158 Anotherday for "wolves"
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
スティーブンに1人が投票した。
メルヤに1人が投票した。
ドナルドに2人が投票した。
マーゴに1人が投票した。
メアリーに2人が投票した。
ルパートに3人が投票した。
レオナルドに3人が投票した。
ルパートは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
マーゴが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、スティーブン、メルヤ、ドナルド、ラディスラヴァ、サイラス、グレッグ、ジェフ、ベネット、メアリー、クラリッサ、レオナルドの11名。
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─ 宿屋 ─
[ラディスラヴァの言葉を時折マーゴに伝えながら、彼女達のやり取りを見守る。
やがて宿の住人であるグレッグとメアリーが戻れば挨拶を向け、グレッグから聞かされた投票の話にはただ黙って頷いて、>>2:657一人帰るラディスラヴァの背には『気をつけて』と言葉を投げた]
メアリー、マーゴが話があるみたいなんだ。 二人きりがいいなら、暫し席を外す。 だから、終わったら呼んでくれ。
[そう告げて。 メアリーはマーゴと話しただろうか。 それとも、追い返されただろうか。
いずれにせよメアリーの返事を待ち、そうして手を繋いで帰った]
(0) 2015/05/15(Fri) 06時頃
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おやすみ、マーゴ。 ……大丈夫だって、そんな不安そうな顔をするなって。
俺がいるだろ?
[別れる前。 マーゴが少し不安げにしていたから、手を離す前に空いてる片手で頭をくしゃりと撫でてやり。
暫し間を置いて、一瞬だけ、額に口づけた]
(1) 2015/05/15(Fri) 06時頃
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ほら、さっさと寝ろ。 おやすみ、マーゴ。
また明日。
[ 俺がいる。
そう、飼い主だった少女を守れなかった無力な飼い犬。
そんなことを男は忘れてしまっていたのだ。 マーゴに告げた言葉は、なんて皮肉めいたものだっただろう。
そう思う翌朝のことなんて知らず、何事もなかったことにしたくて男は少し早口で言いながら、マーゴの背を家の中へと押し込めた]
(2) 2015/05/15(Fri) 06時頃
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─ 翌朝、マーゴの家の前 ─
[烏の鳴き声で男は目覚め、夜着の上に薄手の外套を羽織って外へ出た。 黒い鳥のざわめきは不安を掻き立てる。 マーゴの家の方から聞こえれば、尚のこと。]
──……
[血のにおい。
それに男は駆け出す。
視界に飛び込む光景に、鋭く息を呑んだ。 震える。
身体が、手が、視界が、脳が ]
マーゴ……
[ 吐き出した声が。 ]
(3) 2015/05/15(Fri) 06時頃
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[首の皮一枚で繋がっていたマーゴの亡骸に群がろうとした烏を追い払う腕は、やはり震えていた。
視界が震えるのは、涙で滲んでしまっているから]
マーゴ……、マーゴット……。
[昨日のことだ。 自分の家の前で、そうやって呼びかけたのは。
昨日そうやって掻き抱いた彼女の身体は、あたたかったのに。]
(4) 2015/05/15(Fri) 06時頃
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──マーゴ……
[首を噛みちぎられ、既に息のない身体の傍らに力が抜けたように膝をつき、静かに片手を伸ばす。
何故か首飾りを握っていた手に触れれば、その死人の白に染まる小さなもみじからは、昨日までのあたたかさが感じられない。
本当は掻き抱いて、悲鳴の様に嗚咽を漏らしたかったのだが。
感情のままに抱き上げれば首が落ちてしまいそうで、怖くて出来なかった]
(5) 2015/05/15(Fri) 06時頃
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[己が羽織っていた外套でマーゴをくるんで、サイラスは彼女の身体が形崩れないように慎重に抱え上げた。
そうすれば溢れた涙がくるんだ外套へと落ち、布越しにマーゴの頭を濡らす]
ッ、マーゴが何をしたっていうんだ……。
[もう己の手を必要としない少女が、あたたかくないことに、笑ってくれないことに、まもれなかったことに。
込み上げてくる涙が止まらず、ぼやけた視界のまま男は歩き出す]
(6) 2015/05/15(Fri) 06時頃
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[鍵の空いていたマーゴの家、彼女が眠るべきベッドへと、その身を預け。 己の外套よりはいいだろうと、掛布を首まで引き寄せ、傷を覆い隠した。
床に膝をついた男は、ベッドサイドに伏せるようにして、そのまま泣き崩れた。
何かあった時、その声はスティーブンに届いていたのだろうか。 そう思い浮かぶのは、なかなか引っ込まない涙が止まり、それでも暫く時間が経ってからのこと。**]
(7) 2015/05/15(Fri) 06時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 06時半頃
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― 昨晩 広場にて ―
[ひととひとおおかみの均衡を崩したのは、 恐らくは昨日集会に出ていた同族のうち誰かである ]
[ 投票にて、疑わしきもののうち 誰を処刑するか決定する ]
[ それは人間の為であり、 そして人狼の為でもあるのだ ]
(8) 2015/05/15(Fri) 07時半頃
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[ ――そう、教会の遺体を片付けた村医者が 族長の話を聞く為、集会場に集まった面々に告げ 投票集計を行ったのは、昨日の晩の事。
一角に置かれた投票箱に一人一枚ずつ 誰かの名前を書いた紙をいれる。 それはまるで儀式のように。 ]
(9) 2015/05/15(Fri) 07時半頃
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[やがて――票数開示と共に処刑先が決定される。 教会で血を吸って 身に付けたローブが 死神のような死臭を纏う。 ――そんな男が 琥珀色の目を向けた先は。 ]
処刑先は、宿屋の……ルパートだ。
[その言葉は 意味は人狼族の皆々に伝わっただろうか。]
それが―― 決定だ。
[レンズの奥の瞳は、覚悟を決めたようにひたすら冷たく。 鳶色の目の主は――或いは、 そこに迷いと恐れがせめぎあっている事に 気づいたかもしれないが。定かではない。]
来い。
[そうかつての親友に告げる。 メアリーやグレッグの前で処刑するわけにもいかないと]
(10) 2015/05/15(Fri) 07時半頃
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[ 連れられていく宿主の姿を 人狼達はどんな目でみていたのだろうか。*]
(11) 2015/05/15(Fri) 07時半頃
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― 翌朝 ―
[>>2:661 前夜、診療所から暇を告げた時 お代わりはもらえたかどうか
それはさておき 通りがかった広場から散り散りに 人狼たちが帰り行く所に出くわせば
>>10 スティーブンの手によりルパートが 投票の結果、始末されたという
確か、2人は自分が旅立つその前は 長年に渡り良き仲の幼馴染みだったのは覚えている 強いていうなら、自分とジョスランみたいなものか
胸中は測りかねるが責任感の強い彼のこと 疑いの有無とは別に、責務を全うしたのだろう]
(12) 2015/05/15(Fri) 10時頃
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[自分がいない時期 ルパートの妻キャサリンの死と それを看たらしきスティーブンが ルパートとの溝を作ったというのは 何処からか聞いている
しかし、仮にスティーブンが 彼を疑いにかけたとしたとしても それを逆恨みしてとは、思い難く
昨夜の多忙を労う以外、する事もない そう考えて、ついでに会えばで片づけた
無駄な疑いは容易く破滅に導くもの 私情に曇った妄信は容易く病を見逃すもの
しかし、されど人は人の魂を持つ人狼も その天秤を傾けさせてしまう――それを持つが故に]
(13) 2015/05/15(Fri) 10時半頃
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使いありがとな、お疲れ様
[診療所で別れた幼馴染みに 預けたモノが、使いの手により返される
それを見ても、手掛かりはない 落胆のため息は出ない
それよりも、昨日と違う今日 自分は何を掴む事が出来るのだろうかと 伸ばせる所に手を伸ばし、策を練るのが吉]
(14) 2015/05/15(Fri) 10時半頃
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[カァとか細く高く鳴き 墓地の向こうの森へと帰る鴉を眺め
集会所で話をしていた ラディとレオナルドにそれを聞こうかと
それから、ベネットの様子を見て 昨日、途中までしか伝えられなかった事を
サイラスとも話をしてないなとか あれこれ思い巡らせながら 一先ず、親方に「護符」の結果を伝えに行った**]
(15) 2015/05/15(Fri) 10時半頃
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―夜―
[「投票」の話を聞いた後、 サイラスから、マーゴが自分に用があると聞かされる。
何の話だろう、今日元気のなかったわたしを 心配していたから、その話かな…
と頭をよぎりはしたけど わたしは]
今日は少し疲れたから…… 明日聞くね。
[としおらしく答えて。 その時は明日は“いつも”みたいに来るんだと思ってた。 “いつも”の明日。
そんな日は、もうどこにもなかったのに。]
(16) 2015/05/15(Fri) 11時頃
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―夜は更けて―
[宿屋に来ていた者は帰り、 再び兄と二人きりになって。 それから少しして父が帰ってきた。 父は口数少なかったけど それは一年のうち、この日に限っては 特に珍しいことでもなく。
兄に倣って、静かに様子を見ていた。
もう今日は休もう。 日中、布(きれ)を当てていた局部も 慣れない感触で気持ち悪い。
そう思っていた時だった。 死神が、うちに来たのは。>>10]
処刑…――
(17) 2015/05/15(Fri) 11時半頃
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[投票 始末 処刑 それって全部…――]
殺すってこと……?
[瞬間普段は目を合わさないようにしている その琥珀をギリと睨みつけた。
ヘーゼルグリーンの眼は母親譲りだが そんな自分にも、おとなは母親の面影を見るのだろうか。]
(18) 2015/05/15(Fri) 11時半頃
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どうしてお父さん“まで”殺すの!? お父さんは何も悪いことしてない!
[くってかかろうとしたら、父親は止めただろうか。 それとも兄が。あまり意識になかった。 わたしはとにかく、目の前の死神から 父を守ろうと 必死だった。]
お父さんに嫌われてるから だから殺すんでしょ!? 投票だなんてゆって! 最初っからお父さんを殺すつもりだったんだ!!
(19) 2015/05/15(Fri) 11時半頃
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[今日はお母さんのめいにちなのに…! 今日はお母さんのめいにちなのに……!]
[感情が昂ぶってうまく言葉が出てこない。
馬鹿とか 悪魔とか
そんなことしか口にできなくて。 家から連れ出そうとするスティーブン先生に わたしはしがみついた。
振り払われても、諦めず。 なし崩し的に広場まで 行くことになった。]
(20) 2015/05/15(Fri) 11時半頃
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―朝―
[あれからどうなったのか。 どうやって帰ったのか。]
[ちっとも思い出せない。]
…おはよう。
[いつも一番に起きてるお父さんは…――
いない。 ]
(21) 2015/05/15(Fri) 11時半頃
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………。 まだ起きてないのかな。 ……井戸の方かな。
[お父さんはどこだろう。 勝手口から外に出ると 木にぶら下がったままの鶏に 蠅がたかっていた。
いや“見えなかった”]
……井戸の方にもいないや。
[ ぽつん。
朝の日差しと小鳥がさえずる中、少女は佇んでいた。]
(22) 2015/05/15(Fri) 11時半頃
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[欠けちゃったピースは 二つになっちゃった…――]
[えっ、違うよ。 何の話?]
[お母さんだけじゃなく…――]
[何言ってるの? 死んじゃったのは お母さんだけだよ?]
[可哀想なメアリー]
[やめてったら やめてったら…!]
(23) 2015/05/15(Fri) 12時頃
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やめてったら……!!!
[大きな声に、きっと家にいた兄は気づくでしょう。 兄がその場にいたのならわたしは]
お兄ちゃん、おはよう…。 お父さん、いないの。 こんな早くにどこ出掛けたんだろうね…。
[と。 兄に、父がどこに言ったか尋ねる声に覇気はなく。 とてもか細いか細い声だった。]
(24) 2015/05/15(Fri) 12時頃
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お父さん探しに行かなきゃ…。
[出掛けようとするわたしは寝間着のままで。 声を掛けられたか、ドアノブに触れたところで気づいたか。 部屋に戻って、白い生成りのワンピースに身を包んだ。]
(25) 2015/05/15(Fri) 12時頃
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―回想・2日目・教会― [メアリーの行く墓地へ行く前のこと、 教会の扉を閉める前に"彼女の姿"へと振り返る。 もの言わなくなったオーレリアの姿。 人狼の営む宿屋で働く人間の女性の姿は、
オーレリアの姿こそが、 人狼と人間の共存するこの村の象徴だったのではないか。]
――…オーレリア、
[その陶器のように白い肌がまだ生気が宿っていたころ、 引きとめられて告げられた言伝のことを思い出す。
声を震わせて、思いの裡を打ち明けてくれた声を。]
……俺さ、 ずっと言えなかったことがあるんだ。
(26) 2015/05/15(Fri) 12時半頃
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[男も彼女と同じように勇気を奮えばよかったのだろうか。 彼女が宿で働き出した時から、 裡に抱えてきた彼女への想いを全てうち明ければ、 今、オーレリアが無残な躯に成り果てて、 ここに横たわることもなかったのではないだろうか。
彼女に触れたばかりの自分の手元を見下ろした。 血を拭ったばかりの、爪を短く切り揃えた手。]
(27) 2015/05/15(Fri) 12時半頃
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………俺………ずっと、オーレリアのことが…
[きっと。
伝えたところで何も変わらなかったのだろう。]
(28) 2015/05/15(Fri) 12時半頃
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……キミ(人間)のことが、こわかった……。
[天秤は揺れ、均衡は崩れていく。 けれどもその天秤は―――はじめから水平だったのか。**]
(29) 2015/05/15(Fri) 12時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 12時半頃
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─昨夜、広場にて─
[昨夜、私の前に現れた人は大義名分を立てて謂いました。>>8 広場の隅に置かれた小さな箱。 そこに疑わしき『人』の名前を書いて、入れるのだと。
ペンを持つ手は、震えていました。 このペンはどんな剣よりも重く。 そして小さなあの箱が、人の命を管理するのです。
私の名前が書かれてしまうこともあるかもしれません。 けれどそれよりも、もっと怖かったのは。 こうして書かれた名前の『誰か』が、本当に殺されてしまうであろうこと。
私たちがしようとしていることは、正しい事なのでしょうか。 同胞を守るため、同胞に手をかける。 それは『人を食う狼』と、変わらないような気さえして。]
(30) 2015/05/15(Fri) 13時頃
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[それでも私は、書きました。 書いた人の命が奪われてしまうかもしれないと知りながら。 その責務を背負う覚悟も出来ぬままに。
北斗七星を彩る、星の名前を。
書いた紙は固く折り。 命運別つ小さな箱へと、入れたのです。]
(31) 2015/05/15(Fri) 13時頃
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[やがて小さな箱は、一人の命を吐き捨てました。 告げられるのは、宿屋のご主人の名前でした。>>10
メアリーさんの悲痛な叫び声がきこえます>>19>>20 本当に、本当にルパートさんが長さまやオーレリアちゃんを手にかけたのでしょうか。 私には、優しいお茶を淹れてくれる姿や 家族を心から大切にしている、そんな姿しか思い起こせなくて。
それでもあの箱の決定権は、誰にも覆せないんだと突きつけられました。 あんな小さな少女が、叫んでいても。
処刑するために、何処かへと連れていくだろうその背を。>>11 喉を押さえて、ただ、見つめることしか出来ませんでした。]
(32) 2015/05/15(Fri) 13時頃
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―回想・2日目夕・宿屋―
あ、あった。
[酒場の台の上に薬の小袋は置かれたままだった。 それを手に取り、 小瓶の蓋を開けて薬を爪の間に塗り込んでいく。 >>2:659メアリーに話しかけられた時、 咄嗟に薬と手を隠すようにはしたけれども 思い悩む従妹は、 それを気に掛けることすらできなかったようだった。]
―――――………、
[メアリーの言葉を直ぐに肯定することはできなかった。 薄く口を開けて、何か言おうとして、 結局口にすることができたのは。]
(33) 2015/05/15(Fri) 13時頃
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……大丈夫だよ。
[そんな、言葉だけ。]
(34) 2015/05/15(Fri) 13時頃
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…大丈夫だよ、
[正しい答えよりも、 ただ、ただ、従妹を安心させようとするように。]
…大丈夫だから。
[こわいと。 すごく、すごくこわいと。 繰り返すメアリーに、同じ言葉を繰り返す。]
…大丈夫。
[繰り返す間、頭の中では別の言葉がよぎっていた。 診療所で、 苦しげに――スティーブンが口にした、あの言葉。]
(35) 2015/05/15(Fri) 13時頃
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『―――…どうしようもないことも、ある』
[でも、その時は。その言葉を巡らせながらも。 ―――…本当に大丈夫だと、思っていたのだ。*]
(36) 2015/05/15(Fri) 13時頃
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…俺、少し出て来るよ。
[宿屋に留まる人達に投票の説明を終えた後、 広場に向かうまでに行きたい場所が、ひとつあった。 ルパートはその時には一度戻ってきていただろうか、 叔父とメアリーにそう告げると、 男は宿を出て目的の場所へと向かった。
そう、遠くはない。近くの本屋へ。]
(37) 2015/05/15(Fri) 13時頃
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―回想・2日目投票前・本屋―
…こんばんは、 ごめん…ベネット呼んでくれるかな。
うん、伝えて。 少し―――…相談したいことがあるんだ。
[戸を叩いて現れたベネットによく似た弟に言伝を頼む。
大兄弟の一番上の青年の姿が現れると、 少し目を細めてから、ぽつぽつと彼へと話し始めた。**]
(38) 2015/05/15(Fri) 13時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 13時半頃
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[私が書いた名に、もし票が集まっていたら。 そう思うと、体の血が大地に吸い込まれていくようで。 一度だけ、星の名を持つ彼に視線を向けていました。
視線があったのなら、びくりと肩を震わせて。
よろよろと、逃げるようにその場を離れてから。 私は、一人きりの家に帰ったのでした。 朝が来るまでは、まともに眠ることも出来ず。 ひたすら、ひたすら夜が明けることを祈りながら*]
(39) 2015/05/15(Fri) 13時半頃
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―― 回想/前日診療所 ――
[ジョスランの話>>2:560は 朧であったこれからに具体性をもたせるように。 『投票』の話に思い悩むように眉を寄せた。
明確な答えは出ない。
けれどもし犯人と思しきを指差せと言われたら――、 集会に在った存在を順に思い出し そうして集会の後から会っていない縁の少ない学者を思い浮かべる。 手がかりさえない状況で道を示す灯火も失われ 迷い、惑い、――より己に掛かる痛みが少ない方を選び。
意味はあるのか。 そう問うたジョスランに頷く事は出来ずにいた。]
(40) 2015/05/15(Fri) 14時頃
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─翌朝、墓地へ─
[かくんと、頭が揺れたことで眠ってしまっていたことを知りました。 朝日がもうのぼっています。]
……、…。
[近くに飼い猫の気配はしませんでした。 ジョスランさんとはすれ違ってしまったのか、投票騒ぎで上手く渡せなかったのか。 気儘な猫はまだ、彼の側にいることでしょう。]
っ ……。
[私は身支度を済ませると、診療所へと向かおうとしました。 昨夜の『死神』に会おうと。 それでも足を向けられなかったのは。 その場所に、星の名を持つ彼がいるかもしれないと思ったからです。
結局私の足はいつものように。 ふらりふらりと、墓地へと向かったのです**]
(41) 2015/05/15(Fri) 14時頃
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[ぽつり、落ちるアルカイドの声>>2:638に、 これからしようとすることの意味を知る。 魔女裁判や異端審問にしか成り得ぬなら――、 迫害の歴史が脳裏で重なり寒気がする。
『自分が殺されないために』 今も自分でない誰かを選ぼうとして。
そんな己を嫌悪しながらも そうするより他に道がないのだと言い聞かせるしかなく]
――…手がかりがないなら、 疑わしきを探す為に、 話して見極めるしかないのかな。
[ぽつ、と独り言ちるは小さく。]
(42) 2015/05/15(Fri) 14時頃
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[ドナルドの声>>2:648が聞こえた。 気になる者の話を聞くことは今もなされているように思う。 信頼できる者の話をというのも彼らしく思えて 少しだけ眩しげに友を見遣り。]
[犯人がひとりじゃない可能性を示すアルカイド>>2:640に、 ああ、と得心がいくような声を漏らした。]
族長がやられるなんて、ひとり相手なら考え難いけど ひとりじゃないなら、納得がいく。 その可能性は――…
[続きは言わずとも音色で知れるか。 悩ましげに息を漏らし、 不安を払うようにゆると首を振った。]
(43) 2015/05/15(Fri) 14時頃
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[帰り際、スティーブンからの声>>2:645に目を丸くする。 淹れてくれたその人に感想を伝えたのは少し前の事>>2:646。 彼が別の茶を飲んだのか、 二人が親しいがゆえの軽口か何かかと考え]
花の香りが広がるおいしいお茶でしたよ。 先生も淹れてもらって確かめてみればいいのに。
[微かな笑みを向けてそんな話を。]
(44) 2015/05/15(Fri) 14時頃
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―― 前日/本屋 ――
[診療所から戻ると本屋の扉は抵抗なく開く。 出る前に鍵はかけたはず、と不思議に思い首を捻るが、 思い浮かぶ可能性なんて僅かだろう。 中に入ると一番最初に思い浮かべた末弟が出迎えた。]
店番してくれてたのかい? 今日はもう閉めてても良かったのに。
[――こんな日に本を求める者はいないだろう。 暫くは休業ということにしても良いかもしれない。 そんな思いからの言に弟は首を振る。]
「外が騒がしいから何があったか確かめに行ったんだ。 教会で族長とオーレリアが誰かに殺されたんだって。 それでべネにも知らせようと思ったのに居ないし……!」
(45) 2015/05/15(Fri) 14時頃
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[何処に行ったかも知れないから待っていたのだという。]
これからは書置きでも残しておくよ。 ――…うん、だから、…… 暫くは外にでるのを控えた方がいいと思う。
[嵐が過ぎるのを静かに耐えていれば 過ちを正しさえすれば いつかまた共存の為の天秤が釣り合う、と 族長は思い描いていたのだろうか。 そんなことを考えながら、ベネットは宥めるように弟を撫でる。]
片付けを済ませたら戻るから、 先に戻って母さんの傍についててくれるかい?
(46) 2015/05/15(Fri) 14時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 14時頃
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[弟はわかったと言い扉の方へ向かう。 そこに扉叩く音がして>>38弟はグレッグを迎えた。]
「こんばんは、グレッグ。 うん、べネなら中にいるよ。
……べネ!グレッグが呼んでる!」
[大声で呼ぶ弟にやれやれと肩を竦める。 もう少し落ち着いてくれればと思うものの大人になるのはまだ先か。 呼ばれるままにベネットはグレッグのいる扉の方まで行き]
こんな時間に珍しいね。 相談って……、ああ、立ち話もなんだから中に入って。
[目を細める彼に微かな笑みを向け、中へと促しカウンター傍の椅子を勧めた。]
(47) 2015/05/15(Fri) 14時頃
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[末弟は相談と聞いて気をきかせたようで 「ごゆっくり」なんて言い残して隣の自宅に戻っていった。
本屋にいるのはグレッグとベネットのふたりだけ。 それでも深刻な内容なのか自然と声はひそめられた。]
(48) 2015/05/15(Fri) 14時頃
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― 昨日/診療所にて ―
っはは、やれるものならやってみる?
