88 めざせリア充村3
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人
狼
墓
少
霊
全
ポプラに1人が投票した。
ケイトに10人が投票した。
ケイトは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ヤニクが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ポプラ、ソフィア、オスカー、志乃、リッキィ、ライジ、チアキ、モニカ、ナユタの9名。
/*
【本日の吊りはナユタ[[who]]です。】
【本日の襲撃はポプラ[[who]]です。】
(#0) 2013/06/29(Sat) 00時頃
/*
リトライ。
【本日の襲撃はナユタ[[who]]です。】
(#1) 2013/06/29(Sat) 00時頃
/*
……リトライ。
【本日の襲撃はポプラ[[who]]です。】
(#2) 2013/06/29(Sat) 00時頃
|
[優しい声に、ふらりと目が泳ぐ。 かたかたと小さく体が震える]
……なんなんだよ
[出した声は、酷く弱々しかった]
(0) 2013/06/29(Sat) 00時頃
|
/*
………ごほん。
【本日の襲撃はモニカ[[who]]です。】
(#3) 2013/06/29(Sat) 00時頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 00時頃
|
なんなんだよいまさらさああぁあぁああぁあ!!!!
なんなの俺が嫌いなの嫌いだからわざとやってるんでしょ殺しにくるならさっさとやればいーじゃんっっっ!!! 僕いじめて楽しいの?楽しいわけ?あ゛あ゛っ!!!
[悲鳴じみた、癇癪の声を上げながら 子供の癇癪にしては正確に、精密に 肉の壁と化した兵士たちの脳天に、弾を撃ち込む。 弾切れになれば銃は投げ捨てられ
地面につく前に、きょとんとした顔の針ネズミに銃は姿を変えていた]
(1) 2013/06/29(Sat) 00時頃
|
|
[爆発音に気を取られ、意識が逸れていた志乃の長い黒髪に、手を伸ばす。 掴めれば、引きずり倒して馬乗りになることだろう。
酷く幼い暴力的な、衝動]
(2) 2013/06/29(Sat) 00時頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 00時頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 00時頃
|
[震える手から撃ちだされた銃弾は 周りの兵士の腹を打ち抜き、また、もう一つは腕をかすめた。]
リッキィ…やめてくれ。
[彼女が手をかざせば、すぐに身構え水の剣で相殺させる。 それでも無数の爪により、腕に引掻かれた後が数本残り、 そこがジワリと赤くなる。
怯まず彼女を見つめ、前へと進む。]
(3) 2013/06/29(Sat) 00時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 00時頃
|
っ――!!
[意識を逸らした瞬間。 チアキが癇癪を起こしたように叫んで、髪を引く。
そのまま引きずり倒されて、覆い被さってくる チアキを見上げた。瞳に浮かぶのは、ひたすらに驚き。]
……"手出しは、無用"
[最初に放ったのは、周囲の兵士に向けた命令だった。]
(4) 2013/06/29(Sat) 00時頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 00時頃
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右手は嵌めてるんだから、自分でもできるのに。
[少し苦笑したけれど、されるまま。>>3:424 嵌める時に、左手の掌が黒く斑に変色しているのが 分かったかもしれない。]
……うん。ありがと。
[お礼を言って、その背に体を預けた。]
(5) 2013/06/29(Sat) 00時頃
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|
…へぇ…。 遊び場、機会があればあちらの連中で遊べたらいいね。 きっと喜ぶよ。
[>>3:423 本部司令室の方を冷ややかな目で見て。 ライジのまったく冗談に聞こえない声音に、モニカもまったく冗談には聞こえない声音で冗談をさらりと言う。]
ん、そうじゃなくて。 …仲間を、その、ライジを焼きたくない。
[傷が見つかったので、おとなしく頷いた。]
(6) 2013/06/29(Sat) 00時半頃
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っ、近寄るな………!
[先ほどの倍の数の爪と刃を放つと、ナユタの近くにいた敵兵くらいは仕留める事ができただろう。 それでも、ナユタ自身に大きな傷は負わせられなくて舌打ち。]
やめろ?一体なんでさ。 やられる前にやらなきゃ、死んじゃう。ここはそういう場所。 違う?
[自分を攻撃してこないナユタに>>3苛立ちを感じながらも、 これいじょう近づいてくるなら額に標準を合わせて引金を引くつもり。]
(7) 2013/06/29(Sat) 00時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 00時半頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 00時半頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 00時半頃
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[頭を打ち抜かれた兵士は、倒れ。 近付いてきていたものは、自分で止めた。
これで、邪魔をする者はいないだろう。 抑え付けられる痛み、僅かに眉を寄せながら]
嫌いな、わけないじゃない……
[先程の言葉に返す声は、やはり優しい。]
(8) 2013/06/29(Sat) 00時半頃
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― 拠点 ―
それでも良いよ。 白旗一枚掲げて青に亡命すれば良い。 心置きなくここの連中で遊んでやれる。
[あながち冗談でも無く。 捕虜を取った上での交渉の場で、 こちらの“仲間”を亡命させ青に引き渡す… それが俺の描いていた理想だった。
そんな悠長な状況でも無くなっただろうし、 あちらの“戦力”を削いだモニカの安全を 青が保証するとも限らない。 捨てた理想。]
………悪いな。
[かつての“仲間”を焼かせてしまった事を詫びる。 ヤニクの亡骸に一瞥くれながら。]
(9) 2013/06/29(Sat) 00時半頃
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|
[元々、集中が必要とされるチアキの能力と精神に作用する志乃の能力はチアキが一方的に弱い。 チアキの精神の弱さも加われば、それは尚更。
だから、今回も。 言霊は効いたのだ。寂しかった、と]
嫌い、嫌い嫌い嫌いだいっきらい。 志乃なんて嫌いだ。
[寂しかった、から。 彼は酷く、拗ねていて]
だいっきらい……。
[優しげな声を拒否するように耳を塞ぎ、ひっく、としゃくりあげた]
(10) 2013/06/29(Sat) 00時半頃
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|
[近寄るな、と言われても聞く気はなく、 彼女のもとへ歩み寄る。
どうしても、伝えたいこともあった。
苦手だったとはいえ、大事な友達の妹となんて、 絶対に戦いたくなどなかった。
戦場で、こんなのは甘すぎる、と思う。]
なんでって・・・。戦いたくないから。 リッキィは正しい。確かに、戦わないと殺される。
[明らかにリッキィは苛立ち動揺していた。 いつも冷静に見えていた彼女のこんな姿は珍しい。]
リッキィは俺と戦いたいの?
(11) 2013/06/29(Sat) 00時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 00時半頃
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……ふむ。
[>>5己の背中に身体をソフィアを汗腺から出した鉄で固定していく。 アメーバーのような動きでソフィアの肌に絡みつく鉄はひんやりとしていた。 その動きは気持ち悪いものだったかもしれないが――。
両手をフリーにしソフィアといくつか言葉を交わしながら拠点の方へと戻っていった。 問題はオスカーはそれ程レンジャー技能が高くはなく、地上ではよく迷うということだったが――]
(12) 2013/06/29(Sat) 00時半頃
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[大嫌いとしゃくりあげるチアキに手を伸ばす。]
……アキ兄様、
[伸ばした手で頬を撫でる。 振り払われても構わない。
ただ、伝わって欲しい。想いがあった。]
(13) 2013/06/29(Sat) 00時半頃
|
|
−拠点−
…………。 あの連中を焼いて遊んでから亡命は駄目なの?
[割と本気で言ってみる。
亡命。 そんなことはまったく考えてなかった。 ライジはそこまで考えていたようだ。 少なくとも、それなら、仲間は…死なないでしんだのだろうか。
そう考えていると、詫びの言葉にふるふると横に振った]
ううん。 ……、ライジ、私は大丈夫だよ。
[沈黙の間が長かったかもしれない。]
(14) 2013/06/29(Sat) 00時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 00時半頃
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[くすぐったいような、こそばゆいような。 金属なのに柔らかい。不思議。>>12]
こういう使い方もできるのかー…便利。
[おんぶ紐よろしく固定された状態で、 手のやりばに少し迷う。 肩に手を置くのはあの子と距離が近くて嫌だろうと、 宙で遊ばせておくことにした。
普段は拠点を中心とした哨戒が主な任務なので、 オスカーが道を逸れたところで気づかないよ。]
(15) 2013/06/29(Sat) 00時半頃
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うちの大将の首を土産にってのも 悪くは無いが。
…その前に、さすがに潰されるだろうな。
[国軍を内側から壊滅させるには、 残念ながら俺たちの力では足りない。 我々が大人しく飼われている身である現状が、 国というものの大きさを物語っているわけで。
ふと、頭を振るモニカを撫でたくなったが、 まだ触れる事は許されないだろう。
黙って右手を握り、 撫でる代わりにほんの微かにだけ笑いかける。 目元を細める程度の表情の変化だったが。]
(16) 2013/06/29(Sat) 01時頃
|
|
[ナユタが、躊躇なく自分へ近づいてくる。>>11 勢いで鉛玉が放たれると、それは彼に当たる事無く飛んでいく。 ……きっと、ナユタに向かって正確に飛んでいったとしても、水で防がれてしまうのがオチだろうけれど。]
戦いたくてこの場に立ってる人なんているの? …………かつて、一緒に過ごした人なら、
[戦いたくないに決まってる、言葉は音になって彼に届けられる事は無い。 少しでも油断したら出てしまいそうな思いをを抑えるように、唇を噛み締め睨みつけた。]
(17) 2013/06/29(Sat) 01時頃
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[優しい眼差し。優しい音色。 "家族"を思う愛しさで満ちた音。
懐かしい音だった。
ミナカタを失ってから、壊れてしまった音。 覚悟を決めてしまってから、歪んだ音。
こんな戦場に、似つかわしくない音を響かせながら、 チアキをじっと見上げていた。**]
(18) 2013/06/29(Sat) 01時頃
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―帰途のとある森の中で―
不便なことも多いけどね――。
[>>15例えば、戦場ではドラム缶風呂が焚かれることもあるがあれに入ることができなかった。 というかそうした軍需品の近くに寄ることを禁止されていたし、鉄砲も持てないしと一人原始時代の生活なのではないかと言う状態で過ごしていた。
しばし話をしながら気づけば案の定少し迷い、薄暗い森の中へ。 背嚢のヤニクに挨拶してから地図とコンパスを取りだし、方向を確認するとまた地図をしまった]
……そう言えば、左手どうしたの?
[確認した方向に足を向けつつ、手袋を嵌める時にちらり見えた違和感を尋ねることにした]
(19) 2013/06/29(Sat) 01時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 01時頃
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不便って言ったらあたしも負けてないけどねー…。
[一度手袋を取ってしまえば、剣も銃も使えない。 お風呂に入ったところで手袋の中はそのまま。 なんて、互いの不便なあんなことこんなことを 喋ったりしながら。
薄暗い森に踏み入っていたけれど、 コンパスと地図があるなら大丈夫だろう。]
ああ、これ? ちょっとどじって自分でやっちゃった。
[いつも気をつけていたのだけれど。 自分の能力は、自らの皮膚にも容赦はない。]
(20) 2013/06/29(Sat) 01時頃
|
|
…だね。 何度か反乱でも起こせばいいんだけど。
[それが起きたら起きたで、青に潰されるなとも思った。 微かに笑いかけるライジに、どうしたらいいか困ったような笑みを浮かべた。
しばらくして、氷を山盛りにしたたらいが運ばれてくると、氷のてっぺんから触れて氷を溶かしていく。 44個ほど溶かして、溶けなくなったら氷を摘まんで食べる]
…そういえばナユタと志乃は?
[帰ってから見てない2人の行方を尋ねた]
(21) 2013/06/29(Sat) 01時頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 01時頃
|
大丈夫なの?
[>>20触れた物を腐らせるなら消毒もできないだろう。 そこがグズグスに腐ってしまえば、今生きている部分も何れは死んでいってしまう。 そうなれば切断するしか手段は遺されてはいないのではないか]
……その黒いところ、腐ってるんだよね。 取り除こうか?
[多少強引な手段ではあるが――]
(22) 2013/06/29(Sat) 01時頃
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まったく、面倒だよ。
[複雑な社会の壁というやつだ。
そこへ断りを入れてから近付く兵から、 現在の戦況とそこから発生した司令を聞く。 熱を冷ましていくモニカを眺めながら。
勿論、モニカとの会話は、 他の兵には聞かれる事はないようにと 注意は払っていたので問題は無い。]
……… さらに面倒な状況のど真ん中に居るそうだ。
[聞いたばかりの情報は、 なかなかひどい内容だった。]
(23) 2013/06/29(Sat) 01時頃
|
|
[リッキィの震える銃口をみて、 答えなんて言われなくても分かっていた。
それでも問うのは、 彼女が戦うというのなら、 それを少しでも阻止できるよう 説得するしかなかったから。]
だな…。
[とにかく話がしたかった。
敵だからと、命令されるがままただ戦うなんて チアキや志乃に操られる周りの人形と同じではないか。]
(24) 2013/06/29(Sat) 01時半頃
|
|
[動きの止まったリッキィに、 今なら聞いてもらえるだろうかと口を開ける。
ちゃんと伝えたかった。]
――ライジは、元気にしてる。
[また2人が無事会える日がくるといい。 ・・・それは戦地以外であって欲しいけれど。
ポイント地点へ行ってから、 彼がどうなったのかまだナユタには分からない。 でも、きっとあいつのことだ。
大丈夫。誰も、死なないで欲しい。
ケイトとヤニクが死んだこともしらずただ願っていた。]
(25) 2013/06/29(Sat) 01時半頃
|
|
行くか?……悪夢を見に。
[氷を食べるモニカに声をかけ、 赤の上着の襟を直しながら歩き出す。
適当な兵を呼びつけ、 “不死身”の亡骸には触らず 静かに眠らせておくように伝え。
いざ、向かうは最前線・D地点。*]
(26) 2013/06/29(Sat) 01時半頃
|
|
[断りが入ればもぐもぐと氷を食べながら、兵と喋る様子を眺めている。 そして戻ってこれば面倒な言葉が>>23 面倒な状況のど真ん中にいく2人が想定できずに、]
なんでそんなところへ…。
[とぽつり。 すぐにでも行きたいが、このたらいのある氷を消費しておかないと後々困るのは自分。
がりがりと食べながら]
…ライジは、行かないの?
(27) 2013/06/29(Sat) 01時半頃
|
|
どうなんだろ。痛くはないけど。
[壊れた組織を除かない限り、その部分は死んだまま。 現に指の動きが鈍い。]
……今は、いいや。
[ありがたい申し出>>22に、少し迷って、回答は否。 今は少し、この傷は残しておきたかった。 すぐに疽が広がることはない。]
腐って取れちゃう前にはお願いするね。
(28) 2013/06/29(Sat) 01時半頃
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|
[>>26 悪夢を見にいくか?の誘いに、まだ残っている1/3ほど残っている氷を見て、ライジを見る]
…全部食べたら向かうよ。
[色々悩んだのち、冷やす方を優先した。 地図と、現状の状況を教えてもらいD地点の場所を記憶した。]
ライジ、死なないでね。 [と出ていくのを見送り。]
(29) 2013/06/29(Sat) 01時半頃
|
|
死なないよ。
[地図に印を付けながら状況を説明し、 見送ってくれるモニカを一度だけ振り向き。 深く肯き、拠点を離れた。*]
(30) 2013/06/29(Sat) 01時半頃
|
|
し、らない、知らない、関係、ないっ……!!
[兄の名前を聞いた瞬間>>25、完全に能力も止まってしまって。 碧眼が本来の色へとゆっくり戻っていく。 それでもナユタが攻撃してこないとも限らないと自分に言い聞かせて、銃だけは下ろさないようにして。]
ライジ兄が生きてようが死んでようが、私には関係ない! それを聞いて私が喜ぶとでも!? そう思ってたなら、大ハズレ。あっちだって……!
[声を荒げ、心の奥底のリッキィとは逆の主張をすると胸元を押さえて、目を閉じて深呼吸。 乱されては、いけない。刃の切れ味が、コントロールが鈍るから。 油断してはいけない、知り合いだったとしても今は敵なのだから。 威嚇のつもりでナユタの足元へ数発撃つが、狙い通りの場所には行かなかった。]
(31) 2013/06/29(Sat) 01時半頃
|
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ん、分かった。 元気な内にお願いするよ――。
[>>28奥の手はすごく疲れるからと、からからと乾いた笑い声をあげた。
そんな話をしていると森を抜け、拠点の真横に出た。 無論入口はそちらにはなく、正面に向かって移動する。 中に入れば水などの配給を貰い、取りあえずソフィアを背負ったままに己の天幕まで移動していくことだろう。
その様子はまるで悪魔が病魔を連れ込むように見えたかもしれない――無論下ろしてと言われれば途中で下ろした]
(32) 2013/06/29(Sat) 01時半頃
|
|
― 戦場・防衛地点 ―
[恐怖や躊躇いを忘れた異常な兵たちが 小競り合いを続けている箇所を避けて、 細い道を辿って目的の場所まで。
戦場の死臭や煙の臭いに混じって、 どこからか懐かしい風の匂い。
報告は既に聞いている。 今更、何を躊躇うものか。
対峙する二人の後方で右手を掲げ、 ナユタとリッキィの間に雷を落とした。 青白い光が風を弾き、轟音が響く。]
助けは居るか?
[そしてナユタの背へ声をかける。]
(33) 2013/06/29(Sat) 01時半頃
|
|
― 拠点へ ―
[少し正しいルートではなかったけれど、 無事に森を抜けて拠点の近くに出ることができた。>>32
どこまでこのままかなと思っていると、 オスカーはさくさく背負ったまま拠点の中へと入っていく。]
目立ってるー…
[遠巻きにぶつけられる視線に乾いた笑い。 かといって、下ろされて不恰好な歩きを見られるのも嫌で。 目立たないところで下ろしてほしいというリクエストの結果、 辿り着いたのはオスカーの天幕だったか。
中へ入れば下ろしてもらい、足の様子を確かめた。]
(34) 2013/06/29(Sat) 02時頃
|
|
[一番深くいった部分はまだ違和感が残るものの、 普通に移動はできそうだ。 激しい運動はもう少し控えておくとして。]
チアキに言わないと、だよね。 ……リッキィにも会いたい。
[ヤニクについての報告と、託された言伝のために。 二人を探しに行こうか、と。]
(35) 2013/06/29(Sat) 02時頃
|
|
ぐ………っ、
[目の前がピカリと光れば後ろにさがるわけでもなく、両腕で目の前を覆う。>>33 すると直ぐに轟音が鳴り響き渡る。……この光景をリッキィは良く知っていた。 暫くすれば光も音も収まる。幸い自分自身にはダメージが無かったものの、数人の青い兵士は雷にうたれた。]
――――、
[まずい、凄く、まずい。分が悪すぎる。そして、なにより……。 雷の主、リッキィが一番顔をあわせたくなかった人物が、ナユタの後ろに立っていた。 現れた男の姿を確認すると息が詰まるのを感じる。 リッキィの顔は酷く歪んでるのが簡単に分かるだろう。 それでも、必死にこの状況をどうにかしようとチアキの方へ一瞬視線をやるが、指示が出せるような状況じゃないのを確認すると舌打ちを。 近くの青い兵隊を一人乱暴に引き寄せると、焦りの混じった声色でこう指示をした。]
[援軍を呼んで来い。] [このままでは………!]
(36) 2013/06/29(Sat) 02時頃
|
|
・・・なんでッ!
