141 サトーん家。 3
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カルヴィンに1人が投票した。
セレストに3人が投票した。
セレストは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ブローリンが無残な姿で発見された。
村人達は自らの過ちに気付いた。
人狼達は最後の食事を済ませると、新たな犠牲者を求めて無人の村を立ち去っていった。
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僕のせいかよ 濡れ衣すぎ ほんと、も 昨日からなんなの??
[森部>>4:126には頷いて、 最後の茄子を口に入れて碌に噛まずに急いで 茶で流し込んだ。
そうでもしないと吹き出しそうだった。 これが気管に入るのは相当苦しいだろう。 二人の二の舞は避けておきたかった。 途中、やはりむせたが なんとか残りの白米を飲み込んで]
っはーーーーーーーーーー… なんとか食えた ごちそうさま
[うまかったと思うが、途中の笑いで 味わうとかそれどころじゃなくなった夕飯を終える]
(0) bou 2014/12/11(Thu) 03時半頃
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はーー…………わらい疲れた、あつい。 どーする?行くか? 花火。
[流しに皿を持って行って、天井を仰ぐ。 笑いで引きつりかけた息を長く吐いた。 先程むせた喉が妙に引っかかるのを一度咳払いして。 居間に戻って周りへと声をかけた。**]
(1) bou 2014/12/11(Thu) 03時半頃
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さば セレストは、メモを貼った。
taru 2014/12/11(Thu) 06時半頃
さば セレストは、メモを貼った。
taru 2014/12/11(Thu) 07時半頃
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ふぶ ぶあっ
[一連の流れを見ながらマグカップに口をつけたまま肩を震わせていた鈴倉だが、佐藤の一言>>4:121によって我慢の限界を迎えた。 噴き出すと同時に、波打ったお茶がカップの淵に勢いよくぶつかって顔へ返ってきた。]
ああ〜、もぉーカズ、飲んでる時に笑わせるのやめてくんない…
[辛くない麻婆茄子を頼んだのが幸いだった。 濡れた顔をティッシュで拭きつつ、咳き込む面々を見るとまた笑いがぶり返してくる。]
はー、名に恥じないキラー佐藤ぶりだったね。
[笑いの波がひと段落して呼吸を整えるとそんな感想を述べ、鈴倉も残りの茄子とご飯を平らげ。]
…ごちそーさまでした!満腹! [至福の顔で、ぱんっと手を合わせた。]
(2) sunao 2014/12/11(Thu) 20時半頃
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あ、そうだね。 今のうちに行っちゃおうか。
今なら出られる気がする…。 洗い物は後でいっかな?
[居間に戻ってきた佐藤へ頷き、鈴倉も皿を流しへ持っていく。 軽く汚れだけ水で流して、とぷんと洗い物桶に皿を浸けた。]
花火しけってないといいなー。
[居間へ戻ると、お団子髪を解く。 長い髪がふわりと降りて、鈴倉が首を軽く振ると、それに倣って緩やかに揺れた。 鞄の近くに置いてあったニット帽を手にとると、手早く被って耳あてを装着する。 今はいくら暑くとも、油断すれば外に出た瞬間に家に引き返したくなるだろう。 鈴倉はフル防寒で挑む構えのようだ。**]
(3) sunao 2014/12/11(Thu) 20時半頃
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[まだ顔を赤くしてひりつく喉でけんけんと咳き込んで暫し。 なんとか咳の休まった合間にお茶をちびりと慎重に飲んだ。]
はー……
[無意味に喉のあたりを擦って]
濡れ衣とか言ってるから。 ほんと反省して下さいよ。
[そう言うはしから、佐藤を笑っている。>>0 一度尻の横に手をついて、 インド映画の何を言っているかわからないセリフを 耳にいれながら、飲み食いを一休みした。]
(4) gekonra 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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[鈴倉が飲み物をふくのにはまた「きたねえ」と笑った。>>2 会話の流れが一段落した頃、麻婆茄子の続きを食べ始めた。 リクエストした位丁度食べたかったものである事もあいまって、 その味わいには本当に満足している。 口では何と言おうとも、佐波さまさまだ。 むせてしまっても麻婆茄子には罪はない。 米とお茶と麻婆茄子を代わる代わるに味わって、 それらのお皿がすっかり空になるころには、 森部の胃袋は満たされていた。 じつに満足そうにしながら箸を置く。]
暑いわ。
[笑ったことと辛さに因る感想をぽつりと漏らして、 パーカーの襟元に指先をいれて、軽く扇いだ。]
(5) gekonra 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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[周囲の言動からも、花火へ行くことに決まるようだ。 パーカーの襟元から指を離す。 すぐにこの暑いのともお別れになりそうだ。 汗が冷えて根来の二の舞いにならぬよう注意しなければと思う。 台所から佐藤や鈴倉が戻ってきて、人口密度が減ったころ、 森部も軽く食器を水で流して、水につけて、そこへ置いておく。]
ケイさん洗い物はいいすからね。
[そう佐波にやはり分担を申し出たのは、 もちろん次を期待するからこそだ。 居間に戻ると、鈴倉が既に外へ出る準備をはじめていた。 場の流れにそって、森部もカーテンレールにひっかけた上着を ハンガーからおろして羽織った。**]
(6) gekonra 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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[佐藤家でバケツやライターを用意した。 皆の外に出る準備が整って、 それぞれに寒さ対策を成してから佐藤家をあける。 そういう時に、最初は冗談交じり、次第に習慣として 「いってきます」と言うようになってからも久しい。 佐藤が話していた花見でも大活躍した規制の緩い公園へ向けて たらたらと夜道を歩いた。>>3:179 公園の水道でばけつに水をいれ、 花火に火をつけ、じっとその美しい炎の色合いへ 視線を向けながら、森部は言う。 震える声で、言う。**]
…… めっちゃ寒い ……
(7) gekonra 2014/12/11(Thu) 23時頃
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[どうやら花火は行く方向で定まったようだ。 押入れが爆発するリアルな要因が減ってよかったと思いながら 自分もコートを羽織って準備をする。
今回は全員が家を空けるために鍵をかけた。 鍵をポケットの中で弄びながら夜道を歩けば そう程かからないうちに、公園についた。 土日の日中は子供の姿なども見るが、 寒くなった冬の夜の公園に人影はない。]
(8) bou 2014/12/11(Thu) 23時半頃
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[花火に備え付けられていた点火用のろうそくは 夏に使ってしまったのだろう。袋の中にはなかったので ライターで火をつける。 時々火の勢いが変わるちょっと怪うげな花火もあったが 湿気ってつかない、という事は奇跡的になかった。
線香花火を大きくしたような、 打ち上げ花火を小さくしたような 定番のオレンジ色の火花が出る花火を眺める。 季節がら空気が澄んでいるせいか、 綺麗に見える火花を見ながら森部へ頷いた]
……冬にやらない理由が分かったよね…
手ぇさむいわこれ…
[口を開けば白い息が出ている。]
(9) bou 2014/12/11(Thu) 23時半頃
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[手元に火があるというのに、 暖かいという気持ちは決して無い。 火花のせいでまったく暖が取れない。 どこか矛盾を感じながら、せめてもの寒さへの抵抗に 袖を伸ばして手を隠す。]
突っ立ってるだけっていうのが、こう なおさらつらい …さむい…
(10) bou 2014/12/11(Thu) 23時半頃
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いってきまーす!
[元気よく佐藤の家を出たのは少し前の話。 フル防寒に麻婆茄子の加護がついた鈴倉は、家から出るなり完全勝利を確信した。 寒くない!と、先程まで見ていたインド映画のように謎の歌を歌いながら浮かれた足取りで公園へと向かった。 そう、それがほんの少し前の話だ。
そして今。]
(11) sunao 2014/12/12(Fri) 02時頃
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あ゛ー…あああ〜〜〜…さぶい………。 綺麗だけど…あ゛ああ…。
[鈴倉は森部に隠れるように小さくなって白い息を吐いていた。 完全に風除けである。 手に持った花火からは綺麗な火花が爆ぜ、暗くなった公園に彩りを添える。 そう、確かに綺麗なのだが、あまりの寒さに鈴倉はじっとしておられず絶えず足踏みをしていた。 それから何本か花火に火を点けはしたものの。]
うううう、もーダメ! さあああむい!帰ろう…死んじゃう…。
[真冬の花火大会は、一番楽しみにしていた鈴倉が一番最初にギブアップする結果となった。**]
(12) sunao 2014/12/12(Fri) 02時頃
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濡れ衣!? いいえ、正当です!!
[>>0佐藤の言葉に反論して、また笑う。鈴倉のキラー佐藤発言に、またむせそうになった。キラー佐藤強い。根強い。意外とこれからも笑えるネタな気がしてしまう。 >>4森部と一緒に、な〜!と言いながら、会話のひと段落後。 自分も痛みが残る喉に麻婆茄子をおしこんだ。まだひりっとするけど、やっぱり激辛にかぎる。お茶も飲みながら、皿に残るものをどんどんと胃袋に収めていった。]
ふは〜〜〜〜〜〜〜 ごっそーさまでした!
[うまかったという言葉や至福の表情を見ると、ひひひ。と笑う。よかったよかった。と後ろ手を着いた。]
花火!よっしゃあ!いくか!!!
[洗い物は後でという言葉にうんうんと頷いたが、森部の申し出をありがたく受ける。>>6]
あっまじで?やったー!
[なんだかんだ乗せやすい佐波なので、この次もあってしまいそうだった。 食器を水につけるだけして、自分も外出の準備をする。]
(13) taru 2014/12/12(Fri) 06時頃
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[ハンガーにかけたジャケットをとると腕を通す。厚手のマフラーを口元までがっつり巻いた。今回は危ないので手袋はなし。よけてもらっていた手袋はお留守番だ。 森部がバケツやらライターやらを用意するさまを横目で見て、自分は花火の袋を手に持った。楽しげに花火を抱える様子が妙に似合っていたのは気のせいではないと思う。]
公園だよなー!いこいこ!!
[扉を開けて外に出た瞬間、冷たい空気が頬に触れる。ひやっと冷たく、ぴりっとした。おお。と肩をすくませると鼻先までマフラーの恩恵にあずかった。
ぴんとした暗い空気の中も、足取りは軽かった。いつものようにやや先行気味になっている。]
はっなびはなび!
[公園につくと、ついたー!と解りきったことを後続へと伝えた。]
(14) taru 2014/12/12(Fri) 06時頃
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[火の元はライターだ。つける時にちょっと怖いあれだ。 火傷はしても自己責任!で、それぞれ点火を始める。]
おっ
[勢いよくでるタイプの花火に火をつけると、くるっくるっと宙で回す。光が尾を引いて円を作った。 ひひひ。と笑いながら、次はなみなみ〜っと線を作る。時折火花が不安定になり、太い線と細い線が入り乱れた。これはこれで面白い。
笑いながら息を吐くと白かったけど。花火の光に照らされて、オレンジ色のまだらに輝く。公園の、街灯がない暗めの場所を選んだのでよく目だった。 他にも青白かったり、緑だったりという光はとてもきれいだ。]
えっさむい!?確かに寒いけど!! でも花火綺麗だよ! 突っ立ってるのが寒いなら!走り回ればいいじゃない!
[佐波は花火を持ったまま動き回っている。]
(15) taru 2014/12/12(Fri) 06時頃
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えっもうおわり!?スズちゃん根性ない!!
[と、さむいさむいはよはよ。といつも一番言っている佐波が言うのは批判されてもいい場所だった。]
あーじゃああれやる!いっぺんに!! 二刀流だー!!
[早く消費する意味でも楽しい的意味でも合理的だ。しかし二刀流は自分で点火できないのでつけてつけて、と誰かに頼んだ。 その際「じっとしてろあぶない」と言われたのは当然と言えば当然だった。火傷しなくてよかった。]
やっほう!
[2本の花火を危なげに構えながら、適度に振り回しているうちに火は消えてしまい。「あっ」という声がひとつ*もれた*]
(16) taru 2014/12/12(Fri) 06時頃
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[鈴倉に風よけにされている森部も首を竦めている。 体を揺するようにして寒さを我慢するたび、 あかるく光る花火が上下に揺れた。]
そうなんだよね…
[止まっているから寒いのだという家主に同意は返すものの]
立ってるだけよりはまし、かなぁ〜〜…?
[公園を走り回っている佐波を眺めた。]
佐波みてるとそうかもね…
でも僕にはあれをできる気はしないよ… 寒い〜……
[火が消えるとぽいと花火をバケツに突っ込んで、 手をさすりあわせるも、冷えきった両手では効果も虚しい。 背を縮めて息を手にふきかけた。]
(17) gekonra 2014/12/12(Fri) 17時頃
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[脇のあたりから寒気がはいりこむのを嫌って 残りの花火からぴゅっと一本とり、 まだ火のついている花火からもらい火をした。 バケツのそばへ戻ってきた佐波がえっと声をあげている。>>16]
ケイさん根性きまりすぎなんだって
(18) gekonra 2014/12/12(Fri) 17時頃
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[二刀流だといって持ち上げた佐波の二本の花火のうち一本へ 自分の持つ花火の火を近づけるも、]
あーー、消える消える ……あぁー
[ちゃんと相手の花火に火がつく前に 白っぽい火はみるみる小さくなって消えた。 間に合わなかったのでしぶしぶ森部はライターを拾い上げ、 佐波の花火のそばで背を屈めた。 寒さでかじかむ指で、百円ライターに火を灯しつつ]
ケイ うごかすなって じっとしてろあぶない
[佐波をに文句を言いながら火をつけてやった。]
(19) gekonra 2014/12/12(Fri) 17時頃
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[一人で歓声をあげて走りながら 花火を振り回している佐波を眺め、 次いで残り数本の花火に視線をおとす。]
… ……
[ほんとに残りはあとすこしだ。なので]
はいサトさん持って! 凛も持って!