[>>2:651『鼻っ柱へし折りてえ』なあんて、 わあ。なんて素敵な煽り文句。
――― 挑発するように、ぎらつく猫目は、 半分本気だったけれど。 売られた喧嘩は買う。が、自分から手出しはしない。 それは、 …ワタシが、卑怯だから。]
[ 口笛吹きかねない調の渡鴉は、 嘘か 本当か。
分からぬ響きを載せていた。 そんな様子は、やはり。 犯人らしからぬように見えたけれど。]
(49) 2015/05/15(Fri) 15時頃
|
|
へ。 そんなこと言ったら ―――
[『本当に行ってやるんだから』と言い掛け。 はた。 と、 思い出す。 ]
[暗がりに、星が落ちた。]
……。
…っくく、 あんたなんかねえ、 ワタシがわざわざ見張らなくたっても すでに、刃を突きつけられた状態なんだよ。
[黒狗の亡霊は、思い出す。 渡鴉のそばの、墓地の存在。
顔が、ちょっとだけ強張るけど。 三日月湛えて、誤魔化そう。 ]
(50) 2015/05/15(Fri) 15時頃
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|
[そもそも。 『酒場』での布告は嘘じゃあない。 そういわんばかりに、ひとみを。みあげ。]
まあ。そもそもねえ、夜を迎えるまえに そのまえに、命を落とすかも、
―― … なあんて、さあ。
[冗談にもならないようなことを、笑みながら吐く。 煽るような響きを孕んでいたが。 『どちらが』とも、敢えて口にしなかったのを。 渡鴉は、気付いていただろうか。 ]
[ぽつり。]
[ >>42ちいさな、独りごちるおとを。 狗に見え隠れした、猫は拾う。 ]
(51) 2015/05/15(Fri) 15時頃
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… 話して、みつける、 ……。
[ 異端審問のように、 押し付けて 『決めつけて』。
そんな課程で『話す』なんて、 一切 なかったころを思いだし。]
[噫、]
…… そうだねえ。
[静かに同意を落とし >>2:648『信頼できるもの』の話を聞く、 そんなことばには、睫毛を伏せた。]
(52) 2015/05/15(Fri) 15時頃
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[信頼なあんて。 できるくらいなら。 端から、こんな『処刑』の噺なんて できやしないもの。
浮ついたような存在であるような猫は、 大凡、無惨な『裏切り』のようなことが 出来なさそうな、ベネの方さえちらり。]
[ 狗が猫の皮かぶるように。 ] [ 他のひとおおかみも、どうか ] [ぐるうり。
そんなことを考えたら、 時折 『記憶が書き換えられて』 不確かなワタシ自身さえ。
信用できなさそうで。 ふるふる。 毛並を揺らして。]
(53) 2015/05/15(Fri) 15時頃
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( こういうのは、 『出来る』『出来ない』じゃあない。 … 『信じたい』、と思うべきなのかしら。)
[ ちらっ。 まだ戸口の方に居ただろうスティを見。]
[>>43揺蕩うよな、 途切れた声のいろに。今度ばかりは。 猫も、口を挟みやしなかった。
―― いや、『できなかった。』]
[そうして、
カップのなかみが減るように、 ひとり ふたり、
欠けてゆく。 ]
(54) 2015/05/15(Fri) 15時頃
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[ 既に去った戸口の来客の、物騒なことばが。 聞こえてたならきっと、猫は逆毛を立てたが。 幸か不幸か、それは聞えてなくって。]
[その代わり、 >>2:645皮肉を飛ばす偏屈家には、 にぱり、と 悪戯っぽくわらった。
>>44べネの言の葉に、『そうだそうだ』、 と、首を二度三度。腕を組んで縦に振る。]
ひどいねえ、 これでもねえ、少しは上手くなったのよ。
今度、スティにも淹れてあげようか? とびっきり、苦いやつ。
(55) 2015/05/15(Fri) 15時頃
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[その今度が、はたまた来るか。来ないか。 不透明なミライに、ぱちり瞬き。
ベネも去れば、 「教会を片づける」と、行くスティに。 『着いてく』と、言えなかったのは。
やっぱり、神なんて居ないだろうこの世界で。 拝むための場所に、怖気さえしたまま。
ちらっと見て帰るだけじゃあない、 『死体』の始末なら慣れてもいるが。 また 『ワタシ』が揺らぎそうで、怖かった。]
(56) 2015/05/15(Fri) 15時頃
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―― 前日/本屋 ――
[たずねてきたグレッグに己の考えを伝える。
恋の相談や、 誰かに贈る本の相談なら、 これほど重い空気にはならなかっただろう。]
――…お茶でもいれようか。
[気遣うようなまなざしを向け、そっと腰を浮かせる。**]
(57) 2015/05/15(Fri) 15時半頃
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[それから。 残ったひとり。 ]
[ >>658ミルクと砂糖で嵩を増した (尚、診療所にあったものなので 猫に一切の損害はない)
茶を飲み干した鴉が、 猫といい勝負でふてぶてしく強請る。]
鴉に出す茶が、一杯でもあった分だけ よかったと思う方がよいよ?
[ これが、他の面子だったら別だったろうが。 さも当然、とばかりに にやり。と。] そんなに欲しけりゃあ自分で淹れなよ。
[さもなくば、帰るがよい。 と、墓場嫌いの猫は、集う鴉から目を逸らす。]
(58) 2015/05/15(Fri) 15時半頃
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―昨晩―
[猫を抱いた腕は獣と二人きりのときより温かい。
宿屋に向かったらもうラディスラヴァは帰ったと言われ 投票をしろと言われて迷うこと無く名前を書き込み、 遅い時間だったのでラディスラヴァの家には行かずに帰った。 途中で猫が逃げ出すかと思ったがすんなり家の中にまで 持ち帰れてしまったので、そのまま部屋に下ろした。
こいつ村の中全てが自宅だと思っているのでは、 そんな風に感じながらも獣が二匹丸くなるのを眺めた。 明日は猫を連れて向かおうと思いつつ。]
(59) 2015/05/15(Fri) 16時半頃
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―翌朝―
[獣がのしかかってきて起こされる。 普段ではあまりない行為に、驚くがその理由は直ぐに判った。]
血の、臭いだ。
[朝食も取らずに家を出ると、獣は迷うこと無く駆け抜けた。 鍵の開いたままの扉を潜り抜けると、 その臭いは一層濃くなっていて。]
マーゴ、と。サイラス……?
[>>7まるで眠っているようにいる少女と崩れ落ちている親友。 まさか二人共やられたのかと、肩に手をおいて声をかける。]
(60) 2015/05/15(Fri) 16時半頃
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おいサイラス、生きているのか。
[返事があってもなくても生きているのを確認してから、 今一度マーゴットを見る。 ふいに、兄さんの時も急だったなと、関係ないことを思い出した。]
お前はまだここに居るか。 とりあえずスティーブンの所に行ってくる。 それでも、被ってろ。
[いつも羽織っている布をサイラスにそっとかけた。 他にも何か起きていないのか、確認するために これ以上信じられる者を喪わない為に。
なんとなく、思い浮かんだのは オーレリアの銀の薔薇のネックレスが目印になったのでは そんな突拍子もないことだった。]
(61) 2015/05/15(Fri) 16時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 16時半頃
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― 昨夜/広場 ―
[広場の隅に、置かれた ちいさな ちいさな匣。 それは、星棺のむすめたちが 浮かぶ空よりもずうっとちいさい。
けれど、確かな死を運んでいく くらい くらい 気を放っていた。]
[まるで、銘のない墓石のように。] [無銘に銘が書かれるのも。
そう、 時間の問題だった。 ]
…… ――― 。
[顎先にペンをあて。]
(62) 2015/05/15(Fri) 17時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 17時頃
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[こどものよに稚拙な文字で、 悩んだ末に奔らせるのは。 やっぱり、一番『罪の意識』がすくない相手。]
[まだ。
欠片も情報があつまっていない、いま。 判断しろ なんていわれても。
つまるところは、 (疑念はある。けれども、 …… 犯人ではないのでは、とも思う)
逃げの一手しか。(あのころみたいに、) ワタシは 取れやしなくて。 ]
[鴉の名を書いた。]
(63) 2015/05/15(Fri) 17時頃
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[正義も 悪も。 汚れた、とっくに 穢れている手なんかじゃあ見えない。
だけれど。 結局 世の中に 『正しい』ものなんてないんだろう。 きっと、どちらも間違っていて。
――― それでも、ただしいと。 正当化が出来るのは、]
(戦いと、おなじ) (『勝ったほう』だけだ)
(64) 2015/05/15(Fri) 17時頃
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[けれど。
生きるために、未来に、 (求める程に綺麗じゃないのに) 奪っても、理想を開くために。
――― もとには戻れなくても。 平和を、取り戻すために。
… 戦う、しか結局。 ひとは歩む術を、みつけられないはずなんだ。 逃げたところで、牙に掛けられるとも。 また 限らないのだもの。]
[ ことり。 ]
[紙が、重い呪を。
飲み込んでゆく音が、した。]
(65) 2015/05/15(Fri) 17時頃
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[>>8大義を掲げるスティのこえ。 所詮、言ってることなんて綺麗ごとで。 本当はもっと、
どろり どろうり、
童話の裏の、みにくい、おはなし。] [それでも、責めるなんてことは、出来もしない。 ゆめばかり見れる、『こども』じゃあないから。]
( 「こどものまま、止まったぼく」 ) ( 「それをせかいは、許さない」 ) ( 「だから。 アタシは、足を止めたまま。 無理矢理、壊れた針から 『世界』をみて。知ったんだ。」)
(66) 2015/05/15(Fri) 17時半頃
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( それでも、 )
[ その『悪』を。
『死神』の役を。
もっと、ふさわしいワタシに寄越せと。 …… そう、思うけれど。 ]
[ 救う役目が、
奪うものの音頭を取る、なあんて。 そんな滑稽にすら思える皮肉に、満天の空が。]
[愉悦の涙を] [星屑を、]
[ ――― 流していった。]
[ そして、『不吉な闇』は。 死の運命は、墓標に刻む名を告げる。 *]
(67) 2015/05/15(Fri) 17時半頃
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― 昨晩 広場にて [──本当は 恨んでいたんじゃないのか? だから ルパートの名を書いたのでは。>>19 少女につきつけられ、一瞬、揺らいだ。]
[村医者は口の端を歪める。 父親を守ろうと健気なほどに こちらに立ち向かう少女のヘーゼルグリーンに、 確かに キャサリンの面影を見た。>>18
『どうしてお父さん“まで”殺すの!?』 (どうしてこのひとまでころすの)
『お父さんは何も悪いことしてない!』 (このひとはわるくないわ)
(これいじょうわたしからなにをうばおうというの)
──そんな「キャサリン」の声が 聞こえるような気すら、した。]
(68) 2015/05/15(Fri) 17時半頃
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悪魔、ねえ。 じゃ、君は「何」だい? [煽るように応える。 目の前の子供にとっては 父親は「守らなくてはいけないもの」で]
( だったら、僕はさあ、
――そう、そうだね。)
[――悪魔。
そういわれて、男は縋りつく少女の肩を掴んだ。]
(69) 2015/05/15(Fri) 17時半頃
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[彼女が赤子の頃 少し開いた小さい小さい掌に触れたら、 そっと握ってきて わらったことがあったっけ。 ルパートもキャサリンもそれを見て笑っていた。
あの時の少し高い温度。 もう随分と、]
………煩い子だ。
[昔のことに、なってしまった。]
(70) 2015/05/15(Fri) 17時半頃
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[──ダンッ!!]
[細い肩をぎり、と掴んで、 父親の前で残酷なまでに、娘を突き飛ばした。 泣こうがわめこうが、知ったことではないとばかりに。
そして踵を返し 強引にルパートの腕を引き、森へ。
森の奥へ。*]
(71) 2015/05/15(Fri) 17時半頃
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― 森にて ―
[鬱蒼と茂る木々を見上げる。 子供の頃から見慣れた小道で立ち止まる。]
───…… ……
(昔々、僕らが子供だった頃は。 一緒に歩くのも楽しかったもんだが)
[人間との共存など捨てたならば 己と彼の間に違う結末があったのだろうか。 こんなことをしなければ。
振り返らぬまま、ルパートに言う。]
僕はね、ルパート。 許してくれとは祈らない。 君にもキャサリンにも 誰にも許しは求めない。
(72) 2015/05/15(Fri) 18時頃
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( なぜって )
( これが過ちというなら、正すといいさ、と)
(僅かに血の馨りを纏った君は、 あの時確かに、そう、言ったのだから。)
( ……痛みと年月が君を狂わせたなら、 それは僕の「罪」なのだから。 )
精精向こうで恨み言でも言っているがいいさ。
……さようなら、ルパート。
(73) 2015/05/15(Fri) 18時頃
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[ ルパートがどんな顔をしていたか見ることなく 振り向きざま、鋭い狼の爪を 声を奪うように、 死神が鎌を振るうように
ルパートの喉へ滑り込ませ 抉る。
鮮血が散る。
―― やがて、温度を喪いながら 倒れるかつての友の体を受け止める。 ]
──────……さよなら。
( どうか安らかに。 )*
(74) 2015/05/15(Fri) 18時頃
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―回想・2日目・本屋― [中に入れて貰った後、続いた相談事。 ベネットが腰を浮かせたのは一区切りついたころか。]
あ、いいよ。 もう帰るし……、……
[慌てて制止しかけて、止める。 すとん、とまた進められた椅子に座ってから お茶を出されるまでの間、億劫だから、と外していた 頭のタオルを手持無沙汰にいじっていた。]
……ありがとう。
[少しして、出されたお茶はとても温かった。 温度だけではない、何か違う温かさも感じていた。。]
(75) 2015/05/15(Fri) 18時半頃
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ごめん、でも…。 …聞いてくれて、ありがとう。
[ベネットにそう告げてから席を立つ。 広場に向かう前に宿に一度戻るからと、 ベネットとはそこで別れることにした。]
……そういえばさ、 一回、訊いてみたかったんだ。
[本屋を出る前、ベネットに振り返りぽつりと問う。 眉を下げて、 またねと手を振ると男は本屋を出て行った。**]
(76) 2015/05/15(Fri) 18時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 18時半頃
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― 昨夜/処刑開示後 ― …… ルーおじさ、ん?
[>>10まるで、いつも知っているスティの。
二枚の硝子の奥が、 琥珀のいろが。
覚悟を決したよな、つめたさが浮かぶ。]
[きのう。
何があったか。 何を、おじさんが宿していたのか。 知らない、猫は。
こういう時も来るのだと、わかっていたのに。 蒼を震わせ、見開いた。]
(77) 2015/05/15(Fri) 18時半頃
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[酒場で躱した、一方的な 『約束』を、思い出す。] [ ――― 結局、乾杯は出来ずじまい、で。]
…… ぜったいに、 ぜったいに、話すってさあ、 …… 言った、よねえ?
[ 嘘だ。 ]
( それに。
ワタシは、いつか聞こうとおもった、 母さんのはなしも、聞いていない )
( …なんで、あの。 あの、 ルーおじさんが、) ( ワタシみたいなケモノじゃあなくて。)
[ そう、言えたら、良かったのにね。 ]
(78) 2015/05/15(Fri) 18時半頃
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[ああ。
幾度もこんなのがあった、 兵の時代じゃあなく。 狗がこどもであったころに戻ったよう。
――― … 。
やっぱり、どうにも。 平和ボケ、してしまったらしい。 ]
[鴉に言われたことばが、反芻して。] [冷めたいろは、浮かべることは出来ない。]
[けれど、] [連れられてゆく宿の主人を見る目は。 すう と、現実と乖離しゆく、猫の瞳。] [また、あの優しい宿の主人と、 明日以降も会えるよな気さえして、 ……。]
(79) 2015/05/15(Fri) 18時半頃
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[ 氷ではない。 水の干上がるかわいた色が宿る。 ] [ 日々が遠退くおとがして、 頭が、痛い。 ] [ 自分じゃあなくてよかった。 … とは、到底おもえなかった。]
( …… ねえさん、 )
[触れ得ぬ日の 幻像と、 またあの日みたいに塗り替えられそうな 記憶の揺らぎに躍る最中。]
[>>39 駱駝色の奥から、のぞく視線。]
…… ?
(80) 2015/05/15(Fri) 18時半頃
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[ぱちり。
頭の痛みのせいで眉根を顰めていたせいで、 やもすれば蒼が睨めつけるように 見えていたかもしれない。
交差するひとみが、 肩を震わせたなら。 ]
…… あ、ラディ …
[声を掛けようとしたけれど、逃げられたか。 ワタシが、なにをしたのかわからなくって。 それ以上に、頭の 記憶の痛みに追えなかった。
あした。また。 (明日があるなんて、わからないのに) 会えたら、はなそう。
そう 働かない頭で考えるので、せいいっぱい。]
(81) 2015/05/15(Fri) 18時半頃
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―朝― [ぼんやりと日が登るのを窓から眺めていた。 そろそろ起きなきゃ、 ここは酒場で、その隅の席で、椅子に座っていて、 一睡もできていないのに 思い浮かんだのはそんな言葉だった。
いつも通りに裏手に回って井戸で顔を洗う。 ドアのところにはいつものように配達の品が置かれていた。 仕事をしなきゃ、と 次に思い浮かんだのはそんな言葉で。
>>24 声が聴こえる。 寝間着姿の従妹の姿――――… 昨晩、従妹を連れて帰ったのは自分のはずだった。 多分、そのはず。]
(82) 2015/05/15(Fri) 19時頃
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…メアリー、 ……だめだよ、先に着替えないと。
[寝間着のままのメアリーにそう告げる。
その声は、少しだけ枯れていて 従妹を見る目元には、少しだけクマが浮かんでいたけれど、 それ以外は、いつもと何も変わらない。
ルパートのことに関しては何も言う事が出来ず、 従妹が着替えて降りて来るまでの間、 配送の荷物をメモを見ながら入れ替えていく。]
(83) 2015/05/15(Fri) 19時頃
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…メアリー、
[従妹の名前を呼んで、 それから――…苦笑にも似た微笑みを浮かべた。]
…どこか、遊びに行っておいで。 …マーゴットとか、 …クラリッサとか、 …ラーラとか、
…本屋でもいい。
[思いつく限り人がいて、 彼女が遊べそうな場所を挙げていく。 探したって、叔父はもういないから…、 そうとは彼女に告げることができずに、]
(84) 2015/05/15(Fri) 19時頃
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……いってらっしゃい。 俺は…、…配送、行かなきゃ。
[メアリーは言う事を聞いてくれるだろうか、 昨日とはまた違うワンピース姿の従妹を送りだして。
男は紙袋の中を確認する。 蜂蜜、インク、粗めの塩…それから。
勝手口の扉に鍵をかける。 もう宿の主はいなくなってしまったけれども、 昨晩話し合いに使ってもいいと伝えていたから。
宿屋の表の扉は、開けたままになっている。**]
(85) 2015/05/15(Fri) 19時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 19時頃
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── 朝 ──
[家を飛び出して村へと走る。
息が切れるのも気にならずに。 まるで子供の頃、走り回ったあの日のように。
間に合うだろうか。 どうか、間に合って欲しい──
それは切実な願い
されど、その願い叶うことはないという事も、
知っていて ]
(86) 2015/05/15(Fri) 19時頃
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[ 人を掻き分けて進む中で、ドン>>15 と、誰かの背にぶつかった。
身体は跳ね返り、ずしゃりと土に手を付く。 擦りむいた手のひらはじわりと土と紅に塗れ、見上げれば、ぶつかったその人影もまた、紅い色。 ]
あ......
[謝ることも、怯むことも忘れ、 差し伸べられた手を取ったなら、その手をぎゅっと強く握り返し、すがりつくように彼の二の腕を掴む。]
(87) 2015/05/15(Fri) 19時半頃
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[ 広場になし崩し的にゆく >>19悲痛なこえは、 聞えてきただろうか。 ]
[ 聞こえたなら。 ] [ ぐるぐる、 ]
[ティースプーンが 紅い水面を混ぜども 一向に混ざりきらない、 混濁した海のなかで。
ルーおじさんが連れられていくことは 空洞に呑み込まれたよに、外側に。]
… スティが、そんなことするわけないだろ…
[きっとその呟きは。 メアには届かないだろうけれど]
(88) 2015/05/15(Fri) 19時半頃
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[ 一年、たったの一年。 暮らしたばかりで、 何を知れるっていうのか。
わらわれそうそうだけれど、 道連れに食らいつこうとした野良犬さえ。 拾って飼うような、医者を。あの手を。
ワタシはすくなくとも悪魔だと思えなかったし、 悪魔と喚きたてるやつのほうが。
――― 罪を 現実を、 なすりつけたい。 子供の皮をかぶった、悪魔のようにさえ思った。]
[それは、うるさい 『真実』に眩む中のせいで 余計。 …… 余計、 今ばかりは。 ]
[ 耀く天の死の星は、嘲るばかり。 * ]
(89) 2015/05/15(Fri) 19時半頃
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― その後 ― [ルパートの遺体は族長やオーレリアの遺体と共に 村の――墓地だろうか、人目のつかない片隅に 虫がつかぬように包まれ、一先ず、安置されるだろう。 すぐに墓穴を掘るには、あまりに疲れすぎていた。
並んだ三つの骸を見下ろす。 琥珀の目は、ただうつろで、抜け殻のよう。]
( ―― 何が正しい? 人間と共存していくこと 「けじめ」をつけることが そんなに大事か? )
[わからない。] [わからない。]
[けれども、信じて、進んでいくしかなくて。]
……君はどう思う。マーゴット。
(90) 2015/05/15(Fri) 19時半頃
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………マーゴット?
[寝ているだろうか、無理も無い。 あまりに……酷いことばかり起こるから。 少女に負担をかけてはいられない。
声が聞こえない事に一抹の不安を覚えながら 村医者は一度、己の家へと戻る。
猫の姿を見たなら らしくもなく頭を一つ撫でようとして ――ルパートの喉を抉った感触を思い出して、 手を引っ込めただろう。
衣を変え体を拭っても、尚染み付くは 医者にあるまじき死の匂い*]
(91) 2015/05/15(Fri) 19時半頃
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[どうかしたのかと尋ねられたなら、隻眼を見つめる瞳が、じわりと滲む。 朝『視た』夢を思い出して──]
違ったの、 あの人は違ったの...
私、取り返しのつかないことを...... ああ、メアリー...... ごめんなさい、ごめん、なさ、...
