268 オリュース・ロマンスは顔が良い
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人
狼
墓
少
霊
全
ロバートに1人が投票した。
フィリップに1人が投票した。
アリババに10人が投票した。
アリババは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
セイルズが無残な姿で発見された。
ソウスケが無残な姿で発見された。
フィリップが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、オスカー、ロバート、サイラス、トレイル、ハワード、ザーゴ、グスタフ、ヤニクの8名。
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おしゃれは足元からだよ、旦那。 ねっ、ねっ、一磨きどうだい?
31個の流星にも負けないくらいピカピカにさ〜
[売り込みにずずいと押し出すスケッチブック。 街角の絵描きに描いて貰った似顔絵付き看板はポップでキュート。店名は『OSCAR&ROBERT』
カンバスは背負えないけどA5のスケッチブックは持ち運びにも超便利]
(0) 2019/08/03(Sat) 00時頃
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わふふん!
[愛嬌愛想媚媚媚。 営業犬としてのサポートも完璧。腹チラ。チラ。]
(1) 2019/08/03(Sat) 00時頃
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[──何処へ向かっているのか。 訊ねる代わりに生温い空気を吸って、吐いて。 一歩を速めた。
引き連れられるのでなく、隣に並んで歩く為に。]*
(2) 2019/08/03(Sat) 00時頃
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今ならなんと! 相棒の顎の下の柔らかい毛をもふもふ出来る権つき!
[人形劇の特別講演はようやく空いてきて見頃。 開演までになんとか今日の稼ぎを上げておきたいのだ]
(3) 2019/08/03(Sat) 00時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/08/03(Sat) 00時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2019/08/03(Sat) 00時半頃
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空と、海と、大地を繋ぐ糸。
[流れ星は、落ちてくるんじゃなくて 何かを迎えに来ているように見えたことがある。 空は地図だ。 果てなく見える海において、文明が発達するより以前より、人々が陸に辿り着けるよう、星は道を示してきた]
わかるよ、
[短く頷く。手にした瓶はまだ空のそれで、唇を舐めて湿らせてからもう一つ、言葉を重ねる]
きっと何処にでも行けるけれど、 星の降る地だからきっと、オリュースは特別なんだ
(4) 2019/08/03(Sat) 00時半頃
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[伸ばした手は拒まれなかった>>3:226]
マジ? 俺お金ないっすよ。
[参ったなー] [全然参ってなさそうに言いながら] [近づけてくれる顔を見つめると]
………ふふ。
[彼の頬にそっと触れた]
[己とは違う、白い肌] [指先が吸い付くような気がして] [満足げに目を細め…閉じた]
(5) 2019/08/03(Sat) 00時半頃
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……え? 耳?
[唐突に聞かれ] [とろんとした目を明ける] [顔に触れる手を離し、己の耳に]
ううん、全然。 ガキの頃からしてるから。
空けたのはおふくろなんだ。 …おまもり、なんだってさ。 魔除けとか、悪魔除け?みたいな。
[本当かどうかはしらないけど、と] [へへへと笑って]
(6) 2019/08/03(Sat) 00時半頃
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…そろそろマジで眠くなってきたかも。 呼びつけといて、申し訳ない、けど
[今日は朝から働いていたから] [なにもなくてもすでに寝てる頃合いだ]
あの、ザーゴさん。 窓のカーテン、少し空けてってもらえないっすか。
[今日こそ、見えるような気がするんだ**]
(7) 2019/08/03(Sat) 00時半頃
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[星の降る夜、丘の上で。 早々に平らげたサンドイッチ、手を払って、 「次」の話には、サイラスの好きなもんが食べたい、なんて言って]
だから、惹かれたのかもな。 オリュースが好きで、もしかしたら 向けた視線が少し似てて、
……なんで、って言ったけど本当は なんで綺麗に見えるか、少しはわかってんだ
[サイラスが教えてくれた星は見えなかった。>>3:233 それでもはしゃぐ様が微笑ましくて、夜なのに眩しくて細めた目で見た、その笑顔の向こうにまた流れる星を見た]
(8) 2019/08/03(Sat) 00時半頃
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たぶん違うやつだけど見えた、 あっちにもでかいの流れたぞ
[ほら、とサイラスの後ろを指差した。 手を戻す時に星に、……違った。サイラスの髪に、夜風のふりして触れて、ほんの少し後悔した]
……なぁ、
[なんて言えばいいだろう。 この夜の、この夜を超えても、ずっと……]
(9) 2019/08/03(Sat) 01時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/08/03(Sat) 01時頃
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[星を見つめながら、何か言おう何か伝えようと悩んで結局吐き出せたのは、どこまでも本音で、きっと弱音でもある]
あぁ、次は同じ星が見たいな そうしたら、もしかしたら 絵に……いや、それは相当な勇気が必要だぞ
[見上げる星、手に馴染んだくすんだ金髪。 互いの顔はやはりどうしても見えづらくて、 ロマンチストな船乗りの弱音なんて、吐き出したことに少しだけ赤くなった目元に気づかれないといい。
いくら願っても夜は明ける。 流れる星は見えなくなっても、きっとどこかで流れてる**]
(10) 2019/08/03(Sat) 01時頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/08/03(Sat) 01時頃
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[彼の遠慮は右から左へ抜けて行く。 謙虚も美徳のひとつだと理解しているが、自身の落ち度で彼に傷がつくのは許せない。―――― 故意である場合を考え掛けて、また脱線しかけた思考を蹴り飛ばし軌道に戻す。]
あれ、子供に人気なんですよ。 指差し喚呼と言うんですが、手振りが大きいから。
実際は信号を確認しているだけなんで、 あれを合図に発車するのではないんですがね。
[派手なパフォーマンスは白手袋も良く映える。
そのまま記憶の糸を辿ればあまり上手くない彼の言い訳を思い出した。>>3:45 その時に察するまでいかなかった己が言えた義理ではないが、彼にも不得手があるのだと知って少し胸が弾む。 多くの人が知り得ないだろう彼の一側面。 彼と共にいると己は言動が可笑しくなるけれど、それ以上に見つける喜びが多い。]
(11) 2019/08/03(Sat) 01時頃
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………、
[しかし、正しく飛んできた指摘に返すは軽い睥睨。 回れ右を予想していた眼は雄弁。>>3:237]
辞退したら、貴方の時間はプライベートになる。 ―――…それは困る。
[三歳児と張り合って痛感した。 彼が礼儀正しく人に仕えるのは、確かに誇らしい気持ちになるが、愚かしいことにその主人と自分で優劣を考えてしまう。有体に言えば、やきもちを妬いてしまうのだ。
彼を自由にできるすべての依頼人《あるじ》に。 己には咎める資格も無い癖。
だからと言って金銭で杭を打ちつけておくしか彼を留めておく方法が思いつかないのは情けないが。]
(12) 2019/08/03(Sat) 01時頃
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[繋いだ手に力が籠り、されど圧しないよう自制をかけた。
途端に近付く彼の気配。隣に並べば影が足元で交わる。 賑わいの中、彼の横顔が一番輝いていた。>>2
吸い込む息も清涼で、彼に倣って背筋を伸ばす。 急いていた脚は減速が掛かり、思慕が歩調を鈍くする。]
(13) 2019/08/03(Sat) 01時頃
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[そうして足を止めた先は小瓶の並んだ屋台。 本来は店舗営業しているのだろうその店先。 屋根を付けたカウンターを屋台とし、積み木のように組まれた木枠の中に色とりどりの小瓶が立っている。
僅かにハーブとフルーツが複雑に混ざった香りがするのは屋台に染みこんだ年季故。]
こんばんは、景気は如何? ……いやいや。冷やかしじゃなくて今日は客。
[店番は若い娘で、二人組を迎えた笑顔が眩しい。 気安い口調は気心知れた相手に向ける音程。 よく見れば並ぶ小瓶は全て透明で。 中身の液体に色が付いていると分かるだろうか。木の実や薬草を沈めたものもあれば、色や香りだけがついている物も。]
(14) 2019/08/03(Sat) 01時半頃
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大分怪しく見えますけど、馴染みの薬屋です。 祭りの間は小洒落たディスプレイで店出してるんですよ。
[彼に簡単に説明すれば、無色の液体を一瓶を買った。 安くはないが、高級路線を行く価格帯ではない。 ラベルには異国の文字がデザインされている。]
それで。 これが打ち身とか、痣とかに良く効くんです。 きっと、ハワードさんの手も綺麗に治りますよ。
[青いキャップを捻ると凛とした百合の香りが立つ。 己の掌に垂らして指で伸ばし、痣の残る手背を包もう。
少し粘度があって、されど柔らかい。 患部に花の香りが被さり、幾度も彼の手を慰めて。]
(15) 2019/08/03(Sat) 01時半頃
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……………、
[慰めて、塗りこめて、二週間前の痣を治療する。 当然、ものの十秒も掛からない。
だが、男は幾度も彼の手背を慰撫した。 左手で支え、右手で撫でて。
――――― 全ての目的を達成してしまった後で、如何すれば彼ともう少し長く居られるか。脱線許した下心のままに。**]
(16) 2019/08/03(Sat) 01時半頃
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そう、離れない様に縫い合わせて。 空と海と大地がいつまでも一緒にいられるとように。
……ってファンタジーにも程がありますよね。
[感情を大事にはするし、似顔絵や挿絵にファンタジーを 強く出すこともある。 しかし話せば話す程、童話の様な内容になってしまう。
若いと言うより、精神年齢低いんじゃないかと こっそり自問自答を繰り返して。
それでも辿り着く、僕の願い。
海に生きるあなたと、陸で生きるだろう僕が 例え境界線が合っても分かれる事が無いようにと。
そこまで語るつもりは無いが、夢物語に 突き合わせてしまった事は謝ろう]
(17) 2019/08/03(Sat) 01時半頃
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好きなものはピザだけど、持って来るまで 冷めちゃいそうですよね。
それに何かこの場所にピザは似合わないなぁ。
海の上でよく食べるものはあるんですか?
[僕の童話はここまでと『次』の話へ移っても、 何故か僕の所へ還って来る。
でも悪い気はしない。
彼を作るものを知りたいし、こうやって一緒に お酒で乾杯してくれる位は嫌われてはいないのなら。
気紛れ程度で良いから、僕の事知って欲しい]
(18) 2019/08/03(Sat) 01時半頃
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[一言だけ息と共に吐き出した声を慌てて飲み込んだ。 言葉の端々だけを拾い上げて、勝手に都合の良い言葉を 作り上げてしまう。
まだこれ位で酔う僕じゃないと叱咤して。
楽し気に笑みを作った]
ちょっと、僕が一生懸命答えを考えたのに、 最初から答え持ってるとかずるいですよ。
[ほら、僕は都合よく考えすぎている。 彼が答えを最初から持っていてくれた事>>8に 安堵してまた笑って誤魔化そうとして、不意を突かれた>>9]
(19) 2019/08/03(Sat) 01時半頃
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え!? 本当ですか!
[僕より大きい星を見たのだとしたら、悔しい。 そんな事でムキになりかけた子供は 髪を掻き上げた風が夜ではなく、目の前の 彼だと気付いて固まった]
(20) 2019/08/03(Sat) 01時半頃
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[彼は海の香りがした。 このまま海へ引き込まれる錯覚に陥りながらも まだ足はぎりぎり地に着いていると信じたい]
え? まさか今日は描いてくれないんですか?
こんなの、そう、勇気ですよ。 僕だって下書きはともかく、色を塗り始めたら 臆病になんてなれないです。
でも勇気が必要なら。
何度でも星を探しましょう?
何度でも約束して。 今日だ!って思ったら描き込んでください。
(21) 2019/08/03(Sat) 01時半頃
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[魁はまだ完成しそうにない>>10 でも彼も『次』と言ってくれたから。 また会える。理由にするのは絵に申し訳ないが、 未完のままなら彼に会う口実が出来るなら。
いつまでも流れずにいても、と絵描きとして あるまじき考えに、ふふ、と笑う]
(22) 2019/08/03(Sat) 01時半頃
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じゃあまた『次』の約束をしましょう。
[あなたの顔をもっともっと近くで見たい。 髪を掴まれ引き寄せようと力が籠っても、多分僕は 彼の顔を見上げたまま引き寄せられるだろう。
もっとそばにいたい。
それを言う勇気が、欲しい、と最後のそれだけ囁いた**]
(23) 2019/08/03(Sat) 01時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2019/08/03(Sat) 01時半頃
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[顧客を不快にさせないための方便としての嘘、その場を取り繕う為の演技だって指導の一環であったが、そのどちらもが苦手だった。 だとしてもあれほどお粗末な嘘は早々つかない。]
──…ふ、……それは、困りましたな
[必死な様を揶揄る一言を視線で制するよな仕草に、思わず口髭の下で唇が撓む。 何故、プライベートでは困るのか理由は解らなかったが少なくとも互いの認識や利害にズレがあることは理解した。
この程度の力なら、振り払うのは容易い。>>13 胸中は複雑極まるが、身体はシンプルに欲求を満たす。 衆人環視を無視して彼と手を繋いで横並びに歩き、速度が緩まることで周囲の景色にも目を向ける余裕が生まれ。]
(24) 2019/08/03(Sat) 03時半頃
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[伝う体温、滲む汗に燻る衝動をより顕著に感じる。
──彼がどういった意図で結んだにせよ、契約はこれ以上ない楔となって自身を律してくれた。]
(25) 2019/08/03(Sat) 03時半頃
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[辿り着いた先は、独特の芳香が漂う屋台。 店番が年若い女性だと気づいた時点で、勢いづけて左手を払う。恐らくこれが、彼の"素"なのだろう。 砕けた口調にほんの少しだけ目を細める。 不機嫌未満の表情は店についての説明を耳に、違う意味で眉を顰め。]
……きみ、…いえ……セナ様はこのような店と 馴染みになる程、お怪我をする機会が……?
