146 demi-human... 『亜人の住まう街で』
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墓
少
霊
全
ヤニクに1人が投票した。
ワクラバに6人が投票した。
ワクラバは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。
だが、勝利に沸き立つ人々は、妖精という真の勝利者に、最後まで気付くことはなかった……
消えていた人は元に戻った
人々は自身にも責任があると言われ、納得し今まで以上に差別は無くなるだろう
けれど、影でまだ差別をする人が居るかもしれない
それでも、事件前とは違ってそれを止める人や、亜人と仲良くなろうと歩み寄る人も出てくる
街はきっと良い方へ進んだはずだ
これからもきっと差別は無くなるだろう――
(#0) 2015/01/15(Thu) 00時頃
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-回想:不死身の男と会って-
聞いてみたかっただけです、貴男が知っていると思ってはないですよ。 …知っている人がいれば騒動にならない筈がありませんから。
[当然それに嘘はなく、しかし何処となく落ち着かない気持ちを鎮める為に聞いたのだとは言わない。 そこに飛んできた質問に(>>73)、不思議な事を尋ねるものだと思えばほんの少し警戒をするものの。]
何がしたいか…こんな事を言ったら気が狂ったとでも言われるんでしょうが…どうせなら会ってみたいですねぇ。
[得にならないという発言には、まあ得にならなかったとしても損ではないですよ、と返し。
『…あまり夜遅くまで出歩くものじゃないですよ』
それは最後の忠告にも似た響き。 しかし、…がその真意を解するのはもう少し後の事。 その言葉には何故か、僅かに違和感を覚えたもので。]
(0) Penia 2015/01/15(Thu) 11時半頃
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僕は人狼ですよ? 人間に生活を合わせているだけで夜行性ですから。 …貴男は何を…
[そんなに気にしているんですか、と続けようとした言葉は突如の戦慄で噤まざるを得なかった。 またも何か“聞こえた”のだ、今迄よりもずっと近く、ずっと強い気配を持って。 それは昼頃から時折感じたそれに相違なく、“影”が驚く程近くにいる事になるのだが。 唯、目の前の男を盾にするのは自分が許さないし、だからといって逃げるように言うのも憚られたもので。]
…なんだ、居たんじゃないですか。 話しているのに気がついたなら直ぐに出てくればいいのに、酷い性格してますねぇ。
[余りにも場違いなくらいあっけらかんと言う様は、彼の目にどう映っただろうか。]
(1) Penia 2015/01/15(Thu) 12時頃
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― 回想:人狼と名乗る男 ―
そうですか
[知りたかっただけ、と言われればそれしか反応する事が出来ず じゃあ自分よりも適任が居るだろう、と思い出すのは1つの酒場。あそこには色々な亜人が集まっているようだったから、そこに行けば、なんて思案していれば続けられる声]
飲み込まれて死ねるなら、俺も会いたいですね
[死ねない事はわかっている。事実、飲み込まれた人がその中でどうなっているのか知らないが、恐らく“生きている” 自分では殺せていないのだから、そういう事なのだろう]
――“そうでしたね”
[自分の中で歯車が、カチリと音を立てて回り始める 少し、思い出した。そう言えばこの男は人狼で、名前は――]
(2) 黒戌 2015/01/15(Thu) 17時頃
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さぁ、何も知りませんよ。ヤニックさん
[そう呟けば、ふと現れる“黒い影” おぞましく、嫉妬と殺意が混ざったような気持ちの悪い感情が自分の目の前に。それはこちらに意識が向いていないかのように目の前の男の方へジリジリと]
探しものは見付かったみたいですね ――それじゃあ、俺はここで失礼します
[巻き込まれたくないんで。とだけ言えば、彼に背を向けて 呼び止められたり、叫ばれたりしない限りは彼がどうなろうと自分の知ったことでは無いと、そう言うように*]
(3) 黒戌 2015/01/15(Thu) 17時頃
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-回想:“影”との遭遇-
[実に淡白に返してくる相手は、随分な死にたがりのようで。 今迄死んでいない事を疎んでいるんだろうかなどと考え出したところで、教えた筈のない名前が飛んできた。>>3 いや、正確に言えばずっと昔に教えたのであって、思い出したのかと思えば、直後湧きあがるのは“影”。 彼が立ち去っていくのを止めるつもりは一切なく、『見つかりましたね』という言葉には、そうですね、と返して彼を見送ろうか。]
酷いですね、“知らない”なんて。 呑まれた先で人が死んでいないと知っているでしょう? だから巻き込まれたくないと仰るんじゃあないですか。
[零す言葉は独り言のつもりで。 最後に幾度目かの言葉を零せば、“影”を拒もうともしない。]
(4) Penia 2015/01/15(Thu) 23時頃
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全て消えてしまえばいいんです。 …全て。
[僕自身すら、と言うその言葉は目の前のおどろおどろしい闇を湛えた怨念にも劣らぬ程の茫漠な陰。 低迷していく意識とは裏腹に、その感情は解消されていくかの如く感じられて。]
…だって、仕方ないじゃないですか。 この世を消してもらうには余りに惜しいんですから。 なら…僕が彼らから姿を消すしかないですよ。
[漸く気が付いてしまったのだ。 自分が内に飼い続けた影にも似たそれが何か。 そうして、それを“違う”としておく事で否定し続け、安心したがったのだ。]
(5) Penia 2015/01/15(Thu) 23時頃
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― 現在:事件の後 ―
[あれから騎士に一度拘束されてから、故意的な事件ではないとわかった後、解放された 元々亜人の差別が暗に行われていたのも確かであるし、それが原因でもあるという考えからだったのだが]
…そうじゃないんですよね
[ふと、街の西方から商店街を歩けば亜人と仲良さそうに話す人間に、自分に対して気持ち悪いように見る目が少なくなった事に気がつく それでも、自分が事件の犯人であるのは知っているようで避けられる事には変わりなかったが、この街は随分と変わったようだ]
住みやすい、んでしょうね。亜人には
[亜人でもなく、人でもない。ただ、死なないだけの人間 そんな自分は結局、どこにも染まれずにただ街の端を歩き続ける*]
(6) 黒戌 2015/01/15(Thu) 23時半頃
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━━そうして、月が照らす道にその黒は既に居らず そこを通った誰かも気がつく事はない 居ても居なくても時に変化が生じる筈もなく 唯、変わりない日々に僅かな違いとすれば
自由だった個々の歯車が合わせていかれるだろう事か━━
[そうして、全てが終わった事を。 今迄とこれからは“違う”という事を全てに嫌悪していた人狼の男が知るのはまた、少し後の話。]
(7) Penia 2015/01/15(Thu) 23時半頃
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― 回想:飲まれる人狼 ―
[後ろで続けられる声にはふと振り向いて。この状況で逃げ出しも怖気づく事もしないのだから、誇り高い人狼というのはなかなかなのだろう 誰かを庇って巻き込まれた蜥蜴人と言い、亜人とは人間と違って誇りというか、プライドが高いと考えるべきだろうか]
この世なんて、消えてしまえば良いんじゃないですか 欲しい物が与えられず、他人に分け与える事も出来ないなんて
[寿命が欲しい 不死を差し上げたい そんな事、いくら考えても無駄で。結局この世は不公平なのだ。差別なんかあっても無くても、他人を羨み、隣の芝が青く見える世界
だったら、羨む事の無いように全て消えれば。なんて事も思って]
さようなら、ヤニックさん また会えれば良いですね
[それだけ言い残して、飲み込まれる彼を見る事無く背を向けて歩き出した
それから、騎士が自分の所にやってきては事件が収束していくのは少し後の話*]
(8) 黒戌 2015/01/16(Fri) 00時頃
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― 回想/3d時 ―
―― 群れて纏わりつく蟲ほど、面倒は無いからなあ
[ >>3:66空に嗤い、聞き返されへん事に快さを覚えては 全く悪びれる素振りなどなく 小さく頷く 心非ずの男の気は 目敏い半狐と言えども気付くことはない]
そお…、 か
なら、小生は往かせてもらおかな
(9) 雨京 2015/01/16(Fri) 00時半頃
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[ 過ぎてゆく娘の想いなど知らない、 そもそも気付こうとなどしていなかったのだから。
>>3:67どこか含みの残る狼のことばは聞こえないフリをして 去る、赤衣の背をぼんやり見送りゃあ
『気ぃつけやあ』なんて 柄でもない言の葉と ひらり、手を振り 下駄を鳴らし、白狐を追う その時にゃあ まだ、少女は通りで嗚咽を残してやろか>>52]
(10) 雨京 2015/01/16(Fri) 00時半頃
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― 回想/酒場にて ― ……やっぱり、ニンゲンと亜人が仲良くなんて無理な話だったんですよぅ。
だってぇ、最初から亜人のせいだーって決め付けているじゃないですかぁ。
[「ねぇ?」なんて首を傾げてから眉を下げて。「私だってぇ、最初からニンゲン嫌いだったわけじゃないんですよぉ」なんて呟いた。 それからぶんぶんと首を振り、暗い話を何処かへ追いやり。けろりと笑んで、]
な、な、なんですって!? 今……今なんとおっしゃいましたか!? 血……血と言いましたね?血と! ええ、聞き逃すはずがあるわけないじゃないですか! この!わたしが聞き逃すわけが!だって!血ですよ!血!
[鼻息荒く食いつくと「動物の血だなんて上等ですよぅ!」とぴょんぴょんとその場で忙しなく跳ねて見せたが彼女>>71はどうしただろうか。どちらにせよ上機嫌で身体を揺らしながら]
――これで、状況が改善すればいいんですけどねぇ、
[とぼそり、溜息混じりに呟きようやく近くの椅子に腰を下ろした。]
(11) 豆腐 2015/01/16(Fri) 03時半頃
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― 現在/商店街 ―
ふっふぅー! 今日も大量大量っとぉ! いやぁー、ニンゲン様は鈍間ですねぇ。 ほぉら、わたしを捕まえてご覧なさぁ――
――うわ、痛ッ!
[いつものように行き着けの店から持てるだけのトマトジュースを盗み、走りだす。あれから影がどうのとかいう噂を聞くことはなくなったけれど結局どうなったのだろう。それを知る術は持ち合わせていなくて真相は分からず終いだ。いや、そんなこと知ろうとも思わないんだけれど。 今を平和に生きていけるのならばなんでもいいんだ、と走り出して直ぐ高い音と共に頭に鈍い衝撃。思わずばたばたとトマトジュースを地に落とし片手でそうっと頭を撫でて辺りを見回すと――目の前にニンゲンの大人が拳を振り上げて立っていて。]
ッ……ってぇじゃねぇですか! レディーに拳骨とかばっかじゃねぇんですかぁ! 大人気ねぇです!
仕方ねぇじゃねぇですか、どうせアンタらは亜人相手だと思ってぼったくり価格で物を売りつけてくるんですからぁ! 盗むしかねぇじゃねぇですかぁ……!
(12) 豆腐 2015/01/16(Fri) 04時頃
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[今迄の不平不満を吐き出すように声を張り上げる。どうせ。どうせ差別されるに決まっているんだ。「これだから亜人は」と貶められて嬲られるに決まっている。分かりきったことだと目をぎゅ。と瞑り俯く。 今日は何をされるのだろうか、と様子を窺ってはみるが誰も殴り掛かってくるようなことはない。それどころか何時も聞こえてきた罵声のひとつも聞こえはしないので、何事かと眉を寄せ。]
『亜人の嬢ちゃんよ。お金がないなら物は買えないんだ。お金は持っているかい?』
[説教じみた言葉に首をぶんぶんと横に振って。早くしてくれ、と言わんばかりに相手を睨みつけた。 ニンゲンは困ったような顔をして「それじゃあ仕方が無いな。どうしてもコレが欲しけりゃウチの店で働いていってくれないかな?」なんて言うものだから此方も拍子抜けして瞬きを。]
はぁ……!? オッサン、突然何をいっちゃってるんですかぁ……? は、、働けって……わたし、亜人ですよ? 分かって言っているんですかぁ……?
