278 冷たい校舎村8
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
マナに7人が投票した。
はのんに1人が投票した。
マナは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ココアが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、アトレイユ、タツミ、レイ、セイカ、はのん、レンの6名。
キーンコーンカーンコーン…………
(#0) 2020/06/20(Sat) 00時頃
──午後8時50分
時間はいつだって誰しもに平等に進む。
日が昇り、落ちて、校舎は二度目の夜を迎えた。
今なお終わらない文化祭を、
君たちは楽しんでいる頃だろうか。
忍び寄る夜は今日も凍てつくように寒く厳しい。
(#1) 2020/06/20(Sat) 00時頃
そして、四度目のチャイムが響いたとき、
また二人、この校舎からいなくなる。
綿津見まなと愛宮心乃が見当たらない。
(#2) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[CG研の部室に、夕陽の色が差し込んでいた。]
(0) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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「……彼、辞めるんだって。」
[冷えきった、淡々とした声色で若菜ちゃんは言った。 澄ました顔でわたしは座っている。
後輩くんがCG研を辞めるらしい。 そっかぁ。仕方ないね。って、そんな顔をした。 別にそこまで追い詰めようとしたわけじゃなかったんだけどな。
あっけらかんとしたわたしの内心を、 見透かすかのように若菜ちゃんは睨む。]
(1) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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「紫織、なんかしたんでしょ?」
[なんのことかなあ、って恍けた顔を返すけど、 あぁだめだ、これはバレてる。って早めに観念する。]
「ネットに出回ってる写真、全部あんたが作ったよね。 あたしには分かるに決まってんじゃん」
[さすが若菜ちゃんだなぁって、そう思う。 わたしのことをずっと見てくれて、嘘も何もかもお見通し。 悔しいけど、嬉しいよ。 そんなあなたが好きだよ。]
(2) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[——いつもなら、「本当にしょうがないなぁ」って、 呆れた顔で笑ってくれるのに、
今日の若菜ちゃんは、ずっと眉毛を吊り上げたまま。]
(3) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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「なんなの。あたしへの当てつけなの?」
「あたしには、可愛い男の子と一緒に過ごす権利すらくれないの?」
「あんたはどこかのイケメンとこっそりデートしてるくせに?」
「その前は他の男子と文化祭デートしてさ。わざわざあたしに見せつける?」
「嘘を言い訳にして、ほくほくした顔してさ」
「良いご身分だよね、人の気も知らないで!」
(4) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[ …………え? あれ? ]
(5) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[ちょっと待って。
ちょっと待ってよ、若菜ちゃん。
ねえ、違うんだよ。 あの後輩くんは、わたしたちの世界の邪魔をしようとしてて、]
(6) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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「嘘ばっかり。もういいよ」
「もうこれ以上はやってけない。無理」
「あたしたち2人でデザイナーやろうって約束もしてたのに、 それも嘘だったよね。要はあたしのこと信じてないんだ」
「CG研も終わり。今日で解散」
(7) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[今までこの口から吐き散らかし続けていた赤色の嘘が、 無自覚だった軋みから溢れて止まらない。]
(8) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[一番長く付き合ってきた最愛の“親友”が、わたしに背を向ける。
違うよ、違う……。ごめんなさい。 嘘吐いたことは謝るけど、でも、 若菜ちゃんのことは信じていなかったわけじゃない。 若菜ちゃんのことを見下していたわけでもない。 若菜ちゃんは、大切な友達。 だいすきな友達。本当だよ。]
(9) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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「あんたにとっての友達って、ただの都合のいい人ってことでしょ」
「もう、勝手にすれば」
(10) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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若菜ちゃん、……わたし、あなたが好きなんだよ。
(11) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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「嘘はもうたくさん。気持ち悪い」
(12) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[一人になった部室を、夕陽のオレンジが照らしていた。]
(13) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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— 校舎の変化 —
[増えに増えた6階の上に、更に7階が付け足される。
もちろんそこは、今までと同様に6階のコピーであることは間違いない。 しかし、歪んだ部屋の数、歪んだ廊下の傾斜、歪んだ部屋の形状に加えて、 机や椅子、電灯、教壇、黒板、部屋の表示、消火器など、 そこに置いてある物品すべてが捻れるように曲がっていて、 とても使い物にはならないだろう。
もはや誰が見ても虚構であることは間違えようがないのに、 淡々と示すように壁や天井に赤いインクが散っている。]
(14) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[ぽたり、ぽたり、ぽたり……。 3階の天井に薄ら赤いインクが染みて、雨漏りのように垂れる音がする。
3階よりも上に現れた虚構、 そこに撒き散らされた赤いインクがだんだんと現実を浸食するように。 あるいは、誰かが流している嘘の色をした涙のように。 ぽたり、ぽたりと、3階の数カ所に垂れ落ちてくる。]
(15) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[校舎の2階、廊下の果て。 本来はただの行き止まりで、どこにも繋がっていないはずの場所。 そこに通路が出来ていて、その先にはもう1つの部室棟が出現している。
部室棟の構造をそのままコピーしたようなその場所は、 床が歪んで傾いており、壁も斜めに生えている。 所詮はここも劣化した複製だ。
そして歪んだ床や壁、天井には、 夕陽を思わせるようなオレンジ色のインクが塗りたくられている。]
(16) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[嘘は、吐けば吐くほど辻褄が合わなくなっていく。]
(17) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[——歪みを湛えながら増え続ける校舎は、
深く考えずに嘘を吐いて、嘘を吐いて、嘘を吐いて、 すぐにバレてしまうような浅ましい嘘を重ね合わせて、 そのせいで、無限に生み出されてしまった虚実そのものだ。*]
(18) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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――チャイムのなる前 1F/家庭科室――
(……………多いな。
……………………いや、割とマジで多いな?)
[パーティーでも始めるのかってくらい、>>3:684 たくさん、たくさん、おにぎりが並んでいた。]
(19) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[……葉野、作ってるうちに楽しくなって 最初に決めたキャンパスサイズ 後から広げたりするタイプじゃないか?
とは、辰美は思わないけれど、 並んだ色とりどりのおにぎりが 静かに食べられるのを待っているようなので 男辰美幸俊、とりあえず茶を持ってきてから 手を合わせた。
ほら、時間たつとカチカチになるし。 乾いたおにぎりは悲しいし。]
(20) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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日々の糧に……あー、うん、やめよう。 いただきます。
[喜多仲も早未も七星も、ここにいればいいのに。]
[と、基本的なおにぎりに手を出しながら辰美は思う。 味?おいしいにきまってるだろ。 ……ちょっと米がはりつきがちなくらいで。]
(21) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[…………窓の外で静かに雪が降っている。
辰美は右手で不器用に 葉野が握った食事を食べていた。*]
(22) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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――チャイムが鳴る前、6階階段付近――
えー?そう? 俺なんてまだまだだって。 ヒーローみたいになれたらーとは思ってるけどな。
[ 悩んでいる人や苦しんでる人を助ける、 ヒーローみたいにさ。 なれたら、この世界の主も、 他の、死にたいような悩みを持つ友達も、救えるのかな。
それから、「時間経つのはえーよなあ」って言って、 二人で歩いて、階段に行って。 隣を歩く彼女が、立ち止まった>>3:826]
(23) 2020/06/20(Sat) 00時半頃
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まなちゃん?
[ 何かあった?って問いかけるように名前を呼んだ。 でも、何かを見つけたとか、 あるいは、何かが聞こえた、とか。 そういうことも言わずに、方向転換して、走っていく。]
お、おう。 また明日なー!
[ どうしたんだろう、何かあったのかな、 とは思いながらも。 いつもみたいに、「また明日!」>>3:828って、言っていたから。 明日も会えるということを疑いもせずに、 軽く手を振って。 赤い足跡を残していく後ろ姿を、見送った*]
(24) 2020/06/20(Sat) 00時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/20(Sat) 00時半頃
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— チャイムが鳴る前:廊下 —
[>>3:809たくさんはたくさんなので、ぜひ消費してください。 無言で辰美くんの胃袋に期待をかける。 どうやら彼は千夏ちゃんのことは知らなかったよう。]
……うん。 帰って、……受験勉強かぁ……。 なんでそんなモチベが下がるようなことを今……。
[>>3:810言葉を肯定されて心強くなった、その同じ口で、 あんまり思い出したくないことを言われて、 気持ちがしなしなしたけど、笑った。 まだ笑えるくらいにはわたしは元気。]
(25) 2020/06/20(Sat) 00時半頃
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いいよ、いつでも! っていうか3階のCG研の部室はそっくりそのままだし。 今も置いてるよ。
[——というか、今はもう、 わたしたちが活動している形跡は、その作品群ぐらいしか残っていない。
冬になる前に、とっくに終わってしまっていたから。]
(26) 2020/06/20(Sat) 00時半頃
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……センチメンタルになっちゃった?
[>>3:811ちょっと弱気になっているのか、 あの日の思い出話を聞いて、彼の顔を覗き込む。
凄めば鬼のように怖い辰美くんだけど、 あの偽装デート以来、なんとなく彼の人柄がわかったから、 >>3:818あの日の真っ赤な顔も思い出して、こうも気安く話せてしまう。 それは良いことなのかどうか。どうでしょうね。]
(27) 2020/06/20(Sat) 00時半頃
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[>>20ちなみに、美術も料理もなんでもかんでも、 作っているうちに楽しくなってキャンバスが大きくなるタイプ。 図星でした。*]
(28) 2020/06/20(Sat) 00時半頃
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―― 現在:体育館→ ――
[ チャイムが鳴った。>>#1 喜多仲のマネキンを覆う毛布をぼうっと眺めたまま、 誠香はそれを聞いていた。
朝と夜、一日二回鳴るチャイム。 ああそうだ、そのたびに、何か起こっていなかったか。 校舎が増えて、クラスメイトがマネキンになる。 もしかして、また?
誠香は立ち上げる。 誰かがマネキンと代わったのを確かめに行くんじゃない。 みんなが無事なのを確認するつもりで、 体育館を出た ]
(29) 2020/06/20(Sat) 00時半頃
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……なんだ、これ。
[ 体育館から校舎に戻ると、 赤い足跡が目に飛び込んできた。>>3:851 だってそこは、 心乃が掃除して綺麗になったのじゃなかったか。 あんまり汚さないようにねって、>>3:653 心乃は言っていたのに。 不届き者は誰だ。足跡小さいから女子みたいだけど。 そんなことを考えながら、足跡を辿った ]
(30) 2020/06/20(Sat) 00時半頃
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―― 現在:昇降口 ――
うそだ。
[ そういえば、誠香はきちんと昇降口を確認するのは これが初めてだった。 真っ黒なインクがぶちまけられた昇降口。 そこに、たくさんのマネキン? と ]
…………まな、っち?
[ 違うよね? と確認するように、声をかけた* ]
(31) 2020/06/20(Sat) 00時半頃
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— 2F:教室 —
[黒板にはいろんな情報が書き込まれていて、 どこが新規だったかどうかも分からなくなりかけている。ごめん。
とりあえず端のほうのスペースを拝借して、 『家庭科室におにぎり置いてます』——と、残す。
手に付いたチョークの粉をぱっぱっと払い、
その時、チャイムの音を聞いた。>>#1
いつの間にか、校舎は2度目の夜に包まれていた。*]
(32) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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――チャイムが鳴る前:廊下――
えぇ? ……そりゃ ちゃんと現実も思い出しといた方が 帰った時こまんないだろ? [半分冗談でそんな事を言う。 気持ちがしなしなしている葉野の反応を面白がるように 辰美は小さく肩を竦めた。>>25]
(33) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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ああ、そっか。 文化祭の時の展示はあるもんな。 あれもいいよな…逆になった都市に魚が泳いでるやつ。
[もう一回葉野と疑似デートをここでするには 少し、雑踏が足りないような気もするし 少し、ペンキくさいような気もするが。>>26 CG研のその後を知らない辰美はただ頷きを返す。]
………。うーっせ。
[葉野がこちらをのぞき込んでくるので 辰美は無表情のまますっとその額に指先を伸ばし つーん、とつつこうとした。 葉野が逃げるなら逃げられる。]
(34) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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センチメンタルじゃねえよ。 ちょっとさびしいだけで。
なんだ気にしてくれてんのか? だいじょーぶだよ。
[葉野がついた嘘に思ったことは数あれど 辰美は、かつての共犯者と気安く話す。]
(35) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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お前こそ、さっきちょっと不安そうな顔してたくせに
何か不安に思うことあれば言えよ。 お父さんとの約束です。
[さっき、というのは 「帰れたか」と葉野が喜多仲や早未を気にしていたことだ。
腰に手を当て、葉野を指さして (※人を指さしてはいけません) 辰美は「心配ないよ」と言いたげに冗談を言った。
――それが、すれ違い際にあったこと。*]
(36) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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──現在/踊り場──
……は?
[ ──って、礼一郎は言った。
話を聞く男の時代と誰かが言っていた。 けど、礼一郎はかなり序盤で、思わず。
軽い調子で肩をすくめられて、>>3:893 それでも、話は続いていくので、 氷室が、静かな目をしているので、
礼一郎はかろうじて口を閉ざす。]
(37) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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[ 氷室は流暢に言葉を紡いだ。 中には同意できる点もそりゃ、ある。 クラスメートが死んだらいやだよな。 頬を引っ叩くかはわからないけれど、 死ぬなって、言うよなあ、そうだよな。
なんでだろうな。 そこまでは同じ意見なのに、>>3:894]
(38) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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[ ……間違っている。とは、思わなかった。]
(39) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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[ けど、] ……わかんねえよ。 励みになんかならねえし、
死ぬんじゃなくっても、 死にたくなるような悩み抱えてるやつ、 少ねえほうがいいに決まってんじゃん。
俺だったらそんなん、 ……逆にもっと死にたくなる。
[ 意味が分からない、という風に首を横に振った。 穏やかな声で言われるのが、かえって怖い。]
(40) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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|
……でも、 そういうふうに思うやつも、 いるかもしれねえってのは、わかった。
[ 礼一郎にはやっぱりわかりそうもない。 平和で、円満で、みんな笑ってる。 それが嘘もごまかしもなく存在しててほしい。
誰かの苦悩は生きる糧にはならない。
ゆるりともう一度頭を横に振った。 可能性として、覚えておきます。それでいい?]
(41) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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|
[ 氷室は、礼一郎は違うと言う。>>3:896
その仮説を採用するなら違うだろうな。 礼一郎用の仮説はもう別に考えてあるけど。
否定されるのを、礼一郎は聞いて、>>3:897 お利口によく聞いていたんだけれど、
……なんだか、聞いてて自然とさ、 ほんの少しだけど、笑えてきた。 笑えて……んのかな。苦笑い?]
(42) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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|
……なんだよそれ。 俺が超ナイーブみたいじゃん。 [ そういうふうに見えてるんだなあって、 そりゃ、礼一郎は小心者だけど。]
(43) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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|
[ 話の矛先を切り替えるように、 礼一郎はそういう話なら、と口を開いた。]
……絶対いやだけど、 もしおまえがこの世界の主だったら、
俺が、励み? 糧? になってやるよ。 ……存分に励みにして、死ぬなよ。
[ 誰だって絶対いやだって言うんだろうけど、 礼一郎は目の前の友人じゃないといいって思う。
というか、みんな違っててほしいよ。 今からでも、どうにかなんねえのかな。
……ならないんだろうなあ。って、 ないものねだりばかりしていたら、]
(44) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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[ 時計の針は8時50分に差し掛かろうとしている。*]
(45) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/20(Sat) 01時頃
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―― 現在:昇降口 ――
[ マネキンに埋もれるように、 まな、のようなマネキンが見える。>>3:879 近づいて、恐る恐る触れてみれば、 たくさんのマネキン、のようなものは、 柔らかくて、マネキンに似て非なる人形のようだ。 ぶちまけられているインクにまみれて 汚れている人形たちに埋もれて、 まなに似たマネキンだけは、 なぜか綺麗だった。>>3:880 血も出ていないし傷もない。 それは、喜ぶべきこと、なのだろうか ]
(46) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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…………またあとで、って言ったのに。
[ 就寝時間になったら、みんな保健室に集まって。 そこで、千夏にメイクを教えてもらおうって 話をする。 そうなると疑っていなかった ]
僕さ、ここで、どんな風に死んじゃうのか、 考えると怖いけど……、 もし、僕が死んだら、 まなっちは、黒板になんて書いてくれるのかなって、 考えてたんだ。
[ ざかざかと誠香はマネキンもどきの人形を掘る。 ちょっと苦労する程度なら、それくらいする。 まなの代わりのマネキンを掘り起こしながら、 ぽつりぽつりと言葉を落とした ]
(47) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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それなのに、先に帰っちゃうんだ。
[ そうして、やっと掘り起こした まなのマネキンをじっと見て、 誠香は書けるべき言葉を考える。 ここは高校で、先に帰るクラスメイトに、 かけるべき言葉は ]
(48) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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……また、明日?**
(49) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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|
[ チャイムが鳴った、少し後の話。
そういえば、だ。 すっかりさっぱり忘れていたけど、 昨日の夜、郁斗がサッカーだかバスケだかやろうって言ってたよなあ、ということを思い出して、体育館へと足を向ける。 言い出した張本人、朝から見かけてなかったし。 もしかしたら誰かが何かやってたりするかもーと、思って。]
(50) 2020/06/20(Sat) 01時頃
|
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うん、誰も居ねえな!
[ まあ、誰もいなかったわけなのだけど。 なんか、朝から会ってない人いっぱいいる気がするけど、どこいったー? なんて思いつつなんとなく奥の方へ。]
……何だあれ。
[ 舞台の袖に、毛布をかけられた何かがあった。 なんとなく嫌な予感を感じつつ、それに近寄って、毛布を、剥がす。]
(51) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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……っ!
[ 息を飲んで、一歩、後ずさった。
そこにあったのは、首が折れて、 ちいさな手の痣がいくつもついた、マネキン。
そう、マネキンだ。 郁斗を、象った、だけの。]
(52) 2020/06/20(Sat) 01時半頃
|
|
……う、
[ 崩れ落ちるように、膝を着く。 目にするのはこれで3回目。 でも、耐性なんてろくについていなくて。 眠っているようだった、遠目に見た千夏のソレと違って、 目の前にある郁人のソレは、明らかに、 死体、染みていて。
頭では、きっと帰っただけだって、 思ってるよ、思ってるんだけど、さ。 友達の、死体のようなものを、それを見るのが、さ。]
(53) 2020/06/20(Sat) 01時半頃
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|
[ もういやだ、って、思ってしまった。]
.
(54) 2020/06/20(Sat) 01時半頃
|
|
[ 世界が、ぐるり、回転する。]
.
(55) 2020/06/20(Sat) 01時半頃
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|
……え……?
[ 呆然と、マネキンを見る。 次に、自分の手を見る。 自分の、“僕”の思う通りに、手は動いた。]
は……?え……?
[ 頭が混乱している。 心臓が、ばくばくと激しく音を立てていた。]
(56) 2020/06/20(Sat) 01時半頃
|
|
[ 入れ替わった。“僕”と“俺”が。 それを理解しつつも、心臓の鼓動は速いまま。
状況は、なんとなく分かっていた。 閉じ込められた校舎で、居なくなるクラスメイト。 その代わりに残されるマネキン。
もう一度、マネキンに目をやる。 “俺”は、きっと、このマネキンを見て、 ショックを受けて、 それが原因で、入れ替わった、のだ。
そんな“俺”を責めようだなんて思わないよ。 思わないけど、でも。]
(57) 2020/06/20(Sat) 01時半頃
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|
ど、どうすれば……
[ 縺れる足でなんとか立ち上がる。 とりあえず、ここから逃げないと、と、思った。 だってここは袋小路だ。 誰かが来たら、逃げ場がない、から。
トイレかどこかで、閉じこもって隠れていよう。 そうだ、そうすればいい。
そう思って。震える足で駆けだす。 体育館を出て、脇目も振らず、足音を立てながら、廊下を走っていく*]
(58) 2020/06/20(Sat) 01時半頃
|
|
— 回想:チャイム前のやり取り —
あぁ……あれね。 なんてったって力作だからね。 お気に召したようで嬉しいなぁ。
[>>34具体的な作品内容を挙げられて、少し言葉を濁した。 若菜ちゃんとの共同制作。 もう、関係が終わってしまった親友との。 あの世界観は二度と形作られない。]
(59) 2020/06/20(Sat) 01時半頃
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|
さびしいんじゃん。 なーんだ。 ……え、そうなんだぁ。
うん、わたしも寂しい……。
[>>35さびしい、という感情が辰美くんから出てきて、 ちょっと面食らったように目を丸くしたけど、 別にからかうこともなく。だってよくわかるし。]
(60) 2020/06/20(Sat) 01時半頃
|
|
……お父さん、かー。
[>>36ぷふっ、と少し噴き出してしまった。 まさか同級生にお父さん面されるとは。 ……あ、心乃ちゃんは違和感なくお母さんだった。 じゃあ別にアリか。アリですね。
高い身長を見上げて、 表情は無骨なのに仕草は面白く見える彼に笑顔を向ける。 そうしてから、別方向へ別れるように歩き出した。*]
(61) 2020/06/20(Sat) 01時半頃
|
|
[レイレイコンビ。 礼儀正しい方のレイくん。 思い切りが良い方のレイくん]>>1:970
(62) 2020/06/20(Sat) 02時頃
|
|
[中学の頃から俺らは 正反対の評価をされてきたし、 まあ実際、意見が噛み合うわきゃない]
(63) 2020/06/20(Sat) 02時頃
|
|
[だけどさ。
おまえには珍しく、 必死に「わかんねえ」>>40って 自分の意見言ってる姿を見たらさ。 自然と俺は口角が上がってきちゃうわけ]
(64) 2020/06/20(Sat) 02時頃
|
|
[たぶん、訳わかんないでしょ?]
(65) 2020/06/20(Sat) 02時頃
|
|
[うん、それでいい]
(66) 2020/06/20(Sat) 02時頃
|
|
―― 現在 / 踊り場 ――
……やさしいな。 なんかレイっぽい。
[俺はやっぱり穏やかな笑みを浮かべたまま、 礼一郎の話に耳を傾けていた。
まさかその穏やかな笑顔>>40が怖いって 思われてるなんて、考えもしないじゃん。 俺は人を安心させるような、爽やかイケメンスマイルを 浮かべているつもりだぜ]
(67) 2020/06/20(Sat) 02時頃
|
|
[皆が幸せであれ、とでも 言いたげな礼一郎の物言い。
俺みたいに素の性格のひん曲がってない、 優等生でやさしい奴の意見だなって思う。
この博愛主義の委員長と、 あの聖母みたいな副委員長と。 選ばれるべくして選ばれた 学級委員の長副ふたりだなって思う]
(68) 2020/06/20(Sat) 02時頃
|
|
超ナイーブだろ。違う?
[に、と口角を上げて笑った。 おどけるように、いつもの調子で]
(69) 2020/06/20(Sat) 02時頃
|
|
[それから、続けられた言葉>>44に きょとんと目を丸くして]
……馬鹿か。
俺を死なせないために、ずっと悩み続ける気かよ。 おまえはとっとと悩みを解決して、 幸せに俺と馬鹿笑いしてくれたまえ。
[ふっと相好を崩した]
(70) 2020/06/20(Sat) 02時頃
|
|
[そうして、時計の針は8時50分を差す]
(71) 2020/06/20(Sat) 02時頃
|
|
[不気味に響くチャイムの音。>>#0 俺は弾かれるように顔を上げた]
……今までの流れで行くと。
[至極真面目な顔をして、 礼一郎と顔を見合わせただろう]
また、マネキン人形が 増えてるかもしれねえってことだよな。
(72) 2020/06/20(Sat) 02時頃
|
|
――俺、行ってくる!
[上の階への探索は切り上げて、 階下へと駆け下りようとし始めた。
途中で礼一郎を振り返って]
(73) 2020/06/20(Sat) 02時頃
|
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レイ、またな。
[俺はいつもの調子で、ひらりと手を振った。 そうして、ふたりは別れたのだろう]*
(74) 2020/06/20(Sat) 02時頃
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―― 現在 / 昇降口 ――
[予感に導かれるように、階下へと駆け下りる。 女装してる時だったらスカートを気にして こんなにスピードを出せなかっただろう。
こんなときばかりは、 女装を辞めて良かったと思い知る。
1階まで辿り着くと、 俺は点々と続く赤い足跡に>>1:851 ごくりと喉を鳴らした]
(75) 2020/06/20(Sat) 02時頃
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[赤いペンキ、だろうか。 それとも――……
血痕ならば相当の出血量だ。 俺はごくり、と喉を鳴らして 点々と続く足跡を追った。
そして俺は、昇降口にその影を見つけた>>48]
(76) 2020/06/20(Sat) 02時頃
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……誠香。
[肩を、叩いた。 彼女までマネキン人形になっていたらと、 俺は怖くて堪らなかったんだ]**
(77) 2020/06/20(Sat) 02時頃
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――回想:チャイム前のやり取り――
ああ、好きだったよ。
[何も知らない辰美は、>>59 まっすぐその言葉を言うのだけれど 葉野の反応に少しだけ違和感を抱いた。>>3:407 前はそう、もっと誇らしげだっただろう?
……突き詰めることのないまま、話を進めた。]
(78) 2020/06/20(Sat) 02時頃
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うっせ。 …………そうなぁ。
[なんかおかしいかよ、と 辰美は葉野の目を見ている。>>60 見た目は鬼だけど心は男子高校生なので。]
笑えたなら何より。 ……じゃ。
[そのまま噴き出す葉野を見れば ほんの少し安心したように
辰美も、わらった。]
(79) 2020/06/20(Sat) 02時頃
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[米が炊けるにおいのする家庭科室へ歩いて行く。]*
(80) 2020/06/20(Sat) 02時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/20(Sat) 02時頃
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[例えば俺は手癖が悪いので、 白紙の端は折れているわけです。
それを無理やり紙飛行機みたいに飛ばそうとして 息苦しくってどうにもやってられないわけです。 あと紙自体もちょっと破けたりしてて。
まあ最近、それでもいいや、って思えること 2つくらいあったから、いいんですけど。]
(81) 2020/06/20(Sat) 03時頃
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[ところで、 せんせーが渡したお手元の紙>>3:869 たしかに四隅は綺麗ですけど、 真ん中に穴開いてません?]
(82) 2020/06/20(Sat) 03時頃
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[……何の事だって?
…………さあな。]
(83) 2020/06/20(Sat) 03時頃
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[――おかけになった電話番号は、 現在電波が悪いところにあるか――……]
(84) 2020/06/20(Sat) 03時頃
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[午後8時50分。
辰美はちょうど、誰かと誰かが話している階段とは 違う方の階段から上階へ昇っているところだった。]
(85) 2020/06/20(Sat) 03時頃
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[三階の準備室をのぞき込む。 窓の下にあるものに静かに祈る。
ところどころ雨漏りのように涙のように 校舎に赤いインクが垂れている。>>15
四階を越えて、 五階に踏み入っていく。 部屋の数がおかしい。>>2:5 音楽室が二つあって、美術室が増えている。
まだ、涙のように赤い雨が垂れている。
六階へ行く。 赤くペンキで彩られた壁が傾いて見える。 何かと思えば、自分が立っている場所が傾いている。 教室の部屋がいびつに曲がる。>>3:9
ずっと赤い雨が垂れている。]
(86) 2020/06/20(Sat) 03時頃
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[――そうして、来た道を戻ろうとして、 8時50分のチャイムが鳴る。
目の前にもう一つ階段が増えている。 …………七階、だった。 頭痛がする頭を押さえながら、辰美は先へ進む。]
(87) 2020/06/20(Sat) 03時頃
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――七階――
…………
[そこにある全てがねじれていた。 シュルレアリスムの絵のように>>14
壁も、床も、窓も、天井も、 消火器も、机も、美術彫刻も、楽器も
何もかも、何もかもがねじれて歪んでいた。]
(88) 2020/06/20(Sat) 03時頃
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「ぐちゃぐちゃだよ」「あーあ」「できそこない」「俺もお前と一緒」「死んじゃえ」「気持ち悪」
(89) 2020/06/20(Sat) 03時頃
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[眼窩が真っ黒になった兄が 笑いながらこちらを見ていたので 気分が悪くなりながら蹴り飛ばしておいた。
消える幻覚に舌打ち一つ。 吐き気はしたが、さっきほどじゃない。 ……息はできる。
それで。]
(90) 2020/06/20(Sat) 03時頃
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(……なんつうか、 壊れてきてんのか、 維持できてねえのか 無計画なのか…………
……うん、わかんねえな)
[ここが、主―― ホストだかホステスだか知らないが、 「それ」の心の中なのであれば ここはきっと、楽しいだけの文化祭を再現する場ではなく 何かしらの歪みを暗示しているとは思うのだけれど 辰美にはとんと、理解が及ばなかった。
ただ、増築は計画的にしろよ。と思い、 なぜか先ほどのおにぎりを思い出した。]
(91) 2020/06/20(Sat) 03時頃
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[それ以上の探索は胃に影響しそうだったので 辰美はやむなく、そこから降りていく。
降りていく。
…………降りていく。その先で、]
(92) 2020/06/20(Sat) 03時頃
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――廊下――
[そいつと行き会ったのは廊下だった。 足音がするからそちらに向かえば 曲がり角で飛び出してくる影があり]
……、!
