140 Erwachen〜lost wing of Jade〜
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人
狼
墓
少
霊
全
ミームは消防隊長 トルドヴィンに投票した。
ヨアヒムは消防隊長 トルドヴィンに投票した。
ハワードは消防隊長 トルドヴィンに投票した。
ジェレミーは消防隊長 トルドヴィンに投票した。
エリは消防隊長 トルドヴィンに投票した。
フランクは記号の妖精 ミームに投票した。
トルドヴィンはMI:18 エリに投票した。
サミュエルは消防隊長 トルドヴィンに投票した。
トルドヴィンは乗客の手により投棄された。
時は来た。乗客達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。
現在の乗客は、ミーム、ヨアヒム、ハワード、ジェレミー、エリ、フランク、サミュエルの7名。
執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/18(Tue) 23時半頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/18(Tue) 23時半頃
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さあ、今宵は何を語りましょうか。
(@0) 2014/11/18(Tue) 23時半頃
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さあ、今宵は何を語りましょうか。
暖かく明るい琥珀の褥に横たわる皆々様方の、刹那なる微睡みの慰みになれば幸いと、悲喜様々な「物語」の弾き手が奏でるは、終わりならがも始まる物語。
「英雄譚」、もしくは「新たな神話」でしょうか。 ……いえ、語り継がれる事もない実にありふれた日常の話になるのかもしれない。
今はまだ名も無き「物語」の前日譚でございます。
(@1) 2014/11/19(Wed) 00時頃
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主役となるのはごく平凡な楽器職人の娘。
それなりに普通に成長、
する前に病に倒れました。
(@2) 2014/11/19(Wed) 00時頃
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身体は痩せ細り、 目は落ち窪み、 髪は抜け落ち、血を吐きました。
それでも娘は、幸せでした。
優しい両親に、深く愛されていることを知っていたからです。
(@3) 2014/11/19(Wed) 00時頃
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母が亡くなり、 父が全てを呪うのを、娘は悲しみました。
娘はただ、祈りました。 娘はただ、願いました。
人を殺し、悪魔に手を伸ばした咎を背負う父のため、 赦しを願って祈りました。
幾度かの転生の中、 『愛する人を得られない』という罰を受け続けた父へ、 この言葉を贈るために祈りました。
(@4) 2014/11/19(Wed) 00時頃
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[ ]
[ もう、いいよ ]
(@5) 2014/11/19(Wed) 00時頃
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父であったこともある魂の傍、
世界へ降り注ぐ焔のひとひらが寄り添うのを感じ、
娘はにっこりと微笑みました。
そして ──────……
(@6) 2014/11/19(Wed) 00時頃
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──>>3:223千年前の些細な日常──
ぱぱ。
[それは、父と呼ぶ雷神に呼ばれて振り返る。 冷えると聞いて頷いて、隣へ駆けて戻って、]
ん。
[雷神の身体へ、ぴったりと寄り添った。]
ハツが、あっためる。
[雷神の顔を見上げ、当然のように言い切った。]
(0) 2014/11/19(Wed) 00時頃
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|
[庭園へ降り注ぐ小さな白い何かを、 それは熱心に見つめていた。 ソラは上にあるものだから、 それよりも上から降ってくるというのが新鮮だった。
自分がそこから来たというのも、 それは意識していなかったから。]
ハツと、いっしょ。
[繰り返して、近くの庭木の葉に乗った白いものへ触れる。]
(1) 2014/11/19(Wed) 00時頃
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っ !!
[冷たさに驚いて、瞬時に手を引っ込めた。 懲りたのか、あとは両手を雷神にくっつけたまま。 ソラと”ユキ”を一緒に眺めていた。
1000年という永い時の中、摩耗し狂気の中にあろうとも、 名前と一緒に刻まれた記憶。**]
(2) 2014/11/19(Wed) 00時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 00時頃
|
―少し前―
[貴方も。と、歴史書の手当てをも行おうとする宝珠魔道士>>3:227に遠慮の言葉を零しもしただろう。 だが、宝珠を手渡されれば困ったように笑って、結局は受け取るのだった。
吹き飛ばそうとした。という言葉には瞬きを数度。>>3:229 それと、宝珠魔道士と運命者を何度か交互に見て。 頭を抱えた。]
(3) 2014/11/19(Wed) 00時頃
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|
―そして、今―
落ち着きなさい! もう、どうする事も出来ません…!
[運命者を地面に押しつければ、彼の胸の植物が育っていくのがよく分かる。 間近でざわめくそれらは彼の心臓から力を吸い上げ、艶やかに花開いて爆ぜていく。 宿主から一定以上離れられないのか、喚く娘はずっとそこに縫いとめられて、彼女が前に進もうとする度、運命者の身体が引きずられて。
これほどまでに、強い根とは。
降り落ちた短剣>>3:219には見覚えがある。と言っても記録上の知識しかなく、実物を見るのはこれが初めて。 守護者の後継者のみ、それを目にする事が出来る秘宝中の秘宝。 それが今の守護者《トール》の手を離れここにあると言う事は、すなわち。
狂戦士は消え、空は静まり返る。 まるでその消滅を悼むかのように、その場には静寂と、
彼を呼ぶ娘の声>>3:207だけ。]
(4) 2014/11/19(Wed) 00時頃
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──現在、戦場──
う、 っ …… は、 なせ、
ハワード、 死にたいのか……!
[押さえこむ動きに俺は抵抗できなくても、ハツは違う。 花から発動する攻撃は、爺さん相手だろうと容赦しない。]
俺に、触るな…… っ、 死ぬぞ !
[こんな事になるのは小さいころ以来だ。 異常(チカラ)が、制御できない。]
(5) 2014/11/19(Wed) 00時頃
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ハワードさん、怪我は無いです?
[爆ぜる魔宝珠《ジュエリスルーン》の衝撃が一旦落ち着けば、 盾を生んだ歴史書の心配をしたが、当の本人は 運命者へと無茶をしていた。]
何が起きたです?
[突然運命者の胸から生えた植物が、何かの慟哭の様に 身を捩り種を弾かせたのだと知る。 必死に歴史書が抑え込んでいるのか、それでも力は増すばかりで]
(6) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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── 8 ──
[地下世界にて出会った、 天地の守護者と生き残った宝珠魔導士。 宝珠魔導士は去った悪魔の遺した加護もあり、 なんとか一命を取り留めていた。 彼は災厄と成りかけた翡翠を身に取り込むことで安定させ、 新たな楔の礎とせんと望む。
天地の守護者の協力により僅かな安定を得るも、 同行した運命者の狂気がまたもや牙を剥いた。
地の守護者の力で 天の守護者、運命者、宝珠魔導士は地上へと離脱し、 地の守護者は地底へと残ったのだった。]
(@7) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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── 9 ──
[地上へ離脱した彼らの近くへやって来ていたのは、 母を喪ったことで殲滅の名を遂行せんと起動した、 女神の最期の独楽であった。
Reinaと呼ばれた彼女は、立て続けに姉妹を失った悲しみと、 己の行為と望みとの乖離、狂気の狭間に苦しみ、 >>3:72自ら命を断ってしまっていた。
殲滅の独楽の前へと進み出たは、天の守護者。 より強きモノとの戦いを求める彼は、 覚醒した女神の娘との戦いに本領を見出す。
激しいやり取りに笑みさえ浮かべ、 やがて雷神の名の如く激しく、命を散らしたのだった。]
(@8) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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…美村様、 私は少々、彼に用があります。
[彼がこうなった責任は自分にある。 ならばこの娘ごと植物を取り除いて、解放してやるのが己が務め。]
宝珠魔道士様も、構いませんね? この娘、切り離してやらぬ事には、 このまま呪いを振りまくだけです。
[弾ける花>>5は身を切り裂いただろうが、その手を離す事は無く。]
(7) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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[彼の心の臓から滲む蜜は酷く苦く、鋭い毒が混じり始めて、 それでも啜るのを止めようとしない娘は災厄を振りまき続ける。
それでも、まだ今なら引き返せる。 理性を失い、二人揃って災厄その物に身を落とす前に。 少女の記憶の水底に、《ソラ》の守護者がある、今なら。
後戻り出来ると《観測者》に差し出した手は宙を彷徨ったまま、結局最後には自分から振り払ってしまった。 しかし今度はしっかりと、]
彼と、二人で話がしたい。
[地に縫いとめる手は強く硬く。 交わし、残した言の葉を、彼が忘れていたとしても。]
死にはしませんよ。 約束を果たしてませんからね。
[遙かな約束は、ここに。]
(8) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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── 10 ──
[地下に残った地の守護者。 171代目を称する彼はしかし、1000年前の争いにおいて、 天の守護者を封じた守護者、その人であった。
長き眠りから醒め、しかし平穏を望んだ彼の元へ、 壊《バグ》れた解析者が訪れる。
激化する争いの最中、 ついに人の姿を保つことも難しくなった地の龍は、 本来の姿で解析者へと一撃を食らわせた。
争いの果て、解析者は消える。 その場に残ったのは────……]
(@9) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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[深い、地割れのような溝の中に、煙水晶の地竜は横たわっていた。]
……だぁから……。
俺ぁ、ただの「モグラ」でいたかったんだってぇの……。
[そんなぼやきを零したのは、《解析者》がノイズと化し、この場から消えかけている時か。 彼の言うとおり、ここは、人間のセカイだ。 人間のことは好きだ。 愚かな行為にはしる者も少なくはないが、それを糺そうとする者もいる。 争いを好む者もいるが、他者を守ろうとする者もいる。 様々な思考を持つ、様々な人間が好きだった。]
………………。
[低く唸り、身を揺すれば、背中に降り積もっていた瓦礫がガラガラと落ちた。 そこに混ざる、Amethystの破片が、淡い魔力を身体に注ぎ込んでくる。]
(9) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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え、雷神さん?
[花開き魔宝珠《ジュエリスルーン》の様な災いの種を撒き散らす 存在を焼き尽くせばいいのか凍らせれば良いのか迷うが、 いずれにしても運命者ごと犠牲にする程の出力でなければ 植物を止める事は難しそうだった。 運命者を巻き込む事に躊躇していた目の前に、 雷が降りた>>3:219]
え、え? 雷神さん……どうして。
[その短剣が示す端的な意味は直感で理解した。 いや耳が痛い程静まり返った《ソラ》が教えてくれた。 《ソラ》に稲光は走らない。 戦いを望む好戦的な男の声も聞こえない。]
戦うんじゃ無かったです?
[また間に合わなかった、と彼に贈る筈だった回復の宝珠と 短剣を握り締めて唇を噛んだ。]
(10) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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ンだよ……まだ、死ぬなってぇか……?
そんなこと、分かってるってぇの……。
[口端を歪め、起き上がる。]
せめて、なぁ。 あの、穴……どうにか、しねぇとさぁ……。
[のしのしと、ふらつきながら向かうのは、宝珠魔道士《ジュエリスナイト》のもと。
居場所は、砕けた紫水晶の魔力が、教えてくれるはず**]
(11) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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|
── 11 ──
[女神の娘から逃れ、一時の休息を得た記録者とその復元典。 互いの絆を確かめた彼らは、 傷の治療を求めて宝珠魔導士を訪れる。
地上へ戻っていた彼の傍には、狂気を宿す運命者。 周囲で激化する争いを受け、 一時期収まったかに見えた暴走が再発する。
父を呼ぶ憑依者の叫びは届くこと無く、 振りまく災厄ばかりが膨らみ、 付近の全てを傷つけ始めていた。]
(@10) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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[ 争いは、続く ───…… ]
(@11) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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娘? ハワードさんは、運命者に何が起きているか知っているですね。
[花の攻撃に傷付きながらも揺るがぬ意志を見せるハワード>>7を 真っ直ぐに見つめ、答えを求めぬ問いを口にする。]
(12) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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本当に、死なないですね?
[また口にする。問いでは無く、願いを。]
(13) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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なん、で …… やくそく……?
[>>8この爺さんは何を言っているんだろう。 ボケか。そんなにしゃっきりしてるのに。
わからない。 わからないのに。]
はわー、ど …… なんか すんなら、あいつら、巻き込まないように……
[美村とか。 ”おかしい”奴の一員だとしても、 俺の”おかしさ”に巻き込んだら、さすがに痛いだろう。]
(14) 2014/11/19(Wed) 01時頃
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[縛られて地面に押し付けられて、 頼むも何もないんだろうけど。]
『 ぱぱ っ !!! 』
[騒ぐあいつが、これ以上何かおかしなことをしでかす前に。 皺の目立つ顔を見上げた。]
(15) 2014/11/19(Wed) 01時頃
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[推測の域は出ないものの、おそらくは自分の思った通りだろう。 割れた瓶の口は未だ堅く閉じられたまま、"蓋を開ける"という行為に指定した能力解除は未だ行われず。
こうも派手に崩れている物なら、勝手に開いてもよかったものを。 それを良しとしなかったのは、彼が自分《ハワード》の想像を超えていたから。 彼の金《ピュアゴールド》が、酷く美しかったから。
強い力は成長を待たずして瓶を壊し、本来であれば、これは彼が成人を迎えてから開く筈の物。それを未だ精神も身体も共に不安定な期に開く事になるとは。
それでもとうの昔に、この瓶は限界だったのだろう。 もっと根を詰めて探して居れば、こうはならなかったのだ。おそらくは。]
ええ、死にません。 きちんと彼を連れて、戻って来ますよ。
[>>13魔道士と復元典に笑みをむけて。]
(16) 2014/11/19(Wed) 01時頃
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ええ、分かっております。 場所を変えましょう。
[>>14>>15この娘が抵抗も無しに引き剥がされてくれるなど、微塵も思って居ない。 見上げる、宝石のような瞳にも笑みを落として、重い筈の彼の身体を俵のように担ぎあげる。
ここは些か、建物が多すぎる。 崩れる物を避けた、もう少し開けた場所がいいだろう。]
リクエストがあるなら、貴方の好きな場所へ。
[何も無ければ適当に上から探せばいい。 人間一人抱えてビルを駆け上がるなど、大した運動では無い。]
(17) 2014/11/19(Wed) 01時頃
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『 ぱぱ!! 』
[叫ぶハツが振り向いたのは、 ハワードが動こうとしたのを察したからだろうか。]
『 …… ぱぱを、たすけて なおして?
なおすための、もの、なんだよね 』
[目をつけたらしいのは、朱《ヴァーミリオン》。 美村がなおすってのが何の話か、 俺にはさっぱりわからないが。]
(18) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
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そいつを、近づけるな、 っ
逃げろ、 委員長!
