nagaren 2016/03/07(Mon) 13時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ ──2160年2月29日(土)、意識を取り戻す。
広い病院の個室。幾本もの管に繋がれて。テーブルの上には仕事関係者からの見舞いの品。]

  ……ヨー、ランダ……?

[ 真っ先に漏れたのはその名。目覚めた事を機器が知らせ、すぐに医者が入ってくる。頭がやけにぼーっとする。七日間眠り続けていた事を聞かされ(>>#1)れば、狼狽える。赤い扉を潜ってからの記憶がない、そこから一週間?

つい先刻まで、手を繋いでいたじゃないか。そっと掌を持ち上げる。筋肉が衰えていて、少し億劫ながらも。]

  ……あッ!? 指は……!?

[ 切断した筈の薬指が当然の様にあった。医者に訊ねるも、首を傾げられる。元に戻した訳ではなく、怪我は最初からしていなかったそう。]

  嘘だ……、俺は指を、指を、

[ 彼女の指の方は? ……当然、病院着に着替えさせられていて、ポケットには何も入っていない。嘘だ。あの胸糞悪い誘拐事件も、彼女との出会いも、すべて夢の中の出来事?]

(44) nagaren 2016/03/07(Mon) 18時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 訝しんでいた医者が消えてから、サイドテーブルに資料を見つける。その装丁には数え切れないほど触れた記憶があった。……夢の中で。

開けば、その中身(>>#2)、切断された腕らしき物を認め──勢いよく閉じた。]

  ……ッなんだよ、コレ……!!

[ 振りかぶり、部屋の隅に向けて投げ捨てようとして。しかし、やめる。はー、と息を吐き、再びゆっくりと開く。この腕は、殺した男の腕だ。離さぬよう確り握り締めていたのだから、見間違える筈もない。]

  あれは……夢じゃねー……、

[ ブチブチと繋がれた管を引き抜き、病室を出た。見舞いで訪れた同僚に資料を押し付け、鑑識に回させる。他の入院患者について訊ね、ヨーランダがここに居ないと確認出来れば、その足で職場へ向かう。]

  あークソ女? そーだよ俺様だよ
      調査を頼みてーんだが

[ 通信機は再び動作するようになっていた。]**

(45) nagaren 2016/03/07(Mon) 18時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 自身の犯罪の証拠を鑑識にかけるとは酔狂な事だろう。しかし本人に罪の意識はまるで無かった。そう、これ迄と同じ様に。

ニコラの腕にはくっきり男のものと良く似た手形が残っており、当然疑いは向けられる事になる。──が、それをつけた者には薬指の欠損がある筈だとも鑑識によって示される。

元の時代に帰った男の指に欠けは無い。あの時の少女との絆が疑いの目を背けてくれたのだ。

だが男はそんなので満足しない。]

  早く見つけろクソ女……!

[ 捜査の裏では情報処理に長けた同僚に"ヨーランダ・パトリック・シルトン"の捜索をさせる。当然職権乱用であり、機密データベースの私的利用である。

2160年現在、少女との同姓同名は存在し、一人一人確認するが──当然、時代が違うのだから見つかる訳がなかった。]

(46) nagaren 2016/03/07(Mon) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ ──2160年3月3日、調査対象発見できず。
対象を現代生ける者に絞ったままでは当然少女を探し出す事は叶わない。]

  ……クソ……、

[ 望みを失いかけた時、過去に目を向けさせてくれたのは、皮肉にも、少女を傷付けたあの男。

──ニコラ・ド・フォンブリューヌ。
発見された腕は三百年前の伝説の猟奇事件、数多の人形作りを行い怪死を遂げた容疑者の物ではないかと、DNA鑑定の結果が示していた。

なぜ近日切り取られたかのような状態で発見されたのか、物議が醸されることになる。

それ自体には興味はなかったが、もしやと、少女の捜索は過去にも及ばせる。

強制退院後、一度も家に帰っていない。仕事は有給の消費にあて、泊まり込み同僚のケツを叩く日が続く。

──もう、一歩。あと少しで手が届くか。]

(47) nagaren 2016/03/07(Mon) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ ────因みに。
ニコラの腕はその後長らく日本国内で調査されたのち、フランス警察へと引き渡される事になるようだ。

けれど謎は謎の儘。解決することはない。
元の人形事件、怪死事件と同じく、コールドケースとされ。

その腕はフォンブリューヌ家の遺体が埋葬された墓か、その近くに納められることとなったのかも知れない。

いずれにせよ、数年か、数十年先のことで。
男には、知らぬことだろうが。]

(48) nagaren 2016/03/07(Mon) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ ──2160年3月9日、少女を発見。
男に向けられた疑いは完全に晴れた訳ではない。少女を捜すという個人的な捜索は、事情聴取される傍で行っていた。