[言葉にならず、 決壊が壊れてしまったかのように溢 れ出し、頬を伝うのは、後悔と懺悔の涙。**]
(92) 2015/05/15(Fri) 19時半頃
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― 回想:診療所にて ―
[ベネットがそんなことをいうから、>>44 少し、驚いてみせた。 にぱー、と笑う猫>>55が見えた。]
へえ? なら、よかったが。 グリフィスさんとこの跡継ぎに粗相はいけない。
前は飲めたもんじゃあなかったが―― いつの間に覚えたんだか。
[ひとんちの牛乳や砂糖の場所だとか、色々。]
――そりゃあいい。是非頼むよ。 お返しに 君の茶菓子にだけ辛い実をいれてやる。
[アルが言う未来の事については、くつりと笑った。 楽しみにしている、と添えて*]
(93) 2015/05/15(Fri) 19時半頃
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― 朝 / 診療所 ―
[ 夜。
うまく寝付けるはずも、なく。 診療所に酒は持ちこんでないものだから。 猫は 、
… 狗は。
それでも、朝になると意識を沈ませ。 起きることを、拒むように、ねむったまま。
奥底から、布団をあげ。 起き上がるのは、『消えた存在』。
正確には、ケモノが気付きかけて 蜃気楼のよに在るのみの『彼女』。 ]
(94) 2015/05/15(Fri) 19時半頃
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[ 猫も、狗も。 存在を気付かない程に、 そのすがたを薄めかけた、 憂うようないろをした、 ]
[ 乙女のよな。 ]
[木陰の翳り宿せど、 澄んだブルーを 持ち、
鏡も見ず、 ふらあり。 ]
[ 虚ろのまなこは、 なにかを 見ているようで 見ていない。] [ 『生きていて』『死んでいる』。 もしくは、その逆さ。
さんにんめは、そんな存在だった。]
(95) 2015/05/15(Fri) 19時半頃
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[ ――― 起き上がれば。 そこに、医師の姿はあっただろうか。]
[ なければ、そのまま。
風に流れ 流され、 硬い音のなる靴を履いて、 戸口へと向うつもりで。 * ]
(96) 2015/05/15(Fri) 19時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 19時半頃
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― 夢 ―
…………待ってくれ!!!
[叫び声をあげていた。
痛い。
熱を持つように痛む喉元。 わけもわからないまま、 思考が黒く塗りつぶされていく。 ──蜘蛛の糸に似たものが遠ざかっていく。
手首から何かが転がり落ちた。 それは小さな赤い石。 地に落ちると共に 砕けた。]
(97) 2015/05/15(Fri) 20時頃
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[唐突に悟る。
それが”共鳴”した者の、最期の――。
鼻先をふわりと死臭が掠めた。]
ァ…… ……ぁ、あ、
[虚ろな風が吹く。天を仰いだ。 何度も彼女の名を呼んだ。]
(98) 2015/05/15(Fri) 20時頃
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[──それから。]
ははは! はははは、はははははは……!
[男は、唐突に笑いだす。]
[もう、無駄だ。] [繋がりは絶たれ戻らない。] [──×しやがったのは一体どいつだ。] [彼女が×されたなら自分が友を×した事に何の意味があったんだ。] [敵はどこだ?][何人いる?][何人×せばいい?]
[──……何故]
(99) 2015/05/15(Fri) 20時頃
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ああ、ああ……
ルパート!キャサリン! やはり神はいるんだよ!
何故って―― ちゃんと 君たちを殺した罰をくださるんだ! 罪を背負い続けろとおっしゃる!!
ははっ は、……は………。
[男は地獄の中、手を広げ、笑う。笑い続ける。 足元には無数の骸。 それが男を、暗がりへと引きずりこんで――]
[ 目を 醒ます。 ]
(100) 2015/05/15(Fri) 20時頃
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― 診療所 朝 ―
[ ――酷い夢を見た気がする。よく覚えていない。]
[小鳥の囀りを聞きながら呻き、 頭を抑えて上体を起こした。 手首の石は何も、砕けてはいなかった。 少しばかり色が落ちたようだが。
なんなんだ、とぼやいて、視線をあげた先。 ゆらゆらと幽霊のように歩いていくのは――]
……アル?
[落とした小さな問いかけは、 そのひとに聞こえたのだろうか。 そのまま、行くならば、訝しがりながらも 止めることはできなかっただろう。*]
(101) 2015/05/15(Fri) 20時頃
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─ 昨夜、投票のこと ─
[グレッグから聞かされた投票の説明を受ければ>>37、帰路に戻るまでの寄り道先として、広場へ向かうことに。
疲れたから話は明日と言ったメアリー>>16に、マーゴは戸惑っただろうか、それとも落胆しただろうか。 そのどちらでもないかもしれないけれど。
この夜まではぬくもりのあった手を握り、広場へと向かう。 誰かの命の行き先を審判すべき場所へ行く足取りは重く、互いに何も言えずにいたが。
マーゴの指先に、縋るような力が込められて。 無言を貫いてしまう弱さを詫びるぶんも込めて、その手を握り返していた]
(102) 2015/05/15(Fri) 21時頃
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[腹を決めたつもりではいたが、それでもいざ人の命を握ることとにると、弱い心はぐらぐらと揺れる。
迷い、考え、揺れ。
結局書いたのは、養父の友人の名前。
宿へと行く前に顔を覗きにいったのだが、それ以前の彼の足取りがよく判らず、それに誘われたのがささやかな疑念。 動きが見えぬ者に対して、疑心暗鬼になってしまっていたのだ。
それに何より。 あの人の良さそうな学者ならば、もしかしたら票を入れるのは自分だけかもしれない。
臆病な男はまだ、今ある大切なものを喪っていなかったから。 だから、出来るだけ疑いとは無縁そうな人の名を、どこか無意識で書いていた]
(103) 2015/05/15(Fri) 21時頃
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すまないが、開票結果、つえばいいのか?
それは、明日教えてくれ。 俺が当たればどうせ誰かが来るだろうから、必要もないが。 ……そん時は、大人しくやられてやる。 でも、今は休みたいんだ。
[ちらりとマーゴに視線を向ければ、投票を言い出した医師には彼女を気遣っての言葉だと理解してもらえたか。
マーゴがサイラスの言葉に何も言わなければ、そのまま広場を後にすることに。
不安そうにしていたマーゴを家に押し込めたのは、それからもう少ししてのこと。*]
(104) 2015/05/15(Fri) 21時頃
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[診療所の扉を軽く叩く。 猫が出てきたらどうしようかと思うが、 それはさておき今は緊急事態だ。]
スティーブン、いるか。スティーブン! マーゴットが自宅で殺された。 今はサイラスがその傍に居る。
[その他になんと言えばいいのだろう、 確認してくれ?少し違うか。 医者だから無意識に頼ってしまっているのか、 それとも何かこの男にあるのか。*]
(105) 2015/05/15(Fri) 21時頃
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[>>87 工房の近くか、本屋の側か それとも花屋のあたりであったか 駆ける足音、上がる息 近づいて来ると思った直後、背中に衝撃 背後に手をつき座る花屋の娘]
…大丈夫じゃなさそうだな
[助け起こすため、ほらよと 差し伸べた手は珍しく拒まれることなく さらにしがみつかれたものだから]
おい、どうしたんだよ…
[問えば、目からじわりと滲む涙]
(106) 2015/05/15(Fri) 21時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 21時頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 21時頃
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― 診療所 ―
[囀りが、すぎてゆく。] [きれいなことりは。
さも、醜きせかいの一部だというのに、 あたかも 自由とばかりに羽ばたきをのこす。]
[そも、『少女』には届いていなかったが。] [ひたり、と。 歩きゆく足は。]
[ 幽霊のようで、確かな音を遺す。] [ 魚が海に還ろうとするよに、 ] [ 風を求め、 そして、ぴたり。 ]
[ >>101呼び声。 ]
… せんせい。
おはようございます。
(107) 2015/05/15(Fri) 21時頃
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[学者に対する呼び名のように。 普段の皮肉でない 柔らかな『別人』の笑み。 猫と狗より。遥かに離れた、気配に気付くだろうか。
恐らく、見せたとしても 一瞬、瞳に映る程度だったろうから、 この貌を。 一面を。 見たことはほぼみたいことないだろうが。]
…… ボクに、何か、御用かしら。 [本来とはさかさの。 『鏡写しの一人称』をうかべたまま。 ふわり。物憂げな蒼は、ほほえむ。]
… ああ。 『アル』を呼んでらしたから。 アルの方に、用事なのかなあ。
(108) 2015/05/15(Fri) 21時頃
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[まるで、『自分は違う』 と。 言外に告げるよに。
‟にせもの”の少女は、 あどけなさと大人びた様を ごちゃまぜにした、雰囲気を醸して。]
(‟ほんもの” とはまた違う) (時の止まった盤は経つ事に、錆びつく) (その錆は、歯車の動きを。
すこし。 すこうし。 違ったものにしていったから。) [ こてり。 ]
[ 首を、倒す。 *]
(109) 2015/05/15(Fri) 21時頃
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あの人は違ったって、何見た…
[>>92 メアリーへの謝罪の言葉から 「視た」という相手は彼なのかと 薄々ながら、浮かんでしまい]
…ああ、悪ぃ…俺も気が立って
[決壊した水門よろしく 止め処なく溢れる涙をまま流す クラリッサの頭をぎこちなく、撫でる]
(110) 2015/05/15(Fri) 21時頃
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…… あら。 でも、その前に、お客さんかな。
[ぱちり。]
[ >>105knock knock,]
[ 戸を打つおとに。
じい。と、音鳴らす戸から ついっと、春風が流れるよう 琥珀を見上げ、促した。
少女は、客を迎えることもなく、
そのことばが意味する、 重い意にも衝を受けるでなく、佇んでいる。]
[蒼は、濡れ羽の睫毛は。 すこし。 かなしそうに揺れる程度。 *]
(111) 2015/05/15(Fri) 21時頃
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[そうしていたのはどれ程だったか 落ち着いた頃合いを見計らい ポケットから、不器用に畳んだ手巾を出し]
洗濯済みだ…遠慮すんなよ
[手の平と顔を拭きたいなら手渡し 手に取らぬなら、小さなこどもにする様に 軽くぽんぽんと涙と血を吸わせただろう]
(112) 2015/05/15(Fri) 21時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 21時半頃
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─ マーゴの傍ら ─
[ようやく涙は引っ込んでくれたが、身体を動かす気は起きなかった。
そんな中男に湧くのは何故、マーゴがこんな扱いを受けなければならないのかという理不尽さと、己の無力感をすり換えた怒りにも似た、温度の低い感情だった。
ずっと、鼻を啜る。
この感情があれば、自分は動けるのではないかと。
そう思った刹那、ようやく、誰かの気配があることに気づいた]
(113) 2015/05/15(Fri) 21時半頃
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[>>60肩に手をかけられたのは、ジョスランの気配に気づいたのと同時]
俺は、──……俺だけは生きてるさ。
[>>61声をかけられれば、そこで暫くぶりにゆるりと身体を起こし、いい歳の男が情けないくらいにさんざ泣いたのを隠さない、赤く腫れた目をして振り返る。 落とした声は、低くくぐもっていた。
部屋に立ち込める乾いた血の匂いが誰のものかは、自分が生きていることで、マーゴを見る彼には伝わるだろう]
俺は──……、メアリーのところにでも、行く、かな。
あの子が何か知っている気がするんだ。 マーゴが昨夜一番気にかけていたのは、メアリーだから。 他に…マーゴがこうなった理由が、俺には思い浮かばねぇ。 だから、あの子のとこに行ってみるよ。
[どうするかと問われれば、ぽつぽつと、いつもより低く、泣きすぎたせいでしわがれた声を落としていく]
(114) 2015/05/15(Fri) 21時半頃
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[>>2:50 そういえば、似た様な事があったなと こども時代に思いを馳せれば
何処かの沼地か水辺で 遊んでいた中に、彼女がいたか
沼地に蓮が咲いていて その根は薬や食糧として 村で細々栽培していた蓮田であった
こどもだけで中に入ってはいけないと ある程度の歳のこどもは分かっていたが その時連れてた年少組は 理解するには、未だ幼かったようで]
(115) 2015/05/15(Fri) 21時半頃
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[何故マーゴがこんな惨い死に方をしなきゃらないのか。 何故、マーゴでなければならなかったのか。 それを考えれば、どうしてもマーゴが気にかけていたメアリーの存在が引っかかってしまう。
マーゴの友人を疑うのかと、どこかで己の声が聞こえた気がしたが、そのマーゴは身体はあっても、もう魂はこの世には存在していない。
だから、彼女が大切に想う者であっても、疑念は素直に抱けてしまう]
(116) 2015/05/15(Fri) 21時半頃
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わ、ぷ……!
気遣い有難うな、ジョスラン。 こんな時でも──っ、 大事な子の友達を疑ってる時でも……
俺が信じられるダチのツラ見れるのは、ありがてぇもんだな。
[いつもジョスランが羽織っている布をかぶせられれば、その気遣いが心の中にじわりと染み込んでくるようだ。
親友だと思う男の気遣いを素直に受け取りながら、喪った人の友人を疑う。
そんな自分へ怒りを覚えるのに、けれども立ち止まる気はなくて。 矛盾を抱えた己に、またじわりと目許を涙で滲ませていた]
(117) 2015/05/15(Fri) 21時半頃
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[すんっと鼻を鳴らし、無理やり涙を引っ込めて]
そういや。 なんだってこの銀細工のネックレス、握らされてんだろうな。 よく判らなくてな。 何か、思い浮かぶことあるか?
[スティーブンの元へ行く前のジョスランに、そう問いかけをひとつ。
スティーブンにはマーゴを守れなくてすまなかったと、そう伝えてくれと頼みかけ、これは己の口で伝えるべきだと飲み込み]
スティーブンに、よろしく伝えておいてくれ。 無事でいろよ、親友達。
[ジョスランの片腕は軽く小突いて、傍らの黒い獣の頭は撫でて。 赤い目で、こんな時でも笑みは作れたから。
自分はまだ、どうにかなると。そう思えた]
(118) 2015/05/15(Fri) 21時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 21時半頃
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[花咲く蓮に引き寄せられるは 花屋の小さな看板娘
田とは沼とは底が泥 足を取られてしまえば 自分とて、蓮根の肥やしになるだろう
折良く畔に動く青い生き物が見えた 田の周りで夜な夜な鳴いている青蛙
花からその気を逸らす為 咄嗟に服の背中に放り込み にやりと人の悪い笑みを見せた
効果があり過ぎて、彼女は泣き帰って 以来、避けられる事になったのは ちょっとした誤算ではあったのだけど*]
(119) 2015/05/15(Fri) 21時半頃
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これから本屋行くつもりだったんだが クラリッサは…どうする?
[ベネットにそこまで余裕があるのか 見当もつかない有り様で 空振りの可能性も無きにしも非ず
とはいえ、自分よりも彼の方が もしかしたら、適任かもと思ったのも
肯定の意を確かめられたら 彼女を連れて本屋へと
もし、否と返って来たのなら その望む場所へ送るつもりで**]
(120) 2015/05/15(Fri) 22時頃
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[そうしてジョスランを見送り、少女の部屋に佇んだ男は一度、褥の上にあるマーゴを振り返る。
安らかな眠りを祈る言葉を捧げようと口を開きかけ、すぐに噤んでしまう。
そんなことをしてしまうのは間違いなく、首以外の傷はない少女への未練。
結局男は彼女の安らかな眠りを祈る言葉は紡げず、着替える為に一度自宅へと戻る。
ついでに適当に顔も洗ってみはしたが、やはりさんざ泣いた目は腫れぼったいままだった]
(121) 2015/05/15(Fri) 22時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 22時頃
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―― 前日/本屋 ――
[グレッグとの話の区切り。 帰るという彼>>75を「すぐだから」なんて言って引き止めて 自らの手で淹れたのはストレートで楽しめる紅茶。]
如何致しまして。
[礼の言葉を受け取るようにやんわり微笑み あたたかな茶をグレッグと共に飲む。]
謝らなくていいんだよ。 うん、ありがとうだけ受け取ってこうかな。
[前置きの後の問い掛けに、瞬きひとつ。 こたえを小さく彼に向けて、その背を見送る。*]
(122) 2015/05/15(Fri) 22時半頃
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[びくりと、彼の大きな声に身を震わせて。 涙ながらに彼を見上げたけれど。 留まることを知らないそれは、またじわりと眼に水の膜を張って。
涙の止め方も分からないまま、 周囲の人の目を気にする余裕もなく、 ごめんなさいと謝り続けた。
重なる彼の謝罪の声>>110に、ふるりと首を左右に振る。 彼が謝ることじゃない。
謝るのは、私の、――私が、犯した罪。
あやすように髪を撫でる手は、 とても優しいのに、 今はその優しさが胸に染み入り、また涙が溢れ出した。]
(123) 2015/05/15(Fri) 22時半頃
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[止め方を忘れた涙がようやく枯れたのは、 手に乾いた手巾の感覚が触れた時。
すん…と鼻で息を吸い込めば、幾らか頭に空気が送られ、ゆるりと思考が回り始めた。 傷ついた手に手巾で触れる手つきは、まるで子供を相手にするように優しくて。
だから、
――この人に話してもいいと、思った。]
(124) 2015/05/15(Fri) 22時半頃
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[カーディガンの中にシャツを着るのは、大体いつもの着こなし。 その上に何か羽織るかどうかは、その日の気候次第。 けれど今日は、少し前にマーゴの家で渡されたジョスランが羽織る布を纏い、家を出た。
一瞬だけちらりと、毒物でも持っていこうかという思考がよぎったが、養父から受け継いだ知識を今胸にある黒い感情の為には使いたくはない。 そう思えたから、考えるだけに留めた。
昨夜。投票の結果を聞かずとも良いと、男の言葉にマーゴが納得してくれたならば。 宿屋へと向かう道中、外に出る人が少なくなった中で井戸端会議を楽しむミセスタフネス達の口から、その結果を聞かされることになる]
(125) 2015/05/15(Fri) 22時半頃
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[ぽつり、ぽつりと、言葉にする。
昨日ルパートさんが店に訪れた事。 その時、話した会話の内容を。 あの時感じた違和感を。
教会に訪れていないと話した彼から感じた血の匂い。]
帰り際に、彼から匂いがしたの。 何か生臭い、鉄が錆びたような匂い。
だから、
だから、――私はあの人に、 ルパートさんに投票したんです。
(126) 2015/05/15(Fri) 22時半頃
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[票は投じた。 けれど“正す”場には居合わせなかった。 誰かを強く疑い入れた票ではない。 誰が選ばれてもきっと痛みを感じる。 だから、票を投じた後、家に帰りすぐにベッドに潜り込んだ。]
(127) 2015/05/15(Fri) 22時半頃
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[じわりと、その時の事を思い出してまた涙が滲む。]
まさか、彼に票が集まるなんて思わなくて。 怖くなって…、家に帰ってベットに入ったわ。
なかなか、眠りにつけなくて。 ルパートさんの顔が頭から離れなくて。 一晩中、彼のことを考えて……。
明け方……夢を見たわ。
大きな包丁を携えたルパートさんが小屋に入っていく夢。 彼が手にかけたのは人ではなく、――鶏だった。
宿の裏に、小屋があって。 彼が吊るしたはずの鶏がそこにある。
(128) 2015/05/15(Fri) 22時半頃
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[そこまで一区切りに告げたなら、一つ呼吸をして彼を見た。 あんなに怖れていたはずの彼の眼が、 今は、気にならなくなったのは。 髪を撫でてくれた掌の温かさを知ったからだろうか。 昔に見た、彼の笑顔を思い出したからだろうか。
それでも、この先の話を彼が聞いたなら
彼は私を信じるだろうか? ]
(129) 2015/05/15(Fri) 22時半頃
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……こんな話、信じてもらえるかしら。
[自嘲にも似た笑いを、ふ、と漏らしたのは、 自身もにわかに信じがたい話だったから。*]
(130) 2015/05/15(Fri) 22時半頃
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[ 主人が永遠に帰らぬ宿屋へと向かう足取りは重い。
一人歩く男の速度は、本来のやや速い足取り。
もう男は歩く時、手を繋ぐぬくもりを味わうことも、そのぬくもりの持ち主の歩幅に合わせて、速度を落とすこともないのだ。
足取りの重さは、喪失の悼みでわずかに軽くなっていた。**]
(131) 2015/05/15(Fri) 22時半頃
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―― 朝 ――
[目が覚める。 末弟は先に目覚めていた。 おはようの声を掛ければ、眠そうに目を擦り同じが返る。 眠れなかった、という彼に理由を聞けば 宿の主人であるルパートが昨夜選ばれたという話が聞ける。 気になって夜更けに抜け出し確かめてきたらしい。 ベネットは大きな溜息を吐いて末弟の額を指で弾いた。]
子供が夜ひとりで出歩くのはダメだって。 お前に何かあったら、僕も、父さんも母さんも すごーく心配するんだから。
[わかったかい、と首を傾げて見せれば 渋々といった態で末弟は頷く。]
(132) 2015/05/15(Fri) 22時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 22時半頃
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[静かに差し込む朝陽の中で、 凪いだ蒼色がこちらを見た。
伏せがちな目はまるで、 憂いを秘めた乙女のそれだが 「男」としての「アルカイド」しか知らぬ村医者には それは少しばかり、異様なものに映る。
「せんせい」と穏やかに唇から零れる音。 ――ますます不審だ。 ]
…………アル、 ……カイド?
[ふとアルカイドが話していた 「姉」のことが頭によぎる。
冗談にしては出来が悪いと思った。]
(133) 2015/05/15(Fri) 22時半頃
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[「君は誰だ」と訝しげに問おうとしたところで ドンドン、と叩く音。 珍しい事にジョスランの声が聞こえてきた。 促され、扉を開けようと足を向けて]
――ああ ジョス ……
[ ばっ、と扉の方へ駆け寄り、勢いよく開ける。 レンズの奥の目を見開いて前方を見れば ジョスランがそこにいた]
なん、だと、 どこで?! 自宅で? 遺体の様子は、 サイラスは――
[大丈夫なのか、とまくしたてる。 それから、苦悶の表情を浮べた。 夢のことを仄かに思い出して、ぎり、と奥歯を噛んだ]
(134) 2015/05/15(Fri) 22時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 22時半頃
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[>>128>>129 彼女の言葉に耳を傾けて]
まあ、こっちも似たり寄ったりだな
[と、返してから 投票先が「メアリー」でその理由を手短に 信頼と信用出来そうな相手の名も告げて]
っていうか、そもそも俺ら 狼に変身出来る時点で どんな不思議も…おかしかねえし
[人間からして見たら、余計そうだろう 自分たちは不思議の世界の生き物]
(135) 2015/05/15(Fri) 22時半頃
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………どうりで、声が聞こえないわけだ。
[ぽつりと言葉を落とした。 既に彼女は彼岸に行き、 断たれた繋がりは二度と、戻らない。]
教えてくれて……ありがとう。 ――まだ、犯人はいるって事か……。
[ジョスランに感謝を述べて、一歩を踏み出す。 その表情は酷く真剣だった。*]
(136) 2015/05/15(Fri) 22時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 23時頃
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[然りとて、不思議の世界であったとて 宿す魂は人と何の変わりがあろう
人が過ちを犯す様に 人狼もまた──過ちを犯して何かを思う
そこを見失わなければ、いいのでは そう思うのは、甘過ぎる期待なのか?
