239 ―星間の手紙―
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†ルシフェル†はお散歩隊長 アシモフに投票した。
アシモフは廃神 †ルシフェル†に投票した。
エスペラントはお散歩隊長 アシモフに投票した。
クリスマスはお散歩隊長 アシモフに投票した。
イースターはお散歩隊長 アシモフに投票した。
アンタレスはお散歩隊長 アシモフに投票した。
フェルゼはお散歩隊長 アシモフに投票した。
モナリザはお散歩隊長 アシモフに投票した。
キャンディはお散歩隊長 アシモフに投票した。
アシモフを処刑するには畏れ多かったので、取りやめた。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、†ルシフェル†、アシモフ、エスペラント、クリスマス、イースター、アンタレス、フェルゼ、モナリザ、キャンディの9名。
機械は星間に響く歌を歌っている。
ゆらり、と一瞬 エスペラント の通信電波が弱まった。
/*エスペラントに投票をあわせてください/*
(#0) 2018/04/27(Fri) 00時頃
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……
101001001110111110100100101111111010010010110111101001001100101110100100110011111010010010100110101001001011111110100100101101001010010010101000101001001100111110100100110010101010010010100100
……
(0) 2018/04/27(Fri) 00時頃
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システム ハ 正常 ニ 動作 シテイマス ……
(1) 2018/04/27(Fri) 00時頃
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『正気か』『安全な地上勤務を捨てるのか』『無謀だ』
(2) 2018/04/27(Fri) 08時頃
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ワタシハ、本気デス。
[まっすぐに、男は上官を見据えた]
ゴ迷惑ナノハ重々承知シテイマス。 ソレデモ、ワタシハ、 宇宙《ソラ》ヘノ憧レヲ捨テキレナイ。
[電子音に、ふっと自嘲の色が混じった]
ソウイウ、男ナンデス。
[諦めたような、上官のため息が聞こえた]
(3) 2018/04/27(Fri) 08時頃
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『 ――― 君には、かなわんよ』
(4) 2018/04/27(Fri) 08時頃
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―― 惑星F321にて ――
バカダナア……俺。
[昨日の上官とのやり取りを思い出し、笑った。 引継ぎ書類を作成しながら、 これからに想いを巡らせる。
きっと、それは平坦な道のりではないだろう。 実現できるかも分からない。
まずは訓練から。 運が良ければ輸送機のパイロットに。 そしてもしも叶うならば、夢物語だけれど]
(5) 2018/04/27(Fri) 08時頃
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――― マタ、アノ戦イノ日々ヘ。
(6) 2018/04/27(Fri) 08時頃
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[ぐっと機械の拳を握りしめた。 生身の肉体だったら、 武者震いのひとつでもしていたことだろう。
パネルに目を移す。 ルシフェルから発せられた システムメッセージに気付き、 少しだけ、考え込む仕草を見せた]
ナア、ルシフェル。
[命令を、告げた]
(7) 2018/04/27(Fri) 08時頃
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エエト、ソレカラ―― コレハアノ、ポエミー野郎に。
[ルシフェルに1件のメッセージを託して、 引き継ぎ書類の作成に戻るのだった*]
(8) 2018/04/27(Fri) 08時半頃
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……っくちん!