[辰美はそいつの顔を見て、 駆けていこうとするそいつの手を、 思わず掴んで引き留めようとした。>>58]
(93) 2020/06/20(Sat) 03時頃
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おい、どうした、
……おまえ、
[それが叶うにしろ叶わないにしろ 辰美はそいつの目を見て呼びかけた。
――飛び出してきたのは、連城颯真だった。]**
(94) 2020/06/20(Sat) 03時頃
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[ レイレイコンビの、礼儀正しいほう。]
(95) 2020/06/20(Sat) 03時半頃
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[ そう呼ばれるの、 礼一郎はほんと好きだった。]
(96) 2020/06/20(Sat) 03時半頃
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[ わかりあえたらよかったんだけど。 ……って、礼一郎は思っちゃうんだよな。 そうじゃないからこそ、補い合えるのに。]
(97) 2020/06/20(Sat) 03時半頃
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[ ……ま、君がわかってんなら大丈夫か。]
(98) 2020/06/20(Sat) 03時半頃
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──現在/踊り場──
[ 圧倒的爽やかイケメンスマイルを、 ありがたがることもなく注がれている。
……冗談。礼一郎にとってもそれは、 やさしく受け止めてくれる友人の笑み。 に、見えているから、ちょっと照れるな。
……というか、 やさしいとされて礼一郎は少したじろいだ。 もうちょっとそれが冗談じみてたら、 「 まあな 」ってふふんと笑って受け流すとか、 できた……はずだ。いつもどおりにさ。]
(99) 2020/06/20(Sat) 03時半頃
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……そーか?
[ ありがとってほんの小さな声で言う。
でも、礼一郎はさ、 そうやってやさしいだなんだ言われるのが、 ずっと、嬉しかったし、誇らしかったのだ。]
(100) 2020/06/20(Sat) 03時半頃
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……別にそんなヤワじゃねえし。
[ 否定もせずにいっと笑われて、>>69 礼一郎はちょっと、ムッとした声で言う。 ……かなり、いつもみたいに。拗ねたように。]
(101) 2020/06/20(Sat) 03時半頃
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[ ……理解のできない礼一郎なりに、 おまえの力になりたいよって、 伝えたつもりだったんだけどな。
や、それは伝わってるんだろうなあ。
勢いのいいほう、なのに、 物分かりもいいんだから、できた人間だよ。
……ほんとに、そう思ってる。]
(102) 2020/06/20(Sat) 03時半頃
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[ 礼一郎とはきっと違うやり方で、 氷室は人と人の間を渡り歩いて、飛び回ってて、
それをずっと見てられたらなって思うよ。 礼一郎はそういう友人がいて誇らしかった。
……それに、ほら、 たまに、危なっかしいとこもあるし。]
(103) 2020/06/20(Sat) 03時半頃
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[ ……解決。って、なんだろうな。 礼一郎にはまだわからない、けど、]
(104) 2020/06/20(Sat) 03時半頃
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……うるせえ。 ちょっとでも報われるなって話だろ。 おまえがそれで、生きる気になんなら。
んなこと、わかってるよ。 ……おまえと、俺と、みんなも、 みんなで、また笑って……、
(105) 2020/06/20(Sat) 03時半頃
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[ …………チャイムが鳴る。>>#0]
(106) 2020/06/20(Sat) 03時半頃
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[ すっ とその場の空気が変わった。
氷室が顔を上げて、 打って変わった真面目な表情で言う。
マネキン人形が増えてる。 ……という言葉に、礼一郎はうなずく。 いやだなって思いながらも、うなずいた。
間を置かず駆け出した氷室のあとから、 勢いよく階段を下っていく。*]
(107) 2020/06/20(Sat) 03時半頃
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――現在:廊下――
……っ!
[ 逃げこめる場所を探しながら走っていると、 曲がり角のところで一つの人影と遭遇する>>93。 まずい、なんて思いながらも、そのまま横をすり抜けていこうとしたがそれは叶わず、手を掴まれて、つんのめるように足が止まった。]
う、……え、っと……
[ ちらりと相手の顔を見ると目が合ってしまい、 すぐに逸らす。 その時の僕は、焦っているような、困っているような、 迷子のような。 よく笑う“俺”らしくない、 情けない顔をしていただろう。]
(108) 2020/06/20(Sat) 04時頃
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[ どうした、と問う声>>94に、聞き覚えがあった。 内側からだけじゃなくて、ちゃんと、僕として、 この声を聞いたことがある。
そうだ、あれは確か、文化祭の時>>2:127。 連城颯真を心配して、声をかけてくれた、“俺”の友達。
こんな姿を見せてしまったら、きっと、また心配させてしまう、って思ったから。]
(109) 2020/06/20(Sat) 04時頃
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だっ、だいじょうぶ、なんでもない、から……
[ そう言って、頑張って、“俺”みたいに笑おうとして―― 笑えなかった。 眉は八の字に下がったまま、 無理矢理口角を上げようとして、 上手くいかずに失敗して。
笑おうとしたことまでは分かるかもしれないが、 きっと変な顔になってただろう。
“俺”だったら、無理して笑うくらいできるのに。 僕にはそれすら出来やしない。]
(110) 2020/06/20(Sat) 04時頃
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[ 僕だということが、バレたくなかった。 だって、自分の知っている連城颯真じゃない、って分かったら。 自分の知っている、友人である連城颯真は、何処に行ったんだ、ってなるでしょう。
僕だって本当は、連城颯真のはずなのに。 もし、「颯真を返せ」なんて言われたら。
本当に、消えたくなってしまう。 “俺”を残して、僕だけ消える方法なんて、 分かりはしないのに**]
(111) 2020/06/20(Sat) 04時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/20(Sat) 04時頃
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[ 氷室がひらりと手を振って別の方向に消えた。>>74 礼一郎も、あとでって手を振って、 当たり前のように、別の道を駆けていく。]
(112) 2020/06/20(Sat) 04時半頃
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──現在──
[ なんで。なんて言われたって困るけど、 礼一郎は最下層まで駆け下りてった。
下から順番に、とか。 性格的な部分かもしれない。
探しているものがあの人形だなんて、 本当に気が滅入ってしまうけど、
なあ、めちゃくちゃに走ってたって、 見つけられる探し物もあるのかもしれない。 ごめん、嘘言ったかも。って礼一郎は思う。 もうとっくにここにいない友人に、思う。]
(113) 2020/06/20(Sat) 04時半頃
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──現在/B1家庭科室──
[ なにかの導きでも、予感でもなく、 礼一郎がそこにたどり着いたのは、 自分の足で順に探し回ったからだ。
その教室に首を突っ込んですぐ、>>3:800 礼一郎はそれを愛宮心乃だと認識する。]
(114) 2020/06/20(Sat) 04時半頃
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[ ………… ]
(115) 2020/06/20(Sat) 04時半頃
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……なんで、
[ 重い足取りで礼一郎は歩いてって、 うつ伏せに転がる人形を見下ろしている。
背中に刺さったままの箒の、 かたちづくる、形を見ていた。
さっき見かけたときの、 掃除に励んでいた姿を思い出して、
……礼一郎はやっぱり、 これが本人の願望の果てだとは、>>3:782 思えない。……思いたくない。]
(116) 2020/06/20(Sat) 04時半頃
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[ ほんとにちゃんとしてるなあって、 礼一郎は、いつもそう思っていて……、]
(117) 2020/06/20(Sat) 04時半頃
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[ 許されたような気がするんだ。 ……って、声とあの陽射しが蘇って、]
(118) 2020/06/20(Sat) 04時半頃
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[ これもそうなの? って、礼一郎は思うけど、]
(119) 2020/06/20(Sat) 04時半頃
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|
……愛宮が背負う記号じゃ、ねえだろ。
[ ……思う、けど、 彼女もまた内にはなにかを秘めていて、 それに対するなにかのあらわれ、だったとしても、 礼一郎は、納得できそうもなく、悲しい。]
(120) 2020/06/20(Sat) 04時半頃
|
|
[ 少しの間、そうしてじっと見下ろしていた。 誰かが訪れたとしても、気づかないくらい。
背中に突き刺さったままの二本が、 あまりに痛ましくって、それに、 これじゃ、布かけておこうとか、 そういうこともできないじゃん。
なんでだよ、愛宮さあ……って、 礼一郎はそういうことばかり考えてて、
……散々考えてから、 突き刺さったうちの一本に手をかける。 ゆっくりとそれを引き抜こうと力を込める。]
(121) 2020/06/20(Sat) 04時半頃
|
|
[ こぽり。と、空になった穴から、 新たに血が溢れ出すのを、 箒を片手に、呆然と見つめていた。
……崩れた形を見て、 あと一本もって礼一郎は思う、けど、
小刻みに震える自分の手に気づいて、 先に、かけるものを探してこようって、
人形の傍らに箒を置き、 ふらふらとした足取りで廊下へ向かった。**]
(122) 2020/06/20(Sat) 04時半頃
|
|
[チャイムが鳴ったから、 もしかしてまた何かが起こったのかなぁって、 ここまでくれば呑気してるわたしにも分かる。
だから、教室を出て、2階から1階へ。 ……そこで、さっきから気になっていた更なる階下への入り口に、 いよいよ足を踏み入れて、地下1階。
不思議とそこは1階と同じで、窓の外に景色もある。 といっても今は夜だから、見えやしなかったけど。
赤色と黄緑色のインクがびちゃびちゃしているのも気にせず、 てくてく、進んでいたら、誰かが部屋から出てきて、どこかに向かうのが見えた。>>122]
(123) 2020/06/20(Sat) 11時半頃
|
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— 地下1階:家庭科室 —
[誰かが出てきたその場所に、遅れて入り込む。 >>3:800そこにあったのは——]
……心乃ちゃん。
[——マネキンだ。それは分かってる。 顔はうつ伏せで分からないけど、体型で察しがついた。ごめんね!
背中に刺さっている1本の箒。 それと別に空いた穴から溢れ出る新鮮な血液。 そして、その傍に置かれている、血に染まったもう1本の箒。
>>122ついさっき、1本引き抜かれたなんてわたしは知らないから、 もしかしてさっき出て行った人が刺し殺したんじゃ……? っていう発想に及んでしまう。]
(124) 2020/06/20(Sat) 11時半頃
|
|
[箒が刺さっている痛々しい体を動かすことはできそうにない。 けど、本当に心乃ちゃんなのかって、確認はしなきゃいけないと思って。 やっぱり顔を見るべきかな、って、そっと持ち上げた。 血が両手にべとりと付く。 ……インクとは違う、錆のようなにおいがする。]
……ぅぇ……。
[額にも赤い何かがある。 血液と比較するとわかるけど、これは出血ではない。 十字架。……そして、祈りを捧げているポーズ。
赦しが欲しかったの。ねえ、心乃ちゃん。]
(125) 2020/06/20(Sat) 11時半頃
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|
[……暖かそうな腕の中は、今は校舎よりも冷えきっている。
マネキンの姿勢をそっと元に戻して、少し離れる。 背中に深々と刺さった箒を、どうしたらいいだろう。
血で汚れて両手をぶら下げて、 少し、そこに佇んでいた。**]
(126) 2020/06/20(Sat) 11時半頃
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――現在/廊下――
……?
[様子がおかしい。 口ごもり目をそらす連城颯真を見て 辰美はその手を握ったまま小首を傾げた。]
(127) 2020/06/20(Sat) 12時半頃
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[なんでもないから、と連城颯真が言う。 笑おうとして変な表情を浮かべる>>110 どうみてもいつもの「彼」ではない。
何か変なものでも見た。 ――違う。 隠し事がある。 ――合ってそうだけど、なんか違う。
颯真にしてはビビりすぎ。いやあいつはビビりだけど。 ………………誰だ、こいつ?
違和感を言い表せず、辰美はふと疑問を口にする。]
(128) 2020/06/20(Sat) 12時半頃
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んん……だいじょうぶそうに見えねえけど。 …………
お前さ、文化祭の時 2-5のクラスにいた?
[人酔いして空き教室に閉じこもっていた誰かは 今の連城颯真に似ていると思った。**]
(129) 2020/06/20(Sat) 12時半頃
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[ そこが1階と同じつくりであるということは、 さっき、廊下を駆け抜けながらも理解していた。]
(130) 2020/06/20(Sat) 13時頃
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──現在──
[ 上と下から、 赤色と黄緑色に挟まれたような廊下を歩く。 ……視界にちらつく色がうるさくて、 なんだか気分が悪くなりそう。
……さっき、階段の踊り場で見たのは、 こんな色だっただろうか。と、 礼一郎は床の黄緑を眺めて思った。>>2:6
こんなの、掃除終わらないだろ。 礼一郎には奉仕活動なんて、 ある休日の午後を費やすくらいでよかった。]
(131) 2020/06/20(Sat) 13時頃
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[ 1階が増えた。 上の階も増えていた。
それは何を表しているんだろうな。 まき散らされた色とりどりのインクも。
礼一郎はワックスがけされたあとの、 ぴかぴかの廊下のほうが好きなんだから、 そこんとこ、世界の主と気が合いそうにない。
……深層心理がどうとか言い出しちゃ、 もう礼一郎の手に負えないから考えない。]
(132) 2020/06/20(Sat) 13時頃
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[ 単純に、この世界のあれもこれも、 礼一郎の感性とは重なりそうもない。]
(133) 2020/06/20(Sat) 13時頃
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[ 体育館、この階にもあった。 人形はなくって、液体だけ。>>2:211
そこから、布を引っ張り出してくる。 ……こういう場合には便利だなって、 礼一郎は現実感なく考えるけど、
もう、さっきつくられた階層じゃ、 備品のひとつも使い物にならないなんて、 知ったら、いよいよ意味がわからないな。]
(134) 2020/06/20(Sat) 13時頃
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[ 意味や目的なんてそもそもあるのかな。 という根本的な疑問は、いつも芽生えない。]
(135) 2020/06/20(Sat) 13時頃
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──現在/B1家庭科室──
[ かぶせるようにって、 大きな布を抱えて礼一郎は戻った。
開いた扉、その先に、 さっきまではなかった人影がある。 赤く染まった手をだらりと垂らして、 そこにひとりたたずんでいる。]
……葉野?
[ 覇気のない声で問いかけた。 立ち尽くしている様子の彼女に、 少し遅れて、「大丈夫か」と言った。]
(136) 2020/06/20(Sat) 13時頃
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……その、愛宮、だよな。 七星とかイクトのときみたいに、 布だけでも持ってきたんだけど──、
[ その前にもうひとつ問題があるんだったな。]
……それ、一本は、 俺、抜いたんだけどさ、
[ 礼一郎は迷いを含んだ声で言って、 少し、その人形に近づく。 ……それで、葉野と横並びになる。]
(137) 2020/06/20(Sat) 13時頃
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痛そうで、見てらんなくて、 抜いちゃったんだけどさ、
そのままにしておいたほうが、 ……もしかすると、よかったのかな。
[ 葉野の横顔をちらりと見た。 それから、ふたたび視線を戻す。 戻しても、そこにあるのは、 およそ愛宮らしからぬとしか思えない光景である。]
(138) 2020/06/20(Sat) 13時頃
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……みんな、ほんとは死にたくて、 この世界つくったやつだけじゃなくて。 だからこんなふうになるんじゃないかって。
言われたんだけどさ、葉野は、 ……葉野も、死にたかった?
(139) 2020/06/20(Sat) 13時頃
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[ 礼一郎はやっぱり、 そんなのあんまりだと思うので、
世界の主がちょっと不器用なだけ。 だと思いたい。思っていたいんだけどさ。
どうですかね。そこんとこ。 クラスメートの女子。友人。 文化祭に一緒に取り組んだ仲間。 礼一郎の友人に迷惑をかけて、 そのあと、また別の友人には迷惑をかけられてた。
……そのくらいの距離感から、 距離感にふさわしくない質問を投げますが、 どうですかねって、箒を見下ろしたまんま。*]
(140) 2020/06/20(Sat) 13時頃
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[犯人は現場に戻ってくる。 ……とも言いますので、背後からの気配は実に犯人的でした。>>136 一瞬だけ肩をぴくりとさせて、そんなわけないかーと安堵して振り返る。 そこにいた委員長は、大きな布のようなものを抱えていた。]
……あ、そっかそっか。 被せてあげるのね。
[聞けば、マネキンの傍に転がる箒は委員長が抜いたらしい。 それの是非は、わたしには分からない。 刺さったままでも痛々しいけど、抜いて出てくる血もまた痛々しい。]
どうだろ……でも、抜いてあげたいよね。
[いずれにせよ布を被せるつもりなら、抜いたほうがいいか。 もう1本の箒に手を伸ばす。]
(141) 2020/06/20(Sat) 15時半頃
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みんな本当は死にたい、かぁ……。
[じっと考える。 千夏ちゃんも、それを望んでいるらしい仄めかしをしていた。 痛々しい姿になった心乃ちゃんも、喜多仲くんも、 それと同じぐらい心の痛みを抱えていたのだとしても、おかしくない。]
けど、例えそうだったとしても、 みんな死なせて、同じような苦しみを味わわせて、 スッキリして、じゃあ生き返ろーって、 ……人騒がせだよね。
[人騒がせ。わたしが言っちゃいけませんって? そっかー……。]
(142) 2020/06/20(Sat) 15時半頃
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わたし、別に死にたかったとか、全然無いし。 だからきっと、違うと思う。
[ごめんね、人騒がせな呑気者で。 後ろめたさなんて無くて。
もう1本の箒が抜けたなら、 そこからどろっと血が溢れ出てくるので、 少し後ずさってしまった。]
(143) 2020/06/20(Sat) 15時半頃
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[別に、死にたかったわけじゃあないです。]
(144) 2020/06/20(Sat) 15時半頃
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[死ななきゃいけないな、って思っただけ。**]
(145) 2020/06/20(Sat) 15時半頃
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――現在:廊下――
[ 小首を傾げられた>>127。
うん、そうだよね、明らかに様子おかしい、もんね、僕。 こんな変な奴の相手しなくていいから、 手、放してくれないかな、って、 困るような、居たたまれないような気持ちだった]
(146) 2020/06/20(Sat) 16時半頃
|
|
え……?
[ 文化祭の時のことを口に出されて>>129、 驚きつつ彼の顔を見る。
覚えていてくれたんだ、と思った。 いや、文化祭からそこまで日が経っているわけではないから、別におかしいことではないのかもしれないけど。
なんだか、僕、を見ていてくれるような気がして。 上手く説明できないけど、ほんの少し、嬉しいような、期待、するような。 そんな気持ちになってしまって。 少し迷いながらも、否定、できなかった。]
(147) 2020/06/20(Sat) 16時半頃
|
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……うん、いた、よ。
[ 肯定して、小さく頷く。
でも、確かあの時は。颯真に似ているけど、別人、だと思われた、のではなかったか。 それなら……連城颯真の、双子の兄とか、弟とかの振りでもした方がいいのか、と頭に過る。 それはそれで、いつこの校舎に来たんだとか、色々おかしいと思われるかもしれないけど。 もしかしたら、この場は乗り切れるかもしれない。
しかし、それは、僕が連城颯真ではないと否定することになってしまう。 それは、ちょっと、嫌だった。]
(148) 2020/06/20(Sat) 16時半頃
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僕、は……
[ でも、何かしらの言い訳をしなければ、と思って、 口を開いて、少し迷って、]
……君の知ってる、友達の、連城颯真じゃ、ない、よ。 だから……心配とかは、しなくていいし、 放っておいてくれて、いい。
[ 俯いて、呟くようにそう告げる。 もう、“俺”の振りが出来るとは思えなかったし、 嘘も出来るだけ吐きたくなかったから*]
(149) 2020/06/20(Sat) 16時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/20(Sat) 16時半頃
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――現在/1階廊下――
[じっ、と、辰美幸俊は驚いた様子の連城を見ている。
あの日は確かに似た別人だと思った。>>148 だからその時辰美が目の前の彼と、 あの日の誰かを結びつけたのは 声や口調の類似による閃き、それでしかなかった。
たどたどしく、小さい肯定を聞き、 あの日空き教室にいた人の正体を知っても 辰美の手は、連城の手を放していなかった。>>146
どうしても振り払われれば別だが、 離せばどこかに行ってしまうような気がして 離せなかった。]
(150) 2020/06/20(Sat) 17時頃
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……
[放っておいてくれていい。>>149 そう聞いて口癖のように「あ?」と言いかけて、 開いた口を閉じる。 それから穏やかにこう問うた。]
でも、お前も連城颯真だろ。
俺にはそう見えるけど、違う? 心配するし、放っておけねえよ。
(151) 2020/06/20(Sat) 17時頃
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[友達の連城颯真じゃない、と彼は言う。
悪霊?双子?罪悪感?精神の病気? ――――……二重人格?
辰美の家での様子を誰も知らないように、 辰美もまた、クラスメイトの一側面しか知らないから 連城の言うことがどういうことなのか すぐに理解は及ばなかった。
けれども、繋いだ手の先にいるのは、 確かに連城颯真だ。]
(152) 2020/06/20(Sat) 17時頃
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……なあ。 俺は辰美。辰美幸俊。 メーワクとか思わないから。 お前の事、聞かせてくれねーか
[辰美は連城を見つめながら、穏やかに問いかけた。*]
(153) 2020/06/20(Sat) 17時頃
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──現在/B1家庭科室──
そ。
……やっぱ、そのままってのもな。 痛々しいし、やっぱ正直見んのキツイし。
[ おっしゃるとおりと肯定を返した。>>141
やだなあ、犯人的だなんて。 礼一郎にはそんなつもりも、 ……そんなふうに見えてたつもりも、 まったくなかったもんだから、 ふつうに背後をとったんだよね。
クラスメートを殺す? ないない、そんなことあるはずがない。]
(154) 2020/06/20(Sat) 17時頃
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[ 抜いてあげたいよねって葉野は言って、 もう一本の箒に手をかけた。>>141]
うん、こんなの、 愛宮に似合わねえし。
[ 礼一郎はめいっぱいの同意を込めて、 ひとつうなずきを返した。
おさえておこうか。と礼一郎はしゃがんで、 人形の背中、箒の根本あたりに手を置いた。]
(155) 2020/06/20(Sat) 17時頃
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[ みんな本当は死にたい説。 ……支持者はどのくらい集まるんだろうか。
考え込む様子を礼一郎は見上げていた。>>142 支持とも非支持ともとりがたい言葉が、 葉野の口からこぼれ出てくる。人騒がせ。まあね。]
……ま、確かに。 人騒がせなのは間違いねえよな。
こうなるとき、痛かったりすんのかな。 痛くなくても、怖そうだよなあ。
[ 見てきたいくつかの人形、 どれも痛々しかった、と礼一郎は思う。 友人が死んだようで胸が苦しかったです。でも、]
(156) 2020/06/20(Sat) 17時頃
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……でも、 それでメール送ったやつがスッキリして、 じゃあ生き返ろーって思えるんなら、 それなら、アリかなって気もしねえ?
人の迷惑もちょっとは考えろよって、 そりゃ少しは思うかもしんないけどさ。
[ ……人騒がせなのはたいがい事実だと思うし、 葉野が言ったっていいんじゃないかな。>>142]
(157) 2020/06/20(Sat) 17時頃
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[ でも、葉野は死にたくなかったと言うので、 どうやらこの一説は死にました。>>143
素直に、言葉の綾とか考えなくて、 ふつうに、そっか。って思って。]
そっか。 じゃ、やっぱ違うのかな。
……なんかさ、 そうじゃなかったらいいなって思ってたのか、 そうだったらいいなって思ってたのかも、 自分でもよくわかんねーや。
[ みんなに悩みがあってほしくはないし、 でも、世界の主が考えを変えてくれるなら、 それはそれでいいような気もしていた。]
(158) 2020/06/20(Sat) 17時頃
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[ そう、気づいたらちょっと他人目線。 この世界をつくったのなんて、 自分じゃないような気もしてきていて、 友達の言葉に、結局引っ張られているのかも。]
(159) 2020/06/20(Sat) 17時頃
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[ 抜けた箒の根本から、 また、血が新たにどろりと流れる。>>143
……二度目もやっぱり、 痛そうだって思ってしまって、 礼一郎はハンカチを少しの間傷にあてがってみる。
……際限なくあふれるなら意味ないけどさ。 いきなり、ばさっと布かけるのも違うじゃん。]
……こういうの、 仰向けのほうがいいのかな。
[ わかんないけどさ。 そう思って、ゆっくり体を反転させてみる。]
(160) 2020/06/20(Sat) 17時頃
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…………、
[ 手を組み祈るようなポーズと、 額に記されたマークが見えて、
何も言えずに、 礼一郎は布でそれを覆い隠そうとした。*]
(161) 2020/06/20(Sat) 17時頃
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――現在:1階廊下――
っ、違わない、けど……
[「お前も連城颯真だろ」と、言われて>>151、 それが、まるで認めてくれるみたいに聞こえて。 俯いていた顔を上げる。
君の知っている、連城颯真ではないのに。 僕のことを、連所颯真だと認めて、 心配してくれるというのか。
なんでそう言ってくれるのか、分からないけど。 その言葉を疑わず、信じたいと思った。]
(162) 2020/06/20(Sat) 18時半頃
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ほん、とに? 迷惑、じゃない?
[ 震える声で聞き返した。>>153
本当に、僕は僕のままでいてもいいですか。 俺、じゃなくても、迷惑じゃないですか、 僕のことを知って、認めてくれるんですか。]
(163) 2020/06/20(Sat) 18時半頃
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[ 穏やかに問いかける声は、 決して、糾弾し、責めるようなものではなくて。だから。
聞いてほしいと、知ってほしいと思った。 今なら、この人になら、話せるかな、って。 話してもいいかな、って。
ねえ、“俺”も、いいよね? 僕達の隠し事、話してもいいって、 聞いてほしいって、思ってくれるよね?]
