212 冷たい校舎村(突)
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人
狼
墓
少
霊
全
リーに3人が投票した。
ナユタに1人が投票した。
リーは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
キーンコーンカーンコーン…………
(#0) 2017/03/20(Mon) 00時頃
最後のチャイムは、君たちに届いただろうか。
それは、校舎が崩れ落ちるのを見届けたかのように、
君たちを送り出すように、遠くに響いた。
君たちが、自らの居場所で目を覚ますのと、同じように。
冷たい校舎の”ホスト”たる君も、元いた世界を取り戻す。
(#1) 2017/03/20(Mon) 00時頃
────橘理一は、還ってきた。
(#2) 2017/03/20(Mon) 00時頃
生還、おめでとう。
苦しくも、確かな温度のある世界で、
どうか、君が、続いていけますように。
冷たい校舎の凍った時は、再び動き始める。
(#3) 2017/03/20(Mon) 00時頃
/*
それでは、約2週間ほど、お疲れ様でした。
改めて、ご参加ありがとうございます。
以降、灰での中身会話も解禁致しますので、
おしゃべりも表ロルも、どうぞご自由に!
※最終日組の方々が現実で目を覚ます時間帯は夜です。
何か質問などあれば、お気軽に村建てまで。
延長はフルで使用する予定をしておりますが、
延長分の参加は任意ですので、リアルを大事にお過ごし下さい。
(#4) 2017/03/20(Mon) 00時頃
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[ 暗転、と ]
[ ―― 落下。 ]
(0) mayam 2017/03/20(Mon) 02時半頃
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― 現実世界 ―
[ グシャッ まではいかずとも、 ゴン、とか そういう音が響いた。
固い床に背中を打ち付ける音 が、 古辺通の 帰還の合図。
ばらけた前髪の隙間、見上げた先は、 …空 じゃあ なくて、暗い天井。 ]
(1) mayam 2017/03/20(Mon) 02時半頃
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[ ―― ぱちん。 瞳と、電気が、瞬く音。 ちかちか、 暗転する前の光とは違って、 蛍光灯の白いそれが、目に飛び込んできた。
指先は、…冷たく、無くて。 耳に飛び込んでくるのは、 風の音 じゃあ なくて、
声。 ]
(2) mayam 2017/03/20(Mon) 02時半頃
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「 通? 」
[ あ。 って 言うのは、此方の声。
反応しようと、 身を起こそうとして、…出来なかった。 ベッドから落下したことに此処で気付いて、 ずり、這いずるみたいに、一度床に着地する。 ]
(3) mayam 2017/03/20(Mon) 02時半頃
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―― なんでも ない、 寝違えた、…? [ 座り込んで、髪を掻き上げる。癖だ。 … ああそう、 前髪 切らないと。鬱陶しい。 指の間を通る前髪は、長くて、…あれ? なんで、こんなこと、思ったんだっけな。
考え込む、数秒。 剣呑な瞳をしたまま。 また あっ って 声を出した。 ]
(4) mayam 2017/03/20(Mon) 02時半頃
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[ 行かないと。 かみさまじゃあなくて、そう ともだちの、ところに。 ]
(5) mayam 2017/03/20(Mon) 02時半頃
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……あいつどこいんの
[ 死にかけ、なら。 何処かの病院に運ばれているんだろう。 考えて、―― 考える前に、動いていた。 古辺通は"スマート"ではあるけれど、 何せ、説得に拳を使った男だったから もう 近いところから行けば良いかな って。 そういう思考。
思い当たるところ、あったし。 …近くの病院、って 頭の中にちゃんと入ってるんですよ。 何せ 友達が教えてくれたから。 ]
(6) mayam 2017/03/20(Mon) 02時半頃
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[ 伯母にはいったん、出て貰って。
手早くコートとマフラーを装備して、 忘れちゃあいけない、文明の利器。
ぴこん、点滅。 ]
(7) mayam 2017/03/20(Mon) 02時半頃
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[ 差出人は、文字化けじゃあない。 あの橘からのメールと、それから、 ……委員長、こんばんは。
なあ この世界で、きみは何を見ましたか。 ちゃんと 真っ直ぐ帰ってこれましたか。
汁粉、ちゃんと奢るから。 それと髪、ちゃんと切るから。 そうしたらきっと、 多少は きみと瞳が合うだろうか。 たとえ秘密を、言えなくとも。 せめて、何時かのように出来るといい。 俺の友達。 ]
(8) mayam 2017/03/20(Mon) 02時半頃
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[ 多分、委員長のことだから、 病院にいるだろうって、予想。
財布の中、小銭をきっちり確認、120円。 手袋はしない。歩きスマホが出来ないから。 それに、ワイシャツ一枚よりは暖かいから。 そうして準備が出来れば、 滑らないように、友達のもとへ向かおう。 伯父伯母には、正直に ともだちが危ないから、行くとだけ伝えて。
……やっぱり言い慣れないな、この言葉。 ]
(9) mayam 2017/03/20(Mon) 02時半頃
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―― 行ってきます。 直ぐ戻るよ。 [ 前髪は、もう 面倒だったから、 入間に貰ったピンで、見よう見まねで止めた。 …本人に見せたら手直しが来そうだけど、 そう悪くは、無いはず。 ]
(10) mayam 2017/03/20(Mon) 02時半頃
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[ 無人になる、自室の机の上、 写真立てには、父と母の写真が入っている** ]
(11) mayam 2017/03/20(Mon) 02時半頃
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[ぱちり。
落ちてきたのは、一滴の雫。 瞬いた瞼に差し込んだのは、光。 人工的な照明の白、だった]
(12) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 10時半頃
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─現実世界─
…………眩しい。
[遮ったのは私の右腕。 濡れた目尻を乱雑に拭き取りました。 筋肉が少し落ちたけど、左腕に比べたらしっかりとした片腕の、 手首に走るのは、赤いストライプ。
怪我は多い方>>1:74 だけど大半は自分で作っていたものだったってことを思い出した。 気づかないうちに、無意識のうちに、なんて、嘘。 意識して私が残した傷痕だったんだ。 だって誰かに与えられた苦痛>>1:292>>3:99よりずっと楽だったから。
本当は、もしかしたら誰かに、助けて欲しかった。 その合図だったのかもしれない。 生憎とその時は来なかった訳だけど]
(13) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 10時半頃
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「…………悠?」
[なんて、ぼうっと手首を眺めていた私ははたりと瞬きを。 声の方を向けば、なんということでしょう。 兄が私に跨っていた。 どうにも重いわけだ。
兄の手元には剃り刀。私の愛用アイテム。 どうして兄が持ってるのかは分からかったけど、 部屋の惨状を見るにどうやら兄のお楽しみ中に逃げた私がそれを持ったまま、意識を手放した、のかもしれない。
うん。そうだね。そうだった。 死にたいわけじゃないけど消えたいって思ってたのは本当だった。 ただ、隠し通すためには他に熱中できることが必要だった。それだけ。 だから私は、お守り代わりに持ってたんだと思う。
扉の隙間。 覗き込んでいたのは二対の瞳。 見て見ぬフリしてたママに微笑むために必要な儀式だった]
(14) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 10時半頃
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おはよう、お兄ちゃん。 退いて、もらっていい?
[だけど、もう必要ない。 私がご機嫌を伺うように笑みを浮かべずに、兄に“おねがい”したのは今が初めて、兄は驚いたように目を見開いた。 だけどそれも一瞬。 逆上した兄が利き腕だった左腕を振り上げる。
ガツンとした、衝撃。 脳が揺れて、頬がじぃんと痛む。 今まで顔を殴られたことなんてなかったのに、今日はとくべつらしい>>2:410
痛すぎでしょ。 冷静な頭で考えて、ふと、思い出す。 今、私、一人だ。 考えるより先に手じゃなく足が出ていた]
(15) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 10時半頃
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私、やっぱりテニスもだけどハンドボール向いているのでは? ストライク、決まったね。
[勢いよく蹴り上げた足が狙ったのは男の急所。 傾く兄の体。生まれた隙を見逃すわけがない。
意識して兄と似た顔を隠すための化粧。 兄から離れる為に着ていた女の子らしい服装。 残念だけど今はあんまり気にしてはられなさそう。 でもほら、今はカツ丼の気分だし>>3:101
今のうちにささっと部屋から脱出しよう。 きちんと上着と携帯とお財布を持って、階段を駆け下りる。 後ろから突き刺すような怒鳴り声は相変わらず怖かったから>>1:258]
(16) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 10時半頃
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[そしたらリビングにママがいた。 私の赤くなった左頬を見て驚いたように目を見開いている。 何かを紡ごうとする母の言葉を瞳で制した。
扉の隙間から物言いたげに啜り泣いていた私をじっと見つめてきた瞳。 私達に悩んでいて夜遅くにパパと相談してきたこと、知ってた>>5:59
それでも踏み込んできてもらったことはない。 それはもしかしたら、ママも同じようなこと>>5:60で悩んでいたのかもしれない。 だから今は責めることはなく、ただ一言。 だけど、兄を庇うことはもうしない]
絆創膏、ちょうだい。 それとちょっと、外出てくるね。
[受け渡しされた絆創膏を唇に貼り付けつつ、時間を気にした母には大丈夫だと告げて、私は外を出た。 その時、確認したのはつばさちゃんからの連絡]
(17) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 10時半頃
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[やっぱり夢じゃなかったんだって気持ちと、 夢であってたまるかって気持ちの半分半分。
あの時間があって今の私があるなら、捨てたものじゃなかったし、 大切な私を象る時間の一部だから、現実であってくれないと、困るの]
つばさちゃんみたいな右ストレートがいいかな。 通みたいに拳で一発…? や、ダメか。那由多みたいに優しく…。
[浮遊感と共におやすみなさいをする前、結んだ約束>>5:253 真っ直ぐ、帰ること。 うん。家にはちゃんと帰ってきた。 だから、今からみんなのところにも帰るよ。
みんなに、理一に、おはようを言うために、私は夜道を早歩きで進んでいました]**
(18) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 10時半頃
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[ 頬を、ほんのりとあたたかいものが伝う。
視界の端で、ちかちかと瞬く何か。 エアコンがフィルター洗浄の赤いランプを灯して、 それでも、部屋はあたたかかった。
見上げても、白い空も、一筋の光も なくて、 ただ、満月のようにまるい光は、天井のシーリングライト。
無機質な光にさらされて、 部屋の真ん中で仰向けになったまま、泣いていた。]
(19) nabe 2017/03/20(Mon) 11時半頃
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── 現在:自室 ──
[ ── ああ、これ は。
問題集を解くのも嫌になって、投げ出して、 床に仰向けになったら、そのまま寝てたパターンだ。
力の抜けきった体勢のまま、経験者はかく語りき。
窓の外は暗く、雪なんて、降っていなかった。
静かな夜の住宅街。2階の自室から見下ろしたって、 地面は、バカみたいに遠くなんて、なかったよ。
── かえってきた と、思う。
濡れてもいない靴下に包まれて、 足だけが、痛いほどに、冷えていた。]
(20) nabe 2017/03/20(Mon) 11時半頃
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[ 身体を跳ね起こす。
スマホを確認して、着の身着のまま、 コートだけ羽織って、財布……って、 ブレザーのポケットを探る。 あ。
ころんと出てきた飴玉ふたつ。 夢じゃなかった。し、俺だけでも、なかった。
小さく笑む。あいつら、心配してる よなあ。]
(21) nabe 2017/03/20(Mon) 11時半頃
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[ 夜の街に飛び出す。自転車に、跨った。
スマホに届くメッセージは、 よくないニュースばかりだったけれど、
ここは現実で、あの場所はきっと違うけれど、
大丈夫 って口の中で唱えて、 俺はまっすぐ病院に向かう。 大丈夫、あいつ、帰るって言ったから。 俺、心配してねえよ。おまえ 笑ってたし。信じてる。
学校用のリュックから、入れっぱなしのパスケースや、 参考書── 間違って持って帰った水野のやつも! が、ないことに胃がきゅっとなるくらいには、
おまえはだいじょうぶ って、思ってるんだって!]
(22) nabe 2017/03/20(Mon) 12時頃
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[ 風を切って、病院のあるほうへ。
目的地は分かっていたから、 寄り道もせずに、まっすぐに。
道中、自転車のランプに照らされた道に、 おんなじ方向に歩く、影>>18を見つけて、
俺は、声を張り上げた。]
── 入間あ! 後ろ、乗れば!
[ その声は、決して暗くも、重くもない はずだ。*]
(23) nabe 2017/03/20(Mon) 12時頃
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[名前は、大事なもの。 それは、私を象る記号。 私が私であるための証明。 だから、今まで大切だった。
だけど、これからはそれだけじゃない]
(24) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 12時半頃
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[私を呼ぶ声が聞こえた>>23]
(25) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 12時半頃
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[振り返る。 その時は、いつかみたいな気まずさや、不機嫌を湛えたものじゃない。 右手を上げた。 ほら、あの時と同じ手>>5:242 はぐれなかったでしょ? 今は繋いでなくたって、あの時、掴み取ったものは忘れない。
いつか那由多が言っていたこと>>1:220が頭の中に過ぎった。 だけど今はその名残は感じなかったから、私は両手を叩いて明るく戯けた]
那由多のそういうところ、最高にクール。 重たいだろうけど吹っ飛ばしちゃって!
[女子だから、男子だから、で遠慮せずに私は全体重を自転車に押し付けた。 また怪我してる私を那由多がどう思うかは分からない。 私たちはあの場所で、そりゃあ全部が全部じゃないだろうから。 打ち明けてないないしょ話なら私にもある]
(26) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 12時半頃
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[だけど、それで私の中の何かが大きく変わったわけじゃない。 それが“当たり前”に当てはまるかも分からないけど、私はやっぱり“いつも通り”だった。
ゆる・ゆるり>>0:409とね]
よっし、通もちゃんと起きれたかなー。 途中見つけたら三ケツでもする?
[冗談を交えながら私の頭の中では計算式を。 さすがに男子高校生二人を後ろに乗せて私が自転車を漕ぐのは大変かな、なんて。
漕がれながら唇の傷がちりりと傷んだけど私の意識は他のところへ]
理一のいたずらの仕返しも考えないと。 あと、たくさんお返しもね。
(27) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 12時半頃
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[こかされたって言ってたし>>0:409 それに、あんな無茶振りもしてきたんだ>>5:240 あの通学路でのやり取りを思い出せば今更に掘り返そう]
その後は堆も気に入ってたと思う昴の作ったパンケーキを、健ちゃんに可愛くしてもらって、食べよう。 かまくら出来そうならみんなでしよう。 お鍋、うん。いい響き。
[不思議と怖くなかった。 この世界はきっと、痛みや苦しみ、悲しさに満ちているかもしれないけど。 大切なともだちがいるから。
なんとかなるような、気がしてる]*
(28) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 12時半頃
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[ 振り上げられた右手。>>26 俺、応えるように、左手を振った。
知ってたよ。言ったじゃん。 そうしたら、きっとはぐれないから って。
躊躇なく、乗り込んでくる、 その態度が清々しくて、 俺も、不安などにじまない声を返す。]
だいじょーぶ 元ハンド部 なめんなー おまえは、落ちないことだけ考えとけ
[ 縁起でもない って、 空を飛んで 飛び降りて 帰ってきたくせ、 俺はまだ、そんなことを気にして笑った。]
(29) nabe 2017/03/20(Mon) 13時頃
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[ ぐん とペダルに体重をかける。踏み込む。 風を切って、進んでいくのが、 なんだか少しだけ、あの 帰り道 みたいだ。
なんだか景気のいいことを言う入間>>27の声は、 冷たい風の中に聞こえて、]
……あー、古辺見つけたら、 あいつは、並走。死ぬ気で走れって言う
[ どう考えても、重いし、 重いというか、バランス。
その提案だけは、切り捨てながら、 うん、でも、古辺通がへばっている絵面は、 結構笑えるし、それでいいんじゃないか? ]
(30) nabe 2017/03/20(Mon) 13時頃
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[ 入間の言葉は続く。
仕返し、お返し。 パンケーキ、また食べたいなあ。 昴、また焼いてくれるかなあ。 元賀のアレンジ、水野とか喜びそうだしさあ。 ……あ、俺、水野に参考書弁償しなきゃ。 鍋とかかまくらとか、いいなあ って。]
── やりたいこと、いっぱいあるなあ
[ でも、たぶん、生き延びた俺たちは、 それだけのことをする時間も、 ちゃんと、勝ち取ったんじゃないかな。
勝ち取って、帰って来たんじゃないかな。 人生は長いし。世界は広いし。 なんとか、生き延びていけるといい って、]
(31) nabe 2017/03/20(Mon) 13時頃
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[ 夢を見ているような感覚がしてた ]
(32) rento24ss 2017/03/20(Mon) 13時半頃
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[空を自由にビュンビュン飛べて、 そのくせ、着地の事は全然覚えてなくて目が覚める。
あんな感じ。
最も、自由に飛ぶってのには程遠くて、 地面に向かって落下してただけだけどサ。
地面に叩き付けられる感覚も、 繋いだ手が離れて行く感覚も、なくて。
ただ、空で瞬く光が、 校舎で光ってた電飾よりもずっとずっと、 眩しすぎるほどに輝いてた]
(33) rento24ss 2017/03/20(Mon) 13時半頃
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[ ―――――― そんな最後の記憶 ]
(34) rento24ss 2017/03/20(Mon) 13時半頃
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― 現実世界 / 病室 ―
[頭上で瞬く白、は、星なんかじゃなかった。
柔らかい電光に目を細めて、 寝起きみてェな頭でしばらくぼーっとしてて、
―――― あ、学校じゃねェや。 帰って来たのか って、唐突に思う。
でも腕も足も一向に動かせねェな! おまけになんか、痛ェし。当然か。はは]
(35) rento24ss 2017/03/20(Mon) 13時半頃
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[……アイツら、ちゃんと帰れたかなァ。 まァ、俺が生きてるなら大丈夫だろ。 アイツら結構たくましいし。
へらっ、て笑おうとして、 入ってきた看護師さんに視線は向く。
あれ、なんか驚いてらっしゃる?
それから、 ぼけっとしてる俺を置いてきぼりにして、 周りがバタバタし始めた。
あ、やっぱ俺、怪我ヤバかったヤツだった?とか、 あーあ、体ちゃんと動かせるようになるのかなァとか、 呑気な事を考えながら、俺はまた目を閉じた]
(36) rento24ss 2017/03/20(Mon) 13時半頃
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[拝啓 会計様
貴方様のご要望通り、私、橘理一は帰って参りました。 つきましては、お説教は取り下げて頂けると幸いです。
……あれ、最後なんだっけ。敬具だっけ?草々? まァいいや。
伝わらねェだろうテレパシーをえいやって送って、 俺はもうひと眠りすることを決め込んだ]*
(37) rento24ss 2017/03/20(Mon) 13時半頃
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[ ぐん ぐん と、通り過ぎてく景色を見ながら、 一応、視界には、古辺 とか、 もしかしたらいるかもしれない他のやつら とか、
探しながら、でも、脇見運転は危ないし、 前を向いたまま、俺は言った。「 あのさあ 」。]
俺さあ、”向こう”で、 ホストはおまえじゃない って、言ったじゃん あれさあ、別に、おまえが気楽そうとか、 そういうんじゃ、なくて、
おまえ、『 怖い 』って、言ったから あの、メールのこと、それとか、そういう 意味で……
[ 今なら、顔、見なくていいのは、 いいかも と、思ってしまって、ずるい。]
(38) nabe 2017/03/20(Mon) 13時半頃
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[ 俺から見たら、おまえ、いつだって強かった。
真面目に、ホストとは って、考えてるときも、 上履き、ぶん投げて、理一に、問いかけてたときも、 だいぶ前、ひとりじゃない って、言ってくれたときも。 死んじゃったほうがいいかなと思ったことがある って、 そう言ったときも。
さっき、街灯の下、声を受けて、手を上げたとき、 入間、おまえ、またケガしてる って、 切れた唇>>27、痛そうだった。 ”うっかり”ケガが多い って、なんだ。
俺たちは、帰ってきたけれど、 それは、なにも 終わり なんかじゃなくて、 これからなんだ って、気付く。]
(39) nabe 2017/03/20(Mon) 13時半頃
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──……、 解決とか、しようのない問題でも、 他人に、手出しできないこととか、 自分で、解決しなきゃいけない問題でも、
味方になら、いくらでも、なれるから さあ……
[ 涙に濡れていたり なんかはしない、けど、 静かに、縋るように 言う。前だけ、向いていた。
明日も、これから先、できるだけ、遠くまで、 前を向いて、生き延びていけますように。
それだけ、言いたかった。それだけ。*]
(40) nabe 2017/03/20(Mon) 14時頃
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昴が言ってたよ。この時期に縁起でもないこと言っちゃダメって。
だけどへーき。落ちる時は那由多も一緒に道連れにするから。
[前までならこんな踏み込んだ冗談を言うことも控えたけども、あんなたいそうなことしてのけた那由多が何とも可愛らしいことを気にするから>>29 気にするな、と、軽く肩を叩いた]
(41) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 14時頃
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[ふたりぶんの体重を抱えた自転車は、少し苦しそうな音を上げた。 ちょっと重たそうなペダルを見てると、一人分とは違う反応。 ちょっと心配になったけど、早足より随分と早くて>>30 今なら何にでもなれそうな軽率な予感]
通……ダッシュ。 見たこと…ない通の一面は確かに、気になるかも。
[提案に一票、投じてみた。 怒っちゃったらごめんって謝るけど許してくれるかどうかは未来に期待して、やりたいことに想いを馳せる]
(42) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 14時頃
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通から聞いたけどお勉強会私も行くから教えてよね、那由多せんせー。 というかみんな呼ぼう。 どっか寝泊まりして。
[勝ち取ったものはきちんと使わないと。 そのためにはまず会計様の意見も聞きたいところ。
前を向く那由多の代わりに私はキョロキョロ探すように辺りを見ていた、時だった。 那由多から話を切り出してきたのは>>38 私は、那由多の背中を見ていた。 どこを見ればいいのか、分からなくなってたから]
(43) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 14時頃
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[おしまい。 じゃないのは分かってる。 だって、本当に今からまた、始まるんだ。 今までもういいや、仕方ないやって諦めてたものと、これからきっと向き合っていくことになると思う。
まだ、夜風が撫でる左頬は痛い。 これから多分赤く腫れるんだろうと思う。 それに初めてやり返しちゃったんだ。 その後のツケが怖くないと言えば嘘になる。
だけど、それって、家庭の問題だから、どうしようも出来ないかとだって、私も何処かで諦めていたから]
…………那由多は優しいね。
[顔、見られなくてよかった。 少しだけ、背中を貸して欲しい。 額を、那由多の背中にぽすりと預けて唇をへの字に曲げる。 そうしないと、泣いちゃいそうだった]
(44) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 14時頃
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那由多が想像できないこと、かもしれないよ。
[想像できないことってこわいでしょ。 想像できないと共感はむずかしいでしょ。 ひとつの答えを決めつけようとするのは、わるい癖。 だから、深く息を吸って、落ち着かそう。
強いのかな。優しいのかな。 自分のことが一番自分でも分かっていないけど、ひとつワガママを押し付けよう]
じゃあさ、どうしても遠くに行きたくなった時は、また後ろ乗せてよ。
フツウの幸せは分かんないけど、私の幸せは、もうちょっと、みんなと、いたい…みたいだからさ。
(45) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 14時頃
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やりたいこと、いっぱいできたんだ。 だから、那由多も、理一も、他のみんなも、私のために生きてて。 見返りに私が幸せにしてあげる。 商品券、当たったくらいのやつは保証しとく。
[那由多があの時理一伝えた言葉>>5:166と同じものがするりとこぼれた。 顔は、相変わらず見えなかったかもしれないけど、伏せていた顔をあげれば再び流れる景色を眺めて、赤くなった鼻をすんっ、と鳴らして]
(46) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 14時頃
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[いくらか進んだ先、だったかもしれない。 なんだか通にも会いたくなってきた。 だって、大切なこと教えてくれた人だもあったし、っていう>>5:113 そう願った私の気持ちが通じたのかもしれない]
とーーり! とーーーり!
