131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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狼
墓
少
霊
全
クラリッサは聖歌隊員 レティーシャに投票した。
博史は聖歌隊員 レティーシャに投票した。
カリュクスは記者 イアンに投票した。
イアンは聖歌隊員 レティーシャに投票した。
デメテルは聖歌隊員 レティーシャに投票した。
ヘクターは聖歌隊員 レティーシャに投票した。
仁右衛門は墓荒らし ヘクターに投票した。
亀吉は記者 イアンに投票した。
ドナルドは聖歌隊員 レティーシャに投票した。
ラディスラヴァは聖歌隊員 レティーシャに投票した。
レティーシャは記者 イアンに投票した。
ミナカタは小悪党 ドナルドに投票した。
ティソは記者 イアンに投票した。
レティーシャは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
イアンが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、クラリッサ、博史、カリュクス、デメテル、ヘクター、仁右衛門、亀吉、ドナルド、ラディスラヴァ、ミナカタ、ティソの11名。
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― 賢者の塔 ―
[魔法陣が輝くと、クラウディアともう一人。 腕と足が千切れた状態のドナルドが現れた。
連れてくる前に毒だけは解除していたが。 早く治療しない事には危ないのだろうが。]
研究室は空いてるかしら? 部外者には……?
(0) 2014/08/22(Fri) 01時頃
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私を誰だと思ってるのかしら、道を開けなさい。
[その言葉に道を開ける魔術師達。 どうにも、賢者の塔に戻ると昔のように強引に事を進めてしまう。
これは悪癖なのか。 それとも、かえって話が早いと見るべきなのか。]
(1) 2014/08/22(Fri) 01時頃
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― 賢者の塔・研究室 ―
[治療用の魔法薬を惜しげもなく使い。 まずは腕と足を元に戻そうとする。
凱旋の時のように、捻じ切ってすぐならば簡単に治せるが。 いかんせん時間が経過しているのが問題点ではあった。]
(2) 2014/08/22(Fri) 01時頃
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すぐに治してあげる。 心配要らないわ。
[様子を見に来た孤児院の子供達の前で魔術を操り。 薬の補助もあったせいか元のように戻っていく。]
そうね、心配なら。 こちらへ来て無事だった方の手を握っててあげなさい。
[純真な眼をした子供は素直に頷くとドナルドに駆け寄る。 洗脳と言っても全てを奪う訳ではない。
クロス・オブ・メサイアを絶対の宗教と信じ。 その為ならばいつでも命を投げ出せるようとに。 そんな事を魔力を操って繰り返し染みこませていた。]
(3) 2014/08/22(Fri) 01時頃
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刺客 博史は、メモを貼った。
2014/08/22(Fri) 01時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/22(Fri) 01時頃
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― 廃研究所 室内 ―
[本当に少しの間。どこかへ足を運ぶでなく、唯巨大術式をひとつ行使しただけの時間で、アマトは室内へと戻る。 そして、少女の前にその姿を見せた途端。糸が切れたか、どかりとデスクの足に倒れこむ様に座り込んだ]
…………はぁ…………きっつ…………。
ルゥの力借りて、俺が1発でコレなんだぞ。 あの洗濯板した枢機卿、本当に人間なのかよ。
[顔が青い。力の過剰消耗で随分身体が削られた。当然だ、雷聖霊トロン最大の雷術式ケライノスは、そもそもあの様な超遠距離に撃つ術式でも無ければ、アマト本来の魔力許容量ギリギリのラインから放たれる技なのだから。オマケに当然の顔をして苦手な発散術式。 アマトの脳裏には、二度に渡り敵対してきたクラウディアの涼しげな表情が思い浮かんだ]
(4) 2014/08/22(Fri) 01時半頃
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[黒うさぎが、心配する様にアマトの足元に擦り寄る。それに気づいて、その頭を優しく撫でて。 その次に、少女。シーパルがそこにいた事を思い出した。と云う様にその陰りばかりの瞳を向けた]
…………気になるか? さっきの。 聖都の建物も結構砕いたろうし、流石に聞こえたよな。
[色濃い混沌、歪んだ闇。光も闇も全て平等に滅すると伝えられた暗黒神の気配が、こうして少女に牙を向ける気配が無いのは、果たして悪魔の意思か、アマトの意思か。 光に生きる者は、あんなに躊躇いもなく、無残に殺してしまえたのに。そうアマト自身が既に自嘲していた**]
(5) 2014/08/22(Fri) 01時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/22(Fri) 01時半頃
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だから言ったろ、薬師だって!
[・・・最も、魔法薬の調合が本業とは言っていないが。 蹴りはしっかり当たったが、防御された以上は生きているだろう。 現に、背後から水弾も飛んできたことだし…]
・・・見失ってくれりゃいいんだけどなぁ。
[小さくそんな事を呟くけれど、 はたして逃げられたかどうか・・・**]
(6) 2014/08/22(Fri) 01時半頃
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― 旧王城 ―
[局地的な地震に兵が動揺した直後のこと]
……また、派手な術を。
[天空を切り裂く暗黒の稲妻。>>3:356 それは聖都の街並を、聖堂を――勿論眼前の城までをも破壊せんとする]
まあいい、こちらにとっては好都合だわ。
[しかし預言書はそんな事には構わない。 目的は聖具《レガリヤ》の奪還、そして如何な悪魔の力と言えど、聖具までも破壊することはないだろう。 雷鳴響く中を平然と歩くと、再度混乱する兵をかわし、旧王城へ侵入した**]
(7) 2014/08/22(Fri) 01時半頃
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……天のお父様。 感謝します。
[彼の命を繋ぎとめる事は出来た。 手足も元通りに動くようになるだろう。
やがて、彼が目を覚ませば語り掛ける。]
まだしばらくは動けないわ。 小一時間もすれば動けるようになるでしょうけれど。
せっかくだから、話をしましょうか。
(8) 2014/08/22(Fri) 09時半頃
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まず、どうして助けたかって思うかもしれないわね。 理由は簡単、レティーシャの……最後の願いだったからよ。
[彼女の魔力を感知できなくなってしまっていた。 それでも、死んだとは口に出さずに。
最後の言葉が頭の中を過ぎる。]
(――――ドナ兄は、……生きて……。)
自分よりも貴方を生かそうとしたようね。 ヒロが手を下そうとした事から、何であんな場所に居たのかは想像がつくけれど。
……それでも。
[そこまで言った所で、暗黒の雷光が奔る。]
(9) 2014/08/22(Fri) 09時半頃
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防御障壁、展開!
[賢者の塔の防御システム。
それは当時13歳のクラウディアが独自に作り出したものだった。 普段から魔力を放出する事の多い、塔の状態を鑑みて。 余剰魔力で障壁を作り。
いざと言う時の攻撃に備える。 そして、今回のように内部にいる人間が魔力を付加して防御を強化する事も可能だった。]
……五重防御が、四層まで砕かれた。 危ない所だったわね。
[暗黒の雷光に恐怖を覚えたのか。 駆け寄ってくる子供達は多く居た。
中には、神様へ救済を求めたり。 天使ラディエルが助けに来てくれると年少の子供を励ます者も居て。 クラウディアの洗脳が十分に進んだとドナルドにも分かるだろう。]
(10) 2014/08/22(Fri) 09時半頃
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貴方も色々思う所はあるでしょうけれど。
レティーシャが育てようとしたこの子供達。 守る為に力を貸してもらえないかしら。
[暗黒の雷光に怯える子供達も多く居た。 宗教以外の部分で考えれば、以前よりも規律はしっかりとしているし。
弱い子供を虐げるどころか、積極的に手を貸そうとしている。 それが子供らしさかと言われると否と考える者も多いだろうが。]
ねぇ、みんなもドナ兄に悪い人を退治して欲しいわよね?
[その言葉に子供達は歓声を上げる。 遊んだり、お菓子をくれたドナルドの記憶は残っているのだから。]
(11) 2014/08/22(Fri) 09時半頃
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この稲妻の気配、アマト!? また、助けてくれてるんだろうけど、無差別ではな!
多重展開、開始!!
[闇の衣を自分とヘクターに展開する。 そして街へ被害が出ないようにと薄い膜ではあるがあたり全体へも幕を張り巡らす]
(12) 2014/08/22(Fri) 12時頃
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……二度目か…。
[目を覚まして一番初めに目に入ったのは、連れて行かれた子ども達の顔だった。 失ったはずの腕で、子ども達の顔に触れた事で、次にクラウディアの顔が目に入った。 同時、自分が助けられたのだと、認識したのだ。]
レットが…?
[記憶が全く失われたわけではなかったのだろう。 ここにいる子ども達の言葉を聞けば、それも理解出来る。 『ドナ兄も教団に…』そんな言葉を聞けば、手遅れかと正直思う。]
俺は…お前達に祖国を、父を奪われた。 国の大切な秘宝もまた同様だ…。 恨みこそすれ、共闘するなど……。
[呟きは確かに声となって発せられていたが、拒絶の色は薄かった。 孤児院は大丈夫だろう。完全に守ってるし、そういう結界を張った。 この子達を連れて行くのは無理だろう。 争いになればこの子達は教団のために命を張るだろう。]
(13) 2014/08/22(Fri) 13時頃
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[首を横に振る。 自分の思考、考えをまとめて、それで否定する。]
三つ、条件がある。 子ども達には戦に参加させるな。 孤児院にはこれ以上手を出すな。
[一番大切な事はその二つ。 自分の自由なんかいらない。守るべきを守れればそれでいい。]
もう一つ、お前は死ぬな、クラウディア卿。 お前が死ねばその約束が果たされる確証が無くなるからな。
それを約束するのなら…、俺はお前の騎士になろう。 しかし、教団の手足なんかになるつもりは無い。
[そう言ってクラウディア卿を見上げ、子ども達にも視線を送る。 そうして少しだけ、口元を綻ばせて、もう一度クラウディア卿に視線を向ける。]
(14) 2014/08/22(Fri) 13時頃
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俺はお前の命令しか聞くつもりはない。 意見も言わせてもらう、人形なんかにはなりたくないからな。 それでも良ければ、俺はお前を守る騎士になるよ。
[折れた。自らが掲げる正義のためならば、自分が汚れる事など、自分の感情など、捨てるべきなのだと…。]
俺は、約束は違えない…。
[彼女なら少しは、あくまでも教団の他の人間と比べてではあるが、少しなら信用してもいいのかもしれないと、そう思ってしまった。**]
(15) 2014/08/22(Fri) 13時頃
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[アマトが研究所を出るのを見送って、託された黒うさぎをじいっと見つめていた。 可愛いとは思う。しかし先ほどの挑発する姿が頭に思い浮かんで仕方がない。]
……。
[そっと小さな体へ手を伸ばした瞬間、外から聞こえる轟音>>3:356に肩を震わせて。 驚いたように外へ続く扉へ視線を向ける。感じる暗黒の気配は、先ほどアマトから感じていたものと同一]
――……随分と派手にやったのね。
[心地良い室内とは真逆に、今頃聖都は騒ぎが起きているのだろう。 糸が切れたように座り込んだアマト>>4へそう声をかけると、向けられた陰りしかないような瞳を。無機質な赤い瞳が見つめ返す。]
(16) 2014/08/22(Fri) 15時半頃
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……ええ、気になるわね。 さっきの轟音の正体とか、どうして暗黒神の気配がするのかも。
[静かな声で返すと、アマトのすぐ傍まで歩み寄った。 先ほどの自分のように青白い顔をしているのを確認すると、僅かに眉を寄せ]
…随分顔が青いけど、大丈夫なの?
[それは昔の母を想起させるもので。少し瞳を揺らして大丈夫かと問う**]
(17) 2014/08/22(Fri) 15時半頃
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これは呪いだ。 正当なる怨嗟の叫び、拭う者無き涙。
[無機質な赤い瞳が、少年を心配する様に揺れていたのを見た]
ルーベリオン、フラウティア。その他大勢の滅んだ国々。 光の狂信者共に滅ぼされた、闇の民100万、1000万の慟哭の宴。 全てを光の輝きに奪われ絶望しながら死んでいった者達の怒りと憎しみ。
もう、光を断罪し、彼らの怨嗟と悲しみをその代わりに晴らす者はいない。 例え希望が、強く闇の中を走り抜けても。 光を消し去る事でしか、和らげる事のできない痛みが溢れている。
それが、「オスカー」の最期の願い。俺の望み。
(18) 2014/08/22(Fri) 17時頃
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――…呪われろ。
光の名の下に闇を異端とする教団も、それを許す光の国も。 正義を嘯く天使も、それに喝采を浴びせる者達も。
裁きは等しく下る。 罪なき人々の血により呪われ、報いを受けろ。
[そうしてアマトは瞳を閉じながら、あの時最期に聴いた呪詛を諳んじる。 断罪者の。友達が最期に残した願いは。この呪いだから>>2:416。 もう、胸に染み付き心に焼き付く程に刻まれた願い。 それを代わりに執行する事こそ、正義の断罪]
(19) 2014/08/22(Fri) 17時頃
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俺はルゥ=カタストロスと契約した。光の民を皆殺しにする為に。
[その時滲み出る混沌とした闇は、暗黒神と恐れられる彼の者の気配ではなく。 怨嗟と呪詛に身を浸して光の殺戮を強く望む、そんな光を無くした瞳の奥で濁るアマトの狂気]
家族も消えた。友達も死んだ。 止める事も、護る事もできないで、俺の目の前で死んだ。
誰にもわからないよ。まだ失くしてない奴に。この痛さは。
生きる「希望」が無くても、人間は生きてしまえる図太さがあると。 そう知った時の、この滑稽さは。
(20) 2014/08/22(Fri) 17時頃
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――…シーパル。お前は間に合え。
[少年がその時だけ、狂気を薄めて微かに唇を綻ばせていた]
親友を助けたいといったな。 なら。間に合わせろ。
例え最期には離れ離れになる結末でも。 せめて後腐れない、最期の別れを互いにすませてからスッパリ別れろ。
「二人目」の「僕」には、頼むからなってくれるな。
[家族を亡くした。助けたい友達がいる。まるで混沌とした運命が引き合わせた様に、アマトは少女の境遇に、自分と良く似ていた絆を見出していた。随分親切に手を貸したのは絆されたか。 少女が助けたい親友を助けられずに奪われた後の未来。その行き先のひとつが、アマトの様な呪いの復讐者であるのかも知れないから*]
(21) 2014/08/22(Fri) 17時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/22(Fri) 17時頃
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そうね“今の”戦いには参加させないわ。
[含みを持たせたような言い方をしてから。 補足するように。]
神聖十字軍に入りたいと言う子も居るんだけれど。 流石に訓練もしないうちだと、戦いに出してもねえ。
[父と秘宝を奪われたと語る彼。 そこの部分には触れずに居た。
光の正義によって行われた行動だが。 それをいくら語っても、奪われた者にとっては慰めにならないのだから。]
孤児院もそうね。 此処が一番安全だとは思うけれど。
貴方が結界で防御したなら大丈夫でしょうね。
(22) 2014/08/22(Fri) 20時頃
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さて、セカイは今は混乱しているわね。
[分かりやすく、目の前に光と闇の球体を浮かべて。 それぞれがぶつかっているような光景を作り出す。]
これをどうすればいいか――
[闇の球体が消えて行き、残るのは光の球体のみ。]
平和になった世の中ならば、神聖十字軍に子供達が志願しても大丈夫でしょうね。 遺跡を探検したり、盗賊団が出たら討伐したり。
少なくとも、貴方が恐れている事態にはならないわ。
[そう言うと、子供達の頭に手を載せて。 その子供達がいつかクロス・オブ・メサイアの担い手となる未来を思い描くように。]
(23) 2014/08/22(Fri) 20時頃
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頼もしいわね、私の騎士なんて。
こちらこそ、よろしく頼むわ。
[治癒の魔術が終わったのか。 それとも、彼が同意するまでは動けなくしていたのか。
ドナルドの身体も動くようにはなるだろう。 ヒロから渡された銃剣を手渡して。]
貴方の武器でしょう? もしも火力不足ならば、強化してあげてもいいけれど。
(24) 2014/08/22(Fri) 20時頃
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では、私の騎士様。 最初の任務をお願いするわ。
[そう言うと、一人の男の名を告げる。]
(25) 2014/08/22(Fri) 20時頃
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「亀吉」……アマト・カザミヤの捕獲と聖遺物の奪還。
アマト・カザミヤの生死は問わないわ。
[クラウディアが持つ情報と、この前からの大規模魔力の行使。 ほぼ、彼が「王の錫」の持ち主で間違い無いだろう。]
(26) 2014/08/22(Fri) 20時頃
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聖遺物が全て集まればそれだけ早く平和なセカイが作り出せる。
一緒に頑張りましょう、クロス・オブ・メサイアと子供達の為に。
[そう言って笑みを浮かべると右手を差し出した。 そして、ドナルドが出発前に準備が必要ならば回復薬や消耗品は教団が用意するとも告げて。]
(27) 2014/08/22(Fri) 20時頃
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ヘクター、余りよろしくない状況。 目の前の教皇さんと遊んでる場合じゃないぜ。
さっさとアマトを見つけていっぱつなぐってやらねーと駄目だ。アイツ我を忘れてるよ、俺達と来る気なんかまったくないって感じだ。
[自体が差し迫っていることを伝える。]
(28) 2014/08/22(Fri) 20時半頃
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………呪、い?
[いきなり何を言い出すのかと、呟きは呆然としたものだった。 ルーベリオン。フラウティア。
それらは滅ぼされた国々。 "異端"とされ身勝手に歴史からも消失し、罪無き人々の魂が眠る亡国。
ただ静かに聞いていた、といえば聞こえはいいが。 その実呆然としているのだ。彼が背負っているものが、あまりにも大きい気がして。]
…………。
[その「オスカー」という人物が以前自分が助けた少年とは知らず、思いを巡らせた。 友人の願いが自分の望み。…それを叶える為に、彼は。]
(29) 2014/08/22(Fri) 21時頃
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…――ルゥ・カタストロスと……!?
……あれは暗黒神なの、よ。 そんな存在と契約するなんて……。
[規格外だ。クラウディアといいアマトといい、人間の枠を超えている。 彼自身の狂気を感じればぶるりと一度だけ肩を震わせ。
人間は堕ちるところまで堕ちた時どうなるのか。 この少年がまだ深い深い闇を落ちている途中だとしたら。最期にはどうなってしまうのだろう。]
[――想像も出来ない。 頼れる人物がいるのならまだ良いのに、恐らくこの様子では独りで抱え込んでいて。]
(30) 2014/08/22(Fri) 21時頃
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[考えるのはそこまでにして、気付かれないよう首を横へ振る。]
――……勿論。
そうなるように最善を尽くす……ううん、違うわね。
[不意に薄まる狂気と僅かに綻んだ唇。 アマトの言葉にふっと笑みを零し]
(31) 2014/08/22(Fri) 21時頃
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絶対に後悔しない終わりにしてみせるわ。
[あの子を命に代えてでも取り戻すのだ。 刻むのは新たな誓い。
正直この部屋は心地良すぎていつまでも居たいくらいだが、時間も寿命も有限だ。 ――終わらないものなど、どこにもない。]
……色々と世話になったわね。 ありがとう、………後。これはただの独り言だけど。
……貴方が独りで抱えようとするのは。友達もきっと、辛いんじゃないかしら。
[自分は何も知らないが故に独り言だと前置きして。 何もなければそのまま研究所を立ち去るだろう]
(32) 2014/08/22(Fri) 21時頃
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暗黒神、か。コイツは人に祭られて神と呼ばれた黒い悪魔。 …けど、結構話の合う奴なんだぜ?こいつも案外。
[仮にも暗黒神の尊称を人々から与えられた悪魔。そんな存在と契約できたのは。 勿論アマトが元々、高次生命体である聖霊と交感する聖霊術士、その力も十分な事も要因だ。けど。
痛みに触れた。壊れていく狂気を見られた。 堕ちて行く心の行き先は、悪魔の深淵、最期の祭り。
魔力とか、資格とか、それ以上の。 絶望の感情 ]
(33) 2014/08/22(Fri) 21時頃
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ああ。聖霊力も回復したなら、とっとと行け。
俺なんかと話してて手遅れだなんて、笑い話にもならんからな。
[しっし、と追い出す様な手振り仕草をしながらも、強い少女の決意に悪くない表情を浮かべていた>>32。 聖霊の力が充満する場所で休んだのだ、動力十分、気力十分、決意十分。そんな所だろうか]
……何だ?ただの独り言?