その答えは未だ出ない**]
(137) 2015/05/15(Fri) 23時頃
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……本屋に?
[行き先を尋ねられると共に、彼の行く先を聞いたなら。 思い浮かんだのは紛れも無く本屋の長男である彼の人。 ドナルドが何の用事かと首を傾げた。 誘われれば、少し躊躇ってこくりと頷きを一つ。
向かう地はあったのだけれど、ドナルドと出会った今、一人でその地へ赴くには、少し怖さも勝ってしまって。]
……後で、一つだけお願いがあるんです。
(138) 2015/05/15(Fri) 23時頃
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―回想・2日目投票前・本屋― [去り際投げかけた問いに返ってくるベネットの答え。 >>122本屋の長兄の姿を見つめた後、]
……そっか。 …俺も。 ベネットと同じようなこと…思ってる。
[彼と似たような表情を浮かべて呟き、 本屋を後にした。**]
(139) 2015/05/15(Fri) 23時頃
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|
宿屋の小屋を、一緒に、確かめて貰えませんか?
[そう、彼にお願いをしたならば。 彼と連れ立って本屋へと向かう道程へと向かい始める。]
[いともたやすく、不思議事で片付けられたそれに>>135、少し拍子抜けして瞬きを一つ、二つ繰り返したなら、張り詰めていた糸が少し緩んで、微かに笑みを浮かべた。]
[こんな時にも人は笑えるものなのだ。と、 どこかで思う自分も居る自分を、また知りながら。
彼から得た情報を、反芻し、たた、と足早な彼を追い掛ける。*]
(140) 2015/05/15(Fri) 23時頃
|
|
[宿で働いていたオーレリアが襲われて 宿の主人であるルパートが――。 昨夜話したグレッグの姿が過ぎる。 そうしてメアリーの姿が続けざまに浮かんだ。]
――……。
[家族ならばその痛みは己の比ではないだろう。]
大丈夫かな。
[案じるような呟きが漏れた。]
(141) 2015/05/15(Fri) 23時頃
|
|
―ジョスランの家の前― [配送先の一軒目、 扉を何度叩いても返事はなかった。 生き物の気配は中からしているのに、と首を傾ぐ。 きちんと耳を澄ませて足音を聞けば、 それが猫のものだとわかったろうけど 一睡もしていない脳みそではそこまで賢く回らない。]
……おかしいな、 "兄さん"だけが残ることはないはずなんだけど…、
……女でも連れ込んでるのかな。
[猫が雌なら当たりだろう。 仕方がないのでメモの次の項目に目を落とす。]
(142) 2015/05/15(Fri) 23時半頃
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|
…… 。
[>>133『ひとつ』のよで、 『ふたつ』に、区切られたなまえ。 別たれた、三文字に。
返事もなく、 森奥から差す木漏れ日のよに ただ 閑に笑み差すばかり。 ]
[ 訝し気にむけられる問いよりも。 先に、打ち立てられるノックのおと。
戸に近付こうとしてはいないけれど、 >>134捲し立てられる苦悶と。
剣呑な空気だけは、 ぴりり と、 髪を伝い、頬に、 それから。肌に、染みこむよう。 ]
(143) 2015/05/15(Fri) 23時半頃
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―― 朝/自宅 ――
[昨夜の問い掛け。 己の答えに、俺も、と返したグレッグ>>139。 男は静かに目を伏せる。 それをいぶかしみ末弟が顔を覗き込んできた。]
…………。
[同じ問い掛けをしようとして止める。]
何でもないよ。
[いつも通りの笑みを意識して浮かべた。]
(144) 2015/05/15(Fri) 23時半頃
|
|
[ 奥歯を噛むよな横顔を、 ぼう と、 虚ろはみつめ。
微かに捉えた、 『声』ということばに。 なんのことかはわからないけれど、 硝子が 足許を向く。 ]
[ ―― きこえないこえ。 とどかぬ、こえ。
別たれた手を思い出して。 『ふたつの意味で』寂寞が揺蕩う。]
(145) 2015/05/15(Fri) 23時半頃
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( …そうだ つたえたいことはあるんだけれど、 )
[ 真剣な面持ちもった彼が ローブをひらめかせ、
外へ一歩。ゆくなら。 青年のなかの少女は、 悩むけれど、引き留めもしない。]
[ もし、隙間から。 猫を嫌う金色がのぞいたのなら、 普段はまったく違う、凪いだ湖は 普段しやしない会釈さえしてみせただろうが。* ]
(146) 2015/05/15(Fri) 23時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 23時半頃
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[インクの届け先はあと少し先でも大丈夫だろう。
仕事に出る前、 酒場から持ちだした酒瓶はどうしよう。 届け主を思い浮かべて、 その彼が住まう場所を考えて、 向かう気にはなれなくて、 ぼんやりと診療所のある方角を見る。
いつも神出鬼没なのだから、 こういう時も草陰から顔を出してくれればいいのに。
現実は、そう思い通りには動かない。]
(147) 2015/05/15(Fri) 23時半頃
|
|
―マーゴの家―
メアリーか、正直俺はアイツが一番怖い。 気をつけて行けよ。
[>>114酷い顔を見せてくれた親友。 抱きしめてやるようなものではないから、 かぶせた布の上からワシャワシャとかき混ぜ それで良いとした。]
ネックレス――それな。 昨日メアリーからマーゴに送られたものなんだ。 ……その元はといえばドナルドからオーレリアに 渡されたものなんだけどな。
どうしてメアリーがこれを、持ってたんだろな。 マーゴをとは思いたくは無いんだが。
[事実はどんどん広げていくつもりだ。]
(148) 2015/05/16(Sat) 00時頃
|
|
俺もお前は信じてる。 というか情報が少ないんだよな。 他に誰を信じたらいいのか、とか。
[誰に投票したらいいのか、とも。]
お前こそな、変なことする前に呼べよ。 兄さんならすぐ駆けつけるだろ。
[>>118撫でられた獣もわんと軽い声を上げる。 ひとまず落ち着いた様子にほっとして、 マーゴットの家を後にした。 サイラスは大丈夫だと思えたから。*]
(149) 2015/05/16(Sat) 00時頃
|
|
―診療所―
サイラスは、大丈夫だろう。 遺体はマーゴットの部屋に寝かせてある。 あとで確認してくれ。
[二人が繋がっていた事を知らないから、 >>134その表情には不思議なものを感じる。]
昨日の処刑は……そうか。 もともと犯人は一人だとは思ってないんだが、 スティーブンはそうじゃなかったのか?
[真剣そうな表情に後は口ごもり、 歩き出すのを見送った。*]
(150) 2015/05/16(Sat) 00時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/16(Sat) 00時頃
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―― 本屋 ――
[落ち着くまでは店を休もうかと思っていた。 けれど気付けば身支度を整えて、 自宅の隣にある本屋へと足を運んでいた。]
そんなに仕事熱心じゃないんだけどなぁ。
[独り言ちて苦笑いながら掃除をする。 花瓶の水をかえて、一息つけばカウンターの定位置へ。 星の本、薬草の本、童話に小説――。 ベネットの代になってから増えたものも少なくない。]
(151) 2015/05/16(Sat) 00時半頃
|
|
―― 回想/昨夜 ――
[微かに感じた血の匂いと、教会を拒んだ姿にどこか違和感を覚えて。 小さな紙に、既知である常連である彼の名前を書いた。 これだけの人数が居る中でも顔が広くて、穏やかで、やわらかな笑みを浮かべていたあの人が、断罪の台に選ばれるはずもないであろうという思い半分と。 もし、彼が道を違えたのならば、正さねばならないという思いから。
だから、小さな箱が開かれて。 スティーブン先生が彼の名前を読み上げた時。 どきんと、心臓が大きく跳ねた。]
[処刑先?>>10 正すのは話し合いで、ではなかったのかと。 来いと響くその声に、声を掛けようとするよりも少し早く。 メアリーの声が聞こえた。>>10>>19
ああ、私がしたことは――
彼女から、父を取り上げてしまうこと。]
(152) 2015/05/16(Sat) 00時半頃
|
|
[その夜はなかなか寝付けずに、何度もベッドで寝返りを打った。 カーテン越しに見えた月は、少し雲が掛かっていて。 少し薄暗く、視界を悪く見せた。
目を閉じても、瞼の裏に浮かび上がるのは、 宿屋の主人が、娘が大人になったと喜ぶ姿。 その成長を遂げた少女が悲痛に叫ぶ声。
眠れずにベッドサイドに佇んで]
お父さん……
[そう、父の名を呼んだ時、ふと目の端に洗面器が映り込んだ。*]
(153) 2015/05/16(Sat) 00時半頃
|
|
―朝―
「メアリー」
[名前を呼ばれて、戸口で振り返る。>>84 困ったような兄の顔は 何だか疲れ切っているような。]
遊び…? でも、お父さん……。
[兄の言葉は聞こえているけれど 何だか遠いところから聞こえるような。 ふわふわとして、まるで夢の中のような。
父を探したいという気持ちはあれど 必死に父を求めるということは]
(154) 2015/05/16(Sat) 00時半頃
|
|
[つまり
認めてしまうということで…――]
[ 何 を ?]
[なのでわたしは兄の言葉に従うことにした。]
うん…。お昼になったら戻ってるよ、ね。
[そう信じたくて。 そのまま家を出た。]
(155) 2015/05/16(Sat) 00時半頃
|
|
[すぐに傷むものではないので、 蜂蜜の瓶はジョスランの家の玄関先に置いた。
陽にあたりすぎるとよくないけれども きっとそのうち戻ってくるんじゃないかと 考えて。]
(156) 2015/05/16(Sat) 01時頃
|
|
[それから。
少し。 眩暈がした。
眠気は全くないのに体は疲れを訴えている。
どこかで少し休もうか。 それとも今日は宿に戻ってしまうか。
そんなことを考えながら。 村の中を歩き続けている。**]
(157) 2015/05/16(Sat) 01時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/16(Sat) 01時頃
|
─墓地─
[暫く空を仰ぎ見ていました。 それから意を決したように、深く息を吸うと 私は墓穴を掘り始めていました。 墓地の隅に、虫がつかぬようにして麻袋に包まれた命の脱け殻。>>90 放って置かれたそれらを弔うための墓穴を。
手伝う手などどこにあったでしょう。 私は一人で(──いつも独りきりで) 穴を掘っていました。
彼らの眠る場所を作り終えたのはどのくらいがたってからでしょう。 ラズベリー色のスカートは泥に汚れ、汗がパタパタと地面を濡らしておりました。]
(158) 2015/05/16(Sat) 01時頃
|
|
[ひとつは、オーレリアちゃんでしょう。 麻袋を開けて、お顔を確かめることは出来ませんでした。 美しいあの紫色の瞳に、私はとても憧れていました。
ひとつは、長さまでしょう。 黒く長い髪を揺るがせ、私たちを集会所へ呼んだこと。 彼は生前から既に、こうなることがわかっていたのでしょうか。
ひとつは、ルパートさん、なのでしょう。 どんな風に『処刑』されてしまったのかは知りません。 優しかった彼の亡骸が、きっと入っているのです。]
(159) 2015/05/16(Sat) 01時頃
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―→マーゴ宅―
[俯いて、時々きょろきょろと 父を探しながら。 足はまっすぐマーゴの家へと向かう。
中間距離である噴水広場を通った時、 井戸端と同じようなミセスタフネスが数人 こちらを背にして団子状態。
彼女たちにとって『人狼』は みんな『バケモノ』になりつつあるのだろう。 そんなこと考えたくなくて とぼとぼと歩いていた歩幅を少し早めた。]
(160) 2015/05/16(Sat) 01時頃
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[その時
「ローランド」とどこかで聞いたような 名前が耳に入った。
が。
その先はうまく聞き取れなかった。 すぐに知ることとなるのだろうけど。]
(161) 2015/05/16(Sat) 01時頃
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―マーゴ宅― 違う道を通ったのか、あるいはサイラスがミセスタフネスとの会話>>125に集中していたのか。 ふたりが出会うことなく互いの居た場所に着いたことを 知ることはあるのか。]
……、マーゴ?
[ノックに反応がない。 わたしが寝坊することはあってもマーゴが寝坊することなど 滅多にない。
ガチャリ
手に掛けたドアノブは容易に開き 客人を招きいれる。] 鍵……。
[革靴をコツリコツリと鳴らして 小さく何度も友の名を呼んだ。]
(162) 2015/05/16(Sat) 01時頃
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マーゴ? 寝てるの…?
[布団で眠るマーゴの顔の白さに一瞬たじろいだ。 不気味。 息も立てずに。 こんな時間まで。]
マーゴ?
(163) 2015/05/16(Sat) 01時半頃
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[布団を深くかぶった少女の身体を揺する。 身体を揺すっているのに頭は微動だにせず。]
!?
[違和感。 身体と頭とが繋がってないような感覚。
不気味な顔色と相まって わたしは思わず布団をめくる。]
え…――?
(164) 2015/05/16(Sat) 01時半頃
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あ…あ…――!!
[布団をめくったことで溢れる死臭。 乾いた血の臭い。 血の廻らない身体がただの有機物と成り果てた臭い。
死体の臭いを少女は初めて嗅いだ。]
マーゴ…――。誰が…。
[わたしの友達。
大切なひと。
お父さん。]
[昨日の出来事が重なる。]
(165) 2015/05/16(Sat) 01時半頃
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―昨夜のこと―
[ゆがめられた口端。 低く、唸るような声。
聞きなれない声。 足元から見上げる相手は おとな。 改めて、その体格の違いを痛感する。]
「君は『何』だい?」
何…?
[何って、どういうこと…――? 彼が悪魔なら… わたしは……――?]
(166) 2015/05/16(Sat) 01時半頃
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[その問いかけに答えを出す前に]
ッ…!!!
[痛み。]
[肩に激痛が走り思わず恐怖から涙が出る。 肩を引きちぎられるんじゃないかってくらい 掴まれて、力任せに引き離される。
お父さんが名前を呼ぶのが聞こえた。 周りに人も増えた。
湿った 土の匂いがする。]
(167) 2015/05/16(Sat) 01時半頃
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[泪と鼻水で多分酷い顔をしている。 絞り上げる声が枯れる。 心臓はバクバク高鳴り、喉の奥がチリチリ痛い。
非力で無力。
自分には何の力もないことが どうしようもなく歯がゆくて。
おとなになったのに。 目の前で父親が殺されようとしてるのに 何もできないでいる。
森の奥に連れていかれる父親を 結局見送ることしかできなかった。
鳶色の眼に縋り付く。 謝罪と後悔と。]
(168) 2015/05/16(Sat) 01時半頃
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や゛め゛て゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛え゛!!! おとうさぁん!!!!!
[悲鳴のような叫びが 暗い村の中に響いたという。]
(169) 2015/05/16(Sat) 01時半頃
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―― →本屋へ ――
[紅い髪を追い本屋へと向かう。 昨日はいやに客足が少ないと感じた原因は、 次々に向けられる疑惑、怖れ、怒り…。]
昨日から、こうだったんですか…?
[先を歩く姿に、そっと声を投げて。 答えが肯定を示したなら、ゆるりとその噂の囁く声の方へと、視線を投げた。 瞳が交えることなく、蜘蛛の子を散らすように去りゆくその者達は 一見、何ら私達と変わることのない、人の姿。 今は言葉を交わすことも難しい気がして、視線を落とし、 先行くドナルドの踵を眼で追い掛ける。
ねえ、私が、貴方を避けていた時。 貴方はこんな、気持ちだったの?
[だったとしたら、私は彼に何と謝ればいいのか。 黙したままの背に、声にならない謝罪を告げる。]
(170) 2015/05/16(Sat) 01時半頃
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[だったとしたら、私は彼に何と謝ればいいのか。 黙したままの背に、声にならない謝罪を告げる。]
[やがて、その背が立ち止まり、目的である本屋へと辿り着く。 いつも通っているその本屋も、今日は人気が少なく静謐に思えた。
扉を開いたら、いつものようにベネットがカウンターに佇んでいて、その姿を見ていると、昨日と変わりない日常が戻ってきたような気がして。 先程借りたばかりの手巾をきゅ、と握りしめる。 ほ…と、密やかに漏れ出たのは安堵の吐息。]
……こんにちは、ベネット。
[上手く、笑えただろうか。 それとも、今笑うのは不謹慎だっただろうか。
心の奥底に今も引っかかるのは、昨日のこと。]
(171) 2015/05/16(Sat) 01時半頃
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[返ってきた言葉はいつも通りのもので。 それは私に、少しの安らぎと与えてくれた。]
……あ、いえ、今日は私は用事はある訳ではなくて。 ドナルドさんが……。
ええ、でも……、後で私の話も聞いて貰えますか?
[そう、お願いしたなら、私は一歩下がり。 ドナルドさんが会話を切り出すのを待っただろう。
やがて、その間にベネットとよく似た青年が、 新たな悲報を持って現れるのは、その少し後のこと。**]
(172) 2015/05/16(Sat) 01時半頃
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[彼らの遺体を寝かそうと、麻袋に手を伸ばします。 けれど、大きな穴を三つも掘った疲労でしょうか。 細い手で、一人で、人の入った重い袋を持ち上げることは叶いませんでした。 オーレリアちゃんだけならば、意地でも出来たかもしれません。 ですがあとふたつは、男性の入ったもの。 どうにか、手伝ってくれる手が必要でした。]
……、…。
[誰か。 助けてくれる、手を。]
(173) 2015/05/16(Sat) 01時半頃
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―― 本屋 ――
[扉が開き、空気が流れる。 顔をあげてみれば、クラリッサ>>171とドナルドの姿。 彼女のかんばせに笑みの形を認め、目を細めた。]
こんにちは、クラリッサ。 ドナルドも――…、珍しい組み合わせだね。
[彼女らの子供の頃の詳細は知らず。]
(174) 2015/05/16(Sat) 02時頃
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[彼女>>172に話を振れば用事はないと聞けた。 クラリッサがドナルドの名を出すと、僅か首を傾げて]
今日はドナルドの付き添いかな? ――…ん、僕でよければ喜んで。
[キミと話すのは楽しいから、と喉まで出掛かる言葉を飲み込む。 一歩下がる彼女とドナルドに椅子を勧める。]
それで、話って……?
[ゆるく首を傾げてドナルドへと向き直る。*]
(175) 2015/05/16(Sat) 02時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/16(Sat) 02時頃
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[マーゴの身体に被さるように 悲しみを吐き出す。 布団の上が少し濡れているのは、少し前に 誰かも同じ様にしたからだろうか>>7]
マーゴ、わたし、ともだちも守れなかった。 ごめんなさい、痛い思いさせて。 マーゴ。 わたし、おとうさんも居なくなっちゃった。
……そっか、マーゴもずっと こんな気持ちだったのかなぁ?
[昨日の内緒のはなしを思い起こして そんなことを呟く。 言葉は ぽつりと 壁に吸い込まれて 消えた。]
(176) 2015/05/16(Sat) 02時半頃
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わたし、どうしたらいいのか。もう。
[マーゴはもう決して 何も教えてはくれない。 それはわかっているのだけど。]
(177) 2015/05/16(Sat) 02時半頃
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お兄ちゃんに 会いたい。
[どのくらいそうしていたか それだけ呟くと
もう、ひとりきりになってしまった 家族の顔を思い浮かべて。 共に別れを告げて、そっと、扉を*閉めた*]
(178) 2015/05/16(Sat) 02時半頃
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[複数人だと思っていた、というジョスランの言葉に、 村医者は目を伏せる。 (命を喪っていく体を受け止める感覚。 あんな思いはもう一回きりでいいだろうと。)
「ひとり」で終わると思っていたのは、 たったひとりを強く疑っていたからだ。 ]
―― ……そうだな。 一人であってほしいとは思っていたよ。
[畜生、と内心で呟く。 ジョスランは違ったのだろう。 他の者もそうかもしれない。 それは酷く悲しい事だと思えた。]
(179) 2015/05/16(Sat) 06時頃
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複数人の犯行……なら せめて何人かわかりゃいいのにな
[教会に足跡は幾つあっただろう。 まさに五里霧中だ。
外に踏み出そうとして、]
アルカイド。――来るかい。
[中の 誰かわからぬ者に問いをむけた。 静寂を湛えたエンジェルブルー。 いつも以上に何を考えているかわからなくて 放ってはおけなかったというのは、あるが。
彼の答がどちらにせよ、村医者は家を出ただろう。]
(180) 2015/05/16(Sat) 06時頃
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[ 道中、 アルカイドから何かを話されることはあっただろうか。 それとも、彼はついてはこなかっただろうか。
村の中を歩いていけば、遠巻きに囁く声がする。 (あれが昨晩同族を殺した人狼だと)
思い出すのは、背中に受けた彼女の咽び泣く声>>169 ぼろぼろ、涙と鼻水を垂れ流し 幼子のようだった。
誰かの泣く姿を見るのは何度目だっただろう。 マーゴットの静かな涙も。 メアリーの血を吐くような叫びも。 それから、宿で微かに聞いた嗚咽も。>>2:500]
……湿っぽくて嫌んなるぜ
[かびてしまいそうだ。]
(181) 2015/05/16(Sat) 06時半頃
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[マーゴットの家にむかう途中、 湿った土の匂いがした。]
――ラディ。ラディスラヴァ。 どうしたんだね、それは。
[ラズベリー色のスカートが土に汚れている。>>158 村医者は静かに彼女の方へ歩みよる。 土にまみれ、マメができた掌を見て、 そっと触れようとして、やめた。 農作業の後? 多分違うと、直感が告げている。]
……痛いだろう。 力仕事なら男に任せておきなさい。
[そう言ったが、彼女から反応は返っただろうか。 彼女の姿を見て疑わないのは、 ひとえに教会で倒れたその場に居合わせたからだ。 その信用も、いつまで持つかまではわからないが。]
(182) 2015/05/16(Sat) 07時頃
|
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君はマーゴットを知っているか。
[――言うべきなのか迷う。 オーレリアの死であんなにも泣いた彼女に また誰かの死を告げる必要があるのかと迷う。
だが、きっと知るのも時間の問題だ。 思考を止めている暇は あまり無い。]
自宅で殺されていたそうだ。 ……まだ、犯人探しを続けなければならない。
[話し合いをするなら宿屋で、と そんな事も伝えようとはしただろう。*]
(183) 2015/05/16(Sat) 07時頃
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―→宿屋―
[兄に会ったらなんと言おう。 「マーゴは死んでたから遊べませんでした?」
死。 そんなものを こんなに味わうことに なろうとは。
昨日まで普通に遊んでいたのに。 マーゴと。 ジョスランさんと兄さんと。]
ジョスラン……さん。
[ふと、向こうの方から 細身の男と黒い犬が 歩いてくるのが見えた。]
(184) 2015/05/16(Sat) 09時頃
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[ジョスランはいつもしている黒い羽織をしていなかったが、さして気にならず。
こちらに気づいた彼はどんな態度をとっただろうか。
昨日まで自分を心配してくれていた ジョスランが よもや自分を一番疑ってるなど 知る由もなく]
こんにちは……。よかった。 ジョスランさんは生きてたのね。
[と、知人の生存確認に 小さく嘆息した。]
(185) 2015/05/16(Sat) 09時頃
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[父やマーゴの死を 道端で話す気にもなれず。
簡単に挨拶を済ませると、その場を離れようとした。 ジョスランが何か返せばしばらく足を止めただろう。]
(186) 2015/05/16(Sat) 09時頃
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―宿屋―
お兄ちゃーん……。 いるー?