[見かけたことのあるような背中。 それが古辺通のものなら軽く叩いてみようか。 ちょっと勢いがあったからいたかったかもしれませんし、女の手だから、困らせるかもしれないけども。
さっきぐずぐずしてた気配はぶっ飛ばす勢いで、赤い目尻はまた気づかれないことを祈っておく。
会計様からみて自転車のニケツはセーフ、ですかね? 今はどちらかというとそっちの方が気がかり。 …とは、言えないので]
(47) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 14時頃
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まっすぐ病院行くけど通も、行くよね?
[行くなら一緒に行こう、と誘って。 承諾がもらえたなら三人連れ立って病院まで超特急で向かおう。 もしかしたら、全国駅伝も出られちゃうくらいの記録も達成したかもしれないくらいの速さで]*
(48) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 14時頃
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― 少し前・病院ロビー ―
そりゃ、あんなわけわかんねーとこ 怖いってならないやついないんじゃねーの。
[健士郎にあの世界が怖い>>5:+92と言われた後に 救われたといわれ>>5:+93じっと見上げる]
お前にとって何が救いだったのかわかんねーけど。 じゃあ、お前は、あそこ行ってよかったな。
……理一に礼でもいってやったら。
[調子に乗りそうだけどな、と笑う]
(49) hatum 2017/03/20(Mon) 14時半頃
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[>>5:+94そう言われて、 マネキンだけを残して人が減っていくところに 一人だけ残ることを想像する。 もともと一人でいても気にならないし 多分、そこは問題ない]
人が減ってって一人でいるのは別にいいんだけどな。 でもなー、そうだよなぁ、昴に泣かれたら負ける。
[よくわかってんなって苦笑した*]
(50) hatum 2017/03/20(Mon) 14時半頃
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[ 夜道を歩く。 ]
[ 寒さに嘘はないけれど、 あの校舎よりはずうっとマシに思えた。 ―― やっぱりさ、ああいう所、 居て良いもんじゃあないな って 二度、似たような経験を果たしてしまった男は、 感じるわけだ。 出来ることならもうご遠慮願いたい。 死者に愛されすぎると、困るんだって。 白い息を吐きながら、徒歩。 滑らないように一歩ずつ歩んで、 病院の光を遠くに捉えた頃。 ]
(51) mayam 2017/03/20(Mon) 14時半頃
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[ 名前を呼ぶ声と、 ぽん と 軽く背を叩かれる感触。
…一瞬だけ、おんなのこのその手に、 びくりと震えてしまったのは 赦せ。 声でどうにか、友達だって分かったから。 ]
(52) mayam 2017/03/20(Mon) 14時半頃
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[ 曝け出した瞳を向けた先、 自転車のライトを先ず見てから 顔を上げた。 多分、…ちゃんと笑えていた筈だ。 まっすぐ帰ってきたようでよろしい。 お帰り、俺のともだち。 なんだか ようやく、 まともに顔を合わせた気がするのは、さておき。 二ケツは多めに見ましょう。 委員長には、言っておくから。 ]
(53) mayam 2017/03/20(Mon) 15時頃
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勿論。 ―― でも、流石に横走るしかねえか…
[ おんなのこの提案は、当然承諾しよう。 向かう方法は、違うけれど。 走ると言いつつ、内心は若干不安だった。 …スマート、に 走れるだろうか。 だってほら、古辺通だから、さ。 そういうのって大事じゃ無い?
なんて考えつつ 大股。 ふたりのともだちに追いつくように、 病院に向けて、走ろう。
……到着した時に、 病院のロビーで息を切らせていた、なんてことは きっと 後々笑い話になっている* ]
(54) mayam 2017/03/20(Mon) 15時頃
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平気 じゃ、ねーじゃん、それ!
[ 験は担いでおきたい俺は、 なんとも恐ろしい軽口>>41に、 肩を叩く手から逃げるみたいに、笑った。 やだよ と、身を捩る。これは、転けられない。
まだ見ぬスマートな会計様の、 バテバテの姿を想像していれば、 堆チャレンジの亜種めいた単語>>42が、聞こえる。]
(55) nabe 2017/03/20(Mon) 15時頃
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いいけど、俺、うるせえからな 泊まり だったら、また、 うまい飯、つくってもらおー
[ 楽しそうなことばっかり>>43、考えてれば、 ペダルもなんだか、軽いような気がする。
きっと明るい未来の話。 そのために、乗り越えたり、折り合いつけたり、 付き合っていかなきゃいけない、いろんなこと。]
(56) nabe 2017/03/20(Mon) 15時頃
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[ 任せられていた体重 だけでない重み>>44。
俺は別に、優しい人間なわけじゃなくて、 ただ、おまえらだからだ とも思うけれど、 褒め言葉は、笑って、受け取っておくことにした。]
……うん
[ 想像、できてないだろうなあ。 世の中、そんなもんだって。正解なんて見えない。 予想も想像もできないことばっかだよ。
だけど、さあ。 正解なんて、最初からわからなくても、 みんな、それぞれなにか抱えてるんだって、 それだけ忘れずに、いられたら。]
(57) nabe 2017/03/20(Mon) 15時頃
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[ ── それに、]
いいよ そのときは、どこにでも、連れてってやる うんと、遠く、誰も知らないような場所でも
[ そのくらいのワガママなら、 お安い御用さ って、笑いたい。]
(58) nabe 2017/03/20(Mon) 15時頃
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── うん。 楽しみに、してる
[ 幸せのおすそ分け。>>46
そんな言葉に、おまえ と違って、俺は笑ってた。 振り返ることは、しないけどさ、 背中の重みが消えたなって、思いながら、 雪なんて降らない空、見上げて。
ああ、みんなといると、ぬくいから、 冷たい風が、心地よいくらいだって、]
(59) nabe 2017/03/20(Mon) 15時頃
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[ ── 瞬間。
乗り心地は、よくなかったろうに、 おまえ 鼻歌なんて、口ずさんでた。>>-103
動揺 に、揺れたハンドルだけれど、 聞こえてきた鼻歌に、振り返るのはやめて、
ふは と、笑いをこぼしたあと、 重ねるように、歌詞のない歌を、紡ぐ。**]
(60) nabe 2017/03/20(Mon) 15時頃
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[ 拝啓 ホスト様。 …じゃない、橘理一様。 ………やっぱり違う。俺のともだち 橘へ。
ちゃんと帰ってきてますか。 寄り道、していませんか。 今から迎えに行くから、そこに居てください。
どっちにしてもお説教はする予定だと言ったら、 どんな反応、しますか。 もう世界に閉じ込めるのはやめてください。マジで。 …敬具でも草々でもかしこでもいいや、 伝わるか知らない、テレパシー* ]
(61) mayam 2017/03/20(Mon) 15時頃
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[しがみつかれていた手が離れたらしい>>5:+90のを 目で確認して息をつく。 見たところではケーブルもパッドもはずれていなさそうだ]
俺以外の何に見えるんだよ。 あぁ、むこうだと髪長かったからな。 久しぶりに見たのどうだった?
[短くなった髪をちょっとつまんで笑う。 ……つまめてるよな? 頭の上の自分の指は見えなくて 指先には何の感触も伝わってこない]
(62) hatum 2017/03/20(Mon) 15時頃
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……昴、あのな。
[息を吸って、入間の言葉を思い出す。>>3:236 泣かれるのに弱いから、伝えたくなかった。 何も知らせずにいれば変わらずにいられる気がしていた。 でもそれは、頼られているのを裏切りたくなかった。 かっこいいといってもらえるままでいたかったから]
俺、お前に言わなきゃいけないことがある。 今日は理一のことがあるから、 落ち着いた時でいい。 知ってほしいんだ。俺の病状のこと――。
[どうか、泣かずに聞いてくれるように*]
(63) hatum 2017/03/20(Mon) 15時頃
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[バレたか。 なんて逃げる那由多の肩を追いかける遊びをした>>55 だけど新しいチャレンジ>>56…お勉強会に関しては、片眉を上げたんだ]
へえ、那由多のお手並み拝見だ。 ん。最強に英語強くなったら海外だね。
[その前に、受験は? だとか、 色々と片付けなきゃいけないことは、たくさん、山盛り、てんてこ舞い、だけど]
最高。 ごはんの美味しいところがいいなーー。
[こうして気にかけて、助けてくれる人>>58を知っているから、 未だ見ぬ先、落ちた時に見えた真っ暗闇は少しこわいけれど、少しだけ楽しみに思えた。
二人ぶんの、適当になんの曲かわかってない鼻歌>>60を奏でながら、息を吐いて、吸って、緩んだ頬といっしょに笑った]*
(64) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 15時半頃
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[びくりと跳ねた肩>>52 以前までの私なら触れちゃいけないラインを意識して、二度としないように最新の注意を測って距離を取ったんだと思う。
今でも完全に服を脱ぎ捨てることなんか出来ないし、親しき仲にも礼儀あり、 相手がいやがることはしたくないとは思うけども、 取り繕ってなあなあにすることもやめたから、通の笑み>>53に歯を見せてお返しした]
前髪、やっぱ長いね。 でも、上げてるのもわるくないと思うよ。
[少しだけ不恰好にも思えるピンの止め方>>10 だけど、その格好は悪くないもので。 那由多はどう思ったかな。 一度自転車を止めてもらってどうどう?って尋ねてみたり]
(65) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 15時半頃
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[でも、走るなら簡単に手直しをしようか。 勿論、通が良いといったなら、だけど。
あの時と同じように触れたらやっぱり怖がらせてしまうかもしれないけど、 もし触れていいなら、今度は教えてあげる。 こうやって髪の毛止めたら綺麗に纏まるし、よく見える方法。
そうしたらまた今度から一人でできるでしょ?]
(66) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 15時半頃
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[そうしてまた、自転車を漕ぎだす時。 今度は私が漕ぐ、なんて言ったけど那由多が聞き入れてくれたかどうかは、分からない]
とーり〜! 前髪すごいことになってるよ!
[だけど、自転車に並ぶようにダッシュする古辺通の全力投球。 こんな姿させた橘理一はおそろしい男だなって少し責任を理一の預かり知らないところでプレゼント。
病院に着く頃には風でボサボサになった髪の毛があるだろうけど、気にせず晒して、三人揃ってロビーに向かおうか]*
(67) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 15時半頃
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─病院:ロビー─
[自転車を何処かに手頃なところに止めよう。 改めて頑張って息を切らし走ってくれた通と連れてきてくれた那由多にはお礼を込めて、飲み物の一つでも送りたかったのだけども、 理一の容態が気になってしまって私はダッシュを決め込んでいた。
また、お礼するね、とは残したけどね。
廊下を走ってはいけません。 自転車の二人乗りはいけません。 午後22時以降は外を出歩いてはいけません。 今が何時か分かっていないけど、そういう注意とかすっ飛ばしてしまうくらいには、気がかりだったんだ。
私たちが到着した頃合いは、もう少しで手術が終わる頃>>+5:89だったと思う。 駆け込んだ先、一足先に帰ってたみんなの姿があったなら、安心したように息を吐いて、みんなといっしょに理一の帰りを待とう]**
(68) 24kisouth 2017/03/20(Mon) 16時頃
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[思いの外、神妙な顔が返ってきて>>+5:83。 そんなに真面目に謝ってもらうつもりもなかったので、 内心、悪い事したかな、なんて思ったり。 だって、勝手に居なくなったっていったって、 それはきっと、彼女の所為じゃありませんものね。
でも、此方が笑えば彼女も笑ってくれたので 良かったなんて思いながら、目を細めました。 何を奢ってもらうなんて、特に考えてませんでしたから きっと、彼女のオススメに乗る形になるのでしょう。 世間の女子のイメージに背かず、私も甘い物は大好きです]
わ、ありがと。 ふふ、冷めない内に会えて良かった。
[いっそ、これがお詫びでも良かったのですが 兎に角、コーヒーはありがたく頂いておきましょう。 手袋もしない、冷えた手が 指先から暖まる感覚に、ほっとします]
(69) めのこ 2017/03/20(Mon) 18時半頃
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[私の親友が、 格好悪いわけないじゃないですか>>+5:85。
きっと、彼女は知らないでしょうけれど ……照れくさくて、口には出せませんけれど 彼女がそこに居るだけで、随分支えられていたのです。
人を支えるのに、励ましや慰めの言葉は 必ずしも必要ではないのです。 その温もりを伝えてくれるだけで、 安らぎを覚える事が出来るのですから]
(70) めのこ 2017/03/20(Mon) 18時半頃
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[────それは、別として。 学校から口を噤み続けた事実を、私は漸く口にしました。 躊躇いながら、支えながら。 それはきっと、酷く頼りない口調だったでしょう。
彼女の驚いた表情が居たたまれず、 覗き込んでくる瞳に、つい、困った様な表情を。
責められても仕方ないとは、思うのです。 でもそれは、耐えられるかどうかとは別の話。 どうして言わなかったの とか、がっかりした とか 彼女の口から言われたら、どうなってしまうのかしら。
彼女が居なくなった時より、動揺してしまいそうで きゅ、と。唇を噛み締めながら]
(71) めのこ 2017/03/20(Mon) 18時半頃
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え……あ、ご ごめん。 確証が持てなくって……
[ぱちぱち、目を、瞬いてみても 私の視界に映るのは、確かに、彼女の笑顔>>5:+87。 きらきら、明るい笑顔、で。
まさかそんな表情を向けてもらえると思ってなかった 私は、呆然と、ただそれを見詰めました]
り、莉緒はどうしようもなくなんてないよ! 頼ってくれて嬉しかったし、 それに、私も充分、莉緒の事頼ってたし、
[か細い声に被るみたいに、否定を落とします。 私、彼女がそんな風に思っていた事、知りませんでした。 何を置いても否定しなきゃって、必死で]
(72) めのこ 2017/03/20(Mon) 18時半頃
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…………そっか。 ……うん、…うん……
──── ありがとう、莉緒。
[あっさり許してもらえるのも、お礼を言われるのも 等しく予想の外の事で、ついどもってしまいながら。 熱くなってしまう目頭が、情けなく思うのです。
漸く、彼女に隠し事を明かせた事も相まって 随分、気が緩んでしまったみたいで 多分見せれるのは、朗らかな笑みなんかじゃなく 涙目になった、不格好な笑みなのでしょう]
(73) めのこ 2017/03/20(Mon) 18時半頃
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……文通、続けてくれる?
[こそり。歩き出す前に、問いかけ一つ。 少し、図々しかったかしら。 どの面下げて って、感じではありますが これっきりになってしまうのは、惜しいじゃありませんか。
続けてもらえるのなら、これからは ちゃんと"大和蝶美"として、お返事しましょう]
(74) めのこ 2017/03/20(Mon) 18時半頃
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うん。
起きた時に皆揃ってなかったら、 きっと寂しいもんね。
[引かれる手>>+5:100に、今度は抗いません。 彼女に続いて、病院へと入り。 揃いつつあったメンバーに、私も軽く手を振ります。
それはまだ、彼>>35が目を覚ます前の、*出来事*]
(75) めのこ 2017/03/20(Mon) 18時半頃
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―ロビーで>>62―
[ケーブルと、パッドを能久も確認した。 外れてしまったら、大変だと聞いている。]
たかしはたかしだけどさあ… やっぱり、だって、…… ……ここにいる、って安心するよ……
[校舎の中のマネキンを見たこと、 どうしたって、謂えるはずもなかった。 思い出すと、情けなくもまた泣いてしまいそうだ。]
――うん、長いの、似合ってたよ。 やっぱり、かっこいいなって。
今のもいいと思うよ?
[摘まんでいるのを見て、小さく笑って。]
(76) azuma 2017/03/20(Mon) 19時頃
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―――、なにかな、たかし。
[>>63 じ、と幼馴染を見た。
どうしたって思い出すのは ぐずぐずに表面が溶けてしまったマネキン。 ――おれがしらないことが、きっとあるんだ。 覚悟をして、ちゃんと、受け止めたいと思うけれど、息はどうしたって詰まる]
……――うん。
わかった、もちろん、…… ……知りたいと思うから、聞かせて。
……――
[泣いたらきっと困らせるから、 我慢しよう、きっと、必ず。*]
(77) azuma 2017/03/20(Mon) 19時頃
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[ とーり と入間が叫んだ。
前方に見えた影を、するりと通り越して、 後ろで、入間が手をのばす。あぶねえな。
俺はバランスをとりながら、 古辺の前方で、一度チャリを止めた。]
おかえり、古辺
[ 乗ってく? とは言わないけど、ご挨拶。 いつになく、よく見える表情に、 俺も、「 そのほうがいいよ 」って、返す。>>65」
(78) nabe 2017/03/20(Mon) 19時頃
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[ 返した けど、 入間的にはどうやら、 手直しが入る出来らしい。>>66
きれいに前髪が止められていくのを、 俺は、器用なもんだなあ なんて、眺めて。
次は自分が漕ぐ なんて言う入間>>67に、 一瞬しぶったけど、まあ、いいかなって。
別に、大したことじゃないか。 しんどかったら、またかわればいいんだ。]
(79) nabe 2017/03/20(Mon) 19時頃
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きつかったら、かわるから、言えよ
[ って、今度は俺が後ろに乗り込む。
もしかすると、重量的には、 俺と古辺が変わったほうが、楽 ? という可能性も、過ぎったけど、 思いつかなかったことにして。
また、自転車が、風を切って進み出す。
入間の肩に、手をかけながら、 もう片方の手、握ったスマホが、 「 ぴこん 」と小さく鳴った。]
(80) nabe 2017/03/20(Mon) 19時頃
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[ 画面の中、古辺通が段々バテていく姿は、 おもしろすぎて、身体に響きそうなので、 理一の快気祝いにとっておこう と思う。
ふたり乗り に加えて、スマホ触ってる とか、 さすがに、委員長は怒るだろうか。
だけど、良いムービーが取れたと思うよ。
けらけら と、俺や、きっと入間の笑い声も、 紛れ込んでるし、途中で、ぶれたりもするけどさ。
うつってるのはさ、
おまえ の元に、 全力疾走で駆けつける友だち の姿です。*]
(81) nabe 2017/03/20(Mon) 19時頃
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── 現在:病院 ──
[ 自転車を降りて、入間は駆け出してった。
別にバテてもない俺も、その後を追って、 バテてる古辺に、「 急げよ 」とか、発破かけて。
ロビーにいるみんなの元へ。 「 ちゃんと一緒に帰って来たから 」って、 思い切り笑って、伝えるために。*]
(82) nabe 2017/03/20(Mon) 20時頃
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[ 上げた前髪の評価は、 悪くなかった>>65>>78、ようで。
ああでも、 やっぱり少し、不格好だったみたいだ。 少しばかり 身構えはしたけれど 拒否はせず、入間に整えて貰うことにして>>66。 走るかあ って 一度 身体を伸ばしている間、 交代するふたりを待とう。 なんだかきみたち、仲良しそうでなによりですね。 そう考えると ともだちの作った世界は、 悪い物じゃあなかったのかもしれない。 ]
(83) mayam 2017/03/20(Mon) 20時半頃
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[ そんな 客人の感想を抱きながら ―― よーい、どん。 ピストルの代わりに スマホの音が、 「ぴこん」 と鳴った* ]
(84) mayam 2017/03/20(Mon) 20時半頃
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― 現在:病院ロビー ― [ 古辺通は スマートだけど。 体力も、無い訳じゃあ 無いけど。 自転車に追いつこうとする方が、 無茶だったんだって。
…つまりは、ロビーに到着した時、 未だかつて無いほどにぜいぜい息を吐いて、 前髪、入間の言うとおりぐっちゃぐちゃで>>67 冬だっていうのに、汗かいてるし、 スマートとはほど遠い状態だった。
動画に収められた古辺通の姿は、 さぞかし面白かったに違いない このやろう。 ]
(85) mayam 2017/03/20(Mon) 20時半頃
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[ ―― でもまあ 良いかって、 そう思えたのも、あの世界のお陰でしょうか。 前髪も、全部 ぐちゃぐちゃのまま。 急げよ って、降ってくる声に 追いつくみたいに、病院内に入っていく。 ]
(86) mayam 2017/03/20(Mon) 20時半頃
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[ ロビーにいたクラスメートを、見渡して。 それからふたりは、どうしただろう。 古辺通は みんなに軽く手を振ってから、 ―― 急がないと って、 今度は自分に言い聞かせ。 病室何処ですか って、 疲れたなりに澄ました笑顔を浮かべて、 看護師さんに聞いて、それから。
面会謝絶だろうと、 とりあえず扉の前までは来てやるよって、 会計様の上から目線で ともだち の元へ、向かおう* ]
(87) mayam 2017/03/20(Mon) 20時半頃
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── 現在:病院ロビー ──
[ 到着したそのとき、きっとまだ、 みんな、友だちの帰りを待っている頃>>68。
今日は会えないかもなあ とか思いながら、 でも、それならそれでいい。出迎えにきただけだ。
不安げな顔 など、俺はしていなくて、 きっと、この空間には不釣り合いだけれど、 ひらり、みんなの中に、混ざっていく。]
── 帰るよ って、言ってたから、大丈夫
[ 不安そうなやつがいるなら、そう言って笑おう。]
(88) nabe 2017/03/20(Mon) 21時頃
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[ それから、ロビーのどこかしら、 そのデカイ影>>5:+95が見えたなら、
ああ、そうだ。 俺、言うべきことがある。 いや、うん、言いたいこと かもしれねえけど。
手術室のランプ、まだ消えないのを、 視界の隅に確認して、駆け寄る。]
── 元賀、
[ ただいま って、奇妙な挨拶で、見上げる。*]
(89) nabe 2017/03/20(Mon) 21時頃
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……ん?ここどこだ?