[転がりながらアルバムを見ている内に、 どうやら眠ってしまっていたらしい。 冷えた体をさすり、アルバムを閉じて起き上がる。]
今日がお休みで良かったです。 お仕事の日なら、寝坊になっていました。
[服を脱ぎ、シャワールームに入って熱いミストを浴び、 昨日の汚れを落としながら体を温める。 頭の耳は特に念入りに両手で砂を取り除いて、 入りすぎていたのか出る頃には頬が紅潮していた。]
(9) 2018/04/27(Fri) 08時半頃
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もうメッセージは届いているでしょうか。 すぐにくれたなら、…………ああ、ありますね。
[カタカタとルシフェルを確認すれば、新着が複数。 それらを一通り聞いてから頬をぺちんと叩いた。
頭の中で巡らされる思考を具現化でもしたように、 うねうねと頭のふわふわが左右に前後に動く。]
(10) 2018/04/27(Fri) 08時半頃
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アンタレスさんから通信があったのは幸運でした。 アンタレスさんではない、と否定出来ます。
しかし私は失敗を犯しました。 キャンディさんに、アンタレスさん。 お二人に聞けば、簡単に手掛かりを得られたのに。
[全部自分でやろうとするな。なんて、 頭をぐしゃりと掻き混ぜられた記憶が蘇る。 あれは確か、ちっとも届かない位置の物を取ろうと 手を伸ばしたり、飛び跳ねていた時だった。
だって、と言い訳する私の髪はまた混ぜられて 生クリームでも作ったようにふわふわと乱れる。]
(11) 2018/04/27(Fri) 08時半頃
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[─── それを言ったのは誰だったか。 思い出せそうで引っかかる答えを探ろうと、 アルバムをぺらり、ぺらりとめくっていき。
……気付けばまた瞼が落ちて、 卵のように丸まって眠り始めていた。]
(12) 2018/04/27(Fri) 08時半頃
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―― 惑星F321にて ――
…………………………。
[男は繰り返し繰り返し、 送られてきたそのメッセージを読み返す。 水槽に浮かんだ義眼が、ふよふよと揺れていた。
その文章を書いた、 見知らぬ“彼女”に想いを馳せた。 “彼女”がどんなヒトであるのか想像した。
きっと、優しいヒトなのだろう。 きっと、思慮深いヒトなのだろう。
例えば彼の知り合いで言うならば――]
(13) 2018/04/27(Fri) 19時半頃
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リザ、ミタイナ。
[ぽつり、と電子音で呟いて。 “モナ”と名乗る見知らぬ彼女への返信を 男は綴り始めたのだった。
電子音声ではなく、文章で。 何度も何度も推敲して、 そうしてやっとのことで]
ルシフェル、頼ンダゾ。
[そのメッセージを送信したのだった*]
(14) 2018/04/27(Fri) 19時半頃
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[撃墜報告。 戦死者報告。 重ね、重ね、つみかさなる名前たち《データ》の羅列。
本日の哨戒が終わってから キャンディは戦死者の名前を無表情に見下ろす。
知った名前がいくつかあった。 死者へ捧ぐための痺れるように苦い悔恨は とうに波打たない慣れの海の底だ。
いつかは、こうして自分も名前だけの存在に成り下がる。
そう信じきっているから (その続きがあるなんて考えたくもないから) 黙祷めいて、一定の嫌悪感に向き合う時間を 持とうとはしているけれど いつだって、ただ向き合うという作業には飽きてしまう。]
(15) 2018/04/27(Fri) 20時半頃
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[いつもどおりそのデータから目を逸らして、 ルシフェルを起動させた。
着信がいくつかある。 順を追って、キャンディはその着信へ返信していく。
まずは―― 飴玉も水晶も甘いのか、と尋ねてきた 妙な送り主からの通信を。 ハッカ、ニッキ、シオ。 なんでよりにもよってそんな味しかないのか、
ちょっと笑った。]
(16) 2018/04/27(Fri) 20時半頃
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[それから。 次いで再生した音声に、キャンディはうえっ、と声をあげて 途端にボリュームを下げた。
通信主は キンキンがなる機械音の煩さを自覚していないらしい。
もう連絡してくるなっていっただろ ――知ったことか。 嫌がらせのつもりか ――よくおわかりで。
(――嘆くだけのくず鉄なら、 やっぱり、”お前”は死んだんだ、って 思いたかった。)
だから、無理だ、という言葉一つが出なかったことに 少しだけほっとして 叩きつけられる音声をようやく聞き取ってから 「ルシフェル」の音声通信を起動させた。]