[家に戻ると兄がいるか確かめて。 声が返ってくるのか。 サイラスがいれば、挨拶をして 兄の所在を尋ねるだろう**]
(187) 2015/05/16(Sat) 09時頃
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―→自宅―
[診療所から自宅へ帰る途中、 >>184向こう側からメアリーが歩いてくるのが見えた。]
メアリーは、無事だな。 あんまり、……一人になるなよ?
[表面上はごく普通に接するのも、大人の仮面故か。 父親が昨日処刑されたと聞いていた、 その話もマーゴットのことも本人には直接伝えにくい。]
あと、サイラスがメアリーを探してた。
[彼女に言えることといえば、それぐらいだろうか。 立ち去る背中に余計な声はかけずに、じっと見送り。
>>156自宅へ戻ると玄関に蜂蜜の瓶。 また配達の時間を忘れていたようだ、すまんグレッグ。]
(188) 2015/05/16(Sat) 09時半頃
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[瓶を片手に家の中へ、 猫はまだごろごろしているようだ。]
行こう?
[寝ている猫を抱き上げて、ひと撫で。 あまり鳴かないのも獣とは違うところか。
ラディスラヴァの家はどこだったか。 猫が案内してくれればいいのだけど期待は出来そうにない。 代わりに獣が勝手に歩くのでついて行くだけ。**]
(189) 2015/05/16(Sat) 10時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/16(Sat) 10時頃
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― 診療所→ ―
[>>180外へ、境界を跨ぐすがたが振り返る。 すこし、瞼が持ち上がって、元に戻った。] [ そして 頷きながらも。 ふる。 と 首を振るう。 ]
外の風を、浴びたかったし行こうかしら。 ああ、でもせんせい。
ボクは、『アル』じゃないの。 いまだけは、カイドと呼んでほしいな。 『あの子たちは』、まだ起きないから。
[マーゴが殺された、と傍らで聞いてしまった今でも。 静寂は怖じるでも無く、たじろぐでも無く。
空に融けてしまいそうな貌で、 変わらずに在るだけ。 ]
(190) 2015/05/16(Sat) 11時半頃
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[ 道中、 後を追うよに。 ]
[ かつり こつり ]
[ いつもの足音さえ 飛沫のように どこか軽うく。
そろそろ見慣れた光景なのに、 『自分の目』で見るのは はじめてとばかりに じとり、観察するよに 村を見渡して。]
[ 遠巻きに囁かれる悪意に、 聞こえているのか、 聞こえていないのか。 ]
[ 全ては、空気のように流れていくけれど。 >>181微か、ひとこと。]
(191) 2015/05/16(Sat) 11時半頃
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[そのこえに、それまで きっと自分からは開かなかった口から 少女は、 音を漏らす。 ]
[ それも また、 空気のよに。 融けて、なくなるよう。 ]
…… せんせい。 無理はしないでね。 悪者にならなきゃいけないなら、 いつだって、『ボクたち』が代わるからね。 そういうのは、『みんな』慣れているし、それに、
せんせいは、わるくないよ。
[ 報われるかもわからない、 免罪符のように、名ばかりの 聖母のよに、やさしく。 ]
(192) 2015/05/16(Sat) 11時半頃
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[ 悪いのは。 『罪』を犯したひとたち。 どこか歪んだ螺子は 緩やかに、 八年前のことを知らない子は 閑に。]
(193) 2015/05/16(Sat) 11時半頃
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― → 墓地 ―
[そして、『空気』が変わる。
猫と、狗がきらう。 本来 『血脈』がもっとも近い、 つめたい墓場の、『死の静寂』のにおい。]
[それを、少女は、嫌がりもせず。 むしろ、心地良さそうにさえ、浴びる。
鼻腔をくすぐる土のにおいに、 はた と 気付けば、
>>158土まみれのラズベリー色を 捉えるより先に >>182歩み寄る足音と、 かけられた声。 ]
(194) 2015/05/16(Sat) 11時半頃
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[ それに、てとり 、 憂いを携えた硝子玉は近寄って。 彼女が気付いたなら、
ふわり 違和を携え、微笑む。 ]
[少女のこころが、 表には、でているけれど。 いま、青年のからだを持っていることは 充分、少女はわかっていた。
だから。 ]
[ 『男に任せておきなさい』ということばに、] [ ローブをちら、と捉えながら、駱駝色へ。]
…手伝おうか?
(195) 2015/05/16(Sat) 11時半頃
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[ そう、黒を揺らして、 なんら躊躇うでもなく申し出る。
きのう、存在さえ揺蕩いかける狭間、 奥からのぞいた 『怯えていた』 駱駝色の姿を知っていた。 …でも、 ]
[ ボクに (あたしたちに) 票をいれたことも。 何故あの時肩を震わせ、逃げるように去ったのかも。 わからない。しらない。だから。
ついでに、 『アル』たちの代わりに聞こうかしら。 と、 かるく。]
[ そう 重みも 深い理由もなく。 善意で、言葉を投げたのだけれど。
いつもと違うひとみは、どう映っただろう。]
(196) 2015/05/16(Sat) 12時頃
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―回想・昨晩・広場に行く前― [宿に一度戻るとルパートは戻ってメアリーと共に居た。 墓参りは無事に済ませてこれただろうか、 叔母の命日に、このような事件が重なってしまったのだ。]
…あのさ、ルパート。
[そう思ったからというのもあった。 昨晩、誘いを断ってしまったこともあった。 だから、]
……帰ったらさ。 …今夜は、飲まない?
[一緒に。と酒場を目で指して言って小首を傾げ笑う。 この時は、本当に。 共に帰れることを何も信じて疑わなかったのだ。]
(197) 2015/05/16(Sat) 12時頃
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―回想・昨晩・広場―
………ぇ、
[決定と。 >>10告げられた名前とその響きの重さに 直ぐには理解のできない顔で、瞬いて。 それからストンと血の気が一気に降りていくのを感じる。]
ぁ、 待って!そんな…!
何かの間違いだ…、 ルパート…!!
[かつての親友である医師に連れていかれる叔父の姿を 追いかけようとして、他の村のおとな達に引きとめられて。 メアリーのように人々の手をかいくぐることはできなくて、 遠ざかっていく叔父と従妹の姿に顔色失せたまま叫ぶ。]
(198) 2015/05/16(Sat) 12時頃
|
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叔父さん……!!
[まだ、まだ何も聞けていない。
これから話すつもりだったのだ。 メアリーに言われたおとなの理由も。 鶏の羽の上手な毟り方も。 酒の選び方と、酔い潰れない方法も。]
……っ、叔父さん…!!
(199) 2015/05/16(Sat) 12時頃
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叔父さん…!!!
[まだ何も言えていないのだ。
叔父の髪の毛の後退が少し気になることも、 遺伝ならばどうしようと自分も気にしている事も、
もう、何時の間にか 彼が彼の兄であった男の本当の父親の年齢を越えて、 本当の両親よりも長い時間、一緒にいるという話も。]
……っ、
(200) 2015/05/16(Sat) 12時頃
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|
…っ、父 さ …、
[まだ、
まだ、
何もできていない。 引き取ってくれたことへのお礼すら、言えていない。のに。
立っていれられなくなって、その場に崩れ落ちる。 メアリーの悲鳴が聴こえたのは、その少し後。>>169 終わってしまった、間に合わなかった。]
(201) 2015/05/16(Sat) 12時頃
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|
―――――……、
[同じように叫びだしそうになるのを、ギリ、と 奥歯を強く噛みしめることで耐えてふらふらと立ちあがり 悲鳴をあげた場所で動けなくなっている従妹の元へ向かう。]
……メアリー、 ……メアリー…、……帰ろう。
[そう言って、抱き上げたところまでは覚えている。 その後おそらく連れて帰ったはずで、
気がついた時には―――…もう朝になっていた。**]
(202) 2015/05/16(Sat) 12時頃
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―宿屋前― [診療所に行かないのなら、 酒瓶を持ち続けるのは億劫だと思った。 一度宿屋に戻って酒瓶は置いて、それからインクを届けよう。 1時間くらいなら休憩で寝てしまってもいいだろうか。 そんなことを考えながら、足は宿屋の方へと向かう。
サイラスの姿を見つけたのは、 >>131彼がメアリーを探しだす前のことだった。]
……おはよう、 サイラス。
[呼び掛けてから緩く眉を寄せる。 いつもの彼とは違う違和感を感じるのは何だろう。 考えてから、いつも呼び止める彼はもっと ゆっくりと歩いているからだと思い当たる。
いつも、従妹と仲の良い彼女と、共にいるから。]
(203) 2015/05/16(Sat) 12時頃
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|
……マーゴットは? ああ、メアリーが遊びに行ってるのかな。
[遊びに行く場所のひとつに、 彼女の名前も挙げたから。そう呟いて。
訊ねの言葉にはどんな返事が返ってきたか、 サイラスの様子がやはりどこかおかしくて。]
…何かあったの、
[少し、厭な予感を感じて表情がかたくなる。 きっとその予感は当たっているのだと サイラスにもう一度、訊ねの言葉を投げた。**]
………何が、あったんだ?
(204) 2015/05/16(Sat) 12時頃
|
|
[ そして、
医師が。昨夜の、『死神』が。 >>183新しい『死』を、告げる。 ( ほんとうに、皮肉だこと ) ]
[ 刻に取り遺されたよう、 静寂に、身を委ねながら。 ]
[哀しむのも 怒るのも。 ぜんぶ喪って、なにもないように。 (最期の別れのときのように)
ほほえむことしか出来ない少女は、 ぼんやり、 そのやりとりを傍らできいていた。*]
(205) 2015/05/16(Sat) 12時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/16(Sat) 12時頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/16(Sat) 12時頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/16(Sat) 12時頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/16(Sat) 12時半頃
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― 道中・カイドと ―
[空の色と同じ目をしているから、 存在感が一層希薄なのかもしれない。 唇から零れた言葉までも空気に溶けていくようだ。
村医者は淡々とした「彼女」の言葉をうけると 内心訝しがりながらも、こくりと頷く。
『あの子たち』と彼女は言う。 そこで、漸く医者にも事態が飲み込めた。
彼の姉とは、解離したこの人格なのだろうか。 それとも昔は本当にいたのだろうか。]
(206) 2015/05/16(Sat) 12時半頃
|
|
[そして頭をもたげる一つの可能性は 「人格が違うなら、もしかしたら」と。 『彼』の事は信じられても、 『彼女』をすぐに信じられるかという話。
その疑いも、道中 (きっとそれは聞き間違いではなくて) 告げられた言葉に溶けていく]
君は…… (八年前の事を知らないから) (――いや)
[まるで慈雨のように心に染み込む言葉。]
(207) 2015/05/16(Sat) 12時半頃
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…………代わってもらうまでもないさ 若者にそういうもんを背負わせるべきじゃない。 村はずれでかびかけの年寄りがやりゃあいい。
投票、なんてやってる時点で 大差ないのかもしれないが。
[ぐだぐだ、言葉をならべたて]
……ありがとう。
[やっとその言葉が出た。]
カイド……だったかい。今は。
[くるりと振り向く。 眼鏡の奥の表情は見えない儘。]
(208) 2015/05/16(Sat) 12時半頃
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|
[ふつり、と手首につけたひもを解いて、 そっと幾多の戦場を潜り抜けてきた掌に置く。 のこされるのは内側で鈍く燃える赤い石。]
持ってなさい。
[有無を言わさず、持たせる。 村医者は踵を返し、歩きだす。
ラディスラヴァを見つけたのは、その後の事*]
(209) 2015/05/16(Sat) 12時半頃
|
|
─ 本屋 ─
[>>170 道中向けられる視線は不安と不信 裏返すならば鏡写しにされたくない事を されたら怖いという恐怖
杯の水が溢れるぎりぎりの 水が丸く盛り上がっているかの様で 何かあれば瞬時に溢れてしまう
それをし兼ねない、危うい均衡 行く末は想像に難くない
長閑と見えた村の水面下では ずっと昔から、その根が貼られていたのだから]
(210) 2015/05/16(Sat) 15時頃
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…まあ、な
[クラリッサの問いへは簡単に
奇異の目や蔑みや憐れみや 嫌悪や憎悪を懐に隠した眼差しを 向けられる事は、幼い頃から慣れている
それに謝罪をされたとしても 細かい事は気にするな、といっただろう
それよりも、人間側との修復が悩ましい 紳士協定にも等しかった約束を 破る事とは、楔を打つ事と同義である
それ程、人と人の結びつきとは 弱くか細く脆くもあるという事だろう]
(211) 2015/05/16(Sat) 15時半頃
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[>>171 余り言葉は交わさずに 後ろを振り返って不景気な顔が見えたなら]
疚しくないなら、胸を張れ
[多分、クラリッサも違うのだろう
ならば、外では毅然とした方が 余計な疑念を跳ね除けられる
年長者から見たらまだまだ青い自分の 僅かな経験からいってはみるも
自分がルパートとその家族にした事と ルパートが下手人ではないのを「視た」事に 動揺をしたり罪悪を覚えて涙を流す そんな優しい気質では難しかろうと思いつつ]
(212) 2015/05/16(Sat) 15時半頃
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いよう、おはよう
[>>174 開口一番、珍しいねといわれれば 僅かにムッとした顔で]
「美女と野獣」だろ? たまには、そういう事もある
[と、直後に破顔して]
まあ、いきなり泣き出されて 俺はすっかり悪い男になった気分だぜ
[やれやれと肩を竦めて見せる]
(213) 2015/05/16(Sat) 15時半頃
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[>>172>>174 一歩下がったクラリッサを ベネットに近い側に座らせて
2人から、少し離れた場所に椅子を寄せ どっかりと腰掛ける]
まあ、昨日の話の続きなんだけどな
[>>1:315 いえず終いでいた話だと先に断りを
クラリッサを落ち着かせる為か 淹れてもらった茶を飲んでから口を開いた]
(214) 2015/05/16(Sat) 16時頃
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俺の母親な…人間と浮気しとった
その男が赤毛の負傷兵でさ 突然姿を眩ませた
挨拶とか、書き置きとか無くて 荷物も宿に置きっぱなしとか 昔、ルパートはいってたな…懐いてたらしいし
そのしばらく後に俺が生まれた
[と、先ずは簡単に前振りを 2人はどんな顔をしていただろうか その様子をちらり見ながら]
(215) 2015/05/16(Sat) 16時頃
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で、事もあろうに それを教えてくれたのは父親
っていっても、育てになるか
[母から見たら自分の罪の証 父からすれば、事情はあったとはいえ 連れ添っていってた妻の不義の証
そんな子どもを蟠りなく 可愛がれる方が稀であろう しかも、表向きは唯一の跡取りとして]
(216) 2015/05/16(Sat) 16時頃
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[せめて、銀の髪で生まれていたなら 狼になることは出来たのだから 見て見ぬ振りは出来たのだろう
しかし、この赤毛は否が応でも 自分の子でないのを突きつけられる
当時の渡鴉の家の主人は 長年それに苛まれ 何時しか心の歯車が狂ってしまい 外れていったのだろう
同族である母の肉を食み 目を爛々と光らせていた形相は それを物語っていた]
(217) 2015/05/16(Sat) 16時頃
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[ここから先が本題だ ふぅっと深い息を吐いてから]
その時、父親は食事中で 食っていたのは母親…だったんだな
[クラリッサには相当刺激が強いだろう そんな心配が脳裏を過るも ありのままを話すしかないと思い直し]
しかも、母親は昔、俺の父親 って、こっちは人間のだから生みの方か 俺が腹にいる時に食ったんだと
[まるで蟷螂みたいだなと 思い出す度、思っていた話で]
(218) 2015/05/16(Sat) 16時半頃
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育て父親曰く 『人間を食う禁忌を犯したんだから食った』 って、理屈らしいんだが それも駄目だろ? と、思って…始末した
あ、もちろん食ってねえぞ …きちんと族長には相談したし そこから、しばらく村を出ることにした
[話し終わるまでに 茶のお代わりはあっただろうか それを飲み干して、話は終わったと告げる]
(219) 2015/05/16(Sat) 16時半頃
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[>>138>>140 クラリッサから 宿屋の小屋を見に行く話題が ベネットへも話された頃合いに]
俺は着いてくのは構わねえんだが このネタばらした後で 2人っきりだと不安材料が山盛りだろうし
ベネットも一緒に来てくれねえか?
[と、添えた
>>172 昨日とは違う新たな今日が 大きな足音と共に訪れたのは、その前後**]
(220) 2015/05/16(Sat) 16時半頃
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[ドナルドの僅かな表情の変化>>213に気付けば 微かに目を瞠る。 返しの「野獣」の物語が如何なるものか思い出し]
「魔女」に「呪い」を掛けられた風には見えないよ。 ――…ね、クラリッサ。
[ドナルドが「野獣」には見えぬを クラリッサに同意求めるように視線を向ける。]
(221) 2015/05/16(Sat) 17時半頃
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[泣き出されたなんて言葉がドナルドの口から出れば ベネットは驚いたようで]
…… え。 それは……、
[彼が泣かせたわけではないだろうことは その言葉からも察せるけれど 傍目から見れば「悪い男」に見える状況だろう。 彼女が泣いた理由も気になる所ではあるが、 話し難いことかもしれぬと思い言葉飲み込み]
ドナルドもクラリッサも 大変だったみたいだね。
[と、眉尻を下げる。]
(222) 2015/05/16(Sat) 17時半頃
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[ドナルドとクラリッサに椅子を勧めてから 大変と思う二人を労わる為の茶を淹れる。 茶葉は普段から愛用するダージリン。 念の為に砂糖とミルクも添えて差し出す。
前置き>>214を聞けば、 浮かぶのはドナルドが話そうとするその話題。 気になりながらも訊ねるタイミングを逸したそれ。]
――…ああ。 聞かせてくれる?
[知りたいと、促すような言の葉を友へと向けた。]
(223) 2015/05/16(Sat) 17時半頃
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[語られるはドナルド自身の出生>>215。 重い過去に、息を飲む。 両親とは違う髪の色。 その理由と、それを彼に知らせたのが、 共に暮らしてきた父親>>216ということに衝撃がはしる。 誰にも言わずそれを彼が抱え続けたと思えば 痛みに耐えるかのように眉を寄せて]
……そんなことがあったんだ。 知らなかった。
[辛かっただろう、と思う。 きっとたくさん悩んだに違いない、と。 知らず眼差しは案じるようなものとなり。]
(224) 2015/05/16(Sat) 17時半頃
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[零れた吐息は話し終えた合図かと思う。 けれど徐に続くドナルドの話>>218は 予想さえしなかった壮絶なもので]
………… え。
[驚きの声。 動揺の色滲む黒曜石が揺れる。
ドナルドと血の繋がる父親を喰らった彼の母親。 その母親を断ずる為喰らったという彼の知る父親。
それを知った時の彼の心中は如何なるものか。 思うだけで胸が痛む。]
(225) 2015/05/16(Sat) 17時半頃
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[自らの手で始末したというドナルド>>219。 話が終われば、重さを吐き出すような吐息を。 村を出た理由、その全貌が知れても苦さばかりが残る。]
過ぎた過去だし今更言っても仕方ないんだろうけど 友としてキミの力になりたかった、と思う。
[その時の関係が今と違ったとしても。 そう思ってしまうのだと口にする。]
ばぁか。 キミが父親を食べるなんてそんなこと思いもしないよ。 ああ、でも……、その時相談できるひとが…… 族長がいてくれてよかった、と、そう思う。
[話の間に減った茶をカップに注いで。**]
(226) 2015/05/16(Sat) 17時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/16(Sat) 17時半頃
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― 回想 / 道中 ― [猫や狗のように。 けものが感覚を尖らせるよなな、 そんな鋭敏さは 一切虚ろにはない。
ただ、訝しみを向けられても すべて染めゆくいろは、海に混じり融ける。]
[ >>207呼び掛けられ途切れたそれに、 混じり気のない 無垢な石は。 きょとり、
またたいて、明けるだけ。]
[それから。 慈雨は、天を降り 地を包むよに。]
やっぱり、やさしいんだなあ。
(227) 2015/05/16(Sat) 19時頃
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[ ぐだぐだと綴られるはなしに、 ふふっと、わらって。
背の後ろで手を組んで、 のびやかな足取りで、ついてゆく。]
そういうのが、もっと伝わればいいのに。
( そしたら。 悪魔なんて、きっと言われないのに。 )
[ 冗談か、本気か。 くすくす わらって。
薄い唇に、華奢な指先を添える。]
…… 年齢なんて、関係ないと思うけれどね。
(228) 2015/05/16(Sat) 19時頃
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( そう。 他人に代わりに、 背負われる資格もないほどに。
ボクたちは 、 …『わたしたちは』。 奪ってきたのだもの。 )
[こころのなかで、 ここだけは『他人行儀』をやめた。
『アル』の目から見た、 弾けた あの潰えた星のゆくえが。
――― 『弟』を救うために、 今際の道連れに多くの星屑をころした黒狗が。 『姉』のすがたが、脳裏に浮かんで、きえる。]
(229) 2015/05/16(Sat) 19時頃
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[ 哀も、浮かんで、泡沫へ。 ] [ 吐き出すのは、猫と医者を真似た ちょっとした、からかい。]
… せんせいも、たまには。
お年というなら、 若い人に背負われたらどうなのかしらー?
[にや。
『アル』とおなじようにわらって、 ‟大差ないのかもしれない”という言葉と。 その 告げられた礼に。
ふるり。 横に、振るい。]
礼を言われる資格は、ないかなあ。 いいたいことを、言っただけだから。
(230) 2015/05/16(Sat) 19時頃
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名前を呼んでもらえるだけで、 ボクは、いいの。
[まだ青い空に、星は、またたく。
映る、振り返った姿に、またぱちり。 二枚の硝子の奥は 逆光に照らされ、 うまく みえず。
静寂が、ちょっぴり、細まった。 ]
(231) 2015/05/16(Sat) 19時頃
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―回想・→宿屋―
[向き合うジョスランさんの表情は硬く、それでいて卒がない。 いかにも“おとな”という顔をしている。
そんなジョスランさんから聞く>>188名前に 少し顔を上げる。だって彼はマーゴの…]
サイラス…。 ……わかった、ありがとう。 [用といえばまずマーゴのことだろう。 あんなことがあったのだから。
それだけ告げると、「ジョスランさんも気を付けて」と 声を掛けてまた歩を進め
それから、はたと足を止め、振り返る。]
(232) 2015/05/16(Sat) 19時頃
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…ジョスランさん!
[覇気はないけど、それでいて 通った声で。 少し離れた相手にも 届くように。]
昨日…、投票……したんだよ、ね? 誰に入れたの…?
