212 冷たい校舎村(突)
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…そうか。それもそうだな。
[確かに、あんなとこに閉じ込められたら、怖いって思うのが普通>>49なのかもしれない。 それなら、変に平気そうなふりをしたりする必要もなかったかもしれないな、と今になって思う。]
ははっ……そうだな、橘なら調子に乗りそうだ。 あー…だが、俺、あっちで橘に「悩みはないか」って聞いたら、勉強やらCDの返却やらの悩みくらいって言われた上に「俺じゃない」ってはっきり言われたからな。 礼を言う代わりに、あの時の嘘を帳消しにしておこう。
[あの時のことも踏まえると、調子に乗られるのは、もしかしたら、ちょっと、うん、イラッとしてしまうかもしれない。 それに救われたもの事実だが怖かったのも事実だ。 あいつの目が覚めたら……まあ、殴りはしないが、肩車(※柔道の技名)してぐるぐる回したりするくらいは許されるだろうか。……まあ、橘なら逆に楽しみそうな気もするが。]
(131) はねねこ 2017/03/21(Tue) 04時頃
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だろう?能久ならお前を連れて帰るまで居座りそうだしな。
[よくわかってんな、と苦笑されれば>>50笑い返して。 もしこれで、それでも俺は残る、なんて言われたらどうしようかとも思ったが、思った通りで良かった。
それから能久が病院に飛び込んできたら、二人の邪魔をしないように少し離れた位置で見守っただろう。 先程大和が三星に抱き着きに行ったのを遠目に見た時もそうだが、ああいう、親友だとか、仲のいい幼馴染とか。そういう関係は、眩しいし羨ましいと思う。俺は、少し前までいた筈の親友とは、もう疎遠になってしまったから。]
(132) はねねこ 2017/03/21(Tue) 04時頃
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保田、入間、古辺……!
[少しして、保田、入間、古辺の3人がロビーへと駆けこんできた。しかし入間の髪は乱れているし、古辺はまるでここまで全力疾走してきましたと言わんばかりの様子だった。なかなか珍しい。
それはともかく、あの3人が帰ってきたことは喜ばしいが、それはつまり、橘はあの世界で独りで残っているか、もしくは、一緒に帰ってきたか、そのどちらかだということで。 俺は多分、「どうだった…?」とでも聞きたげな、窺うような、そんな顔をしていたと思う。 そしたら、保田が、「大丈夫」って笑ってくれて>>88、入間も「帰ってくるよ」>>121と言っていて――心の底から、安心した。 それなら、きっと大丈夫。流石にアイツも、そんな性質の悪すぎる嘘は吐かないだろう。]
(133) はねねこ 2017/03/21(Tue) 04時頃
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[緊張が抜けたのと安心から、はーっ、と長く息を吐いていると、駆け寄って見上げてくる影>>89。 ただいま、って言われたなら、それは勿論、小さく笑ってこう返すだろう。]
――ああ、おかえり、保田。 あいつを……橘を連れて帰ってきてくれて、ありがとう。
[例えば、もし、橘の自殺未遂の原因が、悩みが、前に想像した通り>>2:367だったとして。俺が、最後まであの世界に残っていたとして。果たしてあいつが望む言葉をかけることが出来たのか、というと、あまり自信はなかったから。 ……まあ、いざとなれば柔道の絞め技で落として無理やり連れて帰ることも出来たかもしれないが、多分、橘が帰りたいと思わなければあまり意味はないのだろう。 ともかく……橘が帰ってきたのは、きっと、3人が説得してくれた、ということだろうから。礼を言わずにはいられなかった**]
(134) はねねこ 2017/03/21(Tue) 04時頃
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……そうか。それなら、あいつにもやっぱり礼を言っておくか。
[橘なら調子に乗りそうだが。保田がそう言うならば>>135>>136。
手術室の明かりが消えたなら、保田と同じように自分もそちらに視線を向ける。 そしてとりあえず、心の中で言っておこうか。後で直接会った時にも言うけれど。
おかえり。帰ってきてくれてありがとう。]
(177) はねねこ 2017/03/22(Wed) 01時頃
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[それから、再び感じる、じっと見上げる視線>>137。 何だろう。何か言いたいことでも、あるんだろうか。 そう思いながら、言葉を待っていると>>138。]
……そうか。
[そうか。うん。そうだろうな。 最後まで残っていた保田なら、まあ、俺のマネキンを見ていても、なんらおかしくないだろう。 三文字の意味のない言葉だけ発して、保田が語る言葉>>140>>141を、ただじっと聞いていた。 それを聞き終えて、保田が口を噤んで、そしたら、きっと俺は……微笑ってた。]
(178) はねねこ 2017/03/22(Wed) 01時頃
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……保田、お前、優しくていい奴だな。