(17) 2018/04/27(Fri) 20時半頃
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[通信を終えてから、 キャンディは無意識に、過去の通信を遡った。
兵士に為った頃。 他愛もないピスティオとの通信を取り出して その音声ファイルを開いた。
少しの間その声を聞く。
――そのひとがどんなかたちをしていたのか そのひとがどんなこえをしていたのか きっと、いつかは忘れてしまうから。]
(18) 2018/04/27(Fri) 20時半頃
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[そうして、暫し、目を閉じた後。 短い通信に目を通して、少しだけ驚いた後 メールで手短にきたそれに、 やはりこちらも短く返そうとした。
けれど、少しだけ長くなってしまったのは ――……まあ、ご愛嬌だ。]
(19) 2018/04/27(Fri) 21時頃
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[外から、機械の駆動音が小さく聞こえてきます。 大きなお屋敷の、隅にあるこの部屋まで 聞こえてくるというのなら、 きっと 大きな開拓が行われているのでしょう。 私のご主人様の指揮の元で。
先日のアップルパイは、やはり好評でした。 私を労う言葉こそありませんでしたが、 外で働く皆さんの為に働ける事は、 私にとって一番の幸せなのです。 一体、何を落ち込む事があるでしょう。
……いけませんね。 暫く、人の様に過ごしてしまっていたから。 少し、勘違いしてしまいそうになっています。]
(20) 2018/04/27(Fri) 21時頃
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[爪の先を赤く彩って、 私は今日もルシフェルに向かい合います。
其処にあるのは、期待通りの新着メッセージ。 無機質な文字列をそっとなぞって、 一番上の、不思議な音声メッセージから
一つ一つ、お返事を返していくのです。]
(21) 2018/04/27(Fri) 21時頃
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[聞いてなかったかしら? って。 思い出そうとした処で、 メッセージを途中送信してしまいました。
ああ、名前を伺っておいて、 此方からは名乗らず仕舞いだなんて。 礼儀知らずを申し訳なく思いながらも、 もう一つ送るのもしつこい気がして、そのまま。
またお返事があったなら、名乗りましょう。 その時には、あちらのお名前も 知れていると良いのですけれど。]
(22) 2018/04/27(Fri) 21時頃
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[二通目は、綺羅びやかなあの子から。 可愛らしいお返事に、 何だか、胸が暖かくなった気がしました。
私の胸にあるのは液晶ですから、 それが熱を持ったとしたら一大事なので、 ええ、勿論。比喩に過ぎないのです。
それにしても、やっぱり彼女は ちゃんとご飯を食べていないみたい。 今となっては、私が作ってあげるわけにも いきませんから、心配です。
せめて、ミートソースを ちゃんと作ってくれると信じましょう。]
(23) 2018/04/27(Fri) 21時頃
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[其処まで書いて、指先が止まります。 きゅぃ と、モノアイが揺れました。
その時私が思い浮かべたのは、 彼女と同じ人の事だったでしょう。 ……もしかしたら、彼女にはもう 話がいっているのかもしれません。
私は深い事情を知りはしませんし、 そこに踏み込む勇気もありませんから、 尋ねる事はしませんでした。]
(24) 2018/04/27(Fri) 21時頃
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[……この身体になった時のわたしも、 "怖い"とは思っていなかった様に思います。 元々プロテクトのかかっていた記憶ですから、 所々ぼんやりしていて よく思い出せませんので、恐らくは。
当時の事を思い出してしまったら、 私の凪いだ心も、荒れるのでしょうか。 身体を失ってしまったという、"彼"の様に。]
(25) 2018/04/27(Fri) 21時頃
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[キーを叩いていた指先を休め、 暫しの後に次のメッセージを開きます。
送った内容が内容でしたから、 今回ばかりは緊張が勝っていましたが、 開かないままというわけにもいきませんからね。
それにしても 音声がテキストになっているのは 一体どう受け取ったべきでしょうか。 開けば一発で解る事ながら、 開けないからこそ不安を煽るのです。
声を出すのも億劫だった、とか いやまさか、そんな事はないでしょうが!]
