172 ― 恋文 ―
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[便箋に、絞り出すような筆圧で書かれていた文字が 廊下の足音に気づいて、止まる]
―――――――――――あら、ちかちゃん? あいてますよ、どうぞ。
(31) つちや 2015/10/26(Mon) 03時半頃
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―???―
[日の差し込む午後、 女の子がベッドの上でぬいぐるみをなでている。 白く柔らかい毛に包まれた長い耳を、小さな手がもにもにといじっている。]
ねぇおかあさん。どうしてうさぎのめはあかいの?
[おかあさん、と呼ばれた人物が椅子から……何やら奇妙なデザインの椅子だ……立ち上がると、ベッドの上の彼女の髪を優しく撫でる。
どうしてかしらねぇ。 あ、ほらうさぎって寂しいと死んじゃうっていうじゃない。 寂しいよー寂しいよーって泣きすぎたのかも。]
(135) つちや 2015/10/27(Tue) 04時頃
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えー! なにそれかわいそう!
[ぬいぐるみを胸に抱き寄せ、口をとがらせ抗議の声。 その様子を見て、おかあさんはくすくす笑いながらさらに続ける
でも、生きてるうさぎはみんな目が赤いでしょう。ね? 寂しかったけど、今はちゃんと一緒にいてくれる人がいるの。 だから、もう寂しくないんだよ。 だってずっと寂しかったら うさぎはいなくなっちゃうでしょう?]
……ほんとぉ?
[ベッドの上から疑わしげな視線が飛ぶ。それをにこり、と躱す女性。]
そうだ! おかあさんのほんよんでよ! うさぎとともだちのほん!
[会話の流れで思い出したのか、女の子がおかあさんにせがむ。 もう何回目かしら、と言いながら母親が本棚から一冊の本を抜き出す。]
(136) つちや 2015/10/27(Tue) 04時頃
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『わたしのすきなきっさてん』 ∧ たさ
(137) つちや 2015/10/27(Tue) 04時頃
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きょうおとうさんは? [お仕事だけど、夕飯には帰ってきますよ。]
ごはんなに? [いこの好きなオムライス。]
やった! ケチャップでいこの名前書いて! [自分で描けるでしょう、もう] かんじはまだかけないもん! [はいはい、わかりました。ほら、絵本読むからこっちいらっしゃい。]
はーい! ……なんでえほんのだいめい、ここだけえんぴつなの? [ふふふ、内緒。]
わたし"たさ"? [そう、わたしたさ。]
(138) つちや 2015/10/27(Tue) 04時頃
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―――「あるところに、一匹のうさぎがいました。」
[厳しい冬を超えたうさぎは、温かな陽だまりで本を読む。
窓の外でヤマコウバシが揺れた**]
(139) つちや 2015/10/27(Tue) 04時半頃
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