(34) 2014/08/22(Fri) 21時頃
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………………………………………嗚呼。気をつけて行けよ。
[不自然な沈黙の後、研究所を立ち去る少女の背中を静かに見送っていた]
(35) 2014/08/22(Fri) 21時頃
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[少女が廃研究所を出た後、アマトは『王の錫』を部屋から抜き取った。 聖霊の力がそれ以上溢れなくなる。然しこの既に聖霊の充満したこの研究所の付近は、向こう数年の間、花が咲き誇り風の澄み渡る清浄な空間であることだろう。この場所が争いの果てに死滅しない限りは。
……アマトは再び古びたデスクの椅子に座りなおしながら、黒うさぎを手招いた。 きゅきゅ。ぷぅ。随分素直に膝へ飛び乗る黒うさぎ。それを肩に乗せて、その柔らかい背に手をおく。 もう片方の手は、心臓に宛がわれていた。きゅう、と。服の皺が目立つ程強く握りしめて]
(36) 2014/08/22(Fri) 21時半頃
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………………………………………いたい。な………*。
(37) 2014/08/22(Fri) 21時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/22(Fri) 21時半頃
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そういう事態にならないことを祈ってるよ。
[身体を起こして立ち上がる。 銃剣を手渡されれば、それを受け取ってじっと見つめる。]
これは親父仕様の銃剣だ。 魔力の小さなフラウティア国の人間が効率よく魔力を扱えるように仕立てられたのが銃剣だ。 魔術師が扱えば対国家兵器になりかねない武器だから、本人以外はまともに扱えないように正しい使用者以外は魔力転換の効率が異常に悪くなる…。 つまり、俺用の銃剣じゃない以上魔力転換効率は悪いが…。 その分必要以上の魔力をぶち込んで強引に使ってる。
[つまり、武器としては火力も効率も本来の銃剣としての力は殆ど出せていないということ。 それでも、軽く首を横に振り…。]
しかし、銃剣を正しく扱える様に仕立てられるのはフラウティア王国の銃剣技師だけだ。 だからこのまま戦うから構わない。
[そう言って銃剣を腰に差して子ども達に視線を向ける。]
(38) 2014/08/22(Fri) 21時半頃
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― 旧王城 ―
"見よ、敵の顔を。見よ、己の顔を。 戦場にある者は、皆同じ顔をしているではないか"
――乱難の相《フェイズ・コンフュージョン》
[混乱に乗じた侵入者は、更なる混乱の術を重ね兵の同士討ちを誘う。 しかし術の効果範囲は決して広いものではなく、何時しか兵士の物量が混乱の垣根を越え始めていた]
つっ! ……流石に動きに支障を来たす水準では、感覚による警告が来るか。
[今は羽衣のように緩い渦を巻く黒衣の預言書《ドレスコード》。 その隙間から覗く肌には、今や隠し切れない程の裂傷が刻まれていた。 しかしそれでも、死人の躰はすぐに表情を平然へと戻す。 王の座は目前。辿り着きさえすれば、預言書の目的は果たされる――]
(39) 2014/08/22(Fri) 21時半頃
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[しかし、その身は目に見えぬ何かに阻まれた]
(40) 2014/08/22(Fri) 21時半頃
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なっ……これは。
[手で叩いても、叩く音すら響かぬほど、強固にして厚い壁。 それでいて視認は出来ず、触れる以外に存在を知る方法はない]
「王の座」の絶対防御。 まさかここまでの範囲に及ぶとは。
[立ち止まる少女の背に向けて、ここぞとばかりに兵士が殺到する]
……五月蝿いわね、思考構築の邪魔だわ。
[預言書は敵を見もせず、掌を背後に向け伸ばす。 ――預言書は護るべきものを持たない。 ならばこの状況に取る手段は]
"灯火は人の命を救いたり、炎は人の命を護りたり。 憤焔は、人の命を奪いたり"
(41) 2014/08/22(Fri) 21時半頃
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|
――焔難の相《フェイズ・イラプション》!
[爆風が、廃城の壁ごと兵士を吹き飛ばした]
(42) 2014/08/22(Fri) 21時半頃
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|
戦いは俺がやる。 お前達は…神様にしっかりお祈りしているだけで充分だよ。
[1人の頭の上に手を置いて頭を撫でる。 そうして、初めの任務を聞けば視線をクラウディアに向けて、銃を向ける。]
守護たる力を、我が身にかけて、護りを与えんことを。 スターシールド、バリアバランス…。
[一瞬で引き金を引く。 クラウディアが避ければ、ただの空撃ちになるが、クラウディアに当たれば、光線が弾けてクラウディアを結界が包み込む。 包み込むことがあれば、クラウディアに簡単に説明する。 魔力を籠めた結界。 自分が死なない限りは、怪我防止にはなるだろう。 そんな風に告げるだろう。]
アマト…ね…。 任務了解、で、そいつは何処にいるんだ?
[当たらなければ何も告げずに銃剣をしまって問い掛けた。]
(43) 2014/08/22(Fri) 21時半頃
|
|
へえ……私に結界まで。 ありがとう、流石は騎士様ね。
[光弾を避ける気配を見せなかった。 それは信頼なのか、それとも余裕なのか。]
これをどうぞ。
[先程の雷撃の残滓。 それを秘めたオーブを手渡した。]
魔力の痕を追っていけば、そこに彼は居るはずだわ。 任せたわよ。
(44) 2014/08/22(Fri) 22時頃
|
|
[闇が、槍として凝縮する。それを投げつけられる。さすがに全力の一撃だ。羽を全開にして体を捻って避けるが、翼の中ほどにかすった。数十枚の羽が暗黒を中和するために飛び散り、黒く燃え尽きていく]
くっ……ちょっと掠っただけで結構なものじゃないか…… けれど、それも一時の事……
[黒茨が解けたのか、驚きにも似た声が遥か下から響いてくる。それを、右第2翼の傷痕を抑えながら見降ろしていた]
わかっていない?わかっていないのはお前の方でしょう、ヘクター・ローガン… お前こそわかっていないのだ、「王の剣」の本質を……
(45) 2014/08/22(Fri) 22時頃
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お前はこれで負けるのだ。 敗因は……お前が弱かったからでもあるが……仲間の声に耳を傾ける事のできなかった故に、だからこうして負ける…!!
[左手の書を開いた。その頁は自然に、大いなる神が地上の淫祀邪教に堕落した町を滅ぼした時の様子を記した場所まで開かれる]
『その時バルドラの町に天の火は落ち、眼下の大いなるお方の敵に鉄槌を下した。それが驕慢と寧悪の徒であり(ラディエルの書74(0..100)x1:8(0..100)x1)』
(46) 2014/08/22(Fri) 22時頃
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− 大聖堂 −
[クラウディア卿とドナルドを見送った後、 肩の力を抜いて束の間の休息を取り、精神の疲労を回復する。 だが完全に力を抜くわけにはいかない。 聖都全体を包む様な緊張感が消えたわけではないのだから]
クラウディア殿なら悪い風にはしないでしょう。
[子供を想うドナルドの末が少しでもマシなものになるようにと 願った直後、大聖堂が激しく揺れた]
なっ!? これはっっ!?
[聖都を無差別に襲う落雷>>3:356に思わず身構える]
(47) 2014/08/22(Fri) 22時頃
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『大いなる方の御心も……』なにっ!?
[突如、レグレシアより遥かに離れた場所から、暗黒の雷が町に飛んできた。鐘楼、尖塔、大通り、スラム街、あらゆる場所を分け隔てなく破壊せんと襲い来る暗黒の力の濁流]
これは……間違いない、アマト・カザミヤの弟…そしてルゥ・カタストロスの!
くっ……!!
[ヘクターに放つはずだった光の奔流をそちらに向ける。幸い、そのタイミングのために自分は羽をいくぶん散らしただけで済んだが、眼下の街の被害は甚大だ。一般の信徒達にも甚大な被害が出ているのだろう。]
(48) 2014/08/22(Fri) 22時頃
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おのれ… またしても邪魔をするか! くっ……仕方がない、こんな時に「王の座」を使う必要が出てくるとは……
[そう言って、「王の目」を城の方に向ける。]
倍率2000,4000,6000… 闇の者の侵入者は… あっ!!
[「王の目」から見える俯瞰風景の中で、城壁が爆風によって吹き飛ばされた>>42]
五月に湧く蠅のように目障りな奴らが……あの黒い翅が虫のものならさぞお似合いであったろうに!
[そういうと眼下を睨みつけ、ヘクターへと向けて結集させた抱え上げるほどの光の弾を放つ。その姿は、そのまま城の方角へと飛んでいく**]
(49) 2014/08/22(Fri) 22時頃
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やれやれ……どれもこれも無茶苦茶な……。
…!?
[新教皇の放った天雷と並ぶ雷撃に、顔を顰めた瞬間、 自身の周囲に白い羽根が舞う。 見間違える筈のない白い羽根。
幾度も自分を護り、助け続けてくれた羽根の持ち主が 再び姿を見せた事に焦る]
どうした? あの子に、シーパルに……何かあったのか?
[自身を包む白い羽根に問いかけても、 今度は姿を見せる事は無い。 代わりにバサッと羽音がした]
ま、待つんだ! 私はまだやらなければいけない事が!
(50) 2014/08/22(Fri) 22時頃
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もしかしたらここにあの子が!!
[この場所は危険だと告げる様に白い羽根に包まれた身体が 宙に浮く。 何処かへ転移しようとしているのだと気付いて、 思わず声を荒げた。 ここにあの子がいるなら助けてやらなければ。
そう叫ぶ私の耳に確かに聞こえた]
(51) 2014/08/22(Fri) 22時頃
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『あの子を……助けて……』
[我が子はオスカーと黒衣の少女が助けに行ってくれたのではないか。 あの2人は無事なのか、確認しなければ。 その願いも空しく、白い羽根に包まれたまま大聖堂から 身体は消える。
否……願いの半分を叶えるように。
白い羽根は我が子の許ではなく、我が子の希望であった 黒衣の少女の許へとその身を運んだ]
(52) 2014/08/22(Fri) 22時頃
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刺客 博史は、メモを貼った。
2014/08/22(Fri) 22時頃
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― 聖都レグレシア均衡 大平原 ―
[聖都の正門から続く外の世界は、どこまでも続く大平原。 光の兵士達が出兵する時は、地平線の彼方までも続く壮大な軍列を拝む事で、光の民達は彼ら神聖十字軍の大いなる力と神の恩寵をますます信じるのだ。
…その日、大平原には沢山の人間の姿が見て取れた。 神聖十字軍ではない。また、大掛かりなキャラバン隊と云うにも人数も武装も仰々しい物だ。ならば何者だろうか?
それは、遠くレグレシアの空に浮かぶ暗黒の雲や混沌の気配。 忌々しき光の聖都で産まれた、大きな闇。図らずもそれを目にして、少しずつ少しずつ、この光溢れるルンフィアの地へと集結を始めた、闇の軍勢。 そう、光に滅ぼされた国々の生き残りや、これから滅ぼされる闇の国々が集結した、連合軍の軍勢だ]
(53) 2014/08/22(Fri) 22時頃
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[今まさに闇が戴冠の時を迎えているのか? 『王』は。大いなる預言に示された希望の『王』はどこだ? 我々を導いてくれる者が、ついに現れる時が来たというのか?
然し、未だその松明は火がない。 希望と云う火がなければ、光に抗う力を持たない闇の者達は、天使が祝福を与える輝く光の元にひとり残らず浄化されてしまう。
彼らは見守る。聖都の空を。あの地で何が起きているのかを…]
(54) 2014/08/22(Fri) 22時頃
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[オーブを受け取れば、それをじっと見つめて頷きを一つ。 静かに騎士らしく片膝をつく。]
ありがたく受け取ります。 必ずや連れて参ります、クラウディア卿…否、クラウディア様。
[そう告げて再び立ち上がる。 オーブは魔力の残滓を辿り何処かを示す様にして…。]
少し離れているようだな。 とりあえず行ってみるか…。
[そうして静かに賢者の塔の研究室を後にした。]
(55) 2014/08/22(Fri) 22時頃
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[随分と見通しの良くなった城壁の向こうに、白い翼持つ姿が近付きつつあった]
――来たわね。
[自身の身の危険にも関わらず、預言書が浮かべるのは笑み。 それは天使の狙いを、王から逸らすことが出来たが故に。 現在の王の状況は不明だが、あの程度の試練ならば乗り越えられるだろうと信じている]
[しかし、彼女が城へ到達するよりも早く]
……貴方は。
[爆風により空いた空間に降り立ったのは、兵士の群れと比較して、一際目立つ異装の男>>52]
このような所にわざわざお出ましとは……一体何の御用かしら。
[熱と緊張に満たされた空間を、白い羽根がはらりと舞い落ちていった]
(56) 2014/08/22(Fri) 22時半頃
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―聖都近郊・大平原― [オーブはこの辺りを示している。 探すべきはアマト・カザミヤという男、そう言えば孤児院の前で名乗った男がそんな名前だった。]
レットに変な事ほざいていたあのバカか…。 計らずも、あの時誓った言葉を実現させる結果になったな。
[ある種遠慮無く殺せる相手だ。 回復は充分、子ども達を本当の意味で守る為にはもう負けることは許されないだろう。 そんなことを考えながら大平原を歩いて、それらしき人影に気が付けば、静かに魔法を展開する。]
イリュージョンミスト…。
[まともに使える魔法は2種類だけ。 暗殺者としては充分と言えるタイプの魔法だ。 霧を展開すれば、銃剣を抜いて魔力の充填を始める。]
(57) 2014/08/22(Fri) 22時半頃
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― 聖都 大正門付近 ―
[その頃、悪魔の代行者は、既に再び、聖都付近へその気配を近づかせていた。 歪み澱む暗黒の混沌、絶望を与える狂気の体現。
再びアマトはこのレグレシアへと戻ってきたのだ。
但しひとりではない。アマトの周囲には幾人かの黒衣の人間がいる。 暗黒教徒、或いは暗黒神の契約者たるアマトについてきた者。 一様に昏い顔と光の無い瞳を浮かべ、光の者共を駆逐する為に現れたのだ。
これは声明。復讐ののろいを望む者の怨嗟の声]
(58) 2014/08/22(Fri) 22時半頃
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− 旧王城 −
[白い羽根がゆっくりと蕾を綻ばせる様に開くと、 そこは通常の戦闘を思わせる様な地形は見えず]
自分の足で移動しないと言うのは慣れませんね。 ……ここは…? どうしてここに連れて来たのです。
[見渡す地に我が子の姿は無い。 もっともいたとしても認識する事は出来ないのだが。 彼女が連れて来たのだ、何かあるに違いないと 周囲に目をやれば、掛けられた声>>56とその姿に一瞬沈黙し]
どうやらご無事の様で何よりです。 ……シーパルは大丈夫でしょうか。
[別れる前と明らかに違う雰囲気と物言いを前にしても 表情一つ変えずに問い掛ける]
(59) 2014/08/22(Fri) 22時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/22(Fri) 22時半頃
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「クラウディア猊下、これを。」
[賢者の塔の一室を一時的に執務室のような形を取っていたクラウディアだったが。一つ気になる報告を受けていた。]
闇の軍勢?
[>>53>>54集結しつつある闇の軍勢。 その報告を受けると苦笑して見せた。
自分が出ても良いが。 ……その前に。]
確認するわ。 指揮官は居るの?
そう、居ないのね。
(60) 2014/08/22(Fri) 22時半頃
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[彼らはアマトと同じ様に、友や家族、大事な人を失くし希望を失くした者。 然し死ぬ事も生きる事もできず、せめて光の者共を皆殺しにする事。唯それだけが残された生きる理由となった者達。それは決して少なくないのだ。
過ぎた光は、死も絶望も生み出す。 それはまるで、『王の怒り』により完全に滅ぼされたはずの、ブラック・ダーク・デス教団が懲罰機関、『断罪の子羊』の再来]
(61) 2014/08/22(Fri) 22時半頃
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……まだ良いわ、放っておきなさい。
[闇の王が起って居ないのであれば。 まだ今は放置で構わないと告げていた。]
だってねえ、王が居ないから私に負けたなんて思われたら。 余計な希望を残しちゃうじゃない。
(62) 2014/08/22(Fri) 22時半頃
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……さぁ。行こうか。ここからが俺達の呪いのはじまり。
復讐の怨嗟で、光の狂信者共にその忘れた罪を思い出させる聖戦だ。
[その中央、アマトは元々聖霊術士として気配に弱く、特に暗殺者の気配など感じたくても感じる事も出来ない程度には鈍かった。 霧が少し濃くなったか?だがその奥で潜む魔力の充填にも気づく様子はその場に誰ひとりとして存在しなかった]
(63) 2014/08/22(Fri) 22時半頃
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……驚いたわ。殺しに来たかと思ったのに。
[暗殺者>>59の問いを受けての、第一声はそれ。 それから目を閉じ、ふ、と笑みを浮かべる]
シーパル……ああ、あの堕天使のこと。
[まるで他人事のように。 言葉も選ばず、言い放つ]
別れた時はまだ生きていたわね。 でも、随分と命を削っていたみたい。
[別れた後の彼女の身に何が起こったか、預言書は知らない。 ――そして彼女について、この先を記した預言はたった一文のみ]
もう長くないんじゃないかしら。
(64) 2014/08/22(Fri) 22時半頃
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―聖都・大正門付近― [展開させた霧を保ったまま後をつける。 一人では無い…数人の敵がいる。 充分に貯めた魔力を以って、その銃口を天に向けた。]
全員まとめて殺しても構わないよな?
[誰かに聞くわけでも無い。 ただ単純にそう思ったことを呟いただけだ。]
スターダストバレット、フォールレイン。
[魔力を籠められた銃弾は遥か上空に舞い上がる。 そうして、上空で弾けたソレは、一筋の光の様に周囲一体へ降り注ぐ。 ソレはまさに隕石の如く、彗星の如く、降り注ぐ流れ星。 いつか教会の前で十字軍の騎士達を一掃した技だ。 さて、それがどれほどの被害を与えられるかは分からないが。]
まとめて…堕ちろ…。
(65) 2014/08/22(Fri) 23時頃
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さて、どうでしょう……………。
[殺しに来たかどうかを否定はせずに、真っ直ぐに彼女を見つめる。 シーパルと名を教えてくれた少女と同じ姿でシーパルを 堕天使と言い切る少女がとても同じ存在とは思えない。
その言葉にうっすら残る白い羽根が悲しむように 震えた気がした]
そうですか……。 それで貴女は何の為にここにいるのですか?
[一度目を瞑り深く息を吸い、 憤怒に染まりそうな熱をゆっくり吐き出して次を問う]
(66) 2014/08/22(Fri) 23時頃
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[こちらの言葉に否定は返らない。>>66 射抜くような視線が向けられるが、預言書は動じることもなく]
何の為……ね。 ……貴方、ここに何があるかはご存じ?
[障壁に背を向けたまま、手の甲でこつこつと叩くような素振り]
"私の"目的はただ一つ、白に染められし聖具《レガリヤ》の解放。 その邪魔をさせはしないわ。
[一度目の戦闘と同じく。 黒のヴェールがぶわりと広がる]
たとえこの躰の希望《親友》であろうと――その家族であろうとね。
[牽制というように、刃のごとく変質した一枚が暗殺者の眼前すれすれを飛ぶ]
(67) 2014/08/22(Fri) 23時頃
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[アマトは気配や殺気に酷く鈍感だ。それは暗殺者など、日影の血に生きる者たちに酷く脆弱。 故に例え暗黒神と恐れられる悪魔と契約していようとも、戦闘状態にならなければ、その力は攻撃にも護りにも奮う事は出来ない。つまり。
上空で何かが弾けた?それに気づいて首をめぐらせる前に。
何か複数の影が、アマトに覆い被さる様にして、アマトの身体は地面に引き倒される。
降り注ぐ破壊の流星雨、天から注ぐ光の散弾。 それは物の見事に、今まさにレグレシアを蹂躙せんとした全ての復讐者達を堕とす]
(68) 2014/08/22(Fri) 23時頃
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[…静寂……生の気が絶えてる。ほぼ全ての者が死んだのだが。 唯ひとり、物言わぬ骸が折り重なる小山の下から、黒髪の少年が這い出てきた]
…………これ……は……。
敵の攻撃?気配がどこにも……。 …………!?