(26) 2018/04/27(Fri) 21時頃
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[連ねられた文字列の、一番下まで目を通します。 一度、二度、三度。 何度読んでも、内容が変わるわけもありません。 解っていても、何度も、何度も。
モノアイが、きゅいきゅいと揺れました。 制御しようたって、上手くいきません。 すんなり歓べる事ばかりではなく、 心配になってしまう様な事も 書かれていましたが、今は。 今だけは。
"ひとりにはしない" と、その言葉に 酔っていても、良いでしょうか。]
(27) 2018/04/27(Fri) 21時頃
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[────かたり 手が止まりました。
此処まで話してくれた彼へ、 何も話さずにその愛を享受するのは 裏切りに他ならないのではないでしょうか。
拒絶される事は、怖くありません。 ただ……ただ、 貴方を傷付けるかもしれないと思うと 腕が動きません。
どうしてでしょう。 機能には何ら、不具合は無い筈ですのに。 "感情"一つで、こうも駄目になるものでしょうか。]
(28) 2018/04/27(Fri) 21時頃
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[ややあって私は、 音声メッセージの録音を始めます。 機械の声は、震える事はありません。 何処までも平坦で、何処までも冷たいもの。
以前の声とは、比べ物にならないくらい 醜悪で、聞き苦しい音なのでしょう。
──── ごめんなさい。 私は機械ですから、優しい声は出せません。]
(29) 2018/04/27(Fri) 21時頃
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貴方を…………、
[漏れ出した言葉が、虚しく部屋に響きます。 録音はいつの間にか切れ、 部屋はやがて シン と静まり返るのです。
それでも私は、動けずにいました。 送信完了画面を、只管に見詰めるだけ。
言うべき事はもっとある筈ですのに、 もっと上手にお別れも出来たでしょうに。 ……もう、何も言えませんでした。]
(30) 2018/04/27(Fri) 21時頃
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[最後の通信は、語りかけるようにゆっくりと。 元々のメッセージが長めだったこともあるが 頭の中に、遠い記憶の中の彼女を思い浮かべて*]
(31) 2018/04/27(Fri) 21時頃
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[あいつのことが、羨ましかったのだ。
その短慮を、激しやすさを、叱責したこともあった。 それは確かに、パイロットとしては重大な欠点だ。 戦場で冷静さを失い、衝動に身を任せることは、死に直結する。
だが反面、その判断の速さと勇敢さは、紛れもなく才能で、 自分にはいささか足りないものだった。
兄ィ、だなんて呼んでくれるものだから、図に乗って先輩風を吹かせたりもしたけれど。 自分はずっと、敵わないと感じていた。 その強さが、羨ましかった。
――リザと仲良くお化粧談義なんかしてたのは、逆立ちしても自分が立ち入れない領域だから、まあ、いいとして]
(32) 2018/04/27(Fri) 22時頃
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[キャンディに送った、短いメールを読み返す。
生きていれば良いと思う。 兄ィの説教なんて屁の突っ張りにもならなかったと、笑って生きていてくれればいい]
(33) 2018/04/27(Fri) 22時頃
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[アルバムをめくりながら、ひとつ息を吐く。 もう少し、もう少し。 気付きそうなのに時間ばかりが過ぎていた。
端末を叩いて他の通信を聞きながら、 おとうさんのように優しいあの人を思い出す。]
おにいちゃん、と思わないのは何故でしょう。 ……おじさんくさいからでしょうか?
[本人が聞いたら落ち込みそうなことを呟いて、 ぽちりと録音のボタンを押した。]
(34) 2018/04/27(Fri) 22時半頃
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[とたたたんたん ワタシは、小さな隙間をすり抜けて 下へ下へと下って行った]
ナゲキノ、カベハ、ツミ、アゲラレテ オロカノ、カミハ、タテ、マツラレル
[誰がそれを作ったのかを ワタシは、よく知らないのだが そこには、エイチが眠っているのだという]
ナゲキノ、カベハ、ツキ、クズサレテ オロカノ、タミハ、ミナ、ゴロサレル
[ワタシを作った、あの子を生み出した人々は これらを何故、遥々ここまで持って来て 地底深くにあるこの場所へしまったのだろうか?