あ、通ー!入間ー! アンタら帰ってきたん……グッホオ!!
え?なに? なんでいきなり二人同時に腹にストレート?
え、ちょっと待って、どこ行くんだよォ。 何しに来たんだよォー?
(90) rento24ss 2017/03/20(Mon) 22時頃
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あー!健士郎ー! ちょっと聞いてくれよォ。 いま、通と入間がさァ……
って、うおおお!?高ェ!高ェ!! あああああなんで回すんだよぉおお!?
でもなんかちょっと楽しくなってきた。 あはははははは!!
(91) rento24ss 2017/03/20(Mon) 22時頃
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あー、面白かっグヘェ! ちょっと、たかりーん!? 何で俺ゲシゲシ蹴ってるの?痛ェ!
おおい、天ケ瀬もなに撮ってるの!? しかも連写かよォ、無表情で連写やめろよォ!
いやだからってな三星! そんな菩薩みてェな顔で見ても駄目だからなァ! 誰かこいつら止めて!お願い!
(92) rento24ss 2017/03/20(Mon) 22時頃
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あっ、昴ー!助かったー! こいつら止め……なんだそれ?
なにその巨大なパンケーキ? 何でそんなの軽々持ってるの? 人が持てる大きさじゃないよ?
いや、食べろって…… それが100分の1の大きさだったらいいけどなァ。
って、待って。投げんなよ。 頼むから投げるなよ。そんな笑顔でも駄目だって。 だってクリームエベレストじゃん!潰れる!
俺潰れるって、待……ギャアアアアアアア!!!
(93) rento24ss 2017/03/20(Mon) 22時半頃
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[ ―――――― という夢を見たんだ。
ハッとして目を覚ましたけど、そこは変わらず病室だった。 何だったんだいまの夢……。
ピッピッ。 規則正しく鳴る機械音だけが響く病室にほっとして、 またひと眠りしようかなァって思ったら、 病室の外から足音がする。>>87
看護師さん……を真っ先に思い浮かべたのに、 どこか違うような予感を覚える。
ので、俺は、]
(94) rento24ss 2017/03/20(Mon) 22時半頃
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[ 寝たふりをする事にした ]*
(95) rento24ss 2017/03/20(Mon) 22時半頃
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― 病室 ―
[ 看護師が出て行ったから、 きっと中は、橘以外居ないはず。 マフラーとコートを脱いで、 …マナーだからね こういうのは。 出来る限りスマートに生きましょう。
片腕にそれらをかけて、 する っと、病室内へ。 看護師さんに怒られても まあいいかな。 片手で病室内のパイプ椅子を持ち、 ぴっ ぴっ と、機械音のする室内。 ベッドの横に、腰掛け 脚を組んで 覗き込む。 ]
(96) mayam 2017/03/20(Mon) 22時半頃
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[ 高校一年の、あの冬。 同じ様に 眠る絵都さんの病室に来た。 脚こそ組んでいなかったし、 おはよう、も、おやすみ、も なんで?も言わないまま、 俺は同じ様な体勢で、前髪は伸ばしっぱなしで、 …死んでいく絵都さんを、 言いつけどおりの穏やかな笑顔のまま ずうっと 見ていた。
けど、今 は。 ]
(97) mayam 2017/03/20(Mon) 22時半頃
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[ 息づかいの音。 生きている人間の、呼吸音。
…… 目の前に居るのは、ともだち で。
だから、違う。 それと、 ]
(98) mayam 2017/03/20(Mon) 22時半頃
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――― はあい おはよう。 目覚めはどう?橘。
起きないと戻ってから一ヶ月昼飯奢りな。 卒業しても追いかけて奢らせるからな。
はい、 ごー、よん さん、にー いーち [ …表情は ちゃんとした笑顔だよ。 ―― 怒ってる でも、いいか。
病人とか瀕死だったとか、 そういうのなんて知らないって調子で、 遮る物の無い瞳は寝顔を見たまま、 カウントを始めた。
さて 起きるかな、どうかな。 ]
(99) mayam 2017/03/20(Mon) 22時半頃
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[>>96 目を閉じたままの俺は耳を澄ませる。
誰か入ってきた。一人? こっちに近づいてくる……座った。
…… 顔に影が掛かった。 覗き込まれてる?誰だ? ちょっと喋ってくンねェかなァ
って、思ってたら、 なんかカウントダウン始めたんですけど!? 俺はバッと目を開けて、そいつを見た]
(100) rento24ss 2017/03/20(Mon) 23時頃
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……よォ。通。
[乾いた喉で、それでも何とか声を絞り出す。 そこにいたのは、さっき屋上で分かれたはずの通。
その顔は笑ってる……でいいんだよな?多分。
抱えてるマフラーとコートに、 ああ、ちゃんと外から来たんだなって思いながら、 身体は全然動かせないから、 表情筋だけ動かして、にへら]*
(101) rento24ss 2017/03/20(Mon) 23時頃
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道案内 ノックスは、メモを貼った。
azuma 2017/03/20(Mon) 23時半頃
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― おそらく数日後の ―
[理一が目覚める前、 天ヶ瀬が買ってきてくれたドーナツを食べつつ 駆けつけてきた人がいればおかえりと挨拶をし、 目覚めたと分かれば 消灯後の点呼が始まるからと病室に戻って。 その日は結局病状は言えないままで。
日を改めてとなってしまえば なかなか伝える踏ん切りもつかずにいた。
何度も言わない方がいいのではないかと考えて そのたびに聞かせて>>77といった 声が耳によみがえって。 それは数日後の、何回目かの、見舞いの時]
……この間いってた、俺の病状のことなんだけど。
[ようやくそう切り出した]
(102) hatum 2017/03/20(Mon) 23時半頃
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あのな、俺、触覚がなくなってるんだ。
[口調は軽く。 でも、反応が怖くて、胸が絞られるような感覚]
こうやってものに触れたっていう感覚とか、 暑いとか寒いとか。 皮膚が得ている信号が頭に届かないってやつ。
このまま、現状を維持するようにすれば かすかに残ってる感覚も全部なくなる。 急変する可能性はゼロじゃない。
手術することもできるけど、成功率はかなり低い。
お前は約束守って追いかけてきてくれたけど 俺は、お前のことを置いて、いってしまうかもしれない。
……ごめんな。
(103) hatum 2017/03/20(Mon) 23時半頃
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お前に知られたくなかった。
だから、隠してたっつか。 いえなかったつーか…。
[そう言って、 視線合わせないように、窓のほうを向いた*]
(104) hatum 2017/03/20(Mon) 23時半頃
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[ ゼロ を、カウントする前に。 目が、合った>>100。 お目覚めですか。さては寝たふりでしたか。 掠れた声が耳に届けば、 どうにか命が留まっていることは、感じて。 息を吐く。 まっすぐ帰ってきたけれど、 会計様の、お説教はあるから。 ]
(105) mayam 2017/03/20(Mon) 23時半頃
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―― おまえさあ、 …ほんと、もう 馬鹿しやがって 包帯、やべーし それに 俺 ああいうとこ無理なんだって、 最後、学校壊れたとき お前 やばいって思って、どうにかしないとって、 だってお前、俺の初めての、友達なのに まだ、行って無いとこ、沢山あるのに
(106) mayam 2017/03/20(Mon) 23時半頃
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ほんと、……生きて くれて、
(107) mayam 2017/03/20(Mon) 23時半頃
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[ 一瞬 止まる。 ―― あ。これ 無理だ。 我慢しないと、と思っていた分なんだろうか。 ぐっ、と 詰まる感覚がして、
額を片手で押さえた。 顔を、隠すみたいに。 なんで、って …泣きそう とか、言えない。 ]
(108) mayam 2017/03/20(Mon) 23時半頃
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[ だから俺、スマートなんだって。 人前でぐしゃぐしゃに泣けないんだって。 それになにより、約束、したはずなのに。 あの時から呪いはあるはずなのに。 それでも泣いてしまいそうなのは 俺も あの世界で変われたってこと なんだろう。
…そこは 感謝するよ。 俺の ともだち。 ]
(109) mayam 2017/03/20(Mon) 23時半頃
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[ たとえ 小さくても。 震える声、は。 流石に隠しきれなかった。 滲んでいく視界を手で隠しながら、 ようやく お帰りの、挨拶。
…あいつ、まだ 笑っていたかな。 ]
(110) mayam 2017/03/20(Mon) 23時半頃
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─到着した3人と、それから─ [ロビーに新たな足音があった。 きっと、最後まで理一の側にいてくれた――――]
……保田!入間さん!
[>>85 >>82 >>67 3人一緒に走ってきた、ぼさぼさになってても気にしない、けど、]
――ふるべ…??
[不謹慎にも、前髪を上げている印象と 走ってきたせいで隠せないくらい息が上がっている姿に、一瞬呆気にとられたのは秘密だ。
秘密?いや、多分、 出迎えた顔に書いてあった。
その時はそれどころではなかったから、 手術室の灯が消えて、理一含め、全員が戻ってきた、って。そのことの方に向かい合ったのだけれど*]
(111) azuma 2017/03/21(Tue) 00時頃
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[>>105 溜息を、吐かれた。
何かなァ……また怒らせちゃったか? 寝たふりバレてた?それとも別の事?
俺は笑ったまま想像を働かせるンだけど、 通が喋り出して、それは自然と引っ込んだ。
あ、ヤベ。説教だ。 って思ったのは一瞬だけ。
いや、説教だけどさ、 いつかの那由多みたいに声が震えてたから]
(112) rento24ss 2017/03/21(Tue) 00時頃
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[顔を片手で隠しながら小さく囁かれた声。
そんな事をサ、生涯のうちに言われる事なんて、 絶対ないだろうなって思ってた。 しかも泣きながら、なんて。
惜しまれるような命じゃ、ないと思ってたから。
だから驚いたけどサ、 照れくさくて、でも嬉しかったから、俺は、]
(113) rento24ss 2017/03/21(Tue) 00時頃
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[ 俺を形作ってくれて、 俺をあの世界から救ってくれた友達へ。
申し訳なさもあるけど、 それ以上の感謝を込めて、にぃ、と笑った ]*
(114) rento24ss 2017/03/21(Tue) 00時頃
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[ 震える囁きが、落ちて。 揺れていく視界を、強引に留めながら 視界の端で、橘をちらと見る。 どんな表情かを捉える前に、 答えるみたいに 言うから>>-208 ]
(115) mayam 2017/03/21(Tue) 00時半頃
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[ また、ぐっ って 詰まった。 それから、やっぱり 古辺通って奴も、馬鹿だから 堪えるみたいに食いしばって、 …それでも表情は 泣く寸前。
のろのろ と。 手を離し そのまま顔を上げて、 笑うともだち>>114を真っ直ぐ見て。 ]
(116) mayam 2017/03/21(Tue) 00時半頃
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[ にぃ と、 同じ様に、笑ってみせるんだ** ]
(117) mayam 2017/03/21(Tue) 00時半頃
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[転けられない筈だから、少しくらい無茶したって平気でしょ。 なんて理由で無茶振りを。 でもほらぐらりと揺れたとしてもきっと、支えてくれたから怪我は増えなかった。
だけど那由多が挨拶をして>>78 そういえば、ただいまも、おかえりも言いそびれてしまってたことを思い出す。 だけど、どうせなら全員揃ってから持ち越したかったから私は笑みを浮かべただけだった]
ばっちり。もっとよくなったよ。今度もし上げる髪があるなら、思い出してやってね。
あと、今更だけどありがとう。 あの時、迎えに来てくれて。 色々と気付かされたよ。 それとさ、ピン、持っててくれて嬉しかった。 役に立てたみたいで、よかったよ。
[通の髪の毛をいつぞやの休憩時間と同じように整いつつ、通にもお礼を伝えよう]
(118) 24kisouth 2017/03/21(Tue) 01時半頃
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[それから選手交代しようか>>79 渋る顔に無料のスマイルをプレゼント。
元ハンド部のそれも男子。 重さは正直、それなりに。 ペダルにかかる負荷も、軽くはないけども]
那由多にら、貴重な古辺通スペシャル、任せたからね!
[肩にかかったのは男な人の手>>80 兄を、思い出さなかったわけじゃない。 だけどなんとも可愛らしいピストルの音>>84が聞こえた。 それが少しおかしくて、撮影係を那由多に任せて今度は私が前を向こう。
通の後ろからでも、那由多の後ろからでもなく見えた世界は、案外捨てたものじゃなかった。 自然と一生懸命気迫満点な通の勇姿を収めた動画の中>>81には、那由多と私の笑い声も紛れ込んだ。 少しでも仲良しそうな映像が映っているといいなって思う。 ともだちにおくるともだちとの、ワンシーンだから]*
(119) 24kisouth 2017/03/21(Tue) 01時半頃
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─病院:ロビー─
[病院に着くなり慌ただしく駆け出す私の息は切れていた。 それこそ通の勇姿>>85を笑えないくらいの髪型だってしていたと思う。
ロビーにいたみんなにも驚かれてしまうくらいのボッサボサ。
だけど事情説明は出迎えてくれた昴>>111みたいに察してくれると甘えて割愛しただろうけど、驚いたような昴にはきっと笑ってしまった。 もしかしたら他の人もそれぞれ反応があったかもしれないし、あの世界で話した時と様子の異なる人がいたら、“そうだった”って目を細めたと思う]
(120) 24kisouth 2017/03/21(Tue) 02時頃
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まっすぐ帰るって約束したから、帰ってくるよ。
[那由多のように>>88 私も不安そうにする子がいたなら声をかけたけど、いざ、その灯りが消えた時>>+5:98
通が病室を尋ねたのはどのタイミングだったかな>>87 私はひとまず手術が終了したことに一気に肩の力が抜けてしまって、思わず後ろに倒れて尻餅をついていただろうけど。 居ても立っても居られずに理一の扉の前に行きたい気持ちはきっと、誰かさんと同じ。
だからもう少しだけ頑張って欲しい、私の脚。 言い聞かせながらも、しばらくは放心したように見つめていた]**
(121) 24kisouth 2017/03/21(Tue) 02時頃
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[クラスメートの帰還を見届けた。 入れ違いにやってきて、病室へ向かうであろうみんなの背を見送って、 わたしはこっそりと病院を出よう。
何かをかける言葉なんて思いつかなくて。 橘くんの事情も知らないまま、それでも別に構わないから、 もうここでわたしができることは何もない。
良かったという気持ちはあれど、他のみんなよりはきっと希薄なはずなんだ。 わたしは何にもなれないまま。]
(122) myu-la 2017/03/21(Tue) 02時頃
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[スマホを開いて、弟とのトーク画面を開く。
ふぶきからの、こちらの様子を心配するメッセージがひとつ入っていた。 反射的に、大丈夫だよ、今から帰るって返信をしようとして、指を止める。
今までと同じように、やるせなく寂しい気持ちの捌け口を、 弟に向けてしまおうとして、それを堪える。]
(123) myu-la 2017/03/21(Tue) 02時頃
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[わたしは弟に救われてきた。 と、いうか。こちらからの一方的な押しつけだったけど、 今の今まで独り立ちできない、子供のままのわたしにとって、 気の置けないハダカの会話ができる、唯一の相手だった。
わたしが押し付けた分、あいつは我慢してくれていたんだろうけど、 それでも、文句言わずに相手をしてくれたあいつのことは、好きだった。
それは勿論、姉として、という意味。]
(124) myu-la 2017/03/21(Tue) 02時頃
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[わたしが人と人との関係に息苦しさを感じていて、 それに立ち向かうこともできなくて、それでも寂しさを埋めるには、 きっと、弟のような男の子と一緒になるしかないんだろうな、って。
薄々そう思ってはいたけど、やっぱり、ふぶきは弟としてしか見れないな。 わたしには勿体ないくらいの、可愛くて優しい最愛の弟。
つい束縛してしまうこともあれば、 わたしが独占してしまいたいっていう気持ちも、実はある。 あいつが彼女を作った日には、嫉妬でおかしくなっちゃうかも。なんて。
こういう姉の鬱陶しい一面は、どうなんでしょうか。 きょうだい愛としては、重すぎるでしょうか。 全国の、姉を持つ弟さんへ。]
(125) myu-la 2017/03/21(Tue) 02時頃
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[寂しかったから、つい。 なんて言い訳は、許してもらえないでしょうか。]
(126) myu-la 2017/03/21(Tue) 02時頃
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ささら:(パンダが投げキッスをするスタンプ)
[スタンプひとつ貼り付けて、トークを閉じる。 スマホの画面を落とす。
病院の前、少し歩いて、 夜の明かりの中で見つけた、水の流れる堀に向かって、
手放すように軽く、スマホを放る。]
(127) myu-la 2017/03/21(Tue) 02時頃
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[——ボチャン。
精密機器が沈む水音を立て、波紋が夜明かりの中、微かに広がるのが見えた。
さよなら、わたしのこれまで。]
(128) myu-la 2017/03/21(Tue) 02時頃
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[トークの履歴も、連絡先も、何もかも。 どうでもよくなって、捨ててしまった。
今を逃せばきっと、できなかった気がしたから。 思い出の写真も何もかも、中に眠っていた記録は水の泡。 希薄なわたしが縋り付きそうになる、甘えは消えてしまえ。
消えてしまえ、消えてしまえ。]
(129) myu-la 2017/03/21(Tue) 02時頃
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[——ああ、そういえば、 橘くんを殴る瞬間をカメラに収めるっていう約束はしてたなあって、その直後に思い出したので。 また明日にでも、新しいスマホを探しにショップに行こうかしら。
痛い出費になることにも気付いたけど、まあ。 ネル先生のバイトですぐに取り返せるでしょう。
自分のカラダで稼ぐことに、今更疑問なんてないんだから。**]
(130) myu-la 2017/03/21(Tue) 02時頃
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…そうか。それもそうだな。
[確かに、あんなとこに閉じ込められたら、怖いって思うのが普通>>49なのかもしれない。 それなら、変に平気そうなふりをしたりする必要もなかったかもしれないな、と今になって思う。]
ははっ……そうだな、橘なら調子に乗りそうだ。 あー…だが、俺、あっちで橘に「悩みはないか」って聞いたら、勉強やらCDの返却やらの悩みくらいって言われた上に「俺じゃない」ってはっきり言われたからな。 礼を言う代わりに、あの時の嘘を帳消しにしておこう。
[あの時のことも踏まえると、調子に乗られるのは、もしかしたら、ちょっと、うん、イラッとしてしまうかもしれない。 それに救われたもの事実だが怖かったのも事実だ。 あいつの目が覚めたら……まあ、殴りはしないが、肩車(※柔道の技名)してぐるぐる回したりするくらいは許されるだろうか。……まあ、橘なら逆に楽しみそうな気もするが。]
(131) はねねこ 2017/03/21(Tue) 04時頃
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だろう?能久ならお前を連れて帰るまで居座りそうだしな。
[よくわかってんな、と苦笑されれば>>50笑い返して。 もしこれで、それでも俺は残る、なんて言われたらどうしようかとも思ったが、思った通りで良かった。
それから能久が病院に飛び込んできたら、二人の邪魔をしないように少し離れた位置で見守っただろう。 先程大和が三星に抱き着きに行ったのを遠目に見た時もそうだが、ああいう、親友だとか、仲のいい幼馴染とか。そういう関係は、眩しいし羨ましいと思う。俺は、少し前までいた筈の親友とは、もう疎遠になってしまったから。]
(132) はねねこ 2017/03/21(Tue) 04時頃
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保田、入間、古辺……!
