273 魔性の病院【R18ペア】
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少
霊
全
レナータに1人が投票した。
ニールに5人が投票した。
ニールは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
お疲れ様です!
エピ入りと同時に、独り言ログを使用しての中身発言解禁です。
引き続き、物語の続きもどうぞ。
(#0) 2019/12/15(Sun) 23時頃
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― 魔性の病院 病室 ―
[元は人間だったというのは、ヌヴィル自身から聞いていたから驚きはしなかったけれど。 >>2:12今の姿になった理由は流石に予想外すぎるものだったから、驚きに目を丸くした。
そんなことで…とちょっぴり思わなくもないが、そうまでする程辛かったのか、とも思う訳で。 理由を聞いた上で改めて思い返せば、伯爵は私に薬を塗る以外、ほとんど机に向かっていたから]
……大変、ですね。
[現状も相まって、なんだかしみじみとした声になってしまった]
(0) nadia 2019/12/16(Mon) 00時頃
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― 魔性の病院 病室 >>0 ―
そうなのです…大変なのですよ。どこに子供が生まれたので戸籍謄本を用意したり…
そのうえ魔界というのは血の気の多いものが多く、こうした文仕事をやりたがらないものが多いのです。 結果私は…働いて働いて働いて、あのようなことに
[あのしつこい肩こりや座りっぱなしによる腰痛。猫背によってそれは悪循環に陥る哀しみ。思わず骨の指がくぼんだ眼孔を拭うように動く]
ですがよいこともありました。 なにせ私、リッチになれるほどの実力の魔術師ではありませんでした。
ただこの職場で、忍耐、集中力、正確性、精神力。それらが鍛え上げられました。
[それだけはよかったです。そして彼はリッチになったのだ なぜならば!!!!]
(1) S.K 2019/12/16(Mon) 00時半頃
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あと、骨だけですと肩はこりません。
[深くうなずいていった*]
(2) S.K 2019/12/16(Mon) 00時半頃
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― 魔性の病院 病室 >>1 ―
[伯爵から聞く話は、私たちにも身につまされるというかなんというか。 確かに人と比べて魔族は血の気も多そうだし、こういった事が出来る人は酷使されそうだとは分かる。 骨身を惜しまずとは良く言ったものだけど、でもまさか、本当に骨になるまで働いた末だとは。
良かったと教えられたことも、気安く同意していいかどうか悩んでしまったけれど]
……でも、さすがにそのお体でも。 ずっとお仕事ばかりじゃ、骨が折れませんか?
[なんか言いたくなった事を聞いてみたりしつつ]
(3) nadia 2019/12/16(Mon) 01時頃
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― 魔性の病院 病室 >>3 ―
《カラカラカラカラ》
[よい言葉です、お約束です。骨は笑った]
最初はレナータにも私と同じようにしてもらおうとおもっていたのですけどね。
[書類仕事]
まあそれはおいおいですが…ええ、やはり人のよりも随分と楽ですが、摩耗してしまうものですので…
どうですか、レナータ。 貴女も動けるようになりましたし、この地には温泉もあるのですが、一緒に骨を休めませんか?
[なんてお誘いをした骨伯爵]
(4) S.K 2019/12/16(Mon) 02時半頃
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― 魔性の病院 病室 >>4 ―
[カラカラと笑う伯爵から言われたことに、こちらはちょっと笑えなかった。 根性無しと思われたくもないけれど、伯爵がこの姿になった程のお仕事だ。 怖気づいてしまうのも多少は分かってもらえると思いたい。
ともあれ、お仕事の話はひとまず置かれて。 続いて話題に上がったのは、この病院にある施設]
温泉、ですか?