[車掌とはそれほど過酷な仕事なのか。 繊細な顔の造形と違い、武骨な指を思考に、視界に。 手にした硝子壜のラベルに意識を向けた時には既に、右手は囚われていたが、流石に振りほどけなかった。 掌越しに患部へと液体を塗り込める彼の表情があまりにも真剣で、思わず魅入ってしまったから。
何度も、何度も。 柔らかな粘度は彼の掌との摩擦で滑らかさを増し、乾いていた手の甲からやがて百合の匂いが立ち込める。]
(26) 2019/08/03(Sat) 03時半頃
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……先ほどの話ですが 執事としての私をご要望なら、…… このような行為は困ります
[もう十分ではなかろうか。 患部だけでなく右手全体がしとりと潤っても尚、剥がれることがない掌を見下ろし。 不快でもなく、憤慨でもなく、続く静かな口調は、ともすれば言い聞かせのように響いたやも。]
お客様のご要望に幅広く、平等にお応えするために 我々は公私の別をきっちりつけることで 良いサービスを提供できると考えておりますので
──…名前の呼び方も接し方にも いくらか制限がございます
不用意な接触、奉仕を受けるなぞ以ての外ですし 恐らく私は……
(27) 2019/08/03(Sat) 03時半頃
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[そこで、視線を碧眼へと移す。 背筋を軽く撓ませ、窺うように顔を傾け掌を重ね。
参考までに、私の時間がプライベートでは困る ……とは、どういう意味か窺っても?
[匂い立つ百合の香りと──彼の熱に誘われたように。 一歩を縮めた。]**
(28) 2019/08/03(Sat) 03時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/08/03(Sat) 03時半頃
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─ 3週目の夜 ─
[自分とは違う褐色の指] [離れていった後も、一度励起した神経は疼くように幻の熱を伝え続ける]
魔除け
……子供を護る呪いは、良いものだ
[ゆっくり立ち上がり片手に手袋をしてカーテンを掴んだ。 細く開ければ、先日の食堂ほどではないが、眺めの良い部屋。 ベッド上からなら空しか見えなかろうが]
いや良い 悪い報せでも、君に頼られたのは嬉しかった
(29) 2019/08/03(Sat) 09時頃
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さっさと元気になれ 貧血の人間なんか食欲も湧かない
[吸血鬼ジョークは真顔で。 そのまま、カーテンを寄せた窓枠に座る]
俺も眠い… 少し休んでから帰るよ
[触覚過敏は人よりずっと疲労しやすい、との精神科医の言葉を思い出す。 たしかに負荷過多で脳が疲れている。 何か言い訳のようにそう考えながら、軽く瞼を閉じた。
休養の邪魔をしないよう、死体のごとく行儀よく口を噤んでいよう**]
(30) 2019/08/03(Sat) 09時頃
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― 三週目・マーケット ―
[己の為だけに時間を確保された夜。 なんでもない一分一秒を尊く思え、繋いだ手から静かな喜びが伝播する。
毎年なんだかんだとマーケットには顔を出しているが、こんな風に胸の底を擽る気持ちで歩くのは初めてかもれない。]
(31) 2019/08/03(Sat) 10時半頃
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[浮かれていたら、彼の自制に手を払われた。>>26 傷つくよりも可笑しくなるのは、彼に甘やかして貰った分の余裕。ささやかに咽喉仏が上下に揺れた。]
市電《うち》は都市に比べて規模が小さいから、 機関士の仕事を手伝うこともあるけど、そこまでは。
親が町医者だから、 薬屋の子とは小さい時から仲が良いんです。
[其れゆえに某画伯との付き合いも長いのだが。 年月を経た掌に若い指が絡んで、手背だけでなく節にも触れる。なんにでも効くと言う謳い文句の万能薬は胡散臭いが、触れ続ける理由になるから利用した。 体温と香りが馴染み、お互いの掌がそろって芳しい。]
(32) 2019/08/03(Sat) 10時半頃
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……、
[正論に俯く顔は、聞いているのに拗ねるよう。>>27 頑是ない子供になりたい訳ではないが、彼へ向ける気持ちは理性で割り切れず、侭ならない。
百度は眼を通した利用規約と企業理念。>>>>3:114 サービスを売る場所から個人を買っているのだから、是正されて当然ではあるが。
取っていた手を握り込む。
露天が並ぶ路地とはいえ往来だ。 けれど今度は払われないように強く握った。 薬屋の娘は視界の端で呆れていたが、見られても一向に構わなかったし、――― 己は彼しか見ていなかった。]
(33) 2019/08/03(Sat) 10時半頃
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貴方を……、
[息を呑んで彼と視線を交わす。 近い距離感に胸が跳ねるが同じ香りがパーソナルスペースを曖昧にする。視線だけを迷わせて吐露する声は小さく。]
尊敬している。その仕事ぶりも、実直さも。 先週も、素敵だなと思いました。
(34) 2019/08/03(Sat) 10時半頃
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でも ―――、
[効能で選んだが、百合の香りは彼と親和性が高かった。 気高いのに親しみやすく、ほんの少しセクシーだ。]
事務所に来る前は誰の御用を聞いていたのだろうとか。 電車を降りたあと、何処へ行くのだろうとか。 誰に傅いて、どんなふうに依頼先で呼ぶんだろうとか。
……仕事でなければ、今も。 呼び出された途端、離れて行くのではないかと。
[仕事と自身を比べるほど愚かなこともないが、己はもう何週間も前から彼の愚者だ。序列をつけて選んでほしい訳ではないのに聞かずにはいられない。]
(35) 2019/08/03(Sat) 10時半頃
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[視線を彼に戻して少し顔が強張る。 真面目な顔を作りたいのに羞恥が頬に乗る。 いや、至近距離の彼はそもそも心臓に悪いが。]
俺をトレイルと呼ぶ時でも、傍に居てくれるんですか。 無償でも、そんな装いで待合わせてくれるんですか。
ハワードさん。
……来週の今頃は、お暇ですか?
[余計なことは言わないように気を付けたが、心臓は何時でも口から飛び出る準備が出来ていた。 まるで、デートのお誘いだ。**]
(36) 2019/08/03(Sat) 10時半頃
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[細く開かれたカーテンが揺れるのを] [頭だけを動かして見上げる>>29]
[頼られて嬉しいと聞いて] [いつもならば] [だって、ザーゴさんお金持ちそうだし] [なんて軽口を叩くところだが] [ふ、と小さく笑っただけだった] [本当の理由は、先に話してしまったし]
[窓の外の夜空を見上げる] [病室の薄明かりが窓ガラスに反射して] [すべての星が見えるわけではないけれど]
―――――。
[微かにはしったラインを見て目を閉じた]
(37) 2019/08/03(Sat) 14時半頃
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どうせ俺の血なんて 飲んだところでまずいって言うんでしょ。
[目を閉じたまま、励まし>>30にニヤリ]
[雑草育ちの己と、いいとこのオニーサン] [普通ならば、あの晩に見せた表情が語る通り] [終生交じることのない関係だったろう]
[奇跡>>3:64、ねぇ……] [そーなのかもな] [ぼんやりと考えているうちに、眠りに落ちていった]
(38) 2019/08/03(Sat) 14時半頃
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-- 3週目と4週目の間 --
[命に別条はないが傷は深い] [感染症のリスクもあるために] [ある程度塞がるまでは入院は続くらしい]
[警察が事情を聞きに来たり] [今週分の仕事の断りの連絡をしたり] [着替えを持ってきた大家にクダ巻かれたり] [親しい人足連中が見舞いに来てくれたり] [週が明けてすぐはそれなりに忙しかった]
[…、けど] [マドンナを構うこともできないし] [外を歩くこともできないし] [食事は味気ないし] [やっぱり退屈だ]
[週末は、外に出られるのかなあ**]
(39) 2019/08/03(Sat) 14時半頃
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[通常ならありえない報酬を払った分、もっと無茶を強いられることも予見していた。けれど彼が望んだのは、謝罪と、星祭りを練り歩き、薬を塗布すること。 これでは割りに合わぬだろう。ふざけているわけでも揶揄っているわけでもないのなら、何故。何故。
出会ってから数年、言葉を交わすようになって数週間。 トレイル、と。その名を口にしてからずっと、思考の小道に踏み込んでは戸惑い、足踏み、後退し。 徐々に途轍もない道へと進みつつある。]
ああ……なるほど……街医者…。 御兄弟は?
[通常、新規の顧客には依頼に応じて家族構成や資産状況など、様々な調査が入るが、彼の場合その手順は省いていた。不意に知る彼の背景に胸が湧く。 もっと知りたい、と思う心にブレーキを掛けたのもまた、曖昧となっている今がどんな時間か。不用意な詮索はよろしくない。
そんな自制は働く癖に、往来で始まる治療は止められなかった。 ご法度と知りながら、彼を知る者がこの場に居合わせればどうなるか、という危惧も忘れ、ともすれば幼稚でひたむきで── 狡猾な慰撫に甘えたのもまた、重ねる失態のひとつ。]
(40) 2019/08/03(Sat) 15時頃
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[さて、さて。 結局のところ、一体どんな意図があったのか。 貴方にとってどちらの自分を必要とされているのか見定めるための問いに返ってきたのは、あまりにも予想外のものだった。
これではまるで──。まるで。>>34>>35] …きみは、……
[どこか拗ねるような顔は、失礼ながら歳相応の餓鬼じみて見え、自然と口元が緩んだ。くるりとした旋毛を逆さに混ぜ返したいと疼く掌は、今も彼に囚われた儘で。
今更のように腕を引いてもびくともせず、諭すような表情にひと匙ほどの怯えと狼狽が混じる。 電飾が映るのとは別の薄紅が、刷毛を叩いたように頬骨に広がり。]
(41) 2019/08/03(Sat) 15時半頃
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そういう仕事、ですから否定はしません、が [今度こそ、何を莫迦なことを、と一蹴するべきだろう。 だからといってあのような大金を支払うなんてどうかしていると。
無意識に、無自覚に。随分と距離を詰めていた。 互いの体温でより匂い立つ百合の香に思考が眩む。 間近にある碧眼の揺らぎはぞっとするほど美しく、逃れたいのに逸らせない。]
(42) 2019/08/03(Sat) 15時半頃
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[永遠のような数秒の逡巡。 舌先までからからに乾いていくのを感じながら、 重なる追求に絞り出したのは一言だけ。>>36]
────…はい
[無償で。自らの意思で。 彼が望む通りの形での逢瀬に約を結ぼう。
それ以上は何も言えなかった。 何を言っても墓穴で、蛇足になるような気がして。]*
(43) 2019/08/03(Sat) 15時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/08/03(Sat) 15時半頃
執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/08/03(Sat) 15時半頃
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── それから ──
[一週間をこれほど長く、そして短いと思うのは久しぶりだ。 通常業務に加えて休日を返上した後輩の分の業務に勤しむ。 週末、途中で呼び出しがないよう常勤の仕事は進んで他へと振り分け、継続中の執務についても事前に可能な限りの手を打つ。 旺盛に動く右手の甲から痣は消えていた。
或る日は、ローズ・ホテルへと向かう。 過日、可燃ごみとなったシャツやスラックスとまったく同じ服が仕立て上がったので、それを届ける為に。
通常ならホテルに預けるだけで済むが、事前にアポイントを取って部屋に赴くのは、その後の容態や近況、不足しているものを訊ね、適宜手配する為。]
不勉強ながら、ひとつ窺ってもよろしいですかな
触覚過敏とは、特定の物や人に対しても 起こりうるものでしょうか?
[余談を交わす余裕があるなら、そんな問いを投げたかと。]
(44) 2019/08/03(Sat) 16時頃
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[彼のことを碌々知らないままに転がり落ちて、知れば知るほど深みに嵌った。清冽とした執事然とした側面も、何週間も掛けて発掘した彼本来の側面も、均しく己を狂わせ、思考と情緒を破壊した。
彼は同性で、自身の親より年上だ。 何時か懇意にしている時計屋の示唆通り、彼なら自身くらいの息子がいても可笑しくないし、多少やんちゃをすれば孫世代とてまかり通る。>>3:189 この想いを憧れではないと断定するまでも長く、唯一人に捧ぐものであると気付いてからも散々戸惑った。
けれど、どれだけ取り繕っても心が謀れない。
不毛な想いは自分だけなく、相手にも覚悟を強いる。 人生の先輩の金言は、胸に深く刺さって。>>3:190]
(45) 2019/08/03(Sat) 17時頃
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[諦める機会を何度も見送り。 視線だけでなく、足も手も、頭も使って彼を追い掛けるようになった。
触れたいし、呼ばれたいし、知りたかった。 自身に多くのものが足りなくても近づきたかった。
憧憬以上の感情に惹かれ、逢うたびに彼に落ちていく。
緊張と息を呑んで、返事を待つ間。 己の瞳は頬を染める彼を熱心に見つめていた。 異性にもそのような繊細な感情を抱いたことはないが、今の彼だけは酷く可憐に思えて、視線を外すタイミングを失うまま。>>41]
(46) 2019/08/03(Sat) 17時頃
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[言い訳のように先に置かれた言葉は正論だ。>>42 本当のところ、彼の仕事の邪魔をしたい訳ではない。
ただ、主張して、知って欲しいのだ。彼に。
酷く心の狭い若造が彼を想っていると。 何をするにしても何処にいくにしても、意識が彼を追い掛けてしまうと。]
(47) 2019/08/03(Sat) 17時頃
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[男は恋をしている、と。]
(48) 2019/08/03(Sat) 17時頃
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………!