[と寒がる二人にも花火を握らせて、火をつけてやった。**]
(20) gekonra 2014/12/12(Fri) 17時半頃
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そう!? でもやんないと終わらないじゃん!
[根性きまりすぎ。という森部に笑い返した。
森部の火を分けて貰おうと近寄るけど失敗に終わる。一本だけでもつけて貰えたら、あとはこちらでうつせたのに惜しかった。 おねがいします!!と待っていながらも花火の先はゆらゆらゆれる。怒られた時の呼び方が呼び捨てだった。これはかなり本気度が高いのは理解できたので「あっはい」と大人しくする。
何だかんだつけてもらえるあたり、今は深夜なのかもしれなかった。]
(21) taru 2014/12/12(Fri) 17時半頃
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[大はしゃぎして。した後に。 終わってしまった花火を持ったまま振り返ると、森部が佐藤や鈴倉に花火をつけてやる光景が見えた。なんとなく笑みが浮かぶ。
たのしいなあ。他の皆もいたらどうだったろう。 ツッキーやフミヤやネゴちゃんやチャコちゃんとか。
その光景をにやにや見ていたせいか、立ち止まっていた足の隙間をひやりと冷たい空気が通った。ふるっと震える。
自分が黙ると、辺りはちょっと静かになる。佐藤たちの持つ花火の音や、自分よりも幾分も大きさの小さい皆の話し声。 流れるように散ってゆく音や、間にまざるぱちぱちとした音。ききなれた声の会話。少し聞き入ってたらあっという間に花火は終わった。]
まだ残ってる?
[自分の声のトーンもちょっと下がる。]
おわり?
(22) taru 2014/12/12(Fri) 17時半頃
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[残り数本となった花火の一本を手にとって、 佐藤の花火から火を貰った。]
ていうか、ほんっとに寒いね…。 昨日の夜とかもうちょっとマシだった気がする。
[佐藤や鈴倉と取り留めもなく雑談をする最中にしても、 外に出たばかりの頃はもっと白く夜を染めていたはずの息が 今では口の中まで冷えてしまっているのだろうか、 まったく気にならなくなっていた。 寒さで耳の奥が痛んでいる。]
帰ったら何か温かいもの飲みたいわー…
(23) gekonra 2014/12/12(Fri) 21時頃
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[一度既に遊んでみたものだったから、 今手に持っている花火の炎の色の変化は見終えている。 みかん色の火花が彼岸花か何かのようにはじけ始めた事で この一本ももうじき終わることがわかった。 夏はどれも全部短く思えていた気がするが、 今日やる花火は短いのだか長いのだか 寂しいのだか待ち遠しいのだかもわからずに]
なんかもう我慢大会みたいな…
[ずいぶん馬鹿げたことをやっていると、 改めて可笑しくなって笑ってしまった。]
(24) gekonra 2014/12/12(Fri) 21時頃
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[さっきまで花火二本ではしゃいでいた佐波が バケツのそばへ戻ってくると、笑いながら声をかけた。]
ケイさん何してたんすかー
[振り回していた二本の花火から色つきの炎が消えたあと、 妙に大人しくしていたのは一応見えていた。 別に心配をするわけでもない。 もちろん、暗い中だったから、彼が此方を見て その光景を微笑ましく思っていたことも知りはしない。]
(25) gekonra 2014/12/12(Fri) 21時半頃
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ん?
[けれど、いつもほど勢いが無い声での佐波からの質問は なんだかもう少し続けたいように聞こえて、 茶化さず残りの本数を伝えてやった。]
あと四本。 最後、一本づつやって終わりにしよ。
[線香花火は夏に根来達とムキになって使ってしまったから 珍しく、残りは手持ちのススキ花火ばかりだった。**]
(26) gekonra 2014/12/12(Fri) 21時半頃
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言いだしっぺ 早いな
[一番鈴倉が寒さに限界を訴えているのには笑ったものの 正直寒いのはこちらも同感だ。 花火を持つ手を持ち替えてポケットの中で暖を取る。 別にカイロとかそういうものがあるわけじゃないから 暖かくはないのだが、風に当たらないだけまだマシだ。]
でも余すのも微妙かな…あと何本? [残り数を確かめている間に、 佐波が花火を両手に持ってはしゃいだように振り回していた]
小学生がいる
[少し不安定な明るい光が目に焼き付いて残る。 丸だの波だの、残った形の懐かしさに思わず笑った。]
(27) bou 2014/12/13(Sat) 01時頃
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[森部>>17に僕も無理だな、と頷いていると花火を持たされた。]
あ? ちょっ… いいよ憩にあげ、 うおっ もうついた
[譲ろうとしてる間に火をつけられた。 割と点火に手間取るやつもちらほらあった中では 早い方だった。白い息を一つ吐いて、 同じく持たされた鈴倉へ声をかけながら]
鈴倉も、憩みたいにやってみたら? 憩見てる限り、まだマシかもよ。
[佐波を適当に倣って、手首で回すくらいの小さな円を 花火の火で描いた。]
(28) bou 2014/12/13(Sat) 01時頃
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[森部が新しいのを一本取る>>23と、花火の火を分けてやる。 わけている間にも火の勢いが弱くなったり、いきなり強くなったりしていた。 やっぱり今日使い切るのが正解な気もする。来年の夏まで残しておいたら、これらは全部つかなくなる気もした。]
ん。 あー…そだね いっそ明日起きたら雪降ってるんじゃないの… まだ12月だけど。
[予報は雨ではなかったけど、どうだろう。 明日の天気は見ていなかったし、 あそこ天気予報は時折外していたと思う。]
いいね飲みたい 今すぐでもいいや 近くにコンビニあるし…
(29) bou 2014/12/13(Sat) 01時半頃
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えーだってこれ想像のはるか上を行く寒さだよ…。 てか、憩元気すぎない?!
いつもあんなに寒い寒い言ってるのに。
[根性ないと言われると、鈴倉は不満そうな声を出した。 佐藤には、言いだしっぺも人間です!と謎の抗議をする。 でもそれもやたらと元気な佐波を見ると、ふふふと楽しそうな笑い声に変わった。 ふと実家の犬を思い出したのは鈴倉だけのヒミツだ。 森部にじっとしてろと怒られ、大人しくなる佐波も面白くて仕方ない。]
(30) sunao 2014/12/13(Sat) 01時半頃
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[再度元気よく花火を持って駆け出す佐波を、寒さに縮こまりながら見ていたが。]
えっ、はい
[森部から差し出された花火を言われるがままに持つ。 ライターの火が近づくと花火の先端に火が灯って、一呼吸おいてからパリパリと勢いよく火花が咲いた。 佐藤から佐波みたいにやってみたら、と言われると、無理!と笑って。]
カズこそたまには憩みたいに弾けておいでよ。 絶対楽しいよ。
[みなまでは言わないが、顔には私達が。とかいてあった。]
(31) sunao 2014/12/13(Sat) 01時半頃
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[色を変えて散っていく手元の火花が次第に小さくなっていく。 最後に煙だけを小さく上げているそれを バケツの中に入れた。じゅっ、と残っていたのだろう火が バケツの中で反響して思ったより大きい音を上げて消えた。
火薬の臭いがする。夏にしかほぼ嗅いだことない臭いが 容赦なく冷えた空気と一緒に鼻に入って、 ちぐはぐな印象が残るのが面白かった]
言えてる 線香花火なんて絶対それ以外の何物でもない
[森部の花火も終わるのを見ながら、 線香花火を4人で寒さに震えながらやるさまを想像して つられるように笑った。]
(32) bou 2014/12/13(Sat) 01時半頃
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ねー。 昨日も大分寒かったのに、どうなっちゃうの日本…。
あ゛〜…いいね、あったかいのほしい…。
[弾ける花火を眺めながら、ほんっとに寒いと零す森部に同意する。 鈴倉が手にもっている花火は細めの棒に火薬が塗られているタイプのもので、放射的な勢いは無いが、棒の周りにたくさんの花を咲かせた。 大きくて派手な線香花火のようにも思える。 派手なのに何処か儚く思えるのも線香花火を思い出すからなのだろうか。]
我慢大会、確かに。
[我慢大会との言葉にも同意し、つられるように笑う。 花火が燃え尽きると立ち上がって燃え殻をバケツに入れた。]
(33) sunao 2014/12/13(Sat) 01時半頃
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[少しでも熱を逃がすまいと屈んでいたからだろうか、立ち上がるととても寒い気がする。 おわり?と佐波が少しトーンの下がった声で言うと、なんだか寂しそうに見えて笑ってしまったけど。]
ラスト一本かあ……。
[最後の一本を手にしてみると、心なしか寂しくもあり惜しい気持ちにもなってくる。 勿論、現在進行形で寒くて死にそうですぐにでも家に入りたい気持ちも変わらないからとても複雑な心境だ。]
よぉし、最後ぐらいは張り切っていく! また夏までお預けだもんね…。
廻せんせー!点火宜しくお願いします!
[はい!とライターを持つ森部に花火を差し出した。]
(34) sunao 2014/12/13(Sat) 01時半頃
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[鈴倉>>31に無理!と笑われると、 まあそうだよね、と提案を一転、同意の頷きをする。 自分も無理なのだから無理強いはしない。 そのあとに続いた言葉に、手元の火花から 鈴倉の方へ視線を移す。]
…おまえらが、だろ? しってる。
[律儀に顔に書いてあることを突っ込んで笑った。]
現状で満足。 たのしんでるたのしんでる
[手首を先程よりは早く、多く。 だが適当に回して、火花で円を描いて 適当に聞こえる言い回しで答えた。]
(35) bou 2014/12/13(Sat) 02時頃
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おー、ちょうど良く終わるね。
[ラスト4本、一本ずつの花火を手に取る。 夏までお預け、と聞くと改めてこれで終わりか、という 感慨がじわっと、ほんの少しだけ湧いた。
真剣に探せば違うのかもしれないが、 確かに冬に店で花火を見ることはない。 こんなちぐはぐな我慢大会ももうおそらく開かれないだろう。 開くとしたら今回の経験を思ってまずは止めるだろうし。 …まあ、いつものように結局周りのノリに流される可能性もあるけど。]
鈴倉が復活した。 [張り切っていく、という鈴倉に笑って、自分も花火を持ち直す]
(36) bou 2014/12/13(Sat) 02時半頃
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あ。全員消えちゃってんのか。 わるい、森部 誰かのつけて。 そっちからもらう。
[ばちばちと聞こえていた火花の音は、 いつの間にか消えてしまっている。 騒いでいた佐波も少し声のトーンが落ちて、 静けさと寒さは冬の公園らしいのに。 夏にやる花火の最後もこんな静かなムードだったよな、と思い出すと似てるのにやっぱり印象と寒さの感覚がちぐはぐだ。 それが何だか可笑しくて、思わず笑みがこぼれた]
(37) bou 2014/12/13(Sat) 02時半頃
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あ、ばれてた。
[佐藤の突っ込みに鈴倉はけらけらと笑った。 現状で満足、たのしんでると続けば、うんうんと頷き。]
しってるー。 [と、また笑った。 佐波と森部にも、ねー。と同意を求める。
佐藤の適当に聞こえる言い回しは今に始まった事ではない。 正直最初は戸惑いもしたが、よく遊ぶようになってから、これは彼の癖なのだろうというところに鈴倉の中で落ち着いた。 今も完全に佐藤の内面が読める訳ではない。 でもこんな寒い中でも帰らず、一緒に季節はずれの花火をしながら笑っているのは事実だから、きっと佐藤もそれなりに楽しんでいるのだろうという結論に至ったのだった。]
(38) sunao 2014/12/13(Sat) 03時半頃
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終わりよければ全てよしって言うじゃん? ほら、カズも元気だしてこ!廻も!
[復活したと言われて親指を立てつつ、佐藤と森部へエールを送る。 佐波はきっと声をかけずともはしゃいでいてくれているだろう。 森部が花火に火をつけると、ススキ花火がシュバッと爆ぜる。 その火を貰ってまたひとつ、またひとつと咲いて、4つの花火が思い思いに公園を照らした。]
あー……、終わっちゃったね。
[鈴倉は花火を手に佐波と共に走り回っていたが、勢いよくこぼれていた光も今は夜に溶けて、手元に残るのは燻った燃え殻のみ。 それもバケツへ放ると、完全に終わったんだなと物悲しさを感じたが、風が吹くとぶるりと身が震えて叫ばずにはいられなかった。]
さぁああむい!…撤収ー!!
[雰囲気が台無しである。]
(39) sunao 2014/12/13(Sat) 03時半頃
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[花火の後片付けを終え、帰路につく。 途中、佐藤が提案していたコンビニへ寄って各々買い物を済ませる。 鈴倉はと言えば手ぶらで来たのでお会計はいつもの後払いスタイルだ。 コンビニを出た後は、あたたか〜いミルクティを手に入れて上機嫌で歩く。 程無くして佐藤家につくと、鍵を開ける佐藤をはやくはやくと急かした。]
ただいまー! あー、寒かった!