[少しして、保田、入間、古辺の3人がロビーへと駆けこんできた。しかし入間の髪は乱れているし、古辺はまるでここまで全力疾走してきましたと言わんばかりの様子だった。なかなか珍しい。
それはともかく、あの3人が帰ってきたことは喜ばしいが、それはつまり、橘はあの世界で独りで残っているか、もしくは、一緒に帰ってきたか、そのどちらかだということで。 俺は多分、「どうだった…?」とでも聞きたげな、窺うような、そんな顔をしていたと思う。 そしたら、保田が、「大丈夫」って笑ってくれて>>88、入間も「帰ってくるよ」>>121と言っていて――心の底から、安心した。 それなら、きっと大丈夫。流石にアイツも、そんな性質の悪すぎる嘘は吐かないだろう。]
(133) はねねこ 2017/03/21(Tue) 04時頃
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[緊張が抜けたのと安心から、はーっ、と長く息を吐いていると、駆け寄って見上げてくる影>>89。 ただいま、って言われたなら、それは勿論、小さく笑ってこう返すだろう。]
――ああ、おかえり、保田。 あいつを……橘を連れて帰ってきてくれて、ありがとう。
[例えば、もし、橘の自殺未遂の原因が、悩みが、前に想像した通り>>2:367だったとして。俺が、最後まであの世界に残っていたとして。果たしてあいつが望む言葉をかけることが出来たのか、というと、あまり自信はなかったから。 ……まあ、いざとなれば柔道の絞め技で落として無理やり連れて帰ることも出来たかもしれないが、多分、橘が帰りたいと思わなければあまり意味はないのだろう。 ともかく……橘が帰ってきたのは、きっと、3人が説得してくれた、ということだろうから。礼を言わずにはいられなかった**]
(134) はねねこ 2017/03/21(Tue) 04時頃
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── 現在:病院ロビー ──
[ ありがとう>>134 と言われて、 俺は「 なんで 」と笑った。]
選んだのは、あいつ自身だよ 別に、俺らが、連れて帰ったわけじゃ なくて、 一緒に帰ってきただけ だから、
[ 俺、言いたいこと言って、待ってただけだ。
別に、卑下するわけでも、なんでもなく、 この結末は、あいつが選び取ったものだ。]
(135) nabe 2017/03/21(Tue) 06時半頃
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礼、言う相手、あっち
[ その頃には、不穏なあかりも消えて、 俺たちの友だち、どこかに運ばれてっただろうか。
さすがに、それに駆け寄るのは自重して、 視線を向けて、口の中で言う。 おかえり。ただいま。帰ってきたよ。]
(136) nabe 2017/03/21(Tue) 06時半頃
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[ 会計様は、真っ先に病室に駆けつけたはずで、 俺は、自分が動くにも、 目の前の元賀を行かせてやるにも、 その前に言わなきゃならないことがある と、
一度はよそに向けた視線を、 再び、見上げなきゃいけないふたつの眸に向ける。
じっと 視線を向けはするけど、 別に、険しい顔とか、してねえだろ。たぶん。
「 あのさ 」。俺は言う。]
(137) nabe 2017/03/21(Tue) 06時半頃
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── 俺、おまえのマネキン、見たよ
(138) nabe 2017/03/21(Tue) 06時半頃
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[ だから何、って言われると、 やっぱり俺には"ちょうど"の言葉なんて見えなくて、
気にしてないぜ とか、人と違うのがなんだ とか、 わざとらしいことも、大それたことも言えないし。
だけど、]
(139) nabe 2017/03/21(Tue) 06時半頃
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……もし、おまえ が、 見られたくなんてなかった なら、 どうしようとか、思ったんだけど、
……言わなきゃいけない気がして、 黙っておくのは、ずるい気がして
理一も。 俺らが見つけた もし、見られたくなかったんだったら、 ……ごめん、俺らは見た
…………でも、
[ 逸らしそうになる視線は、 途中でブレたりもしたかもしれないが、 だけど、これはちゃんと目を見て言おうと、 思ってたんだ、ずっと。おまえを見つけたときから。]
(140) nabe 2017/03/21(Tue) 06時半頃
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笑ったり、しなかった 俺も、理一も。 しなかった から……
[ もしかしたら、おまえはもう、 そんな小さなこと、気にしていないのかもしれない。
だからこそ、あの世界から、 帰っていったのかもしれないし、
やっぱり、俺は、 もしも俺なら を考えて、 伝えたかったし、 おまえが、あいつ に会う前に、 言っておきたかった。どうしても。]
(141) nabe 2017/03/21(Tue) 06時半頃
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[ きっと、そんな、ぴしっと言えたわけじゃない。 声だって、全然凛となんて響かないし、 やっぱり、なぜか、泣きたい とさえ思った。
続きの言葉は特に考えてなくて、 俺は、だから何 って言われそうなところで、 一度、ゆっくり息だけ吐いたきり、口を噤む。**]
(142) nabe 2017/03/21(Tue) 06時半頃
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―数日後の話>>102―
[見舞いは能久昴の日課である。 幼馴染の堆と、まだまだ安静が必要な理一と。 パンケーキを焼いて持ってきたものの、 「理一はまだ食べられない状態」 と謂われたのだったか。 堆がふたつたべた。
そんな日をいくつか過ごした後のことだ。 堆のそばに座って、症状について切り出す一言に、背筋を伸ばした]
―――うん。
[緊張している。 よぎる、マネキンの有様。]
(143) azuma 2017/03/21(Tue) 12時頃
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…… 触覚が …… ?
[小さく繰り返す。 >>103告げられたものは、想像していた枠から少し、はみ出していた。いったい、それは――と、続きを待つ。]
……――、――
[ああ、もしかして それで。 転びやすくなったり、してたのか。 じわじわと、その恐ろしさが沁みてくる。]
急変って、…… ……今回入院、したみたいに?
[校舎に行ったときは こころの中に居た影響か すっかり、巻き戻ったように思い出せなかったけれど、堆が急に入院したと聞いたとき、能久は何もかも投げ出す勢いで病院に駆け付けたけれど。
理由は、――その症状のせい、だったのか。]
(144) azuma 2017/03/21(Tue) 12時頃
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……―――、……
[息を飲む。 ――置いて行ってしまう、かも、なんて。 居なくなってしまうかも、なんて考えてなかった。 ―― きっと、ずっと、 ―― 一緒に居てくれると思っていた。 だから、あのマネキンの前で、 酷く取り乱して、 どうしようもなくなりそうに、なった。
今も、喉の奥が締め付けられて、 不安に足元が揺らぎそうになるけれど。]
[一番怖いのは、 一番、つらいのは たかしだ。
窓の方を向いてしまった彼を、 じいっと、見つめて、沈黙が、しばし。]
(145) azuma 2017/03/21(Tue) 12時半頃
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……はなして、くれて
ありがとう
[精一杯、静かに謂えた、と思う。 そろりと両手で握手するみたいに、堆の手を握った。感触がなくて、伝わらなくてもいい。]
おれのこと、 ……考えてくれてたんだね
……やっぱ、かっこいいなぁ たかしはさ、
[泣いたら駄目だ、と、思って。 浮かべた表情は、泣き笑い――情けないものだった*]
(146) azuma 2017/03/21(Tue) 12時半頃
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|
[ ……結局 あの後。 ]
[ 出ていった病室前で、誰もいないのを良いことに 古辺通は声を殺して泣いていた。 今まで泣かなかった分か つぅ と 垂れていく雫は止められなくて 暫く其処で突っ立って いて。 ]
(147) mayam 2017/03/21(Tue) 12時半頃
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[ 離れられたのは 泣き腫らした瞳で、 病院の自販機を見つけたから。
もっと言うなら 其処に 汁粉があったから。
指は自然と硬貨を摘まんで、―― がこん。 あの世界と同じ音を聞けば、 缶の淵を持って ロビーへ* ]
(148) mayam 2017/03/21(Tue) 12時半頃
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― ロビー ―
[ 其処にきっと きみは居た筈。 特徴的、帽子のシルエットを捉えれば、 スマート に、話しかけられたかな。 少なくとも前髪は、 初対面よりずうっとスマートだけど、 委員長の評価は どうだろう。
泣いたあとは、見ないふりをしてくれるだろうか。 ]
(149) mayam 2017/03/21(Tue) 12時半頃
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大和。 ……ただいま。 [ 目は…やっぱり、合わないだろうけど。 此方に気付いたら 敗者の賭けたものを示そう。 ちゃあんと帰ってきたし、 ちゃあんと 持ってきたんだって。
俺って良い男でしょ? って そんな風に** ]
(150) mayam 2017/03/21(Tue) 12時半頃
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道案内 ノックスは、メモを貼った。
azuma 2017/03/21(Tue) 13時半頃
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いや、急変ってのは。 ……死ぬ、ってこと、だな。 今回の入院は、いずれこうなるって ずっと前からわかってたことだから。 それでも、できるだけぎりぎりまで "普通"に過ごしたかったんだ。
[話し終えて、しばらくの間の静寂。 布を擦る音が聞こえて、 目を自分の手元に向ける。 握られているのが見えた>>146]
かっこよくなんか、ないだろ。 ぐずぐずと結論先延ばしにして それで、こんな。
[入間の言うとおりだ。 もっと早く昴が受け止めてくれると信じて 話さないほうが残酷だと気づいて きちんと伝えておけばよかった]
(151) hatum 2017/03/21(Tue) 14時頃
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[長いため息ひとつ。 握られていないほうの手を伸ばして ぐしゃりと昴の頭をなでる]
泣かずに聞いてくれて、ありがとう。
……俺がどっちを選んだらいいか、 一緒に考えてくれないか。
[両親は好きに選べといってくれた。 意見を押し付けてこないのはとてもありがたくて。 でも、ずっと、相談したかった。 一緒に悩んでほしかった。 できるなら、ほかの誰かではなく、 自分よりも自分のことを考えてくれる。 目の前の、幼馴染に*]
(152) hatum 2017/03/21(Tue) 14時頃
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[ちよちゃんの眼前のわたしの笑顔は、 まばたきすれば消えちゃう幻なんかじゃない。>>72
確証が持てなくって、という言葉には、 内心そっか、と思いつつすまなそうに眉を下げたけれど。 そうだね。たとえば進学した高校の名前とかそういうの、 何から何まですみずみと記してたわけじゃないし。
なんだか必死そうな声で、 わたしが、わたし自身を指してどうしようもない、って言ったのを否定してくれるちよちゃん。>>72
ちよちゃんが頼ってくれたこと、本当に嬉しかった。 でも本当は、と言いかけて、 結局、俯いてしまう、臆病なわたし]
(153) Akatsuki-sm 2017/03/21(Tue) 16時頃
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[目の前で、知るのが怖い、って伝えてたはずなのに。 あの校舎(せかい)のことを、って目的語を省いていたとはいえ、 逃げようと、してたんだよ。
それに。 ちよちゃんは、わたしとあお姉との間に何があったのか知らないからそう言えるんだよ、って、 思うのもまた、容易かった。
―――だけど、なら。 そのことを知ってもなお、ちよちゃん、あなたは、 わたしのことを頼りにしてくれるのでしょうか。
わたしのことを、しんゆう だって、 思ってくれるのでしょうか]
(154) Akatsuki-sm 2017/03/21(Tue) 16時頃
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[今はそう問いかけることのないまま ちょっとどもった声でお礼を言うちよちゃんに、>>73 うん、うん、って二度うなずいてみせた。
見ることができたのはほがらかな笑みじゃなかった。 ずっと黙ってたことをやっと言えたから、だろうか、 口元が不格好にあがるのが見えて。 でも、―――よかった、ってわたしは思った]
(155) Akatsuki-sm 2017/03/21(Tue) 16時頃
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……もちろんだよ。
夏休みに入ってからずっと手紙、送ってなくてごめんね。 また、お手紙出せるように頑張るから。
[今度は、……わたしも、 隠してた家の事情とかそういうの、話せるのかな。
答えはすぐには出ない、けど。 繋いだままの手をぶんぶんと上下に振って、 ちよちゃんと文通できるのは嬉しい、って示すことにした*]
(156) Akatsuki-sm 2017/03/21(Tue) 16時頃
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― 帰還の光景 ―
[コンビニから戻ってきてたささらちゃんから受け取ったのは新製品のマロン味の飴だった。>>5:+69 中々悪くない味だったので、 ささらちゃんやちよちゃんにも一個すすめておいた。
もうロビーをうろうろ歩き回ったりはしなかったけれど、 時折、落ち着かない様子で視線を彷徨わせたりしていると、 やがて、ロビーに駆け込んでくる三人の姿が見えた。 はるちゃんと那由多くんと古辺くん。 三人とも、風にあおられたのか髪の毛はぐちゃぐちゃで、 古辺くんなんか、2年足らずというごく短いクラスメートとしての付き合いの中で、 見たことないってくらい疲れた様子だし、>>85
ともあれ、ホストに招かれた子達、みんな帰ってこれたらしい。 おかえり、みんな。わたしは手を振った]
(157) Akatsuki-sm 2017/03/21(Tue) 17時頃
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―数日前の>>151― ――、――し、……
[もう一音、形作るのをこころが拒否して唇を噛む。]
……、……うん
[――それでも、普通に過ごしたかった。 幼馴染の心の中を思い、落ちる沈黙。 眉を寄せた。なにも、知らなかった]
……――、ううん、……そんなことある ―――あるよ。
[拙い言葉を絞り出して、 ぎゅう、と握った手に力を込めた。 触れてる感触がなかったとしても、少しくらい、伝わるんじゃないかなんて、そう思った]
(158) azuma 2017/03/21(Tue) 19時頃
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[くしゃり、とかき混ぜられる髪の毛の下で、 眉が耐えるようにきゅっと寄った。]
……――うん、
…………かんがえる、 一緒に、いっぱいかんがえるから。
……――おれ、側にいるから。
[かっこいい、憧れてる、 大事な幼馴染に、今の自分ができること。 精一杯考えて、――寄り添いたいと願うのだ*]
(159) azuma 2017/03/21(Tue) 19時頃
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|
[握られた手を握り返して、 髪を撫でた手で眉間のしわ>>159を親指で伸ばす]
お前の方も大変なのに、わるいな。
まだ時間はあるから。 ゆっくり考えてくれればいい。
……お前がいて、よかった。
[そういって、最後にぺしっとでこぴんして、 頭に置いてた手を放した*]
(160) hatum 2017/03/21(Tue) 22時頃
|
|
[ >>116>>117
覆われた腕の下から現れた顔は、 いつもの澄ました顔からはかけ離れていたけど、
前髪の奥で細められた目と、 へたくそに持ち上がった口元は、
校舎から落ちるときに見た、 白く瞬く星に似てた ]
(161) rento24ss 2017/03/21(Tue) 22時半頃
|
|
[通が出て行った後。 少しだけもの寂しい気分になったから、 また寝るかって思ってたんだけど、
微かに。ほんの微かに、扉の方で声がする>>147]
……しょうがねェなァ、通は。
[誰のせいだよ、って、非難が 頭の中で聞こえてきた気がした。
でも、その声が聞こえなくなるまで、 じっと、ずっと、起きていた。
隣にはいないけど、傍に居るつもりで]*
(162) rento24ss 2017/03/21(Tue) 22時半頃
|
|
[私はきっと、彼女が何をしようとも。親友だって、 そう思った事を、訂正するつもりはありません>>154。
けれど問いかけられないのなら、 その言葉は口にされないまま。 不格好な笑みを浮かべて、彼女>>155を見るのです。
最後に一つ、過ぎた願いを。 その返事>>156に、また、相好を崩して]
良いの、無理はしないで。 莉緒の都合が良い時に、送ってくれれば、それで。
[これからは、全部、素直に手紙を書けるでしょう。 私、吐き出したい事が沢山あるんです。 それを手紙に綴ったら、彼女は困るかしら]
(163) めのこ 2017/03/21(Tue) 23時頃
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|
[繋いだ手を、振って まるで喜びを示すみたいな莉緒。
彼女の話も、もっともっと聞きたいんです。 だから沢山、手紙を交わしましょうね]
(164) めのこ 2017/03/21(Tue) 23時頃
|
|
[病院へと入って、莉緒から受け取った飴>>157は、 後で食べようとポケットの中。 皆の姿が見えたのには、安心したけれど。 まだ理一の安否が解っていなかったから、 お祝いムードになるには、少し早くて。
そわそわ、何気なく覗いたスマホに見付けたのは、 一通のメール>>-57。 ロビーには、確かに通が居ました。 いつもとは全く違う、スマートでない姿>>85。
この"皆"には、勿論、理一の事も入っているのでしょう。 やがてそう間も無く、彼も目を、覚ますのでしょう*]
(165) めのこ 2017/03/21(Tue) 23時頃
|
|
─ ロビー ─
[理一が起きた、その後。
ほっとしたのはそうでも、 我先にと会いに行くのは、違う気がして。 彼の病室に向かう級友の姿を、見送ったりして。 挨拶をしてから帰るべきか、そのまま帰るべきか。 逡巡していた頃の、事。
ふ と、伏せた視界に、誰かの足が>>149。 視線を上げていけば、そこに居たのは、 何処か見慣れない、通の姿]
(166) めのこ 2017/03/21(Tue) 23時頃
|
|
おかえり、通。 ……そっちの方が、格好いいよ。
[柔らかく笑えたのは、彼が約束を守ってくれたから。 験担ぎって、案外棄てたもんじゃないですね。 だって目の前に、彼が居るもの。
初対面の頃とは違う、前髪。 赤く染まる目元は、理一の所為かしら。 らしくない、って言えば良いのか。 それとも、らしいって言えば良いのか。 判断に困って、内心、苦笑なんてしながら]
(167) めのこ 2017/03/21(Tue) 23時頃
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[賭けの報酬は、有難く頂いておきましょう。 甘いお汁粉は、勿論、嫌いじゃありません。 だけど飲むのは、後回し]
はい、ちゃんと貰いました。 ……目、冷やした方が良いかもね。 男前は、上がってるけど。
[彼の腫れた目元に触れる事は、叶ったでしょうか。 私の手は、冷えたままでいましたから 多少は、心地良いかもしれません。
からかうつもりは、ありませんから 上げた手は、すぐに下ろして]
(168) めのこ 2017/03/21(Tue) 23時頃
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―― 切る、つもり。 もう、大丈夫だから。 フシンシャじゃ無くなるし、 きっと もっと格好良くなるね。
[ 気付いた大和に、缶を渡し。 彼女の感想を、少し照れくさそうに微笑みながら 有り難く受け取って。 冗談めいた口調は、きっと何時もの古辺通だ。 嬉しいのは、本当だけど。
…験担ぎ、案外棄てた物じゃあないだろ? 帽子を被り始めた頃より、 ずうっと、雰囲気が軽くなった彼女を見て、思う。 ]
(169) mayam 2017/03/21(Tue) 23時頃
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[ すると。 ふ と 手が伸びてくるから。 ]
(170) mayam 2017/03/21(Tue) 23時頃
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[ ―― おんなのこ、の。 冷えた指先が 目元に当たる。
強ばったのは、やっぱり 一瞬で、 瞳を細め、背丈が合うように屈めば その冷たさを甘受しよう。 泣いていたの、ばれていたんだろうなあ って 何処か叶わない委員長に、思い。
小さく届く囁きを聞く。 僅かに、彼女の口元が笑みを作ったのが見え。 ]
(171) mayam 2017/03/21(Tue) 23時頃
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[ "ん" って、軽いお返事の後。
ぽふ と 帽子の上から、軽く 軽く。 彼女の頭を撫でようと 男の骨張った手を伸ばす。 果たして 触れることは赦されただろうか。 ]
(172) mayam 2017/03/21(Tue) 23時頃
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……大和もさ、 いつか、また 髪伸ばしてよ って 言ったら 怒る? 俺、そっちの方が…やっぱり好きって 思ってさ。 [ 長い、真っ直ぐな黒髪を揺らして 真っ直ぐに立って、 そうして 真っ直ぐに此方を見る大和が、 きっと、古辺通は好きなんだと思う。
何時か、 ちゃんと目が合うときが来ますようにって、 そんな願掛けも込めて。 ]
(173) mayam 2017/03/21(Tue) 23時頃
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[ 彼女が今の自分を格好いいと言うのなら、 自分だって、正直に言っても良いだろう。 …きっと。
彼女が此方を見上げてくるならば 自然な笑顔を浮かべている古辺通が、見えた筈* ]
(174) mayam 2017/03/21(Tue) 23時頃
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…………。
[ホストたるりーくんはどうすることにしたんだろう。 帰ることにしたのか、あの校舎(せかい)に残ることにしたのか。 訊こうにも訊けず、口を開けたり閉じたりしていたけれど。 やがて、那由多くんが、続いてはるちゃんが、>>88>>121 りーくんは帰ってくるってことを教えてくれた]
帰ってくるって……、
[誰にともなくそう言って。 ほっと一息ついた顔で辺りを見回したんだけど。 やっぱり手術中、のランプが消えたのが一番ほっとした瞬間だった]
(175) Akatsuki-sm 2017/03/22(Wed) 01時頃
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……! 大丈夫?