[そして絶望の色が更に膨らむ。未知無き道、碌な末路にはならぬと知りつつも、光の民を皆殺しにするその意を共にしていた黒衣の協力者達は。 あっけなく。光の民ひとりにすら復讐を果たせないまま、その全員が死んでいた。唯ひとり、アマトを庇う様にして]
(69) 2014/08/22(Fri) 23時頃
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[ぬるりと赤色がアマトの頬を伝う。瞳が罅割れて揺らぐ。そして…]
………………………………ぶち殺す…………。
[黒い悪魔、ルゥ=カタストロスの混沌が、唸りをあげてアマトの全身を覆い上げた。 地面に突き刺し、柔らかな弦が絡みつくは『王の錫』サンクティス。 旋律奏でる錫杖の周囲から溢れ出す、清浄なる聖霊の力を得て、確かにアマトから殺意が爆発した。霧に漆黒の闇が叩き付けられる]
(70) 2014/08/22(Fri) 23時頃
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今のでは流石に殺せなかったか…。 クラウディア様がわざわざ命令するわけだ…。
こいつは骨が折れそうだ。
[雑魚は倒せたようだが、肝心のターゲットは今の一撃では墜とせなかった。 もう一度銃剣に魔力を籠める。 霧の中、漆黒の闇が溢れている。]
安心しろ、どうせお前もすぐに後を追うことになる。 フルバーストキャノン、スターブラスト。
[銃口は起き上がって来た彼に向けられる。 溜め込んだ魔力を一度に解放すれば、直径30cmのレーザーキャノンのような弾丸が、一筋、真っ直ぐと敵に向かって放たれる。]
重ねる…フルバーストマシンガン、スターブラスト!
[その直後を追うような形で、直径10cm程のレーザー弾が76(0..100)x1発ほど、連射されて撃ち込みを始めた。]
(71) 2014/08/22(Fri) 23時頃
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[広がる黒い舞台と立ち位置を示す様に 目の前の空を裂く黒の刃>>67 それを微動だにせず、瞬き1つせず見やる。
白い羽根がまた揺れた。
天使が泣いている。 あの子を助けて欲しいと泣いている。
黒衣の死人は教団の敵に間違いない。 再び出会えば必ず殺すと誓ったが。 それ以上に………。
一度目を伏せるとミナカタから手に入れた回復薬、栄養剤、 そして赤の薬を立て続けに飲み干して]
貴女は教団の敵……。あの時言った筈です。 次に逢う時は…必ず殺しますと……。
[暗器ではなく、霊刀を静かに抜き少女へ刃先を向ける]
(72) 2014/08/22(Fri) 23時頃
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私に出来る事は……あの子の『心』を助ける事でしょう。
[命永らえさせる事が出来ればどれだけ良い事か。 だが身体の命があったとしても、心が死ねば意味は無い。 彼女が助けて、と私に願ったのはこの事だろうと確信する。
何もしてやれない愚かな親だが。 せめて。 我が子が一瞬でも長く笑ってくれるよう。
国よりも王帝よりも任務よりも何よりも、父として 我が子の親友《希望》を奪う《預言》と対峙する]
(73) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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「王の剣の本質」だァ……?
決まってンだろ!コイツは俺を選んだ!! 俺ァ王だッ!虐げられた闇を救う王なんだよ!!
「王(俺)」がテメェを倒さねェで……誰が殺るッ!!
[>>2:199 ────見事だが、危険。 かつてクラウディアが言った、男の評価。
「王たるもの、強く在らねば民は救えぬ」、と。 「己の力」ばかりを過信し、仲間を軽んじた。 ────故に。]
(74) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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邪 魔 す ん な ァ ッ !!
[故に男は、>>3:356 暗黒纏う雷撃を拒絶し、 >>12 纏わり付かんとする闇の衣を振り払った。]
コイツは、俺がぶっ殺すンだよ!! 王が此処で負けたら、誰がコイツを……
[弱りきった黒い蕀を、再び槍へと形作ろうと。]
(75) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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おい待てッ!! 俺と戦え!! ( 戦ってはだめ! )
[>>49 天使が去り行く、その間際に。 巨大なる光の珠が、男目掛けて放たれる。]
────!? しまッ…!
――――― 黒華《ダルフロア …
[目前に迫るを、咄嗟に荊の楯で防がんと。 …………だが、構えた剣は、もう動こうとしない。 ティソの闇の衣は、自らが拒絶してしまった。]
…………ッ !!!
[横に跳び回避を試みるが……間に合わない。]
(76) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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[ カンッ カラ ─── … ン ]
[本来、「主の手から離れる事が無い」筈の魔剣。 それが何故か地に落ち、鈍った金属音を奏でる。
………否。男の手は、しかと「剣を握ったまま」だった。
剣と共に。右肩から先が、地に落ちて転がったのだ。]
(77) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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!!!ッ ぐあァァァァアァァァァァ!!
[激痛。顔を歪ませ、左手で右肩を押さえて絶叫する。 みるみるうちに、男の足元に血溜まりができた。]
あァァアァァァァアッッッッ!!!
[そのまま2歩、3歩。後ろへとよろめいて。 何とか壁に凭れようとするも、脆くなった壁は崩落し。 バランスを失い、男は屋根から中庭へと墜落した。]
(78) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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[歯車一つ外れただけで、絡繰が容易く壊れるように。 生じた運命の歪みは連鎖し、他の運命を歪ませていく。]
[男が天使に腕を吹き飛ばされた、その時。 >>3:371 ────《プレゼント・プログレッシヴ》が起こる。
「王の衣」。黒衣の預言書ドレスコードが、 また一つ、新たなる文章を記述した。]
「騎士が復讐に狂い、護り助く務めを忘れ果てし時。 騎士を失くせし闇の王は、光の前に頽れる。 ─── 伏した王。剣を喪い、軈ては息絶えん。」
[>>3:31 嗚呼。見棄てられ、育む者を喪った『苗木』は、 『大樹』となる事能わず、枯れ果てようとしている。*]
(79) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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私は父としてお前を倒し、貴女を我が子の許へと返しましょう。
[決意と共に白い羽根が周囲を舞う。 完全に具現化した《白》の加護を纏い、黒い女へ迫ろうと 地を蹴った]
(80) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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[霧の中から満ち溢れる魔力を感知する。一度、戦闘状態に構えさえすれば、初撃の様な必殺はもう無い]
…………また死んだな。俺の前で。
[膨大な魔力で組成された弾丸が走る。直径何十か。避けるに不可能、術式を張るに遅い。 だから暗黒の混沌が収束する。アマトが構える、黒い聖霊銀で組成された両拳のナックルに]
(81) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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[バンッ!!キャノン砲と見紛う大口の魔力弾はアマトを眼前にして明後日の方向へ>>71。 いや、弾いたのだ。キャノン砲を、混沌の闇をこめた拳で殴り飛ばした。後を追う光線弾の連射は、地面に身体を投げ出す様にして1発目を避け…]
狂信者共の犬め。罪を罪と知らずまだ殺し足りないか。
嗚呼、奇遇だよ。俺もぜんぜん殺し足りない……!!
[大地を疾駆するアマトを、光線弾の軌跡が作る地面の陥没が追跡する。 脇腹を弾丸が貫く、痛みを感じない。もうそんな痛みを感じている余裕もない。唯熱い。だが70発以上、これだけの撃ち込みがあれば、霧の何処に敵がいるのか知る事はアマトに容易で。 霧に飛び込む。その先に見えた、殺戮者の顔を確かに拝むと、その心臓をぶち抜く様に、暗黒を放つ拳を振りぬいた]
(82) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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[刻まれた預言は一度歪みを見せた>>3:40 大きな流れの中では何も変わらない些細なものかもしれない。 だが僅かとは言え、流れを変えた《預言》は 果たして《預言》と呼ぶべきか。
人は暗い《預言》には怯え、豊かな《預言》には心躍らせる。 《預言》は変わらぬからこそ人々は畏れるものだった。
それが変わると言う事は、覆ると言う事は。
災いが幸に転じる可能性があるならば、 人々はその為に祈り努力するだろう。 そして《希望》と呼ぶだろう]
(83) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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この、馬鹿野郎ーー!! 過信が過ぎるぞ!!
[目の前で響く乾いた音。 そして広がる血溜まり。]
くそ、治癒の魔法!! 苦手とか言わず極めておくべきだった!!
(84) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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化物めっ…!
[初撃はあっさりと弾かれた。 明後日の方角に向かって消えていく弾丸、その後を続いた弾丸はいくつかは当たったのか? 目の前に現れた男を確認すれば、小さく舌打ち。]
本当に面倒な相手だな…!
[銃を胸の前に持って行き暗黒の拳を抑え込むためにガードする。 威力そのものは絶大で、一気に後方まで吹き飛ばされた。]
霧の効果はまだ続いているが……
[銃剣を確認する。壊れてはいない。]
親父の銃剣じゃなきゃぶっ壊れていたな。
(85) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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[牽制の刃は完全に見切られている。 そう示すかのように、暗殺者は微動だにしない。>>72 飲み干す薬の瓶は見覚えのあるものだったが、今自身の持つそれは必要とされていない。 ――それは「意識」を強制的に呼び覚まし、預言書との支配率を逆転させるためのものだからだ]
そう……それは残念。出来れば出逢いたくなかったわ。
[抜き放たれた刃。 預言書は身構えることなく自然に立つ。 ただ、ざあ……と黒衣が666の紙片に分かれ、その身の周囲を舞った]
(86) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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『心』? ……心を殺して生きていそうな貴方が、随分と情緒的な言い方をするのね。
[呆気に取られたような溜息。 しかし、「父」と明言した暗殺者に、その瞳が微かに揺れた]
[しかし、その迷いを振り払ったのは――黒衣に浮かぶ新たなる預言。 《プレゼント・プログレッシヴ》]
"騎士が復讐に狂い、護り助く務めを忘れ果てし時。 騎士を失くせし闇の王は、光の前に頽れる。 ─── 伏した王。剣を喪い、軈ては息絶えん。"
(87) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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いいえ、私は戻らない。 預言成就のその時まで!
"やがて空は翳り、風が哭き始めた。 渦巻く風は天を貫くも、天上へ至ることはない"
――嵐難の相《フェイズ・ストーム》
[黒の紙片は渦巻く風に乗り、周囲を廻る速度を増した。 それは具現化した《白》き羽根と、まるで対のようであり。 その領域へ踏み込む者を、押し戻し切り裂かんとする]
(88) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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ブラックカーテン…
[距離を取った段階でもう一つの魔法を唱える。 攻撃に出るまで存在感、気配を完全に打ち消す魔法。 銃剣で防御した時に掴んでいた腕がまだ痺れている。]
相手が化物なら……遠慮はいらないな?
[そう言って再び魔力を溜め込む。]
殺し足りないんだったな…、その欲求はもう満たされることはない。 切札を一つ、使わせてもらうよ。
(89) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
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【Mode Knight of the Round】
[そう告げると、銃剣の先、銃口を中心に魔法陣が広く展開される。 そして、魔法陣を中心に13の銃剣が展開される。]
全部俺仕様の銃剣じゃない…システム上は出来るはずだと聞いていたが、まさか本当にできるとは思わなかった。 だが、なるほど…魔力の消費は甚大じゃないな。
[無尽蔵の魔力を持つ自分には全く関係が無い事だが…。 黒の銃剣を中心にリンクした鋼色の銃剣にも魔力が充填されていく。 銃口は再び敵に向けて…。]
今度はどう受ける?
[貯蓄されると209発のレーザー弾が相手を狙い定めて撃ち込まれる。 同時、ブラックカーテンの効果は消えてしまうが…。]
(90) 2014/08/23(Sat) 00時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 00時頃
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[水弾が飛んでこなくなっても、暫くはジグザグに走り続けて。 ・・・遮蔽を取って、空き瓶を鏡代わりに後ろを確認する。 少なくとも、今のところは追跡も無いらしい・・・]
・・・薬売りに来ただけだってのに、どうしてこんなことになってるかねぇ。
[冗談めかした呟きに、答える相手は誰もいない。 一応薬を求められれば、ツケも認めて売る気なのだが。]
(91) 2014/08/23(Sat) 00時頃
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私も逢いたくはありませんでしたね。
[数を数えるのも億劫な程の紙片が彼女の周囲を舞う>>86 避けられない対峙に静かに女を見つめたまま]
その通りですよ。 心を殺して生きる私は死人ですよ。 貴女と同じ。 だからこそ死人同士で戦えるのですよ。
[激情に駆られたつもりはない。 任務としても間違ってはいない。 恐らくやるべき事は変わってはいないが、 自分を動かす動機の順位が入れ替わっただけだ]
(92) 2014/08/23(Sat) 00時頃
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預言など……覆してみせましょう!!
[黒衣の文字がまた変わる>>87 それを読む事は出来ないが、 それが彼女を動かす原動力なのだろうか。 知識に疎いまま黒衣を切り裂こうとすれば、 逆にその身を裂こうと黒の紙片が刃の壁となった>>88]
っ……一筋縄ではいかないか。
[正面切って戦いを挑む等愚の骨頂だった。 だが構わず踏み込んだ身体を容赦なく黒い刃が襲う。
白い羽根が防いではくれるが、それでも減じ切れない刃に 着物だけでなく、手や足、顔も裂いていく。 薬の効果で掠り傷程度はたちまち消えていく中、驚異的に 上昇した動体視力で深手になりそうな刃は全て斬り払い 彼女へ近付こうと]
(93) 2014/08/23(Sat) 00時頃
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化物は……お前の方だっ!!
幾人その手で闇を手に掛けた。過ぎた光で希望を摘み取った! その光で人々を照らすと嘯きながら、逆らう者を殺す殺戮者共!!
俺はお前達を皆殺しにするまで赦さない。
その無辜の血で、闇に眠り続ける呪詛が晴れるその時まで…!!
[見た顔だ。記憶にある。結局、奴も所詮は強い者に従う程度だという事か。 然し対して相手に思い入れた物も無い。ならば、邪魔をするならば殺す。その躊躇いはなかったが]
(94) 2014/08/23(Sat) 00時半頃
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[直後、相手の気配が、完全に遮断された。追跡が不可能>>89。
無理だ、この相手(…多分、暗殺者だ…)は随分と相性が悪い。 暗殺の極意は気取られる前の一撃必殺。しかしこうして気配を消されたら、アマトにはどう足掻いても抗う術が存在しない。 今この瞬間、背後からナイフを突き立てられたらそれだけで死ぬ。悪魔の契約者も所詮人間と云うのは、究極そういう事なのだから。だけど。
こんな所で死んで、本当に赦されるのか? この呪いを、願いを、死に行く者の最期の願い、『希望』を託されたのは自分だ。
それをこんな所で終わらせて良いわけが無い。 例えその殺戮の道に、正義という光が無くとも。 もう決して戻れる道行きでは……ない!]
(95) 2014/08/23(Sat) 00時半頃
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とりあえず、止血になるかすら分からないけど!! 衣で包むぞ!!
[答えは聞かずに衣を切断部と腕と双方に展開する。 振り払われるならそれでかまわないとばかりに]
(96) 2014/08/23(Sat) 00時半頃
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ルゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウウ!!!!!
[悪魔の名を天に叫ぶ。確必の殺戮がアマトを襲い、そして…]
(97) 2014/08/23(Sat) 00時半頃
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[その数200発以上の殺戮弾。莫大な魔力の消費。 そう、それこそクラウディアに並ぶか凌ぐ、それ程の、国ひとつを相手にする為の魔力が、アマトひとりの為に注がれたのだ。地形が抉れる、光線弾の過剰斉射で、煙が視界をさえぎる。『王の錫』さえ無事かどうかの不安を覚える程の威力。 これでは本当にどちらが化物か、わかる物ではない。
……血反吐の塊が地面に落ちる音を殺戮者は聞いただろう。
赤い。全身を赤く染めて、瞳が死を間近にした激痛に血走っている。 暗黒神と崇められる悪魔の暗黒を受けても尚、瀕死。 その、光の枢機卿、いや、天使の大いなる力と比類する切り札を受けて。
それでも生きた。生きてしまった]
(98) 2014/08/23(Sat) 00時半頃
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[喉元からの呼吸がひゅう、と嫌な風音になる。肺もやられたか。 それでも突き動かす呪い、ここではまだ死ねない、まだ何も出来ずに死にはしない。 その少年を突き動かす、狂気と執念。それこそがひとつの大いなる深淵の呪詛の様で]
…………使徒 ルゥ=カタストロスの 暗黒術式……。
…… これで 俺の 勝ちだ 。
[聖霊力が充満している。黒い悪魔カタストロスの力は既に発動直前。 そして、己の身を犠牲に耐え、敵を捉えた。次は確実に逃がさない]
(99) 2014/08/23(Sat) 00時半頃
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タ ル タ ロ ス … !!
[大地で爆発した混沌の暗黒。其処に音は無かった。だが然し。木々が潰れる、草木に地面が抉れ、天を舞う鳥が地面へ急速に吸い込まれて潰れた。 周囲全てが大地に押し潰される。絶対なる暗黒の名の下に、混沌が引き起こす、巨大重力術式。暗黒神の畏怖に相応しい、それは絶対な暴力だった。 アマトの口からこぼれた鮮血さえ、地面で潰れた]
(100) 2014/08/23(Sat) 00時半頃
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[「最後の王」とされた、闇の王の死。>>79 それが預言に与える影響は計り知れない。 しかし――それが解消し得る矛盾であるなら、預言書はその行動を最優先とする]
まだ、間に合う……。 早くこの者を倒し、騎士を王の下にお連れしなければ。
[暗殺者と対峙しながらも、預言書は演算する。 未来の分岐を、存在確率を。 しかし、未来が確定し、預言が矛盾なきよう書き換わったならば。 それは預言書の目指すべき未来そのものが、変動したことを意味するだろう]
(101) 2014/08/23(Sat) 00時半頃
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死人、ね……。 けれどその身体は、血を流す身のままなのでしょう?
[心を殺すにも限度がある。 そう含みを持たせるように言って]
……珍しくあの子と意見が一致しそうだわ。
「私と一緒にしないで」!
[嵐に舞う紙片を刃で切り裂いていく。>>93 その動きは驚異的であった。 迫り来るその姿を見ても、預言書は避けようともしない。 障壁を背にしたこの状態では、逃げる場所もないのだが]
(102) 2014/08/23(Sat) 00時半頃
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"闇の軍勢は、今や地を埋め尽くさんばかりであった。 光の者らは槍の穂先の前に、為す術もなく押し出される"
――突難の相《フェイズ・スラスト》
[刃が己の身に、如何なる危害を加えようとも動じず。 敵が眼前にあるのを好機とばかり、鋭き円錐へ変じた闇の紙片を、暗殺者へ向け一斉に突き立てようとした]
(103) 2014/08/23(Sat) 00時半頃
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弁士 仁右衛門は、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 00時半頃
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殺した人間の数なんか数えちゃいねぇよ。 そんなもん数えて、自分の意思を見誤ったら自分の正義を貫けないからな。
[はっきりとそう告げて、銃剣に魔力を充填する。 何かがこぼれ落ちる音を確かに耳にしたが…まだ相手は生きている。]
弾丸をかなりぶち込んだつもりだったんだが、足りなかったか。
[そんな簡単な感想を漏らす。 魔力が尽きる?そんな事は経験が無い。 まだ何百回でも撃ち込める。]
(104) 2014/08/23(Sat) 00時半頃
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また呪いか……あいつといい、こいつといい、不死身の呪いが大好きだな。
[もう死なない相手には慣れてしまった自分が少しばかり虚しい。 とはいえ、発動した術式は先ほどまでの様子とは更に大きく異なる。 暗黒の混沌、強大な重力、圧倒的なまでの暴力と言っても過言では無い。
それでも暗殺者は穏やかに笑う。 笑みを零す。体が重力に引き摺り込まれる一方で、銃口を天に向けた。]
重力か…大地も木々もひしゃげて…まるで世界を滅ぼしたいとでも言うようだな。
[大地を飲み込む重力は展開されていく、広がっていく。 ただそれでも、暗殺者は笑みを崩さない。]
護るべきは世界か? 否、子ども達だ…この国や土地がどうなっても俺には関係無いよ。 孤児院には結界が張ってある、子ども達は聖都から離れている。
命令をこなすために、結果…国が一つ滅んでも……
(105) 2014/08/23(Sat) 01時頃
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そちらにもやるべき事があるのでしょうが……。 私も退くわけにはいかないのですよ。
[何処か焦る言葉>>101に、女にも役目があるのだろう。 死人の身体を動かしてまでやらなければならない何かが。
だからと言って譲るわけにはいかない]
……貴女も…心は血を流しているでしょう?
[含みのある言葉>>102に返すのは、目の前の女では無く、 最初に逢った少女に向けて。 重なる様に聞こえた叫びに、目を逸らす事もせず 我が子を大事に想ってくれた少女が まだ存在している事を確信したからだ]
(106) 2014/08/23(Sat) 01時頃
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そう、こんな国が一つ滅んでも文句は無いよな?