[たてつけの悪いドアが独特な音と共に開かれると、鈴倉は先頭に続いて中へと入った。 ブーツをポイポイと脱ぐと、一直線にエアコンに向かい。]
[ピッ]
[いつも通り躊躇いも無くエアコンの電源を入れた。 通風口から温風が出ると、あ〜…と情けない声が出て、漸く帽子やマフラーを脱ぎ始めた。]
(40) sunao 2014/12/13(Sat) 03時半頃
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[マフラーを外す折に、ふと気がついて。 すん、と自分の髪を嗅いだ。]
…ねー、シャワー借りてもいい?
[煙を沢山浴びたからだろう。 髪がとても花火くさい。 服は着替えればいいが、髪はなんともならない。 落ち着けない匂いを落としたくて、シャワーの使用許可を願った。**]
(41) sunao 2014/12/13(Sat) 03時半頃
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[消えた花火たちが漂わせた冷えた火薬のにおい。 足元を漂っていた煙が、風にふかれて飛んでいく。]
あいよ、先生に任せておきな。 廻先生にまかせておけばすぐ…つかねぇ。 …… …よしきた
[鈴倉に先生お願いしますとお願いを受け、 彼女の花火の先のそばへ屈んだ森部は、 最後に火をつけるのに風のせいもあり若干手間取ったが、 点火を成功させた。]
(42) gekonra 2014/12/13(Sat) 03時半頃
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マジか。凛が急にケイさんぽくなりはじめた。 お前らもっかい走ってきなよ。 [ラスト一本、元気を出していこうと親指をたてながらの エールを送られて、笑う。 鈴倉の花火についた火を、各々自分の花火へ貰い 皆の花火の先が明るく染まった。 燃えた先からもうもうとあふれる煙が色とりどりに照らされる。 公園を走り回る二人や、 現状で満足だといっていた佐藤の様子を時折眺めつつ 森部はのんびり、最後の一本が燃え尽きるまでを楽しんだ。]
(43) gekonra 2014/12/13(Sat) 04時半頃
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[鈴倉の不満げな声にはいつもどおりひひひと笑って。 佐藤に小学生と言われた声ははしゃいでていて届かなかった。 犬でも小学生でもだいたいあってそうなはしゃぎ方だ。
三人の楽しそうな様子にはやっぱりにやにやしたままで。 自分が楽しいのも大好きだけど、友達が楽しそうなのを見るのも大好きだった。 我慢大会みたい、という声が聞こえてきた。 またちょっと笑う。 寒いもんなあ。と思いながら。 その光景に区切りがつくのはやっぱり。ちょっと。
近付いてって返ってきた声が笑いまじりだったので、ひひひ。と笑い返して素直にいう。笑った口から白い息が小さくもれた。 なんで見てたかは自分でもよく解らなかったので言葉にはできないまま。]
みてた。
あと一本かア〜〜〜〜〜〜〜… そっかあ〜〜〜〜 じゃあ一本ずつな!!
[残りの本数に返った声はやっぱりちょっと寂しそうだったけど。鈴倉の張り切っていく宣言とか、佐藤の笑い顔とか、茶化さず教えてくれた森部の声のトーンとか。 なんだかそう言うのに、そういうのに。声はすぱっといつものトーンへと戻る。]
(44) taru 2014/12/13(Sat) 04時半頃
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[佐藤の言い回しが適当なのは最初からだ。
佐波の場合は、「まあいいけど」「じゃあよかった!!」で解決してしまうので、もともと適当だとは受け取っていないけど。 本当に嫌な事は嫌だというやつだと思っているから、流されまくるそのやさしさに笑いながらも甘えている。
でも優しすぎる節はあるよなあ。と、思う時はあって、思う時は「いいの!!?」とちゃんと確認はするし。 本当にダメなときは、いってくれると信じている。]
(45) taru 2014/12/13(Sat) 04時半頃
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終わり良ければ総て良し!うんうん! スズちゃん言いうこと言うっていうか、最初から全部よし!!だよこの我慢大会は!!
[先ほど聞いた言葉を笑いながら繰り返して、よーし、と。はしゃぐ前に森部に火を貰う。]
いやいやすみませんね…
[笑いながら言う言葉は楽しげだった。 つけてもらったらヤッター!と走りだす。途中鈴倉が加わると、花火を構えてサッ!と臨戦態勢をとったりして、遊んだ。 走り回って、途中で火が消える時は、]
ああ〜〜〜〜… あーあ!
[完全に火が消えるまでを見つめた後、残念そうに笑った。]
(46) taru 2014/12/13(Sat) 04時半頃
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おわったおわった!
[言いながら鈴倉と、森部と佐藤のもとへと戻ってくる。 バケツにほおると、ジュッという、完全に火も、熱さも消え去る音が耳に残った。 二人の花火も終わったなら、撤収という鈴倉の言葉に頷いて、声を返す。]
てっしゅ〜〜!! はは。
[見上げた夜空はうっすら雲がみえた。]
明日、雪振るかな?
(47) taru 2014/12/13(Sat) 05時頃
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[適当な言い回しをする家主のもとに 集まった者達だからかもしれない。 それぞれがどこかしら適当で、気楽に居られるところがいい。 いい加減な事しか言う気のない森部には、それは尚更だ。 終わっちゃったねとの声が、どこか残念そうに聞こえれば]
うん。 寒いから、また夏にね。
[またいつか。 機会さえ作ればいつでも出来そうな次の話を あるかないかも分からないけれど、しておいた。 それこそ、「適当」に。]
(48) gekonra 2014/12/13(Sat) 05時頃
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[皆の花火の燃え殻がバケツに集まった。 バケツの水にはいつのまにやら色がついている。 風でとばされてしまいそうな平たくなった花火の袋も拾い上げる。 後片付けを終えて、来た時同様、またバケツを手に持って、 撤収と鈴倉が叫ぶのに、はーいと返事をする。 寒いのが理由で少し早足の者達について歩き、 公園の柵の外、街灯に照らされたまっくろな道路へ出ると、 賑やかな客が居なくなった後のしんと静かな公園を振り返る。]
……
[とくに何も言うでもなく、また道路のむこうを向きかけた時 佐波が夜空を見上げてぽつりと言った一言へ、聞き返した。]
は? 雪とかそんな話あるの?
(49) gekonra 2014/12/13(Sat) 05時頃
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[同じく空を見上げてみると、雲があるのがわかる。 それが雪雲なのかどうなのかは森部には判断できなかったが]
面白いから降るといいね。
[と、少しの期待を込めていった。]
(50) gekonra 2014/12/13(Sat) 05時頃
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[また夏に。という言葉に。 来年の事を思う。
いつまで馬鹿ができるかなあ。 いつまでもやってたいんだけどな。
高校で離れた友達もたくさんいる。 就職で離れる友達も、たくさんいるだろう。
交友関係は浅く広いから、まあしゃあない。と思う部分も勿論たくさんあるけど、だからこそ。浅くない…と自分で思っている一部くらいは、残るといいなと思う。
森部の言葉は佐藤とは違い、本当に適当だ。意識として、はっきり佐藤との差を認識はしていないけど。 森部の言葉を鵜呑みにしても困った事は特にない。あったとしてもからかわれるくらいだから。そのまま。深く考える、はあまりしないまま。大体は額面通りに受取っている。]
(51) taru 2014/12/13(Sat) 05時頃
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あるっぽい! 寒波がすっごいって!!
[森部の言葉にそちらをむいた。 片づけを終えたので、手はポケットに入れた。佐波の荷物は花火だったから。森部が持っておいてくれるならそのままお任せだ。
森部もまた、空を見たので、同じように視線をまた空に向けた。]
たしかに! いっそ積もるといいのにな〜!
もっと寒くなるけど!!
[ひひひ。と笑うと、白い息がもれる。 さっきまで花火でもう少し明るかったので、今の公園は来た時よりも暗く感じる。]
さー かえろっかあ あ、コンビニよるの!?
夜食かう?
(52) taru 2014/12/13(Sat) 05時頃
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そうだね。 降る時に起きてるかわかんないし。 積もっておいてくれるといいかんじだね。
なぁに明日から佐藤家にはこたつがありますよ… 自分ちは寒いばっかりだけど。
[佐波がヒヒヒと笑う口元で、息が白く染まるのをみるに なるほど本当に寒いのだと視覚でも再確認をする。]
いいですね。夜食かおう。
[冷えてじんと痛む指先でバケツを揺らし、 次に向かう先は、佐藤家近くのコンビニだ。 夜道を歩いた先、ほどなくして、蛍光灯のうそくさい明かりと、 それに照らされたのぼりとが見えてきた。]
(53) gekonra 2014/12/13(Sat) 05時半頃
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あっそーだ!! 明日コタツだったんだ!!
[コタツが届く予定日を忘れていたらしく、思い出すと喜ぶ。]
あ〜〜夜にはかえってこれると思うけどさ〜〜 帰ってきた時にはもう届いてるかな〜!?
[話ながらコンビニへの道を行く。 セッティングの手伝いはどこにいったんだと佐藤に言われるもごめんごめんと笑って返した。
バケツの中には水も入っていて少し重めだろうし。 コンビニで買ったもろもろは、佐藤と佐波が持つ予定だ。]
肉まんと冷凍餃子買ってこ。レンジでいけるやつ!
[焼くのはめんどい。を滲みだしつつ、あとは温かい飲み物か。]
(54) taru 2014/12/13(Sat) 06時頃
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[コンビニについた時に気付いたけど。]
あっ?メグどうするーそれもったままじゃ入れない?
[コンビニの入口に置くか、外で待ってるか。外で待つならリクエスト品を買ってくるつもりだ。]
(55) taru 2014/12/13(Sat) 06時頃
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そっか、ケイ一回帰るんだっけ。
[ではコタツの設置の手伝いくらいは 本当にしてやるつもりでいたほうがいいなと 口には出さずも頭で考える。]
あぁー餃子って言いましたね。
[店内から漏れ出る明かりにぼんやりと照らされながら、 佐波が挙げる品には「いいね」と賛成を示した。 店の前で、あっと声が上がる。>>55]
あ?
あぁ。 しょうがないな。 じゃあここで僕はバケツを見張ってよう。 逃げるかもしれないし。
何かカップ麺買っといて。
(56) gekonra 2014/12/13(Sat) 06時頃
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家に帰るっていうより、 こっからでかけてここにかえってくる感じかな…。
[程よく入りびたりである。 いや一度家にも戻るつもりはあるけども。
賛同を受けたので、それを買うつもりで居ながら。 バケツの見張りをしてくれるらしい森部に、オッケー!と返事をしてコンビニへと入る。鈴倉があったかいミルクティを選ぶのに、かごにいれろいれろと催促し、森部にはこってりとんこつラーメンのでかいやつを買っておいた。激辛も迷ったけどさっき食べたばかりだし、と。自分の好みで選ぶ。 佐波に適当に買い物を頼むと、ほぼすべて佐波好みのものが買われるので注意だった。 佐藤も何かを買うのを見ながら、財布を持ってきてるなら会計は別でいいかーとそれぞれの会計が終わるのをまつ。
雑誌をチラ見すると、立ち読みしてる週刊誌の新しい刊が並んでいたので、明日出た時にまた寄ろう。と思いながら。
コンビニから出てくると、おまたせ!と森部に笑って帰路につく。 あったかいミルクティは鈴倉の手に直接あって、上機嫌な様子にちょっと笑った。]
(57) taru 2014/12/13(Sat) 06時半頃
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メグもにくまんで暖を取る?
[とか。笑いながら。早く帰ろ!といつものせかしをはじめつつ、少し歩くと佐藤の家が見えてくる。今回は鍵を持ってないので、佐藤が家にたどり着くまで走りだしはしなかった。
はやくはやく。とせかす声は鈴倉と重なる。 扉があいたら佐藤が入り、その後一番に続くのは鈴倉にまけた。その後に続く前に、森部のバケツを思い出すと。]
花火のごみの片づけ明日の朝とか昼とかやろ! おいたままでいいんじゃない!
[とだけ森部にいって、さっさと家の中へと入った。 明日の朝とか昼とか、自分はいないけど構わなかった。]
(58) taru 2014/12/13(Sat) 06時半頃
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へぇ。
[用事か遊びに行くのか、特に深い興味があるわけでもないが]
楽しいやつ? つまんないやつ?
[と、佐波には雑談程度に尋ねていた。 佐藤達が自動ドアが開き、 入店音と店内で流れている音楽が聞こえた。 ドアが閉まることで、それらの音は遠くなり、 森部は手に持っていたバケツを地べたへ置いて、 その場にしゃがむ。 冷えた指先を一度握って、白い息で温めた。]
(59) gekonra 2014/12/13(Sat) 06時半頃
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[指先には火薬のにおいが残っている。 車が通り過ぎるのを見るでもなく眺め、 佐藤達が戻ってくるまでバケツの見張り番をしていた森部は 彼らが店内から出てくると、顔を上げてから、 バケツを持って立ち上がった。]
とる!
[寒かったらしい森部は、肉まんで暖をとるかどうかを即答して 肉まんを出してもらって受け取った。 冷めても勿体無いので、帰り道にぱくつきながら 佐藤の家までのちょっとの道のりを歩いて帰った。]
(60) gekonra 2014/12/13(Sat) 06時半頃
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[花火のゴミをどうするかは、佐波の提案にあっさりと従う。]
ん。
[バケツの置き場は佐藤に訊ね、彼の言の通りにした。 森部が佐藤の家の扉をくぐるのは一番最後で、 部屋のほうからエアコンが返事をするのを聞きながら、 開けるのに苦労する扉を閉めた。]
ただいまー。
(61) gekonra 2014/12/13(Sat) 06時半頃
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[帰路途中の雑談には。 ふつーかな〜!と答えた。この時点では面白い事になる目は見えなかったし、頼まれごとの認識だ。
即答で暖をとるを選ぶ森部に笑いながらひとつわたして、それを食べる様子に自分もひとつぱくついた。ついでだからと佐藤にも渡す。 鈴倉もうらやましがるならそちらにもだ。]
ただいまー!!