[その言葉が届くのが早いか、 ハワードが俺を抱えて動くのが早いか。]
どっか、 遠くへ、
[ハワードの服を掴んで、訴える。
行きたい場所なんか思いつかない。 この街だって、逃げるように転校してきた、 慣れない場所の一つだから。
俺に、帰る場所なんか、ないんだ。]
(19) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
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[ぐらり。 焔>>3:@9にあてられ、焔に照らされ。 奇しくも女神《母》が関わった石によって翡翠に、琥珀に、体内に。負の力が、破壊の衝動が、戻ってくるのを感じる。 否、それは戻ってくるなどではなく]
あー……
[エリ自身をも飲み込む、強い災厄。琥珀の災厄、そして翡翠の惨禍は]
(20) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 01時半頃
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あはは、アは、アハハハハハハハハハハハハハ!!
[エリ《持ち主》すらも、止められない。 惨禍の翡翠《カラミティ・ジェイド》に飲まれた少女は観察者《ディオサ》の追憶を記憶《メモリ》して。 災厄の琥珀《ディザスター・アンバー》に飲まれた少女は賢者《ルキフェル》の景色を記録《セーブ》して。 そして、力に飲まれた少女は理解してしまった。]
…おかあさん。
[母はもう死んだということに。 自分には生きる意味すら無くなったということに。]
(21) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
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アハハ、もう、おかあさんハ馬鹿だなァ。 そんな事サれたら私、やる意味無クなるじゃない。
[壊れたように嗤いながら立ち上がる。皮膚の一部は焼け爛れ、髪の一部が縮れ、服は焦げ、裾は溶けている。 身も心もボロボロの状態でも立ち上がる。立ち上がれてしまう]
私、これシか出来ないもん。 私、他に識らないカら。
[母の記憶を引き継いでも、Eli《むすめ》が母に縋ることでしか生きられなくて、孤独でも母が観ていることで生きていて。 観察者《マスター》の居ない駒《ドール》は翡翠と琥珀に飲まれるまま、壊すことしか出来ない]
死んじゃエ。毀れちゃエ。
[孤独になった少女《ドール》に、救いは無い]
(22) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
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[ブ―――――――――――ンッ]
[低い振動と、重低音が彼女の中心から響く。 家屋を丸々包みこみ、ちょっとした戦場《バトルフィールド》ほどの影のドームを創りだして。 少女が翡翠を翳す先から黒い光が迸る。ドームの中へ引き入れようとするのは、 宝珠魔道士《ジュエリスナイト》か朱の復元典《ヴァーミリオン・リ・カヴァー》か。 闇>>3:205に反応して、ヴァーミリオン側へと伸びていったかも知れない。]
…どうでモ、いいけど**
(23) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
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必ずです。
[ハワードの笑み>>16に同じように笑みを返して頷いて、 復元典にも笑みを見せた。 彼女を1人にするのは危険だが、何処へ行っても危険には 変わりないと気付いて、休息は提案するだけ。 彼女の意志を妨げるつもりはなかった。]
ボクちんはモグラさんを探しに行くです。 返って来た雷神さんと一緒に罅を何とかするです。 夢芽さんはどうするです? まだ傷が完全に癒えないなら休んだ方が良いです。
[運命者と共に離れて行くハワードを見送ると、 天青石《セレスタイト》を飾る短剣を握り締めた。 砕けた紫水晶の気配を頼りにモグラを探そうと歩き出すが、 紫水晶の気配は2人分、どちらに辿り着くかまだ判らない**]
(24) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
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[朱に目を付けた少女>>18に呼応するよう、駆けだすのは彼の言葉>>19と殆ど同時。
駆ける。駆ける。 朱を置き去りにして。
伸びる闇>>23にも、気付かぬままに。 彼の望み通り、 遠くへ。
別れの言葉も言わぬまま。*]
(25) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
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|
―光翼高校、校庭―
[降り立ったのは広い校庭。 《ソラ》と《チ》を繋ぐ世界の亀裂がよく見える。
ある程度広く障害物の無いここならば、少女がいくら暴れようと支障は無いだろう。 周囲の建造物が崩れ降りかかる心配も、無い。
彼を縛る物を解く事は、残念ながら自分には不可能。 その事には道中謝罪を述べて。
指をならせば手品のように。姿を現したのはイスとテーブル。 それはいつかの約束の日、幼子の掛けた大図書の椅子。 古めかしいアームチェアは小さな彼にとっては随分大きく、今の彼には丁度よい大きさ。
向かい合わせの椅子が二脚。 まるであの時の続きのように、中央にはテーブルを添えて。]
(26) 2014/11/19(Wed) 02時頃
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|
…――ああ、申し訳ございません。 忘れ物ですね。
[青年の隣に、もう一脚椅子を増やした。 少女が大人しくする気があるかまでは、知らないけれど。**]
(27) 2014/11/19(Wed) 02時頃
|
執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 02時頃
ハワードは、自分は座らず立っている。**
2014/11/19(Wed) 02時半頃
|
─ 光翼町 ─
[小さな翼のついた恐竜のような生き物が、荒廃した光翼町をのろのろと歩いてゆく。 もしも目撃する者がいたならば、町は忽ちパニックに陥ったかもしれないが、今この町には、パニックを起こすべき人間はもういなかった。
ぼろぼろな身は、それでも、紫水晶の加護により、表皮の傷は綺麗に癒えている。 ただ、煙水晶の力の流出を防ぐことはできず、内側から、命は徐々に削れてゆく。 それはまず、視力の低下という形で現れ始めた。]
……ッ、あ やべ……っ。
[また蹌踉めき、信号機を一基、倒してしまった。 ここまでに信号機3基、電信柱と標識4本、ほかにも建物の壁や街路樹、だいぶ壊したような気もする。 崩壊した町で、そんなもの、今更かもしれないが。]
(28) 2014/11/19(Wed) 03時頃
|
|
[しかし視力が低下したぶん、感覚は鋭くなった。 地中で過ごすことが長い故の、特性ともいえる。]
……こっちか。
[向かう方向は、正しく、ヨアヒムのいる場所。 ややすれば、蹌踉めきながら、彼の前に姿を見せることになるだろう。]
(29) 2014/11/19(Wed) 03時頃
|
|
[そして───]
よ〜ぅ、無事だったかぁ?
[宝珠魔道士《ジュエリスナイト》の気配を見つけ出せば、地竜の姿のまま、何事もなく声をかけるのだが]
………ぁ、なんだ、トールもそこにいやがんのか。
[その時、視力は殆ど無く。 彼の持つ、天青石《セレスタイト》を飾る短剣を、雷神自身であると、誤認した**]
(30) 2014/11/19(Wed) 03時頃
|
|
− 光翼町 −
[後を追い掛けて来る黒い光>>23に気付くにはまだ遠く、 紫水晶の気配を探していると、遠くから物理的に 重量と質量のあるモノが動きまわる音が聴こえて来た>>28 いつの間にか消えてはいたが、またあの影の兵士かと 身構えたが、手の中の天青石に温もりと光が宿る。 警戒するような明滅ではなく、ゆっくりと導く様に。]
……ド、ドラゴン?
[紫水晶の気配も近く、モグラと信じて進んだが、 目に飛び込んで来たのは本の中から抜け出した様な竜の姿。 道から生えた建造物を破壊して進む姿に、再び身構え。]
(31) 2014/11/19(Wed) 07時半頃
|
|
モグラさん? 一体何があったです……雷神さん?
[掛けられた声>>30は確かにモグラのもの。 ホッと安堵の息を吐く余裕も無く、その姿と彼が発した言葉の 意味に吐き出し掛けた息を呑み込んで]
モグラさん! しっかりするです!
[モグラは何を見ているのか。 ただならぬ様子に慌てて駆け寄り、雷神に渡す分も含めて 2人分の回復の宝珠で何とかならないかと、見た目は 傷の無い鱗へと押し付けた**]
こんなになるなんて。一体誰にやられたです?
(32) 2014/11/19(Wed) 07時半頃
|
|
──学校へ──
[腕を縛られたまま担ぎ上げげられ、 そのまま運ばれる。 小脇に抱えられ、俵担ぎにされ、 今日はよく運ばれる日だ。
前者のときよりは振動とかはマシだったけど、 喚き続けるハツのせいで、気分は最悪だった。]
う、……はや、く……
[辿り着いた場所は、この街で数少ない、 何度も訪れた場所だった。 体育系はろくに参加してなかったから、 ここからの景色は新鮮といえばそうだ。
引きずられるように連れて来られたハツが 何か喚いてるけど、俺にはただの騒音にしか思えなかった。]
(33) 2014/11/19(Wed) 10時半頃
|
|
おもい、しらせて……やらないと……
[用意された椅子に乗せられて、呻く。 胸からはまだ花の種が零れて、 けど無尽蔵ではないのか、数は減った。
俺はこの程度だったのか。 あれだけ呪った力も、本当に"おかしい"奴らには届かないような、チャチな子供騙しだったのか。なら、巻き込まれてあんな目にあったあいつらはなんだったんだ。俺はこんなところで止まってちゃいけない。早く動いて早く他の奴らを倒して壊して落としてこんな俺が生まれることを赦した世界に復讐してやるんだ。一つでも大きな傷を少しでも深い爪痕を刻んで後悔させてやるために俺は
[どこからだろう。 いつしかぐちゃぐちゃな胸の内が、 言葉になって滲み出していた。]
(34) 2014/11/19(Wed) 10時半頃
|
|
[そのために、ほら。 目の前に"おかしな"やつがいるじゃないか。
ぶっころしてやる。
立ち上がろうとして、ちくしょう、誰だこんなことをしたのは。 腕がうまく動かせない。 目の前のテーブルだって、邪魔だから蹴り倒してやりたかったけど、 そんなことをしたらすっ転んで立ち上がれなさそうだった。
広がる蔦はいつの間にか喉にも絡んでいて、 ぜえ、と息を吐きながら爺さんを睨んだ。**]
(35) 2014/11/19(Wed) 10時半頃
|
|
[姿を消そうとしたその瞬間。]
ん、
[地上より落ちてきた紫水晶が砕け散り>>3:232 一瞬警戒するもただ魔力を感じただけだった。 そのおかげだろうか、ゆるやかに傷が回復していく。 動かなかった右腕をゆっくりと動かしてみて、握っては開いてを何度か繰り返し。]
……多少はマシってとこか。
[動くのを確認すれば今度こそふっとその場から姿を消すのだった**]
(36) 2014/11/19(Wed) 12時頃
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|
それが、貴方の心の内ですか。
[零れる呪いの言の葉>>34に、同情と嘆きを。]
それを成せば、貴方はどうにかなるんですか。
[歩み、近づくと、首に絡みつく蔦>>35に触れ、剥がすよう僅か引いてやる。 果たして彼は痛がるか。 それとも、隣の娘が悲鳴を上げるか。
自分は庭師では無い。 正しい剪定方法までは分からぬが、その心臓、除草剤にでも浸してやればひとたまりもあるまいと、]
(37) 2014/11/19(Wed) 18時頃
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[空中から引き出したのは一冊の本。 と言っても本体は己な物だから、これは視覚的アバターにしか過ぎないのだけれど。
黒い、黒い墨のような表紙には三人の女神のサイン。 角度を変えれば星の様に輝きを零し、所々に金属の装飾も伺える。 その硬く分厚い表紙は布とも革とも判別がつかず、勿論ビニールですらない。
繋がる重い鎖は何処へ続いているのやら。 鋼の尾は視界から不自然に消えて、その先を伺う事は出来ないだろう。
装幀は全て深い墨色で整えられて。しかし、綴られたサインだけは銀色に煌めいて。]
この本に見覚えはありませんか? 運命者…
(38) 2014/11/19(Wed) 18時頃
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――いえ、礼見 じょう様。
[ジェレミアスとは呼ばない。
その名は「ちがう」と以前に否定>>2:198されて、 そして自分も、それを彼の歴史のページに書き記した。]
(39) 2014/11/19(Wed) 18時頃
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[分厚く重いそれを彼の前、テーブルの上に差し出して、 待っているのは、蓋をする前、瓶の中の記憶の欠片。
根は酷く深く食い込んで、外側からこじ開ける事は愚か、触れる事さえ叶わぬだろう。 ならば内から緩めさせるまで。
強い力は栄養に。 だが、強すぎる力はその身を焦がす。それは彼がそうであったように、心臓に住まう娘も恐らくは。 浸み出す蜜を啜る存在が、濁流に耐えられるとは思えない。
もし開いた瓶を食らいつくされ、彼が災厄に呑まれたとしても、それは期を早めただけ。 どの道このまま放っておけば、彼も娘も封歴琥珀《スリーピング・アンバー》の仲間入りだろう。
…いや、災厄の琥珀《ディザスター・アンバー》レベルまで育ってしまっているか。 塞ぐ女神の居らぬ今、 そして、翡翠を取りこんでしまったあの無茶な宝珠魔道士《ジュエリスナイト》に、これ以上迷惑をかけぬよう、
琥珀になる前に、する前に。 始末する事になってしまっても、心苦しいがそれも仕方のない事か。]
(40) 2014/11/19(Wed) 18時頃
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ハツ様、と仰いましたか。 申し訳ございませんが、その花、掃除させていただきます。
男性の胸に花を飾るのは結構ですが、 この量は少々悪趣味ですよ。
[傍らの娘に微笑みかけて、いつの間にか、手には重く黒い剪定鋏。]
≪礼見丈≫≪ジェレミアス≫ 貴方 に 重い力 を 背負わせてしまったのは、確かにこの世界です。
しかしそれを封じ、歪ませてしまったのは世界ではありません。 本当なら、貴方はもっと世界と上手く付き合えた。
故に、その復讐はお門違い。
(41) 2014/11/19(Wed) 18時頃
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怨むなら、私だけにしておきなさいな。
[彼の吐き出す呪詛は、己こそ相応しい。
古い、図書の香の染みたテーブル。行儀悪くソレに凭れると、睨む彼から視線を落とす。 伏し目がちに手の中で鋏を転がせば、
それはきっと、傍らの本の表紙と同じ色をしていた。**]
(42) 2014/11/19(Wed) 18時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 18時頃
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[>>3:227>>3:228宝珠魔道士《ジュエリスナイト》に齎された治癒により、僕は傷を癒すことができた。 ありがとうございます、と頭を下げて、力を使い果たした透明な宝珠を、僕はスカートのポケットに仕舞う。
本当に優しく気遣ってくれる宝珠魔道士《ジュエリスナイト》。 彼が嘘をつくことはないだろうと、地下での出来事も聞くままに信じて]
(43) 2014/11/19(Wed) 18時頃
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[>>3:219一筋の雷。 僕の元に舞い降りた天青石《セレスタイト》の短剣に、最後の《ソラ》の響きを知る。
二律背反たる【血族】の終焉。 僕の嫌いな雷神の、愉快そうな笑い顔。
僕の中に流れ込むイメージに、小さく、唇を噛んだ。
面と向かって文句を言わせてくれなかったあいつを想って]
(44) 2014/11/19(Wed) 18時半頃
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……ハワード。 礼見君を、お願い。
[>>7>>8ハワードの強い言葉。 僕は、そう言うしかできなかった。
>>13>>16強くて、優しくて、安心させてくれる笑み。
なのに、 「いかないで」 って、呟いちゃったのは、僕をじくりと侵食する闇のせい。 ハワードには聞こえない音量で、良かった。
歪んでしまいそうな闇を持っても、僕は、ハワードを、困らせたくないんだ]
(45) 2014/11/19(Wed) 18時半頃
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……大丈夫。 礼見君なら、なおる。
戻る場所は、ちゃんとあるから。
大好きな人《礼見君》がなおるかは、 大好きな人を想う人《キミ》次第だよ。
[>>18>>19"ハツ"の言葉に、僕は答える。 遠く、僕の前から姿を消すまで。
僕はきっと、少し寂しい顔をしてただろう]
(46) 2014/11/19(Wed) 18時半頃
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……宝珠魔道士《ジュエリスナイト》。 モグラさんによろしくお伝えください。
僕には、やることがあるみたいです。
[>>24相反する、片方が欠けてはあり得ない《ソラ》と《チ》。 モグラさんはきっと、これから大変だろうから。 今《チ》から感じる気配だって、ただ事じゃないのに]
(47) 2014/11/19(Wed) 18時半頃
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[>>23宝珠魔道士《ジュエリスナイト》を見送ると、僕は近付いてきたざわめく闇色へと対峙する]
……この気配は、女神の娘、かな。
[勝率は、このままではゼロに近い。
僕は、僕の器《美村夢芽》に滲んだ黒を祓うべく、覚醒制限《LOCK》を解除する。 その結果、僕が力を使い果たす《再び眠る》可能性を考えながらも]
(48) 2014/11/19(Wed) 18時半頃
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[ ―― Ve r m illlllllllli on ! ―― ]
(49) 2014/11/19(Wed) 18時半頃
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[空気が朱に裂ける《咲ける》――
翻るドレス《姫君たる象徴》が、 髪《頁》が、 刹那《切な》に鳴く――
手にした透明《殻》の宝珠と、 雷神の短剣《セレスタイト》を併せ編み上げ形成した杖。 それから、羽織ったままの愛おしい黒《古書の香り》と共に、
僕は、闇の球体に呑まれた]
(50) 2014/11/19(Wed) 18時半頃
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[僕が壊れたって構わない。
>>3:@9星が煌いたその瞬間。
僕は、願ったんだ。
何をしてでも、
《このせかいをまもりたい》 ハワードの歴史書を続かせたい、って*]
(51) 2014/11/19(Wed) 18時半頃
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悪ぃなぁ、こんなナリで。 ちぃと、《解析者》とやらと揉めてなぁ。 なんか俺みたいなの異分子《バグ》だから、排除するんだとよ。
ったく、こちとら穏便に事を済ませたいってぇのに、たまったもんじゃねぇよなぁ。
[>>32ヨアヒムの動揺は感じ取っていたが、他人事のような暢気な態度は変わらない。]
そ〜、トール。 いるんだろ……? 何で黙ってやがんのか知ら …………
……?