[『ライジ』の名前一言で、リッキィはあまりに混乱した。
なぜ・・・どうして、そんな声で否定するのだろう・・・。]
リッキィ・・・。 関係ないなんて・・・言うな!
あいつは――
[彼女から放たれる銃の音に話は遮断される。 弾はナユタの前後左右、地面に跳ねて流れていく。]
リッキィ・・・!
[更に彼女に近づこうとした、その時、
ナユタとリッキィの間に、雷光が迸った――]
(37) 2013/06/29(Sat) 02時頃
|
|
―オスカーの天幕―
[天幕に着くとまだ鉄の臭いが充満していた。 >>34それを吸収し、ソフィアを床に敷いた寝床の上に下ろした。
――天幕の端には潰れた簡易ベッドが見えたかもしれない]
はい、水。
[>>35配給された水と濡れたタオルをソフィアに差し出す。 ソフィアが受け取れば自分は上着を脱いでアンダーも脱ぎ去り、身体を拭くと替えの物を着こんだ]
そうだね、チアキのところに行ってみようか。
[背嚢のヤニクの首は大量の氷を貰って一先ず箱詰めにしておいた。 次に戻ったら、皆で火葬することにしよう、と――。
再びソフィアの前で屈みこみ――]
では、お嬢様。参りましょうか。
(38) 2013/06/29(Sat) 02時頃
|
|
久しぶり。元気そうで何より。
[右手の指先を擦り合わせ、 チリチリと残っていた火花を払い落としながら ナユタに並び立って、リッキィを見る。
二年半ぶりの対面となるわけだが、 昔の面影のまま想い続けた妹は すっかり立派になって 確かに戦場に立っているじゃないか。
雑兵に指示を出す様子(>>36)を 感慨深げに眺める。]
(39) 2013/06/29(Sat) 02時半頃
|
|
[相変わらず、派手な登場に、 誰か来たかなんて、見ずとも分かる。
もう昔のように、稲妻1つで慌てることはなくなった。。]
ライ…ジ。なんで…。
[ライジ来たということは、 情報はすでに渡っていたのだろう。]
助け、か…。そう、だな。
[この場を治めて、全員が生きて帰れる助けが、欲しい。
『兄』が来たのに、援軍を呼ぶ指示をする リッキィの声が聞こえた。]
(40) 2013/06/29(Sat) 02時半頃
|
|
ありがと。
[水とタオルを受け取る。>>38 土と血液で、上着もズボンもどろどろだった。 着替え始めたオスカーにはエチケットとして一応背中を向け、 自分も上着を脱いで黒のアンダー姿になると、 腕をや首周りを濡れタオルで拭った。
血だらけの上一部裂けているズボンについては、 部屋に行かないと替えがないからそのまま。]
……水とタオルといい、ほんとにそれっぽいよ。 先にあたしの天幕にも寄ってもらえる?
[少し笑って、天幕に寄ってくれるようお願いする。 そこで手早く着替えてからチアキの天幕へ向かえば、 チアキがリッキィと共に出撃したことを知った。]
(41) 2013/06/29(Sat) 02時半頃
|
|
出撃してる? どこに。
[チアキの不在を告げた兵士を問い詰めれば、 三番隊を引き連れ別地の攻略に向かったとのこと。 最初から、相手の戦力を分散させての作戦だったらしい。
予定より長引いている、と聞けば眉を寄せる。 荒野で見た光景が一瞬頭を過ぎった。]
オスカー、どうする?
[リッキィからの要請を携えた兵が走りこんでくるのは、 オスカーと様子を見に行くべきか話していた最中。*]
(42) 2013/06/29(Sat) 02時半頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 03時頃
|
[しばらく、膠着したまま妹と向き合って。 その間に交わしたかもしれない会話は、 青の援軍が到達するのを見つけて終わる。
進軍する青の兵隊たちを睨めるまま、]
ナユタ、
[傍らの友の名を呼び、促す。 大規模は戦闘の中では、 俺たちはいつもこうして並んで立ってきた。
水に呑まれた隊列に、電の矢を射る… 効率の良い広域攻撃は二人居てこそ出来る事。 どれだけ状況が変わっても、 俺の傍らに立っているのはいつもナユタだった。
体力の消耗が激しいせいで 長時間の戦闘は叶わない俺を助けてくれる、 心強い共闘体制。**]
(43) 2013/06/29(Sat) 03時頃
|
|
衛生第一。
[>>41前線の拠点では身体を拭くだけでも大分違うだろう。 きっぱりとそう告げると背中に乗ったソフィアを背負いまずはソフィアの天幕へ。 外で待ちつつ、螺子を取りだし吸収しておく。 名前の知られていない魔法使いにも、通常の身体能力しかもたない自分は劣勢に立たされてしまう。 貯蓄している鉄をあまり浪費したくはなかった
>>42再びソフィアを背負い、チアキの天幕へと辿りつくと出撃したとの情報を得た]
……つまり、ヤニクとソフィアは"囮"だったんだね。
[にべもなく、言葉にした]
(44) 2013/06/29(Sat) 03時頃
|
|
[援軍を呼ぶリッキィを見つめていた戸惑いの瞳は、 ライジと会話をするにつれ、 次第に乾いたモノとなる。
リッキィの指示により到着する敵国の援軍を眺めながら ライジに名前を呼ばれれば、視線だけで返事を返した。
否が応でも突きつけられた現実に、ナユタの心は凍りつく。
やるしか・・・ないのか。
苦手だった彼の雷は、戦地に来てからというもの 共に戦うには最適な相棒となった。]
そんなに戦いたいのなら、 戦ってやる…。
[暗い瞳で呟けば、 辺りの空気は微かに湿気が帯びるだろう。**]
(45) 2013/06/29(Sat) 03時半頃
|
|
…………。
[「どうする」
問われ、目を瞑る。 自身の任務の事もあるが――高台で見た志乃の事を思い出した。 一時的に行動不能にしたとは言え、出撃地点に向かおうと思えば向かえない場所ではない。 それに撤退したライジとモニカ……あの二人が出てこないとも限らないが――]
僕らが動けば向こうも"動かざるをえない"よ。
[戦局のバランスとは即ちそう言うことなのだ]
(46) 2013/06/29(Sat) 03時半頃
|
|
[しかし、>>42増援の要請が入れば報告された状況に眉を顰めた]
そっか、"雷神"が出たんだ。 ……"炎の魔女"いなかった?
[居ないと聞けば更に少し迷う。 "歌姫"に"水龍"、そこに"雷神"も加われば"悪夢"と"千枚刃"では辛いだろう。 特にライジはリッキィの兄なのだから――]
それに、ダメって言ってもソフィアは行きそうだし。
[少し心の声が漏れた]
すぐに出る準備を――。 後、長に連絡を。内容? そんなの状況を言えば分かるよ。
[必要な物を頼み、先ほどよりも高い耳栓を要求しておく。 準備が終われば再びソフィアに背を向けて屈みこんだ**]
(47) 2013/06/29(Sat) 04時半頃
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[二国間の戦線は広い。 場所によっては雨の降っている場所も存在する。
"水龍"が出払っているとの情報を受けた特務部隊の長は、すぐに温存していた『英雄』を投入することだろう]
(48) 2013/06/29(Sat) 04時半頃
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[温かな手が頬に触れ、過敏に肩を跳ねさせる。 今にも泣き出しそうな、そのくせ乾いた瞳が志乃を見返す。
優しい眼差しに怯えたように、ひきつった声を出した]
……やめ、てっ
[首を振る。だだをこねる子供のように。 そうして、志乃の口を右手で塞いだ。
爪を噛む癖で、荒れた爪先が震える]
……僕、は、俺は、
(49) 2013/06/29(Sat) 06時半頃
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……お願いだから、嫌いになって。
[呟きながら、さらに手のひらを口に押し当てる。 志乃が来るまでの時間稼ぎでだいぶん敵の数は減ってはいる。 が、赤に援軍がくれば、一気に押し潰される。 わかっているのに、チアキは指示を出せない]
ねえどうしたら嫌いになってくれるの? 志乃の指一本ずつ切り落としたら嫌いになってくれる?爪一枚ずつ剥がしたら嫌いになってくれる? はじっこからちょっとずつ切り刻んだらいいの?
[雷の音がした。近い。リッキィが増援を呼ぶ声がする。
それなのに、
ああぁあ、ああああ、ダメだ、ダメなのに。早く指揮を出さないと。戻らないと……。
わかっているの、に]
……志乃
(50) 2013/06/29(Sat) 06時半頃
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[雷の方向に、一瞬だけ顔を上げる。
半ば無意識に、その現状を確認して 次の瞬間、トランプ兵の一部がざぁとライジとナユタ、それにリッキィの回りを少し離れた場所から取り囲んだ。
兵士たちはそれを恐れただろうか。 近寄れなくなるといい。リッキィが背後から狙われることのないように。
トランプ兵たちは、手に手に槍を持って ライジにその尖端を向けていた]
…………
[“雷神”まで引きずり出させて あとはこれに“魔女”が加われば、お偉方は大喜びだろう。 今だって駒を進めてるはずだ。
そして恐らく、こちらも化け物たちをさらに投下する。それも、特Aクラスの。
かつての仲間同士の潰し合い]
(51) 2013/06/29(Sat) 07時頃
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……ああ、
[本当はここを落としてから引きずり出すつもりだったが、大方狙い通りの結果。 なら、いま求められているのは、上官としてのチアキだろうに。 援軍の隊長が指揮を取るのが視界の端に見える。
どうしよう、早く任務に戻らないと。 失望される。捨てられる]
(誰に?) (……わかんないや**)
(52) 2013/06/29(Sat) 07時頃
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[雷の音が響いた。 ライジが来たのが分かる。
ここを落とされたら、困る。 ニュリクティの重要な防衛地点だ。
頬に添えていた手を傍らに落ちた鉄扇に伸ばして、 弱く鈴の音を響かせた。
近くのものにだけ伝わればいい。
"ライジとナユタを守れ"
赤の兵士たちは、二人を囲むトランプ兵へと押し寄せる。 二重に囲まれた3人が見えなくなるけれど。 大丈夫、二人なら……きっと、
自分は、目の前のチアキを……止めなければ。]
(53) 2013/06/29(Sat) 08時半頃
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[泣きそうなのに、泣かないチアキ。 やめてと言われても、止める気はなくて、
さらに言葉を紡ごうとすれば、口を塞がれる。 口元に触れた指先が荒れているのが分かる。
こんなになってしまってと、悲しげに瞳を揺らした。 押し付けてくる力が増して、苦しい。
息苦しさに呻きながら、それでも手を伸ばして もう片方の手でチアキの頭を引き寄せた。
バランスを崩させれば、口を解放してもらえないかと]
(54) 2013/06/29(Sat) 08時半頃
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[抱き寄せながら、口元の手を剥がそうと 荒れた手を包む様に重ねて、ゆっくりと引き剥がす。
僅かに隙間を作れは、籠った声を]
嫌いに、なんて……なら、ない
[何をされようと、嫌いになんてなれない。 籠った声は響くことはないけれど、意志だけは伝える。]
それに……痛いのも、苦しいのも、慣れているもの。
[そんなもの、怖くない。**]
(55) 2013/06/29(Sat) 08時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 08時半頃
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[ライジ兄の声が、聞こえる。>> 39 元気そうだと言われれば、拳を握りしめ俯いた。 二年半ぶりに顔を合わせる実兄に、生きていてよかったと思う反面、]
……ねぇ、ライジ兄。 どうしてそっちに居るの。 どうして、なにも言わずに置いていったの。
[どうして、ミナカタを殺したの?]
(56) 2013/06/29(Sat) 11時頃
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[震えた声で問うリッキィの姿は幼子のように見えたかもしれない。 二年半前のリッキィに。 いや、もっと小さい頃のかもしれない。 答えは、貰えただろうか。 援軍が到着するまで、こちらからの攻撃は威嚇射撃くらいだったか。]
ねぇ、二人とも。どうしても退いてはくれないの。 今ごろ別の場所が侵略されてる。 だから志乃連れてそっち行ってきなよ。
[援軍が、到着した頃にはもう一度退いてくれと頼んではみたけれど、果たして。 受け入れられる事が無ければ、瞳が段々と碧色へと変わっていく。風が、彼女の元へ集まっていく。 援軍が来たところであまり意味が無いのかもしれないけれど。 もしかしたら、呼んだせいで傷つけてしまうかもしれないけれど。]
……やるしか、ない。
(57) 2013/06/29(Sat) 11時頃
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[「囮」の単語にわずかに肩を震わせる。 あの時はなんの疑問にも思わなかったが、 兵が一人もつかなかった本当の理由は別にあったのだろうか。 チアキは、知っていたのだろうか。 その疑念は今は意識から払った。
増援要請の中に出てくる二つ名は、 どれもあちらの戦力として要とされているもの達。 しかも要請をかけたのは、 チアキではなくリッキィとのことだった。 あまり状況は芳しくないのだろうか。]
う。いやその。 ……行きたいよ。もう、死んでほしくない。
[言われてしまえば、>>47多少どもりつつも頷いた。 今の自分があの場に出て役に立つかは知れないが。]
(58) 2013/06/29(Sat) 12時半頃
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−拠点−
[ライジが去って、まだ残っている氷をガリガリと齧りながら、>>30 状況を整理し、印をつけた場所の地図を眺める。 たらいを抱えて食べる。
がりがり、がりがり、しゃくしゃく
地図を見ながら氷を食べる姿は、暴食している様に見えたかもしれない]
んー、どうしたものかな。
[D地点にはライジが向かったから、ナユタ、志乃。そしてライジが加われば悪夢と千枚刃だけでは難しくなるだろう。
まだ居たはず。 オスカーと、ソフィア。]
…おびき出すか? [あまり会いたくもない…。]
(59) 2013/06/29(Sat) 12時半頃
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もう大丈夫。自分で歩くよ。
[背を向けられて一度断る。 今の内に慣らしておかなければ、 向こうで戸惑うことになる。 行くと言ったのだから、足手まといになることは許さない。
もっとも、オスカーが通常と違う手段で移動するなら、 速度の関係で結局お願いすることになるだろうが。]
(60) 2013/06/29(Sat) 12時半頃
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[火はいい。 燃やせば何もかも使えなくなるから。 誰を? 誰かを
やがて空になるとちょっと熱を発生させて1滴すら残さず綺麗に平らげてしまう。
1人の兵士が呼んでいて、そちらに視線を向ければ何か手に2つの袋を持って向かってきている。 どうやら調達できたようだ。]
ありがとう。ご苦労様。
[にこりと笑うと、その人は「いえ…」と言葉少なめに呟き、照れた。 本部の連中はともかく、兵士やここの人たちはいい。 受け取った袋の中身を見る。 1つは硝石、もう1つは硫黄がそれぞれ少量入っていた。 大丈夫、十分に作れる。]
(61) 2013/06/29(Sat) 12時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 12時半頃
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― D地点 ―
今はどうなってるの。
[援軍の後方部隊に合流したら、適当に一人を捕まえて尋ねる。 先に到着していた援軍部隊はすでに投入されているらしい。 魔法使いのことについて尋ねれば、知らないようだった。 すぐに圧し勝てると笑う兵士からはとっとと離れた。
もう少し詳しい情報がほしいと別の者を探す。 聞けた最新の戦況報告に、“魔女”の名前はあっただろうか。]
(62) 2013/06/29(Sat) 13時頃
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[たらいを持って亡骸の方へと歩き、置くとコートを剥ぐ]
ん…!しょ…!
[そして重たい体を持ち上げて上半身をたらいに入れると体操すわりのように足をおりこんでおさめた。
またコートをかけて見えないようにする。 何かやりだすのか、と見ている兵士]
気になる? …見ない方がいいと思うけれど、ね。
[視線に気づいて、そう忠告をした。 火の塊を出すとやがて猫の形になる。 甘えるように足元にすりすりと擦り寄る猫の頭を撫で、抱くとそっとコートの上に置く。]
燃やせ
[チリチリと燃え上がる猫はやがて、大きな炎になってたらいの中にある物を燃やしていく。 すでに炭化しかかっているから、白い煙を吐きながら燃やしていく。]
(63) 2013/06/29(Sat) 13時頃
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あ。 [しまった。 自分のコートごと燃やしたことに今気付けばあとの祭りである。 そこはご機嫌な上部の連中に言えば、いいか。 何かしら強請る算段である。]
(64) 2013/06/29(Sat) 13時頃
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[火が消えれば、たらいの中にあるのはもう、ただの炭。 かつての不死身の死神の姿すらなかった。 そのまま突っ込んで、ざらざらと混ぜて。
火傷? 自分の火だからそんな心配はない。
革張りの袋とと水取ってと兵士に頼みながら、粉末にした炭に硫黄を加えて丁寧に混ぜる。 非常に丁寧に、慎重に。 革張りの袋硝石を投入して、硝石と水を加えてごりごりとよくすりつぶしていく。
袋に鉄板でぎゅうぎゅうとぎゅうぎゅうと詰めて、きゅっと口を縛ってぐるぐると丸める。 あとは、温かい熱でゆっくり41分乾かせば――]
はい、出来上がり。
[黒色火薬の出来上がりである。 そしてずっと見ていた兵士に見せた。 案の定、兵士は青ざめている。そりゃそうだ。 まさか、死体から出来るとは思わないだろう。]
(65) 2013/06/29(Sat) 13時頃
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敵国で死んだら、君も私もあぁなるかもね。
[くすりと笑って、火薬袋を懐へ仕舞い込む。 内緒よ と人差し指を立てて示す。 慌てるかのように別の地点からやってきた兵士が援軍を求めるかのように叫ぶのが聞こえた ざっと聞くと青の英雄が出たらしい。>>48]
(66) 2013/06/29(Sat) 13時半頃
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『英雄』ねぇ…。
[誰だろ。と、そちらに向かうとその兵士は濡れていたため、燃える猫を出して、暖まってもらい、落ち着かせる。
落ち着いた兵士に場所や状況聞いて眉をひそめる。 それは今雨が降っている場所だ。 聞いた以上、行かないという選択肢はない。 さらに問う。雨はどんな感じなのだと。答えは2 1:大雨 2:弱い小雨 3:地面がすっかり湿る雨 4:どしゃぶりの雨]
(67) 2013/06/29(Sat) 13時半頃
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[聞けば、今は弱い小雨だという。 大雨とかどしゃぶりの雨じゃなきゃ、使える。 半減はするけども。 大丈夫だ。]
動ける者は準備を。 出来次第、行くよ。
…君は。 ここで待機して、元気になったらおいで。
[と、優しい声をかけて準備をするためにせわしく動く兵士達の間を抜けて本部司令室へと足を向ける。]
(68) 2013/06/29(Sat) 13時半頃
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―拠点にて―
分かった、それじゃ行こうか。
[>>58「死んでほしくない」と願うソフィアの願いはかなえてあげたい。 しかし――加減ができるわけでも、増して自分が優位に立てる能力を有しているわけでもなかった
>>60ソフィアの言葉に頷くと立ち上がり、一緒に向かう。 今回は地中を掘ることはなく普通に歩くことにした。 薬を使えば全身を覆う外骨格を形成できたが、副作用が嫌だった]
(69) 2013/06/29(Sat) 13時半頃
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―D地点―
[目標地点に到達した時、戦況はどうなっていただろうか。
>>62そうした情報収集はソフィアに任せ、自分はぶらり後ろから着いていく。
いつでも戦えるように――
戦う……――誰と?]