[なんて言ったら、もしかしたらからかってるように聞こえたかもしれないが、それが一番、素直な感想だった。 だって、黙っていたところで、俺にはお前らが俺のマネキンを見つけたことなんて分からないのに。 俺が「見つけるな」って言ったわけでもないんだから、別に悪いことでもなんでもないのに。 多分、言いづらかっただろうに。 それでも、俺の気持ちを考えて、こうして伝えにきてくれた。 俺は良い友人を持ったなあ、なんてしみじみ思いそうになるが、その前に。 こちらからも、伝えたいことを伝えよう。 ただの、自己満足になるかもしれないけれど。]
(179) はねねこ 2017/03/22(Wed) 01時頃
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……俺は、実は昔から、ああいう可愛いものとか……女の子らしいものが好きなんだ。
[その言葉は、思っていたよりはすんなり出てくれた。重大な隠し事なんかじゃなくて、ちょっとした秘密を話すように。 そう、例えば、文化祭のあの日、保田が人と食べ物をシェアするのが苦手だと話してくれた時のように>>0:218。]
色々言われるのが嫌で、ずっと隠してた。知られるのを怖がってた。 ……だが、あの校舎で、無理に隠して、怖がる必要はないんじゃないか、って思えた。
だから、マネキンを見たことを謝らなくていい。 俺は怒ってもいないし、ショックでもない。
[「……まあ、少し恥ずかしくはあるけどな」って付け足して、笑う。 今まで、誰にも話せず、ずっと一人で抱えてきた悩みごと。 その片鱗を話すだけで、少し心が軽くなるような気がした。 だから、やはりこれはただの自己満足なのかもしれない。 でも、もう少しだけ、聞いてくれ。]
(180) はねねこ 2017/03/22(Wed) 01時頃
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……多分、友達とか、家族とか。 俺達が想像しているよりも……暖かくて優しいものなんじゃないか、と、思うんだ。 ずっと隠していた自分を見せても、受け入れてくれるんじゃないか、と。
だって、ほら、保田も橘も、俺のマネキンを見ても笑わなかったんだろう? 笑わないでいてくれて、ありがとう。
[そう言ってまた、嬉しそうに微笑う。
もしも、保田にも知られたくない、隠している部分があったとして。それを知っても俺は笑ったりしないし、きっとあいつらも同じだろう、と。 そんな意味を込めてみたりもしたが、伝わっただろうか。 伝わらなくても、それはそれでいい。俺が言いたかっただけだから。
もしかしたら、また、礼を言われるようなことしてない、なんて言われるだろうか。 色々と嬉しかったのは本当だから、出来れば素直に受け取ってほしいのだけれども*]
(181) はねねこ 2017/03/22(Wed) 01時頃
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――病院ロビー――
[いいやつだなあ、なんて言ったら、案の定保田は戸惑っていて>>222、その様子にもなんだか笑ってしまう。まあ、唐突に「いいやつ」だなんて言われたらそうなるのも当然な気はするが。
そして、その後の俺の秘密を、そっか、と普通に受け入れてくれて>>223、その後の話も、保田は、うん、うん、と頷き、笑みを零しながら聞いてくれた>>224>>225。 それだけでも、けっこう、嬉しかったのだけど。 言っておきたかったから言っただけの言葉でも、それが保田の為になった>>226のなら、それは、とても嬉しいことであって。]
(266) はねねこ 2017/03/23(Thu) 03時頃
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……それは良かった。どういたしまして。
[そう言ってまた、笑った。 橘の病室に行くのを勧められたら、「いや、俺は今日はいい。また学校でな」と言って、外の方へと歩き出す。 帰ってきてくれたのだからこれからいくらでも橘に会う時間はあるし、あいつも今は早く寝て休みたいかもしれないし。
あとは……大和は後でコートを返すと言っていたが、俺としては帰り道も風邪引かないように、出来れば着たまま帰ってほしいから、 今のうちに逃げてしまおうか、なんて思って。ちょっと、ずるいかもしれないが。]
(267) はねねこ 2017/03/23(Thu) 03時頃
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――数日後:橘の病室――
[そして後日。あいつ食べられないかもなあとは思いつつカゴに入れた果物を持参し、橘のお見舞いに行った。訪れて早々におかえりだとか帰ってきてくれてありがとうなとかちゃんと言いはしたが、そこは割愛させていただこう。
ともかく、話が一区切りついたところで。 橘が、とても真面目そうな表情で俺に語りかけてきた>>213。 大事な話で、俺にしか頼めないこと、とは。一体何だろうか。果たして俺で力になれることなのか。 固唾を呑んで、橘の次の言葉を待つ。 そして、その、大事な話は――>>215]
(268) はねねこ 2017/03/23(Thu) 03時頃
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……そうか。
[俺は、神妙そうな顔でそう言うと、考え込むように数秒の間沈黙した。 そして、ゆっくりを口を開く。]
橘……ところで、お前、 “自業自得”って言葉、知ってるか?