(164) 2020/06/20(Sat) 18時半頃
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僕、は、連城、颯真。 俺じゃない……連城颯真の、もう一つの、人格。
えっと……解離性、同一性障害……? ってやつ、だと思う。 病院には、行ってないけど、たぶん……
[ 名乗ってくれた彼のように、改めて名乗ってから。 僕の、僕達のことを、少しずつ話していく。]
(165) 2020/06/20(Sat) 18時半頃
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僕は、ずっと僕として生きてきたけど…… 中学のある時期から、急に時間が過ぎてて、 記憶が、飛んでいることがあって。
ええと…… “俺”、の方が、少しずつ表に出てくるようになって、 でも、その間の記憶が、僕にはなくて……
[ どう説明すればいいか迷いながら、 たどたどしく語っていく。 分かり辛かったら、ごめんなさい。 このことを人に話すのは初めてだから、許してほしい。]
(166) 2020/06/20(Sat) 18時半頃
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僕は、怖かったんだ。 記憶が急になくなることも、 その間のこと、他の人は普通に受け入れてて、 変わったね、明るくなった、なんて言われることも……
周りの人も、僕ではない僕のことも、怖くて、 そうやって、現実に居るのが怖くなってきたせいか、 どんどん、僕が僕でいられる時間は減っていって……
中学の終わりには、完全に、俺、の方が、俺だけ、 表に出るようになってた。
(167) 2020/06/20(Sat) 18時半頃
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だから、それからしばらくの間、 僕には記憶がないんだけど…… 気が付いたら、俺、の内側から、時々、映画を見るみたいに、俺が何をしてるのかとか、見えるようになってて。
そのうち、深夜、俺、が眠っている間だけ、表に出てこれるようにもなって。 俺、の書いた、日記を見たら。僕が大事だ、って。 いつか表に出てきてほしい、って、書いてあった。
[ 長々と話してしまっているけど、本当に迷惑ではないだろうか。 話さなくていい部分まで、話してしまっている気がする。 でも、ずっと抱えていたことを、話し始めたら、止まらなくなって。]
(168) 2020/06/20(Sat) 18時半頃
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俺、が、怖くなんかない、優しい人だって、分かった。 いつも、笑顔で、周りを明るくして、て、 暗い僕なんかと違う、いい人で……
幸せそうで、羨ましかった。 僕だって、友達と笑ったりして、 幸せになりたかった、のに。
俺、は、僕に出てきてっていうけど、 きっと、幸せな日常を手放したくないはず、で。 僕だって、俺から身体を奪い取る、みたいなこと、 したくなくて、 どうしたらいいのか分からなくて、消えたくなって……
だから……え、っと……
(169) 2020/06/20(Sat) 18時半頃
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[ くしゃくしゃに顔を歪ませて、 半分無我夢中になりながら、 泣きそうになりながら話していたけど。 そこでようやく、言葉が切れる。
迷惑じゃない、なんて言葉に甘えて、 衝動的に、たくさん語ってしまった。 言わない方が良かったかもしれない部分まで、全部。
流石に迷惑だったかもしれないし、 単純に、語った内容に対する反応が怖くて。
様子を窺うように、目の前の彼の顔を見た*]
(170) 2020/06/20(Sat) 18時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/20(Sat) 18時半頃
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―― 現在:昇降口 ――
[ よく知っている声が、誠香の名前を呼んだ。>>77 ぽんと肩を叩かれて、ぼんやり誠香は振り返る。 よく知っているのに、なんだかまだ見慣れない 整った顔立ちが誠香を見ていた ]
氷室。
[ 怜に会ったら、話そうと思っていたことは色々あった。 いきなりイメチェンするからびっくりしたじゃん! とか ちゃんと眠れた? とか。 けれど、どの言葉も今は出てこない。 ただ誠香はもう一度、氷室、と繰り返した ]
……まなっち、帰っちゃった。
[ 腕に抱えた、まなによく似たマネキンに視線を落として、 ぽつりと言う ]
(171) 2020/06/20(Sat) 19時頃
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またあとで、って言ったのに。 マネキンと、交代しちゃったよ。
[ インクで汚れていない床を選んで、そうっとおろした。 髪を整えて、何か掛けてあげなきゃな、と思う ]
僕のコート、もうないし……。 あ、教室に、喜多仲が使ってた毛布あるよな? それ、掛けてあげよう。 僕、取りに行ってくる。
[ そう言えば、怜はついてきてくれただろうか。 教室に行って、毛布を一枚拝借する。
黒板に書くことは決まっていた。 “まなっちと映画館に行きたいです” ちなみに誠香はポップコーン派です。 みんなで分けっこできるから ]
(172) 2020/06/20(Sat) 19時頃
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[ 昇降口に戻ったら、 まなに似たマネキンに毛布をかぶせた。 しばらくじっと見つめてから、怜へと振り返る ]
僕、喉渇いちゃったよ。 購買で何か買って、ちょっと休憩しない?*
(173) 2020/06/20(Sat) 19時頃
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[箒を抜く力を入れながら、委員長とぽつりぽつりと会話を続ける。>>156]
痛そうだし、怖そうだよねぇ。 帰った後に、どうだったか教え合う? どっちが先になるか分からないけど。
[わたしも委員長も、いずれ帰るのだと。 とりあえずは、そういう前提でいる。]
……まぁ、アリかな。 本当に生き返ってくれるんなら。 痛い思いも怖い思いも無駄じゃないってことだし。
[>>157そしたらきっと、 そういうこともありましたね、って、いつか笑い話になるんだろう。]
(174) 2020/06/20(Sat) 19時頃
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……委員長は全然スッキリしてなさそうな顔してるし。 合ってるのかも、違ってるのもかもわからないけど。さ。
あのメールを素直に受け取るんなら、 文化祭の思い出を大切にしてるってことを、 信じて欲しかっただけかもしれないから、 わたしたちは、……「信じる」って言ってあげればいいのかな。
[わたしだって、他人目線で解決策を考えるならこれくらい。 分からないんだ、何もかも。
死にたい思いに心当たりは無くて、 それよりももっと大事なものがあるような気がして、 深く考えようとすると、頭が痛くて嫌になる。]
(175) 2020/06/20(Sat) 19時頃
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[委員長がマネキンの傷口にハンカチを宛てがうのを見守り、 足りないようならわたしのハンカチもそこに足す。
仰向けになって露になったマークとポーズは、 さっきちょっと覗いてしまったものだけど。 布で覆い隠されるまで、何も言わずに見守った。]
(176) 2020/06/20(Sat) 19時頃
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……お疲れ。
[マネキンを覆い隠すという、 ある種の儀式のような作業が終わったなら、委員長に労いの言葉をかける。]
他にも帰った人がいるかもしれないし。 手、洗ってから探してみる。
あ、上の家庭科室におにぎり作って置いてたから。 お腹がすいた時にでも食べていいよ。 たくさんあるし。
[「上の家庭科室」とは我ながら奇妙な言い回しになった。 これからどうするかと連絡事項を伝えて、 話が終われば手を洗いに行くつもり。**]
(177) 2020/06/20(Sat) 19時頃
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──現在/B1家庭科室──
はは、なんだそれ。 いーよ。やってみる? 怖かったのに怖くなかったーとか、 嘘つくのナシな。
[ 見栄を張りたくなるのは、 もしかすると礼一郎のほうかも。 人形、見るだけでも怖かったんだし。
ちょっとした遊びのつもりだった。 次々にクラスメートがこうなっていく。 そういう世界なんだと理解しはじめている。]
(178) 2020/06/20(Sat) 20時頃
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……どっちかが帰る前に、 教えられりゃ、覚悟決められんだけどな。 ほら、あとから帰るほうは。
[ 残念ながら、礼一郎の頭に、 いなくなった友人の言葉は届いてません。
もうずっと通信状況は不良。 ふつうの人間なんだから、それは叶わないな。
死にたかったとか全然ない。とか、 そいつが言うから、>>143 礼一郎も当たり前に、二人して帰る気でいる。]
(179) 2020/06/20(Sat) 20時頃
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そうそう。 それで、やっぱり生きるってなるなら、 ……それがさあ、一番大事じゃん。
[ いくらこの世界に少しずつ慣れたって、 帰ったら、の約束をしていたって、 誰かが死のうとしてるのは変わらないから、 結局なんかちょっとしんみりするよな。
礼一郎の声はまた少し沈むし、 何が最善かわからないことばかりで、 スッキリしていません。見ての通り。]
(180) 2020/06/20(Sat) 20時頃
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……メール、 信じて欲しかった、だっけ。
そんなの、あんなんさあ、 逆にどう疑えってんだよ。
楽しかったじゃん、文化祭。 なんで信じる信じないの話になんの? ……信じるに決まってんのにな。
(181) 2020/06/20(Sat) 20時頃
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[ そうだろって、礼一郎は思う。 礼一郎の感覚でモノを言うだけ。
遺書の文面を思い出して、 そこからわかることがあまりになくて、 なんだかほんとにやるせないよな。
文化祭、楽しかったね。そうだね。 いい思い出になったよね。もちろん。
……で? だから? なんだってんだよ。]
(182) 2020/06/20(Sat) 20時頃
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ほんと、そいつ、バカじゃねーの。 もっとさあ、何が辛かったとか、 恨み言とか、ちゃんと、書いとけよ。
許すも許さねえも、 わかんねえよ、あれじゃ……、
[ 思い出しているうちに悲しくなって、 ゆっくり息をしながら、 マネキンをおさえる手に力を込めた。
あんまり良い子の口の利き方じゃなかったな。 葉野からハンカチを受け取って、>>176
はやく止まれって、 祈るような気持ちで傷口をおさえた。]
(183) 2020/06/20(Sat) 20時頃
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[ ……布を人形全体にかぶせる。
お疲れ、と声がして、>>177 この状況で聞くのが少し不思議だった。]
……ああ、お疲れ。
俺、いったん教室戻るわ。 この……愛宮のことも伝えなきゃだし。
おにぎり、あとでもらうわ。 サンキューな。
[ とっさに同じ言葉を返して、 報連相がちゃんとできるふたりだった。 それでは。というふうに別れ際、 あっ、と礼一郎は慌てて付け足した。]
(184) 2020/06/20(Sat) 20時頃
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……バカとか言ったの、内緒な。
[ 今死のうかと思い詰めている人間に、 バカだなんだとかそんな、言えないよな。
気にしすぎ? 礼一郎は小心者でナイーブだ。 誰かが書き残したものにケチつけるなんて、 人としてロクなもんじゃないだろ、って。
いつか、元いた世界で、 人形になる痛みや恐怖を共有するはずの友人に、 頼む。ってふうに両手を合わせて、立ち去った。*]
(185) 2020/06/20(Sat) 20時頃
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――現在/1階廊下――
だいじょーぶだよ。
[そう、穏やかに辰美は言う。>>163
……なんだか迷子の子供みたいだな。 声も震えていて。
目の前の連城颯真が顔を上げる。>>162 話してもいいか静かに逡巡する。>>164
いつか、誰かにそうしてもらったように、 こういう時は優しくありたいと思った。 だから辰美は少しずつ語られるその話に 静かに耳を傾けた。>>165]
(186) 2020/06/20(Sat) 20時頃
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二重人格、ってやつか。
[解離性同一性障害。 その名称は精神病を調べている時に見たことがある。 投薬での治療法が存在しない精神病。
「僕」という一人称の連城颯真と、 「俺」という一人称の連城颯真。 辰美が普段話していたのは「俺」の方だろう。>>166]
(187) 2020/06/20(Sat) 20時頃
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うん。……うん。 伝わってる。
[彼が言いよどむ度に、辰美は相槌を打った。
怖かった、と連城は語る。>>167 当然だろう。人格が入れ替わっていて その間の記憶がない上に、 普段の自分とは違う自分がいる、という状況で 恐怖しない方がおかしいとは思う。]
(188) 2020/06/20(Sat) 20時頃
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日記、か。
[「俺」の方の連城颯真の事を考えれば もう一人の人格を嫌っているとは到底思えず 日記の話に軽く頷いて>>168
彼の話は止まらない。 あふれ出した水のようで、 やっぱりそれを辰美は静かに聞いてる。
「僕」は葛藤している。 「俺」のやさしさに触れ、思い悩んでいて>>169 くしゃくしゃに顔をゆがませたその表情が痛々しかった。
彼が不安に思う前に――ずっと掴んでいた手を放して、 できれば、ぽんぽん、と「僕」の頭を撫でようとする。]
(189) 2020/06/20(Sat) 20時頃
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話してくれて、ありがとうな。 ずっと抱えてるの、辛かったろ? 泣きたかったら泣いたりしてもいいから。
[辰美は言葉を選んで、ゆっくり颯真に語り掛ける。]
(190) 2020/06/20(Sat) 20時頃
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僕なんかと違う良い人……か。
「俺」って言う方の連城颯真は、 うん、確かに、優しいやつだけど。 お前も十分、優しいヤツだよ。
羨ましいから奪ってやる、じゃなくて でもあいつから奪いたくない、…… って思うんだから。
それに、「僕」も友達と笑いたいってのは 人間として普通に思うことだし、 やましくなんかないだろ? やましくねえよ。俺が保証する。
[だからその点は大丈夫だと、添えながら、 尚辰美は続ける。]
(191) 2020/06/20(Sat) 20時頃
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…………消えたくなるってのも わかんなくはねえよ。 いい奴っぽいもう一人から今の生活奪うの嫌だもんな。
違う自分がもう一人いるんだって いきなり言って周りに受け入れてもらえるか、 わかんないし
(192) 2020/06/20(Sat) 20時頃
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……出てきて、っていうのは嘘じゃねえと思うよ。 でも、「俺」の方見てて思うけど あいつは今の生活無くしたいようにも、見えない。 だからお前のいう事は当たっていて、
そんで、俺から、無責任な事を言うんだけどさ。 今の話聞いて、……俺は、 うん、「お前」にも消えてほしくねえよ。
[意味わかる?と言いながら、辰美は小首を傾げた。]
(193) 2020/06/20(Sat) 20時頃
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てかさ。そんな事難しいってわかって言うんだけど。
2人で幸せになっちゃ駄目? ……どっちか1人は消えなきゃ駄目?
[そりゃ押し付けかな、と小さく前置き、 けれど。]
(194) 2020/06/20(Sat) 20時半頃
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なあ。教えて。 「連城颯真」は、どんな風に幸せでいたい?
(195) 2020/06/20(Sat) 20時半頃
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[真夜中の外は静かに雪が降っていて
ぽつりと問いかける辰美の目は、 まっすぐ連城を見つめていた。*]
(196) 2020/06/20(Sat) 20時半頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/20(Sat) 20時半頃
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[ 書き換えられた黒板のメッセージを見てる。]
(197) 2020/06/20(Sat) 20時半頃
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──現在/3年8組──
[ 増えたもの、いなくなった人間。 ……が、書き連ねられてた場所に、 いくつかメッセージが加えられている。
七星、喜多仲、早未。と来て、 綿津見の名が書かれているのを、>>172
いなくなった人間の名前だ。 と、礼一郎の脳はすんなりと認識して、 どうやらそれは彼らに宛てられた……、
帰ったあと、についてのメッセージ?]
(198) 2020/06/20(Sat) 20時半頃
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[ 連絡事項としての愛宮の不在。 礼一郎が書こうと思ってたのはそれで、 黒板を前に、チョークも取らず戸惑った。
女子の字が並んでるそこに、 ……書く? 書いていいんだろか。何を?
少し悩んでいたけれど、 でも、考えてみたらさ、このほうがいいよな。 誰かがいなくなりました。よりよっぽど。
……白いチョークを手に取る。]
(199) 2020/06/20(Sat) 20時半頃
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愛宮、食事のお礼に今度なにか奢らせて
[ ……誰か、葉野あたり、 何か書き足してくれてもいいよ。
思ったよりも照れ臭い。 礼一郎はチョークの粉を払いながら思う。
それから、えーっと、 掃除のほうは、あとはこっちでやっておくので。 心配しないでください。ちゃんとやります。
約束どおり、礼一郎は雑巾とバケツを手に、 再び1階まで、階段を下りていく。*]
(200) 2020/06/20(Sat) 20時半頃
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―― 少し前 / 踊り場 ――
[死なせねえ、って別れ際の礼一郎の一言が びっくりするくらいに嬉しくて、 俺は一瞬、階段で固まってしまった]
(201) 2020/06/20(Sat) 21時半頃
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[格好良いこと言いすぎ。 敵わねえなって。 結局、いつも通りに歯を見せて笑って、 そのまま踊り場を後にしたんだ]
……心配、かけたんだろうなあ。
[いつか、世間話の延長のように 礼一郎に悩みを話せる日は来るのだろうか]
(202) 2020/06/20(Sat) 21時半頃
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[女装を始めた詳しいいきさつ。 ……そして、文化祭の後の出来事も。
今ファミレスで駄弁って恋愛話しているように、 大学生や社会人になってから、 安い居酒屋の端っこの席とかでさ。 あの頃はこんな悩みがあってさ。 若かったよなあって。 馬鹿話にできる日が来るのかな]
(203) 2020/06/20(Sat) 21時半頃
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[おまえとは、 何でも笑い話にできたらいいなあって 俺はそう思っているんだ]
(204) 2020/06/20(Sat) 21時半頃
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[遠い未来のことに思いを馳せて、 そうして我に返る]
まずはここから無事にどう脱出するか、だろ。
[自分に言い聞かせるように言って、 階段を駆け下りたのだった]*
(205) 2020/06/20(Sat) 21時半頃
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―― 現在 / 昇降口 ――
綿津見、なのか。それは。
[誠香の腕に抱えられていたのは、 綿津見によく似たマネキン人形だった。
――マネキンと、交代。>>172
誠香の物言いに、得も言われぬ不安感を覚えた。 交代。やさしい物の見方だ。 けれどホンモノの綿津見がどうなったのか、 俺たちには想像することしか許されない]
(206) 2020/06/20(Sat) 21時半頃
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待て。 こんなときにひとりで教室行くなよ。 危ないだろ。
[思いついたように教室へ毛布を取りに行く 誠香の後を、俺は慌ててついてゆく]
(207) 2020/06/20(Sat) 21時半頃
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[それから。
毛布を取って。 別れの儀式のように黒板に 綿津見へのメッセージを書く>>172誠香を 俺は黙って、見守っていた]
(208) 2020/06/20(Sat) 21時半頃
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[昇降口に戻って、 綿津見だったものに毛布を被せてやる。 人形って寒さを感じるのかな。 俺には、分からなかったけれど]
……そーだな。休憩するか。
[なんだか、どっと疲れてしまった。 俺は誠香の言葉にひとつ、頷くと 購買へと足を進めたのだった]*
(209) 2020/06/20(Sat) 21時半頃
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―― 現在 / 購買 ――
ほい。 今日は俺の奢りで。
[マネキン人形になった綿津見を見て 誠香がショックを受けているのは 火を見るよりも明らかだった。
だから俺は、購買の自販機で あたたか〜いカフェオレ缶を買うと カイロ代わりに誠香の頬にピタってくっつけた]
(210) 2020/06/20(Sat) 21時半頃
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それ。誠香のオススメのやつ。>>0:243 飲んであたたまろうぜ。
[購買のベンチにどかっと座り込む。 俺はブラックの缶コーヒーをぷしゅっと開けて、 一気に口に含んだ。
もう女装してないんだから、 女子が飲みそうなやつ〜とか気にして 飲み物買わなくったっていいだろ]
(211) 2020/06/20(Sat) 21時半頃
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……どんどん、 みんな死んでマネキン人形になってくな。
[ぽとり、と落ちたひと言は 自動販売機の唸る音に、ぶおんと掻き消えた]*
(212) 2020/06/20(Sat) 21時半頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/20(Sat) 21時半頃
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―― 現在:購買 ――
[ 何にしようかと購買で思案する。 漠然と疲れたな、甘いもの飲みたいなと思って、 提案しただけだった ]
わ。 え、いいの?
[ 決めかねている頬に、 温かいカフェオレの缶が触れる。>>210 誠香は目を丸くして、頬に触れている缶を受け取った ]
ありがと。 ……なんか、すっごい昔のことみたい。
[ コンビニでカフェオレを買ったのは、昨日のことなのに。 まるで、遠い昔の思い出のように、 なんだか懐かしくさえ感じてしまう ]
(213) 2020/06/20(Sat) 22時頃
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[ ベンチに並んで座って、 カフェオレの缶を開けた。>>211 温かい。甘い。体に染みていくようだ。 はあっと思わず大きく息を吐き出す ]
……帰った、んだよ。
[ 反論した。>>212 そのはずだ、と思う。そうでなければいけない、と思う。 まななのかと聞かれた時、>>206 そうだよ、こんな綺麗な髪はまなっちだろ、なんて 言ったけれども、 あれは、あくまでもまなによく似たマネキンだ。 まな自身じゃない ]
(214) 2020/06/20(Sat) 22時頃
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あくまでも、想像だけど。 この世界の主は、自殺しようとしてる。 それで、怜の仮説が正しかったとしたら、 ここに来たのは、自殺がよぎっちゃうくらい、 何かを抱えた人だとしたら、さ。
[ 喜多仲のマネキンの前で、ずっと考えていたことを、 ぽつりぽつりと誠香は話す ]
(215) 2020/06/20(Sat) 22時頃
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文化祭の思い出がかけがえのないものだってっていう メッセージに、きっと嘘はないはずだから。 ……だから、さ。 この世界の主は、 みんなには、生きてほしかったんじゃないかな。 この世界で、自分の悩みと向き合って、 悩みを投影したみたいな死に方して、 ……そしたら、本当の、現実の世界では、 悩みを乗り越えて生きていけるんじゃないかって。 この世界の主は、そう思ったんじゃないかな。 ほら、死ぬ気になれば何でもできるとか言うじゃん。 一度本当に死んじゃったら、 もう生きてくしかないじゃない?
[ 楽観的すぎるかなあ。 そう言いながら、誠香はまたカフェオレを飲む。 何でもないことのように言った ]
(216) 2020/06/20(Sat) 22時頃
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だからさ、 もし僕がいなくなったら、探さないでほしいな。 きっと僕は、すごく無様な死に方をするだろうから。 見られたくないや。*
(217) 2020/06/20(Sat) 22時頃
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―― 現在 / 購買 ――
[購買のベンチに、誠香とふたりきり。 窓からしんしんと降り積もる雪を見つめながら 缶コーヒーを啜る]
そうだと、いいな。
[帰った、と反論する誠香に 曖昧に俺は笑い返した]
(218) 2020/06/20(Sat) 22時頃
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……うん。
[俺はワトソンになった気持ちで、 ホームズ――誠香の仮説に 聞き入っていた。>>215
ぽつり、ぽつりと。 まるで降り積もる雪のように重ねられる言葉を 聞き逃すまいと、誠香の話に頷きながら あたたかなコーヒーを舌の上で転がす]
(219) 2020/06/20(Sat) 22時頃
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それが真実だとしたら、さ。
[おずおずと、俺は口を開いた。 いつになく穏やかに]
この世界の主は、どうなっちゃうのさ。 俺たちには生きて欲しいって、 自分の都合を押しつけてさ。
肝心要の、自分の人生をどうする気なのさ。
(220) 2020/06/20(Sat) 22時頃
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[あたたかな缶コーヒーを手で包みながら、 飲み口の奥に広がる暗闇を、じっと見下ろす]
その仮説が真実なら、自分勝手だなって思う。 俺たちには生きろって言って、 自分は世界にサヨナラしようとしてるワケだろ。
先駆けするなって。生きようって。 文句のひとつも言ってやりたい。俺は。
こっち側に来いって、 手を引っ張ってやりたくも、なる。
(221) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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[顔を上げて、じっと誠香を見つめる。 その表情はきっと、いつになく真剣なもので]
探さないでくれって言われても、 おまえがいなくなったら探すよ。俺は。 誠香の頼みでも、それは聞けない。
[ひと息置いて、しばしの躊躇の後に先を続ける]
(222) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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……なんで、誠香は死にたいんだよ。*
(223) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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――現在:1階廊下――
[ 僕が、僕のこと、僕達のことを語っている間。 彼は静かに聞いてくれていた>>186>>189。
そして、たくさんのことを話した後。 彼は手を放し、ぽんぽん、と頭を撫でられる>>189。
だから、嫌な風には思われなかったのかな、って。 ちょっと安心しながら、俯きがちの顔を上げて、 見上げるように彼の目を見た。]
(224) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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う、あ……
[ ありがとう、泣いていい、という、 優しい、許してくれる声を聞いて。 思わず涙が瞳から零れだした。]
う、うん……うん……
[ 片手で涙を拭いつつ、 優しく語り掛けてくれる声を聴いていた。
僕も、優しい?>>191 そう、だろうか。 表に出て幸せになることを、すぐ諦めることができなくて、ぐずぐず悩んで迷ってるようなヤツなのに。
本当に、僕も。 友達と笑いたい、って、 思ってても、いいのだろうか。>>191]
(225) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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え、っ? な、なんで……君は、“俺”の、友達、なのに。 僕が、居ても、嫌、じゃない……?
[ 意味わかる?と聞かれたけど>>193、わからなくて。 こちらも首を傾げる。 だって僕が表に出てたら、その分“俺”の時間が減るから。 “俺”を奪いかねない、侵略者になるかもしれない存在だ。 僕にそのつもりは、ない、けど。 でも、“俺”の友達なら。 僕の存在は、消えた方がいい、んじゃ、ないんだろうか。]
(226) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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ふたり、で……?
[ 2人で幸せに>>194、と聞いて、 ぱちくりと目を瞬かせる。 そんなことが、果たして、できるのだろうか。
どんな風に幸せでいたいか、問いかけられて>>196。 躊躇うように口を何度か開いたり閉じたりしてから。 ゆっくり、話していく。]
(227) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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僕……は、できれば消えたくない、し。 “俺”、にも、消えずに、幸せになってほしい。
だから……ふたりで、いっしょに、幸せになりたいって、 思う、けど。
[ 二人とも、一緒に幸せになれたら。 そうできるのが、一番いいとは思うけど。 どうしても、不安が拭えなかった。]
(228) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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僕は、“俺”の振りなんてできないし…… “俺”に、僕の振りさせるのも、申し訳ない、し。
でも、ありのままの僕達でいたら。 友達ができるどころか、 きっと、色んな人に、なんだあいつ、って、 変な奴だって、思われる。
それでも……それでも、 二人で幸せに、なれるかな……?