[自分が護るべきはクラウディアの命令、アマトの生死を問わず捕らえること。 そのために滅んだ国があったとしても、それは自分の国を大義の為に滅ぼした教会と同じ事だ。]
フルバースト、スターバレット、フォールレイン…
[重力が自分には届く直前、天空に向けられた14の銃口から弾丸が放たれる。 放たれた弾丸は弾けて…そして直径30cm程のレーザーが彼を中心に、雨のように、隕石のように降り注ぐ。 その数…およそ638発。 当然、聖都にも甚大な被害を及ぼす可能性があることは理解している。]
さて、俺がお前の重力で死ぬのが先か…その呪いをぶち破ってお前が死んで、俺が重力から解放されるのが先か…。
我慢比べと行こうぜ?
[そう言うと同時、大地にその身体を銃剣と共にめり込ませた。]
(107) 2014/08/23(Sat) 01時頃
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……! 駄目だ逝くな!!
[預言と共に闇の紙片が形を変える>>103 迫る槍の穂先に同じく刃先をぶつけようとした矢先、 白い羽根が集結し、穂先を阻む盾と変化した。
一点集中しているとは言え、槍に削られる様に羽根が 宙に舞い光の粒子となり消えていく。
それが彼女の最後の力だと気付いた瞬間、私は叫んでいた]
(108) 2014/08/23(Sat) 01時頃
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ぐぁ……、トんだハズレくじ引かされたぜ…。
[想定以上の重力に体が軋む、骨が砕ける音が聞こえる。 しんぞうが押し潰されそうになる…。]
一番最初の任務ってのは…もっと、優しい難易度のものを…頼むもんだろうが…。 よりも、よって…こんな…化物の相手を……させやがって…。
[銃剣が重い、銃剣の下敷きになった掌の骨が粉々に砕けるのが分かる。 痛みが酷い……ダメージがでかい。
『ダメだこりゃ…死んだな…。』
率直な意見はそれだった…。 せめて道連れに出来れば…とは思ってなんとか視線だけ銃弾の行方を追う…。 思えば、片腕片脚切られたり、こんな化物捕らえてこいと命令されたり…最期はとんでもない日々を送る羽目になったもんだ。]
てめぇ…は…なんで、一人で、こんなところにいんだよ…。
[声も重力に潰されている様な、そんな感覚がした。]
(109) 2014/08/23(Sat) 01時頃
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[異常にかかる重力でレーザー弾もまた、威力と速度が加速度的に上がっている。 大地に落ちれば、まさに隕石の如くだろう。 聖都にも甚大でない被害が出ているに違いない。
だが、そんなことは知ったことではない。]
負ける…わけには…いかないのは……俺だって
[同じなのだ。 自分が死ねば…次は子ども達がまた武器を握ることになるかも知れないのだ。 だから…死ねない…。 なんのために教会に、クラウディアに膝をついて騎士になったのか…。]
【Mode of ………
[銃剣は小さく音を立ててヒビが入る。 モード変換は出来ないかもしれない…。 これが壊れては…もう自分の武器がなくなる…。]
(110) 2014/08/23(Sat) 01時頃
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フェリシア! もう良い! 私の事は良いから、あの子の許へ!
[叫んだのは栄光の名前を棄てた天使の名前。 遺された力全てを使い、護ろうとする彼女に願いを託す]
私を護ろうとしてくれるその羽根で、 あの子を抱きしめてやってくれ。
[抱きしめてやる事も、名を呼んでやる事も、謝る事も出来ない 愚かな父の代わりに。
その願いは届いたのか。 全て粉と散る前に、 一枚の羽根が天高く舞い上がり風に乗る様に飛んでいく。
その行く末を見守る事も出来ないまま、白い盾が消えた瞬間 迫る槍に左肩から腕を裂く様に貫かれながらも、霊刀を彼女へ 振り下ろそうと足を踏み出した]
(111) 2014/08/23(Sat) 01時頃
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[嗚呼無理だ。これは今度こそ絶対に死ぬな>>107]
…世界も子供達も、どうでもいいよ。 必要なのは清算。明日へ歩む為の歪みの浄化。
お前みたいな化物が子供達を護る? そんなおこがましい冗談は魔力だけに…うっ…
[膝を付き再び血の塊が口から零れ落ちた。 我慢比べと行こうぜ?随分と余裕だ。此方はこの一撃に全てを掛けた。更なる切り札等に対抗する手段は当然皆無、弾丸の数、先程の凡そ三倍。 効果範囲はレグレシア中に届く程あるみたいだから、奇跡が起きれば、1発も弾丸をかすらずに済むかも知れないが?なかなか笑える確率となるだろう。次あたれば重力加速がなまじ効く為に、まず死ぬ]
(112) 2014/08/23(Sat) 01時頃
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[真の化物はあちらと云う訳だ。仮にも暗黒神と呼ばれた黒き悪魔の混沌に笑顔さえ浮かべ耐え、尚且つこちらを殺す切り札を持つ時点で、既に同じ人間の括りとは思えない魔力をしていたらしい]
そんなもの 決まってる……ぐっ……。
こん なに 。 歪んで 。 穢れた 道を 僕は 。
誰も誘うつもりは な い …!
[ひとりで良い。また眼前で死ぬ人を見るくらいなら。最期の最期まで唯ひとり。 この呪いが微かでも和らぐ禊を求めて、光の血の雨を唯切に求める。それしかもう、為す事はないから。 もう動けない。肩膝をついて、暗黒の重力に悶える暗殺者を見据える。既にその銃弾を防ぐことも回避することも、その身には不可能だ]
(113) 2014/08/23(Sat) 01時頃
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――――…… お前は ……
どうせ良い天国にいくだろうな。だか ら。 どうせ死ぬなら 冥土の土産に。
俺の名前を伝えて
忌々しい光に溢れた天国を 動揺させてみろよ。
俺は。 暗黒神、使徒ルゥ=カタストロスの契約者…。
アマト―――…
(114) 2014/08/23(Sat) 01時半頃
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アマト・ガラストロス。
苗木の騎士として生きた名はもう其処には無く。 暗黒神の名を継ぎ。 光の国に最期の呪いを捧げる―――断罪の黒騎士だ。
せいぜい……俺の名前をおぼ……がふっ…!!
[再び鮮血を吐く、両膝を突いてついに地面に両手を付く。意識に靄がかかる。 アマトの身体は既に死を求めている。死は幸いなり、それはこの想像を超える苦痛が続く今、他でもない救いだ。だけど。それでも。! 歪み澱んで、尚堕ちて行く意志が、今の彼を気力だけで活かしている]
(115) 2014/08/23(Sat) 01時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 01時半頃
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心? ……馬鹿なことを。あの娘に呼び掛けた所で無駄ですよ。
[――泣いている。 今にも喉の辺りにある扉を破って、叫びが迸り出てしまいそうだ。 しかしそれでもまだ、表面上は平静を保っていた。 当然だ、幾ら心が暴れようと、肉体は完全に預言書のものなのだから]
[穂先を阻んだのは刃ではなく、純白の盾であった>>108]
ち、天使の加護とは厄介な……!
[闇に属する者にとって、それは敵の一派でしかない。 だが]
(116) 2014/08/23(Sat) 01時半頃
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『やめて!』
なっ……
[隙を見逃さず、更なる一撃を加えようとした預言書を、強く引き留める力があった。 結果攻撃は一手遅れ、槍が彼の左腕を裂くに留まる]
余計な事を……! 突難の相《フェイズ・スラスト》! 追撃を――
[そして刀の間合いに入った達人を前に、その一手は致命的であった]
(117) 2014/08/23(Sat) 01時半頃
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[左肩から入った刃が、斜めに喰い込んでいく。 その先に心臓はない。 あるのは十字の傷がついた肌と、空虚な――]
い、や…………
(118) 2014/08/23(Sat) 01時半頃
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いやああああ!
[それは何に対する拒絶なのか。 ――瞳には意思があった。 死への恐怖と、過去への後悔が]
[黒衣の預言書《ドレスコード》が、その身を護ろうとするかのように、強引に両者へ割り込み衣服の形を取り戻す。 その袖口から、『覚醒』の薬の入った小瓶が、ことんと音を立てて落ちた**]
(119) 2014/08/23(Sat) 01時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 01時半頃
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[混濁する意識の中で思う。離れた『王』を。そして彼の傍にいる者の名前を浮かべる。 自分はもう捨てた。その立場を、その使命を。なら。
今現実として、彼のことを支え続けてくれている者。
そんな彼こそが、誰よりも強い、『騎士』の資格を有しているのではないか?
…復讐と呪いと混沌を歩む為に『王』を手放した自分なんかよりも。ずっと。 だってあれ程にも真剣に、少年を呼び戻そうと言葉を尽くした。 その気持ちは。きっと『王』にも届き…]
(120) 2014/08/23(Sat) 01時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 01時半頃
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化物に化物と言われる筋合いは無い……
[重力に潰されて、身体を起こす気力は殆ど無い。 それでも負けたく無いから意地を張る。 子ども達を護るためには自分が死ぬわけにはいかないのだから。]
誘うつもりはない? さっき…連れ添ってた連中が、いただろうが……
本当は…そんな道…選びたく……なかったくせによ…
[レーザーの雨が降り注ぐ… もはや重力も相成って隕石そのものと、否、それ以上の破壊力が降り注いでいる。]
俺は……
(121) 2014/08/23(Sat) 01時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 01時半頃
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教会が提唱する天国なんてくそくらえだ…
[それは今も昔も変わっていない。 自分が信じる神など、この世界のどこにもいない。 だから告げられた名前を聞いて、鼻で笑ってやる。]
しらねぇよ、行くなら俺は地獄にしかいかねぇ。 散々悪事を働いて、人を殺して、そうやって生きてきた人間が、どうしてそんなところに行けんだよ? だから、その名前は……自分で行って伝えて来やがれ。
[強引に、銃剣を、ゆっくりと持ち上げる。 真っ直ぐに、その銃口を相手に向けて…]
(122) 2014/08/23(Sat) 01時半頃
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アマト・ガラストロフ… そんな名前なんて二度と呼ばねぇし、覚えてなんかやるもんかよ…。
[13の銃剣の銃口は彼と、王の錫に向けられる。 あれを倒せば…この異様な重力空間からは抜けられる。 そう言う代物だろう。 だからゆっくりと………]
(123) 2014/08/23(Sat) 01時半頃
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あばよ、アマト・ガラストロフ。 レットのスリーサイズ…最期まで教えてやらないで悪かったな。
[口許を歪めたまま…引き金を引いた。
弾丸は王の錫には、確実に当たっただろう。 倒れ、重力が軽くなるのを感じた。 アマトには当たっただろうか?
いずれにせよ、捕らえているかどうかは別として、行動不能状態にしたのは確かだ…。]
(124) 2014/08/23(Sat) 02時頃
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ザシュッッッ…
[刀は確かに彼女の身体に食い込んだ>>118 だがあるべき手応えの無さに、思わず顔を歪める。 この少女は本当に死人なのだと。 だが間近で挙げた悲鳴と瞳>>119に少女の意志を見た]
呼び掛けても無駄では無さそうだったがね。
[瞬く間に集束する黒衣と、零れ落ちる薬瓶>>119に 刀から手を離し、見慣れた瓶を掴んだ。 武器の代わりに小瓶を手に、彼女に手を伸ばす]
心はあるのに……それを駆動させる心臓が無いのか?
(125) 2014/08/23(Sat) 02時頃
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バリンッ………
[弾丸が放たれるのと同時、黒の銃剣、ブラックボルトは粉々に砕け散った。 盾替わりにしたり、荒技連発したり…すでに限界だったのだろう。]
親父の形見…だったんだがな…。
[ふと、懐からクラウディアから受け取ったオーブが零れ落ちた…。 それに触れてみる…そして、そこに問い掛けてみる。]
とんだ任務を命令しやがって…。 化物退治は化物にやらせろ……。
通信機替わりにならねーのか?これ…? 聞こえていたら迎えにこさせるのによ……。
とりあえず…任務完了で…いい、よな……。
[呟きのままぐったりと大の字になる。 ちょっとばかり、休ませて欲しいものだ…。]
(126) 2014/08/23(Sat) 02時頃
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…使えるなら…持って行くと良い…私の心臓を……心ごと。
[赤い薬の効果が切れ始めたのか、反動で急速に視界が狭く また暗くなり、目の奥には激痛を生んでいた。 左腕は回復を始めてはいるが、 この目では彼女相手に戦う事は不可能だろう]
私は君の名を知らない。 だが私は、君に……シーパルを託したい。
[加護が消えた今なら、 傍に我が子がいれば見えたかもしれない。 だが叶う筈のない願いを口にする事は無く、 代わりに我が子を親友《希望》と呼んでくれた少女の顔を 焼き付けながら視界は暗闇に**]
(127) 2014/08/23(Sat) 02時頃
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刺客 博史は、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 02時頃
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─ 大聖堂:中庭 ─
ッぐァァ……… クソッ! クソォッ!!
[全身を強く打ち付けられ、肋骨が数本折れる。 それでも、落ちた剣と右腕を求め地を這って。]
お……俺が、負けた、だとォ………… 認め……ねェ…………絶対にッ!!
! 必要ない、 これしき……
[ティソが、闇衣で傷口を塞ごうとしてくれる。 だが、男は其れを拒み、身を捻らんと。 ────その時。]
(128) 2014/08/23(Sat) 02時頃
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(やめなさい。このまま続ければ、 本当に剣の「資格」を無くしてしまうわ。)
!? ッ …………!
[男のものでない「声」が、無意識に喉から出た。 普段の声に重なるように、少女の声が雑ざる。 同時、男は金縛りに遭う如く、動けなくなって。]
おい、誰だッ?! 放せゴルァ!! [暴れようとも、その体はぴくりとも動かず。 まるで、内側から押さえつけられているよう。 男の身体は、大人しく衣に包まれることとなる。]
(129) 2014/08/23(Sat) 02時頃
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(人間は、腐敗の蛆《ロト=マーゴット》と呼ぶわ。)
[突如として、男の痣から闇色の靄が溢れ出る。 発散した黒い霧は、徐々に中空にて集まり…… やがて、漆黒の少女の姿を朧気に形作った。]
(私は、悪魔ルゥ=カタストロスの妹。 そして、ルーベリオン王家の血の祖でもある。) ッ 何……?!
(闇の王、ヘクター・ローガンよ。 あなたの身体には、悪魔の血が流れているのよ?)
…………悪魔、だと?
(そう。悪魔。 血を使いこなす「知恵と知識」が無ければ、 ただの人間と、なんにも変わらないけれど。)
(130) 2014/08/23(Sat) 02時頃
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[そう言うと、黒の少女はティソの方を向いた。 口元が、少しだけ笑っているのが分かるだろう。]
(ティソ、ヘクターを助けてくれて有り難う。 今の私は彼の魂の一部。精神の狭間を漂うモノ。 だから、貴殿たちの「共鳴」は響いていたわ。 兄と契約した騎士を、必死に説得してくれた。)
ティソ。お前、そんな事 ッ…………? ! ぐ、ぁ………… !
[青年の方を向こうとして、傷口が開いた。 男の身体は、もう立つことすら儘ならない。 そのまま仰向けに倒れ、荒い息を吐いている。]
(131) 2014/08/23(Sat) 02時頃
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[黒の少女は、はっと息を飲んだ。 男に死が近付くにつれ、少女の姿も薄れていく… 彼女は、すがるようにティソの方へと近付いて。]
(………お願い。時間がないわ! 急いで「王の冠」を探してほしいの!
>>3:86 そのレガリヤは、「王の座」の側にある筈。 本当は、騎士が見付けなくちゃダメなんだけど……
この男には、秘められた力への知識が足りない。 冠の力なら、悪魔の血を呼び出す事ができるから……!)
[そう言って、祈るようにティソを見つめている**]
(132) 2014/08/23(Sat) 02時頃
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[暗黒の重力は世界を壊す勢いですべてを大地に沈める。 レーザーの激しい勢いが、アマトの周囲を何度も掠め、大地を破壊している]
選びたく……なかった…………? ははっ……。
しょぜん……絶望を見た事のない奴には……。 絶対にわからないさ、この思いだけは………。
[最期の力で嘲笑う。子供達を護る為ならと男は云った。なら。 その護るべき子供達が目の前で虐殺されなければわかるまい。そう]
(133) 2014/08/23(Sat) 03時頃
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……残念ながら……俺の魂は悪魔と契約済みでね……
契約に代償があるだなんて…… 御伽噺のお約束だろ……
天国も地獄も……お呼びはかかって……っ……
[銃口が、強引に持ち上げられる。嗚呼、喉奥で引き攣る笑みが毀れた。 よくやる。本当にこの男は化物だ。そして、自分の死はどうやら今度こそ確定したらしい]
(134) 2014/08/23(Sat) 03時頃
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……もう……おわり……か……。
[悪魔と契約を果たし、己が身体を呪詛と願いによる気力だけで無理やり動かし続けてきた。それでも最期に自分の息の根を止めたのは、力ひとつだ。 所詮、人間の限界はこんな物だ。例え悪魔と契約しても、こんな物だ。
心残りはありすぎる。 何ひとつ。護る事も裁く事も、誰かの願いを聞いてあげる事ひとつ出来ず、呪いという友達の願いを抱えた自分は中途半端なままで何ひとつ為す事も出来ずに…。
だけどこの世界は、唯ひとりが抱えた呪い「程度」じゃ。 共に歩む仲間もいない、ましてや大義も正義も無き復讐の様な歪んだ信念では、この世界は欠片も動かない。世界とは光とは、そんな甘さや無駄な慈愛に溢れた物ではなかった]
(135) 2014/08/23(Sat) 03時頃
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[ ごめん、オスカー。君の願いも仇も、「僕」は何も…。 銃の弾丸が、やけに遅く見える中、友達の最期を思い出す。 息巻いて禁忌に手を染めても尚、呪いを為して晴らす事も出来なかった。
ごめん、ヘクター。本当にコレで、騎士なんて失格だ。 死の弾丸は心臓へと近づいていく。逃げ切れないそれを見ながら『王』を思う。 彼を支える事を放棄したのは自分。そこに後悔はあるが、それでも彼と決別する道を決意したのは自分。
ごめん、ティソ。もう僕は、君に応える事も討たれる事も。 弾丸が身体を貫く途端、意識が灼熱した。その中で友達と呼んでくれた声を。 友達の願いを晴らす為選んだ道。最期まで引き戻そうと何度も何度も呼びかけてくれていたのに。もうそれに何かの意志や言葉を返すことも出来ない]
(136) 2014/08/23(Sat) 03時頃
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[……シーパル……君は、君だけは………]
僕みたいになっちゃ だめだよ…………?
[そうして最期に願うのは、あの少女の行く先に幸がある様に。 家族は失くした少女は、まだ護るべき大切な親友がいる。ならばそれを絶対に守り通せ。もう、自分の様な、絶望にとらわれた人が少しでも減ってくれる様に…。 復讐と呪いで、黒く冷たく塗り固めた自分を、死が吹き飛ばした最期の刻に。
願ったのはそんな、純粋な絆の幸せ…]
(137) 2014/08/23(Sat) 03時頃
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[…重力術式が消えた。『王の錫』が倒れたからではない。 『王の錫』は飽くまで聖霊の力を増幅する聖具。それが核ではない。
術式を止める方法は唯ひとつ。『術者の死』のみだ。
最期に心臓を貫かれ、重力の楔から抜け出した大地に倒れた少年は。 既に物言わぬ身体として、混沌とした闇の底へと永遠に堕ちていた。 尊き光の御名の元、ここに狂えし暗黒神の代行者は裁かれたのだ**]
(138) 2014/08/23(Sat) 03時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 03時頃
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― 賢者の塔 ―
ちょっと、どうなってるのよ!?