[机の上にコンビニ袋を置いた後、自分もエアコンのところへいって、そこでマフラーをとった。ジャケットを脱ぐのは部屋があったまってからにする。
鈴倉がシャワーを借りるらしいので、自分は後ででいっか。とテレビをつけた。ぴっと操作してチャンネルを変えるとデータ放送で情報を付ける。 表示された天気予報。今晩から、やっぱり雪になるみたいだった。]
おーふるみたい!! つもるとい… あ〜〜〜 でかけるのめんどくなる〜〜〜!
[リモコンをテレビの傍に置くと、机の傍に座りこんだ。]
(62) taru 2014/12/13(Sat) 07時頃
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[部屋につくなり肉まんの紙ゴミはゴミ箱へ投げ入れられた。 まだ体が温まりきらないので上着は着たまま床にしゃがみ込む。 佐波がテレビをつけたことで、視線は自然そちらへ向いて、 画面に表示された天気予報と明日の気温に 森部は「うわ」と短く呟いた。]
ほんとだね。ていうかさっむ。 最低気温にマイナスついてるし…
ケイさんやったじゃないすか。 積もるといいっすね〜〜。
[明日出かける佐波に、ご愁傷様と笑った。]
(63) gekonra 2014/12/13(Sat) 07時頃
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やっばいさっぶいやっばい 気温マイナスとかいきてけない!!
ヤッター
[言葉じりが明らかにさがった。ヤッター↓↓↓。 そのまま倒れこんで机付近の床でごろごろする。]
寧ろそれ口実にことわ…こと…う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん
[寝転がるとポケットの財布やらスマホやらが地味に邪魔だ。かたいものが腹部にあたる。取り出して、しばらく操作をする。]
……
[メールを送り終えるとぺたんと床に伸びる。 冷えた中で動き回ったつけがきていた。節々が冷えており、動かしたくない気持ちになっている。]
(64) taru 2014/12/13(Sat) 07時半頃
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積もったらさー 雪だるまとか作れるといいよねー
[床に伏せったまま。]
雪合戦する? しちゃう?
(65) taru 2014/12/13(Sat) 07時半頃
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なんで0が最低じゃないんだろうねぇ… この世はわからん事だらけだねぇ…
[床を転がっている佐波を横目に、]
おう、断れ断れ。
[森部は約束を断りたい気分の人には、 積極的にそのものぐさがる気持ちを肯定していく事しかしない。]
(66) gekonra 2014/12/13(Sat) 07時半頃
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ヘッ…僕は積もったら 雪だるまなんてちゃちなことは言わないぜ。
雪像つくる。
[あぐらをかいて膝に肘をついて、 夢はでっかく、多分現実はちっちゃく、 またいい加減な返事をする。]
雪合戦しちゃう? でもケイさん出かけちゃうんじゃなー。
(67) gekonra 2014/12/13(Sat) 07時半頃
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いまメールおくってみたア〜 せめて延期…
[返事待ちだ。すぐにメールが取れるようにスマホは片手に握ったまま。 雪像という言葉にがばっと森部の方を見る。]
マジで?!すげえ!! 俺が帰ってくるまで壊さないでね!!
[と言って、そのまま床に肘をついている体勢だ。]
延期したらいるけど〜
あ
[着信音が耳に、振動が手に伝わった。ひらいてみる。ぜったい明日が良い!!という文面だったので、そのまま肘の支えをなくして、べたっと床に伏せなおした。]
だめだって〜〜〜〜 でもまあ約束したし行ってくるわ…
(68) taru 2014/12/13(Sat) 07時半頃
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まじまじ。
[テレビCMを見ながら、無責任に頷いた。]
どーかな… 僕の芸術は一瞬のキラメキを大事にしてるから できたらすぐドシャーッと…
[そこで佐波の着信音。森部は一度言葉を止めた。 べたっと床に伏せる様に、小さくあーあと笑った。]
しょうがないっすね。 ケイさんお疲れ様ーっす。
(69) gekonra 2014/12/13(Sat) 08時頃
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出来るだけ手短に用事を終わらせるようがんばるわ…
雪像は写メってね… 待ってる…
[雪のせいで、ふつーからいきたくないになりかけた用事にテンションは下がったままの返事だった。]
はーあ。 今日はじゃあ早めに寝るわ 起きれなかったらやだし
[と言った後、あ。と顔だけを森部や佐藤へ向けた。]
DVDどする?あした? なんか見るなら一つくらいは見れるかも。
(70) taru 2014/12/13(Sat) 08時頃
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仕方ねえな。 メグさんの友達甲斐ってやつをみせてやろう。
[テンションのだだ下がった佐波の様子に テレビを見たままではあるが一応同情らしきものを示した。]
今日はアラームで起きちゃう人もいないし じゃんじゃん鳴らして頑張って起きて。
[早めに寝るという佐波に言う。 ちなみにアラームで起きちゃう人というのは 森部の双子の片割れの森部茶子のことだ。]
ん? あー。
DVD残り三本だっけ。 一応みとく?
僕ファーマーがいいな。
(71) gekonra 2014/12/13(Sat) 08時頃
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やったーメグさんおっとこまえー
[友達甲斐を期待する返事をして、アラームについては確かに。と笑った。佐波も起きたらすっきり起きるタイプなので、アラームを鳴らせば問題はないだろう。]
そーする!
[今回来ていない森部の片割れについて、今回こないねーとか今なにやってんの、みたいな事は聞かない。きいても無駄だからだ。 最初のうちは聞いてみたりもしたが、あまりに二人ともが、なんで自分にきくんだろう。という様子だったので、双子じゃん!?との反論は今ではあまりしない。 みとく?と聞かれるとがばっとおきあがった。]
みるみる!俺もファーマーだなー! カズもそれでいい?
[訊ねるといつものように、それでいいよ。が返ってきたので。そのまま手と膝でDVDプレーヤーと化したゲーム機のところまでいく。近くに置いてあった袋からトランスファーマーを取り出すとセットした。 再生が始まる頃には鈴倉も戻ってくるだろうか。]
(72) taru 2014/12/13(Sat) 08時半頃
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[おかえりー。と言いながら、]
あっシャワーは、終わった後でいいや!
[という結論をだす。 机まで戻ると、飲み物やらを用意しつつ、あ。と、先ほど買った夜食のカップ麺を森部の方に、ほいっとなげた。]
これもわたしとこ!
(73) taru 2014/12/13(Sat) 08時半頃
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そうでしょ。もっと言っていいよ。
[因みに双子の片割れについては勿論聞かれても無駄だ。 何をしているのかなんて全く知らない。 トランスファーマーで見るDVDが決定しても、 佐波がセットをしてくれるようなのですっかり任せて その場で上着をのんびり脱ぐ。 カーテンレールにかかったハンガーの一本を借りて、 元いた場所へまた腰を落ち着けた。]
(74) gekonra 2014/12/13(Sat) 08時半頃
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めぐさんかっけーっす!まじぱねえっす!! さすがー!たくましいー!雪像の申し子!!
[もっとと言われたらもっと言うのが佐波だった。 森部が上着を脱ぐのを見て、エアコンへと視線を向けた。空気はだいぶんあったまっている。自分も脱ごうか迷ったけど、ハンガーまでいくのが面倒だったので風呂る時でいいや。と考え直した。
宣伝は佐藤がとばしてくれる。 農夫の農作業とナレーションの語りで作られたオープニングは、やっぱりカメラの位置が動かなかった。 恐怖を駆り立てているつもりのBGMもやけにチープで、音質が悪いのがわざとなのかどうかわからない。]
これは期待できる…!
[レンタルビデオ店で見た説明も相まって、既ににやにやとしていた。 またくだらない事に大笑いしたりつっこみをいれたりしながら、このDVDを楽しく見るだろう。]
(75) taru 2014/12/13(Sat) 09時頃
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よしよし。 いいのが作れそうな気がしてきた。
[過剰な褒め言葉に、森部は満足した風を見せた。 DVDの再生が始まったころ、 鈴倉が風呂場から戻ってきたようならば 足をのばして座ったまま振り返って「お帰り」と声をかけつつ 湯上がりのいい匂いにありがたみなど感じていたかもしれない。]
(76) gekonra 2014/12/13(Sat) 09時頃
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[佐波が飲み物を用意しはじめた。 それを見ながら自分も…と思うも、なんだかまったりしてしまって 尻から根が生えていて立ち上がりたくない。 そこへカップ麺がぽいと投げて寄越された。]
あ。ありがとう。
[佐波の気分で選んだだろう大きめのカップ麺を受け取って、 机の上に乗っていたコンビニ袋からレシートを探す。 それを見ながらポケットに入れていた財布から、 だいたいでお金を渡した。 とはいえ、先程肉まんをかじったばかりなので すぐ食べる気はまったく起こらない。 「あとで」ということで、そっと机に乗せておく。]
(77) gekonra 2014/12/13(Sat) 09時頃
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[代金はその場で受け取ってポケットに入れたままの財布にぽいっとされた。自分もにくまんを食べた後だったので、追加でおなかには何も入れる気持ちにならない。
飲み物の用意の時、コップを取りに行くついでに餃子などは冷凍庫にいれた。]
なんかいる?
[と、誰に何をきいたのか不明瞭の質問を全員にむけてなげた。 手にはお茶のペットボトルがあるので、解りやすくはなっているが。
その後に机に戻って映画鑑賞。 前の二の舞はふみたくないので、このシーンは…と思う時に、飲み物を口に含むのはやめておいた。 ポップコーンは今回もあるだろうか。あったとしても手は伸びなかったけど。]
(78) taru 2014/12/13(Sat) 09時頃
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[佐波の「なんかいる?」に甘えて]
あっケイさんお茶僕にも下さい。
[とお願いをした。 映画は農作業とナレーションから始まった。 どうでもよさげな設定の説明と 安心安全の不動のカメラワーク。 農夫が納屋にとことこ歩いて戻るだけの 要るのかわからない映像を眺めつつ 期待出来る、との佐波の評価を聞いて頷いた。]
いいねぇ…
[期待通りの最初から最後までのくだらなさと、 突っ込みどころや、突っ込みようもなさに笑いながら 映画を見終えるまでに、まだもう暫しかかる。**]
(79) gekonra 2014/12/13(Sat) 10時半頃
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[鈴倉の花火に火がついたのを分けてもらう。 元気出してこ、とエールをもらって なんだか部活かなにかのようだと笑った。
走り出す二人の姿を見ながら、息をひとつ吐いた。 寒さに体温が下がったのか、白い息はもう気にならない程になっている。
ラスト一本、かけられたエールとはしゃぐ二人に流されたように。 腕だけを回して花火で一つ円を描く。 もちろんこんなことで暖かくなるわけでもなかったけど。 子供のころに遊んだ時よりは大きな円が目に焼き付いて残った]
(80) bou 2014/12/13(Sat) 19時半頃
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[程なく火花も終わって、自分の分の花火を バケツで消すと森部の適当な次のはなしへ頷いて。]
はい、じゃあ帰宅帰宅。 お疲れさまでしたー
[自分たちしかいなかった公園を後にする。
冬の公園に、静けさが戻った]
(81) bou 2014/12/13(Sat) 19時半頃
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[話の流れのままに雲の薄くかかる夜空を見上げながら、 コンビニに向かう。
冷凍餃子を買うと佐波が言っていたし、 麻婆茄子を食べたからだろう、食欲は別にわかなかった。 明日はなんか、カップ麺でもいいだろう。 特に食べ物類を買うつもりはなく、暖かいコーヒーだけを買って 何の気なしにレジ近くのガムやのど飴コーナーを目にやった。]
(82) bou 2014/12/13(Sat) 19時半頃
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[コンビニを出て、渡された肉まん一口分と飲み物で 暖を取りながら帰路を歩く。 家に着けばせかされながら鍵を開けた。 硬い扉を開けて、中に入れば風がないし、先程までの 暖房の熱はまだ残っている。家の中は暖かかった。]
[気温差に鼻を一つ啜って、コートを脱いで 鈴倉のシャワーの仕様許可には頷いた。]
全然使っていーよ。 僕最後に入るから。使いたかったら、皆先使って。
(83) bou 2014/12/13(Sat) 19時半頃
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[テレビには佐波が映した天気予報が流れている。 雪の予報だった。通りで寒いはずだ。 雪像発言には、「家の前の雪じゃ絶対足りない」と 突っ込んでおいて。佐波がメールを見る>>68のには]
用事なら仕方ないない。楽しんでこい。 夜にまた来るんでしょ。
[お疲れ様です、と森部と一緒に言った。 明日の夜に来るこたつは人数が足りなければ 佐波が帰ってくるのを待って組み立てても 適当を言う森部をなんでもいいから手伝え、と言って 手伝わせても何だっていいだろう。]
(84) bou 2014/12/13(Sat) 19時半頃
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[借りてきたDVDが見たいというのにいつものように頷いて。 宣伝を容赦なく飛ばして、佐波に頼んだ暖かい茶を飲む。
三番手に来たB級DVDは、佐波の言う「期待通り」。自分で確信した通り。やはりくだらない出来栄えだ。
重要そうに見せかけて結局最後まで収集されることはなかった 無駄な設定と、不動のカメラワーク。 俳優たちの微妙な演技。畑を耕す主人公の農夫の必要かわからない場面。野菜に襲われるというシュールな映像。 パッケージに描かれていた、コンバインの変形したようなロボットは一切本編に出なかったというパッケージ詐欺。
それらをキラーサンタと同じように おざなりに突っ込んでみたり、笑ったりして楽しんだ。]