生きるに必死で、生き延びるのに必死であった人々に ワタシはそう問うことは、出来ず ── 今に至る]
(35) 2018/04/27(Fri) 22時半頃
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―― 惑星F321にて ――
[“モナ”の言葉に後押しをされて、 男はルシフェルを再び起動させた。 そうして、「ウー」だの「アー」だの 電子の唸り声を散々上げたのちに]
スー、ハー。……ヤルカ。
[脳味噌の浮かんだ水槽をぺしぺし、 機械の手で叩いて気合を入れた]
ルシフェル。 コレカラ言ウコトヲ、アイツニ送ッテクレ。
[そうして、男の長い懺悔と告白が始まった*]
(36) 2018/04/27(Fri) 23時頃
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[宇宙ステーションからの復路も無事にこなし、蜂蜜色の惑星の宇宙港を歩く。 制服を見覚えているのだろう、せんちょーさんバイバイ、と子供が手を振ってきた。 小さな女の子。髪につけられたたくさんのアクセサリーが、愛らしく揺れる。
手を振り返して、両親と思しき大人たちには会釈を返す。 飛び跳ねるように歩き去る小さな背中を、しばし見送った]
(37) 2018/04/27(Fri) 23時頃
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イヨウ、ルシフェル、タラフククッタカ?
[ショートケーキの上にある 赤いイチゴを後に食べるか? 先に食べるか?
こんな命題で、沸いてる人々も かつていたという
赤いイチゴが何であるのか? それが分からないことには答えが変わる そんな、命題だったとデータには残っていた]
イチゴヲ、フタツ、ワスレテイタナ ナラ、クレテヤロウ…ナクナヨ?
[ワタシは折り返しを過ぎたソウシャのように 宿題に取りかかる ── 鍵盤に向かう奏者の顔をして]
(38) 2018/04/27(Fri) 23時頃
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[夕食の材料を買ってから、ひとり暮らしの部屋へ帰り着く。 今さら寂しいなんて感じるわけでもないのに。
昔の甘い夢が蘇ったせいか、ありえない未来を思ってしまったせいか。 ドアを閉めた後の静寂が、耳にしみた。
振り払うように音を立てて、食材をストッカーにしまう。 『スモール1』で手に入れてきた、小洒落たスパイスもある。 服を着替えて、荷物を片付けて、端末から『ルシフェル』を起動した]
(39) 2018/04/27(Fri) 23時頃
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[受信したピスティオの声は、少しトーンが落ちている。 その理由は、すぐにわかった]
…………。
[知らなかった。 そりゃ怪我くらいは負っているだろうと思ったけれど、今も戦闘機に乗っていると彼が言うから]
……ああ。そうだな。その通りだ。
[メッセージを頭からもう一度聴き直して、返信を吹き込み始める]
(40) 2018/04/27(Fri) 23時頃
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[自分の頭や耳のようなものをふわふわと触れながら、 穴に指を突っ込んでみたりと遊んで。 ちらり、と時計を見ると思った以上に時が進んでいた。]
いけません、いけません。 待たせてしまうかもしれませんからね。
[今度は長引く文章作成もないからと、 そう時間はかからないのだけど。]
(41) 2018/04/27(Fri) 23時頃
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[メッセージを送信して、大きく息をつく。 彼が今見上げる空は、どんな色をしているのだろう*]
(42) 2018/04/27(Fri) 23時頃
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わぁ、パパとママったらこんなものまでとっておいたのね……!