(70) 2013/06/29(Sat) 14時頃
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−拠点・本部− モニカです。 [と顔を出して、入れば、難しそうな顔をしてた上部の連中が姿を見ると、嬉しそうな顔に変わり。 「よくやった!さすが炎の魔女だ」とかありがたーい褒め言葉を右から左へと聞き流す。
お前たちは、何も知らないくせに。
足元にはちりちりと床を焦がしつつ、警戒するかのように猫が座っている。 ちなみに気づいているのか否か、床には――すっかり焦げた猫の足跡がちらほらとある。]
(71) 2013/06/29(Sat) 14時頃
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ありがとうございます。 で、ええっと、言いにくいのですが。 …上着ください。 濡れてもいい上着。
"うっかり"燃やしてしまったので。
[と、状況と向かう先を言い、上着をもとめれば、しばらくして新しいコートをもらう。 赤茶色の長いコート。 その場で着て]
ありがとうございます。では。
[そう言って、ぺこりと礼したのち、急ぐからと失礼すると あらかた準備が終わったようで、部隊が組まれていた。]
さぁ、行こうか。
(72) 2013/06/29(Sat) 14時頃
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[リッキィの言葉を痛々しい想いで受け止める。 志乃は退いたりしないだろう。 ライジは先ほどの様子をみればすでに心を決めて来たようだ。
志乃へと視線をやろうとしたとき、 >>51トランプ兵がぐるりと我らを囲みだす。
腐敗臭が増す。
チアキの力とは、こんなに悍ましものだったか。 3年前、悪戯でおもちゃを仕掛ける彼の能力はもっと愉快なものだった。
今やそのコミカルさは、狂気的な演出にしか見えない。
そこに>>53赤色の兵士たちが押し寄せ、 こちらからでは志乃とチアキの様子を遮られてしまう。]
(73) 2013/06/29(Sat) 15時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 16時半頃
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−雨が降っている地帯− [ポツリ ポツリ
と小さく弱い雨が降っている。 見上げれば、灰色の空。 いつからだろう、空を見ることはしなくなったのは。 激しい雨が降ったあとなのだろう。 地面かぬかるんでいて、歩きづらい。]
援助してあげて。 私は『英雄』を探してくるから。
[と、リーダーらしき人にそう言って部隊から離れると、兵士達を引き連れて戦地へと駆け出して行った 向こうも探しているのだろう。強いヤツを。 水は弱点ではあるが、この雨なら簡単に蒸発できる。 だから、問題ない。]
(74) 2013/06/29(Sat) 17時頃
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[ずぷずぷとぬかるんだ地面を歩いて、向かってくる兵士を見かければあらかじめ造りだしていた右手の鋭い爪で薙ぎ払う。
魔女を守ろうと数人引き連れた兵士も攻撃する。
もう片方で燃える赤い紅い、火の花びらを散らして存在を示す。
ひらり ヒラリ ヒラリ ひらり
と、花びらを散らせながら歩いて焼いて、刻んでの繰り返し。]
(75) 2013/06/29(Sat) 17時頃
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『炎の魔女が居るぞ!』
[誰かが叫んだ。 その叫びはたちまちに敵軍に伝わる。 そう、それでいい、伝われ。 伝われ。
左手で火の塊を作るとたちまち燃える火の狼へと変わり、狼は襲いかかってきた兵士の首へと噛みついた。
私はここにいるぞ
と言わんばかりにその兵士は燃え上がる。]
(76) 2013/06/29(Sat) 17時頃
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[危ない! と、押されて後ろに押されて ザクリと切る音が聞こえた
そしてまた一人兵士が倒れる。
切った人を見る。 距離は大股で3歩ほどあるけばたどり着ける距離。 眼帯を付けた赤毛を逆毛にした男が殺気を放ちながらにやりと笑う。 あ、この人知ってる。 拠点でこんな人がいると写真みたことがある。 向こうでは英雄と呼ばれるほど、強いと。 名前は確か―――]
ドナルドだっけ?
[おいでと両手をすっと差し出して尋ねながら、挑発する。 カチンとしたのだろう、血管が浮き出てるのが見えた。 気が短いヤツ]
(77) 2013/06/29(Sat) 17時頃
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初めまして
そして さようなら
[にこりと笑うとバチンと手を彼を掴む様に叩いた。 するとドナルドは叫び声を上げながら火に焼かれる。 叫びながら剣を握って切りかかってくるのが見えて慌てて避ける。 あ、くそう。コートが切られた。]
ん、湿気か。 威力が弱い。
[バチンともう一度彼に向けて叩いて彼を焼く。 それでも動く 避けるが、肩を狙われてコートごと、切られる。
バチン、バチンと連続で手を叩く。 ようやく地面へと倒れると、噛んで焼いて遊んでいた狼がとととっと戻ってくる。]
(78) 2013/06/29(Sat) 17時半頃
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[沈黙後、くるりと青の、敵の兵士達を見る。]
ねぇ、そこの君、私と遊ばない?
[にこりと笑う魔女。 実に楽しそうに笑うのがとても恐ろしく見えただろう。 そして戦地にいた、生き残りの兵士達が、見ていた兵士達がそれぞれの武器を構えて敵に向ける
まだ油断はできない。 もう彼らと少し暴れておけば、あとは兵士達が頑張ってくれるはずだ。大丈夫。 私は手助けして状況をよくするだけでいい。]
さぁ、私を楽しませて。 [そう言って近くの青の兵士を焼いた。 それは雨が少し強くなるまで続いただろう。]
(79) 2013/06/29(Sat) 17時半頃
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[>>55抱き寄せられ、胸に顔を寄せる。 心音が心地よかった]
……志乃、ありがとう。 嫌いにならないでいてくれて、ありがとう。
[顔を上げることなく、隠った声で礼を言う。 涙が、ぽつぽつと志乃の服を濡らした]
……一生恨むよ。
[顔を上げる]
(80) 2013/06/29(Sat) 18時頃
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俺の、直接指揮する部隊には、大体500人の兵士がいるんだ。それに従属する中隊が6つ。さらにそれらにそれぞれ従属する小隊が2以上。さらにそれに従属する分隊があって…………
[ゆっくりと、志乃の上から退く。 なんの表情も表さず、顔を真っ直ぐに上げて。
ただ、少し鼻が赤かった]
……志乃。 これだけの人間が、俺のことを認めてくれてるんだ。
なら俺は、それに応えないと。
[優しい兄、無邪気な子供、従順なモルモット 求められた役割は、今まで何がなんでもこなしてきた。 だから、今回も]
役割は、こなさないと。
[求められた役割を。 存在価値を見いだすために]
(81) 2013/06/29(Sat) 18時頃
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[一歩、二歩下がって。 大鋏を向ける]
ハーロシィ王国国営軍事局占領都方面独立混成部隊隊長、王国認定A級操性能力者
コードネーム“悪夢”チアキ。
そちらは?
[なんの感情も乗せない、淡々とした声で名乗りを上げた]
終わりにしよう、志乃*
(82) 2013/06/29(Sat) 18時頃
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[リッキィの眼の色が変わり、周りの空気が動き出す。 彼女の指令に、青の兵士たちが殺気立つならば、 ナユタは右手を上げ彼らの方へと向けるだろう。
夥しい数の兵士を前にして、彼らを一瞬で仕留めてやろうと集中する。
ライジの雷と合わせれば、こんな状況屁でもない。 今まで、もう何度もやってきた。今更何だというのだ。
意識を集中させ、兵士たちを強い霧で満たしていく。 段々と辺りは白く、視界は目の前の様子すら、 見えづらいほどに閉ざされるだろう。
高濃度の霧に、彼らの服は水を含みドッシリと重く、 息さえも苦しいほどに――――。]
ライジ
[友の、名前を呼ぶ。 ――――さあ、今だ。とっとと終わらせてくれ。]
(83) 2013/06/29(Sat) 19時頃
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......x t .... No
[空が暗い。ここにも直に、雨音が響くだろう。]
(84) 2013/06/29(Sat) 19時半頃
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[着物が濡れるのを感じながら、その頭を撫でる。 この人の優しさに、守られてきた。
守りたいと思った、だけど――何も、しなかった。
恨むと言われて、僅かに瞳を揺らしたが 伏せて、その声を聞く。
圧し掛かっていた重さがなくなれば、目を開けて ゆっくりと立ち上がった。
大勢の守るべきものができたのだと知る。 チアキの今の居場所。 その名乗りを聞けば、 少しの間、迷う様に視線を揺らして]
(85) 2013/06/29(Sat) 19時半頃
|
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残念だわ、お兄様
[ぽつりと呟いて、艶やかに笑う。]
ならば、私も、私の役割を――全うします
[着物の汚れを払えば、鉄扇を構える。 飾りの鈴が、微かに鳴いた。]
私に大層な肩書はありません 呼びたければ、"舞姫"とでもお呼び下さいませ
お兄様には、どんな夢をお見せしましょうか?
[あえて兄と呼び続けながら、笑う顔はもう妹のものではない。 他人行儀が口調で、妖艶に、黄泉へと誘う為に笑う。]
痛みと苦しみの地獄か、まやかしの天界か はたまた、享楽の深淵にでも? さぁ、お兄様――
(86) 2013/06/29(Sat) 19時半頃
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|
"遊びましょう?"
[しゃらん。 鈴を強く打ち鳴らす。
痛いくらいの振動を周囲に鳴り響かせて、笑う、哂う、嗤う。 だけど、音に混じるのは―――悲痛な叫び、]
(87) 2013/06/29(Sat) 19時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 19時半頃
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―D地区―
[>>76「"炎の魔女"が出た」 その報はソフィアが情報を集めている最中のものだったろうか。
まさか雨の降っている戦域に現れるとは想像していなかった]
……そっか。ドナルドか――。
[流石、盗賊組合の長とも言うべき妥当な人選だった。 組織の古参であり、戦闘能力にも指揮能力にも優れた人物だった。 ただ、ちょっと短気なだけで優位に立っている戦場では負けることはないだろう。 それ故にモニカが相手では厳しいだろう]
それ、何刻前の話?
[戦場から拠点を経由してこちらに情報を伝えに来たということは早馬を使ったとしてもドナルドの生存は絶望的。 時間を聞いて、まだモニカがそこに居そうであれば抑えに行かなくては――]
(88) 2013/06/29(Sat) 20時半頃
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−雨が降っている地帯−
[青の兵士を焼いて、どのくらい経っただろうか。 雨がポツポツと強くなり始めた。 水の方が勝り始めてきた。 不味い――]
っと…。
[攻撃をかわし、鋭い爪で容赦なく斬る。振るう。 しかし焼き刻みきれなくなっており、半分しかきれなかった。 それでも十分ダメージはでかい。 ざっと、青と赤の勢力を見る。 どうにか立て直せたようで、少しずつではあるが状況は良い方向にいってるようだ。]
ごめん、私そろそろ撤退するよ。 あとは――任せた。
[置き土産に花びらを撒いて、青の軍団へと送りつける。 服に火が付く程度なものだが、十分脅しになっただろう。]
(89) 2013/06/29(Sat) 20時半頃
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[幾人かの後、戦況について詳細を手に入れる。]
“舞姫”と“水龍”“雷神”と戦闘中…
[まだ“魔女”が加わっていないのが救いだろうか。 彼女は今は別の場所にいるという報告だった>>88。 けれど、その戦闘も収束したというから、 直にこちらの戦線へ加わる可能性もあるだろう。
数の上でもこちらが不利。 チアキとリッキィは大丈夫だろうか。 報告では、二人の様子までは伝わってこなかった。
向かうにしても、普通に行っても役には立たない。 どうやって近づこうか、と考えながら。]
(90) 2013/06/29(Sat) 20時半頃
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出る準備してくる。 オスカーはどうする?
[“炎の魔女”の名前を聞いて、オスカーはどうするのか。 ここから別行動を取るようなら、再会を約して分かれる。]
(91) 2013/06/29(Sat) 21時頃
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|
[ふわり、と金糸が風になびいて舞い上がる。 それを合図に青の兵士達はナユタとライジに総攻撃をしかけようと動き出しただろう。 だがしかし、彼らの足は止まる。……霧だ。>>83 それも自然現象ではありえない程の、息が苦しくなる程度の霧。 これでライジの雷なんて打たれてしまったらひとたまりも無い。 小さく何かを呟いて指を鳴らせば、小さな竜巻が発生して。 首をかき切るように、この濃い霧を吹き飛ばしてしまうような鋭く強い風をイメージ。 もう一度指を鳴らせば、風力は上がり霧は殆ど晴れただろう。]
……相性、悪いなぁ。
[独り言のように呟けば、視界を悪くしていた霧が消えていくのと同時くらいに、ナユタの背後から鋭い爪と牙が襲いかかった。]
(92) 2013/06/29(Sat) 21時頃
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[狼を呼び戻して消すと、単身のまま、D地点まで向かう。 何人かの兵士が命じられたのだろう、付いていこうとするのを「戻れ」とキツイ口調で言った。
しぶしぶと言った感じで返っていく兵士を見届けると、駆けだす。 D地点まではここからそれほど遠くはない。]
(93) 2013/06/29(Sat) 21時頃
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[リッキィの背後に居たトランプ兵の半分はライジの至近距離で槍の矛先を向けただろう。 そして彼女に背を向けて、ナユタが鎌鼬に対処するなら。 いや、そのまま攻撃を受けたとしても、 ナユタとの距離を一気に詰めて銃口を向けただろう。]
これでも、退かない?
[歯を食いしばって、標準がブレないようにして。]
(……何やってんだろ、私。本当にこのまま、ナユタを…)
[泣きそうな顔をしながら、引金をいつでも引ける様にと指をかけた。 今は、撃つことは出来ないだろう。]
(94) 2013/06/29(Sat) 21時頃
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|
−D地点− [出たのは戦地の近く。 首のないトランプ兵がいたり、コミカルな動きで赤の兵と交戦しているのをみて]
…これはこれで、遊びづらい場所ね。
[そう、たしかに悪夢だ。 私は燃えやすくなったなとしか思わないけど。 キアチの能力は見ているだけでも面白いもの。 場所が戦地でなければ、だ。
呼吸を整えて、再び火の塊を生み出だす。]
おいで、狼さん。
[トンっと現れて尻尾ぱたつかて足元をくるくると回る燃える火の狼。 何も言わずに頭を撫でて作った黒色火薬が入った袋を見せて]
(95) 2013/06/29(Sat) 21時頃
|
|
ほーら、とってこーい。
[そして戦地の戦闘最中なところへ目掛けて投げると、狼はダッシュで駆けて行った。
しばらくして爆発音と共に黒色の煙が上がるだろう。
モニカなりに、ナユタや志乃、ライジがいるところには巻き添えになっていない場所に投げたつもりだ。]
…あとでちゃんとした使い方教わろ…。
[そう呟くと戦地へと足を踏み入れて、ライジとナユタ、志乃の姿を探す。 もし、襲いかかってくるトランプ兵がいたら鋭い爪で薙ぎ払って焼いていくだろう]
(96) 2013/06/29(Sat) 21時半頃
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"あひ思はで うつろふ色を 見るものを"
"花に知られぬ ながめするかな"
[花と人の様に、 互いに心が通じ合わないまま、花は散る。
その悲しさを、寂しさを、音に乗せて唄う。 聞いたものの心を揺るがす為に、
しゃらん。 鈴を鳴らし、軽やかに舞う。
悲しいの渦、痛みの雨を乞う様に]
(97) 2013/06/29(Sat) 21時半頃
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[後方で響く、爆発音。 上がる黒煙に笑みを深めた。]
ここにいる意味は、もうないのでは? それとも、この首が欲しいのですか?
ねぇ、お兄様? 退いてくれぬと言うのなら、 私は、貴方の居場所を奪いましょう
[愉しげに、歌う様に囁きながら、扇を振るう。
しゃらん。 空気が震える。
これが、舞姫の戦い方。 相手の心を揺るがし、傷つけ、殺していく。 ゆっくりと、じわじわと、**]
(98) 2013/06/29(Sat) 21時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 21時半頃
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うん、気をつけて、ね。 ソフィアは怪我してるんだから――
[>>91頷きを返し、ちらり、早馬の伝令に視線を送った]
僕は後方で待機してる。 "炎の魔女"の所在が分からないから……――ッ!?
[>>96その折に聞こえた爆発音に目を見開く]
まさか、もう?
[早すぎると舌打ちする。 ポケットの薬に服の上から触れ――]
僕も準備するよ
(99) 2013/06/29(Sat) 22時頃
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[一般兵の外套を借りてそれを羽織ると一路戦闘地帯へ。 幅を利かせられる援軍の兵にはソフィアを援護するように指示しておいた。
オスカーはあくまで単独行動。 黒煙を目印にしながら、端の方で背格好の似た赤の兵士の一人を撲殺すると僅かな鉄と赤軍の服を奪っておく。 これは後で使えるだろうと背嚢にしまいこみ、障害物を使いながら大回りで人垣を回っていく。
視線をめぐらせ、モニカの姿を探し始めた]
(100) 2013/06/29(Sat) 22時頃
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もう治ってるよ。 真っ向からの戦闘に向かないのはわかってるから、 そのへんは気をつけるつもり。
[念を押されれば>>99、苦笑気味に返す。 後方で待機するという彼の言葉は、 遮るように聞こえた爆音>>96にて反転した。]
そっか。 ……そっちも気をつけて。
[声をかけて、その場を離れた。 準備を終えたらいったんここから離れて、 迂回して別方向から近づくつもりだった。]
(101) 2013/06/29(Sat) 22時半頃
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[襲ってくるトランプの兵を爪で切り裂いて焼いて、移動して。 また焼いては移動して。 それでも不味いと思ったら狼を作り出して噛ませて燃やす。 派手な動きをしていく。]
うーん…。
[しかし、どうも焼いても楽しくない。 なんでだろ。 そんな疑問を抱きながら、周りを見て3人の姿を探す。 さっきの爆発音で気づいてくれればいいのだけど。]
(102) 2013/06/29(Sat) 22時半頃
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――居た。
[>>102遠巻きにだが、モニカの姿を見つけた。 胸ポケットから薬を取り出し左腕の袖を捲りあげて注射を行う。 専門でもないのだから刺し間違いは多く、左腕には紅くなっている個所がいくつもあった。 副作用が出るまでに――撤収する。 そう決めて、独り頷いた]
(103) 2013/06/29(Sat) 22時半頃
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[死角に入るように気を払いながら近づこうと試みるが、気づいた赤の兵士は居ただろうか。
外骨格を纏っている時は"黒い悪魔"と呼ばれ、そのままでは"英雄殺し"と呼ばれていた。 そして"英雄殺し"が"魔法使い"の居るところには現れないことも知られていたことだろう。
だから――ほんの少しだけ判断は遅れるかもしれない。 気づかれずに、声の届く範囲まで近づくと――]
モニカ――
[懐かしい、その名前を呼んだ――]
(104) 2013/06/29(Sat) 22時半頃
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[兵士たちを仕留めようと、発生させた霧は、 ライジが雷を放つより先に、 リッキィの起こした竜巻により、殆ど吹き飛ばされてしまう。
また、兵士たちが近づいてくる。
次の攻撃を仕掛けようと、集中しかけた時、 背後から、身体を割かれるような衝撃が走った]
ッ―――――!!!