はい! はい、じゃあ、来週、この時間に。 待ち合わせ場所は分かり難くなかったですか? なんなら停留所まで迎えに行きます、最寄は先日の?
[掴んだ手を錨にして喰い気味に頷いた。 短い返答を正しく受け取り、喜色が破顔する。]
(49) 2019/08/03(Sat) 17時頃
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[嬉しそうな気配を隠しもせず、彼に百合のボトルを持たせると、お土産です。と微笑んだ。 彼の首肯ひとつに機嫌は天井知らずに上がっていく。空では星が流れているが、己は花を撒いていた。]
……そうそう、兄弟は俺だけです。 だから、その分、少し憧れがあって。 友達連中も年上が多いんですよ。
街角の絵描きとか、何でも屋とか。 あ、でも何でも屋と言ってもハワードさん達とは違って、 フィジカル上等みたいな。良いヤツらなんですが―――
[指を緩く絡めて繋いだまま、他愛無い話が零れていく。 取り留めのない世間話。
知りたくて知られたいこと。彼と己のこと。]
(50) 2019/08/03(Sat) 17時頃
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[彼を買い上げた日付変更線まで、職務に従事させよう。 満天から落ちる星よりも、彼を眺めながら。**]
(51) 2019/08/03(Sat) 17時頃
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─ 4週目への平日 ─
[脳が疲れようがなんだろうが、仕事は絶えない。 スケジュール管理は個人の裁量とはいえ、顧客と営業の関係は一対一。 クライアントに損をさせないのが銀行屋の理想で、経済は日々動き続けるのだから]
[しかし、引きこもりな他の季節に比べて体をよく動かすせいか、体力はむしろついたらしい。 午前中と夕方の睡眠時間、前よりも深く眠れるし] [夜更け、Ruokala Lokkiという食堂のデリを病院まで届けたのは木曜日。 前夜に食事が不味いと聞いたからだったが、 なん年ぶりだろう、『空腹』を覚えて一緒に食べた]
(52) 2019/08/03(Sat) 17時頃
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[祭りの時期の刃傷沙汰>>3:96 港で起きたその事件は、ちょっとした港湾関係の大人の事情──縄張り争いのような──で少し厄介だったらしいが、 傷害致傷か殺人未遂か。どうやら十分な証言が集まって後者の方向で審理が進むことになりそうだという。
加害者についた公選弁護人は荒んだ目をした有能な男で、今後がどうあれ、尻の毛まで毟っても治療費を補償する能力は皆無だと言い切った*]
(53) 2019/08/03(Sat) 17時頃
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― 幕間・お見舞い ―
刺されたって聞いたけど、結構大事っぽいな。 平気か?
[病院を訪れたのは週が明けて直ぐ。>>39 命に別状はないと自棄に噂話に耳聡い靴磨きの少年から聞いたが、心配になって顔を覗きに来た。 見舞いの品はこの時期が旬の平たい桃。一山幾らで、皮ごと齧って食べられるから、甘味の足りない入院生活のスナック感覚に。]
暫く動けないなら無理するなよな。 お前の本職ってアクロバティックに猫追い掛けてるイメージがあるし。
と言うか、その怪我。 ……仕事復帰できるのか?
[掛けた声は心配八割、疑問は二割。 彼がフリーランスな自営業以外に従事している姿は想像出来なかったが。**]
(54) 2019/08/03(Sat) 17時頃
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─ 幕間・ホテルにて ─
[立体裁断で、縫製も特殊にしてもらっている衣服は、体型が変わると採寸のし直しが面倒なもの(高いし) 幸い、クローゼットの隙間を埋めた補充>>44は問題なく着られそうな範囲]
今年は少し、整理整頓まで手が回らなくて ハウスキーパーにはさせられないので、秘書のサービスを半日ほど頼んでも良いですか?書類の片付けが主になりそうなので若い子に。
[不足物のリストもその時頼む、と告げて、眉間を揉んだ]
(55) 2019/08/03(Sat) 17時半頃
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[僅かな余談には、珍しい問いが混じっていた。 自分のことではなく一般論を問われたようで、有能な執事の目を眺める]
触覚は原始的な、防衛と食事のための感覚ですね 危険度に応じてアラートのボリュームを上げ下げする能力…、の問題だと私は理解しています
適切な認知を働かせれられれば、ある程度は脳を意識でコントロールできる ……これは大丈夫、今のこの感触は大丈夫だ、と
(56) 2019/08/03(Sat) 17時半頃
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[瞬いて、黒い手袋を脱ぐ]
だからたぶん、訓練で特定のものを克服していく、はあり得ても 逆はないのでは?と私なら答えるな
特定の物や人に対してだけ異常な反応をするのなら アレルギー症状を疑うべきかと。 そうでなければ、脳がその対象にだけ強く感じているのでしょう
────…脅威か、あるいは欲を
[素手になった手を老紳士へ向け、緩く振った*]
(57) 2019/08/03(Sat) 17時半頃
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─ 4週目、病院 ─
[病室を見舞って、テーブルに置いたのはクロスワードの雑誌。 暇を潰すならこういうものだろ?知ってる。俺は詳しいんだ。という顔で]
顔色がいいな、ヤニク …今のは勘で言った
[主治医から、付き添いがいればリハビリを兼ねて離院してもいいと聞いていたが、 病院にたどり着いたのは相変わらず、もう日が暮れようとするころ]
もう歩けるのか?
[ベッド脇に車椅子が置かれているのは見たが、本人に聞いた**]
(58) 2019/08/03(Sat) 17時半頃
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[──また、或る日は靴磨きの少年の元へ。 集客に一役買うべく、愛嬌を振りまく毛皮の腹を短く整えられた爪先が優しく混ぜる。>>1 が、常と違う華の馨を纏う様に、鳴き声も変化したやも。 痣が消えても手首から仄かに漂う百合の香り。>>50]
いい靴は持ち主を好い場所へ運んでくれると謂う つまり君たちは、街の幸せ案内人でもある
いつも丁寧な仕事をありがとう 店を構えたくなったらいつでも相談しなさい [少し前までは、少年の身寄りも知らぬ侭に、相棒ごと引き取り賑やかで穏やかな老後を迎えることも考えていた。 オリュース市に星が降り始めてからの数週間、目まぐるしく起きた変化の様々によって途切れる道の一つ。
週末に向けて愛用の革靴を磨いてもらったあと、日頃の労いと感謝を込めて贈るのは平生より弾むチップと、大小の箱。 大きい方には少年の足にジャストサイズのスニーカー。 小さい方には真新しい革の首輪。 靴を模った木製のチャームは先週末、『So』にて購入したもの。]
(59) 2019/08/03(Sat) 18時頃
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[伊達に普段から他人の機微を窺ってはいない。 執拗に触れて離れぬ掌が、熱を孕む碧眼が、時に雄弁に、時に寡黙となる唇が何を訴えているか──気付かぬふりも限界だった。
否、と。仕事が入っていると返せば退いただろう。 若造にありがちの憧憬をそうと勘違いしているだと宥め、きっぱりと距離を取るのが相応の振舞だっただろう。
彼の為だけでなく、自身の為にも。 30年前ならいざ知らず、一時の熱に浮かれて崖から堕ちたとして、負う傷は此方の方が深く、治りも遅い。
何れ飽きられ、惨めを喰らう覚悟も含めての一言。 まさかあれほどはしゃぐとは思わず、]
(60) 2019/08/03(Sat) 18時頃
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……少し、落ち着きなさい 行先にもよりますが、最寄り駅が解りやすいかと [まだ仕事の時間であったが、思わず素の呆声が洩れるほど。 来週の約束について、彼にプランがあるなら任せるが、望まれるなら持て成す用意はある。 何れにしても、互いのことを知る好機とはなるだろうから、判断は今の《主》である彼に任せよう。
星祭りに浮かれる屋台を練り歩き、マーケットの出口へ向かう間に耳にするのは、車掌ではなく個としての彼の人となり。>>50]
ああ、彼らには私も世話になっています どちらかといえば仕事を介して、ですが
[靴磨きの少年もそのひとりと、他愛ない会話の最中、遅れを知らぬ駅の時計が0時を告げ、結局繋いだままであった掌をそっと離す。
最後くらいは執事らしくと、長年染みついた礼節を返し。]
(61) 2019/08/03(Sat) 18時半頃
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[──けれど、用意していた金を返すことはなかった。 無駄か、そうでないか。自身にとっての結論は言わずもがなだが、最終的な判断は支払う者が決めることでもあり。
綺羅綺羅と眩しい碧眼をこれ以上の野暮で曇らせたくなかった。]*
(62) 2019/08/03(Sat) 18時半頃
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── 幕間・ローズホテル ──
承知いたしました では私の方で信頼のおける者を手配いたします
[良かったな、ジャーディン。君の顧客がまた一人増えるぞ。 久しぶりの休暇で羽を伸ばしているだろう後輩の顔を浮かべながら、不躾ともとれる問いへの丁寧な回答に、白手袋に覆われた指背が下唇を押し上げ、彼の言葉を反芻する。]
成程、危険度のアラート……脅威…… よ、……ん゛ん ありがとうございます。勉強になりました
[仕えてきた5年の間、片手で指折るほどしか覚えのない翻る素の指。彼がこのような無防備を見せたのは初めてではないか。 表情に疲弊は観てとれたが、不調ではなさそうと判断し、此方は恭しく腰を折って部屋を出た。]**
(63) 2019/08/03(Sat) 18時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/08/03(Sat) 19時頃
執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/08/03(Sat) 19時頃
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-- 傷害事件の顛末 --
[ある日は、弁護士だとかいう奴が来て] [あのバカに支払い能力がないと言い切ってきた]
へー、そーなんだ。 じゃあ、示談は不成立ってことで。
被害届と告訴状は正式に提出するから、 アンタは精々刑が軽くなるように頑張れば? 俺はアイツに札が付けばそれで十分だよ。
[警察が動くのは、罪に関してのこと] [入院費用や何やらの補填は別だ] [わざわざ話をしにきた弁護士だが] [示談不成立のデメリットが刑事裁判に及ぼす影響が] [どの程度か知らないわけではあるまい] [殺人未遂なら尚更だ]
(64) 2019/08/03(Sat) 20時半頃
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[被害妄想が過剰過ぎる新入りが] [世話を焼かれたことを根に持って] [ナイフ持って突っかかってきた]
[己の視点>>3:96ではそれだけなのだが] [これが殺人未遂になるとは、世の中は複雑だ]
[件の新人には] [己の他にも日々被害を被った者は多い] [見舞いに来てくれた人足仲間とは] [どうせ、精神疾患で責任能力云々になるんだろ?] [あいつちょっとヤバすぎたしな] [そーそー、何に対してもすげえ攻撃的だったし] [そんな話もしていたくらいだ]
つーか、俺としては? そーゆーのひたすらめんどくせーし ちゃっちゃと刑務所にぶちこんでほしいっすけどねー
[まじでどうでもいいから消えて欲しいだけだった]
(65) 2019/08/03(Sat) 20時半頃
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-- 友人という神 --
[病院生活はままならぬことばかりで] [見舞いに来てくれたトレイル>>54にも]
へーきだけどさー、風呂入りてえよ。 ストレス溜まるわー。
[見舞いの桃を一つ手で弄びながら] [ベッドの上で不満を訴える始末だった]
なー。大事じゃん?俺もびっくりだわ。 なんか、傷が深かったんだってさ。 ま、すっげー血が出てたからなー 俺も流石に死んだなと思ったわー。
[でも無事でしたー] [腹以外はピンピンしてると足をばたつかせる] [まー、脇腹とはいえ体を動かすと一緒に動くから] [痛くない!といえば、まだ痛いんだが]
(66) 2019/08/03(Sat) 20時半頃
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[動けないなら、と言われれば]
動けるって。つか、動かさないと体腐るし。 仕事復帰しなかったら、 俺入院貧乏から抜け出せねーもん。 復帰はするよ、するさ。
[平たい桃を、一口齧る] [あー、うめー、しみるー……お前が神か] [友人でよかった。拝んでおこう]
猫でもハチ退治でも、金稼がなくっちゃ。 あーあ、頭使う仕事ができたらなー
[残念ながら軽い身のこなしのように] [脳みそは動かない]
[ありがとうな、とトレイルを見送る時も] [市電で仕事ありそうだったら教えて、って] [退院後の根回しは忘れなかった]
(67) 2019/08/03(Sat) 20時半頃
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-- 4週目 病院 ---
[テーブルの上に置かれたパズル誌>>58] [見上げると、ちょっとドヤってた]
あ……ありがと。 俺としては美女の写真集の方が…
[パズルよりはグラビア付きの男性誌がよかった] [面倒くさいと眠くなってしまうから]
それ勘で言うようなことじゃないっす。 ザーゴさんてマジで変な人っすよね。 今までまともな人付き合いしてなかったでしょ
[飽きもせず見舞いに来てくれるから] [物言いに遠慮がなくなってきた] [とは言っても、あのときとは違って] [一応、気を使っているつもり] [その証拠に、アンタ、と呼ぶことはなかった筈だ]
(68) 2019/08/03(Sat) 20時半頃
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[ベッドの横には折りたたまれた車椅子] [看護師が持ってきたけど、使っていない] [足で歩かなければ体力は落ちる一方だ]
歩けますよ。ぜんぜん。 傷口だって塞がったし、退院させろてって 言ってるんだけどさせてくれないんすよねえ。
[主治医が何をか言っているが] [己の体のことは己が一番わかるし]
入院費だってバカにならないっつーの
[保険は、一応基本的なものは入っている] [というか、大家に入れさせられていた] [金のとりっぱぐれを防ぎたかったのだろうが] [それに助けられるとは思わなかった]
(69) 2019/08/03(Sat) 20時半頃
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[とはいえ、一時的に収入がないわけだし] [支出と収入の天秤が支出に大きく傾くのは事実]
アチラさんに賠償金は払わないって言われて 入院貧乏が確定しちゃったから すぐ仕事貰わないといけないんすよねー
まあ、当面は猫の世話…ああ、そうそう。 マドンナね、もう戻ってきてますよ。
[嘘を付く必要はもうない、し]
アイツ、うちのアパートの大家の飼い猫なんすけど こないだ何食わぬ顔で俺の上で寝てましたから。 いや、ほんとーにお騒がせしました。
[ははは、と笑って、軽くぺこり] [それが切欠で彼がパニックを起こしたのだから] [すまなかった、と思ってのことだ*]
(70) 2019/08/03(Sat) 21時頃
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ー それどころじゃない話 −
[運命と言う名の星を探した夜が明けるまで 2人でいたか、明ける前に分かれたか。
どちらにせよ、翌日は最近お決まりの昼過ぎまで ゆっくり寝過ごした。
太陽と共に上がる温度に嫌でも目が覚めて、 キャンパスの中の彼の笑みと瞳に 自分の作品なのに見惚れるのも何回目になるだろう。
まだキャンパスに色は着けていない。 着けていないのに、無色の色彩の方が鮮やかに見えた。 僕の気持ち次第で様々な色が浮かぶキャンパス]
おはようございます。
[そんな挨拶から始まる僕の一日は、 変わらない、でも少しずつ変わる日常になるはずだった]
(71) 2019/08/03(Sat) 21時頃
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え……ヤニクが入院? どうして?