そして漸く。漸く、彼女を見つけた。
あんなに超常的な現象を受け入れられなかったのに、その生きた証を見つけたら、驚くほどすんなり認められたのだ。

当時の住所を控えて、自宅の社員寮に戻る。伸び切った髭を剃り、喪服を纏って。

倒れた日に持っていたナイフを持って行きたかったが、流石に空港で引っかかる。現地で調達しよう、と。

"必ず届ける"と言われたことは、忘れてはいないが。何のことだかさっぱりだった。

そうして日本を発ったか。]

(49) nagaren 2016/03/07(Mon) 21時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

nagaren 2016/03/08(Tue) 00時頃


【人】 捜査官 ジェフ

[男の断末魔、消えゆく灯火の存在。
笑いが響く音、奇妙な犯人らしき存在。
がちゃんと響く音、赤い扉の存在。
君は誘われるままに、
手をかけて扉を抜け─── 。

……其処で、君の意識は途絶えた。]

(50) ゆら 2016/03/08(Tue) 03時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[暗い。世界が、真っ暗だ。
君は、何をしている…?
ごそり、君が動く。
僕を覆い隠していた布が、動く。
差し込む光が眩しくて、
僕は光を反射して、揺れる。]


  此処は、……?


[君は、ベッドの上へ横たわっていたのだ。
見慣れたパリ医院のひとつの。

先ほどまでの出来事は、夢だったのか?
これまでのことは、君の妄想だったのか?
頭が、ずきりと傷む。………]

(51) ゆら 2016/03/08(Tue) 03時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[動く腕が、一枚の紙に触れる。
拾い上げて、文字を追う君の瞳は、
酷く憔悴しきっている。嗚呼、]


  夢では、なかったのか……


[君の罪は全て白紙へと戻された。
君の家には、大切に保存された、
《 愛すべきものたち 》はあるはずなのに。
君の大切な母親のそれを手に入れたあの、
幸せなひと時さえも、史実の中では、
なかったことにされてしまうのか。
君のこころの中には、残されている。
あの光景も、なにもかも、すべて。]

(52) ゆら 2016/03/08(Tue) 03時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[けれど、新たに記された、罪は。
……ニコラ。
不運にも選ばれてしまった男。
撃ち抜いた左大腿が共に添えられていて。
君は、小さな笑みを零していた。]


  私は、罪人になってしまった、
  私は、この罪を背負って生きねばならぬ
  あの、悪魔に嵌められたのか。


[そう、これまで罪人ではなかった君は、
罪人であることを自覚してしまったのだ。
それも、望まぬ形、罪で。]

(53) ゆら 2016/03/08(Tue) 03時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[記念品として、贈られたもの。
それは、君の犯罪史と罪責感の植え付けだ。]


  …ナタリー、エマ……


[嗚呼、気づけば君の愛しい二人が
君の傍にいるではないか。
二人の顔は、真っ白で綺麗な肌が、
より一層青白さを増しているように見えた。]


  どうしたんだい?ふたりとも。
  ああ、これかい?きっと、悪戯だ。


[君は驚く様子を見せやしない。
肉塊を片手に、二人を安心させようと
微笑みかけているのだ。]

(54) ゆら 2016/03/08(Tue) 03時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[それは、あの空間にいたときはまるで、
正常に見えていた冷静さかもしれない。
然し、この冷静さは、この世界に於いては、
“ 異常 ”だった。
愛しい妻と、愛しい娘の頬は、
ほんのりと濡れていて、
たいせつだった夫の、父親の、
異常さを嘆いているのだろう。

すぐに、医師がやってきて、
警察がやってきて、状況は最悪だった。
君のこれまでの行いと事件は、
闇に葬られたままだけれど。
君は、フォンブリューヌ家のその後を、
知る機会を与えられぬまま。]

(55) ゆら 2016/03/08(Tue) 03時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[接点のない数年前の遺体である大腿の存在。
正式な罪として問われることはなかったが、
君は、心身喪失状態と診断され、
─────閉鎖病棟へと収容された。

数多の改善が行われており、
君が鎖で繋がれることはなかったけれど、
無法地帯の其処に入れられた君は、
より一層おかしくなってしまっていたと思う。
悪魔の子は、悪魔じゃなかった。
今では、天使のような微笑みを、
他のひとたちに向ける姿も見えたと思う。
それでも、僕の好きだった君は、
妻と娘を愛し、仕事に向き合う君は、
もう二度と見られぬのだろう。]

(56) ゆら 2016/03/08(Tue) 03時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[今の僕は、君の愛しの娘。
エマの元にある。
君の娘も聡明で、愛嬌もあって、
僕を可愛がってくれているよ。