[一緒に、という言葉もそうだけれど。 長く眠っていた身体を温められると思えて、ぱぁ、と表情が華やいだ]
(5) nadia 2019/12/16(Mon) 22時半頃
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[死んだほうがよいとおもう目にあうかもしれない。 といったのは、そういうことであった。といっても]
《カラカラカラ》
最初にあった頃に比べてレナータは表情豊かですね。
いえ、咎めているつもりはありませんよ。ただ……ね これからも、より美しく咲かせるのが私の役目かと思うと責任重大ですね。
[レディの華やいだ表情>>5をみて骨は笑った後、少しだけ神妙にいうのであった*]
(6) S.K 2019/12/16(Mon) 23時頃
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ゆきましょうか。レディ。
[レナータの左隣の少し前へ、右肘を軽く突き出すようにして、エスコートするように、病院施設での移動をして―――]
(7) S.K 2019/12/16(Mon) 23時半頃
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[>>6最初と比べて、と言われても自分ではよく分からないけれど。
伯爵の強さに圧倒されて、死んだものと思っていたのに生きていて。 理解が追いつかなかったり不安が強かったりしていたから、表情が固かったかもとは思う。 咎められてはいないということで、表情に不安は浮かばなかったけれど責任重大というのに少しだけ瞬きを見せ。
まずは着替えをという言葉に頷き──脱がすのは、という言葉に紅を差したように頬を火照らせながら傍らの服を身につけて。 一番下に置かれていたペンダントに手を伸ばしかけたものの、それには触れずそこに残したままにして]
お待たせしました。
[>>7差し出された右腕に手を添えて、エスコートに導かれての移動となった]
(8) nadia 2019/12/16(Mon) 23時半頃
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オトサカは、>>*35 訂正) めたい→めいた
enju 2019/12/18(Wed) 23時半頃
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― 退院時 ―
偉大なる魔王様に拝謁し、その栄に浴することをかみしめております。 先ごろは私の病人へと格別な食事を賜り感謝の念に堪えません。 返礼といたしまして、本日はこちらの献上品をご用意しました。 ご笑納いただければ幸いでございます。
[と、そんなシーンもあったかもしれない、あるいはそっと特産物のブラックオパールや、ダークマスカットのワイン、スケルポークがそっと献上品として置かれていただけだったか。
それはともかく、患者も元気になれば退院である。ベッドを一つ埋めていては、他の楽しみたくてまっているものたちに恨まれかねませんからね。]
いきましょうか。レナータ
[もちこんだ書類や執務机も片付けてしまうと、レナータを抱き上げて、空の散歩がてら飛行して領内の屋敷まで帰るのである。転移もできましたが、そこは愛人ですからね]
(9) S.K 2019/12/21(Sat) 02時頃
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― 退院後 ―
[隠蔽魔術もかけながらの空の散歩も終わり、屋敷へと降りる。レナータをそっと地上に降ろし、待っていた二人?二匹?より出迎えの挨拶がはいる]
『おかえりなさいませ。伯爵』
留守居役ご苦労。
『いえいえ、伯爵が普段が普段ですので、いることといないことの差を見つけるほうが他の者にとって困難だったでしょう』
『伯爵さん執務室から追いださねーど空気の入れ替えもできねーべ、これからもどんどんでてくとあたすの掃除がはがどるよ?』
それは勘弁だ。お外でたくない。
[きっちりした口調の執事服をきたスライムと、とても田舎口調な侍従長のドリアードのお出迎えであった]
(10) S.K 2019/12/21(Sat) 02時頃
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さて、報告していた通り。この人間がレナータだ。引き取ることにした、しばらくは文官として秘書として扱うのでそのつもりでな。
[はっ。ときびきびとした動作のスライム執事に、このこがねー。って無遠慮な目をくれたりするドリアード侍従長。自己紹介などを見守った後、骨伯爵は再度レナータへと言う。]