[油断し、まともに衝撃を受けた傷口から、 勢い良く血液が流れだす。
片膝を付き、痛みを耐える。 やけに心臓の音が耳に響く。
顔を上げるとリッキィの銃口がすぐ側にあった。]
(105) 2013/06/29(Sat) 22時半頃
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[>>104 自分の名前を呼ぶ声にそちらへと振り向く そこにはオスカーがいた。 久々に彼の名前を呼ぶ。]
オスカー…。
[火の狼を周りのトランプ兵と遊ぶのをお願いして、一歩下がる。 どうすればいいのだろう。 喜ぶべきか、どうかも分からない。 できれば、こんなのは見られたくはなかった。 なんて声かけるべきか悩んで、こう声かけた]
…元気?
(106) 2013/06/29(Sat) 23時頃
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[本当は色々オスカーに聞きたい事があった。
けれども。 聞けなくて、怖くて、言えなくて これを聞いてその答えを聞くのが怖くて。 聞こうと思っても、いざとなって言えずにいた。 そして今も、言えずにいる。]
(107) 2013/06/29(Sat) 23時頃
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[妖艶な笑みを浮かべる彼女に、こちらが返すのは優しげな、不穏な笑み。
研究所にいたころ、よくお互い心配させまいと無理に笑いあっていたことがあったっけ。 ふと思い出した記憶に、少しだけ困ったように眉を下げた]
それでは舞姫。
遊ぼうか。
[澄んだ鈴の音が発する悲鳴に怯みそうになる。 気力で顔を上げ、対峙する]
(108) 2013/06/29(Sat) 23時頃
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[トランプ兵たちは、人を傷付けることはない。 ただ向かってくる赤の兵をいなし、遊ぶように槍で剣を受け止めるだけ。突く真似をするだけ。 それに足止めされる敵兵を討つのは、生身の青の兵士たち。 そのからくりに気がついたとこで、トランプ兵の数はあまりに多すぎる。
チアキ一人で、ひとつの軍になり得た。
と、突然響いた轟音に、耳だけ意識をやった。 能力者かどうかは分からないが、派手な奴がいるようだ。
笑みを深める舞姫に微笑み返し、ゆるく首を振って]
……残念ながら、能力者たちは足止めしておくのがお偉方のお望みでね。 あと少しだけ、付き合ってもらおう。
[しゃらん。 鈴が響くたび、恐れが込み上げる。
それでも笑え。 ずっと前から、泣いても誰も助けてくれやしないと分かってるだろう?]
(109) 2013/06/29(Sat) 23時頃
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ごめん…、リッキィ、ごめん。
[リッキィは、もう、今にも泣き出しそうな顔で、でも… ごめん…、まだ、退けない。
ライジは生きろというけれど、 そのために動けというけど、何をどうすりゃ正解なのだろう。
ここには志乃もいる。
それに、今ここでナユタが戦わなかったら、 覚悟を決めたライジは妹に直接手をかけるのだろうか。 そんな姿も、やっぱり見たくはない。
背後のどこかから、爆発音が聴こえる。
裂かれた紅の軍服に、血液の赤が、滲む。
雨が、ポツリ、ポツリ、降りだした―――。]
(110) 2013/06/29(Sat) 23時頃
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[鈴の音のせいか、言霊のせいか。 集中力が持たず、段々とトランプ兵のコントロールが乱れているのが分かった。 赤の兵を相手にしていたはずのトランプ兵の三分の一ほどは、慌ただしくペンキの刷毛で地面に散った赤を塗り広げる。
白い花を紅くしないと、だ。
ふと、燃えるトランプ兵があたふたと慌てた仕草で走っているのが見えた。 ペンキの刷毛で塗っていた場所を踏んでいき、ぷんすかとペンキのトランプ兵は怒っている。
ああ、いるのか。“魔女”、彼女も。 ならば、挨拶でもしなければなるまい。
集中力を保持するため、任務放棄したトランプ兵の操作を止める。 途端、ペンキで遊んでいたトランプ兵はただの死体に戻った。 手に持っていたのは、刷毛ではなく銃。 戦場に相応しい光景だ]
(111) 2013/06/29(Sat) 23時頃
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それは残念ね
[首が横に振られるのを、さして残念そうでもないのに そう呟けば微笑み返す。
辛いのも、苦しいのも、悲しいのも、 隠して、笑った日々。
懐かしい――けれど、もう戻らない日々。]
そのお偉方は、大事な隊長殿を失うことになるのにね
[くすくすと嗤った。]
(112) 2013/06/29(Sat) 23時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 23時頃
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……オルゴール人形は好き?
[鋏を持ったまま、何気ない調子でポケットからハンカチを取り出して 手にしながら、ハンカチの上の辺りで、針を布に通すような仕草をした。
ふわり、落ちたそれは、地面につく前にニヤニヤ笑いを浮かべた猫になって そうして、陽気な声で歌い始めた。
音を妨害するように、陽気な歌が戦場へと響く。 “魔女”“水龍”“雷神”に知らせるように。 悪夢はまだここに生きていると]
(113) 2013/06/29(Sat) 23時頃
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……っ、
[血塗れのナユタがリッキィを見上げる>>105。 それを金色はなるべく無表情で見つめようとして、強く拳銃を握りしめた。 声が、ナユタの謝る声が聞こえても銀色は狙いを定めたまま。 鉛玉が発射される事無く沈黙する銀色に、ぽつりぽつりと雫が落ちた。 ……辺りは雨が降り出してきていて。]
もう良いでしょ。もう、……
[ナユタを動けなくする事、目的は達成したはずなのに。]
(114) 2013/06/29(Sat) 23時頃
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うん、僕……だよ。
[>>106 モニカが火で模られた狼に命じて一歩下がるのを見て、眉根が下がった。 トランプ兵が火の狼に襲われぼろぼろの石炭のようになっていく姿を横目で見て、再びモニカをまっすぐと見つめた]
ちょっと、元気はないよ。 ……モニカが居なかった、からね。
[研究所を出たのは自分の方が早かった。 それは廃棄を言っても差支えない、出所の仕方で――]
モニカ――。
[もう一度名前を呼び、一歩前へと出る。 手を差し伸べずっと告げたかった言葉を紡ぎ出す]
おいで、モニカ――僕と一緒に着てほしい。
(115) 2013/06/29(Sat) 23時頃
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[ポタポタと落ちる水。赤い軍服を汚す紅い色。 このまま雨が降り続ければ死に到る可能性だってあるのに。 周りが騒ぎ始める。引金を引けと、得意の魔法で殺せ!と。]
苦しい?楽にして欲しい?それとも退く? ……これで、最後。最後の私の気まぐれ。
[決してナユタともライジとも視線を合わせずに、なるべく淡々とした声で。 深呼吸を一つ。瞼を閉じて、開けて。]
さぁ、ナユタ。ナユタの答えは?
[左手に風の刃を放てる準備を、右手にはトリガーを引く覚悟と準備を。 そして静かに、答えを待つ。]
(116) 2013/06/29(Sat) 23時半頃
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[数人の援護>>100と共に、援軍の中心地を離れる。 なるべく人の壁の薄いところを抜けて、一度地点から離れた。
あがる黒煙>>96が見える。 蠢き乱れ交じわう赤と青の軍勢も。 その一部が靄のように霞み、晴れる光景も。]
……あそこにいるんだ。
[呟いた声を聞いた兵がこちらを見てくるのに、 なんでもない、と返して足を踏み出した。
重なり合う兵の死体を、岩の陰を使って迂回する。 途中こちらに気づいて向かってきた赤を剣で切り捨てた。 能力を使うより手間がかかるから、剣はあまり使わない。 肉の崩れる感触と、肉の切れる感覚と。 どちらも与える結果は同じ。]
(117) 2013/06/29(Sat) 23時半頃
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[やがて、ゆっくりと中心地へと近づいていく。
気づかれないよう、死角から近づいて。 ――そうして。どうする?*]
(118) 2013/06/29(Sat) 23時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/29(Sat) 23時半頃
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[陽気に歌い出す猫。 それを見つめて、僅かに不愉快そうにする。]
まるで、チェシャ猫ね……
[ため息ひとつ。 陽気な音と悲しげな音。僅かに不協和音が発生していた。
それでも、赤の兵士は戦う。 トランプ兵をなぎ倒し、青の兵と勇敢に
死を恐れない彼らは、歩みを止めない。 仲間がすぐ傍で倒れようとも突き進む。
ノイズのせいで、僅かにその心に恐怖が芽生え 始めているけれど。]
(119) 2013/06/29(Sat) 23時半頃
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[しゃらん。しゃらん。 猫を黙らせようと、一際大きく鈴の音を響かせる。
強い振動。 猫の唄を多少なりとも、弱めることはできただろうか。
そんなことは、関係ないと言う様に]
"お兄様? 貴方はもう、何もできない" "策を練ろうと、どんな手を使おうと、
誰も殺せない、救えない"
[猫の唄のせいで、ノイズが酷い。 大して効果はないだろう、それでも言霊を放つ。]
(120) 2013/06/29(Sat) 23時半頃
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[ポツリポツリと雨が降ってくる]
………。 [オスカーの甘い囁き。>>115 差し伸べる手を眺めて、こう考えてた。 この誘いは素直に嬉しい。
けれども。 この場所で、この戦地で、この立場で言って欲しくなかった。 辛い。 これを応じるか否で、決まるのが辛かった。 手を見てだた沈黙していただろう。]
(121) 2013/06/29(Sat) 23時半頃
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ご名答。彼はチェシャキャットだよ。 既存の物語はイメージが作りやすい。
[強い鈴の振動に、猫はぱちくりと目をしばたかせる。 それでもニヤニヤ笑いをやめることはなく、歌う、歌う、歌う。
悲劇を喜劇に変えることを望んだように]
(122) 2013/06/30(Sun) 00時頃
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実験動物としてあの施設に買われ、 兵器としてニュリクティに売られた。
ただ……それだけ。
[妹の問い(>>56)に答える声は、淡々と冷たい。 そこには俺の意思も思想も何も無い。
これは、 ただ道具のように売り買いされただけの 人間としての道を無くした“魔法使い”の末路。]
ごめんな
ほんと、ダメな兄ちゃんで。
[兄としての俺は、 俯く彼女にはただ詫びるしかない。]
(123) 2013/06/30(Sun) 00時頃
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―チェシャキャット―
Guardatelo. Guarda me. Quel ragazzo cattivo. E onestamente. Lui un lupo travestito. Ma non riesco a smettere di guardare in quegli occhi malvagi……
(彼をごらん。 僕を見てよ。 彼ってば本当に悪い子なんだ。まるで狼みたいにさ。 でも僕はそんな彼から目を離せないんだ。……)
(124) 2013/06/30(Sun) 00時頃
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[それでも、言霊を舞姫は口にする。 ほとんどが陽気な歌でかき消されたが]
っ、……!なにを……。
[最後の一言、それだけは耳に届いてしまった。 呪いのように染み込む言葉。 それを振り払うために……或いは、冷静さを保つために。 鋏を強く握って]
……馬鹿なことを、言わないでよ。志乃。
[まるで幼子を叱るような、呟きを漏らして
地面を蹴る]
(125) 2013/06/30(Sun) 00時頃
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ふっ、
[凶悪なほど大きな鋏での突きは、しかし僅かにぶれた。 肩の辺りの布を裂いて、飛び退く]
…………
[がり、と奥歯を噛み締めた]
……本気でこい。
[鋏を持ち直す]
(126) 2013/06/30(Sun) 00時頃
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……どうしたの、来れない?
[沈黙するモニカに問いかけ、また一歩近づいた]
(127) 2013/06/30(Sun) 00時頃
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[ナユタの生む霧に重ねるべく 打ち込もうとした雷の矢もまた、 リッキィの風によって阻まれ、失せた。
記憶にあった彼女より、 今の彼女はずっと強いらしい。]
強くなったなぁ…リッキィ。
[兵隊に囲まれ。 次の行動を始める前に、小さく呟く。
彼女の成長をどこか喜ぶような 彼女の成長をどこか悲しむような響きで。
本来ならばもっと違う…穏やかな日々の中で、 そう言ってやりたかった。]
(128) 2013/06/30(Sun) 00時頃
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[>>127 沈黙していると、オスカーが問いかけてくる。 あれ、じゃあ…思い違いなのかな…?]
……ねぇ。オスカー。 私の今考えていること当てて? [首をかしげて問う。]
(129) 2013/06/30(Sun) 00時半頃
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[一瞬の、懐古、郷愁、感傷。 そんなものに気を取られている間に、 ナユタは傍らで膝をついている。
奥歯を噛み、 強い雷電の矢で周囲の死霊兵を射抜く。 その間にナユタに詰め寄る妹には気付かず。
操られただけの脆い兵たちは、 電撃を受けてその場に倒れただろう。
雨が降り始めたのはその直後か。]
(130) 2013/06/30(Sun) 00時半頃
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[あぁ、バカライジ、次こそは成功させてくれよ。 じゃないと俺、次失敗したら、大技なんて出せそうにない・・・。
今度は、吹き飛ばされないよう、霧にはしない。 もっと、もっと、今できる全ての力を振り絞り、大技を。
身体から力が抜けそうになるのを耐え、意識を集中させる。 詰め寄るリッキィに気づかれぬよう・・・。
頭上高くに、水の玉を漂わせ、一箇所へと呼び寄せる。 次第に巨大な水の塊が出来上がり、空にタプン、タプンと浮かんでいる。
降りだした、雨を吸収し、どんどんと膨れあげる。
ライジにチラリと視線を送る。彼は気づいているだろうか。
リッキィの背後にいる兵達の頭上から、 巨大な水の塊をゆるりと落とす。 全てを、飲み込んでいく。]
(131) 2013/06/30(Sun) 00時半頃
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|
[爆発が聴こえた矢先、聴こえ始めたのは、 戦場に相応しからぬ、陽気な歌声。
そして、雨にかき消される悲痛な叫び。
痛い…痛い…、傷口なんかより、 心が軋んで仕方ない。
でも、痛いってことは…まだ、生きてる。
片膝をついたまま、銃口を向けられ、 そんな状況なのに、だからこそ…か、 生きていることを実感する。]
どっちも、嫌。
[>>116の言葉に、ポツリと呟いた返事は、 リッキィに、聴こえただろうか。
まだ、生きなくては・・・。]
(132) 2013/06/30(Sun) 00時半頃
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っ、……!
[襲い来る鋭い鋏。 風を切る音に鉄扇で防ごうとしたが、来ると思った位置より、 僅かにそれがブレた。
肩の布が、はらりと落ちる。 ちらりと見える白い肌に、薄く傷がついた。 ゆっくりと滴り落ちる紅を抑えて拭う。]
本気? 笑わせないで、 お兄様の方こそ本気を出したらどう?
[さーと近くで雨が降る音がする。 ナユタだろうきっと、彼らも戦っている。
大切な"家族"と"仲間"と、戦っている。]
(133) 2013/06/30(Sun) 00時半頃
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私を殺したら、褒めて貰えるわよ? 汚い大人たち、自分たちの欲しか考えてない
下劣な連中が、両手を叩いて喜ぶわ
[くすりくすりと嗤い、挑発する。]
"さぁさ、殺してご覧なさい?"
[艶やかに微笑んで、舞い踊る様に足を運ぶ。 しゃらん、しゃらん、しゃらん。
猫の唄に合わせるように、楽しげな響きを乗せて ノイズになるなら、合わせればいい。
戦いたくない気持ちを込めて。 チアキに挑発するように零す言霊とは、正反対の音。]
(134) 2013/06/30(Sun) 00時半頃
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[水の中で、息ができず、苦しそうにもがく大勢の兵士たち。 その音は、雨によって、静かに消されるだろう。 リッキィへと送る視線の奥に、巨大な水が浮いている。
さすがに、体力がキツイ。
どんどん血液が流れていくのが分かる。
はやく・・・ライジ。お願い。
自らつくり出した水の重みに、押しつぶされそうだ。
も・・・限界―――。]
(135) 2013/06/30(Sun) 00時半頃
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"戦わなくていいの、大丈夫よ" "好きな場所へ行きましょう"
"お前たちの大切な場所へ"
[青の戦士たちに贈る言葉。
戦意を喪失させるなら、楽しかろうと悲しかろうと良いのだ。 母の様に優しい声で、楽しい歌に乗せて
しゃらん、しゃらん。
そして、地を蹴り踊れば、チアキに一気に近づき 鉄扇を下方より振り上げた。狙うは顎。]
(136) 2013/06/30(Sun) 00時半頃
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………、
[傍らの緊迫した光景。
銃口に睨められたナユタは血を流している。 視線さえ合わせぬ妹の、冷静な問いかけ。
降り注ぐ雨。
ナユタから送られた視線を受けて、 静かに、深く息を吸い込む。 次の一撃は確実に落とすために集中を。
ナユタの苦しげな表情(>>135)に、 強い眼差しを返す。
宙に出現した巨大な水の塊に呑まれた兵たちへと 天から垂直に落ちる雷槌をくれてやる。 青白い閃光が走り、轟音が再び周辺に響いた。]
(137) 2013/06/30(Sun) 00時半頃
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[>>129モニカの考えが分かるはずもなかった。 クローンである自分の感応能力は全てキィを理解することに使われている。
何よりオリジナルの能力も「触れなければ分からない」のだ。 分かると思われていたなら、それはきっとスキルなのだろう]
……わからない、よ。
[一歩また近づく。 触れなければいけないことをモニカが知っているかは分からない。 知らなければ、それは実質的に自分がオリジナルではないことの宣言に近い]
……わからないけど、今のモニカは辛そうに"見える"。
[見えるのはきっと、モニカのことだから――]
(138) 2013/06/30(Sun) 00時半頃
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|
[もがいていた兵達は くまなく伝わる電撃によって一瞬で命を落とし、 苦しげな顔のまま水の中を揺蕩っている。
攻撃の成果を確かめるまでもない。 何度も、何度も、 俺たちはこうして人を殺してきた。]
ナユタ、さんきゅ。
[次の刹那は、 妹の向ける銃口も周りの様子も関係なく、 ナユタを見下ろし、笑いかけた。]
(139) 2013/06/30(Sun) 00時半頃
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|
[辺一体、眩い雷光と轟音が鳴り響く。 閉じ込められた兵士たちが静かに揺蕩う、 その瞬間を見計らい、力を、抜く。
地面に落とされた水の塊が、一斉に流れだす。 雷を帯びた浅い洪水。
志乃がいるであろう方向に、辛うじて洪水を防ぐ水壁を作る。
はは、お礼なんて言うなよ。 ごめん、ライジの分、作る力・・・でない。 自分の雷くらい、なんとかしてね。
自らも、痛む身体で電流を受け止める。 目の前にいる、リッキィの足元にも当然、 雷電を帯びた水は流れただろう。 ごめんリッキィ。ちょっとくらい抵抗させて。]
(140) 2013/06/30(Sun) 01時頃
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[陽気な唄が聞こえていた>>113。 どこか空々しいそれは、チアキがまだ生きている証。 その音に重なるようにわずかに交じる音は、]
……しーちゃん?
[一番最後、研究所を出る時に見た笑顔を思い出す。 会いたい。だけど会ったら戦わないといけない……? その惑いが足を鈍らせて。
雨に煙る中心部で、巨大な水の玉が空中に浮いて、 戦場へと落ちていく。>>131 そして離れた場所にまで響いた轟音>>137。 その音に聞こえていた唄が途切れれば、]
ここ、よろしく。
[赤い服を着た兵士との戦いは他に押し付けて、駆け出した。]
(141) 2013/06/30(Sun) 01時頃
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|
[自分の背後に出来上がっていた水の玉には気がつかずに、ナユタの言葉を静止して待つ。 彼が、リッキィの問いに答えた声は>>132、背後で鳴り響いた雷神の雷の音によってかき消された>>137。]
なっ……!