[その話を知ったのは、マドンナの飼い主。 ヤニクを顎で使える……訂正、ヤニクの大家さんからだ。
マドンナの似顔絵を描いて欲しいと依頼され、 快く了承した僕に前金と渡されたのは 存外法外な値だ。
アリーさんにも不要だと言ったのに、 新しい画材を買う資金に変える事で 皆さんにまた還元することにして。
その新しい画材で看板をメンテすればいいのだと 納得したが、今回は明らかに多すぎる]
(72) 2019/08/03(Sat) 21時頃
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[そこで断ろうとしたところで、ヤニクの入院の話が出た。
自分からだときっと我儘言わないだろうから、 見舞いに行って好きなものを買ってやって欲しい。 これはその分も含まれているのだと 笑う顔はとても柔らかくて優しくて]
ヤニク、マドンナの飼い主さんもマドンナだよ。
[そんな謎かけめいた言葉を見舞いついでに口にして。 彼の傷を気遣いながら、何が所望だ、今回は 僕が使われてやろうとえらそうに病室へ 訪問する日々を数日**]
(73) 2019/08/03(Sat) 21時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2019/08/03(Sat) 21時頃
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写真集?考えておく
[1時間もかからず読み終えてしまいそうなグラビア誌のどこが暇つぶしになるんだろう。解せぬ]
まともな人付き合いは今年からし始めたからいいんだ ヤニクの肌は美しくて好きだが、夜だと青褪めててもわかりにくいと思った
[色調の差分がわからなくても表情はわかる。 元気そうだ、と改めて言い直した]
(74) 2019/08/03(Sat) 21時半頃
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仕事、…
[何か言いたそうに少し天井を見たが、続いた猫の話に瞬いた]
…そうか よかった
[実はあれから、いつ猫に遭遇してもいいようにバッグに小さなチューブ入りのおやつを忍ばせていた。 餌で気を引けば連れ去られずに済むと思って]
ねこに踏まれていたということ? 重くないのか。息できなさそう
[血に飢えたケダモノ怖いな。と]
(75) 2019/08/03(Sat) 21時半頃
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ところで、歩けるなら── じゃあ、少し散歩に行くか?
[爪ではさんだ紙切れを見せる。 「外出許可証」のタイトルが一番上][退院許可証ではないが] [夜間も夜間だが、どうやって手に入れたかは今は関係ない]
また、君と歩きたい
この近くの美味しい店を紹介してくれるなら、ガイド代で奢ってもいい
[アルコールは禁止*]
(76) 2019/08/03(Sat) 21時半頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/08/03(Sat) 21時半頃
銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/08/03(Sat) 21時半頃
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[まともな人付き合いは"今年"から>>74] [どこからツッコんでいいかわからないけど] [元気そうだと言い直されれば]
ええ、元気ですよ、おかげさまで。
[そういってにこりと笑った]
[退院したらすぐに仕事をしなければ] [そう言うと、シェーンベリは上を見ていた] [仕事忙しいのかな、仕事の話はやめようか] [なにか言いかけて黙るから独り合点した]
(77) 2019/08/03(Sat) 22時半頃
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踏まれていた…いや、寝てるんすよ。 俺の、ここに、こんな感じで
[己の胸からお腹のあたりを手で示して] [ベッドにうつ伏せに転がってマドンナの様子を示す]
重いのは、初めは死ぬかと思ったけど 最近はすっかり慣れちゃいましたね。
[確かに、息はできそうにない]
いやいやー、怖くはないですよ。 憎たらしくはあるけど。
でもかわいいとこもあるんすよねー 甘えてるときはずっと体擦り付けてくるし お腹触るとすごい声で鳴くし
[なにがどうすごい声かは] [彼女の名誉のためにヒミツにしておこう]
(78) 2019/08/03(Sat) 22時半頃
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[散歩に>>76] [ああ、なんて悪い誘いだろう] [だが、心のどこかで期待してたものだ]
いいっすけど…これで?
[手を広げてパジャマであることを示して]
着替えるから、ほら
[部屋の外へ出てと手で促した]
(79) 2019/08/03(Sat) 22時半頃
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[気前よくパジャマを脱いで] [常備されているウェットタオルで軽く体を拭く]
[ダークグレーのスウェットパンツに、白Tシャツ] [それから、同じスウェットの赤いパーカー] [お腹を締め付けないように、ウエストは紐式だ]
[外出許可証はあるけど時間も時間] [見つかっても面倒だし――]
[パーカーのフードを被って、病室を出た]
おまたせしました。 じゃ、ちゃちゃっと出ましょう。
ザーゴさん、ホットケーキ食えます? 甘くないやつ。
[どこへ行こうか考えながら] [病院の夜間出入り口へ向かった*]
(80) 2019/08/03(Sat) 22時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/08/03(Sat) 22時半頃
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-- 回想:今すぐ眼科に行ってこい --
[オリュースの街は広くない] [こと、知人たちの間ではよくない話はすぐ広まる>>72] [それがありがたいと思ったのは今ほどはない]
あ?なにが所望だ? どうしたサイラス、熱でもあんのか。
[望みを言え、なにが欲しい>>73] [突然の問いに即"健康"って答えた] [嘘です、それだけは無理だってわかってる]
そーだなー、あれ食いたい。 先月出来たたまごプリンの店あんじゃん。 あそこのプレミアムプリン。
[かわりに所望したのは] [女子に人気のお店のプリンだった]
(81) 2019/08/03(Sat) 22時半頃
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[でも何だよ急に、こえーなー] [理由を聞いたら、妙な謎掛けが]
マドンナの飼い主も、マドンナ……?
[巨猫を思い浮かべ、そしてその飼主を]
アレはマドンナじゃねーよ、 強いて言えばゴブリンだ!
目ぇ大丈夫か! 今すぐ見てもらってこい
[なんて言って爆笑してた]
[当然、買ってきてもらったプリンは] [お前も食えよってサイラスにも押し付けました*]
(82) 2019/08/03(Sat) 22時半頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/08/03(Sat) 22時半頃
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[按じていた友人は怪我の大きさに反して意外と元気そうで安心した。>>66 流石に死んではいないだろうと彼のしぶとさを信じていたが、顔を見て声を聞けば安堵感が違う。桃もたんとおたべ。
週末の浮かれ気分から見舞いを経て心配を払拭し、バイオリズムは再び上がり調子。桃万能説まであった。
良い機会だから偶にはゆっくり休めよ。と友人に労いかけた癖、今週の自身はフルスロットル。 鉄道員としての仕事を意欲的にこなし、平日に市電ブースに率先して立ち、週末の時間を貪欲に確保する。 ――― 己にとって仕事も電車も特別な存在であったが、それでもこの週末を邪魔されたくはなかった。]
(83) 2019/08/03(Sat) 23時頃
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− 四週目の空の下 −
[青い空に、オレンジの屋根、白い壁のオリュースは なかなかにインスタ映えする。 今時の女子の弱点を突いて観光客も女性が増えていて、 それを狙って更に可愛い美味しいものを出す店も増えた。
ヤニクに見舞いで強請られたプリン>>81は ただただ甘いだけではなく、柔らかく 口の中で溶けてしまう食感もなかなかだ。 しっかりとたまごの味もして、旨いと 食った後に、ゴブリンクイーン、もとい 元女子、訂正現役女子の大家さんにも差し入れた。
そして僕の今週の仕事のマドンナの似顔絵に 彼女も描き入れてあげようと決めて おやつ代わりにプレミアムプリンを購入]
(84) 2019/08/03(Sat) 23時頃
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グスタフさん、プリン食べるかな。
[酒とプリンは合わないよな、とか思ったけど。 僕がプリンを食べたいって言ったら 買って来てくれるのかな、なんて 意地悪を思いついてすぐに彼の分も買っていた。
プリンを買う姿はきっと可愛いと思う。 でも、そんな姿は誰にも見せたくないし もし嫌がられて会えなくなる方が嫌だ]
(85) 2019/08/03(Sat) 23時頃
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[とは言え。 何処へ行き、何をしたいと言う明確な目的はない。 したいことと言えば一緒に流れ星を数えながら、マーケットを回りたい。と、その程度。――― 否、己にとっては大事であるのだが、デートコースにしては地味であるし、先週も同じことをしていた。
けれど、お互いに仕事ではなく、偶然ではなく。 都合を合わせて過ごすことがどんな娯楽より贅沢だった。
彼とは友人で無いし、今回は主従でもない。 軽く食事をしても良いし、酒を入れても良い。 煌びやかな移動遊園地に挑むほどの蛮勇はないが、静寂を求め、夜の港まで脚を伸ばしても良い。
今宵は今日と言う日が終わっても逢瀬を切り上げなくて良いのだから。 ありのままの彼と過ごせるなら、本当はどこでも良い。]
(86) 2019/08/03(Sat) 23時頃
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僕が2個食べればいいか。
[プレミアムプリンとビールを袋に入れて、 夜の絵と最小限の画材を手に丘の上を目指す。 途中で足を止めマーケットの溢れる光を見下ろして それとは違う輝きを見せる空へと顔を向けると。
自然に唇が綻んだ。
どちらも僕は大好きだけど。
あの人と一緒にいられる場所が、もっと好きだと。 1人きりの今なら言えると呟いていた*]
(87) 2019/08/03(Sat) 23時頃
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― 四週目・最寄り停留所 ―
[先週と同じく夕方から部屋を散らかしてファッションショーに勤しみ、何が正解か分からなくなったところで黒の解禁シャツとスリムシルエットにジーンズを選んだ。 腕に厳ついスポーツモデルの腕時計を嵌め、今日は財布をチェーンで吊って尻のポケット。 ―――― 毎回、同じ岸辺に流れ着いている気もするが。
常より一層身軽な装いで停留所に降りる頃には空は藍色。 星たちがうずうずと流れ出したがっている。]
………、
[けれど、星たちに煽られ急かされてはいけない。 胸に手を宛がい繰り替えす深呼吸。 口元がついついニヤけてしまうだらしなさ。 落ち着く為にと彼の言葉を思い出しても、心臓に火をつける行為にしかならない。>>61]
(88) 2019/08/03(Sat) 23時頃
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[デートと呼ばれる逢瀬は何も初めてではない。 が、好きな人とのデートとはどうやら初めてらしい。
ずっと心が彼に浮かれっぱなしだ。*]
(89) 2019/08/03(Sat) 23時頃
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[うわぁ、密着して寝てるのかぁ] [んんん、からだ擦り付けてくるのか…] [という顔。顔に出ている。半月前までは顔に出なかったが]
ねこが可愛いのは否定しない できれば遠目で見ているだけに留めたいけど
[いや、目的は猫談義ではなかった。 着替える、と言うヤニクに従って廊下へ] [溜息めいて息を吐く。 病院の廊下もこの数日で見慣れたもの]
病院、トラウマだったってことも忘れそうだな…
[仕立てられたばかりの、柔らかいシルバーグレイのシャツとシンプルなスラックス。 それを持って来た執事との会話を少し思い出していた]
(90) 2019/08/03(Sat) 23時半頃
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ああ、行こう ん
[赤いパーカーの彼に手を出して見せた。手袋は胸ポケットの中] [これは君がコケないようにだ] [君がコケると俺も転ぶ公算が高いけど]
ホットケーキ? 食べたことないけど……ソースのかかってないのならたぶん好き
[こういう、苦手、という言い方をしたくないがための迂遠な言い回しをたまにした] [ドロっとしたものが嫌い]
(91) 2019/08/03(Sat) 23時半頃
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── ペルセウス・マーケット 四週目 ──
[午前中、事務所の専用デスクにて必要な書類整理やメール応対を済ませると、本棚から進行中の顧客ファイルを机上に並べた。 火急の用が入るとすればシェーンベリ様だが、今はジャーディンが事情を把握している。その他についてもファイルを観れば概ね対処できるだろう。
それから、懐から取り出す携帯電話。 白手袋と共に重厚な抽斗の2番目に放って鍵をかける。 鍵は、内線電話横のトレイに。 電話には「すべては月曜日に」と付箋付き。]
……30年、有休もほとんど取得していないんだ 今日だけ…いや、明日迄くらいは見逃して欲しいね
[本来ならここまでする必要もないだろうが、要するにそれだけ邪魔をされたくないという意思表示。特に、仕事には。
パン、と小気味好い音を立て掌を払えば、周囲に百合の馨。 何とも愉快で清々しい。そんな表情で笑って事務所を出た。]
(92) 2019/08/03(Sat) 23時半頃
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― 三週目の星の下 ―
ファンタジーでいいだろ、 星に祈ることだってお伽話だし、 海でも、陸でも。そういうのが必要なんだ
[夢を見ることは生きるのに必要だ。 現実だけ見ていたら、楽しいことも嬉しいことも。 哀しいことも全部、見逃してしまうから。
もしかしたら、なんて期待も必要。 夜中に酒片手に空を見上げることも、絶対になくしたくない時間だ。 誰かと一緒に。 目の前を通り過ぎる変わり映えしない景色が 煌めいて見える唯一の人と、一緒に]
(93) 2019/08/03(Sat) 23時半頃
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[手を繋ぐ、という行為にまだ緊張感はある] [人間と並んで歩くのは慣れてきた]
ヤニク、退院したら……だけど
船の荷揚げのような肉体労働はしばらく無理だろう?