(229) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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[ こんなことを聞いたって、 困らせるだけかもしれないけど。
そんなの分かるわけないって、 言われるだけかもしれないけど。
それでも、聞かずにはいられなくて。
不安で、でももしかしたら、って、 少しだけ期待しながら。 幸俊の目を見返した*]
(230) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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──現在/1階廊下──
終わんねえだろ、これ。
[ ここまで愛宮がやってくれたんだろうな。 ……ってとこまでやってきて、 礼一郎は先は長いなあって思う。
掃除に詳しいわけでもないし、 せいぜい足跡とインクの片づけのつもりで、 箒も塵取りも薬品もなく、雑巾を握っている。
ま、でも、やるって言ったからには、 ちゃんとやりますからねって、 礼一郎は廊下にしゃがみこんでいる。
つーか、また足跡増えてない? 誰だよまったく。>>3:851]
(231) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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[ ごしごしと床をこすっていた。 無心にちゃんとお掃除してるんだけど、 やっぱり、しあわせは見えないし、 許される。という感覚は芽生えない。けど、]
(232) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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[ 正しいことをしている気にはなれる。]
(233) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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……胸を張って生きていたかったんだよね。
(234) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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お掃除の実況ってのもなんだし、 少し、礼一郎の話でもしようか。 っていうか、します。させてね。
(235) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/20(Sat) 22時半頃
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あるとき礼一郎は気づいた。 虐待ってやつかな、これ。って。 もう結構前の話だ。
(236) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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……気づいたから、 あまりひどいことをしないようにしよう。 これは人ではない。というのは、 家の外では通じないルールだった。
今さら人間になんて見えない。 気持ちが悪い生き物だけど、 これ以上、恥を重ねるのはやめよう。
(237) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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……でもさ、 礼一郎がそう決めてから、 それは、おなかすいたとか、 しまいには万引きしちゃったとか、 礼一郎にばっかり言ってくる。
(238) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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たぶん、助けなんて、 とっくに求められてた。
(239) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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それが憎かった。
(240) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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ふつうに、ちゃんと、真面目に、 正しいことをして生きてきたはずなのに、 気づけば許しを請う側に落ちていたのが、 礼一郎にはどうしても許せる気がしない。
(241) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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何を? ……決まってんじゃん。 妹が生まれて、今も生きてること。
(242) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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それさえいなけりゃ、 礼一郎の人生は完璧だった。
(243) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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今さら死なれたって処理に困るけど、 生まれてこなきゃよかったのに。 ──って、礼一郎はよく考えた。 あるいは不審者にでもさらわれて、 二度と見つからなければいいのに。
(244) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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家に帰るたび、そういうことを考えてる。 正しくない思考であることはわかってる。
(245) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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家に帰らなくていいから、 礼一郎はこの場所にいると、 少しだけちゃんとした人間になれた気がする。
(246) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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……だからさ、
(247) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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……帰れなくても、 別によかったんだけどな。
[ 赤い足跡をまたひとつ消したとこだった。 向こうのほうに、誰かがぽたぽた垂らした、 血痕も残っているはずだから、急ごうか。
帰れなくてもよかったんだけど、 ……友達との約束は守りたいからさ。
生きていかなきゃいかないし、 たぶん、そうじゃなくても、 ここにずっとはいられない。 ……って、薄々気づいている。]
(248) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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[ 立ち上がって、大きく伸びをする。 あのさあ、愛宮、これマジできりないよ。 やれるとこまでやるけど……腹減ったな。
家庭科室。おにぎりがある。だっけ。 じゃ、家庭科室前まで片づけようか。*]
(249) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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―― 現在:購買 ――
[ この世界の主は。>>220 怜のその言葉に、少し言葉に詰まった。 そこは、正直あまり考えたくなくて、 けれど目を背けるわけにはいかない部分だ ]
この世界の主は……メールが届いたってことは、 もう、自殺を図っちゃったあと、ってことだと、思う。 ……けど、この世界があるってことは、 まだ生きてるはずで。 その……多分、生死の境をさまよってる、ってこと、 じゃないのかな。
[ 正直、想像したくはない。 その人物が、この校舎の中にいる誰かだなんて。 でも、本当にすべてを諦めきってしまった後なら、 こんな校舎を作っただろうか? こんな世界を作って、クラスメイト達を呼んだ。 そこに意味を見出すのは間違っているだろうか? ]
(250) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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ほら、よく言うじゃん。今夜が峠です、とか。 最後に人の生死を左右するのって、 その人の生命力とか精神力だったりするんだよ。 だからさ、僕らがここにいるってことは、 文句を言って、手を引っ張ってやれば、 帰ってくる可能性があるってことじゃないのかな。
[ 自分勝手だって怒ってやればいいんだよ。>>221 怜の言葉を誠香は否定しない。 それなのに、怜は誠香の願いを聞いてはくれないらしい ]
……そっかあ。 やっぱ、駄目かあ。 ま、そりゃそうか。 僕だって、氷室がいなくなったら、そりゃ探すもんなあ。
[ 諦めたように誠香は笑う。 じっと見つめる視線を受け止めていられなくて、>>222 視線は缶へと落ちて ]
(251) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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言えない。 言えないよ、それは。 ……ごめん、もしも言えるようになったら、 一番に言わなきゃいけない人がいるんだ。 その人たちに話せるようになるまでは、 氷室にも、言えない。
[ 一番に言わなければいけない人。 それは、誠香の両親だった。 誠香と兄の親である人。 兄の死を嘆き悲しみ、 誠香の身を案じてくれる人。 一番に話すべきは両親で、 その順番を間違えてはいけないと思う ]
(252) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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……そうだなあ。 それじゃ、もしマネキンになった僕が寒そうだったら、 毛布はいらないから氷室のマフラーがほしいな。 あれ、暖かかったよ。
[ そんなリクエストをして、そういえば、と首を傾げた ]
毛布と言えば、氷室、昨日はちゃんと眠れた? 僕はむしろこんな状況で一人で寝る方が無理だからさ。 大丈夫なのかって、ちょっと心配だった。
[ 睡眠不足の顔ではなさそうだけれども、と しげしげと顔を覗き込む。 それから苦笑した ]
(253) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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なんか、やっぱりちょっと変な感じ。 よく知ってる顔だって思うのにさ、 見慣れない感じがするんだよなあ。
[ 急にイメチェンしやがって。びっくりするわ! なんて 軽口をたたいた* ]
(254) 2020/06/20(Sat) 22時半頃
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そーだねぇ……。
[あやふやな同意。それ以上、何を言っていいかは分からなかった。 >>181メールの内容はどう疑えっていうのか、その話について。 わたしにも同意しかないし、信じるか信じないかっていえば信じるに決まってる。 委員長の感覚じゃなくたって、きっとそう。
続けて、>>183メールの送り主に対して、 やりきれないクレーム……というか、文句があったから、 思わず軽く笑ってしまった。]
そーだね。
[もう1回、同じ言葉を繰り返す。]
(255) 2020/06/20(Sat) 23時頃
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|
委員長が遺言をメールで送るなら、全部書いちゃう? それとも送らない、かな。
本当のこと、言いたくなかったのかもね。 言っても仕方ないと思ったのかもしれないし、 もしかしたら、恥ずかしかったのかも。
[真実を打ち明けて、もっと死にたくなることだって、 なんとなく、あるような気がするし。
そういう思いを抱えて書けなかったのかもしれない。 たぶん。……あぁ、考えるのが嫌だ。]
(256) 2020/06/20(Sat) 23時頃
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|
[>>185そうして一通りのことが終わり、別れ際に付け足された一言。]
え、どうしよっかな。
……嘘だよ。内緒ね。
[委員長が死にかけてる人にバカって言ってましたー。 ……って、噂にしてやることもできたけど、 まあ、あんまり面白くないし。
秘密のひとつやふたつ、今更いいよ別に。 軽く手を振って、そうして別れた。*]
(257) 2020/06/20(Sat) 23時頃
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―― 現在 / 購買 ――
……生死の境、か。
[誠香の仮説に、背筋が微かに粟立つのが分かった。 クラスメイトの誰かの命の灯火が、 今まさに消えようとしているのだ]
手を引っ張ろうにも、その死にかけてる奴に 見当もつかないんじゃあな。
[コーヒーの苦さが、沁みた]
(258) 2020/06/20(Sat) 23時頃
|
|
そうそう。ダメだぞ。 自分ができないことを 人にお願いするんじゃありません。
[諦めたように笑う誠香に>>251 こちらもおどけて返した。すっと目を細めて]
……そもそも。 おまえがマネキン人形になるとか、 考えたくも、ないし。
俺を置いていくなよ。
(259) 2020/06/20(Sat) 23時頃
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[口調こそ茶化していたが、 紛れもない本心だった]
そっか。
[悩み事を言えない、と言われれば 俺はすっと引き下がった。>>252
俺自身、文化祭打ち上げのあと 何が起こったのか、誰にも言えていない。 自分の中に後生大事に抱えたまま、 なんとか前を向こうとして]
(260) 2020/06/20(Sat) 23時頃
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眠れたよ。
いやなこと思い出しそうだったから、 男子と一緒に寝れねえなって。 でも女子と一緒に寝るわけにもいかないし。
……そんな感じ。
[物事の核心は話さずに、けれど嘘はつかずに。 誠香には本当のことを話したかった]
(261) 2020/06/20(Sat) 23時頃
|
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変かな? こっちの方が俺らしーかなって。
[顔を覗き込まれれば、からりと爽やかに笑う]
正直、なかなかにイケてるだろ。 女装してた時の俺も美女だったけど。 今の俺ならナンパ100%成功する自信ある。 わっはっは。
[不遜な態度はそのままに。 わしゃりと誠香の頭を撫でてやった]*
(262) 2020/06/20(Sat) 23時頃
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――現在/一階廊下――
[ぽろぽろと涙がこぼれている。 辛かっただろうな、と思うと、 元泣き虫の辰美はほんの少しだけもらい泣きしそうだ。 ……困らせるのでしなかったが。
代わりにもう2度、3度、よしよしと撫でて 彼の頭から手を放した。>>225]
別に嫌じゃねえよ。
[どうして嫌なのか一瞬理解が及ばず、 辰美は首をかしげてそう答える。>>226
それから再び自分の話を続けて、 彼の幸せの在り方について問いかけた。>>227 躊躇う彼の唇を見ている。]
(263) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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……けど?
[言いよどんだ連城の言葉に再び耳を傾ける。 2人で一緒に幸せになりたい。>>228 けれど、の先を聞いて、>>229 伺うように、期待するように、>>230 こちらを見つめるまなざしに
辰美はこくりと頷いた。]
(264) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
|
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なれるよ。……つか、お前もそう思うなら、なろうよ。
確かに、突然ありのままで振舞ったら驚かれる。 だからさ。お前は、……お前らは、 俺に話したみたいに ちゃんと打ち明けとく必要がある。 もちろん、誰でもに、ってわけじゃない。 嫌なこと言う奴だっているだろうし
だから、最初は「俺」の方の友達で、 信じられそうな奴がいいと思う。
(265) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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映画みたいに「俺」の方が何してるか 見えるようになって……って言っただろ。 それで探してみてもいいし もちろん「俺」の方に相談したっていいよ。日記でさ。
たぶん、だけど。 氷室とかなら受け入れてくれるんじゃねえかな。 ……お前は知らねえか。うちのクラスの女装してた男。 もしキツかったら、俺もまた相談に乗るし。
[辰美はそこで一拍を置いて、]
(266) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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……さっき「俺」の方の友達なら、 「僕」は居たら嫌、って そう言ってたけどそんなわけねえから。
お前が消えたら、あいつ……「俺」の方は、 ずっと苦しいんじゃねえかな、って思うのに 消えろなんて言うわけねえだろ。
そりゃちょっと驚きはしたけど、お前良いヤツそうだし だいじょーぶだよ。 だからさ。
(267) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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[にっと笑って手を差し出した。]
俺と、友達になってほしいです。 握手しようぜ。
[……あ、もう友達だろってツッコミはなし、 こういうのは気分。
と言い添えて、 辰美は静かに、彼の反応をうかがった。]*
(268) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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[――――「お前」は全く知らないかもしれないし、 本当に些細な出来事すぎて「マジ?」って言われそう。 だから、言わないでおくけど。
最初に忘れてた笑い方を教えてくれたの、「あいつ」だから 俺は「お前」と「あいつ」の力になりたいんだよ。>>0:600
……言う柄じゃねえや。黙っておこう。]*
(269) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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[委員長と別れた後、手洗い場で両手の血を落とす。 赤が、水に溶けて見えなくなっていく。
血の色は赤色。 そして嘘の色もきっと赤色。
その見分けが付くなら良かったのに。 血の色が赤いかどうかは、何の証明にもならない。]
(270) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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[嘘を示す色、赤色。
あの子が好きだった色、黄緑色。
最期に見つめていた炎の色、青色。
ひとりきりになった夕陽の色、オレンジ色。
わたしの世界は、色彩で溢れていた。]
(271) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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[赤色にどんな色を混ぜれば、真実が示されるのでしょうか。]
(272) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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[——キュッ。
水を止める。 濡れた手を拭こうとして、ミスに気付く。]
……しまった、ハンカチ。
[さっき心乃ちゃんのマネキンのところに置いてきたっきり。 今、手を拭くものがない。
……とりあえず両手を、手術に向かう前の医者のようなポーズにしつつ、 新しいハンカチを調達しに、購買へと。]
(273) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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— 1F:購買前 —
[そこへ近付けば、中に誰かがいるのに気付く。 >>254>>262何か話をしているらしい。 誠香ちゃんと、……あれ?]
男子の格好だ……。
[正体不明の超絶イケメン男子高校生Xがそこにいたので、目を疑った。 いやまあ、わたしは前に見たことあるから知ってるけど。
中に入ろうとして、躊躇ってそこで足踏みをする。*]
(274) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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―― 現在:購買 ――
[ 見当もつかない。>>258 怜のその言葉はその通りで、 誠香もうん、と頷く。 この校舎の誰も、当てはまる気がしないし、 当てはまってほしくない ]
でも、文句言ってやりたいんだろ。 そのためには、見つけないとな。
[ だんだん、マネキンに代わる人が増えていく。 つまり、容疑者は絞られていく。 多分それは、タイムリミットが近づいているという ことでもあるのだろうけれど ]
(275) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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[ 怜がおどけてくれるのに、少しほっとした。>>259 ちぇー、駄目か―、なんて冗談も言えた。 でも、それ以上はふざけられなくて、 うん、と誠香は頷いた ]
僕だって、マネキンになんかなりたくないよ。 みっともないとこ、見られたくないし。 氷室のマネキンも、見たくない。
[ 置いていくななんて言われて、 さみしい? なんて返しくなって、でも言えなかった。 口に出したら苦しくなってしまいそうだ ]
(276) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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そういう氷室だって、僕のこと置いてくなよ。 だけど……だけどさ、 多分、マネキンになりたくてなったやつなんて、 いないだろって思うからさ……。
[ 駄目だなあ、と誠香は思う。 まなのマネキンを見た後だ。 その前は、喜多仲だって見た。 すっかり弱気になってしまっている ]
(277) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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[ だから、 言えないという返事に食い下がられなくてほっとした。 眠れたという返事にも、ほっとした ]
そっか、よかった。 そりゃ、女子と一緒に寝るわけにはいかないだろ。 女装しててもアウトだな。
[ お泊り会という言葉への拒絶反応。 パニックになって教室を飛び出したこと。 もちろん誠香は鮮明に覚えている。 いやなことというのが何か、とても気になったけれど。 ついさっき、言えないと言ったばかりの誠香が、 それ以上聞き出すわけにはいかない ]
(278) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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[ 女装しててもアウトと言ったけれど、 そもそも怜はもう女装じゃない ]
変じゃないよ。 むしろ、そっちの方が合ってると思う。 だって氷室、意識して女子っぽく振舞ってる時以外、 見た目と言動にめっちゃギャップあったもんな。 見た目は美少女なのに、 笑い方はどう見ても男子、とかさ。
[ 外見は美少女にしか見えないのに、 表情や、しぐさはどう見ても男子だった。 ……しかし、さっきベンチに座った時の動作を見るに、 それでも怜本人は抑えている部分があったようだ。 今の方が、のびのびとして見える ]
(279) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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はいはい、そりゃ女装の時 あんなに美少女だったんだから、 イケメンだろうとは思ってたよ。
……あー、そういえばしおちゃん、 前に超絶イケメンとデートしてたらしいんだよな。 隠し撮り写真が出回るくらいだから相当だと思うけど、 僕、興味なくて見なかったんだよなー……。
[ 見ておくべきだった? と思うけれども、 やっぱり隠し撮りというのは気分が悪い。 見なくてよかったのだ、と思い直した ]
(280) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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まあ、でも、身内って贔屓しちゃうもんだしな。 きっと氷室の勝ちだな! って撫でるな! どう見ても男子に撫でられるのは照れる! 照れるから!
[ 怜だとわかっていても照れるものは照れるのだ。 これは容姿のせいではなくて性別のせいだと 理解していただきたい* ]
(281) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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[ 彩り豊かなおにぎりに、 礼一郎はわあっと感嘆の声を漏らした。 おにぎりなんて、海苔をぺたり。 食べていけば梅か鮭、みたいな、 ベーシックなのしか馴染みがなくて。
うん、でも、あれ? あのさ……、]
(282) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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──現在/家庭科室──
……ど、 どういう計算?
[ 食事は残しちゃいけません。 ──って、習わなかったか?
なあ葉野、これ、 何人が何個ずつ食べる計算なんだ?
もちろん、礼一郎の頭には、 そんな計算ありませんって想定はない。]
(283) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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[ すでにいくつか食べられた様子はあるが、 葉野と福住は女子だし、つか葉野も食べるのか? レイとソーマ……そんな大食漢だったかね。
……細かい計算なんてよそう。 礼一郎はとりあえずって、 ベーシックっぽいのふたつと、 変わり種っぽいのからツナカレーを手に取る。
ついふつうっぽいの選んじゃうのは、 礼一郎の性格なので仕方がない。]
(284) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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……いただきます。
[ 例によってひとり呟いて、 かぶりついてみたら、 中身はおかかとツナマヨだった。 ……ツナがかぶっちゃったな。]
(285) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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[ ゆっくりとそれを咀嚼していたとき、 礼一郎はふと黒板に残されていた、 短い返事に気づいた。>>3:326
お礼、こっちが言う側だと思うんだけどな。 ……やっぱり、帰ったら何か奢りますね。
……帰ったらって、何?
礼一郎はやっぱり、 すっきりしない顔をしているんだろう。
ふと、さっきの会話を思い出して──、]
(286) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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[ 委員長なら全部書いちゃう? ──って聞かれて、>>256 礼一郎は一瞬答えに詰まった。
「 ……遺書を宛てる相手に、 関係あるなら、書くんじゃねえかな 」
考えた末にそう答えたんだけれど、
……そうだね、言っても仕方ないことも、 言うのが恥ずかしいこともあるだろう。
葉野の言うのはたぶん正論だった。 だから、それ以上は何も言えなくて──、]
(287) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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──つっても、 許さなくてもいいって、 なんの話だよ……
[ ごちそうさまでした。
ちゃんと食事を終えてから、 スマートフォンを取り出した。
電波状況はいまだ圏外。 それでも確かに届いたメール。 正解を探すように、しばらく眺めていた。**]
(288) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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―― 現在 / 購買 ――
……やっぱアウト? そうだよなあ。
[女装しててもアウトというジャッジに、 とほほと苦笑した>>278]
ギャップあったんだ。やっぱり。 まあ、女子になりたかったわけじゃないしな。 女の格好して、つるむ人間を無理に 選別しようとしてただけだし。
(289) 2020/06/21(Sun) 00時頃
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……あ。 その葉野のデート相手、俺だ。
[あっさりと、白状した。 その本人が近くで聞いているとも知らずに>>274]
(290) 2020/06/21(Sun) 00時頃
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写真が出回ってたのかよ。マジうける。
文化祭の後、ちょっと訳あって 葉野とデートしたんだけど。 やりすぎだったかもだな。
[別に付き合ってないよ、というのを 遠回しに誠香に示したあと、 わしゃりと彼女の頭を撫でる]
(291) 2020/06/21(Sun) 00時頃
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……もう、撫でちゃダメ?
[きょとん、と目を丸くした後に 撫でる手を引っ込めて、少し寂しげに聞いた]
そうだよな。 普通こういうのは 彼氏にしてもらうもんだもんな。
(292) 2020/06/21(Sun) 00時頃
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[おどけたようにひょいと肩をすくめながら、 傷付いてる俺がいて。
ほら。女装をしなくなったら、 そのままの距離感じゃいられないって。 最初からそんなこと分かっていたけれど。
“男女の適正な距離”ってやつは 誠香との距離にしては、あまりにも遠い気がして。
俺はその距離を、測りかねていた]
(293) 2020/06/21(Sun) 00時頃
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(女装に助けられていたことも多くって ホントの自分でいることは、あまりにも難しい)*
(294) 2020/06/21(Sun) 00時頃
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―― 現在:購買 ――
アウトに決まってんだろ。
[ ツッコミ待ちですよね?>>289 と思ったので遠慮なくツッコませていただきました ]
そりゃギャップあったよ。 だから僕は氷室のこと女子だと思ったことなかったし、 女子扱いもしたことないつもりだけど?
[ 撫でられたりなんだりのハードルは下がっていたけれど、 女の子だと思ったことはない。 あくまでも、女装が似合う男子だった ]
(295) 2020/06/21(Sun) 00時半頃
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…………は?
[ せっかく身内贔屓で勝利のジャッジをしてやったのに、 超絶イケメン=怜だと白状されて、>>290 誠香はフリーズした。 意味が分からない。理解が追い付かない ]
は……何、 氷室……しおちゃんと、デートしたの。 訳あって、……って、 やりすぎって……なにが。
[ 意味が分からない。 訳があってデートするというのも、 写真がうけるというのも、 やりすぎっていうのも、なにもかも ]
(296) 2020/06/21(Sun) 00時半頃
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[ 撫でるな! と拒否したら、>>292 なんだか怜は寂しそうだってけれども、 多分、今誠香が感じている距離感は、 怜が感じているそれよりも、ずっと遠い ]
……そーだな。 でもってデートっていうものも、 彼氏と彼女がするものだって、僕は思ってるよ。
[ 手が触れたって、心の距離が遠ければ寂しい。 手が触れなくたって、心の距離が近ければ、 きっと寂しくなんかない。 誠香はそう思っている。 だから今、誠香はとても寂しかった ]
(297) 2020/06/21(Sun) 00時半頃
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[ 怜の隣は、いつも居心地が良かったのに。 誠香は今、とても寂しくて、居心地が悪い。 ふらりと視線が彷徨って、 そして、紫織をとらえる>>274 ]
しおちゃん。
[ なにやら躊躇っている様子の紫織に、 どうしたの? と首を傾げて、 おいでよ、って手招きをした* ]
(298) 2020/06/21(Sun) 00時半頃
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――現在:1階廊下――
うん…うん。
[ 少しの期待を持って口に出した質問に、 彼はたくさんの、期待していた以上のアドバイスをくれた。>>265>>266 それを聞いていると、本当に。 なんとかなる、ような。 二人で一緒に幸せになることが、出来るような気がした。
確かに、事前に言っておけば、 あまり驚かれずに済むかもしれない。 氷室、くん……は、あ、そうだ、たぶん、 さっき、“俺”に、「消えんなよ」って行ってくれた人だ>>3:524。 そうだね、確かにあの人になら。 受け入れてもらえる、気がする。]
(299) 2020/06/21(Sun) 00時半頃
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そ、っか。良かった……
[ 消えろなんていうわけない>>267、と聞いて、 ひどく安心した。 “俺”が苦しむから、という理由だけじゃなくて、 良いヤツそうだからだいじょーぶ、とも言って貰えたのが、嬉しかった。 そして、それから。]
え……?
[ びっくりした顔で、差し出された手>>268と、にっと笑った顔を、交互に見る。 本当に?本当に、僕と、友達になってくれるの? 友達になりたい、だなんて、思ってくれるの?
というか、もう友達だろってツッコミって、え?
そう、戸惑いながらも、そっと、手を前に出して。]
(300) 2020/06/21(Sun) 00時半頃
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え、っと、こ、こちらから、お願いしたいくらいで……! だから、その……喜んで……! よ、よろしく、お願いします。
[ 差し出された手を、握って。 ようやく、久しぶりに――にっこりと、嬉しそうに笑う。 涙はもう、とっくに止まっていた。]
(301) 2020/06/21(Sun) 00時半頃
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[ そして。それから。 もしかしたら、僕のまま、 一言、二言交わしたかもしれないけど。
握手した手を放した後に。 安心して、気が抜けたからか、一つ、瞬きした時に――]
(302) 2020/06/21(Sun) 00時半頃
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|
[ また、くるり、世界が回転して。]
.
(303) 2020/06/21(Sun) 00時半頃
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あっ……
[ ハッとした顔をして。 一度自分の手を見て。 次に幸俊の顔を見て。
それから、“俺”は――顔を覆ってその場に崩れ落ちた。]
(304) 2020/06/21(Sun) 00時半頃
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あっ、あ〜〜〜…… えっと、その、俺の方です、大変お世話になりました。 俺も“僕”の中で聞いてました。 めちゃくちゃものすごくありがとうございました。 あーーー……。
[ 両手で顔を覆いしゃがみこんだまま、 少々早口でそう告げる。 なんだかすごく恥ずかしかった。 いや、今までここで応対(?)していたのは確かに“僕”の方ではあるのだけど。 “僕”は俺の半身のようなものだと思っているからか、 ずっと隠していた悩みがバレてしまったからか。 ともかくなんだかやたら恥ずかしくて気まずくて、顔を合わせられなかった*]
(305) 2020/06/21(Sun) 00時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/21(Sun) 00時半頃
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……………………。
[一応言っておきますと、会話の内容はほとんど聞いていません。 氷室くんが暴露したことも、それを受けて誠香ちゃんが何を思ったのかも。
ですので、]
(306) 2020/06/21(Sun) 00時半頃
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イチャイチャ……してるぅ……。
[水洗いした両手を掲げつつ、 なんか、この、得も言われぬ雰囲気に対して、 介入できない障壁を感じており。
>>298こちらに気付いて手招きされたので、 とりあえず中に入るけど。]
誠香ちゃんとイケメンが……。 撫でたり撫でられたり……。
[ぼそぼそと呟きながら、 ハンカチを探し始めたのだった。*]
(307) 2020/06/21(Sun) 00時半頃
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[あーあ、こんなつもりじゃなかったのにな]
(308) 2020/06/21(Sun) 01時頃
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……それは。
[俺は言葉に詰まった。
確かに誠香の言う通り、>>297 本来デートは彼氏と彼女がするものだし、 そのことに異論を挟みようがない。
何か勘違いされていると思ったけれども、 うまい弁解の言葉も見つからず]
(309) 2020/06/21(Sun) 01時頃
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[居心地の悪そうな表情をする誠香に、 ずきりと胸が痛んだ]
(310) 2020/06/21(Sun) 01時頃
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[嫌われたかも、と 考えるだけで耐えられなくって]
(311) 2020/06/21(Sun) 01時頃
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違うんだ。俺は葉野に――……
[言葉は宙を彷徨って、 購買に入ってきた葉野とはたと視線が交差する>>307]
葉野。
[掠れた、声が出た]
(312) 2020/06/21(Sun) 01時頃
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|
べっ、別に。 誠香とはイチャイチャしていないぞ。
[ムキになって反論してから。あれ、なんか 二股かけてデート現場みられた駄目男の 言い訳みたいじゃんって気付いて、慌てた。
え、なんでこんな焦ってるの俺]*
(313) 2020/06/21(Sun) 01時頃
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―― 現在:購買 ――
[ 違う、と怜は言う。>>312 何が違うんだろう、と誠香は思った。 “たったひとり”を見つけなよと誠香が前に言った時、 そんな人は、怜にはいないようだった。 であれば、多分、 怜と紫織は付き合っているわけではないのだろう。 それが誠香には理解できない。 付き合ってるわけではないけれど、デートをした。 訳あって。 そして、やりすぎた? なんのことだかはわからない。 けれど、わかることもある。 それは、誠香の価値観とは相容れない。 だから、寂しかった ]
(314) 2020/06/21(Sun) 01時頃
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うん。いちゃいちゃなんかしてないよ。
[ 誤解です。>>307 怜の言葉に賛同して、>>313 誠香は立ち上がる。 よくわからないけれど、訳ありなんでしょう? だったら、怜が話すべき相手は、 誠香じゃなくて紫織じゃないか ]
カフェオレ、ごちそうさま。 僕はもう行くから。
[ 自販機横のごみ箱に空っぽになった缶を捨てて、 じゃあね、と誠香は言った* ]
(315) 2020/06/21(Sun) 01時頃
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――現在/1階廊下――
[安心した連城の様子に、 辰美も静かに安堵するのだけれど>>299 「え」とびっくりされて途端に少し恥ずかしくなってきた。
それでも笑ったまま手を差し出して、>>300 辰美は彼の手が伸びてくるのを待った。
――それから、]
ん、よろしく。颯真。 こっから帰ったら遊ぼうな。
[ぎゅっと連城の手を握り返した。 彼がこうして受け入れてくれることが嬉しかった。 涙を止めてにっこりと連城が笑うのが嬉しかった。]
(316) 2020/06/21(Sun) 01時頃
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|
[――あ。
「紳士」が笑う理由に今更思い至り、 辰美は一瞬瞬いて、>>1:1006
その直後。]
(317) 2020/06/21(Sun) 01時頃
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……あ?
[二重人格が切り替わる瞬間、を 辰美は明確に察知できたわけではないが 明らかに今手を握っていた連城と 「あっ」といった時の連城の表情が違った。
「なんだ?」と思っている間に連城が崩れる。 しゃがんで丸くなって手で顔を抑える連城を 辰美は見下ろした。>>304]
(318) 2020/06/21(Sun) 01時頃
|
|
えっ、おま、聞こえ……て……
[どうやら今のやりとり、 「俺」の方に聞こえていたらしく 辰美も辰美でなんだか滅茶苦茶恥ずかしくなってきた。
だって、だってさあ!友達になろうってさあ! 友達に聞かれるの恥ずかしくね!こどもか!
熱くなってくる顔を自覚しながら、 辰美はそのしゃがんで丸くなった連城を見下ろして 低い声で、こう呼びかけた。]
(319) 2020/06/21(Sun) 01時頃
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…………はーい。
………………今から10秒以内に顔上げないと 「こわがりがバレてはずかしいれんじょーくん」として 写真を保存して送り付けます。
(320) 2020/06/21(Sun) 01時頃
|
|
具体的には喜多仲あたりに。
(321) 2020/06/21(Sun) 01時頃
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|
[※電波が繋がらないため送れません。]
(322) 2020/06/21(Sun) 01時頃
|
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あ、そう……。 ふぅん……。
じゃあ氷室くん、またデートする? 男子の格好で学校に来たら考えるってわたし言ったし、 もしかして考えてくれた?
[じとー、っと、そんな目で2人を見やりつつ、 わざとらしく、あの日の会話を引用する。>>1:549>>1:728
実際、なんで氷室くんが男子の格好をしているのか、 それは分からなかったし、別にどっちだっていいんだけどさ]
(323) 2020/06/21(Sun) 01時頃
|
|
[そんなこんなで、誠香ちゃんが出て行くので>>315]
……ごめん、邪魔しちゃったねぇ。
[少し淡々とした声色で、そう言いながら、 目当てのハンカチを見つけたので、それで手を拭いた。 ……実際、ここに来たのは偶然なのだから、仕方ない。*]
(324) 2020/06/21(Sun) 01時頃
|
|
[顔をあげるなら、 きっとそこには右手でカメラを構えた辰美が 無表情で連城を見ていたことだろう。
まあもちろん冗談なので、 反応を見た後、辰美はこういう。]
れー……礼一郎とさあ。 受験終わったらゲームやろって話してて。 喜多仲とかお前も呼んだらいいって話、したんだけど そん時、「あいつ」も一緒だといいよな。
……そろそろ立ち直れそう? 颯真くん?
(325) 2020/06/21(Sun) 01時頃
|
|
チャイム鳴ったし、上、七階まで増えてたし 多分またマネキン増えてると思う。 俺探しにいくわ。
お前どうする?
……家庭科室に死ぬほどおにぎりあるから できれば消化してくれると ……こう……米が、化けて出なくて済むんだけど。
[並ぶおにぎりの数を思い出して、 あれは男子が消費しないとだめだわ、と 冷静に考えたりもしたのであった。
それ以外に何か話すこともあったかもしれないが 今後どうするか、を彼の口からきけたなら 辰美はその場から離れただろう。*]
(326) 2020/06/21(Sun) 01時半頃
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―― 現在 / 購買 ――
[いちゃいちゃなんかしてない、と>>315 返す誠香の言葉はいつになく冷たくて。
俺は背中に 氷柱を入れられたような気分になる。 さっと顔から血の気が引いた。
ゴミ箱に捨てられるカフェオレ缶と>>315 今の俺自身の姿が重なって]
(327) 2020/06/21(Sun) 01時半頃
|
|
……誠香。まっ、
[待ってのその一言が、言えなかった。
どうしてだろうな。 女装やめて、男女の仲なんて意識し始めてから、 すべてすべてが空回り。
なにひとつうまくいきゃあしない]
(328) 2020/06/21(Sun) 01時半頃
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[誠香だって、辰美だって、心乃だって。 背中を向けて俺から離れていくじゃあないか]
(329) 2020/06/21(Sun) 01時半頃
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|
[購買から去る誠香を見送った後、 飲み干したコーヒー缶を 腹立ちまぎれにゴミ箱へと放って]
葉野〜〜〜〜〜〜!!!