[思わずそちらを振り向いてしまえば、そこには青白い閃光にやられた青いポーンがたくさん。 容赦のない、慈悲なんて無いに等しい大技。 目を見開いて息を飲めば、水の塊が崩壊して足元に]
っあ、ぁぁっ……!!
[完全に、油断していたのかもしれない。詰めが甘かったのかもしれない。 抵抗できずに両膝を折ってしまえば余計に電撃のダメージを食らい、直ぐに動く事はできない。]
(142) 2013/06/30(Sun) 01時頃
|
|
……。 [>>138そう、「触れなければ分からない」能力であることはモニカは知らない。 「わからないよ」 その言葉は深く突き刺さる。]
そうだね。 辛そうに見えるかもしれないね。
[こちらもとっ、とっ、歩みを進める。 オスカーの目の前まで歩みを進めて。 高い身長の彼を見上げる]
ねぇオスカー。 気付いてない?
[むぎゅっと抱きつく。] 君がいってる言葉は、本当のオスカーと違うよって言ってるの。
(143) 2013/06/30(Sun) 01時頃
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|
俺はいつだって本気だよ。
[雨が降る音がする。 下がれと鋭く自軍に命令を出したが、一瞬遅かったか。
挑発に、すうと目を細めて]
ではお言葉に甘えて、舞姫殿の喉を切り裂く栄誉を賜ろうか。 ああ、そうだ。殺す前に舞姫殿がどんな声で啼くのか、試すのも悪くないかな。
[言霊にびりびりと手が震える。 飛び出したくなるのを辛うじて理性で抑え、大きな声で、周りに聞こえるように舞姫を辱しめ、攻撃の意思を表す。 交戦中のかつての仲間たちに聞こえるように]
(144) 2013/06/30(Sun) 01時頃
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|
ぐっ……
[思ったよりも素早い動きで、舞姫が近付いてきた。 避けるのは、無理だ。 咄嗟に判断して、顎を逸らせ衝撃を受け流す]
……ほら、舞姫殿。 …………刃物を持った敵の間合いに入るもんじゃない。
[飛び退くと開脚して腰を落とす。左手は地面につけて、不安定な体勢から右手の鋏を横殴りに振るった。 狙うは、足首]
(145) 2013/06/30(Sun) 01時頃
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[あぁ、いたい]
っ……ふ……ッ
[あぁ、苦しい。ビリビリする。]
く……、ふふ、……あははっ、
[油断してた。死ぬ直前まで追い詰めれば諦めて撤退してくれるだろうと。 ライジ兄も、ナユタも。]
けほっ……
[甘かった。二人とも、本気で攻撃はしてこないだろうと、心の底で思っていた。]
……ひっ…ぐ……―――、
[気がついてしまった。………恐らく二人とも、かつての仲間を殺す覚悟もできているのだろう、と。 自分には、その覚悟が全然足りなかったのだろうと。]
(146) 2013/06/30(Sun) 01時頃
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[何度も何度も実験で浴びせられた電流に 少しは対抗できていたとはいえ、やっぱり痛い。
覚悟してたとはいえ、・・・痛い。
絶命した兵士たちが、 ボタリボタリと地面にたたきつけられるのが見えた。
邪魔者は、一掃された――――。
雷電をくらい両膝を付いているリッキィを確認し 、荒い息を吐き出す。
だがしかし、ナユタも同じように 片膝をついたままの姿で耐えていた。]
ッ・・・・ク・・・。
(147) 2013/06/30(Sun) 01時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/30(Sun) 01時頃
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…………。
[>>143 見上げられた瞳と視線を交わし、抱きつかれたままにモニカの言葉に瞼を閉じた。
「君が」と言われた。 「本当のオスカー」と言われた。 「違う」のは、ずっと知っている――。
モニカの頭に手のひらをのせ、ぽん、ぽんと撫でるように軽く叩く]
……違う、よ。 今は僕が……僕が、本当のオスカーなんだ。
[絞り出すような声で、紡ぎ出す]
これから先もずっと――そうなんだ。
(148) 2013/06/30(Sun) 01時頃
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くっ、――!
[避けられた。 それも想定内。すぐに飛び退こうと、地を蹴るが 先にチアキが放った一閃が足首を裂いた。]
あぅ、……っ、
[痛みでバランスを崩しかけて、なんとか立て直せば 少し離れた位置に飛び退いて、膝をつく。
裂けた場所が熱い。 流れ落ちる紅。]
ふ、……お望みとあらば、啼いてあげてもいいわ どんな声を、……お望みかしら?
[痛みに眉を寄せる。 だけど、笑みを浮かべるのは止めない。]
(149) 2013/06/30(Sun) 01時半頃
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"こんな傷、痛くないわ"
[傷の痛みが薄れる、気がした。 自分に言い聞かせる言葉。いつも大して効果なんてない。]
狙うなら、ちゃんと狙ってごらんなさい
[左胸を叩いて、再び地を蹴る。 足の痛みのせいで、先ほどよりも動きは鈍い。
それでもいい、もとより勝つ気などないのだから。 チアキを止められれば、この場を退かせることができるなら。
側頭部を狙って、一振り。 間髪おかずに、下方から今度は、胴を狙って突く。 舞い踊る様に足の痛みに耐えながら、ひらりひらり。
鉄扇を振るう度に鈴の音が響いた。]
(150) 2013/06/30(Sun) 01時半頃
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―――リッキィが悪い子だから、弱い子だから。 あぁ、それなら、強くならなくちゃだ、?
[遠くで『舞姫』に攻撃の意思を、挑発しているチアキの声が聞こえて>>144俯いたままの顔に笑顔を張り付かせると。 そこでようやく、ゆっくりと起き上がる。]
ナユタ、
[再び、ナユタを見下ろすような形になる。 一瞬ふらつくが、なんとか大地を踏みしめて耐える。 ゆっくりと、顔を上げた頃には、ここでようやくナユタの瞳をみつめて]
(151) 2013/06/30(Sun) 01時半頃
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[我ながら容赦無い電撃。 足元を流れていく水から伝う電気を、 脚から流す電気で相殺して消し去る。
普段ならナユタも水の壁で自分を護るはずが 今はそんな余裕も無いようで。
ナユタの前に立つ妹の頭へと腕を伸ばし、 小さな頭を鷲掴もうと。]
リッキィ。お前は強いよ。
……お前はどうしてそこに居る? お前は、俺たちを…俺を、殺したいか?
[先に受けた質問になぞらえて、 問いを、ふたつ。]
(152) 2013/06/30(Sun) 01時半頃
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[倒れた兵士の死骸を足場に戦場を走る。 彼らが浸かる水はまだ僅かに帯電していた。 落ちた瞬間の強さは、この死骸の数が物語っている。]
……見つけた。
[水の中、立つ少ない影。 うちひとつは同じ青の服。>>151]
(153) 2013/06/30(Sun) 01時半頃
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|
前のオスカーは…どこに行ったの…。 [ぽんぽんとなでながら、涙がこぼれる。 どうして、どうして。 それでも好きになったのは事実で。 気付いても会いたい気持ちはあったのは本当で。 一緒に来てほしいとの言葉は嬉しかった。 だからこそ――辛いのだ。 好きだからこそ、この事実は何より重くて
何より辛い
抱きついている両手の掌で静かに静かに花びらを作り出す。 気付かれませんように――。]
(154) 2013/06/30(Sun) 01時半頃
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[まだこちらには誰も気づいていないようで。 リッキィへと伸びる腕>>152を見て、 咄嗟に持っていた剣を投げた。 腕が頭に届く前。リッキィは自力で回避できたろうか。]
(155) 2013/06/30(Sun) 01時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/30(Sun) 01時半頃
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[自分へと伸びてきた兄の手を、無意識に近い状態で弾き。 ……彼の問いに答えるまで、少し時間がかかっただろうか。>>152]
ナユタ一人止められないリッキィが強い? ………そうなんだ?良く、わからないや。 私はどうしてここに居る?リッキィは、守るために此処にいるよ。 お兄ちゃんを殺したいか?上に命令されたら、仕方ないよね? お兄ちゃんも、そうでしょう?
[くすり、くすり。口元だけ笑いながら幼子のような口調で答えると兄はどんな表情をしただろうか。 ……どんな反応をしても、再びナユタに視線を戻して口を開く。]
(156) 2013/06/30(Sun) 01時半頃
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ねぇ――、オスカー。 [彼の名を呼んで、小さく囁く。 これは本当。
両手でオスカーを抱きしめる背後で、両手で花びらを溢れさせて一気に限界まで火を取り込む。何度も多くの花びらを握りつぶして取り込んでいく]
…、一緒に遊ぼう。 オスカーは、一体、どこまで耐えれる?
[一度に大量に火を取り込んだのと同時に、取り込んだ分だけ熱でオスカーを焼き始める。 そして、負担が大きくかかりはじめる。 ぎりぎりと、ぎりぎりと痛む心臓。]
(157) 2013/06/30(Sun) 01時半頃
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[雨は、どんどんと強くなる。
視界が歪んでくる。
名前を呼ばれ、半ば朦朧とし始めた意識の中、 彼女の目を見据える。
彼女の言葉に、何を言えばいいのだろうか・・・
リッキィは、十分つよ――。
そのとき、ナユタの心をなぞるような、 ライジの声が聴こえ>>152ライジへと視線を流す。
リッキィは、何と答えるだろう。しばし、待つ。]
(158) 2013/06/30(Sun) 01時半頃
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苦しい?……痛い?ナユタ、
[笑いながらかざした手は、丁度心臓の位置で止まっただろうか。 そのまま、そのまま。風の弾をイメージして。 これ以上、苦しまないように、?一体、誰が?]
[壊れたように彼の名前を呟いて。そして、]
楽にしてあげるね、さようなら、?
[金糸から水が滴り落ちると同時くらいか、それとも先か。 ライジが止めに入ったかもしれない。でも、それよりも早いのは確か。] [風の弾丸が――――…ナユタの胸を目掛けて飛んでいった。]
[雨は、 まだ、 降っていただろうか?]
(159) 2013/06/30(Sun) 01時半頃
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……オリジナルは星界の扉を越えた、らしい。
[>>154 誰かに話すのは初めてだった。 それは極秘事項で――表向きは死んだと言うことになっていたのだから。
とつとつと語るのは自分たちの歴のお話。 「異世界の生物の調査」のために集められた接触感応能力者であったこと。 親和性が高く、クローン化計画が進められたこと。 自分はその中の4人目だということ。 自分と間違われ、移植術を受けたこと。
――そしてオリジナルは適合し、異世界の生物:キィと同じモノとなった。
人間とは違うモノになったオリジナルは元の世界へと帰っていった。 制御できない能力は危険でしかない。 最期の自分は眠りにつかされ、調整に調整を重ねられた]
(160) 2013/06/30(Sun) 01時半頃
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[バランスを崩しかけた舞姫にもう一閃。 が、それは間一髪避けられこちらもすぐに体勢を立て直す。
舌を噛んだようだ。 口内に広がる鉄の味に眉をしかめ、血の混じった唾を吐いた]
どんな声?もちろん、痛みに喘ぐ淫靡な声を。
[相変わらずの笑みと挑発に、こちらも言葉を返して]
(161) 2013/06/30(Sun) 01時半頃
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[再び襲ってくる舞姫の攻撃に、鋏を構える。 頭を狙った攻撃は鋏で受け止めたが、次の胴への攻撃は反応が遅れた]
はっ……
[息を漏らし、身を引きながらも舞踊る彼女の鉄扇を狙う。 叶うなら、その手首を。
殺したくない。 先程の彼女の言霊がわんわんと頭の中に響く。 殺したくなんか、ないんだ。
だけど、退くわけにもいかない。 口を引き結び、足に力を込めた]
っ、
[足払いを仕掛ける]
(162) 2013/06/30(Sun) 01時半頃
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[首に巻いたマフラーを解き、取れば項に白い鉱石が埋まっているのが見えただろう。 白い鉱石に横に走った浅い溝が上下に開くと、陶器のような白い眼がキョロキョロと周囲を見回した。
キョロリ――白い眼が下を向く。
>>157 囁かれた言葉に微笑みを浮かべ――]
(163) 2013/06/30(Sun) 01時半頃
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楽器職人 モニカは、メモをはがした。
2013/06/30(Sun) 01時半頃
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[リッキィの頭へ伸ばした腕は、 彼女に弾かれるより早く、 どこからか飛んできた剣(>>155)へと向けて 小さな雷を放つために軌道を変えたか。]
俺は、違うよ。
[笑う彼女は、痛々しい。 リッキィを一瞥し、言葉を落として。
剣が飛んできた方向へと歩き出す。]
(164) 2013/06/30(Sun) 01時半頃
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ナユタ。 ありがとな、ずっと…助けてくれて。
[リッキィの放つ攻撃とは関係なく、 ナユタはもう“終わった”のだと判断をした。 あの傷ではもう助からないのだろうと。
ここを離れる間際。
まだ息のある、 生きる意思のある友を見捨てて、 別れを告げた。]
(165) 2013/06/30(Sun) 02時頃
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[リッキィが、乾いた笑顔で、手を伸ばしてくる。 意識が朦朧とし始める、背中の傷が 雨により流されても、 それでもなお、滴り落ちる、その熱を感じる。]
痛い、でも、生きてる。
[ニュリクティに来てからのナユタは、 戦いの後に、必ず雨を降らせるようにしていた。
何もかも、洗い流したかったから・・・。
絶望に侵食されていくナユタの代わりに、 いつも、空が泣いていた。
――――さよなら。
リッキィの声が聴こえる、動けない。 身体が、動かない・・・。]
(166) 2013/06/30(Sun) 02時頃
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[>>157 惚気たオスカーの代わりに反応したのはキィだった。 神経に痛みを走らせ、気付かせると同時に"白い鉄"で外骨格を形成した。
その姿は異形の物。 背中からは針鼠のような外殻が張り出し、千の瞳が見開いた]
――ッ!
[神経に走る痛みと、熱で焼ける痛み、そして"白い鉄"を作り出したことによる疲労で膝を折った。 抱きついていたモニカの身体ごと地面に倒れこむ]
(167) 2013/06/30(Sun) 02時頃
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[投げた剣は当然のように叩き落された。>>164 リッキィの腕が動くのを見れば、 余計なことだったかと思いつつも、そこは結果論。
これでこちらにも気づかれた。 咄嗟の行動だったとはいえ浅はかな行動に小さく舌打ち。
リッキィの手元で風が起こる。>>159 その行く末を見ることはまだしない。 見たら、足を止めてしまいそうだったから。
今視線を投げるべきは、こちらへと歩いてくる姿。>>164]
(168) 2013/06/30(Sun) 02時頃
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その腕に、抱いてくれると言うのなら 好きなだけ聞かせてあげるわよ?
[辱める言葉は耳慣れている。 僅かに胸の奥が痛むが、気付かないふりをして、妖艶に笑む。
鉄扇でチアキのみぞおちを抉る。 漏れた息遣いに、一瞬だけ痛ましげに眉を寄せたが 手首を狙った一撃に気付いて、身を退いた。
だが、間に合わない。 皮膚を裂かれ、肉を裂けれ、痛みに鉄扇を取り落す。]
(169) 2013/06/30(Sun) 02時頃
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[かしゃんと、冷たい音が響いた。
遠くの方で、雨がさらに強くなっていた。 押し寄せてくる不安。
腕の痛みと、雨の音に一瞬、気を取られたせいで 足を狙う一撃に反応が遅れた。]
――っ、く、
[踏ん張ろうとして、足の痛みに呻き。 なんとか受身をとったが、そのまま地に倒れた。]
(170) 2013/06/30(Sun) 02時頃
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・・・・クッ・・・っ。
[胸に衝撃が走り、血が迸る。霞む視界の前で、 リッキィの表情も、よく見えなかった。 そのまま、横たわるように、身体が地面へと沈む。]
ハァ・・・。
[掌が、真っ赤に染まり、更に地面に広がっていくのが分かった。 雨が、少しずつ、弱まってくる。
>>165遠くで、ライジの声が聴こえた気がする。
手を空へと持ち上げると、弱まりつつ雨に、 それでも少しはこの血を洗い流してくれただろうか。
あり、が・・・と。
ほんの少し綺麗になった手を確認し、 ――――雨は、止んだ。]
(171) 2013/06/30(Sun) 02時頃
|
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[鉄は熱しやすく冷めやすい。 外殻の棘が放熱板のように開き、熱を逃がそうとする。 しかし、周囲の水気が触れるとすぐに蒸発し始め周囲に白い水蒸気が昇りはじめた。
キィから権限を取り返し、白い鉄の内側に黒い鉄を生み出していく。 黒い鉄は濾胞構造に、中に空気をため込み幾層にも重ね合わせて熱の伝導を下げようとする。 オスカーに伝わってくる熱は熱いサウナの中程度だったが、激しい疲労で意識が飛びかけていた。
そして――]
[ボウンッ!!]
[熱に耐えきれないものが一つあった。 背嚢に入れてあった大量の爆発物に引火し、中から大爆発を起こした。
飛び散った破片は周囲に飛んでいき、誰かのところへ飛んで行ったかもしれない]
(172) 2013/06/30(Sun) 02時頃
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―チェシャキャット―
Chi ha amato quel bambino andare via tutti. Nu Perche sarebbe triste, e preghiamo. Dio, dove avete?
(あの子が愛した人はみんなどこかに行ってしまうなんて本当なの? それならほら、僕と祈りを捧げようか。
主よ、あなたはどこにおられるのですか?)
(173) 2013/06/30(Sun) 02時頃
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"かぎりなき 雲居のよそに 別るとも"
"人を心に おくらさむやは"
[この世の果てに行こうとも、貴方を心の中へと連れていく
傍にいるよ。ずっといるよ。 そう伝えるように、痛みに喘ぐ合間に零す唄。
雨が、止んだ。 嫌な予感は、増すばかり。
だけど、集中しなければ。 心が折れる。戦えなくなる。
あともう少し。もう少し――頑張らなければ**]
(174) 2013/06/30(Sun) 02時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/06/30(Sun) 02時頃
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[地に倒れた舞姫の右肩に、迷わず鋏を突き立て、地面に縫い付ける]
さて、舞姫殿。
[にこり、笑って。 血のついた白いコートから取り出すのは、ごく普通のサイズの鋏。 片手は左足を強く地面に押さえて
どこが一番支障が出ないだろう。 押さえていた足に、鋏を寄せる。
そうして、優しげな笑顔で、言うのだ]
……優しい優しい赤の能力者たちに、助けを呼べ。 命乞いしてみろ。
[左足の小指を、固い鋏が甘くくわえて愛撫する。 そうして、一気にその刃を閉じた。
ぬるりと、生温かいものが手を汚す]
(175) 2013/06/30(Sun) 02時頃
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|
[勢いを無くした雨の中を、進む。
生温い雨粒が頬を流れていく。 右手に握った拳からパラパラと光が落ちる。 奥歯を噛み締め、前方を睨める。
雨が、止んだ。 ―――さようなら、ナユタ。
右手から溢れる光が大きく膨らみ、 空へと駆け登り、晴天に雷鳴を轟かせた。]
………ごめん、な、
[ごめん。
掠れた声は雷鳴に掻き消えた。]
(176) 2013/06/30(Sun) 02時半頃
|
|
[膝を折って、ナユタの顔を覗き込めば少しは苦しく無さそうな顔をしていただろうか。 地面に赤が広がっていく。赤が、靴を汚していく。 鉄の匂いが、雨が上がったせいで強くなっていく。]
………、
[雨は止んだはずなのに、ぽたりぽたりと雫が垂直に落ちていく。 それは地面に、青に、赤に染みを作って。 冷たくなっていく彼の手に触れてようやく、]
(―――――。 ……一体、どこで選択を間違えたんだろう……?)