[はるちゃんが尻餅をつくのが見えて近寄る。>>121
すぐに手を引っ張って立たせた方がいいかな、とは思ったけど。 ダッシュでやってきたせいなんだろう、 髪の毛ぼさぼさなのが気になってしかたがない。
これからすぐにりーくんに会いに行くにしろそうでないにしろ、 見た目は整ってた方がいいよね]
おかえり、……それにお疲れさま、かな。
[しゃがみこんで高さを合わせるとはるちゃんの頭をよしよしと撫でた。 文化祭でお化け屋敷から出てきた後、>>2:274 えぐえぐと泣いてた彼女を慰めた時のように**]
(176) Akatsuki-sm 2017/03/22(Wed) 01時頃
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……そうか。それなら、あいつにもやっぱり礼を言っておくか。
[橘なら調子に乗りそうだが。保田がそう言うならば>>135>>136。
手術室の明かりが消えたなら、保田と同じように自分もそちらに視線を向ける。 そしてとりあえず、心の中で言っておこうか。後で直接会った時にも言うけれど。
おかえり。帰ってきてくれてありがとう。]
(177) はねねこ 2017/03/22(Wed) 01時頃
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[それから、再び感じる、じっと見上げる視線>>137。 何だろう。何か言いたいことでも、あるんだろうか。 そう思いながら、言葉を待っていると>>138。]
……そうか。
[そうか。うん。そうだろうな。 最後まで残っていた保田なら、まあ、俺のマネキンを見ていても、なんらおかしくないだろう。 三文字の意味のない言葉だけ発して、保田が語る言葉>>140>>141を、ただじっと聞いていた。 それを聞き終えて、保田が口を噤んで、そしたら、きっと俺は……微笑ってた。]
(178) はねねこ 2017/03/22(Wed) 01時頃
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……保田、お前、優しくていい奴だな。
[なんて言ったら、もしかしたらからかってるように聞こえたかもしれないが、それが一番、素直な感想だった。 だって、黙っていたところで、俺にはお前らが俺のマネキンを見つけたことなんて分からないのに。 俺が「見つけるな」って言ったわけでもないんだから、別に悪いことでもなんでもないのに。 多分、言いづらかっただろうに。 それでも、俺の気持ちを考えて、こうして伝えにきてくれた。 俺は良い友人を持ったなあ、なんてしみじみ思いそうになるが、その前に。 こちらからも、伝えたいことを伝えよう。 ただの、自己満足になるかもしれないけれど。]
(179) はねねこ 2017/03/22(Wed) 01時頃
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……俺は、実は昔から、ああいう可愛いものとか……女の子らしいものが好きなんだ。
[その言葉は、思っていたよりはすんなり出てくれた。重大な隠し事なんかじゃなくて、ちょっとした秘密を話すように。 そう、例えば、文化祭のあの日、保田が人と食べ物をシェアするのが苦手だと話してくれた時のように>>0:218。]
色々言われるのが嫌で、ずっと隠してた。知られるのを怖がってた。 ……だが、あの校舎で、無理に隠して、怖がる必要はないんじゃないか、って思えた。
だから、マネキンを見たことを謝らなくていい。 俺は怒ってもいないし、ショックでもない。
[「……まあ、少し恥ずかしくはあるけどな」って付け足して、笑う。 今まで、誰にも話せず、ずっと一人で抱えてきた悩みごと。 その片鱗を話すだけで、少し心が軽くなるような気がした。 だから、やはりこれはただの自己満足なのかもしれない。 でも、もう少しだけ、聞いてくれ。]
(180) はねねこ 2017/03/22(Wed) 01時頃
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……多分、友達とか、家族とか。 俺達が想像しているよりも……暖かくて優しいものなんじゃないか、と、思うんだ。 ずっと隠していた自分を見せても、受け入れてくれるんじゃないか、と。
だって、ほら、保田も橘も、俺のマネキンを見ても笑わなかったんだろう? 笑わないでいてくれて、ありがとう。
[そう言ってまた、嬉しそうに微笑う。
もしも、保田にも知られたくない、隠している部分があったとして。それを知っても俺は笑ったりしないし、きっとあいつらも同じだろう、と。 そんな意味を込めてみたりもしたが、伝わっただろうか。 伝わらなくても、それはそれでいい。俺が言いたかっただけだから。
もしかしたら、また、礼を言われるようなことしてない、なんて言われるだろうか。 色々と嬉しかったのは本当だから、出来れば素直に受け取ってほしいのだけれども*]
(181) はねねこ 2017/03/22(Wed) 01時頃
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そうだね。通が前髪切ったら 私、どきどきしちゃうかも。
[照れ臭そうな彼に、うふふと笑います。 "大丈夫"って、どういう意味なのか そういうのは、敢えて聞いたりはしません。
壁みたいに作られていた長い前髪が 消える事だけを、純粋に喜びましょう。 お決まりのやり取りが無くなってしまうのは、 少しだけ寂しいかもしれませんが]
(182) めのこ 2017/03/22(Wed) 01時頃
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[触れれば、強張る体>>171。 迷惑だったかなと、冷たかったかなが、半々くらい。 それでも彼は屈んでくれましたから、 きっと、嫌がってはいないんでしょう。
指の背で、するりと目元をなぞって 腫れた感触に覚えるのは、微笑ましさに似た感情。
──── それと、 彼が確かに此処に居るという実感も、ありました]
(183) めのこ 2017/03/22(Wed) 01時頃
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[頭を撫でられた>>172のは、手を下ろした後。 少しびっくりしたけど、嫌ではありません。 男の子の手はおっきいなあ って、 当たり前の事を、当たり前に考えるだけ。
私は、それがどれだけ幸せな事か、知っています。 今はもう、大きなてのひらに引っ掛かりも覚えません。
えへへ って、だらしなく眉を下げて 撫でる手が離れれば、帽子のつばを少し持ち上げます。 ほんの少し、濡羽色の瞳を覗かせて]
(184) めのこ 2017/03/22(Wed) 01時頃
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……怒んないよ。 それじゃ、通の為に、伸ばしちゃおっかな。 元の長さになるの、いつになるか解からないけど。
[すっかり涼しくなった首元を、擦りながら。 軽い口調は、照れ隠しみたいなもの。
もう、長い髪が嫌だとは思いません。 髪のお手入れだって、今夜からはちゃんとしましょう。 いつか彼に見せる時、傷んでたりしてたら ほら、がっかりさせちゃうかも、しれませんし。
帽子を取って、髪を揺らして しっかり、彼の瞳を見詰める日は 胸を張っていたいですからね]
(185) めのこ 2017/03/22(Wed) 01時頃
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[見上げた先、見えたのは、彼の笑顔。
……ああ、だから。 そういう表情をされると、何だか、安心してしまって 此方は、泣けてきちゃうんです ってば*]
(186) めのこ 2017/03/22(Wed) 01時頃
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[ 手は 拒絶されなくて。 きっと安堵しながら、彼女の頭を撫でていた。
指先に髪は触れていないけれど、―― 何時かは。 真っ直ぐな黒髪を通る日が、来ると良い。 ]
(187) mayam 2017/03/22(Wed) 12時頃
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[ 手を、離し。 ]
[ 正直な御願いは叶いそうで、 そりゃあ古辺通だって、 ちょっとスマートじゃあなく へら と笑って 眉を下げてしまうから。 ]
(188) mayam 2017/03/22(Wed) 12時頃
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―― うん 伸ばして。 俺のため。 ずっと先でも 見せてよ。 [ 何時か 此方に向けていてくれた 彼女の黒瞳。 僅かにでも見えたなら、 きゅ と 笑みを作る 茶色がかった瞳を返そう。 俺のため とか 強調してしまうのは、 ……なんでだろうな? ]
(189) mayam 2017/03/22(Wed) 12時半頃
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[ 笑みを交わした大和を 数秒 見てから ポケットの中にあるハンカチを出して。 ( 自分が不覚にも泣いていた時は、 ティッシュを使っていたんですよ。 ) ]
ん。 好きに使って。
[ 泣きそう?とか …そう聞いてしまうのも、野暮 かもなあって。 だから、何に使うにも、お好きにどうぞ。 使っていない 男物の紺のハンカチ。 スマートだから、ね。 こういう時にすっと差し出せるような そんな男でありたいもので。 ]
(190) mayam 2017/03/22(Wed) 12時半頃
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[ 大和は、受け取ってくれただろうか。 どちらにせよ 空いた手は彼女の帽子を持ち、そうっと。 再び深く被らせよう。 合わなくなった視線。 名残惜しくはあるけれど、 また これからがあるから。 だから、 ]
(191) mayam 2017/03/22(Wed) 12時半頃
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―― また、学校で。
[ "また"の挨拶を交わして、その場を離れよう** ]
(192) mayam 2017/03/22(Wed) 12時半頃
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―帰還の日― [深夜、校舎の主である理一が 目を覚ました後のこと。
ポケットの中で鳴り響く電話に、 能久が病室を出ていったタイミングがあった。
耳をすませば電話口からでさえ漏れ聞こえたのは、 泣きそうにまでなっている女性の声。 男性の怒ったような声も交じる。 戸惑いも露に、能久は呆然と呟いたのだ。]
……かあさん、とうさん……?
なんで……?
[――どうせ、別れてしまう。 ―――自分に興味もなくなっているし。 諦めて、見ないようにしていた両親が 能久が遅くまで帰らないことに、電話までかけて、怒って、泣いていた。]
(193) azuma 2017/03/22(Wed) 17時頃
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[能久の眸が揺れている。 どうしたらいいのか、分からないまま。 視線を彷徨わせた。]
今 は、……、 ……病院だよ
……ち、ち がう、ともだちが、…その、詳しいことは……後で、話すから
[念押すように何度も電話の向こうでかかる声がある。]
(194) azuma 2017/03/22(Wed) 17時頃
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……むかえに、って
い、いいよ、ひとりで、かえれる……
[能久はどうしたって 距離を取ってしまう。
――だって知ってる、二人の心は離れてしまって、 ――どうしたって、おれじゃだめだと思ってたのに。
父も母も、血相を変えて能久を心配していた。
――それは、そうか。今まで、外に抜け出すときはばれないようにしていたし。 ――たかしのところに泊まるのは、2人が帰らないってわかってるときだったから]
(195) azuma 2017/03/22(Wed) 17時頃
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[なんだかんだと説き伏せられて、 病室に戻るまで、呆然とたたずむ。 心配されていた、という事実が ちゃんと呑み込めなくて、 スマホの画面を見下ろしたまま、呟く。]
……――、わけ、わかんない……
[――手を伸ばされるなんて思ってなかった。 ――別れましょう、って、父さんも母さんも、皿を割るようなケンカをしてたくせに。
胸の詰まるような想いがせりあがる。 堪えるように、窓の外を見上げた*]
(196) azuma 2017/03/22(Wed) 17時半頃
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―数日後の>>160― [あの夜の、電話のあと>>196 堆には、今まで少しずつ零していたことが一気に溢れて少し、迷惑をかけてしまったように思う。 両親のこと、離婚のこと。 理由、浮気のこと――とか。]
……ううん、だいじょうぶだよ。
[眉間のしわをのばされながら、 少しだけきゅっと目を瞑って。ゆっくりと開く]
――…ん、
たかしの 考えてること、も、 きかせてね
[知らなかった分、 どんなふうに思っていたか、考えていたか、悔いないように、そう、思って。]
(197) azuma 2017/03/22(Wed) 18時頃
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――……
[ぱちり、と瞬いて、照れに頬を赤くした、直後。]
わっ
[デコピンが飛んできた。 もー、なにするんだよー、と 文句を謂いつつも、口元は微笑んだ。]
……おれも、 たかしがいて、うれしいから
[へへ、と照れ笑いを添えて*]
(198) azuma 2017/03/22(Wed) 18時頃
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[俺の為>>189。 彼の口からそうやって言われると、 自分で言うのとは違って、ちょっとだけ、照れ臭く。
早く髪が伸びれば良い って考えてしまうのは、 少しばかり、現金でしょうか。
切ってしまった髪を、今更ながらに、惜しく思いますが まあ、勉強料としておきましょう。 切った髪も、顔の傷も 決して、無駄だったとは思いませんから]
(199) めのこ 2017/03/22(Wed) 20時半頃
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あ… ……、ありがと。
[じわり。滲んだ涙には、気付かれてしまったみたい。 突っぱねる とか、そういう選択肢は、無くって。 おずおず受け取ったなら、控えめに目元へ。
情けない所を、見せてしまいました。 だって、通があんな風に笑うから。 ……八つ当たりみたいに、考えたりして。
然りげ無くハンカチを渡せる スマートさの、小憎らしい事]
(200) めのこ 2017/03/22(Wed) 20時半頃
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[ハンカチは、水分を吸えば色を濃くして 洗ってから返さなきゃな、とか その様を、ぼんやり見ていたんですけれど。
唐突に頭に乗せられた手に、小さく驚いた声を上げて。 顔を上げて、帽子のつばに視界を遮られれば、 見えるのはもう、彼の顔から下だけ。
茶色がかった瞳は、もう、見えません。 それでも、残念だとは思いませんでした。
彼が前髪を切って。私が、帽子を取って そういう"いつか"が、ありますから]
(201) めのこ 2017/03/22(Wed) 20時半頃
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……うん。 またね。
[このハンカチは、学校で返せば良いでしょう。 離れていく、彼の背を見送りながら 私はやっぱり、不格好に笑うのです]
(202) めのこ 2017/03/22(Wed) 20時半頃
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[彼が私の黒髪に触れる日は、いつでしょうか>>187。 随分切ってしまいましたから、 近い未来とはいかないのでしょうが。 いつか必ず、その日はくるのでしょうね。
──── ええ、きっと*]
(203) めのこ 2017/03/22(Wed) 20時半頃
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[莉緒の声が聞こえた>>176 ランプの灯が消えて放心していた私は反応が遅れてしまって、惚けたように莉緒の顔を見ていたと思う]
り、お…ちゃん。
[それはきっと、カッターの埋まった首>>2:572を見ていたから。 だから幼さを感じる声色で引き連れた呼び方は、文化祭の途中までの呼び方。
頭を撫でる手は、温かい。 無機質で硬くて白くて、冷たくない>>2:573 流れる血はきっと、あおくない。 冬空の中に紛れるあったかなあかいろだ]
(204) 24kisouth 2017/03/22(Wed) 22時半頃
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[ゆらゆらと揺れる瞳は膜を作り出す。 ぽたりとちいさな雨粒が目尻から零れた。 彼女の手はまるで傘のように溢れてしまう雨を防いでくれた]
あのね、ちゃんと、帰ってくるって約束したから絶対に、できるよ。 こたつに、パンケーキ。 お鍋もできる。ささらちゃんの言ってた辛い鍋も、ゆずポン酢も。
それと、ほら。お勉強会も、たくさん、できるかなって思う。
………ヒーローなんかには、なれなかったけど、だけど、きっとたくさんこれからできるから
………だから、
(205) 24kisouth 2017/03/22(Wed) 22時半頃
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[へらりと笑いながらもまた涙ぐみそうになる。 安堵と少しの疲れと、喜びと、いろいろ。 それが全部透明な粒になって、ぽろぽろと落ちていく。
伝わる温かさに甘えてしまう。 ひとりじゃ決して得られない、他の人がいるから感じるこのできる、とくべつを]
手、貸してくれてありがとう。
それと、……ただいま。
[俯いた後に顔を上げた。 その時はきっと自然に笑えてたはずだけど、 もう少しだけ撫でて欲しくて、しゃがみ込んでいた]*
(206) 24kisouth 2017/03/22(Wed) 22時半頃
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― → 病院外 ―
[ 大和と別れて、 幾分か落ち着いた調子で向かった先は、 自動ドアをくぐった先、夜空の下。
白い息を吐いて、見渡す。 病院内にいなかったクラスメート>>122は 割合直ぐ、見つかった。 ]
(207) mayam 2017/03/22(Wed) 23時頃
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|
―― 天ヶ瀬、
[ しんとした冬の空気だ。 声は良く通ったはずで、呼ぶと同時に近づく。 …どこか 寂しいような 険しいような そんな表情に見えたのは 気のせいかどうか。 重大なことがある!…なんて、 そんな大げさな用事じゃあないけれど、 なんとなく あの世界で、"見ていた"から。 ぽつり、 ]
(208) mayam 2017/03/22(Wed) 23時頃
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―― あのさ、 俺、天ヶ瀬のマネキン、見たよ。
[ まっさらなマネキンと、 それから、あの キャンバス。
あれはきっと、 天ヶ瀬の"これまで"だったんだろう って 奇妙な世界を生き延びた奴は、思うわけで。
そしてそれは、入れ替わりになった彼女は、 知らないだろうとも、思うわけで。 ]
(209) mayam 2017/03/22(Wed) 23時頃
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…キャンバスの天ヶ瀬、笑おうとしてた。 あれ、良かった、というか、格好良かった。 ……ええと、それだけ。
[ 天ヶ瀬の全てを知ってる訳じゃあ、無い。 それは天ヶ瀬から見た、 古辺通だってきっとそうだ。
自分の知らない表情を他者に見られることを 彼女がどう思うかは分からない、けれど。
何時もとは少し違う表情を浮かべようとしていた そんな彼女がいたんだということは、 古辺通の見た、事実 で。 ]
(210) mayam 2017/03/22(Wed) 23時頃
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[ なにでもない、何にもなれない まっさらなマネキンだろうと、 なにかに"なろうとしていた"かのような あの表情は、どれだけ不器用でも、不格好でも きっと 棄てちゃいけないものだ
って、 そう思うのは、駄目だろうか。 ]
(211) mayam 2017/03/22(Wed) 23時頃
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―― 本当に、それだけ なんだけど …まずかった?
[ 苦笑。 きっと、覗き込むような表情をしたのは、 今度は 古辺通の方だ* ]
(212) mayam 2017/03/22(Wed) 23時頃
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― 目覚めた後の話・1 ―
大事な話があるんだ。
[病室を訪れた健士郎の顔を見て、思い出した事があった。 あの校舎 ―――― 俺の世界でのことだ。
まだベッドから起き上がれない俺は、 真剣な目で健士郎に語りかける]
(213) rento24ss 2017/03/22(Wed) 23時頃
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俺の今後を左右するかもしれない……。 健士郎にしか頼めない事なんだ。
[早く何とかしなければならない。 このままじゃ、俺は終わりだ。
だから、俺は、今だかつてないほど 真面目な顔で、告げた]
(214) rento24ss 2017/03/22(Wed) 23時頃
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俺がレンタルしてたCD、返しといてくれ、 健士郎ォ……!!
[ 俺の財布の明日はどっちだ ―――――― !]*
(215) rento24ss 2017/03/22(Wed) 23時頃
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― 目覚めた後の話・2 ―
[あの校舎から帰ってきてしばらく経ったある日。 俺の前にはお見舞いのフルーツ。
だが、飛び降りた衝撃で内臓にダメージを負った 俺のご飯はまだ点滴だ。つまり食えない。
そして俺の前には堆。 いやァ、まさか同じ病院に 入院してるなんて思ってなかったなァ。
しかしコイツは何で俺の見舞いの品食ってんだ?]
(216) rento24ss 2017/03/22(Wed) 23時頃
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堆ィ、たかしくーん? それ俺のだよォ?
美味い?美味いかァ、そうかァ。 俺のだけどな。な?
[あの世界に居た時とは違って 五分刈りに戻っていた堆は、 俺が語りかけてもお構いなしにバクバク食ってやがる。
でもまァ、来てくれるのは嬉しいからいっか。 って、半分自分に納得させるように、 見舞い品を食べる堆をじーっと眺めていた]*
(217) rento24ss 2017/03/22(Wed) 23時頃
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─病室─
[それはどんなタイミングだっただろう。 もしかしたら、先客がいたかもしれないし、私には一緒に行ってくれる誰かがいたかもしれないけども、確かなことは]
夢じゃないんだよね〜。
[そう。ここはまぎれもない現実世界であるってこと。 誰に答えてるんだってツッコミはノーコメントでお願い。
白い室内は埃一つ許してくれなさそうなくらいに整えられている。 非日常の気配に私は、少しだけ目を細めた]
(218) 24kisouth 2017/03/22(Wed) 23時頃
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でも、さ。 ……夢じゃなくてよかったよ。
[来客用か何かの椅子を引っ張って、人数分置けばその上に腰掛け足を組む。 その後軽く右頬を支障のない程度に抓ろうとしつつも、はにかんだ]
ちゃんと、帰ってきてくれる約束、守ってくれてありがと、理一。
[その後は頭でも撫でてあげようなんて気持ちがよぎるのはきっと、可愛らしいヒーロー>>176のお陰。 私の頭を撫でてくれた少女から映ったもの。 果たして触れられたのかどうかは彼次第]
(219) 24kisouth 2017/03/22(Wed) 23時頃
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あのさ、理一。 何かやりたいこと、ある?
[尋ねながらも私はお土産に持ってきたものを手の届く位置に飾っておこう。 お日様の色をした色鮮やかなコマドリのぬいぐるみ]
生きづらいと思うなら、生きたいように生きればいいよねって思って。 それで万が一何かやらかしても、なんとかなる精神で。
なんかあそこで“飛んだ”時に色々とぶっ飛んだのかも。
何回も会いに来くるから、素敵なプランみんなに提案してね。
[一度、ぬいぐるみを突きながら、 “かみさま”はさようならしたから、これからは“ともだち”におねがいをした]*
(220) 24kisouth 2017/03/22(Wed) 23時頃
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── 帰還して:病院ロビー ──
[ 調子に乗りそう という発想がないあたり、 きっと、俺はあいつに甘い というか、 なにかを重ねすぎてしまったんだろうけど。
礼まで言わずとも、「 おかえり 」とは、 直接言ってやってほしいなあ とは思う。
手術室のあかりは消えていた。]
(221) nabe 2017/03/22(Wed) 23時半頃
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[ 話している間、俺は大真面目で、 話し終えた途端、大きく息をつきたくなるくらい。
だから、その返事として放たれた言葉>>179に、]
── いや? うん、いや
[ いやいやいやいや うん? 俺は、何の話だ? って顔で、元賀を見上げる。
からかわれているのかな とさえも思ったけど、 おまえおもしれーなー くらいの感じで、 笑ってんじゃないかとも思ったけれど、
なんだか、しみじみ とでも形容したい表情に、 俺はなにも言えなくなって、うん。
”いいやつ”は、おまえじゃないか。]
(222) nabe 2017/03/22(Wed) 23時半頃
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[ 元賀は秘密を語る。>>180
俺はそれを知って、……なんというか、]
……うん、そっか
[ なんというか、前もって予測していた とか、 そういう話じゃなくてさ、そういうもんだった。
俺がフリルレースに興味がないのと同じように、 興味のない、例えば、乗馬が趣味で と言われたとして、 俺はやっぱり「 へえ そうなんだ 」と言うんだろうし、
食べ物をシェアするのが苦手で と言われたら、 たぶん、じゃあ別々に頼めばいいじゃん と言う。
そういう感覚で、頷きながら、 だけど、それとは別の場所での よろこび。]
(223) nabe 2017/03/22(Wed) 23時半頃
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[ 踏み込んではいけないライン を、 頭の中で、ひとつ 消す。]
……うん、それなら、よかった 恥ずかしいのは、うん、わかるけど
[ 見ちゃったよ って、同調するように、 控えめに、笑う。>>180
元賀はうれしそうに、軽やかに笑った。 たぶん、それは、俺の見たことのない表情で、 俺も、つられて、笑みをこぼしながら、 おまえの辿り着いた優しい真相>>181について、 笑みを浮かべたまま、聞いていたよ。]
(224) nabe 2017/03/22(Wed) 23時半頃
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……うん、だと いいなあ
[ にへら、と笑った俺は、ずるいのかも。 きっと優しい誰かたちを、 目の前のクラスメートのためだけじゃなく、 訪れるかも分からない いつかの自分のために願う。
笑われなかったことに、ありがとう と言う気もちは、 たぶん、きっと、よくわかる。だから、]
(225) nabe 2017/03/22(Wed) 23時半頃
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……どうしたしまして というか、
なんかさ、やっぱり、 思ってるより、”大丈夫”なのかもしんない ……って、思ってさ。だから、 こちらこそ、サンキュー
[ 面と向かって、クサい話をするという行為には、 やはり照れがつきまとうものであって。
俺は、少し唐突ともいえるタイミングで、 「 理一の部屋、行くなら行ってみたら 」と、 担架の消えてった方、指差すけど、 これも、ただの新手の 照れ隠し である。*]
(226) nabe 2017/03/22(Wed) 23時半頃
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― いつかの理一の病室で ―
[勝手知ったるといわんばかりに まるで自分の部屋のようにするっと入り込み 部屋の主に一応手を挙げて挨拶をして 今日の見舞いの品は何かなと棚を物色する]
なぁ。なんで見舞ってーとこういうカゴフルーツなんだろうな。
[つやつやしたブドウをあっという間に茎だけにしながらつぶやく]
ん、これうまいぞ理一。 病院食つづくの味気ねーし 長期入院だと見舞もだんだんしょぼくなってきてなぁ。 お前んとこ豪勢でいいよな。
(227) hatum 2017/03/23(Thu) 00時頃
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[みかん、ばなな、りんごとつぎつぎと果物が消えていく]
食えねーんだからしょうがないだろ。 分けて欲しけりゃ、早く治すんだな。 明日のおやつも楽しみだな。
[こちらを見ている視線を受け止め、 最後の果物飲み込んで、口の端を上げた*]
(228) hatum 2017/03/23(Thu) 00時頃
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― 自分の病室にて・幼馴染と ―
悩んでることとか、なんでも、 お前が話にくくて言いたくないことじゃなきゃ 全部聞いてやるから。 聞いてやって、一緒に悩んで、考えてやるから。
"お互い様"だろ。
[今まで話さなかった分、伝えるのなら 今まで聞けなかった分、聞くつもりであった]
俺の考えか……
正直、どっちでもいいと思ってた。 どっちだって、なくなったものは戻ってこないんだ。
[そう言って、一度深呼吸をして]
(229) hatum 2017/03/23(Thu) 00時頃
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でもな……
理一がみんなに説得されて戻ってきて 欠けた何かを抱えて生きていくなら 俺も、このまま欠けた感覚と 生きてもいいと思えてきてる。
それなら、手術を受けて 少しでも感覚を残せるようにした方が たぶん、いいんだろうな。
でも。
[成功率が低いのは、生きたいと思うほどに、怖い]
(230) hatum 2017/03/23(Thu) 00時頃
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そういや、もう少ししたら 退院しないといけないんだけど。 お前さ、俺と暮らす気ないか?