(85) bou 2014/12/13(Sat) 20時頃
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[DVDが終わったら風呂に入ると言っていた佐波が 上がったら、自分もシャワーへと向かう。
花火から帰ってきた時の節々までの冷えは あのくだらないB級映画を見終えるまでに 気にならなくなっていたが。 改めて風呂場でお湯のありがたみを感じつつ 気持ち体を温めたつもりになった。]
(86) bou 2014/12/13(Sat) 21時頃
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[風呂から上がって、ちらっと窓の外を見る。 まだ降る様子はないが、窓ガラスが曇っていることを見るに 外はどんどん冷え込んでいるようだ。]
今日はここで寝ると、多分朝つらいね。
[居間にいた人にはそう言って、 せめて寝るなら布団を被るべき、と勧めておいて 寝部屋に向かった。]
[アラームをかける、と佐波が言っていたから 自分はかけないでおいた。 そこまで頑張って自分も起きるつもりはない。 人が起きる気配があれば多分起きれるだろうが、 寝たりなかったらまた寝ればいい。寝つきはいい方だ。
自分のスマホを持って、今日は布団に入って寝ることにした。]
(87) bou 2014/12/13(Sat) 21時頃
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―佐藤家 朝―
[枕元で自分のスマホが震える音で目が覚めた。 アラームをかけた覚えはない。 寝ぼけ頭に、「ああ、いつものか」と思う。 付き合っていた頃は、通勤で自分より早く家を出る彼女の気が向けばモーニングコール代わりのメールがある時もあったのだ。
そう考えて一秒後、それがあるわけない勘違いだと気付いて 地味に苦い思いをしながらスマホに手を伸ばす。 震える音はまだ止まらない。 メールじゃなく、どうやら通話らしい。]
[画面を見ると通話先の名前が書かれている。 「奏衣」。まだ実家にいる妹からだった。]
(88) bou 2014/12/13(Sat) 21時頃
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[画面に表示された名前に、朝から心底めんどくさい気持ちになる。
かといってあまり鳴らし続けて周りを起こしても仕方ないし、 身内とのはなしをきかれてそこまで面白いわけでもない。
起き上がって布団から出て、玄関近い廊下の方へ向かった。
…まあ、バイブ音や話し声で起きる面子は 今日ここにはいないだろうけど。]
[寒い玄関先の廊下。まだしつこく震えるスマホの画面を押して、 かすれる小声ではい、と答えれば 電話口の向こうから開口一番『おそい。寝てた?』と帰ってきた。 十数年で聴き慣れた声。やはり妹だった。]
(89) bou 2014/12/13(Sat) 21時頃
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『兄貴、参考書見つかんないんだけど どこ?』
[は?と電話口に聞き返した声は 寝起きあいまって思ったより低くなった。 …いや、なんか寝起きだけじゃない気がする。 喉渇いてるからか。声が妙にがさついている]
(90) bou 2014/12/13(Sat) 21時頃
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『だから、参考書。受験用の問題集。 さーがーしーてーんーのー どこ』
[人様に物借りる態度には思えない妹の声に 少なからず不満を感じながらも目的のものを思い出す。 あーとかなんとか唸っていたら電話の向こうで 『はやく』と機嫌悪そうにせかされた。理不尽だ。]
………部屋の、本棚…
『もう探した ない』
…………じゃ、押入れの方… …なんか、棚とか…
『は?ざっくりすぎ ……………あ、あった あったわ どーせもう使わないでしょ?借して』
…ああ、はい…好きにしろよ…
(91) bou 2014/12/13(Sat) 21時頃
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[「まあいいけど」の精神が身についたのは 間違いなくこの妹のせいだ。十数年、問答無用に振り回された。 抗議行動を起こせば、味方を呼んで確実に反撃に出てくる。 例え十割向こうが悪いとしても、 無駄に長いとんでも理論を展開してくる、同情を誘う、など 痛み分けに持ってこうとする精神の持ち主だ。 たちが悪いというか、面倒くさい。
こうなればいっそ何もかも流れに身を任せていた方が 後々にダメージが少ないと学んだ。 家を出て数年たったが、血縁故だろう。 それでもまだ年に2,3度は振り回されている。]
(92) bou 2014/12/13(Sat) 21時頃
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[嫌な思い出をぼんやりと思い返えせるぐらいには目が覚めた。 多少思考がクリアになった事で疑問が思い当たる。]
………っていうか人の部屋、漁ってんの…
[申し訳なさとか後ろめたさとか、 せめて借りるにあたって感謝とかはないわけ、 とほんの少しの抗議を電話の向こうに送る。]
『急いでたんだもん。 あと、見つけたエロ本捨てたから。じゃね』
…………は? なに、
[最後の爆弾発言に、上ずった声を返した途中、 電話口から、ぶつ、と不快な途切れる音が聞こえた。 妹の声の代わりに耳に無機質な電子音が続く。]
(93) bou 2014/12/13(Sat) 21時頃
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…くそ妹……
[スマホへ向かって意味もなく愚痴って 時間を見る。昨日よりも時間は早い。 最後の爆弾発言で目が覚めてしまっているし、 寝なおす気分でもなかったので 布団に戻るのは諦めることにする]
(94) bou 2014/12/13(Sat) 21時半頃
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[ふとカーテンの隙間から窓の外を見る。妙に空が白かった。 何の気なしにカーテンを開ければ、 隣の家の濃紺の屋根がうっすらと白くなり、空に白いものがちらちらと舞っている。例年よりずっと早い初雪だった。 今頃テレビでは、昨日からの寒さと初雪について わいわい伝えているだろうか。]
……まじか…
[窓の外の向こうに、思わずぽつりと独り言が漏れた]
(95) bou 2014/12/13(Sat) 21時半頃
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あーーー くだんなかった!! ねえねえあの伏線さあ結局どうなったの??
[(笑)というよりは、wwwwwという声色だ。 回収されなかった伏線や活かされなかった設定。さまざまにつっこみをいれながら。座りっぱなしで固まりかけた身体を動かすために軽く伸びなどストレッチをした。]
さて、シャワってこよ! かーりる!
[ぺぺぺっと必要なものをもって風呂場へと行く。 横着というかなんというか、済ませられることは風呂場で済ませた。歯磨きやら髭剃りやら 。ざばっと洗い流せるから一緒の方が楽なのだ。 お湯があったかい。暖房で温まってはいたものの、足先などは他の部分よりもお湯が熱く感じたので、芯は冷えたままだったようだ。 お湯を止めると、浴室の空気にひやりとしたものが戻ってきたので、冷えないうちにさっさとあがる。]
(96) taru 2014/12/13(Sat) 22時頃
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いや〜 あったまったあったまった… この勢いで寝た方がいい気がする…
[肩にタオルをかけたまま居間に戻ってきた。 入れ違いで風呂に入る佐藤を見送った後、一度座り込む。肩に置いたままのタオルで後ろ髪をわしゃわしゃとやりながら。]
あっ!? やばい!!充電忘れてた!! かーずーー 寝るときコンセント借りるーーー!
[風呂場に向かって叫ぶ。 ふああ、と大口をあけて欠伸をした。やっぱり今日は早い所寝てしまうに限るようだ。鈴倉と森部におやすみ〜と挨拶をした後、佐藤が帰る前には寝部屋に引っ込んで布団にもぐった。]
(97) taru 2014/12/13(Sat) 22時頃
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[閉めた窓からじわりと来る冷気にくしゃみがひとつ零れた。 窓の外から、部屋の中に視線を向ける。居間の机を奥に入れる為、段ボールが端に寄せて出しっぱなしに置かれている。
そういや、いつもの面子に部屋を漁られるのは 全然気にならないのは何故だろう。 数秒考えて、犯歴の数と重みの違いだな、と思い至る。 あと身内だからこそ厳しい目もあるのだろう。
実家で起こった小さな悲劇には、いつも通り 「まあいいか」で片づけて、台所へ向かった。]
[一段と冷えた水をやかんに入れて火をつける。 湧くまでの間に水を一口飲んで渇いた喉を潤そうとした。
…が、がさついた喉は多少はマシになったものの、 水を飲んでも妙に何か引っかかる感じが残っていた。]
(98) bou 2014/12/13(Sat) 22時頃
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[思い浮かんだのはくしゃみを連発していた根来だ。 確か喉がおかしいとも言っていた気がする。]
[面倒くさいことになったんじゃないか、と一瞬思ったのを いやいや、と内心で否定する。 根来のように鼻に来てるわけでもない。 他にどこか辛いわけでもない。 きっとあれだ。昨日の麻婆茄子が気管に入ったのが 多分続いてるだけだろう。あれは辛かったから。
その証拠に、咳払いを2、3度してみたあとに 小さく「あ」と声を出した。電話に出たときのかすれはなかった。 気のせいだ、と誰に向けるわけでもなく小さく頷いて。 湧いたやかんの火をとめて、コーヒーを作って 居間でちびちび飲み始めた。]
[テレビを点ければ、案の定。 多くの局が初雪についてわいわいと騒いでいた。]
(99) bou 2014/12/13(Sat) 22時頃
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― 佐藤家 朝 ―
[布団の中でスマホを握りしめて眠っていたが、それが振動と共にアラームを鳴らし始めたので、ぱちっと目を開いた。]
…
[幾度か瞬いて、スマホを見る。暗い布団の中で光を発するそれはちょっとまぶしい。 時間が確認できたら、おきなきゃなあ。という気持ちになる。だけど、布団から出ると寒いんだろうなあ…とも思ってしまい、躊躇った。 意識は完全にはっきりしているし、二度寝するつもりもないけれど。 ただ寒い。 布団から出たくない。 という気持ちがそのまま佐波をごろごろさせた。 スヌーズ機能により、5分後にまたアラームが鳴る。それを機に、がばっと勢いよく上半身を起こした。ばさっと布団が身体から外れる。すごく寒い。]
さ むうううっ さむい!!さむいさむい!
[でも起きなきゃ、と。身をすくませながら居間に行くと、佐藤がすでに起きてコーヒーを飲んでいた。]
(100) taru 2014/12/13(Sat) 23時頃
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おはよう!!寒い!! 暖房は!?
[言いながらテレビに視線がうつると、初雪だのなんだという話題が出ていた。]
うわっマジで雪ふってんじゃん! 初雪か〜〜! マジか〜〜〜さむい〜〜〜〜 俺もコーヒー飲もう!
[そう言って用意をしに行った。]
(101) taru 2014/12/13(Sat) 23時頃
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[用意して戻ってくる。少しの間ニュースを見ながらコーヒーを飲んだ。朝の情報番組定番の、占いのコーナーが目にとまる。]
うわっ…
[運勢は最下位だった。ラッキーパーソンはいつも冷静な人。というあいまいなもので、なんだそれ。と思う。 気にしてみるほどではないし、別に信じてるわけではないけど、目の当たりにすると若干かなしくなる。]
マジか〜〜 冷静?だれ?メグ?カズ?
[などと言いながら、コーヒーを飲み干す。]
あっメグと言えば今日は二人で起こすのか がんば!!
[と、ひひひ。と笑いながら無責任な応援をする。]
(102) taru 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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おはよ。憩。 台所にお湯あるよ。
[寒そうに寝部屋から出てきた佐波に声をかけてから テレビから窓へ視線を移す。テレビと同じように、白い空から雪はもくもくと降っていた]
まじで12月に降ると思わなかったよね… やっぱ今年異常なのかな。
まだそんなでもなさそうだけど、電車止まってないといいね。
[遊ぶの?近いとこ、と台所に向かう佐波に言う]
(103) bou 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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あーあ。なんかあるんじゃない? や、遊びに行く日に降ってたらもう不運か。
ん。 え、頼られても…じゃあ森部で。
[占いにまじか〜と漏らす佐波にはそういって 無責任な応援に半眼を送る]
げ。そうだった… や、まあ氷効いたから氷使うわ また
あとこたつ来るのどうせ夜だろうしね 大掃除も考えたけど適当にやるくらいでいいかなって思うし… そこまで力作業ないなら、今日はゆっくり起こすかな。
(104) bou 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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[台所に、と言われると、さーんきゅー!と言いながら向かってまた戻ってくる。 佐藤と同じく視線を外に移す。しんしんと降る白い存在に、うわ〜〜〜と、テンションがあがるんだか下がるんだか。]
あっ電車! マジだどうなんだろ むしろ止まんないかな〜 止まってたら帰ってくるわ! 場所は2こ先〜〜!そっから移動するかもだけど。
[2こ隣の駅は佐波の家がある最寄駅だ。ついでに家に帰るのにちょうどいいけど、遊ぶ場所や大きな店は少ない。 すっかり外出には後ろ向きだ。 飲み終えて一息つくと、外出の準備にかかる。 どこで着替えても一緒なので、寒い寒いといいながら、普通に居間で着替えながら。]
(105) taru 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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ほんとになんかあるのがこわい!! あっでもそうかも、ゆきかも。
[頼るなら森部という言葉に軽く笑って、今日は厚着だ。厚手のタートルネックの首元を整える。]
氷な!! 今日は一段とききそ〜! メグもご愁傷様だわ!
あっ夜なの?じゃあ間に合うといいな〜 おけおけ、まあ適当でいいんじゃない?
[さくさくと着替え終えると、洗面かりる!と洗面台へと向かった。]
(106) taru 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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──川端家──
[買い物を済ませて家。窓から身を乗り出して駐車場に車を入れる。]
おーらい? まだいける?