(43) 2018/04/27(Fri) 23時半頃
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[そう、クリスマスが口にしたのにはささやかな理由がある。
その日、浜辺で拾ったコレクションの整理や、 自宅にある研究資料読みに飽きたクリスマスは、 ふと思い立って探し物を始めた。 「エデン」からここに来る折にパパとママが持ってきた、 向こうでの思い出をまとめたアルバム型の端末。 あれをふいに見たくなったのだ。
探すことそれ自体に時間はかからず、 二つ折りになった端末を手に取り、開く。わずかな起動音を聞く。
このアルバムには「ルシフェル」のような音声認識機能はない。 まるでページをめくるように手をかざし、動かせば、 端末内に保存されたデータが順番に表示されていく]
(44) 2018/04/27(Fri) 23時半頃
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[保存されていたのは写真だけではなかった。 絵もあった。昔にクリスマスが書いた絵。 こんなもの、と思わず表現してしまうくらいにへたっぴな。
上半分に海があって下半分に家族三人が立っている。 海をバックにした家族を描いたつもりだったのだろうけど、 これじゃあ遠近法とかいうのも何もあったものじゃない。 しかも海の中に描かれている魚とヒトの大きさが同じだし]
……ふふっ。
[不覚にも笑ってしまった。 その後も穏やかな笑みを浮かべながら、電子のアルバムに綴じられた絵を見続けた。 風景画や、向こうでお世話になった大切なひと達の姿……]
(45) 2018/04/27(Fri) 23時半頃
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[どれくらい時間が経っただろうか。 日課をすっぽかしている、ということに気付き、 アルバムをほっといて「ルシフェル」を起動する。
そこまでは同じ。 ただ、電子音声が折り目正しく挨拶してくるものだから。 何日か前の海と、クジラの話に相槌を打つように言葉を寄こしてくるものだから。 しばし聞き入って、それから]
……ふふっ!
[さっきよりおおきな声で笑ってしまった。 ルシフェルに笑ってしまう日がくるなんてちょっとびっくり]
(46) 2018/04/27(Fri) 23時半頃
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― 地下49階 シアター室 ―
[エレベーターは居住区画を超えると1本になる。 作業用に近い雰囲気になるそれに乗り換えて、ずっと下まで下っていった。
49階のここは、シアター室とは言っているものの、どちらかといえばモニター室の趣だ。 実際に住民が映画を見る際には、自室や14階の巨大防音室が利用されたのだろうと思っている。 ただ、映像データテープは娯楽映画も含めて、すべてここのテープ保管庫に原本が保管されているようだった。
1本のテープが、これ見よがしに机の上に置かれている。 自分が置いたのではない。 最初から、ここに置かれていたのだ。]
(47) 2018/04/27(Fri) 23時半頃
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[テープを、再生装置に差し込む。 椅子に座ると、天上から壁にかけてかかっている大きなモニターを見上げた。
じじっ、という開始音と少しの手ぶれとともに、録画画像が流れ始めた。 白い壁を背景に、ワンピースを着た少女、いや、大人になったばかりの女性が椅子に座っている。
自分も、ここ最近で更に色が白くなったと思うが、彼女は肌も、髪も真っ白を超え、透き通るかのように見えた。
彼女が話し出した。]
(48) 2018/04/27(Fri) 23時半頃
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[これはちょっとした記念すべき日になるかもしれない。 そんなことを考えてしまうのは、 何日にもわたってひとりで居たためについに、 通信装置相手にも寂しさを紛らわせたくなったため? それでもよかった。どうせ隠す必要もない。
だから今日という日のことを刻むように、 誰宛でもない(むしろルシフェル宛の)メッセージを吹き込んだ]
(49) 2018/04/27(Fri) 23時半頃
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『…こんにちは、あなたはどこからいらしたのでしょうか わたしは、ここの最後の人間です
ここは、地球という星からの移民によって開拓されました 地上の環境が厳しいのは元からでしたが、それでも私たちの先代は地下に向けて居住地を伸ばし、いつかは地上で生活できるよう、研究をしていました
しかし、遥か遠くの星の爆発による各種の波の大震動がすべてを狂わせました 気づいた者は、次から次へとこの星を脱出しました
嵩をくくっていた者 ここの開発に心血を注ぎ、離れるのを惜しがった者 そして、ここで生まれて、ここを捨てられなかった者 気づいたときには、この星の環境も、そして残された技術や物資も、この星からの脱出を不可能としていました』
(50) 2018/04/27(Fri) 23時半頃