[スティーブン先生は口ぶりからして自らも 父に、ルパートに投票したのだろう。 じゃあ他の人は? 彼の票だけではないのだろう。 これだけ村人がいるのだから。
彼が口ごもるようならもう一度 次は声に力を入れて、同じ問いを掛けた*]
(233) 2015/05/16(Sat) 19時頃
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[ 糸が、断たれる音がする。 つないだ手が、解けたあの日を見て。 虚ろがまた、とおのく。
差し出されれば、 『ボク』のものではない掌をひらいて。 まっかな、柘榴石がのっかったのを見た。]
[ それを、じいっと、見て。 ]
…… わかった。 『渡しておくね』。
[ 持つべき、器の主に。 語られずとも、燃ゆるいろを。
ぐ、と握って。外套の内側、 乱雑に縫い付けられたポケットの中に落とした。]
(234) 2015/05/16(Sat) 19時半頃
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[ ――― そうして。
何も語らない後姿を、閑に追い。 何も持っていない、少女は。
ふ、と。
聞こえても 聞こえなくても。 いいよな 音を、風に乗せ。
そのまま、駱駝色の少女をみつけるまで。 また 透明色のように薄れさせて、 ひた。 歩く。 *]
(235) 2015/05/16(Sat) 19時半頃
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[是と聞いたなら、ふ、と緊張の糸が僅かに緩む。>>175 喉につかえた言葉には気づくことは出来ないまま、 勧めて貰った椅子に腰を下ろす。
ドナルドが顔を顰めて告げるそれに>>213]
びじょとやじゅう?
[作品名とは知らずに繰り返したなら、ドナルドを見遣り、 何の事かと尋ねるようにベネットへと目を向けた。
知っている様子の彼から、 魔女と、呪いという言葉を耳にしたなら、 ドキリと小さく胸が跳ねる。
そこでようやく物語の一部だということに気づいたけれど、 話の内容を知らない私は、 昨日、自らした「咒い」を思い出してしまって 慌てて首を縦に振って、ベネットへと同意を示す。]
(236) 2015/05/16(Sat) 19時半頃
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[但し、その後、泣いた事をベネットに告げられてしまえば]
それは……っ、今、言わなくても…っ
[揶揄とも気付かず先の自身の動搖ぶりを思い出して、形見を狭くする。 目を瞠るベネットから>>222、思わず視線を逸らしてしまったのは、自身の振る舞いを恥じたからで、思い遣る言葉を耳にして、俯いてしまう。
肩を竦めるドナルドに、少しだけ非難の視線を向けることは、忘れずに。]
(237) 2015/05/16(Sat) 19時半頃
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[しばらくしたなら、温かい紅茶が運ばれてきて。>>223 そこでようやく、今朝から喉に何も通していないことを思い出す。 ミルクと砂糖を少量ずつ、はちみつ色の湯に溶かしたら、 心も溶かされたように、身体の力が抜けた。
ベネットの促しに、ドナルドが口を開く。
それは、彼の。 まだ聞いたことがない過去の事。]
(238) 2015/05/16(Sat) 19時半頃
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[突然の吐露から始まるそれは、驚きの連続で。 淡々と語られるドナルドの口調は、 どこか、自分のことではないことのようにも思えた。 しかし、話が進む内にそれは、 次第に今の彼と重なっていく。
幼少の頃には気付くことの出来なかった、 彼に向けられていたであろう奇異の目を。 彼がこの村の離れた理由を。
一つ、静かな溜息と共に、伝えられた言葉は>>218 思っても寄らない結末だった。
その衝撃に、思わず両手で口元を覆う。 は、と声にならない呼吸を紡いで。 耳だけが彼の声を拾い続ける。 つう、と頬を伝ったものを、指先で拾うこともできず。 静かに、瞼を閉じることで払い落とした。]
(239) 2015/05/16(Sat) 19時半頃
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[罪を犯したものの末路。 それは甚だしくも凄惨なものだった。
育ての父も、実の両親も失ってしまった彼。 父と思っていた者を手にかけた時の彼は、 一体どんな胸中だったのか。 ただ、想うのは彼が一人になってしまったこと。
自身と重ねることは出来ないけれど、 理解だけはしたいと、強く想う。
そのことを伝える彼に何と答えればいいのか。 すぐに言葉にはならずに。 沈黙を落としていたなら、ベネットが応える。>>226
彼が落とした答えに、強く同意を示すように。 こくりと、大きく頷きを。]
(240) 2015/05/16(Sat) 19時半頃
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[ただ、気になることが一つ。]
一つ、聞いても?
[ドナルドが頷いたなら、ついと口にする。 彼にとって大きく仄暗い過去を残したこの村に。]
戻ってこようと思ったのは、どうして?
[その問いかけに、ドナルドは答えてくれただろうか。
飲むことも忘れていたカップに、ようやく口を付けて。 今度は自らが口にする。
朝『視た』夢を、ベネットへと――。]
(241) 2015/05/16(Sat) 19時半頃
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[話す過程の中で、時折ちらりと浮かび上がるのは、 スティーブン先生に引かれながら、教会を後にする宿屋の主人の最後。 追い縋る少女の姿。
言葉を詰まらせて。 自らがルパートへ票を投じたことも告げたなら また、涙が溢れた。
涙ながらに、その夜、自らが施した咒いも。 その結果も。 余すこと無く、ベネットへ伝える。
二度目となる話を聞くドナルドは、静かにその場を見守っていた。]
(242) 2015/05/16(Sat) 19時半頃
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[一頻り伝え終われば、最後にベネットの表情を伺うように。
信じて、もらえますか。
ドナルドに向けたはずの問いは、ベネットへと尋ねることは出来ず、瞳を睫毛で覆い、目を伏せる。]
夢が、本当なのか。 確かめに行きたいんです。
[ドナルドが言葉を足しなたら、>>220 彼へと一度視線を向けて、再びベネットへと視線を投げて、彼の応えを待った。**]
(243) 2015/05/16(Sat) 19時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/16(Sat) 19時半頃
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[日の高いうちから歩くファントム。 遠目から見ると、宿屋へ向かうサイラスはそんな感じだったのではないだろうか。
>>203かかる声に足を止めれば、声の主に身体を向ける]
ああ、グレッグ。おはよう。
[グレッグに挨拶を返せば、ちょうど彼が緩く眉を寄せるのが目に入る。
その理由に気づかないままにマーゴの名前、メアリーの名前が彼の声で発せられれば>>204、今度は男が眉を寄せる番で。]
(244) 2015/05/16(Sat) 20時半頃
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[ひどい痛みを堪えるように眉間を寄せ、そうして蒼い両目を足元へと伏せて、つい唇を引き結んでしまう。
歩く最中、もうマーゴの手を握ることはないと実感してしまった。 だから彼女のことを口にすれば、まだ赤い目から再び涙が溢れてしまいそうで、言葉を紡ぐことが出来なかったのだ。
けれど。
何があったのかと二度も問われれば、伏せていた視線をグレッグへと戻すしかなかった]
マーゴは死んだよ。死んでたんだ。 首を噛み千切られて──……、
[思い出す。 身体だけになってしまった、マーゴの亡骸を。 すっかりと、体温のなくなってしまった手を。
視界が涙で揺らぎそうになるのを、奥歯を噛んで堪えた]
(245) 2015/05/16(Sat) 20時半頃
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殺されてたんだ。仲間であるはずの、人狼族に。
(246) 2015/05/16(Sat) 20時半頃
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グレッグ。
俺は、メアリーがやったんじゃないかと思っている。 マーゴはメアリーの様子がおかしいって気にしてて、その翌日に殺されたんだ。
それに──……、
[それは、マーゴの家でジョスランから教えられた情報>>148]
なんでメアリーが、教会で族長と同じく殺されたオーレリアのネックレスを持っていて なんでそれを、マーゴに渡したんだ? おかしいだろ、色々。
[だからメアリーを疑っていると、最後にはそう結んだ。
お節介なサイラスは、本来なら叔父を亡くしたばかりのグレッグにこんなことは言わないだろう。 彼が長く暮らしてきた、妹のような存在であるメアリーを疑っているとは。
マーゴを喪ったことで、男はほんの少しだけ、心の中に悪魔を飼うことにしていた。 そうでなければ、こんな状況。やってなんかいられない]
(247) 2015/05/16(Sat) 21時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/16(Sat) 21時頃
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― 昔々、子供の頃 ―
[黒い森が木の葉をばさばさと飛ばす。 カラスが、醜い声をあげて曇天の中飛び去っていった。
静かに佇む石造りの屋敷。 そこの主人は威厳ある人望厚き男。 日に日に、勤めるメイドの顔ぶれが変わると 噂になりだしたのはいったい、いつ頃だっただろうか。
あるとき冗談めかして少年は言った。 「屋敷でメイドを調理してるんじゃないか? だからあんなにカラスが多いんだよ! 墓場みたいに!」
[けらけらと子供だった医者見習いは笑う。 子供にとっては不気味な話もオモチャのようなものだ。
それを「笑えない冗談だ」と窘めたのは、 友人の誰だっただろう。 すぐにその冗談をやめたが。]
(248) 2015/05/16(Sat) 21時頃
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「……?」
[――ふと、視線を感じ、そちらを見る。 女がこちらを凝視していた。]
[ 数日後。]
[館の主と、女が起こした争いを、 そして追い込まれ、村の外れへ移り住んだ女の姿を。 少年はただ、じっと見ていた。>>2:571]
[ 村の皆は、彼女を嘘つき呼ばわりしていたが。]
(「何故、あの屋敷の主人は出て行ったんだろう」) (「あの視線の意味は?」) (「ひょっとしたら……」「ひょっとして?」)
[そう思いながらも、頭でっかちな少年は 真相を尋ねることもできずに 月日は流れ――。*]
(249) 2015/05/16(Sat) 21時頃
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―宿屋―
[“いつも”の道をぼんやりと歩いて。 まとまらない考え。 これからのこと。 慣れた道、それでも目的地に着くことができた。
きっと帰ってきたのは、 サイラスがグレッグに 内に飼う悪魔を見せた時>>247]
…ただいま……。
(250) 2015/05/16(Sat) 21時頃
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あ、……。
[独りでいるサイラスを見ると 改めて、マーゴがもういないんだと実感した。
黒衣を纏ったサイラスもまた目が腫れていて。 わたしと何も変わってないような気がした。 二人の服の色だけが対照的で。 それが却って不気味だった。]
(251) 2015/05/16(Sat) 21時頃
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[稚拙かもしれないが、己の考えていることを吐き出したグレッグの反応はどうだっただろう。
本来臆病である男はこんな時、いつもだったらグレッグの目なんて見ることは出来なかっただろう。 けれど今はグレッグの目を見て]
メアリーが帰るまで、宿で待たせてもらっていいか?
[そう問いかけた時か。 帰路に着くメアリーが、宿屋前でサイラスと話し込むグレッグへとただいまと告げたのは>>250。
その声は、どこかぼんやりとした音を響かせていたような気がした]
(252) 2015/05/16(Sat) 21時頃
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おかえり、メアリー。 お前さんに、訊いてみたいことがあるんだ。
……目、赤いぜ。どうした?
[ジョスランから貸し与えられた黒を羽織る男とは対照的に、白い生成りのワンピースを纏うメアリー。 けれど顔合わせた二人とも、揃って目は赤い>>251。
メアリーの目が赤いと知れば、きっとマーゴが生きていたならば。 今頃心配そうに、その白いもみじを彼女に伸ばしていただろうか。 そんなことを考えながら、男は静かにメアリーへと問う。
グレッグに止められたとしても、それは変わらない]
(253) 2015/05/16(Sat) 21時頃
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―宿屋前― [問うたサイラスの目元は腫れているような気もして 彼が叔父の為に泣いてくれたのかとも一度は思ったけれども、 >>245俯くサイラスが言葉に詰まるように、 強く何かに耐えるような所作を見せた後に 告げられた言葉に男の血の気も下がっていった。]
……マーゴット、が……
[昨日の朝には宿屋の前に来て、 元気な声で従妹の名を読んでいた少女が。 >>246人狼族に、殺されている。]
(254) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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[疑ってなんていなかったけれども、 死んだ叔父の他に本当の犯人はいるということで。
なら。 なんで、叔父は死ななければならなかったんだ?
喉まで出掛かった言葉は、息を詰め込んで。 呑み込んで。]
……ごめん。
[小さく、謝る。]
……辛いこと、言わせた。
[目の前の男が、サイラスが、 どれだけマーゴットのことを大切にしていたかは 知っている、つもりだったから。]
(255) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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……それを、メアリーに伝えにきてくれたのか? …でも、
[>>247サイラスが次の言葉を紡ぐ前に男はそんな言葉を続けた。 視線を辺りに彷徨わせる、メアリーは今、どこにいるのか。]
……今は、言わないであげて欲しい。 メアリーとマーゴットが仲が良かったことは知ってるだろ?
ただでさえ、父親を亡くしたばかりなんだ… それを受け止めきれてない…、
……サイラス?
[ぽつぽつと、朝のメアリーの様子を思い出しながら サイラスの方を見ると、いつもの彼の顔と違う。
いつものお節介な、 気遣いの絶えない彼の姿は目の前にはなくて。]
(256) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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……サイラス、
…お前は、
[サイラスを見る男の目に、警戒の色が宿る。]
……メアリーを、疑ってるのか?
[返す声が、少しずつ―――低くなっていく。]
(257) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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[自分の見解を話し出すサイラスを…じっと見つめて。 メアリーが来るまで待つと、その言葉には首を横に振った。]
サイラス、 さっきも言ったけれど今日はやめてほしい…。
[そう頼みを告げてもサイラスが引く様子はなく、 >>251帰って聞たばかりのメアリーのところに 遠慮なく向かっていく様子に低く唸る。]
(258) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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サイラス……!!!
[強めの牽制をかけても、 サイラスは留まらないのだろう。
彼を制止しようと、 その肩を掴もうとするように手を伸ばした。]
(259) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/16(Sat) 21時半頃
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どうした、って……。 お父さんもマーゴも…… いないのに……。
平気でいられるわけないよ。
[サイラスが自分を疑ってるなんて 思いもせずに。 “少女が”そう告げることを 彼はどう思うだろうか。]
(260) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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[獣の足は軽やかに住宅地を抜ける。 抱いた猫の尾が腕をぱたぱたと叩いている、 これはどういう意味だろう。
メアリーと別れる前に問われた言葉。]
それを全員に聞いて、父親の仇を打つのか? 私怨で、人狼(人)を殺すのか?
ルパートには入れてないよ。 俺が入れたのは、メアリー、お前だから。
[それだけ伝えると後はもう何を喚かれても 背を向けたまま立ち止まることは無かった。]
(261) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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[メアリーが帰る前、いい方向に男の来訪を捉えてくれていたグレッグが、メアリーにマーゴの死を知らせないでくれと言う>>256。 けれどそうではないと気づけば、グレッグの声は徐々に低くなっていく>>257。
二度目の、今日はやめてほしいとの言葉>>258。 さっきもそんなことがあったな、なんて思えばメアリーが戻ったので、男は矛先を彼女に変えた。 いや、本来の目的を果たそうとしていると言うべきかもしれない]
(262) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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―― 本屋 ――
[クラリッサの反応>>236に「あ」と一つ声を漏らした。 童話の並ぶ本棚の一角から一冊の本を取り出し 傍に座るクラリッサの手前にそっとそれを置く。]
この本の話なんだ。 赤ずきんの話ももうおしまいだし 次はこれを一緒に読んでみようか。
[表紙には題名が記されるのみなれど それを捲れば扉には「美女と野獣」が描かれる。
同意の仕草に、「そうだよね」と微か笑みを向けた。]
(263) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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[泣いた事はクラリッサにとっては知られたくなかったか。 視線が逸れれば、少しばかり驚いたように瞬いた。 彼女の様>>237子から詳細は聞かぬほうがよさそうだと思う。
彼女が俯いてしまえばその表情は見えず]
ごめんね。 知られたくなかったならもう言わないから……
[「顔をあげて」と小さく言葉を掛ける。 彼女の手元からは、紅茶とミルクの少しだけ甘い香りがした。]
(264) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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[発した言葉に同意するように頷くクラリッサ>>240を 少しだけ眸を細めて見詰める。
前置きの後、ドナルドに向けた彼女の問い掛け>>241は ベネットも気になるようで、 答えを待つようにドナルドに視線を向けた。]
(265) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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[そうしてクラリッサの口から語られるのは 『視た』夢の話>>242。
ルパートの無実を示すような、夢。
彼へと票を投じたと聞けばふっと伏せられる眼差し。 昨夜はルパートが選ばれたのだと、末の弟から聞いた。 酒場で酒と料理を振る舞い、酔った自分を気遣ってくれた彼の姿が脳裏を過ぎり、もう会えぬのだということが胸を痛ませる。 票を投じる少し前に相談にきたグレッグの事を思い出し――。 それは僅かの間、すぐにクラリッサへと視線戻すと 彼女の眸から溢れた透明な雫が頬を伝うが見えた。 彼女もまた心を痛めているのだと感じ]
――…泣かないで。キミが悪いわけじゃない。 夢を視るまで知らなかったんだから――…
[涙を拭おうと指先が彼女の頬、目許へと伸ばされる。]
(266) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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[クラリッサの眸>>243に己の黒曜石を重ねる。 訊ねの答えは密やかに返した言葉でも知れよう。]
信じるよ。 こんな風に涙を流すキミが嘘を吐くとは思えない。
[それだけではないけれど。 より個人的となる感情はこの場では口にせず 確かめたいという彼女の声とドナルドの言葉>>220に頷き]
分かった。それなら一緒に行くよ。
[同行する旨を伝える。 不安材料が山盛り、の件はいまいちピンとこないようで 「不安材料って?」なんて問いをドナルドに向ける。*]
(267) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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……メアリー。 どこ行ってた? なんで、マーゴがいないって知ってんだ。
[>>259グレッグの手に肩を掴まれて、一瞬だけ声が引きつった。 けれど、メアリーに向ける矛を下ろすことはない。
誰も聞いたことのないような冷めた声で、問いながら。 宿に戻る前メアリーがどこで何をしていたか知らない男は、少女の言葉にまたひとつ、疑念を深めた]
(268) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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訊きたいんだ、メアリー。
何でお前さん、オーレリアのネックレスなんて持ってたんだ? 何でそれ、マーゴにやったんだ?
[問い詰めるたびに一歩ずつ、メアリーとの距離を詰めたいが、グレッグの牽制は思いのほか強くて、足を動かすことは叶わない。 ただまっすぐに、射るような視線をメアリーに注ぐだけに留める。
グレッグが更に阻もうとするなら、男もそれに抗おうとするだろう。 ただ、残念なことにあまり腕力方面には明るくないのだけど。
だからグレッグが力ずくで止めようとすれば、男の口ははっきりとした疑念という言葉の切っ先を、メアリーに刺すことはないだろう]
(269) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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サイラス、やめろ。
[ぎり、と爪の短い手がサイラスの肩に力を篭める。 メアリーに向かおうとする男の姿を留めることはできども 制止の声を向けてもサイラスの言葉は止まらない。]
やめろって……!!!
[うぅ…と喉元が鳴くのは人狼特有の唸り声。
1日村中を駆けまわっている男と薬屋の男では どちらが力が強かったろう。多分、聞くまでもない。]
(270) 2015/05/16(Sat) 22時頃
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―――………っ!!!
[口で止められないのなら力づくで止めるしかない。 サイラスの肩を掴む手を強く引いて。
叩きつけるように、地面へと引き倒した。]
(271) 2015/05/16(Sat) 22時頃
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―回想・→宿屋―
[ジョスランは言い終わるとそのまま背を向けて 歩き出す>>261 だから、呟くわたしの声はきっと届かなかったと思う。]
じゃあ…… ジョスランさんは? 兄さんが殺されても、そんなこと言えるのかな…。
[わたしに入れた。]
[村人の中には、わたしのことを殺したい人も いるんだ…――。 そう思うと背筋がきゅうっと冷えて。 誰かのぬくもりが欲しくなった。]
(272) 2015/05/16(Sat) 22時頃
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兄さん、俺はおかしいのかな。 おかしいんだろうけれどな。 人狼ならだれだって可能性はあると思うんだ。
可能性だけなら俺にだって。 まあ、そんなことするぐらいならこの村を出るけれど。 兄さんと一緒にいるのが大事だからね。
[ひとりごとに返事はないが、 獣が尾を大きく振っているのが見える。]
(273) 2015/05/16(Sat) 22時頃
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[サイラスって、こんなに大きかったんだ。 俯いたままでもサイラスの威圧感が伝わる。]
マーゴのうちに……。 遊びにいってた。
遊べなかったけど。
[問答無用に浴びせられる質問に その威圧感に 段々恐怖を感じながら。 きっと顔を見たら怖くて泣いてしまうから 俯いたまま]
(274) 2015/05/16(Sat) 22時頃
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拾ったの…。 でも…、その後にあんなことが起きて……。 怖かったから…。
[その先は言えなかった。 サイラスが口を開くのが早かったか。 兄がサイラスを引き離すように 地面に叩きつけたのが早かったのか。]
(275) 2015/05/16(Sat) 22時頃
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[そんな獣が向かったのは墓地、 人影は三つ。]
ラディスラヴァは居るか。
[土と死んだものの臭い、遺体の処理にしては 不思議なメンバーが揃っている。 スティーブンとアルカイドが一緒なのはよくあるが、 そこに何故……?女の子が一人。 少し違和感を感じつつ歩み寄る。]
(276) 2015/05/16(Sat) 22時頃
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わたしが…。 わたしがマーゴにお花あげたから…。
死んじゃったのかな…。 殺され…ちゃったのかな。
[誰にあてるでもなく呟く。 今日はずっと、胸が高鳴りっぱなしで 気持ちは擦り減っていく一方。]
(277) 2015/05/16(Sat) 22時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/16(Sat) 22時頃
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[メアリーからの答え>>274。 疑いがなければ、マーゴの姿を見た彼女に同情が湧いたのは間違いないだろう。 続いてのオーレリアのネックレス>>475については、皆まで聞けなかった。
人の姿を取りながら狼特有の喉元を震わせる唸りを上げた>>272グレッグに掴まれた肩を強く引かれ、叩きつけるように地面へと引き倒された衝撃>>271のせいで]
ぅ、ぁ、……っ!!
[地面に引き倒され、こすった左肩に走る痛み。 それに呻きながら、グレッグへと視線を向ける。
ごめんなと出かけた言葉を、出る前に飲み込んだ]
(278) 2015/05/16(Sat) 22時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/16(Sat) 22時半頃
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何で……、何でマーゴだったんだよ。 何で彼女が死ななきゃならないんだ、何で殺されなきゃなんねぇんだよ。
[よろりと起き上がった男は、そのまま地面に座り。
気遣いたい親しい者達にすら敵愾心を持ってしまう現状と、何も出来ない己の無力さを呪いながら、そんな言葉をぽつりと吐いた。
それはメアリーの言葉>>277と重なるが、聞かないふりをした]
(279) 2015/05/16(Sat) 22時半頃
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[サイラスを地面に引き倒した後も、 唸り声はやまず、荒く息を吐く度にその音は大きくなった。
サイラスから手を離して、目元を押さえた。 ひどく、眩暈がする。 きっと一睡もできていない所為だ。
普段だったら力に訴えようとする前に 考え巡らせ留まろうとしていたはずなのだけれども、 男の方も、いつも通りにふるまう余裕がなかった。]
………、……、
[ごめん、と出かけた言葉が留まる。]
(280) 2015/05/16(Sat) 22時半頃
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[>>275弱弱しく呟くメアリーの方を見た。]
……メアリー、 …拾った…ものなのか…?