(13) 豆腐 2015/01/16(Fri) 04時頃
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[あわあわと挙動不審になりながら答えを紡いでみたけれど、内心嬉しく思っている部分はあって。何度も何度も「正気か?」と問うた後に少しだけ考え込んで口を開く。]
――ま、まぁ……どうしてもっていうなら……今度、働いてやらんでもないですぅ。 アンタがどうしてもって言うならですけど、ね。
[それからニンゲン達に嬉しさで緩んだ笑顔を見せないように只管俯きながら早歩きで商店街を後にした。]
(14) 豆腐 2015/01/16(Fri) 04時頃
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-街・中央(人通りの少ない道)-
[射し込んできた光に気が付き、のろのろと身体を起こす。 “影”に呑まれた場所にいるというのに、余りに活気が生まれすぎているではないか。]
…ッ…う、煩いですね…。
[辺りを見回せば、呑まれた時と同じ場所にいたらしく。 あれは泡沫の夢だったのかと思いもするが、それでも戻ってきてしまった以上仕方がないが。 あんなに暴れたのだから人間は一層虐げてくるのだろう、と思いながら。]
何故またこの場所に帰ってきてしまったんですかね。 …暫く大人しく過ごして、勝手に森にでも行きましょうか。
[そう呟いて自分の家のある方へと歩き出す。]
(15) Penia 2015/01/16(Fri) 08時半頃
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["影"の噂が絶ち消えてから、数日経ったある日のこと。 暫く外出は控えていたのですが、そろそろたくわえが無くなってしまいそうで。 寝起きのぼんやりとした頭のまま支度をすれば、久方ぶりに外に出ます。
今日のお供は、うさぎさんだけではありません。 わたしの横には、まっしろなきつねさんがついてきてくれています。 ――このこを見ていると、"あの人"を思い出すのですけれど。 ここにいてもいいのかしら、なんて。きつねさんの頭を撫でてやりました]
(16) 製菓 2015/01/16(Fri) 10時頃
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―中央/噴水前―
[うさぎさんときつねさんと。にひきを引きつれて歩くわたしに、奇異の目を向ける人はあれど。 "敵意"を向ける人が居ないことには、はて、と。首を傾げました。
試しにと、近くのてきとうなお店に入ってりんごをひとつ頼んでみれば、ごくごくふつうの値段を提示されまして。 やはり首を傾げつつも、それを受けとってお店を後にします。
わたしがお出かけしないあいだに、一体なにがあったのでしょう。 ずいぶん柔らかくなった周囲の視線は、なんだかくすぐったいです]
……変なの。
[喜ぶべきなのでしょうけれど、どうにもそわついてしまうのは仕方のないこと。 もやもやした気持ちでつぶやきながら、ベンチへと腰をおろして。 道ゆく人波をみながら、りんごをかじりました]
(17) 製菓 2015/01/16(Fri) 10時頃
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-回想 酒場-
…難しい…のでしょうね。彼らが考えを改めても…それで、忘れられるほど、私たちの傷も浅くないわ。
[他の、まだ質問を受けている面々を見やる。皆怯えていたり、苛立っていたり、友好的な態度を取っているものは一人もいない]
え、ええ。いつものメニューにもあるわよ?血が飲みたい人たちは結構いるから… [喜びように>>11驚きつつも、そういって指さしたのは、メニュー。確かに「動物の血」と書いてあるが、ソフトドリンク、アルコール類、カクテルと続いての「アザードリンク」の項目に書かれており、見つけられないのも無理はない。メニューの改善が必要だろう]
(18) 宝井民 2015/01/16(Fri) 10時頃
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-現在 酒場-
[今日も酒場、明日も酒場、多分明後日も、それからも。騒動のあとは、いつもと変わらぬ酒場に戻っていた。…まぁ、聞こえてくる愚痴が少なくなった、ぐらいの変化はあるが。そこに、一人の来客が訪れる]
「失礼…おっと、お呼びでない?」
[鎧に身を包んだ騎士が入店してきたのだ。だが、雰囲気は物々しくなく、口調はとてもフランクだ。それでも店内の客は怪訝そうにそちらを見る]
「あー、仕事終わりに来ればよかったかね…でも、今飲みたかったからなぁ」
い、いらっしゃいませ…
「おぅ、歌姫さん、どーも」
[問題を起こさない限りは、人間でも追い出さない事になっている。まぁ、鎧を着て、酒場の入り口に槍を立てかけている時点で、グレーゾーンではあるが…男はエールなんて騎士の身分に似合わないものを注文すると、話しかけてきた]
「なぁ歌姫さん。昨日、なんで『鏡のように磨き抜かれた盾』なんてものを装備して、『酒場から誰か出てきた瞬間にそれを構える』なんて芸当ができたと思う?」
(19) 宝井民 2015/01/16(Fri) 10時頃
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[…確かに、言われてみれば変だ。ゴーゴンに有効とはいえ、盾をあそこまで磨き上げるのは骨だ、普通はあそこまでしない。ゴーゴンに対抗するように、盾を素早く構えるのも、いなかったら警戒心を煽るだけ。…まるで、ゴーゴンがこの酒場にいると、分かりきったような対応だった。]
…私がここにいるのをわかっていたから、ですか?でもなんで…
「そう、わかってた。なぜなら…」
[そう言うと、フルフェイスの兜を外す。下には浮浪者に見えるような、懐かしい髭面]
「俺が出世して隊長をしてたから、でした!」
[たまにいる物好き、人間の常連客、その1人。街の衛士だったが、不思議な男で他の亜人達と馬鹿騒ぎをしたり、テーブルに頭を擦り付けて金を借りようとしたりと偽善くささがなかった。…それで、ついたあだ名が『名誉亜人のおっさん』…人間の価値観なら、不名誉なはずのそれを大層喜んで受け取っていた。この店の例外中の例外だった。…ある日を境に、来なくなっていたのだが…]
(20) 宝井民 2015/01/16(Fri) 10時半頃
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ジョセフさん!心配してたのよ!
「いやぁ、ごめんごめん。急な栄転で挨拶もできなかったから…こっちも気になってたよ。あぁ、それから、いつものもちょうだい。あっちにゃなかったんだ。だから恋しくて恋しくて」
[勝手知ったる我が家のようにくつろぎ始める。そこに、彼がいた頃からの常連客が集まりだして]
「おう、名誉亜人じゃないか。貸した金返さずにトンズラしやがって」
「貸した金…?あぁーすまん!忘れてた…だが、今や俺は高給取りの騎士隊長様だ。利子つけて返してやらぁ!今日の飲み代は俺が払う!」
「あたしも貸してた!たしか、他のみんなも?」 「げげ、もしかして全員に奢らないといけないパターンか?これ…」
ふふ、じゃあ、店の伝票、まとめてお渡ししますね?
「そぉりゃないよぉ…」
[しばらく離れていたのに、人間なのに、一気に店に溶け込んだ。『名誉亜人のおっさん』は、やはり例外中の例外だったのだ]
(21) 宝井民 2015/01/16(Fri) 10時半頃
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[目を開ければ満天の星空。 怨嗟はそこには無い。煌々とまたたく星々は 只々、地上をみおろしている。 住宅の屋根と、煉瓦をぼんやりと見上げた。 冷たい風を吸い込む。 漸く、彼は起き上がる。寒さに凍りつきそうだった身体は、相も変わらず動きづらいことこの上ないが。]
( 帰ってきたのか? )
[なんだったんだろう、と問えども答えが見つかるはずもない。 暁はまだ遠く。 寒々とした夜空を見て、]
( ……ワクラバ )
[あれは凍えていないだろうかと とりあえず思ったのは大凡、そんなこと。**]
(22) 310 2015/01/16(Fri) 10時半頃
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[街を歩いていくと、突然腕を持つ手が一つ。 煩わしいと思ったのを隠しもせずに其方を見れば、いたのは二人の男で、その内の一人は左上腕に包帯を巻いている。 見た目は何ともなさそうだが、すっと僅かな血の臭い。]
…何ですか? 怨み晴らしなら受けてたちますが、一層怪我するだけですよ。
[そう言うと向こうは困ったような表情をする。 そうして怪我していない方の男が前に出てきて頭を下げた。 その行為に驚いていれば、挙句に『あんな危ないものを投げてすまない』と言う。 しかし、思い当たるものは数多あり、何の事を指しているのか分かる筈もなく。 硬直していると『人違いじゃないよな』と怪我をしている男に確認し出す様はどうも違和感。 頷く男の様子を見ながら暫し思考して、騎士が来た日に記憶は思い至る。]
…嗚呼、ナイフですか? 生憎あんなものが当たる程鈍くはないのですが。
[嫌味で返してみても何ら反応はなく、否、周りが一切とは言わないが普通に人間同士が話しているような様子なのだ。 嵐の前の静けさにしか感じられず、周りに一層の警戒を。]
(23) Penia 2015/01/16(Fri) 10時半頃
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[結局、『名誉亜人のおっさん』が今日の飲み代を全額払うことになって、いつも以上に騒がしい宴会が始まった。酒も出るし、料理もバンバン出る。]
「くそ、人の金だと思って遠慮せずに飲み食いしやがって…」
あなたが昔やってたことじゃないの。みんな覚えてるわよ?
「もっと慎ましく飲むべきだったな…今ならわかる」
[騒ぎを聞きつけて、他の亜人や…人間も酒場にやってくる。…だが、そこは酒のマジック。機嫌のいい亜人達もピリピリする事なく、店に人間を招き入れる]
「うわ、どんどん人増える、足りるのか、コレ…」
昔みたいに皿洗いする?今日は人手が足りなくなりそうだし…
「…そうさせてもらいマス…」
[巨人族と人間数人による変則腕相撲、ドワーフと酒豪の人間による飲み比べ、ハーピーの歌に合わせて人間が踊り、人間と肩を組んでオーガやゴブリンが歌っている。…憎しみも何も、酒の前では消えてしまった]
(24) 宝井民 2015/01/16(Fri) 10時半頃
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…お酒が入らなくても、こうならいいのだけど
「…時期にこうなるよ。実際、懲りたみたいで人間の意識も変わってきてる。…それに、そのために、俺は帰ってきたんだし?」
ジョセフさんが…諍いをなくしに?
「その通り!これからは『名誉亜人大使』とでも呼んでくれ!」
はいはい、名誉亜人大使さん、皿洗い、お願いね?
「ハイ…」
[くすり、と笑いながら宴会の様子を見る。こうやってともに飲んで騒いで歌えるのなら、確かに…仲良くする、なんて絵空事ではないのかもしれない。…自分も歌いたくなってきた。歌い手はステージに上がって、歌の準備を始める…苦しいことを忘れるためではなく、楽しいことをもっと楽しくするために…]
(25) 宝井民 2015/01/16(Fri) 10時半頃
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[自分が身構えたと知ってか知らずか、『今更、って思うよなぁ』と困ったように頭を掻く。 何が起きたかは知った事ではないが、それでも変わっている事は言わずもがなで。 何故こうなったかを知る筈もないのだが。]
…あ、あんなものいいんです…ッ! 何ですか、今更、気味の悪い…。
[思わず荒げた声は自身を惨めにするばかり。 そんな言葉を吐いても、周りは此方を見こそすれど害意を向けてはこない。 耐えかねたのは此方の方が先で、素早く背を向ければ走り去る。]
…な、んなんですか…何故、今更、あんな…。
[混乱する思考は纏まるどころか縺れていくようで。 訳が分からないと人のない所に逃げ込んで。 そこで漸く口をついた言葉は、驚く程震えていた。]
(26) Penia 2015/01/16(Fri) 11時頃
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―IF・夕暮れ時/狼さんと―
[ゆうるり落ちていく日をぼんやり見つめながら。 ベンチのうえ、ふんふんと鼻を鳴らすうさぎさんの頭を撫でます。
フードもマスクも取っ払ってしまっているせいか、冷たい風にさらされたお顔はすっかり赤くなってしまっているかもしれません。
すこし前までなら、用心のために常に身にまとっていた魔法の粒子も、今はすっかりなりを潜めています。 差別もしがらみも無くなった今は、あのマスクはもう必要ないでしょう。 魔法を使わなければ、粒子を吸いこむこともないのですから。
あのマスクは、つけているととてもあたたかくて、安心出来ましたけれど。 ……こうして素顔をさらせるほうが、ずっとしあわせだと、そう思えますので]
(27) 製菓 2015/01/16(Fri) 13時半頃
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――あ、
[町並みをみまもるように視線を動かしていれば、見知った姿を見つけて思わず声をあげます。 まっくろい髪に、あかいお目々の狼さん。 彼は何処かへ行く途中だったのでしょうか。果たしてそれはわかりませんけれど]
アルゼルド、こんばんは!
[そう言って手を振れば、気づいてもらえたでしょうか。 どちらにせよ、マスクをしていないので、わたしだとわかってもらえるかは、わかりませんが。
彼が気づいていてもいなくても、おもむろにこちらから近づいて。 ちょい、と。その服のすそでも、ひっぱってみましょう]
(28) 製菓 2015/01/16(Fri) 13時半頃
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ちょうど良い所に会えました。 ……折角だから、いつだかの約束を守ってもらおうかしら。
[にこりと笑って、ぐいぐい彼の手を引っ張ります。 今回は魔法を使っていませんから、きっと振り解くのは容易でしょうけれど。 ベンチへ座るように導けば……さて、彼はしたがってくれたでしょうか]
(29) 製菓 2015/01/16(Fri) 13時半頃
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-IF:魔法使いの少女-
[自分の名前と一緒にこんばんは、と聞こえた事で、立ち止まって辺りを見回すものの。 その正体には思い当たらず、再び歩き出そうとすれば服を引く誰か。 其方を伺うと白い髪に虹の目をした見慣れない少女が一人。 向こうは此方を知っているようなのだが。]
あの…僕は貴女の事を知らない…気がするんですが。
[その言葉は聞こえたかどうか分からないが、『いつだかの約束』と聞こえれば、可能性として一人思い浮かべる。]
……モスキート、さん…? え、マスクとかはどうなさったんです…?