[にっこり。そんな効果音がつきそうな感じで笑ってみせた。それはもう、いっそわざとらしい感じで。]
お前が自殺なんてことしなかったり、早めに返してれば良かったことだよな? 延滞料金がかさんだとしても、それは当然の報いなんじゃないか?
(269) はねねこ 2017/03/23(Thu) 03時頃
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[そんな風に言いつのれば、さて、橘はどうしたか。尚も頼み込んできただろうか。 何にせよ、少ししてから「冗談だよ」と笑って。]
CDは返しておいてやる。 だからお前はさっさと身体を治して学校に来い。
[流石に財布の中身がすっからかん、もしくはマイナスになるのは可哀想だからな。 それに色々ありはしたが、こうして元気でいてくれれば十分だから、と。 それは、まあ、口に出してはやらないが**]
(270) はねねこ 2017/03/23(Thu) 03時頃
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――後日:学校にて――
[大和から届いた、放課後の呼び出しメール>>280。 ああ、多分、先日のコートのことだろうか、と当たりはついたが、それはまるでいつだかの秘密の相談会の呼び出しのようで。なんだかとても懐かしく感じた。]
ああ、どういたしまして。 いや、大丈夫だ。風邪引いたりはしていないし、あの時先に帰ったのは俺だから、大和が謝らなくてもいい。
[大和が差し出した、おそらくコートが入っているであろう紙袋を受け取る。 あの時、コートを返されないようにとわざと先に帰ったのに、大和に謝られるのがなんだか申し訳なかった。]
(315) はねねこ 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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……、そうか。
[大和が、少し言い淀みながらも、話してくれたこと>>181。それに対して、つい、「それは良かったな」という言葉が出そうになったが、飲み込んだ。 俺は今まで何度も“もし母さんが生きていたら”と考えていたから、死んでたと思っていた母親が生きているなら、それは良いことなんじゃないか、と思ったけど。 実際に母親が生きていた大和にとって、本当にそれが、“良いこと”とは限らないから。
それにしても、どうしてまた謝るのだろう。 俺は別に、嫌なことをされた、なんて、全然思っていないのに。 でも、何故か…なんとなく。この謝罪は、そのまま受け取った方が良い気がした。]
(316) はねねこ 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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[“良いこと”とは限らないかもしれない、という予想は、当たっていたらしい>>282。 大和の母親が、どんな風に碌でもないのかは、分からないが…残念だな、と思う。 もし、優しい人だったら。俺が知ることのなかった母親の優しさを知って、今よりずっと、幸せになれたかもしれないのに。 でも、苦笑ではあっても、こうして笑って話せているのなら。彼女の中で、ちゃんとそのことについて整理はできているのだろうか。そうだったら、良い。
そして、その後に、彼女が聞いてくれたこと。 それは、こちらにとっても願ってもないことで。]
(317) はねねこ 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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ああ、勿論だ。いくらでも聞こう。 その……こう言うのは恥ずかしいが、最近あまり相談されないのを少し寂しく思ってたくらいだからな。 また前みたいな相談会を開けるなら、俺も嬉しい。 良ければまた、俺の相談なんかも聞いてくれ。
[快く受け入れて、笑ったら。彼女も嬉し気に笑って「ありがとう」と言ってくれた>>284。 その笑顔を見て…本当は、愚痴や相談したいことなんてない方がいいのに。 また相談会をするのが、楽しみになってしまった*]
(318) はねねこ 2017/03/23(Thu) 23時半頃
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――数日後:自宅の居間――
[あの校舎を出てから数日後の日曜日。 「話がある」と親父に伝え、今、テーブルを挟んで迎え合わせに座っている。 言うなら、早めがいいと思った。 時間が経つと、また言いづらくなりそうだから。 一度、深呼吸をしてから、親父を真っすぐに見て、口を開く。]
……今まで黙っていたが……俺は、実は、可愛いものとか、甘いものとか…、 そういう、女の子らしいものが、好きなんだ。 俺に男らしくあってほしいと思ってる親父は、認めたくないかもしれないが…… そういうものを好きであることを、止めるつもりはないから。そんな俺を、受け入れてほしい。
(354) はねねこ 2017/03/24(Fri) 00時頃
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[頭は下げない。そういうものを好きであることは、悪いことではないと思うから。 だから、ただじっと前を向いていた。 そうしたら……てっきり、厳しい表情になるだろうと思っていた親父が、何故か目を逸らして、なんというか……気不味そう、な顔をした。なんでそんな顔をするんだと内心疑問符を浮かべていると、親父が、衝撃的な一言を発する。]
「あー……うん、すまん。知ってた」
……は?