[鱗に、回復の宝珠が押し付けられる。 明暗程度しか分からなかった眼に、僅かだが、視力が戻った。
だが、雷神の姿は見当たらない?]
おい、どういうこった……?
(52) 2014/11/19(Wed) 19時半頃
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[雷神だと思った気配は、短剣から発せられているものだった。 いくら目を凝らしてみても、他の気配を探っても、雷神は見当たらない。]
おいヨアヒム、説明しろ。 トールの野郎は、どこ、行きやがった。
[低く、唸るような声を漏らし、まだ霞掛かったままの瞳で、ヨアヒムを睨みつける。 雷神がどうなったかなど、とうに見当はついていた。 認めたくないという思いが、もしかしたら、誤認をうんだのか。]
……ッの野郎、何やってやがんだ……!
[行き場のない怒りが、尾から地面にぶつけられる。]
(53) 2014/11/19(Wed) 19時半頃
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[どこもかしこも異分子《バグ》だらけだ。 解析《アナライズ》が上手くいかない。 この手に入るのは紛い物ばかり。
右眼が琥珀色にぎらりと光る。 視線の先にいるのは《記録者》とそして後輩。]
ふーん…何口説いちゃってんの。 アレは俺に協力してくれてんのになぁ、ホント邪魔ばっか。
[ノイズとバグが多くて完全にその会話まで読み取れたわけではないが。 大雑把に識る事は出来た。]
(54) 2014/11/19(Wed) 20時頃
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[異分子《バグ》]
[邪魔《バグ》]
[記録者《バグ》]
[囁き狂いし者《バグ》]
[女神の娘《バグ》]
[《チ》の守護者《バグ》]
[筆頭宝珠魔道士《バグ》]
(55) 2014/11/19(Wed) 20時頃
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[そして――――――――――――美村も、排除すべき。]
(56) 2014/11/19(Wed) 20時頃
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ん……、
[記憶を取り戻す前の、あのクッションの柔らかさを思い出した。 元気のいい挨拶に、委員長のくせしてサボりにくるあの態度も。 愛すべき可愛らしさで。 確かに先輩として後輩たる彼女を可愛がり。
でも。]
あれも……排除対象《バグ》
[そこに在る情《バグ》も、もう捨てねばならない。]
(57) 2014/11/19(Wed) 20時頃
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[《ソラ》の守護者について、何かしら、聞くことはできたろうか。 尤も、話が聞けたところで、どうにか出来るようなこともないのだけれど。]
まぁ……。 おまえさんが無事そうだってぇのだけは、なによりだ。
無事ついでに、悪ぃが、俺を次元穴《ワームホール》まで案内しちゃくれねぇかな。 聞きてぇことあるってんなら、その途中で話してやるから。
……頼むわ。
[紫水晶の欠片のおかげで、身体の痛みはだいぶ取り除かれてはいるが、そう長く保たないであろうことは、誰より自分がよく知っている。
だから、その前に、《チ》の守護者としての最期の仕事をしなくてはならない**]
(58) 2014/11/19(Wed) 20時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 20時半頃
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《思い出して、REMEMBER
セカイは とってもつまらなくて あったかくて キラキラしてたこと
マイニチ とってもつまらなくて ゆっくりと でも変わっていってた
誰にも穢せない思い出は ちゃんとココ《ムネ》に あるんだよ
覚えてるよ、REMEMBER 大切にしよう、REMEMBER
誰とも違う記録《オモイデ》 キミだけの宝物《プレシャス》》
(59) 2014/11/19(Wed) 21時頃
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― 懐かしい記憶 ―
[僕は眠りにつくたびに、 ずっとずっと、毎晩違う、でも懐かしい夢を見てた。
それが普通じゃないことには、随分前から気付いていたけれど、それが嫌なことじゃないから、そのままにしてたんだ。
でも、寝ても寝ても疲れが取れないような気がする、そんなちょっとした悩みもあって。
僕は、具合を悪くして、保健室の常連だった]
(60) 2014/11/19(Wed) 21時頃
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[どんな切欠だったっけ、僕はあんまり人がいないとある部活に入ったんだ。
部の内容に興味があったからじゃなくて。 賑やかじゃない、でもいつも、いつだって部長がいてくれる部室があったから。
一人で寝るのが少し怖い僕の、大切な、憩いの場所だった。
いつもいつも、僕は邪魔ばかりしてた気がするけれど]
(61) 2014/11/19(Wed) 21時頃
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ぐ、ぅ……っ
[>>37首を"締められ"て、呻く。]
『はなしてよ、どっかいって! ぱぱをむかえにいかなきゃ、せっかくあえたのに!』
[ハツはせっかく用意された椅子に座るつもりはないらしく、それでも俺には近づきたくないのか、少し離れたところで威嚇を続けていた。
俺から吐き出す"力"にも限界がある。 俺にどんな痛みを与えたところで、なんでも思い通りにはいかない。]
(62) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
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[無茶苦茶な状態で、それでもまだ意識もまともでいられるのは、さっきのデブがよこした何かの暖かさのせいだろうか。 ポケットの中からじわじわ染み込んでくるそれがなければ、今頃またぐったり転がるだけだったろう。]
……俺の、名前……
[こいつは俺を、運命者とは呼ばれなかった。 そのことに、じわりと広がる何かがある。
その何かを、俺はまだ、掴めずにいる……]
その、鋏って……
(63) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
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[>>40差し出された それに見覚えはない。 ないけれど、何か『悪い』ものだというのは、わかる。]
『 やめてよ、 いや !! 』
[いや、それはこいつの感想なのか。 自分とハツと、もう境目がわかりにくくなっている。 はいそうですか、という訳にはいかない。 理由も流れも、俺は”覚えちゃいない”んだ。]
やめ、ろ…… やめ、てくれ、 そいつで、 俺を、 殺す気なのか……?
[歪む。思考が。視界が。 負の感情に引きずられていく。 気分が悪い。]
(64) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
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おまえも、 おまえも俺を、そんな目で、
[違う。そうじゃない。 誰かのせいなら、それはハワードじゃなく、 世界そのもののせいなんだ。]
やめろ……っ!! 『やめてよぉ!!』
[もう、やめてくれ。 苦しさに耐えかねて、顔をそらす。]
(65) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 21時半頃
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[この距離からでも判る、インクの匂い。 そして戦場へと現れる、姫。]
こんにチは、また会いまシたね。朱色《ヴァーミリオン》 前会った時とは姿も違うケど。
[ぽつり。呟く姿は朱色のドレスとは対称的な、裾が焦げて溶けた黒のワンピース。 髪も、肌も、彼女ほど綺麗ではない。 見た目はボロボロの身体に、破壊と負だけを詰め込んで]
綺麗で、きらきらシていて…憧レますよ。 壊したクなる。
[綺麗な物ほど残酷に壊したい。 そんな衝動《バグ》を抱えながら、歪んだ笑みを浮かべた]
(66) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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こんにちは、女神の姫。 ――《エリ》と記録に記された者。
[>>66子供でありながら子供とは思えない風体を、僕は静かに笑んで、見詰める。 以前のように、挨拶には挨拶を。 けれど、目の前の彼女は、無邪気であった幼女ではない。
もっと別の]
キミに付き合うよ。 でも、僕はそんなに簡単には、壊れてあげられないな。
[ボロボロに傷ついた彼女とは、対照的に。 元の長さの倍程度、腰あたりにまで伸びている朱《ヴァーミミリオン》の髪を靡かせる。
ただ、黒は、嫌いな色ではない 艶やかにたゆたう信頼の色。 ドレスを覆うように僕の肩にも、ある]
(67) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 22時半頃
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ー 大きな土竜と −
[「ちぃと」と大した事の無い事の様に口にするモグラ>>52 様子から目が見えないと判っていて少しだけ安堵する。 暢気なモグラを見る表情はとても悲しげに歪んでいたから。]
《解析者》とですか。 モグラさんをそこまで追い込むのだからとてもとても お強いようです。
[呑み込んだ翡翠が疼く。 《解析者》の事を賢者は思っているのだろうか。 胸に手を当てて1つ深呼吸すると、モグラの回復に専念する事に。]
(68) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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私は娘ですが、そレ以前にただの人形《ドール》デした。 朱色《ヴァーミリオン》…私は、ただタだ貴女が羨ましい。
[全てを受け入れたように微笑む彼女>>67へ、眩しそうに目を細める。 肩を覆う黒は、先の戦いで見た歴史書《イストワール》の物だろう。彼女が信頼し、信じられている事は明白だった。]
……私は、一人だから。
[歪んだ嗤いをすっと消し、琥珀と烏玉は彼女を見つめ]
……朱色《ヴァーミリオン》
(69) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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そレを壊すのが、私≪Eliminate≫だよ。
[影のドームを解除して覚醒した彼女に意識を集中させる。 右手で銃の形を作り、弾丸を放った。]
(70) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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……モグラさん……雷神さんは。 きっと幸せだったです。
[宝珠の力は完全では無いにしてもモグラの力を 幾ばかりか回復させたらしい。 雷神の行方を問う視線の強さと苛立ち>>53に、 説明不足の過去形で話し始めた。]
やっぱり雷神さんとモグラさんは相性いいです。
[歪んでいた顔をほんの少しだけ笑みに変えて、 琥珀と翡翠を取り込んだエリと言う少女に戦いを挑み、 短剣を残して稲光は消えたと淡々と伝える。]
(71) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[自分には、封歴琥珀《スリーピング・アンバー》を作りだす事は出来ない。 だが、対象が無垢な魂のままであるなら、自身の紙の一部に拠り所を添える事は可能な筈だ。
確かに、彼の力は少女の植物を枯らしてしまうだろう。 だが、そうなる前に救済の余地があるのなら、二人分の手を掴んで見せよう。
運命者《礼見丈》も、ハツと言う少女も、殺していい訳ではない。 歴史書は必要外の戦いを好まぬ。
それは、 記録する者が、記録される者の人生へ介入してはならぬと、 その者の人生の人生《ページ》に《歴史書》の名を残してはならぬと、 それが最終ページ《命の収奪》であれば尚更の事と、 記録者《黙し綴り続ける者》の宿命として。
しかし《礼見丈》のページは、僅かな改ざんを。 金のインクで綴られた幼い彼の記録の一部は、墨色のインクで塗りつぶされて、 覚えているのは彼と己だけ。]
(72) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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殺しはしません。 二人揃って"連れて戻る"つもりです。
[なんせ、宝珠魔道士《ジュエリスナイト》と約束してしまった。>>16 簡単な口約束であったが、それはしっかりと己のページに刻まれて。 黒いインクで綴られた殴り書きの項目に、金《ゴールド》のインクで約束の文字が光る。]
じょう、 貴方が嫌がっても、私は止めませんよ。
(73) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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ソチラが先に約束と、 言いだしたんじゃありませんか。
[老人の痩せた、それでも力強い手が青年の肩に触れたか。 騒ぐ少女も咲き続ける花々も全て無視して。 それでも逸らされた顔>>65に、少し寂しそうな顔をした。
拘束したままでは、あの時の指きりすらできない。 約束>>2:199された筈のそれは今は消えかけて、きっとこのまま風化してしまう可能性もあっただろう。 しかし、そうはさせない。 そうであってほしくは無い。
女神の、朱の居なくなった図書館への久しい客であり、 かの運命者であり、 最初の彼《ジェレミアス》の面影を強く残す、
小さな人の子からの、たった一つの、孤独を消しさる幸せな約束だったのだから。]
(74) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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──同時刻:王宮──
[彼らは、奮闘していた。 >>0:9筆頭宝珠魔道士《ジュエリスナイト》の不在時に訪れた、 >>1:25未曽有の危機。 国家に仕える宝珠魔道士《ジュエリスナイト》たちの隠密小隊、 宝珠魔道箱《ジュエリスパラディオ》が総出で当たっても、 侵攻を広げようとする邪妖《ウィィキッドレイン》の対処で精いっぱいだった。
ただでさえ、力ある宝珠魔道士《ジュエリスナイト》の出生数は減ってきていた。 現存する最強の宝珠魔道士《ジュエリスナイト》が、今出払っているのだ。
ことの中心には、封歴琥珀《スリーピング・アンバー》の存在がある。 その対処は急務であったが、>>0:19最強である彼以外は力不足で、 割り振ることができなかったという現実がある。
宝珠魔道箱《ジュエリスパラディオ》のメンバーの力不足を責めるのは、 お門違いというものだ。 封歴琥珀《スリーピング・アンバー》とはそれだけ規格外であり、]
(75) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[ヨアヒムこそその封歴琥珀に対処できる、人類の”規格外”であった。]
(76) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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「彼にばかり負担をかけるのは、申し訳ないとは思っているが、ね。」
[王は語る。 王の元には、護衛の宝珠魔道士《ジュエリスナイト》が控えていた。
今、其処に彼がいることはわかっていた。 窓からも見える、ソラの穴。 実際の事態の中心が、見えるのに何の協力もできないもどかしさ。]
「いいえ、王。」
[護衛は答えた。 彼らの表情に、覚悟はあれども迷いはなかった。]
「あの方ならば、必ずや成し遂げてくれるでしょう。」
[当人に直接言う機会はそうないが、 この小隊は筆頭宝珠魔道士《ジュエリスナイト》へ信頼を寄せていた。]
(77) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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|
[どんな任務であっても、封歴琥珀《スリーピング・アンバー》に関わるのは、 全てが命がけだ。 万が一、封印が解けてしまったら。 それでも彼は、此処まで任務を達成してきた実績がある。]
「……そうだな。
ヨアヒムならば。」
[王と護衛は頷き合った。
彼が頑張っている今、それ以外の点で中途半端な仕事はできない。 気合を入れ直し、降り注ぐ邪妖《ウィィキッドレイン》の被害を広げないよう、 指示を飛ばし始めた。*]
(78) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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……そうだね。 僕も、僕が恵まれていると、思うよ。
[>>69感情を抱き、思い出を覚えている。 人の営みへと送り出してくれたハワードのお陰。 それより昔の、姫君《プランセス》として偶然のように産まれ、内側に秘めていた、不変の三位一体《エヴァラスティン・トライアド》との、遠い記憶で記録。
暖かく護られて、愛しまれ微笑んで貰った。 だから、僕はこうして、闇の中に立てる]
(79) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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ボクちんは大丈夫です。ありがとうです。 [話し終えた後、モグラを見るのは辛かった。 まだ1人ぴんぴんしている事を責められた方がマシだったが、 モグラから無事を安堵されれば>>58元気でいるしかない。]
次元穴《ワームホール》です? 《ソラ》と《チ》が繋がったあれはとても危険です。 何する気です?