[ずんずんと手を拭く葉野に近付いて、>>324 肩をゆっさゆっさと揺すぶった]
(330) 2020/06/21(Sun) 01時半頃
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おまえのせいで誠香に 勘違いされちまっただろ〜〜〜〜!!
[いいえ、完全に俺の自業自得。 ただの八つ当たりです]*
(331) 2020/06/21(Sun) 01時半頃
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―― 現在:購買→ ――
[ またデートする? と紫織が言った。>>323 そうかあ、紫織もそういう価値観なんだなあ。 誠香はそういう風に思う。 誠香が口を出すことではないので、 何か言ったりはしなかった。 誠香とは違う。それだけだ。
いちゃいちゃなんかしてないと言ったのも、 事実だから、そう言っただけ。 声が少し硬くなってしまったのは、 別に突き放すつもりなんかなくて、 寂しかったのだから、それくらい許してほしい ]
(332) 2020/06/21(Sun) 01時半頃
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|
[ 家庭科室の方に足を向けたのは、 廊下に心乃の姿を見かけなかったからだ。 掃除の手伝いをすると声をかけたことを>>3:763 今更ながら思い出したのだった。
どうせ寝る前にシャワーを浴びるのだし、 その前に一仕事。 そのくらいの気持ちだった** ]
(333) 2020/06/21(Sun) 01時半頃
|
|
[>>330ゴミ箱に缶が放り込まれる音にちょっとビビる。 それから、氷室くんがこっちにやって来て、 あっ男子の格好してるとやっぱり圧がある! なんて思ったのも束の間、上半身がぐわんぐわん揺さぶられる。>>330]
わたし悪くないし〜〜〜〜〜! 何の話してたの〜〜〜〜!
[最後にちょっと挑発めいたことはしちゃったけど、 それまでの流れには一切介入していないんだから、 知りません。知りません。]
(334) 2020/06/21(Sun) 01時半頃
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勘違いされるとつらいよね〜〜〜 わかる〜〜〜〜〜 すごくわかる〜〜〜〜〜〜〜
[揺さぶられながら、いっそ開き直りました。 氷室くんの改札前デートトラップの後すっごい大変だったんだから、 その時のしっぺ返しが今になって巡ってきたということで。
……それも大元を辿ればわたしの嘘が原因だっけな。*]
(335) 2020/06/21(Sun) 01時半頃
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―― 現在 / 購買 ――
おまえは確かに分かるだろうな〜〜〜! ちくしょ〜〜〜〜!!
[葉野の肩をゆっさゆっさと揺さぶって、 やがてその手を放してはあと溜め息を吐いた]
いや、俺も分かってる。 これたぶん因果応報ってやつ。
[へなへなと肩を落として、 自分の胸に手を当てた]
(336) 2020/06/21(Sun) 02時頃
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いや、俺もいつもなら 誤解する奴が悪いんだから誤解させとけって スタンスなんだけど……。 この落ち込みようは、なんだ。
この気持ちは何だろう〜。
[有名な合唱曲の一節を引用してみたが、 特に解決策が見つかる訳がない]*
(337) 2020/06/21(Sun) 02時頃
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――現在:1階廊下――
うん、楽しみにしてる……! ありがとう、幸俊くん。
[ 帰ったら遊ぼう、と言われて、 僕は嬉しそうに顔をほころばせた。 そして、手を握りながらお礼を言う。 僕の存在を認めてくれて。 泣いてもいいって許してくれて。 たくさんアドバイスをくれて。 友達に、なってくれて。ありがとう。]
(338) 2020/06/21(Sun) 02時頃
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|
[ そして。 表側に戻ってきた俺は、 恥ずかしくなってしゃがみこんでいた。
ええ、はい、ごめんなさい、 聞こえてました、ええ>>319。
大丈夫!幸くんめちゃくちゃかっこよかったぜ! 俺が女なら惚れてたね。うんうん。
なんて、怜>>3:399と違って、 口に出してはやらないけども。]
(339) 2020/06/21(Sun) 02時頃
|
|
……はあ!?ばっ、やめろ!やめろばか!!
[ 蹲っていたが、なんだかとても恐ろしい脅迫>>320>>321が聞こえて、すぐさま勢いよく顔を上げた。
いやだって郁斗にとか、絶対大爆笑されるし、 最悪、クラス中に広められてしまう可能性すらある。 なにそれ恐ろしい。
顔を上げると、無表情でスマホのカメラをこちらに向ける幸俊>>325と目が合う。 俺は多分、泣いた後の顔であり、恥ずかしくて赤くなっている顔に、急な脅迫に焦りつつムッとしたような表情を浮かべていた。まあつまり、変な顔。]
(340) 2020/06/21(Sun) 02時頃
|
|
うー……
[ お、おま、お前さあ、なにそれ>>325。 その言い方。 明るい未来の話しつつ、立ち直れそう?ってさあ。 イケメンか? やっぱり絶対、口に出してやらねーけど!]
はい、立ち直りましたあ!お前のおかげでばっちりと! 言っとくけど、「あいつ」、 多分俺より大分ゲーム強いからな! 覚悟しとけよ!
[ ちょっとやけくそになりながらそういって、 にっ、と笑って、立ち上がる。 そんな未来、楽しみすぎて、今からワクワクしてしまう。 まあその前に、その為にも。 まずはこの世界の主を見つけて説得して、 無事に帰らなければならないのだけど。]
(341) 2020/06/21(Sun) 02時頃
|
|
家庭科室に死ぬほどおにぎりあるってマジ?何があった? じゃあそれ食いに行くわ! しばらくなんも食ってねえしな。
[ そう行先を告げて、 幸俊と別れて>>326家庭科室の方へ。
「気を付けろよ」なんて言おうかとも思ったけど、言わなかった。 「死ぬなよ」「お前もな」って話は、昨日体育館前で別れる時にしたし。 この、ちょっと清々しいような気分のまま、別れたかったから*]
(342) 2020/06/21(Sun) 02時頃
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|
[ゆっさゆっさからようやく解放されて、 息を吸って吐いて平衡感覚を確認する。 ふぅ。はぁ。]
……そりゃ、まぁ……。 誤解されたくない人って、いるよ。
[この気持ちはなんだろう。 目に見えないエネルギーの流れが大地から足の裏を伝わって、 ……とは続かずに、なんとなくわかるなぁってことを言う。]
(343) 2020/06/21(Sun) 02時頃
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|
好きな人には自分のことを正しく理解して貰いたくて、 外見だけじゃなくて中身も引っくるめて見て欲しい。
でも、中身を見られすぎたら、 逆に逃げ場が無くなっちゃって、言い訳できない。 ……そういうことって、あるよ。
[これは実体験だから。 いや、まあ、彼が誠香ちゃんのことをそういう対象としてるのかって、 なんとなく流れでそう思っただけなんだけど。
……本当なら、いや、びっくり。 へぇ……男子の格好をしたら無敵かと思ってたのに。
内心で勝手にしみじみした。*]
(344) 2020/06/21(Sun) 02時頃
|
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/21(Sun) 02時頃
|
……それって。つまり。
[葉野の言葉>>344に、少しの間を置いて]
俺が誠香を、好きってこと?
[呆けたように言って、数秒]
(345) 2020/06/21(Sun) 02時半頃
|
|
あ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
[青春の雄叫びを上げて、 購買の壁に頭をゴツンした]
気付くの遅すぎ〜〜〜〜〜!!! もう挽回できない〜〜〜!!
[ガンガン額を打ち付けた。すごく痛い]
(346) 2020/06/21(Sun) 02時半頃
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|
この相手から勘違いされて嫌われた状態から、 逆転サヨナラホームランを打つ方法はありますか。 ……葉野サン。
いや、せめて気の置けない友達ポジに 戻りたいっていうか何て言うか。
[俺は葉野の身に何があったかなんて 知る由もなかったものだから、 真剣なまなざしを葉野へと向けるのだった。涙目]*
(347) 2020/06/21(Sun) 02時半頃
|
|
[……あぁ、自覚が無いレベルだったんだなぁ。 >>345>>346そう思って、頭を打ち付けているのをぼんやり見つめる。 止めたりはしない。
青春だねぇ……。 青い春と書いて青春。 青いインクを頭から被ったようなこそばゆい気分。]
(348) 2020/06/21(Sun) 02時半頃
|
|
……うぅん。 本当に嫌われたか、わかんないよ?
もう正直に、好きだって伝えるしか無いんじゃないかな。 ダメでも……誠香ちゃんなら友達として付き合ってくれるんじゃないの。
[恋愛上手に見える彼が、なんだか頼りなく見えてくる。 半分は誠香ちゃんの良心に委ねる形になるけど、 わたしから言えるのはそれくらいだ。
……それに。]
(349) 2020/06/21(Sun) 02時半頃
|
|
少なくとも、好きだっていう気持ちを、 嘘だと思われることは、たぶん無いよ。
[——わたしと違って、正しく生きている人たちなら。
好意も何もかもを信じてもらえなくなって、 取り返しの付かないところに来る前に。 進めばいいんじゃないかな。って、思う。**]
(350) 2020/06/21(Sun) 02時半頃
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|
――現在/一階地下――
[カメラ越しの連城がとてもいい顔をしていたので …………撮るのはやめておいた。>>340]
っ、……ふ、ばーか。撮らねーよ。 今めちゃくちゃ「いい顔」してるし 拡散すんのもったいねえわ
[思わずくすりと笑い出してしまって 同時に恥ずかしい、がどこかに行った。
……泣いた後で、恥ずかしくて赤くなってて、 そんでムッとしてて? いいじゃん。ちゃんと前に行けそうな顔で。
内心で何かに怯えながら笑うよりも 辰美はそういう表情のほうが好きだ。言わないけれど。]
(351) 2020/06/21(Sun) 02時半頃
|
|
[イケメンだったらもっとモテてている。 と、つっこみはしないし、 口に出されないことはわからないが
やけくそのように言い返す連城颯真を見て、 ああ、もう大丈夫そうだな、と辰美はほっとした。]
そりゃよかった。 もちろん楽しみ。俺も負ける気ねぇし?
[立ち上がる連城は、どこか晴れやかに笑った。>>341 その顔もやはり、辰美には「いい顔」に見えるので おとなしく右手のスマホをポケットにしまい、言い返す。 切り替わる前の連城颯真の微笑みを思い出し 明るい未来を、少し考えた。>>338]
(352) 2020/06/21(Sun) 03時頃
|
|
[もちろん、外は依然雪が降っていて 校舎はおかしなことになっていて 遺書の送り主もまだ見つかっていなくて
そういう事実も、きちんとここにはあるのだけれど 今はちょっとだけ平和な話をして別れよう。]
(353) 2020/06/21(Sun) 03時頃
|
|
えーと、おかかとか、明太子とか、梅とか…… てかほかにもすげえあった。 葉野が作ったんだけど見たらびっくりするぞ。
ん、いってら。 またな。颯真。
[気をつけろよ、も、死ぬなよ、も、 この場にはふさわしくない。>>342
……辰美はひらりと手を振り連城に別れを告げて、 再び、冷たい校舎の中を歩き出した。]*
(354) 2020/06/21(Sun) 03時頃
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|
俺、自分から告白したことないんで。 その……だなあ。
[常に受け身で生きてきたことの弊害が こんなところで出てくるとは思わなかった。
好きって言われたから、付き合う。 そんな経験しか今までしてこなかったんだ。
正直に好きだって伝えるしか無い、という 葉野の助言>>349は、存外にずーんと重く 俺にのしかかってきた]
(355) 2020/06/21(Sun) 03時半頃
|
|
[礼一郎がいない状況では、 恋愛トークなんて調子良くべらべらと できるはずもなくって。俺はしどろもどろ]
(356) 2020/06/21(Sun) 03時半頃
|
|
レイ (――礼一郎だったら、 この状況に何て助言してくれるだろうか)
(357) 2020/06/21(Sun) 03時半頃
|
|
(案外馬鹿笑いして、 「うける。告れよ」で終わる気がする)
(358) 2020/06/21(Sun) 03時半頃
|
|
[八つ当たりをしていたはずの葉野が 恋愛マスターか釈迦にでも見え、 後光が差しているように思えるのだった。
だって、その助言はまるで 自分が同じ経験をしたかのように まっすぐで的を得たものだったから]
葉野も、さ。
[いったん、言葉を切った]
(359) 2020/06/21(Sun) 03時半頃
|
|
好きな相手に誤解されて 苦しんだ経験、――あるの?
[俺はまっすぐに、 さらなる助言を求める迷える子羊の顔をして じっと葉野の返事を待っている]**
(360) 2020/06/21(Sun) 03時半頃
|
|
――→昇降口――
[地下、に行こうとして、辰美はそれを見つけた。 ぶよぶよと柔らかい人形の山と それから掘り出されて布をかけられたような、
……見なくてもわかる。マネキンだ。 辰美はしゃがみ、手を合わせてから、 それにかけられた布をあげる。
……綿津見まなだった。]
(361) 2020/06/21(Sun) 03時半頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/21(Sun) 03時半頃
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…………
[辰美は柔らかい人形の傷だらけな様と、 まっさらな綿津見まなのマネキンを見比べて 一つ、重く息を吐く。
何を示唆しているのかわからなかった。 わからないけれど、 酷く窮屈な死に方をしたものだと思った。
表情のないマネキンの頬をコンと叩く。]
(362) 2020/06/21(Sun) 03時半頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/21(Sun) 03時半頃
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たいくつそーな顔しやがって。 ちゃんと帰れた?
[テレパシーも電波も何もかも、 辰美はもっていなくて、 あるものとすればこの欠けた心とおかしな頭、 それから五体満足には育った肉体、それだけ。]
(363) 2020/06/21(Sun) 03時半頃
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にんげんってさ。 自分が聞いてほしい事 相手に聞きがちなんだって。
……わだつみは、どこにいきたかったんだろうなあ。 きいときゃよかったよ。
[答えなんか、あるはずもない。 辰美は立ち上がり、布をかけなおして踵を返す。]*
(364) 2020/06/21(Sun) 03時半頃
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――現在:家庭科室――
お邪魔しまーす。 お、いいんちょだ。やっほー。何してんの?
[ 家庭科室に入ると、スマホを見ている委員長の姿>>288が目に入った。 圏外なのに?と首を傾げつつ、軽い調子で何をしているのか問いかける。
それから、視線を横に移すと、 先程幸俊が言っていた通り>>354の、 なかなかの量のおにぎり>>3:684が目に入り、 思わず面食らった。]
(365) 2020/06/21(Sun) 03時半頃
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おおう……すげーな紫織ちゃん……!? 確かにこりゃ消費した方がいいわ。 じゃあ遠慮なくいただこっかなー。
[ 委員長の隣に行き、 中身は何だろうとちょっとワクワクしつつ、 適当に目についたおにぎりに手を伸ばした**]
(366) 2020/06/21(Sun) 03時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/21(Sun) 03時半頃
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[階段を下りながら、 辰美は三階で見おろしたマネキンの事を思いだしている。 遠目にコートがかけられているように見えた。>>3:274
どうして早未は外でマネキンになっていたのだろう。 考えてもわからなくて、ただ、祈るしかなかった。
穏やかに眠っているようにも見えたから>>2:824 苦しくなければ良い、けれど。]
(367) 2020/06/21(Sun) 04時頃
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(そういや、たまに持ってる本一緒だったから ……文化祭中とか。感想聞いてみりゃよかった。)
(368) 2020/06/21(Sun) 04時頃
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――→地下/家庭科室――
[そこにあったのは ペンキではない赤いものに濡れた箒が二本。 それから…………ここにももう、誰かが来ていた。 辰美はやっぱり布の前で立ち止まって、 一つ手を合わせ、その中を見た。] (……愛宮。
なんつう、か…… ………………らしいな。)
(369) 2020/06/21(Sun) 04時頃
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[額に十字架が書かれている。 手は合わされ、祈りを捧げている。
辰美は静かにそれを見下ろして、布を下ろした。
祈り捧げて尚悪魔にでも殺されたようだと思ったし、 もしそうなら、悪意のあるなしは別にして 何故こんな風に死ななければならないのかと 悲しくもなる。]
(370) 2020/06/21(Sun) 04時頃
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[少し歩き疲れた。 辰美は静かに家庭科室の椅子に座って、 布をかけられたマネキンを見下ろし
……知らず、手を組んでいる。 ぽつりぽつりと、懺悔のような言葉が落ちた。]
愛宮。あのさ。 帰っても言わねえと思うしここで言うんだけど。
ずっと、なんで笑ってんのかわからなかった。 楽しくもねえだろうに。 俺は笑えねえのに、なんでって。
結局お前が何考えてるかはわかんなかったし 多分、帰ってもわかんないと思うけど。
(371) 2020/06/21(Sun) 04時頃
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…………笑って、笑い返してもらえるとさ。 嬉しいんだよな。 許されたような気持ちになる。 気づいて。 でも、俺お前に笑い返したことなかったな。って。 それにも気づいて。
…………なんか、ごめん。何いってんだろ。 そんだけ。
[疲れているのだろうか。 やけに感傷的な自分がいやになる。 辰美は立ち上がる。そうして、再び歩き出した。*]
(372) 2020/06/21(Sun) 04時頃
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――現在/一階→――
[辰美は地下からの階段をあがる。 一度三年の教室に戻ろうかというところで、 もしも、福住の姿を見かけたなら すれ違う時、こういうだろう。>>332]
福住。よお。 ……なんか顔暗いけど大丈夫か……?
[もしかしたらそれは照明の具合のせいかも。 気のせいかもしれなかったが、 なんとなく落ち込んで見えたもので。**]
(373) 2020/06/21(Sun) 04時半頃
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―― 現在:廊下 ――
[ 階段の横に差し掛かったところで、 地下から上がってくる辰美に遭遇した>>373 ]
あ、辰美。 ここのん見なかった? 掃除手伝おうと思ったんだけど。
[ よー、って挨拶を返して手を上げた誠香は、 元気なつもりだったけれども、 顔が暗いと指摘されて、 え、そうか? と眉を下げた ]
(374) 2020/06/21(Sun) 08時半頃
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あー……あのさ、 昇降口のとこで、まなっちがマネキンと交代してて。 ちょっとへこんでる。
[ またあとで、と挨拶をしたのが 地味に効いてるなあ、と誠香は思う。 あとで、の約束は、本当の世界に帰ってからしか、 果たせなくなってしまった。
落ち込んでいるように見えるとしたら、 きっと原因はそれだろう、と思うけれど、 いや、それだけじゃないよなあ、と誠香は苦笑する ]
(375) 2020/06/21(Sun) 08時半頃
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んー……あとは、まあ。 仲いいと思ってたやつと、価値観の相違っていうか、 ここは分かり合えないんだろうなって部分? そういうの、感じちゃって。 そうだな……うん、ちょっとへこんでる、かも。
[ あと多分空腹のせい。 美味しいもの食べて、ぐっすり眠れば治る治る。と思う ]
まあ……大丈夫だよ。 辰美は? 元気?
[ 表情筋が硬めのクラスメイトは、 疲れていることを悟らせにくい。 疲れてないかー? と表情を覗き込むように 誠香よりずいぶん高いところにある顔を見上げた** ]
(376) 2020/06/21(Sun) 08時半頃
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──現在/家庭科室──
……ソーマじゃん。 んー? これ?
[ 声をかけられたようやく、 新たな入室者に気が付いた。>>365 そこそこ集中していたらしい。
何をしているのか。 という問いに答える前に、 連城がおにぎりに着目したので、>>366
すかさず、礼一郎も口をはさむ。]
(377) 2020/06/21(Sun) 09時半頃
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おー、食え食え、 たんと食え。うまいから。 俺もおかわり検討中。 黄色っぽい……カレーのうまかった。
[ ……もうちょっと食べようかな。
礼一郎もひょいと立ち上がり、 もういくつかおにぎりを取って席に戻る。
……今度は、ふつうっぽくないやつ。 来いよって隣の席をぽんとたたいて、 「 いただきます 」……いや、さっき、 ごちそうさまも言っちゃったから、仕切り直し。]
(378) 2020/06/21(Sun) 09時半頃
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[ おにぎりを食べようとして、 机の上の置きっぱなしのスマホが目に入る。 ……何してんの? だっけ、えーっと。]
……遺書見てたんだよね。 結局、何が言いたいんだろうって。
こうなってる理由とか、意味? 読み解けばわかるんじゃないかなって……
それもう、全然わかんねえんだけどな。
[ 読解問題ならちゃんと本文を読み解けば、 隠された正解が見つかるはずなんだけどな。
手詰まりです、というふうに、 礼一郎は苦笑いを浮かべて、それで、]
(379) 2020/06/21(Sun) 09時半頃
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ソーマはどう思う? たぶんさ、 俺らの中にいるんだよな、こいつ。
[ おまえか? おまえだろ。みたいな、 詰問とか犯人捜しは趣味じゃないけどさ、
隣のこいつの可能性もあるのかあ。 って礼一郎は思ったりもしたけど、 礼一郎と違ってちょっとスッキリしたよな、 晴れやかな顔をしているようにも思える。
そうならいいんだけどな。 ……って、礼一郎は内心で思う。友人として。*]
(380) 2020/06/21(Sun) 09時半頃
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――現在/廊下――
あー…………。 愛宮な、 地下の家庭科室でマネキンになってる。
[悪意、はないのだけれど、 事実は事実として伝えておかねばならないだろう。 愛宮を見たかと問われれば、辰美はそう答える。
いつも通り、に見えて福住は やはりほんの少し暗いように見え 無理もないかと辰美はその表情を見ているのだけれど]
(381) 2020/06/21(Sun) 11時半頃
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俺もそれ見た。……何度見たってへこむよな。 ……あとは?
…………なるほど。まあそりゃ、寂しい感じか。 お疲れ。
[価値観の相違を感じてへこんでいる。 なるほどな、と一旦相槌を打って、>>375 辰美は?と聞かれたので 辰美は無表情で右手でVサインを作ってみせた。]
(382) 2020/06/21(Sun) 11時半頃
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俺も歩き疲れはしたけどな。へーき。
……てのは強がりだけど。 まあ、やっぱクラスメイトがマネキンになってると そこそこ来る。でも、そりゃお互いそうだろ。
[Vサインをやめてため息一つ零す。>>376 福住の顔を見つめ返して、肩を竦めて首を横に振る。 てか、と、直前に微妙に濁された方へ話を戻した。]
(383) 2020/06/21(Sun) 11時半頃
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てか、仲いいと思ってたやつって、……誰? 氷室あたり? そういやあいつ女装やめたよな。
言いたくねえならいいけど、話くらいなら聞くよ。
[今残っている面子でことさらに福住と 仲がいい相手、というと、氷室の顔が浮かぶ。
あいつなんかやらかしたのかな、と そう思いながら辰美は問うが 話すかどうかは福住の自由だ。**]
(384) 2020/06/21(Sun) 11時半頃
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―― 現在:廊下 ――
[ それは全くの予想外で、 誠香は思わず固まった。 心乃がマネキンになっている。>>381
既に何人もクラスメイト達が マネキンに代わってしまったのを見てきた。 だから、心乃がそうなってしまう可能性だって もちろんあったのに、 誠香はそんなこと全然考えていなかったのだ ]
そっか。ここのんまで。 女の子、僕としおちゃんだけになっちゃったよ……。
[ 不意打ち過ぎて呆然とした誠香は、 はは、と乾いた笑いをこぼした ]
(385) 2020/06/21(Sun) 13時頃
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[ 辰美も昇降口のまなを確認済みだった。>>382 へこむよな、と言われてうんと頷く。 先に帰っただけだと誠香は信じているけれど、 感情はなかなかついていかない ]
まなっちとも、ここのんとも、 僕、「またあとで」って言ったんだよ。 どうせ寝る時には保健室集合だし。 すぐ後にまた会えると思ってたんだ。
[ 辰美は口数はあまり多くないけれど、 話を促すのが上手いと誠香は思う。 ぽつりぽつりと思っていることを、 しゃべらされてしまう感じがする。 顔が暗い原因としては、 まなの案件だけで十分だったのに、 もう一つの理由の方も話してしまったし、 寂しい感じ、と指摘されて、素直に頷いてしまった。 お疲れ、という労いが、なんだか染みた ]
(386) 2020/06/21(Sun) 13時頃
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いやわかんないよ!
[ 無表情のVサインにはツッコみますが ]
ちょっと面白いから写真撮ってやろうか! あっ、ここで撮った写真って 元の世界には持って帰れないのかな!?
[ 全力でツッコんでから、 強がりを認める発言に、>>383 だよな、と頷いた ]
そりゃそうだ。 色々わけわかってないし。 この状況で元気溌剌すっきり爽やかなんてやつがいたら、 そいつの方がまともじゃないな。
[ しみじみとそう言ってから、 でも、と重々しく言った ]
(387) 2020/06/21(Sun) 13時頃
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さっきのVサインはちょっと面白かった。
[ 大事なことなので二回言いました ]
(388) 2020/06/21(Sun) 13時頃
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[ 仲いいやつって誰? とストレートに聞いてきた辰美は、 誠香が返事をする前に、怜の名前を当ててきた。>>384 簡単に思い浮かぶくらい、 怜と誠香は仲がいいと周りにも認識されているらしい。 誠香だって、そう思っていた ]
うん。そー。氷室。 あーうん、やめたやめた。 こっちの方が自分らしいって言ってたけど、 僕もそう思う。
[ 女の子の格好をしていたけれど、 女の子になるつもりはなかったのだから、 見た目と言動にギャップが出るのは当然だ。 缶コーヒーを飲む姿は いつもよりもリラックスして見えたし、 やっぱり自然体でいられるのは本来の格好なのだろう。 ありのままの自分でいられるなら、 そっちの方がいいに決まっている ]
(389) 2020/06/21(Sun) 13時頃
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[ 話くらい聞くよ、と言われて誠香は迷った。 辰美は話しやすい。信頼もしている。 余計なことを他の人に言ったりはしないだろう。 問題は、誠香が辰美のことを、 紫織の元カレと認識していることだった。 元カノとデートしてるって噂の超絶イケメンが 怜でした、なんてことを言えるか? ……非常に非常に言い難い ]
価値観とか考え方が違うなんて当たり前のことだし、 僕の考え方の方が正しいって主張するつもりもないんだ。 だけど、僕の中では結構大きい部分で違ってる、って、 なんていうかさ……自分でもびっくりするくらい ショックだったっていうか……距離、感じちゃったんだ。
[ うーん、と誠香は考える。 話せるラインと話せないラインを思案する。 辰美はさあ、と誠香は言った ]
(390) 2020/06/21(Sun) 13時頃
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辰美はっていうか、男子は? 好きでもなくて、付き合ってもいない子と、 デートしたいとかって思うもん? それで噂になったりして、楽しいもんなの?
[ 誠香が何気なく言った時、 怜はあっさり紫織のデート相手が 自分だと白状した。>>290 別にデートのことを隠すつもりはないんだろうと思った 誠香は、デート相手が紫織だということを伏せて 話してみることにしたのだった* ]
(391) 2020/06/21(Sun) 13時頃
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――現在/廊下――
[傷つけるつもりはなくて>>385 いつか知ることなのだから、ごめん、とは言わないのだけれど やはり乾いた笑いを零す福住が気の毒にはなる。
だから、辰美はそんな気休めのような事を言って 嘆きのような感情の吐露に、>>386 「そうだな」と相槌を打った。]
(392) 2020/06/21(Sun) 14時半頃
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……あっさりすぎるよなぁ。
みんな向こうで待ってる、 そう、信じるしかねぇけど。
[辰美自身は、思うことを言っているだけだ。 けれど素直に話してもらえるなら、 それは純粋にうれしい事だった。
福住の言葉はまっすぐなので、 辰美も意図をとりやすいのかもしれない。]
(393) 2020/06/21(Sun) 14時半頃
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わかんねぇ? うーん、電波繋がってねえし無理じゃね
[辰美は小首を傾げた。 全力のツッコミって健康にいいよね。
クラスメイトが自殺したという状況で>>387 ずっと元気な奴はおかしい、という言葉には同意するが 重々しく言われた言葉にもう一度小首を傾げ>>388]
(394) 2020/06/21(Sun) 14時半頃
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…………………そんなに面白かったのか。 今日はゆっくり寝ろよ
[わざとじゃなくて素のほうのボケであった。 なので、疲れてるんだなお前、と そう言いたげな目を福住に向けた。]
(395) 2020/06/21(Sun) 15時頃
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[福住を悩ませる相手は、やはり氷室であったらしい。 辰美は一度すれ違ってからそれきりだが、 ちゃんと音楽室を使って元気にしているらしい。 少し安心した。>>389]
ああ、そうだな。 あいつが納得できる格好が一番だ。
[……そういやなんで女装したのかとか 色々、聞きそびれたな、と そんなことを思い出しながら、迷う福住を見ている。>>390]
(396) 2020/06/21(Sun) 15時頃
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……お前割と大人だな。 俺だったらそれ一回は文句言う。
[てか、言った。 俺とお前の意見は違う、って言ったことある。 辰美は思い出しながら、 話すことを考えあぐねている福住の様子を、見つめて、]
(397) 2020/06/21(Sun) 15時頃
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[あーーーーー、 身に覚えがありますね。ありました。>>391]
(398) 2020/06/21(Sun) 15時頃
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あー……なるほどね。
[この時、葉野と自分が付き合った経緯を 福住に知られるのはよくないな、と辰美は感じた。 保身とかではなく葉野の嘘を貫いた身として。 少しの沈黙を置いた後、 辰美は無表情で話し始める。]
……フツーにモテねえ男からすると してみたいとか、したらどうなるんだろって 思うこと、あるけど。
…………でも、それで結果的に 変な噂になるってのは嫌だな。 だから、みんな誰とでもデートとかしないんじゃねえの。
(399) 2020/06/21(Sun) 15時頃
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|
[一拍を置いて、]
氷室はさあ。そういう噂嫌いだと思うぜ。 だからあんまり腑に落ちねえんだけど。 なに、福住、デートしよう、とか言われたの?