[結局、さっき喋りかけて辞めたことの続きを口にした。 マーケットのあるうちは何かしら見つかるだろうが、その後は。ペットシッターはよほど手広く顧客を掴んでいないとペイしないのではと思う]
……君に紹介できる仕事は幾つか思いつくのに どれも、この街に住みながらは難しい
俺は他所者なのだな
[力になれず済まない、と呟いた。 ヤニクが無保険だったら治療費を出すつもりだったが。彼の生活の中で自分が果たせる役割は、どうやらない、ようで*]
(94) 2019/08/03(Sat) 23時半頃
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[これまでそんな状況に陥ったことがなかったから思慮に欠けた。 連絡ツールが無いと言うことは、互いに何かあった際の連絡も取れないということ。
停留所ではなくどこか適当な店を指定する方が安全だったか。 執事にあるまじきイージーミスは、それだけ浮かれていたということでもある。
行先はアバウトだが、どちらかといえばラフな恰好を希望しているようだったので、初めて見た彼の装いを思い出しながら身支度を整える。肌触りのいい綿のボタンダウン。裾をデニムに仕舞い、ベルトを巻いて確かめるのは腹の緩み具合。
日々、鍛錬はしているが6つに割れているような立派な体躯は持ち合わせちゃおらん。同年代より足腰は締まっている自負はあるが、20代の若者に比べればすべてが劣るのはどうしようもない。
今すぐ生まれ変わる方が縮まるような年齢差だ。 最後の悪あがきに前髪を崩し、襟元のボタンをいくつか寛げた。]
(95) 2019/08/03(Sat) 23時半頃
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[年甲斐もなく、ただひたすらに「夢中」だ。 星を見ようと約束して、 星よりも見ていたいから、目を逸らせない]
……今日がその日って思えたら、 ってつまり。運命の日だな
言い過ぎか?使い古すと嘘っぽくなるか、 でも、そういう日じゃなきゃ勇気は出ないよ
[もう運命の場所は見つけたのだから、次は運命の時だ。人だって、……もう、見つけているだろう?]
(96) 2019/08/04(Sun) 00時頃
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── 最寄り停留所 ──
[財布とハンカチと、やや遅れ気味な懐中時計。 近所の散歩に向かうくらいの軽装で停留所に着いたのは、示し合わせたのより少し早い時間。 だが、既に揺れる茶髪が遠くに見え、思わず駆け出す。>>89]
……すまない、トレイル君。待たせてしまったか?
[もしや携帯に早く着くなど連絡がいってやしないだろうか。 短い距離を移動する間、早々に額に汗を浮かべ。]
────…若いな
[裸眼でもピントが合う距離にて、上から下まで、視線を往復させた後。いつかと同じ台詞が口をついた。違うのは、自嘲でなく笑気が混じっていること。]
今日の服もよく似合っているよ 君は頭身のバランスがいいから、何を着てもよく映える
[惚れ惚れしながらの鑑賞は、次の電車がやってくる迄。]*
(97) 2019/08/04(Sun) 00時頃
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[次の約束をして、夜が終わる前に別れた。 背中を向けることは、しなかった。 丘よりもさらに郊外に帰るから、また、と見送ることになる。
向こうに家があるんだ。 先祖代々の持ち家で、それが、錨なんだ、って。 風に誤魔化さずに触れた。 立ち上がる前、隣り合って座ったまま。 流れる星より眩しい髪を耳にかけて、 言うべき言葉を、ぴったりな言葉を見つけられないまま*]
(98) 2019/08/04(Sun) 00時頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/08/04(Sun) 00時頃
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― 一週間 ―
[船乗りの朝は早く夜更かしは苦手だ。 丘の星見も、別れる前は眠気を堪えていた覚えがある 気づかれていたかはわからないが、眠気に任せて、自制心をすこうしばかり落としていた気もする。 髪に触れて……潮風に親しんだ船乗りとは違う柔らかさだった。
なんて、思い返しながらも 夏の日々は続いて行く。 益々激しくなる人と荷物の動きに、暑さ。 人手が足りないと駆り出され、ろくに稼げていない若いのに食わせてやり、星見もいいが、こうして向かい合って明るい場所で顔を見るのもいいだろうな、なんて想いを馳せるばかり]
(99) 2019/08/04(Sun) 00時半頃
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[マドンナの事を話した時>>90] [うわぁって顔をしていたので、これはあれだ] ["敏感肌"のやつだ、と] [難儀だなあって肩をすくめて、話はおしまい]
[そして、病院を抜け出す前] [ホットケーキを食べたことがない>>91、に] [うそでしょ?] [シェーンベリの顔をマジ見した]
あ、ああ……えっと…
[ソースかかってないやつってあったかなあ] [かかってなかったら水分足らなくなりそう] [それって美味しいのかな、わかんないぞ?]
[考え直したほうが良さそう] [参ったなとフードの上から頭をかけば] [腹の虫がぐうと鳴いた]
(100) 2019/08/04(Sun) 00時半頃
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[ぎこちなく手を繋いだ手] [病院の守衛の前を通るときだけは離して] [外に出てから繋ぎ直した]
[緊張感がバチバチに伝わってくる>>94から]
俺転んじゃったらダメージでかいんで もっとしっかり握ってくださいよ
[なんてからかい気味に言ったけど] [退院したらと話す声に少し黙った]
やだなあ、俺の事心配してくれるのは ありがたいっすけど…… ザーゴさんにそこまでしてもらうわけには。
[だって、仕事を兼ねた観光に来てるだけでしょう?]
(101) 2019/08/04(Sun) 00時半頃
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こうして見舞いに来てくれるだけでも 俺にとっては十分ですって っていうか……あ。
[なにかを言いかけ]
あった。あそこだ。 よかった、やってるっぽい。
[前方に見えた看板を指さした]
(102) 2019/08/04(Sun) 00時半頃
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-- Cafe de "PLÄTTAR" --
[救急病院から坂を少し下ったところ] [住宅街の端にぽつんとついた灯り]
今日ねー、看護師さんに聞いたんすよ。 この時期は遅くまでやってるらしいって
[ドアを開けると、カランカランとベルの音] [昼は盛況だろうが、この時間は客もまばら] [なるべく周りに人の少ない席を選んで] [メニューを開いた]
[直径10センチくらいの薄いホットケーキ] [甘みの少ないそれに] [ジャムやクリームを塗って食べるのが基本形] [メニューをめくれば、おかず系のトッピングも] [いくつか載っているはずだ]
(103) 2019/08/04(Sun) 00時半頃
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[頼んだのは、いちごジャムとレモンクリーム] [それから、アイスミルクティー] [これでもかと甘いものを摂取する気だ]
あそこにいると、 突然不健康なことがしたくなるんすよねえ。
[規則正しく食事が提供されるのに] [深夜の間食とは不健康なこと極まりない]
…で、話の続き。 だって、ザーゴさん、俺に手を貸しても 何のメリットもないじゃないですか。
俺にはザーゴさんのお世話をするのは 到底できそうにないし… 俺からも、お返しできるものは何もないっすもん。
[だから、そこは気にするところではない、と]
(104) 2019/08/04(Sun) 00時半頃
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あ、でも… 例えば、ザーゴさんが俺に仕事をくれるなら、 例えばどんなこと?
[気にならないといえば、嘘だから*]
(105) 2019/08/04(Sun) 00時半頃
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[そわそわと落ち着かないが、彼の到着を疑ってはいない。
約束を反故するような真似はしない。と言う以上に、自身は案外、彼に大事にされている自覚があった。 自身がどれだけ頑是ない駄々を喚いても無碍にすることなく、一考する素振りを見せてくれる。――― なんでも聞ける訳ではないと、彼の口からも>>1:341紙面からも>>3:114注意されたのに、彼に何かを断られた記憶がない。 己には足りない年齢分、見えない場所でも甘やかされているのだろう。>>62
自身とて、彼に同じものを少しでも返したくはあるが、浮かれると余裕が蒸発し、戻ってこなくなる。 丁度、今のように。>>97]
!
(106) 2019/08/04(Sun) 00時半頃
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こんばん、は。ハワードさん。 いえ、俺も今着いたばかりです。
[駆けてくる靴音に気付くのが遅れ、大きく肩が跳ねた。
脳内で思い描いている相手に声を掛けられるというのは、まだ慣れない。喜悦と驚愕を同時に齎すのは、彼だけなのだ。]
(107) 2019/08/04(Sun) 00時半頃
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[今時の若者であるからして、自身も薄くて平たいスマートフォンを所持していたが今宵はずっと機内モード。彼は私用の連絡先を持っていないのだから、仕事用の連絡先を知っていても候補に上がらず。 一昔前のドラマのように、待ち人を想って時を過ごすのも性に合った。]
ハワードさんこそ、急がなくても良かったのに。 [今日も今日とて彼は静かに眩い。 派手ではないがワンポイントの利いたシャツも洒落ていて、ボタンダウンと寛げた襟が描くカーブもセンスが光る。彼自身の器量とは素体の彼是だけでなく、年月を経るごとに内に外に、積み上げられたものを指すのだろう。 整っていると言われる我が身の顔は毎朝鏡で見ているが、造形だけが美しさではない。
故についついうっとりと見惚れてしまう。 常なら直ぐに再起動を脳に命令するが、今日は少し特別。
――― 彼の額にはうっすらと汗が浮いているのだ。 己の為に走ったからだろう。あの完璧な紳士が。]
(108) 2019/08/04(Sun) 01時頃
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[海で食べる食事は、そんなに美味いもんじゃない。 次は何を持って行こうか、と考えてその度に思う。
どうしたいのだろう、どうして欲しいのだろう、と。 お互いに子供じゃない。 言葉にしていない感情なんて、いくらでも言い訳ができる。 けれど、互いに悪く思ってはいないはずで、……互いに、はごまかしすぎか。自分の中で、なによりも強い存在で、でも海と比べたら、なんて考えてしまう。しなくていいのに。したくもないのに。
マーケットが終われば、次の航海がやってくる。 毎日会えなくてもいい、ただ…… このまま、また数週間あいたとしたら。 きっと、あの夜は記憶の彼方に薄れてしまうんだ、と。それが怖くてしかたがない**]
(109) 2019/08/04(Sun) 01時頃
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―――……若い男は嫌いですか? [胸を内側から押す想いは、率直に語尾を上げる。 彼は揶揄っていないと理解しているからこそ、はにかんで。
常ならば沈黙を置いて、会話が有耶無耶になってしまうタイミングなのに。]
(110) 2019/08/04(Sun) 01時頃
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夏って何を着て良いか分からなくて。 制服があるから更にアンテナが鈍いだろうと言われれば、ぐうの音も出ないんですが。
[首を捻って吐露する鉄道員。 笑い話のように相槌を打つと、電車が停留所へと滑り込んでくる。]
港まで出て食事でもしますか? あっちは船乗りが騒いでる酒場も多いんですけど、 賑やかさが気にならなければ魚が美味いですよ。あと貝。
[対面してから本日のプランを立てる贅沢感。 マーケットの立つこの時期は街が賑わいに溢れているから、食事も娯楽も困らない。
さりげなく伺いを立てつつ―――、本命は別にあった。]
(111) 2019/08/04(Sun) 01時頃
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[開いた電車に先んじて乗り込む足。 肩越しに振り返ると、そうっと指先を跳ねさせ。
彼の手を引っ掛けるように取ろうか。 するすると撫ぜるのは彼の手背。 清らかな百合の香りと、痕の無い皮膚を追い。
車内は無人ではなく、衆目もある。 けれど確かに彼の右手に引っ掛ける左手。]
(112) 2019/08/04(Sun) 01時頃
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[がたんごとんと揺れだす電車。 冬のあの日から、随分彼との距離も縮まった。**]
(113) 2019/08/04(Sun) 01時頃
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……そういう台詞は、フィクションの世界だけに 存在するものかと思っておりました
[待ち合わせの常套句。>>107 半ば感心した声が洩れるのはブランクの長さ故のこと。 流石に色恋沙汰の経験が皆無なわけではないが、こういった形の逢瀬は10代からカウントしても両手に満たない。
急いだといってもほんの数10メートル程度だ。 空が藍色に傾いても、たっぷりと熱を溜めこんだ地面からの照り返しに自然と汗が滲むが、いずれ乾くだろうとそのままに。
服装まで示し合わせたようであれ、ディティールは異なる。 背伸びし過ぎていない自然な装いに相好が崩れた。
互い見惚れあっていると気づかぬまま、 おもむろに変える問いかけ、跳ねる語尾に目を瞠り。]
(114) 2019/08/04(Sun) 01時頃
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─ "PLÄTTAR" ─
[転ばないように。 直接繋いだ指を通して体温が行き来する錯覚] [手を繋いで歩くことそのものが目的の一つだから、しっかり握って]
……あそこ?