……ああ、今日は君の面会日らしい。
今日は何のお話を聞かせてくれるのかな?
先日は、13人目の女性の性器を、
どのように綺麗に取り出せたかについて、
そんなお話だったような気がするよ。
君の娘には少しばかり刺激が強いから、
もっと楽しいお話できないのかなあ─── ?]*

(57) ゆら 2016/03/08(Tue) 03時半頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

ー終わりの時ー

[死にかけながらも赤い扉に向かい帰ろうとしているニックにあんたは帰れないんだと伝え山形てみたが、予想は出来たけど聞き入れて大人しく手を下されるつもりはないらしい>>0
さっきの銃弾で喉でも撃たれていたのかその声もなんだかおかしいしむせ込んで止まっていた
だからその隙に”劇物”を背中や足に振りかけてやった

正直失敗したかと思った、かけても反応がなかったから
やはり飲ませるべきだったかと思うも適当めに撒いたせいか微量しか中身が残っていない
飲ませてもこの量で効果が出る代物なのかと考え始めたが、それはすぐに不要となった
ニックが身悶え叫び始めたからだ
効果が出るまでには時間差があるらしい

尋常じゃない叫びと身悶え方で彼の背中や足の爛れようが酷く骨まで見えてても、ちょっと距離を取って眺めるだけ>>1
そんなニックに飛びかかるオスカーの姿を見てもただ眺めるだけ>>29
ただただニックの命が尽きるその時まで、ジィッと眺めるのだ
別に死ぬ様を見る趣味がある訳ではない
弟を”黙らせた”あの時のように、ちゃんと命が尽きるのを確認しようとしているだけである]

(58) ツナ 2016/03/08(Tue) 05時半頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

[やがて楽しげな謎の声が聞こえ(>*0)金属音が聞こえてくれば(>>#1)外に出られるようになったのかと察した
やっと帰れるのはいいが姉が暴走してない事を祈る]

……したっけ、ニックさん

[ニックの無惨な亡骸に別れの言葉を告げ赤い扉に向かう
色欲の男に聞きたかった事を聞いていないがもういい、モヤモヤは残るが帰ってしまえば言われる事もないから
そして”この世界での記憶”はここで途切れたのだった]

(59) ツナ 2016/03/08(Tue) 06時頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

ー北海道/札幌市内の病院ー

[目が覚めるとそこには白い壁……いや、天井があった
周りに視線をズラせば壁も白く、側には点滴があり腕に繋がれている
それを確認してここが病院の個室で俺は今ベッドに寝かされているという事は察した

それとは別に気になるものが2つ
血文字のような文字が書かれた紙とあの場所にあった資料だ>>#1
そしてその資料には何かが挟まれているようで(>>#2)、そっと開いてみた]

…………これ、本物?

[あれこれ動じない俺でも流石に驚きでちょっとの間だけ言葉が出て来なかった、そこに挟まってたのが形的にどう見ても”心臓”だったから
作り物にしてはその見た目がなんともリアルで
触って確認しようとは思えなかったけど、本物なんじゃないかと]

(60) ツナ 2016/03/08(Tue) 06時頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

[資料の方にも目を向けてみれば、自分の写真が貼られているが罪歴の欄が白紙になっていた
『****年 ニコラ・ド・フォンブリューヌを集団で殺害目的で暴行、致死』
一行目に書かれたその一文を除いては]

……これはニックさんの心臓だ、ってか

[わざわざ資料に挟んであったのだからそれと関係あるものでは?と考えてそう仮定しただけなのだけど
このまま放置する訳にもいかないし出来ない
紙と資料はとりあえず畳み直した服の中に隠し心臓はポケットに入れていた手袋に詰めた、手袋に手袋を詰めてパンパンになってるという事にしよう

その後は仕事を”早退して”見舞いに来た姉に泣きながら揉みくちゃにされつつ、7日間も死んだように眠っていた事とか俺が家に居ないのが辛すぎて病院に住もうとしたんだとか
とにかく色々聞かされたけど7日間分の愛をぶつけられて全然頭に入らなかった

とりあえず手袋に詰めた心臓は家に帰った後で庭にでも埋めようとだけはしっかり考えていたとさ*]

(61) ツナ 2016/03/08(Tue) 06時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[ 右手に触れるのは、彼の左手。>>43
薬指を切り落とした彼の手はほんの少しだけ小さくて、だけど自分を守ってくれる温かい手だった。右手だけで味わうのがもったいなくて、彼の腕に抱きつくようにして左手でも彼の手に触れる。
薬指だけが大きいその手は、紛れもなく彼と繋がった証。

この人にもう一度会いたい。

その為なら何でもすると、少女は小さな胸に誓いを立てたのだった。*]

(62) もるもっと 2016/03/08(Tue) 07時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