[戸惑いは残るが、ベンチへと彼女が引いて行くのには従って。 そこにはきちんと座って待つ兎がいただろうか。 取り敢えずそこに腰を下せば、少女の様子を伺う。]
(30) Penia 2015/01/16(Fri) 14時頃
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[やっぱりわかってはもらえないようす>>30ですが、そんなのさらりと受けながして。 けれどしばらくして気づいてもらえたのなら、だらしない笑みを向けてみせました。 "大当たりです"なんてはしゃぎながら、彼の手を引き。 もっともな疑問には、視線をついと逸らして答えます]
今日は風をあびたい気分なんです!
[答えにもなっていない事を口走りつつ。 彼をベンチに座ったのなら、行儀よくまっていてくれたうさぎさんの頭を撫で。 そうしたら、なにも言わずにそのうさぎさんを彼の膝のうえへと。 よし、これで逃げられませんね、なんて。 こっそりこころの中でほくそ笑み、ブーツを脱いでよいしょとベンチに乗り上げました]
それじゃあ少し失礼して。
……もふり。
[自分で擬音を口にしながら、フードごしに彼の頭に触れます。 そのままずりとてのひらをしたにずらして、邪魔なフードを取っ払ってしまえば。 ……さて、望んだものは目に入ったでしょうか]
(31) 製菓 2015/01/16(Fri) 15時頃
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--回想・店主のいない装飾屋で魔法使いと--
[誤魔化すような気休めを吐いたのは、優しさではなく意地に近いものだったのかもしれない。>>42魔法使いがそれをどう捉えたかに意識が向くことはなかったが、閉口した少女を一瞥した。きっと、咄嗟に濁した言葉でその不安が払われることはなく。
だって、 "影に呑まれちまったんだろうな、きっともう戻ってこないぜ" ――そんなのは冗談にもならない。全く笑えたもんじゃない。 嘘にならないかもしれない嘘など、何の面白みもない。]
そうしろ。
[大人しくここに滞在する意志を告げる声を聞けば、イイコだ、とばかりに頭の上の手を数度軽く叩く。気をつけて、と言われれば出口へ向かっていた足を少し止めて。]
・・・アンタもなァ、モスキート。
[きっと店主が帰ってこなければ、このお人好しの魔法使いは再び街へ出るのだろう。クリストフォロスを探しに。それを止める権利は自分には無い。かといってそれに連れ添ってやるほどいい奴でもない。だから、それだけ。
行く当てなどはなく、しかし待っていることも出来ず、何かに苛立ったままの内心に息を吐いて、通りへと向かった。*]
(32) antidope 2015/01/16(Fri) 16時頃
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--広場へ向かう道--
[切れた口が熱を持って痛み始める。 舌打ちをして、息を吸い込む。]
おいクリス!!!!どこ行った出てきやがれコラァ!!!!!!!!!
[人通りは少ないものの、人がいようが関係ない。募るモヤモヤと苛々を発散するように、探し人に大声で八つ当たりをする。
また静寂。
ふいに耳をぴくり、と動かした。]
(33) antidope 2015/01/16(Fri) 16時頃
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『There, no one can see me cry The tears of my lonely soul I'll find peace of mind...
In the dark and cold world of midnight...』
[細く高い歌声。今朝、聴いたものと同じだろうか。 いつだったか酒場で聞いたゴルゴーンのものとは、また別の色をした声。
誘われるように、細い路地へと向かう。 そこにセイレーンがひとり、抜け殻のように佇み、 空を見つめていた。]
・・・何、やってんだ。
(34) antidope 2015/01/16(Fri) 16時頃
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[そう声をかければ、赤く目を腫らしたセイレーンがこちらを振り返る。 黒い羽を見てびくり、と身構えるが、何をするでもない様子を察したのか、 すこし沈黙を置いたあとぽつり、と口を開く。
迷わせてしまったのだ、と。
昨夜、この場所で、彼女が"影"に襲われたということ。 それを"長身のリザードマン"がそれを庇い、逃されて、戻ってきたころにはその姿がなかったということ。
身の毛が弥立った。]
・・・は????
(35) antidope 2015/01/16(Fri) 16時頃
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[浮かぶのは、重晶石の色をした瞳。
連れ去られた?消えた?本当に?? 抜け殻の装飾屋で感じた不安が、実感として形を得ていく。
ふざけるな。 誰かの身代わりだなんて、本当にお人好しの莫迦だ。 ぐらぐらと腹の底から黒いものが込み上げる。
分かってる、あいつに怒ってるんじゃない。鈍間なセイレーンにでもない。恐らくは怒りですらない、どういう顔をしていいか分からない。笑えばいいのか。
ひとを呑み込むの影の噂に、今朝から姿の見えない蜥蜴男に、セイレーンの証言。パズルのピースがはまったって、何の絵が描いてあるか見えてこない。
"悪魔がまさかとは思うが 影に連れ去られたりするなよ 旨い飯が食えなくなる"
(・・・アンタが連れ去られて、どーすんだ)
ああ、こんな感情、面倒だ。 瞬間的に沸騰した感情は静まったあと、空虚だけが押し寄せた]
(36) antidope 2015/01/16(Fri) 16時半頃
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[びくり、
セイレーンが自分の背後へと目を向けると身構えて体を揺らす。
振り向けば、ゆるやかに近づいてくる武装した人間の形。 警戒し睨み付ければ、それは両手を緩く挙げ口を開いた。
『時間はあるか。少し話を聞かせてくれ。』
敵意もなく友好的でもなく、事務的なその調子に、何もかも飲み込めないまま気だるげに眉を顰めた。**]
(37) antidope 2015/01/16(Fri) 16時半頃
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― 数日後 / 東・『Snowlia』―
……調子ええのう
[ 鳴る鈴の音を聞きながら、去る人の背を見つめる さんざ、道楽で打ち捨てられていた細工たちが 大切に手に取られていくのは、不思議に思えた
それでも 、己が半端に揺れる存在なんは変わらんで ただ、憎悪と嫌悪だけで生きていた小生は
行き場を失くしたかのように ただ、惑うていた この、鬱々とした気持ちはどこぞ晴れんまま。 ]
( 噫、 なんやろなあ )
[ このまま、 ひとり 春に雪が溶けるように いっそ、消えてしまうのも悪うないんやろうか くつり嗤うて なんとはなしに ふらっと店も締めずに戸を開き、街へ踏み出した ]
(38) 雨京 2015/01/16(Fri) 17時頃
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--IF?:welcome,immortal--
ヒマ!!!!!!!
[悪魔は激怒した。 "定食屋ロングスプーン"の一席で、暇を持て余しつくしたのである。
例の件から、亜人差別が影を潜めていくらかたったころだろうか。物買いに不自由しなくなったのは何よりではあるけれど、おかげ様で来客が減ったのである。行き場のない亜人の足元を見ていたために商売あがったりというやつだ。それでも顔馴染みはたまに来てくれていたかもしれないが。
その日は寝起きから新メニューを思いついて、意気揚々と仕込みを済ませ、出来も上々、ダイニングには食欲を唆る匂いが立ちこめていた。 しかしだ、これは人に食わさないと意味がない。自分で作ったものを自分で食べて満足するだけなんて虚しい。ツマラナイ。なによりサビシイ。
ハッと思いつき、店を出ると腕組みをして少ない人通りを眺める。今は昼どきだ、誰か目についたやつを言いくるめて強引に引き込んでやろうと、そういう算段。**]
(39) antidope 2015/01/16(Fri) 19時頃
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-IF:魔法使いの少女-
[漸く誰かを理解した自分に怒るどころかはしゃいで手を引く少女のペースに半ば戸惑いながらも。 何故か『風をあびたい気分』という答えなのかどうか分からない言葉を口走る。>>31 行儀よく待っていた兎が膝の上に乗ってきたもので、食べてしまいましょうか、なんて思ってもみない事を口にしながら抱き上げる。 そこで何故かブーツを脱いでベンチに上がった彼女を見上げれば、謎の擬音を口にしながら頭に触れてくるという謎の行動。 はっと少女の目論見に気が付いたところで後の祭り。 抱えた兎が邪魔になり、抵抗する暇すらなくフードは外れてしまう。 黒の間に、少女が見ようとした水浅葱のそれはあっただろう。]
あ…な、何するんですか…!
[約束を反故にしようとしていた事はそっちのけでそう言えば。 兎を器用に片腕で抱えたままでフードを被り直そうとしただろう。]
(40) Penia 2015/01/16(Fri) 19時頃
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─ いつかの晴れの日 / 自店 ─
[ とん かん
いつも通りの青空が窓から顔を出す。いつも通りの作業で頭を起こし、オリーブグリーンを手の先に向けて
暑い作業場に1人 ]
いらっしゃい
[ からん、とドアの鐘を鳴らすのは、いつもの顔と───人間 ふ、と一瞬眉を顰めるも、其の儘許し
『これ、素敵だね』
指された洋燈のタグには "Little witch "の文字 ]
ああ お気に入りなんだ 人宛だから売れないけれど、 ゆっくり見ていってくれ*
(41) 朔 2015/01/16(Fri) 19時頃
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― 騒ぎの後 ―
[ 朝陽に星を透かした。 小鳥達のさえずりが耳に心地よい。
夕刻、誰も居ない店に帰った彼は、 数日ぶりになる寝床に勢いよく倒れ、寝た。
気づけば朝である。 今日ぐらい休んでも……とは思ったものの 何か動いていないと落ち着かない
とりもあえずは閑古鳥な店を開き 少ない客と小鳥と戯れていようかと思った のだが ]
( ……なんだ、 )
[ いつもより忙しい気がするのはきっと気のせいではない。 値切ったり冷やかすニンゲンどもも少ない気がする。]
(42) 310 2015/01/16(Fri) 20時頃
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……どういうことだ?
[騒がしいと訝しがる小鳥達共々、彼は首を傾げたのだった*]
(43) 310 2015/01/16(Fri) 20時頃
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−数日後・パパとの約束−
[あれからほんの数日で、街は平安を取り戻しました。 けれど外に出たくても出られないし、ママはなんだか元気がないし。 マリオにとっては、長い長い数日間でした。]
「マリオ、こっちにおいで。 外で遊ぶ前に、パパとお話をしよう」
[パパがそう言って手招きしてくれたのは、ある朝のこと。 やっとお外で遊べるとはしゃいで、少し硬い膝の上へよじ登ったマリオは、眼鏡の奥で穏やかに細められた眼を見つめました。]
「たとえばね、マリオ。 お友達が、君を困らせてしまったとしよう。 おもちゃを隠したり、おやつを取ったり。 とにかく君は、そのせいで悲しい気持ちになる」
[そのお話に、首をこてんとかしげ。 そんなひどいお友達はいないよ、と口を挟みたくなりましたが、お話の途中だからじっと我慢。]
(@0) bobonon 2015/01/16(Fri) 20時頃
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「けれど、お友達みんなが意地悪な訳じゃない。 意地悪をした子にも、理由があったのかも。 気づかないうちに、君もその子を傷つけていたのかも」
[今日のパパのお話は、何だか難しいようです。むぅと顔をしかめて、向けられた言葉の意味を考えます。 そんな息子の様子に、苦笑して。大きな手が茶色のくせ毛を撫でました。]
「影のお化けにも、生まれた理由はあったんだ。 みんなを隠してしまうのは、困ったことだけどね。 たぶん彼には、そうしなきゃいられないような事情があった。 だから、マリオ。もし君が、影の中身に出会うことがあったら……」
[その先に紡がれた言葉に、マリオは力強く頷きました。 パパは満足げに微笑むと、行っておいで、とお気に入りの帽子をかぶせてくれました。]
はぁい!いってきまぁす!
[元気よくお返事をして、マリオはお家を飛び出します。 さて、今日はどこで遊びましょうか。**]
(@1) bobonon 2015/01/16(Fri) 20時頃
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― IF:悪魔と出会うまで ―
[例の事件が終わってから、しばらくした話 自分を見る目が段々と侮蔑から違うものへと変化していくのを感じて。無関心、それが一番だったのに八百屋のおじさんも、肉屋のお兄さんも、自分に話しかけてくれるように]
……どうなんでしょうか
[差別が無くなる。それは嬉しい事だが、あくまで人間だけの話 じゃあ亜人からはどうなのか?自分はどうなるのか 亜人でも、人間でも無い自分はどうなってしまうのか]
…?