迷惑かけることになるけど、 さすがに一人で生活できねーし あのワーカホリックな父さんや母さんに 仕事辞めて面倒見てくれって いうのはいやだし。
なにより、俺はお前なら安心だから。
ちなみに生活費は俺の大学費用から出る。 もう、進学できねーしな。 期限はお前が嫌になるまで。かな。
[じぃっと反応をうかがった*]
(231) hatum 2017/03/23(Thu) 00時頃
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― それからの、こと ―
[卒業式には、何とか車椅子で出席して。 壇上に上がって証書をもらうのはできなかったけど。 でもなんとか、卒業はできて。
――それから。
春の終わりのある日のこと。 とうとう手術の日になった。 付添はわざわざ仕事を休んできてくれた父と母と。 いつもそばにいる幼馴染は この日もついていただろうか]
(232) hatum 2017/03/23(Thu) 00時頃
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[『手術が終わったらどうしたい?』
麻酔医が全身麻酔の準備をしながらそう声をかけてきた]
……そうだな。 無事に終わったら、また、髪を伸ばしたいな。 幼馴染が、長いの似合うっていうから。
[『それはいいね』という麻酔医の声を最後に 意識は闇に沈んだ*]
(233) hatum 2017/03/23(Thu) 00時頃
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― 病室 ―
[静けさが戻った病室。
通ももうどこかに行ったみたいだし、 さて、もう一眠りするかって時に、 開かれた扉の先にいたヤツに、>>218 おっ、って目を瞬かせた]
ナハハ、夢だったら良かったんだけどなァ。
[体痛ェし、動けねェし、暇だし。 だから来てくれた入間は正直有り難かったし、 何より、ちゃんと現実世界に戻って来れてて、 良かった、って安心した]
(234) rento24ss 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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[ ……のに、だ、]
ひて。 ……とーへん、らろ。
[>>219 右の頬を抓られて、頬が伸びる。 腕も動かせない俺はされるがまま。
でも、言われる礼には“当然だろ”って返そう。 言えてねェけど。
あれだけの言葉を貰って、 校舎から連れ戻してくれたヤツらの 約束なんて、破るかよォ]
(235) rento24ss 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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俺の方こそ、あンがとな。
……アンタらのおかげだよ。 こっちに戻ってこれたのはサ。
[その手が今度は頭の上に伸びるけど、 俺は動けないからそのまま撫でられてた。
優しい手付きに、何だかまた泣きそうになる。 けど、「照れくさいから!」って言って 誤魔化そうとしたけど、叶ったかは入間のみぞ知る]
(236) rento24ss 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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[ ―――― トン ]
[>>220 傍に、何か置かれた。 顔が太陽みてェな色した鳥のぬいぐるみ]
( あ、コマドリだ )
[思い出しかけた、文化祭の事。 でも、その前に尋ねられた問いに、 俺の視線は入間の方に戻る。
鳩が豆鉄砲を食ったような顔で]
(237) rento24ss 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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やりたいこと……?
[俺が今まで悩んでいた事を、 なんでもないように入間は言う。
その言葉が、身体に、脳に、 染み込んでいくようで。 俺は、眉を下げて、でも嬉しくて笑った]
遠くに行きたいなァ。どっか遠く。 みんなでサ、春休み。
[卒業旅行ってヤツ? みんなで行くなら、きっと楽しいよ。 修学旅行の時みたいな、バカをやろう]
(238) rento24ss 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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あとは、そーだなァ…… 大人になってもサ、会いてェなァ。
[やりたい事。
学校を卒業すりゃ、今みたいに 毎日会うって当然は、当然じゃなくなる。
そうすれば会う事も減るけど、 学校にいる間だけの付き合いにしたくねェな。
その願いがどこまで続くかは分からないけど、 叶うなら、長く、長く、続けばいい]
(239) rento24ss 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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任せとけよォ。 あっと驚くプラン、用意してやっから!
[あの世界に居た時よりも、 もっともっと刺激的な事を。
“世界の主”じゃなくなった“俺”は、 “救世主”に悪戯めいた笑みを浮かべた]*
(240) rento24ss 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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[うん、莉緒ちゃんだよー。>>204
などと、明るく暢気そうな口ぶりで言うことも、 ましてや選挙演説ばりに自分の名前を連呼することもなく、 おかえりとお疲れを言った後は黙ってはるちゃんをよしよしと撫でていた。
ここにいるのは喉から血を流して横たわるマネキンじゃない。 触れる手はあったかいし、 顔はのっぺりとはしてなくて二つの目がしっかりと見守るような眼差しを投げているし、 病院の中だから、って、 コートといっしょに椅子の上に置いてあるあおいマフラーも、 真っ赤な血で汚れてはいない]
(241) Akatsuki-sm 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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[ああ、そういえば、莉緒ちゃんと呼んでもらえるのは文化祭の時以来だ。 お化け屋敷をめぐったことで呼び方が変わったの、 距離が縮まったみたいに感じられて嬉しかった。
だからって今また距離が離れたわけではない……と思う。 むかしを思い出しているのだろうか。わたしのように]
(242) Akatsuki-sm 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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[わたしが、慰めてるって顔をしていられた時間はそう長くなかった。 これからのことを色々話しながら、>>205 ぽろりと、目尻から透明なしずくを零すはるちゃんを目の当たりにしているうちに、>>206 わたしの目の奥も熱くなってきた。凍った何かが融けだすように]
うん、……うん、できる、よ。 パンケーキやお鍋だけじゃなくてチョコバナナだっておまけにつけてあげる。
ヒーローになれなくたって、 みんながいてくれるだけでいいんだよ、って、思う、だから……、
(243) Akatsuki-sm 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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[そう言いながらわたしはもう、 ぽろぽろと涙をこぼしている。
こんなにはりつめてたのかって自分でもびっくりするくらい。
だけど。 はるちゃんが一度俯かせていた顔を上げた時には、>>206 不格好に涙を拭って小さく笑うことができていた。
聞こえた「ただいま」にもう一度「おかえり」って返して。 しゃがみこんだままのはるちゃんを気が済むまで撫でてから、 そろそろ行けそう? って声をかけておいた*]
(244) Akatsuki-sm 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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[あの校舎(せかい)では怖いこともあった。 わたしを形作る一部を目の当たりにもした。殺されもした。
あの時どうするのが正解だったかなんて、 きっと、ずっと分からない。
わたし達のこれからも、たぶん、 そういう正解の分からない問いの連続で、だけど、 全部に完璧に応えられるヒーローにわたしはなれる気がしない。 ……むしろ、そんな完璧なヒーローなんていないんじゃないかな。 わたしが子供の頃に好きだったヒーローも、 けっこう迷うことはあった、気がするし。
……なんて思うわけですよ*]
(245) Akatsuki-sm 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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[>>208名前を呼ぶ声が、外の空気を裂いて耳に届いた。 驚いて振り向けば、あの世界から帰還してきたであろう、前髪の長い彼の顔。 ——は、ピンで綺麗に留まっていたかな。 どちらにせよわたしの視線は、その顔の近くを泳ぐ。
おかえり。 橘くんを連れ帰ってくれてありがとう。
なんて、軽く一言交わして、それでさようなら。 そうしようと思ったのだけど。]
(246) myu-la 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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……見た?
[>>209上須賀くん曰く、ハダカだったらしいわたしのマネキン。 目を覚ます前、校舎からの去り際の曖昧な記憶によれば、 わたしは窓から飛び出したはずなのだけど、 どうやら“そこにいた”という証は、くっきりと残るらしく。
いったいどういう状態だったのか、誰が何を見て何を察したのかは、 わたしに知る由はもうないのだけど。 恥ずかしさより、居たたまれなさと、初めて肌を晒した時のような、惨めさが込み上げる。]
まあ、マネキンはマネキンだし。 さぞ気味の悪いことになってたんでしょうね。 写真でも撮った?
[皮肉に笑おうとして、うまく表情を出せなくて失敗して、 少し開いた口に苦みを滲ませたまま髪をくしゃりと掻く動作。]
(247) myu-la 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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……?
[>>210だけど、彼が伝えてくれたことは、 わたしが思っていたのとは違う何か。 キャンバスの中のわたし。]
……そう。
[それが彼にどういう姿に見えたのかは、わたしには分からないし、 そもそもどういう風に描き残されていたのかすらわからない。 顔だけだったのか、体全体だったのか、それさえも。
でも、彼の言葉で思い出したことがひとつ、あった。]
(248) myu-la 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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「描けたよ、ささら。見てごらん。」
……見るったって、デッサンでしょう。 自分のハダカ見てもな。お風呂の鏡でいつも見てるし。
「いやいや、何も見たものをそのまま描いたわけじゃないよ。 芸術家の端くれとして、僕なりに思いを込めてみたつもり。 これがモデルへの敬意の表し方だよ。」
え……? これ、わたし?
[先生のキャンバスの中に描かれていたのは、いつだって。 鳥にもなれない、魚にもなれない、花にもなれない、水にも風にもなれない、
けれど、鉛筆一色で彩られた世界で、自信に満ちた姿勢を取る“わたし”だった。]
(249) myu-la 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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——……。
[少しの間、時間が止まったように感じた。 髪を撫ぜる手が降りるまでの間、その一瞬、わたしの脳裏を駆け巡ったものを、 目の前の彼が知ることはない。
気付けば、彼はわたしの顔を覗き込むような表情をしている。>>212 前髪で隠れないその目は、わたしをからかっているような色をしていない。 っていう、いつもの勘。当たってると信じて。
なんて答えようか、迷って、こちらも薄く苦笑をした。 今度は表情、柔らかく作れたと思う。]
(250) myu-la 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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まずい、ってことはない、けど。
[唇の前に人差し指を当てる。 彼が何を見たにせよ、美術準備室で何かが行われていたという証左になってしまう可能性があるので、 それは秘密だよというサインを送る。
とはいえ、人の口に戸は立てられないもので。 彼が誰かに言いふらすような人だとは思ってはいないけど、半ば諦めの意味で笑む。
美術準備室での、週1の密会。 そこで行われている秘め事のウワサ。 それが再び最燃焼しても、まあ、仕方ないので。 卒業までもうすぐだし、どうにかはぐらかしていきましょう。]
(251) myu-la 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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── その後:病室にて ──
[ 大丈夫だから、最後でいいや と思っていた。
とりあえず、病院に駆けつけて、みんなに会って、 まるで自分のことのように、「 大丈夫 」と言う。 心配しなくていい と言いながら、無事を確認して、 帰ってきたのだけ、出迎えられたら、とりあえずは。
みんなのほうが、 最後、あの世界がどうなったのか、 知らずにいるみんなのほうが、
きっと、聞きたいこととか、言いたいこととか、 山積みにして、待ってたんだろうし、
直接、あいつが、帰るって言ったの、 俺は聞いたんだし。みんなのあとで、大丈夫。]
(252) nabe 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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[ ── なんて、嘘 だなあ。
ネームプレートを確認して、 ノックを数度。「 理一、いる? 」とか、 声を投げかけながら、そろりと扉を開いて、
ああ、生きている にんげん に会うための作法だ。
俺は、そんなことに、ひどく心を揺すぶられる。
他の誰かの言うように、 心配かけて、バカ! とか、 そういう気もちが俺の中に芽生えないのは、 やっぱり、重ねすぎたんだと思うよ。]
(253) nabe 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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わたしね、いろいろと息苦しかった。 みんなといるのは楽しかった、し、それは嘘じゃないけど、 やっぱりわたしには向いてないんだよね、こういうの。 クラスメートを心配して泣くような女じゃないんだ。
だから、……わたしのぶんも、 橘くんによろしく。ね。
[彼に、わたしのぶんの言葉を託してしまう。 卑怯な方法に逃げるのを、許してほしい。 いや、やっぱり許さなくても、いいや。 これがわたしなんだって、どうか理解してくれたらいい。]
(254) myu-la 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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[ やっぱり、これは、 俺たちが連れて帰った とかじゃなくて、 あいつ自身の選んだ結末だったのだと思う。
それしかない と、一度は選んだ道を、 捨てて、引き返すこと。その意味。
想像したら、ただ、嬉しかった。とか、 言ったら、甘い と言われるのだろうか。
……甘いよ、そりゃ。そうもなるって。]
(255) nabe 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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それにしても。 顔、すっごく見やすい。 格好いいじゃん。
うちの弟にも、前髪切れって言おうかな。
[彼の前髪に覆われていた目を覗き込んで、何かを感じたとしても、 それはきっとお互い様。人には話せないヒミツのひとつやふたつ、あるでしょう。
残念ながら君には、いいえ、君を含めたみんなには、 弟へしていたような鬱陶しい愛をぶつけることはできません。 どちらにせよ、もうそんなのは勘弁、って言うのかな。
だからわたしは、取り繕わない率直な感想を告げて、 誤摩化してしまうのです。*]
(256) myu-la 2017/03/23(Thu) 00時半頃
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[ どちらかというと、胸の裡に浮かんでは消えるのは、 本当に、これでよかった? とか、 そういう、後ろめたい質問で。
だけど、そんなこと言わないから。 不安げな顔も、見せないから、
どうか、おまえ が、 そんなことを考えずに済みますように。
これからも、ずっと続いていく人生に、 そんな疑問が必要な時が、訪れませんように。
そう願っているから、今はただ、喜ばせてほしい。
やっぱり、後ろめたいとか、全部抜きにしてさ、 俺、おまえが笑ってんの、また見れるのかって思うと、 うれしい。生きていける気がする。俺も。俺が。]
(257) nabe 2017/03/23(Thu) 01時頃
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[ 病室は、やけに白くて、どことなく、 あの数日間を思い起こさせるようだった。
そこに、ぽつん といる。 理一 が、いた から。
── しんどいのも、わかってんのに、 一緒に、帰ってきてくれたんだな。 生きることを選んでくれて、ありがとう。
たぶん、俺は、そういうことが言いたくて、 ただ、かすれた声で、「 おかえり 」と、言う。]
(258) nabe 2017/03/23(Thu) 01時頃
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[ 視線の先で。 髪が、くしゃりとかき混ぜられる>>247。 言った反応は、 そりゃあ、…そういう、ものなのか。 あまり良いようには見えなかった けれど。 ……少しの間。 時間が止まったような感覚がしたのは、 気のせいだろうか。 天ヶ瀬が何を考えていたかは知らずとも、 首を傾げるには十分な時間で。 ]
(259) mayam 2017/03/23(Thu) 01時半頃
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……?
[ 覗き込む視界の端。 落ちて行く手を、捉えた。 動く指先は、そのまま彼女の口元へと>>251。
―― ひみつ の、サイン。 諦めた様な笑みとセットで。
秘密を持つ女は美しいと言いますが、 果たしておんなのこはどうなんでしょうか。 生憎、もうかみさまの居ない古辺通には 分からないこと。
だけど、サインは読み取れたから。 ひみつのお願いは、受け取ろう。
それと、 ]
(260) mayam 2017/03/23(Thu) 01時半頃
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ん。
[ よろしく、のお願い>>254も聞こう。 眉を下げた笑みでの返事だったけれど、 ちゃあんと、此方も受け取るよって、 そんなお返事。
病院に来ただけ、 らしくないこと、出来たんじゃ無いかな。 そんな感想は、胸の内に秘めておこう。 …これからがあるんだから、って そういう前向きさ、きっと大事。
それに ほら。 らしくない前髪の感想を、頂いたからさ。 答えるのが男ってものだよ。 ]
(261) mayam 2017/03/23(Thu) 01時半頃
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|
当たり前。 ―― だって、俺だし。 おんなのこに人気出ちゃうかもね。 [ 前髪切るって、言ったしね。 自慢げな顔、これは誤魔化しじゃあ無いんだ。 古辺通は、 "おねーちゃん"とカンケイしてしまった、 どうしようもない弟で、男だけれど、 …自分に自信は、あるからね。 ]
(262) mayam 2017/03/23(Thu) 01時半頃
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|
[ そうして別れる、その前に。 ]
[ 弟君にはよろしく って、 一緒に言っておこう。
―― あ、 ]
(263) mayam 2017/03/23(Thu) 01時半頃
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|
[ おねーちゃん、って、やっぱり。 離れていく家族へ、寂しい気持ちはあるんだろうか。 もし、きみがそうだったとしても、 どうか親愛で、家族愛で終わらせてください。 弟をどうしようもない男にしたくなかったら、 それがきっと、幸せへの道だと思うよ。
どこかの弟も、 本当は姉貴が好きだった筈なんだけど、さ。 色々道を踏み外したせいで、 今はすっかり大嫌いな幽霊ですから。
どうか そうならないように。 お節介な男からの、…違うか。 ]
(264) mayam 2017/03/23(Thu) 01時半頃
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|
[ 失敗してしまった、何時かの弟より** ]
(265) mayam 2017/03/23(Thu) 01時半頃
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――病院ロビー――
[いいやつだなあ、なんて言ったら、案の定保田は戸惑っていて>>222、その様子にもなんだか笑ってしまう。まあ、唐突に「いいやつ」だなんて言われたらそうなるのも当然な気はするが。
そして、その後の俺の秘密を、そっか、と普通に受け入れてくれて>>223、その後の話も、保田は、うん、うん、と頷き、笑みを零しながら聞いてくれた>>224>>225。 それだけでも、けっこう、嬉しかったのだけど。 言っておきたかったから言っただけの言葉でも、それが保田の為になった>>226のなら、それは、とても嬉しいことであって。]
(266) はねねこ 2017/03/23(Thu) 03時頃
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……それは良かった。どういたしまして。
[そう言ってまた、笑った。 橘の病室に行くのを勧められたら、「いや、俺は今日はいい。また学校でな」と言って、外の方へと歩き出す。 帰ってきてくれたのだからこれからいくらでも橘に会う時間はあるし、あいつも今は早く寝て休みたいかもしれないし。
あとは……大和は後でコートを返すと言っていたが、俺としては帰り道も風邪引かないように、出来れば着たまま帰ってほしいから、 今のうちに逃げてしまおうか、なんて思って。ちょっと、ずるいかもしれないが。]
(267) はねねこ 2017/03/23(Thu) 03時頃
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――数日後:橘の病室――
[そして後日。あいつ食べられないかもなあとは思いつつカゴに入れた果物を持参し、橘のお見舞いに行った。訪れて早々におかえりだとか帰ってきてくれてありがとうなとかちゃんと言いはしたが、そこは割愛させていただこう。
ともかく、話が一区切りついたところで。 橘が、とても真面目そうな表情で俺に語りかけてきた>>213。 大事な話で、俺にしか頼めないこと、とは。一体何だろうか。果たして俺で力になれることなのか。 固唾を呑んで、橘の次の言葉を待つ。 そして、その、大事な話は――>>215]
(268) はねねこ 2017/03/23(Thu) 03時頃
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……そうか。
[俺は、神妙そうな顔でそう言うと、考え込むように数秒の間沈黙した。 そして、ゆっくりを口を開く。]
橘……ところで、お前、 “自業自得”って言葉、知ってるか?
[にっこり。そんな効果音がつきそうな感じで笑ってみせた。それはもう、いっそわざとらしい感じで。]
お前が自殺なんてことしなかったり、早めに返してれば良かったことだよな? 延滞料金がかさんだとしても、それは当然の報いなんじゃないか?
(269) はねねこ 2017/03/23(Thu) 03時頃
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[そんな風に言いつのれば、さて、橘はどうしたか。尚も頼み込んできただろうか。 何にせよ、少ししてから「冗談だよ」と笑って。]
CDは返しておいてやる。 だからお前はさっさと身体を治して学校に来い。
[流石に財布の中身がすっからかん、もしくはマイナスになるのは可哀想だからな。 それに色々ありはしたが、こうして元気でいてくれれば十分だから、と。 それは、まあ、口に出してはやらないが**]
(270) はねねこ 2017/03/23(Thu) 03時頃
|
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―幼馴染とのはなし>>229― [何でも聞く、と謂われると、 黙っていたことが少し後ろめたく、 けれどもうれしいのも確かで、 能久は少しへたくそに笑みを浮かべた。 そうでなければ泣いてしまいそうだった。]
…… うん。
―――“おたがいさま”か、 ……そうだね、
おたがいさま。 一緒に、いろいろ、話そうね。
[内緒話も幼馴染にならそっと零せるだろう。 幼馴染の言葉なら、きっとなんだって聞いて、悩んで、考えられるだろう。不思議な確信があった。]
(271) azuma 2017/03/23(Thu) 11時頃
|
|
―――、……、
[堆の考えを、少しも漏らすまいと じっと耳を傾ける。深呼吸、緊張の刹那。]
……、…… ……そう、だね
[先ほどそっと離した能久の手は、 今は固く握られている。]
おれは、長く、 いっしょにいられるのが うれしい、……けど、
こわい、……よな、……
[手術が。成功率が低いということが。 能久自身も、見守るだけで 何もできないであろうことが。]
(272) azuma 2017/03/23(Thu) 11時頃
|
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……でも、あの校舎からみんな戻って、これた、からさ……あんなふうに、とか
[――希望を持ったって、いいんじゃないだろうか。祈るように、縋るように、ひそやかに思う。]
(273) azuma 2017/03/23(Thu) 11時頃
|
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へ?
[そういや、で切り出された話題に、 能久は一つ、瞬く]
一緒に……?
[言葉を繰り返し。 示すもの、意味を胸に染み渡らせる。]
――うん、……よろこんで。 たかしといっしょなら、 おれも安心、だなー
[真っ直ぐ堆を見、目を細めた。]
だいじょうぶ、 ……やになったり、しないよ。
(274) azuma 2017/03/23(Thu) 11時頃
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……おれね、、 両親のことでさ、……引っ越すとかいう話、あったんだけど、ぜったいやだって謂ったんだ。
やー、……だって、 離れたくなかったんだ、 ここからさ。
……そんなわけで! 洗濯とかもばっちりできるから、 安心してよ。
[えへへ、と照れたように笑った、冬のある日のこと*]
(275) azuma 2017/03/23(Thu) 11時半頃
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道案内 ノックスは、メモを貼った。
azuma 2017/03/23(Thu) 11時半頃
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― 幼馴染と>>272 ―
[肩を引き寄せて、額をそこにくっつける。 強く引き寄せすぎて、ちりっと一瞬の衝撃。 ……まだ、痛覚が残っている証拠]
いつか終わるかも、じゃなくて。 長く一緒にい続ける、なら やっぱり手術受けるしかないよな。
――もし俺があの校舎みたいな 境目で迷ったら 迎えに来てくれよ?