―2016年 彼との約束の日まであと144年―


[ 最初に感じたのは、瞼の裏に感じる光。
次に感じたのは誰かの話し声だった。

少女はゆっくりの瞼を開け――……落胆した。]

(ああ……目が見えるのね)

[それはまるで、幸せな夢から冷めてしまった朝のよう。少女が目を覚ませばそこは病院だったようで、規則正しい心拍音を奏でる機械の音だけが響いていた部屋に布連れの音が交じった。

少女が体を起こせば、パサリと体の上から落ちたファイル。表には少女のプロフィールと、白紙になった罪歴。そしてファイルを開けば、だらりとした男の腕が現れた。ファイルから溢れる血が、シーツに汚していく。]

………………。  ああ………――。

[少女はそっと微笑む。そして千切れた腕をそっと撫でれば、ますます笑みが深まった。
嬉しくて、幸福で、少女は天井を仰ぎながら『ああ、神様……』と呟いた。]

(63) もるもっと 2016/03/08(Tue) 07時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ


夢じゃなかった……。
あそこでの出来事は、夢ではなかったのね……。
ああ、なんて幸いなことでしょう。
私は愛されたんだわ……愛されたのよ!そうよ!

ケイイチ様……ケイイチ様……ぁ……ぁ……

[ベッドの上に血濡れの腕を置いて、少女は窓際へと立つ。
そして空を見上げて、涙を零したのだった。]

(64) もるもっと 2016/03/08(Tue) 07時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

―2028年 彼との約束の日まであと134年―

2月29日
3回目の閏年。
ケイイチ様と離れてから12年も経ってしまって、私も31歳になってしまったわ。結婚しろだなんて口性のない人は言うけど、とんでもないわ!

母が亡くなって私の肉親は一人もいなくなってしまったけれど、私は大丈夫なの。私の心の中にはケイイチ様がいつでもいらっしゃるから。

母が亡くなったのをきっかけに、義弟と義妹、そして塀の中へと行った義父とは縁を切ったわ。あの人達ったら今更になって私に媚を売ろうなんて図々しいのよ。あいつらに渡すお金なんて一円もないんだから!

お金を貯めなきゃ。あの人に会いたいの。
約束したのよ、必ず届けるって、約束したんだから。
生涯を捧げる覚悟なのよ。私は本気なんだからね!
 

(65) もるもっと 2016/03/08(Tue) 08時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

―2048年 彼との約束の日まであと112年―

2月29日
あの日から8回目の閏年。私は51歳になりました。
けれど、ケイイチ様との思い出は今でも一片足りとも色褪せることはありません。

今思い出しても、あの場でのことはとても恐ろしい出来事でした。けれど、家の地下室での生活が人生の全てだった私にとっては新しい世界を知らせてくれた体験でもあったのです。
そして何より、ケイイチ様に出会えたことを私は感謝して止みません。気まぐれな神様を気取るあの恐ろしい声に、私は感謝をしてしまうのです。

おかしな話でしょう?
けれど、あなただったらきっと私と一緒に笑ってくれると信じています。

あなたのぬくもりが恋しいです。

ケイイチ様…またお会いしたら、私と手を繋いで下さいますか?
 

(66) もるもっと 2016/03/08(Tue) 08時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

―2064年 彼との約束の日まであと100年―

2月29日
12回目の閏年。
今年はとても大きな節目の年なのです!ああ、あと二時間です。あと二時間で、あなたとの約束の日まであと99年になるのです。
二桁になるって、とても嬉しいことですわね!

ケイイチ様、私は63歳になりました。すっかり年をとってしまいましたが、まだあなたに恋をしているのです。

こんな年をとった私の姿を見たらがっかりされてしまうかしら?
19歳だったあの頃の私とは、似ても似つきません。ハリのあった肌はすっかりシワシワで、白髪が似合うようになってしまいました。今お会いしても、きっと私だとはわからないことでしょう。

けれど、私は歳を取ることが嬉しいのです。この上なく、幸せなのです。何故なら、少しずつ愛おしいあなたに近づけていている気がするからです。

愛しています、ケイイチ様。
いつまでもお慕いしております。

3月1日
日付が変わったわ!ああ、あと99年!99年よ!
なんだか元気が湧いてきたわ!お祝いをしましょう!