[流星は振って来るわ>>65 隕石のようなレーザーは降って来るわ>>107
聖都の防御結界ももう限界に近かった。 賢者の塔まで飛んでこないのは不幸中の幸いと言うべきか。]
(139) 2014/08/23(Sat) 08時頃
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全く……聖都がこんな事になるとはね。
[そう言っている間にもこちら側のオーブに光が灯る。 ドナルドと通信を交わす事は出来ないが。
持ち主の危機になれば反応する程度の魔術は仕込んでいたのだ。]
……。
[魔法陣を作り出すと、転移魔術を発動させて。 彼らの元へ向かっていく。]
(140) 2014/08/23(Sat) 08時頃
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― 聖都 大正門付近 ―
……随分とまあ、派手にやったものね。
[激戦を物語るような爪痕。 大の字になっているドナルドを見ると、回復術をかけていく。]
これも壊れるまで、か。
[銃剣を拾い上げる。 「銃剣を正しく扱える様に仕立てられるのはフラウティア王国の銃剣技師だけだ。」と言っていた事を思い出しながら。 なんとか修復できれば、頼りになる騎士にはまだ動いてもらわないといけないのだから。]
(141) 2014/08/23(Sat) 08時頃
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[視線をアマト・カザミヤに送る。 目の前の彼は死んでいるのか。 それとも、昏倒しているだけか。
近くに落ちていた「王の錫」を手に取ると。 それはクラウディアに呼応する様に白く染まっていく。]
やはり、レガリヤは持ち主次第って事ね。 ……闇にも染まるとは。
(142) 2014/08/23(Sat) 08時頃
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流石、私の騎士様ね。
[ドナルドの治療を終えると。 転送の魔法陣を開いて。]
さあ、戻りましょうか。 今回の戦果は素晴らしかったわ。
聖遺物も回収できた事だし、ね。
[ドナルドと、アマトを連れて。 賢者の塔へと帰還していくのだった。]
(143) 2014/08/23(Sat) 09時半頃
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ありがとう、ドナルド。
一先ずは、次の指令があるまでは好きにしてて良いわ。 子供達もドナ兄の武勇伝を聞きたがっていたわよ?
[アマトの身体を魔術で先に私室へと運ぶと 彼女自身もそのまま私室へと歩んでいく。
何をするつもりかは問われてもそれには答えずに。]
(144) 2014/08/23(Sat) 09時半頃
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「王の錫」サンクティス、私にその力を示せ――
[かつて、自身が語った言葉>>3:234。 だが、この聖具を併用すれば或いは。 今まで出来なかった魔術の行使も可能になるかもしれないのだった。
いつの間にか、背には6枚の翼。 この状態になる事も、以前よりも簡単に出来ていた。
聖霊力が周囲に溢れ出す。 いくら汲み出しても底が見えない。 むしろ、汲み出す傍から溢れてくるその聖霊力に感嘆して。]
(145) 2014/08/23(Sat) 10時頃
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[闇の聖霊力を掻き集め。 心臓の周囲を補強させるようにアマトに埋め込んでいく。
これも、闇の聖霊力すら溢れさせる聖遺物があるが故だった。]
そういえば貴方。 「亀吉」にしては魔力のキャパシティーが低かったわね。
良いわ、私が力をあげましょう。
[これも初めての試みだった。 元より、魔術の才能は生まれ持ったキャパシティーと考えているのだから。
だが、これが実現すれば。 神聖十字軍はもっと強化出来る。 その思考は、ここ最近で聖都が何度も大いなる被害を被った時から生まれていた。]
(146) 2014/08/23(Sat) 10時頃
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妙ね…… どうしてこんなに闇の聖霊力と相性がいいのかしら。
[元々が「亀吉」だったとしても。 闇の聖霊力が馴染みすぎている。
クラウディアは知らない事実だったが。 暗黒神の代行者となり。 そして、死の淵にてさらにルゥ=カタストロスの祝福を受けたアマトの身体。 単純な魔力のキャパシティで言えばクラウディアとラディエルを除く枢機卿の面々と同格にまで成長していた。 それに気がつかないクラウディアがさらに闇の聖霊力で補強した結果。 アマトの力はさらなる高みへと昇っていく。]
(147) 2014/08/23(Sat) 10時頃
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今の貴方なら、地水火風も自在に操れるでしょうね。
ふふ、目覚める時が楽しみだわ。
[眠っている彼の頬を撫でて。 まだ目覚めはしないだろうが。
きっと教団の戦力になってくれる。 そう、ドナルドと同じ様に。]
(148) 2014/08/23(Sat) 10時頃
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……驚いた。 こんなタイミングで迎えに来るとは…。 こんな格好で失礼します。
[とはいえ、身体は指先一つ動かせないのだ。 それ程まで、身体中の骨は砕けて痛みと共に立ち上がることも出来ない。 例の物を回収した様子を見ながら、ようやく治療を施して貰えれば、ゆっくりと立ち上がる。]
クラウディア様の騎士たるもの、この程度の事こなせないでどうしますか…と、言いたいところですが、こんな化物の相手をするのはこれっきりにして欲しい。
[そう言って砕けた銃剣を拾い上げて、何かを思ってじっと見つめた。]
あぁ、戻りましょうか…。
[そう告げて転移の魔法陣にその身を委ねて。]
(149) 2014/08/23(Sat) 10時半頃
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―賢者の塔― [戻って来て子ども達の顔を見て、少しだけホッとした。 とりあえず好きにしていい…そう指示を出すクラウディアを見つめれば、アマトも一緒に連れて来た事を疑問にし…。]
今回は運良く勝てただけだ。 何をするつもりかは知らないが…トドメを刺しておかないと貴女の身を案じる仕事が増えてしまうんだが…?
[そう問い掛けても、返答は帰って来なかった。 そのまま私室に向かう様子に小さく溜息を漏らした。]
俺はお前の騎士だと言った…お前の命令じゃないなら、お前のそばを離れないよ。
[背中にそんな言葉を投げ掛けて、彼女を見送った。]
(150) 2014/08/23(Sat) 10時半頃
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[それから、部屋の片隅のテーブルに砕けた銃剣を置いた。 じっと見つめるが、修復が出来るとは思えない。]
肉親とは言え、魔力質というのが違うのに、強引に魔力を送り過ぎたな……。 あのバカみたいな重力もあって限界だったのだろうな…。 おやすみ…ブラックボルト……。
[さて、彼女の騎士たるもの、このままでは役立たずだ。 銃剣抜きではマトモに戦える気がしない。 いや、剣術は並の騎士に負けることはまず無いだろうし、銃の腕前だってどんな狙撃手にだって負けることは無い。 しかし……]
ここ最近会ったような連中と戦うなら…銃剣抜きでは次はおとなしく死ぬしかないな。 無尽蔵の魔力量……といっても魔法は使えんしなぁ。
[そんな独り言を楽しそうに聞く子ども達に気が付けば、小さく溜息を漏らして。]
すまない…疲れているから、少し休ませてくれるか?
[そう言って全員の頭を撫でて、ベッドに倒れこんだ。]
(151) 2014/08/23(Sat) 10時半頃
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いずれにせよ…武器はどうにかしなければならないな…。
銃剣じゃなくても…剣だけでもいいから適当に…。
[天井を見つめながら、さてどうしようか、と…**]
(152) 2014/08/23(Sat) 10時半頃
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[眠っている彼の意識に魔力を注ぐ。
レティーシャに行ったのと同じ神のキセキ。 ドナルドのように言葉で説得しなかったのは。 彼には守るものがそこまで無いと思っていたから。
シーパルの事を知って居たならばあるいは言葉で懐柔しようとしたかもしれないが。]
ねえ、アマト。 貴方のお兄様も貴方の親友も。
みーんな、クロス・オブ・メサイアに協力してくれたのよ。 だから、貴方も一緒に戦いましょう?
[偽りの記憶。 それを無防備に眠る彼に注いでいく。]
(153) 2014/08/23(Sat) 13時頃
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これで大丈夫かしらね。
[「王の錫」で増幅された魔力。 それをアマトに注ぎ込み。
やがて彼が目覚めれば神妙な表情で語りかける。]
起きたみたいね、アマト。 アマネとオスカーは残念だったわね。
[2人はクロス・オブ・メサイアのために生き。 そして、殉死したと言う偽りの記憶を植えつけた。
『断罪の子羊』とか数年前に行方不明になったとか。 都合の悪い記憶は改竄したままで。]
(154) 2014/08/23(Sat) 13時頃
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だからこそ、貴方は悲しんでいないで立ち上がらないといけないわ。
ほら、あれを見て。
[魔術の鏡で、闇の軍勢を映し出す。 その軍勢が迫ってくればまた、子供達が死ぬと語り。]
2人の分まで共に戦いましょう……ね。
(155) 2014/08/23(Sat) 13時頃
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新しい服も用意したわ。 遠慮なく使って頂戴?
[クロス・オブ・メサイアの司祭が着るような服。 上質の生地に、金糸で十字架や百合の紋章を腕や腰に描いたそれを示す。 そして、白金で作られた十字架。
服も装身具も、洗脳された頭には素晴らしいと映るであろう。]
(156) 2014/08/23(Sat) 13時頃
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― 旧王城 ―
そんな……唯物論的な話じゃないわ。
[暗殺者>>125の言葉に首を振り。 一度灯った光を隠そうとするかのように、少女の眼差しが険しくなる]
在るのは希望。失くしたのはそれ以外すべて。 そして希望も――もうすぐ尽きる。
[皮肉げに顔を歪めた少女に持ち掛けられたのは、意外な申し出だった>>127]
(157) 2014/08/23(Sat) 14時頃
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なに馬鹿なこと言ってるの? それでどうにかなる訳ないじゃないの。
[吐き捨てるように言って、ゆっくりと身体が傾きかけている暗殺者を睨んだ]
ああ……でも。 貴方が黙ってやられてくれるというなら、それは好都合だわ。 影に紛れ暗躍していた貴方が死ねば、さぞかし――
[焦点がぶれ始めた視線に、先程までのような見切りはもう不可能であると踏んで。 少女は一振りの黒いナイフを手に、悠々と近付いていく。 そして、その右手を振り上げ――]
(158) 2014/08/23(Sat) 14時頃
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――何?
[しかし、その右手は左手により止められた]
――――何よ?
[全身の傷に黒布を巻き、滑稽な操り人形のようになりながら。 それでも、指先までは操れぬだろうというように、左の指が右の手首へ喰い込んでいく]
……やめなさい! 「―――めて」
(159) 2014/08/23(Sat) 14時頃
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もうやめて……!
[搾り出すような声が、少女の喉から発せられた]
おじさんも、おかしなこと言わないで! ……おじさんが死んで、シーパルが嬉しいわけない。 そんなこと出来ないよ……!
[しかし、言葉では否定しながらも、ナイフは少しずつ暗殺者の胸部へ近付きつつあった。 動き掛けている少女の心を抑えようというように、黒の衣が締め付けを強くする**]
(160) 2014/08/23(Sat) 14時頃
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シーパルは、きっとおじさんの事、大切に思ってるよ……!
(161) 2014/08/23(Sat) 14時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 16時半頃
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[しばらくしてから起き上がる。 疲れは多少取れたようだが、まだまだ疲労は癒えていない。 部屋の外に出て、研究員らしき人物に声をかけて捕まえる。]
この塔、防御結界のようなものがあったな? あれは魔力を注ぎ込んで組み上げるようなものなのか?
[そうだと答える研究員の顔を見て、塔の外に視線を送る。]
魔力を注ぎ込めば、その分結界の力は強くなるのか? 臨海点とかは?相対的な魔力量で変わるのか?
[矢継ぎ早に問い掛ければ、既にクラウディアが魔力を籠めて結界は充分だと答えられた。 が、まだ固める事は理論上可能らしい。 最も、これ以上手厚くするために注ぎ込む魔力量は莫大な量が必要らしいが…。]
…そうか、その魔力を籠める場所に案内しろ。 別に特別な魔法が使えなくても、純粋に魔力を注ぎ込めばいいのだろう?
[戦闘の後にそんな魔力が残っているわけないとか、軽く笑われたが、いいから連れて行け。と、睨みを効かせれば、大人しく案内される。]
(162) 2014/08/23(Sat) 16時半頃
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[案内された先に辿り着けば、結界を作る機械らしきものを見せられて、そこに手を触れた。]
ここから魔力を注ぎ込めばいいのか?
[一息、間を置いた後に自分の中の魔力を注ぎ込み始める。 枯れることの無い魔力の泉、そんな風に言われた事がある。 銃剣を全開で使う程度の魔力を注ぎ込めば、結界はみるみるとその層を厚くしていって……。]
……ここには子ども達がいるんだ。 多少の事で崩れられたら堪らんからな。
[充分だろう。そう感じて魔力を注ぎ込むのをやめる頃には、賢者の塔の結界は幾層にも結界が重ねられた強固な護りを生み出していた。 その様子はクラウディア達にも気付かれるだろう。]
臨界点は無い…とか言ってたな? この倍程注ぎ込んだらこの機械…ぶっ壊れるぞ?
[あっさりとそんな事を告げて、暫く塔の中を歩き回る事にした。 クラウディアに会って次の命令でも受けて来ようかと、そんな事を考えながら…。 残された研究員達のざわめきにはまるで興味なさそうに…。]
(163) 2014/08/23(Sat) 17時頃
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― 賢者の塔 ―
[塔の防御結界がさらに強化された事には気がついていた。 大方、ドナルドだろうが。 それにしても……]
大した魔力の量ね。
魔術師として鍛えてあげたいぐらい。
(164) 2014/08/23(Sat) 17時頃
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[そんな事を一人呟いて。
残りの聖遺物の事を考えていた。 特に、「王の怒り」 おそらくは何らかの発動体をラディエルが持っているのだろうが。 それを相手に奪われてしまった際の危険性は半端じゃない。
ここまで結界で強化したこの場所でも持ちこたえられるかどうか。]
(165) 2014/08/23(Sat) 17時頃
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私はお前と話をしているのではない。シーパルの親友に向けてだ。
[先程から対峙している存在では無い。 それが宿として使われる事となった少女に向けて発していると、 焦点が定まらなくなりつつなる中、そこは違えるなと睨みつける]
(166) 2014/08/23(Sat) 17時半頃
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― 混沌の底 ―
『 …………コレで 満足か 聖霊術士 』
[…満足な わけないじゃないか。ルゥ。 死の暗黒に飲まれた中で、アマトの魂は悪魔の黒き腕に抱かれていた。 契約者にしか聞こえない悪魔の囁き。重厚で怖気も感じる、悪魔の声]
(167) 2014/08/23(Sat) 17時半頃
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『 ふん だから お前には無理と云った 慰みに 嘗ての様な汚れ仕事に手を貸したがな 』
[五月蝿い。仇も、友達の願いも晴らさないでいろて言うの]
『 暗黒神の力で ひとり聖都の光を皆殺しにしてから 天使も悪魔も 諸共殺して最期に死ぬ か 愚かだな 結局お前は 何かを為せたか 』
[…………。それは……]
『 愚か者相手でも 契約は契約だ お前の魂は俺が喰う… 』
(168) 2014/08/23(Sat) 17時半頃
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『 …が やめた 俺はこう見えても美食家だ 泥臭くて 不味過ぎて 喰えん魂だ 』
[…え? まさか契約を悪魔から反故にされた事に驚愕を浮かべた。 当然だ。悪魔に魂を食わせて、アマトの魂は永劫に苦痛。それを覚悟の契約なのに]
『 情けだ。 加護は 残しておいて やる。 契約はこれで打ち切り… 精々 死ぬ以上の屈辱を彷徨え… 』
[そして既に死んだと云うアマトに、一方的な契約破棄を通告された。 こいつは。ルゥは何を考えているの? アマトが混乱する間にも、黒き悪魔の声は遠ざかり。そして]
(169) 2014/08/23(Sat) 17時半頃
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[兄が、友達が、その、大切で苦しい記憶が壊れていく]
『 ねえ、アマト。 貴方のお兄様も貴方の親友も。
みーんな、クロス・オブ・メサイアに協力してくれたのよ。 だから、貴方も一緒に戦いましょう? 』
[暗黒神の。悪魔の殺戮で埋めていた胸の空洞が抜けて行き。 またアマトの心はスカスカの伽藍洞の様。抜け殻の魂に入り込むのは、まるで慈愛に溢れた母が子供に寝物語を聞かせている様に。 柔らかで暖かな光。それが心に浸み込んで行き…]
(170) 2014/08/23(Sat) 17時半頃
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― 聖都レグレシア/賢者の塔 ―
…………ん。うん…………。
[アマトの心臓は確かに破壊された。あの尋常でない化物相手に銃弾に穿たれ、確実に殺されたのだ。死が覆る事などと云う奇跡。まさか肉体蘇生に成功したなど、露知らず。 瞼が震える。闇の聖霊力が身体中の血液を駆け巡る。そして…覚醒]
(171) 2014/08/23(Sat) 17時半頃
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[アマト・カザミヤは此処レグレシアの大聖堂で過ごす敬虔なる信徒だ。 兄と自分は稀有なる聖霊術士。然し昔から闇聖霊の相性が良い所為で、周囲の目はあまりよくない。 それをクラウディア様は、実力を認めて、大切にしてくださっていた…]
……クラウディア様…………。
……兄さまは…………オスカー……は……。
[表情が翳る。涙は出ない。俯いて声を震わせる。教団の為に殉死した兄と友達の死に打ち震えている。 その姿を見ていたクラウディアは気づくだろうか。新たにクラウディアにより授けられた魔力キャパシティ、悪魔の加護により、アマト本人の資質は随分と向上していた。 然し総合的な力は恐ろしく衰えている。いや、何も感じないのだ、アマトから感じられていた怨嗟や怨念そして狂気。つまり、暗黒神ルゥ=カタストロスの混沌や暗黒が。 一度は死した身。暗黒神に契約を破棄された事で、アマト本人の資質があがる代わり、悪魔の力はもうアマトには残されていない故、総合の力はまた、唯の人間に過ぎない物へ戻った事に]
(172) 2014/08/23(Sat) 17時半頃
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……悲しんでないで…………。 …………クラウディア様……。
[そして魔術の鏡、クラウディアが闇の軍勢を映し出す>>155。 尊き光に刃向かう愚かな邪教徒の残存者共。ふけばふきとぶ反逆者共。]
子供達が死ぬ……二人の分まで共に……。
[クラウディアの、励ます様な言葉にアマトは緩慢な動作で首を縦に振る]
(173) 2014/08/23(Sat) 17時半頃
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[……嗚呼。別にどうでもいいな…… そんな事を思い浮かべながらだ。クラウディアが施した洗脳の隙間は、兄と友達を失くした喪失の穴埋めまでは施していなかった事。例え無理やりでも、既に「兄と友を失くしたがそれでも僕は光の為に最期まで戦う」と、アマトを完全な人形にしていた方が或いは]
クラウディア様……。 この美しい装い、司祭様の物ではありませんか? いけません、こんな神聖な方にしか許されない物。 とても僕が着て良いものでは…
[その上質な生地で編まれた司祭服、白金の十字架。 光に溢れた敬虔なる者にしか許されない司祭服だ。然しそんな者を、闇の聖霊使い、異端の異端に着せる訳にはいかない。 そう、敬愛するクラウディア様へ、慎ましい辞退の意を示した*]
(174) 2014/08/23(Sat) 17時半頃
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[黒いナイフ>>158に光は見えずとも、近付く気配と 口調から止めを刺しに来ているのは理解出来た。 だが逃げようとはせずに、薬の小瓶を強く握りしめる。
これはあの魔法屋が作ったものだろう。 その後の展開を知らぬ故、彼女が倒れた時に 若者が取りに向かった薬の幾つかと信じ。
少なくとも、あの時の少女の為に出されたモノなら 何かしら効果が出るだろうかと考える]
……ちゃんと、いてくれましたね。
[突然始まった他者から見れば1人芝居>>159>>160の様な ナイフの奪い合いに、呼び掛けていた少女の存在が 残っている事を知り笑みが浮かぶ]
(175) 2014/08/23(Sat) 17時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 17時半頃
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ありがとう……君がシーパルの友でいてくれて……良かった。
[必死の叫び>>160>>161に応えれば言い訳になる]
良い父には恵まれなかったが、良い母と良い友に恵まれた。 私は君に……お礼がしたい。
[闇が視界を覆い尽くす直前、近い腕を掴むと躊躇い無く 自らの胸を狙う様に力を込めて引いた]
薬のおかげで心の臓も案外適応するかも知れませんよ。
[冗談めかして切っ先をめり込ませながら、 蓋を開けた小瓶をおおよその予測で彼女の口へ捻じ込もうと 片手を伸ばす]
(176) 2014/08/23(Sat) 17時半頃
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口移しが一番確実ですが。私は妻に操を立てておりますので。
[果たして小瓶は彼女の許へ届いたか。 効能がいかなるものか。 全て判らぬまま刃は胸の奥へと突き刺さる]
…っぐ…ふ…っ……。
[胸の奥から喉へと込み上げる熱。 随分と忘れて久しい感覚だった。 天使を愛しいと思ったあの時と同じように湧き上がる熱と、 あの時とは違う紅い命を溢れさせながら]
(177) 2014/08/23(Sat) 18時頃
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伝え……て下さい。母も、お前も……愛していると……。
[闇の視界に浮かぶのは、真白な心と紅い血潮の温もりを 持った愛しいひと。
王国の安定はクラウディア卿が約束してくれた。 新しい役割はドナルドが継ぐだろう。 ならば最後位我儘をと、少女が少女であり続けられる様に 願いを込めて伝言を押し付けた**]
(178) 2014/08/23(Sat) 18時頃
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刺客 博史は、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 18時頃
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……眼が覚めたようね。 良かったわ、貴方だけでも無事で。
[そう言って微笑むと。 服は辞退されたが、十字架だけは首から下げさせた。]
この十字架ね、クロス・オブ・メサイアの枢機卿クラスで無いと用意できないわ。 これを下げてるってだけで、教団の人間は貴方に手を貸すはず。 だから、これは下げて行きなさい。
(179) 2014/08/23(Sat) 18時頃
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さて、次の任務なのだけれど。
「王の座」ヘヴンズシート 「王の衣」シーザーズコート 「王の目」トゥルーサンライズ 「王の冠」クラウンオブゴルディオン
このいずれかを手に入れていらっしゃい。 アマトならきっと出来る筈よ。
[彼こそがレガリア探索の任務には相応しいと考えていた。 そして、闇の者もそれを求めるのであろうと。
不幸な事に、賢者の塔の資料では場所までは不明だったが故に。]
(180) 2014/08/23(Sat) 18時頃
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おじさん……!