[ふと目にやった場所はとある定食屋 人通りの少ないその場所で、昼間だと言うのに客が居ないのは…と見た所に腕組をする男性>>39が居て、つい見てしまう*]
(44) 黒戌 2015/01/16(Fri) 21時頃
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― 騒ぎの後 ―
謝らなきゃ…
[街に戻ってきて最初に思った事はそれだった 一番は知り合いであるクリスへと。巻き込んだのは自分だと、きっと彼も知ってしまっている]
…会うのは少し、怖いですね
[自問自答を繰り返す こうして独り言をするようになったのも、何か変化になるのかもしれない。前は独り言をする考えすら無かったのだから
自分の感情と向き合う事で、少しは自分を理解したのかも、なんて]
……とは言っても、場所が――
[わからない。となって、結局東方出入口付近にて座り込んでしまって。何をする事も無くなって、少し眠ろうかと*]
(45) 黒戌 2015/01/16(Fri) 21時頃
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食べちゃだめですってば。
[狐さんといい狼さんといい、ひどいことをいうものです。 どうせ食べたって、おいしくなんてないのに。 冗談だとは思いますけれど、一応は釘をさしておきまして]
……お耳!
[浅葱色がぴょこりと覗くさま>>40に、歓喜の声をあげて。 そのままそれに触れようとすれば、抵抗の手が伸びてきます。
そうはさせるか、と。 わたしはすかさず彼の頭に抱きついて、そのままぎゅうと腕に力をこめました。 力いっぱい縋っているものの、きっと痛くはないでしょう。腕力はないんです]
(46) 製菓 2015/01/16(Fri) 21時頃
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……うふふ、してやったり。 可愛らしいですねえ。
[抱きついたまま、すりりとその耳に……彼の頭にすり寄ります。 嗚呼、やっぱり。人と触れ合うのは、あったかくっていいきもち。
彼のお耳を楽しげにながめながら、頭を抱えるようにして彼の黒髪に指をとおし。 するりと梳くようにその頭を撫でました。 まるで、いいこいいこをするみたいに。 ……彼は、いやがるかもしれませんね。
満足したならば、ちゅ、と。いちどそこに口づけて、ようやく彼を解放したでしょうか。 ふわりとしたその感触は、すこしだけ名残りおしいですが]
うさぎさん、ちょっと代わってくださいね。
[言って、うさぎさんを抱きあげおもむろに……彼の膝のうえに座ろうと。 そしてそれが許されたのなら、"楽しいですね"なんて、笑ってみせたでしょうか。 ……もちろん、揺りおとすのは簡単でしょうけれど]
(47) 製菓 2015/01/16(Fri) 21時頃
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― 逢魔ヶ時に悪魔を尋ねて ―
[鱗に覆われた指が扉を叩こうとして、 一度、二度、躊躇するように揺れた。
燃えるような夕陽に赤く照らされた東通りの一角。 定食屋「ロングスプーン」の、申し訳程度に出された看板が、陽を反射して光る。
石畳が敷かれた通りは静寂を保っていた。 中にヒトはいないか、寝ているか、 それすらもわからないほどに、店の中も静かだった。 烏の羽音。足元から長く、影が伸びる。 橙と黒に二分されたかのような世界。
彼は半ば祈るような心地で、やっと扉を叩く。]
シーシャ。飯、食いに来たぞ
[あの日と同じように、 ――扉が開いていたならば、がらりとベルを鳴らして*]
(48) 310 2015/01/16(Fri) 21時半頃
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― 夜空と蜥蜴と不死の男の噺 ―
[ それを聞いたのは、いつだっただろうか。 また、誰からだっただろうか。
――「影の元凶は不死身の男である」と。
そう聞いた時 彼が抱いたのは怒りでも悲しみでもなかった。 ――すとん、と腑に落ちたというのが正しいか。
思い出したのは星々の怨嗟の聲。 あれらが全てワクラバの怨念だったとしたら 否、あれらが全て、ワクラバの受けてきた言葉だったとしたら]
( そうか )
( ……だから、あそこはあんなにも )
[ 寂しかったのだ、と そう思った。 ]
(49) 310 2015/01/16(Fri) 21時半頃
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[ 店を閉めて寒々とした夜空を見上げ、 ふと、思いつきで東の入り口まで歩く
見つけた影に零した苦笑は、 屹度、誰にも見えていなかっただろう。>>45]
……ワクラバ。 風邪を引く……。
[おい、と、その肩をゆっくりと叩いた。*]
(50) 310 2015/01/16(Fri) 21時半頃
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― 蜥蜴人との再会 ―
[うとうとと、体育座りをしていた所に掛けられる声と、揺れる肩。寝ぼけた生気の無い瞳をその主へとやれば丁度自分が探していた人物で]
…クリスさん どうも、久しぶりです
[何時振りでしょうか、なんてとぼけてみせるが、冗談を言っている場合では無いらしく]
話、聞きましたよね すいませんでした
[すくり、と立てば頭を下げて。それに感情があったのかはわからないけれど彼には謝らなければいけないと 人に対して強気の彼が羨ましかった。亜人でも人間でも無い自分に優しくしてくれる彼に嫉妬していた 自分には良くしてくれたのに、仇で返すような事をして――]
――すいません
[ただ、それだけを言えばその場から逃げるように去ろうとして きっと自分と関わろうとは思わないだろうと、そう思って。だって、あんなにも醜い影の中に巻き込まれてしまったのだから*]
(51) 黒戌 2015/01/16(Fri) 21時半頃
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[体育座り。いつも以上に小さく見える彼を見下ろせば、 生気の無い闇の底のような瞳が此方を見る。>>51]
……ああ。久しぶりのような
[そうでは、ないような。 自分以外のヒトも飲まれた以上立ち上がり頭を下げるワクラバに、「別に構わない」とは言えない
ワクラバの内に燻る嫉妬の感情などは知らないが 彼は、結局の所彼がやりたいようにやっている。 それは今も昔も変わらず]
おい。
[二度目の謝罪とともに逃げ出そうとするワクラバの襟を掴み 彼は強引に相手を引き止める。「痛いです」と言われても知らぬ]
寝床なら貸してやる。寄っていけ
[じっと、ワクラバの左側が爛れた顔を見た。*]
(52) 310 2015/01/16(Fri) 22時頃
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[さて、逃げようと背を向けて歩き出せばきゅう、と首が絞まる感触 それが襟を捕まれ引き止められた事だと理解するのには数秒を要して]
……痛いです
[とは言っても彼には無視されてしまっただろうか 寝床を貸してやる、と言われれば世話になるのも申し訳無いのと、自分が件の張本人で怒られ殴られはされても優しくされる覚えなんて全く無い]
………。
[信じられない物を見るかのように生気の無い瞳はじっと相手の真意を探る。誰も見ていない所で何かされるのか。嫌味を言われるのか けれど、どれだけ考えても目の前の誇り高い蜥蜴人がそんな姑息な事をするような人物に見えなくて]
…お世話になります、クリスさん
[お金は払いますから。と最後に付け加えれば彼に甘える形になって どうして自分に優しくするのだろうか、なんて質問は今も口には出せないまま*]
(53) 黒戌 2015/01/16(Fri) 22時頃
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[視線がかち合う。 信じられません、といった顔だ。>>53 どうしてと問いかけたそうに見えたが 口をついたのは「お世話になります」という言葉だけで
お金は払いますから、と言われれば、別にいらん、と そっけなく返した。 いつかと同じように、家に向けて歩き出す。]
お節介を焼くのに、理由がいるのか
[彼を伴いながら、夜空の星を見上げて 小さく皮肉げに零した言葉は 相手に聞こえたかどうか]
(54) 310 2015/01/16(Fri) 22時半頃
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― 家 ―
寂しい場所だった あの影の中は
[そうぽつりと唐突に言ったのは、 夕餉の片づけをしていた時だっただろうか]
お前はずっとあの影を……
[言いかけた言葉を留めて、彼は少し考える。 それから古びた引き出しを開けると、あるものを取り出して]
ワクラバ、手を。
[そういえば彼は、手を出してくれただろうか。 出してくれたならば、その手に。そうでないなら、机にでも そのあるものを置いて渡そうとするだろう。
今は――鮮やかな赤に見えるであろう 小さな宝石]
(55) 310 2015/01/16(Fri) 22時半頃
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……お節介、ですか
[未だに理由がよくわからなかったが、きっと彼は誰にでもこうするのだろう。そう考えると複雑であり、自分以外の誰かにそうするべきなのではないか、とも思ったのだが]
そうですね ありがとうございます
[ふと釣られて空を見れば綺麗な夜空で 無気力の目には少し眩しいように感じ、クリスへと視線を移す ただ寄り添うように。少し嬉しいだなんて思って 今度、何か恩返しをしないと。そう考えると今からでも楽しみになってくる]
(……あれ)
[少し気持ちがおかしいと感じて 感情なんてとっくに捨て去ったと思ったのに、楽しいと感じた事が。楽しみだと、未来に期待してしまう事が]
(56) 黒戌 2015/01/16(Fri) 22時半頃
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(そっか…)
[彼がこちらを見ていない所でそっと目を細める。それが笑みだったのか、瞬きだったのかわからないけれど 事件が起きる前よりは自分に対して素直になれた事だろう]
……ありがとうございます、クリスさん
[きっと、彼が思っている以上に彼は自分に沢山の物を与えてくれたんだと、そう思うと嬉しくなる ボソリと呟いた言葉はガスマスクの中で収まって、相手に聞こえたかはわからない]
(57) 黒戌 2015/01/16(Fri) 22時半頃
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― 蜥蜴人の家 ―
…見られたんですね
[お恥ずかしい。と付け加えるようにそう呟く 嫉妬に殺意、妬みも怒りも絶望も全部。飲み込まれた彼には見られてしまって、その口ぶりからは自分の心の中など見通されてしまったのだろう]
…すいませんでした あれが、俺です
[それも含めて自分なのだと、正直に告白する 今更彼が自分に対して怒るとも思っていない。怒るのならば、そもそもこの家に引き入れたりしないのだから、と信頼もあったのだが 手を、と言われればわけもわからないように手を差し伸べる]
…これは?
[手渡されたのは自分には勿体無いくらいの鮮やかな赤色の宝石 何故、どうして自分に手渡されたのかもわからなくて首を傾げる。それは彼からしたら滑稽だったかもしれないが*]
(58) 黒戌 2015/01/16(Fri) 22時半頃
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ああ
[恥ずかしい、と言われればそうだろうとは思う。 何せ、心の裡を覗き見られたに等しいのだろうから。 あれが自分なのだと正直に言うワクラバに、 彼はふと目を伏せる。>>58]
行き場がない、という感じだったな
[あの暗闇の窒息感に対して、そんな感想を零しながら 掌に紅の宝石を差し出す。 首を傾げるワクラバの様子に、彼はほんの少し。 少しだけ、表情を和らげた。]
アレキサンドライトという 今は赤いが…陽に翳せば翠に色が変わるだろう
[ワクラバの掌に乗るそれを、指で軽くつつく ランプの火に照らされ、赤く光るアレキサンドライト。]
(59) 310 2015/01/16(Fri) 23時頃
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おれは永遠ではないが 石は、扱い次第で永遠を生きる
[何故ワクラバにそれを贈ろうとしているのか、 何故そんなことを言うのか、 彼自身、わからなかった。
もしかしたら「それ」は、 死ねないワクラバに 更に重荷を背負わせるだけになるかもしれないのだが
それでも。 ]
礼はいらん。 お前に、やろう。
[そう告げて、石から指を離した。*]
(60) 310 2015/01/16(Fri) 23時頃
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…永遠、ですか
[まるで自分の事のように持っておけ、と言われてるようで なんだかそれがおかしくなって。それと同時に胸に込み上げてくる不快ではない、違う感情が湧いてくる]
まるで、恋人みたいですね とか言ったら失礼でしょうか
[ふと、今度は自分でもわかるように笑って 口元はガスマスクで見えなかっただろうが、目元はきっと隠せなかっただろう]
ありがとうございます 死ぬまで大切にします
[ぎゅう、とその石を握ると胸に押し当てて 人からの贈り物はこんなにも嬉しいものだったか、と昔の記憶を探るも、途中で諦める きっと、今貰ったこれは過去以上に大切になるのだから*]
(61) 黒戌 2015/01/16(Fri) 23時頃
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[フードを被り直そうとしたのも空しく、抱きついてきたらどうにも出来なくて。>>46 振り解くには一回兎を降ろすしかなく、抱え上げた事を今更後悔しつつ再び膝の上へ。 『してやったり』と言いながら擦りつく少女(>>47)には見えないだろうけれども、随分と苦い表情を。 手櫛で紛らわしているつもりなのか、通る指が頭を撫でるのには本当に“わんちゃん”と同じ扱いではないかと思わなくもない。]
…これで満足ですか?