(67) もるもっと 2016/03/08(Tue) 08時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

―2072年 彼との約束の日まであと92年―

2月29日
14回目の閏年。私は71歳になりました。
数年前から援助をしていた遺伝子工学の研究が、どうやら形になりそうです。
なんでも、人間というのは生まれ持った遺伝子の素質で優秀さが変わるそうです。これからの時代は、そのような優秀な遺伝子を持った人間の遺伝子情報を積極的に保存し、優秀な人材の排出を安定化させていくのが課題だとか。

つまり、この遺伝子調査に合格しなければ、私はクローンを作ることができません。優秀な遺伝子を持った人だけが、クローンによる延命処置を受けることができるのです。

ああ、なんてことかしら!クローン技術による延命技術がやっと制度化するとおもったら、こんな障害が出来ただなんて!
この研究も成果がでるにはあと数十年の時かかるそうですが、私にはもう時間がありません。

本来なら検査には数年待たなければなりませんが、お金を積んで来月にでも私も遺伝子検査を受けて来ようと思います。

ああ、ケイイチ様。
どうか私を見守っていてください。
 

(68) もるもっと 2016/03/08(Tue) 08時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

4月4日
検査の結果が出たわ!
ああ、手が震えて、メール画面をタップするのにも躊躇ってしまうわ!けれど、私は見ます。
どうか、どうか……

なんてことかしら!
私の遺伝子は『記憶』の分野においてとても優秀な遺伝子を持つらしいわ!昔から記憶力だけは良かったのよ。あなたもご存知でしょう?

とにかく、クローンを作る許可がこれで降りるのね。ああ、長かったわ…。とてもとても長かったわ…早速手続きをしなくては……。
 

(69) もるもっと 2016/03/08(Tue) 08時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

―2076年 彼との約束の日まであと88年―

2月29日
15回目の閏年。75歳になったわ。
あれからまたクローン制度画改正されたの。一人の人間のクローンを作れるのは、一度切りだそう。クローンの二代目、三代目は生殖能力が無くて劣化が激しくなるそうよ。
ああ……だから、今私がクローンを作ってしまえば、ケイイチ様と会うときには私はまたしわくちゃのババアになってしまうんだわ!
そんなの嫌よ、嫌……あの人と会うのは、19歳だった時の私で出会いたいの。
見た目はすっかり年寄りになってしまったけれど、私は今でも恋する乙女なの…なんて言ったら笑われてしまうかしら。
とにかくどうしたら良いのかしら……またたくさん調べものをしなくてはならないわね。

自分の体を新しくする前に、老眼鏡を新しくしないといけないかしら?
 

(70) もるもっと 2016/03/08(Tue) 08時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

―2088年 彼との約束の日まであと76年―

2月29日
18回目の閏年。私は82歳になりました。
今日でこの日記も終わります。明日、私は安楽死をして迎えてこの肉体での命を終えるからです。
クローン技術による細胞の保存と延命の期限は50年と法律で決まったので、私は50年後に再びクローンで生まれ変わります。その時私の体は3歳になっているはずです。莫大なお金を払って、そういう契約を結んだからです。
記憶と財産を引き継いだまま赤ちゃんからもう一度人生を始めるというのは、なんと不思議な事でしょう!

ふふ。私、最後までボケたりしなかったでしょう?これも遺伝子が優秀なおかげかしら。……いいえ。きっと違うんでしょうね。

あの人に会いたい一心で、私は自分を急き立ててきました。
長い長い人生の中で、私に好意を寄せてくれる男性も何人かいましたが私はそれらすべてを断ってここまで来たのです。

だって、私の全ては彼のものですから。

その約束を私はいまでもしっかりちゃーんと、覚えていますよ。

(71) もるもっと 2016/03/08(Tue) 08時頃

【人】 墓守 ヨーランダ


次に目覚めるとき、私は3歳の赤ん坊です。
そして2160年の2月29日には、19歳になることでしょう。そうしたら、ああ……会いに行きましょう。
東京都、千代田区……――

あの人と会えるかしら?すれ違いになったりしたらどうしましょう!それでもきっと、私はあの人のもとを訪れるのです。

愛しています。
ただ唯一、ケイイチ様だけを。


2088年 ヨーランダ・パトリック・シルトン *

(72) もるもっと 2016/03/08(Tue) 08時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

―2160年3月9日―

[ケイイチが社員寮に帰った時、そこには誰もいなかっただろう。
彼が入院していた間にも、訪ねてきた者は居なかったという。

ただ、一つ、大きな荷物が届いていた。
人一人が入れるほどの大きさの箱が。]

(73) もるもっと 2016/03/08(Tue) 08時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 短時間の調査では少女がクローン技術で現代に届けられている事まで知る事はできなかった。戦時に各地の記録装置が破損した影響もあるだろう。

汚職蔓延る組織内の人間でも、流石に殺人事件の被疑がありながら海外に発つことは許されない。僅かにそらすことのできた疑いの目も再び向くことになる。

けれど、最早関わりのないこと。
事件など、生ける者たちの柵。
少女が死した地で男もまた旅立つのだ。
だから、かんけいない。

持ち物はパスポートと財布と、現地で着ける予定の黒ネクタイのみ。小さな鞄で事足りてしまった。狭い職員寮を出ようとして──… ]