[暗殺者の言葉>>176に、願いは通じたと安堵する。 しかしそれは間違いだったと、すぐに判明した]
――え?
[危うい均衡を保っていた右手に、加えられるもう一つの力。 それは狙いを過たず、暗殺者の胸に突き立った>>177]
お、おじさ――――んぐっ
[呆然と、開けたり閉じたりしていた口に、小瓶が捻じ込まれる。 不意を突いたように流れ込む液体に、少女の喉が鳴った]
(181) 2014/08/23(Sat) 19時頃
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かはっ、あっ……
[まるで急激に脳へ血が廻った、そんな錯覚の後に、信じられないほど思考が澄んでいく。 しかしそれに喜んでいられる状況ではなかった]
おじさん! やだ、なんでこんなこと……!
[ようやく自由になった手で、紅色の溢れる胸元を抑える。 けれどそれ以上は何も出来ず、おろおろと周囲を見回す]
(182) 2014/08/23(Sat) 19時頃
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だめだよおじさん、それは自分で伝えてよ……!
[ぶるぶると首を振る。 記憶を掻き乱す感覚はもうないけれど、そんな約束をする訳にはいかなかった]
ねえ、おじさん起きて! 誰か助けて……!
[必死に周囲の兵へ向け叫ぶ。 しかし、闇の衣纏う少女と表舞台に立つことのなかった暗殺者へ、手を貸す者は誰もいなかった]
どうすればいいの? どうすれば――
(183) 2014/08/23(Sat) 19時頃
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――――――
[その時。 少女は初めて、膨大な預言書の頁を、自らの意志で開いた。 古代語は意識の中で自動的に翻訳される。 それでも大半は意味のわからない記述を、一つ一つ読み解いていく]
……あった。 88ページ32行。 "彼の者にしか聞こえぬ声で悪魔は囁いた、 汝の欲望に忠実たれ、それを咎める者は汝以外にいないのだから"
――囁難の相《フェイズ・ウィスパー》
(184) 2014/08/23(Sat) 19時頃
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[意識のチャンネルを親友へ合わせる。 彼女が今どんな状況かはわからないけれど、少なくともこの状況を伝えなければ後悔する。 だから見えない糸の繋がる先へ、力の限り叫んだ]
(185) 2014/08/23(Sat) 19時頃
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早く来て! お父さんが大変なの!!
[長々と説明する余裕はない。 場所は思念を地図代わりに送り、後はどうにか間に合ってくれと願うのみ**]
(186) 2014/08/23(Sat) 19時頃
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な、んだと…!? ルゥ=カタストロスの妹だと?
いや、そんなことはどうでもいい!! 王の冠だな、詳しいことはわからねー、 けど、血が覚醒すればそいつは助かるということ把握したぜ。
まってろ、すぐに探してやる!!
[決意と共に羽を背に展開する。]
(187) 2014/08/23(Sat) 20時頃
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[研究所を出てまずは今一度聖都へ向かおうとした瞬間、どこからともなく飛んで来た一枚の白い羽根>>111に気付く。 それは消えてしまいそうな儚さを伴いながら、少女が自然と伸ばした掌へ。]
………これ、は、
[羽根はどこか温かい気がして。 恐る恐るそれに右手で触れようとした刹那、どこからか親友の声>>186がした。]
(188) 2014/08/23(Sat) 20時半頃
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[―嫌な予感に襲われ、背筋がぞくりと寒くなる。]
[思念として送られて来た場所へ飛んで行っては間に合わない。 日傘を構えると先端で空中を裂き、現れた裂け目に無我夢中で飛び込んだ。]
(父さん、デメテル……待ってて、すぐに……!)
[無理矢理空間を捻じ曲げるような荒業だがなりふり構っていられない。 二人のいるところから少し離れた空間に大きな亀裂が生まれ、そこから音を立てて降り立つ。
囲むように立つ兵士など目に入らず、赤い血を流す父とそのすぐ傍にいる親友の元へと駆けて。 ただ己の出来ることを考え、口を開いた]
(189) 2014/08/23(Sat) 20時半頃
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"天翔ける者の声を人々は希望と伝え、闇這う者の声を人々は災厄と呼んだ"
[白い羽根は少女が唱える癒しの力を強めるように、父の元へと再び飛んでいく。]
"ならば我は奏でよう。全ての者へ癒しを与える加護の音色"
[いつの間にか手にしていた黒いフルートをぎゅっと握りしめ、息を吸い込む。 何かしらの影響を受けていれば父の傷を癒せる保証はない。闇に身を浸した自分がこの回復魔術を扱えば、どんな反動が来るかは分からないが――それでも]
……亡き調和の王へ謳う。
(190) 2014/08/23(Sat) 20時半頃
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――安寧の輪舞曲、祈祷《ハルモニア》。
[争いの心さえ鎮める祈りが込められた音色が周囲へと響き、傷を癒していく。 今だけは何も感じず、吹き続けて。…この音であの陰りばかりの瞳をした少年も癒せたらどれほど良かったかと、おもう。
やがて吹き終われば力無く膝を折って、その場にへたり込んだ*]
(191) 2014/08/23(Sat) 20時半頃
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……シーパル?
[兵士たちのどよめきの変質で、状況の変化に気が付いた。 顔を上げ視線を巡らせれば、そこには待ち望んでいた白銀の少女>>189]
来て、くれたんだ……!
[彼女が奏でるのは癒しの音色>>191。 闇に属する者には縁遠きもの。 けれど、血を流す暗殺者の傍を護るように舞う羽根>>190に、今だけはその力が正しく働くことを祈った]
(192) 2014/08/23(Sat) 20時半頃
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シーパル!
[演奏が終わる頃、彼女は力尽きたようにへたり込んだ。 慌てたようにその傍へ駆け寄る]
ごめんね、無理させちゃって。 あたしが悪いのに……。 あたしのせいで、おじさん、こんなに酷い傷を負って。
[何かを堪えるように俯く。 ぐるぐる巻きの黒衣の下で、傷口が疼くような気がした]
(193) 2014/08/23(Sat) 20時半頃
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まずは、あの保管室だ!!
[少し前までいた保管室へと足を向ける。 そこしか心当たりが無かったのだった。]
(194) 2014/08/23(Sat) 20時半頃
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いや、それ随分と無茶振りますね、クラウディア様。
[与えられた十字架を素直に首へ下げながら、真顔の反応を返した]
今あげた三つは既に我らクロス・オブ・メサイアの物です。 兄がレガリヤの研究をしていたので覚えています。 つまり実質は、『王の衣』。 預言書ドレスコードとも呼ばれるアレを手に入れて来いと云う事ですか?
[微かに悲しい食い違いが存在する。クラウディアがレガリヤの在り処を知らぬはずがなく、暗に、このいずれか、では無く、我々が未だ所有していない『衣』を手に入れて濃いとピンポイントで指定されたのだと]
(195) 2014/08/23(Sat) 20時半頃
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[だが任務、クラウディア様直々の命令とあらば]
……アマトが光の元に確かに御名の意志を承りました。 次の任務は、ドレスコードの捜索及び入手。 恐らくは『王の剣』ともども… … ?
[確かに『王の剣』は反逆者の元にある。然し何処でそれを知りえた? 小首を傾げながらも、然しクラウディア様の意志に沿う為、その任務は開始された]
(196) 2014/08/23(Sat) 20時半頃
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――…尊き光の御名の元。 クロスオブメサイアの祝福とルンフィアの地に。
光 あ れ。
(197) 2014/08/23(Sat) 20時半頃
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―聖具保管室―
ああ、もうないよな!! 糞っ!! どこだ!!
[急いで確認するも見当たらず。 どうすればいいかと悩みながらも部屋を出る。 ヘクターの様子からして急いだほうがいいのは間違いないから]
(198) 2014/08/23(Sat) 21時頃
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あら、それは失礼。 何せ部署が違うから。
[縦割りの組織ってこういう時困るもので。 実際のところ、すでに此方側がある程度は手に入れていたらしい。
ならば残った一つをと言うのも自然な話で。]
そうね、『王の衣』を。 それと『王の剣』も探索して来ないとね。
任せたわ。
(199) 2014/08/23(Sat) 21時頃
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ルンフィアの地に光あれ。
貴方に、お父様《神》の祝福を――
(200) 2014/08/23(Sat) 21時頃
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ん? 焦っているのか俺は?? 馬鹿か、さっき王の座の傍にあるっていってたじゃねーか!!
[先ほどの言葉を>>132(>>3:86)を思い出す。]
焦るな、焦っちゃだめだ。 おちつけ、落ち着くんだティソ。
焦っていいことなど何も無い!!
[改めて翼をはためかせて飛び立つ。]
(201) 2014/08/23(Sat) 21時頃
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……大丈夫。 デメテルが気にすることではないわ。
[駆け寄って来た親友>>193にそう言って微笑むと、息を吐いて未だふらつきながらも立ち上がる。 やはり回復魔術は合わない。反動がこれだけで済んだのは助かったというべきなのだろうが。]
…周囲の兵士が攻撃意思をもう一度持たないうちに、とりあえず逃げましょう? 無駄に争っても利益は無いわ。
[先ほどの音色の影響か、兵士たちは皆武器を持つ手も下げてぼんやりと立ちすくんでいた。 ならばその隙にと提案してみるが、返事はどうだっただろうか]
(202) 2014/08/23(Sat) 21時頃
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―旧王城―
王の座っていったら王城だ!! む? この気配感じたことがあるぞ?
[旧王城に向かってくると感じたことのある気配を察知した。 寄り道をしている事態ではない気がしたが、 なぜか気になったため、足を運んだ。]
(203) 2014/08/23(Sat) 21時半頃
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弁士 仁右衛門は、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 21時半頃
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ええ……そうね。
[王の座に近付けない以上、この場にいる意味はなくなった。 シーパル>>202の提案に頷いて、その場を離れることとする。 ヒロに気遣わしげな視線を向けるも、周囲の兵が彼と同陣営である以上、ここから動かさぬ方が安全だろう]
(204) 2014/08/23(Sat) 21時半頃
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―賢者の塔・クラウディア私室前― [扉の横、壁に背を預けながら中の会話に耳を貸していた。 会話を聞きながら、少しばかり複雑な表情を浮かべて腕を組む。]
…………
[特段何かを口にすることはない。 意見を言うつもりはあるが、彼のいる中に入って口出すつもりはとりあえず無い。 研究員に聞いて、武器庫を覗いてある程度魔力を貯蓄するような武器は見せてもらったが、そのどれも目に止まることはなく、またその全てを結果的に破壊する事になった。
仕方なしに何の変哲もない鋼の剣を一つ預かり、それを腰に差していた。]
やれやれ…。
[正気の沙汰とは思えない、というのが実際の本音ではある。]
(205) 2014/08/23(Sat) 21時半頃
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[そして、シーパルと共に逃げる途上]
……あたしね。
[決意を籠めながら訥々と、少女は語り始める]
シーパルとまた逢えて良かったと思ってる。 ……すごく、嬉しかった。
だから、これからもずっと一緒にいられたらって思うけど……。 でも。 誰かの命を貰って生きるなんて、そんなことはやっぱり出来ないよ。
[ゆるり、首を振る。 先程あったことは明言はせずとも、察せられるだろうか]
(206) 2014/08/23(Sat) 21時半頃
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だからね……それよりも。 あたしは、あたしの《希望》を、みんなに伝えたい。 みんなに、本当の「信じているもの」を取り戻して欲しいの。
……それが、"あたし"がこの預言書を手にした理由だと思うから。
[そしてどう?と伺うように、シーパルの方を見た]
(207) 2014/08/23(Sat) 21時半頃
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― 賢者の塔・クラウディア私室前 ―
[扉が開いた。任務を受け、クラウディアの私室から出てきたのだ。 当然、その瞳は扉横で壁に身体を預ける人物に止まる。諏訪、殺し合い再びになるかと云えば、そうではなく]
…………? クラウディア様に御用事か。 僕はこれで…。
[礼儀正しくも小さく頭を下げて。そのまま素通りした。 髪も装いも相変わらず変わらない、その瞳に光が無いのも代わらない。然し彼の事を意にも止めずに素通りした。 既にクラウディアにより意識を施される時、彼の記憶は不都合故に封印されてたのだ。 そのままその姿は回廊の角へと消えていった]
(208) 2014/08/23(Sat) 21時半頃
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[去り際に父の元へ近付いて、彼にそっと囁く。 加護が無くなった今、自分の姿は認識されるだろうか。どちらにせよ小さな声で]
……お母さんから預かったものがあるの。 後で、また会いましょう。
[黒い翼から一枚の黒い羽根を抜き取る。それは母のものとは正反対の色。 自分と父を繋ぐ唯一として彼に握らせるとデメテルの後を追うように、日傘を開いて駆け出した]
……。
[デメテルが語る>>206>>207ことに耳を傾けて、時折相槌を打つ。 父の赤く染まった胸。…何となく察することは出来たが、それは声に出さず。]
――……それがデメテルの望みなら、私はそれに出来得る限り手を貸すわ。 ……貴方の素晴らしい願いを叶えるために。
[そこで一度だけ、言葉を切って]
(209) 2014/08/23(Sat) 21時半頃
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デメテルが成し得たその時に、命が消えても。
…貴女は、後悔しない?
[問いかけるシーパルの脳裏には、アマトの顔が浮かんでいた。
希望。本当に信じているもの。 今この世界に足りぬそれを各々が手にした時、世界はどう色付くだろうか――。]
(210) 2014/08/23(Sat) 21時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 21時半頃
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さてと……
[自身も動くべく。 『王の錫』を手に取ると、歩き出した。
私室を出たところでドナルドとすれ違うと。]
あら、どうしたの? 何か代わりになる武器でも探してるなら、私に許可とかは要らないのに。
(211) 2014/08/23(Sat) 21時半頃
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[扉が開かれて出てきたアマトの姿に、一度だけ視線を向ける。 殺し合いになるとは思っていない。 何が行われたのか、それは十分に理解しているからだ。
用事か?という問いには何も答えず視線を伏せた。 そうして立ち去ろうとした背中に、視線を上げることなく言葉を投げかける。]
お前は、本当にそれでいいのか? 今のお前が、本当にお前自身なのか?
[ただそれだけ、その言葉が届いたかどうかは分からない。 たとえ届いたとしてもきっと今の彼にはその真意はわからないだろう。 教団憎し、という心は未だに変わっていないのだ。 自分が教団に牙を向けることがなくなっただけで…。]
……――――。
[これで私室には彼女一人だろう。 一度だけ扉に視線を向ける。 どうせここにいるのは相手は気付いているのだろうから。]
(212) 2014/08/23(Sat) 22時頃
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[不規則に回避行動を取りながら、遠ざかる白衣に向けて水弾を放つも、結局は一発も当てる事ないまま、取り逃がす。>>6]
おいこら、逃げるな! 戻ってこい!!
[呼べど叫べど男がこちらへと戻ってくる道理はなく、白衣の後ろ姿は視界から消えた。]
……何なんだ、あれは? 火事場泥棒か何かか?
[異端者ならこちらの首を取りに来るはず――あの銃使いのように。 間違っても、初手から逃げは選ばないだろう。]
――そうだ。あの小僧に礼をしないとなあ。 それはもう、たっぷりと。
[いつしか魔の霧も薬の煙も晴れ、ゆっくりと背後を振り返った。]
――あ?
[前方、無人。後方、無人。左右上下――無人。]
(213) 2014/08/23(Sat) 22時頃
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弁士 仁右衛門は、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 22時頃
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[次いで出てきたクラウディアに視線を向ける。 壁からは離れて、それでもふてぶてしく声をかける。]
クラウディア様の洗脳がどれ程の物かは理解している。 だが、何がきっかけで洗脳が解けるかなど分からないぞ? そうして、洗脳が解けた時、もう一度アレと戦えば、銃剣を失った俺では100%勝てない…。 …つまり、お前を護ることなど出来ない。
[彼にトドメを刺さなかったことを暗に追求するように…。]
お前の騎士が俺一人では不満か?
(214) 2014/08/23(Sat) 22時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 22時頃
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[シーパルと父との一時を、声は聞こえずとも見守った後。 共に城の出口へ向け駆け出しながら、言葉を交わす。 シーパルの承諾>>209に、顔を綻ばせ]
ありがとう。 あたし一人では無理かもしれないけど……二人なら、きっと。
[言葉を切る親友。 そして投げ掛けられた問いに、一呼吸分の間を置いて答える]
(215) 2014/08/23(Sat) 22時頃
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しないよ。
[眼差しは真っ直ぐに、親友の真紅の瞳を見詰めていた。 彼女の言葉の裏に、如何なる思いがあるかはわからないけれど]
だって、ここでこうしているのだって、まるで夢みたいなんだもの。 もう一つ、夢を叶えてから逝けるなら――それは本望だよ。
[浮かぶ表情に悲壮さはない。 むしろ、命を賭した願いにそぐわぬ、無邪気で純粋な笑みがあった]
(216) 2014/08/23(Sat) 22時頃
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[二人の逃げる先、もしも野外の劇場があったなら。 そこが少女の、最後の舞台]
(217) 2014/08/23(Sat) 22時頃
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二つの気配が離れていく?? どうする、追うか??
い、いや、今は王の座、違う王の冠が優先か!?
(218) 2014/08/23(Sat) 22時頃
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貴方の働きに不満がある訳ではないわ。 ただし、それとこれとは別。
彼には聖遺物を探してもらうって任務とね。 もう一つ、大事なお仕事があるのよ。
[銃剣を失ったと言う彼に頷いて。 何かあれば良いのだけれどと、少し考えてから。]
この塔には珍しい武器や強化された武器もあるわ。 その辺りを探すのも良いんじゃないかしら。
(219) 2014/08/23(Sat) 22時頃
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アマト君が今裏切れば、その時は私が殺すわ。
まあ、そうなる前に。 早く力を手に入れて欲しいわね、私の騎士様。
[どこか冷たい印象を与えるかもしれない言い方で。 尤も、ドナルドの事は信用はしているのだが。]
(220) 2014/08/23(Sat) 22時頃
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私はちょっと、一度大聖堂を見てくるけれど。
まだ武器が用意できていないなら今回は護衛は要らないわ。
[それでもついて来るのならば止めはしない。 魔法陣を展開させると、いつものように転移魔法を詠唱して。]
(221) 2014/08/23(Sat) 22時頃
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アマト!? 力を貸してくれるのか!
[頭に響く声、それは今がチャンスとの声だった]
(222) 2014/08/23(Sat) 22時頃
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[角へ消える直前、不穏な言葉を吐いた見知らぬ男に振り向く>>212。 その表情は不快気。眉間に皺を寄せて睨んでいる]
……………………意味が分からない……。
[本当にそれでいいのか?いいに決まっている。 クラウディア様に導かれ、メサイア教団の、ひいてはこのルンフィアの地に、父なる神の大いなる祝福を訳隔てなく広げる道。そんな尊い行為に何の不満があるのだ。
…不穏分子か。クラウディア様のやりかたに異議を覚えるなんて…。 隠れ邪教徒か?いや、然しそんな愚か者をクラウディア様が唯で野放しにするわけがない。何か崇高なお考えがあるのだろう。 もし次に不穏な様子を見せたら、僕が殺そうか。そんな物騒な事すら考えながら、その姿は賢者の塔から外へと出て行った]
(223) 2014/08/23(Sat) 22時頃
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…そうか、何かあった時は自分で対処するっていうなら言うことはないが…。
[それでも不満な表情は全く崩していない。]
それでもあれは強敵だぞ…。 ……別にお前の心配をしているわけではなく、お前が死んだら困るんだよ。
[そう言って視線を一度だけ逸らす。]
あぁ、そうだ、確かにここにはいい武器が大量にあった…が、俺が扱えるようなタイプの武器は無かったな…。
[護衛はいらない、そう告げる彼女に一度だけ溜息を漏らした。]
早く力を……ね…、当てがないわけではないんだが…。 フラウティアにあった物をどうしたんだ? 特にフラウティア王の所持品…心当たりがあれば教えて欲しい。
[自分の記憶と勘が正しければ、おそらくそこに自分の武器があるはずだと…。]
(224) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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闇の光翼、最大出力!! 一気にぶち抜く!!