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|
[それから新しく来た2件のメッセージを確認する。 リザからのメッセージはやはり……温かく、 かつてクリスマスが拙いながらも絵に描いた彼女の笑顔をありありと想起させるものでもあった。 その笑顔が(幼馴染の顔と同じように)もう見られないものになってるだなんて思いもしない。
もう1件、パスタが好きそうな誰かさんからのお返事には首を傾げてしまう。 何故、唐突に、自分じゃ食べられないものについての感想を求めるのか]
確かに食べたことはあるけど……、
[あるも何も、アップルパイとおんなじくらい思い出深い。 だからそれについて今、懐かしい記憶を辿って教えることもできるが……]
……よし。
[何か心を決めたかのように、組んでいた腕を解くと端末を操作し始めた。 お返事を書くために]
(51) 2018/04/27(Fri) 23時半頃
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『気が付くと、新たな子どもが生まれなくなっていました わたしが、最後のここの子どもです 人は、土地から離れては生きてはいけないと言いますが、やはり外の…恒星の光や、大気から離れても生きてはいけないのかもしれません
これは、ここで地球からきた人々が生きていた、という遺産として保存されると聞いています 私自身は、地球と言う星を知りません でも、皆の話や記録映像を見る限り、きっと、とても美しい星なのでしょう 何故、私のひいおじいちゃんや、その前の人たちは、そんな星を手放して、こんなところまできてしまったのでしょう でも、そうでもなければ今の私は居なかったのかもしれませんね
こんなものが、記録になるのかしら、と思いながら喋っています あ、そうだわ、おじいちゃんに、昔教わった、地球の歌を歌います あなたはこんな歌を知っているかしら もうずっとずっと、昔の歌だときいています…』
(52) 2018/04/27(Fri) 23時半頃
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[どこかカメラを持つ人間の様子を伺いながら話し続けた彼女が、立ち上がると、目を閉じて、映像の中で歌い始めた。
『うさぎ追いし、かの山…
彼女の歌に、カメラを持っている人間のものであろう嗚咽が交じり、歌が終わるとともに映像は途切れた。
この映像は、何度か見た。 この歌も、そろそろ音のうまくならないピアノで弾けるようになってきている**]
(53) 2018/04/27(Fri) 23時半頃
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[ぺらり、ぺらり。 通信を聞きながら、変換した文字列を追いながら、 アルバムの記憶を探っていく。]
…………はぁ。
[また大きな溜め息が出て、捲る手が止まった。 ちょうどそこにあったのはみんなで撮った集合写真。 とある人の誕生祝で集まった時のもの。]
(54) 2018/04/28(Sat) 00時頃
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[本当は、追加のヒントで既に検討が付いているのに。]
[それを確定するのが怖かった。]
[間違えたら、よりも、]
[間違っていて欲しい。]
(55) 2018/04/28(Sat) 00時頃
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[ぽつりと落ちるあの人の名前。 誰の耳に届くこともなく、私の膝に落ちていく。
あの人の屈託のない笑顔を指でなぞって、 もう片方の手をぎゅうっと強く握り締めていた。
予想が当たっているなら、 誰よりもつらいのはあの人本人だろう。 エデンでは一番傍にいた、なんて自惚れがあったのに。
邪魔しないようにと連絡を取らずにいたことを、 変に遠慮してしまったことを、今更後悔しても遅い。]
(56) 2018/04/28(Sat) 00時頃
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[ ―――約束という言葉の重さを噛みしめながら、 海の星での時間は過ぎていく]
(57) 2018/04/28(Sat) 00時頃
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[息を吸って、吐く。 あまりのまとまりのなさに録音をし直そうとも考えて、 祈るような気持ちで目を瞑りながら送信ボタンを押した。
遠い遠い宇宙の果て。 届くのに時間はかかっても、 一度送った物は消えない。消せない。]
(58) 2018/04/28(Sat) 00時頃
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……失態です。 私も意地悪をし返すべきでした。
いえ、あれが意地悪になるんでしょうか。 困らせてしまうかもしれないので、変わらないでしょうか。
[椅子の上で膝を抱え、ぼんやり送信済画面を眺める。 真っ暗になったそこに映っていたのは───。*]
(59) 2018/04/28(Sat) 00時頃
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