レナータ、これから仕事場にいくことになるのだが、侍従長の指示に従って着替えてらっしゃい。そこで早速研修だよ。
[『ほならいくべー。』と、ドリアードにわしゃわしゃ連れてかれて、文官服に着替えることとなるレナータ。そして―――]
(11) S.K 2019/12/21(Sat) 02時頃
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[そこは、地獄の入り口。狂気が蔓延する空間。 けして正気でいることを許すことはない。そんな鬼気迫る部屋。
―――そこには、机にかじりついている人たちがいた。なお、文字通りかじっているというわけではありません。
レナータと、レナータ以外にも研修として幾名か文官としての素質があった捕虜たちとともに来たのは、通称書類部隊。と名付けられた空間であった]
ここで注意しておくことがあります。 彼らはとある民族なのですが、忙しければ忙しいほどテンションがあがって働き続けるという民族性があるのです。あれと同じになりたいなら別ですが、決して真似をしないように。
[最初の注意事項は、働きすぎるな。っていう、そんな職場が紹介されるのであった*]
(12) S.K 2019/12/21(Sat) 02時頃
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─ 退院時 ─
[伯爵の治療のおかげもあって火傷も治り。 元気になったので、退院の運びとなった。
>>9伯爵に抱き上げられ、お屋敷までは空を飛んでの移動だったので領内の簡単な説明などはここで受けられたろうか。 そうして空の散歩を終えて地上に降り立った先、屋敷で伯爵を待っていたのは二体の魔物。 >>10伯爵と言葉を交わしてから、>>11こちらへと向けられた視線を受けて]
あの、レナータと申します。
どうぞよろしくご指導くださいませ。
[頭を下げて挨拶をした後、侍従長に連れられて着替えを済ませることとなり]
(13) nadia 2019/12/21(Sat) 02時頃
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[>>12連れてこられた先は、ある意味異界のようであった。
書類仕事は私もしてはいたけれど、ここまで鬼気迫った事は無い。 共に連れてこられた捕虜たちも同様だろう、困惑というかドン引きの表情が目に入る。 伯爵からされた注意事項を聞けば、この様子が民族性らしいとは分かったけれど]
……真似は多分、出来ないと思いますが。
気を付けます。
[真似をする気はなくとも、引き摺られることはあるかもしれない──と。 ちょっとというか、かなりの不安を抱きながらも返答して、研修に入ったのだった**]
(14) nadia 2019/12/21(Sat) 02時頃
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[魔界の王たるスヴァルニールは、謁見を求められれば大抵は応じた。 臣民の声を聞くのも、王たる者の役目であればこそ。 ゆえに、ビリジア伯たる魔の前にも黒の威容を示して座し、遊興施設での気兼ねなき謁見ゆえに直言を許した。>>9]
余の良き臣たるビリジア伯爵よ。 ぬしが治める地は、他では得がたき物を産すると聞く。 いずれ花見など催すとしよう。
[献上品を受ける魔王の黒い毛皮には、白い裸身を晒した青年が侍っている。 首輪だけの姿が、彼の正装だ。]
良き縁が結ばれたとあらば、喜ばしきこと。 この病院が癒すのは、肉体のみにあらぬゆえ。
[伯爵とその患者の今後を魔界流に"呪って"、謁見は終了する。*]
(15) catroad 2019/12/21(Sat) 17時頃
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─ 退院の日 ─
[翌日には互いの体調も万全となっていた。 動くに支障が無いとなれば、入院させる理由ももうない。 もう少し遊んでいたい気分でもあったが、魔界では砿矢を知る者がいつ現れるかわからなかった。 さっさと地上に戻るのが吉だ。]
では行こうか。
[もろもろの手続きを終えて病院を出る。 出たところで、愛し子に手を伸ばした。]
(16) nekomichi 2019/12/21(Sat) 17時半頃
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[彼が応じるにせよ違うにせよ、手を取って抱き寄せる。]
掴まっておいで。
[距離が近づいたのを理由に、当然のように接吻をしてから闇の道を開き、もろともに身を躍らせる。 永遠の夜に建つ我が城へ、共に帰ろう***]