[住宅街の端、灯のともるカフェを見つめた]
サラダ&ハムチーズ
[メニューを覗き込めば、おかず系のトッピングが美味しそう。 シナモンシュガーというシンプルなものもあったが、折角なのでチーズに挑戦したい]
不健康でも死にはしない 俺が言うのだから間違いない
[飲み物は、アイスティーを]
(115) 2019/08/04(Sun) 01時半頃
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資格がなくても気の利く人間を探している者は多い メッセンジャーや、劇場のアシスタント 出張リサイクルサービス
……別荘の管理人とか それこそペットシッターサービスも事業拡大で急遽人を増やしたいと言っていたし──
[幾つか羅列してみるが、仲介できるのは殆どが自分の住む都会の仕事か、そうでなくてもオリュース市からは遠いものばかり]
船の仕事なら、ひょっとしてオリュースを拠点に出来るものがあるかもしれないと探してみたが そもそも、それなら俺などより、ヤニクが自分のツテで探す方が早いだろう
(116) 2019/08/04(Sun) 01時半頃
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君に手を貸したいのは、俺にとってメリットがあるからだけど
[そうでなければ二度も誘ったりするものか*]
(117) 2019/08/04(Sun) 01時半頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/08/04(Sun) 01時半頃
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[じ、と碧眼を覗き込むようにして、 腕を組み、曲げた指背で下唇を押し上げる。数秒の間の後。]
…此方も張り合いが持てますからな
[頬を撓ませ、口端を上げる。 夏の普段着については同意を乗せた。>>111]
は、は。確かに。いくら暑くとも 露出には限界がありますからなあ
電車には様々な年代のお客様も乗るでしょうから アンテナを伸ばせばすぐに受信できますでしょう
何より、トレイル君は今のままで十分ですよ
[朗らかに笑いながら、もう一度、全身図を確認する。 流行り廃りの点では評価が難しいが、過不足ない装飾と、何より清潔感を好ましく思うと、正直な感想を添えて。]
(118) 2019/08/04(Sun) 01時半頃
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[坂の上へ向かうか、港へ向かうか。 それによって行先も変わるが、彼が乗車の気配を見せたのは港方面行きの電車だった。 先ほどから浮かれ、心弾む理由のひとつでもある。 もう随分と長いこと、先が解らぬ外出をした覚えがない。 街の散策以外は、事細かに旅程を組むのがほとんどなので。]
賑やかなのも案外、嫌いじゃないですぞ では君のお薦めの店に連れて行って貰えますかな?
ちなみに酒は? いける口で?
[シュー、と音を立てて開く扉。 彼を先に乗せるのは自然な動作。一気に流れ込む冷気に軽く息を吹いた刹那か。
右手に何かが触れ、引っ掛かかる。段差の先で窺う表情に。]
(119) 2019/08/04(Sun) 01時半頃
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──…港に着くまで我慢できない?
[揶揄るでも宥めるでもない。純粋で素朴な疑問符が示すのは、年齢より感覚の差、というやつやも。 即ち、まっとうなデートに対する経験値の違い。
表情に変化はなく。是も非も告げず、されど引っ掛かりに圧を掛けることもなく車両に乗り込み、端へと位置取る。 隣合わぬ腕でつり革を握って。ちら、と窺うのは彼の横顔。
カタン、カタン。一定のリズムで揺れる車内。 藍が深くなる車窓に目を向けて。ひそ、と囁く。]**
あれから流れ星は幾つ見つけましたか
(120) 2019/08/04(Sun) 01時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/08/04(Sun) 02時頃
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確かに。 じゃー、おっけーおっけー
[不健康そうな人に言われる信憑性が増す>>115] [それならば不健康も気にしない]
[シェーンベリの言う仕事は] [どれもできそうなことばかりだ] [しかも、己に手を貸すことに] [メリットがあるという>>117]
…………なんで?
[例えば定期預金みたいに] [召し抱えているだけで利益が出るとか] [あるいは、錬金術のスキルを持っていて] [毎晩金庫の札束が増える効果があるとか] [童謡にあるみたいに] [ポケット叩くとビスケットが増えるとか] [そんな効果は持ってない]
(121) 2019/08/04(Sun) 11時半頃
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[頼んだ品物が運ばれてくる] [丸いお皿に、小さなホットケーキが何枚か]
[ミルクティーにガムシロップを入れた] [ストローに口をつけ、一口飲んで] [びっくりするくらい甘い] [当たり前なのだけど] [苦いことを考えていたから、脳が驚いた]
また、例えばの話。 俺が治療費も払えないって泣きついたらさ ザーゴさんきっと払ってくれたでしょ?
それも、その、メリットがあんの? 金はいつ返せるかわかったもんじゃないし、 ザーゴさんだってそのうち帰ってくでしょ?
……困ってる人を助けるのが趣味だとか?
[流石にそれは違うと思ってる**]
(122) 2019/08/04(Sun) 11時半頃
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[ホットケーキ。おお、これが例の… 冷める前にと、ナイフをさし入れる。 ふわりと上がる湯気。乗っているのがハムとチーズだから、ケーキというよりオープンサンドのようであるけど]
なんで、か
[ミルクティーを飲んで、喋り出すヤニクの口元を眺めて] [ホットケーキを口に運んだ。 熱い。薄いのにふわふわとした口触り。 もふもふと食みながら聞いて]
そんな変な趣味のわけないだろ 得になる見込みのない投資はしない
これはただの個人的な動機
[錬金術師なら是非とも金庫番として雇いたいけども。 いや、取って代わられて職を失いそうでやだけど]
(123) 2019/08/04(Sun) 13時頃
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病院に向かうタクシーの中で考えた 君に触れておけばよかった。君になら触れられてもよかった
[変態みたいな台詞だなとは思わないでもない。 でも変人だからいいんだろう]
君がいなくなったら、 もう一生、人間にさわれるようになりたいなんて、思えないままかもしれないって
[やばい人みたいな台詞だなとは] [思うけど。アイスティーのグラスの汗をナプキンで拭いて、ストローをつまむ]
だから、これは本当に俺の勝手で、しょうもない話
君は、ここにいる理由を探すのが夢だみたく言っていただろう? 俺にとっては大アリだ。君の存在にメリットがある
なんで。がわからないなら──
(124) 2019/08/04(Sun) 13時頃
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──……、 顔 。
[顔です。 アイスティー美味しい。 それからフォークをとって、ホットケーキをもう一切れ]
君は?
便利屋を再開する? 俺としては、仕事は体が万全になるまでは無理しないで欲しい 金で命は買えない
(125) 2019/08/04(Sun) 13時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/08/04(Sun) 13時頃
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本当ですって。 こう見えても市電の時刻表は頭の中にあるんですよ。
[彼を待つ時間は贅沢だが、通過する電車には悉く同僚が乗っている。無用な詮索を恐ろしくないけれどだらしなく緩んだ顔はあまり見せたいものではない。>>114
いつもは何処か畏まった態度も今日は丸い。 軽口も叩けば、不意にも踏み込む。
――― 不意打ちに返ってきた相槌には、流石に碧眼が揺れたが。]
(126) 2019/08/04(Sun) 13時頃
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貴方とか? ……ああ、いや。 手近で済ませようと思っているのではなく。
身嗜みだとかセンスだとか、 知らない相手から学ぶよりも信頼が置けるから。 買い物に同行だと―――…、ええと。
[それは私事になるだろうか、それとも仕事だろうか。 早速、次を示唆させる言葉を恥じて、脳内バンクに預金残高を照会する。――― 夏服は諦めよう。]
(127) 2019/08/04(Sun) 13時頃
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[ちょい、と触れた指先は払われなかった。 寛容か甘受か、声色からは読みきれない。>>120]
我慢は出来ます、してないだけです。
[この手を払ってしまったこともあるし、払われたこともある。密やかに返す反論は、若さであり、我がままだ。
彼と己は傍目にどんな関係か分からぬだろうが、控えめに指先繋ぐだけでもきっと妖しく見える。]
………、…覚えてないです。 でも、願い事は大体叶いました。
[彼の囁きが照れくさくて、少し眼が泳いでしまう。 秘めて低い彼の声は、意識する分、甘く聞こえた。*]
(128) 2019/08/04(Sun) 13時半頃
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― 港酒場 ―
マスター! 繁盛しているか?
[マーケットの間中騒ぐ酒場は今日も賑やか。 酒は明るく楽しく、私闘は表でオッズを決めてから。
最低限のルールで船乗りや整備士らを相手にする港の酒場、上品さは足りないが治安は良い方だ。マナーとモラルの代わりに人情と陽気さが詰まっている。 市電の事務所からも近いお蔭で、昼夜に馴染み深い。]
酒は質より量って感じなんですが、 今はムール貝とサーディンが美味いですよ。 俺は小魚のフライにレモンを絞った奴も好きです。身がふっくらしていて。
[空調は天井でファンが回るだけだが、窓辺のテーブルを陣取れば涼しい海風が流れ込んでくる。――― 椅子を引いて勧める時、指の別離を少し惜しんで。]
(129) 2019/08/04(Sun) 13時半頃
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………酒は…、まぁ、程ほどに。
[車内で曖昧に笑って返した酒量の補完。>>119 己の酔い方はこの酒場のように陽気だが、何分絡み酒の自覚がある。
彼と飲んだことはなくとも、彼で絡んだことがあるくらいだ。>>1:48 くれぐれも自重せねばならない。
―――― あの頃と比べ物にならないくらい、彼を疚しい眼で見ていても。*]
(130) 2019/08/04(Sun) 13時半頃
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[車掌という決められた職場がある彼と違い、執事は仕事と私事の境目が傍目には曖昧やも。 本人からすれば言葉遣いはさておき口にすることも、態度も。普段とはまるで違うのだけど。
不意打ちへの反応に、喉奥鳴らして思案のポーズを解き。]
私ですか? ……お褒めに預かり光栄です トレイル君を老け込ませないよう 勉強しておきま……
……もしや、まだ懲りてませんか? 買い物同行に、執事は基本口を挟みませんぞ ただの荷物持ちと運転手役です
[何かしら打算するような顔に、解りやすく肩を竦めて釘を刺す。 実際は助言を求められれば一般的な回答くらいは返すが それを明かせばまた、事務所にメールが届きそうで。>>127]
(131) 2019/08/04(Sun) 14時半頃
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[今宵も安全運転にて走る路面電車。 身体をぐらつかせたのは最初のカーブだけ、あとは日頃鍛えた体幹と──密やかな支えによって真っ直ぐに立つ。
払うことは簡単で、本来なら攫うべきじゃない掌。 ここは彼の職場《フィールド》でもある。 己は何を噂されてもどうとでもなるが、彼はそうもいかぬ。]
……結構
[けれど。我慢をさせるのも本意ではなくて。>>128 ひとつずつ、伺い立てる謙虚と礼儀に甘え、踏むべき ブレーキを外しているのは此方の方、やも。]
(132) 2019/08/04(Sun) 14時半頃
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[指腹の小さな摩擦を感じ、微かに強張る表情を咳払いで崩した。 星なぞ見えやしないと解っていながら、車窓から空を仰ぐ。]
へえ、覚えきれないほど? 私は漸くひとつ見つけた程度です
今宵はたくさん見られるといいのです、が
(133) 2019/08/04(Sun) 14時半頃
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── 港酒場 ──
[街中にあるバルとはまるで雰囲気が違う。 周辺に乱雑に積まれた樽や木箱。 むさくるしい客と食欲をそそる香りの出迎えを受けて中へ進むと、厳つい船乗りや整備士、中には運転士なども混ざるか。 一様に陽気に酒と食事を楽しんでいた。]
ほお……これは、これは いい店をご存知ですな。変に気を張らずに済む
[やや気圧されたのは始めだけ。 比較的風通しのいい窓際へ着く頃には、興味深げに彷徨う視線も落ち着いたが、先に引くべき椅子を引かれ、やや戸惑う。 エスコートされるのに慣れていないのと、剥がれた指に吹き込む風が思いのほか冷たく感じて。] んん……ありがとう
では、ムール貝のワイン蒸しと サーディンとトマトの香草焼きに… 君の好きな白身のフライあたりから頂きましょうか 酒は白?それともビール?