[物見遊山だとは思っていない。 ただこの状態であの場所へ行くのは。 まるでエリに向かっていった《ソラ》の守護者と重なって ただの人であれば止めただろうが。]
(80) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
|
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キミの名前≪Eliminate≫、それが、キミの意味なんだね。
[>>70一気に広がる空間。 同時に放たれた鋭い弾丸に、僕は杖を向ける。
杖の元になった天青石《セレスタイト》が煌き、雷撃が走りを打ち落とす。
そして、僕は彼女を《観測》する。 《観測》も《解析》の行程も吹き飛ばし使役する《記録》で彼女を止める攻撃ではなく。 ただ、目の前の、二色の瞳で見詰めてくる彼女《エリ》を]
(81) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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そうだな……悪魔やら、雷やら、くだらねぇ真似事ばっかしてきやがったけど……強かったな。
[相変わらず他人事のような口ぶりだが、話が雷神のことに及べば、苦々しく皺が寄る。]
……ふぅん。
何やってやがんだ、あの、馬鹿は……。
[この体躯で深い溜息を付けば、それは、結構な風圧を齎したかもしれない。]
おい、ヨアヒム。 その短剣……後生大事にしておけよ。
(82) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 23時頃
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判ったです。ボクちんに手伝える事があれば他にも言うです。
[上空では鉄の鳥が大災害に呑み込まれていく>>3:@5 大災害を広める《ソラ》からは隕石が降り、 次元孔《ワームホール》からは禍々しいモノ達が爪を掛けて 引き裂き身を乗り出そうとしていた。]
一応一流の仕立て屋に頼んでるです。 あんまり破かないで欲しいです。
[苛立ちを尾と共にぶつけられた道路のアスファルトは捲れて、 水道管から水が噴き出している。 尾の破壊力と鋭い爪に対して注意を告げて、 脱いだコートを地面に広げるとそれは竜すら背に乗せる 巨大な鳥へと変わった。]
罅の間から隕石やら禍つ風が入り込み始めてるです。 しっかり掴まるです。
[破くなと言いつつ、裂かれるのは承知で掴まれとモグラに告げると巨大な鳥は翼をはばたかせて《ソラ》へと飛び立った。]
(83) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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何ってそんなもん、決まってんだろ。
塞ぐんだよ。
[>>80当たり前のようにさらりと告げて、方向も分からぬままに歩き出す。]
完全には無理かもしれねぇけど、まぁ、大分マシにゃぁできんだろ。
(84) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 23時頃
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[>>73わからない。 何を言っているのか。]
戻る、場所なんか、ないんだ っ……!
ハワード、
[”覚えていない”、覚えたばかりの名前を呼ぶ。 小瓶がひどく揺れ動いて、痛くて、痛くて、いたくて。]
もう、
[おかしな夢をちらつかせるのはやめてくれ。 小瓶の蓋は、隙間はしっかり塞がれているのに。 塞がれているから、
あの図書館の夢をみても、 思い出せないのに。]
(85) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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[ びし、 と。 小さく、罅の音。]
(86) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 23時頃
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あ、 っぐ、 ぅ …… あ、 あああああああっ
[『約束』、と。 それをきっかけに、何かが切れた。 胸に、耐えきれないほどの熱さを感じて、叫ぶ。
もはや中身もほとんど吸い尽くされた瓶に、 巨大な罅がはいっていた。
蔦が瓶に傷つけられ、隙間が広がっていく。 花が増えては枯れ、手当たり次第の破裂、炎、斬撃、氷、 様々な属性が弾けては消える。]
(87) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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[小さな邪妖《ウィィキッドレイン》なら吹き飛ばしてしまいそうな 風圧を受けながら、雷神の遺した短剣を握り締める。]
……大事にしたいです。 雷神さんがプレゼントしてくれるとか奇跡です。
[大事にすると言い切るには世界は危う過ぎる。]
出来るなら新しい守護者に受け継いで欲しいです。
[それまで護れるよう願いながら、モグラが穴を塞ぎに行くと 聞けば少し複雑な表情のまま頷いた。]
(88) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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あぁ、分かった。 遠慮無く云わせてもらうわ。
[>>83ヨアヒムの言葉に頷き、目の前に広がった絨毯のような生き物のような、よく分からない何かに足をかける。]
……善処する。
[破かないで欲しい、という頼みには、一応そう返したが、当然ながら無理な話で、おそらく一歩目からして、大きな引っかき傷をつくることになったろう。]
……───。
ソラ、飛ぶのは……初めてだな。
[いつも、見上げてばかりいたセカイを、暫し見下ろす。 ぼやけた景色は、溢れ返った魔の手によって、本来の姿を失っていたかもしれないけれど。]
(89) 2014/11/19(Wed) 23時頃
|
執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 23時頃
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────おまえさんは
こんな風に、セカイを見てたのか
[それは、ヨアヒムに宛ててではなく、もっと、どこか遠くへ向けて]
(90) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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…愛があッて、いいコとですね。
[皮肉を込めた言葉と共に、無表情から苦々しげな顔を浮かべる。 愛なんてものを信じられるとは思えなかった。贈り物《プレゼント》も 自分を創った《産んだ》ことも、全てが観察者《ディオサ》の気紛れに依るものとしか思えなかった。
彼女>>79を疎んでいるわけでは無い。妬んでいるわけでもない。 ただ羨ましくて]
(91) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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『 ぱぱ、 』
[それは、それしか知らないように、呼ぶ名前は一つだけだった。 永い時の中、摩耗していく記憶。 この事態を引き起こした憎むべき相手以外で、 縋れた明るい記憶はたった一人だけ。
この場になっても、ソラを見上げて姿を探し。]
『きゃあああああああああ!!』
[重なった悲鳴が、ソラへ響く。]
(92) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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− そして《ソラ》へ −
[1人飛ぶならばコートに織り込んだ魔力で充分だが、 巨大な竜を乗せて飛ぶには少なからず魔力を消費していく。 なるべく不要な宝珠から魔力を抽出して使用していく中、 最初に警告を告げた石がずっと震え続けていた事に気付いた。
他の石と共鳴を起こす程震える石から、声が届く。 宝珠魔道箱《ジュエリスパラディオ》が邪妖《ウィィキッドレイン》と 交戦中であると言う事、世界全土に異変が起きている事>>3:@11 そしてそれぞれに抗う者達がいる事。 モグラが身を置いていた組織の者達か、他の組織か。 広がる大災害に立ち向かおうとしている者達が この場だけでなく、世界にいると。]
モグラさん、聞いたです? ボクちん達も負けられないです。
[通信は途切れ途切れで、すぐに切れてしまったが、 それでもその石を使う事無く握りしめて胸ポケットに仕舞った。]
(93) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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…マた雷ですか。 ――紛争≪ネイコス≫
[壊したい。 衝動のままに作り上げた4対体影人形を向かわせて。 レイピアを持つ人形《マリオネット》は、操られるまま攻撃を奮う]
(94) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 23時半頃
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[巨大な鳥の尾は早速引き裂かれていたが>>89 それを咎める事はせず、ただ背中で流れて行く呟き>>90を聞く。]
モグラさん……。 立場とか役割とかそう言うの置いといての話です。 穴を塞ぐ以外に、何もないです?
[押し込められ、疎まれ忘れられた歴史達。 繁栄し平和なこの世界の代償の様な世界は、歪として 狂い壊れた者達を生みだしたのかも知れない。]
また見ないふりして、蓋をすればいいです? 全部あの世界のせいにしてイイです? 受け入れて、また共に歴史を刻む事は、無理だと思うです?
[この現状で叶う筈は無いと判っていても、 誰かに問わずにいられなかった。]
(95) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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[あまりの苦しみに悶え、椅子におとなしく座っていることもできなかった。 ハワードの方へ倒れこみ、ぐったりと身体を預ける。
そうして、静寂。]
…… ぅ、
[その呻き声がなければ、死んだと思えたかもしれない。]
(96) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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…… そ っか ……
[ゆっくり目を見開いて、 ぼんやりと、皺の増えたように感じる顔を見上げる。 言葉をひとつひとつ、探すようにして。]
おぼえてて、くれたんだな…… 『やくそく』。
[掠れた声で呟いて、弱弱しいながらも、笑いかけた。]
(97) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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─ 《ソラ》へ ─
……あぁ、聞こえてるよ。
[異変は、光翼町だけに逗まらず、世界全土へと広がっている。 おそらく抗う者達の中には、『TRAIN』の構成員も数多くいることだろう。
───地下組織『TRAIN』
それは、確かに存在する。 だが、それが何処にあるのか、何人いるのか。 誰にも分からない。
ただ、来るべき時に備え、セカイの崩壊を防ぐため、志を同じくする者達の、総称というべきか。
意志を、希望を、連なる《TRAIN》者達。]
(98) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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きっと…… 僕が生まれたのは、偶然だったんだけどね。
人によっては、エラーだ、って思うかもしれないモノ。
[それはもしかしたら、気紛れだとしても望まれて産まれたキミ《エリ》よりも、意味の無い誕生。 それでも僕は、こんなに幸福で]
(99) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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[苦々しい顔を見詰め、思う。 彼女は僕を壊したって、楽になんかならないで、きっと≪Eliminate≫の意味のままの存在になりそうだって。
でもね]
ねえ、エリ。
[僕は呼ぶ。
君の名前は、エリ、だって。 記録されているんだから]
(100) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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――――ッッ!!
[暴発は突然に。>>87
それらを全て至近距離で受け止めれば、紙色のシャツも皺の刻まれた肌も、 切り裂かれ、朱色のインクが散り滴る。
逃げなかったのは、 鋼の盾すら作らなかったのは、 その植物の暴走を食いとめる為。]
落ち着きなさいと、 先も言ったでしょう!
[植物をかき分けて、赤の散る手を伸ばすのは彼の心臓。]
(101) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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お父様は、 此方に居ります。
だからそう、悲しまないでください。
[伸ばす手に雷神の置き土産を乗せて、その形状は武器では無く、
暖かくも冷たい、幾つもの雪の結晶。
それが花を切り裂いて、魔法の暴発を遮って。 雷を含んだソレに、自身《ハワード》の金属の装飾は震え、ページは舞い、端に僅かな焦げを作っただろう。 それでも千年前の一撃と比べれば、こんなもの何十文の、何百分の可愛い物。雷神の発するようなそれは《礼見丈》越し、きっと白い少女にも響いて。
歴史書の手が胸に触れれば、その崩れた瓶は、いとも簡単にその姿を現した。]
(102) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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[そうして小さな蓋は数年後し、やっとその役目を終えただろう。
紡がれた言葉に目を細めて、]
ええ、勿論ですとも。
[>>96>>97 インクの散った顔で、笑った。]
(103) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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あぁ〜?
[荒れ狂う風が、竜の鱗をしゃらしゃらと揺らす。 そこに混ざってきたヨアヒムの問いかけ>>95に、思案するよう、大きく首を傾げた。]
……何も、か?