(17) nekomichi 2019/12/21(Sat) 17時半頃
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─ 退院の日 ─
[ 黒いマントを身体に巻きつけて黍炉の傍に立つ。 護衛でもなく、虜囚でもない。]
──…、
[ 退院に際して、黍炉が支払いをしていた様子はなかった。 愛は無償なのだとは、韜晦で言ったのではなかろう。
背後の病院は、無限の可能性を秘めていたのだと思う。 自分がこれから行く道以外にも、きっと。]
(18) enju 2019/12/21(Sat) 19時半頃
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[ あいかわらず、強要はしないくせに抗いがたい声で黍炉が呼ぶ。 いまも接吻けには鼓動が跳ねるのだけれど、媚びることなく応じた。]
── 行く。
[ とこしえを育む彼と共に。***]
(19) enju 2019/12/21(Sat) 19時半頃
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― 退院時 ―
ありがたきお言葉!骨の身でなければ感涙堪えぬことはできぬでしょう。これよりも一層魔王様より預かりし領地を発展させていきます。 魔王様がご足労いただける際の饗応役という栄誉ある機会を楽しみにしております。
はっ!私にとっても私の戦利品にとっても癒しの時を得られましたこと、深く感謝いたします。
[魔王様>>15より"呪い"も受け賜わり、謁見を終えるのであった*]
(20) S.K 2019/12/21(Sat) 22時頃
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− 後日譚 −
[ 黍炉の城に来てしばらくたったある日、鎧が仕上がったと報告を受けた。
採寸の際のあれこれはさておき、素直に嬉しい。 さっそく実物を確かめに行く。
新しく誂えられた鎧は、貝か岩を薄く剥いだような滑らかな材質だった。 オパールに似た透過性を持ちながら、あくまでも黒く、中にたゆたう模様は血の紅一色のみ。 その彩りは影を操る黍炉を連想させた。]
(21) enju 2019/12/21(Sat) 23時半頃
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[ 形状としては部分防御用であり、隠密性が高く、機敏な動きを旨とする鎧だ。 (胸につけられた飾りは遊び心以外の用途はないと思われる)]
これは──、
[ 敵軍団の中に突撃するような以前の戦い方には向かない。 一方、黍炉の"狩り"に同行し、支援するためならば──最適の鎧だろう。]
──気に入った。
(22) enju 2019/12/21(Sat) 23時半頃
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[ 表現は抑えたものながら、謹んで礼を言うと、黍炉は、脱がせる歓びのために身につける品を贈るのだと屈託なく宣言した。]
──…、
[ どこにも嘘はないのだろう。]
脱がす方はともかく、着る方は手を貸してくれてもいいぞ。
[ 今、ここで装着した姿を見てもらいたいと、誘った。*]
(23) enju 2019/12/21(Sat) 23時半頃
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─ 後日譚 ─
[押し倒したければ叩きのめせと彼が言うものだから、砿矢が来て以来の城ではことあるごとに剣戟の音が響くようになった。 彼を求めた城主が誘うこともあれば、砿矢の方から待ち伏せを仕掛けてくることもある。 特に、自分の城の中で、いつどこで襲われるかわからない状況は城主をたいそう喜ばせ、家令からは時と場所を限定しろと散々文句を言われることとなった。
そんな待ち伏せからの一勝負を終えた時のこと。]
おや。 ここは、戦闘をしないと決めた場所だったね。
[愛しい子を組み敷いて制圧した後、今気づいたと言う顔で周囲を見回す。 戦っているうちに、うっかり入り込んでしまったようだ。]
(24) nekomichi 2019/12/22(Sun) 00時半頃
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いけないな。私をこんなところに誘い込むなんて。
[誘い込んだわけではない、という彼の反論は聞き流し、むしろこちらが誘ったという事実もそっと無視する。]
そんなことをする子には、お仕置きが必要だね?