(134) 2019/08/04(Sun) 15時頃
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[質より量で、ほどほどに。>>130 慎重を見せる気配に、口髭の下が好奇で撓む。ちなみに同じ問いが返ってきたとしたら、"何でも、幾らでも" と答えた筈で。]
心配しなくとも うっかり飲み過ぎないよう 私がちゃんとセーブして差し上げますから…ね?
[朗らかに笑いかけ、悪魔の囁きを添えて品書きを差し出した。 一杯目は彼と同じものを選び、ひと通り注文が済めば 蒸した空気を払うよう、自身の襟を摘まんで内側に風を送り込む。]*
(135) 2019/08/04(Sun) 15時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/08/04(Sun) 15時頃
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[店内に満ちる活気と酒気。 男たちが一日の労を労い合い、赤ら顔で楽しんでいる。 ホワイトカラーとは縁遠い客層だが、物珍し気な新客には気さくに声をかける。>>134 匙で掬ったウニを示し、これが旨いよ!だとか。 赤魚のグリルは名前をしらんがオススメ!だとか。
――― 彼のような品のある紳士は、店としても珍しい。 構いたがりの男らから逃れるように彼を連れ去り、店を間違えたかと自問したところでフォローが入った。>>134
我ながら現金だが、彼の好感を得られたなら気持ちも浮つく。]
もっと静かな店も知っているんですが、 その辺はハワードさんの方が詳しい気がして。
……あと、この席なら星も見えるし。
[窓から見える海は黒く、遠くには停泊している船の灯りが見えた。 街中よりずっと人工光が少なくて、天蓋の星が多い。]
(136) 2019/08/04(Sun) 16時頃
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―――……そ、それなら?
[酔うまでが早くて酔ってからが長い。 そして、翌日には残らぬ若さのサイクルが、甘言に誘われる。元より飲酒も好きなのだ。 自らの失態を恐れるならノンアルコールを選ぶべきだが、些か子供っぽく、しれりと酒量を答えた彼に張り合いたい気持ちもあった。>>135]
じゃあ、白で。 飲みやすいんでちゃんと止めてください。
[質より量が売りであるからして、短いスパンで消費するこの店のワインのスタンダードはフレッシュワインだ。ほんのりと花の香りして、濃厚さや奥行きは足りないが飲み易く。 ボトルで運ばれるからキーパーの存在も有り難い。]
(137) 2019/08/04(Sun) 16時頃
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改めて今日はありがとうございます。 極大期も近から忙しい筈なのに。 [注文を終えれば、まずは予定通り頭を下げた。
彼は優秀で有能な派遣員。 この時期引く手数多だとは容易い想像。 己に金があれば、毎日だって傍に置きたい。 ―――― 依頼を受けて貰えるかは別として。>>131]
でも、こんな風に貴方と食事が出来るなんて、 考えていませんでした。
[あの冬の日も、痴漢騒ぎの日も。 嬉しそうに笑って首を傾けると、不可抗力だが彼の鎖骨がちらりと見えた。]
………、
[思わずその角度をキープしてしまうのは自然の摂理。]
(138) 2019/08/04(Sun) 16時頃
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………前から聞きたかったんですが。
[ちらりと煽る首元に視線が溜まり、覗く角度は更に深く。 柔らかな髪が肩につき、声は仄かに訝し気。]
それわざと『お待たせしましたー!』
[彼に惑わされた迂闊な妄言は、威勢のいいウェイターの声に遮られた。 アウトの手前でセーフ判定。目も眩んでいるが頭も危ない。
うっかりと滑った口元を押さえ、誤魔化すようにボトルからグラスにワインを注ぐ。なみなみと注ぐのは港流。]
なんでもないです、なんでも。 はい、乾杯。
[己の腹の底で燻る疚しさを隠してグラスを掲げた。大事なのは勢いだ。*]
(139) 2019/08/04(Sun) 16時頃
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[触れておけばよかった>>124] [触れられてもよかった] [いなくなったら、もう一生人間に触りたいと] [思えないままかもしれない] [うわっ、って思った] [そこまで重傷なのかよ、とも]
[ただ、思ったのはそれだけではなくて]
でも、……あ、いや。 どうぞどうぞ。
[神妙な顔でなにかいいかけたけど] [話の続きを促した]
(140) 2019/08/04(Sun) 16時半頃
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[彼が己に手を貸すメリット>>125] [聞いた瞬間に目を丸くして]
ぶふっ なんすかそれ くははっ、それって……俺と一緒じゃん。
[そういえば、お互い様って言ってたな]
けど、俺の顔なんてさー 手を貸さなくても見れるっしょ?
[ほらほら] [ホットケーキを食べている所へ] [顔を寄せてやった]
(141) 2019/08/04(Sun) 16時半頃
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仕事?ん、まあ……しますよ。
保険が効かない経費もあるんだってさ。 それ考えたら手残り殆どないかもだから 仕事しなかったらこの生活できなくなっちまう。
[いちごジャムを塗った上にレモンクリーム] [ホットケーキを折りたたんでフォークに刺した] [命で金は買えない] [その言葉を紡いだ彼の唇を見て]
じゃあ、顔なら金で買います?
なんちゃって。 ま、そーっすよねー。 無理して金稼いでも、体壊したら意味ないっすもんねー
[刺したホットケーキからクリームが零れそう] [おっといけない、ぱくり。 うめー]
(142) 2019/08/04(Sun) 16時半頃
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…ねぇ、あのさ さっき言ってた仕事ってさ… 他に、俺と同じ人種っぽい人います?
[ミルクティーを飲んでから] [唐突に聞く]
[ちょっとだけ、真顔]
(143) 2019/08/04(Sun) 16時半頃
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俺がここに生きてる意味を探すために、 とりあえず、親父とおふくろの生まれたトコに 行ってみようかなと思ってて。
もうちょっと金溜まったら、 ここを出ようと思ってたんすけどねー…
でもねー言葉が………や、喋れるけど あんま自信がなくて。
もし、そういう人がいるなら それもアリかなーって、今。
[この街に留まるつもりなんて最初からなかったから] [どこに行ったって、構いやしないのだ**]
(144) 2019/08/04(Sun) 16時半頃
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[港で働く者に活気があるのはいいことだ。 漁業はオリュース市の景気に大きく左右されるから。>>136]
私も10代の頃はこういった店に通ってましたから なんだか懐かしくありますなあ… 静かな店へは、何れご案内致しましょう
[窓際に落ち着くまでに受けた歓迎には緩く手を振った。 掲げられた皿はどれも新鮮な魚介が山盛りで このあとの食事への期待も高まる。
星、を窺うように軽く背を伸ばして窓を見上げる。 宵闇の空に微かな明滅が窺える程度の視力では流星を捉えることは難しそうで。 代わりに、潮の匂いを含んだ夜風をシャツの内側に取り込んだ。]
(145) 2019/08/04(Sun) 17時頃
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[悪い大人の計略に素直に乗る様は微笑ましい。>>137 彼ほど若くて健康ならば、多少飲み過ぎたからといってどうということもなかろ。
今はまだ、多少背伸びが窺える態度を、酒精が和らげてくれるだろうか──路面電車の中では知ることが彼の一面を覗けたら。そんな期待に胸が弾む。 ボトルなら此方の酒量も調整しやすいから尚、都合がいい。
天井のファンだけでは到底足りぬ熱気。 此処で得意先と顔を合わせる心配もない。鉢合わせたとて今は私事であるから挨拶程度で足りるが、彼に余計なことを思い出させたくなかった。]
いえ、いえ。礼には及びませんよ 君には何度となく迷惑をかけてしまったのに ……ありがとう と、畏まると何だか照れますな こうして待ち合わせて移動して食事に、と言う経験が ほとんど初めてに近いもので
[ならばどういった付き合い、というのはひとまず脇に。 感慨深い視線を、照明を受け一層明るく見える碧眼へ。]
(146) 2019/08/04(Sun) 17時頃
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──私もです。何とも妙な縁ですが あの日、乗り合わせたのが君で良かった
[今となっては冬の日の失態も、痴漢騒動も、いい思い出のひとつとなりつつある。 市電ブースでの一件についてはやや消化不良。
店の雰囲気は悪くないが、空調の効かぬ環境にすっかり弱くなってしまった。酒が運ばれてくるまでの時間、無作法が気になるのか。扇ぐ手元に何やら視線を感じて。]
……なにか?
[珍妙な角度に傾く彼に合わせて首を傾げてみようか。 何かし、言いかけたところでやってきた酒に背筋が伸びるなら、やや呆気に取られたような表情のあと。]
(147) 2019/08/04(Sun) 17時半頃
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[近づいて来る顔>>141には嫌な顔した] [そんなにどアップじゃなくていい、ピントが合わない]
今までタダで見まくったことは認める …野たれ死んだら見れなくなるじゃないか
(148) 2019/08/04(Sun) 17時半頃
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人種
[何故?唐突に齎された疑問>>143に少し目を細めた] [少し真剣な空気のいろ。 サラダに入ったトマトを押しのけていたフォークを置く。 彼が語ったのは、いつかの夢の話の続き>>3:57]
──…、そうか… 俺はてっきり、君はここを離れないのかと
[街に馴染み、根を下ろしているように見えたから。 しかしきちんと思い出せば、彼は一度もそんなことは言っていない]
ルーツを、見直したいということかな
(149) 2019/08/04(Sun) 17時半頃
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[嚥下した食事が胃の中でぐると動く] [来年の夏ここに来ても、ヤニクはいなかったかもしれないと言うことだ。 連絡がなければ、彼が死んでも気づかないままだったかもしれないように] [では、一緒に来るかという言葉が、嘔気めいて喉にせり上がる]
……ん… 顔立ちの雰囲気の近い移民の子はいるが……同じかどうかは
[熱く乾いた砂漠の、赤い風の幻影を感じるような?]
(150) 2019/08/04(Sun) 17時半頃
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顧客に、民族の長老役だという顔の広い人の息子がいる もとの出自は遊牧民の牧場主で、ビジネスで財を築いた
[瞼を半分閉じて、沈思してからの返答] [彼が望む答えだろうか]
付き合いが長くなってきて一度直接会いたいと、折に触れて招待して頂いているんだが 俺はこうだから、いつもは断っていた いつでも来い、と。画面越しに、砂漠の情景を見せてくれた
[語学は堪能な人だから困ることはなにもないはず] [異国の同朋が訪ねれば、歓迎されるのではないか]
君の両親の故郷は、暑いんだろうな…
(151) 2019/08/04(Sun) 17時半頃
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[カマをかけるような、それこそ、故意を含んだ思わせぶりな呟きはともすれば威勢のいい店員の声にかき消されたやも。
ボトルを先に奪われ、なみなみと注がれるワインに彼のペースの早さを予感しながら、口元を抑えて笑いを堪え。]
はい、乾杯 ……、…ああ、飲みやすくていいですな
[ここは庶民の作法に合わせ、グラスの縁を懐かせ音を鳴らし、 軽くひとくち含む。清涼な香り、口当たりの軽さ。 咽喉が乾く今宵は特に、水代わりにぐいぐい進んでも致し方ない。
ほどなく料理も運ばれてきたなら、ここは取り分けよう。 ナイフとフォークを使って貝から身を剥がし、零れたエキスを殻で掬って、その上に身を戻したものを、彼の正面へ。
ワインは適宜、減る度に足してやる。 彼と同じタイミングでグラスを傾け、此方は3回に1度のペースでしか口に含まずにいれば、おのずとボトル1本の配分は彼へと傾く。]**
(152) 2019/08/04(Sun) 17時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/08/04(Sun) 17時半頃
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− 四週目の丘 −
[マーケットや街中にいるなら夜でもライトは不要だ。 しかし丘の上に行くのなら、ライトは必要で、 前回はスマホのライトが活躍したが 風情が無いな、と考えてライトはライトでも LEDライトのランタンを片手に丘を登る。
手荷物は酒とプリンと、ランタンと、 A4サイズのキャンパスのみ。
時々立ち止まり、後ろを確認する。 遠ざかる街の灯りとその中に彼のシルエットが 見えないか食い入るように見てしまう]
(153) 2019/08/04(Sun) 19時頃
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[運命の日が今日ならば良いのにと 逸る思いを抑えるようにランタンを握る手に 力を込めた。
今日が運命の日なら>>96描いてもらえるはずの 絵を持参しなかったのは、持ち運ぶのが不便だとか ここで描くのは難しいとか、描いた後の取り扱いが 大変だとか色々あるけれど。
彼が描いてくれるなら、彼の家で仕上げたいと 願ったからだ。
僕を見送ってくれた彼の家の方向を確認するために 昼間に何度か丘を登り、探したけれど 彼の家を探すことはしなかった]
(154) 2019/08/04(Sun) 19時頃
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[そこまで踏み込んでいいのかどうか、 怖かったと言うのもあった。 だから小さなサイズのキャンパスに 描かれた絵はこの丘から見た昼の空と海。 端に僅かにオリュースの街並みを描き込んで。
あなたの家から見た風景に似てますか?と 問うてみたい。
彼とこのオリュースを繋ぐ錨だと言うなら それがより強固なものへとなって欲しいと言う願いを 言葉にして渡せたら*]
(155) 2019/08/04(Sun) 19時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2019/08/04(Sun) 19時頃
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この街が好きだからこそ、わかるんすよ。 自分が異物?異端?だってこと。
[仲のよい友もいる] [信頼できる人達もいる] [けど、そういうことではなくて]
ああそうそう、それそれ
[ルーツを見直したい>>149に頷いて]
俺が本当にいるべき場所は どこなのだろうってのもありますけど。
(156) 2019/08/04(Sun) 21時頃
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[顧客の話>>151に、へえと食いつくが]
えーと、それは? その人が仕事をくれるかも?ってことすか?