[責めるのではなく、確認する声音で聞く。]
(281) 2015/05/16(Sat) 22時半頃
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[小さく呟くサイラスは 幼心にも痛々しくて 何も声を掛けられるでもなく。
力なく座り込む男>>279を見て また俯いた。]
[それから兄の声に 顔をあげて 心配そうに尋ねる兄に]
……うん。
[と返した。 兄の声>>281に その表情は歪んで 目頭が熱くなっていった。]
(282) 2015/05/16(Sat) 22時半頃
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[引き倒された後も尚、グレッグの唸り声は止まない>>280。 荒く息を吐くたびに大きくなる音に、悪いことをしたと謝れない己が悲しくなってしまう]
俺達、何だってこんなことしてんだろうな。 人間達に混じって、のんびりと暮らしていただけじゃないか。
[目を押さえるグレッグを見ながら、そんな独り言をこぼした。
本当に言いたいのは、こんなことじゃない。 悪いことをしたと、いつも通り気遣いとか、親しみを込めた言葉の筈だ。
けれど現状が、それを許してはくれない]
(283) 2015/05/16(Sat) 22時半頃
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[>>241>>265 ベネットとクラリッサ 2人からは特段違和感のない反応
生まれ故郷を離れてから 少なくとも、表向きは「共存」している村々を 幾つか渡り歩いて過ごして行った
そこであった出会いに思い馳せ 遠くを見つめる眼差しに
銀色の毛並みの狼が 月光を浴び金色に輝く麦畑を駆け抜けて 悲しげな声で月に向かって吠える
それを追った先に――]
(284) 2015/05/16(Sat) 23時頃
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[>>282メアリーの声に、灰色の瞳が 心の底からほっとした、というように和らぐ。 小さく頷いてから、 立ち上がれないでいるサイラスを見下ろして。 >>279彼の言葉に唸りは徐々に納まっていく。]
…ごめん。
[ぽつりと謝る。]
……俺、喧嘩あんましたことないから…、 今の、結構痛かったと思う…。
[そのこと、だけ。他のことは謝れない。 彼にどうやって手を差し伸べていいのかもわからず、 ただ、 同じように大事な人を喪ったばかりの男の姿から 目を逸らそうともしなかった。]
…ネックレスの話…、
(285) 2015/05/16(Sat) 23時頃
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俺も、教えてもらってたんだ。
[ぽつりと、見下ろす姿へと言葉を落とす。 サイラスが己の見解を男に告げたように、]
…サイラス、おかしくないか…?
俺は、ドナルドはマーゴットの首飾りが オーレリアに渡したものか確認していないって聞いた。
なのに、 オーレリアに渡したものとして… 話が既に出回っている……
(286) 2015/05/16(Sat) 23時頃
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…俺さ、 …教えてくれたジョスランを疑うつもりはないんだ。
俺は―――…
(287) 2015/05/16(Sat) 23時頃
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…俺はその話を聞いた時から…ドナルドの事を疑ってる。
[嘗ての兄貴分だった男の名前を挙げて。 少し遅れて噴き出してきた汗を拭う為に、 男は頭に巻いていたタオルを解いて顔を拭った。]
(288) 2015/05/16(Sat) 23時頃
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…………、…………
[>>283サイラスの呟きに思い浮かぶ言葉はあったけれど それを口にすることはなく。]
……水、汲んでくる。 …ごめん、酒場…入ってて、いいからさ。
[一度冷静にならなきゃいけないのかもしれない。 と、宿の裏手の方を仰いだ。]
(289) 2015/05/16(Sat) 23時頃
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─墓場─
……、…。
[手伝ってくれる手を、誰かを。 そう考えていたときのことでした。 掛けられる声にふらり、私は揺らめくように振り返ります。>>182 土で汚れたラズベリーのスカートに、指先。 汗の滲む服は、なるべくならば異性には晒したくないものでしたが 今はそんなこと、いっていられませんでした。
いま、死肉のにおいを纏うのはとても、とても無謀な事だと判っています。 けれど、そんなことは頭にさえありませんでした。]
(290) 2015/05/16(Sat) 23時頃
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[>>2:124 ルパートにこの村が好きと問われた時同様 馳せた思いに蓋をして]
他に行く所がなかったしな… なら、帰って来るしかねえくらいだな
[族長への義理も多少はあったのだが 詰まる所はそれになる
茶には砂糖を入れたにしては少し苦い顔
何処かの村で小さなこどもを助け 片眼を失くしたのは
銀色の狼を救うと救えると思い上がり 出来ずに終わった自分の無力さから 目を逸らしたかった故の罰なのだろうと*]
(291) 2015/05/16(Sat) 23時頃
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[痛いだろうと聞かれ、頷きかけました。 けれどお医者さんが聞こうとしたのは、きっと手の痛みでしょう。 なので、ふるりと頭を振ろうとして。]
……、 …っ ?
[冗談、でしょうか。>>183 いえ、いえ。決して冗談などではないでしょう。 マーゴさんが、殺されたのだと、聞きました。]
(292) 2015/05/16(Sat) 23時頃
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[遠くを見つめるような隻眼>>284が 少しだけ彼を遠く感じさせた。 ドナルドの返事>>291に伏せる眼差し。
帰って来るしか、と称される故郷は、 両親の事もあり彼にとっては並々ならぬ思いがあるだろう。 理解しながらも、彼がそう称するに寂しさが過ぎる。]
僕は、キミが帰ってきてくれて嬉しい。
[少し苦さの滲む彼の表情を見遣り、 帰りを喜ぶ言葉を口にする。 どのような過去があっても彼が何者であっても その思いは変わらぬものと思う。]
(293) 2015/05/16(Sat) 23時頃
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[ぽつりとした謝罪が耳に入り>>285、男は視線をグレッグへと向ける。 蒼の双眸を瞬かせながら、続くグレッグの話を耳にして>>286。
>>287ジョスランを疑うつもりはないと言われれば、安堵の表情を浮かべる。 >>288ドナルドを疑っていると聞けば、二日酔いで家へと押しかけてくる姿しか浮かばず、どうにも疑惑から遠いばかりだ。 ここのところ、彼と話してないから余計かもしれないが]
お前の見解は判った。 ……ドナルドなぁ。 マーゴを殺す理由がよく判らんから、ピンとこないけど。 そこは、どう考えるんだ?
それとも、マーゴじゃなくても良かったと言うのか。 言われたら、今度は俺がお前を地べたに張り倒すぞ。
[薬草採取のため、体力と足腰への自信はそこそこ。 ただ、腕力に関しては確実にグレッグよりは劣っているだろう。 けれど、もしそんな言葉が返れば本気で張り倒すつもりだ]
(294) 2015/05/16(Sat) 23時半頃
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いや、家で頭冷やしてくるよ。 落ち着いたら、酒場にでも顔を出すさ。 メアリーには、俺のツラ暫く見せないほうがいいだろうしなぁ。
[>>289何かを言い淀んだように見えたグレッグが、酒場へ入るように勧めてくる。 それにはゆるりと首を振り、そうしてジョスランが貸してくれた黒衣の土汚れを片手で払い落とし、立ち上がる。
悪かったなと告げられない代わり、いつもよりもぎこちない苦笑をグレッグとメアリーに見せ、そうして男は帰路へと。
隣の家の扉を開ける、己が駆け寄るべき少女がいないことに、また胸が痛むのを覚悟しながら。**]
(295) 2015/05/16(Sat) 23時半頃
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[土に汚れたこの指は、日が変わってしまう前に 死んだと聞かされたばかりの少女の瞼を 死に泣き濡れた温かな見えぬ瞳を。 触っていたのを確かに、確かに覚えているのです。]
っ、…… …、…
[ゆるく、右手が首に差し掛かります。 けれど土まみれのその手は、震えるばかりで。 駱駝の下の睫毛は戦いて、視界を歪ませていたのです。]
(296) 2015/05/16(Sat) 23時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/16(Sat) 23時半頃
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[目許に触れる指先の温かさに>>266、深く、深く頷いた。 慰めの言葉は身に沁み入り、安堵を齎す。
膝元に置いた女性のドレスに、ぽたりと雫が落ちた。 それでも還らぬ人が居ることは事実で。
ごめんなさい。と贖罪を乞うように謝罪の言葉を並べた。]
(297) 2015/05/16(Sat) 23時半頃
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ありがとう、ございます。
[信じると言葉に感謝の意を表して>>267、小さく微笑む。 二人へと伝えたお陰か、少し心にも余裕が生まれて。 ベネットの傍らに、先日渡したマーガレットを見つけたなら、その花の意味を思い出して、表情が緩んだ。
それから少し彼らと言葉を交わして、 宿屋へ向かうべく席を立つ。
店を出ようとした頃、 ベネットの弟が駆け込んできて。 少年が青い顔で伝えたものは、 マーゴットの悲報だった。]
(298) 2015/05/16(Sat) 23時半頃
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[それは、新たに犠牲者を生んだという、 人を喰らう狼がまだこの村にいるという証。
新たな犠牲者は、またしても見知った少女の名。 ぐらりと、また天秤の傾く音が聞こえる。]
そんな……マーゴットが…
[いつもサイラスに手を引かれて、幼気なく笑っていた少女の姿を思い出す。 ぐらりと、傾いたのは天秤ばかりではなく、自身の身体。
ドナルドも、そしてベネットも今しがた話を聞いた様子で。 二人がそれぞれに反応を示したならば、やがて。
それぞれに、重い感情を胸に懐き、宿屋へと向かった。]
(299) 2015/05/16(Sat) 23時半頃
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[どうして、だとか。 何故、だとか。 そういうことを頭が占めていても、口に出すことは叶いませんでした。 そもそも声は、昔に失くしてきたのです。 何より、昨日の『死神』にそれを突きつけることはできなくて。
共についてきたのであろう姿に気付いたのはその頃でしょう。 私にか、掛けられる声がありました。>>195]
「てつだって、いただけますか?」
[三人を土の下へ葬ることを。 そしてまた一人増えたというのなら。 彼女もそっと、柔らかな土のベッドの中へ。]
(300) 2015/05/16(Sat) 23時半頃
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―――…わかんないよ。
理由とか、 動機なんて…、
……俺にはわからない。
[疑念は疑念のままだ。確証には繋がらない。
それに、 それを言うのならメアリーだって同じだ。 メアリーがマーゴットを殺す理由の方がわからない。 地べたに、と>>294サイラスが続ける言葉に 見下ろす瞳が鈍く光った。
それなら―――…ルパートのことは、どうなんだ。
言いかけて、口を噤んで、くしゃりと頭を掻く。 やはり一度……水でもかぶった方がいいようだ。]
(301) 2015/05/16(Sat) 23時半頃
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[重たいふいんきを 破ったのは兄の言葉>>286>>287>>288]
ドナルドおじさん…?
[グレッグがドナルドに よくない感情を抱いてるのは 知ってる。 それだ何故かは知らないけれど。
ドナルドは自分にとって顔が怖いけれど まだ会話し(いじり)やすい印象だった。 だが、彼がどういう人間なのか なんて、そんなの知らなくて。]
でも…。 マーゴを殺したい人って いるの…?
[理由があるとするならそれは何なんだろう、と。]
(302) 2015/05/16(Sat) 23時半頃
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[でもその時何があったかなんて 結局想像することしかできない。
不確実な疑念や猜疑がまた 負の連鎖を繋いでいく。]
(303) 2015/05/16(Sat) 23時半頃
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[申し出をしてくださった彼の。 いえ、かれ、なのでしょうか。 いつもの雰囲気とはがらりとちがう、『その人』。
その瞳を見ることはやはり、どこか、怖くて。 天使の青をさす色であるその硝子玉を見ることは出来なかったのです。 私は昨日、彼の名前を書いてしまったから。 責められるのが怖くて、目を見ることなどできませんでした。]
(304) 2015/05/16(Sat) 23時半頃
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[>>295ぎこちない笑みを見せて帰る男の姿を見送って、 メアリーの方へと顔を向ける。]
……メアリー、 俺、一度裏で顔洗ってくるからさ。
酒場で…、 コップ2つ、用意しといて。 水、汲んでくるから。
[マーゴットのことも、 父親のことも、気付いてしまっている様子の従妹へと 気遣わしげに眉を下げて。]
(305) 2015/05/17(Sun) 00時頃
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|
…その間に、誰か酒場に来たら…。 少しの間、店番頼めるか?
[そう訊いてから、 裏手にある井戸の方へと歩いて行った。]
(306) 2015/05/17(Sun) 00時頃
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[魔女裁判、異端審問――。 アルカイドの言葉>>2:638がちらと過ぎる。 あの時から、無実が無実を糾弾する可能性は示唆されていた。 犯人の証拠も目星もつかぬ状況でそうなることは目にみえて]
クラリッサの頬を伝う涙を親指の腹でそっと壊れ物扱うように拭う。 あたたかな涙、あたたかな彼女の温度。頬の柔らかさを感じ、 彼女に触れた事を自覚して――、 すぐに手を離さなければと思うのに、 彼女が頷く頃、離れるを惜しむようにゆっくりと手を下ろし。]
勝手に触れて、ごめん。
。 [謝罪は彼女の言葉>>297と重なる。 そうして、またひとつ、彼女にささやく。]
(307) 2015/05/17(Sun) 00時頃
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[よろりと立ち上がると ぎこちない微笑みを向けて 一人きりのサイラスは家を後にした。
頼みごとをして勝手口の方へと 向かう兄を追いかけて その背に抱き付いた。]
…お兄ちゃん、ありがとう。 さっき…、怖かった。
[思い出して、声が震えだす。 緊張の糸が切れたように 泪がじんわりと浮かんで。]
(308) 2015/05/17(Sun) 00時頃
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|
[そうしていれば、声が届いて。 私の名前が何やら呼ばれたようで。 振り返るとそこにいたのは、黒い獣と。]
「……ジョスラン、さん?」
[近付く姿。>>276 私に何か用でしょうか。 少し血の気の失せた(マーゴットさんの死と、青い天使の瞳で) ことりと、首を軽くだけ傾げてみせたのです。]
(309) 2015/05/17(Sun) 00時頃
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[礼の言葉>>298にゆると微笑を返す。 クラリッサの表情が緩むことに安堵する。 彼女の見遣るマーガレットに視線を向け]
いつまで咲いててくれるかな。
[その花の意味に気付いてか気付かずか クラリッサへとそんな問い掛けをして]
[店を出る間際の末弟の知らせに、目を瞠り、柳眉を寄せた。]
(310) 2015/05/17(Sun) 00時頃
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|
── →宿屋へ ── [宿屋と向かう頃には、更に道中に人気は減り。 『人狼』へと恐れをなす人々には更に距離を置かれているように感じた。
宿屋に行く道すがら、サイラスの姿を見たけれど、 手を引く少女を失った彼が纏う雰囲気は、重く。 気軽に声を掛けられる雰囲気ではなく。
ただ、目が合ったなら]
……大丈夫?
[辛うじて、そんな言葉を掛けただろう。 それ程に、彼の表情は憔悴していたから。]
(311) 2015/05/17(Sun) 00時頃
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|
[しばらくして やわらにその背から離れると]
ごめんなさい。 じゃ…。
[と言いつけ通り、酒場の方へ向かって コップを2つ出して、椅子に腰かけた。]
―→酒場―
(312) 2015/05/17(Sun) 00時半頃
|
|
[地面に転がっていた配達用の紙袋を拾う。 インクも酒瓶も割れてはいないけれども、 もう商品としては使えそうになかった。 あとで謝りにいかなければいけないか。
小さく溜息をついて。 >>308 しゃがむ背にメアリーに抱きつかれたのはそんな時。]
ん?あー……、怖がらせて、ごめん。 俺、加減きかなくって…。
[従妹とは言え女の子を泣かせてしまったことに ぎくりと身体を強張らせて、 目を伏せた後に背の、メアリーの頭のある位置を 後ろ手に探りながらメアリーの頭を撫でる。]
……大丈夫だよ。
[ぽつりと、囁くように言って笑う。]
(313) 2015/05/17(Sun) 00時半頃
|
|
[宿屋が見えて来た頃、 遠目にグレッグとメアリーの姿を見とめて足が止まった。]
メアリー……
[名を呼ぶ声は、彼女には届かない距離。 否、声が届く距離に近づくことが、怖かった。
向かう足取りは重く、鉛を付けているようで。
それに、 ドナルドが口にしていたあの言葉が
思考を惑わせる。*]
(314) 2015/05/17(Sun) 00時半頃
|
|
[妙に大人しい猫の背中を撫でながら、 土の臭いが強くなるところを踏みしめる。]
ああ、まだなら手伝う。 今はこいつを渡すどころじゃなさそうだから。
[>>309誰かラディスラヴァになどこれをさせたのか。 スティーブンには手伝うとは言ったはずだし、 猫はまず近寄らないのではないだろうか。]
(315) 2015/05/17(Sun) 00時半頃
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|
[一族の手で“過ち”を正さねば、 犠牲者が出る事は誰でも思い至る事だろう。 マーゴの名を聞き、いつも傍にいたサイラスが過ぎる。
ぐらりと傾ぐクラリッサの身体>>299を 支えようと咄嗟に両の手を伸ばした。]
(316) 2015/05/17(Sun) 00時半頃
|
|
― 墓場にて ―
[痛い、とは一体「どっち」なのか。 きっと、どっちもだ。
揺らめくように振りかえる彼女の 土にまみれ、汗の滲んだ服、掌 どろどろの姿は、まさしく 心の惨状までもあらわしているように見えた]
[そんな彼女にマーゴットの「死」を告げる。 昏い瞳は、「信じられない」と言った風の ラディスラヴァを見つめた。
喉が震えている。唇から零れる息が震えている。 今にも泣き出しそうで、 声がなくともその沈黙が意味するところを、 男は悟っていた。]
(317) 2015/05/17(Sun) 00時半頃
|
|
[それでも、伸ばした手が 彼女の自身の首を絞めなかった事に、 少しだけほっとした。]
[カイドがラディに話しかける。 その様子を見ていたなら、 手伝うべきとは知れただろうか。]
[彼らの間にどれほどやりとりがあったやら。 動き出そうとして、ラディの視線が動くと つられるようにしてそちらをみた。
先ほど振りのジョスランの姿。猫を抱いている。 何だか、よく動物と一緒にいる男だと思った。 ふと、彼の手伝い先を思い出す。]
(318) 2015/05/17(Sun) 01時頃
|
|
[>>293 真っ直ぐな言葉を寄越すベネットに こそばゆいものを感じつつ]
帰ってきたからこそ 意外な発見も出来たし…
これはこれでありだったのかもな
[と、素直さとは程遠い 礼にもならない返事をぽつり
クラリッサとの触れ合いを 微笑ましく眺めてから
いざ宿屋へ行こうとした所 新たな犠牲者の名前を聞かされる]
(319) 2015/05/17(Sun) 01時頃
|
|
なあ、ジョスラン。 レオは見てないかい? あまり姿を見ないものだから。
[と、少し不安になりながら問いかけた。 少年だった頃を思い出して、 ルパートの処刑を、 レオナルドはどう思ったのだろう、と ――そんなことを、思った。]
(320) 2015/05/17(Sun) 01時頃
|
|
[よく見てみると、ジョスランさんの腕には私の飼い猫が抱かれていました。>>315 側には黒い一匹、きっと動物に好かれる方なのでしょう。]
…………。
[こくり、と頷き。 埋葬を手伝ってくれるのなら、ぜひ、と。 飼い猫は、受け取るのはまた後でになるでしょうか。 そのままおとなしく、側に猫が居てくれていれば…ですが。]
(321) 2015/05/17(Sun) 01時頃
|
|
[――時は少し遡り。 ドナルドの応え>>319が聞こえると ベネットは微かな笑みを浮かべる。]
……ん。 帰ってきてくれたからこそ、 キミと友達になれた。
[素直な言葉とは言いがたい彼の言葉ではあるが 帰ってきたからこそ、と思ってもらえるのが嬉しく。
よもやクラリッサとの事を微笑ましいと思われ 眺める視線が向けられようことまでは気付かず。]
(322) 2015/05/17(Sun) 01時頃
|
|
― 墓場 ―
[>>290死肉の匂い纏い、佇む一人。 緩やかな静謐を湛えるこの場所で、 土塗れにまでなって、弔おうとする人影を、 硝子玉は、疑おうとも思わなかった。
弔おうとするすがたを。 土塗れの、すがたを。 平和を奪おうとするものには、 黒狗の血を引く『少女』の目には、 到底そうだと。映らなかったから。 ]
[ 医師のことばに、 縦に動きそうな揺らめきが、 >>292不意に横に振られかけ。 それが、ひとことに止まっただろうか。]
(323) 2015/05/17(Sun) 01時頃
|
|
[声を掛ける事を躊躇って、 彼女が去るのを見送った後、 宿の裏手へと向かう。 奇しくもそれは、グレッグと同じ方向で]
グレッグ。
[気づいているだろうか、彼へと声投げた。
己が夢が真実なら、きっとそこにあるのは。 ルパートが残したはずの、鶏が血抜きの木に掛かったままか、 若しくは、何かしらの痕跡があるだろうと。 そう、信じて。]
お願い、宿屋の小屋を見せて欲しいの。
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(324) 2015/05/17(Sun) 01時頃
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……見ていないな。 レオのことだ、家から出てもないかもしれない。
[>>320昨日の投票には出かけたと思うが、 その時ですら姿を見ていない。 グレッグから、言伝を預かっていることも思い出した。]
後で行ってみようか。
[少なくともこれを見てしまったら、 そのまま行こうとは思えない。]
(325) 2015/05/17(Sun) 01時頃
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[まさに、死をはこぶ、『死神』のような。 ローブをまとう存在の、 すこしうしろに、不吉を固めたよな黒は控え。
慄く、ちいさくみえるそのすがた。>>296 首元へ添わされるさまを、蒼は眺めるばかり。
無意識の哀は揺らめけど。 『欠けた存在』の片割れには、 たちならぶ、墓標の黒い影に、 まぶたを伏せるくらいしか、できなかった。]
[声無きこえで、
その意志が、硝子のよな蒼につたわれば。 駱駝色の奥、双眸のある位置をまっすぐ、 責め立てるつもりも 悪意もなく。
純粋ないろは、見据えて、 やさしく ほほえむ。 ]
(326) 2015/05/17(Sun) 01時頃
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うん、わかった。
[隠れたひとみが、まなこが。 こちらを向いていないとは、わからない。 けれど、すこし、血の気が失せたようにみえたのは。
きっと 『仲間』の死が伝わったからだと、 うすぼんやり、少女は半分のはずれを思う。 ]
( …… ボクが。 …ううん、 『わたしたち』が。
居なくなっても、こんなふうに、 ショックを受けてくれるひとはいるのかしら?)