[にこやかに言って手際よく彼の手首を括り、抗議する口に口枷を押し込む。 つまりは『お仕置き』をして遊ぼうというのが、今宵の趣向なのだった。*]
(25) nekomichi 2019/12/22(Sun) 00時半頃
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[お傍にいられるのは望んでもらえる間だけと思っていたから考えたことすらなかったけれど。 伯爵から提示された可能性とお願いは、明確な目標となって私の中に息づいた。
人として生きることは伯爵のお傍にと自ら願ったあの時とうに捨てたようなものだから、デメリットにも成り得ず。 それまで以上に仕事を真面目に、数多くこなすようになったのは自然の流れ。
とはいえ、伯爵から与えられたのは仕事ばかりのみなんて事は無く。 時に悪戯されたり愛でられたり、愛人兼ペットとしての扱いも変わらず受けて。 ヌヴィルから師事を受ける時もあれば、共に出かけて甘い時間を過ごすこともあった。
そんな、身も心も伯爵の寵愛に満たされながらの日々を繰り返して。 十年の時を経た、とある日の、朝]
………?
[目覚めに些細な違和を感じたのが、最初の気付き]
(26) nadia 2019/12/22(Sun) 15時半頃
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えぇ…と………?
[何が違うのか、それを確かめようと声を出して。 眠る前とどこか異なる響き方に、眉をひそめる。 かすかに感じる気だるさも相まって、風邪でもひいたか。 そんな思いに手を額にあてようと伸ばして、ここまでで最も大きな、分かりやすい変化が目に入った]
……蒼い…?
[人ではありえない色に変わっている肌に、驚きと疑問を抱いたのは覚醒に至るのと同じ速度で理解へと変じていった]
(27) nadia 2019/12/22(Sun) 15時半頃
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これ…
[手を伸ばし、鏡をみればやはり白を通り越した蒼い肌が映る。 血の気もなにもない、生者の息吹すら感じられない。 命の鼓動も、身の内から感じられないのに、昨日と変わらず動けているということは。 何時かの、伯爵から提示された可能性が現実になったのだ、と理解が追いつけばすぐにも寝台から飛び出して]
───… 伯爵 !!!
[誰よりも早く、願いが叶ったと伝えたい方の許に赴いた**]
(28) nadia 2019/12/22(Sun) 15時半頃
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[自分が与えた指標は彼女に明確な努力目標として映ったようだ。 自分にとってはどうであれ、相手にとって魅力あるものを与えれなければ意味がない。 主人とペットであるならば常に予想を超えるものを提供したいものである(あくまで理想) さて、そうやってレナータを暗黒面(仕事)に墜としたり、時に悪戯をしたり情欲を向け魔性へと導くように過ごす。]
(29) S.K 2019/12/22(Sun) 16時頃
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[ヌヴィルの姿でお忍びにどこかに出かけたり師弟関係のように鍛えるときもあったし、泣きそうになるまで溺愛したりして過ごしていった。]
(30) S.K2 2019/12/22(Sun) 16時頃
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[十年の間には色々ありました。 十年前にあった諍いにて捕虜となったものは帰参したものやこちらがいいと住み着くことにしたもの、社畜病にかかってお外に出れなくなったものなど様々。 魔王様をお迎えしお外にでないという引きこもりが饗応役として外にでたり、それを機に様々な特産物を宣伝し、観光地のように盛り上げたりと、なかなか忙しい時期もあれば、その反動で泥のようにレナータを求める時期もありました。
そんなある日のこと。朝早くから執務机で仕事をしていた時のことでした。]
おや、………もうそろそろかと思いましたが……
[ノックもなく慌てたように扉を開きやってきたレナータ>>28へと、常ならこんな早くから〜などと続く口上は途中で変わり、ペンを動かす指は止まる。
じっとレナータの変わり映えを見つめる。青白く透き通る肌、魂の輝きではない暗闇に潜む煌めき。円らで愛らしさもあった瞳は、艶っぽい魔性の眼差し]
………美しい。
[思わず感嘆の吐息を漏らす骨伯爵]
(31) S.K 2019/12/22(Sun) 16時頃
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[椅子より立ち上がり自分と同じように、自我を保ったまま生を失い魔のものへと転じる術を身に着けたレナータへと近寄んで屈むようにして、そっとその頬に骨の手をあてて触れる。 温もりの消えたひんやりとした感触が愛おしくそのまま指で頬を撫で]
