246 とある結社の手記:9
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
マリオは、物欲しそうな顔で見つめている!**
7korobi 2018/08/06(Mon) 09時半頃
マリオは、わーい、やったー!**
7korobi 2018/08/06(Mon) 10時頃
マリオは、ロイエをなでなでした。
7korobi 2018/08/07(Tue) 23時半頃
|
ラルフさんが立ち去り、スージー姉ぇが泣き崩れた。おれは、なにもできなかった。 ベッキ姉ぇは、髪を切って別人みたいに見えた。おれは、なにもいえなかった。 生き残った人たちは、コルクボードに書き付けをはったり、喋っていないのに相槌を打ったりしていた。おれは、なにもきこえなかった。
そのうち、扉が閉じて宿は暗くなった。 ああ、おれはなにもみえてなかったんだな。いまみたいに。
(76) 7korobi 2018/08/08(Wed) 03時半頃
|
|
ある田舎道のちいさな、ちいさな村。 ルパート峠の少し手前、川のそばに、お花に彩られたささやかな共同墓地と、二階建ての廃屋がありました。
村の人達は、黄昏時を過ぎたら峠には近寄らないようにと、口をそろえていいます。女性が夜に峠道を歩いていると、青白い火の玉が道を示すように浮いていたり、小さな子供の足音が聞こえるとか。
もしもそんな不思議をみかけても、ついていってはいけません。悪い妖精にさらわれて、帰れなくなってしまいます。
(77) 7korobi 2018/08/08(Wed) 03時半頃
|
マリオは、暖炉をかき混ぜた。
7korobi 2018/08/08(Wed) 03時半頃
|
もしもそんなのをみかけたら、どうしたらいいかって? 落ち着いて深呼吸して、なるべく低い声でね。峠の名前、三回唱えると、炎も足音もいなくなりますよ。
それとも、ベリーのジュースを道に置いていくと、峠道を案内してくれるんだとか。
(78) 7korobi 2018/08/08(Wed) 04時頃
|
|
あ、お湯沸いた。ホットミルクいります?お砂糖は? 僕ね、甘いの好きで、いつも4つ入れるんす。 多い?ですよねえ。うち、みんなそうなんすよ。
(79) 7korobi 2018/08/08(Wed) 04時頃
|
|
じつは、この村にはいわくがあって…。あ、これ僕が言ったって、地元の人にはナイショね。
むかしむかし、戦争の前の話です。 川辺の廃屋は旅人が立ち寄る宿屋で、町になる場所はまだ教会もない草原でした。峠のあたりは狼が出るので、旅人の行方不明がしばしば。村の領主様はべつの貴族で、当時の領主は悪魔に魂を売っていた…、誰ってほら、名前を言ってはいけないあの貴族。破門されたやつ。…そんな時代の話です。
町と教会ができて、今はずいぶんよくなったんだよ、なんてこのへんの人はいうんですけどね、まあ…、自分で確かめたくはねっす。
それでね、当時この村に、小さな男の子が住んでいました。 やんちゃ盛りの年頃で、もののはずみで罪を犯しました。けれど、懺悔もせずに、死んじまったのだそうです。
そういうことがあったのが、その宿屋でした。男の子は罪を濯ぐまで、天国に入れません。それで、ずっと今も、現世と幽世の間をさまよいつづけているのです。…って。
(80) 7korobi 2018/08/08(Wed) 04時頃
|
マリオは、お伽話はおしまい、と口を引き結んだ。
7korobi 2018/08/08(Wed) 04時頃
|
ああ、そっすね。僕くらいの歳ですよね、きっと。 …まあ、僕もベリーのジュースは好きっす。酸っぱくないから。
この宿、いいでしょう?ローザス商会の古いお屋敷を改装したんですって。 僕も、峠の先の町に用があるんすよ。うちのオヤジ、公証人資格とったって。もうずっと町で働くし、家借りたから来いよって。
それでね、お客さん不案内みたいだし、ちょっぴりのお金でご案内しますよ。 へへへ、まいど。はーい。あとは町に着いたら。
朝になったらはやめに出発して、峠は午前中に越えるのがおすすめっす。怪談だけでいってるんじゃなくて、峠の手前、お墓のあたり。川の中に硝子瓶が埋めてあって、朝日がさすと輝くんす。
綺麗ですよ、キラキラって。
(81) 7korobi 2018/08/08(Wed) 04時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る