[福住が何を知っていて何を知らないのか、知らないので 氷室の方に少しのフォローをいれながら、 辰美は伺うように尋ねた。*]
(400) 2020/06/21(Sun) 15時頃
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―― 現在:廊下 ――
[ 教えてもらったことは良かったと思う。>>392 心の準備がなかったので不意打ちだったけれども。 マネキンに代わってしまった心乃とばったり遭遇、より よっぽどよかった。
これで僕かしおちゃん、どっちかが先に帰ったら、 逆ハーレムってやつだねえ……なんて 冗談を言ってみたけれどあんまり笑えなかった ]
先に帰って待ってるだけだって思ってるけど、 だからさ、むしろまだここにいる僕たちの方が、 先に帰ったみんなから心配されてたりするのかも しれないけど、さ、 でも、そう思っててもへこむもんはへこむな! 仕方ないな!
[ 元気に言ってみてもあまり元気は出ない。仕方ない ]
(401) 2020/06/21(Sun) 15時半頃
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[ やはり写真は持って帰れないらしい>>394 ]
あーっ! ってことは、 登校してきた時氷室が撮った辰美の写真、 ほらあれ、雪景色に映えるアンニュイ!>>0:1366 あれも幻と消えるってことじゃん!
[ 慄くキュートさの誠香の写真とかもあった気がする。 なんということだ、と割と誠香はショックを受けた ]
……辰美は自分の面白さをもっと自覚した方がいいよ。
[ 素ボケには割と本気でそう返す。 写真で持って帰れないなら網膜に焼き付けておこう。 あの辰美は面白かった(3回目) ]
(402) 2020/06/21(Sun) 15時半頃
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[ そして、友人である男の話である。 納得できる格好が一番、というところでは 意見の一致を見たが>>396 続きはちょっと違っていた。 誠香は文句を言ってもよかったらしい>>397 ]
文句っていうか、 僕はこう思うっていうのは言ったよ。
[ 大人の対応をした自覚はなかった。 怒らなかったのは、大人だったからではない。 多分、呆然としていたからだった。 相容れない。分かり合えない。 そのことに気づいて、呆然として、愕然とも、したのだ。 怒りの感情が追いついてこないくらい ]
(403) 2020/06/21(Sun) 15時半頃
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[ 辰美の身の覚えなど、>>398 もちろん誠香は知るはずがないので、 無表情の内側で駆け巡った思考など>>399 もちろん思いつきもしなかった。 無表情ってずるい ]
え、辰美がモテないってことはないっしょ。 辰美のこと、褒めてた子、いたよ。 優しいし、察してくれて、かっこいいって。
[ モテないという主張に誠香は瞬いた。 証拠も一応用意してみる。 そのコメントが元カノからだというのは>>1:191 元カレとしてどう思うんだろう、と思ったので、 証言者の名前は伏せておいた ]
(404) 2020/06/21(Sun) 15時半頃
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[ 噂になるのは嫌だと辰美は言う。 その気持ちは誠香にもわかる。 誠香だって噂話されるのは好きじゃない。 まして、隠し撮り写真なんて論外だった。 それが、普通の感覚だと思う。 ……それなのに怜は。 そう思った誠香に、一泊置いた辰美が、>>400 怜もそういう噂は嫌いだと思う、と言った ]
(405) 2020/06/21(Sun) 15時半頃
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違うよ。僕はそんなこと言われてない。 僕にそう言ったんなら、 多分僕はこんなに引っかからなかったと思う。
[ 誠香と怜は仲がいい。誠香はそう思っているし、 怜もそう思っている、と誠香は思っている。 怜が誠香に求めているのは、 性別なんか関係ない、気の置けない友達関係だ。 だからきっと、女の子が二人だけで遊びに行くのを 冗談でデートと表現するような、 そういう冗談だと誠香は受け取っただろうし、 それなら「デートじゃないだろ、ばーか」って返せば 済むだけの話だった ]
(406) 2020/06/21(Sun) 15時半頃
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僕じゃないよ。別の女の子とデートしてたんだ。 それで写真に撮られるくらい噂になってたけど、 うける、って言ってた。 そういう割に、あんまり楽しそうには見えなかったけど。
[ 正確には、マジうける。だ。>>291 でもそう言った時の怜は、 言葉ほど愉快そうには見えなかった。 少なくとも誠香には。
してみたいとか、したらどうなるんだろとか思う。 辰美のその感想は、とても正直だと誠香は感じた。 そういう、好奇心なら、まだ納得できたのだ。 でも、あの時の怜の様子は、 そういう好奇心とも違っていた。 それは、そのはずだ。 女装を考えるほど、色恋沙汰でうんざりしてきた怜が、 今更好奇心でそんなことをするとは思えない ]
(407) 2020/06/21(Sun) 15時半頃
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……うん、だからさ。 なんか……うん、 僕の知らないやつみたいに、見えたんだよ。
[ だから、寂しかったんだ。 そう言って、眉をハの字にして笑った* ]
(408) 2020/06/21(Sun) 15時半頃
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[>>355恋愛マスターがなんて有様なのでしょう。 なんて煽れる心の余裕があるわけでもないので、 こちらも困った顔をしながら話を聞いている。]
ずっと受け身だったの? もったいな……。
[彼の女装に至った理由やら、その苦悩やらを知らないので、 「勿体無い」という感想が出てしまう。]
(409) 2020/06/21(Sun) 16時頃
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……そうだ、 前に誠香ちゃんと話した時に聞き出したんだけど、 「居心地がいい人」がタイプなんだってさ。 自然体で話せる相手が好きーってことだよ。
[そういえばそんな話をしたことを思い出した。>>1:440 たぶん、正直に答えてくれていたとは思う。 何かのヒントになればいいね、と提供することにした。]
あ……もしかして。 誠香ちゃんも氷室くんも、そういう気の置けない関係を求めてるんだ。 そっかぁ……。
[恋愛だとか、そういう話を抜きにして。 それなら相性いいのは当然だなぁと思う。]
(410) 2020/06/21(Sun) 16時頃
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[……そうして、油断をしている場合では無かった。 >>360返される質問に、少し怯む。 反射的に答えることはできない程度に、喉が渇いているのを自覚した。
しばらく考えて、何かを誤摩化すように、 口元に手を当てながら切り出す。]
……無い、よ。
[乾いた声を絞り出す。 嘘を吐きたかったわけでは無いけど、そうとしか言いようがなかった。
誤解されたという表現が適切かというと、違う。 誤解される余地が無いくらい、わたしが間違えただけ。
……考えたくない。頭が痛い。*]
(411) 2020/06/21(Sun) 16時頃
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[若菜ちゃんが好きでした。
恋愛的な意味なのか、友情的な意味なのか、憧れ的な意味なのか、 それともそれ以外なのかは、自分でもよく分からない。
わたしも彼女も女の子で、 きっと向こうは、そんなことを意識したことは無いと思う。 愛想を尽かされる瞬間、理解したのだけど。 若菜ちゃんにとっては、かわいい後輩くんのほうが好意の対象だった。
……それでも。 わたしは、若菜ちゃんと一緒にいられれば良かった。 いつもみたいに呆れられても、そういう関係のままで良かった。]
(412) 2020/06/21(Sun) 16時頃
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[もう永久に信じては貰えないけど、好きだった気持ちは本当でした。*]
(413) 2020/06/21(Sun) 16時頃
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――現在:家庭科室――
おー、食う食う。 朝からほとんど食ってねえからさ、腹減ってるし。 米の亡霊見たくもないしな……。
[ そう言いつつ、おススメされた黄色っぽいの>>378含む おにぎりを3つほどひょいひょいと手に取る。
もし米の亡霊についてツッコまれたら 「さっき幸くんが米が化けて出るかも的なこと言ってた」>>326と素直に話すだろう]
(414) 2020/06/21(Sun) 17時半頃
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いただきまーす。
[ 来いよとばかりに隣の席を叩いていたのでそこに座り いただきますをし、早速食べようかと思ったところで、 さっき聞いたことの答えが返ってきた>>279。]
あー、あのメールか……
[ だからスマホ見てたのかと納得していると、 どう思うか聞かれたので、自分も片手でスマホを取り出してメールを開いてみる。 「んー……」と唸りながら改めて見てみたが、 何度見たって「こいつだろ!」と思う人物は思い浮かばない。]
(415) 2020/06/21(Sun) 17時半頃
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何度も「ごめんなさい」つってるし、 「許してくれなくてもいい」だから、 なんかすごい罪悪感?抱えてんだろうなあとは思うけど。 誰かまでは分かんねえよ。
文化祭をかけがえなく思ってるのなんてさ、 ここにいる全員そうだろうし。
[ 全員心の中に何か抱えてるのかもしれないし、 罪悪感持ってそうなのは誰か考えたって、あまり意味はない気はする。 俺だって、隠し事してることに罪悪感持ってないわけでもないし。
文化祭について、「信じてほしかった」と書いてあるが、そこを疑う気は全くなかった。 あれはみんなにとっていい思い出だったでしょ、って、 大した理由もなく確信している。]
(416) 2020/06/21(Sun) 17時半頃
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[ というわけで、メールを見ても分かりそうになかったのでメールを閉じてスマホを置き、 それ以外から考えるなら、と今日の出来事を振り返る。]
怜ちゃんが言うには、 怜ちゃんと誠香ちゃんは世界の主じゃないなってことで 2人の間で話ついてるらしいよ。>>3:459
[ 直接二人の会話を聞いてるわけじゃないから確信を持てるわけじゃないけど、一応情報共有はしておく。]
(417) 2020/06/21(Sun) 17時半頃
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幸くんも違うんじゃねえかなあ、多分。 さっき「受験終わったら男子集まってゲームしようぜ」って言われたし。>>325 あんな話しといて「やっぱ俺は死ぬわ」ってされたら俺はキレる。
[ あんな風に未来の楽しい話をして励ましておいて、 実は死にたいです死にかけてますってことだったら、 うん。多分キレる。 お前が死んじまってたら楽しめるわけねえだろばかやろー!って言って最悪殴るかもしれない。]
(418) 2020/06/21(Sun) 17時半頃
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[ そこまで話してからちらっと隣の委員長を見て、 あ、そういやこいつにとっては俺の可能性もあるんだよな、って思い至る。 俺自身は俺じゃねえだろと思っているが、周りにとってはそうとも限らない。]
あー、言っとくと、多分俺も違う。 まああぶっちゃけた話、けっこー重めの悩みは抱えてたんだけどさ。色々あって今は大分スッキリしてるし。
だから、えーっと、俺じゃない、っていうより、 もし仮に俺だとしてももう大丈夫、って言った方がいいかも。
[ うん。仮に自分が世界の主だったなら、 もう死にたいなんて思ってないです!一緒に帰ろうぜ! って、しゃらんらーって帰れるんじゃないだろうか。分からんけど。]
(419) 2020/06/21(Sun) 17時半頃
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んで、お前は? 自分が世界の主の可能性とかさ、あると思ってます? まあ答え辛かったらノーコメントとかでもいいけど!
[ それから、軽くではあるけど俺も言ったんだからお前も言えよー!みたいな。 詰問とか探りを入れる、とかいうよりも、 世間話に近いノリで。 委員長の方を向いて、軽く笑いながら聞いてみた。 もし何か抱えていても話しづらいのは自分もよーくご存知なので、無理に聞き出したりするつもりはないけど*]
(420) 2020/06/21(Sun) 17時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/21(Sun) 17時半頃
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──現在/家庭科室──
……は? なんて?
[ コメのボウレイ。聞き違えか? そう思って聞き返したら、 どうやら辰美の受け売りらしい。>>414]
あー、もったいねえしな。 なんか、たまに、 あいつのボキャブラリーが謎だわ……
ま、そういうことだからさ、 たんと食おう。豪快にいこうぜ。
[ ぶつくさ言いながら、 二人並んで平和におにぎりを頬張る。 会話の内容は、あまり平和じゃない。]
(421) 2020/06/21(Sun) 18時半頃
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……やっぱそうだよなあ。 信じないわけ、ないのにな。
[ 連城があたりまえに、 あれは誰にとっても良い思い出だろうと、 肯定してくれることに救われる。
それから、そう言うってことは、 連城でもないのかなあって礼一郎は思う。]
(422) 2020/06/21(Sun) 18時半頃
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[ 連城が友人たちの名前を挙げて、 可能性をひとつずつ消していくのを、 礼一郎は良い子に黙って聞いていた。
集まってゲーム、の話の下りで、 「 そんな話、確かにしたわー 」って、 遠く思える朝に言及したりしながら、
最後に、連城が自分でもないと言うので、 礼一郎はなんだかそれがうれしい。]
(423) 2020/06/21(Sun) 18時半頃
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……そっか。 スッキリした顔してんなあって、 ちょっとだけ思ってた。マジで。へへ。
なんかさあ…… みんな悩んでて、みたいなの、 キツイなあって思ってたから、 ……なんかちょっとうれしいわ。
よかったな、ソーマ。お疲れ。
(424) 2020/06/21(Sun) 18時半頃
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[ 何目線? って言われたら、まあ、 友達目線じゃないかな。
しゃらんらーってくるくるしながら帰るとこ、 ちょっといいなって思っちゃうけど、 礼一郎はよかったねって微笑んでいる。 お疲れってこういうときに言うか知らないけど。
そんな折に自分に話題が向けられたから、 礼一郎はそのまま、穏やかなトーンで答える。]
(425) 2020/06/21(Sun) 18時半頃
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……さあ? レイが言うには、この世界の主にしては、 俺はナイーブすぎるからナシらしい。
は? って感じだけど、 そう言われるとさ、 なんか、そうなのかなって。 わりと信じちゃってるんだよな。
あと、俺、 色がごちゃごちゃうるせえのも、 あちこちインクで汚れてるのも、 あんまし好きじゃねえからなあ……
[ ないんじゃない? って軽い調子で。]
(426) 2020/06/21(Sun) 18時半頃
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[ それから、連城がしたように、 自分が聞きかじった情報を吐き出す。]
葉野も、死にたいとかなかったって。 言ってたから……はは、 候補者、いなくなってんじゃん。
[ 行き着いた先に、可能性が残りません。 この世界のつくり的にはおかしいけど、]
……ほんとにさ、 やっぱり誰も死んでませんーって、 そういうオチだったらいいのにな。
[ そう思わない? 礼一郎は言って、 また一口、おにぎりをかじった。*]
(427) 2020/06/21(Sun) 18時半頃
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――現在/廊下――
しかたねーよ。しかたねえ。 存分にへこんでから、帰った後心配したって 先に帰った奴に愚痴ったらいいんだよ。
[へこむものは仕方ない。と辰美は言う。>>401 どんなふうにマネキンになっていたか、なんて 帰った連中は聞きたくないだろうけれど、 まあ、残されたものの愚痴くらいは 許されていいと思いたい。]
(428) 2020/06/21(Sun) 18時半頃
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慄くほどかわいいお前の写真もな 俺は消えても構わねえけど。
[辰美は軽く肩を竦めて>>402 氷室のカメラの中にあるはずの写真を思う。
……これが終わった後、 卒業前にみんなで写真撮るのもいいな、なんて そんなことをぼんやり考えていたら]
…あ?
[面白さを自覚できない男辰美幸俊、小首を傾げた。 それをいうなら地下の福住だって面白かったからな。]
(429) 2020/06/21(Sun) 18時半頃
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[こう思う、というのは言ったらしい。>>403 ならまだいいけど、と相槌をうちながら、 辰美は話の続きを聞き、どう返答するか考える。 ポーカーは得意です。よろしくお願いします。]
マジで。そりゃ……普通に照れるけど。 いや、ほんとモテないから。
[福住から飛び出した誉め言葉には 多少の照れを滲ませて頬を掻いた。>>404
そこからまた氷室の話に戻る。>>406 そういわれたなら引っかかっていない、というものだから、 辰美はそうなんだ、と内心意外に思いもしたが]
(430) 2020/06/21(Sun) 18時半頃
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[一旦黙り、彼女の言葉に耳を傾ける。>>407
別の女子とデートする氷室。噂になった。 ――――あ。なるほど、葉野と氷室の話かも。
その話については 辰美も思うところがあるのだけれど>>1:702 ひとまず、目の前の福住の様子に集中した。]
(431) 2020/06/21(Sun) 18時半頃
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……うーん。 福住さ。ごめんだけど
[辰美はおもむろに手を伸ばすと、 福住の頬を痛くない程度に抓ろうとした。 勿論、避けようとすれば避けられる範囲である。 それからこういう。]
無理して笑うの、よくねえよ。 いつものお前らしくもねえし。
[悲しそうな笑顔が苦手なので、悪いな、と前置いて 今しがた話された事を考える。]
(432) 2020/06/21(Sun) 18時半頃
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[うける、か。]
氷室さあ。悪いやつじゃねえけど 性格割と曲がってるから、 何かそのデートに目的あったんじゃねえかな。
……うん、その目的が、お前に合うかは別にして。
その話した時、お前傍にいたんだろ? お前にはなんて言ってた?
お前の中の気持ちが落ち着いたらでいーけど、 理由、聞いてやればいいんじゃね。
[と、言いながら、あれ、なんでこの状況で 氷室のフォローを、と思いもする。 つか福住は俺と葉野のこと知ってんのかな。 ………まあいいや。そう思い直した。]
(433) 2020/06/21(Sun) 18時半頃
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つーかあいつ、 絶対福住の事好きだと思ったのに。
何してんだろ。
[そんなことねえのかな、と、 クラスメイトの恋愛事情を知らぬ辰美は、 ただの感想を零した。**]
(434) 2020/06/21(Sun) 18時半頃
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— 回想:ひとりのCG研 —
[後輩くんも、親友も来なくなった、狭い部屋。 わたしだけがここに入り浸って、 ずっとパソコンの画面を見つめている。
創作意欲は失われたまま。 ソフトを操作して、何も作れないまま時間が過ぎる。 そろそろ受験勉強の季節。こんなことしている場合じゃない。 だけど、わたしが何かをしなきゃ、本当に終わってしまう気がして。
……いいや、とっくに終わってしまっているのに、 それをなかなか認められないだけだ。
どうしてこうなったんだろう。反省会はぐるぐる、頭の中で巡る。]
(435) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[わたしが悪意を持って、後輩くんを陥れるために捏造写真を作ったのは、 確かに悪いことだったんだろうな。 でも、そんなのは分かってた。
無意識に嘘を吐いてしまうわたしが、意図的に人を陥れたんだ。 その責任は自分にあるってことは理解しているつもりだった。
後輩くんがあんなこと>>2:498を言わなければ、何も歯車は狂わなかった。 わたしと若菜ちゃんの活動を引き継ぐかわいい後輩の男の子として、 卒業までにいろんなことを教えられたし、支えてあげることもできた。
そうじゃなくて、わたしたちの敵だということが分かってしまって、 その瞬間、何もかも壊れてしまった。 引き金になってしまったのは、後輩くんのせいだ。]
(436) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[いや、いやいやいやいや、 違う違う違う違うそうじゃないそうじゃない……。]
(437) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[……そもそも、わたしが若菜ちゃんと同じ気持ちを共有してるって勘違いしたんだ。
これまでも一緒だったから、これからも一緒だと。 そう信じてたんだけど、若菜ちゃんは違っていたらしい。 それに気付けなかったわたしが悪いのかもしれない。
卒業後の進路についても、 一緒にデザイナーをやるという約束はしたけど、 わたしはそこまで自信が無かったし、 迷いに迷って、悩みに悩んで、結局日和っただけで、 騙すつもりじゃなかったし、信頼してなかったわけじゃない。 本当だよ。
若菜ちゃんならそれでも、しょうがないなぁ、って、 いつもみたいに苦笑いで済ませてくれると思ってたのに、 なんで、そうしてくれなかったの。 ここに来て今更、こんなのってあんまりじゃん……。]
(438) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[いやいやいや、だから……そうじゃない。 違う違う違う違う違う違う違う違う…………。 そうじゃないそうじゃないそうじゃないそうじゃない…………。]
(439) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[——結局は自分のせいだと思いたくなくて、言い訳は何度もループする。]
(440) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[ああ、昔から変わらない。 父親のパソコンを壊した罪を、幼き頃の友達に擦り付けた頃から。
たまたま運良くわたしを許してくれる人がいたのに、 その人に甘えすぎて、とうとういなくなってしまった。
どうしてこんな性格のまま18年間も生きてきてしまったんだろう。 どこでバグを矯正すれば良かったんだろう……。
家族は健在で、両親どちらも優しくて、 悪夢を見るわけでもなく、病気を抱えているわけでもない。
それなのに、致命的におかしいものがひとつあって、 そのせいで、失うものがどんどん増えていく。]
(441) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[>>10「あんたにとっての友達って、ただの都合のいい人ってことでしょ」]
(442) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[……困ったことに、これを否定できる理屈が全く思いつかない。]
(443) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[若菜ちゃんと作り上げてきたCG研がダメになって、 じゃあ、わたしは他の場所に縋って生きればいい?
かけがえのない文化祭の時間を過ごした、 3年8組のゆかいなみんなのところに身を寄せればいい?
都合のいい人がたくさんいるから?]
(444) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[……まあ、でも、たぶん、どうせ、また繰り返すんだ。 分かってるよ、それぐらい。
軽い気持ちで吐いた嘘のせいで、いろんな人に不信を持たれた。 迷惑をかけたんだって。厳しく指摘された。 変な噂も広がって、取り繕うための嘘が更に増えていく。 辻褄を合わせるために嘘に付き合わせた共犯者もできてしまった。
所詮は卒業と共に消えてなくなる居場所。 人間関係をリセットして、また最初からやり直し……。
慣れたよ。自業自得だから。]
(445) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[それでも、やっぱり、さ……。
ワガママかもしれないけど、 誰かを好きだという気持ちまで嘘だと思われるのなら、 もう、どうしていいかわかんないよ……。
嘘を吐きすぎたオオカミ少年の話。 言うことすべてが信用されなくなって、そして、その末路は孤独に終わる。]
(446) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[わたしはもう、いろんなものを失いすぎた。 最後に残っているのは、あの文化祭の頃の思い出だけ。
それすら疑われてしまったら、 もう、わたしには何も残らない。]
(447) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[嘘の色は赤くとも目に見えない。 真実の色は何色か分からない。
それでも……、 自分の気持ちが真実であるということを、 証明できる方法があればいいのになぁ……って、
落ちる夕陽を眺めながらひとりで考えていた。*]
(448) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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―― 現在:廊下 ――
だよなー。仕方ないよなー。 まあ僕らだっていつマネキンになるか わかったもんじゃないし、 愚痴るつもりが愚痴られる側になっちゃったり するのかもしんないけど。
[ 自分の死にざまはきっとろくなもんじゃない。 そう思っている誠香は、 愚痴られたらどうしよう……と少し遠い目になった ]
(449) 2020/06/21(Sun) 19時半頃
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[ 慄くほどキュートな誠香の写真のことを、 辰美も忘れていなかったらしい。>>429 しっかり指摘されて、そうなんだよーと眉を下げた ]
あれだな、辰美のアンニュイさと僕のキュートさは、 この世界のフィルムには収まりきらないあれなんだな。
[ あれってどれだよ。 しかし辰美は消えても構わないらしい。 もっと思い出を惜しめよな! でも地下での誠香のことは忘れてもいい ]
(450) 2020/06/21(Sun) 19時半頃
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[ ポーカーが得意な辰美と、>>430 ババ抜き最弱王の誠香。 勝敗は明らかだったがそのことに誠香は気づいていない。 圧倒的不利なのでハンデが欲しい ]
まじで。 それに辰美、聞き上手でいいやつじゃん。
[ お陰で結構洗いざらいしゃべってしまった誠香である。 褒めているのは本心です。 表情筋があまり仕事してないけど、 それでも見ていれば意外とわかる。 ほら、今ちょっと照れてるのとか ]
(451) 2020/06/21(Sun) 19時半頃
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[ ババ抜き最弱王は無理した顔もわかりやすい。 ごめんと言われて何が? と返すまでもなく、 頬を抓られて目を白黒させた>>432 ]
なにすんだよ!?
[ 予想外すぎて避けられなかったが、 我に返るとぺいっとはたき落とした。 このクラスの男子、 女子に触るのに抵抗なさすぎやしませんかね!?
でも、無理して笑うことをたしなめられると、 意図を察して、あー、という顔になる ]
(452) 2020/06/21(Sun) 19時半頃
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そっか。 僕らしくないかあ。
[ 笑うしかない、と思ったのだけど。 そういう風に言われたら、 どんな顔をしたらいいかわからない。 無表情してみる? うん、無理だ! ]
(453) 2020/06/21(Sun) 19時半頃
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[ 辰美にとっても友人だろうに、 “性格が曲がってる”という身も蓋もない評価に、 誠香は思わず噴き出した ]
あー……なあ…… そうかもしれないけどなあ…… うん、なんていうか、歪んだ目的でデートするとか、 それが既に僕の理解の範疇外。 ばっかじゃないのって思う。
[ そして誠香も仲の良い友人のことをばっさり馬鹿と 言い捨てたから似たようなもんである ]
(454) 2020/06/21(Sun) 19時半頃
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なんて言ってたか? えー……最初は全然悪びれてなかったよ。 なにしろ「うける」だし。 やりすぎだったかもとか言ってたけど、 その時も平然としてた。
[ 平然としてたから、 誠香の頭だって平気で撫でようとできたのだ。 ばっかじゃないの、と誠香は思う ]
何って聞いたら言葉に詰まってたから、 結局何にも聞いてない。 僕に聞かれるまで、 何にも問題だと思ってなかったんじゃない? [ 問題だと思ってないからこそ、 あっさり誠香に話したのだろうし。 その価値観の違いが誠香は悲しい ]
(455) 2020/06/21(Sun) 19時半頃
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理由かあ。 なんか今の辰美との話を総合するに、 ろくでもない理由だとしか思えないんだけど。 聞いたら僕、罵倒するかめちゃくちゃにお説教するか、 そんな未来しか見えない気がする。
[ もしもそれで分かり合えなかったら、 もう、致命的な気がしてしまう。
別に誠香は、友達付き合いをやめる気なんかないのだ。 自分の価値観が絶対正しいなんてことも もちろん思っていない。 だから、このまま価値観の違いには目をつむって、 今まで通りやっていくことだってできると思う。 どちらが最善手なのか、誠香にはよくわからない ]
(456) 2020/06/21(Sun) 19時半頃
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ん? そーだよ? 氷室は僕のこと大好きだよ?