[この幼馴染が呼ぶなら、きっと、 戻ってこられるだろうから]
(276) hatum 2017/03/23(Thu) 15時半頃
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[あまりにも簡単に喜んでとかうなずくから>>274]
介護のために一緒に暮らせって言うのに そんなうれしそうにするのはどうなんだ? お前ほんと、世話好きだよな。
[苦笑してぐしゃぐしゃと髪をなでる]
俺がこんなだから。 迷惑もかけるだろうし。 つらい思いもさせるだろうけど。
……ずっと、そばにいてくれ。*
(277) hatum 2017/03/23(Thu) 15時半頃
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―幼馴染と>>276― …!
[引き寄せられて 眼を丸くした。 肩に触れる額と、からだのあたたかさ。 そっと背中を撫でて、抱き寄せる。]
……――うん、…… ……終わりを、見るより、 明日、を楽しみにしたい、なぁ ……とは、思うんだ、…
[手術が、成功するといい。 きっとする。ぎゅっと背中に添えた手に力がこもる。]
……――うん、もちろん。 絶対迎えに行く。 任せて、堆チャレンジは、得意だよ。
(278) azuma 2017/03/23(Thu) 18時頃
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や、だって……。
一緒に住もう、って 謂われなくっても
……心配だからさ、 結構な頻度で会いに行っちゃうと思うんだよね。 ……だから、…わっ
[ぐしゃぐしゃと髪の毛をかき混ぜられて小さく肩をすくめる。 世話好き――なのは、否定しないけれど。 そのなかでも、幼馴染は特別で、大切なのだ。照れくさくて、まだ謂えてない。]
……―――、ん。
[少しはにかんで微笑を浮かべた。]
そばに、居るよ。…いっしょだよ*
(279) azuma 2017/03/23(Thu) 18時頃
|
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─ 後日・学校にて ─
[結局病院では、健士郎にコートを返せませんで-437 次の登校日、私は大きな紙袋を抱えていた事でしょう。 生憎、額の傷は未だ消えていない為 帽子とも、もう暫くお付き合いしなきゃみたいです。
放課後の呼び出しメールは、 まるでいつだかしていた相談会の様だったでしょうか。 最後にしたのもそう昔ではないでしょうに、 随分懐かしい気もします。 級友達はすでに帰路につき、まばらになった教室内。 そっと、彼の傍に寄っていって]
コート、ありがとね。すごく暖かかった。 ……ごめんね、あの日の帰り、寒かったでしょ。
[軽く頭を下げながら、紙袋を差し出します。 中にはお礼に、ちょっとしたお菓子も入っていますので 気付いたら、後で食べてくださいね]
(280) めのこ 2017/03/23(Thu) 20時半頃
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……あのね、今日はこれだけじゃなくって 健士郎に、言わなきゃいけない事があるの。
[そうして、僅かに言い淀んで 潜めた声で、伝えなければいけない事を伝えるのです]
実は私のお母さん、 本当は……、生きてたみたい、なの。
…………それで、健士郎には ちゃんと謝らなきゃって、思って。
[ ──── ごめんね。 そう伝える声は小さくとも、しっかり彼に届くでしょう。 彼の事ですから、責めてくるとも思いませんが 謝らねば、私の気が済まなかったのです]
(281) めのこ 2017/03/23(Thu) 20時半頃
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この前、お母さんに会ったんだけどね。 もう、ほんと……碌でもない人で
[苦笑を交えてでも、彼に母の事が話せるのは あの後、父ともきちんと話をつけたからでした。
私にはもう母を近付けないという事 父も、母とはもう縁を切るという事 それらを聞いた今は、 もう、すっかり過去の事として話せるのです]
(282) めのこ 2017/03/23(Thu) 20時半頃
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だから私、これからもお父さんと二人暮らしだし、 あの……健士郎さえ良かったら また前みたいに、相談しても良いかな…?
[これまでも、これからも、母は居ないも同じです。 だからといって、本当に母を亡くした彼にとって、 今の私が同じ存在かというと、違うのでしょう。
ですが出来る事なら、以前の様に こっそり相談したり、愚痴を零したり そういう関係を、続けていけたらと思うのです]
(283) めのこ 2017/03/23(Thu) 20時半頃
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[──── 断られても、仕方のない事ですけれど もし、万が一 受け入れて貰えたのなら
私は嬉し気に笑って、 "ありがとう"を伝えると、決めています*]
(284) めのこ 2017/03/23(Thu) 20時半頃
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[代わる代わる、アイツらは俺を訪れて、 思い思いの事を告げていく。 俺はそれに耳を傾けながら、それに答えるけど。
―――― ちゃんとみんな戻って来れてて良かった。
胸の内を真っ先に占めるのはその事。
だってサ、俺の精神世界で、 みんなマネキンになってくンだもんなァ。
だから、聞こえてきた声の主を知った時も、 俺は同じことをやっぱり思ったよ。>>253]
(285) rento24ss 2017/03/23(Thu) 21時半頃
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[帰りたくないけど、ひとりも嫌だって、 ワガママ抜かしてたアンタが示してくれた道。
俺はその道がある事に気付けてなかった。
一人、行く先も見えない暗闇を 出口を求めてひたすら歩いて、 間違った出口に入りかけた。
でも、それを引き戻してくれたのは、 間違いなくアンタのおかげなんだよ]
(286) rento24ss 2017/03/23(Thu) 21時半頃
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[まァ、アイツがどう思ってるかは知らねェけどサ。
俺のために生きて帰ってほしいとか、 面白ェし、嬉しいこと言ってくれるから、 俺はこれからも生きようと思うよ。
だからサ。
ちっさく、掠れた声で告げられた一言に、>>258 俺はいつものように、けらり、笑って言うんだ。
迎えに来てくれて、 優しい言葉をくれて、 ありがとうって、言う様に]
(287) rento24ss 2017/03/23(Thu) 21時半頃
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―――― ただいま、那由多。*
(288) rento24ss 2017/03/23(Thu) 21時半頃
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[昔を思い出していた。 でもそれは過去に逃げるためじゃない。 未来(これから)に向かい合うために戻っていたのだと思う。
全速力で風を切った時、あった火照りは今はなくて。 お揃いの顔>>244して少しの間だけ見つめ合った。 文化祭の時にお揃いにしたひんやりとたチョコバナナ>>243 だけど食べるの濃縮した甘さが転がって楽しかった日々を確かに、飲み込んで]
うん。………ありがとう、“莉緒”。
[氷が溶けていくように、少しずつ凪いでいく心地。 きっとずっと何処かで泣きたかったんだ。 一人じゃなくて、誰かの傍で。
誰かさんと似た動作で不恰好に涙を拭って、ちいさく笑う]
(289) 24kisouth 2017/03/23(Thu) 22時半頃
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おそろいだね。目、ちょっと、赤いかも。
[軽口めいた言葉を残しながらも、 「大丈夫だよ」そう声をかけて腰を上げた。 綺麗に整えられた髪と、目尻は赤くて腫れていたけどいつも通りにじょうずに笑おう]
…………うん。ありがとう。 私、実はお兄ちゃん、いて。 昔は仲良かったから、助けになれない自分がダメだって思ってた。
だけど、誰かの、ヒーローにはなれなかったけど、ここまで生きてきた全部、
みんなの存在がきっと私を私たらしめてくれたから、だいじに、したい、なぁ。
(290) 24kisouth 2017/03/23(Thu) 22時半頃
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だからね…? ……莉緒、今度いっしょに写真撮ってくれたら、嬉しいな。
[ひとつ、お願いを残して、小さく笑う。 その時はいつかの文化祭の時にみんなと残せたらいいな、そう思った]*
(291) 24kisouth 2017/03/23(Thu) 22時半頃
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─病室─
夢だったら困るよ。 …うん。きっと、みんな、ね。 あの場所で何か見つけられたのなら、それだけで意味のある場所だったんだろうし。
[ついついマジレスしてしまうのは少しセンチメンタルな気持ちがあったのかもしれない。
だから少しくらいは“ひてー”思いをして生を実感してください。 その代わり飴と鞭はきっと得意。 でも照れくさいって声をあげてた理一の頭をガッシガシ撫でさすったのはある意味罰ゲームだったかもしれないけども]
(292) 24kisouth 2017/03/23(Thu) 22時半頃
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[これもまた、橘理一がいてこそ出来るとくべつなこと]
(293) 24kisouth 2017/03/23(Thu) 22時半頃
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[お見舞いの品もきっとそう>>237 文化祭のことを思い出してつい買っちゃったけど、これがある内は忘れないでくれたらいいなと思う。 まあ、何も食べれさそうな理一を同情したのもあるけども。
ああ、でも今日はコマドリはやめてハトになってしまったみたい。 さしずめ私はスズメの気分になった]
そだよ。やりたいこと。
[なんでもないように言えてるなら、それは“やりたいことを考えること”を教えてくれた通せんせいのお陰。 だけど今の私は自覚することもなく、現実にするための夢の企画書描く。
子どもの顔して、だけど、ちっちゃな子どもじゃ描けない大きなこれからの楽しみを詰めていく]
(294) 24kisouth 2017/03/23(Thu) 22時半頃
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ピーターパンじゃないんだから、これからも会えるよ。
[不透明な未来。 レールに敷かれない道の先は何が待ち受けてるかは予想出来ないけど。 きっと、どこかにつながっているから、私は口角を上げた] だってさ、時は止まってない。
[悪戯な笑み>>240に返したのは、得意げな顔。 愛想はなくても度胸はたっぷり。 “ともだち”に腕を伸ばすための、ね。
さて、明日はどうなるかな]*
(295) 24kisouth 2017/03/23(Thu) 22時半頃
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― 病院/帰還の光景 ―
……うん。
[今度はいつも通りに呼んでくれた。>>289 それだけで何だか胸がいっぱいになって、 どういたしまして、なんて言葉がすぐに出てこなくなって、 泣き明かしたって分かる顔のまま頷いた。
流れる涙は血の味にも似てしょっぱい。 そのイメージを振り払うように甘い物のことを思い浮かべる。 二人でお揃いだった文化祭のチョコバナナとか]
はるちゃんだって。
[軽口じみた言葉に思わずそっぽを向いて言い返すことができるようになったから、 うん、もう、大丈夫]
(296) Akatsuki-sm 2017/03/23(Thu) 23時頃
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[はるちゃんは本当に綺麗に笑える人だと思う。>>290
だけど、お兄さんのことで抱えているものがあったみたい。 わたしと同じだ、って口に出せなかったけど、 それがいいよ、って何度も頷いた。
「みんなの存在がきっと私を私たらしめてくれた」 そういう結論に至ったのもおんなじだから、わたしは精一杯応援しよう。 だから、]
(297) Akatsuki-sm 2017/03/23(Thu) 23時頃
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…もちろん、いいよ。 後でちよちゃんやささらちゃん、つばさちゃんも呼んでみんなで撮ろう。
どうせならりーくんの病室にも押しかけちゃおうよ。
[見舞いに来てる他の面々も巻き込む気ですよもちろん。>>291
これからのことを思い浮かべながら。 目は赤いままだったけれど、きらきらした笑みを浮かべるんだ*]
(298) Akatsuki-sm 2017/03/23(Thu) 23時頃
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[ あのとき、崩れてった世界の主は、 教室でしてたみたいに、かるうく 笑って>>287、 俺はあのとき最後に見た、白いひかりを思い出す。
あの世界で最後に視界にうつったのが、 うつくしい輝きで、よかった。
ただいま。>>288と、名前を呼ばれて、 俺は、泣かなかった。褒めてくれてもいいよ。]
── やっぱり、俺、おまえの世界 好きだったよ
[ 笑ったまんま。泣くかわりに笑った みたいな、 くしゃり と笑って、うん、泣いてねえよ。 「 ただいま 」とも、呟く。俺もだ。帰って来た。
そんな顔のまま、俺は言う。 死にたがり だったから、言えること。言いたいこと。]
(299) nabe 2017/03/23(Thu) 23時頃
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覚えてて
おまえの世界に、救われたやつもいたって
何言われても、ずっと覚えてろ おまえの世界が生かした命もあるんだって
辛くなったら、誰かのせいにしてもいいし、 だけど、生きててよかった って思える限り、 おまえの選択はおまえのもので、
おまえは、あのとき、 帰って来た だけじゃなくて、 誰かを救ったんだって
ちゃんと、覚えていてほしい
……楽に生きて
(300) nabe 2017/03/23(Thu) 23時頃
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そんで、 それから、 ─── そんなこと わかってる って、言って
(301) nabe 2017/03/23(Thu) 23時頃
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[ 俺のものならいい と思った世界は、 結局、俺のものではなかったけど、 だけど、俺に、生きる力 を、くれた。
俺は、死にたがり だったし、 これから先も、きっと、 いき苦しさ そのものが、消えるわけじゃないと、 思っている 思ってしまうから、
せめて、覚えていてくれよ。 おまえのおかげで、ここにいる、 俺のために、生きていてくれ。
これは、できれば 呪い じゃなくて、 長生きのまじない とでも、呼びたいんだけど、 もしかすると、もうおまえには必要ないかも。]
(302) nabe 2017/03/23(Thu) 23時頃
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[ それから、俺は、何事もなかったみたいに、 包帯でぐるぐる巻きの おまえ の現状を見て、]
── 卒業式、車椅子? 俺、押すの得意だから、 もしそうなったら、押してやる
[ とか、日常めいたことを言う。
おまえ のベッドからは、何か見えるかな。 見晴らしがいいといいな って、 そんなことを考えながら、ひょいと歩み寄って。
お見舞いも、得意なんだ とか、笑えるだろうか。 漫画とかゲーム持ってこようか とか、聞けるかな。
窓の外を、覗き込むように、見上げてみる。 空に瞬く光 を、探して。*]
(303) nabe 2017/03/23(Thu) 23時頃
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## 俺は、おまえ の秘密を知ったし、 おまえ 以外の友だちの秘密も、たくさん見た気がする。
同じ じゃなくても、 一緒に笑えるだなって。俺は知った。
20人にひとり は、 やっぱり俺にはいき苦しいままで、 きっと、これからもずっと、抱えてく。
……けど、そうだとしても、 ”みんな”と、一緒に、笑っていること。 は、できるような、気がしてきたからさ。
小さな絶望の積み重ね が 人生だとしても、 どうか、そこに、みんな の笑顔が、ありますように。 ##
(304) nabe 2017/03/23(Thu) 23時頃
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##
当たり前 に笑える いつか が、 遠く 遠く ではないと思える 一夜の話 *
##
(305) nabe 2017/03/23(Thu) 23時頃
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[やり残しがないように生きようと思った]
(306) 24kisouth 2017/03/23(Thu) 23時頃
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─XX/XX/XX─
[蝶美に会えたその時は、 もう、大丈夫だよって言ったと思う。 「手を差し伸べなくたって大丈夫。 だから、あんまり頑張りすぎないでね。」 って。
それからきっと伝えたと思う。
「蝶美のマネキンを見たけど、綺麗だった。 今の蝶美も昔の蝶美も好きだよ。 きっとこれからも。」
広がった距離>>+5:17は、どうなっただろう]
(307) 24kisouth 2017/03/23(Thu) 23時頃
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[後悔するのはいつだって、取りこぼしがあった事に気付いてから、だから。 なるべく、悔恨が残らないように、息を吸ってきた]
(308) 24kisouth 2017/03/23(Thu) 23時頃
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[昴に会えたら「…堆から聞いた?」って、声をかけたと思う。 口実にパンケーキ、教えて、なんて言って。
堆のことは帰ってきた当初、驚いた。 だってあの世界とこの世界の堆の姿はまるで違ったから>>+4:25 思い出すのは昴がいない時に耳にした言葉>>2:495
死んだ方がいいか。 その言葉を堆は抱えたまま…のかは分からないけど、
死んだ方がいい人なんて、 少なくとも狭い私の世界の中にはなかった]
(309) 24kisouth 2017/03/23(Thu) 23時頃
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[たとえそれが何者にもなれなくても。 着飾る服があっても、なくても。 今の私は、些細な事に思えたと思う。 ささらちゃんに会えたらそのことを伝えたと思う。
線引きの協定を私から揺るがすような発言はもしかしたら、彼女にとっては、良いものじゃなかったかもしれないけど。
「キャンバスの絵、見たよ。 私は、好き。あの絵。」
その一言を伝えられたらいいなって思うの。 私が彼女の何者になれなくても、 彼女は私のともだちだと思っていたから]
(310) 24kisouth 2017/03/23(Thu) 23時頃
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[健ちゃんもそうだ。 あんまりたくさんお話したことはなかった。 つばさちゃんと話してるいる時に、チラチラしていることが多かった。
彼のマネキンを私が実際に目にすることはなかった。 だけど、もしかしたら、可愛いのが好きなんじゃないかなって予想はあった。
「クマのぬいぐるみとうさぎのぬいぐるみ。 これに合う飾りとか、編み方あったら教えて欲しいんだ。
プレゼント、しようかと思って」
もしも彼に会えたならひとう魔法をかけてくれないかってお願いをしたと思う]
(311) 24kisouth 2017/03/23(Thu) 23時頃
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[結局叶えられたかどうかは、 もう、あんまり、憶えてない。
手元に残るのは、青い髪飾り。 いつか、お揃いで買った宝物。
おねがい。それはこわさないで。 みあげたさき、まっくらやみ。 ふうさされたせかいは、つめたい]
(312) 24kisouth 2017/03/23(Thu) 23時頃
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いやだ。とおくにいきたい。 [この声はきっと誰にも届かない]
(313) 24kisouth 2017/03/23(Thu) 23時頃
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[大人になっても会いたい って言ってくれていたのに、ざんねんでしたね。
くすくすと。
■■を見下ろすあの瞳は愉しげに揺れて、右手に握られていたのは、お気に入りのおもちゃ]**
(314) 24kisouth 2017/03/23(Thu) 23時頃
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――後日:学校にて――
[大和から届いた、放課後の呼び出しメール>>280。 ああ、多分、先日のコートのことだろうか、と当たりはついたが、それはまるでいつだかの秘密の相談会の呼び出しのようで。なんだかとても懐かしく感じた。]
ああ、どういたしまして。 いや、大丈夫だ。風邪引いたりはしていないし、あの時先に帰ったのは俺だから、大和が謝らなくてもいい。
[大和が差し出した、おそらくコートが入っているであろう紙袋を受け取る。 あの時、コートを返されないようにとわざと先に帰ったのに、大和に謝られるのがなんだか申し訳なかった。]
(315) はねねこ 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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……、そうか。
[大和が、少し言い淀みながらも、話してくれたこと>>181。それに対して、つい、「それは良かったな」という言葉が出そうになったが、飲み込んだ。 俺は今まで何度も“もし母さんが生きていたら”と考えていたから、死んでたと思っていた母親が生きているなら、それは良いことなんじゃないか、と思ったけど。 実際に母親が生きていた大和にとって、本当にそれが、“良いこと”とは限らないから。
それにしても、どうしてまた謝るのだろう。 俺は別に、嫌なことをされた、なんて、全然思っていないのに。 でも、何故か…なんとなく。この謝罪は、そのまま受け取った方が良い気がした。]
(316) はねねこ 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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[“良いこと”とは限らないかもしれない、という予想は、当たっていたらしい>>282。 大和の母親が、どんな風に碌でもないのかは、分からないが…残念だな、と思う。 もし、優しい人だったら。俺が知ることのなかった母親の優しさを知って、今よりずっと、幸せになれたかもしれないのに。 でも、苦笑ではあっても、こうして笑って話せているのなら。彼女の中で、ちゃんとそのことについて整理はできているのだろうか。そうだったら、良い。
そして、その後に、彼女が聞いてくれたこと。 それは、こちらにとっても願ってもないことで。]
(317) はねねこ 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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ああ、勿論だ。いくらでも聞こう。 その……こう言うのは恥ずかしいが、最近あまり相談されないのを少し寂しく思ってたくらいだからな。 また前みたいな相談会を開けるなら、俺も嬉しい。 良ければまた、俺の相談なんかも聞いてくれ。
[快く受け入れて、笑ったら。彼女も嬉し気に笑って「ありがとう」と言ってくれた>>284。 その笑顔を見て…本当は、愚痴や相談したいことなんてない方がいいのに。 また相談会をするのが、楽しみになってしまった*]
(318) はねねこ 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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― それから。 ―
[ はらり、はらり 髪が落ちて行く。 ]
[ 薄く瞳を開いた先、 鋏が前髪を梳いているのが見える 美容院の端。 椅子に腰掛けているのは、良いけれど。 古辺通は目に見えて落ち着いていない。 膝の上で固く握り拳を作っているし、 表情は硬い。 これって らしい?らしくない? …どっちだって、良いかな。 ]
(319) mayam 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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[ "相当伸ばしてたんですね" なんて声が振ってきて、 返せたのは、きっと苦笑だ。
そんなスマートじゃあないやりとりの途中でも、 はら、はら と。 伸ばしっぱなしだったカーテンが無くなっていく。 明るい光が、眩しい。 ]
(320) mayam 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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[ はっきり見えるようになった 自分の顔を 物珍しげに眺めていたのも直ぐのこと。 美容院から出てきた古辺通の格好は、 学生には少し遠いもので、要はスーツだった。
どうして、って 今日は両親の命日 だったから。
見やすくなった景色の向こう、 伯父と伯母に駆け寄れば、 両親の居場所は もうすぐ先。 ]
(321) mayam 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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[ ……"姉さん"も、当然其処にいて、 ]
(322) mayam 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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[ ―― 線香の煙の中で祈っていても、 きっと心は両親しか想っていなかった。 …やっぱり、 あの世界で呪いを少し断ち切れても。 だからって呪いをかけてきた本人が 多少なりとも好きになるかと言えば、 そんなことは 無かったんだ。
…でも、さ。 ]
(323) mayam 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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[ これから先は、少し違ってくるかも知れない。 …なんて思ってしまうのは、 甘くなってしまったんだろうか。 少なくとも今は大嫌いなままで、 数年間外を教えてくれなかったことを恨んでいるし、 同じ墓に入ることなんて、出来れば御免被りたい。 ただ、それでも
…あのときあなたはこうだったんですか って 正解の見つからない絵都さんの気持ちの答えを 考えるくらいの、余裕は 出てくるかも知れない。 ]
(324) mayam 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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|
[ あ、絵都さん。 だからってこっちまでくるのはやめてね。 だって、もしものはなしだから。
だからどうか、 せめて、向こうの世界では、 あんな痩せた身体でいないでください。 愛されすぎた弟からのお願い。 ]
(325) mayam 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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|
「 ―― 通、行くわよ? 」
[ 伯母が声をかけてくるから、 死者へのお話は、これでおしまい。
はあい って ゆるぅい声でお返事をしてから、 墓場の砂利道を歩もう。
…絵都さんと、通の世界の話は、 伯父も伯母も、知らぬこと。 ]
(326) mayam 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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[ 拝啓、どなたか知らない人。 何十人に一人か、何百人に一人か、 そんな数字に入ってしまう悩みを持っているかどうか、 話を振っておいて、なんですが。 生憎俺は、知りません。
俺も俺自身の"いままで"が、 どれだけの確率でありそうなものなのか、 実のところ、分かりません。 昔は気になってたんだけどね。…ほんとだって。
でも、それでいいんじゃないかなあ って 今はそんな気持ちでいます。 ]
(327) mayam 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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[ ちょっと地獄で待ってそうな人が居るので そう簡単には死ねない…なんてことは 置いておこう。
数字に収まらない みんな、がいて、 かみさまじゃあない ともだち がいるから、 どうにかやっていけそうだって、そんな気持ち。
…俺を 俺たらしめてくれるものは きっとこれから 変わっていくでしょう。 ]
(328) mayam 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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[ *以上、古辺通 より* ]
(329) mayam 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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[ ―― うん そうそう すっきりした気持ちでいるところで。 ちょっとだけ、寄り道しようか。
伯父伯母と別れて、ある住宅街の中を 飄々と歩く黒スーツ ひとり って調子に。 ]
(330) mayam 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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[ なんだかちょっと可笑しいなあ …って あるじゃん。 ほら、絵都さんが死ぬ前みたいな、そういう。
文明の利器片手に、要は歩きスマホをして。 ( 大和は大目に見てください。 ) タップした先は、ひゃくとーばん。 …ええと、容疑者 は。 いるまなんとかさん?で、いいの? 知れたのは他のともだちのお陰だったのか、 他の理由なのか、それは今はどうでもいいよね。
そんな通報が通じたかな、どうかな。 通じたら良いよね。 ついさっき 死者とこんにちはしてきたから どうかろくでなしに呪いが移ると良いよ。 ]
(331) mayam 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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[ ともだちを救うために、 俺は地獄の底まで行く男だからね* ]
(332) mayam 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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|
─ いつかの未来で ─
[紙に向かい、シャーペンをさらさらと滑らせます。
挨拶から始まって、近況報告に、軽い雑談。 いつも通りの、お決まりのやり取り。 けれど、何度繰り返しても飽きるという事はありません。
"自分"の事を書くのは、未だに少し下手なまま。 筆を止め、悩む時間でさえ、 読んでくれる"彼女"の事を思えば、心躍るもので。
小さい頃とは違う、読みやすい文字で "大和蝶美"としての言葉を、綴ってゆくのです]
(333) めのこ 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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|
[己の出自の事も、彼女に話したでしょうか。 きっと、触り程度でしょうが 自分の悩みの欠片を渡して、共有してもらえば 幾らか、心も慰められた事でしょう。
それだけでなく 彼>>318との相談会も、細々、続いていましたから。 悩みなんて、もうすっかり 青春の傷跡の一つとして、心に刻まれるばかりで。 ……物理的な傷も、薄っすら残ってしまいましたが。
まあ、何にせよ。 そうして私は、冷たい校舎を遠ざけるのです]
(334) めのこ 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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|
[何も言わず、死を選ぼうとしたかつての級友を 私はきっと、忘れる事はありません。
あの日覚えた口惜しさも、 あの日伸ばせなかったてのひらの事も。 病室で見た、いつも通りの笑顔だって。
…………私は一生、忘れはしないでしょう]
(335) めのこ 2017/03/23(Thu) 23時半頃
|
|
[──── 長い髪が垂れて、さらりと机に落ちました。 私は慣れた仕草でそれを耳にかけ、 書き終えた便箋を可愛らしい封筒に入れるのです。
長い髪は、帽子でなく、青い髪飾りで留めましょう。 "これからも">>307。 彼女はそう、言ってくれましたから。
たった一つ、残った繋がりは こうして私の頭で、青くきらめいてくれています。
広がった距離は、きっともう、 まるで何事も無かったかの様に、塞がっている 筈]
(336) めのこ 2017/03/23(Thu) 23時半頃
|
|
― 宛名のある手紙 ―
[かくして、冷たい校舎の凍った時が動き出すとともに、 わたしは、――否、わたし達は日常に帰ってきた。
年の瀬は慌ただしく過ぎていったけれど、 参考書を広げて机に向かう合間に、 便箋を広げてわたしは手紙を書いた]
(337) Akatsuki-sm 2017/03/23(Thu) 23時半頃
|
|
[手紙を出すついで、誰かを誘って出掛けるつもりで。 スマホを取り出し連絡を入れるのは、 前髪を切っただろう、"彼">>320に向けて]
(338) めのこ 2017/03/23(Thu) 23時半頃
|
|
[さて、返事はどうだったでしょう。
願わくば、あの日病院で希望を抱いた様に
すっきりした視界の彼と、 黒い髪を揺らす私とで
視線を、笑みを 交わす事が出来れば、良いと思います*]
(339) めのこ 2017/03/23(Thu) 23時半頃
|
|
[ どこにでも連れてってやる と言った。
そんなの、ガキの戯言だって、 よくも知らない大人はそう言うかもしれないけど、 俺はさ、結構、本気だったよ。
どこにでも、連れてってやる。 どこか遠く、誰も知らないような場所まで。
俺はやっぱり、傷だらけの手をとって、 その 暗がり から、引きずりだそうとしたのだ。
声が聞こえた気がした。>>313
……手は、届いたんだろうか。はて。]
(340) nabe 2017/03/23(Thu) 23時半頃
|
|
どこにでも連れてってやる って、言ったじゃん
(341) nabe 2017/03/23(Thu) 23時半頃
|
|
── いつか どこか ──
[ とりあえず、まずは俺の家にでもくる?