[柄にもなくやや不機嫌になりながら、そう尋ねる。 自身は睨めつけているつもりなのだが、それは拗ねた子供さながらだという事には全く気が付かず。 それもしかし彼女が口付けるまでの僅かの事。 少女がすると思ってもみなかった行為に戸惑っていれば、漸く解放される。 そうして膝の上で兎と入れ替われば、楽しいですね、なんて笑顔で言うものだから、一瞬吊られて。 それを隠そうと、わしゃわしゃと乱雑に少女の頭を撫でておいた。]
(62) Penia 2015/01/16(Fri) 23時半頃
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……どちらかといえば、友人じゃないか
[やんわりと訂正に入ったが、 ワクラバの目元に浮かんだ柔らかな笑みに、 強くは口に出さず、苦笑に留める。>>61
死ぬまで大切にします、と石を握り、 本当に大事そうに胸に押し当てる不死の男。
そのひとがひとり残され、寂しくないように そのひとにいつか、本当の安らぎが訪れるように
あの星空が怨嗟でなく、暖かな気持ちで満たされるように。
願いを託したアレキサンドライトは、 そのひとの心臓のように 赤く、美しく、光を宿していた**]
(63) 310 2015/01/16(Fri) 23時半頃
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― 別日・東/出入り口近辺・不死身の男を探して ―
……居らんか、の
[ からり 下駄を鳴らし 探す姿は あの目立つ、爛れた半身を持つ男
懐から取り出そうとしたあのヒトガタは 取る前に炭のように ぼろり崩れて
‟元凶”となった引き金に会おうと、数十分 そんなもんで会えるわけのうか と
ふう と溜息を吐く、 こんな所に来たのは 罪悪か それとも、分からぬが]
(64) 雨京 2015/01/17(Sat) 00時頃
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― 東方:出入口 ―
[魔物の討伐後。いつもなら、1人で何度死んででも倒して来いと言われているのに、今回は他の亜人に人間まで付いて来て。自分1人なら、確実なのにそれすらしなかった 終わった後に死人は出なかったものの、怪我人が出て、申し訳無さそうにしていたら良いって事よ。なんて笑って言われたのが今でも不思議だ]
…どうしてですかね
[帰り道、ふと呟いて街へと戻ってくると聞き慣れた下駄の音 この街で下駄を履く物好きなんてそうそう居なくて、下を向いていた顔を上げればそこには妖狐…と呼んで良いのかわからない存在]
…お先失礼します
[先に同行者にそう告げれば小走りでユキの方へと近付いて行って 今回は頭を吹き飛ばされもしていないから記憶は安定している]
ユキさん、出入口は危ないですよ
[そう声を掛けてみるが彼からはなにか反応あっただろうか*]
(65) 黒戌 2015/01/17(Sat) 00時頃
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― 東方:出入口 ―
[人通りに彼を見つけられず 諦めてゆこうか 立ち上がろうとした、そのとき
>>65馴染みのある声がして 肩を震わす 探してた音をいざ聞けば 噫 、 ]
( ……なにしにきたんやっけ )
[ 結局、会ってどうしよか 考えてへんかった自分に気付き 苦味を隠しきれぬ微笑を携えたまま ただ近付く足音に 耳を澄ます
小走りで近付く彼は どこか数日前と同じ光景のようで けれど何処か今迄と違う気がして 少し薄氷を細めた ]
…噫、ワクラバはん 、やから心配無用やて ―― それに、すこうし 汝に会いたい思うて な
(66) 雨京 2015/01/17(Sat) 01時頃
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--IF/welcome immortal2--
さぁて、どうでしょうか。答えはヒルメシのあと!
[耳についた、問いかけのような呟き>>44に勝手に返事をする。 物思う男、彼の思考に横槍を入れれば、 こちらに気がついただろうか。 目が合ったのなら、ニヤリと牙を見せる。]
ヘイ。そこの・・・、何だ?アンデッドか? 腹は減ってるか、減って無くてもうちへ来い。 小難しそうなことは、ウマい飯を食ってから考えろ。
[こちらを向いた顔はその半分が爛れている、あまり見ないタイプのひとの形だ。だが、そんなことは今はどうだっていい。亜人であろうが人間であろうが構わない。自分の料理を食って率直に感想を言ってくれるのであれば。
安くしとくからさァ、と胡散臭さに満ちた声色で来い来い、と招く手振りをする。 自分の"安い"の価値観が彼と同じくするかは分からないが。 彼の反応はどうだっただろうか、渋るようなら無理矢理にでも腕を引いて、店内の客席へと招いただろう。]
(67) antidope 2015/01/17(Sat) 06時半頃
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--誰そ彼時に蜥蜴に訊ねる--
[薄いカーテンが橙色を孕む時間。 定食屋の店主はダイニングの机に突っ伏していた。 ここしばらく、どうにも無気力であり。灯りもつけないまま、静かに呼吸を繰り返していたところ。
ガラン、 鍵もかけないままの戸口のベルが鳴る。 ――今日はやる気が出ないから休みだ、 そう告げようと、気だるげに入り口の人影に目を向ければ。]
・・・・・・?
[>>48耳慣れた低い声に、薄闇に浮かぶドーン・ミスト。 その顔つきは、どこか神妙としていただろうか、そうであってもきっと表情までは認識はできず、ただ思わず、傍に転がっていたフォークで左手の甲を刺した。 とても痛い。 なるほど、夢ではない。そもそも、夢など見ないのだけれど。
ゆるやかに瞳孔が開いていく。]
(68) antidope 2015/01/17(Sat) 06時半頃
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・・・てっ・・・めーーー・・・・・・・・・・・・。
[無表情のまま体を起こし、つかつかと入り口の彼の元まで近寄れば、勢いづいて鱗の走ったその首を掴んで、締めた。]
どこに消えてやがった!!!!
何!!しれっと!!
カンタンに!!!帰って来てやがる!!!!!
この!オレサマが!!どんだけ!!!!
おめーなんかのことを!!!!!!
・・・・・・・・・、
[がくがくと揺らしながら、声を荒げる。
ダイニングに散乱したままの古書やガラクタみたいな魔法具。 いろいろ試した。あの時のあんなまじないじゃ効かなかった、簡単にいなくなった。だからムカついて、白魔術も黒魔術も、召還術まで調べた。でも全部役立たずで、それはもう苛々し倒した。]
(69) antidope 2015/01/17(Sat) 06時半頃
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[ひととおり当たり散らせば、突然スイッチが切れたように、黙る。 首を拘束していた手を離し、その冷ややかな体温と質感を確かめるように、握っては開いて。]
・・・・・・・・・ソッカ。 ああ、そう・・・、 戻ってきたんだな・・・。へえ・・・・・・。
[上の空みたいに、俯きがちに、そう零して。 息を吐くと、目の前にあったその肩口に少しだけ頭をのせた。 数秒の間だけ、そうしていることは許されただろうか。
果たして、彼が自分にとってどういう存在なのか、自覚はないままだけれど。 ただ、ほっとした。
顔を上げる。胸元を軽く押して数歩下がると、粛々としてわざとらしいポーズを。]
いらっしゃいませ、クリストフォロスさん。 今日は、何にいたしましょうか。
[まるで何事もなかったかのように、他人行儀に微笑んだ。**]
(70) antidope 2015/01/17(Sat) 06時半頃
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きゃー!
[乱雑に頭を撫でられれば>>62悲鳴なんてあげてみます。 いかにも楽しげなそれは、彼の可愛らしいお耳には、すこし耳ざわりかもしれません]
ああ、もう。髪がぐしゃぐしゃですよう。
[けらけら笑いながら文句の言葉を落とし。 ほんのすこしだけ、咎めるように。頬を膨らませて彼の方をにらみました。 ……それもすぐに、笑顔にかき消されてしまったでしょうか。
膝の上に乗ったら、流石に落とされるかと思っていたのですけれど。 思いがけずそれを許されてしまったものですから、なんだかくすぐったいきもちになってしまいます。 すこし前まで、会釈も返してもらえなかったのに、すごい進歩です]
(71) 製菓 2015/01/17(Sat) 09時半頃
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[背中を彼にあずけながら、あいまいになるふたり分の体温に目を細め。彼の手を取れば、ちいさな指をゆるりと絡めます]
――わたしね、ずっと寂しかったんです。 おとうさんも、おかあさんも居なくって。お友達も、中々出来なくって。
[虹色を瞼に閉じこめ、ましろいまつげを震わせて。 ぽつり、と。落とす言葉は、まるで贖罪のように。
大切なお友達とも、おとうさんのように思える人とも、出会えましたけれど。 こころの何処かで渦まいた闇は、それでもはらされることは無く。 ――けれど、"人間"とだって手が取り合えると証明された今ならば。 この闇を閉じこめて、分けへだてなく絆を手をつなごうと、そう思える気がするんです]
……でも、もう大丈夫。
ねえ、アルゼルド。あなたはどう? 寂しく、ありませんか?
[強がりな狼さんの手を強く握って、そう尋ねてみせたら。 彼は一体、どんな返事をしたでしょうか]
(72) 製菓 2015/01/17(Sat) 09時半頃
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[あの時の子供のように、少女が上げる楽しそうな声は、少し煩くて。 一瞬だけ睨み付けた彼女は、しかし即座に笑顔になっていた。>>71 何処か納得いかない気持ちを抱えつつも、何故払い落とさないかは分からないが、大凡少女のペースにはめられている、といったところだろうか。 そのもやもやを隠すかの如くフードを被り直す。 そうして、ちゃっかり凭れかかってきていると感じるのは、落とそうと僅か考えた所為であって、絡められた指には2、3瞬きを。 あの時と同じ言葉を今度は質問してくる少女(>>72)に、さて自分は寂しいと思っているのかと逡巡し。]
…寂しくはないですよ。
[そう返した言葉が本当か否かは本人にすら分からず。 唯、自身の内に飼っていた闇が無くなりこそしないまでも減ってはいて。 それでも素直さに欠けるこの人狼の男は、少女のように自分を語ろうとはしない。 いつか、半狐が去っていく少女に漏らした言葉を思い出して、全く似た気持ちになっていると気が付けば、僅か目線を伏せた。]
(73) Penia 2015/01/17(Sat) 10時頃
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…僕は寂しくはないです。 ですが…虚しい、とは感じているかもしれませんね。
[先ほどの言葉を訂正して、街並みに目を向ける。 人間が嫌ってくる今迄は、何の罪の意識もなく人を喰らってきた。 人を喰らう存在だからこその感情かもしれないが、人間と亜人が近寄り始めた今において、如何過ごしたらいいのか皆目見当がつかなかったのである。 まして月一で理性を失うような自分は。]
僕は…。 …如何すればいいんでしょうかね…。
[そう呟いた言葉が少女に届いかは分からないが。]
(74) Penia 2015/01/17(Sat) 10時半頃
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−街の一角・キラキラに囲まれて−
["影のお化け"に怯えていたのが嘘のように、街中は活気を取り戻していました。 その片隅…いつかエルフのお兄さんに教えてもらったお店の前で、マリオは目をまん丸くしていました。その茶色い瞳には、色とりどりのキラキラが映り込んで光っています。 こんなに綺麗なお店に、どうして今の今まで気がつかなかったのでしょう。]
すっごーい…!宝石みたい!! モモねーちゃんにも教えてあげなきゃ!
[残念ながら、値札についた数字は0が多すぎて、マリオのお小遣いでは歯が立ちそうにありません。 だから並べられたひとつひとつの灯を、時間をかけて目に焼き付けて。その奥に店主の姿が見えたなら、ますます顔を綻ばせて手を振ったでしょうか。*]
(@2) bobonon 2015/01/17(Sat) 10時半頃
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[影の中にいた時と同じように、首を絞められる。>>69 今度は拒絶しない儘、その言葉ひとつひとつを受け止めた。 揺らぐ視界の中に、古書や魔導具が映る。
シーシャがどれほど努力したかが見えるような気がして 頭をもたげる贖罪の気持ちに、彼は只「すまない」と繰り返した]
[どれほど怒られても、それは仕方のない事だと 「また来い」と微かに添えられた掌を思い出し乍考えていれば 首から手が離れる。
不明瞭な呟きと共に、悪魔がふいに近づいた]
…………、
[肩口に暖かな体温をもつものが乗る。 差し伸べた鱗をもつ掌は、何かを躊躇うように宙を漂い 指先で微かに背をなでるだけに留まった。]
(75) 310 2015/01/17(Sat) 10時半頃
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『いらっしゃいませ、クリストフォロスさん。 今日は、何にいたしましょうか。』
[……うまく言葉にできない。 取り繕うように他人行儀に微笑むその顔を 複雑な気持ちで見下ろした。>>70
長く白い睫の下に 差し込む夕焼けを映し出す紫水晶(アメジスト)
彼は小さく息を吐いた。 発露した激情を取り繕う、その意図を汲むべきなのかもしれない。 特に心配させた身としては――だが。 オーダーの前に、と人差し指を立てて降ろす。]
悪かった。……心配をかけた。
[深く頭を下げる。それから]
(76) 310 2015/01/17(Sat) 10時半頃
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……「また」逢えて良かった。 魚でも、食わせてもらえないか
[少しすまなそうに、それから、ほっとしたように微笑んだ。 その背に腕を回したら怒られてしまいそうだが 白髪をぽんと撫でるくらいは、許してもらえないだろうか]
(77) 310 2015/01/17(Sat) 10時半頃
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[被り直されるフード>>73には、残念そうにくちびるをとがらせながら。 それでもやっぱり、背につたわる彼のあたたかさに、すぐに表情をやわらげました。 絡めた手を、そっと持ち上げて。わたしとは対照的な色の肌に、頬をすり寄せます。
"寂しくない"、と。そう返され、しらず安堵のような息をもらし。 けれどそれにまた言葉>>74が続けば、おおきな瞳で彼を見上げました]
……むなしい?