(327) 2015/05/17(Sun) 01時頃
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[ そんな見当違いを、不謹慎を。 はずれた螺子でかんがえながら、 てつだおうと、一歩。 そういえば『昨日逃げた理由』を、 これまた悪気無く、問おうとして、
うしろから、漂う、 さっき声のしたすがた。
>>276けものの、(犬の、)におい。 それと、金がいつもつれ得ぬ、猫が 振り返るとともに、ブルーに映り込んだ。 ]
(328) 2015/05/17(Sun) 01時頃
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マーゴって、確かサイラスと仲のいい…あの子か? どこで? 自宅? サイラスんちの側なのか?
[何しろ、村の女性には敬遠されてる事が多く まともに話した相手など高が知れている
>>1:78 こちらが名乗りをした事すら つい先日の相手である
>>2:613 印象に残るのは、それと
>>0:233>>0:@18>>0:@19>>0:@20 ジョスラン伝手で聞いた メアリーがオーレリアに自分が渡したものと 全く同じ一点物の銀の薔薇を渡した相手
否が応でも疑惑が募り顔は僅かに強張る]
(329) 2015/05/17(Sun) 01時半頃
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[猫は側に下ろす、 ここは薄暗くてあまり好まないかもしれないが どこか行こうとすると獣が一声かける。]
なんでまた、普段着のまま。 スカートまで汚して……
[意外と世話のやける娘だと、改めて思う。 袖を捲って、支度をする。 素手で大丈夫なんだろうか?]
(330) 2015/05/17(Sun) 01時半頃
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[私を見詰めていた瞳は、昏い色をしていました。
一度は喉へと伸びた指先に、こべりつく土を 赤いラズベリーの布地にベタベタと擦り付けて綺麗にすると 私はその手を、そっとスティーブン先生へと伸ばしました。
手のひらを捕まえることが出来たでしょうか。 出来たのならば、そっと。 冷えきった冷たい指先で、彼にだけ言葉を落とすのです。]
(331) 2015/05/17(Sun) 01時半頃
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―→酒場―
[人がいない酒場にぽつりと腰かけて 落ち着かない所作で兄を待つ。
不安な気持ちを紛らわそうと足を ぷらぷらと交互に動かして ぼんやりと、明日のことを考えた。]
マーゴが殺されたってことは…。 明日も 続くんだよね…。
[お父さんは無駄死にだったのかという思い。 けれどそれを掻き消すような 先刻の記憶>>261 明日は 我が身。]
死にたく…ない。 助けて…。
[震えないように、縮こまって肩を抱いた**]
(332) 2015/05/17(Sun) 01時半頃
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[金色をみても。 やっぱり、煽ろうともからかおうともしない。 『昨日』の、おとなしさとは、また別のいろ。
色素のうすれた、透明色の存在は、 ふくろにつつまれた、彼/彼女の方へ。 ちかづき、腰をおろす。
そして。 自分だけにみえるよう。 『誰が』『どのふくろに』『どんな姿でいるのか』 きっちり、蒼に焼き付けるように、ぺらり。
もしも、咎められたなら。 『だって、どこに誰がいるのか分からなきゃ、 拝むことだってできないでしょう?』
と、きょとり、 瞬いて、 さも何がおかしいのか、と 見つめただろう。]
(333) 2015/05/17(Sun) 01時半頃
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[ジョスランの答えに、眉根に皺が寄る。]
そうだなあ。……少し心配というか。
[久しぶりに会った時 日光に溶けそうだと 冗談を言っていた彼は 今も本に埋もれているのだろうか。 「後で」という言葉には、勿論だ、と頷く。]
先ずは埋葬をしなくては。
[手伝って貰えるというなら話は早いもの。 話もそこそこに、村医者もまず三つの遺体を 埋葬する仕事にとりかかろうとする。>>325]
(334) 2015/05/17(Sun) 01時半頃
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―宿屋― [メアリーを見送った後、紙袋を手にして立ち上がる。 宿屋の主への容疑が晴れぬ中、 宿屋に近づこうとする人間の姿はない。
裏手に回ると勝手口に紙袋を置いた。
思考が定まらないのはやはり眠いせいだろう。 桶に汲んだ水を金の短髪にぶっかけてから、 犬がするように首を振るって水を弾いた。 落ちつこうとするように もう一度汲んだ桶の水面を見つめて深呼吸をする。
顔を上げたのは、 聞こえてきた足音が幾つか、 表ではなく裏手に近づいてきたから。]
(335) 2015/05/17(Sun) 01時半頃
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[>>324呼びかけるクラリッサの声に首を傾いだ。 クラリッサはドナルドを怖がっていた印象があるから、 共にいるドナルドは彼女とは珍しい組合せで、 けれども一緒に居るベネットを見ると納得がいく。]
……クラリッサ? なにか、話し合い?
[先程、疑わしきと名前を挙げたドナルドの姿を一瞥する。 少し目を伏せてから、 クラリッサへと戸惑うように苦笑を返して 表の方へと目配せをした。]
こっちは裏だからさ…入口、あっちなんだ。 酒場は開けてるからそっちから入ってくれれば…、
[道案内の声は、続くクラリッサの声に途切れる。 ―――…少しの、沈黙。]
(336) 2015/05/17(Sun) 01時半頃
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…………どうして?
[サイラスに告げた見解、 ドナルドがその場にいたからというのもあっただろう。
返す声はクラリッサからの頼みを拒むような、 疑念と警戒の滲む響きになった。*]
(337) 2015/05/17(Sun) 01時半頃
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[ドナルドの尋ね>>329に末の弟は頷き その場にゆき、見聞きした事を彼に伝える。
強張る彼の表情に案じるような眼差し向け。
そうして、クラリッサたちと共に宿屋に向かった。]
(338) 2015/05/17(Sun) 01時半頃
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[最中。 >>320傍らで、聞えた会話に。 『アル』が撫でられた、 医師とはまた違う、手の感覚をおもいだす。 今日も、あの窓の隙間は空いてるのかなあ。]
レオせんせいのところなら、 …ボクも、行ってみようかしら。
[ぽつり。]
[ボクの、 (あたしの)目で。 (たとえ、借り物の、にせものだとしても。) みたいものを、みておきたいから。 他のひとに聞こえたかはわからないけれど、 風にまた、 音を、融かし。
みっつの遺体を埋める作業にとりかかろうと。 黒の幽は、ゆらり、 けれども 実体をもって、たちあがった。* ]
(339) 2015/05/17(Sun) 01時半頃
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ベネット、昨日の投票なんだが 俺は…メアリーにした クラリッサにはもう教えてる
理由なんだが…親方がオーレリアに作った 銀の薔薇の首飾りを、マーゴに渡したって 現場を見たっていうジョスから聞いたからだ
[すうっと息を吸い込んで]
確かに俺は、オーレリアに渡した その場にルパートとラディもいたし間違いねえ それに、オーレリアもほいっとそれを 誰かにくれてやる程、親方の気持ちは汲める筈だ
[故にメアリーがそれを持っていた事へ 違和感しか感じられず]
(340) 2015/05/17(Sun) 01時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 01時半頃
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[普段見ることのあまりない、穏やかな笑みが此方を向きます。>>326 ぞくりとしてしまうほどに、綺麗なそれを やはり私はまっすぐと見つめられないままにいました。
手伝うと謂ってくれる声に、少しだけ安堵の息を吐きながら。>>327 例えばこの人が、私の票で選ばれていたら。 昨日、ルパートさんではなくこの人が選ばれていたとしたら。 泣く人も、怒る人もきっといて。 私はその人に、怨まれることになったでしょう。]
(341) 2015/05/17(Sun) 01時半頃
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[― 少し前の事。]
[伸ばされたのは冷たい掌だった。]
[それが己の手にふれようとするのを察し、 一旦は手を引っ込めようと、ふるりと手を震わせる。]
[掴まれ、渡された言葉を理解すると、
静かに頷いてみせた。>>331]
(342) 2015/05/17(Sun) 01時半頃
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[猫が妙に大人しい。 普段なら誂うか、そうでなくても何かしらあるのに >>333その静かさは別人のようで、感じる違和感。]
本に埋まって窒息してなければいいんだけど。 またはぎっくり腰で動けないとか。
[単に書物にのめり込んでいるだけだろうとは思うが、 誰かが行かないと生存が確認できないなんて 成人男性として駄目すぎるだろう。]
ま、そうだな。
ところでこれ、並べるのか?
[族長と、人間と、裏切りの疑いで処刑された男だ。 そして後で少女も加わるのだとして 人並びなのも何か違う気がする。]
(343) 2015/05/17(Sun) 01時半頃
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[ぽつ、と。 埋葬を手伝って貰いながら。 その土に落ちたのは、一滴。
汗だったのか。 涙だったのか。
私自身にだって、わかりませんでした。]
(344) 2015/05/17(Sun) 02時頃
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[話し合いと尋ねられれば、緩く首を振って]
ううん。 これからの話し合いの為に、必要なことなの。
[グレッグを見つめたなら、彼の視線がドナルドへ向かうのが見える。 その視線は少し刺のあるように思えて。
確か、幼い頃遊んだグレッグは。 ドナルドのことを兄のように慕っていたはずで。
そんな些細な違和感に、二人を見比べる。]
(345) 2015/05/17(Sun) 02時頃
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[道中そんな事をいったが確信ともいい難く
ただ、もしかしたらルパートは ひとり娘がした事を何らかで知り 妻の後を追っても仕方がないと 自分への疑いを向けさせたのもあり得そうで]
メアリーに薔薇の件を聞きたかったが ひとりじゃ怖くてな…
もし、違った場合 それが分かった時に手遅れとか後味悪い
[最後に姿を見たのは集会所 昨日は全く知らず様子も知り様なかったが
「出来る、やりたい、止めるものがいない」 それで踏み外すのはとても容易いのも知っていて]
(346) 2015/05/17(Sun) 02時頃
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[酒場を促す彼の声と、表情は。 いつも配送をお願いしている時よりもどこか元気がないように感じながら]
用事があるのは、酒場じゃなくて……
[グレッグの計らいに首を縦に振らずに居れば、 どうしてと。>>337、返ってきた言葉に 剣があるのを感じたなら。
少し躊躇いの色を浮かべて。 ベネットへと尋ねるように彼を仰ぎ見る。 そしてドナルドへもその視線を向けたなら、 意を決して]
信じて、もらえるのか分からないのだけど…… ルパートさんの無実を、確かめるためなの。
[話し出すのは、夢のこと*]
(347) 2015/05/17(Sun) 02時頃
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[道中、ドナルドの言葉>>340には驚いたように瞬く。 票を投じた相手を知り、 過ぎるのはやはりグレッグの姿。 クラリッサとドナルドの票の行方を知り 少し考えるふうな間の後]
オーレリアの為の銀の薔薇の首飾りをマーゴに? ジョスランが――…
[メアリーにしたという彼が理由に告げるのは メアリーがマーゴに渡したということなのだろう。]
ああ、もしかして――…、だから、
[グレッグもそれを知り相談しにきたのかもしれないと思った。]
(348) 2015/05/17(Sun) 02時頃
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そうだね。 オーレリアが贈り物を誰かに、とは考え難い。
[ドナルドの言葉に同意を示す。]
僕が票を投じたのは、レオナルドさんだ。 集会の後から姿を見てなかったから――…
[そんな理由で投じたのだと明かす。]
(349) 2015/05/17(Sun) 02時頃
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>>343 いや……あいつ、一応僕より若いからなあ ないとは思いたいんだが
[ぎっくり腰。本当にそんなだったら脱力する。 いや、むしろ死んではいないということで 喜んでいいのだろうか。 小さく浮かび上がる疑念は、今は消去した。
続いた言葉は遺体を並べ埋葬する事を 訝しがるようだった。]
死んでしまえば皆平等さ。 それに、改めて墓穴掘りなおすのも辛いだろう。
――ああ、一人分足りないな。 マーゴットの遺体は…
[墓地を見るが、誰かに運び出された気配はなく]
(350) 2015/05/17(Sun) 02時頃
|
|
―― 少し前のこと/ドナルドへと ――
[ドナルドの応えを待ちながら、彼の眼差しを追い掛ける。 彼が選んだ言葉は、とても簡潔なものだったけれど。
苦い笑みを向けられたなら、>>291 その言葉に深みがあることを知って。]
……そう。
[ただ、一言。否定も肯定もせずに相槌を打つ。 幼い頃に距離を置いてしまった自身には、 ただ、そう応えることしか出来ないけれど。
彼が旅立った後、 ラディと、彼女と共に居た少年が、 村を後にした方角をあくる日も眺めていた事は私も覚えている。
だから、ベネットが嬉しいと口にしたなら>>293、 その背を押すように、す、と顎を引いて肯定を見せた。**]
(351) 2015/05/17(Sun) 02時頃
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|
まだ自宅なら運ぶ必要がある か……? ちょっと行ってくる。
[は、と漏れた息は疲労の色濃く。 彼女を自宅に放置しておいても腐るだけだ。 墓場の面々に断りをいれて、 彼女を運ぶため、 殺された現場を見る為に 一時その場を離れただろう。
再度戻った時には、 首の皮一枚で胴と繋がった彼女をつれて。
――そうして、粛々と埋葬は執り行われる。 視界の端揺れた花々。 キャサリンの墓を一瞬、 眩しげに見て、目をそらした。*]
(352) 2015/05/17(Sun) 02時頃
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[そんな話をしてる間に宿に着く
>>311 道中、憔悴したサイラスを 労わるクラリッサは怯えるだけでもない様で 少し安堵し、サイラスへは視線を送る
何か彼から問われたなら 自分の知ってる事は伝えてはいただろう
>>314>>324>>345 クラリッサはメアリーへは近づかず グレッグとこちらを見ながら話を切り出すも >>377 グレッグがこちらへ向ける視線は ここ暫くよりも一層強く感じるのは 養父であるおじを亡くしたのと こちらがメアリーを疑っているからか
どちらともいい難く、皮肉にも天秤で釣り合う*]
(353) 2015/05/17(Sun) 02時頃
|
|
年齢関係ないって、聞いたけど。
[>>350誰だったか、俺と同じぐらいの年で発症した筈だ。 ということは俺も気をつけないとあの家は危険。]
平等、ねえ。いずれ自分も並ぶかと思うと……
マーゴットはまだ家じゃあないか。 そのままにもしておけないが。
[そんな軽口を叩きながらも遺体を埋める。 族長の時だけ、獣が悲しげな声をあげた。 一番懐いていたから、仕方ないだろう。]
(354) 2015/05/17(Sun) 02時頃
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[続く言葉>>346に「ああ」と声を漏らし]
ドナルドは確かめようと思ったんだね。
[宿屋に行く目的はドナルドとクラリッサの二人にあったと知る。 ひとりじゃ怖くて、と聞けば 「キミにも怖いものがあったんだ」と軽口を言い]
じゃあ確かめよう。 メアリーの話をきこう。 後味悪くならないために。
[そんな言葉を向けて]
(355) 2015/05/17(Sun) 02時頃
|
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 02時頃
|
[マーゴットの到着を待ってから、 また獣が悲壮な声を上げた。理解しているからだ。]
……マーゴ、またな。
[埋葬される少女にはそう声をかけて、 今度はサイラスでも誘って花輪を作ろうかと考えた。 男二人で花畑に行く姿を考えると、 マーゴットにずるいと言われてしまうかもしれないが。]
(356) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
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|
-???-
[人々の怯えきった瞳。 徐々に広がりつつある不穏な空気。
それから逃げるように足を向けた先は、さて何処だったか。**]
(357) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
|
|
じゃ、レオの所に行ってくる。 なにかは伝言あるか?
[それから、土を軽く払い落としてから、 肩に手をやっていつもの布がないことに気がつく。 自分が黒くないのは落ち着かないが、 そのままレオナルドの家へ向かうことにした。 猫がついてくるのならそのまま、 話しかけることはないが厭うことも、無い。**]
(358) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
|
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 02時半頃
|
―― 宿屋 ――
[グレッグの姿がみえれば>>335 軽く手を掲げて挨拶を向けるけれど それはクラリッサとの話を邪魔せぬ程度の仕草。
酒場と聞こえると 先日の酒場の賑わいが思い出される。 僅か目を伏せ、小さく零す吐息。]
――……。
[グレッグに案じるようなまなざしを向けて 今は、見守るような立ち位置で。**]
(359) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
|
|
― 幕間 ―
[ ――それはまるで眠り姫のように見えた。 ベッドの上で波打つ黒髪。 閉じられた瞼に、長い睫。
それだけに 生気を失い白い頬に、青くなった唇が―― もっといえば、噛み切られたのか何なのか、 皮一枚で繋がる首が。
その死体を一層、グロテスクなものにしていた。]
……マーゴット……。
[呼んでももう、答が返ることはない。] [「せんせい」と呼ばれることもないだろう。]
(360) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
|
|
[ 並べられた墓穴を、移ろうように ゆらり、 天の蒼が泳ぐ。
>>343並べるのか、なんて。 語り口がきこえる。
ふれた麻袋。 それが、被害者であれ。 容疑者であれ。 ]
( 区別されるような、ものなのかなあ )
[ 少女は、ぱちり。
やっぱり、『平和がころされるもの』がいても。 殺されるものがいたとして。 死んでわけられるような理由はないとおもったから。]
(361) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
|
|
…… ジョーさんは。
自分が死んだときに、 みんな一緒に並べられるのは嫌だったりする?
[>>354軽口をたたく黄金のいろに、 普段冗談でもつけないような敬称に いつもの呼び名を載せた。
それは、疑うでも、訝しむでもなく、 やっぱり、『少女』の純粋な疑問以上ではない。
塊を、ひとつ。またひとつ。 手を土に沈めながら、埋める手伝いをしながら、 蒼が、 じ、っと。見つめる。]
(362) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
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|
[温かな手が、私の手と手を繋いでくれました。>>342 交わされる『言葉』に。 私は小さく小さく頷いてから、手を離します。 冷たかった指先は、いつしか温かくなっていました。
ジョスランさんから届く声には、眉を下げていたのですが。 隠した前髪はその表情を伝えてくれることはなかったでしょう。
それからは黙々と。 ただ、埋葬を手伝って貰いました。 マーゴさんの亡骸も運ばれてきたのなら。 震えながら、それでも決して埋葬を手伝うことはやめず。
こんなに短い間に喪くした、四人もの『ひと』へ そっと、そっと、祈りを捧げました。*]
「どうか、やすらかに───……」
(363) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
|
|
[ルーおじさん、と。 アルが呼んでいた彼を埋めようとするときになると それは下がり、 また、影をむいたが。]
[ ぽつり。 ]
[ >>344傍の盛り上がった土くれに、 滴が落ちた。見上げる。 ]
[ その、落とし主をとらえれば。
無垢で、螺子のはずれたところから 純粋の無意識が、ひとつ。
小鳥が囀るよう、 男にしては高めの 女にしては低めの。 半端な声域を持つ、アルトが、 ひとつ (ようやく) 問う。 ]
(364) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
|
|
[相も変わらず、犯人が何人いるのかはわからない。
――視界に銀色が映りこんだ気がした。]
これは……?
[――噫、昨日彼女がつけていた銀の薔薇の。 メアリーに貰ったといっていた。 ……何故ここにあるのだろう。 誰かが死んだ彼女に握らせたのだろうか。]
( ……一緒に埋めるべきだろうか…… )
[悩んで、それでも運ぶときに零れてしまうからと 一旦はその薔薇をローブのポケットへと。
そして彼女を連れていく。*]
(365) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
|
|
そういえば、きのう。 …… なにか、あった?
――― (片割れたちが、) 何か、してたなら。 謝ろうと、 (謝せようと) おもって。 [ それは、埋葬のとちゅう。
死神の役目を果たす、医師が。 離れたところで、のことだったろうか。 息を吐くように、聞いて。
なんと、かえってきたか。 ]
(366) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
|
|
[ すべて、埋めおわると。
立ち並ぶ、よっつの墓標。 すっかり、墓場の気を吸い込んだ黒の外套を、 ( アルは、きっと、嫌がるだろうなあ。 )
動物のよに、すん。と。鼻を鳴らし、 かすかな、笑みを、土くれにむければ。]
[それは。 蝋燭が消えるよに、吹き消えて。 感情のない、空洞のよな風が。 墓標の合間を、くぐり、吹き抜ける。]
( …… ――― 、 )
(367) 2015/05/17(Sun) 03時頃
|
|
[は、と。 マーゴットさんの遺体が運ばれる間だったでしょうか。>>366 低いような、高いような、半端でいて、聞き心地のいい声が。 私へと尋ねてきました。 きっと投票の時のことでしょう。 だって私は、彼を(彼女を?)みて、逃げ出してしまったのですから。]
っ、……、…。
[ふる、ふる、と。 数度頭を振ったなら、私の唇は動いたでしょう。 側にいたその人しか、見えぬほどの小さな動きで。]
(368) 2015/05/17(Sun) 03時頃
|
|
[ 片割れとおなじように。 ぽっかり空いた喪失感はあっても、 こうして 姿が消えれば。
焼き付いた姿も、すべて。 虚像のように 悪夢のように、 実体を消して、 『ボク』のように、残らない。]
( …… とっても。 それが、おそろしくて、こわいね。 )
[死んだあと、死者が薄れるのが。 自分が、そうなるのが。] (片割れたちはいきのこっても。 ‟にせもの”も、‟ほんもの”とおなじように。 きっと、いや、すぐに、そうなるんだ。)
(369) 2015/05/17(Sun) 03時頃
|
|
……本に埋もれて死ぬなよって、伝えといてくれ
[一区切りついたころ、 向かうジョスランにそんな伝言を頼んだ。]
[そしてまた、薔薇の花を見て考える。 少し気になる事がある。 それが終わってから、そっと墓標に添えよう。
誰かがマーゴットのために 握らせたものならすまないと考えながらも、 銀の薔薇は埋められず、 村医者のローブのポケットに入ったまま。]
――祈りを。
[四人が安らかに眠れますようにと、
見上げた空は、どこまでも高く――。*]
(370) 2015/05/17(Sun) 03時頃
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|
(皆も。 (あたしも。) 記憶にのこらなくなれば、 それは、やっぱり、『さみしい』。)
[意図せぬ、哀愁を。 星に浮かべ、無言で 時が止まったように、またたきと呼吸だけ。 生きてる証拠とばかり、揺るがして。」
あ、 待って、
――― ボクも、行きたいから。
(371) 2015/05/17(Sun) 03時頃
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[埋葬が、追悼が終わったなら。 また、投票をしなければならない時が ヒタヒタと迫ってくるのでしょうか**]
(372) 2015/05/17(Sun) 03時頃
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[>>358彼が行くなら、
土に硬質をつよく踏み、 跳ねだすように、追いかける。
いつものように厭われることがなければ、 最初は気付かないけれど、 『奥』からみていたことの変化に すこうし 驚くよう、途中で目をまるめ。
声にはださないけれど、気紛れかも、 気のせいかもしれないけれど。
ようやく、ボクの (あとは、あたしは消えるだけの存在だけれど) 『個』を持てたようで。
ちょっとだけ、機嫌よさそうにしたかもね。]
(373) 2015/05/17(Sun) 03時頃
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