[いけるいける。と降りて後ろを見ている姉が言うのにあわせて、ゆっくりとバックで車を下げていく。]
(107) miseki 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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[買い物はおおむね恙無くすんだ。紙袋と米と餅をいっぺんに持たされて男子力だの言うものを姉に試されたりはしたが。 その後、泊まってきなさいよ。と母に言われて、結局一泊だけしていくことにした。]
今年も、伊刈の家の方、 集まり二日から?
[リビングのソファに陣取って、TVをつけながら、母方の親戚の集まりの予定を聞いた。父方は本家筋の家に軽く挨拶に行く程度だが、母方は親戚が近いのもあり、祖母の家に泊まりになることが多い。]
(108) miseki 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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[姉がいくんなら顔だけ出すでもいいかな。とも考える。頭にあったのは、佐藤が年末も。とそんなことを言っていたなという思考だ。 二日からよー。とキッチンにいる母から言われて言われてわかったーと声だけを返す。
まあ、といって算段をつけても土曜日にうまく転がる出来事でもあればまた違うことになるのかもしれなかったが。
いくつかパターンを思い描いて、まあどれになってもいいか。と川端は結論つけた。
適当に予定が変わったからといって、 どうなる集まりでもないだろうし。
と、思った。]
(109) miseki 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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[そういう佐藤家の集まりは楽でいいし、興味が移りやすい川端にとって、状況が変わったあとにも戻れる場所というのは貴重だ。とくに今は他に優先する事もないし、佐藤家の優先度はそこそこ高い。
コタツの共同出資までしたぐらいだ。 そうそうあの集まりをなくす気は、 あそこの面子にはないんだろう。と踏んでもいる。]
(110) miseki 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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──翌日──
[朝起きると、既に外は雪だった。]
さっ っむ うっわー…
[二階の元自室だった部屋のカーテンをあけると、屋根に薄らと雪が積もっている。夜に布団一枚をしっかり被っても、背中がなんとなく寒かった理由はコレか。と納得した。帰るのどうすっかなあ。とそんなことを少し考えた。]
(111) miseki 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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[寒さに耐えつつ、腹の辺りを手のひらでする。着替えなどは持ってきていなかったため、謎センスの『 海人 』と書かれた青いTシャツを寝間代わりに借りた。たしか姉が沖縄に旅行したときの土産だったように思う。]
さみぃわ
[そのままでもいられないため、着てきたカーディガンを羽織ることにする。ウールのせいで多少腕がちくちくとするが、防寒には変えがたかった。]
(112) miseki 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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[結局、昼過ぎまでは、ダサいTシャツのままだらだらとテレビを眺めながらすごす。「お餅焼いたら食べる?」と母に聞かれて、じゃあ。と二つ頼む。 焼いている間に海苔をきっておくように。と頼まれたので、 はさみでしょきしょきと海苔を半分にしていく。
「焼けたわよー」と声が掛かって、 しょうゆに軽くつけて、海苔を巻いていく。 やる?と母のぶんを聞いて、合計4つぶん磯辺まきをつくった。]
(113) miseki 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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― 佐藤家 夜 ―
やった!じゃあ先に入るー。 あ、服とタオル、適当に借りるね。
覗いちゃダメだぞー?
[鈴倉はくだらない冗談を言いながら笑って、着替えなどを用意すると浴室へ向かった。 服を脱ぐと冷たい空気に身が震える。 寒い寒いと口走りながら浴室へ入ったが、朝に使われたきりのそこは更に冷えていて、床の冷たさにその場にじっと立っていられなかった。 この冷たい床から少しでも接地面を減らそうと、足踏みをする。 メモリがシャワーになっている事を確認してから蛇口を捻ると、これまた冷たい水が出て、水がお湯になるまで、冷水を踏まないようにしながらシャワーヘッドを出来るだけ遠ざけた。 定期的に片手だけで温度を確認して、丁度いい温度になった頃。 漸く湯を身体に浴びて、鈴倉は至福のため息を吐いた。]
(114) sunao 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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[結局、朝のニュースが昼のワイドショーになるくらいまでは、実家で過ごす。雪は結局やみそうになかったので、傘を家から借りていくことにした。]
じゃー。帰るからー
[しっかり着替えてコートを着込んで、段差に座って冬用のブーツを履きながら、玄関から声を投げる。]
(115) miseki 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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[と、どてらを着込んだ姉が、リビングから「ストップ」と声をかけながら廊下に出てきた。手に、膨らんだビニール袋を提げている。]
なに?
[「カズ君の家いくんでしょ?」と、言われて、まあ。と緩い返事をした。自宅に戻っても、どうせ課題ぐらいしかまともにすることがない。ゲームなり、映画なり遊ぶ気になるなら佐藤の家にあがりこんだ方がいい。それに、たしかコタツも着くはずだ。]
(116) miseki 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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[「じゃあこれほらカズ君とこに持ってきなさい」と赤い網にどっさりと詰まったみかんと、手に持てるサイズの木箱を姉に持たされた。]
うわ 箱なにこれ
[聞くと、「りんご」と短く言われた。どうも、母と姉がおせち料理のついでに買ったらしい。「ちゃんと挨拶しておきなさいよ」とおせっかい交じりに荷物を増やされた。]
(117) miseki 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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[湯の温かさを堪能し、全身を洗い終えると蛇口を閉めて髪の水気を切った。 シャワーが止まるとやはり少し肌寒いが、外に出るともっと寒いはずだ。
もう一度念入りに水気を払って、風呂場のドアを開ける。 そして手早くバスタオルを掴むと浴室から出る事なくそのままドアを閉めた。 次にドアが開くと、バスタオル肩に羽織って今度こそ浴室を出る。 出来る限りの水気を拭いたとは言え、やはり寒い。 急いで着替えた後バスタオルを肩にかけると、ポーチから化粧水と乳液を取り出してささっとお肌をケアする。
あまり化粧をする方ではないし、佐藤の家ではすっぴんでいる事の方が多いが、ケアぐらいは…というギリギリの女子力だ。 全部の工程を終えると、浴室と脱衣所の電気をそれぞれ消して居間へと向かった。]
(118) sunao 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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ただいまー。 あれ、今始まったところ?
あーーー、これ見たかったやつだ。 ぜっっったいくだらないやつ。
[居間では丁度再生が始まったDVDから農作業がどうのとナレーションが流れていた。 タオルで髪に残った水気を取りながら、森部にちょっとごめんねーと声をかけつつ、彼の後ろの自分の鞄にお泊りポーチをしまった。]
(119) sunao 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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そうだ、私も払っとこう。
[レシートを見てコンビ二での買い物代を渡す森部に続いて、鈴倉もレシートを見る。 それから財布の小銭入れを見て。]
ほい。 お釣りはのーさんきゅー。
[ミルクティ代の200円を佐波へ手渡した。 その後の佐波の「なんかいる?」には]
あ、私も欲しいー。
[と、ちゃっかり甘える。 落ち着く前に髪の毛を乾かすか悩んだが、DVDが始まっている事もあり見終わってから乾かす事に決めて、鈴倉は漸く腰を落ち着けた。]
(120) sunao 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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[DVDは期待通りの出来栄えだった。 鑑賞中も、鑑賞後も散々突っ込まれていたが、無駄な演出と回収されない伏線に笑いが止まらない。 鈴倉のお気に入りのシーンは、安っぽく塗られて雑なCGで効果が施された黄金の鍬を掲げ、大都市の一番高いビルから凶暴化した野菜へダイブするシーンだ。]
しかもあの鍬も結局なんだったのかよくわかんなかったよね…。
[はー、と息を吐いて、お茶に口をつける。 それから、買ったもののまだ封を開けていなかったポッキーを手にとってぺりぺりと箱を開けた。 シャワーからあがってきた佐波にはおかえりー。と声をかけ、入れ替わりで佐藤が席を立つといってらっしゃい。と見送った。]
(121) sunao 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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[顔を洗った後、ワックスでちょいちょいと髪を整える。 置きっぱなしになっているワックスは持参品だ。なんとなく年末には自分の要らないものも持って帰るべきだな〜と考えながら、洗面整髪をおわらせる。]
よしよし
[スッキリした顔が鏡に映った。顎を指でさする。問題はなさそうだ。 居間に戻ってくるとハンガーにかけておいたジャケットを羽織って、マフラーを巻く。ここ数日外出に使われなかった小さめの鞄を肩にかけると手袋をひろった。]
そんじゃいってくるー! メグやスズちゃんによろしく!!
[佐藤にそう言い残すと玄関に向かった。立てつけの悪さにガコッと大きな音がなり、開けると同時に冷たい風がひゅうっと入り込む。視界にはうっすらとした白い世界が広がった。]
うわ すっごい まじかあ いやいやテンションあげてこ!
いってきまーす!
[家の中へ向かってそういうと、扉をしめた。]
(122) taru 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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二個先か。どっか弱い線なら止まってるとかあるかもかな。
ま、止まったら仕方ないしね。 だったらこっちで台所気持ち掃除してくれたら ありがたいや。
っていうかいーの? 面子誰だか知らないけど。
[止まるのを期待してるのには笑って。 着替えている間につけていた暖房の設定温度を一度だけ上げてやった。誰の為でもない、外を見てて自分が寒くなっただけだったが。]
(123) bou 2014/12/13(Sat) 23時半頃
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[扉を閉めた後手袋を着用する。 さぶっ。ともれる声と白い息。道も白かったので、昨日よりは息は目立たない。
面子の話が出たときに、佐藤には少し話す。 やーフクちゃんがさー。真島あてのプレゼント買うから選ぶのどーしてもてつだえって。 フクちゃんというのは、福見瑠々(ふくみ るる)という同期生だ。真島の事が好きらしく、知り合って以来時折話を聞いている。ちなみにオープンにすきすき言っているタイプなので隠す必要はないとふんだ。 めんどくさいと思いながらもオッケーしたのは相手に好きな人が別にいる。という安心感と、選ぶだけならたいして時間もかからないだろう、という見通しと、以前ちょっとした恩があり早々に返したかったのが理由だった。
ポケットのスマホを取り出して時間を確認する。よし、と駅へと向かった。]
(124) taru 2014/12/14(Sun) 00時頃
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[適当でいい、という佐波には頷いておいた。 大掃除は押入れより切迫してるわけでもない。 朝から理不尽な目にあったせいだろう。 やる気もそこまでなかったので、 今日はだらだらと掃除して過ごすか、 遊ぶかでもいいや、と思っていた]
(125) bou 2014/12/14(Sun) 00時頃
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[出掛ける準備をする佐波が 玄関に向かうのに、一応自分も廊下まで見送った]
[玄関の扉が開いて、寒そうなうっすらと白い世界が 垣間見える。うーわ、と思わず声を上げた。 今からそこに出かけていく佐波に多少の同情をする。 同情先の佐波がいつもと変わらぬテンションで、 必要もなかったなあと、軽く笑った。]
さっむそ。
ん。 おっけ。 いってらっしゃい。
[廊下からぷらぷらと手を適当に振って。 硬い音を上げて、扉が閉まった]
(126) bou 2014/12/14(Sun) 00時頃
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伏線なんてなかったんだ…… 自分でぶっ壊してりゃ世話ないよ… そうそう……鍬も結局よくわかんないし。
[DVDを見終えた後、長々感想を言い合うでもなく しみじみとそう言った。]
またいい映画を見つけてしまったね…
[けれど森部は何故か満足した様子だった。 代わる代わるに風呂を使う間、 洗い物を同時に行って水の出が悪くなっても この寒波がどうのと言われている気温の中では哀れだ。 全員使い終わってからにしようと決める。 佐波と入れ替わりに佐藤が風呂場へ向かうのには]
いってらっしゃい
[と声をかけ、佐波は佐波で寝部屋に去るのを見送った。]
(127) gekonra 2014/12/14(Sun) 00時頃
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ん、もう寝るの? そっか、明日用事あるって言ってたもんね。
[佐波のあくびに笑って、おやすみー。と寝部屋へ向かう彼に声をかけた。]
…………。
[静かになった居間。 DVDが終わった後のテレビからは、若手お笑い芸人のいかにも深夜なゆるいノリのトークが聞こえる。 最初こそ、その画面を何となく見ていたが。 ふと、気付いてしまってからはテレビから顔を外せなかった。
いつぶりだろう、森部と二人きりになるのは。]
(128) sunao 2014/12/14(Sun) 00時頃
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[よく遊ぶ事はあっても、大体は誰かが一緒に居た。 今も他に人が居る事に変わりはないのだが、会話の対象としているのといないのとでは大きく差がある。 街中で二人きりになるのとも微妙に違う。 人の目が、全く無い環境。
どうしよう。
急に何を喋っていいのかわからなくなって、ぽり。とポッキーを口にする。 あ。と思って鈴倉はポッキーを一本取り出すと、森部に向けた。]
……たべる?