右だな、了解した!!
[頭に響く声にしたがって駆け抜ける。 目的地ははまもなくだった]
(225) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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[聞いた覚えのある少女の声は悲痛なものだった>>182>>183 薬が聞いたのか、他に理由があったのか。 だが知った声にホッと息を吐き出す。
良かったと言ってあげたかったが、 唇を動かす力も残ってはいない]
…………。
[視界だけでなく、意識も闇に沈みそうになるそんな中で、 美しい音色が聴こえて>>191、 浮上はしないが沈む意識が一瞬止まる。
似た様な音色を何処かで聴いた気がする。 鏡の様な湖面に浮かび、唄っていた天使]
(226) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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― 聖都 旧王城付近 ―
[クラウディアの命を受けたアマトは、まず旧王城に足を向ける。 なんて事は無い。手掛かりは皆無に等しい故にだ。 アマトの記憶が確かならば、『邪教徒の何者か』が、大聖堂でレガリヤを強奪した事件がある。
…ならば、邪教徒共の狙いは、レガリヤ。
レガリヤでレガリヤを釣る。恐らくは、何の手掛かりも無い現状ならば最も合理的な捜索方法だろう。 然しクラウディア様に態々レガリヤの借与許可を申請してお手を煩わせる訳には行かない。あの方にはより沢山の人々に優しき救いの手をのばし、闇の邪教徒共には厳しき光の裁定を与えなければならないのだから、そんな些事には構ってはいられない。
…故に旧王城。レガリヤを知る者なら、最も有名な不動のレガリヤ。 『王の座』は、王が君臨せし場所に常しえにあり。だからだ]
(227) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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フラウティア王の所持品?
ええ、聞いた事あるわ。 確か……旧王城にあるそうよ。
場所は――ね。
[転移魔法を使う前に。 目の前の彼に旧王城の場所を示し。]
(228) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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[真っ直ぐに自分を見つめるまなざし>>216を見つめ、ふっと口元を綻ばせた。 昔のような笑みと言葉に小さく頷き]
……そうね。
―――貴女の願いも夢も叶える為に、私も頑張るわ。 それが今の私の夢。
私の命もどうせ長くはない。それなら、デメテルと共に散りましょう。
[それはあまりにも純粋で。 大きな爆弾を抱え込んだ誓い。黒に染まった子供の、真っ白なほどにひたすらな。]
(229) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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…行きましょう。
世界を壊すんじゃない。正すのよ、あるべきところまで。
[デメテルの手を握り、真っ直ぐに見つめてそう言った]
(230) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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―幕間・過去の記憶― [それは騎士団に入る事が決まった前日だった。]
明日…?陛下の謁見室に? 俺、何かまずいことしたっけ、父さん?
[明日の朝、謁見室に顔を出すようにと、陛下に指示されたと父に伝えられた。]
『何を言っているんだ。 明日はお前の誕生日、そしてお前がフラウティア王国騎士団に入団する日でもある。 陛下は次期クロード家の当主、つまり次期騎士団長となるお前に誕生日兼入団プレゼントを用意してくれているそうだ。 それが何かは秘密だが…騎士団員としてありがたく頂戴してこい。』
[首を傾げる。プレゼント…一体それがなんなのかは分からない。 だが、いずれにせよ、入団式もあることを考えればいずれにせよ謁見室にいく必要はある。 ただ、それが他の騎士団員よりも少し早いというだけで…。]
わかったよ、父さん。 陛下がわざわざ俺にプレゼントだっていうんだ。 ありがたく頂戴して、この国のために働くさ。
(231) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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|
シーパル……。
[共に散る。 その言葉>>229には眉を下げるけれど、先に決断した少女は、止める言葉を持たなかった。 手を握り、真っ直ぐに向けられた決意>>230へ。ただ、頷く]
(232) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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。
[血で染まった唇が無意識に動いて何かを呼ぶ。 応える様に誰かに声を掛けられた気がして、眠りそうな 意識を無理に引き摺り起して目を開いた]
…………。
[薬の副作用と流れた血のせいで暗い視界の中で浮かぶ 白い天使>>209 ───いや]
(233) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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……シ……パル。
[同じ姿だが見間違える筈は無かった。 やっと逢えた初めて逢えた子の名前を呼ぶ。
渡されたものが何かを判別出来るほどの感覚は無く。
ただ我が子の声に微かに頷きを繰り返し、 彼女が立ち去るまで何とか意識を保つのがやっとだった]
(234) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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[しかし、その約束は果たされることは無かった…。 その日の夜、フラウティアは戦火にまみれ、一夜にして王国は滅びの道を辿った。 陛下から受け取るはずだったプレゼントとやらは、結局貰うことなく。]
父さん!俺も騎士団員なんだ!一緒に戦う!!
『バカを言うな!お前はまだ騎士団員ではない! それでも騎士としての役目を全うしたいというのなら…。』
[父が指差したのは小さな子ども達や、身体を震わせる一般人達。 王国の騎士としての、国民を守れ、暗にそう告げるようではあった。 だが、本音は違うのだろう。 自分の子どもを死なせたくない父親が、体のいい逃がす理由を作ったに過ぎないんだ。]
『これを持っていけ。未来を…頼んだぞ。』
[父から、後に父の形見となってしまう銃剣ブラックボルトを受け取ったのはその時だった。 そうして結局、自分に出来ることは、僅かに残った子ども達を護るために戦いながら、逃亡することが精一杯だった。]
―幕間・了―
(235) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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― 最期の舞台《ラストステージ》 ―
[そうして二人、辿り着いた舞台で。 少女は裾をつまみ、無人の観客席へ一礼すると、その場でくるりと回りながら唱えた]
黒衣の預言書《ドレスコード》、モードチェンジ――正典進行《カノンコード》
[少女の言葉に応じ、黒衣《ドレス》がその形態を変える。 引き摺る程のロングドレスから、裾と袖の短いワンピースへ。 それは親友の纏う服とも、どこか似た意匠だった]
(236) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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[減った分の布地は紙へ変じる。 ただし今までのようなバラバラの紙片ではなく――横に長く連なった蛇腹折として]
変奏《トランスミューズ》!
[そして紙に記された古代文字もまた、形を変える]
[五線譜に並ぶ音符として]
(237) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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預言書の内容を楽譜に変換したの。
題して――協奏曲最終楽章、希望の正典《カノン・スペランツァ》。
[ぱたん。蛇腹折を両手に挟み閉じると、それをシーパルへ向けて差し出す]
共に――
……いえ。
(238) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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一緒に演奏《うた》おう、シーパル!
[微笑みながら、親友を誘う。 この身に血が流れていたなら、きっと頬が紅潮していたことだろう]
(239) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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―現在・賢者の塔クラウディアの私室前― [過去の記憶が一瞬に過って思い出す。 あの時は分からなかったが、今なら何と無くわかる。 その前にも、陛下の命令で自分の魔力質や魔力量、手の形などを真剣に見ている人がいた。]
旧王城……分かった。 それならまずはそこに行ってみるとしよう…。
心配せずとも…お前の騎士に相応しい力を取り戻して来る…。 きっと取り戻せるはずだ…。
[探すべきは銃剣。 他の誰でもない。世界で唯一人、たった一つ。 もう二度と手に入ることはないであろう最後の銃剣。
銘は何というのだろうか? どんな力があるのだろうか? どれだけ効率良く使いこなすことが出来るのだろうか?
今はただ、その勘が正しいと信じるだけで…。]
(240) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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[心残りが消える。 我が子を見る事が出来た。名を呼べた。 我が子を親友と呼んでくれた少女は再会出来ただろう。
国を憂う必要さえ無くなった]
(241) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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― 旧王城 内部 ―
[随分と王城が破壊されていた。まさか既に邪教徒は侵入していたか>>42 然し既に戦闘の気配はない。既に逃げられた後か]
……あなた達は、王城の警備兵ですか。 武器を降ろしてください。 僕は枢機卿クラウディア・リーズ・エリサ様の命を受けし者。
この十字架はクラウディア様の加護の象徴です。
[新たな敵かと、残された旧王城の兵はアマトにも武器を向ける。 然しアマトが白金の十字架を見せる。それだけで兵達は確かに、あっさりと武器を下ろした]
(242) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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────……ぷつり
[身体の回復よりも早く、 張り詰めていた糸が切れる音が聴こえた気がした]
(243) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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[彼ら兵士は、遠巻きにひとりの男を囲っていた。 暗殺者だろうか。闇に生きる影者の姿の様子だが、邪教徒と云う訳では、無い様子だ]
……これは……回復術式を施した後はありますが。
随分と損傷が深い。 この王城で何があったのですか?
ご安心ください、僕はクラウディア様の命を受けた者です。
[意識も絶え絶え、その身体は赤く濡れている。そんな暗殺者の男に、アマトは意識を確かめる様に声を掛けた>>234。 これは、随分と傷が深いが、まだ間に合う?生きるも死ぬも彼の気力次第の様に見受けられた。
彼を覗く少年の表情は、光さえ消えていれど、記憶に重なるものがあろう]
(244) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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― 大聖堂 ―
……ひどいものね。
[激闘の爪痕を残した場所。 いずれは再建する事になるのだろうが。
次から次へとやってくる闇の攻撃。 そして、光側の反撃。 すっかり、荒れ果ててしまった大聖堂の入り口で一人呟いていた。そういえば、ラディエル聖下はまだ戦っているのだろうかとそんな事を考えながら大聖堂の中を歩んでいく。]
(245) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 22時半頃
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[然し、彼の表情を見て気付く。 嗚呼、もう彼は。
既に身体を苛む傷の痛みは熱く激しいだろう。 それを乗り越えるにも、彼は。 まるで何か大きな事をを成し遂げた後の様な満足そうな表情で。
…いっそ。このまま逝かせるべきか?]
(246) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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(玉座の上っ!!
[謁見の間を目指す……。 声は出さずに出来る限りの隠匿をかけながら]
(247) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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ありがとう……愛している……フェリシア……シーパル…
[何処へ飛んで逝こうとも、これだけは離すまいと 煙管でも暗器でもなく、黒い羽根だけを握りしめて]
(248) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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――あら、こんな所に不審者が。
[白衣を着た見た事も無い男の姿>>91 いつでも『王の錫』を取り出せる準備は構えつつ。
光の翼を展開して彼に語りかける。]
こんなところで、いったい何をしているのかしら。 混乱に乗じて、大聖堂でまだ何かするつもりなの?
[周囲の壁や柱の一部にはヒビが入り。 かつての面影もあまり残っていないが。
それでも、それなりに思いいれはあったのだ。]
(249) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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―旧王城前― [人の気配が多い…。 アマトと異なり自分がクラウディアの騎士である事を証明する物はない。 であれば、中を探索する方法は…]
皆殺しにして強行突破……と、銃剣があればそうするんだが…。 今回はその銃剣を探しに来たわけだしな…。 それに、戦闘をする必要性は全く無い。 ただの探し物だ…よって、選択肢は……
[そう呟いて、魔力を貯めた左手を掲げて小さく唱える。]
ブラックカーテン。
[存在、気配、そういった物を完全に消し去る魔法。 暗殺者の自分にとっては最も重要な魔法だ。 今回はこれで十分だ。]
(250) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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― 最期の舞台《ラストステージ》 ―
[無人の舞台。そこが二人の最期の場所だ。 黒い翼を大きく広げる。ポケットから取り出した指輪を宙へ差し出すと、どこからともなく現れた黒い羽根たちがそれを包み込んで再び影へ沈む。
親友の衣装は変わり>>236、布が変じた紙>>237を少しだけ見つめて]
――私の母。貴女は逃げなかった。
[翼をもがれ迫害されても、彼女は最後まで愛することを止めず。]
――私の父。貴方は母を愛し抜いた。
[腕を組む。まるで祈りのように]
(251) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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――私の親友。貴女は負けなかった。
[少女と親友の周囲を淡い光が包む。 それは闇の者に害を与えぬ加護。母の最期の導きが、二人を明るく照らしていた。]
……ええ、勿論。
[差し出された希望の正典《カノン・スペランツァ》を両手で受け取って。 微笑みを浮かべ、少女も応えた。]
(252) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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一緒に演奏《うた》いましょう、デメテル!
[刹那、日傘はヴァイオリンへと変わる。 今までのどれよりも晴れやかな笑顔を浮かべて、親友との協奏《オモイデ》を歌うように。]
本当の希望を。本当の幸福を。
……例え救いが無くとも。皆が心から笑える世界へ。
[デメテルと同じタイミングでヴァイオリンを奏でる腕を動かして。小さく呟いた。]
(253) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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未来《カーテンコール》へ、私の全てを捧げましょう。
[それはその言葉の通りに、少女の体内に満ちた聖霊力を全て使う演奏。
世界中に響くように。
傷を癒し、大事なものを思い出せるようにと願いながら、命全てを使い親友《デメテル》と奏で続ける――。]
(254) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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[手放そうとした意識に誰かが割って入る>>244 辛うじてクラウディア卿の名が聞こえ]
……きみ…は……。
[閉じた目を開くのは恐ろしく億劫だった。 だがクラウディア卿が傍にいるなら義理は果たすべきと 見開いた目に……亡霊>>244を見た]
は、はは……最期に…罰が来たか……。
[力無く見せる笑みは場違いなもの。 だが自分にはある意味納得出来るものでもあった]
(255) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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・・・とことん不審者扱いか・・・ いや、状況考えりゃ仕方ないんだが。
[かけられた声に溜息を吐き、 振り向いてみればなにやら翼を出した女性が…]
・・・えーと。 薬の営業かね・・・今の所売れ行き0だが。
[暫し思考が停止した後、答えて深く溜息を吐いた。 ・・・怪我人ぐらい居るだろうと思って営業に来たのに、 見る物と言えば死人に瓦礫・・・]
・・・アレか。此処だと直ぐ治療するから薬は不要とかそういう事なのか・・・
[正直、ここ暫く普通の女性を見ていない気がするわけで。 目の前の女性に関しても、人間かどうか疑い気味であった。]
(256) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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…………ば、つ……?
[首を傾げるが、当然だ。彼は日影に生きる者。 恐らく数え切れない血を浴びた罪もあろう、然しその場違いな笑みを見ていた。 多分、知らない誰かを浮かべたのだろう。そう思いながら]
必要なのは、生きる為の救いですか……?
(257) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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薬の営業……?
生憎だけれど、間に合ってるわ。 やはり、怪しいわね。
[教団本部に薬の営業だなんてどう考えても怪しいに決まってる。 そう判断すると、右手を掲げ。
ミナカタの周囲を魔力で精製した光の剣が取り囲んでいた。]
(258) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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何が目的なのか、話す気がないんだったら。 このまま死んでもらう事になるわ。
[翼を生やしたままで、相手の反撃があればいつでも防御を発動できるようにと。]
(259) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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それとも 夢 ?
[それは暗に介錯。瞳を開く事すら既に出来ぬ身に。 安らかな夢に付くか、それとも生きる為の助けを欲するか。少年が嘗ての罪の顔をして問いかけた。
何処からとも無く世界に響く、癒しの奏でが流れる中で>>254]
(260) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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[首を傾げる様子>>257にも微笑は変わらない。 理由無き確信を持ちながらも、説明する力も詫びる力も無く]
……。
[問い掛けにゆっくり首を横に振るだけが精一杯だった]
(261) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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[親友が黒き翼を広げ、祈るように手を組んだ。>>251 淡い光の加護が、まるで愛しい娘を見守るように、二人を包む。>>252]
[親友が手にしたのはヴァイオリン。>>253 指揮者はいないから、二人で目配せして、息を合わせ。 この街へ、国へ、世界全てへ伝われと、願うように歌い始める]
(262) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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"はじめに闇があり そして光が生まれた"
"闇の中に震える者たちは 光の眩しさに手を伸ばした"
"光射す方角へ進め さすれば救いは得られんと"
"空を飛べぬ人間は そこに辿り着けぬというのに"
(263) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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[少女に音楽の心得はない。 歌うのが好きだったとか、その程度。 それでも、他に想いを伝える術を持たなかったから。 親友の、豊かな音色へ合わせるように。 旋律へ変換した情報で体を操り、温度のない喉を震わせ謳う]
(264) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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何が目的って言われてもなぁ・・・ 荒事起きてそうだから、薬の需要が有るかと飛び込みで営業に来てみたってのが本音なんだよなぁ。 正直、俺に他にできる事有る訳でも無し。
[・・・『誰のための薬か』と言う事は、敢えて言わない。 光も闇も区別しない自身の在り方は、天使からすりゃ激怒物だろうし。 そんな事を考えながら、どうした物かと考えて。 ・・・切実にどうした物だろうか。この光の剣の対処法。]
(265) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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"苛烈なる光に灼かれた者"
"終わらぬ祈りに疲れた者"
"得られぬ救いに苛立つ者"
"立ち止まり周りを見てください"
"心安らぐ闇は いつもあなたの傍にある"
"日傘のように柔らかな影を あなたにも差し出してくれるでしょう"
(266) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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[ぐらり。傾いだ体を、上から引っ張るような力が受け止める。 薄く目を開けて、少女は気付いた。 ――浮かんでいる。 否、黒衣が無理矢理にでも少女を立たせようと、空中にその位置を固定しているのだ。 それはまるで、黒い翼に体を支えられているように見えたかもしれない]
(267) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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"あるいは希望を亡くしたという者も"
"気付いてください 温かな眼差しに"
"それは遥かな高みにあるのでも 正義の名の下に注がれるのでもない"
"あなたの隣に"
"あなたの記憶に"
"あなたのまだ見ぬ未来にあるのです"
(268) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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[黒衣の預言書《ドレスコード》を担う者――またの名を、憂鬱を謳う詩人《ブルーバード》。 けれどその顔に今、憂いはない。 喩え歌い終えた先が、避けられぬ死であったとしても]
[希望はすぐ傍にあると。気付いて欲しいと]
[青い鳥《ブルーバード》は、歌う*]
(269) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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[ゆるく、首を横に振る。既に声を出す力も残されていない>>261]
……これ。借りるよ。
[そうして名も知らぬ暗殺者から取り上げたのは、彼の武器。 糸状の何かは扱いづらく、刃の暗器を手にした。妙な匂いがする、毒か? 後はアマトの腕次第。苦しまずに逝かせる事だけ]
(270) 2014/08/23(Sat) 23時半頃
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最期に。祈っていてください。
神様じゃなくて良い。 教団や国の未来なんて大層じゃなくて良い。
唯……ひとりふたりの……。
(271) 2014/08/23(Sat) 23時半頃
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では質問を変えましょうか。
貴方は光と闇。 どちらの味方かしら?
[微笑んで問いかける。 目の前に相手に、正直に答えれば許して貰えるのではないかと錯覚させてしまいそうな作り笑顔で。]
(272) 2014/08/23(Sat) 23時半頃
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大切な人を浮かべて 祈って ―――。
[彼は最期に誰を浮かべただろうか。 そっと掲げた刃は王城に差し込む微光を鈍く反射し……*]
(273) 2014/08/23(Sat) 23時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 23時半頃
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・・・
[その質問に、くすりと笑う。 ・・・多分、答えた時点でこの剣は自分に向かってくる。 だったら、取るべき対処法は・・・]
どっちでもねぇよ。 客の味方だ。
[そう宣言して、効果の残っている脚力強化も使って後ろへと跳ぶ。 光の『剣』ならば、刃に刺さらねば無害だろう。 そして、光の『熱』で焼く剣ならば、耐熱の魔法薬で防げるだろう。 ・・・最も、耐熱の魔法薬を飲む時間が稼げれば、だが。 それらを暫し考慮したうえで、取った選択肢は剣の隙間を抜ける事。 多少負傷はするだろうが、致命傷を負わなければいいと判断した結果だった。]
(274) 2014/08/23(Sat) 23時半頃
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|
[夢等>>260、そんなものはいらない。
愛する者との一時の邂逅と言う何にも代えがたい瞬間を手に入れた。 それだけで十分なのに。
己の罪を突き付ける様に亡霊まで現れて。
走馬灯を見ると言うが、実際に体験した者はいるだろうか。 そんな下らない事を考えるほど、心は凪いでいて]
(275) 2014/08/23(Sat) 23時半頃
|
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ぁ……り……とう……。
[慈悲の様に掛けられた声>>271>>273は何処までも澄んでいた。 大切な誰か。
浮かぶのは初めて姿を見た我が子。 そして少女。
…………そして……]
(276) 2014/08/23(Sat) 23時半頃
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[>>263>>266>>268親友の歌を最期だと理解していて。 ヴァイオリンを今までにないくらい感情を込め、音色を響かせる。]
――"絶望に心を浸しても"
[デメテルの歌の邪魔をしないように紡ぐ。 自分を助けてくれた少年。…彼にも、幸せが訪れるように。]
"命ある限り希望はある"
"思い出して、貴方が大事に想っていた人のことを"
"偽りに与えられた光ではなく、進むべき道は本当の貴方が望むままに――"
[聖霊力が勢いよく消耗されていく。 痛みに耐えきれず膝をつきかけたその時、背後から自分を抱きしめる気配がした。]
(277) 2014/08/23(Sat) 23時半頃
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――……かあ、さん?