さなぁ。 俺ぁ、俺のできることをやろうってぇだけだ。
見ないふりするかどうかとか、誰のせいにするかとか。 そんなもんは、俺の決めることじゃねぇ。
受け入れてもいいって奴がいるのなら、そいつらが頑張ればいい。 案外、どうにかなるんじゃねぇのか。
[遠くへと向けた視線は、やはり、どこか他人事のよう。]
───おまえさんは、どういうセカイを見てぇんだよ。
(104) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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[影人形に対するように、僕はハワードの真似のように、巨大な白銀の盾《シールド》を生み出す。 重量はあっても僕の腕でも羽のように軽く扱えるそれを、力任せに人形に向かって突き出した。 その勢いで、影を壊すべく]
そっか、トール・ド・ヴィンとキミは戦ったんだっけ。
[世間話のように言葉を重ねながら、盾をすり抜ける攻撃には、彼女が見覚えのあるだろう雷撃の火花を浴びせ]
(105) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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[悲鳴を上げて暴れて、けれど捕まったそれに腕力はない。 礼見から力を吸い上げた分、接触も可能になっていたそれの腕に、 >>102歴史書の手が触れた。]
『 や、 ぱぱ、 』
[聞き分けのない子供そのものの暴れ方が、 結晶の形に触れた瞬間、びくりと止まった。]
『 ぱぱ …… ? 』
[ひんやりした感触に、けれど刺激されるのは過去だ。 摩耗して、それでも消えなかった、大事な”なんでもない”一日。]
(106) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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『 ぱぱぁ …… 』
[結晶を強く握りしめ、きつく目を閉じる。 ぱきん、と小さな音が響き、割れた瓶に絡んでいた蔦がおちた。]
『 あいたい、 』
[願いを呟いて、結晶を抱きしめて。 暴れることも忘れたのか、乳白色は身体を丸めた。]
(107) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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[小さな紙片と、未だ舞う雪の結晶。 それと、彼に隠したインク瓶の、最後の一滴《力の一部》。
それらが空中で渦を巻いて、青年の膝の上に落ちたのは一つの金属。
普段自分が作る者と随分形を違えたそれは、小さな小さな栞。 それは、稲妻と雪の結晶を包むよう花と蔦のモチーフが巻き、所々に天青石《セレスタイト》>>3:219。 それと金のリボンを揺らして。
《礼見丈》には悪いが力を一部拝借して、 なに、別段支障はあるまい。 ほんの一滴。 共に過ごした彼の、残り香の様に。
新しい家の住み心地は保証しないが、以前より、懐かしくはあるだろう。 少女はゆっくりと、その身を元の存在に近付けて。]
(108) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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[>>103微笑みを見て、転がった小瓶を見て、俺は自分を取り戻していく。 もう、ずいぶん時間が経ってしまった気がする。]
……皺。増えた? 白髪も。
[前あったときは、もっと若い見た目だった。 それが、迷い子が無意識に望んだせいなのか、 その頃の彼に何かあったのかはわからないが。]
……無茶、しやがって。
…………… ありがとう。 思い出させて、くれて。
[もはや金絹の翅衣《ゴルディオン・スカーフ》は、俺の手を拘束しない。 俺の持ち物が、俺の動きを妨げるわけがない。
するりと抜け出た右手で、銀色の髪へ触れた。]
(109) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 00時頃
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……何ですか。 エリの名は棄テるのですが。
[世界ごと壊してしまえば、名を名乗る必要も無くなるのかも知れないが。 少なくとも、こんな名前は、もう必要無い。 呼びかける声>>100へ、胡乱げな視線を向けて]
(110) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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[盾>>105に阻まれると影の動きは止まり、光の加護に吸い込まれるように霧散する。人形《マリオネット》に強い雷のダメージが蓄積すると地に崩れ、地に消える]
…私に戦イ方を教えてくれた方です。 それが、何か?
[済んだことで、終わったことで、最早関係の無いことだろう。 苛立ったように髪を掻き上げ彼女を睨む。じくり、と腕の火傷痕が疼いた]
(111) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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……皆戦っているですね。
[短い返事>>98に振り返る事無く小さく頷いた。 モグラも身を置いた組織があるはずで、 そこで知った者達もいるだろうと沈黙する2人の間を風が吹いた。]
出来る事をやる……ですか。 簡単なのに、難しいですね。
[答え>>104はモグラらしく、傍観者の様で真理でもある様だった。 どんなセカイを見たいのかと問われて、ジャニスが最後に 望んだ言葉を思い出す。]
ボクちんが見たいのは。 壊れた世界でもその先の世界でも無いです。
[ではどんな世界なのか。問われてもまだ答えは出ない。だが]
(112) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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皆が皆、平和で笑って幸せになる世界は 難しいのは判ってるです。 でもボクちん達が嫌な事を押し付けて良い世界も無いです。
今は無理でも……いつか、忌み嫌われし歴史《シェケツ・シックーク》と ボクちん達の歴史が交わる世界になれば良いと思うです。
[忌み嫌われし歴史《シェケツ・シックーク》だけでなく、 琥珀に封じられた者たちも。 当たり前の様にある世界。 答えながらも振り返る事は無い。 もう目の前に次元孔《ワームホール》が迫っていた。]
(113) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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エリ、ちゃん。 そっか、戦いを教えてくれた方、か。
[>>110>>111彼女の言葉に、一つ頷き。 消える影の残響音に、すう、と息を吸う]
僕は、とっても我侭だから、キミに名前を棄ててほしくない。 覚えててほしい。 思い出してほしい。
……だから、キミの要らないものは、僕に頂戴。
[ばさり、と白銀の盾はまるで布のように棚引き、消える。 そんなものは必要なかったんだ。
僕は、エリに向けて杖を振るった。 彼女の侵す災厄の香りを、杖に煌く宝珠を介し、僕の中の白紙の頁へと吸い取る為に。 攻撃を、彼女を覆う闇色《災厄と災禍》を出し尽くせたなら、吸い取れたなら。
僕が容量オーバー《パンク》しなければ。 エリはもしかすると、元に戻るかもしれない]
(114) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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──避難所──
「エリちゃんがいないんです!」
[そこは、体育館だった。 ただでさえ、緊急事態で一斉避難した人々が集められた狭い室内だ。 それに加えて、数名”行方不明者”がいることが、 混乱に拍車をかけた。]
「エリちゃん、教室を出て行って…… それから、戻ってきてないんです。 探しに行かないと!」
[担任であった女性。 クラスメイトの子供たち。 どんなに騒いでも、いないという事実は変わらない。]
(115) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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──避難所2──
「委員長がいないとか、マジ?」 「礼見もいねえよ」 「まさか、あいつら二人で……!」
[一方。 行方不明者は、こちらにもいた。 集まったクラスメイトがそんな冗談を口にするのは、 もしかしたらという不安をどこかへ追いやるためだ。
そんなはずはない。 きっと彼らは、戻ってくる。]
「……きっと、大丈夫よ。」
[信頼を、より明確に口にしたのは、 クラスでも比較的美村と仲の良かった女生徒だった。]
(116) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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「実は私ね、見たの。 夢芽ちゃんが、ソラを飛んでるところ。」
[秘密よ?なんて微笑んで。 >>1:34学校から飛び出していく、彼女を見たのだと。]
「魔法使いみたいだった。 夢芽ちゃんって、すっごく責任感強いし。 いま、きっと戦ってるんだと思う。」
[友達だから。 クラスメイトだから。 驚かなかったといえば嘘になるけれど、 わずかに見えた真剣な表情は、確かに目に焼き付いている。]
「私たちが心配して騒いでたら、逆にあっちに心配かけちゃうかも。 待ってたらきっと、夢芽ちゃんは帰ってくるわよ。」
[言いきった女生徒の周り、自然と頷きは広がっていった。]
(117) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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まあ、私も人の子の形をしていますからね。 老化は緩やかであれど、 やはり、…老けますよ。
[以前と比べ、全てシルバーに変わってしまった髪は、血色のインクがこびりついて、 つまりは満身創痍と言った所。
その緩やかな筈の"老化"が人並みになってきている事は、特に深く語らず。
触れられれば目を細めて、振り払う事無く、彼の望むように。]
そりゃあ、無茶もします。 私は貴方の事を、友人だと思っているのですから。
[きっと、あの日の図書館で、 幼い彼と共に本のページを捲った時から、 約束と、指切りをした時から。 ずっとずっと、友人だった。
長くは離れていたけれど、再び相見える日を望んで。]
(118) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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「……いないといえばさ。 知ってる? 夢芽ちゃんが通ってる、ゲーム同好会って。
そこにね、寒川っていう男の先輩がいてさ…… そのひとも、いま、いないんだって。」
[えー?それってもしかして、とざわめきが広がった。 彼らの中に広がりかけていた、不安という名の災厄は解けていく。
彼らの隠れた避難所のソラから、>>3:@9焔の欠片が降り注ぐ。 明るい明日を信じて、未来を願った。*]
(119) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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――そういえば、
確かに記憶を封じもしましたが、 友人にこうも綺麗に忘れられるとなると…、 流石の私も悲しかったですよ?
[そう言って意地悪そうな顔もしてみせる。 それはまるで、子供のように。
だが、次の瞬間、 男の身体は力無く崩れ落ちただろう。
紙色のシャツ《ページ》も表紙も裂けて、滴るインクが綴られた文字を暈かす。 宝珠魔道士からの宝珠は、スラックスのポケットに入ったまま。]
(120) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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難しく考えようとすっから、難しいんだよ。
……ふぅん。 ま、だったら、他の連中と一緒に、どんなセカイにしてぇのか、のんびりと考えりゃいい。 まだ何も終わっちゃねぇのに、理想ばっか口にしたってしょうがねぇ。
[ヨアヒムの回答に耳を傾けながらも、口ぶりは、やはり傍観者のそれのまま。]
だろうな……そんな綺麗事が実現するとすりゃぁ、それは、個性も何もねぇ、つまらないセカイだろうよ。
忌み嫌われし歴史《シェケツ・シックーク》との共存は……生半可な覚悟じゃ、できねぇぞ。 100年そこらの歴史じゃねぇんだからな。
[霞む眼は、またゆっくりと、視力を落とし始めている。 しかし、それだけ、次元穴《ワームホール》の接近も、強く感じ取るに至る。]
(121) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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おい、ヨアヒム。 穴のギリギリ、吸い込まれねぇ程度のところまでいってくれ。
そっから先は、俺の役目だ。
(122) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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[重い重い闇を引き受け、無傷でいられるはずは無い。
僕が一時の寄り代になるか、あるいは、僕が代わりに災禍に染まるか。 あるいは、もっと、別の何かが起こるか。
これは、エリを救う為の賭けだった*]
(123) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 01時頃
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難しく考え過ぎですか。 単純に誰も泣かない世界が良いだけです。 個性の無い世界ですかね。 少なくともモグラさんや雷神さんやボクちんや 《観測者》や《解析者》や《運命者》や悪魔さんに 本がいるだけで平凡とか遠い話です。
[望む世界がどれだけ夢物語に近いか判っている。 それでも願わなければ出来ないと笑いながら。]
頑張ってみるです。
[振り返ったモグラの視力はどれ程残っていたか。]
(124) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 01時頃
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モグラさん、大丈夫です?
[必ず返って来て欲しいと口にするのは躊躇われた。 天青石を遺して《ソラ》に消えた雷神を見送った事を思い出す。]
雷神さん、モグラさんを護って欲しいです。
[こればかりは守護者たちの役目。 天青石を両手で包み込み、祈りを捧げる間も鳥は 次元孔《ワームホール》へと近付いて行く。 呑み込む力から僅かに抗う力が勝るぎりぎりの境で モグラに叫んだ。]
(125) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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モグラさん! お願いするです!
[鳥を支える様に、胸元で翡翠が。 モグラを助ける様に、天青石が輝いて大気が揺らぎ、 次元孔《ワームホール》の風の流れが弱まる。 弱まったとは言えかなりの風圧だが、 それでもこれからモグラが何を成すか、しっかり焼き付けようと 目を逸らさずに見つめていた**]
(126) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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………っ!
[杖>>114を振るい負を、闇を吸い取ろうとする彼女へ強く首を振る。 身を庇い、少しでも遅らせようと]
私かラ、何もかモ取ろうとしないでよ…! 私は!こうして生きルの!おかあさんもいない、あくまさんもいない、かみなりさんだって私ガ斃した! 皆、皆、イないんだよ!貴女は何でも持ってルじゃない!!
[ぼろぼろと、無かった筈の涙が溢れる。しかしそれは黒い色をしていて]
第一、貴女は保険《バックアップ》でシょう!? 私に使ウ物じャない!!
[これは大事な物だ。殲滅《Eliminate》から破壊を引かれたら停止《死んで》しまう。 全てを終わらせるまで活動を終えるわけには。Reina《母》の記憶を探り方法を考える。その間にも翡翠の闇、琥珀の力は吸いだされ、書きこまれ]
やめろって…
(127) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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止めロって、言ッてルの!!!! 毀れテしマエ、「翡翠の左翼」―惨禍の翡翠《カラミティ・ジェイド》!!