本当に美しいですよ……
[振りまく魔の気配さえ甘美に思えるのは、自分が魔に墜とした。――というよりは、自分を思って魔に堕ちた彼女だから感じれることなのだろう]
よく、がんばりましたね。
レディの努力は私のみならず誰もが認めることでしょう。
[捕虜として戦利品としてのレディはもういない。私設秘書としていようともやはりそのように見る目というのは存在するものだ。]
(32) S.K 2019/12/22(Sun) 16時頃
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感じていますか?貴女が新たに生まれたことで、貴女との呪的な繋がりは失われました。
[事前に説明していた通り、呪は消え去り、二人の繋がりは一種口頭契約のみとなっている。密やかに愛でるような心話も今は使えない。 頬を撫でていた手を下ろし見つめる]
貴女は私の予想以上ににその身を捧げ期待に応えていただきました。
[それは命令というものではなく、十年前にした"お願い"についてのもの]
それに報いるときがきました。
なんて無粋ないいかたはよしましょう。
(33) S.K 2019/12/22(Sun) 16時頃
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感じた運命は正しかったようですね。
[甘い骨の響きがレナータの鼓膜を揺らした**]
(34) S.K 2019/12/22(Sun) 16時頃
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[十年の間に積み重ねたものは、けして辛いものではなかった。 お仕事は大変だったり、伯爵の寵愛は時に意地悪だったり無慈悲だったりもしたけれど。 泣かされる程愛でられたり、蕩かされる程甘やかされたりもした訳で──
魔の庇護に在って、幸福だと称せる日々を繰り返して。 気が付けば同じように捕虜とされていた彼らもそれぞれの身の振り方を選び、自分で望む場へと身を置いていた。 私も願いが叶わなかった時のこともそろそろ考えておかなければ、そんな事を考え始めていた矢先、迎えた今日の朝だったから]
……分かって、いらっしゃったんですか?
[>>31声も掛けず、しかも早朝突然の来訪という失礼にもかかわらず伯爵は怒る事も無く。 こちらの変貌にも動揺を見せず、そろそろと思っていたというその言葉に私の方が驚かされてしまった。 伯爵の寵愛をすぐ傍で受け続けた事と、魔王さまからの呪いを与えられていたおかげで早まったのかもしれないとは、私は知らぬことだったから。 願いが叶うとしても、もっと先だろうと思っていたのだが]
(35) nadia 2019/12/22(Sun) 21時頃
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……あ…
[瞬きの後に見つめれば、伯爵からも視線が合わさって。 感嘆の言葉に、血の気の引いた頬に仄かな熱が上がるのが分かる。 席を立ち、背を屈めより近く傍へと来てくれた伯爵の手が、その頬に触れて。 愛おしげに撫でられる嬉しさに、目を伏せて吐息を零す。 よくがんばった、という労いの言葉を与えられて、浮かべた笑みはより歓喜に満ちていて]
ありがとう、ございます。
[捕虜であり戦利品であることは事実だったから、そういった目で見られているのも当然と思っていたけれど。 伯爵のお傍に居ることをこれで他の方達にも認めてもらえるかと思えば、胸の内に温かな安堵を感じながら感謝を紡いだ]
(36) nadia 2019/12/22(Sun) 21時頃
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[>>33そのまま頬を撫でられて、いつか言われた通り伯爵に刻まれた呪が失われたことを指摘されて。 そういえば、と今更ながら密やかな特別感を抱いていた声の喪失にも気が付いた。 それが淋しいと、声には出さずとも表情には出てしまっただろう。 頬を撫でる手も離れ、伯爵を見上げる瞳に揺らいだのは、人の身のそれと通じるもの。
そのまま、伯爵が紡ぐ言の葉を、黙したまま大切に受け取って。 >>34甘やかな、蕩けるようなその言葉の響きは、いつかの酩酊のような心地に陥る]
………伯爵
[そっと手を伸ばしたのは、髑髏の頬。 最初は恐怖と畏怖を、気が付けば愛嬌だったり、愛しさだったり。 切望を感じるようにもなった眼窩に、視線を合わせて]
(37) nadia 2019/12/22(Sun) 21時頃
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昨日までの私も、身に余る程の幸福を頂いてきました。
だから、与えられる以上を望んでは、 言ってはいけないと思って、お伝えできなかった
けれど、今ならば、お伝えしても、良いでしょうか。
(38) nadia 2019/12/22(Sun) 21時頃
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貴方を、お慕いしています。