[聞こえた単語をなぞりながら、こてりと首をかしげます。 わたしには、彼の考えていることなんて、全くわからなくて。
彼のお顔から、その視線をたどるように町並みへと虹色を向け。 まばらに流れる人の群れと、灯り始める家々の輝きに目をこらします。 そうすれば、彼のきもちが、すこしでもわかるのではないか、と。
……それでもやっぱり、理解はできなくて]
(78) 製菓 2015/01/17(Sat) 12時頃
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……わたしには。 あなたに、道を示すことは、出来ませんけれど。
[視線をふたたび彼にもどし、ひそりとひそめた声音で。 まるで内緒話をするみたいに、お顔を近付けて言葉を紡ぎます]
でも、一緒に悩んであげることなら、出来ると思うんです。 ……だから、何か困っているなら、教えてください。
ちっちゃくって、頼りないかもしれません。 それでもきっと、ひとりぼっちで悩むよりは、ずっとマシですから。
[そうして、"あなたはひとりではないんだよ"、と。 そう伝えるみたいに微笑んでみせたら、彼も表情をやわらげてはくれないでしょうか]
(79) 製菓 2015/01/17(Sat) 12時頃
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[ 外から聞こえる無邪気な子供の声>>@2 それがいつかの子供と気づくのは少し時間が経ってから
じい、とまんまるの瞳でひとつひとつを見つめるその様子に頬を緩ませ ああいう、素直な感情を見る新鮮さに懐かしさを覚える 大人が見せないその素直さは、子供の特権か ]
( 入っては、こないのかな…? )
[ 手を振る少年に気がつけば、 小さな魔法使いに駆け寄る無邪気な少年を思い出す ああ、とオリーブグリーンを すぅ と細め、 胸のあたりで同じように振り返したのは気づいてもらえたか
もし気づいてもらえたのなら、 『いらっしゃい』と音なき言の葉で歓迎したことだろう* ]
(80) 朔 2015/01/17(Sat) 14時半頃
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[少女が零す安堵の息を聞きながら(>>78)、視線を逸らして。 そうやって見ていた街並みの前に突然、先程まで何処かを見ていた筈の虹色が入ってきて驚くいていれば、潜めたような声で紡がれた言葉が聞こえる。>>79 そうして顔を近付けてくるのに気が付けばベンチの背凭れに妨げられて冗談程度になってしまうが、僅か身を引く。 精一杯、少女が差し伸べた言葉の手を、払い除けはせずとも今は未だ取れそうもないが。]
そうですねぇ…。 …ですが、未だ大丈夫です。 この街が変わっていくなら…僕もまた変わるんでしょう。
[それでも如何しようもなくなった時は聞いてくれます?と言ってみて。 笑顔になる事は出来なくても、僅か表情は和らいでいただろうか。]
…ふふふ。 さあ、早く帰らないと“影”がきて呑んでしまいますよ?
[少し意地悪く笑えば、子供を親が諭すかのように余計な一言を。 もう終わったからこそ言える言葉だが、冗談になっているのかは酷く微妙なところ。]
(81) Penia 2015/01/17(Sat) 14時半頃
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わたしでよければ、いくらだって聞きます。 ……だから。わたしが困ったときも、お願いしますね。
[やわらいだ表情>>81を見れば、満足そうに破顔しまして。 つないだ手を振りながら、ぱたぱたと足を揺らします。
今までだって、すっかりお友達のつもりでしたけれど。 こうしていると、ほんとうになかよしになれたみたいで、胸がほわほわしてきます]
……はあい。 じゃあ最後に、
[言うなり体ごと彼の方へ向いて、うさぎさんを押し付けるようにすれば、そのまま思いきり抱きついてみせました]
(82) 製菓 2015/01/17(Sat) 18時頃
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[そうして、間に挟まるうさぎさんを潰さない程度に力をこめ。 ぎゅううとしばし抱きついたなら、彼と自分との間に、またひとつ笑みを零します。
拒まれないうちに体をはなし、彼の膝のうえからもおりて。 うさぎさんを抱えなおせば、ひとつ、お辞儀をしてみせました]
また、遊んでくださいね。
[いつだかのように次の約束を取りつけたのなら、ひらりと手を振ります。 もし彼がいやそうにしても、そんなの知ったことじゃありません。 今日のように、無理矢理約束を守らせればいい話です。
笑顔のうらに、こそりと意地のわるいことを考えながら。 何度も何度も振り返りつつも、帰路へとついたでしょうか*]
(83) 製菓 2015/01/17(Sat) 18時頃
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[>>75好き勝手にクリストフォロスを責める間、それを受け入れ、自分に謝り続ける様子には徐々に少し眉尻を下げただろうか。
彼が謝ることじゃないとは分かってる。楽観的に構えたまま、彼を一度失ったことに、その虚脱感が予想以上に大きかったことに複雑な想いを抱えていたことを素直に言葉には出来ず、ただその幼児じみたむずがりをぶつけてる。責める権利などないのに。]
・・・・・・。
[固い指先が背中を撫でるのを感じれば、瞼を落として息を吐く。
ただただ自分を受け入れてくれるようなその柔らかい静穏に、身を委ねてしまいそうだったけれど。
長年培った天邪気が阻んで、寄せた体を離す。]
(84) antidope 2015/01/17(Sat) 18時半頃
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[わざとらしく、道化のような振る舞いをすれば、 彼は複雑そうな表情を浮かべる。>>76 こちらの思いの底など知られなくともいいと、そんな傲慢さで。 瞳を見下ろされれば、見上げ返す。
繰り返す謝罪に、もーいいよ、と返した声色は存外柔らかくなってしまったか。]
・・・ほんっとーに、真っ直ぐなヤツだな。
["また"会えてよかった。 彼との別れ際に交し合った、約束のような、願いのような言葉。 こくり、と一度だけ頷いて。
頭にその大きな手が乗せられれば、少し目を見開いたあと――満更でもなさげに、目を細めて口端を上げ。 ようやく、素直な言葉で伝えた。]
・・・オカエリナサイ。
[今日は特別に、馳走を振舞ってやってもいい。*]
(85) antidope 2015/01/17(Sat) 18時半頃
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[わざと余計に発した一言に嫌な顔をするどころか、満面の笑みでお願い事をする少女(>>82)に不覚にも、僕で良ければ、と口を滑らしそうになってしまい。 その事が気まずくて目線を泳がせた事に気がつかれなかった事だけが、唯一の救いだろうか。 はあい、と返事をするからそのまま帰るのだろうと思っていれば兎を持たされる。 思い切り抱き付いてきたのには戸惑いと焦りを。]
ちょ、ちょっとモスキートさん…!?
[抱き付かれた途端、反射的に身体を固くして。 彼女の背に手を回す事はないものの、それでも拒む事はせずに。 僅かな時間で彼女から離れれば、『“また”遊んでくださいね』の言葉と手を振る様子に此方も手を挙げれば(>>83)、またも嫌味で。]
…そうですね、“また”会ってあげます。 貴女は中々、如何してなのか我儘ですから。
[だから、何事もなく過ごしてくださいね、とは言わなかった。 絶対に言う筈もないが。 そうして振り返り振り返り帰っていくのを見えなくなるまで見送ろうか。]
(86) Penia 2015/01/17(Sat) 20時頃
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[もーいいよ、と許されたことにほっとする。
”別れの痛みは、再会の喜びに比べれば何でもない。”
そう云っては都合が良すぎるかもしれない。 されど今は、再び会えた喜びを噛み締めていた。
白い髪に指を滑り込ませゆっくりと撫でれば>>85 満更でもなさげな様子で猫のように目を細めるから
――そして、「オカエリナサイ」と言ってくれるものだから]
( ……少し、困ったな )
[胸に溢れるこの感情のやり場が判らず、瞼を伏せた。 迷いは一瞬。
どうせ自分はそれしか能が無いのだから、 真っ直ぐに、只、真っ直ぐに。]
(87) 310 2015/01/17(Sat) 22時半頃
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…………。 仕返し、だ。
[再度シーシャの頭を撫でた。 身体を離して、からかうように、されど柔らかな声音で云う。
夕陽の逆光で見えたかは定かではない。 されど。 彼の口元には、柔らかな笑みが浮かんでいた*]
[ その後――。 紫の瞳をした天邪鬼に、「約束していただろう」と アメジストの嵌めこまれた星型のペンダントが贈られるのは ……また、*別の噺*]
(88) 310 2015/01/17(Sat) 22時半頃
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― 東方出入口:狐の男と再会 ―
[なんだろうと話しかけてみたは良いものの、彼からは同じ気配を感じた事があって それは自分とは違う、憎しみのようで、影にもなり得たかもしれない。そんなよくわからない気持ち]
…俺は、探してはなかったです
[彼の言葉に対して、否定するように。別に彼に会いたかったわけではない 事件の真相の話はとっくに聞いてしまっているだろう。それならば、自分が会いに行くのは寧ろ良い事では無く、知り合いなど居ない別の街に引っ越すべきだったのではないだろうか
――引っ越す家など無いのだが]
俺に会って、どうするつもりだったんですか
[怒るのか、それとも同情するのか ただ考えるのは悪い方悪い方で。彼の真意など結局自分にはわからないのだ*]
(89) 黒戌 2015/01/17(Sat) 22時半頃
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― IF:悪魔の男と出会って ―
……そうですけど
[勢いのある話し方に対してデジャヴを感じる。どこぞの吸血鬼も似たような感じだったか、なんて思って うまい飯、なんて言われれば自分を引き入れようとする飯屋があるはずが無いなんて捻くれた結論を付ける]
すいませんが、お腹は空いていないので――
[グギュルルルルルル〜〜〜〜と大きな音をタイミング良く立てて 勿論故意的では無いし、ここ数日何も食べず例の蜥蜴人に迷惑を掛けないようになんて無駄な事を思考しているうちに結局食べ損ねていただけなのだが その音はあまりにも大きすぎて周りの人がこちらを見るくらいだった]
――お腹は空いていないので遠慮しておきます
[まるで何事も無かったかのように再度彼にそう告げる 無理矢理連れられるならば、渋々と店に入るだろう*]
(90) 黒戌 2015/01/17(Sat) 22時半頃
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[最初に掴みかかった勢いはどこへやら、今ではすっかり落ち着いて。どこか微睡むように、目の前で静かに、でも確かにそこにいる存在を感じていた。>>87
…ー再び、ふいに体を引き寄せられれば。 びくりと一瞬強ばった体は伝わってしまっただろうか。……驚いた顔は、見えてなければいい。]
・・・何が仕返しだ。ボケ。
[拗ねたように悪態をついて、膝下を軽く蹴る。それでも頭を撫でる手を拒むことはなく。いつも浮かべる笑いとは別種、勝手に緩んでしまいそうな口元に、密かに内頬を噛んだ。
向かう、柔らかな笑み。 ・・・こいつの真っ直ぐさには、どんな捻くれも敵わないのかもしれない。 それを認めることは全く、本当に、心から悔しいのだけれども。
ーー後日、ペンダントを受け取るころには、もう少しくらいは素直になれた…だろうか。**]
(91) antidope 2015/01/18(Sun) 08時半頃
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[>>90腹の虫の派手な鳴き声。音の出元を見、男の顔を見、きょとんと目をまるくする。 次の瞬間には、ケラケラと声をたてて笑った。]
おいおい…体は随分ショージキだなァ? おなかとせなかがくっつくぞ? 生きてるんなら、メシを食え。
[アンデッドでもやっぱり腹は減るんだな、なんて感心しつつ。 その無表情は、本当に遠慮しているのか警戒しているのか。 はたまた無関心なのか、他に思うところがあるのか。
しかしながら、出会ったばかりの彼の心情など読めそうにもなく…いや、読めたとしても強引な言いくるめ方だったとは思うが、兎も角、腕を引き背中を押して、店内へ着席させただろう。]
(92) antidope 2015/01/18(Sun) 08時半頃
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[そういえば―― 影の怨念の正体は、不死の男だったとか。それは後日、クリストフォロスから聞いたんだったか噂で聞いたんだったか。 そんな事を思い出したが、それはいったん横に置いて。キッチンに立ち、ほとんど準備済みだったそれらを完成させると、テーブルへ給仕した。]
ドーゾ、召し上がれ。
[ドン、と置かれたそれは。 厚い肉のパテ。カリカリに焼いたベーコン。レタス、トマト、チーズ、自家製ピクルス。目玉焼き。オーロラソースを幾重にも重ねてやわらかいパンではさんだ、20cmはあろうかというハンバーガー。 食材調達が容易になった今だからこそできる大胆メニューだ。一応フォークとナイフも用意してある、彼がこの巨大な自信作をどうやって食べるのか、興味深そうに見つめた。*]
(93) antidope 2015/01/18(Sun) 08時半頃
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[アテもなく街を散策していると、一風変わった定食屋を見つける。 この辺りは滅多と来なかったからか、このお店も初めて見たもので。 冷やかしついでに覗いてみようか、などと思えば扉を押し開ける。 割と大きなベルの音に僅か身を固くしながら、首だけ覗かせて中を見渡すが、そこに店主はいただろうか。 何方にせよ、誰かいらっしゃいますか、と声だけはかけてみる。 反応がなければ本当に冷やかしで帰るだろうし、あれば中に入って手持ち無沙汰に立っている事だろう。]
(94) Penia 2015/01/18(Sun) 11時半頃
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―東方出入り口:不死身の男と―
―― はは、それは残念や
[ >>89くく と軽薄に嗤う顔は上辺 ‟会わなければいけない”ようで‟会いたくない” 天邪鬼がゆらゆら、 狐の中で惑う 小生よりも濃い ‟影”の持ち主を前にして 気付いとんのかは知らんが 少なからず