[右手の翡翠《コア》から鈍く、強大で凶暴なエネルギーが放出される。 左目の琥珀《コア》で正面を、エネルギーを睨めつける。どくり。どくり。命を燃やすようなエネルギーに心臓が異常なまでの活動を起こす。 彼女の頁には不和、狂気、憤怒、死、破壊、嘘、労苦、悲嘆、破滅、災厄。惨禍。得る筈の無い憎しみさえも刻まれていく。]
[そして。]
(128) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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取らない、デ……よ…
[彼女は負《オーラ》を飲み込めたのだろうか。 ごう、という揺れと音も収束する頃には力を失くしてへたり込む少女の姿が残る。
輝きさえも無くし只の石になった惨禍の翡翠《カラミティ・ジェイド》は取りこんだ筈の少女の掌から抜き出て、ごろりと地上に転がり。 呆然と虚空を見つめ涙を流す少女の目は、光を無くした石のようで。 と…っ、と………っ、とっ、心臓はもう保たないと主張する様に不規則に、か細い音を。]
なんで…、なんで、私には、私には、何も
[無いのに。 途切れ途切れに紡ぐ言葉の端から、ひゅう、ひゅう、と息が洩れた*]
(129) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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―歴史書《イストワール》の記録―
[歴史書は、比較的代変わりが激しい。
それは本の寿命でもあるのだが、紙であり、人が触れる以上風化や劣化は免れない。 歴史の大変動には自らその地へ赴き、ありのままを記録し、そうして次の歴史書へと内包するページを残していく。 本達の仕事は現在を綴り、過去を伝え、図書館に訪れる者たちへの応対。それだけの筈だった。
彼《ハワード》の先代までは。
ハワードと、そう名付けられた新しい歴史書が"作られた"時にはすでに先代は居らず、代わりに迎えたのは朱色の姫君。 先代から伝えられるべき《過去》は彼女から与えられ、そして後代に伝える為の職務を失った歴史書は日の殆どを彼女と過ごす事となる。
世界を記録し続ける歴史書は代替わりが激しい。 それは本の、能力の劣化。積み重なり続ける膨大な歴史と、それによる精神の摩耗。 まだ若いうちに死に《廃棄》、産まれ《制作》、入れ替わる《交換》。 その作業を続けてこそ、原初に至る大図書館《オリジン・ビブリオテイク》と歴史書《イストワール》は長い歴史の中で形を保ち続けていた。]
(130) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[いつしか女神は欠け、残りの席を埋めぬまま。 本を作る技術も途切れ、そうして新しい歴史書を生み出さなくなった。
もしかしたら、それを見越して朱の姫は産まれたのかもしれない。 朱が歴史書の復元を、綴る仕事を補って。その黒い本は随分と長く生きた。
時代の変化も相まって客人は減り、歴史書は次第にヒトの目に触れなくなる。 やがて劣化は落ち着き、そしてまた、本は長く在り続ける。
しかし何事にも終わりは訪れる。 姫君が去った事により、現在の歴史書の劣化>>109は、]
[この先は、イン クのにじみ で解 読不 能**]
(131) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 02時半頃
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……甘いな、おまえさんは。
けどセカイにゃ、おまえさんみたいな存在が必要なんだろうな。 頑張れよ。
[視力は、もう殆ど失われている。 その原因が、紫水晶の力が薄れてきたせいではなく、その力を別所に集めている為だということに、宝珠魔道士《ジュエリスナイト》は気付くことができたろうか。]
さて、どうだかなぁ。
[>>125大丈夫かとの問に、「大丈夫だ」などと偽りを返すことはしない。 曖昧な返事を残し、申し訳程度の翼を羽撃かせる。]
ったく、地竜に翔べとか……火蜥蜴《サラマンダー》に泳げって言ってるようなもんだぞ。
(132) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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[いつものようにぼやきつつ、巨大鳥から身を離し、次元穴《ワームホール》へ]
……あぁ、なんだ。
トールも手ぇ貸してくれんのか? そりゃ悪ぃな。
[本人が聞いたらどう返すかは知らないが。 天青石の力は、確かに地竜のもとに届いた。]
(133) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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─ 次元穴中央 ─
[倒木が、瓦礫が、次々と次元穴《ワームホール》に吸い込まれてゆく。 様々な力が加わって、威力は大分抑えられてはいるが、それでもまだ、嵐の様相。
だがその中心は、”凪”の状態にある。 盲たが故、微細な空気の流れも、その身は感じ取ることができる。 寸分違わず、次元穴《ワームホール》中央に舞い込めば、地竜の巨体はそこでふわりと停止した。]
…………さぁて。
──────…………
[地竜は、人類には理解及ばぬ言霊を紡ぐ。]
(134) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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[ ──────ぱりん。
ぱりん ぱり、ぱりん
ぱりん ぱりん ぱら、 ばらら
ばららら ばらばら───……]
(135) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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[煙水晶の地竜の鱗が、松毬立って、バラバラと剥がれ落ちてゆく。 剥がれた鱗は、次元穴《ワームホール》には吸い込まれずに、穴の縁に張り付いて、次々と結晶《クラスター》化していった。
剥げた鱗の後から後から、また、新たな鱗が生み出され、バラバラと剥がれ、縁に張り付くを繰り返す。
エターナルドラゴスケイル・アース 悠久たる竜鱗の大地
結晶《クラスター》は徐々に巨大化し、穴は、徐々に狭まってゆく。]
(136) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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(おい ヨアヒム 聞こえるか)
[それは、声というよりも、一方的なテレパシーのようなもの。]
(おまえさん 手伝うって言ってたな
ならば ひとつ頼まれてくれ)
[やがて結晶《クラスター》は、中央の地竜に達し、その躰を核とする。]
(おまえさんは
宝珠魔道士《ジュエリスナイト》であると同時に 第172代目《チ》の守護者───
……いや……)
(137) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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(初代・《ソラ》と《チ》の 守護者になれ)
(138) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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[──……────ぱりん。
高い、澄んだ音が響いて。 地竜の胸元から、ひときわ強い色をした、煙水晶の心鱗が剥がれ落ちる。 それは、まるで意思を持っているかのように、ヨアヒムの元へ飛び向かった。
あとに残るのは、結晶《クラスター》の一部と化した、地竜だった鉱石だけ**]
(139) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 11時頃
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――――――――"天雷"
[すっと腕を雷を1本ほど召喚して。
カッ、と音を立てて落ちる先は《記録者》と裏切り者の元。]
やっぱ便利だね、これ。 …あんま俺の手を煩わせんなよ、なあ後輩。
[薄っすらと笑みは浮かべてもその口調は無感動。 ゆらりと身体がノイズへと変化すれば、すう、とその場から姿を消し。 雷を穿った二人の元で姿を現した。]
(140) 2014/11/20(Thu) 13時頃
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二人ともいらねぇ。 だからもう消えて《死んで》くれる?
[言うなり右手に顕現されるのは一振りの剣。 排除するのに大仰な技などいらない。 ただ、この剣でその命を屠るのみ**]
(141) 2014/11/20(Thu) 13時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 17時半頃
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[宝珠魔道士《ジュエリスナイト》の宝珠があれば、外傷《表紙の損傷》までは直せるだろう。 だが、飛んだページまでは復元できない。
表向き生々しい傷は塞がっても、傷痕までは消せぬまま、 大丈夫だと気丈に立ち上がって見せても、内部のページはごっそり抜けて。
…――復元は不要と 強がっていた皺寄せが、こんな所で来るとは。
やや綻びの目立つその金属は、形状を瞬時に高い塔へと変えて、雷>>140を二つの影から遠ざける。 その身に激しい雷光を吸いこめば、塔は崩れ、黒い霧へと四散した。]
(142) 2014/11/20(Thu) 18時半頃
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…不必要か否かの判断はお任せしていましたが、 手を下すのは、貴方の職務の範囲外ですよ。
《解析者》殿。
[傷痕の増えた手をかざせば、地に突き刺さる数本の旧式銃剣《バヨネット》 通常であれば銃に装着使用するそれを単体で握りしめ、ノイズ混じりの男>>141を出迎えただろう。]
白兵戦はあまり得意では在りません故、 どうぞお手柔らかに。
[シャツには未だ紅いインクが滲んだまま。 変わらぬ笑みで、そう告げて。]
(143) 2014/11/20(Thu) 18時半頃
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…じょう、 先に、宝珠魔道士殿の所へ戻って頂けますか。 美村様の事も気がかりです。
後からすぐ追いかけますよ。
問題ありません。 "外傷は"直りましたから。
[あれだけ能力を暴走させた後、一人にするのは少々心配ではある。 だが、ここに置く方が危険極まりない。 傷を負った心臓は未だ万全とは言えず、休息を置いてやることが先決と判断を下す。]
皆に、 美村様に、よろしくと、 そうお伝えください。
(144) 2014/11/20(Thu) 18時半頃
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どうかお健やかに。
[駄々をこね立ち去らぬようであれば、飛行機械に無理やり包んで飛ばしてしまうか。 着陸面は不安ではあるが、なに、彼なら問題なく好きな位置で抜け出せる。
素直に立ち去るならそのまま見送って、 再び、若い《解析者》の方へ向き直っただろう。**]
(145) 2014/11/20(Thu) 18時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 18時半頃
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黒い、涙。 ……ハワード、みたいだ。
[>>127愛しい色に、微笑を]
いなくなれば終わりじゃないよ、エリ。 君の中に残された想い《記録》がある。
(146) 2014/11/20(Thu) 19時頃
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だから、僕は、やめない。
[僕の中に、負が蓄積する。 惨禍の翡翠《カラミティ・ジェイド》の情報《記録》が、不和、狂気、憤怒、死、破壊、嘘、労苦、悲嘆、破滅、災厄。 ――惨禍が。 ページを真っ黒に埋めて、埋めて、埋めて、うめて、うめ−、うm、mte、]
(147) 2014/11/20(Thu) 19時頃
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……ぁ、 ぁあああ あああぁ ッ !!
[刻まれる痛み。 焼け付く痛み。 全身を包む闇に僕は悲鳴を上げた。
それでも、やめる訳には、いかない。
書物への筆記の速度へと追いつけず、僕の肌を、災禍の歴史が侵食していく。 意識と役割《僕の本質》を侵食から護ろうとすれば、表面が濁るのは当然であるかのように。
腐敗した、あるいは枯れた肉体のように、 腕が、脚が、黒く染まりゆく]
(148) 2014/11/20(Thu) 19時頃
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[――やがて嵐のような負《オーラ》が収まる頃。 僕は、ドレスと髪《朱》は無事に、けれど肌の殆どを黒に染め、そこに立っていた。
哀しい呟きと共にあるエリへと近付いて。 何とか無事で、だけど黒く煤をかぶったみたいな顔の僕は、笑った]
(149) 2014/11/20(Thu) 19時頃
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ちゃんとあるよ。 キミが忘れちゃっただけだ、エリ。
それでも何もないって言うなら。
僕に、キミの余白を埋めさせて。
[エリ――エリクシア《elixir》。
永遠の秘宝を名に重ね。
僕は小さな身体を抱しめようと、黒に染まった腕を伸ばす]
少し、おやすみ。 眠れるまで、こうして抱しめておくから。
次にキミが目覚めたら……
(150) 2014/11/20(Thu) 19時頃
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もっと、楽しい遊びをしよう?
[そんな約束と共に。 消滅しないように、暖かく眠りに誘い、包む。
キミが見たことのある筈の、 新しい発見ばかりだろう世界で
キミの笑顔を抱しめるために]
(151) 2014/11/20(Thu) 19時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 20時半頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 20時半頃
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まあね、確かに俺の仕事じゃねぇけど。 《排除者》がいねぇんだから仕方ないだろ。
…やだねぇ、爺はさ。 素直に死んでくれりゃ楽でいいのに。
[旧式銃剣《バヨネット》を握りしめ、穏やかな笑みで迎える《記録者》に溜息を一つ。 剣をすっと男へと向け、地を蹴り向かおうとして。 しかその足は止まり。]
逃げんの? 悪いけどさぁ、お前を見逃すわけにはいかねぇの。 もう消えろ《死ね》って言ったろ。
(152) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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そこでいい子にしてろ、すぐ相手してやるから。
[剣が霧散したかと思えば瞬時に鎖へと姿を変えて。 じゃらり、と音を立てて礼見へと向かって放たれる。 それは皮肉にも目の前にいる男、記録者たる男が己に使った鎖を解析したものだった。]
(153) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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[>>108転がった、小さな贈り物を拾い上げる。 随分と繊細で、美しい細工。 雷神と謳われたかの戦士の戦いぶりからは想像もつかなくて、 思わず笑みがこぼれた。]
…… 友人、 …… 俺が?
[>>118続いた言葉に目を見開いた。 生まれてこの方、ただでさえ友人は少なかったのに、 ここまで傷を与えてなおそんなことを言う奴が現れるとは。]
ハワード。 お前、馬鹿だろう。
[失礼な物言いは、照れ隠しだと伝わるだろうか。 頼むから気づくな。]
(154) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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忘れた、のは、 あー…… お、お前がやったんだろう! お前や観測者や、解析者が来るまでは忘れると、 そういう蓋を付けたくせに、
[ハワードがやったことだ。 それでもバツが悪く、なんやかやと言い募ろうとして、
>>120次の瞬間。]
っ ハワード!!
[慌てて抱きとめた身体が、やけに軽い。]
(155) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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お前、 無理、してたのか…… この怪我、……………おれの、せいか……?
[疑問形だけれど。 それまでのやり取りの記憶が消えたわけではない。 幾らなんでも、書物が受け続けていいダメージではなかったのだ。
治療を、とポケットの宝珠に触れるが、 まだ取り戻したばかりの力は扱いが難しい。 とりわけ治療は、下手をすれば逆に傷を深める可能性があった。
(もちろん、ヨアヒムはそこらの宝珠魔導士とは違うため、 問題なく行うことができたようだが)]
(156) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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− 次元孔《ワームホール》の境で −
[《ソラ》と《チ》を繋ぐ程の次元孔《ワームホール》は 忌み嫌われし歴史《シェケツ・シックーク》の負を吐き出し、 またこちらの世界を飲み干そうと風の渦を巻いていた。 引き摺りこまれないギリギリの位置で交わす会話は まるで茶会の様な和やかさを覚えさせる。]
甘いですか? ボクちん、ケーキもチョコレートも大好きですから。 今度ボクちんのお屋敷に招待してあげます。
モグラさんも、雷神さんも、ハワードさんも夢芽さんも。 ジャニスさんもジョウさんだったかな。 運命者の人も、悪魔さんも解析者さんも、エリさんも。
(157) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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皆呼んでもまだまだ広いお屋敷だから驚かないで下さいです。
[わざと噛み合わない会話に逃げてしまうのは甘さでは無く 弱さだろうが、心からの願いでもあった。]
セカイに必要じゃない存在なんて何もないです。
[竜の巨体が鳥から離れると、一瞬バランスが崩れて 次元孔《ワームホール》から鳥が離れた。]
(158) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[>>142なんとか表紙を治すところまではいったが、その先は。 立ち上がる姿に、ちょっとまてと頭を引っ掴んで転がそうと思った、
>>140その時だった。]
寒川、先輩……
[>>143ハワードは彼を《解析者》と呼ぶが、 自分にとっては先輩のまま。 彼がたとえ、自分のことを不要と断言しようとも。]
……似合いませんよ、先輩。 そんな風に、仕事熱心なのって。
[詳しく知っているとか、親しい間柄ではなかった。 それでも、委員長に聞いていた姿とは違っていて、 言わずにはいられない。]
(159) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[墜ちた雷撃の跡を見やれば、背筋が凍る。 解析者がいくらまね事が可能だといっても、 威力が度を越している。]
ここまでを学習する、《解析者》だと……? まさか、1000年前のアレが、ここまで……
[1000年。 何かが進化するには、十分過ぎる時間だろうか。]
(160) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[ここで、解析者について、皆の知識を補っておこう。
解析者とは、>>2:11膨大な《記録》を《解析》する者。 >>0:73「ヒト」の進化をかつてハワードが讃えた通り、 解析者とは三位一体のうち、人間のみが得る称号である。 >>0:102ハワードが知る解析者も、 1000年の昔に高みへたどり着いた人間だった。
1000年前は、世界最高峰の学び舎の最も優れたとされる者に、 解析者の”一員”となる栄誉の門が開かれていたものだ。
そう。 解析者とは本来は、 集められた最高峰の頭脳の結晶を指していた。]
(161) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[たとえ数人が過ちを犯しても、 最終的な結果に誤りが出ないよう。 集団で形成される頭脳の働きは、あらゆる現象を、 攻撃を、感情を、軌跡を、歴史を、記憶を、記録を、 観測結果も何もかもを解析し、人類を支えていたのである。
そのうちの一人、最も優れたるとされる解析者の一員が、 低迷する後進の育成に嘆き、こんな夢を持つに至った。]
(162) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[一人で全ての頭脳を満たせる、何よりも完璧な解析者。]
(163) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[その発想こそが壊れ《バグ》っていたのか、 今や知るものはいない。
当時は一蹴された考えだが、 もしもそれが進化を続け、今に実を結んでいたとしたら?