  …………、

[ 箱の存在(>>73)に気付いた。よくこんな大きな物を見落としていたものだ。何も購入した覚えなどないが……きっと忘れているだけだろう。

早く彼女の元へ行きたい。
警察の情報端末から発見した彼女の生前の写真には、菫色の双眼があった。老眼ではあったようだけれど。彼女の映した景色はどんなものだったのだろう。
足元の箱に触れる事なく部屋を出ようとした。伝票があれば、チラリと見ただろうか。]

(74) nagaren 2016/03/08(Tue) 09時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[荷物の伝票には彼の名前と住所。そして品物名の場所には『Y10AE905 "ヨーランダ"』と書かれてあった。そして箱を開けたのなら、中にはスヤスヤと眠る少女がいたはず。
スリープモードになったクローンを起こすには、ただ一言声をかけて音声認証を照合させてやれば良い。

だがもし彼がその箱を開けずに日本を立ってアメリカへと飛んだのなら、当時のヨーランダ・パトリック・シルトンが住んでいた家の場所には墓石が一つ建っており、そこにはこう書かれていた。]

―1997年〜2088年没
ヨーランダ・パトリック・シルトン

―2141年〜
Y10AE905 "ヨーランダ"

[調べれば、その番号がクローンの識別番号だということがわかるだろう。その番号を問い合わせたのなら、同じ州の遺伝子研究所に"収納"されていることもわかるはず。
そして、その検体は数週間前に、既に日本に出荷されたようだ。

だが、それらの情報も、彼の目に留まらなければ意味は成さないのだろう。]

(75) もるもっと 2016/03/08(Tue) 15時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ


  ……"ヨーランダ"!?

[ その名(>>75)が書かれていなければ通り過ぎていた。箱の伝票を三度見、そして顎で使っている同僚へ速やかに連絡を入れる。名に添えられた識別番号を調べさせれば、箱の中身が何なのか直ぐに判っただろう。カタカタと震える手。

彼女はとっくに死んだはずなのに。
あの約束はこの事だったのか。
クローンは彼女そのものか?
同じ形をしているだけの、……別人では?]

  …………。

[ 恐る恐る箱を開ければ……あの少女がいて。]

  ( ああ……、 )

[ 僅か抱いた不安もどこかへ消えてしまう。
髪や肌の色は記憶と違い本来の色をしていたかも知れない。それでも、彼女に違いなかった。
スヤスヤと眠る姿が微笑ましくて、思わず口許の筋肉が緩んでしまう。
       なんて可愛らしいのだろう。]

(76) nagaren 2016/03/09(Wed) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 男にとっては十日ぶりの再会。長い時を越えてきた彼女に比べたらほんの刹那だろう。それでも短気なものだから、逢えない期間はとても長く感じられた。

墓に眠る彼女と早く逢いたくて、彼女のもとへ早く逝きたくて、事件のほとぼりも冷めぬ内に向かおうとしていたのに。

生きた彼女と逢えるなんて、誰が想像したか。]

  ヨーランダ……、起きてくれ

[ 優しく頬を撫でて。少女が目蓋を上げてくれたなら、きっとみっともなく膜を張りながら目覚めを待つ喪服の男と視線が絡んだろう。

腋の下に手を入れて抱え起こし、狭い玄関でか細い身体を強く抱き締めるのだ。]

(77) nagaren 2016/03/09(Wed) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 大金を稼ぐのに苦労したろうに。
他に掴める幸せだってあったろうに。
そんなに俺様に逢いたかったのか?
浮気はしてねーだろーな?
もししてたら相手のペニスもぎ取ってやる。
お前には特製の貞操帯だ。
…………寂しくは、なかったのか?
孤独でつらくはなかったのか?
怖いものはなかったか?
お前を虐める者はいなかったか?
──────元気に、してたか?]

(78) nagaren 2016/03/09(Wed) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ


  …………ッ

[ 話したいことも訊きたいことも沢山あるが、音にならず、ただ抱き締めた。彼女から何かあれば、聞いただろう。話したろう。

そして──通信機に入る、同僚からの連絡。]

  ……あァ、エリス邪魔すん……、
   あー、判った急ぐ……助かった

[ 海外に発とうとする動きが察知された。ここに長居は出来ないという忠告。通信を切れば、はぁと息を吐いて少女を見る。

ニコラの腕が母国に帰るのはまだ先のこと。被疑の完全に晴れていない男に捜査の手が伸びる。捕まれば二人は共にいられないだろう。

そして、今追われているのは己のみ。彼女は当然違う。負うべきものは二人前の少女の義父が被ったのだろう、知る由はないが。]

(79) nagaren 2016/03/09(Wed) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ


  来てくれるか、ヨーランダ
  一生逃げ続ける事になるかもしんねー
  毎日、辛いことばっかりだろう
  それでも…俺と一緒に居てくれないか

[ 告げては、何度も繋いだ手を差し出した。

掴まなければ、少女だけは表社会で暮らしていけるだろう。上手くすれば、生きている間にまた何度か逢うことも叶うかも知れない。

複数の捜査員が階段を上り、二階にあるこの部屋を目指している。数十秒後にチャイムを鳴らし、男を連れて行こうとする。

早くその前に、逃げなくては。
もしも手を取ってくれたなら、少女を抱えて。

ベランダから飛び出すのは、一人か二人か。
何れにせよ──闇に消える。もう、戻れない。]

(80) nagaren 2016/03/09(Wed) 00時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

―2160年 彼との約束の刻まであと―― ―

[少女が眠りについた時、その小さな胸には大きな期待と、わずかな怖れがあった。無事彼の元に辿りつけるだろうか、人間ではなくクローンとして現れた自分を受け入れてくれるだろうか。『クローンは人間であって人間ではない』などと、どこかのレイシストのようなことを言われたりしたら……]

『ヨーランダ……』

[そんな不安と期待を胸にスリープ状態に入った少女だったが]

『起きてくれ』

[その心配は実に、大きな杞憂となったようだ。

少女は目覚める。零れ落ちる髪は遺伝子情報を元に再生された通り、白金髪だ。そして瞳は薄いblue……菫色。呼ばれるままに視線を上げれば、そこには零れ落ちそうなほどに潤む瞳を湛えた"彼"がいた。]

……あ。

[そして何かを言う暇もなく抱きしめられたのだ。少女の細い体が折れてしまうのではないかと思うほどに、固く固く抱きしめられれば少女はそっと彼の背に腕を回した。]

ただいま戻りました。……ケイイチ様。
 

(81) もるもっと 2016/03/09(Wed) 02時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[お金を稼ぐのは苦労しました。けれど手に職をつけたので今の時代でも通用すると思います。なにより、あなたとの再会の喜びには代えられません。
あなたが傍にいない幸せなど私にあるはずがありません。
それほどまでにあなたに会いたくて仕方がありませんでした。ずっと恋をしていました。
浮気なんてしていませんよ。
あの日から私は男の人を知らないのですから。
今の私の体は清いままです。
………………寂しかったです。
孤独で、辛くて、何度もくじけそうになりました。
けれどあなたとの想い出が褪せてしまう事の方が何よりも怖かったのです。
口性のない者はいましたが、でもこれからはあなたが慰めてくれるでしょう?

…………――はい、元気にしていましたよ。この通りです。]
 

(82) もるもっと 2016/03/09(Wed) 02時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[積もる話はあっただろうが、彼が誰かと通信を始めれば>>79その間に少女はキョロキョロと部屋を見回していた。
どこかのアパートのような部屋。男の一人暮らしらしく、少しは散らかっていたかもしれないがそこに彼の生活の名残が見られればそれだけで嬉しいのだ。これは腕によりをかけて掃除をしなければならないかなと思っていたところで彼が通信を終えたらしい。

そして彼から告げられた『一生逃げ続ける事になるかも』『辛い事ばかりになるかもしれない』という言葉は、少女の幸せな気持ちを揺らがすことはない。

むしろ少女は――いいや、88年と19年を生きた識者は、余裕の微笑みを浮かべた。]

はい、わかっております。
私が目覚めた時も、そうでしたから。
私はケイイチ様についていきます。……どうか連れて行ってください。

[今までの141年の苦労に比べれば、彼が傍にいてくれるだけでなんと幸福なことか。彼の手を取れは、ぬくもりがまた繋がったことだろう。]

(83) もるもっと 2016/03/09(Wed) 02時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[この少女の名前は『Y10AE905 "ヨーランダ"』

19年前に再生された彼女には『ヨーランダ・パトリック・シルトン』という女性の88年に渡る生涯の記憶が備わっている。その記憶によれば、目の前にいる"ケイイチ イズリハ"という男性は、何よりも誰よりも優先すべき人物であると"インプット"されている。

彼に愛情を抱いているのかと聞かれれば間違いなく『はい』と答える。好きなのかと聞かれれば『もちろん』と答えるだろう。では『何故彼の事を愛しているのか』と聞かれれば『そういう風に記憶を受け継いでいるから』と答えるのだ。

クローンは人であって人ではない、と呼ばれるのはそれが所以かもしれない。

彼が愛した"ヨーランダ"とは違う存在になってしまったかもしれないのに。
彼に愛してほしかった"ヨーランダ"はいまここにいる自分ではないかもしれないのに。]
それでも彼は自分が傍にいる事を許してくれるのだろうか。

いつか彼女の中の違いに気づかれて彼に捨てられてしまう、そんな日が来たとしても。
少女は今日彼の手を取ったことを決して後悔はしない。]

(84) もるもっと 2016/03/09(Wed) 02時頃

【人】 墓守 ヨーランダ


でも、ケイイチ様、どこへ? ――きゃっ!