‟怨み”を 宿す ―― 宿していた ― のは 濁りは違えど同じ ただ 其処に ‟あの闇”に触れて すこうし こころが痛むような、 ]
……会って なあ なあんも 考えとらんかったし どうする気もあらへん
(95) 雨京 2015/01/18(Sun) 15時半頃
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ただ ほんに‟影”に呑まれるべきは
…… 小生やったんやろうなあ て
[ 情のない 造りもののような 微笑を浮かべ 昏さを宿す双眸を一瞬見れど 視線を自ら逸らした ]
恨んでへんか 聞いたんはな
汝を拾うただけやないんよ
汝の村を 燃やしたんは 小生や
(96) 雨京 2015/01/18(Sun) 15時半頃
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[ それも 戦中で仕方なくやない ‟影”のような 肥大した、紛れもあらへん悪意 怨恨の積み重なった 自棄になった、捌け口や
―― 背けた顔は ぼんやり 足元へ 口にはせずとも どこかやましさがあるのはバレるやろか それでも 合わす視線など ないんや
この前に 立つ資格すら
ただ張り詰めたものを吐くように 狐は ふ、 と息を零した *]
(97) 雨京 2015/01/18(Sun) 15時半頃
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― 蜥蜴と会ってから更に数日/『snowlia』 ―
[ 手に乗せて 弄ぶは 雪のような 白い山茶花の精巧な花細工 式の白狐と 同じ 真白のいろ
沈黙したまま 放り投げてまおうか なあんて 睨めっこを暫く続けたものの 机に そ と置き ]
…… ―― 、
[ 狭い路地から入り込む 隙間風は賑やかしい 変わらんようで 確かに変わったのは どこまでやろうか
ぼう と 見知った顔が来ることを待っていたことに 狐は、 到底気付く由もない * ]
(98) 雨京 2015/01/18(Sun) 16時頃
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― 悪魔の男に連れられて ―
お腹空いてません …空いてませんってば
[そう言われながらも無理矢理に店の中へと座らされれば溜息を吐いて 別段お腹が空いていない…わけではないが、元々食べなくても死なないし、食べるだけ無駄だと言われてきた自分にとって、ガスマスクはそういう意味もあって 口を開くな、飯を食うな。と]
…………。
[出された美味しそうなハンバーガーに対して、中身をペラリとめくってはピクルスをちまっと取り出す]
――ピクルス嫌い
[ボソリ、とそう呟いてからハンバーガーを一口、かぶりつくように食べれば、こういう食べ方もそう言えば覚えていたな、なんて思うくらい食べ物を口にしなかったんだと実感する]
……!
[ガツガツ、と無言のまま食べきればごちそうさまでした。と一言言ってポケットから3日は食っていけるのではないかというくらいの一握りの金貨を差し出す]
(99) 黒戌 2015/01/18(Sun) 16時頃
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美味しかったです お客さん来ると良いですね
[それだけ言えば、ありがとうと言い残してその場から去ろうとするか*]
(100) 黒戌 2015/01/18(Sun) 16時頃
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― 狐の男との話 ―
嫌ですよ、恥ずかしい
[影に飲まれればどうなるのか、結局自分の感情がそのまま相手に伝わるわけで その感情を彼に見られるのは、嫌だった。と言うのもそれだけ似たような“影になりうる何か”が彼にもあったからで]
…そう、ですか
[知ってた、と言えば嘘になるが知らなかったと言っても嘘になる 大体予測はしていたけれど、知らない振りを、見ない振りをしていただけで。そんな彼に対して言う言葉も掛ける言葉も見付からない]
みんな死ぬのが早くなっただけです
――どうせ、俺は置いてかれた
[それが原因で不死になったなら話は別ですけどね、なんて言って 死ねないのは彼のせいじゃない。家族が死んだのは彼のせいだとしても]
あれは、事故です
(101) 黒戌 2015/01/18(Sun) 16時頃
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[それだけ言い残して 他にかける言葉が見付からないように手を差し出す]
仲直りってこうするんでしたっけ
[握手、のつもりではあったが自分から人に触れようとするのはいつ振りだろうか 触られる事はあったものの、人を避けていた自分にとってはそれはあり得ない事で。けれど、彼なら悪くもない気がした それに対してどういう反応を取られたかは知らないが**]
(102) 黒戌 2015/01/18(Sun) 16時頃
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-暫く後の話-
[漸く、…が街の変化に慣れてきた頃。 意味もなく街をうろうろするのは日課にも近くなっていて。 それでもこの街を覚えるにはそれまで余り足を伸ばさなかった所為で、未だ時間がかかりそうである。 ふと見つけたのは何のお店か分からないが。 それに興味を引いたのと、いつかの半狐の臭いに気が付いたのは何方が先だったか。 そういえば花細工をしていると言っていた事を思い出せば、店に入ってみる。 丁度、彼は机でぼんやりしていた頃だろうか。>>98]
お久しぶりですね、ユキさん。 …こんな所にあったんですか、貴男のお店。
[そう声をかけてみれば、何らか反応はあっただろうか。]
(103) Penia 2015/01/18(Sun) 17時頃
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― 不死身の男と ―
はあ 恥ずかしゅうもなんもあらんやろに
[ 結局影に呑まれんかった故にその言葉の意味は分からんで もっとも その‟感情”が露すると知れば 噫 小生のちっぽけで 醜い感情を見せる そう考えりゃあ 理解も出来たんやろうけれど
ただ くすくす と袖で隠して 密やかに嗤うだけ >>101滑らかでない言葉に、すこうし 更に視線が沈む
言の葉がないのが 逆に きゅう と締め付ける 戦ぐ風は、 背の羽織を揺らめかし まるで悠久の如く]
…… 、
[ 次いだ言葉は 軽うするもんやなく むしろ 重石が積み重なるようやったけれど 再度の静寂を 薄氷は地を眺め続けるばかり]
(104) 雨京 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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( 事故 やなんて、 )
[ あの色濃い影より 赤は命を奪う ―― 目の前の男の爛れた皮膚は、 罪の証
幾度の亡骸には 氷のように感じやせえへんのに 生者に 死ねない男に刻まれた その火傷 それが 己の心を炙るような 情を抱くのは何故、]
[ 不意に 地と己の間に伸ばされた手に驚き
目をまあるくして はっ と背けていた視線をまっすぐに]
……、
…… ふ、 ふふ、
(105) 雨京 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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仲直り いうんも なんか違うやろ ―― 赦してもらう ことなんか、あらんもの
[ 伏せがちな睫毛を暫く微動にさせていたものの どこか その不器用じみた ひとの温かさ、 それに 可笑しいような うれしゅうなるような、
先程とは違う種の 弧を口許に描き 長久く生きれど 心は止まった刻
己のこころも ひどく 稚拙で不格好やったけれど すこうし 躊躇うように 手をみつめ
『ええのか』いうように じ と眼をみつめるも 自ずから ふるり 首を振るい その手を取る ]
(106) 雨京 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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……なんや いうたらいいんか
仲良う とも言わん 言えんけど ‟似たもん同士” … たまに会ってくれたら嬉しゅう
なあんて、 都合ええかの?
[ 困ったように アイスブルーに月を浮かべれば 掴んだ手に 柔らかな圧をかけた *]
(107) 雨京 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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― 暫く後の噺 ―
[ 不意に 隙間から入り込む 獣のような香 脳裏に 彷彿とするは、月影のような黒髪の、
戸へ首を向けると >>103凛 と鈴が鳴るは同時
見覚えのある 人の形をした 狼の姿 ] ああ アルゼルドはん …見つかってもうたか 、
[ 冗談っぽく くつくつ、端から零して 『いらっしゃい』 と 椅子から立ち上がった*]
(108) 雨京 2015/01/18(Sun) 18時頃
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― 狐の男と出会って ―
ユキさんは知らなくて良いです
[恥ずかしいも何も…と言われればきっぱりと、そう言って 別に飲まれなかったのなら飲まれないで良かったじゃないか。と]
別に赦すもなにも 俺は何も恨んで無いです
[何も思っていない、と言ったら嘘になるが恨んでいないのは本当だったし、特に問題は無い 彼がどういう気持ちで自分を見ていたのかは自分にとってはどうでも良い事だし、この傷が彼のせいだという事なんかとっくの昔に忘れていたのだから]
良いんじゃないですか
[彼の疑問にはそう淡々と答える。何か問題でもあるのだろうか、と言わんばかりに 自分から会いに行くのは多少罪悪感があるが、きっとそれは彼も同じ事なのだろう。そう考えると少しは気が楽になる]
(109) 黒戌 2015/01/18(Sun) 18時頃
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“似たもの同士”なんですから
[手を握り返されれば満足そうに頷いて きっとこれから彼と会う事も増えるだろうし、話す事も増えるだろう 永遠に話せる、永遠に生きるとは言えないけれど。今話せる“友達”が出来たのなら、喜ぶべきだと ガスマスクの下は自分でも気付かぬうちに、少し口角が上がっていた**]
(110) 黒戌 2015/01/18(Sun) 18時頃
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― 不死身の男と ―
なあんや それ
[ >>109キッパリ言われれば、それはそれで
ぱしぱし 瞬いた 後に ゆるうく 小首を傾げ じとり その言葉の通りなのに ちょっとだけ なんでやろ ――― 蚊帳の外にされた 子供の気分 ]
…… それでも、
( 小生の業やから )
(111) 雨京 2015/01/18(Sun) 20時頃
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[ 恨んでない 言われても 引け目は変わらん でも それは ええ 、と内に仕舞い こころの中だけに 留めよう
そう、瞼を伏せて 握る手は 温かい 『良いんじゃないですか』 という言葉に そこで ようやく 水から掬われるような感覚がした]
…… そう、やね
(112) 雨京 2015/01/18(Sun) 20時頃
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[ 反復された言葉に 毒気が抜けたように ちいさく 頷いて 、 その ガスマスクの奥の口許は見えぬど 満足そうに頷く それだけで、
人の混じりし狐は 永久には生きられぬ それでも 似通うた存在と ‟友”となれれば 行き場のない心も 留まりを示すようで ]
あらためて よろしゅう な
[ ―――― 少し擽ったげに 微笑んだ * ]
(113) 雨京 2015/01/18(Sun) 20時頃
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[『見つかってもうたか』と冗談っぽく言う彼に、見つけてしまいましたねぇ、などと同じく冗談を返して。 思うのは、あの騒ぎの前までこの半狐が抱いていた複雑な心情。 あれは少しでもマシになっているんだろうか、と思ってみたところでそれを尋ねられる筈もなく、目線は内装と言って差し支えない程の花々へ。 それらに視線をやりながら、何処となくではあれど彼の中で何かが変わっている気がした。]
本当に綺麗ですね。 前に頂いたものも大層綺麗でしたが。
[一通り見てから、そんな言葉と共に半狐の薄氷に目をやって。 「最近の街の雰囲気、慣れました?」と思ってもない事を口にした。 自分自身、心情にはいい意味で変化が生じているが、だからといって霧散しはしない。 それはこの半狐も同じなのではないだろうか、などと考えれば僅か目線を伏せる。 それが彼にどう映るかは分からないが。
(114) Penia 2015/01/18(Sun) 20時半頃
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[>>94ガララン、ベルが鳴り渡って、 ダイニングの隣の自室で本を読んでいた目を上げる。 顔を覗かせれば、フードを被った男が一人。]
いらっしゃいます。イラッシャイマセ。
[誰かいらっしゃいますか―― と、丁寧な物腰に慇懃無礼に挨拶をする。 フードのその下の顔は、初めて見るもの、赤く光る瞳は恐らく亜人か。その風体をしばらく眺め見たあと、ふむ、と何度かうなづいた。
ここに来たということは食事を採りに来たのだろう、 そう決め付ける。 そのまま立っているようなら、椅子を指して座るように促した。]
アンタの主食は?肉か野菜か魚か。
[店にメニューがない手前、もし彼が戸惑っているようならばそう声をかける。食いたいもので何でも作る、との説明も足しただろう。]
(115) antidope 2015/01/18(Sun) 20時半頃
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[>>99何やら意地を張り続ける男を、いいからいいから、とまるでナンパの手口のように店内に連れ込んで座らせれば、上機嫌にその肩を数度叩いた。
差し出した山積みのハンバーガーから、器用にピクルスを選り出す様子に目を丸くする。さきほどの意地にしろ、一見朴念仁のようにも思える彼が覗かせる幼い面に関心がわいてきて。]
ピクルス嫌い?アンタ、見た目に反してオコチャマなんだな。 死ななければ、成長も止まるもんなのか?