断言する明確な根拠は無いが、現実は目の前にある。 1000年の時と重なった封印、 実際に何が原因でどう因果が成ったのかは不明。 寒川という高校生がそうなった理由も、 この場では解説できはしない。
しかし現在記録者と運命者の前に立つ解析者は、 当時の『集団の一員』とは違うレベルに達していることは、 見間違いようもないと言えるだろう。]
(164) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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──現在、友人と先輩と──
ダメだハワード、お前一冊(ひとり)では、
[見逃せるはずもない。 >>145一人で立ち向かおうとする歴史書(友人)を止めようと声を上げ、]
づ、 っぁ……!!
[>>153走った鎖に囚われる。 防ぐ術を紡ごうにも、ほとんど空になるまでハツに吸われた後だ。 満足な抵抗もできず、倒れこむ。]
(165) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 21時頃
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[崩れた体勢を整える間に竜は次元孔《ワームホール》の 中央へと飛ぶ。 紫水晶の気配を纏った竜に、彼が命を賭けようとしている事が 判っても止められない。止められる筈もない。]
モグラさん! お茶会にリクエストあるです?
[帰って来たその時の為に。 竜の身体から剥がれていく鱗が次元孔《ワームホール》を 少しずつ埋めて行く。 代わりにその巨体が縮んでいく。]
雷神さん、モグラさんに力を。
[竜に力を分ける様に光を放つ天青石を握り締め、 雷神に呼び掛ける間、知らぬうちに胸の翡翠もぼんやりと 輝き始めていた。]
(166) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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[あの子《女神の娘》も彼《解析者》も、よっぽど余所見が好きらしい。
此方を見ろとばかりに、銃剣を勢いよく飛ばす。 元々切りつける為の武器では無い。 刺すと言う方面に特化したその刃物は、今は《解析者》の胸を狙って。]
…学友《後輩》を狙うとは、 あまり感心できません。
まずは老いぼれから仕留めてはいかがです。
[挨拶がわりの一撃を。 囚われた運命者>>165を一瞥すれば、やっとその笑みを崩す。
珍しく険しい顔をして、 ようやっと、敵意を露わにした。]
(167) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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[じゃらりと握った鎖が音を鳴らす。 くっ、と引っ張れば後輩の上半身は浮くだろうか。 ちらりと《記録者》を見てから後輩の近くにしゃがみ込み。 その顔を覗き込み。]
ん、いい子。 最初からこうしとけばよかったね?
[精神感応の世界で、出来ると言ったから見守っていたというのに。 こんな風に裏切るのならば初めから排除しておけばよかったのだ。 このままさっくり剣で斬り裂けば終わり。 だが、それを黙って《記録者》たる男は見ていないだろう。]
(168) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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ちょっと待ってて、行ってくる。
[転がっている後輩の腹を強く蹴り付け、動きが鈍らせて。 それからハワードへと向き直る。]
ね、解析ってなんだと思う? 俺は思うんだよね、余計なモノがない完全にクリアなデータ。 今はこんなにノイズだらけ、解析もままならねぇの。 ほんとやってらんない。
[右手をぶんと一振りすれば剣が現れる。 とん、と地面を蹴ってハワードの首を狙って一閃。 それが避けられれば今度は腹を狙って蹴りがくり出されるだろう。]
(169) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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[縮む竜から目を離さぬ様に見つめていたが、不意に届いた 声>>137に思わず辺りを見回してしまった。 モグラさん、と呼び掛けようとした声が詰まる。]
……。
[熱いものが込み上げそうになる目を何度も擦り、 響く声に耳を傾けた。]
モグラさん……面倒臭がりにも程があるですよ。
[押し付けられた願いと煙水晶>>138>>139に、唇を噛み締め、 天青石と共に煙水晶を胸に抱いた。]
(170) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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― 少し前 ―
[胸を狙った銃剣はノイズの壁が弾く。 そう焦らずとも対峙する気はあるというのに。 この後輩《裏切り者》との邂逅くらい黙って見ておけと内心で毒づいた*]
(171) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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っく……先輩、
[>>168倒れた身体を持ち上げられ、 眉間に皺寄せて見上げる。 まるで子どもを相手にしているような。
ああ、思い返せば、先輩は始めっからそうだった。]
先輩、っ やめて、ください!
[裏切りを責めるのなら、言葉を裏返したのは俺であって、 ハワードではない。 だから俺だけをと言って聞く歴史書(友人)ではないから、 先輩へ必死で叫ぶ。]
(172) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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ボクちんは泣かないですよ。 誰も泣かない世界が良いって言ったボクちんが 泣くわけ無いです。
[一滴も流すものかと鼻を啜り、完全には塞がってはいないが 大災害の流出が僅かとなった次元孔《ワームホール》を見つめ、 一度だけ頭を下げて残した夢芽の元へ戻ろうと鳥を向ける。 空を駆ける中、通信用の宝珠を取り出して、部下達へと告げた。]
(173) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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次元孔《ワームホール》は《ソラ》と《チ》の守護者の 力で落ち着き始めているです。 今こそ鍛えた強さを見せるです! でも斃すのでは無く、敬意と共に眠らせてあげるです。 壊れ狂う程世界を愛してくれた者達に敬意を。
[言葉の意味は激戦の真っただ中にいる部下達には 届かないかも知れないが、これが望む世界への一歩だと 宣言するように部下達に命を下す。]
(174) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 22時頃
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クリアな世界の状態《データ》なんて存在しませんよ。 この世界は余計な事だらけです。
[常にノイズにまみれ、理解出来ぬ数値を叩きだしてこそがこの世界の姿。 それを排除してしまうと言うのなら、この世界のページは随分とつまらぬ物になるだろう。 愛も、怒りも、悲しみも。 全て内に包んでこその世界なのだから。]
…それに、壊れているのは周囲では無く貴方だと、 前にも一度、申し上げたつもりですが。
[その目が曇って使い物にならぬと言うのなら、抉ってやろう。 首を狙う撃を刃で弾いで、 次の蹴り>>169を鉄板で防――]
(175) 2014/11/20(Thu) 22時頃
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――ぐッ、
[鉄板は、先の塔《避雷針》のように黒い霧となって四散する。 受け切れない攻撃は腹をダイレクトに抉って、軽い身体を後ろへ飛ばしただろう。
手から離れた銃剣も、追って、消えた。]
(176) 2014/11/20(Thu) 22時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 22時頃
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ば、か、じゃない、です、か…? わかん、ない、なんで、なん、で、こん、なこと…
[ひゅう、ひゅう。 荒くか細い息の間に言葉を挟み、ぼろぼろと涙を溢す。虚無を視ていた琥珀と烏玉を彼女>>150へと向けて]
こんな、に、きたなく、しちゃっ、て。
[黒《オーラ》に染められた腕に指を伸ばす。力の入らない腕は殆ど持ち上がらず、するりと肌を滑るだけで。 抱き留められる。情《バグ》なんて捨てた筈なのに。愛《バグ》なて持っていない筈なのに。
涙が、止まらなかった。]
(177) 2014/11/20(Thu) 22時頃
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おねえちゃ、ん。
[ひゅう、と息を吐く。鼓動は弱くなってきていて、きっともう長くは無いのだろう。私はにもう無理だから。少女は姫に希望《elixi》を託す]
ゲームのおにいちゃん。《解析者》…って、呼ばれてる、ひと。 このまま、じゃ、あのおにいちゃんも、壊れちゃ、う、 おにいちゃん、こえ、まだ、情《バグ》がある、でも、このままじゃ、独りになっちゃ、う、から
[おねえちゃん、と。 母の記憶と叔母の記録に残る彼の顔を浮かべる。彼は今、何処に居るのだろうか。 自分にはそれを確かめる力も無い。 だから。]
たすけて。
[少女の心に遺されたのは、致命的な情《バグ》だった]
(178) 2014/11/20(Thu) 22時頃
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[首を狙った剣は予想通り受け止められたが。 その隙を狙った蹴りは鉄板ごとハワードへと叩きつけられた。 そのままハワードの身体へともう一発蹴りを入れて、その反動を利用して後退し。]
あるよ、クリアな世界は。 あんたには視えてないだけ。
[くるり、と空中で一回転すると地面に着地した。
世界中の異分子《バグ》を排除《デバッグ》してしまえばよいのだ。 その結果全てがなくなるというのならば。 それが世界の答え。 己はそれを解析するのみ。]
俺が壊れ《バグ》てんなら。 世界が俺を排除《デバッグ》しにくるよ。
(179) 2014/11/20(Thu) 22時頃
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だから安心して死んで?
[再度首を狙い一閃。 それが避けられれば二度、三度とその剣は奮われる。]
(180) 2014/11/20(Thu) 22時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 22時頃
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ええー、バカかなあ…… でも、僕はこうしたかったんだ。
[>>177我侭だから、と。 身体の内側を蝕む痛みを押し込めて、笑みを浮かべた。
腕を滑ったエリの手の感触が殆ど感じられないのは、彼女に残った力がないからでもあり、僕の素肌が僕のものでないような感覚に汚染されているからでもあり]
大丈夫。 本来これらは、人が背負うもの。 歴史に綴られているものでも、あるんだから。
[きたなくない。 泣いているエリを抱しめる]
(181) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[ぽつぽつと、消え入りそうな、エリの願い事。 僕は、ゆっくりと頷いて、頷いて]
……寒川、せんぱい。
助けるよ、助けたい。 助けるに、決まってる。
[>>178僕の胸にある思い出と情《バグ》は強力。 それも、「ばかじゃないですか」って思われちゃう理由かもしれないけれど。
いいこ、いいこ、と。 エリの髪を優しく撫でた]
独りになんか、するもんか。
(182) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[《ソラ》から巨大な力がぶつかり合う場所を感じる。 それぞれ別の場所から悪魔がその瞳に宿していた琥珀の気配を がして対峙しているのだと容易に想像がついた。 と言う事は夢芽も戦っている事になる。]
夢芽さん。大丈夫です!?
[最初に出会った時にはまだ力の扱いに慣れていなかった 夢芽の身を案じて翼を羽ばたかせた。]
(183) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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ハワード、っ逃げろ、早く!! お前だけでも!!
[未だ抗おうとするハワードへ叫び、 力を振るおうと気を集中させる。 けれどそれが形をなすより早く>>176]
っ ハワードおおお!!!
[吹き飛ぶ身体へ、>>180追撃は容赦がない。]
(184) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[人の子の形状を模した身体はとても脆く、それが老人であればなおさらの事。 二度の衝撃に、僅か赤いインクを吐く。
何度も首を狙う剣を同じく何度も刃で弾き、その度に四散させる。 その黒い鋼は本数を増す程精密性を失い、滑らかに"組み立てられる"筈の表面はざらつきを見せ始めただろう。]
貴方の、
貴方のその異常性は、 初めから持ち合わせた物では無いでしょう。
[弾かれ、足は後退を。 一本もう一本と刃は弾かれて、最後は鋼の棒へ。 形状を落とし、振るう為に生成されたそれも精度は低く、剣と交われば、やはり消えた。]
(185) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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ずっと、考えていました。
あの時、私が貴方に接触を図らなければ、 《寒川》という少年の記憶から《解析者》を呼び起こさなければ、
[弾く鉄塊は四散して、]
貴方は、 異常性をはらむ事が無かったのではと。
[彼がいくら否定しようが、今の《解析者》の在り方は過去の《解析者》と大きく違う。 食い違った真の理由も、ましてや、過去の解析者達の行いも知りはしない。 彼に皺寄せがこようとも、書に記録の無い事は、歴史の上で無いと同じ。]
私は《記録者》でありながら、 《寒川》と言う少年の歴史に、足跡を残してしまいました。
それが貴方のズレの原因だと言うのなら、 私は、
(186) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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|
[《礼見丈》も《寒川》も、そして《美村》も、 付けた足跡は深く残り、幾ら誤魔化しを加えようとインクの色は強く、強く。
それが《記録者》の罪だと言うのなら、もうそろそろこの仕事を降りるべきなのかもしれない。]
崩れた不変の三位一体《エヴァラスティン・トライアド》ごと、 消えてしまっても問題ありませんよ。
[《組み立てる》のは複数の巨大な砲。 それら全ての銃口を解析者の方へ向けて、]
(187) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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その、黒いの、痛い、よね? 背負いすぎ、て、こわれ、ないで、ね。
[ほんと、わがままだよ。 微笑み温もりに包まれながら>>181、ぽつり。噛みしめるように呟いて]
(188) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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ありがと、おねえちゃ、ん。 頼りに、して、してる、から。
[髪を撫でられ、温もりに包まれ、安心したように笑み。 目を閉じて、身体を預けて。]
(189) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[少女《プログラム》の停止を待っていたかのように、足に付く影がみるみる身体を駆け上がる。 姫の肌に染め上げられた黒よりも黒く、影よりも濃い影は少女の身体を飲み込もうと侵食する。 怖くない、と言えば嘘になる。それでもこれはきっと、廃止《死ぬ》のではなく停止《眠る》だけだから。]
―ありがとう、だいすき。
[殆ど息しか出ない中、消え入りそうに囁いた言葉は空気に紛れて消えるかもしれない。 それでも少女が流す涙は黒ではなく、透明な色で。
そして少女は影に浸り、影は飲み込み、収束して、光に消えて]
(190) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[朱の姫《ヴァーミリオン》の腕の中に少女は居らず、力を失くした翡翠が一つ。ころん、と転がっていた**]
(191) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[黒く長い槍を《組み立て》振るい、迫る解析者を遠ざける。 それは何時ぞや見た、雷神の槍によく似て居た。]
(192) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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《フー・コンベルジャン》 集中砲火
[精密性を欠いた機械はひび割れを起こし、物によってはその場で自滅し、 それでも半数は青年の方へ巨大な鉄塊を飛ばして。
砲撃音と共に《記録者》も《解析者》も《運命者》も、 煙と熱が、場の全てを飲み込んだだろう。]
(193) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 22時半頃
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ん、俺はずっとこうだよ。 完全なる解析《アナライズ》する為に生まれた、それが俺。
[それが《解析者》として壊れて《バグ》ていたとしても。 そう生まれ、そう育ち、そしてそう行動しているこれは生まれ持った性質。 そう館がれば己は《解析者》の輪から外れた存在なのかもしれない。]
あんたらが俺を《解析者》と呼ぶか《異常者》と呼ぶか。 そんくらいの違いはあるかもしれねぇけど。 でもそんなの俺には関係ない。
[向けられる銃口。 それは記録によるものだろうか。]
(194) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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――――――――解析…は間に合わねぇかな、なら。
[ごう、と音を立てて煉獄の紅い焔が現れ渦を巻く。 紅い焔の熱と砲弾から放たれた熱が化学反応を起こし。 辺り一面を爆破させる。 それでも直撃するよりは随分と衝撃は緩和され。
熱で肌が焼け、髪が焦げて、肉を焼く。 じゅく、と庇った腕の皮が爛れリンパ液が滲み血が滴る。]
(195) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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ね、それで終わり?