[鈴倉の前に置かれたポッキーの箱には、期間限定、冬の口どけホイップショコラと書かれていた。]
(129) sunao 2014/12/14(Sun) 00時頃
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[寒い廊下で佐波を見送り終えると、 適当に急ぐこともなく、のんびりと昨日の残った花火の片づけに取り掛かる。 特に森部たちは起こさなかった。 花火の片づけくらいなら別に一人でもできる。]
[根来達が大掃除もついでにやらないの?などと 言っていたから、大掃除でもやるか、と思い至ったのは昼を過ぎた頃だ。 適当に人手が少なそうな場所の掃除から手を出し始めた。 台所は自分以外によく立つ佐波が戻ってきてからでもいい。
起きているものがいるなら掃除を手伝ってくれないか聞いて、 人手が必要そうになってから森部を起こそうと思った。]
[その間、朝に感じていたのどの異常は 特に気にならなかった。やはり気のせいだったんだろう。]
(130) bou 2014/12/14(Sun) 00時頃
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[玄関の掃除を終えたころに、ポケットに入れたスマホが震えた。 また妹じゃないことを小さく願いつつ、画面を見れば川端からだ]
[文面を見て、目を軽く瞬かせる]
(131) bou 2014/12/14(Sun) 00時頃
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おやすみー
[と佐波に声をかけて、部屋が一度、しんと静かになる。 床に寝転んでDVDを見ていた森部は、鈴倉を見上げる。 DVDを切って、テレビに切り替えられた今、 この部屋に存在する音は若手お笑い芸人の深夜らしい 彼らなりに仕事に一生懸命取り組んでいるのであろうトーク。 遠くから聞こえるお湯の音。佐波が布団を触る音。 その程度だ。 鈴倉はといえば、じっとテレビを見ている。]
……
[部屋にはふと二人で置かれてしまった。 見ていても、鈴倉の視線がテレビから離れないので、 話題を揃えるために、森部もテレビへ顔を向ける。]
(132) gekonra 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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[転がったまま芸人のトークに耳を傾けていた森部が 鈴倉から声を掛けられるまで、長い時間は必要なかった。]
ん?
[差し出されていたのはポッキーだ。 冬限定の、鈴倉が買ってこいといっていたもの。 森部は寝返りをうつようにして一度うつ伏せになると、 肘をついて半身起こした。 森部の視線は、いちど、鈴倉の指先へ注がれて、 鈴倉の差し出すポッキーへ顔を近づけて、口にいれる。 軽く歯で挟んで、鈴倉の指から持っていこうとするも 鈴倉が指を離さなければ、一口齧っておしまいだ。]
(133) gekonra 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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──電車内──
[帰りの電車も席は開いていた。スマホを確認するとメールの返信がついていた。
はやいじゃん。と内心でおもいながら、 またスマホの画面をタップする。
周りの乗客たちも似たようなもので、 ほぼ一律に下を見て スマホやケータイを弄っている。]
(134) miseki 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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[茶化した文面で、姉からの挨拶を伝えて、送信を終えてから、そういや根来の名前がなかったな。と気づいたが、まあ行ってから聞けばいいかと思いなおす。
DVDが返却されてないなら、 あとで残ってるやつを見よう、と だらだらと*考えた*。]
(135) miseki 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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― 帰宅後の根来 ―
へっくし。
[ベッドの上、うつ伏せで布団に包まった身が揺れる。]
……、……
[手に持っていた携帯ゲーム機の画面が、少しばかり濡れていた。 手に届く位置に置いてあるティッシュ箱から一枚抜き、さっと拭う。]
……あん。
[サッカーゲームをプレイ中の画面では、森部と名付けたDFが棒立ちのまま敵にボールを奪われていた。 他にもいつもの面子から名前を借りて付けたオリジナル選手が、わらわらとボールを追う。 川端が強引なタックルでイエローを貰った。 佐波は試合序盤から一発レッドで退場済みだ。 おかげでかなり苦しい戦いを強いられている。]
[つまり、寝ると言って帰ったくせに寝てなかった。寝転がってはいるが。]
(136) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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(ブブブブ…… ブブブブ……)
[携帯電話が震える。 電車の中でマナーモードにしたままだった。 寝ていたなら確実に気付かなかっただろう。 長さ的にメールではなく電話。 先程まで遊んでいた面子の誰かだろうか、と少しばかり期待して画面に表示された名前を確認する。]
……ん。
[途端に、テンションが下がった。 しかし無視するのもなんなので、電話に出る。]
(137) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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もしもし。どうしたの、ヒロシ。
[下の名前で呼ぶ相手は、大上 広(おおがみ ひろし)。 一応、彼氏という事になっている相手である。 バイト先のファーストフード店で知り合い、先月の頭に「付き合ってみない?」と言われたのが付き合い始める切欠だった。]
ああうん、今は家。 ……で? どうしたのさってば。
[喉を痛めて枯れた声にも、用が無ければ今は話したくないという意を込めた声色にも、相手は気付かない。 電話越しである事を差し引いても、そもそも察しが悪いのだ。]
(138) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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[どうも、特に用という用は無いが電話したくなった、との事だ。 その後しばらく、大上の友人の馬鹿話などを適当に相槌を打ちながら聞いていた。]
…うん。
……うん。
………ふぅん。
[面白い話題を提供してくれようとしているのは、まあ良いとする。 だが正直なところ、顔も知らないどこかの馬鹿の話に興味は無かったし、せめて面白おかしく話してくれれば良いのだが大上のトーク力はそこまで高くない。 本音としては今すぐ通話を切りたいが、一応彼女という立場上はあまり無下にもしない方が良いのだろうかと思って、我慢した。]
(139) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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くしゅん。
[漏れるくしゃみは、極力堪えたもの。 佐藤家で遠慮無く盛大にしたそれとは大違いだった。 ここでようやく、大上が「風邪?」と心配してくる。]
ああ、うん。軽く風邪っぽい。 喉とくしゃみがね。
[そう言うと、広は心配している風な言葉を並べてきた。 心配するならさっさと通話を終えてくれれば良いものを、と思わずにはいられない。 もちろん、そんな気を使ってくれる筈も無かった。]
(140) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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[話すネタを出し尽くして満足したのか、大上からそろそろ通話を終えると言ってきた。]
うん……あ、待って。
[通話の終了自体に異存は無いが、ふと気になった事があったので引き留める。]
そういえば、クリスマスなんだけど……
[そろそろ近い、彼氏彼女という間柄なら無縁ではないイベント。 どうするのかと尋ねてみると、既にもうコースを組んでくれているらしい。 だが、当日までのお楽しみ!だそうだ。]
……うん。わかった。楽しみにしとく。 じゃあね、おやすみー。
[通話を終え、疲れ混じりの溜息が漏れた。]
(141) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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……はぁ。
[億劫だった。 クリスマスだって、どうせいつもの面子で現在フリーな連中はだらだらと集まって楽しくやるのだろう。 自分も本当ならそっちに顔を出したい。]
こういうのって誰に相談すれば良いんだか。
[大上の事は、いつもの面子の誰にも…同性の鈴倉達にすら話した事は無い。 関係無い場所で知り合い、付き合いだした彼氏の事を、いつもの面子に話そうという気には何故だかなれないのだった。 逆に、大上の友人の何人かには彼女として紹介されているのだが。]
(142) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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ちょっとなー。軽すぎたかなー。
[それまで異性と付き合った事が無かったので、「付き合ってみる?」と言われて「うん、まあいいけど」とOKしてしまった。 大上も悪い人間という訳ではなく、むしろ自己責任なのだろうとも思う。 けれど多分、今の状態は世間一般で持て囃される恋人関係やらとは違うのだろうし、長くも続かないのだろう。]
というかねー。重いんだよねー。
[空回りながらも自分を楽しませてくれようとしているのであろう、大上の言動一つ一つが。 もう少し、なあなあで済ませて適当にやれる相手の方が自分には合っているんじゃないかと感じずには居られない。]
(143) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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[近くに有ったのど飴の袋を探り、一粒取り出す。 帰り際に佐藤がくれた飴は電車に乗る時にもう開けてとうに無いが、自分の最寄駅近くのコンビニに寄ったら同じ物を見つけたので、買って帰ってきた。 別段好みの味という訳でも無かったが、なんとなくだ。]
……だる。 あ〜…これダメなヤツかな。
[再度ゲームをする気力も無く、そのまま布団の中で眠りに落ちた。]
(144) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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― 現在 ―
[熱を測ったら、しっかり跳ね上がっていた。 ろくに頭が回らないまま、一つメールを、時間をかけて打つ。]
(145) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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[何も考えずに差し出したものだったから、森部がポッキーにそのまま口をつける様を見て、びゃ。と変な声が出そうになるのを全力で耐えた。 いつもなら全く気にしないやり取りなのに、妙に恥ずかしい。 持ち手を緩めるとポッキーは鈴倉の指を離れて、森部の口に残った。]
…どう?
[いつも通り、いつも通り、と心の中で唱えながら、森部をじぃっと見て感想を伺う。]
(146) sunao 2014/12/14(Sun) 01時頃
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[程なく来た返事に、思わず軽く笑った。 川端から聞く姉の印象は なんだか弟遣いの荒い容赦ないイメージで、 どこか妹に近そうに思っていたから 律儀な挨拶にはギャップがある。 大体川端との適当な付き合いで この律儀な挨拶回しが出るというのもどこか可笑しかった。
まだ次の掃除に入る前だったから、返事を返しておく。 まあ、今からと言っていたしそう時間もないうちに 来るだろうけど。]
(147) bou 2014/12/14(Sun) 01時頃
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[口の中に食べ物をいれたままだが、感想を求められたので、 ポッキーの礼とともに、少しばかり、笑ってみせた。 なんでもない質問とともに。]
ふまいよ。ごちそうさま。
[ポッキーを鈴倉の指から引き抜く際に、 ふわ、とシャンプーやリンスの匂いがまた香る。 起き上がって、座り直す際に、もう少しだけ、側に寄る。 もう少しだけ。けれど、そこまで。]
…… …
[じっと鈴倉の視線がこちらを向いている。 だから視線を返すが、それがなんとはなしに、テレビへそれた。]
凛は。もうちょっと居るの?
[佐波も一度出かけるようだ。 川端も姉の用で居なければ、根来も風邪で居ない。]
(148) gekonra 2014/12/14(Sun) 01時頃
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[送ってスマホをポケットに入れなおそうとした矢先だった。 手の中でスマホが震えて思わず驚き、 小さくうおっと声を漏らした]
(149) bou 2014/12/14(Sun) 01時頃
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ん、…よかった。 どういたしましてー。
[笑った森部に、にひっと笑って返す。 木を隠すなら森の中。 変な顔をしてしまいそうなら思い切り笑ってみるのがきっといい。
森部が起き上がる際に、視線を外せれば良かったのだろうが、彼の仕草のひとつひとつを目が追った。 座りなおした彼は、さっきより少しだけ近い気がして。 こちらを向いた森部が視線を外すと、しまったと思った。 見すぎである。]
…え? あ、えーと…明日の夜には一旦帰ろうかなと思ってるよ。
………廻は?
[同じようにテレビへ視線を流して、ポッキーを一本口へと運んでから、再びちらりと森部を見た。]
(150) sunao 2014/12/14(Sun) 01時頃
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― 駅中喫茶店 ―
[待ち合わせは駅中の喫茶店だ。外に出るより寒くなくていいし、窓は外に面しているから外の雪も見える。 待ち合わせの時間よりも幾分早くついて、あったかいものを飲みながら待つ。
メールがきた。 お、ついたかな?と確認する。 いまどこー?ついてるー? ついてるー。はよこい。 といったメールの応酬。 頼んだカフェオレがなくなる前に福見の姿が見えた。]
おっ は
よ……
いや待って なんでいるの…
[福見の後ろにいたのは亀有来子(かめあり きたこ)さん。夏ごろの誤解騒ぎの相手である。今自分がめちゃくちゃ困った顔をしているのがありありと解った。 もじもじと顔を合わせにくそうにしているが、合わせにくいなら何でいるんだろうか。]
(151) taru 2014/12/14(Sun) 01時半頃
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[福見の話はこうだった。
亀有がそろそろ喧嘩の仲直りがしたいと思っている。 佐波もそう思ってるらしいと聞いた。 時間がたっているからお互いなかなか切り出せないらしい。 だったら仲立ちしてやるか!
って事らしい。いやちょっと待って。]
そもそも喧嘩じゃないんだけど!? えっフクちゃん事情知らない人だっけ!?
[事情?という感じで首を傾げられたので、ここで完全に自分の甘さを思い知り呪った。何で知ってると思い込んでいたのか…。いや気にしてなかっただけだけど…。 そもそもその、俺が仲直りしたいらしいってどこ情報なの!?という話には、「コッコから。」と、亀有の愛称が呼ばれたので、本人情報か!!!と頭を抱えたくなる。 脳裏に運勢最悪が思い出されたので、森部に連絡しようかな、と血迷いかけた。]
(152) taru 2014/12/14(Sun) 01時半頃
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いやいや…。 えっじゃあプレゼントは?
[口実口実、とやけに軽い口調で笑われて、ここは怒っても良いところな気がしたけど、店内だ。福見が話している間に亀有は飲み物を持って椅子にも座っている。ちなみに前払い制だ。 はああ…。と大きなため息を吐いた。 帰る、と席を立ちかけると、だめ!と泣きそうな様子で亀有が止めてきて、福見がそうそう、だめだめ〜、と追い打ちをかける。 じゃーあたしかえるから!あとはごゆっくり★と去ってゆく福見の後姿を止めなかったのは、いまみたいに、亀有に味方されるのも面倒だったからだ。]
で どういう事ですかね亀有さん… 既にお話はしたと思ったんですけど。
(153) taru 2014/12/14(Sun) 01時半頃
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[あの時はね。と続く会話。
樺山さんたちに説得してもらった時、きっと樺山さんも憩君すきなのかな。って思って。で、憩君も、もう私より樺山さんがすきなのかなって。だからあんなこと言ったって思ったんだけど。 でも、樺山さん、別に彼氏ができたでしょ?だから、ああ、あれ私の勘違いだったんだって。だからやっぱり憩君がすきなのは私なんだって思って。だとしたらやっぱりあれはただの喧嘩でしょ? クリスマスは一緒に過ごしたいし、仲直りしたいなあって…。
す、すごい。 すごく、どうリアクションを取っていいか、解らない。 まず彼女の話の筋が理解できないので、いやいや、と理解しようと試みる。]
(154) taru 2014/12/14(Sun) 01時半頃
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「えっだって最初のデートのとき、彼氏いるか確認してくれたし…。いないって言ったら、よかった。っていってくれたから。憩君私の事好きなんだなって思って。」 → 高校の時、彼氏持ちとは知らずに先輩とデートしたら後で殴られたので確認するようにしてました!