[思考はすぐ声にも出た。 煽りのスパイスを少々効かせたのは、自家製のピクルスを弾かれて少々気が悪かったからでもあり(嫌いなもんを食う必要はないから、咎めこそしないが)、彼の反応を見たかったからで。
気持ちいいくらいの食べっぷりには満足げに笑みを湛えるが、いくら悪魔でもぼったくらない額の代金が机に置かれれば思わずぽかんと口を開ける。 ごちそうさま、とあっけなく去ろうとされると、天邪気的の心情としては引き止めたくなるもの。]
オイ待て。 今日はチョコレートケーキも焼いた。 それも食っていけ。
[なんか面白そうなやつだ、と笑みを浮かべて興味本位で。 男の肩を軽く掴むが、そのまま行ってしまっただろうか。]
(116) antidope 2015/01/18(Sun) 20時半頃
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食べなくても死なないなら、好きな物だけ食べたいじゃないですか
[ピクルス1つに対してくどくどと言われればムッとして 全てを食べ終わってから嫌々パクリと一口食べれば、なかなか美味しかったようで吐き出す事も無くそのまま飲み込む]
………。
[帰り間際に言われた一言に対しては惹かれる物があったが、その手をそっと降ろさせると振り向いて真正面から挨拶する]
俺はワクラバって言います お誘いは嬉しいですが、失礼します
[チョコレートケーキはかなり食べたかった、という本心だがあまり長く居るのも店のためにならない それに、お金の価値がわからぬ自分にとっては知らないが、彼に渡したお金はきっと食べ物以上の価値があっただろう]
――“また今度”来ます
[再会の約束をして 今までしようとも思わなかった話。けれど、次は一緒に食事が出来たら良いな。なんて想像してはその場から去ろうとするだろう**]
(117) 黒戌 2015/01/18(Sun) 21時頃
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[ 茶化しを返したあと なにかの気を逸らすように >>114店を彩る細工を見渡す狼をゆるり 視線を追い
すこうし 首を傾けながら、 褒められれば やはり慣れんけども 薄氷を細め 袖を寄せる ]
ありがとさん 、ほんま大層なもんはあらんけど
[ 机の上の山茶花に視を落ろし そ と触れながら 不意に変わる話に見上げれば 赤がこちらを向いていた]
…… まだ、なあんか 夢みたいにふわふわしてて 慣れんもんやね ざわついとる
[ 静に聲を落とす、 その様は何か憑きもんが落ちたような、
それでも まだ完全に整理がついたわけやない]
(118) 雨京 2015/01/18(Sun) 22時頃
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[ ―― 怨嗟や 取り残されてきた疎外みたいなもの 人の温かさに触れ始め 雪のように融ける その感覚に未だ慣れず 戸惑うばかり
僅かばかり その睫毛が下を向くのを見れば 噫 また 彼も同じなのやろうか と
半狐は 閑に 眺めるばかり * ]
(119) 雨京 2015/01/18(Sun) 22時頃
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[どうやらお休みではなかったようで、返事が返ってくる。>>115 奥から現れた男が何度か頷いた後、椅子を指して座るよう促すのでそれに従った。 主食は、と尋ねられれば、さてどう答えようかと暫し逡巡。 しかし、“食べたいもので何でも”作ると言うので、揶揄い半分に注文してみる。]
そうですねぇ…人肉が食べたい、と言ったら作ってくれます? ……いえ、冗談です、そんなもの出ませんよね。
[出来そうもない事を言って揶揄うつもりが、彼が人間だったらと考えた途端冗談で済まないのではと思って。 やや気まずくなって慌てて、野菜でいいです、と訂正を加えた。 何が出来るかは分からないが、そこは任せようか。 この発言を彼がどう取るかは分からないが。]
(120) Penia 2015/01/18(Sun) 22時頃
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まァ、違いねぇな。
[滅茶苦茶なもの言いは彼の気に障っただろうか。 少し変化した声色を聞けばニヤニヤと眺めながら"好きな物だけ食べたい"の主張には大きく同意して。 それでも一度よけたピクルスを口にする姿にほう、と感心する。 素直だか、素直じゃないんだか分からないやつだ。]
ちぇ。そーかよ。 ふうん、ワクラバ。ね。オレはシーシャと言う。
[降ろされた手で頬を掻く。 悪魔の誘惑に乗らないことに少し不満はあったものの、どこぞの蜥蜴以上に律儀で丁寧なその挙動を見れば、息を漏らして笑い。]
あァ。またいつでも来い。 次はアンタの好きな物だけ出してやる。
[そう言いつつ、嫌いなものをこっそり入れてやろういう算段は 意地悪い笑みとなって浮かんだか。 多分こいつはピーマンも苦手そうだな。なんて勝手に想像しながら。]
(121) antidope 2015/01/18(Sun) 23時頃
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["また今度" そう残して彼が去ったあと 渋りつつも綺麗に空にされた皿に、多すぎる代金に。
いいヤツじゃん。
[面白いやつと出会った、と口笛交じりに。 金貨をひとつ指で弾いた。*]
(122) antidope 2015/01/18(Sun) 23時頃
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[机の上の、彼によく似た白を持つ花細工に向けられていた目線が此方を向き、慣れないといった類いの答えを言う。>>118 それを聞きながら、何処かでやはりそうかと思った自分に嫌気が差す。 そうしていたのも僅か、彼が此方の様子に気が付いている(>>119)と分かればふっと表情を戻した。]
変な事を訊きました、忘れてください。 …そういえば、折角此処に来たんですから何か欲しいですね。 お勧めとか、あります?
[直ぐに調子を戻せばそう尋ねてみる。 実に滑稽な立ち回りだと自分でも思うが、彼ならば何も言わないだろうと、何処か信用していて。 そんな事に気が付けば思わず一瞬苦い表情を。]
(123) Penia 2015/01/18(Sun) 23時頃
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[>>120"人肉"の単語にぴくりと眉を動かし、直後、冗談ですと取り繕う男を見ては、数度瞬きをして。 一瞬沈黙を置いたあと、ケラケラと笑い出した。]
人肉の代わりにオヤサイとは、全く釣り合いがつかねーんじゃねーの。
[恐らく種として事情があるのかとは察したが。 訳を聞けば彼の正体が人狼だとは答えてくれただろうか。
他に誰もいない店内、ニヤリと笑っては、顔を寄せてフード越しに耳打ちをするポーズ。]
ところがどっこい・・・出るんだな、これが。
[だが高いぞ、とはひとこと断って。
不死身でない限り、誰もが食わねば生きていけない、人間が牛や豚を食うように、人間を食う種のための、秘密の入手経路からの"取って置き"。表立った人種差別がなくなり、人間と亜人が手を取り合うようになったものの、そういった闇はきっと、どこにでもあることで。 もし彼が望むのであれば、どや顔で"奇妙な肉塊"を持ち出して、特別な料理を振舞っただろう。]
(124) antidope 2015/01/18(Sun) 23時頃
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[軽い調子で笑い出した相手に冗談と取ってもらえたのかと思ったがどうも違うようで。>>124 種族を尋ねてくれば人狼だと答える。 ニヤリと含み笑いにも似た表情の後、すっと顔が近付いてくるので思わず一瞬身構えそうになったが、続く言葉には耳を疑った。]
…え、冗談……じゃなさそうですね。
[高いぞ、とは言われたが、じゃあお願いしますね、と返しておく。 随分自慢気な様子で出してきた肉塊とその臭いで、本当のものである事に意外だと思いつつ。 彼は一体何者だろうと、料理が出てくるまで考えた事だろう。]
(125) Penia 2015/01/18(Sun) 23時半頃
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>>-140 [あの事件からしばらく、亜人達のコミュニティとしての酒場はなくなり、この酒場は亜人も人間も関係なく、飲み騒ぐ、本来の酒場のあるべき形へと変貌を遂げていた…その日、歌板が歌うのは、あの曲。あの日の、なんの魔法もなかったけれども…それでも、祈りを込めて歌った曲…]
(126) 宝井民 2015/01/19(Mon) 00時頃
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そーか。さぞかし満月の夜はツラいだろうなァ。
[>>125人狼、と聞けばかすかに眉を顰めて笑う。 このご時勢、本能として人を襲う種族であるはずの彼は、衝動をどう抑えて生きているのだろうか。これからどう生きていくのだろうか、なんて命題を一人勝手に過ぎらせながら。 亜人と人間の共存というのは、安寧に見えて、恐らくは残酷なものだ。]
"影"などなくても、行方不明になる人間は多い。 人知れず自害して身元不明――よくある話だ。
[悪魔じみた笑顔でそう告げた話は、冗談にはならない真実。
あまり新鮮とは言えないそれは、塩や砂糖やハーブやらに漬け込んである。 真ん中に一本、深く筋を入れれば中に豆やら煮込み野菜を詰め込んで、強火のオーブンでローストする。
見た目はとってもグロテスクだが、味は間違いないはずだ。
アツアツをどうぞ、と。皮肉に満ちた料理は、踊るように湯気を立てた。*]
(127) antidope 2015/01/19(Mon) 00時頃
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Sing, sing a song Sing out loud Sing out strong Sing of good things not bad Sing of happy not sad.
Sing, sing a song Make it simple to last Your whole life long Don’t worry that it’s not Good enough for anyone Else to hear Just sing, sing a song.
[祈りを、慈しみを、優しさを、愛を、すべての好ましい感情を込めて、過去を消すためでなく、明日を作るために…歌い手は、歌った]
(128) 宝井民 2015/01/19(Mon) 00時頃
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[ ばささっ ]
[白いわたのような羽を陽光に煌かせて、鳩が一羽、二羽 ――次々と蒼穹に舞い上がった。
彼はそれを見上げて目を細める。 碧落を映す瞳の色は、アクアマリンにも似た薄青。
青空に輝くオレンジの屋根の上で、誰かが甘い声で歌う。 そのすぐ下にコントラバスとアコーディオンの音を伴わせて。
広場にある噴水の飛沫が水晶のように光っている。 並木の鮮やかな翠がさらさらと揺れた。
……眩しいほどの陽の光の下。 亜人の子とニンゲンの子が 手をとりあい、白い石畳を駆けていった。]
(129) 310 2015/01/19(Mon) 00時頃
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[ エルデントの街に歌声が響く。 祈りの歌が。
怨恨の燻りは消える事がなくとも いつかきっと、それを赦し合えますように。 あなたにみんなに、安らぎがありますようにと。
柔らかな風が街を駆け抜けヒトビトを平等に撫でていく。 ニンゲンも亜人も分け隔てなく、 ――それは神の慈愛の手のようだ。
彼は飛び立った鳩の背を見送ると、 空から視線を戻し、馴染みの店へ向かい、 ゆっくりと、石畳を歩きだす。]
(130) 310 2015/01/19(Mon) 00時頃
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[ 重ねた日々を明日の希望に繋げていこう。 それぞれの生がどうか全きものであれと 小さな願いを、そっと、風に乗せた。 ]
[ ニンゲンと、 亜人の住まう街で。 ]
(131) 310 2015/01/19(Mon) 00時頃
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