って、かるうく 言おうとしたのは、 きっと、いつか自分が力をもらった、 誰かさん の、真似事で。俺は笑った。
だけど、結局、俺は俺だから、 すぐ、顔がさ、ぐしゃぐしゃに歪んで、 おかしいな、俺は、元気づける側だろうに。]
(342) nabe 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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|
逃げて、いいんだって もう、がんばんなくて、いいから どっか、遠くまで、連れてってやる
……入間、かえろう 手つないでたら、はぐれないから
[ 伸ばした手は、届いたんだろうか。 手は、握れた? 慈しむように、頭を撫ぜれた? 手を引いて、どこまでも、歩いていけただろうか。]
(343) nabe 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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[ 届いたならば、いいなと思う。 誰かさんの通報も、この手も。
きちんと約束を守れたなら。 遠くへ連れ出してやる って笑って、 今はもう持ち歩いてない絆創膏をあげる。
誰も知らないくらい遠く なんて、 本当はなかったとしても、 逃げてもいいんだ と、知って。
それに、寂しいからね。 ”みんな”とは、ずっとつながっていよう。
そんな、”みんな”が、 きちんと笑える 明日 がありますように。*]
(344) nabe 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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[学校に戻れるようになった時は、 そりゃ騒然としてたけど、 俺は結局、ずっとこう言い通してた]
「未確認飛行物体を見つけて写真に撮ろうとして、 屋上まで行ったのはいいけど、 フェンスが邪魔で越えたら、 うっかり強風に煽られて落っこちた」
[俺には苛められてた事実もないし、 思い悩んでいたような素振りもなかったし、 何より普段の行いからか、 その嘘があまり疑われることは無かった]
(345) rento24ss 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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(「感情が欲しかったから飛び降りた」 っつーよりも、よっぽど理解しやすい理由だろ?)
(346) rento24ss 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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[俺の携帯は飛び降りた時に壊れたから、 あのメールも手元にはない。 アイツらが話さなけりゃ、バレる事はねェ。
そうして俺は「バカな奴」って評価を貰って、 “自殺未遂”という事実を“事故”にすり替えた]*
(347) rento24ss 2017/03/24(Fri) 00時頃
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― エピローグ ―
[時計をチラチラ見ながら、 慌ただしく鞄に必要なものを詰める。
俺のやりたい事・その1が叶う日が来た。
春休みに卒業旅行! しかもなんと海外に行ける事になった。
文化祭実行委員だった皆に連絡とって、 行けるヤツは全員集合!ってやつで。
数か月前の俺だったら、 考えられなかっただろうなァ。
みんなの輪の中に混じれないかもって、 バレた時がヤダなって思って、 卒業してそのままさよならだったかもしれない]
(348) rento24ss 2017/03/24(Fri) 00時頃
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[でもさァ。 入間が俺には想像も付かなかった事いうから。>>220
生きづらいなら、生きたいように生きればいい。 やらかしても何とかなるの精神で、って。
……入間、案外逞しいよなァ。 でもその言葉で俺も割と吹っ切れた。
俺がどんなでも否定しないって 言ってくれた、入間の言葉だったから。
あの時もらったコマドリのぬいぐるみはベッド脇。 そいつにニィと笑いかけた後、部屋を出る]
(349) rento24ss 2017/03/24(Fri) 00時頃
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[“人を人たらしめるものとは、何ぞや?”
俺は欠けている物を埋めたかった。 みんなと一緒のものになりたいと願っていた。
その願いは今も叶ってないし、 欠けたものは欠けたまま]
(350) rento24ss 2017/03/24(Fri) 00時頃
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[だけどサ。 “人”なんて曖昧なものじゃなくて、 “俺”は何なんだって聞いてくれた奴がいた。
そいつは最初っから、俺が人かどうかだなんて 気にしてなかったんだろう。
いつものスマートさをかなぐり捨てて、 真剣に怒ってくれたアンタが嬉しかったって、 そう言ったらどう思うんだろうなァ。
―――― なァ、通?]
(351) rento24ss 2017/03/24(Fri) 00時頃
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ああ、うん。大丈夫って。 忘れ物?あったら向こうで買うよォ。
じゃあ、行って来まーす! いい子にして待ってろよォ、賢二!
[手をひらひら振って、 叔父さんの車で最寄りの駅まで向かう]
(352) rento24ss 2017/03/24(Fri) 00時頃
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[修学旅行のとき迷ってた那由多は、 海外だったら「なめるな」っつってたけど、どーだろ。 まァ、また迷ったら迎えに行ってやるか。
あの時、誰よりも真っ先に 俺を迎えに来てくれて、手を引いてくれたアンタを。
>>301 あの時「わかってる」って言ったけど、 ホントは分かってなかったよ。 あんな世界に救われた奴がいるなんてサ。
那由多、覚えてろってサ。 大丈夫。ずっと忘れねェよ。
―――― アンタらのおかげで俺は生きてンだから]
(353) rento24ss 2017/03/24(Fri) 00時頃
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――数日後:自宅の居間――
[あの校舎を出てから数日後の日曜日。 「話がある」と親父に伝え、今、テーブルを挟んで迎え合わせに座っている。 言うなら、早めがいいと思った。 時間が経つと、また言いづらくなりそうだから。 一度、深呼吸をしてから、親父を真っすぐに見て、口を開く。]
……今まで黙っていたが……俺は、実は、可愛いものとか、甘いものとか…、 そういう、女の子らしいものが、好きなんだ。 俺に男らしくあってほしいと思ってる親父は、認めたくないかもしれないが…… そういうものを好きであることを、止めるつもりはないから。そんな俺を、受け入れてほしい。
(354) はねねこ 2017/03/24(Fri) 00時頃
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[頭は下げない。そういうものを好きであることは、悪いことではないと思うから。 だから、ただじっと前を向いていた。 そうしたら……てっきり、厳しい表情になるだろうと思っていた親父が、何故か目を逸らして、なんというか……気不味そう、な顔をした。なんでそんな顔をするんだと内心疑問符を浮かべていると、親父が、衝撃的な一言を発する。]
「あー……うん、すまん。知ってた」
……は?
[その時の俺は、口をぽかんと開けて、さぞかし間抜け面だったと思う。 なんとか「いつから」「なんで」と口に出すと親父は言いづらそうではあるが答えてくれた。 なんでも、俺が中学1年か2年の時に、思春期なら“そういう”本とか隠し持ってたりするんだろうかという興味本位で俺の部屋の押し入れを開けて、ぬいぐるみ等を発見して知ったらしい。押し入れを開けた理由が理由だし、とりあえず見なかったことにしていた、と。 俺は何も言えなかった。呆れればよかったんだろうか。]
(355) はねねこ 2017/03/24(Fri) 00時頃
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「だから、今更知っても別に何とも思わない。いや、話してくれたことは嬉しいが。 というか……今まで、悪かった。お前がそういうことを隠さなきゃいけなかったのは俺のせいだろう。 ……俺の理想を、お前に押し付けてしまっていた。 お前には、母さんは事故で死んだと言っていたが…その、実は、母さんは強盗殺人で殺されたんだ。 その時、俺は母さんを守れなかったから。お前にはそうならないように、強くなってほしくて、つい、男らしく、だとか、強い男に、だとか言ってしまった。悪かった。」
……いや、知ってたが。
「……は?」
[頭を下げた親父にぽつりと返せば、今度は親父がぽかんと口を開けて俺を見た。 何だかんだで似たもの親子なのか…?と思いつつ、いや、違うか、と言い直す。]
(356) はねねこ 2017/03/24(Fri) 00時頃
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正確には、知ってたじゃなく、なんとなく予想してた、だな。 親父が、母さんの仏壇の前で『弱くてごめん』って泣いてたの何度か見てたから。 事故じゃなさそうだなと思ったし、俺に同じことをさせないようにそういう育て方をしてるんだろうとは思ってた。
[「おま…おまえ…見てたのか…」と親父が顔を覆って項垂れる。 その様子を見て、なんだか笑いがこみ上げてきた。 いや、親父の様子が面白いからとかではなく。 だってほら、親父も今は肩を震わせているし。]
なんだか、お互い、ずっと秘密にしてたことがバレてて馬鹿みたいだな……!
[親父も「そうだな…!」って言って、二人揃って肩を震わせて笑う。 別に、親父と特別仲が悪かったとかではないが。なんだかこういう風に二人で笑うのは、随分久しぶりのような気がした。]
(357) はねねこ 2017/03/24(Fri) 00時頃
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— それからの、天ケ瀬ささら —
[結局のところ、自分が何になれるのかは分からないまま。
ネル先生の弟子として、美術の専門学校に進むとか。 つばさ氏に影響されて、被服の技術を学ぶとか。 いろんなものをシャッターに収める楽しさに乗じて、カメラマンを目指してみるとか。
いろいろ、いろいろ考えた。 考えたんだけど。
やっぱりわたしは、わたしのままなわけです。]
(358) myu-la 2017/03/24(Fri) 00時頃
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[>>310いつの日か、悠ちゃんに伝えられた、やんわりとした言葉は、 ああ、彼女も知っちゃったのかなって、思わせるもの。
キャンバスの中のわたしの姿を見られた感想。 それを聞くのは、恥ずかしいけど、まあ、嫌じゃない。 そう、気付けた。
わたしが踏み込まれないように引いた一線。 それを超えてくれた彼女には、薄く微笑みを返すことしかできなかったから。 ずるいなあって、思うの。
ほんと、ずるい。 いつかお返しをしてやろうと、そう胸の奥に決意したことを、何度も思い返す。]
(359) myu-la 2017/03/24(Fri) 00時頃
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[なんとなく進学した芸術大学で、なんとなく絵の描き方を学んでいたら、 なんとなく怪しい人にスカウトされて、なんとなく話を聞いていて、 なんとなくその気になったから、なんとなくその道を選ぶことにした。
ただ、それだけ。 気の赴くままに、何にも縛られずに選んだ、ハダカの選択。]
(360) myu-la 2017/03/24(Fri) 00時頃
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[――ああ、でも。 やっぱり、楽しい、だけでは終われない。 俺は笑顔のまま、「親父、」と声をかける。]
……勝手に俺の部屋の押し入れを見たこと。 秘密を知った上で、理想を押し付けたのを悪いと思いつつ、今まで何も言ってこなかったこと。 母さんの死因について嘘を吐いてたこと。
それら諸々を合わせて……一発、殴ってもいいか?
[握った拳を笑顔で見せつければ、親父は冷や汗をかきながら「せめて柔道の技にしてくれ」と言った。 ああ。まあ、それはそうだな。そっちの方がいいか。 そして、数十秒後。元賀家に、悲鳴が響き渡った――**]
(361) はねねこ 2017/03/24(Fri) 00時頃
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[——新年度から数ヶ月後、コンビニとかに置いてある雑誌の表紙に、 新人グラビアモデル「照星 真衣」の水着写真と、 独占インタビュー記事が載っている。
整った肢体に、挑発的なプロポーション。 そしてその顔立ちを見れば、知り合いはすぐに気付いちゃうかな。
それは天ケ瀬ささらがデビューした、新しい姿。 自分自身の体ひとつを武器に生きていくことにした、わたしのお仕事。
……芸名よりも本名のほうがぶっとんでる、なんて。 思っても言っちゃダメだから。]
(362) myu-la 2017/03/24(Fri) 00時頃
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[ネル先生の前でやった時とは違って、 今度はカメラと、不特定多数の目線に囲まれているけれど、 その前でもわたし、胸を張れる。
他人が描いてくれるわたしの世界は、きっと、美しい。 そう信じていられるうちは、胸を張ってもいいでしょう。
水着の撮影も、下着の撮影も、今更抵抗なんてないし、 そのうちセミヌードの仕事が来るかも、なんて話もあるけど。
わたしは、わたしらしく立ち向かうよ。]
(363) myu-la 2017/03/24(Fri) 00時頃
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[——ハダカのわたしを、思うままに。
グラビア写真に添えられた、キャッチコピー。
“照星 真衣”は、そうやって生きていくけど、 みんなと再会できた時には、生まれ変わった“天ケ瀬ささら”の姿を見せられますように。 服を着て、みんなと一緒に笑うのが下手だったあの頃とは違っていれば、いいな。
あの美術準備室のキャンバスの中のわたしには、まだ至らないかもしれないけど、 写真越しのわたしも、きっと微笑んでいる。]
(364) myu-la 2017/03/24(Fri) 00時頃
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[……だから、わたしの、いや、
わたしたちの物語は、まだ終わらないんだよ。]
(365) myu-la 2017/03/24(Fri) 00時頃
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[ねえ、悠ちゃん。
わたしは、あなたのことずるいって思ったままだから。 今度は、あなたの服を脱がしに行く。
あなたがどこにいるかは分からないけど、 久々に“ともだち”と話がしたくなったんだもの。 手土産にする話のタネなら、いくらでもある。
だから、あなたに何が起こったとしても、わたしはそこに向かうよ。>>331]
(366) myu-la 2017/03/24(Fri) 00時頃
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……誰か! 誰か来て!
[訪ねた先、何かが見えた。異変。 気付いたら叫んでいた、わたし。 どうか、それが運命を変えられる切っ掛けになれますように。
かつて、クラスメートが死にかけた時に、泣けなかったように、 たぶんわたしは、これが手遅れでも泣くことはないのだろうけど。
でもね、]
(367) myu-la 2017/03/24(Fri) 00時頃
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[今度こそわたしは、ともだちのチカラになりたいって、思った。**]
(368) myu-la 2017/03/24(Fri) 00時頃
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― outro/宛名のない手紙 ―
[卒業式は終わった。 車椅子で参加していた子もいたけれど、 きっと欠けはなく。みんなで卒業証書を受け取って。
卒業旅行も終わってしばらくした頃に、わたしは家を出る。 進学先は家から遠いからね。 これで晴れて一人暮らしというわけ。
当初、あお姉を放ってやりたいことをやれるところに行くのにためらいはあったけれど、 まあ、色々あって踏ん切りがついてね。
そうして家を出る日。
わたしはあお姉の部屋の前に手紙を置いていった]
(369) Akatsuki-sm 2017/03/24(Fri) 00時頃
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拝啓 あお姉へ
挨拶がこんな形になってしまうのをお許しください。
結局あの喧嘩以来あまり顔を合わせてはいませんが、 お気持ちは変わりませんか。 わたしの気持ちは変わりません。 妹として身勝手な姉だよねえって思うことしきりです。
“おねーちゃん”の気持ちというのは結局わたしにはわかりません。 おねーちゃんだから、って窮屈な思いをしてきた気持ち、 なんとなく推し量ることはできますが。
ただ言えるのは、わたしのあお姉はあお姉ひとりしかいないってことだけ。
(370) Akatsuki-sm 2017/03/24(Fri) 00時頃
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そんな妹からただひとつお願いです。 傷だらけでもなんでもいいので、 どうか“生きて”ください。
去年の末に級友が飛び降りて死ぬところでした。 あんな思いをするのはもう、一度だけで十分だよ。 ……っていう、大変身勝手なお願いですが。
(371) Akatsuki-sm 2017/03/24(Fri) 00時頃
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やっと飛び出せる広い世界の下で、また会えるのをひそかに待っています。
じゃあ、またね。
*莉緒より*
(372) Akatsuki-sm 2017/03/24(Fri) 00時頃
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―能久昴はかく語る―
[あの校舎であったこと、 多分一生忘れられないと思う。 冷たい校舎、閉ざされた世界、
マネキンが虚ろな眸で見ていたのは 何処だったのだろうか。 おれは、どんなマネキンになってたんだろうか。
なんとなく、聞くのが憚られて そのままになっていたけれど、
――多分、聞かないほうが、よかったのかな、って思う。]
(373) azuma 2017/03/24(Fri) 00時頃
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[入間さんが、大変なことになったって聞いた。 駆けつけた時には、どうなっていただろう。
たかしにも、そのことを話して。 無事なら、いつでもここにおいで、って。 そう、入間さんに謂ったことだろう。
おれにできることは少ない。 でも、―――友達がいなくなるのは、嫌だよ。]
(374) azuma 2017/03/24(Fri) 00時頃
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[今、おれは待っている。 たかしが、 ――決断した、その先に。 未来がきっとあるって、信じて。
ずっと、ずっと待っている。
―――どこにいたって迎えに行くから、 きっとだよ。ねえ、たかし*]
(375) azuma 2017/03/24(Fri) 00時頃
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