「夏ごろはたくさん遊んでくれたし、私の誘い、憩君が断った事一度もないから、私の事好きだと思って。」 → 誘われて断る理由がなければ普通に断らないよ!?
「喧嘩のあとも、着信拒否もなかったし、メルアドもそのままだったじゃない。私からの連絡待っててくれたんだと思って。」 → ごめんそれ単純にめんどいから…。
(155) taru 2014/12/14(Sun) 01時半頃
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[でもでも。と、彼女の主張は続く。ひとつひとつ説得して、可能性をつぶしたと思っても、また似たような理論が出てきて、あっこれ無限ループだ。と気づいたのは時間が無駄に経ってからだった。
本気で森部をよぼうかな。と思い始めたところで、亀有の携帯が鳴った。ちょっと迷ってこちらの様子をうかがっているので、 でればいいじゃん。 と返す。少し突き放した声色になってしまったのは、たぶん疲れているからだ。]
(156) taru 2014/12/14(Sun) 01時半頃
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[あっ、あのね…いま憩君と…。
と、話しているのが聞こえる。 視線を外にうつす。人がたくさん歩く道筋に、雪は欠片も残っていない。ただ、端っこに押しやられるように。ところどころの白さが目立った。まあ白いと言っても表面は黒っぽくすすけてもいるんだけど。
俺ここでなにしてるんだっけ…。
と、無駄に悲しくなるような事を考え始めた。あたりで。]
(157) taru 2014/12/14(Sun) 01時半頃
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「あ、あのね。あのね、ちょっと、憩君に、かわって、って。」
は…?
[何?よく解らない。とりあえず電話に出てみると、知らない男の声だった。 亀有の事を好きなのか聞かれる。違うけど。 じゃあなんでまたデートしてんの。はあ?
これはなんなの?という顔で亀有を見た。 彼女が言うには、しばらく前から言い寄られていて、自分には佐波がいると言い続けてるけど、別れたならいいじゃないか、と言われたらしい。でもはっきり別れてないし…ともごもごしている。]
(158) taru 2014/12/14(Sun) 01時半頃
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[俺にかわって何がしたいんだ。と本気で思ったけど、その男と話をする。とりあえず、現在地を伝えた。]
うん、今いるから。 で、俺帰るから。
[すごくめんどくさかったし、すごく言いたくなかったけど、これで収まるなら、と。深呼吸のような、ため息の様な一拍を置いた後。]
ちゃんと別れたから。 後は好きにして!ほんっっっっとに!
[なかった事実の肯定は精神的にきっつい。言った後、ああああああいってしまったばかだばかだ…と思いながら、電話をぶつぎりして亀有に返した。]
そいつ今からここに来るって。 そーいうことだから!後はお幸せに!
[えっ、まって!と言われても今回はもう待つつもりもないし、その男と鉢合わせだけは絶対にしたくない。ぜっっっったいにしたくないので、そのまま店を出た。 しばらく歩いて振り返って、追ってこないところを見ると、その男を待つんだろう。はああああああああああああああああ…と、またひときわ大きなため息を吐いた。]
(159) taru 2014/12/14(Sun) 01時半頃
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…かえろ
[呟いた言葉の響きがめちゃくちゃ疲れていた。 時刻はもう昼過ぎだった。時間を確認して、喫茶店で過ごした時間を認識して、さらに疲れが増す。そのままメールを一通うつ。]
(160) taru 2014/12/14(Sun) 01時半頃
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[謎の切実さを湛えたメールを送り終えると、スマホをポケットにしまって。もう一度ため息を吐くと、電車ののり口の方へと向かった。]
(161) taru 2014/12/14(Sun) 01時半頃
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[電車の中で打った文面に、最後2行を付け足す。プシュッと空気がぬけるような音がしてドアが開く。寒暖差に首を少し縮めながら、息をつめてホームに下りる。
屋根の向こうを見ると、 見慣れた屋根の並びが白を被っていた。]
やむかねー
[だいぶ怪しいな。と思いながら、 改札を出たすぐのところで、 家から借りてきた黒い布傘を開く。]
(162) miseki 2014/12/14(Sun) 01時半頃
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[雪がちらちらと濡れたアスファルトに触れては消えていく。人通りのないところにはそれなりに塊が出来ているようだった。歩きにくくないのは正直助かった。途中で木箱を よっ と抱えなおす。]
ただいまー
[インターホンを押してから、ドアに手をかける。 返事が帰る前に中に向かって声を*かけた*。]
(163) miseki 2014/12/14(Sun) 01時半頃
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[鈴倉が思い切り笑い、目尻が下がる。>>150 そんな鈴倉の顔を見ていたのも、 貰ったポッキーを一本食べてしまう間のこと。]
へえ? ケイとか戻ってくると思うけど。
[チラリと向けられた視線に気づいて、 ポッキーをもう一本、鈴倉の持つ箱から引き抜いた。]
も一本ちょうだい。
僕はコタツを満喫してから。明後日とか。 凛もう一泊してけばいいよ。
[勿論この時には、佐波のみやげ話が聞けるだなんて知らないし りんごが届くだなんて知らないし 雪が本当に降るかどうかもしらなかった。 いつもどおり無責任に鈴倉の宿泊を引き伸ばす提案をして、 森部はまたのんびりとテレビへ視線を向けて、 漸く笑えそうな事を言ってくれた若手芸人に、軽く笑った。]
(164) gekonra 2014/12/14(Sun) 01時半頃
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[よその波乱を知る由もない。 佐藤家は平和に、 ちょうどトイレの掃除を終えたころだった。
ポケットに入れたスマホが再び震えだした。]
[文面を見て、数秒動かず。静かに首を傾げる]
(165) bou 2014/12/14(Sun) 01時半頃
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[ぼんやりとした意識で入力ミスと修正が多かったため、佐藤のメール>>-338への返信までには少し間が有った。]
(166) shirone 2014/12/14(Sun) 01時半頃
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[次は風呂場かな、と思いながらもそろそろ森部を起こすことを考えていた頃に、またスマホが震えた。 内容を見て、こちらの駅についたと書いてあったので返事はしないで置いた。あとは口頭でいいだろう。]
[メールから程なく、よくある音のインターホンがなって 硬いドアが開く音がした。]
ん。おかえり。
[ただいま、とかかるすっかり定着した冗談に同じくすっかり言い慣れた冗談を返す。 もっと少ないと思っていた、 川端の持つ木箱を見て目を瞬かせて。]
なにそれ。みかんとりんご? 思ってたよりめっちゃ多い
…あ、そういや姉貴さんのへ返事。軽くない? まあいーけど。
[いつもの言葉の後に笑った]
(167) bou 2014/12/14(Sun) 02時頃
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[風呂場から戻ってきた佐藤には、 勝手に一本とったポッキーをくわえて]
おかえり
[と言った。 佐藤が風呂場から出てきたことで、 森部はポッキーを食べつつ、さっさと居間を去って、 洗い物をしにいった。 寝る前に「居間は翌朝きっと寒いから」と 佐藤から忠告を受けたことで、今夜もきちんと寝部屋で寝た。]
(168) gekonra 2014/12/14(Sun) 02時頃
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[ご飯のリクエストが聞けたら、その材料と。 そういや今日はこたつがくるんだった!と、こたつにみかん〜と半ば逃避交じりに考えてみかんをざる一皿。 ついでに酒でも買っていこうかなあ、とも思う。
ちなみに佐波は酒に弱い。 ろれつが回らないまま普通っぽくすごしてそのうち真ん中で寝ているやつだ。テンションが高いのは元からなので追記はしない。
佐藤家の最寄駅に着くと、なんとなくほっとする。 そこから佐藤の家まで雪を見ながら歩いて、たどり着いたらインターホンも鳴らさずに扉を開ける。立てつけの悪さに、「くっそぉ!」と普段はもれない悪態がひとつもれた。そして、]
たーだいまあー!
[勢いよく挨拶をして、不機嫌顔での、きーてよもーーーー!からの、*笑い話がはじまることだろう*]
(169) taru 2014/12/14(Sun) 02時頃
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[やがて。 川端と、思ったより早く帰ってきた佐波を家に迎え。
だらだらと掃除をしていれば、 昨日のようにいつの間にか暗くなっていた。 七時前程だろうか。宅配業者から電話がかかってきたので、 ようやく夜だと気付いたほどだ。
そろそろお届けに上がります、と電話が来たのを受けて 残った面子に机を片すように声かけた]
(170) bou 2014/12/14(Sun) 02時頃
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[夜、届いたこたつも組みあがり。 大量のみかんを食べながら暖を取って、 残ったDVD二本をだらだらと見る。
途中、佐波から今日のとんでもない事故を聞ければ 腹を抱えて笑ったたりもして。]
[残った映画二つも例にもれないくだらなさに 映画を見ながらそのままこたつで寝てしまったのが いけなかったのだろう。
…いや、もしかしたら朝の時点で ダメだったのかもしれない。 今思えば、そういや根来を見送るときも 花火をした時も体が芯から冷えていたのに 特に対処はしなかった。
まあ、諸々。それらがきっといけなかった。]
(171) bou 2014/12/14(Sun) 02時頃
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[皆が帰った次の朝。 根来のまるで結婚の誓いのような呪いが 容赦なく襲い掛かってきた。]
[何か変だと思っていたのどは枯れ、 根来と同じようにくしゃみも止まらなくなるという 風邪ビンゴを引き起こす羽目になり]
夜には追加で熱と間接痛と吐気が出た時に、どうやら自分の風邪ビンゴは 根来のメールの通りのトリプルリーチが かかっていたらしいと気付いたのだった。]
(172) bou 2014/12/14(Sun) 02時頃
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[風邪の間、大量のみかんが大変役にたったし、 佐波が大目に作った飯を冷凍してたおかげで 熱で足元がふわつく中、 長々と台所に立つという真似はしないで済んだ。
こたつもあって暖かく過ごせたし、 なんだかんだ、皆に振り回されたり バカをやっていたりなんだりしてるのが 大体幸運に回った気がする。
…まあ、それにわざわざ礼を言うつもりはない。 呪いをかけてきた根来には、 冗談交じりに文句のひとつでも言っておこうかと思ったけど。]
(173) bou 2014/12/14(Sun) 02時頃
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[バカが引き起こした幸運とまだ若いというのを最大の武器に、 なんとか一日で治した気分になって。
自分だけが出ないのもなんか癪だったので、 病み上がりのまま土曜の飲み会に出たのは、余談である。]
(174) bou 2014/12/14(Sun) 02時頃
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[結局翌日も朝ねぼうをしたのは勿論。 佐波が出かけたことも、雪が積もっていることも、 眠ったままでは知る由はない。
花火や掃除に佐藤が励む間。 特に起こされることのなかった森部は、 近場に鈴倉が居れば、だが この時ばかりは半分起きたままでも、寝たふりをして、 鈴倉の肩に腕をのせて、束の間幸せを満喫する。
佐藤に起こされ、必要な手伝いををした後は きままに雪遊びをしにいった後、佐波に画像を送ってやった。 夜になって、新品の炬燵を囲み、佐波の面白い話を聞くまで まだまだ、まだ暫くの、時間がある。 佐藤家に戻ってきた者には、なにもかも、知らんぷりで、 てんでいつもどおり、のんびりと言うのだ]
おかえりー
[と。**]
(175) gekonra 2014/12/14(Sun) 02時頃
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あー、そうだね。 てか、本当にこっちが家みたいになってるよね、憩。
[くすくす笑う。 また視線があって、手が伸びてくると一瞬どきりとしたけど、それがポッキーの箱に降りて。 骨ばった手がポッキーをさらって行った。]
え、いーよ、一本でも二本でも。 …これ、おいしいよね。
[鈴倉は箱の方に視線をやり、特に興味もないが箱裏面の商品に対する説明書きを目で追う。 一種の精神統一のようなものかもしれなかった。 コタツの話を聞けば、明日くるんだっけ。と返したが、もう一泊していけばいいの言葉には、ぱちぱちと瞬いた。]
(176) sunao 2014/12/14(Sun) 02時頃
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……じゃあ、そうしよっかな。
[んーと考える素振りをした後、箱に視線を落としたまま呟く。 森部にとっては何気ない一言だったかもしれないが、鈴倉は顔が緩むのを耐えるのに必死で顔をあげられなかった。 テレビでは変わらず若手芸人が頑張っていて、その頑張りに森部が軽く笑う。
今なら、言えるかもしれない。 というか、今言わないでいつ言うの。 樺山のエールが聞こえた気がして、鈴倉はぎゅっとポッキーの箱を握った。]
あのさ…、廻。
………もし、暇だったらなんだけどさ。 クリスマス…
[と言ったところで、佐藤が戻ってきた。 なんてタイミングだろう。 この家では何か大事な話をしようとすると阻まれる呪いでもかかっているのだろうか。 鈴倉は佐藤へ向き直ると、少し赤い顔で言った。]
(177) sunao 2014/12/14(Sun) 02時頃
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お、おかえり!
(178) sunao 2014/12/14(Sun) 02時頃
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