[その時の俺は、口をぽかんと開けて、さぞかし間抜け面だったと思う。 なんとか「いつから」「なんで」と口に出すと親父は言いづらそうではあるが答えてくれた。 なんでも、俺が中学1年か2年の時に、思春期なら“そういう”本とか隠し持ってたりするんだろうかという興味本位で俺の部屋の押し入れを開けて、ぬいぐるみ等を発見して知ったらしい。押し入れを開けた理由が理由だし、とりあえず見なかったことにしていた、と。 俺は何も言えなかった。呆れればよかったんだろうか。]
(355) はねねこ 2017/03/24(Fri) 00時頃
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「だから、今更知っても別に何とも思わない。いや、話してくれたことは嬉しいが。 というか……今まで、悪かった。お前がそういうことを隠さなきゃいけなかったのは俺のせいだろう。 ……俺の理想を、お前に押し付けてしまっていた。 お前には、母さんは事故で死んだと言っていたが…その、実は、母さんは強盗殺人で殺されたんだ。 その時、俺は母さんを守れなかったから。お前にはそうならないように、強くなってほしくて、つい、男らしく、だとか、強い男に、だとか言ってしまった。悪かった。」
……いや、知ってたが。
「……は?」
[頭を下げた親父にぽつりと返せば、今度は親父がぽかんと口を開けて俺を見た。 何だかんだで似たもの親子なのか…?と思いつつ、いや、違うか、と言い直す。]
(356) はねねこ 2017/03/24(Fri) 00時頃
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正確には、知ってたじゃなく、なんとなく予想してた、だな。 親父が、母さんの仏壇の前で『弱くてごめん』って泣いてたの何度か見てたから。 事故じゃなさそうだなと思ったし、俺に同じことをさせないようにそういう育て方をしてるんだろうとは思ってた。
[「おま…おまえ…見てたのか…」と親父が顔を覆って項垂れる。 その様子を見て、なんだか笑いがこみ上げてきた。 いや、親父の様子が面白いからとかではなく。 だってほら、親父も今は肩を震わせているし。]
なんだか、お互い、ずっと秘密にしてたことがバレてて馬鹿みたいだな……!
[親父も「そうだな…!」って言って、二人揃って肩を震わせて笑う。 別に、親父と特別仲が悪かったとかではないが。なんだかこういう風に二人で笑うのは、随分久しぶりのような気がした。]
(357) はねねこ 2017/03/24(Fri) 00時頃
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[――ああ、でも。 やっぱり、楽しい、だけでは終われない。 俺は笑顔のまま、「親父、」と声をかける。]
……勝手に俺の部屋の押し入れを見たこと。 秘密を知った上で、理想を押し付けたのを悪いと思いつつ、今まで何も言ってこなかったこと。 母さんの死因について嘘を吐いてたこと。
それら諸々を合わせて……一発、殴ってもいいか?
[握った拳を笑顔で見せつければ、親父は冷や汗をかきながら「せめて柔道の技にしてくれ」と言った。 ああ。まあ、それはそうだな。そっちの方がいいか。 そして、数十秒後。元賀家に、悲鳴が響き渡った――**]
(361) はねねこ 2017/03/24(Fri) 00時頃
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