[半透明に近い白い髪を揺らして微笑んでいるのはあの日の母。 母の手が左胸に触れると、不思議と痛みは和らいで。
…ああ。頑張れと言ってくれているのだ。 母の姿はすうと移動し、二人を見守るただ唯一の観客となる。]
(278) 2014/08/23(Sat) 23時半頃
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[迫害される未来に絶望した日も。
誰かを失ったあの恐怖に怯え泣いた日も。
人の温もりに触れて希望を抱いた日も――]
……父さん。
[最期に一度だけ、名前を呼んでくれた。 それは代えがたい喜び。涙が流れないはずの瞳から、一筋。涙が伝い落ちる。]
(279) 2014/08/23(Sat) 23時半頃
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幸福《キボウ》あれ。
(280) 2014/08/23(Sat) 23時半頃
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|
[――やがて演奏が終わった瞬間。
少女が最期に親友へ伸ばした手は届いたか。
倒れ込み瞼を閉じた少女の左胸から現れた二つの水晶は、アマトのもとへと飛んでいくだろう。]
(281) 2014/08/23(Sat) 23時半頃
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───……きみ…も……。
[どちらにも譲れぬ護りたいものがあった。 ただその譲れないものが同じで無かった。 それだけで生まれた幾多の悲劇は次の悲劇を生む。 その螺旋から抜け出せるように。
祈ったのは己が手を掛けた騎士へか。 それとも目の前の亡霊と同じ姿をした者へか。
空を切る音と同時に、祈りと共に息は吐き出された**]
(282) 2014/08/23(Sat) 23時半頃
|
|
そう、やはりね。
[予想通りの答だった。 剣の隙間を縫って逃げようとする彼へと追撃となる氷弾を繰り出していく。何者かは不明だが、この場で殺す。クラウディアの冷たい殺意は彼にも伝わるだろうと。]
(283) 2014/08/23(Sat) 23時半頃
|
刺客 博史は、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 23時半頃
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[無人の観客席へ、すうと腰を下ろす白い影を見た。>>278 その面影と、親友の小さな呟きから、それが誰であるかは知れた]
(――あの日、護ってあげられなくてごめんなさい)
(こんなあたしが言うのもおかしいけれど)
(シーパルと友達になれて、よかった)
[思念が伝わるかはわからない。 だからせめて、それらの想いもまた歌へと籠めて。 唯一人の観客へ、歌い続ける]
(284) 2014/08/24(Sun) 00時頃
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|
幸福《キボウ》あれ。
(285) 2014/08/24(Sun) 00時頃
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[ヴァイオリンと、二人の少女の声は。 最期に重なり、高々と歌い上げる]
[高揚と、心身共の消耗に、薬の副作用が追い討ちとなり。 白く霞む視界の中振り向くと、手を伸ばす親友の姿が見えた>>281]
[応えるように伸ばした手は、ふらふらとぶれて行き先が定まらない。 それを支えるようにしたものは、果たしてなんであったのか。 感覚もほとんど失くした指は、――それでも]
(286) 2014/08/24(Sun) 00時頃
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|
――つかまえ、た。
[ようやく、それが叶ったというように。 少女は微笑んで――]
[そして、《希望》は燃え尽きた**]
(287) 2014/08/24(Sun) 00時頃
|
|
[ケレブロンドは『銀の港』を意味する者であった。 港は貿易の拠点として、また漁業の拠点として多くの人が利益を求めて集まり、税により、莫大な富を築いた。 ――しかしながら、富は目を眩ませ、驕れる一族は、海魔の呪いを得た。 海は荒れ、病は流行り、銀の港を追い出されてなお、海魔は一族の血に宿る。 方々で解呪の術を求めど、それは叶わなかった――そして、一つの望みにすがりつく。]
これも全ては、聖具≪ガレリヤ≫を手にするまで。 願いを叶える、我らが呪いを打ち砕く、我らの悲願――。
[ケレブロンドは『財貨を至上とする者』になる。 決して仕事は安売りせず、欲する物を安く買わず、高く買わず。 財貨には誠実であれ。取引は公正であれ。 全ては、聖具≪ガレリヤ≫を手にする為。 財貨の『量』を増やせ、財貨の『信用』を増やせ。 その財貨こそが、聖具≪ガレリヤ≫を収める宝物庫の鍵たりえる。 だからこそ、一族は代を重ね、財貨を至上としてきた――だが。]
(288) 2014/08/24(Sun) 00時頃
|
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――気に入らぬ。 神々しく光輝く聖具≪ガレリヤ≫も気に入らぬ。 禍々しい闇蠢く聖具≪ガレリヤ≫も気に入らぬ。
[気に入らない理由はただ一つ――未だ聖具の価値に届かない、財貨の価値と信用。 だというのに、どこの馬の骨とも分からぬ輩の手にある聖具。 それが時代の節目を示すものと理解はすれど、一族が何代もかけて積み上げたものを嘲笑うかの様で。]
ならば私は法外な仕事を全うしよう。そして法外な報酬を求めよう。 我が一族の血の中を泳ぐ海魔を滅ぼす希望の為、海魔の力を存分に振るおう。 我らが一族の名が、『財貨の信を司る者』となるまで高めよう。 聖具≪ガレリヤ≫――正面から、堂々と、私のものにしてくれる……。
(289) 2014/08/24(Sun) 00時頃
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―旧王城・地下の宝物庫― [内部を探している途中でアマトを見かけた。 いつかあった少女も一緒だった。 そして、自分の腕と脚を斬り落としたあの男も…。
何かをやっている様子は見えていたが、自分には興味もなければ影響も無いこと。 むしろあの場に姿を現しても場違いであることだけは理解できた。]
何かあるとしたら地下…だと思ったんだが……
[宝物庫は流石に鍵がかけられていたが、鋼の剣でも充分こじ開けることができた。 ……宝物庫としてはいかがなものなんだろうか?
クラウディアが言っていたとおり、フラウティア王国にあったらしきものが多数存在していた。 最も星の冠までは見つからなかったが……。 今優先して探すべきはそれではない。]
(290) 2014/08/24(Sun) 00時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/24(Sun) 00時頃
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この箱……?
[そうして見つけたのは、50cm四方の中型の箱。 中を開けたいが鍵がかかっている。]
こじ開けられないか…或いは鍵でも落ちていないのか?
[そう思って辺りを見回したが、鍵らしき物はない。 仕方なくこじ開けようとして、もう一度箱を見るものの、そこに鍵穴はない。 代わりに魔力を注ぎ込む様な口が着いていて…。]
……これだ…。
[なぜか直感でそう感じた。 中から何か声が聞こえる気がする…。 開けて欲しいと、その手に担って欲しいと…。
そう、これが、自分仕様の銃剣であると言いた気に、その存在を知らしめる様に…。]
(291) 2014/08/24(Sun) 00時頃
|
|
[箱の口に手を触れる。 そうしてゆっくりと魔力を注ぎ込めば、すぐ様その鍵は解除されて…。]
開いた…。
[緊張しながらゆっくりと、蓋を、静かに、開ける。 それらしい物は他にはない。 あるとしたら、きっとこれだ…。 迷いはするものの、しかしそれでも着実に蓋を開いた…。]
(292) 2014/08/24(Sun) 00時頃
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銃剣……インフィニティッドスター…。
[開いて目に入った瞬間、その銃剣の名前が脳内に響いてきた。 枯れない泉の魔力を持つと言われた自分の為に作られた銃剣。
その色は、父と同じ漆黒ではなく、鈍く光る鋼色。 鋼鉄ではない…金属は一体なんだろうか? ただ、並々ならぬ頑丈さと、魔力転換効率を感じる。]
陛下は…これ程のものを俺に……。
[それだけ自分は期待されていたと言うことだ。 しかし、それだけ期待されていた自分は、今、祖国を滅ぼした教団の枢機卿の部下に成り下がっている。]
陛下…お許し下さい…私の愚かな選択を…。 全て終わった時、地獄でいかなる苦行も受け入れましょう。
だから今は……子ども達を、未来を、自分の正義を貫く為にこれを使うことを…お許し下さい…。
[箱を地面に置いて、そうしてその場で膝を折り、肩を震わせる。]
(293) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
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[陛下も、父も、きっと許してはくれないだろう。 それでも守らなければならないものがあるのだ…。]
これを…使わせていただきます……。 いつかきっと…フラウティアを取り戻してみせます…。
ですから、今は度重なる無礼を、どうかお許し下さい。
[騎士として、そう誓いを立て直し、ようやくその銃剣を手にとって握り締める……。
同時、魔力を注入してもいないのに、急激にその銃剣に魔力が貯蓄され始めて、銃剣の周囲に魔法陣が展開されて行く。]
な、なんだこれは…!?
(294) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
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・・・短気は損気とは聞くけど、短気が過ぎると殺気になるのか?
[飛んでくる氷弾に、思わずそんなぼやきが漏れる。 水の弾から逃れたら、光の剣に氷の弾。 此処で逃れたら一体何が来るんだか・・・]
…いや、そもそも逃げれんか…
[飛んでくる氷弾は避けられないと、右足で無理に蹴りつけて。 関節と足が痛む今、全力疾走は無理だろう。 覚悟を決めて向き直り、山葵煙幕を投げつけて。 煙に紛れてその中で、次の薬を手に持った。]
(295) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
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[ ――――――――…… 赤い ……>>282。
凪いだ心で眠りに付いた男を見て。何故か空虚な気持ちを覚えた。
「僕」も何処かで、この光景を見た。 光に灼かれた。 何も言わない。 最期に託された願い。
あれは誰の言葉で誰の願い。僕はそれを見て何を決意した]
(296) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
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|
『system all green 所有者の魔力属性を再確認。 認識を行います。 使用者、ドナルド・クロード、魔力質・確認。 魔力量・確認。 魔力転換装置起動、使用可能モードを再構築いたします。
初期設定、スタートレベル2、現在想定外の起動調整能力を再確認致しました。
―――使用可能モードの再構築を完了致しました。 制限ALL Clear 使用可能モードは次の通りです。』
[自動発動した銃剣がシステム音と共に、自らの身体を確認する様に調べ上げて行く…。]
(297) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
|
|
[もう嫌だ。人の死を見るのはもう嫌だ。 大事な人がいなくなるのは嫌だ。
……何故?今自分は、また人を殺したばかりなのに。
躊躇いも無く人を殺した。なんで?
そんな時に、心に淡く降り注ぐ様に聞こえてきたのは。 音が少しずれてる、だけど胸の中にふんわりと降り注ぐ。 柔らかな音色と歌と。 想い ?]
(298) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
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|
空を飛べない僕達(人間)は……。 太陽には辿り着けないのに……。
[豊かな音色、震える心、想いの刻みは心の願い]
心安らぐ闇なんて…… 僕はいらなかった……
優しい日傘を差し出してくれる人は もうどこにも……
[本当にいなかった?確かに求めた人はもういなくなっていた。 だけど本当にそれだけで全部が消えた? わけじゃ ない 。]
(299) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
|
|
[届いてる。聞こえてる、その心の奏ではちゃんと響いてるから>>277。 だから…忘れさせて。いっそ何もかも忘れてたいから!]
何も出来なかった。
僕は、独りじゃなにも。
もっと、楽で辛い道は知ってたけど。
でもっ……!!
[白金の十字架が軋む。心の振るえに揺らされて。 初めから理解していた。支える人、必死に呼びかけた人。 戻れる道は、心は楽になるけど辛い道はある。だけどそれを棄てた。それだけ]
(300) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
|
|
[自分にしか、それは出来ないから。 あの時、友達の最期の願いを聞いたのは自分しかいないから。
僕にしか、あの悲しみと呪いを晴らせる人はいないから…!
この命を投げ捨てても、例え死んでも。
もうそれ位しか、心が耐え切れる道は残されていないから。 そして死んだ。そして結局は何も出来ず殺された。 何で自分は生きている?死んだ人間を生き返らせるなんて、例え悪魔でも無理かも知れないのに
友達の願いひとつ叶える事もできない自分が なんで生きた。 誰の願いでこんな何もできない自分が生かされた!?]
(301) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
|
|
『 …………ト…さ…… 』
(302) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
|
|
[希望と幸福があります様に、そんな想いを奏でる歌に>>277 心が掻き乱される、意識と記憶が混濁して混在して混乱する]
…………え? 君は……。 [きゅきゅ。 ぷぅ…]
[そんな少年の膝元に、何か柔らかい物が擦り寄る。 黒い毛並み、赤い、目? うさぎだ。 意味の無い慰めの為に、友達の名前をあげた、黒いうさぎだ。随分ボロボロの身体だ、あの時戦闘の衝撃ではぐれたけど、生きていたのか。こんな所まで探しにきたのか。うさぎの背を指で撫でていた]
(303) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
|
|
……オスカー…………。
[光に灼かれて死んだ、大事な友達は最期に呪いを与えた。 何を考えても辛くて、残されたのは彼が指し示した復讐の道。だけど]
(304) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
|
|
[違う。最初から呪いなんて存在しなかった。
アマトの思いで、アマトの絶望で作り出した虚構の願い。 絶望の中に身を浸して、アマト自身の純粋な復讐が呪いの正体。 それは何故なら。だって。
本当の願いは。だって。最期の最期に。 オスカーが本当に告げていた願いは……]
(305) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
|
|
『 ……。
…………ト…さ……、…逃げ……。 >>2:417』
[……呪いなんかじゃない>>2:416。最期にオスカーが口にしたのは。 逃げて。死ぬな。生きろ。 そう。ならば悪魔に身を委ね死に落ちたアマトをまた生かした願いは。
他の誰でもない。最期に友達が口にした願い]
(306) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
|
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無駄な足掻きを……
[地水火風すべてを操れる魔術師クラウディア。
煙幕が来れば風を操ってそれらを吹き飛ばしていく。]
“euthanasia”
もう諦めなさい、そうすれば――
[光の翼が広がっていき。 ミナカタの身体を包みこむ様にして両側から侵食していく。
抵抗さえしなければ、光に包まれたままゆっくりと死んでいくだろう。]
(307) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
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――――… オス カッ ……!!!
[バキリと十字架は砕けて。渦を巻いた心は、優しい影の中へと爆ぜた。 もう思い出した。忘れてない、目の前で死んだ友達も、あの日消えた兄も。 待って、呼んでくれた、まだ支える事の出来る大切な存在の事も…!]
(308) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
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――――… ばか や ろ ………っっ!!!
[……僕は。 地獄から叩き帰されたんだね。
独りで何もせず死ぬなんて赦しません、そんな言葉が聞こえた気もした。 殴りたいのは、勝手に死なれたこっちなのに…*]
(309) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/24(Sun) 00時半頃
測量士 ティソは、メモを貼った。
2014/08/24(Sun) 00時半頃
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『使用可能モード GunMode、BladeMode、Mode Knight of the Round、Mode catastrophe、Mode World of End…… 以上、5タイプのモード変換が使用可能です。』
待て待て。 ちょっと物騒な名称のモードがあったぞ!? 俺の知らない…第五のモード変化があるって言うのか?
[自分の為だけに作られたモードなのかもしれない。 少なくとも、父の銃剣には備わっていなかった機能だ。]
『以上、初期設定を完了致します。』
[そう言って銃剣からのシステム音は消えた。 軽く魔力を注いでみるが、なるほど、異常なまでにスムーズに魔力転換が行われている。 早撃ちするためのタイムラグが短縮されそうだ。 しかも、握っているだけで相当量の魔力が吸収される。 その魔力が漏れるようなことも無い。
つまり、予め相当量の魔力を充電しておくことが出来ると言うことだ。]
(310) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
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こいつはまさに、俺仕様の銃剣だ。 持っているだけで魔力が消費される…魔力に制限があれば使い勝手が悪すぎるからな。
[そう呟いて銃剣を腰に差す。 腰に差しても魔力を吸収することを辞めることは無い。 おそらく、バッテリーのようなもので、限度いっぱいになったら流石に止まるだろう。
そのバッテリー容量も充分ありそうだ。 想定以上に充分すぎるほどの戦力補充になった。]
これからよろしく頼むな。相棒…。
[そう言って銃剣を軽く指ではじいた。]
(311) 2014/08/24(Sun) 00時半頃
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─ 大聖堂:中庭 ─
[ティソが、翼を生やして飛び去っていく。 王として天使に破れた、他でもない己の為に。]
…………ッ …………
………… ティ ソ …………
[────身体が、冷たい。 闇の衣が、一時的に出血を食い止めてくれているが。 男にも、着実に死が近づいている事が自覚できた。]
俺ァ………… 王として、失格……なのに……… ……… なんで…………
[王は敗れた。闇は、大いなる光の前に滅ぶだろう。 圧倒的な力の差に、心に満ちるのは、ある種の諦め。 なのに、ティソはあんなにも、懸命に────]
(312) 2014/08/24(Sun) 01時頃
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(──── まだ分からない? )
[黒の少女が問いかける。その姿は、もう朧気だ。]
( あの子は、貴方が「闇の王」だから 助けようとしてる訳じゃないのよ。 )
…………!
( もっとシンプルに。彼が貴方を助けたいのは、 きっと彼が、貴方を大切な人だと思っているから。)
(313) 2014/08/24(Sun) 01時頃
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・・・無駄だろうが試さなきゃ効果は確認できない。 実際、薬煙が通じないってのは分かったしな。
[くすりと笑って、飲み干すのは身体強化薬の試作品。 傷付いた足を無理矢理動かし、 目の前の天使目がけてタックル気味に突っ込んだ。]
・・・どうせ諦めたらそのままお陀仏なんだ。 だったら、死ぬまで足掻くだけだっ!
[頭を後ろにぐいと引き、全力で頭突きを打ち込んだ]
(314) 2014/08/24(Sun) 01時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/24(Sun) 01時頃
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(………闇の国々の為に戦え、なんて大それた理由よりも。 自分の大切なものを護るために戦う方が、 きっと、もっと身近で解りやすいんじゃないかしら?)
たいせ つな ………… もの………
( 貴方は、王である前に一人の人間でしょう? ……思い出して、仲間の声を。貸してくれた力を。
その力一つ一つを束ねることができれば……きっと。)
!!
[…………そして、男は気付いた。 王とは、ただ「強さ」によって成るものではないのだと…
仰向けに倒れたまま、ティソの消えた方角を、見ていた**]
(315) 2014/08/24(Sun) 01時頃
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さて、行こうか。 俺は俺の仕事が残っているだろうからな…。
[ブラックカーテンの起動はいつのまにか途切れていた。 先ほどの異常な魔力充填行為を攻撃行動と見なしたのだろう。 しかし、それに気がつかぬまま銃剣と共に旧王城の階段を登る。 内部で見つけたのは、まだそこにいたアマト達の姿。
視線だけ投げて、先ほどと同じように気がつかれてはいないだろうとたかをくくって、その場を離れるつもりで…。**]
(316) 2014/08/24(Sun) 01時頃
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ふうん。 なるほどね……
[彼の最後の抵抗をバックステップで回避すると。 周囲からは次々と氷の刃と光の刃が降り注いでいく。
緩慢な死ではなく、戦っての最後と言うのならばそれも構わないだろうと。]
(317) 2014/08/24(Sun) 01時頃
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了解した、信じるぞ。 いや、裏切られたってかまわねー!!
何をびびってんだ、ティソ……。 今やらないで、いつやるんだっての!!
[頭に響く警備体制のほころびを信じて。 そして自分の言葉、信念を示すために]
こいつは、貰っていく!! 闇の為でも、光の為でもない!!
ただ、俺の友人を救うためにだ!!
[王の冠を手にとると同時に闇の翼を最大出力で展開し、 同時に波動を全開で放ち道を創り出した。]
(318) 2014/08/24(Sun) 01時頃
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