[この状況を、心が理解した。 局地的に振る小さな雨は、しばらくは止まない*]
(177) 2013/06/30(Sun) 02時半頃
|
|
ぐ、ぁ……っ、――っ!
[迷うことなく、右肩に突き刺さる鋏。 悲鳴はあげない。だけど、さすがに痛みに呻く。
コートから取り出された鋏を見れば、少しの怯え。 冷たいものが足に触れた。]
……呼ばないわ、命乞いなんて、……しないっ
[左足の指に触れる冷たいもの。 覚悟は決めた。否定の言葉を高らかに言えば……]
(178) 2013/06/30(Sun) 02時半頃
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|
――っ、!!!!!
[小指が、落ちる感触がした。 痛い、熱い、痛い、痛い痛い痛い。
だけど、叫ばない、助けは呼ばない。 片手で口を塞いで、悲鳴を押し殺す。
痛みにもだえ苦しむ。 動けば、足にも、肩にも痛みが走って――]
(179) 2013/06/30(Sun) 02時半頃
|
|
う、…ぁ、ぐ、……くっ、
[目の前が、白く点滅する。 意識が遠のきそうになる。
だけど、ここで意識を飛ばすわけには行かない。 必死に耐えて、耐えて、チアキを見上げた。]
"……っ、優しいのはどちらかしら?"
[助けを呼べなんて、と小さく笑う。**]
(180) 2013/06/30(Sun) 02時半頃
|
|
[雨が弱まる。そして止む。 その意味するところはひとつしか分からない。
戻れなくなっていく。 みんな。みんな。だったら。
弾けた雷鳴>>176にわずかに怯んだ体を震わせて、 ライジに向けて一歩踏み出す。 真っ向から向かって勝てる算段なんてひとつもなくとも。
手袋を外す。右手。それから左手。]
(181) 2013/06/30(Sun) 03時頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/30(Sun) 03時頃
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[泥濘んだ地面を踏みしめ歩き、 立ち止まった。
前方にはソフィアの姿。(>>168)
彼女との距離は5mといったところ。
手袋を外すソフィアの手元を眺め、 左手の小指をヒクリと一度震わせた。]
(182) 2013/06/30(Sun) 03時頃
|
|
[怯えた色を見れば、少しの間、鋏は足の指を弄ぶ。 冷たさを分からせるように、これからなにをするのか分からせるように。
その遊びは、彼女が高らかにいう言葉を聞いて、ぴたりと止まる。
――気丈に否定の言葉を紡ぐ彼女の指は、呆気なく地面に落ちた。
さすがに痛むのだろう。彼女が悲鳴をこらえて身動きするたび、肩からも足からも、赤い血が流れる]
……意地張らないでよ。 ねえ、もっともっと、痛いんだよ?
[言いながら、鋏を隣の指に移動させる。 小さな笑みに、優しげな笑みを返す。 いつも、そうしていたように]
(183) 2013/06/30(Sun) 03時頃
|
|
[切れ味のいい鋏を閉じる。鈍い感触と、固い骨の感触が手に伝わる。短いぶん、ダイレクトに]
足が終わったら、次は手だよ。 ……志乃。
[触ったら切れてしまうくらいよく研がれた鋏は ――― 微かに、震えていた**]
(184) 2013/06/30(Sun) 03時頃
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|
[この距離から電撃を飛ばされたら、避けれるだろうか。 放電の兆しを探りつつ、一度立ち止まる。 ぬかるんだ地面を踏みしめ、いつでも飛びかかれるように。 隙がほしい、一瞬の隙。]
……リッキィとも、戦ったんだ?
[ほとんど効果はないだろうけれども、 その名で多少は感情を揺らせるだろうか。]
(185) 2013/06/30(Sun) 03時頃
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ああ。 強くなったな、あいつ。
ナユタと俺が並んでいて、 まさかリッキィにナユタを殺られるとは。 思ってもみなかったよ。
侮った。
[構えるソフィアの前にただ立って、 質問へは丁寧な感想を述べて返す。
ナユタはよく出来た“魔法使い”だった。 …そんな言葉も添えて。]
(186) 2013/06/30(Sun) 03時半頃
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|
[返る言葉は淡々としたものだった。 実妹の名前を出しても表情を崩さず。 「仲間」だった、ライジにとっては今も仲間であるはずの ナユタの死も平然と受け止めているように見えて。]
……ライジは何のために戦うの。
[それは、誰かのためなんだろうか。]
そのままあたしも侮ってくれればいいんだけど。
[呟くのは独り言。 泥を蹴って一気に距離を詰める。 触れられればこちらの勝ちと、狙うはその首元。]
(187) 2013/06/30(Sun) 03時半頃
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―ギリギリ
ギリギリ―― [痛い痛い痛い痛い、我慢がまん >>167 自分ごとオスカーが地面が倒れこんでも尚、逃がさない逃げないように抱きしめる。 これが私なりの答え。 この場所じゃなかったら、もっと違う答えを言っていたかもしれない。 オスカーが本物じゃなくても、一緒に――。 強く 強く握る。 後ろから爆発音が聞こえた。>>172 オスカーが背嚢にたくさん爆発物をいれていたようだ。 飛び散る破片は抱き締めている腕を傷つけた。 けれど、熱で止血の役割を果たす。]
―っ、私と会うときは、爆発するもの持ち込まないことね。
[ギリっと心臓が、腕が痛むのを我慢して。 彼がどんな表情をしているのか分かる。 聞こえてくる声に私も返す。小さく、小さく口を動かして]
(188) 2013/06/30(Sun) 09時半頃
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|
[言葉は届いただろうか? 抱き締めたまま、言う]
女の子だったら、喜んでその手を取ったかもしれないね。 魔女は、"迎え"なんていう柄じゃない。
[いっそ、攫ってくれれば早かったのに、と付け加えて拒否を示した。本当は嬉しいよ、と言いたげに嬉しげな声で。]
…オスカー、私と…"魔女"と遊ぶのは嫌い?
[これは命がけの遊び。問いかけ。 今ここはどこなのか?そう、戦地だ。 私は魔女としてここにいる。]
ねぇ遊ぼう?オスカー。 ほらほら、熱はもっと上がるよ? 君はどこまで耐えれるのかな?
[無邪気な声で泣きそうな顔で]
(189) 2013/06/30(Sun) 10時頃
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|
オスカー、私を楽しませて?
[首を傾げて抱き締める背後で花びらをもう一握り。 ギリリっと強く痛む。 早く、早く、氷を、水を、早く早くと限界のサインが出る。 さぁ、君はどうする?オスカー。]
(190) 2013/06/30(Sun) 10時頃
|
|
あ、く――ッ!!
[もう1本。 さすがに感情を抑えることはできなくて 呻く度に、痛みと悲しみが溢れ出す。
痛くて、苦しくて、悲しくて、それでも――]
"こ、……し、て?"
[チアキの想いに反する言葉を紡ぐ。
殺して、殺して、……死にたくない、
意志とは反する矛盾したノイズが混じる。 痛みにもがくほど、肩の傷は広がっていく。
血が流れ、大地を紅く染め上げて、 白い水干にも紅が染みていく。]
(191) 2013/06/30(Sun) 10時頃
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|
[流し過ぎた血。 意識が朦朧とする。
足に力が入らない、ずきずきと痛い、でも感覚が遠のく。 痛みにはらはらと涙を零しながら、無意識に手を伸ばして]
手は、少し……困る、か……し、ら に、……様、を、撫でて、あげられなく、なる
[ただ優しく微笑む。 剥がれかけた仮面。隠せない感情。
弱く囁く声は、感情が織り交ざってノイズが酷い]
(192) 2013/06/30(Sun) 10時頃
|
|
[響き渡る悲しみ、苦しみ、痛み
それに混ざるのは、―――…**]
(193) 2013/06/30(Sun) 10時頃
|
|
生きるために。 生かすために。 終わらせるために。
[静かな声音で答えた直後、 ソフィアが動くのを見て一歩退く。
数刻前に握った手を、 もう一度握りたいと願っていた手を、 避けて遠ざかるために。 二度と彼女に触れるわけにはいかない。
決別の覚悟は既に出来ている。
右手を軸に使う魔法に比べて精度は落ちるが、 万が一のダメージに備えて左手を振るう。 指2本と上腕の一部を損ねた手で創る、 歪な雷の糸でソフィアの周囲の取り囲もうと。
青白い光の鳥籠は彼女の動きを止められただろうか。]
(194) 2013/06/30(Sun) 10時半頃
|
|
…………“舞姫”……、志乃…、
[雨に濡れた戦場に響く 悲しみと苦しみ(>>192)。 美しく切ない響きは、 鼓膜ではなく心を震わせる。
どこかで、程近い場所で、 志乃が、終わりを迎えようとしているのだと その響きに呼応し震える心で感じる。
僅かに雷の籠が掠れて揺らぐ。
その隙は ソフィアを取り逃がしてしまうかもしれない。]
(195) 2013/06/30(Sun) 10時半頃
|
|
[爆発は至近距離での事。 衝撃を十分に防ぐ厚みを展開できず、背中に熱と衝撃を受け一寸息が止まる。 着ていた服は破れ、背中は一面焼けただれたような赤を呈していた。 手に持っていたマフラーもモニカの熱と爆発の衝撃でボロボロと崩れ去り――
――未練の品が一つ消えた]
次から、そうするよ……
[>>188 乾いた笑い声とともにそう答え――]
(196) 2013/06/30(Sun) 10時半頃
|
|
[抱きしめてくるモニカの腕を身体を蝕むように鉄が覆っていく。 ソフィアを固定したのと同じように、それ以上に内へと誘い鉄の鳥籠に捕えてしまう。 鳥籠の空気はそう多くはない。 そして――火は空気が無ければ燃えることはできないと思っていた。
>>140 千の瞳が浅い洪水を見つければ外骨格から作り突きだされた黒い蟲の脚が重鈍に動きその中へと入っていった。 雷を帯びた水は強く痺れるが元より自分で身体を動かすことはほとんど叶わない。 モニカにも雷の影響が及んだかもしれないが、それで気を失ってくれれば僥倖だった。
浅い洪水は灼熱の異形の蟲が触れるととたんに蒸発していくことだろう]
(197) 2013/06/30(Sun) 10時半頃
|
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[でも――まだ足りない。
モニカを骨格の内部に入れたことでオスカーの周辺の温度は少しずつ上がってきていた。 それは熱した鉄板の上に居るのと同じ様に、皮膚を焼きはじめていた。
出し惜しみをしている場合ではなかった。 貯蔵している鉄を全て用い、モニカに触れた熱を外骨格へと移動させ空気と水気に曝し、冷えた鉄を再び中へと戻す還流を生み出した。 半ば溶けている外骨格は周囲の地面を溶かして重力に引かれていった]
(198) 2013/06/30(Sun) 10時半頃
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[地図を頭に思い描き、千の瞳で見つけるのは近くにある湖。 湖の方へと蟲の身体は地面に沈みながら進んでいった――**]
(199) 2013/06/30(Sun) 11時頃
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[腕に体に蝕むように鉄に覆われる。 中へ、鉄の鳥かごへと誘われるままに。]
――ゴホッ
[苦しくて咳をしたら、何か温かいのを吐いた。 鉄の味がする。 ちょっと心臓の痛みが消えた気。 ぺたりと鉄に掌で触る。 ひんやりしただろうか。熱は鉄を伝うだろう]
…ん?っがぁっ!! [>>197 ビリッと来たかと思えば強い電撃が体中に走る。 ナユタとライジが作った浅い洪水に入ったのだろう。 すでに心臓へ負担がかかっているモニカには雷の影響はかなりのダメージになった。 すっと目の前が暗くなっていく。意識が遠のく感じがした]
(200) 2013/06/30(Sun) 11時半頃
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ゴホッ、電撃はいた…ははっ…、たの、しいよ、おすかー、 [また咳がでる。これはやばいなと危険信号。 やばい、意識がもたない。 鳥かごの中で、小さく呟いて湖に着くころには気絶しているだろう。]
(201) 2013/06/30(Sun) 11時半頃
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[手の動きは、遅くなることはあっても早くなることはない。 ゆっくりと、ゆっくりと、気丈な心を折るように。
手がぬるつく。 塩辛い血が頬に飛んだ。
足が終わり、見上げる。 甘えん坊の志乃なら、きっと。 少し実際に酷いことをすれば、助けを求めてくれると思っていた。
でも、耳に届いた言葉は、それとは程遠く。 切れ切れの言葉一つ一つに、身を切られるような思いがした]
…………違う、だろ。志乃。
[優しく微笑まれて、俯く。 チアキの表情は、髪で覆い隠されて見えない]
(202) 2013/06/30(Sun) 12時頃
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[さら、と頬を志乃の手が触れた。 血を失いすぎたのだろう。その手は冷たい。 思わず、その手に足を押さえていた方の手で触れる。
昔、研究所に行くときよりも前のとき。 冷たい小さな手を温めてやろうとしたときのように。
志乃の声から伝わるのは、痛みと悲しみと、それから……]
(203) 2013/06/30(Sun) 12時頃
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[凛とした覚悟と、愛情]
(204) 2013/06/30(Sun) 12時頃
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[からからに乾いた唇を、乾いた舌が舐める。 血の味は、どちらのものなのだろうか]
……舞姫殿、これが最後のチャンスだ。
逃げるなら、逃げてみせろ。死にたくないなら、助けを呼べ。
[鋏を、志乃の肩から抜く。 そうして、喉元に刃を向けた。
全員に聞こえるように、大きな声で死刑宣告をする]
(205) 2013/06/30(Sun) 12時頃
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……終わらせる、ため。
[感情の見えない声での回答>>194を復唱する。 戦いを?この争いを? それとも、「仲間」とのつながりを?
首元を狙った手は、 後ろへと退くことで避けられる。
向けられた左手の先が欠けていた。 そのことにわずかに心が痛んだものの。 足を地面につけてもう一歩を詰めようとしたところで、 雷で編まれた柵が周囲に広がった。]
いっ……!
[前へ伸ばしていた左手の先が檻に触れて痺れる。 形を持たない柵は少し揺らいで、けれど腐り落ちることはない。]
(206) 2013/06/30(Sun) 12時頃
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[青白い檻の中で、ライジを睨みつける。 現象物との相性は悪い。 無理に破ろうとしたら雷に焼かれるだけだろう。 その時聞こえた、微かな響き。]
…この音……
[胸の痛くなるような響きに意識を逸らす。 それはライジもまた同様だったようで、 周りを囲っていた檻がゆるみ、薄らぐ。
それを見て。 息を止めて檻の外へと体を投げ出した。]
(207) 2013/06/30(Sun) 12時頃
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[泥の上に倒れこむ。 弱まっていたとはいえ雷が皮膚の表面を焼いて、 ちりちりとした痛みがはしる。 それを無視して、音の源を探して走った。
ライジは追ってくるだろうか。*]
(208) 2013/06/30(Sun) 12時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/30(Sun) 12時頃
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[“舞姫”の音を無くせば 我が軍にとっての戦場は濁るだろう。 彼女の奏でる甘やかで残酷な音は、 退路も希望も断たれた兵士たちの 最期の救いだった。
ソフィアに破られ雷の籠は壊れた。]
志乃、ありがとう。
[駆けていくソフィアを負うことは無く、 戦場に響く死刑宣告(>>205)に 反応を返す事も無く。]
(209) 2013/06/30(Sun) 12時半頃
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|
…… ナユタは連れて帰る。
[まだ呆然としたままなのか、 動きの鈍いリッキィの傍からナユタを引き離し。
さすがにちょっと重かったが、 彼の亡骸を抱いてこの場を去るつもりだ。 ナユタは、叶うなら、 故郷の土に帰してやりたい。
途中、 もし背後に攻撃を仕掛けてくる者が在るなら、 そのすべての頭上に落雷を呼ぶ。*]
(210) 2013/06/30(Sun) 12時半頃
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― 拠点 ―
[“天使”に続いて“斬り雨”が討たれ、 “舞姫”の帰還も絶望的であるとの報告を。
“魔女”もまた、忽然と行方が解らなくなったと そこで諜報をまとめる男から聞いた。
ひとりすごすごと生きて戻った俺は、 しばし、“飼い主”たちから折檻を受ける。
濡れた地面に顔を押し付けられて、 泥を飲みながら、ようやく、少しだけ泣いて。
涙の滲む目元を靴底で踏みつけられ、 ほんの短い時間だったが そのまま気を失った―――*]
(211) 2013/06/30(Sun) 13時頃
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― 戦場 ―
[赤軍は、持ち駒の中でも選りすぐりの 使える“魔法使い”の隊の大半を無くし、 焦った末に、 無機質な兵器による防衛の体制を固めると決めた。
防衛地点として設定された拠点周りの数カ所に、 戦力のほとんどを集結させる命が下され。
半刻後には、 真っ赤な人の壁が、赤の拠点を取り囲む。**]
(212) 2013/06/30(Sun) 13時頃
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[聞こえた宣告>>205。 その声の方へと向かって、水を蹴る。 近づくにつれて地面はぬかるみからただの土へと変わっていく。 少し痛んだ足首に、歯を食いしばって速度を上げた。
チアキが志乃を殺すのか。 兄妹のようだった二人が。]
……邪魔っ!