[ 好きだと思ったのに、という感想に、>>434 平然と誠香は返す。 ほんとに僕のこと大好きだな!>>0:948 背中をばんばん叩いてそう笑えるくらい そのことは疑っていない。 友達としてって意味だけど* ]
(457) 2020/06/21(Sun) 19時半頃
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――現在/廊下――
明日は我が身って言うしな。>>449 ……ま、福住が先帰ったら 後で俺から「抜け駆けて」って言うからよろしく。 俺が先帰ったら福住もそうしていいぞ。
………何? 世界という額縁におさまらない俺達ってこと? ウケるな。詩人じゃん福住。
[この世界に収まりきらないアンニュイさとキュートさ。 という表現が面白かったのでそう返しておいた。>>450 ウケる、と言いながら別に辰美は笑っていないが、 そこそこ面白がっている。]
(458) 2020/06/21(Sun) 20時頃
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――現在:家庭科室――
[ 2人で会話しながら、 のんびりおにぎりを口に運ぶ>>421。 おお、おいしい。紫織ちゃんありがとう。 次会った時にでもお礼を言わなければ。]
いいんちょもそう思う?だよなー……
[ 文化祭は皆にとっていい思い出だっただろ、ってとこ。 委員長にも肯定してもらえて>>422なんだか安心した。]
(459) 2020/06/21(Sun) 20時頃
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やめろやめろ。褒めるとつけあがる。>>451 それを言うなら福住だってまっすぐでいいヤツだろ。
[実際、氷室がのびのびと異性と付き合っていられるのは 福住のまっすぐさがあってこそだと辰美は思っているので、 誉められて照れるのを隠すように誉め返しておいた。
手を伸ばすとババ抜き最弱王にぺいっと叩き落とされた。 抵抗はありますよ!抵抗は! それから、困ったような反応をされたので、>>452>>453]
(460) 2020/06/21(Sun) 20時頃
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ムッとした顔とかでいーんじゃね。
[と、辰美は言う。 無表情は長年のストレスによって培われたものなので 真似しようとすると大変だぞ。やめておこうね。 辰美は喜怒哀楽がはっきりした福住が好きだ。
氷室の評価を受けて噴き出した福住に 辰美は「それはそうだな」と頷いた。>>454
それから、福住の話に耳を傾けて ……こういう時は両者の意見を聞くべきだとは思うが あいつマジで何してんだ?と 辰美は氷室の行動に小首を傾げた。]
(461) 2020/06/21(Sun) 20時頃
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お……おう、うん、まあ……よかったです、はい。
[ 一人ずつ候補を消してくように話して、 自分も違う、って言ったら。 嬉しそうに微笑まれたから>>424。 なんか、ちょっと照れくさいような気持ちになって、 微妙に視線を逸らす。]
確かになあ、みんな死にたいくらい悩んでたらさ、 なにそれ地獄かよ、って感じだもんな。
(462) 2020/06/21(Sun) 20時頃
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[付き合ってもいない葉野とデートをして、 写真などが出回っても「うける」と言って、 結局噂が流れても平気で。>>455
……………?]
(463) 2020/06/21(Sun) 20時頃
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まあ、もしそうでもさ。 この校舎で、みんな俺みたいに悩みがスッキリ…… までいかなくても、ある程度心が軽くなったりとかさ。 すればいいんだけど。
[ むしろそのための校舎だったりしない? なんてのは流石にご都合主義が過ぎるだろうか。 ご都合主義でもなんでもいいから、 みんな悩みが解決してハッピーエンド、みたいな感じに なってくんないかなあ、って思ってしまうのだった。]
(464) 2020/06/21(Sun) 20時頃
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やりすぎたかもってなんだよ。知らねーか。
あいつ自信家だしな………… 問題とは思ってなさそうだな。
なんかこう、デートっていうけど デートじゃなかったのかね。
福住を混乱させるつもりねえけど。 ほら、普段でもふざけて ダチにデートしようぜとか言うだろ。 意味としてあっちの方。 それでも不可解なとこ色々あるけどさ。
(465) 2020/06/21(Sun) 20時頃
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…………俺もそれ理由聞いたら真顔になりそう。
[常に真顔だっていうつっこみは受け付けていません。]
(466) 2020/06/21(Sun) 20時頃
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[福住の気持ちを聞いて、>>456 ここからは、お願いになんだけど、と 辰美は少し申し訳なさそうに言う。]
氷室、俺の手振り払って逃げただろ。 あんなに怯えてて、 やっと福住のおかげで持ち直したってとこで その福住に避けられたら…… 折れそうな気もするんだよな。
あいつさあ。あんなんで弱虫なんだよ。
(467) 2020/06/21(Sun) 20時頃
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だから。罵倒とかお説教とかしていいんじゃねえの。 避ける方が良くないってか 友達同士、見て見ぬふりして付き合うの難しいし。 あいつ悪いヤツじゃねえから、 お前がまっすぐ言えば聞いてくれると思うぜ。
[なんだか氷室について言いたい放題だが、 辰美はこれでも、氷室怜という人間の事を好きだし 福住誠香の人となりを信頼しているので、 2人が悲しそうなのは見ていられない、 という老婆心があった。]
(468) 2020/06/21(Sun) 20時頃
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はは!ナイーブすぎるからナシってちょっとうける。
んー、そっか、 確かにこうやってインクでごちゃごちゃ汚れてたりするの、あんまりいいんちょのイメージじゃないかも。
じゃーいいんちょも違うかあ。
[ まあ、じゃあ逆に誰の頭の中ならインクで汚れてたりすると思う?なんて考えても、誰も思い浮かばないわけなんだけども。それは置いておいて。
葉野も死にたいとかはなかった、って言葉に、 そっかあ、と思いつつ。 候補者いなくなった、という点には、ん?と首を捻る。 しかし口に出す前に話は進んで。]
(469) 2020/06/21(Sun) 20時頃
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[けれども。]
……? ……………???
[氷室は僕のこと大好きだよ、という福住誠香の姿に その口も止まった。
あれ? ん? これってもしかしてあれか?]
(470) 2020/06/21(Sun) 20時頃
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そうだなー。 あのメールの送り主なんて存在してなくて、 この校舎は俺達の誰が原因ってわけでもない、 怪奇現象?とかで。 なんやかんやで全員無事で笑顔で帰れますー、みたいな。
……うん、なんかもー、 全員無事で笑って帰れりゃそれでいいわ。 つか、そうじゃなきゃヤなんだけど。 どうすりゃいいんかなー。
[ そう言ってまた俺もおにぎりをかじりつつ、 あ、と、先ほどの疑問について口に出した。]
(471) 2020/06/21(Sun) 20時頃
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イヤ、あの、レンアイ、的な。 ……ではなく……?
[辰美は恐る恐る、福住に尋ねてみた。 誰かここに女子1人呼んできてほしい。そう思った。*]
(472) 2020/06/21(Sun) 20時頃
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そういや、候補者いない、って今言ったけどさ。 えーっと……もしかして、まなちゃんとか心乃ちゃん、 もうあっちに帰ってる?
[ あえて、「死んだ」とか「マネキンになった」とかではなく、「帰ってる」という表現を選びつつ問いかけた。 絶対、無事に帰ってるって信じてる、から。
だからまあ、そう考えたらある意味いなくなったのは安心なのかもしれないけど。 さっきまでまなちゃんと一緒で、また明日!って言い合ったのに。 と思うと、やっぱり少し、寂しかった*]
(473) 2020/06/21(Sun) 20時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/21(Sun) 20時半頃
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──現在/家庭科室──
[ そうだな。葉野よありがとう。 おにぎりはおいしかったです。 追加で取った青のりのやつも。
だよなーって言われて、>>459 そりゃもちろんって礼一郎はうなずく。 礼一郎の独りよがりじゃなくてよかった。]
(474) 2020/06/21(Sun) 20時半頃
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……なんだよ、 照れてんのか、この。 こっちまで恥ずかしいだろ。 そこはよかったでーすって言っとけよ。
[ 逸らされた視線に、>>462 礼一郎は今さらちょっと恥ずかしくて、 この、って連城を軽く小突いた。
うれしくて悪いかって礼一郎は思う。 けど、口に出すんじゃなかった。]
(475) 2020/06/21(Sun) 20時半頃
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そりゃ地獄だわ。 やだなー平和がいいよ、平和が。
[ 冗談っぽく礼一郎は言うけど、 礼一郎の周りだって平和じゃないしな。
わりと本気でそう願ってた。 礼一郎のとこは無理だけどさ、 みんながみんな、そうじゃなくてもいいじゃん。
だから、もしそうだとしたら、 少しでも心が軽く……ってのには同意だ。>>464]
(476) 2020/06/21(Sun) 20時半頃
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言えてる。し、 俺もさ、ここに来て、 よかったって思えることもあったよ。
……もしかしたら、この世界の主もさあ、 そのために俺らのこと呼んでくれたのかなあ。
[ 礼一郎はまた願望を吐く。 どこまでも、この世界の主にやさしくあれって、 良い子であれって無意識に求めるみたいに。
でもさ、本当にみんなのこと、 根はいいやつだって思ってんだから仕方ないだろ。
仏頂面でも超絶自信家でも嘘つきでも、 礼一郎の友だちに悪いやつなんているはずない。]
(477) 2020/06/21(Sun) 20時半頃
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……おまえまで笑ってんじゃねえ。 つーか、俺そんなにナイーブじゃねえし。 マジでナイーブだったら委員長やらねえわ。
[ 礼一郎の自覚としてはそんな感じです。
思い切り声をあげて笑われたもんだから、>>469 面白くなさそうな顔しておにぎりに逃げる。
どうすりゃいいかなーって、 連城が礼一郎と似た考えを話すから、>>471 礼一郎もそうだなーってうんうん唸る。]
(478) 2020/06/21(Sun) 20時半頃
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マジでそれな。 ここの正体なんかわかんないまま、 みんなで現実に戻ってさ、 アレなんだったんだろうなーって、 次の日、学校で話せたらいいのに。
……でもたぶん違うんだよな。 誰かが……誰だってやだよ。 泣いて土下座したら絆されてくんねえかな。
[ 土下座、礼一郎は今まで見る専だったけどね。 まあ、冗談でもそんなこと言わないけどさ。
現実的とは思えない展望を吐き出して、 礼一郎ははあってため息を吐く。]
(479) 2020/06/21(Sun) 20時半頃
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……なんで誰かわかんねえんだろ。 わかったらさ、ちゃんと、 生きて帰ろうって言えるのに。
[ ……考えすぎると食欲が失せるな。
良くないって思いながら、 自分の知っている情報を当然として、 相手も知ってると信じ込んでいた。
何気なく向けられた質問に、>>473 一瞬、「 えっ 」と動揺してしまう。]
(480) 2020/06/21(Sun) 20時半頃
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……悪い、 勝手に知ってると思い込んでた。
ふたりとも、帰ったんじゃねえかな。 愛宮は下の家庭科室で見たよ。 綿津見は、黒板で名前見ただけだから、 場所とかは俺もわかんないけど……
[ 帰れたんだよなって、 尋ねるというふうでもなく礼一郎も呟く。
見に行くなら、と場所も教えようとして、 自分の知っているだけのことは伝えた。*]
(481) 2020/06/21(Sun) 20時半頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/21(Sun) 21時頃
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―― 現在:廊下 ――
[ どちらかが先に帰ったら。>>458 その話に、お、言ったな? なんならジュース賭けるか? そんな言葉が出かけたけれど、 想像してみたらどちらも楽しくなかったのでやめた。 誠香が先にいなくなるのも、 辰美が先にいなくなるのも、 どちらもちっとも愉快じゃない ]
……やだよー。 もうみんな一緒に帰ろうよー。 昇降口はインクで悲惨だからパスだけど、 非常口あたりから平和に家に帰りたいよー。
[ 辰美に言っても仕方ないと思いつつ、 ちょっと駄々をこねてみた。 ほら、我々は枠に収まりきらないらしいし ]
(482) 2020/06/21(Sun) 21時半頃
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あっは。詩人か。
[ 作家のニセモノの誠香は、実は詩人だったらしい。 作家と言われるのは嫌いだけれど、 詩人はちょっと悪くなかった ]
(483) 2020/06/21(Sun) 21時半頃
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別につけあがればいいじゃん。褒められて伸びろよ。
[ 何しろ今話を聞いてもらえて感謝しているので、 それはもう容赦なく褒める。>>460 そしたらなんだか反撃を食らった。まっすぐでいいやつ。 そうかなあ? と誠香は首を傾げる ]
いやー……僕はめんどくさいだろ。 地雷あるし謝らないし。
[ 自覚しているくせに改める気がないあたりが 始末に負えない。 そう自覚している。
抵抗があるならその抵抗心に素直に従っていいんだよ! ]
(484) 2020/06/21(Sun) 21時半頃
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ああ、なるほどな!
[ ムッとした顔でいい。>>461 その指摘に素直に納得してしまった。 こういうところは確かにまっすぐかもしれない。 いいやつかどうかは置いておいて ]
怒るの忘れてたから、顔も怒ってなかったよ……。 そうか、怒ればいいのか。 無表情は素直に諦めます ]
(485) 2020/06/21(Sun) 21時半頃
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[ ばっかじゃないの、に理解を得られてしまったので、 もう誠香は罵倒が止まらない。 ああ、本当は怒ってたんだなあ、と実感する ]
なにをやりすぎたのかは、わかんないな。 聞いたら言葉に詰まったからさ、 違うとか言ってた、けど、 何が違うのかわかんないし。 うん、問題だって思ってなかったと思うよ。 だからあっさりしゃべったんだと思うし。
デートじゃなかった……? デートっぽい雰囲気じゃなかったら、 隠し撮りなんかされないと思うけどな。
[ と、誠香は言ったけれど、 怜と紫織がふざけてデートしようぜ、となる関係だとは ちょっと想像できなかった、というのが本当のところだ。 デート相手は伏せているので、 その根拠は辰美には提示できないけれども ]
(486) 2020/06/21(Sun) 21時半頃
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真顔がデフォルトのさらなる真顔って どんなんだろう……。
[ ツッコミではありません。純粋な疑問です ]
(487) 2020/06/21(Sun) 21時半頃
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[ お願い、と言われて誠香は首を傾げた。>>467 何を頼まれるのかと思ったけれど、 告げられた内容に肩の力が抜ける ]
なんで辰美が申し訳なさそうな顔してんの。 別に避けるつもりなんかないよ。大丈夫。 ……けど、折れたりは、しないと思うけどな。 氷室はちゃんと一人で立ち直ってると思う。
[ だから女装をやめたのだと誠香は思っている ]
それに、僕のお陰、だけじゃない。 あの時真っ先に追いかけたのは辰美だろ。 辰美のお陰だって含まれてるから。自分を省くなよ。
[ 辰美だって怜の支えになっているのに、 なんで申し訳なさそうに誠香に頼むんだ。 そこは手のかかるやつだけど これからも一緒に面倒見ようぜ、でいいじゃないか。 誠香はそう主張した ]
(488) 2020/06/21(Sun) 21時半頃
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ま……そっかあ。罵倒してやるかあ。 それでもし駄目っぽかったら、 その時は辰美、フォロー頼むな。
[ 言いたい放題言っているが、これも愛というやつである。 スパルタ? 辰美は褒めて伸ばしたいが、 怜は自信家なので>>465 ちょっとくらいへし折ってもいいと思います ]
(489) 2020/06/21(Sun) 21時半頃
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[ すっかり体育会系の思考になっている誠香の前で、 急に辰美が固まった。>>470 どうかした? と誠香は首を傾げる ]
レンアイ? あー、それはない。 氷室、運命の人絶賛募集中だから。
[ 運命の人が現れない。>>1:772 怜はそう言っていた。 だから、誠香は怜の運命じゃない。 でも、運命の人ってフレーズは何かちょっとこう、 恥ずかしいですね! 連呼したくないので1回で済ませたい気持ちです* ]
(490) 2020/06/21(Sun) 21時半頃
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[旧恋愛マスターも形無しで、 困ったように溜め息を吐きながら 葉野のモッタイナイ>>409という感想を 受け止めたのだった]
居心地がいい人、ねえ……。
[誠香とは、居心地がいい距離だと思っていた。
けれどその心地よい距離感が 壊れてしまった今、 自分に勝機があるとは思えずに]
(491) 2020/06/21(Sun) 22時頃
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[女装なんてやめなければ。 男女を意識しなければ]
(492) 2020/06/21(Sun) 22時頃
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[今までの距離感でいられたのかな]
(493) 2020/06/21(Sun) 22時頃
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[それから。 乾いた声を出す>>411葉野に、 ふっと口端を緩めて]
……葉野。いくらなんでも。 嘘、へたすぎ。
[にへら、と笑みを浮かべた]
(494) 2020/06/21(Sun) 22時頃
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どうせ明日には俺もおまえも マネキン人形に変わるかもしれないんだ。 俺サマにしょーじきに、話してみ。
[葉野に向き合ると、形勢逆転の空気が漂う]
俺の事情だけ知られて、 葉野のを知らないのは何かずるいじゃん? 悩みあるなら吐いちまえ。
(495) 2020/06/21(Sun) 22時頃
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[ほら、俺は葉野の事情を何も知らないから 恋バナの続きのように軽くそんなことを 聞いてしまうんだ]*
(496) 2020/06/21(Sun) 22時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/21(Sun) 22時頃
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――現在/廊下――
通ったら足の裏真っ黒になるもんな。 俺も帰りてえ。皆帰ろう。もうそうしよう。 どこも開かねえけど
[本心であった。ので、一緒に駄々をこねてみた。 こういう時に苦笑して「そうだな」と言える兄力がない。 弟なので。
詩人の福住がほめてくれるので>>484 辰美は困ったように肩を竦めた。]
(497) 2020/06/21(Sun) 22時頃
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[>>494見抜かれてしまった。 そりゃそうか、もっと上手くやらなきゃ。 固唾を飲んで向き直る。 だって後ろめたいことなんて、何もない。 わたしの抱えているものなんて、何も関係ない。
>>495この感覚、よーく覚えてる。 文化祭準備の時に恋バナに巻き込んで来ようとした女の子たちみたい。 嘘でも吐かないと逃げられない。 だからわたしは悪くない!]
(498) 2020/06/21(Sun) 22時頃
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わかった、正直に話すよ……。
実は……若林先生のこと、好きだったんだけどね。 恋愛的な意味で好きなのに、こっちのこと子供としてしか見てくれないから。 ……つらいんだ。
[舌はくるくる回って、少し早口になったけど。最後まで言えた。 ああ、喉が渇いて辛い。
顔が赤くなる。焦りで興奮しているから。 だけど、これは照れているからだと思ってくれたらいい。]
(499) 2020/06/21(Sun) 22時頃
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|
内緒だよ。 内緒だからね!
[そう言い捨てて、 それ以上を追求されないように、購買から飛び出そうとした。*]
(500) 2020/06/21(Sun) 22時頃
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伸びしろ、ありゃいいけどさあ。
誰でもどっかに地雷あるから。 謝りたくねえなら謝る必要ねえし そういう所フツーに好きだけど。
[と、妙に実感のこもった台詞を吐き、>>484 「ムッとしてていい」、に素直に頷く様に、 そういうとこな、と頷きもした。>>485
中々人間、感情の整理ってつかないよなあ、と 怒りだした福住を見て思う。>>486]
(501) 2020/06/21(Sun) 22時頃
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やれやれ。 どーせ福住が怒ってから慌てたんだろ、あいつ。
昨今は男女が2人並んでいれば カップル扱いする世の中だからなあ。どうだろ。
[デートという雰囲気じゃなかったら隠し撮りされない。 けれど隠し撮りする距離感の人間は 2人の会話内容はわからないのではないだろうか。
と、辰美は一応、 氷室の肩を持つが真相は分からないままだ。]
(502) 2020/06/21(Sun) 22時頃
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…………無…………?
……いや、俺も表情あるから、たぶん。
[一瞬真面目に考えてしまった。>>487]
(503) 2020/06/21(Sun) 22時頃
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ならいいんだけどさ。
[と、辰美は福住の頼もしい回答に息をつく。 自分を省くなよと言われて、 そうだな、と辰美は少し間をおいて返事をした。>>488]
なんだかんだ俺はあの後話せてねえから。 ……てか。ダチなのに知らなかった事多すぎて 俺の方でちょっと拗ねたとこもあったし。
でも、そうだな。手のかかるイケメン、 これからも一緒に面倒見よう。
[育成ゲームみたいなことを言っているが 極めて真面目であった。>>488]
(504) 2020/06/21(Sun) 22時頃
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おう。罵倒しちまえ。>>489 ダメだったら任せとけ。 あいつにヤキ入れたことあるから。
[とはいえ、 中学時代にふざけてプールに落としただけだし 福住が怒ればそれで一発のような気もするし そんな状況になったら 多分正座させてこんこんと説教になるが。
辰美はしっかりと頷き、ここに福辰同盟が結成された。 頑張れ氷室、怒った女子高校生は強いぞ。]
(505) 2020/06/21(Sun) 22時頃
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[辰美の方が運動部だったはずが、 いつの間にか福住の方が体育会系になっていて まあ、そろそろ大丈夫かな、と 思い出してきた頃合いであった。]
運命の、人、ぼしゅう……中……?
[福住の言葉に辰美は絶句した。>>490
脳裏によみがえった宇宙空間と猫の画像の代わりに 阿東ならどういうか考えたが 「へー。」で終わりそうな気がした。助けて。]
(506) 2020/06/21(Sun) 22時半頃
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[………いや、本人たちにその気がないなら 外野がどうこう言っても仕方ない。 福住がどう思っているかというのもあるし。 余計なお世話だ。本当に。]
そうかあ。あいつ、ブキヨウなんだな。 ……あんな顔して彼女決まんないくらいに。
[何かを言い含めるような事を言いつつ、 もうちょっとだけ。 ちなみにさ、と辰美は聞いた。]
(507) 2020/06/21(Sun) 22時半頃
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福住は、運命の人とかいんの? 好きなやつとか。
[気になる子へのカマかけではなくて、 ただの好奇心ですけれど。
そうして、ほどほどに恋愛トークをしたなら、 そろそろ夜も遅い頃、辰美は教室に歩き出すだろうか*]
(508) 2020/06/21(Sun) 22時半頃
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――現在:家庭科室――
あーはいはい、よかったですよかったでーす!すごく!
だってなんかさあ、微笑まれながら「うれしい」とか言われたら大事な友達だよ感?あってなんかちょっと照れちゃうだろ! まあ大事な友達なんですけど!俺にとっても!
[ ちょっとやけくそ気味によかったと言いつつ、 そのまま、やけになってるノリでちょっと早口でそう言い、こっちも小突き返す。うりうり。
俺にとって委員長も皆も大事な友達だけど、 なんか相手からもそれを示されたら照れてしまうのは仕方ないと思う。うん。 そっちも照れていいんですよ。なんて。]
(509) 2020/06/21(Sun) 22時半頃
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お、そっか。 みんなそうだったらいいんだけどなー。 後になってから嫌な思い出として振り返るのも、 なんか嫌だし。
[ 委員長もよかったって思えることあったらしい>>477。 なら俺も嬉しいです。うんうん。って、多分さっき委員長が思っていたことをこちらが思いつつ。 他の皆もそうだったらと思う。]
(510) 2020/06/21(Sun) 22時半頃
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そのために呼んだ、ってのはどうだろうなあ。 本人が死にたい、って思ってるのに、 こっち気遣う余裕あったかどうか…… そうだったらいい、って思ういいんちょを 否定はしないけどな。 俺だって、まあ少なくとも、 悪意を持って呼んだわけではないとは思うし。
[ 委員長の願望を聞いて、あんまし人を疑いたくない、優しいやつなんだなって素直に思う。 絶対そうだ、って肯定はできないけど。 もし善意で呼んだわけではなかったとしても、 悪意があったわけではない、というのは、俺も思うところだった。]
(511) 2020/06/21(Sun) 22時半頃
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えー?ほんとにー? ナイーブだけど自覚がない、とかなんじゃねえの?
[ そう言ってからかうように笑う。 だって面白いじゃん、ナイーブだから違う、って。 そういう性格、本人が思うよりも、 外から見た評価の方が合ってるような気がしなくもないし?]
(512) 2020/06/21(Sun) 22時半頃
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あー、まあなー。それもアリかもしんねえけど。 それだと呼んだ奴の悩み解決しなさそうだしなあ…… いや、ここで悩み聞いたって解決できるかは分かんねえんだけどさ。
お願いだから死なないで、って土下座すっか? でもなー、死にたいって思いはそのままだけど、 土下座されたから生きます、ってされるのも、なんか…… あーもう難しいな……
[ 委員長の展望を聞いて>>479、うーん、と唸りつつ考えて、でもこれといった答えが出るわけでもなく、つられるように自分も溜息を吐く。]
(513) 2020/06/21(Sun) 22時半頃
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誰だって「実は死にたいと思ってる」なんて言いにくいだろうし、仕方ないっちゃ仕方ないけどな。 まあ、もし分かった時にはさ、一緒に生きて帰ろうって言ってやろうぜ。
[ な?って笑って、またおにぎりにかぶりついた。
それから、伝えられた情報>>481に、やっぱりいなくなったのか、って。また、寂しいような気持ちになりつつ。]
帰れたんだよ。 つーか、そう思わないとやってけねーだろ、こんなん。
[ そう思わないと精神が病みそうだし。 それなら例え思いこみでも、帰ったと思っている方がいいと思った。]
(514) 2020/06/21(Sun) 22時半頃
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しっかし、どんどん人減ってくよな。 最終的に、呼んだ奴と……何人残るんだろ。
まあ、誰が世界の主でも、最終的に誰がそいつとここに残っても、生きて帰ろうって説得するのはさ、変わんねえよな。 俺だったらどうやって説得すっかなーーー。 土下座くらいしか出来なかったらどうしよう。
[ なんて、冗談のように言いながら笑う。 本当は真面目に考えるべきなのかもしれないけど。 その時にその場に立ってみないと分かんないよな、って*]
(515) 2020/06/21(Sun) 22時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/21(Sun) 22時半頃
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[じっと、俺は葉野を見つめていた。>>499
早口で“悩み”をまくし立てるその様を見て 中学校の頃の元カノ達を思い出していた。
正直に話す、と言って語られる言い訳は 往々にしてその場を凌ぐための 場当たり的な噓八百で。
結局、彼女らは俺に好かれていたいから 周囲を悪人へと仕立て上げていたのだ、と 今の俺なら分かる]
(516) 2020/06/21(Sun) 22時半頃
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[目を逸らして、けれど焦りからか早口で。 そんな葉野の様子が元カノ達の姿と重なって――]
……待てよ。
[購買を飛び出そうとする葉野の手を ぐっと掴んだ]
(517) 2020/06/21(Sun) 22時半頃
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そんなあからさまな嘘 つかなくていいよ、別に。
話したくないなら、話したくないって 素直に言えばいいじゃん。
[それは半分カマかけだった。 それから、寂しげにすっと目を細めて]
(518) 2020/06/21(Sun) 22時半頃
|
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それとも女装してない ……フツーに男の格好してる俺に言われると、 やっぱり威圧感あって怖い?
だから、嘘で逃げたくなるのか。
[瞬間。ぱっと、手を離した。 俺から逃げようとしている女子を、 無理に男の力で拘束する趣味はない。
少し拗ねたような視線を送り、 葉野を見送ろうとするだろう]*
(519) 2020/06/21(Sun) 22時半頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/21(Sun) 22時半頃
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──現在/家庭科室──
それでいいそれでいい。 なんてな、わはは。 そーそー、大事な友達……、 友だちだろー仲良くやろうぜ!
