15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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[泣かないで、とラルフは慰めてくれる。]
[泣いていいよ、とベネットは話しかけてくれる。]
[フィルを見つめる青色は、 右目からは涙を…………。 左目からは澄んだ泉の色を………。
それぞれに湛えて……。]
(32) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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――……私は、彼らの を視るの。 それが、今の私の……できること。
フィルは、そんな私を………。
[その時、銃声が響いて……。 銀髪がはじかれるように揺らめいた……。
同時に、眸が大きく揺らめく。
それは、ともにしてた分、大きく通じた……異形の叫び]
(35) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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>>36
フィル……。あなたはやさしい。
[そして、銃声の方向へ足を向ける。 シィラの身に何かが起きたことを直感したから。**]
(38) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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― シィラが撃たれた場所 ―
[そして、シィラが泣いている場所に向かう。
辿りついた先、 その大きな紅い眼を撃たれて、そこからやはり真紅の血を噴き上げるシィラをヨナは見て……]
ひぅ――……シィラ……
[真っ青に青ざめた。 だけど、母の影をそこに視ていた少女は、それでもよろりと、その怪物の元に向かう……。]
シィラ………
[それはラルフの身体を壊したもの、もちろんわかっている。 だけど、シィラもヨナにとっては大事な、生きていてほしいもの。]
(39) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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ああああ こ ろ さ な い で
[そして、シィラ駆け寄り、縋りついた。
真っ赤な体液がヨナを浸していく。]
(40) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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あ………
[そして、ヨナもその中で沈んでいく。 そう、異形の体液はときに、ひとを蝕んでいく……。
種類によれば、大丈夫なものもいるかもしれないが……。
ヨナの知らない場所で、また別の異形を喰らい、生きていたシィラの身体は、その体液は………。]
(41) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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ギィィイイイイ!!!!
[そして、シィラが一際大きな、城中に響きわたる発狂音を出した時、
きっと、まだ生きているものの耳はしばし、使い物にならなくなるだろう。
それから、彼らにとっては音のない世界で……。]
(42) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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[シィラはヨナの身体に触手を巻きつけると、 そのまま反転し、入ってきた城の窓から、飛び立つ。
その眼からは赤い体液を噴出させながら……。 灰色の暗い暗い空へと、
ああ、そう、いつのまにか夜の時間が訪れていて……。]
――………ッ
[少女はシィラに抱かれ、空へと飛んだ。]
(43) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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[その姿を追いかけるものがあれば、見えるだろう。 傷ついたシィラが見張り塔の方面に向かうのを。
その赤い点滅が、見張り塔のてっぺんで、ふ、と消えるのを…。**]
(44) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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― シィラが飛び立つ瞬間 ―
[シィラに絡めとられてぐるりと視界は回る。 そして、ヨナ自身も耳は聴こえなくなり……
>>48>>49ただ、銃口を下ろすチャールズが何かを云っているようだったが、聴くことはできなかった。
それでも目を見開いたのは、その表情が穏やかであったこと……。]
――……いのちを、壊すのに、 穏やかにいれるひと…………。
異形も、ただ、生きているだけ……なのに。
[それは、いつしか、ホリーと呼ばれる少女が影で紡いだ言の葉のよう……。]
(52) 2010/07/23(Fri) 16時頃
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― 見張り塔 ―
[見張り塔のてっぺんの窓からシィラは中に滑り込む。 そこは、ついこないだも来たフィルの棲家で、おそらくは力がなく長く飛べないシィラがからがら飛び込んだことは間違いなかった。]
あ…シィラ?
[そしてヨナ自身もダメージが隠せない。 手荒な飛行と、何よりシィラの体液のせいだろうか。 身体が痺れて……そのまま、シィラの触手を離すこともできず、倒れ伏している。**]
(62) 2010/07/23(Fri) 16時半頃
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― 見張り塔 ―
[思った以上に動けない。 動けなくて、自分の息の音が大きく聴こえる。
髪に何かがいる。ああ、さっきの鼠だと思う。
視界に誰かがいる。]
――…ラルフ……いる?
[そして、ラルフにシィラの様子を訊こうとして、躊躇った。]
(63) 2010/07/23(Fri) 19時頃
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[ラルフの声がして、すると、それから顔が見えて、ほっとした息遣い。]
――…ラルフ…ごめんなさい。 シィラは、どうしてる?