これから先の、終わりなき時間もずっと変わらず
貴方のお傍にいさせて欲しい。
[もう縛り付けるものは何もない、その上で尚。 望んで貴方の傍に居たいのだと、願いを紡いだ*]
(39) nadia 2019/12/22(Sun) 21時頃
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《カラカラカラカラ》
教え導いていたのは私ですからね
[驚くレナータ>>35へと頬骨をあげて笑う]
努力を怠るものを私はいちいち相手にしませんよ。ですのでそれは貴女の成果です。
[無駄を嫌う合理的な思考の骨伯爵は、その成果が実っただけだと笑いつつも、その努力を手放しに褒める。
仄かな熱を帯びた笑顔も、お礼>>36をわざわざという律義というか健気な姿は十年前と変わらぬ心映えも愛しく思う]
(40) S.K 2019/12/22(Sun) 22時半頃
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[頬に伸びて触れる手>>37。 つい昨日までは熱があったはずが、ひんやりとした心地の手を受け止めながら秘めてた想いと紡ぐ願いの言葉>>38 >>39を黙って聞いて]
ええ、もちろん。
……といいたいですが、その言葉を受け取るには少々ここは相応しくありません。
前の契約は病室で、次は執務室で、というのではなんとも色気がないではないですか。ですので、ちゃんと私に口説かれるのを待っていてくださいませ。
[おどけたようにいって、レナータの手をとって]
愛らしく美しい人に愛を紡ぐ至福の時間を私にください
[美しき魔のものでありながら、契約がとけたことに寂しそうにする甘えたがりな一面を愛らしいと口にして、レディをエスコートしていきます]
(41) S.K 2019/12/22(Sun) 22時半頃
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[向かった先は屋敷にある青い薔薇の庭園。 その中の青い薔薇が魔術によって宙に舞い花束となって伯爵の手に包まれる]
レディの美貌には見劣りしますが、これを貴女に……
[仰々しく片膝をついて99本の花束を捧げ]
今後も私の傍にいてください。 これからは私の妻として。
[新しく生まれ変わったレディへと新しい関係を求める言葉を骨伯爵も改めて口にした*]
(42) S.K 2019/12/22(Sun) 22時半頃
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─ 初仕事 ─
[湖のほとりに立つ小さな屋敷の周囲に、十数匹の魔物が潜んでいた。 常夜城の主たる吸血鬼が、眷属にしたばかりの仔のみを供として冬の離宮に移るという情報を得て、この機に葬ってしまおうと企むものたちである。
密やかに観察を続けた彼らは、情報の正しさを確信する。 そしてついに、湖畔でくつろぐ城主へ襲撃を仕掛けたのだ。]
(43) nekomichi 2019/12/22(Sun) 22時半頃
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[灌木の間から魔物たちが一斉に飛び出し、凶器を振りかざす。 いかな城主とはいえ、全てを捌くのは困難だろう。 必殺を期した襲撃者たちの攻撃は、しかし甲高い音とともに全て振りはわられ、何匹かは地に伏した。
驚き戸惑う襲撃者と城主の間に立ったのは、件の子供である。 黒い鎧に身を包み、同じく黒い槍を手にして、敵を睥睨する。 纏う気迫は、とても"成った"ばかりとは思えぬものだった。]
私の供がこの子一人と聞いて侮ったのだろうけれど、残念だったね。 この子はおまえたちなどよりよほど強いよ。
[立ち上がった城主が、我が子の隣に並ぶ。 その手には既に剣が握られていた。]
(44) nekomichi 2019/12/22(Sun) 22時半頃
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[吸血鬼になったばかりの幼い仔は、力も弱い。 とはいえ、それは人間から変じた場合のことだ。 もとより魔物である砿矢に、その法則は当てはまらない。]
たまには背中を合わせて戦うのも良いかと思ってね。
さあ。おまえの初仕事だよ。 存分に、その力を見せておくれ。
[城で手合せばかりしている日常に、たまには刺激のひとつもあるといい。 わざわざ流した情報に釣られてくれた愚か者たちは、格好の獲物だ。
並び立つ二人の呼気が合った瞬間、ふたつの刃風が奔る。 止められるものなど、いるはずもない。*]
(45) nekomichi 2019/12/22(Sun) 22時半頃
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[>>40私の驚きに返された肯定は、言われてみれば確かにと思うもの。 成果を認める言葉は素直に嬉しくて、気負うことも無く受け取ってから手を伸ばし。 紡いだ願いに返されたのは、>>41即答、ではなかった]
相応しく、ですか?