[青い服を見て寄ってくる赤を、かわして触れて腐らせて。 チアキの鋏が降ろされる前に、辿り着くことは叶うだろうか。]
(213) 2013/06/30(Sun) 13時頃
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[触れた頬は、少し冷たい。 濡れた感触。でも、その感覚さえ遠くなる。
視界が歪んで、髪に隠れてチアキの顔は見えないけど]
っ、……悪夢は、終わるの、これで終わり
助けは、……呼ばない、逃げも、しない
[高らかな、死の宣告。 それでいい、それで……喉元に触れる冷たさに微笑んで]
"――あなたが、殺すの、は"
(214) 2013/06/30(Sun) 13時頃
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"私で、―――…最後、"
[呪いの様な願いを囁いて、静かに目を閉じた。 途切れ途切れに口遊むのは、寝る前にいつも歌っていた唄。
今日も生きていて良かったです。 今日も幸せでした。
死んで逝った"家族"たちに、報告する為の唄。 今から、そっちにいるからね。
残る人たちには、どうかどうか――幸せに、 最後に歌う唄くらい、誰かの幸せを]
(215) 2013/06/30(Sun) 13時頃
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[目が良く見えない。耳が良く聞こえない。 だけど、微かに聞こえたソフィアの声に視線だけを送って
唄いながら、微笑んだ。 チアキの刃が、喉を引き裂く所を見せたくはなかったけれど
喉を裂かれれば、紅が散る。 赤く、紅く、朱く。
牡丹の花が落ちるように、伸ばした手が地に落ちた―――…**]
(216) 2013/06/30(Sun) 13時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/06/30(Sun) 13時頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/06/30(Sun) 13時頃
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…………。
[志乃の手を、透明な涙が濡らす。 繰り返される気丈な言葉。 いつの間に、こんなにしっかりした子になったんだろう。
素人目にも、もう助かりはしないだろうと、そう思うに充分な出血。 それでも、志乃は一度も弱音を吐かなかった。
二度目に向けられる、呪いの言葉。 そこにある意志に、また、少しだけ泣いた]
(217) 2013/06/30(Sun) 14時頃
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[志乃が唄うごと、悪夢じみた光景が崩れていく。 焼け焦げたトランプの兵は、ただの死体に。 チェシャキャットはハンカチに。 ただ、>>1針ネズミだけが、酷く哀しげな声で泣いていた。
どこからか、ソフィアの声がする。 こちらに向かう足音よりも、志乃の唄はずっとはっきり聞こえた]
……ソフィア、来るな。
[冷たい声で、近付くことを制止する。 志乃は、もうほとんど意識がないのだろう。口ずさむ唄が、少しずつ小さくなっていく。
か細い、仔猫の鳴くような声は、それでも。 幸せを願う気持ちが込められていた。
……顔を上げる。 その顔は、冷たく険しかった]
(218) 2013/06/30(Sun) 14時頃
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[僕、と言えばいいのか。 俺、と言えばいいのか。 舞姫、と呼べばいいのか。 志乃、と呼べばいいのか。
何も分からない]
……頼む、恨んでくれ……。
[手が、震える。
それでも、歯を食いしばって、そうして。
手にした鋏に、力を込めた]
(219) 2013/06/30(Sun) 14時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/06/30(Sun) 14時半頃
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[チアキの声が響く。死刑宣告には肩を揺らして>>205。 あぁ、また一人。 冷たくなった亡骸をみつめていれば、影が、できた>>210。]
うん。………ライジ兄、
[彼が亡骸を抱き上げたくらいに声をかける。]
……ライジ兄はダメなお兄ちゃんじゃ、ないよ。 だから、
(220) 2013/06/30(Sun) 15時頃
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[小さく呟いた言葉は兄に伝えられなかったかもしれない。 それでもいいと、俯いたまま彼が去っていくのを待った。 青い兵士がチャンスだとばかりに動き出そうとするけれど、なるべくそれを抑えて。 命が惜しくない駒は、青白い光に討たれてしまっただろう。]
(221) 2013/06/30(Sun) 15時頃
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―鉄の鳥籠の中―
[異形の姿をした蟲は大地を溶かしながら突き進み、湖の中へと飛び込んだ。 熱で赤い光を帯びていた外骨格と水が触れた瞬間――轟音を鳴り響かせる。 音は断続的に続き、異形の姿をした蟲は水底で水蒸気による爆発を繰り返しながらその身体を横たえた]
(222) 2013/06/30(Sun) 15時頃
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[唄が聞こえる>>215。 穏やかな、優しい、優しい。 泣きたくなるような唄。
御伽の夢が覚めるように、 すべてが元にあった形へと戻っていく中で。 中心の悪夢だけは、覚めないまま残っていた。
赤が広がっている。 着物の袖よりももっと広く。
チアキの制止の声に足を止めたまま、 向けられた微笑に唇を引き結ぶ。]
(223) 2013/06/30(Sun) 15時頃
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なに、これ――美味しい
[>>200 吐きだされた血の鉄分に酔いしれながら、微かな意識の中で最期の空気が封じられた革袋を開いた。
空気はモニカと半分こに―― オスカーが目覚めるまでになくならなければそれで良い。
鉄の流動はモニカの身体から熱を奪い続けていっていた。 モニカが意識を失えば着ている服の鉄分は吸収し、邪魔だとばかりに内側から鉄が膨れ上がり服を裂いた。 十分に冷やし終わればオスカーと同じ層に連れていかれることだろう。
そこには――全身に火傷を負い、表皮の代わりに鉄の膜で覆われたオスカーの姿があった]
(224) 2013/06/30(Sun) 15時頃
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………会えて、よかった。
[助けない。だって赤い衣服は敵の証。 チアキは味方の、仲間の、上官で。 だから止めちゃいけない。 駆け寄りそうになる足をその場に縫いとめて。
知らない場所で死んでしまうより、 目の前で、最期を目に焼き付けられたこと。
チアキの手の中の鋏の刃が合わされば、 志乃の体に赤い花が咲いて、枯れる。 その一部始終を見届けた。
どれくらいしてか、 チアキの命が解ければふらりと近寄るだろう。]
(225) 2013/06/30(Sun) 15時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/30(Sun) 15時頃
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[広がる鉄の臭いと色。 じわり、じわりと、地面に触れていたロングコートが赤く染まる。
チアキは俯き、膝をついたまま 大きく息を吸った]
……っ、耳のあるものは全員よく聞け!!
(226) 2013/06/30(Sun) 15時半頃
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“舞姫”志乃は、青の兵が討ち取った!!!
A級能力者の殺害もしくは拘束、想定B達成!!
これより撤退する!!!
(227) 2013/06/30(Sun) 15時半頃
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[志乃の身体に、手を触れる。 静かに、一瞬の間の後、そこにあったのは小さなうさぎのぬいぐるみだった。
首から綿のはみ出たそれを拾い上げ、立ち上がる]
……ソフィア、ヤニクは?
[彼女に視線を向け、近付くように指で呼ぶ。 その顔はやはり、冷たく険しかった]
(228) 2013/06/30(Sun) 15時半頃
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[静かに立ち上がると、チアキの方へと歩きだす。 ……志乃はもう、動きを止めてしまっていた。 撤退の命がようやく出れば、>>227ゆっくりとゆっくりと志乃達の近くへと歩みより。 ソフィアにヤニクの行方を聞く声を、黙って聞いていた。]
(229) 2013/06/30(Sun) 16時頃
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― 少し前。防衛地点 ―
[冷たくなったナユタを抱き、 その場で座ったままのリッキィの声を聞き そちらへと視線を落とした。]
……、
[ナユタを抱えたままその場に屈み、 正面からリッキィの顔を見つめる。]
(230) 2013/06/30(Sun) 16時頃
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さよなら。 青の風使い。
[再び立ち上がり、去る頃には、 彼女にだけ向けた顔や言葉の名残は無く。
チアキの声(>>227)が響く戦場から、 追撃の者を討ちながら敗走した。*]
(231) 2013/06/30(Sun) 16時頃
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[朗と響いた撤退の号>>227。 目を伏せてそれを聞いた。
[志乃の亡骸へと近づき、 膝を折ると指の背で頬についた赤を拭う。
数秒の黙祷の後、立ち上がる。]
ヤニクは、死んだ。
[チアキの問いへと答え。 リッキィにもその声は届いただろうか。]
(232) 2013/06/30(Sun) 16時半頃
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ぅ…。 [どれくらい気絶をしていただろうか? 体はすでに冷えており、再び火を取り込むことさえしなければ、熱を発することはないだろう。 目を覚ませばすぐに違和感に気づく。 鉄の味がする。あと何かひんやりして…服がない。 ぺたぺたと自分の体を触ってみる。 あ、妙に怪我してる、ではなく、傷はともかく、ない。 えーと、これはどういうことだろう。 服がないのは理解したが、どうしよう。]
…っくしっ、ッゴホ。
[くしゃみの衝動で痛くて咳が出る。 鉄の味はしないが、胸がズキズキ痛い。 あと何回火を取り込めるんだろうか。 無理しなければなんともないのだろうけども。]
(233) 2013/06/30(Sun) 16時半頃
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ここは、どこ…?
[きょろきょろと見渡せば全身に鉄の膜で覆われたオスカーの姿を見つけ、のろのろとそちらへと近づいた。 気絶しているのだろうか、動く気配はない。 隣にきても動かないので、多分そう。]
…。 [黙って顔の、鉄の膜をなでてみる。 ぺたぺたと。何度も触ってみる。 それでも起きなかったら、起きるまで、じっとしていただろう。 今、ここでどうすればいいのか、分からないから。]
(234) 2013/06/30(Sun) 16時半頃
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|
[ソフィアの報告に、短い沈黙が落ちる。 瞳が、ふるりと震えた。 長い、ため息。
撤退のためを装い、背中を向けて ソフィアとリッキィから顔を隠す]
……そうか。
[一言、そう言った。
肩が、僅かに震えていた]
(235) 2013/06/30(Sun) 16時半頃
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[結末だけを語る。 詳細は話さない。伝えなければならない事実だけを。
背を向けるチアキに、同じように背を向けて。 ねじ込んでいた手袋の内側に指をひっかけて引きずり出し、 口を使って適当に嵌めた。 もう、必要ない。]
リッキィ。
[数歩、彼女へ近づく。 託されたものを伝えるために。]
(236) 2013/06/30(Sun) 16時半頃
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―――…………う、そだ……
[ソフィアから伝えられた報告に息を詰まらせる。]
だって、私に怒られるの嫌だって、言ってた。 簡単に、死なないって…………!
(戻ってきたら、話があると。私に殴られるのは嫌だと。 そう、言っていたのに……!)
[幼子のように嫌だいやだと、首を振って。 発した声は、自分の意思とは関係無しに震えてしまって。 名を呼ばれればソフィアを黙って見つめて託されたものをうけとると、]
(237) 2013/06/30(Sun) 17時半頃
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[ぽつり、 ぽたり]
ッ………う、ぁ、……!
[唇を血が出る程度に噛み締めた。声を漏らさないように。 顔を覆った。……泣き顔を、見られないように。*]
(238) 2013/06/30(Sun) 18時頃
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[背後から、リッキィの泣き声が聞こえる。 振り返らずに、歩みを進めた。
涙は流さず、ただ 唇を、噛んで]
(239) 2013/06/30(Sun) 18時頃
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―そうして、ハローシィ拠点―
[拠点へと戻れば、何やら騒々しかった。 聞けば、特殊部隊の英雄、ドナルドが討たれたと。 “魔女”の名をきけば、すっと目を細めて
ため息、ひとつ]
……報告がある。全隊の隊長を呼べ。 D地点に行っていた者は、休息を。
[部下に簡潔に告げ、血を吸って重たくなったコートを脱ぎ捨てた。
うさぎのぬいぐるみは、天幕の中にそっと安置して]
(240) 2013/06/30(Sun) 18時頃
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|
[天幕の外、召集した部下たちが揃っていることを確認する。 召集していない一般兵たちがこちらを窺い、何事かと耳を澄ませてるのを咎めることはしない。
ただ、息を吸い なるべく凛とした声を出した]
……地点Bで任務に当たっていたヤニクの戦死が、特殊部隊ソフィアの報告により確認された。
これによる部隊編成の見直しのため、一番隊は一時的に活動は凍結することを命じる。
(241) 2013/06/30(Sun) 18時頃
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|
[簡潔に言い終わり、以上と結ぼうとして 『まだ生きている可能性は?』と、声が飛んだ。 『“死神”が死ぬなんて、そんなはずは…』とも。
ぐるりと隊の顔を見回す。 納得がいかないと、全員の顔が語る]
……実感が沸かない?
[困ったように、眉を下げて優しげな笑みを隊の者たちに向けた。 視線が逸らされ、俯いた者、或いは真っ直ぐに見返した者たちの姿を見ると
すっと無表情になり、背筋を伸ばし よく通る声でその場にいる全員に告げた]
でははっきり言おう。
(242) 2013/06/30(Sun) 18時頃
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|
ハローシィ王国国営軍事局独立混成部隊第一番隊所属、王国認定A級治癒能力者
コードネーム“死神”ヤニクは、死んでしまいました。
ハローシィ王国民たるものこの事実を早急に受け入れ、次に備えよ。
……以上。
[背を向け、天幕の中へと戻る。 呆然とした気配だけが、背中をちりつかせた]
(243) 2013/06/30(Sun) 18時頃
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|
ん……。
[>>234 僅かに触れられる感覚があり、ゆっくりと瞼を開けた。 そこにはずっと会いたかった懐かしい顔があり――>>233 服を着ていなかった]
……夢か。
[記憶が混乱していた。 ペタリ――モニカに触れると抱き寄せ再び瞼を閉じた]
(244) 2013/06/30(Sun) 18時頃
|
|
あと、ごふん……むにゃ……
[奥の手である"白の鉄"を作るのは酷く疲労する。 皮膚が残っていれば頬が削げ落ち、全身の筋肉がやせ細っているのが見てとれただろう。
その上長時間のサウナ状態に全身の火傷……体力の限界は当の昔に越えており無理にでも叩き起こされなければ当分は起きないだろう。
ただ、その前に酸欠で息苦しくなってくるかもしれない]
(245) 2013/06/30(Sun) 18時半頃
|
|
― 拠点・医療室 ―
……アンタ、鬼だな。
[医療軍の控える、拠点再奥の小屋。
立腹した本隊の連中に踏み躙られ 複雑に骨を砕かれた左腕の切断に際して、 軍医・†ルシフェル†の仏頂面に 文句を言ってやる。
腕の一本程度では麻酔は使えないらしく。
ゴムチューブで全身を拘束され 簡易寝台に括りつけられた状態で、溜息を吐く。
放置していた壊死した上腕と 自分で適当に切って処置した指の付け根が 少しずつ腐りつつある事も考慮して、 腕一本捨てるのが最善と判断されたようだ。*]
(246) 2013/06/30(Sun) 18時半頃
|
|
[伝言を、リッキィだけに聞こえるように。 その瞳が揺れて、雫が頬を伝わるのを見た。 それはすぐに、彼女自身の手で隠されたけれど。
ああもう。泣かせてんじゃない。 こんな伝言頼んで。]
……ごめん。
[誰へともつかない、言葉。]
(247) 2013/06/30(Sun) 18時半頃
|
|
[天幕の中、独り。 ぼうと机に頬をつけて、宙を見る]
…………
[ぽたり、ぽたり。 衝動的に掌を鋏で刺したら、貫通した。 それをそのままにして、ただ虚ろに。
痛くない。熱いだけだ]
……ミナカタ、ヤニ、しーちゃんー……。
神様って、いると思う?
[独り言を、小さな声で口にして ずるり、ようやく鋏を引き抜く]
……神はいるよ。
(248) 2013/06/30(Sun) 18時半頃
|
|
……そして僕らを愛してない。
[流れる血を、ぼんやりと見る。 もうこの傷に包帯を巻いてくれる人も、癒してくれる人も、叱ってくれる妹もいないのだと思うと、気が狂いそうで
また、鋏を突き立てた]
…………あは、はは、は。 全然痛くないや。
[傷を広げるように、かき回しても。 ちっとも痛くなかった]
(249) 2013/06/30(Sun) 18時半頃
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― 拠点・自室 ―
[まあ。良いか。 痛みに苦しむ方がずっと楽だ。
虚しく軽くなった左肩に右手を添え、 ベッドに腰掛けて息を吐く。 治癒能力者である†ルシフェル†によって 傷口は完璧に縫合されている。
しかし安易に痛みは忘れさせてくれないあたり、 やっぱり鬼だな、と思う。 出来るくせに。
痛み止めと一緒に渡された錠剤を 右の掌の上に転がして、眺めた。]
(250) 2013/06/30(Sun) 18時半頃
|
|
― 青の旗下へ帰還 ―
[行軍と共に拠点へと戻る。 チアキが隊長格を集めて、ヤニクの死を伝えるのを、 少し離れたところから聞いていた。
持ち帰った首について、チアキは何も言わなかった。
そのことに少し安堵して、天幕に戻る。]
(251) 2013/06/30(Sun) 19時頃
|
|
[ナユタの遺体は、彼の部屋に安置した。 腐らないよう処置するのは難しかったから、 本国へ持ち帰るべき遺体のための棺に入れて。
すべてが終わったら、 骨を埋めに故郷に帰ろう。
なんて。思ってはみるものの。]
……出来るわけ、ねぇよな。
[俺はこの戦場で死ねなければ、 次は、開発中の無機質兵器のための “実験”に使われると未来は決まっている。
先の折檻の中で開示された未来だった。]
(252) 2013/06/30(Sun) 19時頃
|
|
……え? [>>244 夢かと言われて、抱きつかれた。 そしてさらに、あと五分と言われたら、そりゃ…思考停止しますとも。]
…? [>>245息苦しく感じて喉に手を当てる。 そうでもない? その前にこの男を起こさねば。 しばし寝顔を見て、にこぉっといい笑顔。 すっと寝ているオスカーの顔面に 片手を持っていく ひらりとほんのり灯る1枚花びらが現れる]
お目覚めなさいな、坊や。 [そしてもう片方の手で思いっきり叩き潰した]
(253) 2013/06/30(Sun) 19時頃
|
|
ーぱぁぁんー [乾いた破裂音がこの空間に響き渡るだろう]
(254) 2013/06/30(Sun) 19時頃
|
|
― 自身の天幕にて ―
[自身の天幕に戻ると、 血と泥汚れて脱ぎ捨ててあった上着を床に敷き、 左手の手袋を剥ぐ。
黒い斑模様が点々としている掌は、 能力の効きが悪かった。 腐った組織ではだめなのだと、 幼い頃、同じような状態になった時に、 研究所でされた処置を思い出して、それに倣う。]
…………。
[少し灼けた指先を少し眺めて。 指同士を擦り合わせれば、そこもまた黒くなった。]
(255) 2013/06/30(Sun) 19時半頃
|
|
[ぞ、と短剣の刃を当てて腐った組織を削ぎ落とす。 研究所ではこんな荒っぽくはなかったが、 医療班がやってくれるとも思えない。
痛みを感じるようになれば、別の場所に刃を移動させて、 掌が赤く染まったら、水で軽く流して終了。
じくじくと痛む手を手袋に押し込んで、 これだったら手首ごと落とした方が楽だったんじゃ… と思いながら寝台に頭を預ける。
そのまま少しだけ、目を閉じた。]
(256) 2013/06/30(Sun) 19時半頃
|
|
[薄々、そうなる予感はあったわけだが。
この状況を作ってしまった事で、 “頭は不要”だと判断されたのが 決定打となったようで。]
まったく……やってくれたよな。 チアキ。
[鎮痛剤と、試験薬を飲む。
これで。 無理矢理にセロトニンとアドレナリンを 脳内で大量に分泌させる事で、 肉体の疲弊を超えて力を使える。
薬が効き始めるまでの僅かな時間、 少し、眠る事にする。*]
(257) 2013/06/30(Sun) 19時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/30(Sun) 19時半頃
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ふぇあ!? え? え? なに!?
[>>254 吃驚してモニカの身体を思い切り抱きしめた。 思い切りだがその力は酷く弱いものだった]
……あれ?
[周囲をキョロキョロと見回し、そこが鳥籠の中だと知ると少し落ち着いてきた。 胸元くらいにモニカの顔があることを確認すると――]
……おはよう、モニカ。 なんだか刺激的な格好だね。
[自分で脱がしておいてさらりと]
(258) 2013/06/30(Sun) 19時半頃
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[>>258 抱き締められた力は酷く弱かったから、抱きしめ返してから。 つっと人差し指で顎を撫でて、凄くいい笑顔で、ちょっと色っぽい声でやってみた。 魔女っぽい感じってこんなものだろうというイメージはある。 なぜこんなことをしているかって? 服ないんだよ、服。 なので、半分現実逃避、半分は悪戯です。]
おはよう。坊や? いい夢は見れた?