[身体に力が入らないまま、シィラのことをそれでも訊いた。きっとラルフなら、赦してくれると思って…。]
(66) 2010/07/23(Fri) 19時頃
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――…そう、生きているのね。
[ほうっと息をつく。]
もう、ひとが生 きら れな くても、 シィラや ほか の異形が生 きていら れるなら、
この 世 界はまだある 意味が あるよね。
[そして、起き上がろうと身体を震わせた。]
――…ああ、水が…… 水が、近くにない、ね。
[ずっと城で水の傍にいた少女は、水がないことに大きなため息をつく…。
全身浴びたシィラの紅は、 少女の色をすっかり変えて……。]
(67) 2010/07/23(Fri) 19時半頃
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[そう、白い少女は、今、赤黒く穢れて……。
そして、また、その場に伏した。]
(68) 2010/07/23(Fri) 19時半頃
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― 見張り塔 ―
[身体は穢れた少女。 だけど、ラルフの亡霊が云うとおり、その眸の青色だけはそのまま……。]
――……そう、水は……。
[ラルフの言葉に笑もうとするけれど、唇がかさりと…。シィラの血がこびりついて…。]
(76) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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[黄昏色に染まった少女に、 亡霊は賛美を送ってくれる。
その生きた世界は美しかったと、いや、愛しいと……。]
――……
[シィラの血が肌表面から、ヨナの中に浸透してくる。 それは、ゆっくりゆっくり、身体を別の何かに変えていくようで……。 手を指先を、それでも動かした。]
――……動かないと、ベネットの心臓……止まってしまう………。
[手は指は時計を止めないために…そして、青色をラルフに向けて……。]
――…傍に いて……。
[そう、シィラの血が重いから。]
(77) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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ヨーランダは、ラルフをぼんやりと見つめてから、目を伏せる。
2010/07/23(Fri) 20時半頃
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― 見張り塔 ―
[動けなくなっていくまま、青色の眸は、きょろりと外の暗闇を見た。]
――…あ
[一粒、きらめきを見る。 それは、昨夜も訪れた、焼蛍虫の光にとてもよく似ていて…。]
(111) 2010/07/24(Sat) 00時頃
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[黄昏色に染まる少女は、 その死を呼ぶ光から、視線をしばらく外せずに…。]
(112) 2010/07/24(Sat) 00時頃
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>>113
[そして、見張り塔をアジトとする人物の気配に、本当に微かに、安堵の笑みを零す。
ただ、全身を犯す穢れは、その動きを制限するほどのものとなって…。]
(114) 2010/07/24(Sat) 00時頃
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――…フィ ル
シィラは どう?
[シィラも既に虫の息である予想はついたのだけど…。]
(115) 2010/07/24(Sat) 00時頃
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ヨーランダは、自分の身体の奥から湧き上がってくる嫌悪感に眉を寄せた。
2010/07/24(Sat) 00時頃
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[シィラは、呻くことできず、 ただ、もう、眼の紅は、輝きを失って、
灰色のくもり硝子のよう……。]
(118) 2010/07/24(Sat) 00時頃
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ヨーランダは、フィリップに身を任せるけれど……。
2010/07/24(Sat) 00時半頃
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ギ……
ギ………
[シィラは、フィルがヨナに手を出すと、そう呻いた。]
(119) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
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[シィラは力なく、ヨナの身体を手放す…。 ヨナの身体から、シィラの触手がとれていく…。]
ギ……
[それから、ほどなく、 ギオロンの音が遠く、幻聴のように届いた時]
…ギ
[シィラが動きを止めたか。]
(121) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
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――…ラルフ?
フィル?
ああ、手を うごかさなく ちゃ
[身体が自由になって、 笑んで、時計を動かそうと…。]
(123) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
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あ >>124
[フィルが解放してくれて、視界が開ける。 フィルに笑いかけると同時に…。青色にシィラが映った。]
ねぇ、
シィラ……
大丈夫?
[でも、動かなくて、 代わりに、身体の中が蠢いた。]
ぐ……あ………あああ
[そして、黄昏色の少女は、同じく黄昏の吐瀉物を口から吐き出す。 それは、滝のように流れ出て、身体の水分を一気に奪う。]
(125) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
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ヨーランダは、細い身体をびくりびくりと痙攣させる。
2010/07/24(Sat) 01時頃
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[そして、吐いたものが最後は血の色のものになった。 落ち着いた時、その顔は真っ青で……。]
――……ぅ
[青色の眸をまた見開いた時、滴がぽたぽたと落ちる。]
――……水が………。
(128) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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――……ああ、もう 私の中の、泉が………
涸れていく…。
[掠れた、弱弱しすぎる声。 身体はもう崩れるためだけのもののように…。]
(130) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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私は、生きて…… 生きて……いかない と……。
[時計は動いているだろうかと、 心配で、泣きたくて……。]
とけ い ねぇ、 みて、 ラルフ
フィル……
[そして、必死に目をまた開けた時、 夜の闇の向こうに、焼蛍虫の群れが見えた。]
あ………。
(131) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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――……綺麗。
(132) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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ヨーランダは、手を伸ばす……手を。
2010/07/24(Sat) 01時頃
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