[変貌だけでなく、十年の年月は見目に多少の変化を齎してはいるけれど。 ぱちり、瞬く表情は最初の時と変わらぬものを感じさせるだろう。 手をとられ、口説かれるのを待っていてという誘いと、愛を紡ぐ至福をくださいという願いに頬の熱はまた増して]
…はい。
[誘われるまま、伯爵のエスコートに身を任せた]
(46) nadia 2019/12/22(Sun) 23時頃
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[辿りついたのは庭園。 肌の色に通じる青い薔薇が舞い、伯爵の手に集って花束と変じ。 片膝をつき、捧げられたそれと共に告げられた願いは、今まで以上の幸福を胸に灯し]
…はい。
末永く、貴方のお傍に。
[花束を持つ骨の手に、蒼白い手を重ね、誓いを返し]
一つ。
最初の我儘を、聞いて頂けませんか?
[そういって、そのまま伯爵にだけ声が届くよう身を寄せて]
(47) nadia 2019/12/22(Sun) 23時頃
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「この子」と言うな。
[ 背中合わせに物言いをひとつ。]
──おれにはちゃんと、砿矢という名がある。
[ 自負を刃に乗せた。*]
(48) enju 2019/12/22(Sun) 23時頃
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[受け取った花束、新しい関係性が結ばれるように触れ合う冷たい手と骨の手>>47 一方的なものではなく相互的に結ばれる呪の糸をしっかり結ぶように]
ええ、妻の我儘を聞くのは夫の甲斐性ですからね。
[片膝をつくのを解き、身を寄せ合って、妻の最初の言葉を聞いて]
(49) S.K 2019/12/22(Sun) 23時頃
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── 砿矢。
[物言いを受けて、甘く呼ぶ。 足下には、魔物たちの成れの果てが転がるばかり。]
おまえの名を聞かせてやるのも惜しい。 そう思ってしまった私を、許しておくれ。
[そう言って、接吻をひとつした*]
(50) nekomichi 2019/12/22(Sun) 23時頃
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さて、あとは…伯爵夫人としての振る舞いを貴女には学んでいただかなければなりませんね。
[自分のようにである]
それに"レナータ"を同時に出して動かせるようにもならなければなりません。
[ヌヴィルを出してるようにである。実際傍にいたレナータからすれば、伯爵が堅苦しかったのに比べてヌヴィルは自由に振舞えていたのを見ているだろうから"別人"のようにみせる技術の便利さは知っているだろう]
ところでライラ。 青い薔薇を送り永遠の愛を誓いあう。という題目で結婚の聖地のようにして観光客を呼び込むというのはどうでしょう。 ああ、もちろん最初のモデルは私と貴女ですよ。
[なんて仕事の話もする骨伯爵であった*]
(51) S.K 2019/12/22(Sun) 23時頃
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