[オスカーの反応を見たらくっくっくっくと魔女ぽい笑い声で演じただろう。 悪戯はどこでもできるものです。戦地は別ですが。 そしてオスカーにこう聞くだろう。]
…私の服、どこにある? [こてんと首傾げた]
(259) 2013/06/30(Sun) 19時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/06/30(Sun) 19時半頃
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―→ハローシィ・拠点―
[どのくらい歩いただろうか。 D地点に向かっている時より兵隊の数は少なくなっていただろう。 拠点に着く頃には涙は乾いていた、それでも口を開く事は無かったけれど。 ………誰が、悪いわけでもない。だけれど、だけれども。]
………了解。
[敬礼を一つゆっくりした動作でとると、チアキとソフィアに背を向けてふらふらと歩く。 目的地は、誰も居なくて静かな場所。 きっと、隊にヤニクの死を報告するのだろう。それが聞きたくなくて、ふらふら、ふらふら。]
(260) 2013/06/30(Sun) 19時半頃
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―拠点・どこかの倉庫―
[ふらりふらりと足を進めれば軍のチアキより偉い人に会って。 直々に褒められた。よく、敵軍の戦力を大幅に削ってくれたと。 わらいながら声をかけてくる姿は、リッキィの実験を担当していた白色達に良く似ていた気がする。]
よく、やった、か。
[そんな言葉より、もっと別の物が欲しかった。 あんな男より、もっと別の人に会いたかった。 会って、話しを聞くために戦場に立って、かつての仲間を殺したのに。 上着から、きつい鉄の匂いがする。それも気にせずに膝を抱いて顔を埋めた。]
(261) 2013/06/30(Sun) 20時頃
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[兄とまた離れ離れになった、ナユタを殺した、志乃が死んだ、ヤニクが帰ってこなかった。 ……ソフィアが伝えてくれた言葉を思い出す。]
うそつき……
[この地獄のような状況より、鳥篭の中で暮らしてた頃のほうがどれだけ幸せだったか。*]
(262) 2013/06/30(Sun) 20時頃
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坊やじゃないよ。
[>>259 少し膨れてそう告げる。 夢についてはノーコメント――もし聞かれたら小声で返しただろう]
魔女の振り禁止
[ペチッ――おでこに軽くデコピンをする。 鉄のほとんどを外骨格に使っているので威力はまったくない]
服? 服は……。
[内部を感知すると無残な布切れがいくつか――。 それを取り寄せると白いシャツとズボンだった。 赤茶色のロングコートは無事なようで、そちらの方は返しておく]
(263) 2013/06/30(Sun) 20時頃
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せめて、夢を。 ね、どんな夢を見てたの?
[と聞いて、答えを聞いてかぁぁぁと赤くなった。 それでも魔女の振りをしたらぺちっとデコピンされてさする。 駄目ですか、魔女の振り。
赤茶色のロングコートを受け取り着込む。 無いよりはましになる。 シャツとズボンは…じっと、オスカーを見た。 追剥の考えがよぎったのは内緒にしとこう]
…ここはどこ? [まるで鉄の鳥かごみたい。]
(264) 2013/06/30(Sun) 20時半頃
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[しばらく固い寝台に懐いてから、 使い物にならなくなった上着を捨てに外へ出て行く。
その途中、無駄に着飾ったお偉い方々に会った。 向けられる視線を無視して進む。 背後から聞こえる、隠し立てもしない声。]
『あの“死神”が死んだそうだな。』 『我が軍に大きな損失だ。』 『あれもその場にいたんだろう。』 『どうせなら―― 』
[一瞬足を止めて、何事もなかったかのように歩き出す。]
(265) 2013/06/30(Sun) 20時半頃
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[なんだか抗議の視線を受けた気がするが、可愛いけど魔女はしばらくダメ]
……ここは、えっと
[何と言えば良いのだろう]
……僕の中で、今は湖の底、かな。 ほら、両国の間にあるあのおっきな湖。
[頷きながら居場所を教えると小さく首を傾げた]
モニカ、血を吐いてたけど、あれは何?
(266) 2013/06/30(Sun) 20時半頃
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[拠点の外れ。 掘られた大穴に上着を投げ捨てる。 汚れた衣服、血の染みた包帯、壊れた武器。 どれも不要とされたもの。]
……知ってるよ、そんなこと。
[誰が生き残ればよかったか、なんて。 じくじくと痛む手を握り締めて。佇む。]
(267) 2013/06/30(Sun) 20時半頃
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― 拠点・自室 ―
[ベッドの上。 薬のせいか残る痛みのせか 何にせよじわりと熱い身体を起こす。
夢を見た。 響く儚く美しい音を聞く夢。 ―― みんな、幸せになれればいいのに ―― 俺も、みんな笑ってる方がいいや。 いつだったか、遠い昔、 そんな話をした日の事を鮮明に思い出す。
無理矢理、笑ってみる。 失敗して、泣きそうに顔が歪んだ。
両手でその顔を覆おうとして、 左腕がもう無い事を思い出した。]
(268) 2013/06/30(Sun) 21時頃
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あぁ…あの湖。 [>>266 オスカーから居場所を聞いて頭に浮かぶ地図で場所を把握する。冷えていたのは、それでなのかと理解した。]
ん…?血? [血を吐いた理由を言うべきだろうか。 火を取り込んで長時間、あるいは限界まで取り込んだら心臓に負担がかかるということを。 これは弱点でもあり、代償でもある。 長引けば長引くほど負担は大きく――やがて死に至る。 しばし悩んで、オスカーを見る。 どうしようか。言うべきか言わないべきか――。]
――、んー…私にも分からない。 帰ったら軍医さんに診てもらうよー。 [とぼけることにした。 オスカーに心配されたくない。 何より…戦場にもどれば赤と青の者だ。]
ところで、さっき湖の底って言ったよね。 …溺れない、よね? [今心配するところはそこだ。]
(269) 2013/06/30(Sun) 21時頃
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[机の上に、書きかけの手紙。
無理に作った少女めいた幼い文字で綴った 嘘と虚言と謎掛けの間に 本心と真実と希望を込めた手紙。
宛名を右の指先で撫で。 チリ…と零れた火花をそこに摺り寄せて、 便箋は焼いてしまった。]
「いつでも待ってる」 か。
[灰になった手紙を捨てて、 小さな呟きひとつ落として部屋を出る。
優しくて切ない夢のせいか、 少し、感傷的になっているようだ。 薄く浮かべる苦笑い。*]
(270) 2013/06/30(Sun) 21時頃
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……帰さないって言ったらどうする?
[帰ったらまた"炎の魔女"にならざるを得なくなってしまうのだ。 血を吐くほどの過労なのかもしれない以上、帰したくはなかった]
僕を、殺す?
[今居る場所は湖の底で、オスカーを殺せば外骨格は形を維持できなくなり水面に紅い華が咲くことだろう。 水深は100メートル程、外に放り出されればまず助かることはない]
溺れたいなら、そうすれば良いよ。 その前に空気が大分薄くなってきているようだけど――。
[大丈夫? 尋ねる言葉は心配するものだが、それは文字通りのものではなく――気を失えばそのまま連れ帰るつもりである]
(271) 2013/06/30(Sun) 21時頃
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[指が二本あれば銃の引き金は引けるらしい。 なら切り落としても大丈夫だよなあ、なんて危険なことを考えていたら、うさぎのぬいぐるみと目が合った。
しばし、うさぎのぬいぐるみと見つめあう。 ふと、志乃が近くにいる気がして、顔を上げるも当然そこには誰もいない]
……ほーこくしょ。書かなきゃ。
[緩慢に身を起こして、血濡れた手を包帯できつく縛った。
お偉方も医療班も、自分が突然癇癪を起こしたり部下の耳を切り落としたり自傷を繰り返したりしているからか、なるべくこちらに会いたがらないので、これでも配慮しているのだ]
…………
[ペンを持って、報告書を書き始める。 詳細に、分かりやすく、何が戦場で起こっていたのかを記録していく。
途中で一回、吐きそうになった。 というか吐いた]
(272) 2013/06/30(Sun) 21時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/30(Sun) 21時半頃
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[『帰さないって言ったらどうする?』 その問いにぎゅっと目を閉じてキツイ表情を示す。 くらり。 なんだ、めまいがする。 オスカーに掴まる。 頭痛は気のせいだろうと思う。]
…オスカーを今殺す?って言われても、私、死ぬじゃない…。
[湖の底と聞いて、勝敗は既に付いてる。 確実に死ぬのは間違いなく私だ。 湖と聞いた瞬間から、火は使えない。それでも]
オスカー、ごめん、今は無理してでも、帰らなきゃ、 皆、心配してるから。 志乃、ナユタ、ライジが、心配してるから。 オスカーの方もそうじゃないの?
[そう言って、ずるずるともたれる。]
(273) 2013/06/30(Sun) 21時半頃
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それに、上の連中にお礼しときたいんだ…。 遊びというお礼をしてから、オスカーの所に行こうかな…。
[それはダメ?と問いかけるようにオスカーを見上げ。]
…色々言ってるけど。 オスカーを焼きたくないし、死にたくないよ。 [空気が薄くなってるのはちょっと、色々やばい。 オスカーと一緒なのは悪くないけど。 まだ死ねない。]
(274) 2013/06/30(Sun) 21時半頃
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うん……そうだね。 モニカが来てくれないなら、心中も悪くない。
[オスカーは酸素が薄くなっても多少は平気だったが、掴まれると疲労の所為か身体にだるさが広がる。
――頃合いかな。
キィに岸へ移動するように頼めば、異形の蟲は牛歩のように移動し始めた]
無理しちゃダメ。
[またデコピンを一つ――]
……僕は居ても居なくても変わらないから。
[単独行動が多く、嫌いな任務を断り、それでも気づいたら拠点で鉄の臭いを捲いている。 だから、自分が居ないことに気付く人間は居ないのではないだろうか。
曖昧な笑みを浮かべるしかなかった]
(275) 2013/06/30(Sun) 22時頃
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んー……モニカの遊びは過激だから。
[本人が吐血するくらいに過激だった]
どうしようかなー。
[のらりくらりと言葉を交わしながら、岸に辿り着く頃には満足に呼吸することも叶わなくなっていただろう。 モニカが再び気を失うまで外骨格を解除するつもりはなかった]
……きつ――いなぁ。
[モニカが気を失えば外骨格を解除する――。 黒い鉄は水あめのように溶けてオスカーの肌に吸収されていったが、"白い鉄"はキィが吸収できないのでその場で血漿となった。 量にして400kg超の紅い液体が、湖面に広がっていった]
……勿体ない。
[ぽつり呟き、モニカに心肺蘇生をするとオスカーは力尽きて紅い大地に倒れ込んだ]
(276) 2013/06/30(Sun) 22時頃
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心中。…脅しにか聞こえない…。 オスカーと一緒に生きて、なら嬉しいかな。 [苦笑しつつ、そう言って、またデコピンされて笑う。]
なんなら、…一緒にくる?
[片手つかんで、手をにぎにぎ。 一緒に来て、…付いたら、ライジに相談かな]
…そう?過激かな。
[個人的にはそう思っていないわけで、のらりくらりと言葉を交わして、 やがて呼吸がうまくできなり――――。 意識を失う。]
(277) 2013/06/30(Sun) 22時頃
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―湖・地上― ん…。 [気が付けば空が見える。 雨が降った後なのか空は曇り空…けれどきっともうすぐ晴れると思う。 周りを巡らすとオスカーが倒れこんでいるのが見えて]
オスカー!? [駆けつけて、呼吸を確かめる。 良かった、息はしてる。生きてる。 そしてざっと状況をする。 やるべきことは分かってる。出来るかどうかじゃなくてやらなきゃいけない。]
…よしっ…! [服は途中の戦場で調達をしていけばいい。 死体なんてごろごろいるから。 腕を肩に回して、腰をがしっと掴んでずるずるとひきづるように運んでいく。 今戻るべき場所拠点へと―――]
(278) 2013/06/30(Sun) 22時半頃
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―拠点― [どのくらいの時間をかけただろうか。 なるべく血がついていないマシな服を調達して―― 遠くに拠点の場所が見えてきた。
ずるり、ずるりと一目につかない場所にオスカーを引っ張っていく。 ヤニクも重かったけどオスカーも…かなり重い。 息を整えて掌で10枚の花びらを出す]
これを…作るの久しぶりかもね。
[そう呟いて、イメージをするのは一枚の蝶。 ひらりひらりと燃えながら舞う蝶はモニカの周りを舞い、人差し指に止まった]
ライジをここに呼んで
[そう命じるとヒラリひらりと舞う。 ひらり ひらりと、自室にいるライジの所へと忍びこんで 彼が気づくまで、彼の周りを舞うだろうか。 気付いたら導くように、外へと導くだろう。]
(279) 2013/06/30(Sun) 22時半頃
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[キィ、と倉庫の扉が開く音がして誰かが入ってくる。 リッキィの姿を見つければ、あからさまに嫌そうな顔をしていた。]
『こんな所で何やってんだ。邪魔だ、出て行け千枚刃。それとも乱暴されたいのか?』
[ニヤリ、と下品な笑い方を携えながらこちらに近づいてくる男の足元へ鉛玉を一つ。 右肩スレスレに一つ。頭上ぎりぎりに一つ撃ち込めば、男は動きを止めただろうか。 それ以上は何もせずに。天幕の方へと足を進めた。]
(280) 2013/06/30(Sun) 22時半頃
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……氷、融ける前にやらないとか。
[「ごみ捨て」の時間以外誰もこないこの場所は、 考えことをするのには最適だった。
チアキの言うとおり、持ち帰ったものを焼くつもりで、 ふらりと拠点の中心の方へと戻る。]
オスカー、いる?
[声をかけて入口の布を引く。 オスカーの天幕は出て行く時となにひとつ変わらず、 まだ戻ってきていないようで。 戦闘はもう終わっているはずなのに、どこへ行ったのだろう。
少し考えてから、 チアキの天幕へとその所在を尋ねに行く。*]
(281) 2013/06/30(Sun) 22時半頃
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[今朝食べたのは、ええとそう、塩抜きした魚のスープだった。 朝って食欲出ないよねえ。
過呼吸気味の息を整えながら、どこか冷静に思う。
間一髪、書類は免れた。 紙袋の口を閉じ、ため息]
……しんどい。
[呟いて、とりあえず紙袋を二重にしておいた。
そのまましばらくぼんやりとしているけど。 人の気配があれば、またペンを握る]
(282) 2013/06/30(Sun) 22時半頃
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― 拠点・自室前→ ―
[部屋を出たところで炎の蝶に遭遇。
右人差し指の先に細やかな雷の花を咲かせ、 光の花弁で羽根を休める蝶を眺める。
薄暗く狭い廊下の、 そこだけが明るくてあたたかい。
モニカが戻ったのだろうと。 再び羽ばたきだす蝶を追い、 彼女の元まで。
人目の無い、拠点地の片隅で、 モニカに会い相談事を聞いてしまえば 深く溜息を落とすだろう。]
(283) 2013/06/30(Sun) 23時頃
|
|
― →チアキの天幕 ―
[失礼します、と一言告げて中へ入る。 内の空気に少し眉を寄せて、 ペンを握る手に、赤が滲む白を見つければ更にきつく。
だけどかける言葉が見つからなくて、 ここに来た用件を告げる。]
オスカーが戻ってないようなんだけど…。
[どこにいるか知らないだろうか、と。]
(284) 2013/06/30(Sun) 23時頃
|
|
[ライジの姿をみて、腕は…と聞きたかったが、相談をした。 相談事はオスカーを助けてほしいという相談をしたら
深いため息を落とされて]
…、面倒事持ち込んで…ごめんなさい。
[しゅんと落ち込むかのように謝った。]
(285) 2013/06/30(Sun) 23時頃
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|
[ひとまずは、モニカの無事に安堵。 助けて欲しいと言われても、 具体的に何をどうすれば良いのか解らない。 医療兵に見せるわけにもいかない。
オスカーの傍へと案内させ、 本人の状態を確認しつつもうひとつ溜息。]
…部屋へ運ぶか。 その後の事は…それから考える。
[気を失うオスカーに脱いだ上着をかけ、 勿論、モニカにも手伝わせて、 右腕で彼を支えて、我々の居住する建物へ。
ここなら、呼ばなければ一般兵はやって来ない。]
……モニカは、どうしたいんだ?
[移動中、モニカに訊ねる。]
(286) 2013/06/30(Sun) 23時頃
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|
[何でもないような顔をしていたけど、やはり無理があったらしい。 眉をしかめるソフィアに、空虚な笑いを返す。 誤魔化すときの癖は、無意識に]
オスカー?特殊部隊のほうの任務にあたっていたようだが……帰ってないのか。 捜索隊……いや、
[魔女や雷神、水龍の被害でこの拠点の兵士はいま補充待ちの状態だ。 他の部隊にまで人員を割くのは難しい。
考える頭は、ほとんど反射的に]
……定時連絡の時間まで待とう。 それまで帰って来なければ、それまでだ。
[自分で言って、その冷たい響きに驚いた。 淡々という自分の声が、知らない誰かのように聞こえた。 どこか非現実感に襲われて、不安で怪我をした手を握ってみる。
熱いな、と思っただけだった]
(287) 2013/06/30(Sun) 23時半頃
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|
[手伝いながら問われる どうしたいか。 どうしたいか、と改めて問われると悩む。 ただ…オスカーと一緒にいたい、というものだけだ。]
……一緒にいたい。 んん、傷つけたくない、かな。 オスカーを焼きたくない…。
[うん、傷つけたくない。戦いたくない。 伝わりそうな言葉を探りながら、そうぽつりぽつりと言った]
(288) 2013/06/30(Sun) 23時半頃
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|
……わかった。
[冷酷な判断に、今は従う。 定時連絡が入るはずの時間までは。
踵を返しかけて、一度チアキの方へと近寄る。 包帯の上から、数度。そっと手を撫でた。]
(289) 2013/06/30(Sun) 23時半頃
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― 拠点・自室 ―
[建物の中で一番広いベッドがあるのが 俺の部屋だったため、 オスカーを寝かせるべく部屋へ戻った。
一体なにをやっているのかと 自問自答したくもなったが…目を逸らす。
敵国の“悪魔”をベッドに横たえ、 戦場で雑兵の装備を取り込んでいた様子から 鉄を与えてみれば良いのか、と、思い。
腰に差していた銃を与えてみる。]
……モニカ、
[そうこうしつつ。 モニカにナユタと志乃を失った事を告げる。 もう、俺と君しか居ないのだと。]
(290) 2013/06/30(Sun) 23時半頃
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−拠点・ライジの自室− [ライジの部屋で。 オスカーを寝かせたのち。 ただ静かに聞いていた。 志乃とナユタがいないと聞いて、真っ暗になった。 ぎりっと食いしばる。 どうしたら、よかったんだろうか。]
……これからどうすればいい? [ライジの指示を待つかのように。]
ライジがしたいこと、私も手伝うし、やるよ? [やれること、やるよと言いたげ。]
(291) 2013/06/30(Sun) 23時半頃
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―赤軍拠点・ライジの部屋―
[>>290 ライジがオスカーの身体に銃を触れさせると、銃の鉄で出来た部分だけが水あめのように溶けてオスカーの肌へと吸収されていった。
宙空に放り出された鉛玉がパラパラとベッドや床に落ちていく。
それでもオスカーが目覚めることはない。 全身の火傷と極度の疲労、奥の手の使用による体力の消耗で深い眠りについたまま――ただ疲れて寝ているとも言う]
(292) 2013/07/01(Mon) 00時頃
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[オスカーは、どこに行ったのか。 いま特殊部隊そのものもごたついているというのに。
思いながら、踵を返しかけたソフィアから書類に視線を移す。
と、ふと影が落ちて顔を上げた]
……ソフィア?
[乱雑に包帯を巻いた手を撫でられ、瞬きひとつ]
(293) 2013/07/01(Mon) 00時頃
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...e ..48 .C...57 ―― . D....
[雨音は止み、雲間から光が差す。 カラン、と錆びかけた鐘が乾いた音を立てた。]
(294) 2013/07/01(Mon) 00時頃
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