[ バカみたいに、お気楽みたいに、 礼一郎は笑いながら肩でも組んでやろって、 小突き返されついでに腕を伸ばした。
じゃれてた。 じゃれて騒いでんだから、 こっちの顔が赤いのには気づかなくていいです。 日焼けしてるからわかりづらいしね。]
(520) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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……みんなそうだよ、たぶん。
まあ、でも、そうだよな。 死にたいって思い詰めてんのに、 そりゃあねえか。うん。
悪意なんかなけりゃいいし、 なんなら悪意だったって、 こうやって、会えたんだから、 それだけでもいい、よな。
[ 悪意はない。きっとそのはず。 連城もそこは同意見でよかった。
でも、やさしいのはどっちなんだろうね。 おまえは気遣いのできるやつだなあって、 礼一郎は思うけど、言わない。 恥ずかしいの、もう充分だったし。]
(521) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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|
は? うるせえ。 レイ以外に言われたことねえし。 ……いいだろ、どっちでも。
[ なんだかんだその指摘を受けて、 自分じゃないのかなって思っているので、 言い返すのはそのくらいにしておこう。
土下座されたから生きます。>>513 確かにそれもないなあって礼一郎は思う。でも、]
(522) 2020/06/21(Sun) 23時頃
|
|
確かに。 気持ち押し付けんのはよくないけどさ、 伝えるのは、伝えるべきだよな。
……俺は、俺なら、 友だちだと思ってるやつに、 生きてほしいって言われたらさ、 邪だけど、たぶんちょっとうれしいよ。
[ たとえばこの世界の主と話す機会があるとして、 一体何ができるんだろうなって考える。
考えてもそれ以上の答えが出ないから、 礼一郎も隣でおにぎりを食べてた。]
(523) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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……どんどんいなくなって、 最後に世界の主がひとり残される。
──ってことにだけは、 ならないといいよな。とにかく。
[ このままチャイムが鳴るたび誰かが消えて、 順番に消えて、最後はひとりぼっち。
考えるだけで気分が沈みそうで、 礼一郎は想像を追い払うように、 弱気な発言をする友人を見た。>>515]
(524) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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|
……やー、ソーマなら大丈夫だろ。 ちゃんと相手のこと考えてさ、 押し付けとかじゃなくて、 話せるだろ、おまえ、やさしいし……
[ 言いながら、言っている途中で、 また恥ずかしいこと言った。って、 礼一郎は気づいて、居たたまれなくなる。]
……ごちそうさま。 俺、そろそろ教室戻るわ。
[ おまえどうすんの、って、 表情を隠すように、立ち上がって廊下を見た。*]
(525) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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|
[>>517出ていこうとしたら、腕を掴まれた。 しくじった。逃げられない。 問い詰めるような視線から逃げようとする。 顔は合わせたくない。]
……嘘じゃ、ないし。 話したくないって言ったら、余計に気にされるに決まってる。
[そういうものだ、って固定観念はどうしても動かない。 目の前の氷室くんはそういうことしないんじゃないか。 いいや、仲の良い人たちの間で知らず知らずのうちに話が広がる。 だって前例がある。]
(526) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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|
格好は関係ない。 女子でも男子でも変わらないし……。 放っといてよ。ごめん。
[威圧感って意味なら、ごめん、 女子の格好でも男子の格好でもあんまり変わらないや。 どっちかといえば、わたしにとっては、 その男子の格好はいつだったかの喫茶店での問い詰めを思い出す。
手を離されたなら、躊躇わずにそのまま逃げ出した。 視線は合わせない。*]
(527) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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―― 現在:廊下 ――
開けゴマとか言ったら開くんじゃないの。 ちょっと辰美唱えてみてよ。
[ そして誠香にも姉力がなかった。妹なので。 駄々っ子が二人。収拾がつかない ]
伸びしろあるある。 まあ無表情で怖いとか言ってるやつもいるけど? でも辰美、よく見たら割と変わるよな。
[ ババ抜き最弱王の癖に分かったような口をきいた。 いや、でも本当に、表情筋はサボり気味だけど 死んではないし、声音だったり仕草だったりに あらわれるものだってあるのだし ]
(528) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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|
地雷があってもさ、大人な対応できればいいんだけどさ。 僕はそういうのも苦手だから。 迷惑かけてるって自覚はしてる。 でもありがと。 そういう風に言えちゃうところも 辰美のいいところだと思うぞ!
[ ふつーに好きと言ってもらえるのは嬉しいが、 あの喜多仲ですら詫びに来たくらいだ。 僕って相当やばく見えてるんだろうなあ、と 自覚しているけれど改める気は以下略。 自分は無表情の癖に表情指南をしてくれた 辰美の指導の通り、怒っておく ]
(529) 2020/06/21(Sun) 23時頃
|
|
そんな感じだなあ。 今でも問題だって本当に思ってるのか、 正直わかんないや。
僕に指摘されて問題だって気づいたのか、 僕が意味わかんない、ってなったから、 とりあえず焦ってるだけなのかわからない。
デートの隠し撮りされた人の話をしたら、 自分だって言いだしたから、 デートって認識、あったんじゃないかな。
[ 辰美はフォローしようとしているが、>>502 呆然から怒りに移行した誠香の気はなかなか収まらない。 ああもう、ばーかばーかと罵倒してしまいたい ]
(530) 2020/06/21(Sun) 23時頃
|
|
無……?
[ ちょっとだけ見てみたいと思って慌てて思い直した。 深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ。 なんか違う気がする ]
(531) 2020/06/21(Sun) 23時頃
|
|
[ ならいいんだけど、と息を吐きだす辰美に、>>504 そりゃそうだよ、と誠香は笑った ]
僕にだって、氷室は大事な友達だし。 そんな簡単に諦めるわけないじゃん。
[ 正面からぶつかって、もし駄目になったら、と思うと なかったことにした方がいいんじゃないか。 そんな臆病な選択肢が出るくらい、 誠香にだって大切だ ]
そうなんだ。ちゃんと話した方がいいよ。 話せないこともあるだろうけど、 それは氷室の中でまだ整理がついてないってだけで、 氷室が辰美のこと、信頼してないってことじゃないよ。
おー。辰美と一緒なら心強いな。 僕たちって本当に友達思いだよな!
[ お父さんっぽい……と思ったのは内緒だ ]
(532) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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[ 罵倒の許可も出た。わあ、お父さん頼もしい!>>505 ]
ヤキ入れた!? まじか。頼もしすぎるだろ。 よーし。
[ とてもやる気が出た。素直で単純なので。 落ち込んでいたのが嘘のように、 闘志がわいている誠香とは裏腹に、 なぜか辰美は固まっている>>506 ああ、なんだレンアイの話ね ]
ナンパ成功率100%とか言ってたけど、 好きな子に好かれなきゃ意味ないとも言ってたな。
[ 出会えないんだから仕方ないね。どこにいるんだろうね ]
(533) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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[ そんなことを考えていた誠香に、 思わぬ火の粉が飛んできた。>>508 まさか辰美の口から運命の人なんて言葉が出てくるとは 思いもよらなかった。言い出したの誠香だけど ] 運命の人なんて大層なもん、わかんないよ。 びびびって来るのかな? 経験ないなあ。
[ テレパシーもなければ、 ビビっと電気が走ったりもしません。 ぴぴぴもびびびもありません ]
(534) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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[ これ内緒な? と苦笑して、人差し指を立ててみせた* ]
(535) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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[視線すら、合わせてくれなかった]
(536) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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|
[放っといてよ、という言葉>>527が 頭にじんじんと反響していた]
(537) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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[格好は関係ない。――本当に?]
(538) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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―― 現在 / 購買 ――
……はー、しんど。
[葉野が逃げ出せば、 肌寒い購買に俺ひとりきり。
次々とクラスメイトがマネキン人形に 変えられていくような状況下。 誠香に続いて葉野までひとりでお見送りするとか、 本当に俺って最低の男なんじゃないのか。 女子を2人ともひとりきりにさせちまって、さ]
(539) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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腹減ったな。
[もそり、と動き出して まだ購買に残されていた冷えた焼きそばパンを齧る。
財布から取り出した小銭を、 申し訳程度にカウンターへと置いておいた。 無銭飲食は良心が咎めた。こんな状況なのにな。
首から下げていたカメラのレンズを、 気まぐれに自分の顔へと向けた]
(540) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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[――――カシャリ]
(541) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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[どんな自撮り写真が撮れているか、 現像しなくても容易に想像ができた。
きっと、辰美なら「ブサイク」って 仏頂面でぼそりと呟くような、そんな陰鬱な顔]
……行くか。
[教室に戻る気にはなれなかった。 スマホの時刻を確認してから、 重い足取りで音楽室の寝床へと向かった]*
(542) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/21(Sun) 23時半頃
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――現在/廊下――
は? オープンセサミ。 ……あかねーよ。
[弟と妹の組み合わせじゃ仕方ないよな。
よくみたら割と変わるよな、と言われれば 「そう?」と、少し嬉しそうに目を細める。>>528]
(543) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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いや、こちらこそありがとよ。>>529 めっちゃくちゃほめるじゃん。褒め上手かよ。 照れるわ。
[福住のまっすぐな言葉はやはり美徳だ。 まっすぐがゆえに、地雷を踏んだ時、 周りに影響も及ぼしてしまうのだろうと思う。
氷室への怒りが収まらない福住に>>530 まあまあどうどう、と相槌を打ちながら]
(544) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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……あーあー、>>530 自分だって言いだしたのかよ。 そらば……うん、氷室らしいな。
[辰美も一瞬、馬鹿、といいかけた。 一緒に罵倒すると収拾つかないのでやめた。]
(545) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
|
|
それ以上いけない。
[無表情から生まれる無の境地を見た あなたは正気度チェックです。嘘だ。
無をのぞき込んだらどうなるかなんて辰美も分からない。 やめましょうこの話。次。>>531]
(546) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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そうだな。そりゃそうだった。>>532 簡単にあきらめるわけねえか。
………あー、うん。そうだな。 福住の言う通り、 ちゃんと一回話しておくべきなんだよな。 なんか……まあ、ちょっと怖くてな。
ありがとう。今度氷室に話聞いてみる。
[氷室の中で整理がついていないだけ、と 福住は言う。 そうであればいいと、辰美も頷いた。 本当に友達思いだよな!には無言で頷く。
お父様と呼べ。って言えばいいのか? ――それは違うアニメのキャラか。]
(547) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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おう。悩むことなく頼れよ。
[よーしパパがんばっちゃうぞー。じゃなくて。
闘志の固まった福住を見守っていると>>533 こちらも元気が出てきたので、それはいい事なのだが 辰美も辰美で、今しがた出た 福住の発言の処理に困っていた。]
ぜ、贅沢な、やつ…… 俺なんか好かれたこともなけりゃ ナンパも成功したことねえよ。ナンパはしないけどさあ。
[好きな子に好かれなきゃ意味ないとは。 モテるものは違うなあおい。]
(548) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[全然関係ない所で氷室に引いてしまったが、 まあそれはそれとして、 福住の好きな人には興味があったので 何の抵抗もなく、辰美はそれを彼女に尋ねる。]
(549) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[なるほど、オフレコな。 と辰美は合わせるように人差し指を立てて、 少しだけ微笑んだ。*]
(550) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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――現在:家庭科室――
おうおう仲良くやろうぜーこれからも! あっち帰ったら早速遊びにでも……はまあ受験生だからやめとくにしても、 勉強教えてくれたりとかな!してくれよな委員長!
[ 腕伸ばされたので、特に拒否る理由もないし肩組みながら騒いではしゃぐ。 ついでにあわよくば勉強教えてもらう約束取り付けてみたり。やばいんですよたぶん。理数系とか。はい。
なんかテンション高くなってない?とは思いつつ。 まあ委員長が元気ならそれでいいや!って気にはしなかった]
(551) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ それから、]
(552) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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──夜──
[ また同じように教室に戻る。 寝支度をして、床に寝っ転がって、 礼一郎は、なんか静かだなあって思った。
ひとり欠けただけなのに。 そういえば、サッカーもバスケもしなかった。 言い出しっぺがいないんだからさ。
……ひとり欠けただけ、じゃないな。 だけじゃない。一人ひとりが重いよ。
また朝になったら誰か消えるんだろうか。 やだなって礼一郎は思うけれど、 昨晩よりはすんなりと眠りに落ちる。]
(553) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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あー、そうだな。 もし多少悪意とか混じってたとしてもさ、 ごめん、って真剣に謝られたら俺、許しちゃいそうだし。
[ 怜辺りには甘いと言われるかもしれないけど。 でもやっぱり、なんか責めたりする気は、少なくとも今は起きなかった。 たぶん、いっぱいいっぱいだったんだろうなあ、と思うし。 飴と鞭なら飴しか上げれない気がする。]
(554) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ また同じ夢を見る。]
(555) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ それは足元にいる。]
(556) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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あー……そりゃそうだな。 分かる。し、うん、伝えた方がいいわ。
俺だって生きてほしいって言われたら嬉しいもん。 てか今日、似たようなこと言われたし。 言われて嬉しかった、から。 どいつが呼んだにしろ、伝えてやりてーな。
[ 今日、怜には「消えるな」と言われ、 幸俊も僕の方に「消えてほしくない」と言ってて。 どちらも、嬉しかった。素直に。
尚、もし委員長が気になったとしても、 その今日の出来事、詳しくは話しません、恥ずかしいですし。とりあえず今は、ね。]
(557) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ いつもと同じ。 いつものように謝るそれ。
違ったのは礼一郎のほうだけで、 ゆっくりとその傍らにしゃがみこんで、 じいっとそれのことを見ている。
なあ。って礼一郎が言う。]
(558) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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「 ほんと、なんで生きてんの? 」
(559) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ ……声、震えてんじゃん。笑える。]
(560) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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気づいたんだけど、 ここにいれば礼一郎は、 ちゃんとした人間でいられるんだ。 家に帰らなくっていい。 それが存在しない世界。 全部忘れちゃえばいい。
(561) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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うわ、それは、流石に嫌すぎる…… つーか、悲しすぎるな。 あー、3、4人になったらさ、 ずっと皆で手でも繋いでりゃ、 一緒に帰れたりしねえかなー……
[ なんか皆、一人の時にいなくなってるような気がするし。全員で居れば大丈夫、なんてことないだろうか。 流石に、駄目、かなあ。うーん。]
(562) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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でもさ、残念なことに、 礼一郎は平凡な人間だから、 やっぱりこの異様な空間では、 正しく呼吸ができないみたい。
(563) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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……もー、まったくいいんちょーは! そうやってこっちが恥ずかしがるようなこと言って!
[ なんだか、また照れちゃいそうになるようなこと言われたので。 からかうようにそう言って、さっきみたいに小突いた。]
まあ、そういう状況になったらさ、頑張ってみるよ。 俺なりに、さ。
っし、ごちそうさま!あー美味かった! 俺も一緒に戻るかなー。
[ 手を合わせてごちそうさまをしてから、委員長に続けて立ち上がる。 そうして、二人で家庭科室を出て行った*]
(564) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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それに、逃げんじゃねえよって話だよね。
(565) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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じゃあ、そろそろ帰る準備をしよっか。
(566) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ ……やっぱり、目覚めは悪かった。]
(567) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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──朝──
[ 顔を洗いに行こうって、 礼一郎は今朝もそう思った。
廊下に出ると今日も絶賛文化祭。 朝からうるさいなあって礼一郎は思う。
文化祭、楽しかったよ。 お祭り騒ぎも礼一郎は好きだ。
でも、さすがにもう、 楽しいねーなんて言ってらんねえよ。]
(568) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ ……もっと楽しんだほうがよかった? ほら、この場所をつくった人的には。]
(569) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ ……廊下を歩いてく。
礼一郎は視力が良い。 裸眼で生活できる程度には。
だから、見えてたはずなんだけどさ、 床に一匹、よくわかんない虫がいる。 気持ち悪いやつ。飛べないやつ。たぶん。 ……というか、飛ばなかっただけかも。
いや、よく見たら塵か埃だったかも。 あるいは、インクの黒い染み。
礼一郎は別になんでもなく、 それの上を歩いてった。まっすぐ。]
(570) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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「 ぎゃっ 」
(571) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ 小さい声がした気がして、 礼一郎はなんなんだよって振り返る。 聞き慣れた声のような気がしたんだよね。 ……でもこれ、なんだっけ。
振り返ったら、騒々しい廊下が広がってる。 ……あ。そういえばここ、家じゃねえわ。
それと、もうひとつ。]
(572) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ 血だまりが広がっている。]
(573) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ 礼一郎が通った場所に、ぽつんと。
そこから、礼一郎の歩幅で、 赤い足跡が点々と廊下に残されている。]
(574) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ それだけ。それだけなんだけどさ、]
(575) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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──── っ、
[ 礼一郎は怖かった。
何を思い出すんでも、何がよぎるんでもなく、 単純に小心者だからさ、礼一郎って。
なにもなかったはずのとこで声がして、 なにもなかったはずのとこに血の水たまり。
それがね、めちゃくちゃ怖かった。 たぶん、いなくなった奴らみんな、 すげえ怖かっただろうなあ。って思う。
思わず、逃げるように駆けだしながら、 礼一郎はなんでなんでなんでって考えて、]
(576) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ ……あ。なんか踏んだっけ。]
(577) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ それは紛れもなく、礼一郎の恥だった。]
(578) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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恥っつーか、 罪だよ、礼一郎。 生易しい言葉でごまかしてんじゃねーよ。
(579) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ そのとき、どういうわけか、 自分の番なんだなって礼一郎は理解する。 そういえば、もうすぐ8時50分だ。]
(580) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ …………もう怖くはなかった。]
(581) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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つまりそういうことだよ。 礼一郎にはそれが、 その程度のものにしか見えない。
(582) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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そこまでいっても恥ずかしいばっかりで、 罪悪感なんてこれっぽっちも覚えないんだ。 君たちにはあんなに素直にごめんって言えるのにね。
(583) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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それにさ、 もしもこの世界の幕引きが、 個々人にとっての幕引きが、 そいつの抱えてるものにより、 その形を決めるんなら、 恐ろしいものに追っかけられて、 必死になって逃げ惑うなんて、 礼一郎にはちっとも似合わないよ。
(584) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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だからさ、行こっか。
(585) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ いや、どうすれば終わりなの? あれ、もう一回探して殺せばいいわけ?
……礼一郎はやっぱり簡単にそう思うけど、 ダメだって言われちゃったんだよなあ。 どうしたらいいんだよって礼一郎は思う。]
(586) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ 思いながらも、ゆっくりと歩きだす。]
(587) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/21(Sun) 23時半頃
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だいたいいっつも廊下に転がってんだから、 そういうことじゃないかなあ、たぶんね。
(588) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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……ほら、
(589) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ ……2階の廊下の果てにそれはいる。]
(590) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ 2階の廊下の突き当り……だったとこ。
その奥にできた通路を見て、>>16 礼一郎は、見に来てなかったなって思う。
通路の奥、鮮やかな夕陽みたいなオレンジ色。 ここからでもあちこち歪みが見てとれるね。
……結局のところ、 この世界の持ち主のことなんて、 礼一郎の知らないことばっかりなんだろうな。
もっと知りたかったし、 この奥も見に行きたかったけど、できないな。
だって、]
(591) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ 礼一郎の足元にそれは転がっている。]
(592) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ 人形の形をしていた。制服を着ていた。 辛うじて座っている。みたいな。 それをつま先で軽く蹴飛ばしたら、 簡単にバランスを崩して横倒しになった。
夢の中で見たみたいに。 礼一郎はゆっくりそこにしゃがんだ。 それの傍らにしゃがんだ。 転がっているものを見下ろしていた。
なんだか笑えてきちゃうよな。]
(593) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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……ほんとさあ、 なんでずっとこうなんだろうな。 俺、ちゃんとしてたつもりなんだけどな。 真面目にやってたつもりなんだけど。 ……全部台無しじゃん。ふざけんなよ。
(594) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ 声は震えていた。 夢で見たのとおんなじように。 ほんと、バカみたいだな。笑える。]
(595) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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あーあ。 全部なかったことになんないかな。 消えてくれりゃいいんだけどな。 それか、また全部ひっくり返って、 うちが正しいことになんねえかなあ。
……思ってる分には平気、つったってさ、 心のどっかでそう思ってる限り、 どう頑張ったって、ちゃんとしたって、 俺は正しくなんかないんだろうな。
(596) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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……やってらんねえよ。
(597) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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その通りだよ、礼一郎。
(598) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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でも、それを背負って生きていくのが、 礼一郎の言う責任ってやつじゃないかな。
(599) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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さあ、先に進もう。 自分の道に戻らなきゃ。
(600) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ ああ、今日はなんだかうるさいな。 みんなが傍にいてくれないせいだ。 嘘。全部礼一郎が悪いんだけどさ。 みんなといるときは、良かったなって。 ふつうでいられたんじゃないかなって、 ……どうしたって、思っちゃってさあ、]
(601) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ 緩慢な動作で礼一郎は手を伸ばして、 それの短い髪を掴む。強引に引き寄せる。]
(602) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ じいっと、礼一郎はそれを見ている。]
(603) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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……あー、こうなるんだ。
(604) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ 人形の顔に大きく×印が刻まれている。]
(605) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ 礼一郎の足元には、黄冬高校の制服を着た、 男子生徒の人形が一体、無造作に転がっている。]
(606) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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それは、紛れもなく礼一郎の恥だった。
(607) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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いつまで経っても正せない、 礼一郎のたったひとつの恥だよ。
(608) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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……あのさ、礼一郎。 重ねた罪は消えたりしないよ。 償ったって、過去は変えられない。 礼一郎が礼一郎として生きる限り、 礼一郎はこの世で最低ランクのクズだよ。
(609) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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とっくに気付いてんだろ?
(610) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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……うっせーな。
(611) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ あーあ。ほんとうるせえな。誰に言ってんだろ。 でも、見た人が怖がるようなもんでもないから、 まあ、よかったかな。って、礼一郎は思って。]
(612) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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……思ってたのとは、ちょっと違ったけどさ。
(613) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ こんなときまで良い子気取りかよ。 って、礼一郎は最後にちょっとだけ笑った。]
(614) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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でもさ、本心なんだから仕方ないよね。 礼一郎は基本的に、真面目で善良な人間だよ。
(615) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ ……どこか遠くでチャイムが鳴っている。]
(616) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ 礼一郎のお節介はひとつも嘘じゃなかったよ。 礼一郎の笑顔も、一から十まで本当だった。 君たちのことが心から好きで、だから心配だ。]
(617) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ ……君たちなら信じてくれるかな。 礼一郎だって本当は正しく生きたかった。 清く正しく、己にも他人にも恥じる事のないよう。]
(618) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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……というか、 そうやって生きてきたつもりなんだってば。
(619) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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……そんな礼一郎から、一言いいかな。 真っ向から質問に答える気がないから、 あくまで一言……聞こえますかね。
(620) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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嘘をつき続けて狼に食われるんなら、 それは単に、相応の罰だよ。
それが嫌なら、 最初から正直に生きるしかない。 ……勝手に0点つけてろよ。
(621) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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……それかさ、 村人たちとか欲張んないで、 友だちくらいにしておけば? 少なくとも俺、信じるよ。友だちだし。 ……お説教付きかもしんないけど。
(622) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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ま、俺に言われたかねえよな。
(623) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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……あー、人形になった感想? 言う言う、正直に言うって。 約束どおり、帰ったあとでさ。
(624) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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──午前8時50分──
[ 2階の廊下の果て。 ……だったところに、それは転がってる。
廊下の隅っこに転がっている。 無造作にそのあたりに落ちている。 髪の短い男子生徒の人形だ。 ほかの特徴は……少し小柄かな。 本人は平均弱だって言い張るけどね。
それから、 ここに来てすぐ扉を蹴って、 黒く染まったはずの上履きが、 今は赤い血液でどろどろに汚れている。
でもその割に、その人形は無傷だ。 なんの傷もない。血も流していない。]
(625) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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|
じゃあ、なんの血だったのかって? ……帰って礼一郎にでも聞いてみなよ。
(626) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ 傷ひとつない人形。 ただ、その顔に大きく、 真っ赤な×印が刻まれている。
傷なんかじゃない。 ただ、刻まれている。 消えない。 ** ]
(627) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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―― 夜 ――
[ 辰美との内緒話のあと(ウルトラレアな笑顔を見た!) シャワーを浴びてから、保健室に戻った。 途中、誰かに会えば、おやすみーと挨拶をして。 保健室で眠る前、女の子二人だけになっちゃったね、 なんて紫織と話した。 購買での一件はまだちょっと触れられなくて、 別の話題を振る ]
帰ったら、みんなで千夏ちゃんに メイク教えてもらおうって まなっちと話してたんだよ。
[ そんなことを話して、眠りについた ]
(628) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
|
|
―― 朝 ――
[ ジャージから制服に着替えて、 身支度を整えて、保健室を出る。 足が向かうのは購買だ。 甘いメロンパンと微糖のコーヒーを買って、 これが今日の朝ごはん。 毎朝和食だったけれど、たまには悪くない。 なにより、お手軽だ。 いつもなら迷わず手に取るカフェオレは、 なんとなく選べなかったけれど。
学校に泊まるようになってもう3日目。 なんだか少し慣れつつあるような気がする。 このまま、ずっと続いていきそうな、 けれど、そろそろ誠香の順番が来そうな、 何とも言えない感覚がする ]
(629) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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|
僕がここにいる意味が、何かあるのかな。 意味があるとしたら、なんだろう……。
[ マネキンと交代したクラスメイトと、 まだ人間としてここにいる誠香。 その違いが誠香にはわからない。 誠香がここにいる意味があるとして、 “文化祭”の演者として、 役目を果たせているのか、誠香にはわからない ]
(630) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ 朝ごはん、どこで食べよう、と誠香は思って、 購買の近くの適当な空き教室に入る。 扉を閉めたことに、深い意味はなかった。 単なる癖みたいなもの。 いただきますと呟いて、ばりん、と封を開けて、 メロンパンにかぶりつく。
その時――――――――――スマートフォンが、鳴った ]
(631) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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|
……え? あれ?
[ ずっと圏外だったのに。 ここは現実じゃないはずなのに。 目を丸くして、誠香は、 ポケットからスマートフォンを取り出す。 鳴り続けるスマートフォン。 そこに、表示されている名前は ]
(632) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
|
|
…………!
[ さあっと血の気が引いた。 きっと今、誠香の顔は紙のように白い。
スマートフォンは、圏外のままだった。 圏外のままなのに、着信していた。 表示されている名前は、出版社の担当の人だ。 どうして。なんで。意味が分からない。 だって、ここは誰かの頭の中で。圏外で。 それなのにどうして。
電話をとれずに固まっていると、 呼び出し音は、やがて留守番電話に切り替わる]
(633) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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「次回作の進捗はいかがですか?」 「そろそろ執筆を再開してもらえないでしょうか?」 「できれば高校生の間にもう一冊」 「読者も待っているんですよ」 「あ、こちらに届いてるファンレター、 またそちらに送りますね」 「福住さん福住さん福住さん」 「まだですかまだですかまだですか」 「早く早く早く早く早く」 「新作を新作を新作を新作を」 「書け書け書け書け書け書け書け書け」
(634) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
|
|
うわああああああああっ!
[ 悲鳴を上げて、誠香はスマートフォンを放り投げた。 硬い音を響かせて床に落ちたスマートフォンは、 それでも壊れたように原稿の催促を繰り返し続ける。 書け! 書け!! 書け!!! 書け!!!! ]
ごめんなさい! 書けません! 書けないんです! 僕は、違うから! ニセモノだから! 無理です! ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!
[ ガタガタとみっともなく震えて、 首を横に振りながら叫ぶ誠香の目の前に、 ひら、と何かが降ってきた。 一枚、二枚、三枚、 ひらひらと舞う白い長方形は、 よく見ると白紙の原稿用紙だった ]
(635) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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あああ、ああ……!
[ 降ってくる。降ってくる ]
(636) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ ひらひら ]
[ ぱらぱら ]
[ ばらばら ]
(637) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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[ どさどさどさどさっ! ]
(638) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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|
おにーちゃん。 おにーちゃん、ごめんなさい。 おにーちゃんには、才能がありました。 おにーちゃんは、作家になれる人でした。
(639) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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嘘をつくつもりなんてなかったんです。 おにーちゃんの夢を応援していたんです。 本当の本当です。
(640) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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それなのに僕は、 イライラをぶつけておにーちゃんを傷つけました。 しかも、自分がちょっとでも楽になるために、 おにーちゃんの才能を疑いました。 おにーちゃんに才能がなければいいと思いました。
(641) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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その上、こんな死に方をするなんて。 これじゃまるで、僕の一番の悩みは、 おにーちゃんの残したお話がなくなっちゃって、 僕は作家じゃなかったって ばれることみたいじゃないですか。 結局僕は、おにーちゃんのことより、 自分のことばっかり考えてるみたいじゃないですか。
(642) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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そんなつもり、なかったのに。 そんなつもり、ないのに。 そうだったのかな。 そうなのかな。 そうなのかなあ……?
(643) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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|
そうだとしたら、やっぱり、 みっともなくて、恥ずかしくて、 僕はとても生きていけない。
(644) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
|
|
ごめんなさい。 ごめんなさい。 ごめんなさい。
(645) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
|
|
おにーちゃん。 父さん。 母さん。 本を読んでくれた人。 みんな。 みんな、ごめんなさい。
(646) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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|
[ 真っ白の原稿用紙が、どんどん、どんどん。 もがいても、もがいても、上から上から降ってくる。 溺れてしまう。
視界を埋め尽くし、 部屋中を覆いつくし、 そして ]
(647) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
|
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[ このまま雪景色に溶けて、消えてしまえるなら>>0:27 ]
(648) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
|
|
[ 雪ではない、けれど確かに白いものに、 誠香は埋め尽くされて、押し潰されて、 そして見えなくなりました。 めでたしめでたし? ]
(649) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
|
|
―― AM8:50 ――
[ 購買にほど近い空き教室が、すりガラス越しに 天井まで白い何かで埋まっているのが見える。 扉を開けたいなら、気を付けて。 真っ白な原稿用紙が、 雪崩のように廊下まで崩れてくるでしょう。
教室の中は、机も椅子もありません。 食べ物も飲み物も跡形もなく消えています。 そこにあるのは、ただ白紙の原稿用紙だけ。 ああでも、原稿用紙を根気よく掘り返せば、 うつ伏せに倒れた状態でへしゃげたマネキンが 見つかるかもしれませんね。
けれど、このマネキンのために、 そこまでする価値はきっとありません。 それはただの嘘つきなニセモノのなれの果てですから** ]
(650) 2020/06/21(Sun) 23時半頃
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