[囁くようにそう唇が動き。 痛む身体も気にせず地面を蹴り、地を奔り。 剣が槍を弾き飛ばして空いた胸目がけ剣を突き立てようと鋭く切っ先が狙う。]
(196) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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なあに、この位、どってことないよ。 僕は強いんだ。 だから、任せて。
[軽すぎる少女の重みを支えて答える。 僕よりも黒い黒に染まり、眠りにつく《次の目覚めを待つ》、エリ]
……だいすき。
[眠る前のおまじないのように、額に唇を寄せれば聞こえた声。
透明な涙と影色が光に溶けるのを見届け終えて。 煌く翡翠の暖かさを両手に包む頃。 >>183僕の耳に、心配そうな声が聞こえてきただろう]
(197) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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寒川先輩…… そうじゃ、ないはず、ですよ……
[>>194小さな声で、否定する。 完全なる解析のためだけに生まれたのなら、 あの高校での日々はなんだったのか。 そんな相手のいるところに、あの委員長があんな風に通うのか。
思うけれど、その言葉を伝えるのは、 彼に響かせられるのは、俺じゃない。]
委員長、っ……!
[彼女なら。 彼女の声なら、きっと。]
(198) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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委員長、 先輩を、頼む
[それが虫のいい願いであろうと。 思いを音に変え、音は世界を包む大気を震わせ、 震えた世界はそれを身に刻む。
刻むその名を歴史と呼び、 歴史は歴史書に刻まれるものだ。
復元典である彼女に、きっと届くだろう。]
(199) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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[>>193ハワードが構えた武器に、 先に反応したのはハツの方だった。 栞に触れてからずっと俯いていた顔を上げ、目を細める。]
……ハワード、 それが、お前の決断なら……
[その火力が自分を巻き込むおそれがあることに、 気づかないほど鈍くもない。 それでも鎖に囚われた俺が逃げるにはちょっときつかったし、 何より、先輩を裏切った罰は、どこかで受けないといけなかった。
せめて目を閉じないようにと、 ハワードを、寒川先輩を、見据えたままに熱と煙に巻かれた。]
(200) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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ええ、 終わりです。
[砲撃は己のページも焼き、その殆どを散らしてしまった。 舞う煙を裂いて彼が飛び込んで来ても対して驚く事はせず、]
(201) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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[《解析者》の剣は《記録者》の胸に。]
[《記録者》の剣は《解析者》の肩に。]
(202) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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…ああ、少々、ズレましたか、 残念 ですね
ね。
[ごぽりと、溢れ零れ落ちる血色は鉄を含まず。 それでも彼の肩に黒いサーベルを押し込んで、]
(203) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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貴方《寒川》が、図書を訪れる日を、
わたしは、 ずっと、
(204) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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待――
(205) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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─ 次元穴中央にて ─
[それは、穴を塞ぎ始めのこと。
轟音渦巻き、アラユルものを呑み込んでゆく穴の入り口の中心に、天青石の力とともに、ヨアヒムの声>>166が届いた。]
ぁ〜……?
[リクエストと言われたところで、茶会など、縁のあるものではない。 大体、何故集まって茶を飲むのか。
しかし、せっかくの問いだ。 何かしらリクエストしてみようか。]
(206) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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[解析者の構えた剣に突き刺さるのは、一冊の黒い本。>>38
裂けた箇所からはインクが滴り、残り少ないページは染みたインクで文字の解読は不可能だろう。 黒い表紙は焼け焦げ、連なる筈の長く黒い鎖は途中で千切れて、
今は一本の剣として、青年の肩に食いこんだまま。*]
(207) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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―影の中で少女は夢を見る―
[夢を見た。 楽園の中でReina《おかあさん》とセカイを観る夢だった。無かったことを視ているだけかもしれないし、本当にあったことかもしれない]
おかあさん。なんで、あの人は人を沢山殺しているの?
[観察者《ディオサ》は悲しそうな顔をしていた]
「エリ。あの人はね、人間の中で一番の人間を作ろうとしてるの。戦いの中で、神様も人じゃない力も要らない、人だけの世界を作り上げる。そう決めて、完璧な人間を作ろうとしてるの。」 「あの人はね、エリ。狂いなき正史《キドゥーシュ・ハイム》を紡ごうとしているのよ」
[貴女には関係の無いことよ、エリ。そう言って撫でる指が酷く細かった。 まさかそんな人間>>162が計画を完成させていたなんて。 そしてその《解析者》と一時的にでも交信《リンク》していたなんて。
だから少女はこんな夢を観たのかもしれない]
(208) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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だったらなぁ
ボージョレー・ヌーボー……だっけ? 用意しといてくれ。
[最近、やけによく聞いていた酒の名を、言ってみる。 一体どんなものなのかは、まったくわかっていないのだが。
まぁ、どうせ、言ってみただけだ。*]
(209) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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―影の中で少女は力に溺れる―
[姫に救われ情《バグ》が生まれ心が掬われたとしても、やっぱり根底は黒であり、赫なわけで。 彼女の意思に反して影はその目的を最も果たせそうな者、則ち《解析者》へと動き出す。 悪魔から貰った琥珀は影を飲み込み、琥珀の中に負を抱えるように黒々とした模様を作り。
影は琥珀を、力を奮う《解析者》へと運ぶ。 彼が望めば琥珀は彼を助け、影は彼の手足となるだろう]
[エリの心《バグ》と希望《elixir》は朱の姫へ。 エリの身体《カゲ》と絶望《eliminate》は解析者へ。
激戦の収束と終息がどうなるか。 それはもし観察者《ディオサ》が生きていたとしても、分からないと投げだすであろう程に複雑で、怪奇で、狂っていて、美しい**]
(210) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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[《解析者》の剣は《記録者》の胸に。]
[《記録者》の剣は《解析者》の肩に。]
(211) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 23時半頃
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肩に走る激痛に顔が僅かに歪む。 身動ぎをすれば盛大に追った火傷が引き攣ったように痛みを訴えた。]
……そうして欲しかったなら、あんたはもっと早くに動くべきだったんだ。
[もし《解析者》として覚醒める前だったならば。 彼の望みを叶える事も可能だっただろうか。
否、無理だっただろう。 だって己は完全なる解析の為だけに生まれた存在。
普通の高校生なんか幻だった。 剣を握る手を見る、ノイズがちらちらと走っている。
そう、己はノイズの塊。 歴代《解析者》が望んだ完璧なる解析者を具現化した存在。 人間ですらない。]
(212) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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[力が1つ、瞬く光の様に消えた場所へと鳥は静かに舞い降りた。 そこに夢芽の姿を見つければ、纏う色をじっと見つめ]
宝物《プレシャス・ミーム》
[復元典でも夢芽でも無く、 ジャニスがその身よりも大事にした名を呼ぶ。 バックアップ等では無いオリジナルとして 大切に思われていた証の名を呼んで]
この世界の歴史を終わらせるわけにはいかないです。 止めにいくです。
[そして《ナイト》は跪き、姫君《プランセス》へと手を差し出した。]
(213) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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[ずるり、と胸を刺していた剣を抜き。 肩に刺さった剣も引き抜いた。 そうすれば《記録者》の身体は支えを失くし地面へと崩れ落ちただろうか。
爆風に巻き込まれた後輩>>200の元へと赴き。 眼前に剣を突きつける。]
…遊んでやりたかったけど悪ぃな。 今はこの様だ。 ああ、でも刺すくらいなら出来るかなぁ。 なあ、後輩。
[剣から滴る地が礼見の顔を汚していく。 力なく剣を礼見の胸へと突き立てようと腕を動かす。 でもそれは狙いを外れてしまうだろうか。]
(214) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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[爆風が身を焼き、焦がし。 痛みと熱に苦しさを感じるけれど、 それでも俺は、死ぬことはなかったらしい。]
…………あんたか、ソラの守護者。
[それとも、ハツだろうか。 目の前に散る雪の結晶が、爆炎から守ってくれたらしい。
生きた事を喜ぶべきなのか、一瞬の迷いの間に。]
せんぱい、
[>>214傷ついた先輩が、立っていた。]
(215) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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[崩れ落ちるはずの身体は無い。 あちこちに負った火傷と、肩に突き刺さる剣による傷と。 激しい激痛に襲われ目が霞んでよく見えず。]
……ああ、それがあんたの、
[一冊の黒い本。 インクが滴り、焼け焦げて見るも無残なその本が《記録者》の本性なのだろうか。]
(216) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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―――やっぱ壊れ《バグ》ってるヤツらは人間じゃねぇのかな。 どう思う、後輩?
[転がっている後輩に聞いてみる。 悪魔も、地の竜も、焼け焦げた黒い本も。 皆それぞれに情《バグ》を持ち抱えていた存在。 そしてノイズの塊である己すらも、人間ではない。]
(217) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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……先輩、無理はしないでください。 っ、 ぐ、
[先輩が俺を傷つけようとしていると感じても、 それでも今、先輩が生きていることに喜びを感じては、 あの歴史書への裏切りになるんだろうか。 俺はどれだけ、ヒトを裏切れば済むんだ。
胸の上、鎖骨の近くへ剣が食い込み、歯を食いしばる。]
ぁ、っ…… は、 先輩、 すみません、でした。 嘘を、…… つくかたちに、なって、しまって……
[”あのやり取り”は、確かに俺が、先輩と交わしたものだ。 記憶がどうとかなんて言い訳が挟まる余地などない。
滴る血に濡れた顔で、見上げる。]
(218) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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[宝珠魔道士《ジュエリスナイト》の宝物庫。 眠るのは、遙か昔に託した黒い歴史書《ノワール・ド・イストワール》の最終ページ。>>1:147 決して終わりの歴史が綴られぬよう、贈られたのは永遠の平和の証として。 破り取られたページの、表は白紙。 裏には幾つかの異界の文字《奥付》と、
失われた筈>130>>131の、 歴史書の製本方法*]
(219) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 23時半頃
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[翡翠を大切に両手に収め、僕は立ち上がる。 天青石《セレスタイト》の杖を拾い上げ、先端に煌いていた仮初の宝珠を外して翡翠をそこへと収めた。 全てを見守っていてほしい、と。
僕は、声に向き直る。
闇のような色の腕。 黒い染みを作った顔。 姫君《プランセス》の肩書きには、似合わないかもしれないけれど]
……その名前で呼ばれたの、どれ位ぶりかな。
[>>213筆頭宝珠魔道士《ジュエリスナイト》の声に思い出す不変の三位一体《エヴァラスティン・トライアド》との記憶は、遠く]
頑張ろうね、ヨアヒム。
[彼の記す情報を辿り、名を呼んで。 僕は、右手を彼の手に重ねた]
(220) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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…… そうとは、限らないんじゃないですか、先輩。
[>>217先輩は、俺を後輩と呼ぶ。 なら俺は、先輩と呼び続ける。 壊れた学生生活は、まだ終わってない。]
むしろ、人間らしいって呼ぶのかもしれない…… なんて、思います、ね。
[先輩の言うバグは、役割を果たすだけの存在になりきれずに居る、 なんて状態をさしている気がする。]
……ねえ先輩、これ、外してもらえませんか。
[どうせ、大暴れできるほどの体力は残っちゃいない。 どうせ倒れるなら、鎖に巻かれて転がるよりは、 大の字のほうがマシだ。]
(221) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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[穢れを記しすぎた記録の姫君《ルジストル・プランセス》は、限界に近い。 それでもまだ、斃れるわけにはいかない]
……これ、は?
[>>198>>199大気の震えのその中に、悲痛な想いが見える。 それは、歴史の一部に記された記述と化して]
……わかってる。
[僕は、その場にいない記述者へと、頷く*]
(222) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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[歴史書《ハワード》自身の人生のページは酷くシンプル。 まるでそんな物世界に必要ないとばかりに簡素に纏められ、深い記述は何処にも無い。 重要な、役職としての役割はその専用の章に。 歴史書は動き続ける世界の歯車として、ただ消費される為にそこにあった。
しかし、その簡素なページの上でも己が主人とする姫君に関しての項目はしつこいほど多く、]
貴女とは、また後日。 時が満ちてからの歓談と致しましょう。
[彼女に流れ込むバックアップに混ぜて、]
どんな歴史より、人の子より、 愛しておりますよ。
どうか、いつまでも健やかに。
[綴ったインクはヴァーミリオン。**]
(223) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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…そうか、悪魔も竜も本も人間らしいのか。 俺にはよく分かんねぇなぁ。
なんでお前を放すんだよ。 そのまま転がってろよ。
[言いながら今度こそその心臓を狙おうとして剣を突き立てる。 だが剣は狙いを逸れて鎖にガツン、と当たった。 ピシリ、と小さな音を立てて罅が入る。 礼見に動く力があるのならば後は勝手に鎖は解けるだろう。]
(224) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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………面倒くせぇ、勝手に一人で死ね。
[諦めたようにぼやくと剣はふっと姿を消した。 大分消耗している、目の前に転がっている後輩一人すら消す事も出来ない。]
俺の目的にお前は邪魔なんだよ。 なんで消えねぇんだ、ほんと邪魔。
ま、嫌いじゃねぇけどさ。
[ぽつぽつと溜息交じりにそう呟くと。 ふっとその場から姿を消した*]
(225) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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[彼女に贈ったジャケットは黒い墨色。
角度を変えれば星の様に煌めく>>38それは、いつまでも変わらず、その肩にあっただろう。 懐かしい古書と、ハワード自身の香りを含んで。**]
(226) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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