[抱き上げられれば、おそらく彼の記憶の中よりは多少の重みが腕にかかったことだろう。突然宙に浮く感覚に驚きながらも、少女は彼の首に腕を回して落ちないようにとしがみ付いた。

闇へ消えた二人の歩みはあまり明るくはなかったかもしれない。それでも少女はいつでも必死に彼に尽くしたことだろう。時には大きな嫉妬を抱いて彼を怒らせてしまう事もあるかもしれないが、どうか許してほしい。彼に不要とされる日が来るまで、少女は彼についていくと決めたのだ。他でもない、彼女自身の意志で。*]

(85) もるもっと 2016/03/09(Wed) 02時頃

天のお告げ (村建て人)


[少女の姿をした白は、罪そのもの。

他者との愛に縋り、
傲慢にも全ての望みが叶うと思い、
自らの怠惰で人を殺め、
そして他者の幸を妬み、
幸を得た他者に怒り、
失った物を求め、
飢えた獣は果実を屠った。

全ての始まり。

来るはずのない終わりを求めて、
永遠に"道連れ"を探す────……]*

(#3) 2016/03/09(Wed) 03時半頃


【人】 奇跡の子 カリュクス

これにて閉幕。……また来世。

(86) purin319 2016/03/09(Wed) 03時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 抱えた身体は記憶より重みがあった。
彼女の味わってきた苦難に比べればよほど軽いが。]

  さぁ、どこだろうなぁ
   お前がいればどこでもいーけど

[ 少しでも安全に暮らせる場所、そんなところがあるかは不明だが。
共にいられない此処よりはマシなことだろう。

ヨーランダ・パトリック・シルトンと"ヨーランダ"は、同一ではないのだろう。
それでも、愛し愛された少女とそれを引き継ぐ彼女を愛し、大切に扱った。……男なりには。

罪を重ねながら生きながらえ、
──二人が引き裂かれてしまうその時まで。*]

(87) nagaren 2016/03/09(Wed) 05時頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

ーそれからのお話ー

[退院してニックのものと思われる心臓を庭へ申し訳程度に埋葬した後
(姉には死んでいた子猫を埋めたと誤魔化し)

俺が”黙らせてきた”筈の人物はどうなったのか軽く探りを入れた、罪歴を見る限り俺はニック以外には何もしていない事になってるらしいから
家族と教師の事は姉に、放火代行者の事は彼とよく連んでたらしい少年達に
その結果、死んでいる事は変わってなく単純な事故になっていたり実行したのが別人になってたりしていた

何をどうしたらそんなすり替えが出来たんだと思わなくはなかったけど、面倒なお抱えものが減ったのだから別にいいかなぁと
姉は姉で”知らない間にまた倒れられたりしたら寿命が縮まるから1人での外出は控えてほしい”と泣きついてくるものだから、その通りにして”調達”も控えてあげた
元々姉が居て”調達”する必要はあまりなかったし、完全に頼る事にしようかと]

(88) ツナ 2016/03/09(Wed) 05時頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

[それからの生活は”調達”を始める前の引きこもり生活と殆ど変わらない状態になった
違う点と言えば姉が居る事と居心地の良さがある事か
何故居心地の良さを感じているかは分からないけど、悪い気はしないからと気にする事もなかった

そんな日々は俺が少年院に入れられた事で変わった
俺も家に居た時に玄関先で姉が襲われたのだ
襲った人物は『何でお前だけが楽に生きてるんだ!!』と、俺に対して逆恨みをしていた隣人
姉を襲ったのは楽をさせない為というくだらない理由
そんな理由で姉は傷を負った、俺が巻き込んでしまった
そう考えた時、気付いたらその暴漢に飛びかかっていて……息の根を止めていた
”黙らせた”のではなく、初めて明確に”殺した”のだ

姉は信じられないものでも見たかのような目で俺を見ていた
初めて向けられた視線だった]

(89) ツナ 2016/03/09(Wed) 05時頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

(ここにはもう帰れないな……)

[勝手にそう悟って、初めてショックを受けた
自分の責任だけど酷く傷心していた
姉の事だから通報はしないだろうし自分で警察に電話し、何も言わずに家を出て警察に行った

今までなんとも思わずに楽に生きる為の障害は退かしてきたけど
そうして来たが為に姉は被害を受けた
そう考えたら酷くモヤモヤしていた
この感情が何なのかも分からない
無駄な事も面倒な事も避けて来たのに逃げるでもなく自首を選んだ自分の事も、分からなくなっていた]

(90) ツナ 2016/03/09(Wed) 05時頃

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