[それなら全然アリだけど] [そういうことでいいの?]
ザーゴさんの仕事の手伝いだったら 全くできる気しないすけど。
[パソコンの画面、なんか難しそうだったし]
親父がよく暑かったって言ってましたね… ザーゴさんにはハードル高そう。
[手袋の下がムレムレになりそう]
(157) 2019/08/04(Sun) 21時頃
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なーんつっても、 まずは退院してからっすけどね。
[ホットケーキは最後の一枚] [余ったジャムとクリームを全部のせて] [いただきます]
[クリームが多すぎて唇の端にはみ出たのを] [拭った指を舐め取った**]
(158) 2019/08/04(Sun) 21時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/08/04(Sun) 21時頃
執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/08/04(Sun) 22時頃
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俺、24なんですけど。
[思わず突っ込む年齢談義。>>145 彼が幾つの時から社会に出ていたかは定かでないが、先回りの主張を忘れず。否、彼を雇った折に年齢証明は綴った筈だ。それでも切羽詰まった顔を晒すのは死活問題故。
そうして食い下がるところが尚、彼に幼く見られるのだとは埒外。結局彼の掌の上で踊ってしまうのはきっと想定内。>>146]
貴方が憂う迷惑も、俺が引き起こしたようなものです。 どうにも、貴方の前では意気込んでしまうようで。
[照れ臭そうに吐露する態度は、場の空気と仕事が絡まぬ状況が成せる業。友人らに接するよりも少し改まり、ダイヤを守る車掌よりも少し緩い。]
(159) 2019/08/04(Sun) 22時頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/08/04(Sun) 22時頃
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[けれど、違和感に言葉を止めるのはその直後。 己からしてみれば欠点すらも愛嬌に見える彼の人生経験。 乾杯したグラスを口元に引き寄せ、まずは唇を湿らせ。]
それは意外です。 ハワードさんとなら誰でも出掛けたいと思うんですが。
[私用の連絡先を持たないのは、彼の意思であって、誘う相手は数多なのだろと信じて疑わなかった身。――― 己のように図々しい相手が今まで周りに居なかった、と言うのは喜ぶべきか、恥じるべきか。
酷く無防備な休暇中の彼を見て迷う。]
(160) 2019/08/04(Sun) 22時頃
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[彼が非常に常識的な紳士であるのは理解しているし、無暗に惑わし誘うような振る舞いをしないのは分かっている。 故に、首筋を晒す角度も、思わせぶりな言葉も、全部己が一人で見る幻覚で、聞く幻聴の筈。 重々分かっているのに。>>147]
冬は煮込みも旨いんですよ。 ごった煮みたいなブイヤベースとか。
[話を合わせて相槌を打つのに、視線が自然と彼の指先へ向かってしまう。 爪の先まで整えられた男が器用に貝の殻を剥いていく。 面倒な作業を経ても、それを自ら食す訳ではなく、己の前に捧げるのだから、丁寧な奉仕を受けているようで喉が渇いた。
――― ワインが進む。]
(161) 2019/08/04(Sun) 22時頃
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レモン絞りますね。 [豪快に二つに切られたレモンを握り、握力のみでジューサーの代わりを務める。湯気の立つ小魚のフライが爽やかに果汁を浴び、力んだ腕に腱が浮く。]
………恋人とか、 そういう相手とも、したことないんですか?
今日みたいな、
[デート、とは言い損ねる酒量は未だ一杯目。 それでも曖昧に流して見送る筈が、態々話題を掘り返した。山と積まれたフライから、視線を上げぬまま。*]
(162) 2019/08/04(Sun) 22時半頃
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異物っていうのは、少しわかるな
[世界のどこにも、自分がいてもいい場所などないのではという気分。 子供の頃だ。 成長するにつれ、折り合いを見つけた。自分は恵まれていたのだ]
(163) 2019/08/04(Sun) 22時半頃
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ん、どうかな まずは旅行だけでも、現地に行ってみて空気を感じて 会ってみて、話してみたらと思った
その人は本物の富豪だから、俺などより仕事の世話は得意そうだけど
[顔色をうかがうように視線を向けて]
俺の助手だと言えば、招待客だから滞在中の軍資金は要らないだろう?
……荷物が多いから荷物持ちはどうせ必要だし もし俺が汗だくで動けなくなったら、抱いて帰ってくれる助手も
[何を馬鹿を言ってるんだ、と冷静な部分では自覚するけれど] [来年、再来年、またこの街で遭遇できる可能性が薄まっていくのなら、 この縁をこのまま手放す選択肢はなかった]
(164) 2019/08/04(Sun) 22時半頃
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まあ、そうだな まず傷を治すことか
流れ星を見たら快癒を祈っておくよ
[クリームを指で拭って舐める様子を見つめ] [視線を外した**]
(165) 2019/08/04(Sun) 22時半頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/08/04(Sun) 22時半頃
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はい……? ふ…、ええ、存じております ちなみに私は今年の秋で59になりますな
[突然の自己主張の意味を理解したのは数秒後。>>159 口元を手の甲で押さえ、喉奥だけで笑う。ともすれば両親よりも年上やもしれぬ相手。 彼もまた、気にしているのか。決して広くはない店内、日頃腰を据えるテーブルに比べ、対面がとても近い。]
……いつも真面目で熱心に仕事をしているのだな、と 君を見ていると私の背筋も伸びます
怪我やトラブルにだけは、どうかお気をつけて
[否、実際は丸くなったことの方が多いか。 仕事と私事を足して割ったような口調は悪くない。こうした時間が増えればもっと柔らかくなるだろうか、とは思考の端に。]
(166) 2019/08/04(Sun) 22時半頃
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[昔は水のように飲んでいたフレッシュワインは、乾いた咽喉にするすると吸いこまれていくよう。 滑りが良くなった舌が、余計なことを洩らさぬよう気をつけねば。]
誰とでも出掛けますが、仕事関係がほとんどですので 友人を必要としていないわけでもなく……
面倒、というのが正しいかもしれません …君を責めるつもりはないが、公私が曖昧になれば その分トラブルも増えるので
[ビジネスライクな関係から友好的な交流が始まることも無くはないが、ここ最近は煩わしさを避ける方を選びがち。
ゆっくりとワインを含み、彼のグラスへ減った分を足す。]
(167) 2019/08/04(Sun) 22時半頃
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― 四週目、丘へ ―
[今日は家から直接丘に向かうことにした。 小さなクーラーボックスに氷を入れて、 甘いラムのミニボトル。 好きな酒はいろいろあっても、なんとなく甘い酒が似合う気がした。 好きかはわからないけれど、まあその時は全部飲めばいい。
海の上で食べるものなんてたいしたもんじゃない。 酒に合わせた、燻製された肉だとかチーズだとか果物とか。 酒のつまみを適当に放り込んで、 パーティだかピクニックだかわかりゃしない。 わかりやすいのは、浮かれていること、か]
(168) 2019/08/04(Sun) 23時頃
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[今日も空は広い。 丘の上。約束の場所。 柔らかいと知っている髪が見えた。
立ち止まって眺める、それがきっと、 遠くにあって幸せな光景。 近くにあって切ない風景]
サイラス
[歩み寄って声をかける。 軽く手を上げて、それから、それから………]
(169) 2019/08/04(Sun) 23時頃
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[故に、安易な口約束も結ばないよう心がけているのに。]
ほお。あちらのテーブルに運ばれていた 赤魚も見事でしたものなあ
では、寒くなったらまた
[──なんて、いとも容易く舌に乗せていた。 静かな店についてもそうだ。 これっきり、と決まったわけでないにしても、既に次、が恋しくなっている。……重症だ。
彼の拳から溢れる果汁が、衣へと振りかけられるのを。見かけより雄々しい腕を目で追っていたが。]
はい、ありがとうございます ……はい?
[唐突、というわけでもないか。会話の流れを汲んでの問いかけ、半端に途切れた先を待つかのような空白で、おしぼりを手に取り。]
(170) 2019/08/04(Sun) 23時頃
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良かった、またここで会えて。
[言いたいことが多すぎる。 伝えたいことがたくさんあって、 浮かんだ想い全てを拾い集めることはとても出来ない。
今日は運命の日だろうか? それとも、来週? オリュースにいるのは、いつまで?]
なぁ、ビール以外もいける? ちょっと強い酒だけど、 海だとそういうののほうが飲むからさ。
[なぁ、星が流れたらーー、 星空に浮かぶ言葉を拾いあつめる。 口にするには、まず……一杯飲もうか*]
(171) 2019/08/04(Sun) 23時頃
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恋人と呼べる存在がいなかった、とは申しませんが まあ……色々ありまして
こんな風に二人で、堂々と会えるような関係ではない ケースがほとんどでしたな
……君が生まれる前の話ですよ
(172) 2019/08/04(Sun) 23時頃
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……さあ、熱々なうちに頂きましょうか ワインもどうぞ
[山盛りの小魚をそれぞれの皿に盛り、何食わぬ顔でフォークを突きさす。からりと揚がった衣にかじりついた瞬間、鼻から抜ける爽やかな香りと酸味が、舌に微かな苦みを残した。]*
(173) 2019/08/04(Sun) 23時半頃
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[今夜は丘の上で寝転がることなく、 彼が何処から来るだろうかと、 星空よりも多くの時間を地上へ向けていた。
家があると言っていた方向だろうか。 それともマーケットで酒か食べ物を買って来るだろうか。
全く持って落ち着かない子供の様で、 サンタを待っていた時分を思い出す。 結局子供の時はサンタを待てずに 寝てしまったが、年齢だけは重ねた今は いつまででも起きていられるだろう]
(174) 2019/08/04(Sun) 23時半頃
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[彼が約束を、僕と会う為にこの丘に登って来ている 光景を見る為なら]
グスタフさん、こんばんは。
僕も良かった。 またここで会えて。
[勿論僕もあなたを見つけたさ>>169 もしかして、運命の日を逃してしまったのではと 不安が無かったとは言わない。 でも動く影を、僕を呼ぶ彼の声を聴いた瞬間、 彼を疑ったことを恥じるしかなかった]
(175) 2019/08/04(Sun) 23時半頃
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今日は随分荷物が多いんですね。 この前とは逆だ。
[彼の荷物>>168に目を丸くして、 コンパクトな僕の手荷物を掲げて笑う]
強い酒ですか?
お値段の関係であんまり飲んだ事はないですけど、 グスタフさんが勧めてくれるなら 大人の階段を上る感じで是非いただきます。
[海で飲む酒と言うなら断る理由は無いし、 むしろこちらからお願いする程だ。
彼が普段口にする、海の味を僕も飲んでみたい。 あなたの横で、と今叶う願いを口にするのは野暮だから これ合いませんよね、きっと、と笑いながら プレミアムプリンを差し出した]
(176) 2019/08/04(Sun) 23時半頃
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入院している友達の見舞いに行ったら これが食べたいって言われましてね。
女の子が好きなもん、あいつ好きなんですね。
あ、でも食べたら案外美味しかったんですよ。 だからグスタフさんもどうかな、と思って。
[今週仕入れたばかりの食べ物ネタと共に 差し出されたプリンの行方はどうなったか]
(177) 2019/08/04(Sun) 23時半頃
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強いお酒、飲んだら忘れちゃうかもしれないので これも今のうちに渡しておきますね。
昼間に此処から見た海と空とオリュースです。
グスタフさんの家から見た風景に近いと良いんですけど。
[小さなサイズのキャンパスはグスタフさんの 荷物から見て邪魔にはならないだろう。 よく見るにはランタンやスマホのライト程度では 難しいだろうから、きっと朝だ]
なんだか、強そうなお酒ですね。 これ飲む時注意事項あります?
[酔って醜態を晒さないとも限らない。 素面のうちに渡せるもの全て渡して 注意事項を聞いている最中にも、ちょっと ぐいと飲んでみて、噎せた*]
(178) 2019/08/04(Sun) 23時半頃
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